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検索結果 1,053,215 件

  • いじめの集団力学への序説

    八ッ塚 一郎 Journal of Group Dynamics 41 (0), 3-14, 2024-12-28

    ...いじめと呼ばれる現象では、当事者の力学も、集団内の布置もあまりに多様で互いに矛盾を来すほどであり、時的プロセスまで加味すると事態はおよそ複雑を極める。さらに唯一共通するはずの、被害者の苦痛という要素についても、それを訴え出ることができず、被害としての認識すら持てないケースまで存在するため、いじめの把握は原理的に極めて困難である。...

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  • U–Th年代測定法の原理と近年の研究例

    平林 頌子, 阿瀬 貴博, 横山 祐典 RADIOISOTOPES 73 (2), 173-185, 2024-07-15

    ...<p>ウラン系列核種の放射非平衡系を利用したU/Th年代測定は,地質学や古気候復元研究などにおいて,10–10<sup>5</sup>年といった時スケールに対して使用可能な,高精度な数値年代を提供する年代測定法である。本稿では,炭酸塩試料(サンゴ骨格・鍾乳石)を用いた年代測定に関して,これまでのウラン系列核種年代測定の原理,測定法の変遷および最近の研究例を紹介する。</p>...

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  • 蒸気圧破砕剤SPCによるコンクリート解体システムの開発

    長尾 晃太, 御代田 竜也, 水 宏行, 中津 雅延, 岩 祐一, 鹿住 孝, 七尾 純平, 伊藤 慎一, 髙橋 護, 宮野 泰征, 村田 健司, 神谷 修 日本素材物性学会誌 advpub (0), 2024-05-20

    <p>In a series of experiments on a demolition system using a steam pressure cracking(SPC)agent were conducted. The results were obtained by drilling 11 mm diameter(D10 class)rebar in concrete using …

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  • 高校における探究的な学習と資質・能力に対する学習者による省察と展望

    登本 洋子, 齋藤 玲, 堀田 龍也 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 134-137, 2024-05-11

    ...けたあるいは身に付けたかった資質・能力を明らかにする.2024年3月に高校卒業予定の3年生並びに卒業生19~21歳を対象にしたアンケート調査の結果,身に付けたものの上位五つは,情報収集力,チームワーク力,批判的思考力,自己管理力,公共の精神で,身に付けたかったものの上位五つは,コミュニケーション能力,言語能力,プレゼンテーション力,自己管理力,金融知識であった.高校のときの「総合的な探究(学習)の時」...

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  • 新逆向き設計を指導する仮想授業ゲームの対話方略とテンプレート開発

    松田 稔樹 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 59-66, 2024-05-11

    ...<p>新逆向き設計では,高校の教科カリキュラムを改革するために,「SDGsをテーマにした総合的な探究の時の活動設計⇒教科の探究活動設計⇒教科の通常授業の単元設計」をする.これを教職課程で指導するために,筆者は仮想授業ゲームを開発してきた.本稿では,その効果を高める対話方略を検討した上で,教科の探究活動の事例データや単元指導計画の内容項目データを設定すれば,自動的に動作するゲーム盤テンプレートを開発...

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  • 小中学生のICTスキルの類型化

    水野 一成, 近藤 勢津子, 吉良 文夫 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 130-133, 2024-05-11

    ...したことでタブレット・パソコンの利用率が上昇し,ICTスキルも上昇した.多様なICTスキルはどのように類型化できるだろうか.2023年11月に小中学生を対象に行った調査を用い,13項目のICTスキルの結果を基に,数量化理論第III類を用い類型化を行った.その結果,「基本スキル」「応用スマホスキル」「発展パソコンスキル」に類型化できた.本稿ではその類型化の結果と「学年」,「学年とインターネット利用時」...

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  • 教育におけるデジタルツインを意識したSTEAM教材「PICAPICA-VR」の提案

    加地 泉美, 香山 瑞恵, 永井 孝, 舘 伸幸 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 185-192, 2024-05-11

    ...<p>本研究の目的はSTEAM教育での利用を想定したVR教材の開発である.提案教材では現実空でイルミネーションの形を自由に創造し,仮想空上でその発光パターンプログラムを作成する.プログラミング学習とそのスキルを応用した自己表現に取り組むことで教科を横断した知識の獲得を支援する.本稿では提案教材の機能について概観し,教材の評価結果と今後の開発方針について考察する.</p>...

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  • 氷より疎なサブナノ細孔中の水とその3次元構造解析

    杉山 泰啓 Colloid & Interface Communications 49 (2), 27-28, 2024-05-10

    ...<p>微小空中における水に対する理解は、生体膜中での水チャネリング現象の解明につながるなど様々な分野で重要である。我々はこれまでに活性炭が有するサブナノ細孔中で水は、室温でもバルクの氷と比べて疎な状態であることを明らかにした。...

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  • 討論会のこれから

    飯村 兼一 Colloid & Interface Communications 49 (2), 1-2, 2024-05-10

    ...この時には、Web会議システムが世の中にすっかり浸透していたことと、準備時の点でも前年に比べると比較的余裕があったために、全てのセッションをZoomを用いた発表・討論として実施することができました。また、オンラインだからできることの一つして、市民講座「新型コロナ感染症対策とコロイド・界面化学」もオンライン・無料で開催しました。...

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  • 不注意に起因する労働災害の特徴

    和崎 夏子, 高橋 明子 労働安全衛生研究 advpub (0), 2024-05-09

    ...<p>不注意は人の特性として避けられないが,些細な不注意であっても大きな事故につながることがある.本研究では,不注意に起因する労働災害の特徴を明らかにすることを目的とした.労働者死傷病報告に基づく労働災害に関する情報を公開する『職場のあんぜんサイト』のデータベースより,平成29年のデータ31,496件を対象に,不注意に起因すると考えられる個別事例を抽出し,業種,事故の型,年齢,不注意が生じた状況,...

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  • 病棟看護師における非特異的腰痛と勤務時での身体活動強度との関係

    田上 裕記, 羽場 桃子, 渡邉 英将, 守永 憲史, 中井 智博 日本産業保健理学療法学雑誌 2 (1), 2-9, 2024-05-09

    ...</p><p> 【方法】医療機関に常勤勤務する病棟女性看護師58名を対象とした.日勤勤務時中において,活動量計を用いてデータを測定し,座位行動,低強度身体活動,中高強度身体活動に分類した各活動強度時を算出した.また,座位行動のブレイクとバウトの回数,時及び業務前後の腰痛変化量を計測した....

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  • 粉体塗料用静電塗装ガンからの異常放電による着火危険性に関する実験的研究

    崔 光石, 遠藤 雄大, 鈴木 勇祐, 栁田 建三, 白松 憲一郎 労働安全衛生研究 advpub (0), 2024-05-09

    ...<p>本稿では,粉体塗料用静電塗装ガンから発生する異常放電による着火危険性について,2つの方法(放電電荷量測定実験とガス爆発実験)により検討した.どちらの実験においても,放電ギャップ(塗装ガンのノズル先端部-接地電極の距離)を10mm一定とし,ガス爆発実験ではメタン-空気混合ガス(約12.0%)を使用した.その結果,いずれの実験条件においても,静電塗装機の安全装置である過電流遮断回路(OCL)が有効...

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  • 気候変動の予測研究と適応の意思決定をつなぐ

    高薮 出, 花崎 直太, 塩竈 秀夫, 安部 大介, 生駒 栄司, 石川 洋一, 江守 正多, 大塲 あい, 小埜 恒夫, 嶋田 知英, 田浦 健朗, 高橋 潔, 仲江川 敏之, 中北 英一, 西森 基貴, 初鹿 宏壮, 福渡 潔, 真砂 佳史, 三上 直之, 横木 裕宗, 吉川 実, 渡部 雅浩 水文・水資源学会誌 advpub (0), 2024-05-05

    ...また、その実現のためには幅広い主体の定期的かつ対等な対話機会の確保に加え、情報創出者や情報仲介者の科学コミュニケーション能力のさらなる向上が不可欠であることも示唆された。</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • チョコレート中の油脂結晶が引き起こす様々なブルーム現象

    本同 宏成, 佐藤 創平, 上野 聡 日本物理学会誌 79 (5), 236-241, 2024-05-05

    ...</p><p>ココアバターのV型結晶の融点は約34℃であるが,V型に固まったチョコレートを融点以上の35–37℃に保持した後,25–28℃で結晶化させ,さらに20℃まで冷却すると,V型に結晶化し,従来よりもはるかに短い期でチョコレート全体が白化するファットブルームが生じた.チョコレートを高温に保持しているはココアバター結晶からのX線回折ピークは観察されず,ほぼ融解していた.完全に融解したココアバター...

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  • 宇宙法とは何か?

    佐藤 雅彦 日本航空宇宙学会誌 72 (5), 156-162, 2024-05-05

    ...についてである.2005年に本誌において,青木節子慶應義塾大学法科大学院教授と共著で同じ題目で宇宙法の解説を試みた.18年前と比べると,民企業の躍進をはじめ宇宙活動の質・量ともに変化は著しく,種々のリスクも顕在化している.必然的にルール形成に対するニーズも高まっており,国内外で宇宙法規範の形成が活発化している.国や大学,専門機関や民企業の様々な宇宙関連事業や研究開発に日常的に取り組まれている多くの...

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  • 量子系が作る重力とその検証への歩み

    松村 央, 南部 保貞, 山本 一博 日本物理学会誌 79 (5), 224-229, 2024-05-05

    ...理解するために,ファインマンの思考実験をさらに推し進めてみる.質量を持つ粒子を位置の重ね合わせ状態にすると,それが作る重力場も量子的に重ね合わさった状態となる.その粒子の生み出す重力を測るために,プローブとなる別の量子的な粒子を近づけてみる.プローブ粒子は重力相互作用によって運動し,重力源となっている粒子が作る重力場に伴って,重ね合わせ状態に遷移する.このとき重力源粒子の位置とプローブ粒子の運動のには...

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  • 共鳴非弾性X線散乱によるルテニウム化合物の磁気励起の観測

    鈴木 博人 日本物理学会誌 79 (5), 230-235, 2024-05-05

    ...</p><p>ところが,中領域であるテンダーX線領域(2 keV<<i>h</i>ν<5 keV)においてはX線光学技術が未開拓であり,RIXS装置が存在しなかった.4<i>d</i>電子系物質は<i>L</i>吸収端のエネルギーがテンダーX線領域に属するため,RIXSを用いた物性研究が不可能な状況にあった....

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  • 中性子星の温度観測と標準模型を超える物理の探索

    永田 夏海, 濱口 幸一, 藤原 素子 日本物理学会誌 79 (5), 242-247, 2024-05-05

    ...</p><p>外部から孤立した中性子星の温度は,ニュートリノ放射および電磁放射によって時と共に冷えていく.その基本的な過程は中性子星の標準冷却理論として確立しており,中性子星の表面温度の時発展の観測とも概ね合致している....

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  • 教育用プログラム言語Scratchを用いた降雨流出モデリングゲームの開発とその水文学教育への利用可能性

    山崎 大, 岡田 実奈美, 矢澤 大志 水文・水資源学会誌 advpub (0), 2024-05-05

    ...<p> 流域水循環を初等・中等教育で教えることは,水文学に興味を持つ学生を増やす,水災害や流域マネジメントへのリテラシーを高める,という点で重要と考えられる.カリキュラムを考慮すると流域水循環を短時で効率的に教える必要があるが,降雨流出過程は多様な現象が相互作用する複雑なシステムであるため,記憶に残りやすい体験型教育ツールの開発は難しかった.本研究では,教育用プログラム言語Scratchを用いて視覚的...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 〔第2回〕 レビューで問題を検出する 知っておくべき5つの準備

    森崎 修司 日経コンピュータ = Nikkei computer (1119) 74-76, 2024-05-02

    第2回レビューの効果が出ないと「レビューアーの頑張りが足りないから」としてしまいがちだ。本連載では、数人のレビューアーとドキュメント作成者によるチームレビューを想定し、成果が出る手順を示す。今回は、問題の検出のために必要な5つの準備を紹介する…

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  • 多周波PDOA測位に適したチャネル状態識別法

    原 嘉孝 電子情報通信学会論文誌B 通信 J107-B (5), 320-332, 2024-05-01

    ...本論文では,多周波PDOA測位に適したチャネル状態識別法を提案する.多周波PDOA測位の精度はチャネル状態に大きく依存するため,高精度測位を行えるチャネル状態か否かを事前に識別し,高精度測位を行えると識別された状態で測位を行うことが望ましい.提案法では,無線局での電波の到来時差に含まれるキャリア周波数の周期の数の推定値が正しい可能性が高い場合に,高精度測位を行えるチャネル状態として識別する.特性評価...

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  • 3次元半陰的FDTD法によるTM透過型THz導波路偏光子の解析

    宮尾 浩斗, 柴山 純, 山内 潤治, 中野 久松 J107-C (5), 200-208, 2024-05-01

    ...解析する.界分布,導波モードパワー,消光比を陽的FDTD法の結果と比較する.時刻み幅を陽的FDTD法より大きく選んでも計算結果のよく一致することを見出す.取り得る最大の時刻み幅(14倍)を選んだ場合に,計算時を陽的FDTD法の約22%に短縮可能であることを明示する....

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  • 平面図と断面図による軌跡可視化のためのLine Simplification手法

    村上 司, 藤田 秀之, 新谷 隆彦, 大森 匡 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (5), 290-299, 2024-05-01

    ...ランニング,サイクリング,登山などの移動を伴う運動による軌跡データの共有が身近になった.多くのアプリケーションが,軌跡データを,緯度と経度の2次元平面上の軌跡平面図と,起点からの距離と標高の2次元平面上の軌跡断面図の両者により可視化する.軌跡データサイズ削減には,形状を保ちながら軌跡の頂点を引くLine Simplification (LS)が用いられる.軌跡平面図と断面図両者のLS結果を得るため...

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  • 表面吸水試験による種々のコンクリートの中性化予測

    徐 元遇, 白川 敏夫, 小山 智幸 日本建築学会構造系論文集 89 (819), 482-488, 2024-05-01

    <p>In this study, the possibility of carbonation prediction using the surface water absorption test was compared and reviewed with the air permeability test for concrete with various water cement …

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  • エンジン内蔵発電機の開発動向

    井上 知也 電気学会誌 144 (5), 270-273, 2024-05-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>国際民航空機関(International Civil Aviation Organization:ICAO)が掲げる「2050年に航空機から排出されるCO<sub>2</sub>を実質ゼロにする」長期目標(Long Term global Aspirational Goal:LTAG)を実現するため,さまざまな革新的技術の研究開発が航空機産業界で進められている。...

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  • クローン病に伴う複雑痔瘻に対する新たな治療:ダルバドストロセル(脂肪組織由来葉系幹細胞)の国内開発

    山口 貴義 日本薬理学雑誌 159 (3), 150-155, 2024-05-01

    ...慢性再発性炎症性腸疾患であり,日本人における有病率は増加している.クローン病の最も頻度の高い合併症の1つは肛門周囲病変であるが,なかでも肛門周囲の複雑痔瘻は激しい痛み,出血,腫脹,感染,排膿が生じることがある.内科的及び外科的治療法の進歩にもかかわらず,クローン病における複雑痔瘻の治療は依然として困難であると共に,痔瘻を有するクローン病患者のQOLは低い.ダルバドストロセルは,同種異系の脂肪組織由来葉系幹細胞...

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  • VRを用いた対人距離に対する表情認識特性に関する研究

    小越 康宏, 南川 直紀, 林 大雅, 齋藤 幸江, 小越 咲子 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 144 (5), 457-458, 2024-05-01

    <p>As an elemental technology for an expression recognition training system, a head mounted display with gaze detection function was used to display three-dimensional facial expressions, and the …

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  • 電界による生物学的作用の呼気ガス分析を用いた評価

    鈴木 大地, 萱 洋平, 鈴木 眞理, 鳥海 春樹, 福島 哲也, 原川 信二 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 144 (5), 526-527, 2024-05-01

    <p>As part of a study on the potential medical applications of electric fields (EFs), we used an energy metabolism evaluation system based on breath gas analysis to evaluate the effects of restraint …

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  • 縮小空法に基づく多目的TSCOPFに関する研究

    黒川 大輝, 久保川 淳司, 餘利野 直人, 造賀 芳文, 佐々木 豊 電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) 144 (5), 330-336, 2024-05-01

    <p>It is hoped that the power system will be operated safely and economically. Optimal Power Flow (OPF) is being studied in order to find a more economical operational point while ensuring safety. …

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  • 特集:「TP&Dフォーラム2023」の編集にあたって

    青野 正太 情報の科学と技術 74 (5), 159-159, 2024-05-01

    ...“研究発表(原則として60分)に続き,討議(同じく60分)の時を十分に設けることで,発表内容についての考察を深める”<sup>1)</sup>フォーラムの特徴を踏まえ,以下のように全体の開催報告1本,発表に基づく原著論文2本,発表の際の討議報告2本,計5本として構成しています。...

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  • 1分子レベルのタンパク質機能検出による疾患診断技術の開発

    小松 徹, 渡邉 力也, 水野 忠快, 本田 一文, 坂本 眞伍 MEDCHEM NEWS 34 (2), 80-87, 2024-05-01

    ...近年、翻訳後修飾、タンパク質相互作用などによって多様な分子種を生成するタンパク質の解析において、個々の分子種「proteoform」の違いを区別して機能解析を行うことの重要性が示唆されているが、疾患と関わるproteoformレベルの機能異常を見出すことが可能な方法論として、1分子レベルのタンパク質機能解析を可能とする技術を用いて、疾患と関わる血中の酵素活性異常を見出すことを目指した研究についてご...

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  • マルチコアファイバ光ネットワークにおけるコアクロストークを考慮した光パス更新モデル

    川口 陽大, 佐藤 丈博, 大木 英司 電子情報通信学会論文誌B 通信 J107-B (5), 286-300, 2024-05-01

    ...を開発する.性能評価では,整数線形計画問題を解く場合(最適化アプローチ),発見的アルゴリズムを用いる場合(ヒューリスティックアプローチ),及びコアクロストークを考慮しない場合(ベンチマークアプローチ)について,更新が完了するまでのラウンド数と計算時の二つの側面に基づいて評価する.提案モデルに基づくアプローチでは,コアクロストークを考慮することにより,ベンチマークアプローチと比較してラウンド数が...

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  • 相関のあるK分布クラッタ環境下におけるCFARのスレッショルド係数設定方式

    福島 冬樹, 高橋 龍平, 諏訪 啓, 若山 俊夫 電子情報通信学会論文誌B 通信 J107-B (5), 311-319, 2024-05-01

    ...高分解能レーダによる海上の小目標探知性能のため,海面クラッタの分布を比較的良く表現できるとされるK分布モデルに基づくCFAR (Constant False Alarm Rate)方式が提案されている.しかし,K分布クラッタが空的な相関をもつ場合について,分布の形状を定めるクラッタパラメータとスレッショルド係数との関係は定式化されておらず,スレッショルド係数算出にはモンテカルロシミュレーションを繰...

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  • VLF帯大地-電離圏導波管伝搬の時変動を用いた静穏時下部電離圏の電子密度同定

    入江 俊行, 安藤 芳晃 J107-C (5), 217-224, 2024-05-01

    ....JJI送信局(22.2 kHz)の放射電界をFinite Difference Time Domain (FDTD)法で計算し,その時変動を求めることで仮想的な観測値を生成した.この仮想的な観測値から,FDTD法を用いた電子密度の時変動を復元する逆問題を最適化問題として解き,電子密度の時変動を求めた.復元の結果,22.2 kHzの大地-電離圏導波管伝搬に影響を与える電子密度の範囲である Ne...

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  • J-TECが挑戦する再生医療の産業化

    井家 益和 日本薬理学雑誌 159 (3), 138-143, 2024-05-01

    ...これまでに5品目の再生医療等製品を上市することができた.いずれも医薬品のように注入する細胞懸濁液ではなく,組織工学的手法を用いて作製した組織構造体を移植する製品である.再生医療等製品の開発では,原材料の安全性確保,培養工程の標準化,非臨床試験による細胞特性の解析,包装・輸送方法の開発,GCTP施設の建設,及び治験を実施した.ジェイスの重症熱傷の適応,ジャックの軟骨欠損の適応については,すでに市販後7年の...

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  • 環境新技術官民協議会における航空機の電動化に係る取り組み

    江口 真 電気学会誌 144 (5), 278-281, 2024-05-01

    ...<p>1.航空脱炭素化に向けた取り組み</p><p>国際的な脱炭素社会の潮流の中で,航空の脱炭素化に向けては,国際民航空機関(ICAO)が2050年までに国際航空分野のCO<sub>2</sub>排出量を実質ゼロにすることを目標としており,各国が各方面で航空の脱炭素化に向けた取り組みを進めている。我が国では,2020年10月に内閣総理大</p>...

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  • ベイズ最適化を用いたNRDガイドスタブ型フィルタの設計

    啓佑, 井口 亜希人, 辻 寧英, 森本 佳太, 柏 達也 J107-C (5), 209-216, 2024-05-01

    現在,ミリ波応用に関する研究が盛んに行われている.ミリ波集積回路のプラットホームとして,低損失な非放射伝送路である非放射誘電体線路(NRDガイド)は有望な候補の一つであり,回路の構成要素となる様々な高性能なNRDガイド素子を効率的に設計することが求められている.そのためには,計算機シミュレーションを用いた自動最適設計法が有用であり,トポロジー最適設計法やモザイク状素子の最適化により素子の最適設計…

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  • 茨城支所における最近の活動状況

    島影 尚 電気学会誌 144 (5), 294-294, 2024-05-01

    ...<p>茨城県は電気関連の大学,国立研究所,民企業等が多くあり,優れた研究活動が進められている。その茨城県において,茨城支所は本年7月で80年を迎える歴史ある支所で</p>...

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  • AIMECS 2023 参加報告

    駒谷 優弥 MEDCHEM NEWS 34 (2), 106-108, 2024-05-01

    ...14th Asian Federation for Medicinal Chemistry (AFMC) International Medicinal Chemistry Symposium(AIMECS 2023)が、2023年6月25日から28日までの4日、韓国・ソウルにて開催された。...

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  • メカノケミカル有機合成の新展開と可能性

    伊藤 肇 MEDCHEM NEWS 34 (2), 97-102, 2024-05-01

    ...筆者らは過去 5年で、パラジウム触媒によるクロスカップリング反応のほか、難溶性化学物の反応開発、Grignard試薬などの有機金属化合物の合成、高速なBirch還元、圧電材料を用いたメカノレドックス反応の開発などの成果を上げ、メカノケミカル有機合成の有用性を示した。...

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  • 救命救急センター病棟の聴診器の汚染度

    小野内 汐美, 大山 清実広, 安永 天音, 星野 凪沙, 大橋 一孝, 鈴木 光子, 大山 亜紗美, 小野寺 誠, 伊関 憲 日本臨床救急医学会雑誌 27 (2), 75-79, 2024-04-30

    ...酒精綿で10秒拭き取ることにより84%の減少効果があったが,完全には除菌されてはいなかった。<b>結論</b>:聴診器の使用後と使用前に酒精綿などで拭き取りを行う必要がある。 </p>...

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  • 遠隔医療や治療アプリ(デジタル療法)を用いた新しい禁煙治療

    阿河 光治, 佐竹 晃太 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 133-137, 2024-04-30

    ...<p>外来の時的制約や外来通院のに生じる指導の空白期が禁煙治療の課題であった.それらを解決するために「CureApp SC<sup>®</sup> ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー」が開発され,2020年に治療アプリとして日本で初めて保険適用となった.治療アプリを利用することで,外来通院のでも個別化された行動療法ガイダンスを配信し,知識やセルフ・コントロールの手段を提供することができるようになった...

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  • 終末期にある患者の食べたい気持ちを支えるチームアプローチ

    河田 照絵 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 154-158, 2024-04-30

    ...多くは誤嚥に関連した肺炎である.誤嚥性肺炎を繰り返し,嚥下能力の回復が見込めない終末期にある患者に対し,できる限り口から食べ続けていくことを願う一方で,口から食べることをやめれば肺炎を繰り返すことを防げると判断し,本人,家族への口以外から栄養を摂る方法を選択することも少なくない.本人,家族から口から食べ続けたいと希望されたとき,医療者はどのように対応することができるのだろうか.ここでは,限られた時が...

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  • Platypnea-orthodeoxia症候群の食道胃接合部癌症例に対する周術期リハビリテーション

    岩﨑 円, 韮澤 紀文, 穂苅 諭, 大嶋 康義, 髙橋 敦宣, 永井 明日香, 上路 拓美, 菊地 利明, 木村 慎二 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 251-256, 2024-04-30

    ...臥位では改善するという特徴を持つ稀な症候群である.本邦においてPOS症例の報告は少なく,かつ周術期呼吸リハビリテーション(周術期呼吸リハ)を実施した報告はほとんどない.今回,卵円孔開存による右→左シャントによりPOSを有する食道胃接合部癌患者に対し周術期呼吸リハを実施した.術前は仰臥位での理学療法を中心に行い,術後は仰臥位での理学療法に加え経皮的動脈血酸素飽和度に注意し離床を進めた.術後酸素療法期は...

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  • 保険薬局における吸入指導承諾者と非承諾者の患者特性に関する後方視的調査

    浦上 勇也, 原田 亜記, 守谷 縁, 久家 哲也, 山本 和幸, 馬場 香菜子, 飯原 なおみ 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 239-244, 2024-04-30

    ...</p><p>【結果】解析対象283名において,吸入指導の承諾群155名(54.8%)と非承諾群128名(45.2%)となった.承諾群は非承諾群と比べ,吸入アドヒアランス良好者,女性,及びかかりつけ薬剤師制度の利用者が多かった.吸入手技不良の因子は,75歳以上,及び使用期4年以上であった....

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  • NPPV慢性呼吸不全患者に対する遠隔看護プログラム介入前後のセルフケア能力の比較

    霜山 真, 三塚 由佳, 高橋 識至, 小川 浩正, 佐藤 冨美子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 205-211, 2024-04-30

    ...</p><p>【方法】総合病院呼吸器内科外来のNPPV患者を対象に,遠隔看護プログラムを3カ月実施した.低セルフケア能力群と非低セルフケア能力群に分けて,介入前後のSelf-Care Agency Questionnaire(SCAQ)得点を比較した.また,介入前後の変化量を計算して群比較を行った....

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  • 重症患者における人工呼吸器抜管後の経口摂取開始日と退院時普通食経口摂取との関連

    渡辺 伸一, 金谷 貴洋, 岩崎 拓海, 渡辺 静香, 小久保 晃, 森田 恭成 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 218-224, 2024-04-30

    ...</p><p>【結果】903例の取り込み患者のうち,136例(普通食経口摂取自立群94人,非自立群42人)を解析対象とした.多変量ロジスティック回帰分析の結果,年齢(オッズ比:0.96,95%信頼区:0.93~0.99,p=0.028),初回経口摂取までの日数(オッズ比:0.95,95%信頼区:0.90~0.99,p=0.009)が有意な変数であった....

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  • X線吸収分光法による重い電子系化合物の価数評価と価数温度変化の物理的意味づけ

    水牧 仁一朗 SPring-8/SACLA利用研究成果集 12 (2), 118-119, 2024-04-30

    ...重い電子系として知られている4つの Yb 金属化合物 YbT<sub>2</sub>Zn<sub>20</sub> (T=Co,Rh,Os,Ir) について、Yb-L<sub>3</sub> 吸収端を用いてX線吸収分光測定を行った。それらのスペクトルから平均価数を評価しその温度変化を求めた。その温度変化は近藤温度と強い相関を持っていることがわかった。...

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  • 小児糖尿病患者における重症低血糖に関するアンケート調査

    小児糖尿病委員会, 浦上 達彦, 母坪 智行, 小川 洋平, 菊池 透, 臼田 里香, 松井 克之, 広瀬 正和, 平井 洋生, 阿比留 教生, 藤原 幾磨, 水野 晴夫, 都 研一, 高橋 和眞, 島田 朗 糖尿病 67 (4), 202-208, 2024-04-30

    ...0~8時が18人で最も多かった.発生場所は自宅が18人で最も多く,学校と部活動中は4人だった.SHの処置として11人は経口的にブドウ糖が与えられ,グルカゴン点鼻は5人であり,15人が医療施設に救急搬送されていた.以上から,SHの発生頻度は0.01回/年/人・1型糖尿病患者と既報に比べ低頻度であったが,在宅中の夜にその発生頻度が高く,SHの処置は未だ不十分であることが明らかとなった....

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  • アンカロン注とアミオダロン塩酸塩注150mg“TE”を注射した患者における静脈炎発症までの時の違い

    齊藤 将之, 中島 義仁, 堀 英生, 鈴木 匡, 市原 利彦 日本臨床救急医学会雑誌 27 (2), 80-85, 2024-04-30

    ...われわれは静脈炎発症までの時を先発品と後発品の投与で比較した。 その結果,アミオダロンの後発品使用患者のほうが先発品使用患者よりも静脈炎発症までの時が短かった(p<0.001)。さらに,後発品使用群ではアミオダロン投与開始時から静脈炎発症までの白血球の増加比が先発品使用群よりも有意に上昇していた(p=0.04)。...

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  • 指定難病肺胞低換気症候群の診療

    寺田 二郎 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 174-179, 2024-04-30

    ...<p>指定難病「肺胞低換気症候群」は,明らかな器質的疾患を認めない中枢性呼吸調節障害/睡眠関連低換気障害を病態とする難治性稀少性疾患であり,睡眠障害国際分類第3版(ICSD-3)「睡眠関連低換気障害」における(1)肥満低換気症候群の一部(覚醒時の肺胞低換気が夜のCPAP療法でも改善しない場合),(2)先天性中枢性低換気症候群(CCHS),(3)特発性中枢性肺胞低換気の3病態が想定されている.肺胞低換気...

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  • 理学療法士が介入したCOVID-19への非挿管下腹臥位療法のアドヒアランスの検討

    服部 暁穗, 東 正徳, 田中 翔太郎, 半崎 隼人, 三角 舞, 武井 紀代美, 井角 勇貴, 島 玲, 福島 有星, 上田 哲也 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 199-204, 2024-04-30

    ...</p><p>【対象と方法】集中治療室に入室した重症COVID-19患者9名を対象とし,理学療法士が介入して腹臥位療法を導入した.評価項目は導入後72時の実施率および有害事象の頻度,初回腹臥位療法時の酸素投与量,経皮的動脈血酸素飽和度(SpO<sub>2</sub>),呼吸数の変化とした....

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  • 当院における慢性閉塞性肺疾患患者の筋肉量低下関連因子の検討

    野田 直孝, 出水 みいる, 若松 謙太郎, 川崎 雅之 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 225-231, 2024-04-30

    ...</p><p>【結果】26例中,登録時の筋肉量低下は14例あり,増悪歴とBDIが関連していた.登録後に増悪があった症例は観察期内で呼吸困難症状の悪化と経時的な筋肉量低下がみられたが,登録後に増悪がなかった症例は観察期内で経時的に筋肉量が増加した....

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  • エナメル質酸蝕モデルに対するユニバーサルアドヒーシブシステムの接着性評価

    鈴木 美穂, 若松 賢吾, 陸田 明智, 杉村 留奈, 庄司 元音, 新井 広幸, 武藤 玲, 石倉(河津) 真実, 宮崎 真至 日本歯科保存学雑誌 67 (2), 99-108, 2024-04-30

    ...)および同様の処理を1日に2回,7日行った群(7日群)の2条件とした.各脱灰条件に従って処理した後,リン酸エッチングの有無によって,セルフエッチモード(セルフエッチ群)およびエッチアンドリンスモード(エッチアンドリンス群)の2条件を設定した.これら被着エナメル質面に,アドヒーシブを製造者指示条件で塗布,光照射してコンポジットレジンを接着させた.これらの接着試片は,24時保管(24時群)あるいは...

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  • ABiSにおけるMRI支援の取り組み

    定藤 規弘 顕微鏡 59 (1), 12-15, 2024-04-30

    <p>磁気共鳴画像技術はヒトを含む生体の詳細な解剖・機能情報を抽出できるイメージング技術であり,そのデータ取得ならびにデータ解析手法の発展はヒトを対象とした認知科学並びに臨床医学の領域において急速に進んでいる.その活用には,撮像パラメータの最適化,数理統計学の基礎知識を前提とした大規模データ解析手法の習得,並びに動物を対象としたMRI研究へのヒトで確立された撮像法や画像解析法の転移が重要で,それ…

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  • おかやまマラソンにおける医療救護体制と救命活動

    角南 和治, 津島 義正, 石井 史子, 木下 公久, 羽井佐 実, 氏平 徹, 髙田 良江, 堀 純也, 西岡 良子, 氏家 良人 日本臨床救急医学会雑誌 27 (2), 86-92, 2024-04-30

    ...AED班は待機班(沿道に0.5〜1km隔),自転車班,フィニッシュエリア班に分け,NPO救命おかやま(日頃から心肺蘇生講習会に携わる医療従事者,救急救命士などで構成)に医療系学生などが救護サポーターで加わり,約200名余りで編成した。前日の救命講習会を受講した者はメディカルランナーとして協力を依頼した。全7回の大会で99,795名(男性81.3%)が出走し,男性4名が心停止となった。...

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  • 質性肺炎におけるアドバンス・ケア・プランニングの重要性

    猪飼 やす子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 105-110, 2024-04-30

    ...</p><p>急性増悪により質性肺炎療養者の命にかかわる時,事前に意思表示の機会がなければ,医療に価値観を反映させることの保障ができず,その判断は家族に委ねられる.意思決定は,欧米では本人の自律が主流であるが,わが国では療養者と家族,医療者との関係性の中で意思決定を行う自律(relational autonomy)が一般的である.価値観を医療に反映させることは自律の原則への支援であり,ACPは重要...

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  • 一般病棟へ肺炎で入院した患者に対する多職種連携の効果検証

    萩森 康孝, 沖田 将斗, 石丸 悠花, 箭代 理沙 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 191-198, 2024-04-30

    ...</p><p>【対象と方法】対象は,2014年と2018年に肺炎で一般病棟に入院し,呼吸リハを実施した患者である.方法は,2年の患者の属性,併存疾患,入院時状態,経過や転帰に関して2群比較をした.次に,各アウトカムに対して,取り組みがどの程度の影響を及ぼしたかを重回帰分析を用いて解析した....

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  • 南琉球八重山語小浜方言の三型アクセント体系

    セリック ケナン, 麻生 玲子 音声研究 28 (1), 1-16, 2024-04-30

    ...2点目は,南琉球の他の多くの方言と同様に,音節と文節のの韻律単位として定義される韻律語が,各アクセント型の一般化に必要であるという点である。3点目は,小浜方言の3つのアクセント型が,琉球祖語の3つのアクセント型を継承しているという点である。</p>...

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  • 2型糖尿病の経過中に高インスリン血症性低血糖を繰り返した膵島細胞症の1例

    玲子, 飯田 高久, 三浦 貴徳, 藤永 明裕, 平松 一秀, 腰塚 靖之, 佐藤 啓介, 鈴木 滋 糖尿病 67 (4), 181-188, 2024-04-30

    <p>症例は56歳男性.2型糖尿病で7年前から加療中.循環器科に冠動脈ステント留置目的で入院中に,糖尿病薬休薬中にも関わらず低血糖発作を繰り返した.諸検査にて高インスリン血性低血糖症(早朝空腹時血糖36 mg/dLのインスリン(IRI)値64.3 <i>μ</i>U/mL,CPR13.3 ng/mL)の診断となり諸検査施行.画像検査では膵臓に腫瘍は描出されず.数ケ月は観血的検査困難のため,ジアゾ…

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  • 沖縄県におけるスポーツツーリズム推進の現状と課題

    稲葉, 慎太郎 天理大学学報 75 (3), 17-28, 2024-04-29

    ...県外からの参加者を受け入れるにあたって,大会満足度が満たされていること,参加者や地元住民との交流経験を通じて地域愛着を形成すること,多様な参加プログラムが用意されていることが必要であると報告されている。...

    機関リポジトリ

  • 骨盤静脈疾患の診断と治療 —SVP分類は是か非か—

    久米 博子, 小泉 伸也, 櫻澤 健一, 本 香織, 加賀山 知子, 岸野 充浩, 岩井 武尚 静脈学 35 (1), 59-65, 2024-04-27

    <p>骨盤内の静脈血行は複雑で未だ十分に病態生理が解明されていない.骨盤静脈疾患(pelvic venous disorders)は骨盤うっ滞症候群,メイ・ターナー症候群,ナットクラッカー症候群など,骨盤内の静脈うっ滞により起こるさまざまな症候群の総称である.これらの症候群は特定の症状に着目した病名で,各診療科でそれぞれに治療がなされてきたため,骨盤静脈疾患は系統的な治療や研究が行われていなかっ…

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  • 日本人における静脈血栓塞栓症の実態

    廣松 伸一 静脈学 35 (1), 75-82, 2024-04-27

    ...<p>日本人における静脈血栓塞栓症(VTE)の実態を政府が公表しているNational Databaseのオープンデータとe-Statを用いて検討した.1995年から2021年までの肺塞栓症(PE)による年死亡数の平均値は1741.1±31.1人で2011年が2034人と調査期では最大であり,東日本大震災の関連が考えられた.直接経口抗凝固薬(DOAC)時代の2014年から,下大静脈フィルター(IVCF...

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  • 下肢静脈瘤治療歴40年から見たCAC治療の位置づけ—Experience-Based Medicine(EBM)からの見解—

    市来 正隆 静脈学 35 (1), 35-39, 2024-04-27

    ...<p>この40年の医療の低侵襲化の波に伴って下肢静脈瘤治療も変遷してきた.ストリッピング手術からグルーを使用する最新の血管内治療(cyanoacrylate closure: CAC)までほぼすべての治療を経験してきた.その度に浮き彫りになった各治療法の問題点を教訓として自らのExperience-Based Medicine(EBM: 経験に基づく医療)の視点からCAC治療を位置づけた.この2年...

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  • 肺血栓塞栓症を合併した多発深部静脈血栓症の1例

    中田 悠希, 井上 卓哉, 佐戸川 弘之, 籠島 彰人, 管野 隆三 静脈学 35 (1), 41-44, 2024-04-27

    ...<p>肺がん術後に,上肢の深部静脈血栓症(DVT)による急性肺血栓塞栓症(PTE)を生じ,同時に下肢DVTも合併した症例を経験した.症例は83歳男性,左上葉肺がんの診断にて左上葉切除術が施行した.周術期は血栓予防対策として弾性ストッキングの着用や術中の欠的空気圧迫法を行った.術翌日よりリハビリを開始し術後経過は良好であったが,術後15日に突然の失神発作をきたした.造影CTにて右肺動脈末梢に軽度のPTE...

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  • 経皮的カテーテル心筋焼灼術周術期における下肢静脈超音波検査の有用性

    小島 光司, 井上 美奈, 左右田 昌彦, 奥村 諭, 髙田 康信 医学検査 73 (2), 294-300, 2024-04-25

    ...DVT発生群は非発生群と比較し,70歳以上の症例が多く,DVTの既往を有する症例が多く,D-dimerが高値であり,術後臥床時が長かった(<i>p</i> < 0.05)。CA周術期におけるDVT発生には年齢,DVTの既往,術前D-dimer値,術後臥床時が関与しており,早期診断にはCA後の下肢静脈USが有用と考える。</p>...

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  • 当院の肝臓専門医と臨床検査技師による未診断C型肝炎患者拾い上げの新たな取り組み

    伊藤 葉子, 藤野 達也, 荒武 良総, 松下 義照, 荒川 仁香, 國府島 庸之, 福泉 公仁隆, 中牟田 誠 医学検査 73 (2), 308-315, 2024-04-25

    ...開始6ヵ月で,肝臓専門医以外からオーダーされたHCV抗体陽性の患者124例のうち,電子カルテアラートシステムのみで対応が行われた患者は83例(67%),対応が行われなかった患者は41例(33%)であった。対応が行われなかった41例には肝炎チームが介入し,40例でHCV抗体陽性への対応が追加されたため,HCV抗体陽性患者への対応率は67%から99%に向上した。...

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  • ChatGPTによる臨床検査技師国家試験正答率の検証

    土井 洋輝, 石田 秀和, 永沢 大樹, 坪井 良樹, 菊地 良介, 市野 直浩, 秋山 秀彦, 齋藤 邦明 医学検査 73 (2), 323-331, 2024-04-25

    ...LLMは,人に近い流暢な会話が可能であり,自然言語を用いたさまざまな処理を高精度で行えることから,世界中で注目を集めている。本研究では,LLMであるOpenAI社が開発したChatGPTの異なる2つのモデル(GPT-3.5, GPT-4)にて,過去3年の臨床検査技師国家試験におけるChatGPTの正答率について評価を行った。GPT-3.5による正答率の平均は51.4%であった。...

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  • 病理検査室におけるCAP(College of American Pathologists)認定取得への取り組み

    成清 羊佳, 小林 隆樹, 相羽 拓矢, 国仲 伸男, 苅部 正宏, 秋元 成美, 山川 博史, 石井 源一郎 医学検査 73 (2), 337-345, 2024-04-25

    ...国立がん研究センター東病院(当院)は,2013年からISO 15189認定を維持継続しているが,当院のビジョンでもある「世界レベルの新しいがん医療の創出」を達成するために2019年よりCAP認定取得を目指し,約3年の準備期を経て2022年8月にCAP認定を取得した。...

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  • 近世・近代の名古屋における花街の空的変遷に関する研究

    今村 洋一 都市計画論文集 59 (1), 73-85, 2024-04-25

    ...(3)明治期には、近世からの市街地の東西縁辺部や、これに接続する場所でも連が設立され、新たな花街空が出現した(巾下界隈、舎人界隈、大曽根界隈)。(4)大正・昭和初期には、芸妓置屋の立地規制がおこなわれたが限定的で、拡大した市街地においても連が設立され、新たな花街空が出現した(金山界隈、東古渡界隈、西古渡界隈)。...

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  • 往復2車線道路における自転車と自動車の追越行動を考慮した自転車通行空の整備効果に関する研究

    小川 圭一, 六郷 文昭 交通科学 55 (1), 1-14, 2024-04-25

    ...をおこなっているが,琵琶湖を1周する湖岸道路の多くは往復2車線道路であり,県内の幹線道路として機能しているため自動車交通量も多い.このため,車道通行の自転車が増加することによる自転車の安全性の確保と,自動車の幹線道路としての機能とを両立させることが課題となっている.本研究では,湖岸道路のような往復2車線道路を対象に,エージェントシミュレーションを用いて自転車と自動車の追越行動を考慮した自転車通行空の...

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  • グリコサミノグリカン鎖の硫酸化修飾の制御機構とその異常による疾患発症機構

    三上 雅久, 北川 裕之 生化学 96 (2), 133-142, 2024-04-25

    ...ムコ多糖とも称されるグリコサミノグリカン多糖は,細胞外マトリックスの普遍的構成成分であり,数多くの硫酸基とカルボキシ基を持つため,高い水分保持活性を備えた組織の構造支持体として捉えられてきた.一方,硫酸基の空配置によって生み出されるグリコサミノグリカン鎖の構造多様性は,さまざまな生理活性タンパク質とのコンタクトを可能にする分子基盤でもある.実際,近年の研究から,グリコサミノグリカン鎖が,増殖,分化...

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  • 糖鎖の深層理解のための分析技術

    木下 充弘, 山田 佳太 生化学 96 (2), 199-206, 2024-04-25

    ...ヒトのゲノム解読後,タンパク質や脂質に無限の多様性を与える糖鎖の情報を読み取ろうと,さまざまな糖鎖解析技術が開発されてきた.レクチンアレイやオービトラップ型質量分析装置の登場は,糖鎖研究のメインストリームとして活用され,プロテオミクスとの境界領域に踏み込んだ研究をも加速化させた.一方,既存の技術は時平均的な糖鎖構造をながめているにすぎない場合が多く,必ずしも糖鎖特有のダイナミクスを把握できているとはいえない...

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  • がん病態におけるANGPTL2シグナルの機能

    門松 毅, 尾池 雄一 生化学 96 (2), 241-254, 2024-04-25

    ...につながる.ANGPTL2は,その生理機能として,損傷修復による組織の恒常性維持に重要な役割を果たしているが,一方で,そのシグナル過剰状態は,慢性炎症や不可逆的組織リモデリングを引き起こし,生活習慣病やがんの発症・進展に寄与する.がん病態では,ANGPTL2による恒常性維持機構の過剰応答が,発がんやがん転移を促進する.さらに最近,抗腫瘍免疫に対して,がん細胞由来ANGPTL2は抑制的に作用するが,質細胞由来...

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  • 表面材厚さと下地材の熱慣性を考慮した着火時の予測式の実験的検証

    小宮 祐人, 原田 和典 日本火災学会論文集 74 (1), 1-13, 2024-04-25

    ...<p>従来の熱着火理論に基づく着火時の予測は,表面材が熱的に中的な厚さの場合や裏面から吸熱される場合には適用できない。そこで筆者らは,熱伝導解析により表面材厚さと下地材の熱慣性を考慮した着火時の予測式を導出した。本研究では,表面材厚さと下地材が着火時に及ぼす影響を実験的に把握するとともに,導出した予測式の妥当性を検証した。...

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  • 外来採血待ち時短縮の取り組み―診察・検査予約時に合わせた採血システム導入―

    中島 あつ子, 内山 健二, 堀口 大介, 星 孝夫, 越後 薫, 藤代 政浩, 党 雅子, 春木 宏介 医学検査 73 (2), 373-379, 2024-04-25

    ...従来,採血待ち時が午前中は常に60分以上となり,混雑緩和が病院の課題となっていた。改善として「診察・検査予約時に合わせた採血システム」の導入と共に,採血室の環境に適応した工夫の取り組みをした。当システム導入後,待ち時の平均は10分,約30分の短縮となった。</p>...

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  • 尿中β<sub>2</sub>マイクログロブリン測定に与える尿pHと保存温度

    長谷野 優作, 大貫 望, 井上 真理奈, 三輪 佑果, 鵜原 日登美, 平 資久, 石崎 一穂, 金子 誠 医学検査 73 (2), 332-336, 2024-04-25

    ...pH調整の有無,保存方法の違い(室温,冷蔵,凍結)の条件設定を行い,測定までの経過時の差異による尿中β<sub>2</sub>MG値の低下率を比較した。尿pH 6.0~7.5の検体においては,24 h後の尿中β<sub>2</sub>MG低下率は小さかった。尿pH 4.7~5.5の検体では,室温保存,冷蔵保存,凍結保存の順に24 h後の尿中β<sub>2</sub>MGの低下率が大きかった。...

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  • 外来患者の高カリウム極異常値速報と医師の対応調査―外来診療との連携強化に向けて―

    飴本 久子, 山本 慶和, 下村 大樹, 嶋田 昌司, 上岡 樹生, 畑中 徳子 医学検査 73 (2), 346-353, 2024-04-25

    ...方法:対象は1年で高カリウムの極異常値を示した外来患者131名とした。外来での治療状況と高カリウム血症の誘因,速報後の主治医の対応,緊急処置の有無,心電図所見,血清カリウム値とその変化量について調査した。結果:高カリウムの誘因は,慢性腎臓病,過剰摂取,薬の副作用が80%を占めた。緊急処置を要した患者は20例で,14例が7.0 mmol/L以上,または1.5 mmol/L以上の上昇を示した。...

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  • 自発的なまちづくり活動の担い手の動機・展開過程に見出される担い手同士の関係

    助川 達也, 中島 直人, 窪田 亜矢 都市計画論文集 59 (1), 1-7, 2024-04-25

    ...さらに、必ずしもはっきりした意志に基づくわけではない、当事者たちにとっても即座には認識しづらい担い手同士の接的な関係が、担い手の活動の動機・展開過程に影響を及ぼすことが明らかとなった。これは、既存のキーパーソン論が、顕在化した働きや意志を持った役割について述べていることとは違い、本研究の新たな知見である。</p>...

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  • 非がん性上腹部内臓痛に対し神経破壊薬を用いたコーンビームCT補助下透視下内臓神経ブロックを施行した2症例

    西田 遼子, 片山 勝之 日本ペインクリニック学会誌 31 (4), 73-76, 2024-04-25

    ...した.症例1,46歳男性.アルコール性膵炎に起因する心窩部・側腹部痛(NRS 7/10)を自覚.経口鎮痛薬での疼痛制御が困難な上,鎮痛薬に起因する日中の眠気が強く就業困難であったため,神経破壊薬を使用した内臓神経ブロックを施行した.施行直後より疼痛は消失し,経口鎮痛薬を減量し,復職を果たした.ブロック施行後4年2カ月経過した現在も疼痛の増悪を認めていない.症例2,57歳男性.反復性胆管炎に起因する欠痛...

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  • 社会情勢の変化がもたらした食料品の買い物不便の問題の実態把握とその改善策に関する一考察

    関口 達也, 林 直樹, 寺田 悠希, 杉野 弘明 都市計画論文集 59 (1), 118-129, 2024-04-25

    ...<p>2023年現在,日本はCOVID-19の感染リスクと食品価格の高騰が共存する社会状況にある.その様な社会の中で,人々の食料品の買い物環境も大きく変容している.そこで本研究では,東京都の複数市町村を対象としたアンケート調査の結果に基づき,コロナ禍以前(2019年期)と2023年1月(2023年期)の時点での買い物行動・意識の比較を主とする定量的分析を行う.特に,2023年期における人々の「買い...

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  • 糖鎖模倣ペプチドの取得と腫瘍標的能を利用した治療法への応用

    野中 元裕 生化学 96 (2), 184-191, 2024-04-25

    糖鎖構造の化学合成は一般的に困難であり,専門的な知識と技術が必要とされる.一方で,レクチンなどの糖認識分子の阻害において,ペプチドが代替物として利用可能であることは以前より示されている.これまで,ファージディスプレイ法などを用いて糖鎖認識分子に対してスクリーニングを行うことで,糖鎖を模倣するペプチドが取得されてきた.著者が過去に所属していたMichiko N. …

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  • Friedewaldの式を利用した異常リポタンパクの検出および脂質4項目のデータ保証

    猪田 猛久, 髙橋 秀一 医学検査 73 (2), 285-293, 2024-04-25

    ...今回その乖離した事例について,2019年12月から2021年11月の2年に,当院で脂質4項目の依頼のあった中でTC値差が ±25 mg/dLを超えた症例から58例,±25 mg/dL以内であった症例から8例をそれぞれ無作為に抽出し,精査を行った。精査として,コレトリコンボ,リポフォーによるリポタンパク電気泳動の実施およびリン脂質,遊離コレステロールを測定した。...

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  • 当院における早朝病棟採血への取り組み

    横山 颯大, 加藤 洋平, 関根 綾子, 岡 有希, 石田 秀和, 深尾 亜由美, 大倉 宏之, 菊地 良介 医学検査 73 (2), 386-393, 2024-04-25

    ...さらに,担当した臨床検査技師2名は業務終了時が2時繰り上がることにより,それぞれのワークライフバランスに則した効果も認めることができた。以上より,臨床検査技師による病棟採血は看護師の採血業務軽減だけではなく,患者にとっても有用であり当院での医療水準の底上げとともに,より良質で安全な医療の提供に繋がると考える。</p>...

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  • PAM(Periodic Acid-Methenamine silver)染色の再現性向上のための検討―銀反応経時的変化と尿細管刷子縁の呈色を利用して―

    藤田 裕太, 中村 博, 小関 ほの香, 片山 ひかり, 喜納 勝成, 橋爪 茜, 泉 浩, 冨田 茂樹 医学検査 73 (2), 230-236, 2024-04-25

    ...しかし,切片厚や銀反応時の曖昧さなどから,染色性にバラツキが生じやすい染色法とされる。今回我々は,本染色におけるメセナミン銀反応中の経時的変化および経時的変化を利用した反応終点と有用性について検討した。対象には腎パラフィンブロックを用い,2 μm厚で薄切した。銀液の加温は攪拌効果と反応時短縮のためにマイクロウェーブ,マイクロウェーブを使わない方法としてパラフィン溶融器を使用した。...

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  • 過去の内部精度管理測定値から算出したCVを用いた精度管理幅設定の試み

    村越 大輝, 久住 裕俊, 平松 直樹, 薗田 明広 医学検査 73 (2), 223-229, 2024-04-25

    ...②1か月ごとのIQC測定値をBonferroni法で比較した結果,多くの群で有意差を認めた。③6か月以上のIQC測定値の平均値を集計することでCVのバラツキは軽減した。これらから,最低6か月のIQC測定値から算出したCVを用いて目標値に対するSDを算出する。...

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  • 貸しを対象とした駐車場の適正配置と容量設定のための設計手法の提案と熊本市都心部への適用

    溝上 章志, 古賀 逸人, 劉 強 都市計画論文集 59 (1), 17-26, 2024-04-25

    ...<p>本研究では,まず,熊本市中心市街地の時貸し駐車場の配置,容量,料金を調査し,空的な特徴を明らかにする.次に,利用実態調査データを用いた駐車場選択行動モデルを推定し,選択に影響を与える要因を明らかにする.さらに,駐車場選択行動モデルを内生化した駐車シミュレーションモデルを構築し,駐車需要を予測しながら駐車場の利用者と事業者それぞれの目的を最適化するような駐車場配置/容量の最適設計モデルを提案...

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  • 施設配置・公共交通網・運賃の同時最適化と施設運営効率化便益の波及分析への適用

    須ヶ 淳, 奥村 誠 都市計画論文集 59 (1), 43-51, 2024-04-25

    ...<p>高齢化と人口減少が急速に進む地方都市においては,コンパクト・プラス・ネットワークの考え方に基づき,施設と公共交通網の両者の維持を可能とする集約方針が求められる.その際,需要の弾力性を考慮しながら,アクセス時の差異を打ち消すような施設利用料金や交通運賃を設定して需要を適切にコントロールすることが,さらなる効率性の確保につながる可能性がある.そこで本研究では施設アクセス交通と一般交通という2種類...

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  • ミトコンドリア由来小胞,古くて新しい膜輸送

    杉浦 歩 生化学 96 (2), 232-240, 2024-04-25

    ...ミトコンドリアは多彩な機能を持つダイナミックな細胞小器官(オルガネラ)である.分裂や融合,伸長などの形態変化に加え,他のオルガネラとの接着,細胞内局在変化,細胞移動などその動態も多様である.ミトコンドリアの機能維持において正常な動態制御は必須であるが,それぞれの動態は独立しているわけではなく,連関しながら恒常性が保たれている.ミトコンドリア由来小胞(mitochondrial-derived vesicles...

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  • 動的モード分解による時系列データストリームの将来予測

    千原, 直己, 松原, 靖子, 藤原, 廉, 櫻井, 保志 情報処理学会論文誌データベース(TOD) 17 (2), 1-11, 2024-04-23

    ...活用する.提案手法は,(a)大規模データストリームの中から重要なダイナミクスを発見し,リアルタイムかつ長期的な予測を可能とする.また,(b)様々なデータに対して予測を行うことが可能であり,実用的である.さらに,提案手法は(c)データストリームの長さに依存せず,非常に高速である.実データを活用した実験により,提案手法が時系列データストリームの将来予測のための既存手法と比較して高精度であること,計算時について...

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  • 大規模webデータストリームに対する流行の拡散パターンの抽出手法

    東口, 慎吾, 松原, 靖子, 川畑, 光希, 櫻井, 保志 情報処理学会論文誌データベース(TOD) 17 (2), 12-27, 2024-04-23

    ...本論文では,webの検索データストリームに対する新しい特徴抽出手法であるFluxCastを提案する.提案手法は,(keyword, location, time)の3つの属性から構成される3階テンソルストリームに対し,時変化するトレンドや季節性パターン,そして地域の関心の拡散のパターンを継続的に抽出する.具体的には,(a)検索数のトレンドや地域の関心の拡散のパターンを解釈可能か形で抽出し,(b...

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  • 項書き換えシステムにおける生成性と局所十分完全性について

    櫻井, 爽一, 青戸, 等人 情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) 17 (2), 1-1, 2024-04-22

    ...一方,ストリームのような,要素を無限個含むようなものを対象とした計算は一般に終了することはないが,ストリームの先頭から任意個の要素を取り出しても,その次の要素を適切な値として求められることがあり,そのようなことを保証する性質を生成性と呼ぶ.生成性についても,項書き換えシステムに基づく形式化や検証方法が提案されている(Endrullis and Hendriks, 2011).局所十分完全性と生成性のには...

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  • 型指向翻訳のための任意に型付けされた高水準中表現

    柏木, 力哉 情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) 17 (2), 3-3, 2024-04-22

    ...コンパイラ実装技術が成熟するにつれて,コンパイラのフロントエンドにも複数の中形式を用いるデザインが見られるようになった.本発表では,型の記述が必要ない関数型プログラムから,型が明示された中言語への変換を行うための高水準な中言語を提案する.特にHaskellやOCamlといった言語を対象として,高水準中言語を導入することによるデザイン上の有効性と,具体的な言語の仕様を与える.この高水準中言語...

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