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検索結果 34,500 件

  • 乾湿繰返しの規則性がモルタルの水分移動特性に与える影響

    金氏 裕也, 原田 遼河, 黒田 保 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 129-136, 2024-03-29

    ...<p>乾湿繰返しを受ける鉄筋コンクリート構造物内部の鋼材は、水分と酸素の供給により腐食が発生・進展する環境下にあると考えられる。鋼材腐食の発生・進展を予測するためには、乾湿繰返し環境下におけるコンクリート部の水分移動特性を把握する必要がある。...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 衝撃弾性波法によるコンクリート床版の内部劣化検出に関する研究

    末光 功治, 岩野 聡史, 相澤 雅俊, 森濱 和正, 澤本 武博, 睦好 宏史 (13) 31-38, 2024-03-06

    ...本研究では,高速道路橋の鉄筋コンクリート床版と同じ配筋,床版厚の試験体上面に,水平ひび割れ及び土砂 化を模擬した内部欠陥を作製し,床版試験体の下面側から衝撃弾性波法により測定し検証した.その結果,床 版試験体の内部欠陥の中心付近の異常値の検出率は高いが,内部欠陥の端部付近では検出率は低くなった.ま た,水平ひび割れでは異常値が部材厚さよりも小さく測定されたが,土砂化では部材厚さより小さくなる異常値と...

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  • 鉄筋コンクリートマンホールの露筋部近傍の腐食評価

    竹内 陽祐, 牧野 良, 玉松 潤一郎 Zairyo‐to‐Kankyo 73 (2), 32-36, 2024-02-10

    ...<p>鉄筋コンクリート構造物はコンクリートのひび割れや鉄筋露出が確認された段階で補修等の対策がなされることが一般的である.しかし,インフラ設備の保守人員の不足を見据えれば,鉄筋露出後についても監視を継続し最適な時期を予測したうえで補修することが必要となる.本研究では鉄筋コンクリートマンホールを対象に鉄筋露出後の腐食進展を評価するため,鉄筋露出模擬供試体を用いた加速試験,及び,実構造物調査を実施した....

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • 鉄筋結束マシンに取り付けたカメラ動画から生成した点群による配筋検査への実用性検証

    米山 睦美, 髙見澤 拓哉, 眞部 達也, 田尻 大介 AI・データサイエンス論文集 5 (1), 239-244, 2024

    ...<p>鉄筋コンクリート構造物の配筋検査の効率化を目的に,スラブ状の鉄筋を自動で走行する鉄筋結束マシンに取り付けたカメラで撮影した動画からSfM,MVSにより生成した点群から得られた鉄筋モデルを用いて,配筋ピッチ等の確認への有効性を検証した.スラブ上を規則的に移動しながら多視点での動画を撮影可能なため,上段の鉄筋の背面となる下段の鉄筋や鉛直方向に配置されたスターラップの鉄筋の点群も効率的に取得することができた...

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  • X線を用いた鉄筋における応力度測定法の開発

    岡 滋晃, 篠口 冴子, 中島 陽, 浦田 智仁, 吉本 正浩, 阿南 健一, 斉藤 仁, 野末 秀和, 佐々木 敏彦 土木学会論文集 80 (3), n/a-, 2024

    ...<p> 土木構造物の1つである地中送電用のトンネルは,多くが建設後30年以上経年した設備であり,大半が鉄筋コンクリートを主体とする構造である.経年した土木構造物の維持管理にかかるコストを合理化する方法の一つは,鉄筋に発生している応力を正確に測定することで残存耐力を評価し,適切な補修や補強の計画を行うことである.そこで,鉄筋を切断せずに応力度を測定できるX線応力測定法について,鉄筋に適用する方法を開発...

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  • 床版を下面からFRP部材で補強

    日経コンストラクション = Nikkei construction (802) 27-, 2024-01

    ...床版補強 IHIインフラ建設(東京・江東)と栗本鉄工所は共同で、繊維強化プラスチック(FRP)の成形部材で鉄筋コンクリート床版を下面から補強する工法「FSグリッド」を開発した。軽量で加工性が良い素材特性を生かし、施工を効率化できる。損傷が著しい床版の…...

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  • 軟練りコンクリートの間隙通過性評価試験方法に関する研究

    笹田 勝寛, 斉藤 丈士, 山口 創平 環境情報科学論文集 ceis37 (0), 148-153, 2023-12-08

    ...<p><tt>近年,耐震性能の向上などを目的として過密配筋化した鉄筋コンクリート部材が普及しており,コンクリートの間隙通過性の重要性が認識されるようになったが,一般的なコンクリート工事において最も多用されている軟練りコンクリートの間隙通過性を評価する試験方法は普及していない。...

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  • 阪神高速が床版の大規模修繕に包括契約

    日経コンストラクション = Nikkei construction (797) 31-, 2023-08

    ...プロジェクト 阪神高速道路会社は15号堺線の鉄筋コンクリート(RC)床版の大規模修繕工事で、先行する一部工区の契約と共に、残り複数工区を後発契約として事前に協定を結ぶ「包括契約」を導入する(資料1)。先行工区の施工実績に基づき、適切な価格や条件で…...

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  • 干満部に位置するコンクリート中鉄筋の腐食特性

    原 将之, 橋本 永手, 山路 徹, 小林 浩之, 曽根 幸宏, 濵田 秀則 Zairyo‐to‐Kankyo 72 (4), 115-120, 2023-04-10

    ...<p>港湾構造物で鉄筋コンクリート部材が大気部から干満部にかけて連続する桟橋を模擬した試験体を製作し,海水暴露試験を行った.各環境区分に設置した鉄筋の電位および電流密度を観測し,潮位変動がコンクリート中鉄筋に及ぼす腐食の影響を調査した.その結果,潮位変動と同期して鉄筋電位と電流密度の変化が確認された.また,潮位に応じて異なるマクロセルの形成が認められ,暴露期間の⻑期化に伴いマクロセルの特性が変化した...

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  • CLT壁をRC架構に内蔵する合成耐震壁の静的繰り返し載荷実験

    杉本 佳奈, 真田 靖士, 尹 ロク現, パラダン スージャン, ベラスケス メサ アレハンドロ, 村田 晃康, 五十田 博, 迫田 丈志, 太田 勤, 菊池 紀惠, 高畑 真二 日本建築学会構造系論文集 88 (806), 633-644, 2023-04-01

    <p>In this study, static loading tests were performed to investigate the structural performance of RC frames with CLT walls. The experimental investigation revealed that the presence of CLT infill …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 乾湿繰返しを受けるモルタルの水分移動特性

    金氏 裕也, 後藤 智和, 黒田 保 Cement Science and Concrete Technology 76 (1), 130-137, 2023-03-31

    ...<p>実環境において、降雨等により鉄筋コンクリート構造物は乾湿繰返しを受ける。鉄筋コンクリート構造物内の鋼材の腐食は、鋼材への水分と酸素の供給が必要となるため、コンクリートの吸水・乾燥過程を把握することは重要である。本研究では、モルタルの吸水実験および乾燥実験を行い、モルタルの飽和度分布を測定し、吸水過程および乾燥過程における水分移動特性に関して検討した。...

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  • 導電性の異なるセメントペースト複合体における繰返し載荷に対する発電応答

    福山 智子, 金 侖美, 生野 孝 Cement Science and Concrete Technology 76 (1), 220-228, 2023-03-31

    ...本報では、セメント系材料そのものを鉄筋コンクリート構造物の変形に関する圧電センサとして適用することを目的に、炭素繊維がセメントペースト(CP)の圧電性能に及ぼす影響や、導電性が異なるCPを複合した際の圧電挙動について検討を行った。CPに炭素繊維を混和することで圧電性能は向上し、複合体でもひずみとの相関がみられるがその関係は線形ではなく、炭素繊維や材料界面に起因すると考えられる緩和現象がみられた。...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • X帯におけるドップラー効果を用いた鉄筋コンクリート構造物内の錆検知

    横田 恵一, 須賀 良介, 橋本 修 J106-C (3), 99-104, 2023-03-01

    ...鉄筋コンクリート構造物の老朽化に伴い,その劣化状況の非破壊検査に対する需要が高まっている.本論文では,コンクリート表面における反射波の影響を低減可能なドップラー効果を用いた錆検知を提案する.その結果,X帯を用いて測定した鉄製の平板及び円柱からの反射レベルは,それぞれ9.75dB,3.70dB低下することを確認し,提案手法の有効性を示した....

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  • 1.5兆円の高速道路更新の陰に新技術

    佐藤 斗夢 日経コンストラクション = Nikkei construction (792) 7-9, 2023-03

    ...同橋は全長455mの鉄筋コンクリート床版を採用した鋼橋。供用を始めた1987年は、床版の厚さを25cm以上とした93年の技術基準が整備される前だ。...

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  • 鉄筋コンクリートはりの非線形有限要素解析に対する代替モンテカルロ法

    羽生 隼輝, 芦田 拓海, 車谷 麻緒 土木学会論文集 79 (15), n/a-, 2023

    ...<p>本論文では,コンクリート構造物の非線形有限要素解析に対する V&V のうち,とくに Validation に関する基礎的研究として,非線形有限要素解析における材料パラメータの不確かさを定量化するためのモンテカルロシミュレーションを短時間で精度よく代替する方法を提案する.本論文の検討対象を曲げ破壊型鉄筋コンクリートはりとし,はじめに損傷モデルを用いた非線形有限要素解析の概要を示し,数値シミュレーション...

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  • ドローンを用いて取得した腐食ひび割れ情報と機械学習モデルを用いた劣化RCはりの確率論的耐荷力評価

    安達 雄裕, 山田 大樹, 中村 智, 徐 哲俊, 内藤 英樹, 秋山 充良 AI・データサイエンス論文集 4 (3), 10-19, 2023

    ...<p>近接目視に代わり,ドローンを用いた撮影に基づく点検が可能になった.一方,現状はひび割れの確認に留まっており,その画像を用いた対象部材の健全性,特に耐荷力の評価には至っていない.塩害環境下の鉄筋コンクリート(RC)構造物は,鉄筋腐食に伴い部材表面に腐食ひび割れが生じるため,これをドローンにより撮影し,RC部材内部で生じている鉄筋腐食量を推定できれば,劣化RC部材の耐荷力評価が可能となる.本研究では...

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  • コンクリート製造時に二酸化炭素を固定させる技術

    松元 淳一, 橋本 理, 坂本 淳, 丸屋 剛 コンクリート工学 61 (2), 138-144, 2023

    ...また,コンクリートの製造を2つのステップに分ける分割練りを行うことで,CO<sub>2</sub>を固定しても圧縮強度の低下や強アルカリ性の喪失はなく,鉄筋コンクリート構造物にも適用可能な技術であることを確認した。</p>...

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  • 日本建築学会「建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事」の大改定の概要

    野口 貴文, 陣内 浩, 兼松 学 コンクリート工学 61 (4), 297-303, 2023

    ...<p>2009年から2022年の13年間における社会情勢の変化,鉄筋コンクリート工事に関わる使用材料・施工技術・品質管理方法の進歩,法令・規格の改正などに対応すべく,資源循環・低炭素の促進,DXによる施工・品質管理の合理化・効率化,コンクリートの高性能化・高品質化,およびJASS 5の位置づけの明確化を改定の旨として,2022年11月に日本建築学会JASS 5の大改定がなされた。...

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  • インフラ整備に資する超緻密高強度材料を用いた床版上面補修対策と2年経過後の効果確認

    平野 勝彦, 西澤 大和, 三田村 浩, 松本 高志 インフラメンテナンス実践研究論文集 2 (1), 204-208, 2023

    ...<p> インフラ整備が重要となる重交通路線である,横浜新道の鉄道交差部に位置する法泉高架橋は,1971年の供用から48年が経過し,経年劣化と交通荷重により鉄筋コンクリート床版の劣化損傷が進行し,耐荷力を確保するために速やかに補修を講じる必要が生じた.一般的な床版の補修は,変状部に対して部分もしくは全層打換を行うが,迅速かつ抜本的な対策を講じるまでの延命化対策として,床版上面の床版コンクリートの一部を...

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  • 支持条件の異なるCLT床版の層構成に着目した構造の解析的検討例

    下妻 達也, 渡辺 浩, 大隣 昭作 土木学会論文集 79 (28), n/a-, 2023

    ...<p> 近年,道路橋床版にCLTを適用する事例が見られるが,多くの道路橋では鉄筋コンクリート製の床版が用いられる.現行の道路橋示方書のRC床版厚は旧基準よりも大きい傾向にあり,既設の床版取り替えにCLTを用いれば重量増加の防止が期待できる.一方,鋼桁橋にCLT床版を設置する場合は床版支持条件が設置箇所によって異なり,支持条件の違いによる最適な層構成の検証は十分行えていない.本研究では支持条件の異なる...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 損傷モデルによる鉄筋とコンクリート間の付着挙動のシミュレーション

    相馬 悠人, 車谷 麻緒 土木学会論文集 79 (5), n/a-, 2023

    ...<p> 本論文では,既往の研究で著者らが構築した鉄筋コンクリートの破壊シミュレーション手法の妥当性および適用性を検証するため,鉄筋とコンクリート間の付着挙動を対象とし,実験結果と解析結果を比較した.付着性能の異なる丸鋼と異形鉄筋の引抜き試験を実施し,実験結果と解析結果を比較した結果,構成モデルや材料パラメータを変えることなく,鉄筋の幾何形状のモデル化を変えるだけで,それぞれの付着挙動を精度よく再現できることを...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • NNを用いた打音によるRC梁部材の載荷履歴判定結果に及ぼす誤ラベルデータの混入の影響とその除去方法

    福井 智大, 森藤 優一, 黒田 一郎 AI・データサイエンス論文集 4 (3), 90-99, 2023

    ...<p>本研究は,ニューラルネットワーク(NN)モデルを用いた打音による鉄筋コンクリート(RC)梁部材の載荷履歴の有無の判定において,陰性教師データ中への正常ラベルと整合しない誤ったデータ(誤ラベルデータ)の混入が判定結果に及ぼす影響と,局所外れ値因子法(LOF)を用いた誤ラベルデータの除去方法について検討を行ったものである.その結果,陰性教師データ中に誤ラベルデータが混入した場合,誤ラベルデータ混入無...

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  • CNNを用いた電磁波による内部欠陥状況の推定に関する研究

    山本 陽向, 溝渕 利明, 尾関 智子 AI・データサイエンス論文集 4 (3), 969-975, 2023

    ...<p>現在,鉄筋コンクリート構造物の老朽化や,技術者の不足・高齢化が問題となっていることから,熟練技術者でなくとも定量的に鉄筋コンクリート構造物を点検できる手法が求められている.本研究では比較的簡便に鉄筋探査や内部空洞探査が可能な電磁波レーダに着目し,電磁波と機械学習を用いて,コンクリート内部の劣化初期に発生する微細なひび割れの有無について検討したものである.検討の結果,電磁波レーダで計測したデータ...

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  • 配筋段階確認における画像計測技術の適用に関する検討

    櫻井 真, 近藤 隆行, 市村 靖光, 内田 悠介 i-Constructionの推進に関するシンポジウム講演概要集 2023 (0), 13-16, 2023

    ...土木工事のコンクリート工の生産性向上を目的として,鉄筋コンクリート構造物の施工に伴い実施する段階確認を画像計測で代替する技術が複数の民間企業により開発されつつある.本稿は,これらの技術の現場実装に向け,直轄工事において試行し,適用に向けた検討を行った結果を報告する....

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  • あと施工せん断補強鉄筋を配置した鉄筋コンクリート柱部材の補強効果に関する実験的研究

    山田 章史, 竹本 幸弘, 木村 勇輝 コンクリート工学論文集 34 (0), 61-69, 2023

    ...<p>本研究は,従来の耐震補強工法では施工が困難な立地条件にある既設鉄筋コンクリート橋脚を対象とし,せん断耐力の向上を目的とした補強工法の開発を目的としている。これまで背面を地盤に接する地中構造物等では,構造上の制約条件から部材の片側からのみの補強施工が可能となるあと施工型のせん断補強工法が開発されてきたが,道路橋の鉄筋コンクリート橋脚における検証事例は少ない。...

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  • 半教師あり学習を導入した局所外れ値因子法に基づく打音による鉄筋腐食判定の適用性

    森藤 優一, 福井 智大, 黒田 一郎 AI・データサイエンス論文集 4 (3), 179-188, 2023

    ...<p>鉄筋コンクリート供試体内部の鉄筋腐食を検知する打音による非破壊検査における半教師あり学習を導入した局所外れ値因子法(LOF)の適用性を確認することを目的として,電食により腐食させたRC供試体を対象とした実験的検討を行った.RC供試体のハンマ打撃時の打音スペクトルを入力とし,k-means法によるクラスタリングと組み合わせたLOFによる腐食判定を試みた.提案手法は,多数のラベルなしデータと僅少の...

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  • 粗骨材の形状と粒度を再現した鉄筋コンクリートはりの3次元メゾスケール破壊シミュレーション

    那須川 佳祐, 升井 尋斗, 車谷 麻緒 土木学会論文集 79 (11), n/a-, 2023

    ...<p> 本論文では,鉄筋コンクリートの詳細なメゾスケールモデルの作成から,非線形メゾスケール解析までを行える方法を開発し,鉄筋コンクリートはりのメゾスケールにおける3次元破壊挙動をできるかぎり忠実に再現することを目的とする.メゾスケールモデルの作成では,異形鉄筋の3次元形状に加えて,ボロノイ分割法を利用して粗骨材の3次元形状と粒度分布を再現する.モルタルと粗骨材で構成されるコンクリート相には,異種材料...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 繰返し移動輪荷重を受けるコンクリート床版の疲労寿命予測法

    竹田 京子, 佐藤 靖彦 土木学会論文集 79 (12), n/a-, 2023

    ...<p> 本研究では,繰返し移動輪荷重を受ける道路橋鉄筋コンクリート床版の破壊機構に基づいた疲労寿命予測法の構築を目的として,まず,破壊形式を整理して3つに分類し,破壊形式に応じた疲労寿命評価を行う必要性を示した.その後,実験的手法によりRC床版のはり状化部材の疲労破壊機構に基づく残存せん断耐力低下モデルの構築を行った.さらに,配力筋比,圧縮強度,支持条件の差異を考慮したせん断耐力式と<i>S-N</...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 高強度コンクリートにおける施工性の課題および単位水量の実態に関するアンケート調査結果

    梶田 秀幸, 笠井 浩, 小島 正朗 コンクリート工学 61 (3), 219-228, 2023

    ...<p>高強度コンクリートは,高層鉄筋コンクリート造建築物を中心に普及しているが,水結合材比が小さく粉体量が多いためコンクリートの粘性が高くなることから,圧送性や打込み・締固め性,左官仕上げ性などに関する施工性の課題が,以前より指摘されている。そこで,施工者を対象として,フレッシュコンクリートの性状に関連する施工性の課題および高強度コンクリートの単位水量の実態についてアンケート調査を行った。...

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  • 飛来塩分環境下にある築48年RC造建築の鉄筋腐食の観察

    土屋 直子, 鈴木 好幸, 山下 紘太朗, 岸本 豪太 コンクリート工学 61 (4), 312-319, 2023

    ...<p>飛来塩分環境下における築48年の鉄筋コンクリート造建物より取得した鉄筋を対象に,表面観察および成分分析を実施し,劣化原因の推定を試みた。測定は,マイクロスコープおよびSEMによる表面観察に加えて,EDS,XRD・XRFおよびEPMAにより成分分析を行った。...

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  • 鉄筋コンクリートはりのせん断破壊における挙動のばらつき要因の分析

    河地 陽太, 車谷 麻緒 土木学会論文集 79 (15), n/a-, 2023

    ...<p>本論文では,実験計画法に基づく数値実験により,鉄筋コンクリート(RC)はりのせん断破壊挙動のばらつきを再現するとともに,分散分析と応答曲面法をそれぞれ適用することで,RC はりのせん断破壊における挙動のばらつき要因を定量的に検討する.はじめに,RC はりの 4 点曲げ試験に対して,直交配列表を用いた 4 元配置数値実験を行い,実験と同様のせん断破壊における挙動のばらつきを再現する.次に,数値実験...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 巨大地震発生時における遮断型最終処分場の構造安定性評価

    石森 洋行, 徐 敏, 眞鍋 尚, 石垣 智基, 遠藤 和人, 山田 一夫, 山田 正人 廃棄物資源循環学会論文誌 34 (0), 44-58, 2023

    ...鉄筋コンクリートを主体とする遮断型処分場は,1998 (平成 10) 年度の構造基準の改定により部材厚さが 150 mm から 350 mm に変化している。わが国に存在しうる基準改定前と後の遮断型処分場に着目し,地盤条件や埋立条件が有害物質の漏洩源となるひび割れ幅に与える影響を調べた。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 表層部が凍害劣化したコンクリートに定着したあと施工アンカーのせん断抵抗性能

    末長, 大佑, 木林, 巧, 矢野, 悠佑雅, 松永, 健也, 髙瀬, 裕也 コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集 22 469-474, 2022-10

    ...寒冷地の鉄筋コンクリート構造物は,凍結融解作用によって表層の強度が低下する懸念がある.本研究では,表層が強度低下した構造物の補修・補強に寄与すべく,劣化コンクリートに対する接着系アンカーのせん断抵抗性能の把握を目的とし,コンクリート表層部を凍結融解作用により強度低下させ,せん断載荷実験と有限要素解析を行った.その結果,表層部の強度低下により,アンカー筋の塑性ヒンジ点が深くなり,コンクリートが負担する...

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  • 側面が凍害劣化した鉄筋コンクリート梁のせん断耐力と断面修復効果に関する基礎的研究

    及川, 雄大, 三好, 慶大, 髙瀬, 裕也 コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集 22 213-218, 2022-10

    ...本研究では,鉄筋コンクリート(RC)梁を対象に,凍結融解作用による劣化程度と深度,補修の有無がせん断耐力に及ぼす影響を検証した.液体窒素により凍結融解作用を与え,段階的にRC梁の片方の側面を劣化させ,3点載荷試験を実施した.片側側面表層の相対動弾性係数が60%近くまで劣化すると,せん断強度が7.5%程度低下したが,ポリマーセメントモルタルで補修することで,せん断強度が回復した.また既往のトラス・アーチ...

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  • 表層部が凍害劣化したコンクリートに対する接着系アンカーの付着特性

    矢野, 悠佑雅, 末長, 大佑, 松永, 健也, 髙瀬, 裕也 コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集 22 463-468, 2022-10

    ...寒冷地の鉄筋コンクリート(RC)構造物は,凍結融解作用によって表層部から劣化が進行することが危惧される.そこで,表層部が劣化したRC部材に対する接着系アンカーの付着性能について検証した.まず,液体窒素を用いてコンクリート表層部に凍結融解作用を与え,劣化度合いをパラメータとしてアンカー筋の付着実験を行った.その結果,表層部の劣化度合いが大きいほど付着強度が小さくなった.さらに,既往の鉄筋とコンクリート...

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  • 鉄筋コンクリートはりの非線形有限要素解析に対するコード検証および解析検証

    渡邊 英吾, 車谷 麻緒 日本計算工学会論文集 2022 (0), 20220011-20220011, 2022-09-13

    ...コンクリートはりの3次元非線形有限要素解析に対して,コード検証と解析検証を行った一例を示す.具体的には,まず既往の研究で示された鉄筋コンクリートはりの参照解を利用し,非線形有限要素解析による参照解の再現性を定量的に示すことで,コード検証を実施する.次に,メッシュサイズを数値解析の因子として,分散分析を行い,メッシュサイズの因子効果を定量化することで,解析検証を行った例を示す....

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  • 床版内部のひび割れを車の振動で可視化

    日経コンストラクション = Nikkei construction (786) 34-, 2022-09

    ...維持管理 東芝は、目視点検で確認できない鉄筋コンクリート(RC)床版内部のひび割れ位置を、センサーで可視化する技術を開発した。道路事業者向けのサービスとして、東芝プラントシステムと共同で2024年度の提供開始を目指す(資料1)。 開発した技術では、…...

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  • ポアソン効果を考慮した引張クラックモデルの開発と RC 構造物の大規模有限要素解析への適用

    山下 拓三, 藤原 淳, 宮村 倫司 日本計算工学会論文集 2022 (0), 20220006-20220006, 2022-07-28

    ...<p>本論文では,コンクリート構成則における引張クラックモデルを提案し,鉄筋コンクリート(RC)造建物の大規模有限要素解析に適用した.多軸の繰返し外力を受けるコンクリート材料の構成則のモデル化において,ポアソン効果の影響を考慮した.さらに,内部変数としてクラックに由来するひずみテンソルを導入して明解な定式化をした....

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  • MEMS加速度センサによる実大RC骨組の変形測定

    原 甲己, 西村 康志郎, 伊山 潤, 八木 尚太朗, 福島 佳浩, 前田 匡樹, Alex Shegay, 巽 信彦, 吉敷 祥一 日本建築学会技術報告集 28 (69), 661-666, 2022-06-20

    <p>MEMS acceleration sensors were attached to columns, beams, a wall of a full-scale RC frame specimen subjected to static cyclic lateral loads. Rotation angles of the sensors relative to the …

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  • 張弦梁による既存RC造大梁の構造補強

    清水 恵一, 加藤 大介, 中村 孝也 日本建築学会技術報告集 28 (69), 655-660, 2022-06-20

    <p>This report shows the structural retrofitting of a two-story reinforced-concrete (RC) welfare-facility building in Niigata prefecture, which was built in 2002. During the Chuetsu earthquake in …

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  • マイクロ波帯におけるドップラー効果を用いた鉄筋 コンクリート構造物内の錆検知

    須賀 良介, 横田 恵一, 橋本 修 電子情報通信学会論文誌B 通信 J105-B (6), 493-495, 2022-06-01

    ...鉄筋コンクリート構造物の老朽化に伴い,その劣化状況の非破壊検査への需要が高まっている.本論文では,コンクリートによる影響を低減可能なマイクロ波帯におけるドップラー効果を用いた錆検知を提案し,実験によりその有効性を示した.その結果,錆により,9.75 dBの受信レベルの低下を確認した....

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  • RC造建物の降伏変形評価手法の提案とその震動台実験に基づく検証

    浅井 竜也, 勅使川原 正臣, 吉川 拳人, 楠 浩一, 稲井 栄一, 長江 拓也, 丸山 一平, 梶原 浩一, 迫田 丈志, 太田 勤, 諏訪田 晴彦, 福山 洋 日本建築学会構造系論文集 87 (795), 464-474, 2022-05-01

    <p>Yield displacement is an important parameter that is directly used in computing damping factor of buildings in the Capacity Spectrum Method. In this paper, an evaluation method of a yield …

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献3件

  • 損傷抑制型RC造方立壁の構造性能に関する実験的研究

    尹 ロク現, 真田 靖士, 松尾 啓斗, 越智 健太郎, 杉本 佳奈 日本建築学会構造系論文集 87 (794), 362-371, 2022-04-01

    <p>This study focuses on the RC secondary flat walls used as exterior/partition walls in typical residential buildings in Japan and proposes a new rebar arrangement for the walls, which removes wall …

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  • 円弧状隅角部を有するプレキャストカルバート設計に関する実験的検討

    前田 英俊, 波多野 正邦, 吉武 謙二 コンクリート工学論文集 33 (0), 43-50, 2022

    <p>プレキャストコンクリートの鉄筋量およびコスト削減を目的として,円弧状隅角部を有するボックスカルバートの開発を行った。隅角部の形状を矩形から円弧状にすることにより,試設計では通常の矩形隅角部と比較して曲げモーメントが最大45%削減され,その結果最大40%の鉄筋量を削減することができた。地震時において繰返し荷重が作用した時の性能を確認するため隅角部の性能確認試験を行い,骨組み解析による算定値を…

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  • 建築物の耐震設計における水平1次の初期減衰定数の提案

    中村 尚弘, 佐武 直紀, 扇谷 匠己, 伊藤 真二 理論応用力学講演会 講演論文集 66 (0), 183-, 2022

    ...提案されている減衰定数は、鉄骨造建築物で1.5%以下、鉄筋コンクリート造建築物で2.0%以下であり、現在の耐震設計で一般的に使用されている比よりも小さい値となった。</p>...

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  • マルチスケール解析を用いたRC 耐震壁の環境作用による剛性変化に関する検討

    栗原 遼大, 千々和 伸浩 理論応用力学講演会 講演論文集 66 (0), 213-, 2022

    ...<p>鉄筋コンクリート構造物において,経年に伴う固有振動数低下が報告されており,原因特定と適切な対策が求められる.本研究は,せん断壁部材に着目し,マルチスケール構造-材料応答連成解析システムを用いてコンクリートの水分損失による剛性低下について検討することを目的とした.解析により,過去に行われた乾燥の影響に着目した正負交番せん断載荷実験での構造応答をよく再現することができ,コンクリートの乾燥に起因するひび...

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  • 逆断層変位を受ける岩盤―RC―地盤連成系の実規模解析

    山野井 悠翔, 松尾 豊史, 山口 和英, 島村 真介 理論応用力学講演会 講演論文集 66 (0), 77-, 2022

    <p>想定外事象である断層変位に対する損傷評価手法の確立を目的として,逆断層変位を受ける立坑を有するRCダクトを対象とした3次元非線形FEMによる損傷評価を実施した.構造物と地盤,及びその界面の破壊の相互作用を考慮するために,全て三次元ソリッド要素でモデル化し,ひび割れたコンクリートとせん断帯を含む地盤の非線形性を考慮した.遠心模型実験によりせん断帯が形成される地盤に対する構成モデルの妥当性を検…

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  • RC梁のせん断損傷の局所外れ値因子法に基づく検知手法に関する基礎的研究

    森藤 優一, 黒田 一郎 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 238-247, 2022

    ...<p>鉄筋コンクリート梁内部のせん断載荷による損傷を検知する非破壊検査における局所外れ値因子法(LOF)の適用性を確認することを目的としてRC梁供試体を対象とした実験的検討を行った.RC梁供試体内部をせん断損傷させるために目視しうるせん断ひび割れが生じない程度の小さな荷重でせん断載荷を行い,その際のハンマ打撃時の打音とコンクリート表面振動加速度の時刻歴を収録した.収録した時刻歴をフーリエ変換したスペクトル...

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  • 耐荷機構に立脚したRCはりの耐力予測モデルにおける斜めひび割れ開口幅の理論的予測手法

    山田 雄太 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 78 (4), 264-273, 2022

    ...<p> 劣化した既設鉄筋コンクリート(RC)はり部材における耐荷機構の耐力予測モデルに対しても適用可能な斜めひび割れ開口幅予測手法の開発を目的としてエネルギ定理に基づく予測手法を構築した.構築した手法は,耐力予測モデルにおける内力仕事と斜めひび割れ面の形成過程で蓄積する表面エネルギとの平衡状態において,斜めひび割れ面上のモードII開口変形により蓄積する表面エネルギを局所最大化する条件からビーム機構崩壊時...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 縦取り機を使用したコンクリート舗装工事

    齊藤 欣哉, 金山 龍二, 野口 純也, 浅生 和彦 コンクリート工学 60 (2), 181-186, 2022

    <p>道路舗装のインフラ整備において,高耐久化・長寿命化によるライフサイクルコストの縮減が求められており,耐久性の高いコンクリート舗装を活用することによる舗装の長寿命化が期待されている。コンクリート舗装は,アスファルト舗装に比べて長寿命化が期待できることから,重交通路線,幹線道路やトンネル内で積極的な採用が検討されている。本文は,新設工事および修繕工事において自社開発による縦取り機を使用したコン…

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  • 2019年の台風19号により被災した土木遺産「昭和橋」の災害復旧工事

    鳴海 健児, 池田 宏和, 小林 秀樹 コンクリート工学 60 (2), 169-174, 2022

    ...本橋は,長野県道路技師であった中島武が考案し,世界で初めて実用化された鉄筋コンクリートローゼ桁橋の一つであり,2002年(平成14年)に土木学会から「土木学会選奨土木遺産」に認定された。台風19号の際,P3橋脚部で河床低下によりケーソン基礎上部が露出した。更なる河床低下は橋脚の安定性を損なうため,橋脚周りに根固ブロックを設置した。...

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  • 集成材を側面に配して補強したPCaPC梁の古平町複合施設新築工事への適用

    相馬 智明, 小山 智子, 三崎 利彦, 森山 毅子彦 コンクリート工学 60 (7), 605-610, 2022

    ...建築全体で道内の公共施設で初のZEB Readyの環境性能を有するだけでなく,北海道産のカラマツ集成材とプレキャストプレストレストコンクリート(PCaPC)梁とを一体化させた複合梁を開発・適用して,鉄筋コンクリート(RC)造建築物の木質化を実現した。本報では,同施設の設計と施工の概要を報告する。</p>...

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  • モンテカルロシミュレーションを用いた山陽新幹線高架橋の劣化予測に関する一考察

    柏原 茂, 野村 倫一, 渡辺 佳彦 インフラメンテナンス実践研究論文集 1 (1), 429-438, 2022

    ...<p> 長期にわたって健全な状態で供用を続けるためには,高架橋等の構造物の状態を将来にわたり把握することが重要であり,劣化予測は構造物の状態を時系列で推測するものである.鉄筋コンクリート構造物の性能低下は鉄筋腐食によるものが多く,その劣化速度は中性化速度,塩化物イオン濃度,かぶり,コンクリートの含水率等の要因との相関がある.これまでの暴露試験や促進試験から得られた劣化速度予測式や各影響要因ごとの調査結果...

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  • 連続繊維シート補強工法におけるRCセグメントの曲率の影響評価

    佐藤 克晴, 阿南 健一, 吉本 正浩, 岩波 基 土木学会論文集F1(トンネル工学) 78 (1), 74-87, 2022

    ...<p> 経年劣化により曲げ耐力が不足した鉄筋コンクリートに対する補強対策として,連続繊維シートは一般的な工法である.しかし,シールドトンネル用セグメントのような円弧状の部材に対して適用した場合の補強効果には未解明な部分がある.したがって,本研究では連続繊維シートにより補強したセグメントの単体曲げ試験を再現した構造モデルにより,補強効果への影響を分析した.この結果,円弧状の部材では,繊維補強シートに対...

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  • 横荷重を受ける合成2主箱桁の床版及び主桁に対する荷重分担率の評価

    杉山 裕樹, 吉田 高之, 西田 康人, 吉原 瑞貴, 佐々木 達生, 宮田 秀太, 中村 太郎 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (4), I_321-I_333, 2022

    ...<p> 平成29年の道路橋示方書の改定に伴い,レベル2地震動の影響を考慮した設計状況における上部構造の耐荷性能の照査の一環として,床版の照査を実施する必要が求められている.改定された道路橋示方書に対応した計算例では,上部構造に生じる断面力を100%床版が負担することによる応答算出の結果が示されている.この設計法では,従前の設計法に比して著しく不合理となる場合もある.本研究では,鉄筋コンクリート床版を...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 断層変位と地震の重畳現象に対する地中カルバートの損傷評価手法

    山口 和英, 堤内 隆広, 原 朗, 永井 秀樹, 肥田 幸賢 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (4), I_87-I_97, 2022

    ...<p> 著者らは,これまで断層変位による地中構造物の影響評価について検討してきた.断層が変位する場合には,一般的に地震を伴うことから地震の影響を考慮する必要がある.本論文では,断層変位と地震との重畳を受ける鉄筋コンクリート製地中ボックスカルバートの要求性能に応じた損傷や破壊に対する評価について解析的に様々な検討を行った.この結果,重畳現象に対する損傷評価では断層変位の作用による構造物の弱軸方向の変化...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 断層変位を受ける地中埋設ボックスカルバートの数値解析

    山口 和英, 永井 秀樹, 堤内 隆広, 熊田 広幸 理論応用力学講演会 講演論文集 66 (0), 11-, 2022

    <p>地中ボックスカルバートを対象に,載荷実験と再現解析により有限要素法解析の断層変位解析への適用性を確認した.また実規模構造物を対象に断層面と変位方向をパラメータとした代表ケースについて解析を実施し有限要素法により断層変位に対する影響評価が可能なことを確認した.</p>

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  • 低速衝突を受ける薄型鉄筋コンクリート版に生じる貫入深さの予測手法に関する研究

    水島 靖典, 郷原 昌樹 理論応用力学講演会 講演論文集 66 (0), 201-, 2022

    ...<p>建築工事における吊荷落下を対象として、低速衝突を受ける薄型鉄筋コンクリートスラブ貫入量予測式を提案した。提案手法は衝突体の運動エネルギーと、既往の実験式から算定される貫通限界速度で算定されるエネルギーと鉄筋の吸収エネルギーの和のエネルギーの釣り合いに基づいて定義されている。...

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  • 建築・土木用連続繊維補強コンクリートの環境調和型部材設計法の可視化

    福島 敏夫 理論応用力学講演会 講演論文集 66 (0), 221-, 2022

    ...鉄筋コンクリート及び連続繊維補強コンクリートの部材設計は、主鉄筋と連続繊維補強プラスチック補強材の弾性率の比を考え、許容応力度に基づくつり合い補強筋比による断面計算によるものである。混合セメントを用いたコンクリートの総材料投入量と二酸化炭素等の発生量を求めた。...

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  • 機械学習用データベースの拡充および腐食ひび割れ情報を用いた劣化RC部材の耐荷力推定

    中村 智, 山田 大樹, 新谷 美菜, Supasit Srivaranun, 秋山 充良 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 117-127, 2022

    ...<p>塩害環境にある鉄筋コンクリート(RC)構造物は,塩化物イオンの作用により鉄筋腐食が発生し,コンクリート表面には腐食ひび割れが観察される.腐食ひび割れは,RC部材内部の鉄筋腐食の状況を知る貴重な観測情報であるが,かぶりや配筋などの構造細目の影響を受けるため,両者は複雑な非線形の関係にある.本研究では,構造細目の異なるRC部材を用いた電食実験により,部材軸方向と軸直角方向に相関性を有する鉄筋腐食分布...

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  • 大規模スタジアム建設における鉄筋コンクリート造ガーダー架構の構築

    竹中 秀文, 黒田 陽史, 石黒 陽佑, 並木 憲司 コンクリート工学 60 (11), 1014-1019, 2022

    ...本稿では,大屋根を支える鉄筋コンクリート造のガーダー架構の施工について報告する。柱および梁にプレキャストコンクリートを積極的に採用することで生産性を大幅に向上し,スライド型枠の適用などとともに工程の短縮を図った。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 供用50年が経過した新川河口自然排水樋門の損傷実態評価

    島本 由麻, モロゾバ ナデージダ, 柴野 一真, 鈴木 哲也 農業農村工学会誌 90 (5), 321-324,a1, 2022

    ...本報では,新川河口自然排水樋門を対象に長期供用された鉄筋コンクリート部材の損傷実態をX線CT指標とコンクリート物性の観点から考察した。検討の結果,採取コンクリートコアのひび割れの発達は同一部位より採取したとしても評価指標の相違が大きいことが明らかになった。より長期的な施設保全を考慮した場合,コア採取ができない損傷が顕著に進行した部位での物性評価を含む精緻な実態の把握が技術的課題といえる。</p>...

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  • 後施工プレート定着型せん断補強鉄筋を用いた耐震補強工法の開発と技術の信頼性向上への取り組み

    河村 圭亮, 畑 明仁, 土屋 正彦, 岡本 晋 インフラメンテナンス実践研究論文集 1 (1), 269-277, 2022

    ...<p> 施工条件に制約がある場合でも適用可能で,鉄筋コンクリート構造物のせん断耐力を増加させる後施工プレート定着型せん断補強鉄筋を用いた耐震補強技術を2005年に開発した.それ以降,各種ニーズに応じて適用範囲拡大の取り組みを継続してきたが,その度に技術の実証に必要と考える実験は欠かすことなく実施してきた.その結果,これまでに約1,000件のインフラ施設で本工法が適用され安全性向上に貢献しているが,現在...

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  • 目荒らしと接着系アンカーを併用した耐震補強接合部の組み合わせ応力下における力学挙動

    山田 太蔵, 高瀬 裕也, 阿部 隆英 コンクリート工学論文集 33 (0), 33-42, 2022

    ...<p>鉄筋コンクリート構造物の耐震補強では,一般的にあと施工アンカーと目荒らしを併用して既存部材と増設部材が接合される。地震時に接合部には,圧縮応力,引張応力およびせん断応力による組み合わせ応力が作用するが,このような応力場で接合部の性能が検証された例は極めて少ない。そこで,圧縮力に加え引張力とせん断力の組み合わせ応力下で実験を行い,先行研究で提案した目荒らしのせん断耐力式を修正した。...

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  • 鉄道複合構造物の研究開発の変遷と今後の展望

    池田 学 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (5), II_1-II_18, 2022

    ...<p> 鋼とコンクリートの複合構造物(以下,複合構造物)が,鉄道構造物に初めて適用されてから約100年が経過した.鉄道分野における複合構造物の研究開発は,50年以上前から合成桁や鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)構造物に関して行われ,その後コンクリート充填(CFT)構造物等の種々の複合構造物に関する研究開発が行われ,その成果が新たな構造や評価法の開発および実用化に貢献してきた.本稿では,代表的な複合構造物...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 日本建築学会「鉄骨コンクリート(CES)造建物の性能評価型構造設計指針(案)・同解説」の概要

    藤本 利昭, 松井 智哉 コンクリート工学 60 (8), 647-652, 2022

    ...<p>鉄骨コンクリート(CES)構造は,鉄骨鉄筋コンクリート構造の鉄筋コンクリート部を繊維補強コンクリートに置き換えた,繊維補強コンクリートと内蔵鉄骨のみで構成される新しい建築合成構造システムである。日本建築学会では,CES構造の発展および適正な設計・施工法の普及等を目的として,2022年3月に「鉄骨コンクリート(CES)造建物の性能評価型構造設計指針(案)・同解説」を刊行した。...

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  • せん断補強筋のない鉄筋コンクリートはりのせん断疲労破壊機構の実験的解明

    竹田 京子, 佐藤 靖彦 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 78 (1), 30-45, 2022

    <p> せん断圧縮破壊に至るせん断補強筋を持たないRCはりのせん断抵抗機構とせん断疲労破壊機構の解明を目的として静的および疲労載荷試験を行った.サンプリングモアレ法による画像解析を用いて斜めひび割れ幅とずれ量を得ることで,既往のせん断伝達モデルによって骨材の噛み合わせによるせん断抵抗成分を算出するとともに,骨材の噛み合わせとコンクリート圧縮部によるせん断抵抗成分の分担割合の変化を示した.その結果…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献16件

  • 力学的解釈を組合せたニューラルネットワークによるせん断補強筋を持たないRCはりのせん断耐力予測

    輿水 良亮, 尾崎 允彦, 佐藤 靖彦 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 78 (1), 46-61, 2022

    ...<p> 本研究において,せん断補強筋を持たない鉄筋コンクリートはりを対象としたせん断耐力予測AIモデルを開発した.その特徴は,ニューラルネットワークに,中立軸のような力学的解釈に基づく説明変数と引張鉄筋の細目に関わる説明変数を組み込んだ点にある.本モデルは,スレンダービームからディープビームまでの幅広い実験結果に対して,従来のニューラルネットワークモデルや実験式よりも高い精度でせん断耐力を予測できる...

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  • 実規模RC部材を対象としたあと施工せん断補強効果に関する解析的検討

    宍倉 佳浩, 村田 裕志, 河村 圭亮, 渡辺 和明, 畑 明仁, 永田 聖二, 横田 克哉 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (4), I_253-I_265, 2022

    ...<p> あと施工プレート定着型せん断補強鉄筋(以下,PHB)のあと施工の影響を考慮した鉄筋コンクリート部材の三次元材料非線形FEM解析は,これまで分散鉄筋でのモデル化の検討例が多く,離散鉄筋によるものはない.本研究では,PHBのあと施工の影響の新たなモデル化手法として,離散鉄筋を用いた手法を提案した.そして,コンクリートと鉄筋の付着すべり関係のパラメータスタディを実施し,PHBの端部定着機構が通常のせん...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • RC部材補修における局所外れ値因子法に基づく樹脂充填判定手法に関する基礎的研究

    西 敏臣, 古賀 美智恵, 廣 重幸, 黒田 一郎 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 879-888, 2022

    ...<p>樹脂注入工法によって補修された鉄筋コンクリート(RC)部材の樹脂注入の成否を打音による非破壊検査にて判定するために,打音のスペクトルを入力データとする機械学習の一種である局所外れ値因子法 (LOF)に基づく判定手法を提案する.本判定手法の妥当性は,RC床版部材の補修現場での現地実験によって樹脂充填部と非充填部の本判定手法に基づく評価を通して確認している.更に,評価の際に使用する教師データの個数...

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  • 理論式に基づく鉄筋コンクリートはりの非線形計算モデルの開発とその検証および妥当性確認

    車谷 麻緒, 坂 敏秀, 山本 佳士, 上田 尚史, 岡崎 慎一郎, 小倉 大季 日本計算工学会論文集 2021 (0), 20210020-20210020, 2021-11-17

    <p>コンクリート構造物のV&Vにおけるボトルネックは,非線形性の強いコンクリートの力学特性にある.その力学挙動を数値解析で再現するのは簡単ではないため,コンクリート構造物のV&Vに関する既往の研究としては,V&Vのうち,妥当性確認に焦点を当てた事例が多い.一方で,妥当性確認の前に実施されなければいけない「検証」については,具体的な手順や方法が存在しないか,または確立されていないため,これまでに…

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  • 塑性ヒンジ発生位置を制御した鉄筋コンクリート梁の構造性能

    渡辺 英義, 杉山 智昭, 高橋 智也, 阪井 由尚, 脇田 拓弥, 辰濃 達, 河本 慎一郎 日本建築学会構造系論文集 86 (789), 1519-1528, 2021-11-01

    <p> Recently, various studies have been conducted to prevent joint hinging failure of reinforced concrete beam-column joints. In particular, there are many experimental studies related to hinge …

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  • 超広帯域レーダによるコンクリート内部鉄筋の腐食状態推定について

    西本 昌彦, ブディマンP. A. ローマン, 中 良弘, 緒方 公一 J104-C (11), 319-325, 2021-11-01

    ...超広帯域レーダを用いた鉄筋コンクリートの非破壊劣化診断の可能性について理論的に検討している.錆により腐食したコンクリート内部の鉄筋を不均質損失媒質で覆われた導体円柱でモデル化し,この散乱問題を電磁界理論に基づいて解析的に解くことにより,散乱応答の精密解を導出している.得られた解を用いてレーダ応答のシミュレーションを行い,偏波の違いによる劣化状態推定の可能性について検討している.その結果,腐食の初期を...

    DOI 被引用文献1件

  • We love ドボクイズ(第4回)橋脚が細長い理由は?

    三上 美絵 日経コンストラクション = Nikkei construction (764) 53-56, 2021-07-26

    ...武庫川橋は橋長442.2mのプレストレスト鉄筋コンクリート(PRC)5径間連続エクストラドーズドバタフライウエブ箱桁橋です。新名神高速道路で2018年3月に開通した神戸ジャンクション(JCT)─川西インターチェンジ(IC)間にあり、武庫川と県道をまたぎます(写真1)…...

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  • RC杭の損傷特性に関するE-ディフェンス振動台実験

    柴田 景太, 船原 英樹, 長尾 俊昌, 河又 洋介, 田村 修次 日本建築学会構造系論文集 86 (784), 924-933, 2021-06-30

    <p>Seismic damages have been observed on concrete piles after recent large earthquakes. Most, pile damages have been found in such a visible change in superstructures as tilting. If no change is …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献15件

  • 藤田美術館収蔵庫の建物調査

    杉江 夏呼, 中谷 扶美子, 宮本 育美, 平井 浩之, 鈴木 裕美 日本建築学会技術報告集 27 (66), 1027-1032, 2021-06-20

    <p>The study describes an architectural survey of The Fujita Museum warehouses. The two buildings were built in 1911 immediately after reinforced concrete construction was introduced in Japan. And …

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  • NEWS 技術:耐熱とCO2削減の効果を持つコンクリート

    日経コンストラクション = Nikkei construction (759) 21-, 2021-05-10

    ...大林組とポゾリスソリューションズ(神奈川県茅ケ崎市)、日本製鉄は共同で、耐熱性や耐酸性に優れる「ジオポリマーコンクリート」を使って、温度が1000℃以上ある溶融スラグの置き場となる鉄筋コンクリート擁壁を補修した(写真1)。コンクリートポンプ車で…...

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  • 木造およびRC造非住宅建築の環境経済評価(第<b>3</b>報)

    森井 拓哉, 河村 奏瑛, 渡邊 哲, 井上 雅文 木材学会誌 67 (1), 7-13, 2021-01-25

    ...これらの比である環境効率指標は,鉄筋コンクリート造建築で0.128百万円/t-CO<sub>2eq</sub>,輸入材を用いた木造建築で0.199百万円/t-CO<sub>2eq</sub>,国産材を使用した木造建築で0.226百万円/t-CO<sub>2eq</sub>となった。鉄筋コンクリート造建築に対して木造建築が優位であり,国産材利用を促進することでさらに環境効率が高まることが示された。...

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