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検索結果 45 件

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  • 鹿児島湾産ホンダワラ属藻類2種,イソモクとコナフキモク(ヒバマタ目)の季節的消長と生育環境

    倉堀 宇弘, 島袋 寛盛, 猪狩 忠光, 寺田 竜太 日本水産学会誌 88 (1), 12-19, 2022-01-15

    <p> 鹿児島湾で広く見られるイソモクとコナフキモク(ホンダワラ科)について,季節的消長と生育環境を調査した。指宿市山川の藻場で見られた両種は水深2 m前後の岩塊上に繁茂していたが,イソモクがより浅所に見られた。両種とも2月頃から生長するが,イソモクが6月頃に成熟するのに対し,コナフキモクは7月から8月頃に成熟し,イソモクの方がより早くに衰退した。しかし,イソモクは残存した付着器上や周辺に新たな…

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  • ブリ類におけるべこ病の初期感染動態

    柳 宗悦, 佐藤 純, 今岡 慶明, 川上 秀昌, 原川 翔伍, 米加田 徹, 中易 千早, 森 広一郎 魚病研究 56 (2), 89-96, 2021-06-15

    <p>海面生簀で飼育されているブリおよびカンパチの体側筋中における<i>Microsporidium seriolae</i>遺伝子とシストの出現状況を調査し,べこ病の初期感染動態を観察した。また,飼育海域海水中の<i>M. seriolae</i>遺伝子量の変化もモニタリングした。その結果,過去にべこ病の発生が確認された海域では,生簀周辺の海水から10<sup>2</sup>~10<sup>3…

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  • 河川生活期のニホンウナギにおける浮き石による被食回避効果の検証

    坂上 嶺, 佐藤 駿, 松重 一輝, 安武 由矢, 日比野 友亮, 眞鍋 美幸, 内田 和男, 望岡 典隆 日本水産学会誌 87 (3), 255-264, 2021-05-15

    <p> ニホンウナギ資源減少の原因の1つとして,鳥類からの被食リスクを低減する隠れ場所となると考えられる浮き石の,河川改修による減少が挙げられる。本研究では,浮き石による間隙の存在が,本種の生残に影響を与えるかを検証するために,間隙が利用可能な池と利用不可能な池の2群における生残率と肥満度の変化量を比較する実験を行った。その結果,間隙が利用可能な池では供試魚の生残率が有意に高く,浮き石による間隙…

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  • 超音波テレメトリーを用いた,人工池における石の間隙がニホンウナギの隠れ場所として果たす機能の把握

    海部 健三, 竹野 遼馬, 高木 淳一, 市川 光太郎, 脇谷 量子郎, 板倉 光, 平江 多績, 猪狩 忠光, 三田村 啓理, 荒井 修亮 応用生態工学 22 (1), 83-92, 2019-07-28

    ...<p>鹿児島県水産技術開発センターの所有する人工池(21.2 m × 36.0 m,水深1.1 m)において,間隙を持つ石積み,および,間隙が埋められた石積みを作成し,超音波テレメトリー技術を利用してニホンウナギ 8 個体の行動追跡を試みた.砂泥底の実験池内に直径約 1 m,高さ約 0.7 m の円錐型に,石積みを6 基設置した.石積みのうち 3 基に関しては,実験開始 9 日後に砂泥を用いて石材の...

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  • 鹿児島県海域で採集されたモジャコ(ブリ稚魚)の日齢と成長

    宍道 弘敏, 水野 紫津葉, 小松 輝久 水産海洋研究 83 (2), 87-92, 2019-05-25

    <p>我々は,ブリの主産卵場である東シナ海から鹿児島県海域へのモジャコ(ブリ稚魚)来遊予測技術の開発を行っている.この一環として,2010~2012年3~4月に鹿児島県海域で採集されたモジャコ計343尾の尾叉長と耳石日輪解析結果から日齢と孵化日を推定し,成長を調べた.耳石解析で得られたモジャコの日齢範囲は22~69日齢で,孵化日は,3月採集群が1月中旬~2月中旬,4月採集群が2月上旬~3月中旬と…

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  • 2016年夏季に八代海で発生した<i>Chattonella</i>赤潮:発生環境と養殖ブリの斃死

    中島 広樹, 村田 圭助, 矢野 浩一, 西 広海, 吉村 直晃, 黒木 善之, 川﨑 信司, 古川 新平, 浦 啓介, 松尾 斉, 北辻 さほ, 紫加田 知幸, 阿部 和雄, 徳永 貴久, 岡村 和麿, 青木 一弘, 鬼塚 剛 日本水産学会誌 85 (2), 162-172, 2019-03-15

    <p> 2016年夏季に八代海で発生した<i>Chattonella</i>赤潮について,モニタリングデータを統合し,発生要因ならびに養殖ブリ斃死との関係を解析した。<i>Chattonella</i>赤潮は,気象擾乱に伴う表層栄養塩濃度の上昇後,再び成層化した9月上中旬に中部から南部で急速に発達した。養殖ブリの斃死率は漁場ごとの成層強度を反映した<i>Chattonella</i>細胞密度の高…

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  • イワシ類稚仔魚の冷蔵保存中の自己消化

    保 聖子, 藤田 聡, 緒方 由美, 木村 郁夫 日本水産学会誌 84 (1), 103-110, 2018

    <p> シラス(イワシ類稚仔魚)の冷蔵保存中に発生する自己消化について,魚体プロテアーゼ活性の経時変化やプロテアーゼの種類および漁獲時の魚体にかかる圧の影響を測定した。モデル試験で魚体に圧力を加えると冷蔵保存中の自己消化が促進した。また,冷蔵保存中には保存温度に依存してプロテアーゼ活性の上昇がみられ,その原因としてセリンプロテアーゼ(主にキモトリプシン)の酵素活性値が高くなることをプロテアーゼ阻…

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  • うるめいわし丸干における柑橘精油添加によるヒスタミン蓄積抑制効果について

    保 聖子, 里見 正隆, 舊谷 亜由美, 仁部 玄通, 稲盛 重弘, 木村 郁夫 日本水産学会誌 83 (5), 769-776, 2017

    <p> ヒスタミン蓄積が認められたうるめいわし丸干から分離した細菌は,16S rRNA配列分析で99.15%の相同性を示した<i>Photobacterium angustum</i>と同定された。柑橘の文旦の精油は丸干由来の<i>Photobacterium angustum</i>に対して増殖抑制作用を示した。うるめいわし丸干製造時の塩漬工程で柑橘精油を添加した結果,丸干のヒスタミンの蓄積が…

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  • ゴマサバの蓄養可能期間の検討

    保 聖子, 折田 和三, 木村 郁夫 日本水産学会誌 83 (3), 392-399, 2017

    <p> 鹿児島県では,まき網で漁獲したゴマサバの一部を数日間絶食蓄養してストレスを回復させた後即殺し,死後硬直前の状態での刺身商品の流通が行われている。本研究では,適正な蓄養期間を明らかにするために,肥満度及び血漿と筋肉の各成分や筋肉物性を指標として検討した。蓄養期間中,筋肉脂質量は変化しないが,筋肉タンパク質量は減少した。筋肉圧縮強度は蓄養21日まで維持した。蓄養15日まで肥満度は変化せず,そ…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献7件

  • 漁獲量重心の変動からみたブリ類の漁獲量変動

    宍道 弘敏, 阪地 英男, 田 永軍 水産海洋研究 80 (1), 27-34, 2016-02-25

    <p>1990年代以降の温暖レジーム下,とくに北日本でブリ類の漁獲量増加が報告されるなか,これまであまり注目されなかった分布の南縁部である鹿児島県海域における漁獲量の推移を整理し,全国の動向と比較した.またブリ類漁獲量の重心を求め,その変動を把握するとともに,レジームシフト,海面水温変動および漁獲量変動との関係を調べた.全国と鹿児島県のブリ類漁獲量の長期変動の間には有意な負の相関関係が認められ,…

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  • 魚粉低減飼料を用いた養殖環境下におけるカンパチ人工種苗の成長

    佐藤 洋大, 横山 佐一郎, 尤 雅, 越塩 俊介, 大野 隆由, 大野 泰史, 村上 恵祐, 今村 昭則, 平江 多績, 松田 康弘, 横尾 公重 水産増殖 64 (1), 1-12, 2016

    カンパチ種苗の中間育成期における成長に魚粉低減 EP のおよぼす基礎知見を得るため,南九州の異なる養殖漁場(根占および串間)で,カンパチ人工種苗に魚粉60%添加市販 EP および魚粉添加量を40%に低減し,植物性原料に置き替えた市販 EP を64日間給餌し,成長,生残,血液化学成分および体一般組成を調べた。その結果,両試験漁場における飼育試験終了時の成長指標(魚体重,尾叉長,肥満度および生残率)…

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  • 鹿児島県内における養殖カンパチの眼球炎の発生傾向について

    柳 宗悦, 前野 幸二, 今岡 慶明, 嶋原 佳子, 三輪 理, 大迫 典久 魚病研究 50 (1), 29-32, 2015-03-15

    <p>2010年頃から南九州や西四国を中心に,養殖カンパチにおいて眼球 (左右どちらかの片眼が多い傾向) に白濁・出血・欠損・潰瘍・乾酪化を呈する疾病が,夏季の高水温期を中心に多発するようになった。鹿児島県の2010年4月から2014年3月の魚病診断データから,本症が年々増加傾向にあること,天然・人工の種苗の由来にかかわらず発生すること,当歳魚に多く発生する傾向にあることが確認された。さらに,水…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 完全無魚粉化 extruded-pellet(EP)飼料を用いたブリ<I>Seriola quinqueradiata</I> の長期飼育試験

    津崎 龍雄, 吉田 一範, 堀田 卓朗, 中川 雅弘, 山田 真之, 佐藤 秀一, 輿石 友彦, 前野 幸二, 秋山 敏男, 石田 典子 水産増殖 63 (1), 29-38, 2015

    魚粉タンパク源を濃縮大豆タンパク等の植物性タンパク源およびポークミール等の動物性タンパク源に代替し,更にタウリンの他に摂餌促進物質と酵素混合液などを添加した完全無魚粉化 EP 飼料を試作して1歳魚のブリ(平均体重753 g)に給与し,約6ヵ月間飼育した。その結果,対照区と無魚粉区には明確な成長差は認められず,生残率においてもほぼ同等の成績であった。また,日間増重率,日間給餌率,増肉係数およびタン…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • カンパチ種苗生産における仔稚魚の体サイズ差と攻撃行動および共食いの関連

    橋本 博, 林 知宏, 浜崎 活幸, 甲斐 勲, 外薗 博人, 中村 章彦, 岩崎 隆志, 照屋 和久, 浜田 和久, 虫明 敬一 水産増殖 62 (3), 259-271, 2014

    種苗生産飼育におけるカンパチ仔稚魚の攻撃行動および共食いの実態を把握するため,カンパチ仔稚魚の成長,死亡状況,追尾行動とつつき行動および捕食魚と被食魚の体サイズの関係を調べた。カンパチ仔稚魚の追尾行動は大型個体が稚魚期へ変態する18~19日齢頃から発現した。仔稚魚の体高,口径および口幅から推定した捕食可能サイズと,実際の攻撃個体と被攻撃個体,捕食魚と被食魚,および共倒れが起こった捕食魚と被食魚の…

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  • 筋肉内 ATP による冷凍カンパチ血合肉の褐変抑制

    井ノ原 康太, 黒木 信介, 尾上 由季乃, 濱田 三喜夫, 保 聖子, 木村 郁夫 日本水産学会誌 80 (6), 965-972, 2014

    冷凍水産物は一般に−20°C で流通しているが,凍結保蔵中にミオグロビン(Mb)のメト化が進行し商品価値を失う。我々は ATP の Mb メト化抑制作用を前報で報告した。本研究では−20°C 保蔵におけるカンパチ血合肉のメト化に及ぼす ATP の作用について検討した。養殖カンパチを活けしめ後,筋肉中の ATP 濃度が異なる魚肉を調製し−50°C で急速凍結後,−20°C で 4 …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献7件 参考文献5件

  • 薩南諸島と近傍における温帯性および熱帯性海産顕花植物の分布

    河野 敬史, 猪狩 忠光, 今吉 雄二, 田中 敏博, 徳永 成光, 吉満 敏, 寺田 竜太 水産増殖 60 (3), 359-369, 2012

    ...薩南諸島と鹿児島県本土に見られる海草13種について,鹿児島大学と鹿児島県水産技術開発センターの標本と調査記録に基づいて分布を整理すると共に,熱帯・温帯性海草の推移帯に位置する奄美大島 2ヶ所で群落構造を調査した。日本本土に主に分布する温帯性種のコアマモとヤマトウミヒルモは奄美大島でも見られたが,アマモは薩南諸島で確認されなかった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか2件 被引用文献4件 参考文献32件

  • 鹿児島湾に生育する一年生アマモ局所個体群間の遺伝的分化

    島袋 寛盛, 堀 正和, 吉満 敏, 徳永 成光, 猪狩 忠光, 佐々木 謙介, 仲岡 雅裕, 川根 昌子, 吉田 吾郎, 浜口 昌己 日本水産学会誌 78 (2), 204-211, 2012

    鹿児島湾に生育する一年生アマモ群落の種子分散動態を明らかにすることを目的とし本研究を行った。鹿児島湾内の 5 か所の局所個体群を対象に,草体の形態計測と 7 領域のマイクロサテライトマーカーによる DNA 解析を行った。その結果,形態は場所間で大きな差異が確認され,環境に応じて形態が変化することが確認された。個体群間の遺伝的分化指数(Fst)は 0.112 から 0.415 であり,10 km …

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  • 鹿児島湾におけるマダイの資源評価と放流計画

    宍道 弘敏, 滝本 鮎子, 小畑 泰弘, 浜崎 活幸, 北田 修一 日本水産学会誌 78 (2), 161-170, 2012

    天然魚と放流魚を含めた包括的な資源管理方策を検討するため,コホート解析により 1990~2002 年の鹿児島湾内マダイ資源尾数を推定した。その結果,放流魚資源は減少傾向を,天然魚資源は横ばい傾向を示した。放流魚漁獲量(<i>C</i><sub><i>H</i></sub>)が 50 t 程度を越えると天然魚漁獲量が減少する傾向がみられたことから,本湾においては 50 t 程度の …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献2件 参考文献31件

  • 漁獲ストレスを受けたゴマサバの短期蓄養によるストレス回復

    保 聖子, 杉田 毅, 鶴田 和弘, 福田 裕, 木村 郁夫 日本水産学会誌 78 (3), 454-460, 2012

    蓄養サバ流通品を調査した結果,氷蔵 9 h 後でも筋肉の ATP 濃度は高く維持され高品質を示した。そこで,まき網で漁獲されたゴマサバを短期蓄養した場合の品質に与える影響を検討するため,漁獲ストレスの影響とその回復について検証した。生け簀で 20 分間の強制運動をさせた後,72 h 蓄養し,体内代謝変化を測定した。強制運動により血漿コルチゾル濃度や筋肉乳酸濃度は上昇するが,蓄養により低下し,肝臓…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献3件 参考文献29件

  • 東シナ海におけるウルメイワシの年齢・成長と成熟特性

    大下 誠二, 後藤 常夫, 大塚 徹, 槐島 光次郎 日本水産学会誌 77 (1), 15-22, 2011

    本研究は,東シナ海におけるウルメイワシの成長や成熟特性を求めたものである。月別の体長組成から年齢毎に正規分布を仮定して平均体長を求め,成長曲線を推定した。その成長式は <i>BL</i><sub><i>m</i></sub>=244.8[1−exp {−0.10(<i>m</i>−0.55)}] で表された。ただし <i>BL</i> および <i>m</i> …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献3件 参考文献28件

  • わが国の養殖ヒラメから分離されたStreptococcus parauberis の血清型

    金井 欣也, 山田 美幸, 孟 飛, 高橋 一郎, 長野 泰三, 川上 秀昌, 山下 亜純, 松岡 学, 福田 穣, 三吉 泰之, 高見 生雄, 中野 平二, 平江 多績, 首藤 公宏, 本間 利雄 魚病研究 44 (1), 33-39, 2009

    わが国のヒラメ由来 <i>Streptococcus parauberis</i> の血清学的性状を調べた結果,ウサギ抗血清を用いた凝集試験で 2 つの血清型に分けられた。各血清型のオートクレーブ抽出菌体抗原はそれぞれの血清型抗血清とゲル内沈降反応を示した。培養菌体からは酸性多糖が検出され,それぞれの血清型抗血清で前処理した培養菌体には透過型電顕で莢膜構造が観察された。以上のことから,莢膜抗原が…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献9件 参考文献19件

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