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検索結果 280 件

  • ジュニア競泳選手の筋柔軟性および関節弛緩性の年代差および性差

    鈴木 雄太, 奥田 鉄人, 三瀬 貴生, 國分 裕一, 栗木 明裕, 髙山 弘幹, 前田 慶明, 浦辺 幸夫 日本臨床スポーツ医学会誌 31 (1), 122-130, 2023-01-31

    <p>本研究の目的は,地方ジュニア競泳選手の全身の筋柔軟性や関節弛緩性の年代差および性差を確認することである.6 府県のスイミングクラブの選手コースまたは中学・高校の水泳部に所属する小学5 年生から高校3 年生までの競泳選手452 名(男性256 名,女性196 名)を対象とし,上肢5 項目,下肢7 項目の筋柔軟性および関節弛緩性を測定した.年代(小5-6 年,中1-2 年,中3-高1 …

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  • 酸化チタンナノ粒子による肺炎症応答におけるネクロトーシスの役割

    奥川 友裕, 佐川 友哉, 石川 良賀, 宮坂 奈津子, 長尾 慧, 本田 晶子, 高野 裕久 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P1-064S-, 2023

    <p>ナノテクノロジーの急速な発展により、様々なナノ粒子の応用が進んでいるが、酸化チタン(TiO­<sub>2</sub>)ナノ粒子は、生物・医学、農業・食品など特に幅広い分野で利用されている。しかし近年、TiO<sub>2</sub>粒子の急性経気道曝露は肺における炎症・線維化を誘発する可能性が報告されており、またその詳細なメカニズムも明らかになっていない。そこで本研究では、TiO<sub>2…

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  • 眼部紫外線被ばくと翼状片および白内障に関する疫学研究

    初坂 奈津子 日本白内障学会誌 35 (1), 7-12, 2023

    <p>紫外線(UV)関連の眼疾患は角結膜から水晶体に生じ,眼部UV被ばくが多いと翼状片や白内障発症リスクとなる.筆者らはUV強度の異なる地域における疫学調査を続け,地域の比較だけではなく,対象者各々が今まで浴びてきた眼部UV被ばく量をcumulative ocular UV exposure(COUV)として算出し検討してきた.今回,50歳以上の漢民族1,547名(年齢60.4±9.1歳)を対象…

    DOI 医中誌

  • 近代における京阪奈丘陵地北部の里山景観の森林化過程

    宮田 咲矢香, 小椋 純一, 大住 克博 日本森林学会誌 104 (4), 205-213, 2022-08-01

    ...対象とした京阪奈丘陵北部では,明治中期には荒地や草地,土壌浸食地などの無立木地が卓越していが,明治後期に一斉に森林化していったと推定された。成立した森林は,アカマツが優占する針葉樹林であったと考えられた。...

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  • 高速道路利用に対して拒絶感を持つドライバーの事故をめぐる意識構造の分析

    倉内 慎也, 長坂 奈月, 吉井 稔雄, 白柳 洋俊 交通工学論文集 8 (2), A_265-A_272, 2022-02-01

    <p>事故リスクの低い高速道路への利用転換を意図した効果的な交通事故リスクコミュニケーションを検討するためには,高速道路の運転に対するドライバー意識の分析が不可欠である.本研究では,特に高速道路の利用を拒絶するグループに着目し,そうでない群との意識差を分析した.その結果,利用拒絶群では,運転に対する恐怖感が高速道路の利用意図に支配的な影響を及ぼすとともに,高速道路の事故リスクを過大評価しているド…

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  • COVID-19の感染拡大がレガシーキャリアの国内線の運航に与えた影響分析

    野田 勇翔, 掛 明日花, 神田 佑亮, 宇根本 一輝, 高雄 悠太 土木学会論文集D3(土木計画学) 78 (6), II_826-II_837, 2022

    <p> 2020年初頭より,新型コロナウイルスCOVID-19が全世界で猛威を振るっており,各国の経済活動に大きな影響を与えている.そのため,都市間移動を中心に人々の移動需要が減少し,航空国内線では,減便等により供給の調整がなされた.</p><p> 本研究では,こうした影響について,民間フライトログデータ公開サイト「Flightrader24」を用いてフライトデータを収集し,羽田空港発着の7路線…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • アレルギーを悪化させるパーソナルケア製品の同定

    本田 晶子, 丹 嵯織, 宮坂 奈津子, 雑賀 大輔, 邱 彬洋, 長尾 慧, 李 銀鵬, 王 造時, 石川 良賀, 上田 佳代, 高野 裕久 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), O-2-, 2022

    <p>【背景と目的】環境中に存在する化学物質や微粒子が、アレルギー疾患を悪化させることが、疫学的にも実験的にも報告されている。化学物質や微粒子は、パーソナルケア製品(PCPs)にも含有されうるが、これらがアレルギー疾患に及ぼす影響に関する知見は乏しく、また、膨大な数のPCPsの影響を確認するには、簡易的な評価手法が求められる。本研究では、<i>in …

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  • 体温がヒト水晶体中ATP産生に与える影響と核白内障発症への関与

    武田 峻, 山本 直樹, 長井 紀章, 出口 粧央里, 平松 範子, 初坂 奈津子, 永田 万由美, 松島 博之, 久保 江理, 佐々木 洋 日本白内障学会誌 34 (1), 76-82, 2022

    <p>核白内障(nuclear cataract: NUC)の発症要因として,高温環境による影響が報告されている.今回,体温に着目し,水晶体再建術施行例を対象とし,体温とヒト水晶体上皮細胞(human lens epithelial cells: HLECs)中ミトコンドリア活性およびATP含量の関係,体温とNUC発症リスクの関連について検討した.NUC患者では体温36.5℃以下患者(L群)に比…

    DOI 医中誌

  • 神経性やせ症に対する治療を振り返る

    松林 直, 武田 由美, 松原 明弘, 中武 伸元, 荻原 莉穂, 三坂 奈津子, 原 健 心身医学 61 (1), 52-56, 2021

    <p>神経性やせ症の治療において極度にやせているにもかかわらず, 食事を拒否する場合は難しさを覚える. 極度のやせと体重減少に関連した低血糖に代表されるような身体疾患の併発や廃用症候群, 食事開始に関連する再栄養症候群の存在は長期のリハビリテーションを必要とし, 治療期間が大幅に延長する. 身体合併症などのため, …

    DOI Web Site 医中誌

  • 未習熟課題に対する継続的なInternal Focus指示の効果について

    金山 篤樹, 南 眞由香, 有原 和, 武貞 ゆりか, 大前 麻希, 笹田 啓太, 髙橋 ひな, 三上 紘哉, 薮田 拡武, 山本 沙紀, 岩田 晃 理学療法科学 36 (1), 29-34, 2021

    <p>〔目的〕運動機能向上にはinternal focus(IF)指示よりもexternal focus(EF)指示が効果的である.しかし,対象者の熟練度が低い場合や,継続的な介入においてはIF指示が有効である可能性が考えられている.そこで,未習熟課題への継続的介入におけるIF・EF指示の効果を検証した.〔対象と方法〕健常若年者55名を2群に分け,非利き手での投球課題に対してIF・EF指示を用い…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献16件

  • 地域課題解決の手段としてのシェアリングエコノミー

    宮坂 奈緒, 日原 勝也 日本観光研究学会全国大会学術論文集 36 (0), 105-110, 2021

    Sharing economy is economic activity that makes idling assets owned by individuals, etc. available to other individuals, etc. via matching platforms on the Internet. In this study, we investigated …

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  • 3焦点眼内レンズ挿入眼の残余乱視と焦点深度曲線

    國正 茜, 髙山 綾子, 鵜飼 祐輝, 渋谷 恵理, 山崎 舞, 柴田 哲平, 柴田 奈央子, 初坂 奈津子, 山本 直樹, 久保 江理, 佐々木 洋 日本白内障学会誌 33 (1), 75-80, 2021

    <p><b>目的</b>:3焦点眼内レンズ挿入眼の焦点深度曲線における残余乱視の影響について検討した.<b>方法</b>:2019年5月~10月に,当大学病院で日本アルコン製の3焦点眼内レンズ(AcrySof IQ PanOptix Trifocal,以下,PanOptix)を挿入し,術後1~3カ月の検査が可能であった21例29眼(平均年齢58.7±9.9歳)を対象とし,完全矯正に球面度数以下S…

    DOI 医中誌

  • 奈良東縁断層帯調査における奈良市三条本町NB-1ボーリングコアの概要

    三田村 宗樹, 高橋 春菜, 岩田 知孝 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 159-, 2021

    ...</p><p>引用文献 </p><p>三田村宗樹, 京阪奈丘陵の大阪層群の層序と地質構造, 第四紀研究, 31, 159-177, 1992. </p><p>河村善也, 奈良丘陵の大阪層群, 地質学雑誌, 99, 503-523, 1993.</p><p>文部科学省・京都大学防災研究所, 奈良盆地東縁断層帯における重点的な調査観測,令和元年度成果報告書, 198p, 2020.</p>...

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  • 学校教育における防災教育の充実に向けた教材開発 : 桜島の副読本の開発

    黒光, 貴峰, 石坂, 奈々, 眞木, 雅之 鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編 = Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education 71 39-51, 2020

    本研究は、桜島の大規模な噴火に備えて、人々の防災への意識ならびに知識の向上を図るために、学校教育で活用できる桜島に関する教材を開発することを目的としている。研究方法は、火山ならびに桜島に関する教材開発に向けて、1)教材開発の視点の明確化、2)火山ならびに桜島に関する資料の収集と分析、3)教材の具体化、4)火山ならびに桜島に関する教材の内容の検討、5)開発した教材の活用の仕方の提言、である。結果は…

    機関リポジトリ

  • パーソナルケア製品がアトピー性皮膚炎に及ぼす影響の評価

    丹 嵯織, 本田 晶子, 宮坂 奈津子, 田中 満崇, 田村 紳, 岡野 人士, 王 造時, 長尾 慧, 上田 佳代, 高野 裕久 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-47S-, 2020

    <p>【背景と目的】環境中に存在する化学物質や微粒子がアレルギー疾患や病態を悪化させうることが、疫学的にも実験的にも報告されている。化学物質や微粒子は、日常的に使用されるパーソナルケア製品(PCPs)にも含まれることがあるが、これらがアレルギー疾患や病態に及ぼす影響に関する検討は乏しい。そこで本研究では、PCPsがアトピー性皮膚炎に及ぼす影響を評価することを目的とした。</p><p>【方法】アト…

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  • 「東電福島第一原発緊急作業従事者に対する疫学的研究」白内障全国調査について

    初坂 奈津子, 宮下 久範, 久保 江理, 喜多村 紘子, 大久保 利晃, 佐々木 洋 日本白内障学会誌 32 (1), 49-51, 2020

    <p>当教室では東京電力福島第一原子力発電所の緊急作業従事者約2万人に対する白内障調査を行っている. 昨年度より開始した全国調査では, まず対象者を被ばく線量20mSv以上となる3,673名とし, 2018年4月~2020年3月までに479名の検診が終了した. 現在までの結果は, 微小混濁であるvacuoles が比較的多くの対象者に認められている. 今後, …

    DOI 医中誌

  • 地域の特性を踏まえた交通安全研究はなぜ必要か?

    蓮花 一己 交通科学 50 (2), 16-20, 2020

    ...有効な交通安全対策を構築するには,地域(現場)での交通状況を十分に理解する必要がある.現場を理解した上でドライバー等の行動を把握し,事故のメカニズムを解明する.研究例として,阪奈道路,名阪国道,香川県での研究の概略と成果を解説した.事故事例研究や行動分析を通じて,多くの事故促進要因を抽出した.事故防止のためには,道路構造の改善のみでは限界があり,情報提供の改善(阪奈道路)や休憩施設の設置(名阪国道)...

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  • 阪奈丘陵北部おける里山の植生の歴史的変化

    宮田 咲矢香, 小椋 純一, 大住 克博 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 272-, 2019-05-27

    ...<p>里山景観における森林化の流れを、近世以来の集落単位である「村」に着目し、京阪奈丘陵北部3村で解析した。3村とも明治中期には木津川西岸の沖積地に田畑が広がり、その西側の丘陵地すそ野に集落と茶畑、丘陵地には矮松地や荒地兼草地を配置していた。明治後期、丘陵地は森林化が進み主に針葉樹林となった。また、茶畑が減少し竹林や果樹園が拡大した。...

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  • 携帯型振動刺激装置が局所筋疲労に与える影響について

    額賀 翔太, 森 拓也, 奥野 修司, 工藤 枝里子, 杉岡 辰哉, 井上 純爾, 川原 勲 理学療法学Supplement 46S1 (0), F-129-F-129, 2019

    <p>【はじめに,目的】</p><p> 振動刺激は筋力増強,柔軟性改善などパフォーマンス向上に貢献する報告があるが,クールダウンに利用される報告は数少ない。本研究の目的は,携帯型振動刺激装置(PBV)を用いて筋疲労に着目し検証した。</p><p>【方法】</p><p> 対象は健常成人男性14名(年齢26.4±4.8歳)とした。疲労介入後,何も介入を行わない対象群(Cont群)と振動刺激を加えるP…

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  • 水頭症における反応時間の有用性と歩行への影響について

    萩野 凌, 鈴木 広大, 澳 昂佑, 川原 勲 理学療法学Supplement 46S1 (0), E-186_1-E-186_1, 2019

    <p>【はじめに・目的】</p><p> 正常圧水頭症(以下NPH)患者の症状の有無について現在はガイドラインやAdamsら、Sasakiらが提唱している三兆候やそれを用いたINPH SCORE,画像診断による評価が主流となっている.先行研究でAllenらは反応時間を用いてVPシャント前後の上肢の反応時間短縮を示唆いるが,下肢に対しての計測は報告が少ない.本研究では歩幅に影響がある前脛骨筋の反応時…

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  • 超音波により術後経時的観察を行った遠位上腕二頭筋腱断裂の一例

    飯田 昭夫, 面川 庄平 日本肘関節学会雑誌 26 (2), 117-119, 2019

    遠位上腕二頭筋腱断裂術後に超音波を用いて経時的に観察を行った.症例は46歳男性,野球のバッティング時に受傷.初診時前腕回外力はMMT4と低下し,MRIにて遠位上腕二頭筋腱の蛇行と筋腹の近位への退縮を認め,遠位上腕二頭筋腱完全断裂と判断した.受傷11日目に前方1皮切から腱を脛骨粗面に縫着した.術後3週間肘屈曲90°前腕回外50度でギブス固定の後自動回内外運動を開始,徐々に肘伸展を許可し術後3か月で…

    DOI 医中誌

  • 変形性股関節症術後患者における中殿筋の筋特性と歩行パラメーターとの関連

    井上 純爾, 澳 昂佑, 森 拓也, 田中 貴広, 加藤 丈博, 中野 英樹, 松木 明好, 木村 大輔, 川原 勲 理学療法科学 34 (2), 265-270, 2019

    <p>〔目的〕中殿筋の電気力学的遅延(EMD)を改善させる介入が Duchenne徴候に及ぼす効果について検証すること.〔対象〕寛骨臼回転骨切り術後9ヵ月経過した40歳代女性.本症例は患側の股関節外転筋力が徒手筋力検査にて4以上あるにもかかわらず歩行時にDuchenne徴候を呈していた.さらに患側中殿筋のEMDが健側と比較して延長していた.〔介入〕最大等尺性収縮運動を複数回実施させ,介入期間は5…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • マウス悪液質モデルにおける栄養介入が腫瘍と骨格筋萎縮に及ぼす影響

    森 拓也, 宮川 良博, 川原 勲, 後藤 桂, 國安 弘基 理学療法学Supplement 46S1 (0), I-151_1-I-151_1, 2019

    <p>【はじめに、目的】</p><p>進行期がん患者の80%は悪液質を合併し, その重篤な症状の一つとして骨格筋萎縮がある. 担癌体における骨格筋量の減少は生命予後およびADL・QOLの低下に密接に関連する. このことから担癌体の骨格筋萎縮に着目することは非常に重要と見なされる. 骨格筋萎縮に対する治療としては栄養介入によるものが報告されているが, …

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  • 中鎖脂肪酸の経口摂取によるマウス心筋組織への影響の検討

    宮川 良博, 森 拓也, 川原 勲, 國安 弘基 理学療法学Supplement 46S1 (0), A-83_1-A-83_1, 2019

    <p>【背景・目的】</p><p> 近年、中鎖脂肪酸はその摂取による内臓脂肪の蓄積抑制効果、担癌体での抗腫瘍効果が報告され注目を集めている。中鎖脂肪酸は、カルニチン・シャトル非依存性にミトコンドリア外膜を通過するため、長鎖脂肪酸と比較し急速に代謝される。この特徴から中鎖脂肪酸は豊富なミトコンドリアを有し、ATP産生を行っている心筋に対して強く作用することが考えられる。そこで今回、中鎖脂肪酸の経口…

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  • ACL再腱術後のパフォーマンステストと筋機能との関連性

    杉岡 辰哉, 額賀 翔太, 奥野 修司, 工藤 枝里子, 森 拓也, 澳 昴佑, 川原 勲 理学療法学Supplement 46S1 (0), F-117-F-117, 2019

    <p>【はじめに,目的】</p><p> 第2のACL損傷予防のため,ACL再腱後のスポーツ復帰基準としては,ACL再腱後の期間,筋力,パフォーマンステストなどにより判断されるが,筋の反応時間(PMT,EMD,TRT)や力の最大発揮勾配(RFD)の評価を行った報告は少なく,パフォーマンステストとの関連を調査した報告はみられない。よって,本研究の目的はACL再腱後のスポーツ復帰として用いられるパフォ…

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  • Jack-Knife stretchはハムストリングス遠位の柔軟性改善に貢献する

    工藤 枝里子, 奥野 修司, 杉岡 辰哉, 田邊 愛弓, 森 拓也, 川原 勲 理学療法学Supplement 46S1 (0), F-53-F-53, 2019

    <p>【目的】</p><p> Jack-Knife stretch(JKS)は,非接触性のハムストリングス肉離れ発症率を低下させると報告している。しかし,従来からのStatic-stretch(SS)との比較は行われておらず,柔軟性改善効果としての有用性の検討はなされていない。そこで本研究は,SSとJKSがHamstの柔軟性に与える影響を検証した。</p><p>【方法】</p><p> …

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  • 壊死誘導が主である抗がん剤の使用はHMBG1を増加させ骨格筋委縮を惹起する

    川原 勲, 宮川 良博, 森 拓也, 國安 弘基 理学療法学Supplement 46S1 (0), I-152_1-I-152_1, 2019

    <p>【目的】がん化学療法に伴う骨格筋の委縮は多くの患者でみられ、抗がん剤の治療中の骨格筋萎縮は死亡率を増加させる。骨格筋萎縮の原因は食事量の低下、疲労、活動量低下などが考えられるが、抗がん剤の直接的影響の報告は見当たらない。今回、骨格筋障害の原因として、化学療法に伴う腫瘍壊死の影響を検討した。</p><p>【方法】CT26マウス大腸がん細胞を同系のBALB/cマウスに接種し、皮下腫瘍を形成した…

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  • 振動刺激が筋柔軟性に影響を及ぼす部位について

    奥野 修司, 工藤 枝里子, 杉岡 辰哉, 額賀 翔太, 森 拓也, 川原 勲 理学療法学Supplement 46S1 (0), F-57-F-57, 2019

    <p>【目的】</p><p> 近年,筋の柔軟性向上に対しスタティックストレッチ(SS)に振動刺激(VS)を加えることが効果的であると報告されているが,それらが筋硬度に与える影響については明らかにされていない。本研究の目的は超音波エラストグラフィー(UE)を用いてSSとVSの併用が筋硬度に与える影響を明らかにすることとした。</p><p>【方法】</p><p> …

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  • 橈骨頭前方脱臼のメカニズムに関する生体力学的研究

    速水 直生, 面川 庄平, 飯田 昭夫, 藤谷 良太郎, 田中 康仁 日本肘関節学会雑誌 26 (2), 1-3, 2019

    【目的】橈骨頭前方脱臼において軟部組織損傷が如何に脱臼度に関与するか生体力学的に調査した.【方法】新鮮凍結屍体11上肢を対象とした.橈骨頭内に三次元位置センサーを挿入し,橈骨頭を前方に20Nで牽引して脱臼度を測定した.切離なしをstage0,輪状靭帯切離をstage 1,方形靭帯切離をstage 2,近位骨間膜の追加切離をstage3,中間部骨間膜の1/2切離をstage …

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  • 閉塞性動脈硬化症における腓腹筋の骨格筋変性の評価

    森 拓也, 宮川 良博, 額賀 翔太, 澳 昴佑, 小林 功, 川原 勲 理学療法学Supplement 46S1 (0), A-104_1-A-104_1, 2019

    <p>【背景および目的】</p><p>閉塞性動脈硬化症(以下ASO)は間欠性跛行を呈し,その特徴は下肢の疼痛や下肢疲労感によって歩行距離の制限が発生する.それらについて筋局所低酸素状態にて疲労発生の早期化(Hogan1999),筋局所血流低下で低強度運動に著明な随意収縮筋力の低下(Karabulut2009),骨格筋TypeⅠ線維不活性(Amann2008)と数多く報告されている.これらの知見よ…

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  • 骨格筋の成長に対する中鎖脂肪酸の影響

    宮川 良博, 森 拓也, 後藤 桂, 川原 勲, 國安 弘基 理学療法学Supplement 46S1 (0), I-148_1-I-148_1, 2019

    <p>【背景・目的】</p><p> 近年, 中鎖脂肪酸はその摂取による内臓脂肪の蓄積抑制効果, 担癌体での抗腫瘍効果が報告され注目を集めている. 今回, 中鎖脂肪酸の骨格筋に対する影響を細胞培養実験, 動物実験により検討した.</p><p>【方法】</p><p> 実験には中鎖脂肪酸であるラウリン酸 (LAA) を使用した. 初めにマウス骨格筋細胞株であるC2C12筋芽細胞を用い, コントロール …

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  • 09方-11-ポ-37 ソフトボールのピッチャーにおける試合中の動きに関する研究

    佐藤 洋介, 舛井 裕輝, 長坂 奈菜美, 宮森 隆行, 吉村 雅文 日本体育学会大会予稿集 70 (0), 271_1-271_1, 2019

    <p> 近年の球技スポーツではウェアラブルデバイスを用いて試合中の「様々な動き」を定量化し、競技力向上や傷害予防のためのプログラム立案に役立てられている。そこで本研究では、ウェアラブルデバイスを用いて、ソフトボールのピッチャーにおける試合中の動きを定量化し、投球時の特徴を明らかにすることを目的とした。対象者は国内トップレベルの高校女子ソフトボール選手のうち2名のピッチャーとした。紅白戦を対象にウ…

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  • 09方-11-ポ-21 大学女子サッカー選手のスプリントテストと試合中の走速度に関する研究

    舛井 裕輝, 今川 正浩, 島嵜 佑, 長坂 奈菜美, 宮森 隆行, 井口 祐貴, 松本 直也, 吉村 雅文 日本体育学会大会予稿集 70 (0), 265_3-265_3, 2019

    <p> サッカーの試合中におけるスプリントは、1試合の総走行距離のうち1%~12%を構成しているに過ぎないが、最も重要なアクテビティの1つといわれている。そこで本研究では、大学女子サッカー選手の試合中のスプリント走速度とスプリントテストの走速度の結果を比較、検討することを目的とした。対象者は関東女子サッカーリーグの試合に出場し、かつ、スプリントテストに参加した大学女子サッカー選手14名とした。試…

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  • <b>排膿散及湯の経口投与によるラットカラゲニン</b><b>誘発歯周炎への抗炎症作用</b>

    王 宝禮, 早坂 奈美, 山口 康代, 王 龍三 日本東洋医学雑誌 69 (2), 117-126, 2018

    <p>排膿散及湯の歯周炎に対する有効性の確認を目的として,ラット口腔内の右側下顎第一臼歯部の歯肉にカラゲニンの処置により歯周炎を惹起させ,排膿散及湯2900mg/kg を10日間経口投与し,歯周炎に対する排膿散及湯の抗炎症作用の効果を検討した。歯周炎に及ぼす効果について,写真撮影による歯肉の状態の経過観察,最終投与後に摘出した炎症部位の病理標本による病理組織学的分析により評価した。その結果,排膿…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • 腓腹筋の筋線維評価における表面筋電図周波数解析方法の検討

    森 拓也, 宮川 良博, 澳 昴佑, 橋本 雅史, 森井 裕太, 小林 功, 川原 勲 理学療法科学 33 (5), 779-782, 2018

    〔目的〕表面筋電図(EMG)の周波数解析にて,筋線維別周波数分布割合の評価を行う方法を検討することである.〔対象と方法〕健常成人24名とした.腓腹筋の随意収縮(VC)と最大随意収縮(MVC)の等尺性収縮中の筋活動をEMGで測定した.パワースペクトラム分析にて0~260 Hzにおける周波数分布における振幅の割合に変換した.それらを筋線維別に比率化し,周波数パターンと解析を行った.〔結果〕VCとMV…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 高校男子サッカー選手においてHeel Buttock Distanceは柔軟性評価として有用か

    井上 純爾, 山本 沙紀, 佐竹 勇人, 川原 勲, 岩田 晃, 河口 泰之, 熊井 司 理学療法学Supplement 2016 (0), 1291-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>大腿直筋などの大腿前面筋の柔軟性評価として,踵殿間距離(Heel-Buttock Distance,以下HBD)が一般的に用いられる。しかし,活動レベルが高く大腿部の筋が発達している対象者においては,大腿後面筋の厚みがHBDの制限因子となり,大腿前面筋の柔軟性を反映していない可能性が否定できない。そこで,本研究では活動レベルの高い対象者としてサ…

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  • 下肢の筋力発生率と負荷量の異なる素早い運動課題との関係

    井上 純爾, 大重 努, 向井 陵一郎, 岩田 晃, 淵岡 聡 理学療法科学 32 (2), 279-283, 2017

    〔目的〕下肢の筋力発生率(RFD)と瞬発的かつ低負荷の運動との関連を検証する.〔対象と方法〕健常若年女性22名.下肢の最大筋力およびRFD,クイックスクワットの所要時間(QS<sub>time</sub>)および垂直跳びの跳躍高(VJ<sub>height</sub>)を測定し,各項目の関連について検討した.〔結果〕VJ<sub>height</sub>はRFDよりも最大筋力と強い相関を認めた.…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 通常歩行におけるバランス機能と筋活動のタイミングの関係

    向井 陵一郎, 井上 純爾, 大重 努 理学療法学Supplement 2016 (0), 0652-, 2017

    <p>【はじめに,目的】現在,日常の活動量が多いことが転倒率や脳卒中などの疾患の罹患率を低下させることが明らかになっており,高齢者や神経疾患ではバランス機能の低下が原因で歩行を含めた活動量が低下することが分かっている。そのため,歩行中のバランス機能を評価し,その低下に対して早期からの介入が重要となるが,従来のバランス機能の評価法では,歩行中の微細なバランス機能低下の評価は困難である。一方で,歩行…

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  • 2型糖尿病患者における表面筋電図を用いた骨格筋変性の評価

    宮川 良博, 額賀 翔太, 森 拓也, 井上 純爾, 杉岡 辰哉, 後藤 桂, 川原 勲 理学療法学Supplement 2016 (0), 0545-, 2017

    <p>【はじめに】</p><p></p><p>日本において糖尿病は,60歳以上の高齢者の約6人に1人が罹患している疾患である。糖尿病の病態は,インスリンの作用不足による糖代謝異常である。糖代謝において骨格筋は,運動による筋収縮によって血液中に含まれるグルコースの約70~80%を処理する人体最大の糖代謝器官であるため,適切な運動療法は治療として効果的である。そのため糖尿病治療において骨格筋に着目す…

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  • カヘキシア誘発マウスにおける中鎖脂肪酸経口摂取が抗腫瘍と骨格筋量におよぼす影響

    森 拓也, 川原 勲, 後藤 桂, 國安 弘基 理学療法学Supplement 2016 (0), 0734-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>進行期がん患者の80%はカヘキシアを発症し,その30%は死に関連する。またカヘキシアは骨格筋萎縮を誘導し,それらは患者の日常生活動作範囲を減少,生活の質を低下させる。それらの治療には栄養介入と運動療法が基盤となるが,栄養状態は運動療法実施時の基準ともなり得るため,本実験は栄養介入に着目した。近年,中鎖脂肪酸における抗腫瘍効果について数々報告され…

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  • 脳卒中片麻痺上肢における運動イメージ能力と運動機能ならびに身体使用頻度との関係

    森岡 周, 大住 倫弘, 坂内 掌, 石橋 凜太郎, 小倉 亮, 河野 正志 理学療法学Supplement 2016 (0), 0955-, 2017

    <p>【はじめに,目的】運動イメージの想起を求める臨床手続きはメンタルプラクティス課題を含め,脳卒中後の上肢運動障害に対して効果を示すことが数多く報告され,医学的根拠も明確になっている(Langhorne 2009)。加えて,運動イメージ時の脳活動は実運動と等価的であることが我々の研究(Nakano, Morioka …

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  • 松葉杖歩行における身体局所的疲労と潜在的適応学習

    宮地 花苗, 門内 鈴香, 松本 侑一郎, 松木 明好 四條畷学園大学リハビリテーション学部紀要 12 29-32, 2016-09

    松葉杖歩行による下肢の疲労部位と程度、歩行パターンについて検討した。対象は松葉杖歩行未経験の大学2年生24名とし、200mを非利き足を完全免荷で松葉杖歩行させ、歩数と時間を計測・解析した。また荷重足とした利き足の大腿・下腿部の前後面、足背・足底部の歩行後の疲労感をNumerical Rating …

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 姿勢制御における足部感覚貢献度の向上により歩行能力改善を示した脳卒中患者の1症例

    澳 昂佑, 木村 大輔, 松木 明好, 井上 純爾, 服部 暁穂, 中野 英樹, 川原 勲 理学療法科学 31 (2), 355-360, 2016

    〔目的〕立位姿勢制御時の感覚統合の異常が改善したことにより,歩行能力が改善した症例を経験したので報告する.〔対象〕対象は脳梗塞発症後1ヵ月経過した70歳代女性とした.本症例は,明らかな麻痺がないにもかかわらず,麻痺側立脚期が短縮し,転倒の危険性を有していた.〔方法〕立位時の各感覚貢献度を算出すると,本症例は感覚情報の重みづけに異常を有していることが明らかとなった.通常の理学療法に加え,セラピスト…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献20件

  • グルコース濃度・インスリン濃度の差異がC2C12細胞の増殖と分化に与える影響

    森 拓也, 川原 勲, 後藤 桂, 國安 弘基 理学療法学Supplement 2015 (0), 0685-, 2016

    【はじめに,目的】C2C12細胞はマウスの横紋筋細胞で,In Vitroにおける骨格筋分化実験での使用頻度は高く,その培養方法は,Katherineらにより,World Protocolも確立されている。近年では,糖尿病における骨格筋の変性は,TypeII線維に偏るなど,糖負荷による様々な骨格筋の退行変性を示す論文が報告される中,筋芽細胞の増殖と分化に着目した報告は無い。よって本研究は,筋芽細胞…

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  • Gaze Stabilization Exercisesによる感覚貢献度への影響

    上江田 勇介, 松木 明好, 澳 昴佑, 森 信彦, 野村 翔平, 田中 宏明, 奥野 浩司郎 理学療法学Supplement 2015 (0), 0586-, 2016

    【はじめに,目的】Gaze Stabilization Exercises(GSE)は,立位で眼前のターゲットを注視しながら頭部運動を行い,眼球を頭部と逆方向,かつ同速度で動かす前庭眼反射を誘発するバランス練習である(Bhardwaj, et al., 2014)。このGSEによって,一側前庭機能障害によるバランス障害が改善する(Richard, et al., …

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  • 大腿骨近位部骨折術後早期の股関節外転・伸展反応時間,関節トルクの特性とその回復過程

    田中 貴広, 木村 保, 森 拓也, 澳 昂佑, 川原 勲, 中根 征也, 建内 宏重 理学療法学Supplement 2015 (0), 0089-, 2016

    【はじめに,目的】高齢者は下肢反応時間(RT)が延長し,トルク増加率(RFD)が低下する。手術侵襲もRT,RFDに影響する。したがって高齢者の大腿骨近位部骨折術後はRTやRFDといった筋力の質的変化も著しいと予測できるが,その特性や回復過程は明らかではない。本研究は大腿骨近位部骨折術後の股関節機能の質的変化とその回復過程,並びに歩行能力の回復過程を明らかにすることを目的とした。【方法】神経障害,…

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  • 上肢運動速度トレーニングが虚弱高齢者の歩行機能に与える影響

    山本 沙紀, 森川 智栄, 古川 啓介, 井上 純爾, 生島 直樹, 狩野 良太, 岩田 晃 理学療法学Supplement 2015 (0), 0261-, 2016

    【はじめに,目的】高齢者の歩行機能にとって,筋パワーは筋力以上に重要な要因であることが明らかにされており,近年,筋パワーの一要因である運動速度の重要性が示されている。先行研究において,下肢運動速度が歩行機能と関連すること,さらに,下肢運動速度トレーニングを実施することによって,下肢運動速度が向上し,歩行機能が改善することが示されている。一方,上肢については,下肢と同様に,運動速度と歩行機能の有意…

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  • 姿勢制御における足部感覚貢献度の向上により歩行能力改善を示した脳卒中患者の1症例

    澳 昂佑, 木村 大輔, 松木 明好, 井上 純爾, 服部 暁穂, 中野 英樹, 川原 勲 理学療法学Supplement 2015 (0), 1160-, 2016

    【はじめに,目的】脳卒中患者は,明らかな感覚障害がないにもかかわらずバランス障害をきたすことがあり,原因の一つに足部体性感覚,前庭覚,視覚の感覚統合障害がある。これは,入力される感覚情報の処理で,一部の感覚情報に誤って依存度を高めてしまう感覚の重みづけ(sensory weighting:SW)の障害であることが報告されている。しかし,脳梗塞後のSW,運動機能の変化に着目した症例報告はない。我々…

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  • 股関節術後早期の股関節外転・伸展反応時間,関節トルクの特性と動作能力との関連性(平成25年度研究助成報告書)

    田中 貴広, 木村 保, 澳 昂佑, 川原 勲, 中根 征也, 建内 宏重 理学療法学 42 (2), 186-187, 2015

    大腿骨近位部骨折術後症例を対象に股関節外転・伸展運動の反応時間,関節トルクの回復過程および反応時間延長の原因について調査した。さらに反応時間,関節トルクの回復と動作能力の回復との関係を調査した。股関節外転反応時間は健側に比べ術後1ヵ月で明らかな延長を認めた。関節トルクは股関節外転・伸展ともに術後1ヵ月まで最大トルクおよびトルク増加率が低下していた。歩行能力は経過とともに改善を認め,さらに歩行能力…

    DOI 医中誌

  • 地域在住高齢者における体格指数と運動機能との関連

    峯松 亮, 羽崎 完, 原納 明博, 岡本 希, 車谷 典男 理学療法学Supplement 2014 (0), 1911-, 2015

    【はじめに,目的】体格指数(BMI)は過体重,肥満を定義する指標の一つである。高齢者では,高BMI(過体重,肥満)は活動性の低下や制限を来す原因となることが示されており,生活習慣病とも深く関連しており,BMIが高くなると死亡率も高くなるとの報告もある。一方,低BMI(やせ)は骨折リスクや死亡率が高いとの報告があり,骨量や筋量が低下したいわゆる虚弱状態にあることが考えられる。このように,高齢者の死…

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  • 阪奈地域の二次林および竹林における炭素・窒素の動態

    塩見 真衣 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 604-, 2015

    ...京都府南部の京阪奈地域では、かつては里山として利用されていた山林が放棄され、竹林が分布を拡大している。竹林の拡大によって生物多様性や景観が失われるという問題は全国的に発生しており、京阪奈丘陵はその典型的な例であると言える。里山の代表的な林分であるコナラ二次林と、竹林の差異を物質循環の面から明らかにするため、当研究室では京阪奈丘陵において各種の調査を行ってきた。...

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  • 白内障の混濁病型からの矯正視力およびコントラスト視力予測

    遠田 詩野, 初坂 奈津子, 坂本 保夫, 三田 哲大, 高橋 舞, 長田 ひろみ, 久保 江理, 佐々木 洋 日本白内障学会誌 27 (1), 68-73, 2015

    <b>目的</b>:白内障混濁病型と程度から矯正視力および25%コントラスト視力の予測を試みた.<b>対象および方法</b>:2003~2011年に金沢医科大学病院眼科を受診した白内障症例およびMONZEN EYE STUDYの参加者で白内障を有する895名1,083眼(平均年齢72.2±8.1歳)を対象とし,2群に分け推計式を作成し有用性を確認した.<b>結果</b>:推計式作成群では矯正視力…

    DOI 医中誌

  • 空港アクセスを対象とした突発事象発生時の予測所要時間情報提供実験

    松下 剛, 吉川 貴信, 石田 貴志, 野中 康弘 交通工学論文集 1 (2), B_32-B_39, 2015

    <tt>高速道路の道路管制では、本線上に設置されている車両感知器や </tt>CCTV <tt>画像、道路巡回で検知した渋滞や交通事故、故障車等の様々な事象を可変情報板やラジオ等の道路交通情報提供装置により提供している。提供内容は現在の交通状況が対象となっており、将来の交通状況の変化については提供されていない。本研究では交通事故、工事、故障車といった突発事象発生時における所要時間予測システムを構…

    DOI

  • 側頭骨骨折の臨床的検討

    小泉 博美, 内水 浩貴, 井坂 奈央, 柳 清 Otology Japan 25 (5), 812-818, 2015

    <p>側頭骨骨折55例59耳を対象とし、受傷原因、骨折の種類、頭蓋内損傷、耳科的合併症(聴力障害、耳小骨損傷、外傷性鼓膜穿孔、鼓室内血腫、眩暈、髄液耳漏、顔面神経麻痺)について検討した。受傷原因は転倒事故によるものが最も多く、骨折の種類は縦骨折、混合骨折、横骨折の順に多かった。耳科的合併症のうち聴力障害については、鼓室内血腫のみを認める伝音難聴でその後経過観察を行えた22例全例で治療後の聴力改善…

    DOI 医中誌

  • 糖尿病足病変における関節可動域制限およびclaw toe が歩行時足底圧へ及ぼす影響

    河辺 信秀, 田伏 友彦, 山坂 奈奈子, 廣瀬 典子, 米本 竜馬 日本下肢救済・足病学会誌 7 (1), 59-64, 2015

    要旨:【目的】糖尿病足病変の足底圧異常には足関節背屈可動域制限(LA),中足趾節関節可動域制限およびclaw toe(CT)が関与するが,その影響は不明確である.今回,これらの因子が歩行時足底圧へ及ぼす影響を調査した.【方法】対象は,2 型糖尿病患者55 例55 肢であった.N 群(LA・CT なし)27 例27 肢,L 群(LA あり・CT なし)23 例23 肢,LC 群(LA・CT …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • タクロリムス軟膏(プロトピック<sup>®</sup> 軟膏 0.1%)の有効性と刺激感

    中原 剛士, 中原 真希子, 北 和代, 伊藤 絵里子, 竹内 聡, 岩坂 奈緒美, 岩崎 菜保子, 井手 豪俊, 陣内 駿一, 坂本 佳子, 高原 正和, 古江 増隆 西日本皮膚科 76 (5), 493-497, 2014

    アトピー性皮膚炎の治療では保湿剤とタクロリムス軟膏を併用することが多い。本研究では,タクロリムス軟膏の抗炎症効果や刺激感にヘパリン類似物質含有製剤(ヒルドイド<sup>®</sup> ローション 0.3%)がどのような影響を与えるのかを検討した。17 例のアトピー性皮膚炎 (中等症 15 例,重症 2 例)患者の顔面と躯幹・ 四肢に,右はタクロリムス軟膏(プロトピック<sup>®</sup> …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 環境調整を併用した運動療法が薬原性錐体外路症状を伴う慢性統合失調症者の歩行機能に及ぼす影響について

    四方 公康, 岡崎 信也, 山本 隆一, 木村 保 理学療法学 41 (7), 428-438, 2014

    【目的】本研究では,環境調整を併用した運動療法が薬原性錐体外路症状を伴う慢性統合失調症者の歩行機能に及ぼす影響について検討した。【対象】C精神科病院閉鎖病棟入院中の薬原性錐体外路症状を合併した慢性統合失調症者18名とした。【方法】ランダムにA群10名とB群8名の2群に分け,両群に同じ内容の運動療法を4週間実施し,その前後の歩行機能に有意差がないことを確認した。その後休止期間は設けず,A群は,環境…

    DOI 医中誌

  • Ball valve syndromeに対する手術待機中に胆嚢穿孔をきたした1例

    鍋谷 雅史 日本臨床外科学会雑誌 75 (5), 1376-1380, 2014

    症例は86歳,女性.以前より有茎性胃腫瘍を指摘されていた.腹痛・嘔吐にて近医を受診し,上部消化管内視鏡検査にてball valve syndrome(以下BVS)を認め,内視鏡的に整復された.しかし,再度同じ状態となり内視鏡的整復が困難であったため,手術目的で当院に紹介となり入院.入院4日目に突然の腹痛が出現し,ショック状態となったため緊急開腹手術を行った.腹腔内は胆汁で黄染しており,胆嚢底部に…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 耳下腺腫瘍の手術症例に対する臨床的検討

    内水 浩貴, 井坂 奈央, 小泉 博美, 三瓶 紗弥香, 柳 清 耳鼻咽喉科展望 57 (3), 138-145, 2014

    2003年8月から2013年3月までの間に当科にて耳下腺良性腫瘍と診断し, 腫瘍摘出術を行った初回手術例63例の検討を行った。 63例中58例が良性腫瘍であり, 5例が悪性腫瘍であった。 多形腺腫が35例 (55.6%) と最多で, 次いでワルチン腫瘍が14例 (22.2例) であった。 また悪性腫瘍5例全例が耳下腺癌 (4例が低悪性度耳下腺癌) であり, 2例で術前に疼痛が認められていた。 …

    DOI 医中誌

  • 内側型変形性膝関節症患者における歩行中の外側広筋の筋活動の特徴

    福田 章人, 澳 昂佑, 奥村 伊世, 川原 勲, 田中 貴広 理学療法学Supplement 2013 (0), 0026-, 2014

    ...【倫理的配慮,説明と同意】本研究はヘルシンキ宣言に基づき対象者の保護には十分留意し,阪奈中央病院倫理委員会の承認を得て実施された。被験者には実験の目的,方法,及び予想される不利益を説明し同意を得た。【結果】OA患者のK/L分類と1歩行周期における外側広筋のEMG振幅は有意な正の相関関係を示した。1歩行周期における外側広筋,大腿二頭筋のEMG振幅は健常成人と比較して有意に増加した。...

    DOI 医中誌

  • 脳血管障害者に対する体幹運動の効果

    小林 功, 川原 勲, 森 拓也, 赤松 眞吾 理学療法学Supplement 2013 (0), 0384-, 2014

    【はじめに,目的】VerheydenやDi Monacoによると体幹機能はバランス能力,日常生活活動(以下ADLとする)能力と相関があり,急性期における体幹機能レベルは退院時のADLのよい予後予測因子であると報告されている。しかし,体幹機能を向上させる運動プログラムは明確ではなく,体幹運動が体幹機能,バランス能力,ADL能力を改善するか不明である。本研究の目的は,脳血管障害者に対する体幹運動は通…

    DOI 医中誌

  • Trunk Impairment ScaleとFunctional Assessment for Control of Trunkの比較

    今井 愛, 澳 昂佑, 川原 勲, 小林 功 理学療法学Supplement 2013 (0), 0838-, 2014

    ...【倫理的配慮,説明と同意】阪奈中央病院倫理委員会の承認を得て,ヘルシンキ宣言に基づいて対象者の保護に留意し,説明と同意を得た。【結果】TISでは「自動脚組み」の右12.1%MVC,左13.1%MVCが最も高く,その他の項目は1.7~4.8%MVCの筋活動であった。...

    DOI 医中誌

  • 変形性膝関節症患者の歩行における股関節周囲筋の筋活動の特徴

    澳 昂佑, 福田 章人, 奥村 伊世, 川原 勲, 田中 貴広 理学療法学Supplement 2013 (0), 0525-, 2014

    ...【倫理的配慮,説明と同意】本研究はヘルシンキ宣言に基づき対象者の保護には十分留意し,阪奈中央病院倫理委員会の承認を得て実施された。被験者には実験の目的,方法,及び予想される不利益を説明し同意を得た。【結果】OA患者における外側広筋,中殿筋,内転筋のEMG振幅は健常成人と比較して有意な増加を認めた。健常成人の外側広筋と中殿筋,内転筋のEMG振幅は有意差を認めなかった。...

    DOI 医中誌

  • 地域高齢者における筋力と身体能力との関連

    峯松 亮, 羽崎 完, 原納 明博, 岡本 希, 車谷 典男 理学療法学Supplement 2013 (0), 0474-, 2014

    【はじめに,目的】筋力は運動機能を評価する指標の一つであり,身体活動や動作に大きく影響する。加齢とともに骨格筋量は減少し,筋力低下または身体能力低下が認められるとサルコペニアと診断される。身体能力の低下は,日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)などの低下を招き,健康寿命を短縮する。身体能力を低下させる要因は,筋力だけではなく,痛みやバランス機能,感覚機能,精神機能など多くの因子があり,これら…

    DOI 医中誌

  • 踵接地から立脚中期における下腿回旋角度と膝関節内反モーメントの関係

    橋本 雅史, 上田 克彦, 佐竹 勇人, 留守 正仁, 富樫 昌彦, 森 拓也, 市川 博之, 川原 勲 理学療法学Supplement 2013 (0), 1232-, 2014

    ...【倫理的配慮,説明と同意】本研究はヘルシンキ宣言に沿った研究であり,阪奈中央病院倫理員会の承認を得た。また,対象者に対して研究の主旨と内容,得られたデータは研究以外で使用しないこと,及び個人情報漏洩に注意することについて十分に説明し,同意を得て研究を行った。【結果】踵接地から立脚中期にかけての最大外旋角度13.71°~0.56°と個人差があり平均4.71±2.6°であった。...

    DOI 医中誌

  • 支持面の違いが大腿四頭筋セッティング時の大腿四頭筋活動に及ぼす影響

    湯川 智史, 中根 征也, 大西 智也 生態心理学研究 6 (1), 81-82, 2013-04-01

    <p><tt>要旨: 一般的な筋力増強練習を行う際の中枢部の支持面の違いが,筋活動にどのような影響を与えるのかを明らかにするため,支持面の異なった状態での大腿四頭筋セッティング時の筋活動について検討した.対象は健常男性 </tt>5 <tt>名とし,膝窩部に比較的硬いものを挿入した安定群と,膝窩部に軟らかいものを挿入した不安定群の </tt>2 …

    DOI

  • 身体軸と立位姿勢保持戦略の関連性について─両側の中殿筋活動に着目して─

    大西 智也, 中根 征也, 木村 保, 杉本 圭, 佐竹 勇人 生態心理学研究 6 (1), 79-80, 2013-04-01

    <p><tt>立位で左右に重心移動したときには中殿筋が反応する.また,背臥位では身体の軸と想定される側がどちらかに存在する.本研究では,左右に重心移動したときの中殿筋の反応のパターンと身体軸の相関性について検討した.対象は健常成人</tt>6 <tt>名とした.背臥位で身体軸を推定し,立位で骨盤を左右に誘導したときの両側の中殿筋の筋活動を導出した.その結果,推定された身体軸側に骨盤を誘導すると,…

    DOI

  • 生態心理学的概念に基づいた運動療法が跨ぎ動作に及ぼす影響

    中根 征也, 大西 智也, 木村 保 生態心理学研究 6 (1), 51-52, 2013-04-01

    本研究では,生態心理学的概念に基づいた運動療法が跨ぎ動作にどのような影響を及ぼすのかを検討した.対 象は,日頃から特別な運動をしていない健常人とし,背臥位で胸郭と骨盤に重錘をのせて運動を行う群、Puppy Position で左右に揺れる運動を行う群と腹臥位で安静を保つ群の 3 群に分類して,それぞれを 2 分間施行した. 運動介入の前後に,40cm …

    DOI

  • 継ぎ足歩行練習が静的・動的立位バランスに及ぼす影響―縄上とテープ上継ぎ足歩行の比較―

    杉本 圭, 中根 征也 生態心理学研究 6 (1), 83-84, 2013-04-01

    <p><tt>【はじめに】本研究では継ぎ足歩行について,単純に床上で継ぎ足歩行練習を行う方法と床面の上に縄を設置してその上で継ぎ足歩行練習を行う方法について立位バランス能力でその効果を比較検討した.【対象と方法】被検者は健常者 20 名とした.被検者を床に設置した縄の上で継ぎ足歩行を実施する群(以下,縄群)とビニルテープの上で継ぎ足歩行を実施する群(以下,テープ群)の 2 群に 10 …

    DOI

  • ならやま : 奈良教育大学広報誌. 第42号

    広報委員会 ならやま : 奈良教育大学広報誌 42 2013-03-22

    ...特集 奈教の国際交流~国際感覚を持った教員になるために~/留学生レポート ブカレスト大学(ルーマニア)新谷太一さんとヴィシャン フロリナ ダニエラさん/クローズアップ~教員研究紹介~ 史料から読み解く歴史―平安時代史を研究する今正秀准教授/羅針盤~奈良教育大学の取り組み~ 京阪奈三教育大学連携~三大学の教育機能強化へ向けて~/ラボ・レター~研究室紹介~ 数理統計学 高木祥司研究室/ひと・あれ・これ~...

    機関リポジトリ

  • ラリンゴマイクロサージェリー後に舌下神経麻痺をきたした1症例

    井坂 奈央, 増田 文子, 満山 知恵子, 齋藤 ももこ, 志和 成紀 耳鼻咽喉科展望 56 (2), 75-78, 2013

    ラリンゴマイクロサージェリー後の舌下神経麻痺を経験したので報告する。症例は56歳女性で嗄声を主訴に当科を受診し, 左声帯ポリープと診断した。全身麻酔下でラリンゴマイクロサージェリーを施行したが, 直達喉頭鏡での喉頭展開は困難であった。術後より疼痛, 咽頭腫脹を認め, 術後1日目には, 喉頭ファイバー下で左舌根部に発赤腫脹と内出血を認め, 若干舌運動の制限がみられた。退院後, …

    DOI 医中誌

  • 地域高齢者におけるTimed up & Go testと起居動作との関連

    峯松 亮, 羽崎 完, 原納 明博, 岡本 希, 車谷 典男 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100947-48100947, 2013

    【はじめに、目的】Timed up & Go test(TUG)は運動器不安定症の運動機能評価項目の1つとなっており,バランス,下肢筋力,移動能力,転倒と関連が高いといわれている.そして,TUGの転倒,外出,日常生活動作(ADL)要介助のcut-off値は,それぞれ13.5,20,30秒とされている.一方,ADL項目には含まれないが,起居動作(寝返り,起き上がり,立ち上がり)はADLの手段となる…

    DOI

  • 健常高齢者における身体機能の変化と運動能力および住環境との関係

    羽崎 完, 峯松 亮, 原納 明博, 岡本 希, 車谷 典男 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100790-48100790, 2013

    【目的】 一般に加齢に伴ってQOLは低下するとされているが,QOL低下のメカニズムについてはいまだ不明な点が多い。そこで,QOLの尺度のひとつである身体機能に着眼し,身体機能の変化と運動能力の関係,さらに身体機能の変化と住環境との関係を藤原京スタディ追跡調査をもとに検討した。【方法】 対象は,藤原京スタディベースライン調査に参加した65歳以上の高齢者で,2年後に行った追跡調査の協力が得られた者の…

    DOI 医中誌

  • 筋電誘発電気刺激が上肢リーチ動作及び筋活動に与える即時変化

    澳 昂佑, 川原 勲, 上原 信太郎, 小嶌 康介, 庄本 康治 理学療法学Supplement 2012 (0), 48101344-48101344, 2013

    ...【倫理的配慮、説明と同意】本研究はヘルシンキ宣言に基づき対象者の保護には十分留意し、阪奈中央病院倫理委員会の承認を得て実施された。被験者には実験の目的、方法、及び予想される不利益を説明し同意を得た。【結果】ABA´各終了時の上腕三頭筋のEMG変化率はそれぞれ、93.2±0.1%、185.7±0.1%、72.1±0.1%であった。...

    DOI

  • 独歩可能な地域在住高齢者の日常生活活動の関連要因

    小松 雅代, 根津 智子, 冨岡 公子, 羽崎 完, 原納 明博, 森川 将行, 髙木 正博, 山田 全啓, 松本 善孝, 岩本 淳子, 石塚 理香, 佐伯 圭吾, 岡本 希, 車谷 典男 日本衛生学雑誌 68 (1), 22-32, 2013

    Objectives: To investigate factors associated with activities of daily living in independently living elderly persons in a community.<br> Subjects and Methods: The potential subjects were 4,472 …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献2件 参考文献41件

  • Functional Movement ScaleとFunctional Independence Measureの関連 FIM細項目自立におけるFMSのカットオフ値

    小林 功, 川原 勲, 木本 真史 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100158-48100158, 2013

    【はじめに、目的】今回の研究の目的はFunctional Independence Measure(以下FIMとする)で表した日常生活動作能力においてFunctional Movement Scale(以下FMSとする)で表した基本動作能力との関係を明らかにすることである。FMS の合計点に臨床的意味を持たせるべくFIMとの相関を求め、FIM細項目自立におけるFMSカットオフ値を算出した。さらに…

    DOI

  • 水痘帯状疱疹ウイルスによる舌咽・迷走神経麻痺の1例

    杉崎 洋紀, 井坂 奈央, 増田 文子, 志和 成紀 耳鼻咽喉科展望 55 (4), 223-229, 2012

    水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化による脳神経障害として, 耳鼻咽喉科領域ではRamsay Hunt症候群の顔面神経・内耳神経障害がよく知られているが, それらの障害を伴わない下位脳神経障害が報告されている。今回我々は水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化により舌咽・迷走神経麻痺を呈した1症例を経験したので報告する。<br>症例は37歳の男性で, 咽頭痛と嗄声, …

    DOI 医中誌

  • 姿勢恐怖が体幹屈筋皮質脊髄下行路興奮性に与える影響

    田中 貴広, 鎌田 理之, 松木 明好, 平岡 浩一 理学療法学Supplement 2011 (0), Aa0891-Aa0891, 2012

    【目的】 姿勢恐怖は静止立位中の足圧中心動揺の減少や屈筋の活動増加、伸筋の活動低下を誘発することから、運動制御に影響を与えることが明らかになっている(Carpenter et al. 2001)。映像により恐怖を誘発した場合も皮質脊髄下行路の興奮性が関与していることが証明されている(Coombes et al. …

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  • ゼニゴケVAMP72スプライシングバリアントの機能解析

    藤本 優, 丸山 桃子, 海老根 一生, 井坂 奈々子, 植村 知博, 石崎 公庸, 大和 勝幸, 河内 孝之, 中野 明彦, 上田 貴志 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0108-0108, 2011

    SNAREは膜交通経路において膜融合の実行を担う分子であり,その構造上の特徴から,Qa-,Qb-,Qc-,R-SNAREの4種に分類される.このうち陸上植物で著しい多様化が見られるR-SNARE,VAMP7ファミリーは,VAMP71とVAMP72という二つのサブグループで構成されている.VAMP72グループの中にはさらに,アミノ末端側のLonginドメインに約20アミノ酸残基からなる酸性配列が挿…

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  • 縦隔気腫をきたした小児気管支異物の1例

    井坂 奈央, 小森 学, 平澤 良征, 森山 寛 耳鼻咽喉科展望 54 (4), 203-208, 2011

    アーモンドによる気管支異物から縦隔気腫を生じた1例を経験したので報告する。症例は1歳7ヵ月の男児で, 咳漱と発熱を主訴に近医小児科を受診した。気管支異物が疑われたものの, 胸部XPやCTで確定診断に至らず肺炎として入院加療を行っていた。しかし入院後も症状の改善は乏しく, 第4病日に撮影した胸部XPでは気管の左への偏位が認められ, …

    DOI 医中誌

  • ソフトコンタクトレンズの波面測定

    格内 敏, 高坂 奈夫子, 金子 弘 実験力学 11 (1), 54-58, 2011

       Contact lens has much convenience unlike glasses lens. Therefore, it has been used a lot so far after the safety of the contact lens was secured. Recently, since the quality of vision (QOV) of …

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 背臥位と片脚立位時の身体の特徴とその関連性

    大西 智也, 中根 征也, 土田 尚治, 木村 保 近畿理学療法学術大会 2010 (0), 92-92, 2010

    【目的】人間の生活場面を考えた場合、動作は多くの時間を立位や座位で遂行され、動作自体が抗重力の活動であることは周知の事実である。そして人間が重力環境下で作り上げた移動様式である歩行をはじめ、すべての動作は姿勢変化の連続と捉えることもできる。人間には左・右が存在しており、左右に軸を持つと、動作を実現するために各々の軸を協調させる必要性が現れることが考えられる。よって、身体軸は左右どちらかに偏るのが…

    DOI

  • 能動的な動きを含めた関節可動域訓練が側方リーチ動作に及ぼす影響

    中根 征也, 大西 智也, 杉本 圭, 佐竹 勇人, 木村 保 近畿理学療法学術大会 2010 (0), 108-108, 2010

    【目的】我々、理学療法士にとって関節可動域訓練を実施する場面は非常に多い。鶴見ら(1991)によると理学療法士を対象とした調査において日常業務の中で最も多く実施している理学療法内容であるとしている。また、具体的な関節可動域訓練の実態も調査しており、徒手による他動的関節可動域訓練が最も多いとされ、次いでモビライゼーションの順で行われていると報告している。長澤ら(1999)は、自動介助運動と他動運動…

    DOI

  • 3方向カンチレバーを用いた多軸触覚センサの作製と基礎特性

    橘 弘人, 釜鳴 志朗, 美馬 達也, 寒川 雅之, 金島 岳, 奥山 雅則, 山下 馨, 野田 実, 野間 春生, 樋口 誠良 電気学会論文誌E(センサ・マイクロマシン部門誌) 130 (6), 223-229, 2010

    Tactile array sensors with three inclined micro-cantilevers embedded in elastomer, which can detect both normal and shear forces, have been designed and fabricated. The inclined cantilevers consist …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献11件 参考文献9件

  • 股関節屈曲角度と股関節深層外旋筋群の伸張率との関係

    田中 貴広, 木村 保, 建内 宏重, 安井 正佐也 理学療法学Supplement 2009 (0), A3O1022-A3O1022, 2010

    【目的】<BR> 筋は作用と逆の運動を行った場合に伸張される。股関節屈曲可動域制限が存在する場合、大殿筋やハムストリングスが筋由来の制限因子として容易に想定できる。しかし臨床上、股関節屈曲可動域制限を有する患者で大殿筋やハムストリングスの走行に一致した伸張感を認めることは少なく、股関節深層外旋筋群(以下、深層外旋筋)や股関節外転筋群と想定される部位に伸張感を認めることが多い。<BR> …

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  • 種子植物特異的なR-SNAREの進化細胞生物学的解析

    藤本 優, 海老根 一生, 井坂 奈々子, 植村 知博, 石崎 公庸, 大和 勝幸, 河内 孝之, 中野 明彦, 上田 貴志 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0126-0126, 2010

    SNAREは小胞輸送において膜融合を実行する因子であり,SNAREモチーフと呼ばれるcoiled-coil構造を形成するアミノ酸配列の特徴から,Qa,Qb,QcとRの4種に分類される.陸上植物種に保存された主要なR-SNAREであるVAMP7ファミリーは,VAMP71とVAMP72という二つのサブグループで構成されている.さらに,種子植物のVAMP72グループには,longin …

    DOI

  • 衛星画像でみる京阪奈丘陵の開発

    小方 登, 稲垣 稜 都市地理学 4 (0), 20-27, 2009-03-15

    ...<p>本稿では,現代日本の大都市圏周辺部における都市化の物理的実態を明らかにするために,多時点の衛星画像を利用する試みを紹介する.対象地域として大阪大都市圏の周辺に位置する京阪奈丘陵地域を取り上げ, 1978 年,1989 年,2000 年の3時点のLANDSAT 画像データを利用した.まず植生の変化を明らかにするために,正規化差分植生指標(NDVI)の分布を検討した.次に3時点の赤色バンド画像を青...

    DOI Web Site

  • 新生児脳梗塞の1症例

    中島 恭子, 長井 今日子, 原沢 常夫, 登坂 奈々子, 小原 透, 梅本 和正, 古屋 信彦 AUDIOLOGY JAPAN 52 (5), 481-482, 2009

    DOI 医中誌

  • 動作の模倣が観察による歩行分析能力に及ぼす影響

    田中 貴広, 建内 宏重, 木村 保, 田中 里奈, 中根 征也, 波賀 友紀江, 上原 眞一 理学療法学Supplement 2008 (0), A3P2169-A3P2169, 2009

    【目的】<BR> 観察による歩行分析(observational gait analysis以下OGA)の手段として動作の模倣を行うことは有用な方法であると考えられている.しかし,動作の模倣がOGAにどのような影響を与えているかは明らかにされていない.<BR> 本研究の目的は動作の模倣がOGA能力に及ぼす影響を明らかにすることである.<BR>【対象】<BR> …

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  • 点回折干渉計を用いたコンタクトレンズの波面計測

    高坂 奈夫子, 格内 敏, 金子 弘, 比嘉 昌, 阿保 政義 精密工学会学術講演会講演論文集 2009A (0), 451-452, 2009

    点回折干渉計は微小なピンホールから理想的な参照球面波が得られることより、近年、高精度な測定を必要とするEUV光学系への適用がなされてきた。本研究では、容易に参照球面波が得られることを利用して、コンタクトレンズの波面計測への適用を試みた。報告では簡易な光学系を構築し、シミュレーション解析を併用することによりレンズ収差を評価する方法について検討した。

    DOI

  • 体幹の後方傾斜を保持した坐位での骨盤運動が体幹筋筋活動に及ぼす影響

    大西 智也, 中根 征也, 木村 保 理学療法学Supplement 2007 (0), C0939-C0939, 2008

    【目的】端坐位から体幹を後ろへ倒した状態を保持すると腹筋群が緊張することから、一つの体幹に対する簡便なトレーニングとしてあげられるが、詳細な検討がなされていない。そこで、本研究では、端坐位で体幹を後ろへ倒した姿勢保持における骨盤肢位の違いで体幹筋群、大腿直筋の活動がどのように変化するのか検討した。<BR><BR>【方法】スポーツ習慣がなく、四肢・体幹に障害を有しない健常若年男性7名(平均年齢:2…

    DOI 医中誌

  • 東京都における情報サービス関連企業の集積状況とその要因

    中澤 健史, 峰滝 和典 日本地理学会発表要旨集 2008f (0), 60-60, 2008

    ...日本においても、東京都や札幌市、浜松市、京阪奈地域などに情報サービス関連企業が集積している。情報財という性質から考えられる仮説とは異なる事実についてどのように答えればよいかという観点が、われわれの研究の出発点になっている。<BR>  これまでにも、札幌市のサッポロバレーの研究や東京都渋谷区のビットバレーの研究、また日本の情報サービス産業全体の参入・退出分析などが先行研究として挙げられる。...

    DOI

  • 熱伝導率による加硫天然ゴムの熱酸化劣化評価

    松坂 奈緒子, 近藤 寛朗, 渡邊 智子, 大武 義人 日本ゴム協会誌 81 (1), 3-7, 2008

    Thermal degradation effect on the thermal conductivity of vulcanized natural rubber (NR) was investigated. Thermal conductivity of NR sheet of 2 mm thickness measured by laser-flash method decreased …

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 阪奈丘陵における詳細スケールでの二次的自然の配置パターンと鳥類の関係

    中津 弘, 夏原 由博, 前中 久行 日本緑化工学会誌 34 (1), 91-96, 2008

    ...京阪奈丘陵の樹林地,農地,集落などで,二次的自然の配置パターンを調べるために相観植生を調査し,また,それらのパターンと鳥類との関係を検証するために鳥類調査を行った。植生調査の結果,水田および樹木植生の面積比率の間に強い負の相関関係があり,モザイク構造の発達程度や林縁の総延長は,樹木植生面積比率が中程度のときに大きいことが分かった。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献16件

  • 足部障害を有する関節リウマチ患者に対する装具療法が痛みと歩行時足底圧へ及ぼす影響

    河辺 信秀, 上甲 哲士, 山坂 奈奈子, 田伏 友彦, 廣瀬 典子 理学療法学Supplement 2007 (0), C0144-C0144, 2008

    【目的】足部障害を有する関節リウマチ患者への装具療法の際,我々は歩行時足底圧の計測を行なっている.変形,胼胝,異常歩行などで生じる足底圧異常を把握し,装具による是正状況を確認するためである.しかし,足底圧異常をどの程度改善すればよいのか明確な指標は存在しない.装具療法の目的は,痛みの除去,変形の予防・改善,歩行能力の向上である.これらを達成する為に必要な足底圧是正の基準を把握する必要がある.そこ…

    DOI 医中誌

  • 糖尿病性足部潰瘍の予防を目的に屋内用装具を作製した一症例

    河辺 信秀, 上甲 哲士, 松波 優一, 山坂 奈奈子, 田伏 友彦, 小渕 紘美, 廣瀬 典子 理学療法学Supplement 2005 (0), D0492-D0492, 2006

    【目的】糖尿病性切断の原因となる足部潰瘍に対し,靴型装具の使用でChantelauらは再発を抑制し得たと報告している. 我々も潰瘍の危険因子である足底圧異常や胼胝が改善することを確認しており, 装具療法は足部潰瘍予防に対し有用であるといえる. しかし,これらの検討で使用されているのは屋外用装具である. 一日中靴を履いて生活する欧米とは異なり,本邦では屋内は裸足生活が一般的である. …

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  • 阪奈丘陵の二次林の林分構造と土壌硬度との関係

    伊東 宏樹, 佐久間 大輔, 柳沢 直, 白井 宏尚 日本森林学会誌 88 (1), 42-45, 2006

    ...京都府南部・京阪奈丘陵の大阪層群上に成立する二次林において, 林分構造とそれに関わる要因について検討した。27方形区を設定して毎木調査を行い, クラスター分析により類型化を行ったところ, 二つの大きな林分タイプが抽出された。一つはコナラを優占種とするタイプで, もう一つはアカマツおよびソヨゴを優占種とするタイプであった。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献15件

  • <資料>入院患者が不快と感ずる病棟環境の実態調査

    保坂 奈美, 花輪 ゆみ子, 平野 みのり, 小宮山 裕子, 中村 美知子 山梨大学看護学会誌 = 山梨大学看護学会誌 4 (2), 81-84, 2006

    病棟環境を入院患者がどのように感じているかについて,明らかにすることを目的として,Y大学医学部附属病院に入院している患者を対象に,入院初日から3日目まで(以下,初回)41名,入院期間が7 日から10 日目まで(以下,2回目)28名に, 2回目のアンケート調査を実施した。調査項目は,病室の窓からの採光や照明などの視覚領域から8項目,他人の会話やトイレの使用音など聴覚領域から10項目,病室の温度や湿…

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 被引用文献1件

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