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検索結果 66 件

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  • パウル・ベッカーの客観主義的な音楽美学

    小島 広之 音楽学 67 (2), 73-86, 2021

      20世紀前半のドイツ語圏を代表する音楽批評家、パウル・ベッカーPaul Bekker(1882–1937)は、今日では音楽社会学の開拓者として知られているが、第一次世界大戦後には様式論的観点から「新音楽」と称される客観主義的な理想的音楽像の構想に力を注いだ。<br>   第一次世界大戦後には、革新的であり、かつ様々な社会的階層の人々によって普遍的に受容されうる音楽が求められていた。ベッカーが…

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  • 音楽科教育における〈知る〉ということ

    辻 勇介 日本教科教育学会誌 43 (1), 43-56, 2020

    ...「いわゆる知識」の獲得とは異なる点があるかどうか,音楽美学・美的経験の視点から検討し,音楽科教育における〈知る〉について提示する手順をとった。その結果,〈知る〉について,1)洞察によって感情の本質を知る事態がある,2)音楽の構成要素を曖昧にとらえるときから「知っている」という証言がありうる,3)音楽の構成要素の知覚を通した反応における洞察が〈知る〉の実質である,ということが明らかとなった。...

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  • 新しい時代に向かう鑑賞教育〜鑑賞教育の実態とその変遷〜

    辻井, 直幸, 大西, 雅博, Tsujii, Naoyuki, Onishi, Masahiro 奈良学園大学紀要 11 113-123, 2019-09-30

    ...ただ、この能力は、ほとんど専門家の領域に近く、学問としては音楽美学で扱うようなテーマだ。一般のしかも中学生が持てる能力としてはかなり高度なものと言える。現在、悪戦苦闘しながら日々、授業を行ってはいるが、なかなか文科省の狙う能力にはまだまだ遠い気がしてならない。...

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  • 国民学校期における上田友亀の器楽教育思想と実践の特質

    藤井 康之 教育方法学研究 44 (0), 85-95, 2019-03-31

    ...</p><p>上田のリズムを中心とする器楽教育思想の形成には,コールマンの「創造的音楽」と近代西洋音楽美学の重要な概念である「自律的な音楽」の二つの思想の影響があった。上田は,コールマンの「音楽の根本はリズムである」から示唆を得ることによって,リズムを音楽教育の根本に据えた器楽指導を構想し,音楽に興味を抱かない子どもから,生命力あふれる音楽表現を引き出そうとした。...

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  • 運動と触覚の「音楽的思惟」論 ―― Marie Jaëll の演奏哲学再考――

    山上 揚平 音楽学 64 (2), 144-160, 2018

       19世紀後半に活躍したフランス人ピアニスト兼作曲家であるマリー・ジャエルは、同時代の実証科学の影響の下に個性的なピアノ教育メソッドを実践した理論家としても知られている。本論は彼女のメソッドの中核を占めていた「指紋」の利用に着目し、それを理論的および美学的に支えていた彼女の学術的バックグラウンド ――実験心理学、指紋研究、病理心理学―― …

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  • 芥川也寸志の映画音楽語法の変遷 --テーマ音楽の強調とモティーフの流用に着目して--

    藤原, 征生 人間・環境学 26 91-106, 2017-12-20

    ...映画音楽において顕著に見られるモティーフの流用は, テーマ音楽の強調を導き, 芥川の映画音楽美学の成熟への道を切り拓いた重要な試みであった. 本稿によって明らかになる芥川の映画音楽語法の変遷は, 共同芸術としての映画を読み解くキーワードの一つとして「音楽」に注目することで, 多様で立体的な視点を持つ映画史構築に貢献するものである....

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  • 音楽における表現という問題 - 美学と音楽美学の表現概念の変遷を手がかりに -

    小池, 順子 千葉経済論叢 (54) 1-19, 2016-07-21

    ...この課題を遂行するにあたり、美学と音楽美学の知見を手がかりに、表現の概念が様々に揺れ動いてきたことを論証した。造形芸術においては、表現概念の中で描写と表出の対立が長くあった。対照的に、音楽芸術は造形よりも早く、表出芸術として認識された。19世紀には作曲家が表現の主体として存在価値を高めた。しかし作曲家の表現としての音楽は、演奏行為を通じて初めて直観的になる。...

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  • 記譜法と楽音

    久留 智之 可視化情報学会誌 35 (136), 13-16, 2015

    ...近年芸術音楽は,非西洋の音楽美学や楽音を取り入れる方向にあり,「世界音楽の時代」に入ったといわれている.テクノロジーの発達とも相俟って音楽の素材としての楽音はますます拡張しているが,それを伝達するメディアとしての五線記譜法は,古くからの西洋の音楽美学を濃厚に反映しており,非西洋型の重要な音楽情報を記譜仕切れないという問題が生じている.そこで本論では,五線記譜法の特徴や性能について非西洋音楽のさまざまな...

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  • 音楽評論論文にみる概念構造の変遷―ネットワーク中心性を用いた音楽概念の抽出―

    河瀬 彰宏, 村井 源, 徃住 彰文 情報知識学会誌 19 (2), 138-143, 2009

    ...音楽の様式は刻一刻と連続的な変化を遂げていくため,これらに対して,音楽美学や音楽史学において議論されるような区分,例えば,古典主義音楽,ロマン主義音楽といった確定的な定義を与えることは難しい問題である.しかしながら,時代によって特徴や差異が確認されることは否めない.本研究では,音楽概念を構造的に抽出・体系化することで,音楽概念がどのような差異・変遷をもつものか検討する.具体的には,音楽評論雑誌「ポリフォーン...

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  • 音楽演奏表情データベース構築に向けて

    橋田 光代, 片寄 晴弘 人工知能学会全国大会論文集 JSAI07 (0), 1H14-1H14, 2007

    ...研究用音楽データベースは,近年の音楽情報検索技術の発展とともに整備されつつあるが,演奏表情を扱う共通データベースは存在していなかった.我々は,既存演奏と楽譜通りの演奏との間に生ずる演奏表現のずれを計測したデータと,演奏表現のもととなった音楽解釈に関する情報を集積し,それらを研究者が共通利用できる環境を構築することを目指す.これらを共通ベンチマークとして活用することで,音楽情報処理をはじめ,音楽学,音楽美学...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 青柳善吾の唱歌教材観

    鈴木 治 音楽教育学 36 (2), 1-11, 2006

    ...青柳の「思想性」も含め, 青柳が学び, 築いていった「音楽美学」との関連において描き出す。</p>...

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  • 音楽美学の課題

    谷村 晃 美学 12 (1), 16-23, 1961

    It seems that musical esthetics in our time is remarkably inefficient. It dose not have any kind of influence upon practical musicians. And it seems that its all tasks are supplanded by modern …

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