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検索結果 145 件

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  • 翟門生石床とゾロアスター教(上):中国ソグド図像の基礎的研究

    黒田, 彰 文学部論集 108 1-27, 2024-03-01

    テキ門生石床一式は、世界最古の中国ソグド遺趾であり、その全容は先頃、呉強華、趙超氏による『テキ門生的世界 糸綢之路上的使者』(文物出版社、二〇二二年)において公開された。テキ門生石床の図像中に散見するゾロアスター教的要素をめぐっては、拙稿「テキ門生石床の竹林七賢図─北朝における七賢図攷─」(『文明をつなぐもの 中央アジア』〈二〇二二年秋季特別展図録、MIHOMUSEUM, …

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  • 董黯図溯源:ガンダーラ仏から孝子伝図へ

    孫, 彬, 黒田, 彰 京都語文 31 211-257, 2024-02-29

    仮名本曾我物語三「臣下ちやうしが事」に載る、燃燈仏授記(布髪)の話や、三国伝記四・16等に載る指鬘外道(アングリマーラ)の説話の背景にあった図像の間には、壮大なスケールのドラマがあったらしい。孝子伝図の董黯図は近時、最も解明の進んだ図像である。十七場面に及ぶその第十三図には、思案する董黯の図像が描かれ、また、それに先立つ第七図には、王奇による黯母暴行図が描かれているが、例えば前者は、周知の仏像の…

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  • 華厦石刻博物館蔵北魏石床(二面)について

    黒田, 彰 文学部論集 107 21-38, 2023-03-01

    華厦石刻博物館には、これまで紹介されたことのない、貴重な北魏石床が二組(内、一組は二面のみ存)、所蔵されている。この度、呉強華氏の紹介により、その所蔵者張宝祥氏から二組の北魏石床の調査及び、撮影の許可を得ることが出来た。小稿は、その二組の内、二面の石床囲屛の原石写真を、初めて紹介すると共に、右側板左に描かれた、孝子伝図の董永図について、その研究史的な意義を論じようとするものである。董永図は、これ…

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  • 大象陶瓷博物館蔵三彩四孝塔式缶について : 唐代の孝子伝図

    黒田, 彰 文学部論集 105 59-86, 2021-03-01

    ...小稿は、孫彬、黒田彰の共同研究に成る、「大象陶瓷博物館蔵三彩四孝塔式缶について―唐代の孝子伝図―」の日本語版である。黒田はかつて、陝西歴史博物館藏の三彩四孝塔式缶に、極めて珍しい唐代の孝子伝図が描かれていることを報告したことがある(『孝子伝の研究』<佛教大学鷹陵文化叢書5、思文閣出版、平成13<二〇〇一>年II二。初出平成12<二〇〇〇>年10月)。...

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  • 韓朋溯源(二) : 呉氏蔵韓朋画象石について

    黒田, 彰 文学部論集 105 1-27, 2021-03-01

    敦煌出土の変文、韓朋賦が曾我物語と深く関わることは、早く昭和三十五(一九六〇)年に早川光三郎氏が指摘されていたが、以後少しずつ研究の進展を見つつも、変文(賦)と軍記物語との関係は、長らく謎のままであった。ところが、世紀の変わる辺りから、前漢に溯る漢簡の発見や、榜題(題記)を伴う画象鏡、画象石の出現が相次ぎ、また、変文(賦)の敦煌に留まらず、中国全土に伝播していたことを示す資料(北戸録、崔亀図注)…

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  • 韓朋溯源 : 呉氏蔵韓朋画象石について

    黒田, 彰 京都語文 28 139-214, 2020-11-28

    敦煌出土の変文、韓朋賦が曾我物語と深く関わることは、早く昭和三十五(一九六〇)年に早川光三郎氏が指摘されていたが、以後少しずつ研究の進展を見つつも、変文(賦)と軍記物語との関係は、長らく謎のままであった。ところが、世紀の変わる辺りから、前漢に溯る漢簡の発見や、榜題(題記)を伴う画象鏡、画象石の出現が相次ぎ、また、変文(賦)の敦煌に留まらず、中国全土に伝播していたことを示す資料(北戸録、崔亀図注)…

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  • 魏曹操高陵の孝子伝図 : 申生図を中心に

    黒田, 彰 文学部論集 104 1-20, 2020-03-01

    近時、魏の曹操高陵(河南省安陽県安豊郷西高穴村)が発見されたことは、日中両国において大変な評判を呼んだが、二〇一六年に河南省文物考古研究院『曹操高陵』が刊行されるに及び、漸くその全貌が明らかとなった。思い懸けないことに、曹操(一五五―二二〇)の墓室は、漢代と同様、画象石で飾られ、孝子伝図が描かれていたらしい(破壊されているので、今後の考証、復元を必要としている)。小稿は、その高陵の孝子伝図が、申…

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  • 呉氏蔵王子喬石床について : 付張洹氏蔵北魏石床二種

    黒田, 彰 文学部論集 104 87-105, 2020-03-01

    深圳市金石芸術博物館(呉強華理事長)は最近、二点の北魏石床を入手された。一点は、董黯石床Cと仮称する、一・五面の石床で、もう一点は、王子喬石床と仮称する、三面の石床である。小稿は、その内の後者の全囲屛図像(及び、前闕図像)を、世界に先駆けて紹介しようとするものである(前者は、『京都語文』27<令和元年十一月刊>に紹介した)。その呉氏蔵王子喬石床には、北朝における初出例となる王子喬図(「王子喬吹笙…

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  • 呉氏蔵新出董黯石床Cについて

    孫, 彬, 黒田, 彰 京都語文 27 177-200, 2019-11-30

    小稿は最近、深圳市金石芸術博物館(呉強華理事長)に収蔵された北魏石床二種(一・五面、三面)の内、一・五面の新出石床(董黯石床Cと仮称する)の内容を、世界に先駆けて紹介し、その図像内容について検討しようとする。まず本石床において特徴的なのが、全五図(と牛の一部)の内の三図を占める、董黯図の諸場面である。董黯図に関しては近時、総合的な考察を試み(拙稿「董黯覚書(上)(下)―董黯画巻の復元―」(京都女…

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  • 呉氏蔵新出董黯石床Bについて

    黒田, 彰 文学部論集 103 1-14, 2019-03-01

    小稿は、今般新たに出現した、深圳市金石芸術博物館蔵北魏石床を紹介しようとするものである。本石床は、同理事長呉強華氏による苦心の蒐集に掛る、石棺床囲屛四枚と脚部(前脚、後脚)から成るもので、左右の側板二枚に三図ずつ、計六図の孝子伝図が描かれる、貴重な遺品である。その左側板三図が全て、陽明本孝子伝37董黯条に基づく、董黯の図像によって占められている所から、本石床を、董黯石床Bと仮称する。Bは、もう一…

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  • 北朝芸術博物館蔵の郭巨董黯石脚 : 呉氏蔵郭巨石脚との関連

    黒田, 彰 京都語文 26 161-205, 2018-11-24

    本年(二〇一八)年三月、山西省大同市を訪れ、新出の孝子伝図石脚を実見、撮影することが出来た(呉強華氏の教示による)。本石脚は、石脚―北魏時代の石棺床の脚部(前脚)―に描かれた孝子伝図として、極めて珍しい遺品で、世界的に呉氏蔵郭巨石脚に次ぐ、二例目の孝子伝図石脚となる。小稿は、世界に先駆けて本石脚原石の孝子伝図の全貌を紹介しようとするもので(図版一―図版四)、併せて石脚右半の郭巨図の内容を検討しよ…

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  • 董黯図攷(二) : 呉氏蔵董黯石床の出現

    黒田, 彰 文学部論集 102 13-32, 2018-03-01

    小稿は、拙稿「董黯図攷―呉氏蔵北魏石床(二面)の孝子伝図について―」(本誌100号、平成28年3月)を継ぐもので、董黯の物語を描いた、新出の呉氏蔵北魏石床二点の図像を紹介し、考察を試みる。その内の一点の孝子伝図は、董黯のみを描いた、極めて珍しい遺品となっており(董黯石床と仮称する)、小稿では、呉氏の好意によってまずその全図像を、世界に先駆け公表する。また、本石床には、非常に貴重な二つの題記が刻さ…

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  • 国際赤十字医療救援チームの受入計画策定手法に関する研究

    曽篠 恭裕, 黒田 彰紀, 宮田 昭 自然災害科学 37 (S05), 17-32, 2018

    日本において将来発生する大規模災害に備えるうえで,国際医療チームの受入も検討が求められる。しかし,日本では,国際医療チームの受入計画策定に関する研究が乏しい。このため,本研究は,PCM 手法の応用による国際医療チームの受入計画策定を試みた。PCM 手法の活用により,国際赤十字医療チームの受入に向けて求められる準備事項が抽出された。そして,抽出した準備事項とフィリピンでの国際医療チームの受入事例と…

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  • 翟門生覚書 : 呉氏蔵東魏武定元年翟門生石床について

    黒田, 彰 京都語文 25 55-101, 2017-11-25

    呉氏蔵東魏武定元(五四三)年翟門生石床については、その囲屏四面の表裏の拓本を紹介すると共に、囲屛表面に描かれた孝子伝図――董黯、郭巨、董永図のことを論じたことがある(拙稿「呉氏蔵東魏武定元年翟門生石床について―翟門生石床の孝子伝図―」佛教大学『文学部論集』101、平成29年3月)。本石床は、従来未紹介の新出資料であったが、昨年六月、中国社会科学院考古研究所の趙超教授の手によって、本格的な学界への…

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  • 呉氏蔵東魏武定元年翟門生石床について : 翟門生石床の孝子伝図

    黒田, 彰 文学部論集 101 1-27, 2017-03-01

    小稿は、近時見出だされた深セン、呉強華氏蔵の東魏武定元(五四三)年テキ門生石床囲屛の全図像を、呉氏の御好意により世界に先駆けて公開、報告し併せて、そこに描かれた孝子伝図三図四面(董黯図1、郭巨図2、董永図1)の内容を論じようとするものである。本石床は制作年時がはっきりしていることに加え、囲屛四枚の表裏全てに図像が描かれ、特に裏面の竹林七賢図は、北朝の竹林七賢図として内容の完備する、始めての遺品で…

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  • 呉強華氏蔵新出北魏石床の孝子伝図について : 陽明本孝子伝の引用

    黒田, 彰 京都語文 24 134-165, 2016-12-20

    二〇一二(平成二十四)年三月の北京大学遊学時、中国社会科学院考古研究所の趙超教授の紹介により、深圳の呉強華氏の許へと赴いた。呉氏との始めての出会いである。その訪問は、呉氏蒐集の孝子伝図を拝見する目的だったが、深圳博物館に展示されている、呉氏蔵北魏石床を一見して仰天した。そこに描かれているのは、王寄쐍奇)日殺三生쐍牲)、猶為不孝という題記を持つ、孝子伝図の董黯図に外ならなかったからである。しかも董…

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  • 孝子伝、二十四孝と盂蘭盆経注 : 仏教と文学

    坪井, 直子 京都語文 23 239-248, 2016-11-26

    ...日本文学における中国孝子説話と言えば、陽明文庫蔵孝子伝や船橋家旧蔵京都大学附属図書館清家文庫蔵孝子伝、蒙求注、そして室町時代以降に二十四孝が知られ、これらの文献については、今野達氏、黒田彰氏、徳田進氏など先学により、実態が解明されてきた。しかし、その他の文献については、あまり顧みられていない。...

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  • 南京博物院蔵後漢画象石の魯秋胡子図 : 新出の列女伝図について

    黒田, 彰 京都語文 23 193-238, 2016-11-26

    列女伝図研究において、非常に重要な図柄を有する、新出の列女伝図画象石の魯秋胡子図が、南京博物院の所蔵に帰したことは、かねてから仄聞していたが(『南京博物院二〇〇七年度征集文物』)、なかなか実見の機会が訪れなかった。その魯秋胡子図を今年一月に漸く実見することが出来た。魯秋胡子図は従来、武梁祠の採桑のそれが有名で、武梁祠系統の図像には、多くの作例が残されている。ところが、魯秋胡子図にはもう一系統、武…

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  • The Japanese Analogues to Beowulf and Their Perspective

    多ヶ谷, 有子 関東学院大学人文学会紀要 134 71-92, 2016-07

    ...1998年、黒田彰は島津説を尊重しつつ、なお何らかの関連性の可能性を論じた。筆者はBeowulfと日本の古典文学との類似モチーフを多年論及して来たが、本稿では『古事記』の「国譲り譚」と『出雲国風土記』の「安木郷猪麻呂説話」を取りあげる。...

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  • 董黯図攷 : 呉氏蔵北魏石床(二面)の孝子伝図について

    黒田, 彰 文学部論集 100 15-30, 2016-03-01

    小稿は、本誌前々号の拙稿「郭巨図―呉強華氏蔵北魏石床脚部の孝子伝図について―」に引き続き、深圳の呉強華氏の所蔵に掛る、新出の北魏石床(二面のみ存)に描かれた、孝子伝図について、論じようとするものである。当該石床を復元すると、現存の二面は、囲屛正面右板と囲屛右側板であろうことが判明するが(巻頭図版参照)、その右側板には、榜題や題記の類の一切を欠く、謎の孝子伝図の三場面、(A)(B)(C)が描かれて…

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  • 武梁祠帝舜図攷 : 歴山、外養をめぐって

    黒田, 彰 京都語文 22 122-163, 2015-11-28

    孝子伝における舜の物語については、かつて論じたことがある(拙著『孝子伝の研究』<佛教大学鷹陵文化叢書5、思文閣出版、平成13年>I四、『孝子伝図の研究』<汲古書院、平成19年>II一1など)。また、舜の図像が後漢から六朝にかけて多数、描かれていること、それらの殆どが孝子伝図であることも、そこで述べた。一方、孝子伝図で知られる後漢武氏祠画象石の武梁祠には、十帝図の中に舜の図像が描かれ、これまで十分…

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  • ソシュール『一般言語学第三回講義』覚書(二) : 線条性の空間

    黒田, 彰 文学部論集 99 1-27, 2015-03-01

    小稿は、前稿「ソシュール『一般言語学第三回講義』覚書‐時間、次元と空間‐」(池見澄隆氏編『冥顕論‐日本人の精神史‐』<法蔵館、平成24年>所収)に続くもので、その第三章、第四章に該当する。フェルディナン・ド・ソシュール(一八五七 ‐ 一九一三)は生前、ジュネーヴ大学において三回の一般言語学講義を行ったが、小稿は、その第三回のエミール・コンスタンタンのノートに基づいて、ソシュールの言語学説における…

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  • 祗洹寺図経 下巻(影印)

    黒田, 彰 文学部論集 99 29-49, 2015-03-01

    祇洹寺図経(祇園図経)は、平家物語冒頭部「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり」のもとになった、文献として知られるものである。その本文は、大正新脩大蔵経(卍続蔵経に拠る)等に収められ、底本は版本で、古写本の存在は、未だ知られていない。その意味で、版本の祇寺図経は、非常に重要なものとしなければならないが、不思議なことに、その版本は、これまで紹介されたことがない(かつて故渡辺貞麿氏が上巻のみ影印されて…

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  • 崑崙と獅子 : 祇洹寺図経覚書

    黒田, 彰 京都語文 21 129-153, 2014-11-29

    本誌前号の拙稿「祇園精舎覚書|鐘はいつ誰が鳴らすのか|」において、祇園精舎の無常堂の鐘の鼻には、金の獅子に乗り、手に白払を持った、金の崑崙が造型されていることを明らかにした。さて、その崑崙とは如何なるものなのか、戦前の研究史を参照しつつ、伎楽面の崑崙等を上げ、前稿の末尾部分で、聊か述べる所があったものの、その後、崑崙については二つ、大きな問題があることに気付いた。一つは、第二次世界大戦後、新中国…

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  • 祇洹寺図経上巻(影印)

    黒田, 彰 文学部論集 98 55-76, 2014-03-01

    祇寺図経(祇園図経)は、平家物語冒頭部「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり」のもとになった、文献として知られるものである。その本文は、大正新脩大蔵経(卍続蔵経に拠る)等に収められ、底本は版本で、古写本の存在は、未だ知られていない。その意味で、版本の祇寺図経は、非常に重要なものとしなければならないが、不思議なことに、その版本は、これまで紹介されたことがない(かつて故渡辺貞麿氏が上巻のみ影印されてい…

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  • 郭巨図攷 : 呉強華氏蔵北魏石床脚部の孝子伝図について

    黒田, 彰 文学部論集 98 1-27, 2014-03-01

    これまでに存在の確認される孝子伝図については、拙著『孝子伝の研究』II一などで紹介して来た通りであるが近時、中国社会科学院考古研究所、趙超教授の教示により、深圳の呉強華氏が従来、全く報告されたことのない、新出の孝子伝図を蒐集されていることを、知るに至った。呉氏所蔵の北魏石床の孝子伝図に関しては、近く中国において拙稿が公刊される。ここに紹介するのは、呉氏所蔵のもう一つの北魏石床脚部に描かれた、孝子…

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  • 有鄰館本維摩疏釈前小序抄攷 : 第三十一号「苻堅迎鳩摩羅什事」について

    黒田, 彰 文学部論集 97 3-22, 2013-03-01

    京都市の藤井斉成会有館には、有名な何彦昇の旧蔵に掛る、敦煌文書コレクションが伝えられている。その文書の中に、中国の著名な敦煌学者饒宗頤氏がかつて、「苻堅迎鳩摩羅什事」と呼ばれた(「京都藤井氏有館蔵敦煌残巻紀略」)、未公開の文書がある。それが館称三十一号と数えられる、文書一紙で、この度有鄰館の御好意により、その表、裏をカラー口絵二頁に掲げることの叶ったものである。小稿は、当文書の内容が敦煌出土の維…

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  • 抜き取られた敦煌文書 : 何彦昇、鬯威のことなど・太公家教攷・補(3)

    黒田, 彰 京都語文 19 180-202, 2012-11-24

    近時、財団法人武田科学振興財団杏雨書屋の所有に掛る、故羽田亨氏蒐集の敦煌文書、敦煌秘笈が公開され、その中に幼学書の太公家教が二本、含まれていることが判明した。その太公家教についてはかつて、拙稿「杏雨書屋本太公家教について-太公家教・補(二)-」(『杏雨』14、平成23年6月)において、述べたことがある。その際、敦煌秘笈の伝来、受容を考察する機会があって、例えば李盛鐸が深く関与した文書である所から…

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  • 榊原本 八幡の本地(下) : 影印、翻刻

    黒田, 彰, 坪井, 直子, 筒井, 大祐 文学部論集 96 1-18, 2012-03-01

    八幡縁起は古代、中世に流行した八幡信仰を背景とする縁起絵巻で、北野縁起などと共に我が国の社寺縁起を代表する絵巻の一である。小稿では従来、甲乙類に分類される八幡縁起絵巻の乙類に属すると見られる新出資料、愛知県刈谷市の榊原家の所蔵に掛る、八幡の本地二巻をカラー影印、翻刻により紹介する。本号に収録するのは、その下巻で、本誌前号(95号)収録の上巻に続くものである。榊原本の書誌的事項や翻刻の方針などにつ…

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  • 榊原本 八幡の本地(上) : 影印、翻刻

    黒田, 彰, 坪井, 直子, 筒井, 大祐 文学部論集 95 1-19, 2011-03-01

    八幡縁起は古代、中世に流行した八幡信仰を背景とする縁起絵巻で、北野縁起などと共に我が国の社寺縁起を代表する絵巻の一である。小稿では従来、甲乙類に分類される八幡縁起絵巻の乙類に属すると見られる新出資料、愛知県刈谷市の榊原家の所蔵に掛る、八幡の本地二巻をカラー影印、翻刻により紹介する。紙幅の関係から本号にはその上巻を、次号に下巻を収録することとした。なお『京都語文』17号(平成22年11月)には、同…

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  • 列女伝図の研究(三) : 和林格爾後漢壁画墓の列女伝図

    黒田, 彰 京都語文 17 97-131, 2010-11-27

    小稿は、一九七一年に発見された和林格爾後漢壁画墓の中室に描かれた、列女伝図全四十二図を紹介、その内容を報告するものである。当墓に漢代の列女伝図が現存することは、発掘当初から知られていたが、これまでその全容は、報告されたことがない。当墓の列女伝図は、有名な後漢武氏祠画象石のそれに匹敵ないし、それを越える文学史、美術史的価値をもつものであることを考えれば、このことは、極めて残念なことと言わねばならな…

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  • 列女伝図の研究(二) : 和林各爾後漢壁画墓の列女伝図

    黒田, 彰 文学部論集 94 1-19, 2010-03-01

    小稿は、昨年度の拙稿「列女伝図の研究―和林格爾後漢壁画墓の列女伝図―」(『京都語文』15、平成20年11月)の続稿に当たるもので、三、中室西、北壁四層の列女伝図、1西壁四層の列女伝図( 19― 28)を収めたものである。本文中の「口絵(番号)」は、その前稿所収のカラー口絵の図版番号を指しており、是非併せて参照されたい。なお続稿として、2北壁四層列女伝図( 29― …

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  • 大谷文書の太公家教 : 太公家教攷・補

    黒田, 彰 文学部論集 93 15-34, 2009-03-01

    二十世紀の始め、敦煌文書の発見と踵を接する如く、我が国の大谷探検隊が、敦煌のさらに西、高昌国の故地からの出土文書を将来している(大谷文書)。所謂吐魯番文書である。さて、敦煌文書から幻の幼学書、太公家教が出現したことは、世界を驚かせたが、実は大谷文書の中にも太公家教が含まれていた。小稿はその吐魯番本太公家教と敦煌本との関係を探り、大谷文書の太公家教の正体に迫ろうとするものである。

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  • 鵄梟と伯労 : 「「鷦鷯」という名の天皇」読後

    黒田 彰 日本文学 58 (2), 1-14, 2009

    本誌二〇〇八年二月号の巻頭論文、山田純氏「「鷦鷯(しょうりょう)」という名の天皇」は、日中古代の鳥名生成のメカニズムを明らかとした、画期的な論考である。私はかつて伯奇説話における鵄梟(ふくろう)、伯労(もず)の鳥名交替を扱ったが(「伯奇贅語」)、今般の山田論文から深い示唆を受けた。しかし、山田論文には致命的な誤りがあり、そのまま通説化することは難しい。そこで、私の気付いた範囲でその1、2章の誤り…

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  • 列女伝図の研究 : 和林格爾後漢壁画墓の列女伝図

    黒田, 彰 京都語文 15 33-78, 2008-11-29

    小稿は、一九七一年に発見された和林格爾後漢壁画墓の中室に描かれた、列女伝図全四十三図を紹介、その内容を報告するものである。当墓に漢代の列女伝図が現存することは、発掘当初から知られていたが、これまでその全容は、報告されたことがない。当墓の列女伝図は、有名な後漢武氏祠画象石のそれに匹敵ないし、それを越える文学史、美術史的価値をもつものであることを考えれば、このことは、極めて残念なことと言わねばならな…

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  • 李善図攷 : 孝子伝図と孝子伝

    黒田, 彰 文学部論集 92 1-11, 2008-03-01

    孝子伝図としての李善図は、漢から北魏にかけての三例の現存が確認されるが、その基となった孝子伝本文は、日本にしか伝存しない。小稿は、従来それらが後漢書独行伝(李善)により解釈され続けた通説の誤りを明らかとし、新たに陽明本孝子伝41李善条によって李善図を読解、それら三図の来源が一つであり、体系的把握が可能となることを論じる。

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  • 陽明本孝子伝の成立

    黒田, 彰 京都語文 14 57-136, 2007-11-24

    陽明本孝子伝は日中の文学史、美術史上、比類のない価値をもつ書物であるが、反面謎もまた、多い。そして、その謎の最たるものが、陽明本の成立時期の問題と言えよう。幸い陽明本には、西野貞治氏による極めて優れた研究があって(「陽明本孝子伝の性格並に清家本との関係について」、『人文研究』7・6、昭和31年7月)、西野氏は、その六朝末期成立説を提示されている。ところが、西野論文以後、発見の相継ぐ漢代-六朝期の…

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  • 金玉要集と孝子伝 : 孝子伝の享受

    黒田, 彰 京都語文 13 77-97, 2006-11-25

    金玉要集は、中世の唱導書であるが、説話文学、仏教文学などから見て、非常に価値ある書物である。従来大変見にくいものであったが、先般漸く翻刻本文が公刊された(『磯馴帖』村雨篇〈和泉書院、平成14年〉「説話唱導資料」所収)。その金玉要集に極めて興味深い孝子伝説話が幾つも採られ、和歌を伴うことや、説話集宝物集などと相亙るもののあること、静嘉堂文庫蔵孝行集と密接な関係があることなどは、かねて気に掛かってい…

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  • 古孝子伝作者攷(二)

    黒田, 彰 文学部論集 89 1-13, 2005-03-01

    かつて中国に存した、十種を超える古孝子伝には、何らかの作者名を冠するものが多い。それら古孝子伝の作者については、以前に略述を試みたこともあるが(拙著『孝子伝の研究』〈佛教大学鷹陵文化叢書5、思文閣出版、平成13年〉I一1)、改めて個々の作者に関し、具体的な検討を加えると同時に、逸文として現在に伝わる孝子伝本文の内容についても、聊か踏み込んだ考察を廻らせてみたい。小稿において取り上げるのは、劉向孝…

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  • 注釈史のために : 李夫人について、または、金日[テイ]贅語への序章(<特集>中世文学における注釈書)

    黒田 彰 日本文学 54 (7), 32-40, 2005

    反魂香をもって知られる李夫人譚は、源氏物語を始めとして、軍記、説話等のジャンルを問わず、中世文学一般に遍く受容されたが、その源泉は幼学四部の書の一、新楽府に求められる。ところが、その李夫人譚の原点、四部の書以前の形については、余りにも不明瞭な部分が多い。小論はその形成史の原像-言わば注釈史の彼方へ遡ろうとする試みである。なお小稿は、近稿「金日〓贅語-考子伝図と考子伝-」の序章を分載したものである。

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  • 古孝子伝作者攷 : 付 改訂古孝子伝逸文一覧

    黒田, 彰 京都語文 11 118-132, 2004-11-27

    かつて中国に存した、十種を超える古孝子伝には、何らかの作者名を冠するものが多い。それら古孝子伝の作者については、以前に略述を試みたこともあるが(拙著『孝子伝の研究』〈佛教大学鷹陵文化叢書5、思文閣出版、平成13年>I一1)、改めて個々の作者に関し、具体的な検討を加えると同時に、逸文として現在に伝わる孝子伝本文の内容についても、聊か踏み込んだ考察を廻らせてみたい。小稿において取り上げるのは、劉向孝…

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  • 孝子伝図と孝子伝(二) : 林聖智氏の説をめぐって

    黒田, 彰 文学部論集 88 45-59, 2004-03-01

    近時、林聖智(LIN,Sheng-chih)氏による、「北朝時代における葬具の図像と機能―石棺床囲扉の墓主肖像と孝子伝図を例として―」(『美術史』一五四〈五二・二〉、平成十五年三月)と題する、優れた論攷が公刊された。林氏の説は、(一)漢代孝子伝の形(二)北魏期の孝子伝図の二点について、これまでの研究史に一線を画する、大変意義深い知見を示されたものとなっている。小稿は、その林氏の説をめぐって、上記…

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  • 孝子伝図と孝子伝 : 林聖智氏の説をめぐって

    黒田, 彰 京都語文 10 116-145, 2003-11-29

    近時、林聖智(LIN,Sheng-chih)氏による、「北朝時代における葬具の図像と機能―石棺床囲屏の墓主肖像と孝子伝図を例として―」(『美術史』154<52・2>、平成15年3月)と題する、優れた論攷が公刊された。林氏の説は、(一)漢代孝子伝の形(二)北魏期の孝子伝図 の二点について、これまでの研究史に一線を画する、大変意義深い知見を示されたものとなっている。小稿は、その林氏の説をめぐって、上…

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  • 踱金孝子伝石棺続貂 : ミネアポリス美術館蔵北魏石棺について

    黒田, 彰 京都語文 9 166-197, 2002-10-05

    孝子伝図は、例えば我が国にのみ伝存する、完本古孝子伝二種 (陽明本、船橋本)を読み解く上で、不可欠の資料となっている。その孝子伝図を代表する一として、現在米国のミネアポリス美術館に所蔵される、かつて奥村伊九良氏が鍍金孝子伝石棺と呼ばれた、北魏石棺がある。該石棺には丁蘭、韓伯瑜、郭巨、閔子騫、眉間赤(二面)、伯奇(二面)、董儖、老莢子、舜、原谷の十名、計十二面に及ぶ孝子伝図が描かれ、 …

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  • 董黯贅語 : 孝子伝図と孝子伝(<特集>中世における子ども)

    黒田 彰 日本文学 51 (7), 26-36, 2002

    孝子伝は、日中の幼学書である。その中に、おそらく民間の笑話に起源をもつ、珍しい内容の一伝があり、それが今回取り上げた董黯の話である。董黯譚は、今から二千年程前の説話であるが、時と共に変貌を遂げ、幼学書に定着する過程で、その正確な姿が分かりにくいものとなってしまった。小稿においては、六朝期孝子伝図をも参考にしつつ、テキストと図像双方に看取される、董黯譚の形について考えてみたいと思う。

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  • 孝子伝の図 : 宋、遼・金を中心とする

    黒田, 彰 京都語文 7 130-163, 2001-05-01

    孝子伝、二十四孝を文学的に研究しようとする時、中国本土においてその殆どの文献資料が散逸、専ら我が国伝存の資料に頼って、研究を進めなければならない現状にあって、その欠を埋める資料が、孝子伝図、二十四孝図などの図像資料である。かつて後漢、六朝期の図像資料については、「孝子伝の図ー後漢、北魏を中心とするー」(『説話文学研究』34、平成11年5月)、また、遺品の極めて稀な隋唐期のそれについては、「唐代の…

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  • 船橋本孝子伝の成立 : その改修時期をめぐって

    黒田, 彰 文学部論集 85 11-27, 2001-03-01

    わが国にのみ伝存する完本孝子伝二種の内、船橋本孝子伝の成立、改修時期については、従来明徴を欠いたまま、唐代以降の成立、改修が推定されてきた。小稿においては、陽明本にあって「州郡」の用語の使われている部分が、船橋本では全て「州県」に改められていることに注目、「州県」が隋唐以降の用語である所から、制度史的な考察を踏まえつつ、船橋本孝子伝の隋唐以降の成立、改修を立証する。さらに取り上げた例話に関し、孝…

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  • 唐代の孝子伝図 : 陝西歴史博物館蔵三彩四考塔式缶について

    黒田, 彰 京都語文 6 126-153, 2000-10-07

    我が国における孝子伝受容は、遥か万葉集以前に溯る悠久の歴史をもっている。その孝子伝研究の基礎となるのがテキストとしての孝子伝だが、孝子伝の欠を補う資料として、それを図像化した孝子伝図 (二十四孝図)というものがある。かつて後漢、六朝期の現存する孝子伝図の一覧を試みたことがあり (「孝子伝の図―後漢、北魏を中心とする―」、『説話文学研究』34、平成11年5月)、宋、遼 …

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  • 令集解の引く考子伝について

    黒田, 彰 京都語文 3 86-99, 1998-10-03

    平安初期、惟宗直本撰に掛る養老令注釈書、令集解の巻十三賦役令の注には、幾条かの孝子伝及び、その関連資料が引かれている。その内の例えば原谷譚について、それが陽明本孝子伝と一致し、その日本への伝来が貞観以前と考えられようことは、先学によって既に指摘されているが、小論においては、近時の律令学の進展を踏まえ、それはさらに奈良時代天平以前へ溯ろうこと等、引用の孝子伝及び、関連資料の再検討を試み、孟宗、孟姜…

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  • わが国の都市の人口変化をもたらす要因の実証的研究

    黒田 彰三 経済地理学年報 37 (3), 266-276, 1991

    本稿では, わが国の最近の都市人口の変化をもたらしている要因に関して都市の「人口規模」と「経済的機能」の差からその違いをみるとともに, それらの要因が時間の経過によりどのように変化するかを実証的に研究することを目的とする. 人々の移動は現在では「所得差」「就業機会の差」という「地域差」からのみならず, 「大都市圏」内部での都市生活の便利さにも影響されていることが考えられる. …

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  • 太平記から三国伝記へ : 朴翁天竺震旦物語をめぐって(<特集>南北朝の視界)

    黒田 彰 日本文学 40 (6), 12-21, 1991

    太平記の北野通夜物語が、三国伝記の序文以下の形成に深く参与したことは、現在定説化している。しかし、三国伝記の各人(国)一話、梵漢和の話順、三話一類様式など、北野通夜物語だけでは説明し切れない面の残ることも事実である。小稿では、北野通夜物語と共に、太平記の今一つの法談、朴翁天竺震旦物語を視野に入れることにより、それらの問題を考え、南北朝から室町文芸のありようを探ろうとする。

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  • 二変量解析によるラジオイムノアッセイの精度管理

    山田 英夫, 黒田 彰, 稲葉 妙子, 矢田部 タミ, 永島 淳一, 村木 俊雄, 丹野 宗彦, 千葉 一夫 RADIOISOTOPES 33 (6), 370-375, 1984

    <I>Automatic calculation of control charts for precision and accuracy of radioimmunoassay was reported by Faure, et al. Duplicate control samples independently measured was assumed to have a …

    DOI Web Site Web Site ほか2件

  • 泌尿器科領域の悪性腫瘍における ferritin 測定の意義義 (第一報)

    木戸 晃, 町田 豊平, 三木 誠, 大石 幸彦, 佐々木 忠正, 上田 正山, 柳沢 宗利, 田代 和也, 飯尾 正宏, 山田 英夫, 黒田 彰 The Japanese Journal of Urology 71 (4), 383-390, 1980

    泌尿器科悪性腫瘍を対象に血清 ferritin の測定を行ない, ferritin のマーカーとしての意義につき検討した. また Kit (ヘキスト社製) の安定性の検討は, 回収率試験, 希釈試験, 再現性の検討により判定した.<br>Kit の平均回収率は93%であり, 希釈試験ではほぼ一直線の希釈直線が得られ, 再現性の検討では測定値のCV%は10%以下であり, …

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  • RIAの精度管理

    黒田 彰, 矢田部 タミ, 稲葉 妙子, 山田 英夫, 飯尾 正宏 RADIOISOTOPES 26 (8), 557-559, 1977

    記事分類: 医学--臨床検査・診断 ; 医学--放射線医学

    DOI Web Site Web Site ほか2件

  • 水を希釈剤として重合したポリアクリルアミドゲルの研究

    鈴木 輝一, 内山 恵美子, 黒田 彰, 百瀬 正, 田村 方知子 日本化学会誌(化学と工業化学) 1975 (10), 1756-1760, 1975-10-10

    アクリルアミドとN,Nしメチレンジアクリルアミドの水溶液をトルエンークロロベンゼン中で懸濁重合して球状の多孔性ゲルを得た。得られたゲル床でアセトン,分子量の異なるエチレングリコールのオリゴマーやブルーデキストランなどの水溶性物質を溶出して=補正曲線が得られた。<BR>ゲルの中の橋かけ剤の量を多くすると補正曲線は平行に低分子領域に移り-定の勾配を得た。さらに橋かけ剤を増すと補正曲線の勾配は上向いた…

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • ゲージ鋼の寸法安定性に関する研究

    横山 均次, 松倉 恒夫, 黒田 彰一 精密機械 27 (321), 689-695, 1961

    Using the four species of alloy tool steels, which were presumed to be representative for steels for manufacture of block gauges, some standard block gauges of Johansson type with a length of 25mm …

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