検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 145 件

  • 1 / 1

  • 量子液晶揺らぎによる超伝導電子対形成の検証

    石田 浩祐, 芝内 孝禎 日本物理学会誌 79 (2), 73-78, 2024-02-05

    ...</p><p>鉄系超伝導体FeSeはこの疑問を解決可能なモデル物質であると言われている.FeSeは他の多くの物質と異なって電子ネマティック状態のみが現れ,超伝導以外に磁気秩序や電荷秩序といった他の長距離秩序を示さない.Seサイトを同族元素のTeに置換していくと,電子ネマティック転移温度は抑制されていき,ちょうど転移が消失する組成近傍で超伝導転移温度が最大となる.我々はこのFeSe<sub>1-<i>...

    DOI

  • ガラス状ネットワークは結晶の周期性と共存できるか?

    石井 悠衣, 森 茂生 日本物理学会誌 78 (12), 700-705, 2023-12-05

    ...</p><p>放射光X線を利用して結晶構造を詳しく調べたところ,通常の構造相転移で期待されるような長距離秩序構造が,構造量子臨界点に向かって著しく抑制されていることがわかった.このことは,構造量子臨界点組成に向かって,ソフトモードの振動の位相が揃いにくくなっていることを意味している.また放射光X線による局所構造解析の結果,構造量子臨界点以上の組成では,もともと原子振動の小さいBa原子は理想的な位置付近...

    DOI

  • 液体の動的構造――Van Hove相関関数の観測

    篠原 佑也, 岩下 拓哉, 江上 毅 日本物理学会誌 78 (11), 651-656, 2023-11-05

    ...</p><p>我々はこれを水や溶融塩に応用し,実験的にVan Hove相関関数を求めることに成功した.Van Hove相関関数に変換することで,1ピコ秒程度の時間スケールでの液体中のダイナミクスを可視化でき,分子の自己運動と,分子間の相関運動とが区別できることを示した.本手法は今後,様々な系,特に長距離秩序がなく逆空間よりも実空間での記述が適した系において,有効になると期待される.</p>...

    DOI

  • ラセミ混合物における静的構造の解析

    島倉 宏典, 田原 周太, 尾原 幸治 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (2), 114-117, 2023-04-28

    ...また、簡約二体分布関数の結果から乳酸では比較的長距離まで秩序が残っている一方で、リンゴ酸では明確な長距離秩序が観測されなかった。また、L- 乳酸の方が DL- 乳酸と比べ中距離秩序を生成しやすい影響で L- 乳酸の融点が高くなっていること、リンゴ酸では DL 混合体の方が分子間水素結合をもつ可能性が高くなる影響で DL- リンゴ酸の融点が高くなることが示唆された。...

    DOI

  • アクティブマター物理学:集団運動の秩序とゆらぎ

    西口 大貴 物性若手夏の学校テキスト 1 (0), 304-320, 2023

    ...特に、実験的にも理論的にも理解が進んでいる集団運動状態である長距離秩序相とアクティブ乱流を詳細に取り上げる。その過程で、アクティブマター物理学の面白さや思想、そして今後の方向性についても議論する。...

    DOI 被引用文献1件

  • 準結晶の成長機構の謎にせまる

    枝川 圭一 日本物理学会誌 75 (10), 619-624, 2020-10-05

    ...して結晶とよぶ.結晶がもつ周期性のような,長距離の原子配列秩序をもたない固体物質も存在する.そのような物質はアモルファスとよばれる.物質科学の長い歴史の中で比較的最近まで,原子配列の秩序形態は結晶とアモルファスの2種類に分類できると思われていたが,1984年に第3の秩序形態をもった物質,準結晶が発見された.これは結晶がもつような周期的秩序はもたず,代わりにフィボナッチ配列に代表されるような準周期的な長距離秩序...

    DOI Web Site

  • アクティブマター集団の動的ネットワーク形成――線虫の集団運動

    永井 健, 伊藤 浩史, 杉 拓磨 日本物理学会誌 75 (1), 34-39, 2020-01-05

    ...<p>魚や鳥など生き物が多数集まると秩序構造をつくることがある.無生物でも自発的に運動するコロイドなどは同様の構造を形成する.そのため生物・無生物に関わらず自発的に運動する物体の集団運動を統一的に記述できると期待される.このような考えのもと,自発運動する多粒子系について短距離の配向相互作用を通じて2次元平面内で一様に揃う長距離秩序相がTamás VicsekらやJohn Tonerらの理論研究により...

    DOI Web Site

  • 準結晶における強相関効果の発見――数学を具現化する物質で見つかった非従来型量子臨界現象

    佐藤 憲昭, 出口 和彦, 井村 敬一郎 日本物理学会誌 74 (11), 774-779, 2019-11-05

    ...</p><p>準結晶は,このように,固体物理学の常識を次々打ち破ってきたが,その物性は未解明のままである.例えば,準結晶特有の物性は存在するのか,電子波動関数はどのようなものであるか等の基本的問題すら未解決のままであった.準結晶も(周期結晶やアモルファスと同じように)超伝導になりえることが判明したのはごく最近のことであり,磁気長距離秩序を示すか否かは未だ不明である....

    DOI Web Site

  • 液体・ガラスの運動論とエネルギーランドスケープ

    岩下 拓哉, 江上 毅 日本物理学会誌 73 (12), 832-841, 2018-12-05

    ...</p><p>液体やガラスに共通する基本的な特徴のひとつは,結晶のように原子・分子が規則正しく配列している周期構造ではなく,原子配列が長距離秩序のない乱れた構造状態にあるということである.しかも,液体は気体と違って凝固体であり原子の運動や構造は強い相互関係をもっている.液体やガラスの構造はまったく無秩序ではないわけである....

    DOI Web Site

  • 分子配向と組織構造を利用した高プロトン伝導性高分子薄膜の研究

    長尾 祐樹 高分子論文集 75 (6), 576-587, 2018-11-25

    ...高プロトン伝導性高分子には,エネルギー変換,センサー,触媒,アクチュエータなどさまざまな用途がある.含水により高プロトン伝導性を示す高分子の分子設計は,強酸性基を骨格に導入し,含水により親疎水の相分離構造を形成させ,親水チャネルを使ってプロトンを輸送させることに基づいている.Nafionのような高プロトン伝導性高分子は,相分離構造を示すものの,長距離秩序をもたないために,構造とプロトン伝導性の相関の...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献59件

  • ワイル・ディラック半金属や量子スピン液体探索の新しい指導原理

    渡辺 悠樹 日本物理学会誌 72 (1), 10-18, 2017

    ...が強くバンド描像が成立しない領域で注目されているのが量子スピン液体である.強い電子間相互作用によって電子が局在しモット絶縁体となると,残されたスピンの自由度が問題となる.十分低温では反強磁性秩序などの磁気秩序が生じてしまうことが多いが,カゴメ格子などの幾何学的フラストレーションを持つ格子では磁気秩序が抑制され,スピンの自由度があたかも「液体」のように固まらずに残ることがある.絶対零度においても磁気長距離秩序...

    DOI Web Site

  • KCuCl<sub>3</sub>における圧力下THz-ESR測定による圧力誘起相転移の観測

    櫻井 敬博, 平尾 祐樹, 大久保 晋, 太田 仁, 上床 美也, 田中 秀数 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1074-1074, 2017

    ...<p>S = 1/2のスピンダイマー系物質として良く知られるKCuCl_3_は、基底一重項と三重項の間のエネルギーギャップを圧力によって潰すと、圧力誘起の長距離秩序が生ずることがわかっている。...

    DOI

  • 様々な格子上のフェリ磁性基底状態における量子揺らぎのスケーリング則

    三浦 将馬, 広瀬 悠平, 安田 千寿, 福元 好志 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1162-1162, 2017

    ...<p>我々は,修正スピン波理論とモンテカルロシミュレーションを用いて,様々な格子上 (1 次元鎖,正方格子,リープ正方格子など) で,スピン 1/2とスピン1からなるフェリ磁性基底状態の長距離秩序パラメーターを計算した。その結果,スピン1/2とスピン1 の各部分格子のスピンの縮みと部分格子のサイト数との間には,反比例するというスケーリング則 が成り立っていることを発見した。...

    DOI

  • ブリージングパイロクロア反強磁性体における局所格子歪みと磁気秩序

    青山 和司, 川村 光 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1242-1242, 2017

    ...本研究では、site phononの描像に基づいてスピン-格子結合ををモデル化し、近年発見されたブリージングパイロクロア格子と呼ばれる大小の正四面体が交互に連なった格子上において系がどのような長距離秩序を示すのか理論的に明らかにする。</p>...

    DOI

  • X線照射されたκ-(ET)<sub>2</sub>Cu[N(CN)<sub>2</sub>]Clの<sup>1</sup>H-NMRによる特異なダイナミクスの観測

    山本 陸, 古川 哲也, 伊藤 哲明, 宮川 和也, 斉藤 みく, 佐々木 孝彦, 鹿野田 一司 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1768-1768, 2017

    ...LaTeX${\kappa}$-Cl)は23 K以下で反強磁性長距離秩序を示す。我々はこの系にX線を照射することで乱れを導入し、長距離秩序が消失し量子常磁性状態が実現することを明らかにしてきた。本研究では、さらに詳細を明らかにするため、これまでとは別の単結晶!LaTeX${\kappa}$-Cl試料にX線を800時間照射し、^1^H-NMR測定を行った。...

    DOI

  • GI-SAXS法によるブロックコポリマー/ホモポリマー混合系薄膜の構造解析

    竹中 幹人, 王 怡今, 引間 孝明 高分子論文集 74 (1), 49-53, 2017

    ...ポリスチレンポリメタクリル酸メチルジブロックコポリマー(PS-<i>b</i>-PMMA)薄膜中でのモルフォロジーに対する少量のホモポリマー添加効果をgrazing-incidence small angle X-ray scatteringにより調べた.作成した混合系はブロックコポリマー単体と同様に基板に垂直に配向したラメラ構造を自己組織化したが,混合系の長距離秩序が悪化していることが散乱関数の解析...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 量子スピン液体候補物質κ-(ET)<sub>2</sub>Ag<sub>2</sub>(CN)<sub>3</sub> の熱伝導率測定

    近藤 潤, 下澤 雅明, 山下 穣, 前里 光彦, 平松 孝章, 吉田 幸大, 齋藤 軍治 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1617-1617, 2016

    ...交換相互作用のエネルギースケールより十分低温でもスピンが長距離秩序を示さないことから、有力な量子スピン液体候補物質となっている。我々はこの物質の素励起を明らかにするため、希釈冷凍機を用いて極低温まで熱伝導率(κ_xx_) の測定をし、T→0 K でのκ_xx_ / T の評価を行った。発表では、その詳細について紹介する。</p>...

    DOI

  • 4次元ランダム場XYモデルにおける準長距離秩序

    芳賀 大樹 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2869-2869, 2016

    ...ランダムネスを含まないXYモデルが2次元において準長距離秩序を示すこととのアナロジーから、ランダム場XYモデルもまた4次元において準長距離秩序を示すことが期待される。 そこで本研究では、汎関数繰込み群理論を用いて4次元ランダム場XYモデルの相構造を調べた。その結果、相関関数が距離の対数のべき乗で減衰する特殊な準長距離秩序相が実現することを見出したので報告する。</p>...

    DOI

  • V-3 フラストレート磁性体のスピンダイナミクス

    富安 啓輔 RADIOISOTOPES 65 (1), 23-33, 2016

    ...フラストレート磁性体において,スピン系は,磁気結合エネルギーよりずっと低い温度へ下げても磁気的な固体(静的磁気長距離秩序)へ成長できず,特異な液体状態を形成する。スピネル酸化物におけるスピン分子モードはその代表例であり,1 nm以下の美しい幾何学図形に閉じ込められたスピン運動の描像を表す。我々の中性子非弾性散乱研究を中心に,スピン分子モードの発見から近年の成果までを紹介したい。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献37件

  • 不規則原子配列を記述するための多胞体の命名法

    西尾 憲吾, 宮崎 剛英 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2693-2693, 2016

    ...ボロノイ多面体の配列パターンを調べることができれば長距離秩序を研究することができる。ボロノイ多面体の形を調べる手法として、ボロノイ指標があるが、異なる多面体が同じ指標をとりえるという問題がある。一方、ボロノイ多面体の配列パターンを調べる手法は著者が知る限りこれまでになかった。そこで、上述の問題点をすべて克服するための手法として多胞体の命名法を創出したので、その理論を説明する。</p>...

    DOI

  • 高圧ねじり加工による金属ガラスの構造若返り(最近の研究から)

    土谷 浩一, 孟 凡強, 横山 嘉彦 日本物理学会誌 70 (7), 544-548, 2015-07-05

    ...多結晶体となる.融体のような非晶質状態を室温まで凍結しようとすると100万K/秒もの超急冷が必要である.しかし特定の化学組成の合金では10K/秒程度のゆっくりした冷却速度でも非晶質状態での凝固が可能であり,金属ガラスと呼ばれている.金属ガラスの開発により,ある程度の大きさの非晶質状態の合金が得られるようになり,応用だけでなく基礎研究でも新しい展開が進んでいる.非晶質合金は結晶のような原子配列の3次元的長距離秩序...

    DOI Web Site

  • 高圧相Mg<sub>2</sub>Cr<sub>2</sub>O<sub>5</sub>の回収に伴う超構造

    藤野 清志, 石井 貴之, 國本 健広, 糀谷 浩, 赤荻 正樹 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 70-, 2015

    高圧相Mg<sub>2</sub>Cr<sub>2</sub>O<sub>5</sub>の回収試料を粉末X線および透過電顕で調べたところ,基本構造の指数の半整数位置付近に,分裂した新たな反射が生じるとの興味深い現象が観察された.調べた結果,これらの分裂した反射は,構造中に周期的に配列した反位相境界が形成されたことによって生じることが分かった.そこで,これら周期的な反位相境界の形成とこの相の高圧相…

    DOI

  • 衝撃を受けた隕石中の(Mg,Fe)SiO<sub>3</sub>正方晶ガーネットの発見

    富岡 尚敬, 宮原 正明, 伊藤 元雄 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 152-, 2015

    ...本研究で発見された(Mg,Fe)SiO<sub>3</sub>ガーネットは高圧合成物と同様に立方晶から対称性が低下しているものの、正方晶に固有な反射の強度は合成物より弱く、6配位席中の陽イオンの長距離秩序度は合成物より小さい。このことは、Tenhamの衝撃変成における溶融脈の冷却は、急冷法による冷却速度(10<sup>3</sup>℃/秒)より早かったことを示唆する。...

    DOI

  • SU(N)ハバードモデルを光格子中の冷却原子で実現する(最近の研究から)

    田家 慎太郎, 高橋 義朗 日本物理学会誌 69 (6), 381-385, 2014-06-05

    ...が予想されているが,Nの大きいモデルでは長距離秩序が失われ,より乱雑な状態が好まれる傾向にある.また,単にSU(2)モデルの数学的な拡張というだけでなく,軌道縮退がある系(の対称性の高い場合)を記述する点でも一般のSU(N)モデルを研究する意義は大きい.通常の物質ではSU(N)対称性は近似的にしか成り立たないことがほとんどであるが,光格子に特定の原子種を用いればこの対称性を非常に精確に実現できることが...

    DOI Web Site

  • 二次元量子スピン液体の熱輸送現象(最近の研究から)

    山下 穣, 芝内 孝禎, 松田 祐司 日本物理学会誌 66 (12), 928-932, 2011-12-05

    ...磁性体の持つスピンの長距離秩序が量子力学的揺らぎにより融解した量子スピン液体状態は,長年にわたって論争の続く未知の状態である.最近,幾何学的フラストレーションを持つ二次元三角格子上に反強磁性的相互作用をするスピンが配列した二種類の有機化合物において,量子スピン液体状態の候補物質が発見された.我々は極低温における熱伝導率測定により,これらの系におけるスピン液体状態を調べた結果,ギャップを持たない連続的...

    DOI Web Site 参考文献39件

  • <sup>4</sup>Heナノチューブの1次元状態と超流動性 (解説)

    和田 信雄, 平島 大 日本物理学会誌 66 (9), 666-675, 2011-09-05

    ...様々な次元性を持つ<sup>4</sup>Heボース量子流体が,規則的な構造のナノ多孔体などを用いて実現されるようになった.3次元ナノ多孔体では,吸着した<sup>4</sup>He薄膜が3次元超流動転移の特徴を示す.長距離秩序がないと考えられている2および1次元においても,測定周波数やシステム・サイズなどに依存する超流動性が観測される.2次元薄膜では,Kosterlitz-Thouless転移温度以上...

    DOI Web Site 参考文献47件

  • ハニカム格子反強磁性体が示すフラストレーション(最近の研究から)

    東 正樹, 松田 雅昌 日本物理学会誌 66 (8), 614-617, 2011-08-05

    ...ハニカム格子反強磁性体は,最近接相互作用のみを考えると幾何学的フラストレーションをもたない.しかしながら,最近見つかったハニカム格子をもつ磁性体Bi_3Mn_4O_<12>(NO_3)においては,次近接相互作用に起因すると考えられるフラストレーションのために,長距離秩序が抑制される.中性子回折実験で明らかになった磁場誘起長距離秩序を含め,この新物質の実験的研究を紹介する....

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 幾何学的フラストレート磁性体にひそむ階層的なスピン分子励起(最近の研究から)

    富安 啓輔, 山田 和芳 日本物理学会誌 66 (5), 361-364, 2011-05-05

    ...幾何学的フラストレーションを持つ磁性体において,スピン系は系内の相互作用エネルギーより十分低温まで長距離秩序へ成長できず,スピン液体的な揺らぎを形成する.スピン分子はその代表例である.しかし我々は,中性子非弾性散乱により,フラストレーションが解消されたはずの磁気秩序相でも常磁性相のスピン分子の励起が残り,かつ,それと形状やエネルギーの異なるスピン分子励起が複数種ひそむことを発見した.この新たな結果から...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 表面電子を介した吸着子間相互作用による表面超構造の形成

    松田 巌, 中村 史一, 湯川 龍, 小林 功佳, 一宮 彪彦 表面科学学術講演会要旨集 30 (0), 414-414, 2010

    ...本研究ではSi(111)表面上一価金属吸着で形成する√21x√21相について、その長距離秩序が表面電子を介した2次元吸着子間相互作用で決まることを実験及び理論的に証明できた。 超構造形成に下地電子状態が直接関与する機構はこれまでに報告がなく、講演ではその詳細を説明する。...

    DOI

  • メリライト型酸化物の磁気的性質と<SUP>57</SUP>Feメスバウア分光

    遠堂 敬史, 土井 貴弘, 日夏 幸雄 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009F (0), 2G24-2G24, 2009

    ...また、<SUP>57</SUP>Feメスバウア分光測定よりFeイオンの酸化状態や配位環境等について検討し、磁化率・比熱測定からSr<SUB>2</SUB>CoGe<SUB>2</SUB>O<SUB>7</SUB>は6.5 Kで反強磁性的な長距離秩序状態になることがわかった。...

    DOI

  • PLD法を用いた窒化ホウ素薄膜の合成

    安西 淳, 淵上 雅世, 犬丸 啓, 山中 昭司 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009F (0), 2PG11-2PG11, 2009

    ...本研究では、PLD法と窒素ラジカル照射を組み合わせることにより種々の条件でalpha-Al2O3、MgO基板上に長距離秩序を持つ窒化ホウ素薄膜を合成し、その構造について調べた。またPLD法を用いた交互蒸着によりアルカリ金属、アルカリ土類金属を窒化ホウ素の層間へドープすることを試みた。...

    DOI

  • 非晶質材料における四極子核の精密構造解析

    岡 高憲, 徳田 陽明, 高橋 雅英, 横尾 俊信 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009S (0), 273-273, 2009

    ...ガラスのような長距離秩序のない非晶質材料は、固体NMR法により解析できるが、周期表の約半分の元素はスピンが半整数であり、四極子相互作用によりピークが広幅化する。...

    DOI

  • 階層的多孔材料の分離媒体としての構造最適化

    中西 和樹 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 684-684, 2008

    ...界面活性剤を相分離誘起剤として用いる相分離を伴うゾル-ゲル過程によって、長距離秩序をもつ形状・サイズともに制御されたメソ孔と、高い気孔率を占めるマクロ孔によって特徴付けられる、階層的多孔構造を有する塊状シリカゲルを作製した。...

    DOI

  • 階層的多孔構造をもつ有機無機ハイブリッドゲル

    中西 和樹, 小林 由季, 天谷 友彦, 平尾 一之, 小平 哲也 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2004F (0), 461-461, 2004

    ...メソ孔の細孔径分布および長距離秩序について、窒素吸着法およびX線回折法によって検討した。...

    DOI

  • 自己組織化による階層的多孔構造シリカゲルの作製

    天谷 友彦, 中西 和樹, 平尾 一之, 小平 哲也 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2004F (0), 462-462, 2004

    ...メソ孔の細孔径分布および長距離秩序について、X線回折法、窒素吸着法、フィールドエミッション走査電子顕微鏡(FE-SEM)により検討した。このような二重細孔シリカは、液体クロマトグラフィーカラムや触媒担体、吸着媒体、酵素の固定化など幅広く応用できると考えられる。...

    DOI

  • リラクサーにおける長距離秩序の発達

    上江洲 由晃, 藤城 興司, 山田 安定, 山本 直紀 日本結晶学会誌 43 (3), 241-247, 2001

    The colossal dielectric properties of relaxors are related to the appearance of polar nanoregions in cubic nonpolar matrix. In this hetero-phase structure, the long-range order is locally clamped …

    DOI Web Site 参考文献35件

  • 1B07 反強誘電性液晶における長距離秩序と相関

    田中 聰, 山下 護 日本液晶学会討論会講演予稿集 2001 (0), 45-46, 2001

    Correlation field approximation theory in the transfer matrix method is developed to analyze the correlation functions at an anisotropic system. In the ferro- and antiferro-electric smectic …

    DOI

  • 軟X線吸収微細構造(XAFS)分光法による表面吸着分子の研究

    横山 利彦 表面科学 18 (1), 9-15, 1997

    ...固体表面上の分子の吸着は,長距離秩序を伴わないことが多くその構造解析は通常困難であるが,シンクロトロン放射光を用いたX線吸収微細構造(XAFS)分光法を用いればその局所:構造が精度よく決定できる。ここでは軟x線XAFS法によりSO<SUB>2</SUB>のNi, Pd, Cu単結晶表面上での吸着を調べた結果について述べる。...

    DOI Web Site

  • 3次元制御エピタキシャル成長 選択的単一核形成法による結晶成長

    米原 隆夫 表面科学 16 (10), 608-616, 1995

    ...非晶質基板上に堆積されたままの薄層の構造は,下地の長距離秩序の欠如のため短距離秩序のみ保持された非晶質か,良くて微細な結晶粒が無秩序な粒界を隔てて集合した多結晶となる。本研究は,新規な結晶成長法,SENTAXY(選択的単一核形成法)に基づき,非晶質基板上で核形成サイトの位置を人工的に制御することを提案する。...

    DOI Web Site

  • 非晶質基板上の選択核形成—Si層の粒界位置制御—

    米原 隆夫, 西垣 有二, 水谷 英正 応用物理 57 (9), 1387-1392, 1988

    ...非晶質基板上に堆積されたままの薄層の構造は,下地の長距離秩序の欠如のため,短距離秩序のみ保持された非晶質か,よくて微細な結晶粒が粒界を隔てて集合した多結晶となる,本研究は,新しい結晶成長法, seRtaxy (selective nucletion based epitaxy) に基づき,非晶質基板上で,核形成サイトの位置を人工的に制御して,粒界位置を指定しようというものである.すなわち,基板上の任意...

    DOI

  • 乱流の秩序構造

    高木 隆司 日本物理学会誌 37 (1), 20-27, 1982

    ...しかし, 乱流とは完全に乱れているものではなく, ある種の長距離秩序が存在することが最近流体力学の分野で話題になってきた. 平均としてずり成分を持つ種々の乱流について, 秩序構造の形が実験的にも理論的にも調べられている. ところが, 秩序構造にはいまだにはっきりした定義がなく, すじみちの整った解説も難しいのが現状である....

    DOI Web Site

  • 低次元格子を持った錯塩の磁性

    井上 元道 日本化學雜誌 92 (1), 1-17, 1971

    ...ペンタフルオロマンガン(III)酸アンモニウム, Ni(NCS)<sub>2</sub>L<sub>2</sub>,ギ酸銅(II)無水物の青色変態では,鎖間や層間のスピン相互作用に基づく長距離秩序状態への転移が見いだされた。 CuX<sub>2</sub>L,ギ酸銅(II)の陽子磁気共鳴には,等方的Fermi接触項シフトが観測された。...

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 放電による繊維状窒化チタンの成長

    高橋 武彦, 杉山 幸三, 伊藤 秀章, 鈴木 喜博 工業化学雑誌 73 (3), 498-502, 1970

    ...X線回折によって (111) 面の強度比が, ASTM カードの値に比して他の面より弱いことが認められたが, ラウエ模様から長距離秩序を確認することはできなかった。繊維の破断強度および直径の対数の間に直線関係が認められた。...

    DOI Web Site

  • 1 / 1
ページトップへ