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検索結果 5,859 件

  • グイマツ雑種F<sub>1</sub>の人工交配家系における繊維傾斜の家系内変動

    中田 了五, 花岡 創, 大崎 久司, 村上 了, 安久津 久 森林総合研究所研究報告 23 (1), 1-11, 2024-03-28

    ...<p>12年生グイマツ雑種F<sub>1</sub>人工交配家系の210個体の繊維傾斜の家系内変動を調べた。胸高付近から得た試料の各年輪境界の繊維傾斜を割裂法により測定した。平均傾斜と最大傾斜はそれぞれ0.96 ± 0.58, 2.72 ± 0.78度 (平均±標準偏差) であり、この家系はカラマツ属としては繊維傾斜が小さいが、全兄弟家系であるにもかかわらず家系内変動は大きかった。...

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  • 小唾液腺由来の軟口蓋唾液粘液囊胞が疑われた猫の1例

    鎌田 紗帆, 森田 智也, 千葉 優介, 藤原 玲奈 日本獣医師会雑誌 77 (3), e39-e42, 2024

    ...<p>10歳齢,避妊雌の雑種猫がスターター(吸気性喘鳴)を主訴に紹介来院し,画像検査で軟口蓋に基部を持つ可動性のある囊胞が認められた.全身麻酔下にて囊胞を穿刺吸引すると透明の粘稠性の高い液体が抜去された.囊胞の部分切除を行い,切除した病変部位を病理組織学的検査に供した.小唾液腺に関する唾液粘液囊胞を疑ったが,小唾液腺は認められなかったため呼吸上皮由来の囊胞と診断された.囊胞の部分切除後は症状が消失し...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • コムギ縞萎縮病に抵抗性で麺の色相が優れる寒冷地向けコムギ新品種「ナンブキラリ」の育成

    池永 幸子, 谷口 義則, 伊藤 裕之, 中丸 観子, 髙山 敏之, 中村 俊樹, 氷見 英子, 石川 吾郎, 池田 達哉, 中村 和弘, 平 将人, 前島 秀和, 伊藤 美環子, 齋藤 美香, 吉川 亮 育種学研究 advpub (0), 2024

    ...「ナンブキラリ」は2002年5月にF<sub>1</sub>雑種「盛系C-130b-5-5//東北214号(後の「ゆきちから」)/東北207号/3/盛系C-B3423」を母本,「盛系C-B3423」を父本として人工交配(盛交W02-24)した組合せから派生系統育種法により日本麺用軟質小麦として育成した.2018年に品種登録出願を行い,2022年に品種登録された.稈長は「ナンブコムギ」より短く,倒伏しにくかった...

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  • 中部ネパール・アンナプルナ南面山地における移牧

    渡辺 和之, 白坂 蕃 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 197-, 2024

    ...ヤクと牛との交配雑種は飼養していない。夏の放牧地(高山草地)は大きく2箇所、アンナプルナ南峰方面と内院方面ある。ヤクは前者の放牧地に行き、羊の場合はどちらかに向かう。水牛は前者の放牧地へ向かう途中に夏の放牧地(樹林帯)がある。なお、内院に向かう羊飼いは氷河を横断して対岸の放牧地へ向かうという。冬の放牧地は、ヤクは3000m付近の森林、水牛は村周辺の森林、羊は1000-2000m前後の村まで下りる。...

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  • イヌにおけるイミダクロプリド,モキシデクチン,プラジカンテル経皮投与の<i>Linognathus setosus</i>感染症治療としての有効性

    Núñez Camilo Romero, Rodríguez Paulina Noyola, Carreón Lucia Hernández, Hernández Armando Pérez, Peña Mariana Arango, Ortega Ariadna Flores 獣医臨床皮膚科 30 (1), 3-7, 2024

    ...使用したのはメス3頭,オス2頭の犬5頭で,犬種はボクサー,ピットブル,シュナウザー,雑種である。1日目,7日目,28日目に皮膚学的検査と毛包顕微鏡検査,および糞便の顕微鏡検査(直接および沈降法)を行った。肩,首,背中,頭のシラミの若虫と成虫を初見で数え,光学顕微鏡で確認した。皮膚病変は分類により評価した:0:健康な皮膚,1:軽度,2:中等度,3:重度。...

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  • 絶滅危惧種ヒメフウロにおける在来および外来系統間の生育特性の比較および交雑可能性の評価 ―ヒメフウロ保全研究グループ―

    下野 嘉子, 姉川 盤音 自然保護助成基金助成成果報告書 32 (0), 128-133, 2023-10-31

    ...が侵入しており,1系統は主に北海道・東北を中心とした冷涼な地域に,もう1系統は東北以南の温暖な地域に分布していた.在来系統は,山域間および低標高集団と高標高集団の間で遺伝的な分化が見られ,標高の違いに応じた形態的な分化も見られた.これは各生育環境への適応の結果と考えられる.また,外来系統は,直射日光の当たる栽培条件下で在来系統よりも多くの種子を生産した.外来系統と在来系統間の交配実験より稔性のある雑種種子...

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  • カモメヅル属(キョウチクトウ科)の新雑種イマズミカモメヅル

    望月 昂, 中濵 直之 植物研究雑誌 98 (5), 227-232, 2023-10-20

    ...であることが支持される.また,親種からは記録されていない訪花昆虫がイマズミカモメヅルで観察されたことから,雑種形成が新たな送粉者の獲得につながった可能性があり,カモメヅル属の多様化プロセスにおける雑種形成の重要性が示唆される....

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  • 令和5年度春季大会 高校生による研究発表最優秀賞を受賞して

    辻本 新 日本水産学会誌 89 (5), 497-497, 2023-09-15

    ...</p><p> 交雑種・隠蔽種に関しては,写真の検査で有意な差が見られた個体はいなかった為一時は棄却したが,同類のタイリクスズキとの交雑個体や隠蔽種であった場合,外見で見分けるのが非常に困難であることが指摘されているためDNA分析を中心に検証を進めていく。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • グイマツ×カラマツF<sub>1</sub>雑種「クリーンラーチ」挿し木苗の最適な休眠導入条件

    来田 和人, 伏見 愛雄 日本森林学会誌 105 (8), 265-274, 2023-08-01

    ...<i>japonica</i>)×カラマツ(<i>L. kaempferi</i>)のF<sub>1</sub>雑種「クリーンラーチ」は,挿し木で苗が生産されているが,挿し付け時期が限られること,育苗ハウスの環境制御が難しく得苗率が低いことから需要を満たしていない。そこで筆者らは閉鎖型育苗施設で挿し木苗の通年生産技術を開発している。...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • ヒナウチワカエデとコハウチワカエデの交雑実態―葉の形質と葉緑体DNA解析

    戸口 侑紀, 上田 実希, 黒河内 寛之, 中村 琢磨, 平尾 聡秀, 芝野 萌菜実, 齊藤 陽子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 406-, 2023-05-30

    ...核DNA分析から雑種と推定したサンプルはどちらも形態から推定した種のハプロタイプであった。よって両種の交雑は否定されなかったが、調査地においては葉緑体DNAの浸透の可能性は低いと考えられた。今後、形質比較からも交雑の可能性を考察する。</p>...

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  • 国内でみられるキリ属種の遺伝的系統と遺伝的多様性

    長沢 和, 木村 恵, 逢沢 峰昭 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 407-, 2023-05-30

    ...以上から、日本でみられるキリ属種には、由来の異なる2つの系統のほか、種や系統間の交雑で生じた雑種が存在することが示唆された。</p>...

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  • カラマツのネズミ食害程度に影響する遺伝と環境の要因探索

    米澤 美咲, 石塚 航 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 387-, 2023-05-30

    ...対象は46年生カラマツ次代検定林のカラマツ231個体と、一部解析で比較対象としたグイマツ雑種F<sub>1</sub>28個体である。iPad LiDARを用いて点群データを取得し、食害面積を測定した。また、内外樹皮に含まれる特定テルペノイドをガスクロマトグラフ定量にて測定した。まず、雑種F<sub>1</sub>と比べてカラマツでは食害程度のばらつきが大きかった。...

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  • グイマツ種子の成熟時期の地域間変異

    生方 正俊, 花岡 創, 福田 陽子, 中田 了五, 上田 雄介, 西岡 直樹, 加藤 一隆 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 393-, 2023-05-30

    ...<p>成長性、耐鼠性等が優れているグイマツ雑種F<sub>1</sub>種苗の安定供給に向け、北海道内の様々な地域に採種園が造成されてきている。林業用の種子を効率的に採取するためには、種子の成熟時期や散布時期を見極め、最適な時期に行う必要があるが、この最適な時期は植栽地の環境条件によって異なることが予想される。...

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  • イネ科作物ソルガムの新品種開発 高バイオマス・高糖性化で低炭素社会へ

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (5), 8-11, 2023-05-08

    ...名古屋大学生物機能開発利用研究センターの佐塚隆志教授は、ソルガムにおける雑種強勢について遺伝子レベルの原理を解明し、長らく困難とされていたゲノムデザインによる新品種創出を可能にした。この新しいアプローチにより開発した高バイオマス・高糖性の新品種は低炭素社会の実現への貢献が期待されており、また、それを目指した地域連携による新産業創出の取り組みにおける主力品種になりつつある。</p>...

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  • 多胚性カンキツの胚数およびその雑種実生出現

    山本, 雅史, 伊東, 孝峻, 川口, 昭二, 野村, 哲也, 福留, 弘康, 勘米良, 祥多 鹿児島大学農学部農場研究報告 44 1-4, 2023-03-17

    ...は‘麻豆紅柚’とした.胚数の増加につれて雑種実生の出現率は低くなった.胚数が約8個では約20%の雑種実生が確認できたが,胚数が約25個以上で雑種はほとんど出現しなくなった....

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  • 薬用植物センキュウ(川芎)の学名(セリ科)

    大橋 一晶, 大橋 広好 植物研究雑誌 98 (1), 29-36, 2023-02-20

    .../i>Makinoあるいは<i>Ligusticum offininale</i> (Makino) Kitag.が適用されている.センキュウは不稔で成熟果実が得られないため,果実の解剖学的特徴による属の決定が困難であった.不稔である理由として,染色体に対合しないペアが存在し,花粉形成では減数分裂が正常に進行しないことが報告されている.さらに部分的に対合が観察されることから,センキュウは近縁種間の雑種...

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  • 明治初年の地籍図の作成過程に関する一考察

    古関 大樹 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 277-, 2023

    ...柱の4面を使い,(1)字番号・字名・一筆の数・字の合計反別・村名,(2)内訳として田地・畑地・宅地の反別,(3)内訳として藪地・溜池・荒地・養水井戸など雑種地の反別・(4)「明治九年六月十三日 丈量検査済」の情報が記されている。官吏の検査では,畝杭と字ごとの情報をまとめた杭を立て,合格したら「丈量検査済」の文字の上に焼き印を押したことが分かる事例である。...

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  • 武蔵野南沢の自然誌 (III)

    小林 日下ゆり, 松田 宗男, 大塚 ちか子 生活大学研究 8 (1), 1-16, 2023

    ...また、落合川におけるこれらの魚類の分布を調べたところ、落合川には両種が共存できる場所と両種の雑種が形成される場所がある可能性が示唆された。...

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  • 白井規矩郎の幼小遊戯に関する考察

    朴 淳香 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 252-, 2023

    ...</p><p>白井が音楽の専門家から体育教師へと軸足を移す頃に書き表していた指導書には、共同的運動遊戯、静坐的遊戯、弄毬的遊戯、個人的運動遊戯、理化的遊戯、雑種遊戯と分類を提示しているように、唱歌遊戯にとどまらず、教育的な遊戯教材の提案を行っていることが確認できる。本報告では、唱歌遊戯にとどまらず、子どもにふさわしい遊戯をどのようにとらえていたのか、白井の幼小遊戯についての遊戯観を考察する。...

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  • 武蔵野南沢の自然誌 (IV)

    渡部 俊太郎, 松田 宗男, 大塚 ちか子 生活大学研究 8 (1), 17-29, 2023

    ...しかし我々は、東京の落合川でアブラハヤに混じって、タカハヤ様個体や両種の雑種と思われる個体が生息しており、タカハヤの侵入による遺伝子移入が起きている可能性を指摘した。...

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  • 右鎖骨下動脈起始異常による血管輪異常に対して外科的整復を行った猫の1例

    野口 亜季, 岩永 朋子, 十川 英, 藏元 智英, 藤木 誠 日本獣医麻酔外科学雑誌 54 (2), 39-44, 2023

    ...<p>3ヶ月齢、未避妊雌の雑種猫が離乳後の吐出を主訴に来院した。血管造影コンピューター断層撮影(CT)検査にて右鎖骨下動脈起始異常、右鎖骨下動脈と右総頸動脈の吻合による完全な血管輪が確認され、それによる食道狭窄および重度食道拡張と診断した。食餌の工夫を行い症状は管理可能であったため、8ヶ月齢まで成長したときに右側第4–5肋間アプローチにて外科手術を行った。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • ソタロールにより失神が消失した多形性心室頻拍の猫の1例

    深井 有美子, 森 拓也, 橋本 梨那, 亘 司郎, 柿嶌 圭, 中村 健介 動物の循環器 55 (2), 73-78, 2022-12-30

    ...<p>18歳の雑種猫が,失神を主訴に来院した。身体検査では,聴診にて心拍数は180回/分でリズムの不整が認められた。心電図検査では,多形性の期外収縮ならびに心室頻拍を認め,またQT間隔は,正常上限もしくはわずかな延長が示唆された(200 msec)。また,心筋トロポニンIの上昇が認められた(0.218 ng/ml)。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 雄と雌のミトコンドリアCO1を用いたカラスガイ族の交雑種の検出

    築根 遼, 中野 律久, 菅谷 亮介 化学と生物 60 (10), 544-547, 2022-10-01

    ...<p>淡水二枚貝であるカラスガイ族のミトコンドリアの両性遺伝を利用し,交雑種が検出できないかを研究した.各地の雄のサンプルを用いて,精子から雄ミトコンドリアのDNAを,体細胞から雌ミトコンドリアのDNAを抽出し,CO1領域の塩基配列を決定し雌雄の系統樹を作成した.この系統樹において,雌雄で異なる種として同定された割合は約26%(5/19)であった.これらは交雑種であり,種間や属間で交雑が起きていることが...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 外傷性横隔膜ヘルニア整復後に難治性周術期低血圧と高乳酸血症を示した猫の1例

    関 瀬利, 安田 暁子, 藤田 道郎 動物臨床医学 31 (3), 106-111, 2022-09-25

    ...<p>症例は2歳の未避妊雌の雑種猫で, 外傷性横隔膜ヘルニアの診断と治療のために紹介来院した。胸部X線検査により胸腔内に消化管, 肝臓などの腹腔内臓器の脱出が疑われ, さらに心陰影も不明瞭であったことから外傷性横隔膜ヘルニアと診断し, 腹部正中切開によるヘルニア臓器の整復と横隔膜の閉鎖を実施した。ヘルニア臓器の整復後に腸管の蠕動運動と血管の脈動が低下し, 腸が蒼白状態となった。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 椎間板ヘルニアおよび硬膜外血腫により排尿障害を呈した猫の1例

    岩永 優斗, 大谷 祐介, 坂大 智洋, 岡本 芽衣, 三木 伸悟, 真下 忠久 動物臨床医学 31 (3), 97-101, 2022-09-25

    ...<p>7歳の雑種猫が圧迫排尿困難な排尿障害および尾の運動性低下を主訴に来院した。脊髄障害の関与を疑いCT検査を実施したところ, L5-6椎体間の脊柱管内に嚢胞様構造物を認め, その内部には不均一な低CT値を示す部位と高吸収の点状物質を認めた。 片側椎弓切除術により脊柱管内にアプローチすると腹側より脊髄を圧迫する物質を認めたため摘出を試みたところ, 被膜が破れ血様液体が漏出した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 野ネズミ発生予察調査によるエゾヤチネズミ捕獲数,積雪および殺そ剤散布と植栽木被害の関係

    明石 信廣, 雲野 明, 中田 圭亮 日本森林学会誌 104 (4), 235-240, 2022-08-01

    ...被害から推測される針葉樹に対する嗜好性は,高いものからスギ,ヨーロッパトウヒ,カラマツ,トドマツ,グイマツおよびグイマツ雑種F<sub>1</sub>,アカエゾマツの順であった。同じ捕獲数でも最大積雪深の大きい場所では被害が発生しやすい傾向が認められ,殺そ剤による防除の基準を地域ごとに検討する必要がある。</p>...

    DOI Web Site 研究データあり 参考文献9件

  • 医原性糖尿病に罹患した猫に認められた猫アトピー性皮膚症候群疑診例

    中村 有加里, 浅川 翠, 星 史雄, 深瀬 徹 動物臨床医学 31 (2), 62-66, 2022-06-25

    ...<p>免疫介在性溶血性貧血との診断のもとでプレドニゾロンとミコフェノール酸モフェチル,シクロスポリンの投与を長期間にわたって受けた猫(雑種,去勢手術実施済み雄,4歳,体重4.9 kg)が医原性糖尿病を発症し,その治療の終了近くに顔面と頸部および肩部の瘙痒を主徴とする皮膚症状を呈した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 粗蛋白質含量の高い酒粕の消化率及び栄養価

    大森 英之, 川口 理恵, 芦原 茜, 井上 寛暁, 青山 次郎, 田島 清 日本養豚学会誌 59 (2), 61-69, 2022-06-21

    ...LWD三元交雑種の肥育豚(去勢雄9頭,雌9頭,平均体重45.6 kg)を供試し,3飼料区に体重及び性を考慮して割り付け,試験豚房で単飼した。試験飼料はトウモロコシ,大豆粕を主体とする基礎飼料,基礎飼料の一部を供試品で置換した飼料を給与する酒粕5%飼料及び酒粕10%飼料とした。酸化チタンを消化率算出のための指標物質として用いた。前半4日間を予備期間,後半3日間を糞採取期間とした。...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 粗蛋白質含量の高い酒粕の消化率及び栄養価

    大森, 英之, 川口, 理恵, 芦原, 茜, 井上, 寛暁, 青山, 次郎, 田島, 清 日本養豚学会誌 59 (2), 61-69, 2022-06

    ...LWD三元交雑種の肥育豚(去勢雄9頭,雌9頭,平均体重45.6 kg)を供試し,3飼料区に体重及び性を考慮して割り付け,試験豚房で単飼した。試験飼料はトウモロコシ,大豆粕を主体とする基礎飼料,基礎飼料の一部を供試品で置換した飼料を給与する酒粕5%飼料及び酒粕10%飼料とした。酸化チタンを消化率算出のための指標物質として用いた。前半4日間を予備期間,後半3日間を糞採取期間とした。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • グイマツ雑種F1における挿し付け後の穂の萎れを引き起こす影響要因

    今, 博計, 立松, 宏一 日本森林学会誌 104 (3), 139-145, 2022-06

    ...本研究では,グイマツとカラマツの種間雑種であるクリーンラーチの挿し木増殖において,挿し穂が萎れる条件を明らかにするため,(1)採穂直前の降雨,(2)挿し付け後の経過日数,(3)挿し付け後の気温,相対湿度,飽差,照度が,挿し穂の萎れ度に及ぼす影響を15カ所の生産施設で調査した。挿し穂の萎れ度は,タイムラプスカメラを用いて調べた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • コムギ雑種集団種子の比重選による粒形質の選抜

    八田 浩一, 松中 仁, 藤田 雅也, 小田 俊介 育種学研究 24 (1), 22-27, 2022-06-01

    ...<p>パン用コムギ品種の育成を目的とした雑種集団種子に対して,塩化カルシウム水溶液を用いた比重選を行い,その効果を調査した.その結果,種子硬度,たんぱく質含有率および容積重の向上が確認できた.特に,たんぱく質含有率については,今回供試した材料においては,F<sub>3</sub>,F<sub>4</sub>の両世代で選抜の効果が確認でき,その差も百分率で0.5ポイントと大きかった.また,容積重や種子硬度...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献9件

  • グイマツ雑種F<sub>1</sub>における挿し付け後の穂の萎れを引き起こす影響要因

    今 博計, 立松 宏一 日本森林学会誌 104 (3), 139-145, 2022-06-01

    ...本研究では,グイマツとカラマツの種間雑種であるクリーンラーチの挿し木増殖において,挿し穂が萎れる条件を明らかにするため,(1)採穂直前の降雨,(2)挿し付け後の経過日数,(3)挿し付け後の気温,相対湿度,飽差,照度が,挿し穂の萎れ度に及ぼす影響を15カ所の生産施設で調査した。挿し穂の萎れ度は,タイムラプスカメラを用いて調べた。...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • グイマツ雑種F<sub>1</sub>半兄弟家系における若齢時の形質のゲノムワイド関連解析

    陳 淑芬, 石塚 航, 楠 和隆, 海野 大和, 内山 憲太郎, 後藤 晋 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 149-, 2022-05-30

    ...<p>グイマツ雑種F<sub>1</sub>(<i>Larix gmelinii</i> var. <i>Japonica</i> ×<i> L. kaempferi</i>)は成長が早く、ネズミの食害に強く、および二ホンカラマツより優れた炭素蓄積能力を持つことが知られている。本種の中で、より成長と材質が優良な個体を早期に選抜するために、ゲノム情報の活用に期待が寄せられている。...

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  • クリーンラーチ若齢人工林における樹高成長曲線の構築と樹高分布の推定

    大野 泰之, 来田 和人, 滝谷 美香, 蝦名 益仁, 山田 健四, 角田 悠生, 内山 和子, 津田 高明 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 371-, 2022-05-30

    ...<p>カラマツとグイマツ(花粉親)との交雑種であるグイマツ雑種F1の中でも、中標津5号を花粉親とするクリーンラーチ(CL)は初期成長に優れた家系として知られている。そのため、下刈り期間の短縮など、CLの特性に対応した施業モデルの開発が必要とされている。下刈り期間を決める上で、樹高成長は基本的な判断指標となるものの、CLの樹高成長ついて定量的な評価が行われていない。...

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  • グイマツ種子の成熟時期の個体間変異

    生方 正俊, 福田 陽子, 花岡 創 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 407-, 2022-05-30

    ...<p>グイマツ雑種F<sub>1</sub>は、両親種であるグイマツとカラマツの優良性を合わせ持つ種間雑種として、近年北海道において種苗の要望が高まっている。しかしながら、F<sub>1</sub>種子を生産できる採種園が限られていること等から、供給が不足している状況にある。...

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  • 高オゾン環境での欧州ヤマナラシ雑種とドロノキ萌芽の病虫害

    小池 孝良, 増井 昇, 北岡 哲, 渡邊 陽子, 佐藤 冬樹, 渡部 敏裕 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 21-, 2022-05-30

    ...<p>木質・緑化資材としての雑種ポプラF1(ギンドロ×欧州ヤマナラシ)とドロノキの萌芽の病虫害に対する地表付近オゾンの影響を調査した。挿木を開放系オゾン付加施設内に80cm間隔で交互に植え付け、出葉後オゾン付加(東京近郊の70ppbを想定、対照区は約35ppb)を開始した。21年6~8月は記録的高温で、降水量も7月に約7mm(例年50~150mm)と1877年以来最小であった。...

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  • RNA-Seqによるカラマツ・グイマツ交雑次代の材質に関わる遺伝的要因の探索

    楠 和隆, 石塚 航, 海野 大和, 村上 了, 成田 あゆ, 今 博計, 伏見 愛雄, 矢口 雅美 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 387-, 2022-05-30

    ...<p>北海道で普及が進められているカラマツとグイマツの雑種であるグイマツ雑種F<sub>1</sub>は、グイマツの材強度とカラマツの成長性を併せ持つ樹種であり、国内針葉樹の中でも建築用材としての利用が期待されている。...

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  • 同所的に生育するブナとイヌブナの葉形質とマイクロサテライト変異

    鈴木 春音, James R.P. Worth, 戸丸 信弘 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 381-, 2022-05-30

    <p>異なる2種間における葉緑体DNAハプロタイプの共有は、祖先多型による不完全な系統仕分け、あるいは過去または現在の種間交雑という2つの仮説によって説明されてきた。垂直的にはブナより低い標高にイヌブナが分布するが、境界付近では同所的に分布する。茶臼山自然園アテビ平小鳥の森(長野県下伊那郡売木村)にはブナとイヌブナが同所的に分布し、葉緑体DNAハプロタイプを共有していることがわかっている。本研究…

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  • 1950-1953年の尾瀬ヶ原総合学術調査研究以後の尾瀬における植物相研究史

    大森 威宏, 黒沢 高秀 低温科学 80 163-173, 2022-03-31

    ...1950~1953年の尾瀬ヶ原総合学術調査研究以後の尾瀬における植物相研究の歴史について解説した.1955年以降に,2種1変種1雑種4品種の維管束植物が尾瀬を基準産地として新たに記載された.尾瀬とそれに関連する地名が和名につけられた植物21分類群について紹介した.1955年以降に発表された尾瀬の維管束植物目録について解説し,ほとんどのもので引用標本や文献などの根拠が明確ではない,調査対象の範囲が異なり...

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  • 尾瀬の維管束植物目録の見直し

    大森 威宏, 黒沢 高秀, 志賀 隆, 薄葉 満, 根本 秀一, 吉井 広始, 海老原 淳, 田中 徳久, 天野 誠 低温科学 80 199-223, 2022-03-31

    ...今回の調査により,標本にもとづき尾瀬に893種類(834種7亜種34変種18雑種)の維管束植物が生育していることが明らかとなった.Hara and Mizushima(1954)およびHara(1982)で記録のないものは197種類(163種4亜種20変種10雑種)で,このうち,ミヤマトキソウ,チチッパベンケイソウなど63種類(46種2亜種10変種5雑種)は今回尾瀬からの新産の報告である.これらの新規報告...

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  • 尾瀬産維管束植物相とその再検討

    大森 威宏, 黒沢 高秀, 志賀 隆, 薄葉 満, 根本 秀一, 吉井 広始, 海老原 淳, 田中 徳久, 天野 誠 低温科学 80 175-197, 2022-03-31

    ...標本にもとづく尾瀬の自生維管束植物は,893種類(834種7亜種34変種18雑種)であった.このうち,31種類は環境省により絶滅危惧種に指定されており,群馬県,福島県,新潟県により指定されているものも含めると,絶滅危惧種は160種類に達する.尾瀬の植物相は日本海要素を多く含むことに特徴がある.一方で尾瀬には,隔離分布種する稀産種も多い.尾瀬固有の分類群(種・亜種・変種)はキンポウゲ科のオゼキンポウゲ...

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  • 歯科治療に続発した皮下気腫の猫の1例

    佐橋 悠, 佐橋 三和子, 中東 礼子, 北野 優香里, 日笠 喜朗 動物臨床医学 31 (1), 21-24, 2022-03-25

    ...<p>症例は猫,雑種,約7歳,去勢雄。1カ月前より,食欲の低下と流涎を認めるようになった。口腔内は,重度歯周炎が認められ,上顎犬歯は動揺していた。重度歯周炎による食欲低下と診断し,第30病日に全身麻酔下にて残存歯の全顎抜歯処置を行った。左下顎犬歯の抜歯処置中にスリーウェイシリンジを使用して処置したところ,左下顎の腫脹と捻髪音を認めた。X線検査では下顎に空気含気像を認め,皮下気腫と診断した。...

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  • マンガリッツァの発育に伴う脂肪形成と脂質関連遺伝子の特徴に関する研究

    金 翔宇, 谷口 航輝, 佐々木 真彩, 山根 慧悟, 髙谷 龍馬, 小出 明里, 米田 英里奈, 萩谷 功一, 佐々木 基樹, 村西 由紀 北海道畜産草地学会報 10 (1), 39-46, 2022-03-25

    ...本研究は、マンガリッツァの脂肪組織の組織学的評価ならびに遺伝子発現について商業用品種(三元交雑種およびケンボロー)と比較し、脂肪発達と蓄積過程を調査した。脂肪厚測定結果から、マンガリッツァの背脂肪は出生後から商業用品種よりも厚く、両品種間の脂肪蓄積は異なることを示した。8ヶ月齢のマンガリッツァの背部脂肪細胞面積は、商業用品種よりも大きかった(<i>P</i> < 0.05)。...

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  • カラマツ類の着花に及ぼす施肥の効果

    今, 博計, 成田, あゆ, 石塚, 航, 佐藤, 弘和, 来田, 和人 北海道林業試験場研究報告 (59) 1-8, 2022-03

    ...(1)グイマツとカラマツの雑種採種園で2015年から2018年にかけて施肥を行った。窒素の単肥区,窒素・リン酸・カリ(3:6:4)の混合肥料区,比較対照の通常施肥区の3処理を設けた。試験にはグイマツ精英樹(中標津5号)の107ラメットを用い,2019年まで雌花数を計測した。...

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  • 水稲新品種「きたくりん」の育成

    其田, 達也, 尾崎, 洋人, 木下, 雅文, 田中, 一生, 平山, 裕治, 菅原, 彰, 宗形, 信也, 沼尾, 吉則 北海道立総合研究機構農業試験場集報 = Bulletin of Hokkaido Research Organization Agricultural Experiment Stations (106) 13-25, 2022-03

    ...「ふ系187号」を母,「空育162号」を父として行われた交配後代のF1を母とし,「渡育240号」(のちの「ふっくりんこ」)を父として,1999年に行った人工交配の雑種後代から育成され,2012年に北海道の優良品種に認定された。「ななつぼし」と対比した主な特性は以下の通りである。出穂期,成熟期は「ななつぼし」よりもやや遅い“中生の中”である。稈長は同等で,穂長は短い。...

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  • 島根県オリジナルメロン新系統“島交4843”の育成とその特性

    郷原, 優, 塚本, 俊秀, 奥野, かおり, 椋, 重芳, 石津, 文人, 春木, 和久, 板垣, 紀夫, 武田, 由里, 中村, 歩, 大野, 愛理, 稲田, 修, 宮廻, 克己 島根県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Shimane Agricultural Technology Center (49) 23-31, 2022-03

    ...“島交4843”は,うどんこ病抵抗性を有する“島系No.48”を種子親に,果実肥大性および雌花着生に優れる“島系No.43”を交配したF1雑種である。“島交4843”は,既存の「ゴールデンパール(R)」品種である‘ゴールドスター’および系統“島交4845-8”に比べて雌花着生および着果が安定しており,果実肥大性が優れる。...

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  • CAPSマーカーを用いた山口県の幻のミカン クネンボ(九年母)の探索

    柴田, 勝, 樋口, 尚樹, 元水, 在斗, 岡崎, 芳夫, 西岡, 真理, 五島, 淑子 山口大学山口学研究センター紀要「山口学研究」 2 1-9, 2022-03-01

    ...品種同定のために既存のカンキツ112 種を識別できる7 種のCAPS からなる最少マーカーセットを選抜し、次いでアレルの組合せが多様な交雑種からでもクネンボを識別させるために5CAPS を加えたマーカーセットを使用した。しかしながら、採取したすべてのサンプルにおいてクネンボを見出すことはできなかった。...

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  • インゲンマメ新品種「きたロッソ」の育成

    齋藤, 優介, 佐藤, 仁, 中川, 浩輔, 奥山, 昌隆, 島田, 尚典 北海道立総合研究機構農業試験場集報 = Bulletin of Hokkaido Research Organization Agricultural Experiment Stations (106) 27-37, 2022-03

    ...本品種は,洋風料理に対する加工適性が高い海外レッドキドニービーン遺伝資源「Montcalm023」を母,「大正金時」並の農業特性を有する金時類育成系統「十系B394号」を父として行った人工交配の雑種後代から選抜された。2017年に北海道優良品種に認定され,2021年10月に品種登録された。...

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  • 極細繊度品種「白麗」の登蔟性向上

    飯塚 哲也, 中島 健一, 伊賀 正年, 岡田 英二 蚕糸・昆虫バイオテック 91 (1), 1_053-1_056, 2022

    ...選抜を複数世代で行った結果,上段に結繭する個体数が増え,それらの交雑種である「白麗」においても登蔟性の向上が見られた。</p>...

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  • 触知可能な頸部腫瘤を伴った原発性上皮小体機能亢進症の猫の1例

    伊藤 哲郎, 茅沼 秀樹, 斑目 広郎 日本獣医師会雑誌 75 (1), e14-e17, 2022

    ...<p>16歳齢,去勢雄の雑種猫が食欲不振,体重減少を主訴として来院し,頸部腹側に2cm大の皮下腫瘤が触知された.血液検査において総カルシウム及びイオン化カルシウムの高値を認めた.症例のintact上皮小体ホルモン(parathyroid hormone:PTH)は基準範囲内であったが,実験的に高カルシウム血症を誘発した健常猫において報告されたintact PTHと比較すると高い値であり,血清イオン化...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 耳下腺オンコサイトーマを手術切除した猫の1例

    伊東 輝夫, 柑本 敦子, 内田 和幸, 伊藤 宗磨, チェンバーズ ジェームズ, 椎 宏樹 日本獣医麻酔外科学雑誌 53 (1), 12-16, 2022

    ...<p>雑種猫、15歳、避妊雌が外耳道腹側の皮下腫瘤を訴えて来院した。唾液腺腫瘍が疑われ、その後も増大した。49日目に、耳下腺の腹側端から突出する腫瘤を外科的に切除した。病理組織検査、組織化学染色、チトクロームCの免疫染色の結果から、腫瘤はオンコサイトーマと診断された。術後17ヶ月経過した現在も再発や転移は認められていない。本症例は術後に長期生存した猫の耳下腺オンコサイトーマの初めての報告である。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

  • 生食用ブドウ育種における裂果性と果実形質との関連解析とそれに基づいた低裂果性個体の出現率の推定

    松﨑 隆介, 東 暁史, 尾上 典之, 佐藤 明彦 園芸学研究 21 (3), 269-278, 2022

    ...<p>耐裂果性を有する生食用ブドウ(<i>Vitis</i> spp.)の育種効率向上を目的とし,初結実時に裂果なしを示す子個体の出現率(以下,出現率と省略)をロジスティック回帰分析で推定した.適切な説明変数を得る予備的な解析として,実生集団において裂果性を応答変数に,果粒重,脱粒性,着粒の粗密,果皮と果肉の分離,果肉特性,果肉硬度を説明変数にして,交雑区分(アメリカブドウまたは欧米雑種間の交雑,欧米雑種...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 脱炭素社会構築への貢献を目標とした新しい作物育種

    橋本 舜平, 佐塚 隆志 作物研究 67 (0), 89-92, 2022

    ...脱炭素社会の構築に向けた研究対象として,バイオエネルギーや石油由来製品の原料として活用できるバイオマスへの期待が集まっている.本稿ではバイオマス作物のうち,近年注目されているソルガムについて概説し,我々が明らかにした雑種強勢のメカニズムに基づいた,迅速かつ実効性のある新しい作物育種を提案する....

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  • 気管切開術と化学療法で長期生存した気管リンパ腫の猫の1例

    柑本 敦子, 伊東 輝夫, 内田 和幸, チェンバーズ ジェームズ, 小島 一優, 椎 宏樹 日本獣医麻酔外科学雑誌 53 (2), 30-35, 2022

    ...<p>去勢雄の雑種猫が、喉頭尾側の気管腫瘤により急性の呼吸困難を示した。気管切開術による減量によって呼吸状態は速やかに改善し、患猫はその日に帰宅した。摘出した腫瘤は病理組織検査、免疫染色、遺伝子検査からび漫性大細胞B細胞性リンパ腫と診断された。細胞診に基づき手術当日からCOP療法を16回(5サイクル)、続いてドキソルビシン治療を4回実施して治療を終了した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 肝臓灌流保存液としてのHTK液の応用

    岩田 浩義, 石井 大介, 鳥海 飛鳥, 大谷 将秀, 高橋 裕之, 小原 弘道, 横尾 英樹, 西川 祐司, 松野 直徒 移植 57 (Supplement), s359_1-s359_1, 2022

    ...【対象】30kgの雑種ブタを用いた。肝臓を摘出後,back tableで75%肝切除を行い,過小肝グラフトを作成した.肝臓灌流保存装置CMP-X04W(中央精工社製)による4時間の保存ののちに,ドナー血を希釈してisolated liver reperfusion systemによる2時間の再灌流を行い,評価した。...

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  • パラシュート様僧帽弁を疑う所見が得られた僧帽弁狭窄症の猫の一例

    荒木 隆次, 岩永 孝治, 井坂 光宏 動物の循環器 55 (1), 29-34, 2022

    ...<p>症例は雄,体重3.2 kg, 5ヶ月齢の雑種猫であり,心雑音の精査を目的に来院した。心臓超音波検査において,拡張期に左心房から左心室へと流れるモザイク血流,僧帽弁の開放制限及び前尖のドーミング所見,後乳頭筋の低形成,左房拡大が認められた。以上より我々は本症例を僧帽弁狭窄症と臨床診断した。...

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  • ブタ心停止ドナー肝に対するECMOの利用と機械灌流保存

    岩田 浩義, 中條 哲也, 小原 弘道, 岡澤 友雅, 金子 太樹, Mohd Zin Nur Khatijah, 暮地本 宙己, 大橋 牧人, 李 小康, 大原 みずほ, 松野 直徒 移植 57 (Supplement), s359_2-s359_2, 2022

    ...【対象と方法】20kgの雑種ブタを用いた。全身麻酔下に動脈および中心静脈ラインを確保したのち,開腹して大動脈と下大静脈にそれぞれ14Frのカテーテルを挿入した。KCLで心停止させた45分後に,22℃の送血温でECMO(HCS-CFP;泉工医科工業社)を1時間装着した。自己血を200mL輸血,脱血は200mmHg,1000-1200mL/minを目標とした。...

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  • 牛,豚ならびに鶏肉の凝固点に及ぼす品種,骨格筋の種類, 栄養成分含量ならびに屠畜からの経過日数の影響

    中村 好德, 福間 康文, 細見 亮太, 細田 謙次 日本暖地畜産学会報 65 (1), 3-8, 2022

    ...<p>ウシ45頭,ブタ10頭,ニワトリ12羽の骨格筋を用いて,凝固点に及ぼす品種,骨格筋の種類,栄養成分含量と屠畜からの経過日数の影響を調査した.牛肉の凝固点は黒毛和種(育成牛)が-1.05℃(平均値),同(肥育牛)が-1.18℃,交雑種(肥育牛)が-1.18℃ならびにホルスタイン種(肥育牛)が-1.08℃,豚肉では三元交配豚が-1.13℃,銘柄豚が-1.18℃,鶏肉ではブロイラーが-1.11℃,地鶏...

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  • 肝臓の大顆粒リンパ球性リンパ腫をともなった肝外胆管閉塞の猫の1例

    柑本 敦子, 伊東 輝夫, 内田 和幸, チェンバーズ ジェームズ, 椎 宏樹 日本獣医麻酔外科学雑誌 53 (2), 24-29, 2022

    ...<p>肝外胆管閉塞を急発症した9歳、去勢雄の雑種猫に胆嚢-十二指腸吻合術を行った。同時に実施した肝生検の免疫染色により肝細胞向性を示す大顆粒リンパ球性(LGL)リンパ腫と診断され、その後の臨床経過から肝臓原発と考えられた。高ビリルビン血症は術後に一旦改善したが、その後の1ヶ月間で再燃した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • チャ品種‘サンルージュ’の挿し木床での生育

    池田 奈実子 茶業研究報告 2021 (132), 73-77, 2021-12-31

    ...<p>農研機構果樹茶業研究部門金谷茶業研究拠点内の挿し木床で,チャの主要品種である‘やぶきた’と種間雑種由来のチャ品種‘サンルージュ’の挿し木苗の生育比較試験を行った。‘サンルージュ’の生存率は95 %以上で高く,挿し木床での挿し木で容易に苗を育苗できた。‘サンルージュ’の挿し木苗は切口に過度のカルス形成は見られず,挿し木1年後の苗では木化根が発生し,根の生育は正常であった。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 全抜歯処置により糖尿病における血糖コントロールが改善した猫の1例

    佐橋 悠, 佐橋 三和子, 中東 礼子, 北野 優香里, 日笠 喜朗 動物臨床医学 30 (4), 103-106, 2021-12-25

    ...<p>症例は,雑種猫,避妊雌,推定7歳,体重4.8 kg。糖尿病でインスリン治療を行っていた。左側下顎腹側および口唇の腫脹および食欲低下を主訴に来院した。口腔内検査で4本の犬歯の挺出と歯預部における軽度から中程度の歯垢・歯石付着と歯肉の中程度の腫脹・発赤が認められ,挺出にともなう歯周病と診断して全抜歯処置を提案した。しかし,当初飼い主が希望しなかったため,抗生剤による治療を開始した。...

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  • レンコン新品種‘阿波白秀’の育成とその特性

    篠原, 啓子, 山本, 真也, 佐藤, 章裕, 津田, 毅彦, 吉原, 均, 佐藤, 泰三, 沢田, 英司, 板東, 一宏, 村井, 恒治 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (8) 9-16, 2021-12

    ...種子親‘オオジロ’に花粉親‘ロータス’を交配して交雑種子を得た。特性調査と現地適応性試験を経て2015年に品種登録出願を行い,2017年に品種登録された。徳島県のオリジナル品種として,生産地は徳島県に限定されている。‘阿波白秀’は,収穫時期が9月上旬で徳島県の主力品種である‘備中’より1ヶ月程度早い。...

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  • チャ品種‘サンルージュ’の挿し木床での生育

    池田, 奈実子 茶業研究報告 = Tea research journal (132) 73-77, 2021-12

    ...農研機構果樹茶業研究部門金谷茶業研究拠点内の挿し木床で,チャの主要品種である‘やぶきた’と種間雑種由来のチャ品種‘サンルージュ’の挿し木苗の生育比較試験を行った。‘サンルージュ’の生存率は95%以上で高く,挿し木床での挿し木で容易に苗を育苗できた。‘サンルージュ’の挿し木苗は切口に過度のカルス形成は見られず,挿し木1年後の苗では木化根が発生し,根の生育は正常であった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 茨城県北部小川試験地におけるササ類3種の30年間の動態

    新山, 馨, 柴田, 銃江, 齋藤, 智之, 直江, 将司 森林総合研究所研究報告 20 (4), 339-351, 2021-12

    ...本研究はササ類3種が分布する小川保護林において、1)ササ群落の分布動態は、稈高や稈寿命、地下茎の形態などの生態的特性を用いて予測できるのか、2)雑種起源のアズマザサは親種であるミヤコザサとどのような競合関係にあるのか、3)極相であるブナ-スズタケ群集に向かってスズタケの優占が進むのか、の3点を検証することを目的に、ササ類3種の稈の分布を30年間(1990年-2020年)調査した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 日本国内に植栽されるヒマラヤスギ属植物(マツ科)のDNA 同定

    大井・東馬哲雄, 小牧義輝, 出野貴仁, 石原志穂子 植物研究雑誌 96 (4), 213-223, 2021-08-20

    ...およびレバノンシーダーとしてDNA 同定できた樹の他に,雑種の存在が明らかになった.雑種には,アトラスシーダーとレバノンシーダーの両方向の交雑に由来する樹の他に,ヒマラヤスギ(♀)とレバノンシーダー(♂)の雑種(アイノコシーダー<i>C....

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  • カンキツ新品種‘オーラスター’

    喜多 正幸, 根角 博久, 國賀 武, 中嶋 直子, 吉岡 照高, 太田 智, 瀧下 文孝, 中野 睦子, 小川 一紀, 吉田 俊雄, 矢野 昌充 農研機構研究報告 = Journal of the NARO Research and Development 7 1-8, 2021-07-30

    ...<p>‘オーラスター’は1994 年に農林水産省果樹試験場興津支場(現(国)農研機構果樹茶業研究部門カンキツ研究領域)において,カンキツ属とカラタチ属の属間雑種H・FD −1 に‘晩白柚’を交配して育成された品種である.CTV に対して強い抵抗性を有し,機能性成分であるオーラプテンを果肉・果皮共に高含有するため加工用品種・育種素材として有用であると評価,選抜され,2012 年5 月24 日付けで,種苗法...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • 犬の移行上皮癌に対し膀胱全摘出術を行った64症例の回顧的調査

    青木 大, 三品 美夏, 川野 紗穂, 渡邊 俊文 日本獣医師会雑誌 74 (7), 433-438, 2021-07-20

    ...犬の移行上皮癌に対して膀胱全摘出術を実施した64症例について,品種,性別,病理検査結果,治療方法,並びに予後調査を行った.本調査では発症年齢は10.7±2.2歳,雌雄差は雌40症例(62.5%),雄24症例(37.5%)と従来の報告に類似したものであった.品種は雑種,シェットランド・シープドック,ビーグルが好発品種であることが示唆された.予後については膀胱全摘出術64症例の生存期間は5~3,089日...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献9件

  • 富山県のトンボ(2020年記録)

    二橋, 亮, 二橋, 弘之, 新堀, 修, 中田, 達哉, 不破, 光大, 岩田, 朋文 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 45 85-105, 2021-07-01

    ...2020年の調査では12科77種のトンボが確認され、マユタテアカネとマイコアカネの種間雑種と推定される個体も確認された。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 霞ヶ浦におけるイケチョウガイ属<i>Sinohyriopsis</i> spp. の定着

    萩原 富司, 白井 亮久, 諸澤 崇裕, 熊谷 正裕, 荒井 聡 伊豆沼・内沼研究報告 15 (0), 139-149, 2021-06-30

    ...<p>イケチョウガイ(琵琶湖固有種)と中国産ヒレイケチョウガイとの交雑種(ヒレイケチョウガイ交雑種)は霞ヶ浦において真珠養殖に用いられてきた.特にヒレイケチョウガイ交雑種は水質汚濁に強いとされ,養殖施設からの幼生の拡散による水域への定着が危惧される.そこで交雑種の逸出状況を把握するため,野生個体を採集し,外部形態を養殖のヒレイケチョウガイ交雑種やイケチョウガイと比較した.真珠養殖場近傍で採集された野生個体...

    DOI

  • 左側子宮角異形成と同側の腎無形性が確認された猫の1例

    今本 成樹, 今本 三香子 動物臨床医学 30 (2), 32-35, 2021-06-25

    ...<p>6カ月齢の雌の雑種猫の卵巣子宮摘出手術時に,左側子宮の異形成と同側の腎臓欠損が確認された。子宮の近位部は通常の位置に確認できたために卵巣と共に摘出した。猫の子宮の異形成は,約0.1%の割合で確認され,その30%で同側の腎臓の欠損を伴い右側に多いと報告されている。しかし,このような報告は国内ではない。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 東京大学富士癒しの森研究所カラマツ系統別試験地の成長過程

    石橋 整司, 藤原 章雄, 齋藤 暖生, 西山 教雄, 辻 良子 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 293-, 2021-05-24

    ...本研究の対象であるカラマツ系統別試験地もその一つで、ニホンカラマツ、千島系グイマツ、樺太系グイマツ、チョウセンカラマツ、ニホンカラマツとチョウセンカラマツ、グイマツの雑種の苗木を東京大学北海道演習林から導入して1964年に設置された。植栽後1971年までは毎木調査が、その後は標準木調査が行われたが、1987年を最後に測定は行われなくなった。...

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  • カラマツ類における挿し付け後の穂の萎れを引き起こす影響要因

    今 博計, 立松 宏一 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 82-, 2021-05-24

    ...本研究では,グイマツとカラマツの種間雑種であるクリーンラーチの挿し木増殖において,挿し穂が萎れる条件を明らかにするため,(1)採穂直前の降雨,(2)挿し付け後の経過日数,(3)挿し付け後の気温,相対湿度,飽差,照度が,挿し穂の萎れ程度に及ぼす影響を15箇所の生産施設で調査した。挿し穂の萎れ度は,タイムラプスカメラを用いて調べた。...

    DOI 被引用文献1件

  • グイマツ雑種F<sub>1</sub>優良系統の材質に対する植栽密度の影響

    花岡 創, 中田 了五, 玉城 聡, 福田 陽子 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 400-, 2021-05-24

    ...<p> グイマツ雑種F<sub>1</sub>はグイマツを母樹、カラマツを花粉親とした雑種F<sub>1</sub>であり、グイマツの持つ耐鼠性やカラマツ並みの成長性を併せ持つことなどから、北海道での造林用樹種として大きな期待が寄せられている。これまでに北のパイオニア1号や中標津4号×諏訪16号、グリーム、クリーンラーチなど、複数の優良系統が開発されている。...

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  • クロマツにおけるRNA-Seqデータからの高密度連鎖地図の作製

    平尾 知士, 平川 英樹, 松永 孝治, 三嶋 賢太郎, 能勢 美峰 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 367-, 2021-05-24

    ...<p>マツ材線虫病に対するクロマツの抵抗性メカニズムの解明に向けて、抵抗性の人工交配家系(雑種第一代F<sub>1</sub>)96個体を対象にしたeQTL(expression Quantitative Trait Locus)解析を進めている。...

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  • UAV空撮画像を利用したグイマツとグイマツ雑種F<sub>1</sub>の黄葉フェノロジーの比較

    福田 陽子, 花岡 創, 玉城 聡, 加藤 一隆 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 407-, 2021-05-24

    ...<p>グイマツを母樹、カラマツを花粉親とするグイマツ雑種F<sub>1</sub>は、成長に優れ耐鼠性が高いことから、北海道では重要な造林樹種の一つである。発表者らはこれまでの研究で、グイマツ、カラマツ、グイマツ雑種F<sub>1</sub>では開葉時期および黄葉が開始する時期(葉中のクロロフィル量が急減する時期)に差異があること、種内においてもクローン間変異があることを明らかにした。...

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  • マンガリッツァブタの成長曲線とその出荷適期に関する研究

    髙谷 龍馬, 山根 慧悟, 小坂 和誠, 茅野 光範, 萩谷 功一, 三上 奈々, 林田 空, 宮下 透, 小出 明里, 山口 佳男, 村西 由紀 北海道畜産草地学会報 9 (1), 25-35, 2021-03-22

    ...そこで、マンガリッツァの増体性や産肉性について商業用品種(ケンボロー種、三元交雑種)と比較検討を行った。</p><p>マンガリッツァは出生体重1.2±0.0kgで、その成長は緩やかであり、商業用品種の出荷時期である約6ヵ月齢で63.8±1.2kg、15ヵ月齢以降に体重の高止まりが認められた。また、枝肉成績において枝肉重量は18ヵ月齢以降増加せず、背脂肪厚は商業用品種の2倍以上であった。...

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  • 水稲新品種「そらゆたか」の育成

    佐藤, 博一, 尾崎, 洋人, 木下, 雅文, 丸田, 泰史, 其田, 達也, 平山, 裕治, 田中, 一生, 菅原, 彰, 手塚, 光明 北海道立総合研究機構農業試験場集報 = Bulletin of Hokkaido Research Organization Agricultural Experiment Stations (105) 13-25, 2021-03

    ...2005年に実施した「空育酒170号(彗星)」と「北海302号(ゆきさやか)」の人工交配による雑種後代に由来する。2016年に北海道農作物優良品種および「需要に応じた米の生産・販売の推進に関する要領」に基づく多収品種に認定された。「ななつぼし」と比べて,出穂期は“早”と早く,成熟期は“やや早”と同等である。稈長は短く,穂長は同等である。穂数は少なく,一穂籾数は同等で,草型は“偏穂数型”に属する。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • アズキ新品種「ちはやひめ」の育成

    堀内, 優貴, 佐藤, 仁, 鴻坂, 扶美子, 島田, 尚典, 田澤, 暁子, 青山, 聡, 黒崎, 英樹, 山崎, 敬之, 長濱, 恵 北海道立総合研究機構農業試験場集報 = Bulletin of Hokkaido Research Organization Agricultural Experiment Stations (105) 1-11, 2021-03

    ...落葉病・茎疫病(レース1)・萎凋病抵抗性で成熟期“早の晩”の「きたろまん」を母,中生で耐病性に優れる「十系971号」を父とする人工交配の雑種後代から育成された。本品種の成熟期は,「きたろまん」よりやや早く「サホロショウズ」と同等の“早”で,冷涼年でも安定して早生である。本品種の耐病性は,「きたろまん」と同様の落葉病,萎凋病,茎疫病レース1に加え,茎疫病レース3,4に対しても抵抗性である。...

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  • オソレヤマオトコイ(カヤツリグサ科)の新産地

    薄葉 満 植物研究雑誌 96 (1), 52-56, 2021-02-20

    ...で細い稈および果実よりやや長い刺針状花被片を有するミチノクホタルイとの推定雑種であり,カンガレイとホタルイとの推定雑種シカクホタルイ(サンカクホタルイ)に似るが,より太く柔らかい稈および多くの小穂と長い刺針状花被片を有する点で異なる....

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  • 時系列データに基づいたテンサイ一代雑種とその両親の生育比較

    臼井, 靖浩, 田口, 和憲, 平藤, 雅之 てん菜研究会報 = Proceedings of the Sugar Beet Research Association (61) 7-14, 2021-02

    テンサイのF1(「NK235BR×NK195BR」)とその両親(「NK235BR」および「NK195BR」)に対して時系列でおおむね1週間ごとに生育調査を行い,生育パターンの特徴について検討した。総葉数は,計測開始した6月から8月までは有意な系統間差が認められたものの,収穫前となる9月以降は差が認められなかった。葉数増加速度は親系統「NK235BR」が最も高かった。また,総葉数から生存葉数を差し…

    日本農学文献記事索引

  • 猫の変性性ムチン沈着性毛包上皮炎の1例

    大鋸谷 光, 中田 朋孝, 永浦 真由美, 坂口 豪, 村山 信雄 獣医臨床皮膚科 27 (4), 233-236, 2021

    ...<p>12歳,去勢済雄,雑種猫が顔面の著しい腫脹と脱毛や色素沈着,口唇の糜爛や潰瘍,後肢端の腫脹や脱毛,尾の脱毛や色素沈着を主訴に受診した。顔面および後肢端の皮膚病理検査では,毛包を中心としたマクロファージの結節状浸潤がみられ,アルシアンブルー染色で毛包周囲にムチン沈着がごく軽度に観察された。臨床像および病理組織学的所見から猫の変性性ムチン沈着性毛包上皮炎と診断した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 牛肉の食味総合評価と香り経時変化との関連

    平井 智美, 河合 彩加, 水野 友理香, 飯田 文子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 72-, 2021

    ...</p><p>【方法】牛肉(黒毛和種33,褐毛和種2,交雑種2,海外種2,乳用種1)の胸最長筋部(1㎝厚)を200℃で焼成した.DA法は訓練パネル10名が食味を8段階で評価した.TCATA法はJ-SEMS....

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  • 房取り収穫が可能なブルーベリー種間雑種系統HoSp-S65G-13の貯蔵特性

    望月 佑哉, 目黒 亜依, 福岡 亜友, 宮下 智人, Worarad Kanjana, 井上 栄一 園芸学研究 20 (4), 463-468, 2021

    <p>ブルーベリー果実の出荷期間を延長することを目的とし,まず,房取り収穫が可能な新系統HoSp-S65G-13の貯蔵特性を既存品種と比較した.次いで,収穫方法の違いが収穫後の果実品質に及ぼす影響について房取り収穫と個別収穫した果実を貯蔵して調査した.その結果,HoSp-S65G-13はハイブッシュブルーベリーの ‘Chandler’ およびラビットアイブルーベリーの ‘Tifblue’ …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 牛肉の等級とその調理法に関する嗜好性評価

    竹越 七海, 三嶌 太郎, 山崎 英恵, 伏木 亨 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 41-, 2021

    ...10〜60代の男女86名を対象とし、80度5秒間湯通しした2等級と4等級の国産交雑種ロースをそれぞれポン酢ジュレとともに供した。評価指標として、VASおよびおいしさを構成する要素「報酬効果、食文化、情報」からなる15の質問票を用いた。解析では因子付加量の大きい質問項目について重回帰分析を行った。...

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  • ウシIVF胚盤胞におけるインプリント遺伝子のアレル特異的発現解析

    木村 吉拓, 金田 正弘, 岡江 寛明, 杉村 智史 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), OR-9-OR-9, 2021

    ...黒毛和種あるいは交雑種(<i>Bos.taurus</i>)の卵巣から卵丘細胞卵子複合体(COCs)を採取し,ブラーマン種(<i>Bos.indicus</i>)の凍結精液を用いて,体外成熟,体外受精,体外発生を経てF1胚盤胞を作製した。発生培地には5%子牛血清を含むCR1aaを用いた。作製された単一の胚盤胞からゲノムDNA(gDNA)とRNAを抽出した。...

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  • 高強度系統カイコの交雑による繭糸質および生糸収率の変化

    伊賀 正年, 飯塚 哲也, 岡田 英二, 中島 健一 日本シルク学会誌 29 (0), 51-57, 2021

    ...カイコMC502が作出されたが,生糸の収率向上が実用化に向けた課題であった.そこで,MC502と普通蚕品種や繭糸繊度などに特徴を有する品種を交雑し,繭糸性状および生糸収率の変化を調べた.交雑により繭重と繭層重の増大が見られ,繭糸繊度曲線と繰糸成績は交雑に用いた系統の特徴を反映した変化が見られた.生糸の収率を示す生糸量歩合は日137号との交雑において有意な向上が認められた.MC502の高強度繭糸の特性は雑種第一代...

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  • 牛肉品種別食味特性に寄与する因子の検討

    水野 友理香, 平井 智美, 佐々木 整輝, 飯田 文子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 71-, 2021

    ...</p><p>【結果・考察】総合評価は黒毛和種が他5品種より高値を示し、それに次いで褐毛和種、交雑種・乳用種、日本短角種・海外種の順に高値であった(<i>p</i><0.05)。...

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  • ブタ透明帯脱出胚盤胞の体外培養下長期生存と栄養膜細胞の増殖

    播磨 知香, 内倉 鮎子, 長谷川 航希, 與那嶺 志織, 中野 和明, 松成 ひとみ, 長嶋 比呂志 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), P-48-P-48, 2021

    ...【方法】性成熟期前の交雑種(大ユーク/ランドレース×デュロック)雌(体重100~105 kg)を胚ドナーとして使用した。雌ブタに1000 IUeCG,その66時間後に1500 IUhCGを筋肉内注射し,発情を誘起した。hCG投与翌日とその翌日に同じ品種の雄ブタと交配した。交配最終日をDay 0としてDay 7に透明帯脱出胚盤胞を採取した。...

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  • 白血球減少症を伴った術後急性膵炎の猫の1例

    板本 拓也, 根本 有希, 伊藤 晴倫, 砂原 央, 堀切園 裕, 井芹 俊恵, 板本 和仁, 谷 健二, 中市 統三 日本獣医麻酔外科学雑誌 52 (2), 31-35, 2021

    ...<p>14歳齢、避妊雌の長毛雑種猫に対して、右前肢の滑膜肉腫の治療のために断脚術を実施した。症例は術後の2日間は良好な状態であったが、突然食欲が廃絶し、全身状態が悪化した。血液検査では、好中球減少(1,110/μl)を主体とした白血球減少症(1,790/μl)が見られ、その後、軽度の高窒素血症、血清総ビリルビン濃度の上昇、黄疸を示した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 腹腔内と胸壁に悪性末梢神経鞘腫が発生した若齢猫の1治験例

    加藤 直之, 野間 夏実, 浅野 和之 日本獣医麻酔外科学雑誌 52 (2), 25-30, 2021

    ...<p>11ヶ月齢のキンカローと呼称されるアメリカンカールとマンチカンの交雑種猫が嘔吐と食欲廃絶のため来院し、胸腹部X線検査および腹部超音波検査の結果、消化管異物と腹腔内腫瘤および胸壁腫瘤が確認された。腹腔内および胸壁腫瘤は切除して病理組織学的検査に供したところ、抗S100抗体に陽性を示す異型性の高い多形性に富む間葉系腫瘍細胞の増殖が確認され、悪性末梢神経鞘腫と診断された。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 茨城県北部小川試験地におけるササ類3種の30年間の動態

    新山 馨, 柴田 銃江, 齋藤 智之, 直江 将司 森林総合研究所研究報告 20 (4), 339-351, 2021

    ...本研究はササ類3種が分布する小川保護林において、1) ササ群落の分布動態は、稈高や稈寿命、地下茎の形態などの生態的特性を用いて予測できるのか、2) 雑種起源のアズマザサは親種であるミヤコザサとどのような競合関係にあるのか、3) 極相であるブナ-スズタケ群集に向かってスズタケの優占が進むのか、の3点を検証することを目的に、ササ類3種の稈の分布を30年間 (1990年 - 2020年) 調査した。...

    DOI

  • 舎飼いサフォーク系雑種成めん羊の粗飼料多給下におけるエネルギー代謝率の評価

    許 坤, 一戸 俊義 日本緬羊研究会誌 2020 (57), 10-16, 2020-12-20

    ...各試験区においてサフォーク系雑種成めん羊を3 頭供試し,全糞採取法による消化試験を実施した。また,in vitro ガス生産テストにより,供試飼料の代謝エネルギー含量を測定した。供試めん羊の供試飼料の化学成分組成および消化試験によるTDN 摂取量測定値よりGE 摂取量およびME 摂取量を算出し,エネルギー代謝率(q)を算出した。...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 東京都産ヤナギ科の雑種シバオノエヤナギ

    吉山 寛, 山口純一 植物研究雑誌 95 (6), 336-340, 2020-12-20

    ...葉の特徴をよく示していた.2014 年に挿枝を採り以後八王子市の吉山雑種柳観察園で育成し,5 年後の2019 年には高さ4.5m の中低木となり多数の花序をつけた.樹形,葉や花の形質,胚珠数や木部に隆起条があるなど,本個体が示す多くの形質からシバヤナギとオノエヤナギとの交雑個体であると結論した.この雑種は杉本順一が静岡県植物誌(1984) に「<i>Salix sachalinensis </i>×...

    DOI Web Site

  • Genome analyses reveal the hybrid origin of the staple crop white Guinea yam (Dioscorea rotundata)

    杉原, 優, 八重樫, 弘樹, 夏目, 俊, 清水, 元樹, 阿部, 陽, 平渕, 亜紀子, 伊藤, 和江, 及川, 香梨, 太田, 敦士, 松本, 亮, 山中, 愼介, 平渕, 亜紀子, 高木, 洋子, 印南, 秀樹, 寺内, 良平, Yamanaka, Shinsuke, Muranaka, Satoru, Takagi, Hiroko, White, Ben, Asiedu, Robert, Innan, Hideki, Asfaw, Asrat, Adebola, Patrick, Terauchi, Ryohei Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 117 (50), 31987-31992, 2020-12-15

    White Guinea yam (Dioscorea rotundata) is an important staple tuber crop in West Africa. However, its origin remains unclear. In this study, we resequenced 336 accessions of white Guinea yam and …

    HANDLE

  • ビオチンの添加が交雑種去勢肥育牛の産肉性に及ぼす影響(1)

    諸岡, 佳恵, 小林, 大誠, 石崎, 重信 千葉県畜産総合研究センター研究報告 (20) 25-31, 2020-11

    ...本報では脂肪酸合成の補酵素として働く水溶性ビタミンであるビオチンを用い、交雑種去勢牛12頭を供試し試験を行った。試験区は、肥育中期(15.6ヵ月齢)以降、出荷(25ヵ月齢)までの11ヵ月間ビオチン400mg/日を添加する中期区と、肥育後期(20.9ヵ月齢)以降、出荷(25ヵ月齢)までの6ヵ月間ビオチン400mg/日を添加する後期区と、無添加の対照区の3区を設定し各4頭を配置した。...

    日本農学文献記事索引

  • 守口漬残さの給与が肥育豚の発育と飲水回数および肉質に及ぼす影響

    鈴木 雅大, 増田 達明, 山本 るみ子, 川本 隆之, 田島 茂行, 内倉 健造, 栗田 隆之 日本養豚学会誌 57 (3), 100-107, 2020-09-20

    ...供試豚は平均体重約50kgの三元交雑種(大ヨークシャー種×ランドレース種×デュロック種)48頭であり,雌2頭,去勢雄2頭の計4頭を1群として飼養した。区の設定は,守口漬残さ無添加飼料を給与した対照区,同残さを3%,6%,12%添加した飼料を給与した3%区,6%区,12%区の4区とし,各飼料を体重約110kgまで不断給餌,自由飲水の条件で給与した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 戦間期における京都花街の経済史的考察

    瀧本 哲哉 人文學報 115 193-222, 2020-06-30

    ...京都花街の経済的な位置付けをみると, 芸娼妓は毎月多額の賦金や雑種税を京都府に納付していた。その金額規模は, 商工業者等に課される京都府税の3割前後にまで達しており, 不況期には芸娼妓の税額が府税落ち込みの下支えの役割を果たした。そして, この恩恵を享受していたのは専ら京都府民である。また, 花街が吸い上げた遊興費は, 1920年代前半には京都府歳入総額にほぼ匹敵する規模にまで達していた。...

    DOI HANDLE Web Site 参考文献47件

  • 踏圧下で生育したグイマツ雑種F<sub>1</sub>苗木の根系応答

    菅井 徹人, 玉井 裕, 小池 孝良, 佐藤 冬樹, 渡部 敏裕 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 339-, 2020-05-25

    ...ここで、北海道のカラマツ人工林では、グイマツ雑種 F<sub>1</sub>(以下、F<sub>1</sub>)による再造林が期待されているが、踏圧がF<sub>1</sub>苗木の生育に与える影響も懸念される。そこで著者らは、植栽当年の土壌窒素条件を考慮した踏圧土壌において、植栽した2年生F<sub>1</sub>苗木の成長を追跡した。...

    DOI

  • 自然条件下におけるヒノキとサワラの種間雑種形成の可能性について

    上窪 佑樹, 伊藤 愛, 向井 譲 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 450-, 2020-05-25

    ...<p>ヒノキ属のヒノキ(<i>Chamecyparis obutusa</i>)とサワラ(<i>C. pisifera</i>)は、人工交配によって雑種を形成することが知られているが、自然条件下でのヒノキとサワラの交雑の実態を調べた研究はほとんど見られない。そこで本研究では、岐阜大学位山演習林(下呂市萩原町)のヒノキとサワラに対して種内他家交雑および種間交雑による雑種形成の再確認をおこなった。...

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  • 幼苗移植によるクリーンラーチ挿し木苗生産 I低温順化誘導条件の検討

    来田 和人, 伏見 愛雄, 角田 真一 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 683-, 2020-05-25

    ...<p>グイマツ雑種F<sub>1</sub>の優良家系「クリーンラーチ」の閉鎖型育苗施設による挿し木苗幼苗生産方法の確立を目的に人工光環境下において育苗した挿し木苗の低温順化誘導試験を実施した。7月に挿し木を行い、9月末まで白色LEDの人工気象器で育苗した。10月から11月に5~30℃の範囲の5段階の温度で低温順化誘導処理を行った。...

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  • 若齢グイマツ雑種F<sub>1</sub>における空間構造を考慮した遺伝パラメータの推定

    石塚 航, 今 博計, 来田 和人, 黒丸 亮, 後藤 晋 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 132-, 2020-05-25

    ...本研究では、とくに3点目について、表現型から環境効果を取り除けるか検討することを目的として、グイマツ雑種F<sub>1</sub>遺伝試験林の若齢時の形質を解析した。</p><p>東京大学北海道演習林の試験林に植栽された、単一母樹型のグイマツ雑種F<sub>1</sub>採種園産の次代を対象とし、10年目樹高・幹直径を扱った。...

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  • オルガネラDNAを用いた新潟県に分布する<i>Epimedium</i>属3種の遺伝的解析

    小田 恵, 森口 喜成 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 446-, 2020-05-25

    ...それぞれの種の境界領域には雑種集団が存在すると言われているが、詳細な研究は行われていない。本研究では、まず、新潟県内の3種16集団97サンプルの葉からDNA抽出を行い、オルガネラDNAにおける遺伝的変異をシーケンス解析で調べた。葉緑体の3つの領域とミトコンドリアの4つの領域をPCR増幅し、それぞれ1973bpと4473bpの塩基配列データを得た。...

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  • 幼苗移植によるクリーンラーチ挿し木苗生産 Ⅱ低温順化が成長に及ぼす影響

    伏見 愛雄, 来田 和人, 角田 真一 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 684-, 2020-05-25

    ...<p>北海道で開発されたカラマツとグイマツの雑種F1 であるクリーンラーチ(以下、CL)は、現在、挿し木による苗木生産が行われているが、得苗率が低く供給不足の状態にある。前報では、加温・日長処理により、効率的かつ周年の挿し木苗生産の可能性が見出された。以降の研究で、閉鎖型育苗施設を利用し、小型プラグを使用して、CL挿し木苗の周年生産の事業化を検討している。...

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  • 東京大学富士癒しの森研究所カラマツ系統別試験地の成長解析

    石橋 整司, 藤原 章雄, 齋藤 暖生, 西山 教雄, 辻 良和 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 654-, 2020-05-25

    ...本研究の対象であるカラマツ系統別試験地もその一つで、ニホンカラマツ、千島系グイマツ、樺太系グイマツ、チョウセンカラマツ、ニホンカラマツとチョウセンカラマツ、グイマツの雑種の苗木を東京大学北海道演習林から導入して1964年に設置された。植栽後1971年までは毎木調査が、その後は標準木調査が行われたが、1987年を最後に測定は行われなくなった。...

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  • 秩父山地におけるヒナウチワカエデとコハウチワカエデの交雑実態

    齊藤 陽子, 芝野 萌奈実 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 738-, 2020-05-25

    ...両種の中間的な形態の葉をもつ個体が見られることから、種間雑種の存在が推察される。しかし、これまで遺伝マーカーを用いて両種の交雑の有無を検証した研究はない。そこで本研究では、核マイクロサテライトマーカーを用いた遺伝子型と葉の形態から、両種の交雑の実態を明らかにすることとした。</p><p>調査は、東京大学秩父演習林内の両種が同所的に生育する2集団で行った。...

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  • 育苗方法の違いは植栽当年のカラマツ類の成長と死亡に影響するのか?

    大野 泰之, 蝦名 益仁, 滝谷 美香, 新田 紀敏, 菅野 正人 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 698-, 2020-05-25

    ...植栽された苗木はカラマツ(K)、グイマツ雑種F1(F1)、クリーンラーチ(F1のうちの優良品種、CL)のコンテナ苗とKとCLの裸大苗である。これらの品種を2019年5月に単木状に混植した(植栽密度1600本)。同年の6月上旬に観察用の植栽木を対象に樹高の測定を行い、その後、6月下旬と10月下旬に再測定を行った。...

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  • 四国固有のイシヅチザクラの遺伝的特性

    加藤 珠理, ワース ジェームズ, 菊地 賢, 向井 譲, 石川 啓明, 赤嶺 大有 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 739-, 2020-05-25

    ...当初、本種はマメザクラの変種として記載されていたが、形態的な特性からキンキマメザクラとタカネザクラの雑種であるとする説が唱えられており、氷河期に南下したキンキマメザクラとタカネザクラが交雑することで誕生したと云われている。一方で、同地には両種が自生していないことから独立種とする説もある。...

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  • RNA-seqを用いたサクラ属の生育不全実生で特異的に発現する遺伝子の探索

    鶴田 燃海, 向井 譲, 練 春蘭 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 737-, 2020-05-25

    <p>桜(バラ科サクラ属)は日本で最も親しまれている樹木の一つで、多くの野生種および栽培品種が存在する。種間の交雑は比較的容易といわれるが、栽培品種の‘染井吉野’にその祖先種といわれるエドヒガンを掛け合わせたときにのみ、後代実生において致死的な生育不全が分離する。この交雑の不和合に関与する遺伝子を明らかにすることを目的に、健全な実生と生育不全の実生とで発現量の異なる遺伝子を探索した。東京大学田無…

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  • 石垣島の世代促進栽培で発生する日本水稲品種の部分不稔

    岡本 正弘 日本作物学会紀事 89 (2), 172-178, 2020-04-05

    ...<p>亜熱帯に位置する沖縄県の石垣島は日本稲にとっては自然短日条件下にあり,日本本土よりもイネの出穂が促進される.このため石垣島では,日本各地の水稲品種育成地で交配されたイネの雑種集団について年間2ないし3世代を進める世代促進事業が実施されている.この世代促進栽培では日本水稲品種の到穂日数は新潟県上越市における到穂日数に比べ平均で,一期作(3月播種)では70%,二期作(7月播種)では52%まで短縮し...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献4件

  • クロマツ×アカマツ推定雑種から得られた実生苗の耐塩性

    米道 学, 塚越 剛史, 軽込 勉, 久本 洋子, 大森 良弘, 練 春蘭, 佐藤 光彦, 佐々木 崇徳, 松尾 歩, 陶山 佳久, 後藤 晋 日本森林学会誌 102 (2), 101-107, 2020-04-01

    ...マツ材線虫病抵抗性と耐塩性の両方が高い材料を作出するため,本研究では,クロマツ×アカマツ推定雑種由来の実生に着目した。まず,推定雑種2クローンについて, MIG-seq法で核DNAの遺伝的組成を調べた。次に,推定雑種由来の実生苗について,葉緑体DNAのPCR-RFLP法により花粉親を判別した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 奄美島豚の肉質評価に関する研究

    叶内, 宏明, 山崎, 正夫, 鞍掛, 文, 木村, 郁夫, 大塚, 彰 鹿児島大学農学部学術報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University 70 1-6, 2020-03-30

    ...奄美大島で飼育される固有の黒豚(島豚)と北米産LWD三元交雑種(北米産白豚)の食感に関わる物理的特性と味に関わるアミノ酸および脂肪酸組成を比較した。加熱した肉の破断応力は北米産白豚に比べて島豚で1.3倍高く,生肉の伸展率は島豚で有意に低かった。島豚は北米産白豚に比べて硬い肉であることが示された。肉の美味しさと正の相関を持つオレイン酸の割合が島豚で高い傾向にあり,島豚の美味しさとの関係が示唆された。...

    機関リポジトリ

  • 犬の慢性骨髄性白血病と診断した1例

    浅野 舞, 富田 彬正, 小路 祐樹, 神田 拓野, 岸田 藍, 岸田 康平, 松浦 聖, 橋本 淳史, 大塚 真子, 宮本 明奈, 下田 哲也, 藤井 祐至 動物臨床医学 29 (1), 25-29, 2020-03-25

    ...<p>8歳の雌の雑種犬が,白血球増加症と脾腫の精査を目的に紹介来院した。血液検査では左方移動を伴う好中球数の増加を認めた。骨髄の細胞充実度は過形成で,顆粒球系細胞の著しい増加が認められた。芽球の増加や形態学的異常は認められなかった。類白血病反応を呈する疾患を除外し,骨髄および末梢血のX染色体不活化パターン(XCIP)解析でクローン性増殖が示唆されたことから慢性骨髄性白血病(CML)と診断した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 豚の両側眼瞼に発生した形質細胞腫の1例

    渡戸 欽也, 山岸 純二郎, 村松 智恵子, 酒井 洋樹 日本獣医師会雑誌 73 (3), 149-153, 2020-03-20

    ...<p>6カ月齢,去勢済み雑種豚のと畜検査時に,両側眼瞼の外反を伴う腫脹を認めた.内臓を含めたその他の部位には著変は認めなかった.病理組織学的に,腫脹した両側眼瞼結膜下において,形質細胞様腫瘍細胞がび漫性かつシート状に増殖し,これらの腫瘍細胞はCD3,CD79α及びCD20には陰性を示したが,免疫グロブリンλ鎖及びα鎖,MUM1に陽性を示した.病理組織学的及び免疫組織化学的に形質細胞腫と診断された....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献9件

  • 養豚における飼料用米と豆腐粕の混合サイレージの給与技術確立試験

    鈴木, 菜月, 吉岡, 圭輔, 前田, 育子, 佐々木, 将武, 戸田, 尚美, 作田, 敦 茨城県畜産センター研究報告 (51) 10-14, 2020-03

    ...なお,肥育豚は三元交雑種(WLD),繁殖母豚は二元交雑種(WL)を用いた。サイレージを給与することによる発育・肉質成績への影響は,いずれの試験においても有意な差は認められず,繁殖成績および子豚の発育にも影響は見られなかった。そのため,飼料用米と豆腐粕混合サイレージは一般配合飼料の代替飼料になることが示唆された。...

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  • 特産物「タデ藍」の鶏飼料としての給与安全性試験

    丸谷, 永一, 清水, 正明, 藤本, 武, 馬木, 康隆, 松長, 辰司 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (19) 25-27, 2020-03

    ...制限給餌法により育成した8日齢の肉用交雑種雄雛6羽を1群とし,各区に3群ずつを配して,各飼料を6日間不断給与した。その結果,供試資材の添加量が増えるにつれ,対照区より増体重が減少し,飼料要求率が低下したが,試験区間で有意差はなかった。また,いずれの供試鶏にも健康状態の異常は観察されず,給与安全性が確認され,鶏飼料として活用できることが示された。...

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  • 酒造好適米新品種「きたしずく」の育成

    尾崎, 洋人, 木下, 雅文, 其田, 達也, 田中, 一生, 平山, 裕治, 菅原, 彰 北海道立総合研究機構農業試験場集報 = Bulletin of Hokkaido Research Organization Agricultural Experiment Stations (104) 1-15, 2020-03

    ...酒造好適米新品種「きたしずく」は,2002年に北海道立道南農業試験場(現北海道立総合研究機構道南農業試験場)で交配した「雄町/ほしのゆめ//吟風」の雑種後代から育成された。2012年に品種登録(第21518号)され,「きたしずく」と命名された。2014年2月に北海道の優良品種に認定された。出穂期と成熟期は「吟風」と同じ“中生の早”に属するがやや早い。...

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  • 肥育豚への飼料用米と規格外大豆の給与が発育および肉質に及ぼす影響

    星川, 穂奈美, 五十嵐, 宏行, 齋野, 弘, 星, 光雄, 三上, 豊治 山形県農業研究報告 (12) 45-52, 2020-03

    ...供試豚は三元交雑種(LWD)を用い,各区6頭(去勢雄3頭,雌3頭)ずつ配置して肥育後期(体重70~110kg)に給与した。その結果,飼料摂取量,1日平均増体量,枝肉重量および胸最長筋断面積は各区間に有意な差は認められなかった。背脂肪厚は試験区3が試験区1に比べ有意に厚く,また脂肪色のL値(明るさ)は,試験区3が対照区に比べ有意に高かった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 徳島県および高知県におけるマメ科植物遺伝資源の探索収集,2018年10月22日~26日

    馬場(笠井) 晶子, 秋葉 光孝, 飯泉 敏勝 植物遺伝資源探索導入調査報告書 = Annual Report on Exploration and Introduction of Plant Genetic Resources 35 16-32, 2020-03

    ...educational purposes.本報告は,2018 年 10 月 22 日~26 日に実施した徳島県および高知県でのマメ科植物遺伝資源の調査報告である.今回の調査では,両県において実施された過去5回の調査で収集点数が少なかった野生アズキ(V. angularis, ヤブツルアズキ)を収集することを主目的とした.結果として,野生アズキ(V. angularis, ヤブツルアズキ)23 点,雑種...

    DOI 機関リポジトリ

  • LC-MS vs NMR メタボロミクスの分析手法を比較

    中野 扶佐子 ファルマシア 56 (6), 564-564, 2020

    ...生薬は天然の動植物を基原とするため,その生物種の同定は品質管理のために重要である.生物種の同定を行うための手法としては,従来,生物の指標成分をターゲットとした分析が主であったが,交雑種や近縁種との区別が困難な場合も多い.そこで近年,生薬含有成分の網羅的解析に基づくメタボロミクスの応用が試みられている.本稿では,ミカン属植物の果実や果皮を基原とする5種の生薬(キジツ,トウヒ,チンピ,キッピ,セイヒ)について...

    DOI 医中誌

  • 活動量センサを用いた肉用牛発情検知と人工授精成績

    阪谷 美樹, 久保田 海雄, 三輪 雅史 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-79-P-79, 2020

    ...そこで市販の活動量センサとその発情検出アルゴリズムを利用し,交雑種ならびに黒毛和種における発情検出の検討を行った。【方法】実験1:活動量センサを装着したホルスタイン-黒毛和種の交雑種(F1)9頭で乳牛用アルゴリズムを利用して発情検出と持続時間の算出を2018年5–10月に行った。発情警報が出た個体の発情正否を直腸検査にて確認し,感度と陽性的中率を算出した。...

    DOI

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