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検索結果 68 件

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  • (エントリー)根室層群における白亜紀―古第三紀境界のオスミウム同位体層序

    太田 映, 黒田 潤一郎, 高嶋 礼詩, 星 博幸, 林 圭一, 鈴木 勝彦, 石川 晃, 西 弘嗣 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 406-, 2023

    <p>約6600万年前の白亜紀―古第三紀境界(K-Pg境界)において、恐竜を含む地上の生物の75%が絶滅した。メキシコのユカタン半島に落下した小天体が、この大量絶滅をもたらした直接的な原因とされている(Alvalez et al., 1980)。さらに、K-Pg境界をまたぐおよそ100万年もの間、インドのデカン・トラップで大規模な洪水玄武岩の噴出が起こったことも知られている(Sprain et …

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  • オントンジャワ海台形成に関わる火山活動と白亜紀海洋無酸素事変の関連の再検討

    松本 廣直, 石川 晃, 大河内 直彦, 小川 奈々子, 白井 厚太朗, 黒田 潤一郎, 鈴木 勝彦 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 99-, 2023

    <p>オントンジャワ海台は世界最大の火山で、白亜紀中期に発生した海洋無酸素事変1aとの関連が議論されている。Deep Sea Drilling Project (DSDP) Site 167は太平洋のMagellan Riseで掘削された海洋コアであり、Core 67-65にオントンジャワ海台起源と考えられる厚い火山灰層が含まれている。本研究ではDSDP Site …

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  • 日本海中新統珪藻質堆積物から復元されたGe/Si比

    吉岡 純平, 黒田 潤一郎, 板井 啓明 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 96-, 2023

    <p>中期中新世から後期中新世にかけては、地球表層が温暖な状態から寒冷な状態へと移行した時期として知られている。当時、日本海を含む北太平洋広域で珪藻質堆積物が形成され、珪藻質堆積物に伴う有機炭素の埋没が炭素循環を通じて当時の全球的寒冷化に大きな影響を及ぼした可能性が提唱されている。本研究では新潟県佐渡島と石川県珠洲市に分布する日本海中新統珪藻質堆積物から珪藻殻を分離し、そのGe/Si比を復元する…

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  • 南半球の海洋堆積物に記録された白亜紀-古第三紀境界のオスミウム同位体比変動とその化学層序学的意義

    黒田 潤一郎, 太田 映, 石川 晃, 鈴木 勝彦, Tejada Maria L.G., 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 98-, 2023

    <p>白亜紀-古第三紀境界(K-Pg境界; 66.0 Ma)は,地球史上最も顕著な生物大量絶滅イベントの一つに数えられる.メキシコ・ユカタン半島に巨大クレーターを作った天体衝突が大量絶滅の第一要因とされている.一方,インド大陸では白亜紀末から暁新世にかけて広大な洪水玄武岩(デカントラップ)が形成された.この洪水玄武岩体の噴火によっても地球温暖化が引き起こされたことが判明している.洪水玄武岩と天体…

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  • 北海道根室層群の白亜紀/古第三紀境界堆積岩のバイオマーカー分析による古環境復元<b></b>

    林 和生, 池田 雅志, 沢田 健, 林 圭一, 髙嶋 礼詩, 西 弘嗣, 黒田 潤一郎, 太田 映 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 85-, 2023

    <p><b>【はじめに】</b>白亜紀/古第三紀境界(K/Pg境界)期は生物の大量絶滅がおきたことが広く知られている。これらはデカントラップや隕石衝突による気候変化や物理的な環境破壊によってもたらされており、とくに隕石衝突によるイリジウム(Ir)濃集層やさまざまな指標によってK/Pg境界は特徴づけられる。日本におけるK/Pg境界は北海道白糠丘陵の茂川流布にて報告されているが(Saito et …

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  • バーチャル研究航海構想:高知コアセンターの保管コアを活用した新たな掘削科学プロジェクト

    池原 実, 久保 雄介, 黒田 潤一郎, 諸野 祐樹 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 100-, 2022

    <p>バーチャル研究航海と仮称される新たな掘削科学プロジェクトが構想されている。国際深海科学掘削計画(IODP)が終了する2024年以降、掘削航海への乗船機会の激減が危惧されている。このような背景のもと、Post-IODP時代における海洋科学掘削研究の推進策の一つとして、高知コアセンターに冷蔵保管されているコア試料を活用した新たなプロジェクトの必要性が高まってきた。高知コアセンターには、西太平洋…

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  • 弱酸型陽イオン交換樹脂を用いた微量炭酸塩試料からの硫酸イオン抽出法開発

    古知 武, 黒田 潤一郎, 小川 奈々子, 吉村 寿紘, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 213-, 2022

    <p>炭酸塩鉱物中の硫酸イオン(CAS)は海水硫黄同位体比復元に用いられてきた。炭酸塩殻をもつ有孔虫化石は世界中の広い地域から産出し地質時代を通して豊富に存在するため、古環境復元における上質なツールとなる可能性が示唆されてきた。しかし、有孔虫化石中のCASは低濃度であるため硫酸イオン濃度や硫黄同位体比測定の際に試料量が多くなる問題があり、CASを抽出するためには試料前処理法の開発・最適化が必要で…

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  • 新潟県佐渡島中新統中山層の火山灰ジルコンU-Pb年代測定および珪藻化石層序年代との比較

    吉岡 純平, 黒田 潤一郎, 仁木 創太, 松崎 賢史, 平田 岳史 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 331-, 2022

    <p>堆積物を用いて古環境復元を行う際に最も重要となるのが年代決定である。そして、中新統珪藻質堆積物において最も時間解像度の高い生層序の1つに珪藻化石層序がある。しかしながら、生層序とは、別の方法で年代決定がなされたモデル堆積物(多くの場合は海洋掘削コア)での産出記録をもとにした間接的な年代決定法である。そのため、その年代値はモデル堆積物の年代モデルに強く影響され、さらに海域の違いに伴う優占種の…

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  • 層状チャートのオスミウム同位体比からみた三畳紀-ジュラ紀境界の環境変動

    村井 亮太, 黒田 潤一郎, 岡田 有希, 吉田 夏子, 鈴木 勝彦, 堀 利栄 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 90-, 2022

    <p>三畳紀-ジュラ紀(TJ)境界(およそ201.4 Ma)には顕生代の5大絶滅のひとつが起きたことが知られており、その直前の後期三畳紀においても段階的な絶滅イベントが指摘されている(Rigo et al., 2020)。三畳紀末の大量絶滅を引き起こした原因の一つとして,分裂を始めたパンゲア大陸で形成したCentral Atlantic Magmatic Province …

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  • 表層堆積物に含まれる浮遊性有孔虫チャンバーの微量元素比の変化と個体差

    吉村 寿紘, 常 青, 大河内 直彦, 石谷 佳之, Ulanova Dana, 遠藤 博寿, 黒田 潤一郎, 氏家 由利香 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 211-, 2022

    <p>有孔虫殻のマグネシウム/カルシウム比(Mg/Ca)は地質時代の水温変動や生態情報の記録媒体として広く利用されている。本研究では,石灰質堆積物に含まれる浮遊性有孔虫を対象に,個体内や個体間の組成変化を検証し,古環境復元に適した試料の選定について報告する。試料はオントンジャワ海台の表層堆積物から,T. sacculifer(最終チャンバー:sacあり・なし),G. …

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  • 巨摩山地桃の木亜層群の地質から制約する伊豆弧衝突開始年代

    箱守 貴, 谷 健一郎, 黒田 潤一郎, 山口 飛鳥 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 57-, 2022

    <p>太平洋/フィリピン海プレート境界の変遷について、房総沖海溝三重点が約15 Maから現在と同じ位置にあったとする説(Kimura <i>et al.</i>, 2005など)と、フィリピン海プレートは5 Maまで時計回り回転を継続したとする古地磁気学的研究に基づく推定(Hall <i>et al.,</i> 1995など)があり、議論が続いている (Kimura <i>et …

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  • マントル掘削でのみ解明される地球科学問題

    森下 知晃, 藤江 剛, 平内 健一, 片山 郁夫, 纐纈 佑衣, 黒田 潤一郎, 岡本 敦, 小野 重明, 道林 克禎, 諸野 祐樹, 山本 伸次 地学雑誌 130 (4), 483-506, 2021-08-25

    <p> In the 1950s, the aim of the original mantle drilling projects was to obtain oceanic mantle samples in order to address the unanswered question of what constitutes the Earth's mantle. However, …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献184件

  • 巨摩山地桃の木亜層群の年代・後背地の再検討:伊豆弧衝突開始年代の地質学的制約に向けて

    箱守 貴, 谷 健一郎, 黒田 潤一郎, 山口 飛鳥 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 290-, 2021

    <p>【<b>緒言</b>】</p><p>伊豆弧は太平洋プレートのフィリピン海プレートに対する沈み込みに関連した火成活動で形成されるため、伊豆弧が本州弧に衝突を開始した年代はその時代のプレート配置を制約する。このプレート配置の復元について、フィリピン海プレートが約15 Maから現在と同じ位置にあったとする説(Kimura <i>et al.</i>, 2005, …

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  • オーストラリア周辺海盆・海台の白亜紀‐古第三紀境界層の対比

    黒田 潤一郎 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 162-, 2021

    <p>白亜紀‐古第三紀(K-Pg)境界は,チクシュルブ小惑星衝突とそれに由来する白金族元素の地球規模での堆積で特徴づけられる.白金族元素のうち,特にイリジウムやオスミウムの濃度とオスミウム放射性起源同位体組成は世界各地のK-Pg層の認定に重要な役割を果たし,そのパターンは堆積層の連続性を評価する指標にもなる.K-Pg境界に限って.これまで,南極海や南大西洋などではオスミウム同位体記録を基にK-P…

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  • 蒸発岩を用いたメッシニアン塩分危機における地中海の硫黄同位体比復元

    古知 武, 黒田 潤一郎, 小川 奈々子, 吉村 寿紘, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 75-, 2020

    <p>蒸発岩は海水のような塩を含む水溶液が蒸発することで晶出する鉱物で構成される岩石であり、後期中新世には地中海でメッシニアン塩分危機の発生により大規模な蒸発岩が形成した。メッシニアン塩分危機では地中海全域に石膏が堆積し海水から大量の硫酸イオンが除去され、海洋の硫黄同位体比・硫黄循環に大きな影響を与えたと考えられる。しかし、メッシニアン塩分危機全体の硫黄同位体比・硫黄循環の変化については検討され…

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  • ロードハウライズ掘削コアの白亜紀/古第三紀境界層の層序再検討

    黒田 潤一郎, 萩野 恭子, 臼井 洋一, 斎藤 実篤, 坂井 三郎 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 56-, 2019

    <p>ロードハウライズはオーストラリア東方沖の海底に鎮座する大陸地殻の海台である。ここには白亜紀以降の堆積物が埋没しており、南太平洋の海洋環境変動を記録している。深海掘削計画DSDP第21次航海では、ロードハウライズ上のサイト208で掘削が行われ、白亜系最上部~新生界の石灰質堆積物が回収された。この掘削コアには白亜紀/古第三紀境界層と思われる珪質泥岩層が含まれており、石灰質ナノ化石層序の研究が1…

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  • XRDを用いた生物源シリカ量変動の抽出

    吉岡 純平, 多田 隆治, 黒田 潤一郎, 松崎 賢史, 多田 賢弘, 佐久間 杏樹, 梅宮 悠輔 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 59-, 2019

    <p>本研究では、秋田県に分布する中部から下部中新統女川層に対して、野外調査によって連続柱状図を作成し、珪質泥岩を硬さの違いを5段階にランク付けした“シリカランク”を定義して、連続的な硬さの違いを抽出した。これに対して、XRD (X-ray diffraction)分析を行い、硬さの変化が生物源シリカ量変動を反映していることを検証した。また、当時の全球的な寒冷化期に際し、日本海において何が珪藻を…

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  • 海水のOs同位体変動から解き明かす地球内部活動と表層環境変動

    鈴木 勝彦, 黒田 潤一郎, M.L.G. Tejada, 後藤 孝介, 藤崎 渉 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 27-, 2019

    <p>海水のオスミウム(Os)同位体比は,過去の地質イベントを鋭敏に反映する。海水のOs同位体比は,Os同位体比の高い大陸地殻(<sup>187</sup>Os/<sup>188</sup>Os = 1.0-1.4),同位体比の低いマントルと地球外物質(それぞれ,<sup>187</sup>Os/<sup>188</sup>Os = …

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  • IODP航海における炭酸塩トピックス

    川幡 穂高, 横山 祐典, 黒田 潤一郎, 井龍 康文, 狩野 彰宏 地質学雑誌 124 (1), 35-45, 2018-01-15

    <p>炭酸塩を主たるテーマとしてIODP(統合国際深海掘削計画)では4航海が実施された.310次航海でのタヒチ島の結果によると,融氷パルス(Melt water pulse=MWP)-1Aの海水準の上昇は12-22mだったが,融氷パルス-1Bは観察されなかった.325次航海では,グレートバリアリーフで更新世のサンゴ礁掘削が行なわれた.最終氷期最盛期(LGM:20,000年前)には,水温は5℃以上…

    DOI Web Site Web Site 参考文献31件

  • Climate and Ocean Change -進捗と展望-

    黒田 潤一郎, 岡崎 裕典 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 68-, 2018

    【災害のためプログラム中止】 平成30年北海道胆振東部地震により学術大会のプログラムが大幅に中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地からJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「災害のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • 海水の蒸発に伴う主成分イオンの濃度変化とMg同位体比による地中海蒸発イベントの濃縮過程の復元

    吉村 寿紘, 荒岡 大輔, 黒田 潤一郎, 伊左治 雄太, 川幡 穂高, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 195-, 2018

    <p>中新世の末期(5.97~5.33 Ma)に地中海では膨大な量の蒸発岩が形成された。このイベントはメッシニアン期塩分危機(Messinian Salinity Crisis,MSC)と呼ばれ,地中海内の蒸発と大西洋からの断続的な海水の流入と交換が繰り返されることで,およそ100万km3の蒸発岩が形成された。本発表では海水の蒸発に伴う沈殿鉱物相の変化,ならびにMSCの前期〜中期に堆積したカル…

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  • 大陸の分裂・沈降は地球史に何をもたらしたか?:ロードハウライズ掘削プロジェクトを例として

    斎藤 実篤, 黒田 潤一郎, 木村 純一, 田村 芳彦, 稲垣 史生, 山田 泰広, 江口 暢久 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 72-, 2018

    【災害のためプログラム中止】 平成30年北海道胆振東部地震により学術大会のプログラムが大幅に中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地からJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「災害のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • 深海科学掘削50年、過去ー現在ー未来

    倉本 真一, 芦 寿一郎, 黒田 潤一郎, 辻 健, 森下 知晃, 諸野 祐樹 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 61-, 2018

    【災害のためプログラム中止】 平成30年北海道胆振東部地震により学術大会のプログラムが大幅に中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地からJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「災害のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • MALDI-TOF/MSイメージング法による生物源有機分子マッピング:メッシニアン蒸発岩中の化石微生物の解明

    伊左治 雄太, 高野 淑識, 井尻 暁, 黒田 潤一郎, 吉村 寿紘, Francisco J. Jiménez-Espejo, Stefano Lugli, 稲垣 史生, Vinicio Manzi, Marco Roveri, 川幡 穂高, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 211-, 2017

    <p>本研究では、破壊分析法によるターゲット分子同定と共に、赤外顕微分光イメージング法(FT-IR imaging)およびマトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析法(MALDI-TOF/MS)による非破壊/半破壊分析法を応用し、化合物レベルのバイオマーカーマッピングを行った。分析対象は、イタリアのシチリア島で採取した、全長数百µmのフィラメント状化石微生物を含む地中海塩分危機時に堆…

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  • ストロンチウム安定同位体比から探る第四紀の化学風化と海洋の炭酸塩収支の変化

    吉村 寿紘, 若木 重行, 黒田 潤一郎, 石川 剛志, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 7-, 2017

    <p>第四紀は寒冷-温暖な時期を繰り返したことが知られている。Sr安定同位体比(δ<sup>88</sup>Sr、<sup>88</sup>Sr/<sup>86</sup>Srの標準物質に対する千分率偏差)は新指標で、海水のδ<sup>88</sup>Srは主に陸域のケイ酸塩岩/炭酸塩岩風化による供給と、海洋の炭酸塩沈殿による除去を反映する。本研究では浮遊性有孔虫から約300万年間のδ<sup>…

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  • 海洋堆積物の重元素の同位体組成が語る表層環境変動

    黒田 潤一郎, 鈴木 勝彦, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 17-, 2016

    <p>海洋堆積物中に保存される多様な元素の同位体組成は,その元素の海洋中の挙動や含まれる鉱物相によって,さまざまな現象の指標となる.私たちの研究グループは,これまで鉛やオスミウムなどの同位体組成を用いて,地質学的時間スケールでの海洋における諸現象の理解に活用してきた.その中で,本講演では中生代の巨大火成岩岩石区の噴火と海洋のイベントの関連,新生代の地中海と大西洋の海水交換の歴史などについて紹介し…

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  • UV-FsLA-MC-ICP-MSを用いた高精度塩素同位体分析

    遠山 知亜紀, 木村 純一, 常 青, Bogdan S. Vaglarov, 黒田 潤一郎 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 183-, 2016

    <p>ハロゲンはマントルの物質循環のトレーサーとして有用である。しかし、MORBのBr/Cl比とI/Cl比は間隙水と類似し、元素比による起源の判別は難しい。塩素同位体組成は標準平均海水(SMOC)を標準物質としてδ<sup>37</sup>Cl (<sup>0</sup>/<sub>00</sub>)で表記され、マントルは-0.5から4 …

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  • バングラデシュのガンジス-ブラマプトラ-メグナ川水系の河川水と地下水におけるδ88Sr・87Sr/86Sr組成

    吉村 寿紘, 若木 重行, 川幡 穂高, 眞中 卓也, 鈴木 淳, ザキール ホセイン, 黒田 潤一郎, 石川 剛志, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 256-, 2015

    ガンジス、ブラマプトラ川は非常に高い<SUP>87</SUP>Sr/<SUP>86</SUP>Sr組成(~0.72-0.73)をもち海洋への溶存Sr供給源として最も重要な地域のひとつとされる。本発表ではガンジス川・ブラマプトラ川・メグナ川の河川水ならびにベンガル平野で採取した地下水のδ<SUP>88/86</SUP>Sr・<SUP>87</SUP>Sr/<SUP>86</SUP>Sr組成を報告す…

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  • 光合成色素分析により明らかにする高塩下の海洋環境

    伊左治 雄太, 川幡 穂高, 黒田 潤一郎, 吉村 寿紘, Francis J. Jimenez-Espejo, Stefano Lugli, Vinicio Manzi, Marco Roveri, 小川 奈々子, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 143-, 2015

    本研究では、現代の高塩環境としてシチリア島のトラパニ塩田、また、およそ600万年前から70万年間にわたって地中海の海底下に厚さ2kmほどの蒸発岩層を形成した「メッシニアン塩分危機」に着目し、塩分の変化に対する生態系の応答を有機分析によって明らかにする。<br><br> トラパニ塩田の石膏試料の色素分析により、石膏内部に生息しているシアノバクテリア、緑色硫黄細菌、紅色硫黄細菌由来のクロロフィル化合…

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  • 海盆の蒸発:蒸発岩の堆積学とメッシニアン期地中海塩分危機

    黒田 潤一郎, 吉村 寿紘, 川幡 穂高, Francisco J. Jimenez-Espejo, Stefano Lugli, Vinicio Manzi, Marco Roveri 地質学雑誌 120 (6), 181-200, 2014-06-15

    地中海は中新世の末期(5.97~5.33 Ma)に膨大な量の蒸発岩が形成されるイベントを経験した.これはメッシニアン期塩分危機と呼ばれる.これらの蒸発岩は十分に塩水が存在する状況で析出したのか,深海盆までが干上がったのか,未だ議論に決着がついていない.本論では,1)シチリア島の天日塩田で見られる蒸発鉱物(石膏・岩塩)の形成プロセスとその堆積構造と形成環境の関連を紹介し,2)シチリア島のメッシニア…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献75件

  • オスミウム同位体からみた地中海メッシニアン塩分危機

    黒田 潤一郎, Jimenez-Espejo Francisco J., 野崎 達夫, 鈴木 勝彦 日本地球化学会年会要旨集 59 (0), 198-, 2012

    メッシニアン塩分危機は,中新世メッシニアン(7.2-5.3 Ma) の後期に地中海で起こったイベントである.約6 Maに地中海が大西洋から孤立したと言われ,その後5.3 Maにジブラルタル海峡が開いて大西洋から海水が再流入する(中新世/鮮新世境界)までの間,地中海の主に海盆底で大量の蒸発岩が析出したと考えられている.世界の海水中の塩の6%に相当する塩がメッシニアン塩分危機に地中海の深海底で析出し…

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  • 石灰質堆積物のクロム同位体組成

    黒田 潤一郎, Rachael H. James 日本地球化学会年会要旨集 58 (0), 20-20, 2011

    クロムは4つの安定同位体50Cr, 52Cr, 53Cr, 54Cr を持ち,53Cr/52Cr比の標準物質(SRM979)に対する偏差千分率δ53Crで表される.クロムは酸化還元変化に敏感な元素であり,酸化還元反応で同位体分別が起こることが知られている[1].ほとんどの大陸地殻や海洋地殻の岩石,頁岩などのクロム同位体比は-0.3から0‰の狭い範囲に収まる[2].一方,海水は+0.5~+0.7‰…

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  • 大規模火成岩岩石区(LIPs)と海洋無酸素事変(OAE)とのリンケージ:堆積岩のOs,Pb同位体による制約

    鈴木 勝彦, 黒田 潤一郎, 谷水 雅治, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 88-88, 2010

    中期白亜紀は,顕生代で最も温暖な時代のひとつと考えられている。また,白亜紀には,有機炭素に富む黒色頁岩が同時期に広く海洋底に堆積した。このイベントは海洋無酸素事変と呼ばれ,大気海洋環境の劇的な変化とその生態圏への影響が議論されている。 海洋無酸素事変は,LIPsの形成時期に近いという特徴がある。本研究では,海洋堆積物に記録されたOs,Pb同位体変動によって,LIPs活動によるマントルからのインプ…

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  • ペルム紀/トリアス紀境界における海水Os 同位体組成の急激な変動

    加藤 泰浩, 鈴木 勝彦, 藤永 公一郎, 西内 隆純, 黒田 潤一郎, 桑原 希世子 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 306-306, 2009

    ペルム紀/トリアス紀境界における生物大量絶滅事変 (P/T 境界事変) は地球史上最大の絶滅事変であり,陸域・海域において膨大な数の生物種が絶滅したことが知られている.本研究では,完全連続的に採取された丹波帯菟原セクション,郡上八幡セクションから復元されたP/T 境界における海水のOs 同位体組成について報告する.

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  • 白亜紀中期の古環境変動研究

    黒田 潤一郎, 鈴木 勝彦, 谷水 雅治, 堀 利栄, Tejada Maria Luisa L., 柏山 祐一郎, 小川 奈々子, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 304-304, 2009

    白亜紀の中期(BarremianからTuronian)は、顕生代で最も温暖な時代Greenhouse age である。この時代を特徴づける地質イベントとして、「海洋無酸素イベントOceanic Anoxic Event (OAE)」が挙げられる。OAEは、テチス海や大西洋、太平洋など世界中の海洋底に有機炭素に富む黒色頁岩が堆積するイベントであり、白亜紀の中頃に繰り返し発生した。その中でも、前期A…

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  • NHC 由来 pincer 型ニッケル錯体の合成とその触媒機能の開発

    黒田 潤一, 稲本 浄文, 廣谷 功, 土井 隆行 反応と合成の進歩シンポジウム 発表要旨概要 34 (0), 123-123, 2008

    Recently, we have demonstrated that a novel N-heterocyclic carbene (NHC)-derived pincer-type nickel(II) complex, which is readily prepared and is stable to air and moisture, serves as an effective …

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  • オントンジャワ海台火山活動と白亜紀の海洋環境変動

    黒田 潤一郎, 谷水 雅治, 堀 利栄, 鈴木 勝彦, 小川 奈々子, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 398-398, 2008

    白亜紀のAptianからTuronianにかけて、海洋底に有機質泥が堆積する海洋無酸素イベントOceanic Anoxic Event (OAE)が繰り返し発生した。その中でも、前期AptianにおきたOAE-1aは汎世界的に有機質泥が堆積する最大級のOAEである。このOAE-1aの年代(約120 …

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  • Secular change in the Os isotope composition of Early Cretaceous seawater: an indicator of a LIP-OAE link

    鈴木 勝彦, Tejada M. L. G., 黒田 潤一郎, Coccioni R., 大河内 直彦, 坂本 竜彦, 巽 好幸, Mahoney John 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 397-397, 2008

    白亜紀に有機物に富んだ黒色頁岩がグローバルに見られる時期が存在する。この時期にナンノ化石の絶滅など,生物絶滅が一般的に観察され,海洋無酸素事変と呼ばれる。この海洋無酸素事変と大規模火成活動(LIPs)との同期が見られるために,大規模火成活動が海洋無酸素事変のトリガーになるという説が提唱されてきた。本研究では,121-125Maに活動した史上最大規模の大規模火成活動であるオントンジャワ海台火成活動…

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  • ペルム紀/トリアス紀境界における海水Os同位体組成の急激な変動

    加藤 泰浩, 鈴木 勝彦, 藤永 公一郎, 西内 隆純, 黒田 潤一郎, 桑原 希世子 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 208-208, 2008

    本研究では,完全連続的に採取された丹波帯菟原セクションから復元された海水のOs同位体組成について報告する.ペルム紀末の珪質泥岩の187Os/188Osは0.5~0.6で一定しており,隕石衝突を示す海水Os同位体組成の急激な低下は全く認められない.P/T 境界において187Os/188Osは~0.9程度まで急激に上昇し,おそらく急激な温暖化により陸源フラックスが急増したと考えられる.トリアス紀の黒…

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  • Pincer 型カルベンリガンドを用いるニッケル触媒反応の開発

    稲本 浄文, 黒田 潤一, 廣谷 功, 坂本 尚夫 反応と合成の進歩シンポジウム 発表要旨概要 32 (0), 18-18, 2006

    <I>N</I>-Heterocyclic carbenes (NHCs) have attracted an attention as alternatives to phosphine ligands in transition metal-catalyzed reactions and highly active catalyst systems have been realized …

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  • Early Cretaceous seawater Os isotope composition: an indicator of a LIP-OAE link?

    Tejada M. L. G., 鈴木 勝彦, 坂本 竜彦, Coccioni R., 黒田 潤一郎, 巽 好幸, Mahoney John 日本地球化学会年会要旨集 53 (0), 34-34, 2006

    We will be presenting our Os isotope data obtained for the organic-rich sediments including the Selli Level (OAE1) from the Umbria-Marche region in Central Italy, representing an almost complete …

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  • ICP-MSによる岩石試料中のU, Th, Pb定量における直接希釈-標準添加法の検討

    谷水 雅治, 黒田 潤一郎 日本地球化学会年会要旨集 52 (0), 303-303, 2005

    ICP-MSでの微量元素濃度測定では、マトリックス効果により信号強度が大きく変動するため、試料前処理に注意を払う必要がある。本研究では、岩石試料の分解試薬量、希釈倍率などの要因について検討を行い、再現性よくU, Th, Pb濃度の定量が可能となったので報告する。

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