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検索結果 2,385 件

  • 新型コロナウイルス感染症流行下における 児童生徒の体力変化に関する生態学的研究

    吉岡  哲 関西福祉大学研究紀要 27 75-79, 2024-03-31

    ...A 市が公表した児童および生徒の平均体位・体力状況を用いて生態学的研究を行い,COVID-19 流行期である令和元年度から3 年度までの2 年間の体重および体力の変化率とCOVID-19 流行前の期間のそれらの変化率を検討し,COVID-19 流行期における児童の体力の変化の一資料を提示することを目的とし た.令和元年度に6 歳から12 として公表された集団のデータとその2 年後である令和3 年度...

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  • バスケットボール競技における1-2次予防の取り組みから考察する0次予防

    菊元 孝則, 高林 知也, 久保 雅義 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 7-7, 2024-03-31

    ...</p><p>【結果】</p><p>2,747名(年齢11.56±2.12:男性1,446名,女性 1,301名)から有効な回答を得た.足関節捻挫の既往を有する選手は1,072名(39.0%),複数回の既往を有する選手は698名 (25.4%)であった.また受傷後,236名(8.6%)が医療機関へ受診していないと回答した.競技復帰までは平均で9.69±12.38日を有し,疼痛が残存した状態で586...

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  • ランドセル症候群の児童の歩行と走行の特徴  ― 福島子どもコホート調査 ―

    楠本 泰士, 髙橋 恵里, 浅尾 章彦, 遠藤 康裕, 小俣 純一, 横塚 美恵子, 矢吹 省司, 神先 秀人 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 100-100, 2024-03-31

    ...75名が参加し、分析対象者は、データ欠損のある者、中学生、療育利用者を除外した51名の児童 (6~12)とした。通学時の肩腰痛、現在の肩腰痛の有無を調査し、対象を通学時と現在に肩腰痛の有る児をBSと定義し、その他を対照群とし、2群にて分析を行った。...

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  • 歩行可能な脳性麻痺児に対する下肢筋腱解離術後の関節可動域,粗大運動能力の経年変化

    川原田 里美, 横山 恵里, 下山 論史, 福士 千尋, 上里 涼子, 吉川 圭 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 155-155, 2024-03-31

    ...</p> <p>【結果】</p> <p> 選択基準に該当したCP児は20名 (男児11名女児9名),GMFCSレベルはIが18名,IIが2名,手術時年齢は平均7.3±3.0 (3~ 12),麻痺型は両麻痺15名,片麻痺5名.手術は症例ごとに異なるが,腓腹筋は全例,ハムストリングスは19名で延長,解離等を受けていた.すべての評価データはFriedman検定で有意差が認められた.術前と...

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  • 小児の理学療法介入におけるCOPMの有用性の検討

    佐々木 優太, 中島 卓也, 依田 奈緒美, 楠本 泰士, 真野 英寿 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 167-167, 2024-03-31

    ...</p> <p>【方法】</p> <p> 対象は2021年12月から2023年4月に,東京リハビリ整形外科クリニックおおたに外来通院している12以下の児の保護者とし ,COPMに回答していただいた.分析対象は30名の保護者とした. 1度目の回答から1年間介入を行った後に再評価を行った.測定項目は生活年齢, COPMの問題点抽出の際に最も課題であると回答した問題点の遂行度,満足度,分類...

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  • 低酸素脳症後の慢性期の女児に対して問題点の抽出にGMFMを使用した事例

    浅井 朋美, 澤田 あい, 吉橋 学 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 170-170, 2024-03-31

    ...</p> <p>【方法および症例報告】</p> <p> 本症例は先天性心疾患を認め5歳時に心内修復術実施後、意識障害が改善せず、低酸素虚血性脳症の診断となった12の女児である。約2か月間に渡る今回の集中リハ終了時点で目標動作の獲得までには至らなかったが、退院後約1年の時点で目標動作を獲得した。...

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  • 難治頻回部分発作重積型急性脳炎を発症した患者への理学療法介入とリスク管理

    笹川 古都音, 宮城島 沙織, 佐藤 優衣, 小塚 直樹 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 96-96, 2024-03-31

    ...</p> <p>【症例】</p> <p> 症例は12女子。身長158cm、体重52kg、BMI20.8kg/m<sup>2</sup>であった。X日より発熱、X+5日目に間代性痙攣を認め救急要請された。前医へ入院後も痙攣発作が持続し、翌日、当院ICUに転院搬送、深鎮静、呼吸器管理となった。...

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  • 2年6ヶ月間の神経筋電気刺激に有効性を認めた青年期の片側性痙性脳性まひ児の一例

    島 恵, 立松 さゆり, 北井 征宏, 荒井 洋 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 133-133, 2024-03-31

    ...129ヶ月から1年間で身長が3cm伸び、右足背屈可動域が10 °から0°に悪化、また歩行時の体幹側方動揺が強くなったため、 NMESを導入した。以後2年6ヶ月の間に、3ヶ月の使用を3回、 6ヶ月の使用を1回行った。トレーニングモードはいずれの期間でも1回20分、1日1~3回、週6回施行された。理学療法 (3単位)は、導入時に入院にて8日間、導入1年後に週1回10回施行された。...

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  • 7~12の定型発達児における運動学的分析による縄跳び動作の特性

    黒木 尭稀, 愛甲 拓海, 鞭馬 貴史, 萬井 太規 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 147-147, 2024-03-31

    ...</p> <p>【考察】</p> <p> 7~ 12児は,四肢の関節を大きく運動させて縄跳び動作を行っていることが示された.これは,7~12児が縄と足尖間のクリアランスを確保し,縄跳び動作を成功させるための戦略だと考 える.しかし,1周期時間は長く,体重心変位量も大きいため, 7~12児の縄跳び動作は不安定で,未発達であることが示唆される.今後は,年齢毎の特性を明らかにするために...

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  • 当院における小児呼吸理学療法介入状況を振り返って

    碓井 孝治, 畠山 冴子, 中波 暁, 小西 道雄, 山田 恵子 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 344-344, 2024-03-31

    ...</p><p>【方法】</p><p>2020年4月から2023年3月までに当院に入院し,RT が処方された12以下の健常児を対象とした.調査内容は年齢,性別,診断名,呼吸管理 (酸素療法の有無およびデバイス),入院期間,入院からRT開始までの期間,RT介入期間,介入内容,保護者の反応について診療録より後方視的に調査を行った....

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  • 理学療法の過程でShared Decision Makingを行い、ボツリヌス療法導入に至った脳性まひ児の一例

    渡邊 多佳子, 柘植 孝浩 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 131-131, 2024-03-31

    ...</p> <p>【症例報告】</p> <p> 脳性まひ痙直型両麻痺の12男児 (GMFCSレベルⅢ)、周産期の異常はなく出生した。理学療法は2歳3ヶ月より開始した。現在、特別支援学校 (肢体不自由部門)通学中であり、金属支柱付き短下肢装具とロフストランドクラッチを使用し、近位監視で歩行が可能で、長距離移動は車椅子を併用している。...

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  • 後腹膜気腫を呈した小児鈍的外傷性十二指腸穿孔の1例

    杉中 宏司 日本救急医学会関東地方会雑誌 45 (2), 137-139, 2024-03-29

    ...症例は, 12の男児。サッカーの試合中に相手の膝が心窩部に当たり受傷した。来院時, 心窩部に自発痛, 圧痛はあったが反跳痛はなかった。血液生化学検査では優位所見なく, 腹部造影CT画像では, 十二指腸浮腫性壁肥厚, 膀胱直腸窩に少量の腹水を呈するのみであった。胃管留置により減圧を施行し, 入院加療とした。14時間後の腹部造影CT画像では, 新たに右腎周囲の後腹膜気腫を確認した。...

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  • 小児後十字靱帯付着部裂離骨折に対しアンカーを用い固定した1例

    上田 章貴, 諸岡 孝明, 木村 岳弘, 石川 貴晴, 櫻木 高秀 整形外科と災害外科 73 (2), 262-265, 2024-03-25

    ...<p>【症例】12男性.2 mのフェンスから落下し,地面で右膝を強打し受傷した.初診時,右膝関節に腫脹・膝蓋跳動・可動域制限を認め,膝関節屈曲で右膝痛は増悪,後方引き出しテスト陽性であった.CTで右膝関節内後方に薄い裂離骨片,MRIで後十字靭帯(PCL)の弛緩を認めた.脛骨PCL付着部裂離骨折と診断し,骨片の転位を認め,手術加療とした.手術は腹臥位でBurks法を用いた.PCLの付着した骨片と付着部...

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  • 救急救命士による小児院外心停止事案に対するアドレナリン投与の実態

    黒﨑 久訓, 一ノ瀬 佳彦 救急救命士ジャーナル 4 (1), 39-46, 2024-03-20

    ...神経学的転帰良好例の割合は,12以上の年齢グループでアドレナリン投与群が非投与群より高い値を認めた。【結論】アドレナリン投与実施事案数は年々増加の傾向がみられ,年齢別では,8歳からアドレナリン投与実施事案数,アドレナリン投与割合が増加していた。</p>...

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  • 術後出血を契機に先天性血友病Bと診断した縦隔奇形腫の1例

    赤尾 恵子, 平原 正隆, 森野 茂行 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (2), 86-92, 2024-03-15

    ...<p>症例は17歳男性.左前縦隔に10 cmの腫瘤性病変を認め画像所見から縦隔奇形腫と考えた.12時に扁桃摘出後に術後出血を認めた.術前の血液検査でAPTTが47秒と延長していたが易出血性を疑う症状はなかった.縦隔奇形腫に対してHemi- clamshell開胸で腫瘍切除術を行った.術後2日目にドレーン排液が血性となり,CTで左血性胸水と胸骨裏面に血腫を認めた.術後出血に対し胸腔鏡下血腫除去術を施行...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 発育期の子どもにおける運動制御の正確性と 運動単位活動との関連

    奥平 柾道, 廣野 哲也, 竹田 良祐, 渡邊 航平 デサントスポーツ科学 45 (0), 142-152, 2024-02-22

    ...<p>子どもは大人と比較して力発揮の正確性が劣ることが知られているが,筋収縮を行うための指令を伝達している運動単位 (Motor unit,以下MU) の活動特性については十分に理解されていない.本研究は,子どもにおける力発揮の正確性とMU活動の特徴について明らかにすることを目的とした.6歳から12の子ども18名と健康な大人18名が,等尺性最大膝伸展筋力 (Maximal voluntary contraction...

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  • 小児の臍部における術野消毒の有効性

    大畠 雅之, 藤枝 悠希 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (1), 38-43, 2024-02-20

    ...</p><p>【方法】2020年7月~2021年2月に当院で全身麻酔下に手術を受けた0歳から12未満の小児30例を対象とした.対象疾患は鼠径ヘルニア,停留精巣,その他の小手術で,消化管手術,臍ヘルニア,臍部に炎症を伴う疾患と緊急症例は除外した.術前日にオリーブオイルで臍処置を行い,術野消毒に0.5%クロルヘキシジングルコン酸塩(クロルヘキシジン)を使用した10例,1.5%オラネキシジングルコン酸塩...

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  • 顔面に生じた家族性の Eruptive vellus hair cysts(EVHC)の 1 例

    松田 絵奈, 佐藤 絵美, 筒井 ゆき, 桐生 美麿, 今福 信一 西日本皮膚科 86 (1), 39-42, 2024-02-01

    ...10 歳頃から灰青色斑が生じ 12 から頰部まで急速に拡大した。頰部を搔破すると時々小さな毛塊が出ることがあり近医より当科を紹介となった。初診時,前額および両頰部に灰青色斑がみられた。同部位の皮膚生検を施行したところ,病理組織では真皮深層に内部に軟毛を有した囊胞が複数認められ eruptive vellus hair cyst(EVHC)の診断となった。...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 道路標識および交通安全用語に関する子どもの知識の年齢差

    大谷 亮 交通科学 54 (2), 2-10, 2024-01-30

    ...本研究では,道路標識や交通安全用語の知識についての子どもの年齢差を把握することを目的とした.4歳から12の子どもを対象にしたインターネット対面調査により,7種類の道路標識の理解度と20種類の交通安全用語の既知度を調べた.その結果,年齢の上昇とともに理解度や既知度が向上する道路標識や交通安全用語が存在する一方,年齢によらず理解度や既知度が低い標識や用語があることがわかった.また,4歳児では男児に比べ...

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  • 片側腎無形成に生殖器異常を合併した4女児例

    元吉 八重子, 松本 佳余子, 白 朋子, 清原 鋼二 日本小児腎臓病学会雑誌 37 (0), 15-20, 2024

    ...<p>生殖器異常を合併した片側腎無形成の4女児例を報告する.1例目は12時に発症した月経モリミナを契機に,2例目は12時に右子宮の留血症に感染症を合併したことを契機に,生殖器異常と診断された.以後当院では,片側腎無形成の女児には6歳でMRIを行い,生殖器異常の有無を確認した.3例目と4例目はいずれも6歳の時点でobstructed hemivagina and ipsilateral renal...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 小児・AYA世代悪性骨腫瘍サバイバーのスポーツ活動の実態

    福島 俊, 岩田 慎太郎, 大木 麻実, 小林 英介, 小倉 浩一, 尾崎 修平, 米本 司, 根津 悠, 浅野 尚文, 中山 ロバート, 小林 寛, 清谷 知賀子, 川井 章 AYAがんの医療と支援 4 (1), 21-25, 2024

    ...</p><p> 【方法】2000年から2020年までの間に原発性悪性骨腫瘍に対して当院を含む6つの医療機関で根治的手術が実施され、調査時に12から39歳であるサバイバーを対象とした。ウェブアンケートで治療前後のスポーツ実施状況を調査した。</p><p> 【結果】70名から有効な回答を得た。治療前にスポーツ活動があった48名の内、なんらかのスポーツを継続していたのは24名だった。...

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  • 仮想現実技術を用いた脳再プログラミング療法が脳性麻痺患者の痙縮に及ぼす効果

    村川 雄一朗, 仲上 恭子, 新本 啓人, 原 正彦 神経治療学 41 (1), 55-59, 2024

    ...<p>痙縮は脳性麻痺患者で最も頻繁に認められる症候の1つである.歩行機能や日常生活動作能力の低下に繋がるため,ボツリヌス療法や選択的脊髄後根切断術,軟部組織解離術等の介入手段が存在するが,副作用による影響や治療による疼痛,侵襲性などが存在するため非侵襲的かつ効果的な治療が望まれている.今回我々は,脳性麻痺による痙縮を有する3例(11歳の男児,26歳の成人期男性,12男児)にmediVRカグラ<sup...

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  • 閉鎖湿潤療法中にprobable Toxic Shock Syndromeを呈した小児

    武士 那津美, 渡邉 真太郎, 石井 大裕, 武井 陽, 有坂 敦子, 大森 多恵, 三澤 正弘 日本小児科医会会報 67 (0), 52-56, 2024

    ...</p><p>擦過創に対する湿潤療法中にprobable Toxic Shock Syndromeを呈した12の男児例を経験した。2021年8月に自転車走行中に転倒してできた擦過創に近医で市販のドレッシング材を使用した閉鎖湿潤療法を施行された。受傷13日目に発熱と全身性紅斑が出現し,当院を紹介受診した。傾眠傾向と血圧低下からショックと判断し緊急入院した。...

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  • 皮質性くも膜下出血により可逆性脳血管れん縮症候群の診断に至った小児の2例

    野中 双葉, 原口 康平, 里 龍晴, 宮﨑 あかね, 渡辺 麻美, 森内 浩幸 脳と発達 56 (1), 53-57, 2024

    ...男子である.いずれの症例も雷鳴頭痛で発症し,皮質性くも膜下出血を認めた.その後の頭部CT angiographyや頭部MR angiographyで多発性血管れん縮所見を認め,RCVSの診断に至った.1例にCa拮抗薬の投与を行い,いずれも神経学的な後遺症なく軽快した.小児においても雷鳴頭痛や皮質性くも膜下出血をみた場合,RCVSを鑑別に挙げ,経時的な画像検査を行うことが重要であると考える....

    DOI 医中誌

  • 骨端線閉鎖前にチロシンキナーゼ阻害薬を中止し低身長の改善を認めた小児慢性骨髄性白血病

    福井 渉, 小倉 妙美, 安積 昌平, 緒方 瑛人, 川口 晃司, 高地 貴行, 堀越 泰雄, 上松 あゆ美, 嶋田 博之, 渡邉 健一郎 臨床血液 65 (3), 175-179, 2024

    ...不耐容のためimatinib,dasatinib,nilotinibとチロシンキナーゼ阻害薬を変更し分子遺伝学的奏効を達成したが,12時に129.3 cm(−3.3 SD)と重度の低身長となった。骨端線閉鎖後はTKI中止による低身長の改善は期待できないと考え,TKI開始後9年8ヶ月,MR4.0維持1年6ヶ月となる1210ヶ月でTKIを中止した。...

    DOI PubMed

  • 当科における小児膵solid-pseudopapillary neoplasmの検討

    中山 智理, 渡井 有, 佐藤 英章, 田山 愛, 大澤 俊亮, 福永 奈津, 木村 翔大, 安達 聖, 富永 美璃 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (7), 1105-1109, 2023-12-20

    ...【結果】症例は3例で全例女児,年齢は10~12,症状は腹痛,嘔吐,発熱,下痢などであった.発生部位は膵尾部2例,膵体部1例だった.手術術式は脾温存膵体尾部切除術2例,脾合併膵体尾部切除術1例が施行された.術後合併症は全例で認めず,術後在院日数は9~12日であった.術後観察期間は18~78か月で全例無再発生存中である....

    DOI Web Site 医中誌

  • 陰嚢部痛を呈する小児精索静脈瘤の治療効果の検討

    小野 賀功, 後藤 俊平, 澁谷 知香子, 橋本 大和, 菅原 大樹, 山岡 敏, 平野 隆幸, 星 玲奈, 細川 崇, 上原 秀一郎 日大医学雑誌 82 (6), 345-348, 2023-12-01

    ...【結果】症例 1(10 歳,精巣容積左右差あり,Dubin andAmelar’s 分類 G1),症例 2(12 ,精巣容積左右差あり,陰嚢部痛あり,G3),症例 3(10 歳,陰嚢部痛あり,G1),症例 4(10 歳,G2),症例 5(14 歳,G2),症例 6(14 歳,G3)であった.術後に陰嚢部腫瘤と精巣容積左右差は改善した.陰嚢部痛はその他症状の重症度に関わらず改善した.術後合併症は認めなかった...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 先天性ミオパチー(RYRI関連ミオパチー)に伴う早期発症側弯症の治療経験

    井上 雅俊, 鳥飼 英久 Journal of Spine Research 14 (11), 1402-1407, 2023-11-20

    ...</p><p><b>症例:</b>症例は8歳,女児.RYR1遺伝子変異がある早期発症側弯症患者に対し,装具治療を行うが10歳で側弯はT3-11-L5 66度,79度に進行.Risser-Cotrel Cast法を行い,完全静脈麻酔によりMHを発症しないことを確認しながら,側弯の進行を抑えた.12半,Closed Triradiate Cartilageとなった時点で,側弯矯正手術を行った.術後2年...

    DOI

  • 胃管挿入時に乳歯の食道内誤飲が偶発的に引き起こされた18トリソミーの一例

    本間 高志, 星 久美, 高橋 温 日本障害者歯科学会雑誌 44 (3), 262-268, 2023-10-31

    ...<p>18トリソミーは常染色体異常症候群の一つで約6,000人に1人の頻度でみられる.胎児期から重度の胎児発育不全を呈し,知的能力障害と多臓器にわたる合併症を有する.以前は1年生存率が5~10%とされていたが,近年は大幅に改善しつつある.今回われわれは18トリソミー患児の胃管挿入時における乳歯誤飲,およびその摘出を経験したので報告する.患児は122カ月の女児.出生時に18トリソミーと診断され,経鼻胃管...

    DOI 医中誌

  • 胃瘻と側弯に起因する内ヘルニアに対しHunt-Lawrence pouchによる胃瘻位置変更を施行した1例

    牟田 裕紀, 小高 明雄, 井上 成一朗, 竹内 優太, 別宮 好文 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (6), 1019-1023, 2023-10-20

    ...<p>症例は18歳,男児.脳性麻痺,てんかんに伴う経口摂取困難のため12時に噴門形成術と胃瘻造設術を施行した.イレウスのため緊急入院.高度な側弯に伴い肋骨弓と右腸骨,胃瘻に挟まれる間隙に小腸が内ヘルニアを呈し,腸管壊死を来したため小腸部分切除を施行した.その後内ヘルニアを再発しヘルニア門への大網充填を施行した.しかし,大網充填部の対側から胃瘻に乗り上げる形で小腸が頭側へ挙上しイレウスを発症した.胃瘻位置...

    DOI Web Site 医中誌

  • 手術を施行した小児バセドウ病の3例

    橋本 さつき, 浜田 弘巳, 横山 新一郎, 西堀 重樹, 縫 明大 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (6), 991-996, 2023-10-20

    ...8か月女児,巨大甲状腺腫となった16歳7か月女児の3症例に対し手術を施行し,合併症や再発は認めなかったので報告する....

    DOI Web Site 医中誌

  • 頚部傍脊椎領域原発悪性リンパ腫に対し椎弓形成術を施行した小児の1例

    飯田 暁人, 濱中 秀昭, 黒木 修司, 比嘉 聖, 永井 琢哉, 黒木 智文, 日髙 三貴, 帖佐 悦男 整形外科と災害外科 72 (4), 735-738, 2023-09-25

    ...【症例】12,男児.1か月前より頚部痛あり,徐々に上肢麻痺(MMT3),巧緻運動障害が出現し紹介となった.MRIでC3-6の椎体から椎弓にかけての腫瘍性病変と脊髄腫大を認めた.受診翌日にC3-6の椎弓形成を行い,前駆B細胞性リンパ芽球性リンパ腫と診断された.小児科にて化学療法施行後,C3-6に対し陽子線を18 Gy照射した.現在術後4年で麻痺なく,寛解を維持している.最終観察時C2-7角は11度であった...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 骨盤部骨髄炎を合併した小児化膿性股関節炎の1例

    立花 悠, 中村 厚彦, 稲光 秀明, 矢野 竜大, 大串 美紗子, 倉光 正憲, 松元 健太郎, 尾上 英俊 整形外科と災害外科 72 (4), 833-835, 2023-09-25

    ...<p>小児における骨髄炎は長管骨に好発し,骨盤部骨髄炎は比較的稀である.今回我々は,骨盤部骨髄炎に化膿性股関節炎を合併した一例を経験したので報告する.症例:12 男児.発熱と鼠径部痛を主訴に当院小児科受診し,精査で股関節液貯留を認めたため,同日整形外科コンサルトとなった.MRIでは関節液貯留の他,STIR像で寛骨臼に限局する高信号領域を認めた.関節液は軽度混濁,細胞数上昇と糖の低下を認めたが,細菌塗抹検査...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • デュピルマブが著効した小児重症喘息の1例

    橋本 大, 勝沼 俊雄, 成瀬 隼人, 中川 愛, 鈴木 亮平, 相良 長俊, 赤司 賢一 日本小児アレルギー学会誌 37 (3), 197-201, 2023-08-20

    ...<p>症例は14歳男児.2歳時に気管支喘息と診断され,長期管理が開始されたが,コントロールレベルは不良であった.12までに急性増悪による入院を30回程度繰り返していた.中学生になるとさらに急性増悪の頻度が増し,中用量の吸入ステロイド薬/長時間作用性β<sub>2</sub>刺激薬配合剤による管理にもかかわらず毎日喘鳴を認め,体育や部活動(陸上部)など,学校生活にも影響を与えていた.その後,当科にて...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 抗IL-4/13受容体抗体(デュピルマブ)

    大谷 祐介, 滝沢 琢己 日本小児アレルギー学会誌 37 (3), 240-247, 2023-08-20

    ...<p>デュピルマブは2019年に12以上の気管支喘息に対して保険適用承認された生物学的製剤であり,小児に対する使用経験は増加している.成人では,アトピー性皮膚炎,鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎にも適用がある.デュピルマブはアレルギー炎症の基本病態を標的として作用するため,上記に限らず他のさまざまなアレルギー疾患への有効性も期待されている.実際に,各アレルギー疾患に関して同剤の多数の臨床研究がなされており,...

    DOI Web Site 参考文献28件

  • 外科治療を行った小児ACNES(Anterior Cutaneous Nerve Entrapment Syndrome)の非典型例2例の経験

    岩井 宏樹, 文野 誠久, 髙山 勝平, 金 聖和, 東 真弓, 青井 重善 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (4), 778-783, 2023-06-20

    ...<p>前皮神経絞扼症候群(ACNES)は,肋間神経皮神経前皮枝が腹直筋前鞘で障害され,腹直筋外縁に疼痛を認める疾患だが,それ以外の腹壁全体の皮神経に起因する疼痛も含めることがある.今回,ACNES非典型例2例に対して外科治療を行ったので報告する.症例1は12女児で右鼠径部の,症例2は15歳男児で左側腹部の慢性腹壁痛を訴え,非典型的ACNESと診断した.保存的治療を行ったが効果は一時的であり,発症からそれぞれ...

    DOI Web Site 医中誌

  • 体力測定によるドイツ式子ども運動学習効果の科学的検証

    佐々木 公之, 大田 住吉, 桃原 司, 後藤 大輔, 梶西 将司 中国学園紀要 (22) 99-105, 2023-06-16

    ...子どもにとって,6〜12の時期(ゴールデンエイジ期)は神経系の発達がほぼ完成に近づく時期であるが,実はこの年齢に到達する「前の年齢期」(プレゴールデンエイジ期,1歳半〜5歳)に,いかに子どもの自主性,積極性,協調性を育成・支援できるかが,その後の運動能力を左右する大きな分岐点となる。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 骨形成不全症患者の慢性根尖性歯周炎罹患歯に対応した1症例

    前薗 葉月, 川西 雄三, 島岡 毅, 高橋 雄介, 林 美加子 日本歯科保存学雑誌 66 (2), 131-137, 2023-04-30

    ...</p><p> 症例:患者はOIの12女児.2020年2月末に菓子を食べた際に下顎前歯部に動揺および咬合痛が出現したため,大阪大学歯学部附属病院小児歯科にて下顎前歯部の固定を行い経過観察していた.受傷数日後のデンタルエックス線画像より根尖部透過像を認めたが,歯髄腔が狭窄し根管治療が困難との判断にて,固定した状態で経過観察を続けていた.症状の改善を認めないため,加療目的で6月に同院保存科を受診した....

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  • 小学生男子サッカー選手におけるSever病の危険因子:前向きコホート研究

    本間 勇伎, 坂槙 航, 筒井 俊春, 鳥居 俊 日本臨床スポーツ医学会誌 31 (2), 342-347, 2023-04-30

    ...(方法)8-12 の男子サッカー選手80 名を対象とした.整形外科医が自発痛の有無と圧痛部位を確認し,Sever 病の診断をした.測定項目は基本情報に加え,膝伸展位/屈曲位の足関節背屈可動域とし,背屈可動域は左右の平均値を代表値とした.ベースライン測定から1 年後にSever 病の有無を確認し発症群,非発症群に群分けした.各測定項目の2 群間比較には,対応のないt 検定またはMann-Whitney...

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  • タブレット端末等を用いた雑音下聴取スクリーニングアプリの開発

    石田 彩, 立入 哉 AUDIOLOGY JAPAN 66 (2), 108-114, 2023-04-28

    ...8歳から12の通常の小学校に在籍する被検児40名のデータから, 50%課題正答率を得られる数字と雑音との SN 比, 検査所要時間を分析した結果, 得られた成績と先行研究との間に大きな乖離はなく, 十分な妥当性があることが確認された。本アプリケーションは, 従来よりも短時間で簡便に実施可能な雑音下聴取スクリーニングツールとして有用であると考えられた。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 急性腹症で発症した未診断小児Crohn病の1例

    廣畑 吉昭, 青井 重善, 髙山 勝平, 金 聖和, 東 真弓, 文野 誠久, 古川 泰三, 田尻 達郎 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (2), 191-197, 2023-04-20

    ...<p>症例は12女児.3か月前から腹痛,便秘,嘔吐を繰り返すようになり近医小児科にて経過観察されていたが,腹痛・嘔吐症状が急激に増悪し腸閉塞が疑われたため当科へ紹介受診となった.CTにて空腸の壁肥厚と狭小化,口側腸管の拡張,closed loopを認め,急性腹症と判断し緊急開腹術を施行した.虚血性変化はなく,空腸の広範囲に浮腫,壁肥厚,拡張及び大網を巻き込んだ腫瘤形成を認めた.同部を切除し,敷石状病変...

    DOI Web Site 医中誌

  • 小児の片側性外傷性顎関節強直症に対して顎関節開放授動術を施行し20歳まで経過観察を行った1例

    長谷部 充彦, 雨宮 剛志, 橘 竜佑, 小笠原 邦茂, 山田 秀典, 深代 祐五, 中岡 一敏, 濱田 良樹 日本顎関節学会雑誌 35 (1), 49-55, 2023-04-20

    ...患者は12の女児,右側関節突起骨折に継発した顎関節強直症(Sawhney分類TypeⅢ)であった。初診時,下顎は患側にわずかに偏位し,上下顎切歯間での開口域(MOR:mouth opening range)は11 mmであった。</p><p>14歳時,患者自身が手術後からの疼痛を伴う開口練習に取り組む決意をしたため,顎関節開放授動術を施行した。...

    DOI 医中誌

  • グアテマラ共和国S市における学童の体格から見た栄養課題と学校給食を通じた改善方策の検討

    飯田 晃生, 湯面 百希奈, 髙山 祐美, 鈴木 新, 半澤 史聡, 永井 成美 栄養学雑誌 81 (2), 84-92, 2023-04-01

    ...</p><p>【結果及び考察】2017年のS市の6~12学童の平均身長と体重は,同年の日本の学童よりも低値を示し,特に身長は,深刻な栄養不足下にあった1948年の日本の学童に近い値であった。両国の学校給食の歴史を比較すると,日本では戦後,昼食として中断なく提供されてきたが,グアテマラでは補食として提供され複数回の中断があった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 入院中の病児をもつ家族を対象とする家族機能尺度の開発と信頼性・妥当性の検討

    平谷 優子, 西元 康世, 法橋 尚宏 家族看護学研究 28 (2), 65-76, 2023-03-31

    ...</p><p>入院中の病児をもつ家族の家族機能研究と文献検討の結果をアイテムプールとして項目精選を行い,FFHCを作成した.これは,19項目で構成される自記式質問紙である.表面的妥当性は研究者3名で確認した.1箇所の小児病棟でプレテストを実施し,尺度を修正した後,入院中の満12までの病児の母親を対象に信頼性と妥当性を確認するためのインターネットモニター調査を実施した....

    DOI Web Site 医中誌

  • 小児期発症のてんかんを抱える若年者のSEIQoL-DWを用いた個人の主観的QOL

    山野内 靖子, 佐々木 真湖, Yamanouchi Seiko, Sasaki Mako 東京情報大学研究論集 26 (2), 27-36, 2023-03-01

    ...SEIQoLインデックスの平均値は69.2±15.8であり,12以上に発症した若年者の領域の「健康」のSEIQoL充足度は72.1であり11歳以下に発症した若年者の56.7よりも有意に高かった(p< .05)。てんかんを抱える若年者は,「信頼できる周りの人」「社会とのつながり」「病気のなかの健康」「こころのあり方」「自分らしさ」を生活の大切な領域と語った。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 大動脈縮窄術後再狭窄および大動脈弁閉鎖不全症に対して側開胸を併施した正中アプローチによる再手術の1例

    松尾 諭志, 板垣 皓大, 大谷 将之, 鈴木 佑輔, 片平 晋太郎, 大軒 健彦, 大田 千晴, 岩澤 伸哉, 齋木 佳克 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 39 (1), 31-36, 2023-02-01

    ...<p>症例は12の男児で,出生後,大動脈縮窄症,心室中隔欠損症と診断され,生後1か月時に左側開胸にて拡大大動脈弓吻合法による手術が施行された.術後再狭窄を認め,バルーン血管形成術を5か月,3歳時に施行された.11歳時の精査で全長4 cmにわたる最小径5 mm, 圧較差50 mmHgに狭窄が進行した.また,大動脈弁逆流の進行も認めた.再手術に伴う大動脈周囲の高度な癒着,選択的脳分離体外循環の確立,大動脈弁閉鎖不全症...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献14件

  • 千葉県における小児新型コロナウイルス感染症入院例に関する検討

    星野 直, 石原 唯史, 岡田 広, 松永 綾子, 粒良 昌弘, 田邉 良, 木村 翔, 石和田 稔彦, 中島 弘道 感染症学雑誌 97 (1), 18-25, 2023-01-20

    ...以上で40%と低率であった.このように,第6波の主体であったオミクロン株流行期には,小児COVID-19患者の症状に変化が見られた.また,入院例での新型コロナワクチン接種率は低く,重症化予防の観点から,小児へのワクチン接種の積極的推奨の重要性が示唆された....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 脳梗塞の後に皮膚症状が出現し,剣創状強皮症と診断した小児脳梗塞の1例

    白石 渉, 内山 大治, 阪本 宏樹, 松吉 彩乃, 波多野 武人, 橋本 哲也 脳卒中 45 (2), 132-136, 2023

    ...<p>症例は13歳女性.5歳時に右半身の運動感覚障害を突然発症し,脳梗塞と診断された.若年性脳梗塞の原因を検索されたが,心疾患や血栓素因などは認めず,アスピリン内服で再発予防された.アスピリンは3年後に中止,その後は再燃なく経過していた.12時,再び突然発症の右上下肢麻痺を生じ,頭部MRIで左基底核に脳梗塞病変を認めた.各種原因を再検索されたが,心疾患,血栓素因,血管異常などは認めず,当科紹介となった...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 特定健診の質問表における咀嚼状態の都道府県差とその要因の検討

    宮野 貴士, 穴田 貴久, 古田 美智子, 山下 喜久 口腔衛生学会雑誌 73 (2), 103-111, 2023

    ...かみにくいことがある・ほとんどかめないと回答した者を咀嚼機能低下とし,その割合を集計した.咀嚼機能が低下した者の割合の都道府県差は男女ともに認められ,40~44歳の女性において最も割合が大きい県で14.0%,最も小さい県で7.1%であり約2倍の違いがあった.次に,都道府県別の咀嚼機能低下者の割合と関連する要因を各官公庁の統計資料を用いて調査した.その結果,男性では,大学進学率が低く,離婚率が高く,12...

    DOI Web Site 医中誌

  • 東海北陸地方における小児・思春期血液がん患者のがん・生殖相談外来受診状況に対する多機関共同・後ろ向き観察研究

    竹中 基記, 前沢 忠志, 齋藤 愛, 坊本 佳優, 三宅 菜月, 榎本 紗也子, 西岡 美喜子, 松本 洋介, 伊東 雅美, 宮崎 有美子, 松本 雅子, 大須賀 智子, 後藤 真紀, 安藤 智子, 古井 辰郎 日本小児血液・がん学会雑誌 60 (1), 20-26, 2023

    ...</p><p>全症例115例(男性71例,女性44例)で,年齢別では9歳以下が4例,10–12が9例,13–15歳が42例,16–18歳が60例であった.精子凍結は希望した66例中13例が完遂できなかったが,その原因は無精子症が大半を占めていた.卵巣組織凍結は希望した17例中16例が完遂でき,がん治療中で造血細胞移植前処置前のタイミングで行われている症例が多かった.また,7例に周術期の輸血を要した...

    DOI 医中誌

  • 繰り返す消化器症状を呈した小児期発症の再生不良性貧血―発作性夜間ヘモグロビン尿症症候群の一例

    遠渡 沙緒理, 林 大地, 安江 志保, 小関 道夫, 大西 秀典 日本小児血液・がん学会雑誌 60 (2), 161-166, 2023

    ...<p>小児期発症の発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)は,後天性骨髄不全疾患である再生不良性貧血(AA)としばしば合併・相互移行する(AA-PNH症候群)ことが知られている.症例は,12時にAAとして発症するも,免疫抑制剤などの内服加療にて血球数は安定し,PNHへ移行後も8年間無症状で経過したが,20歳時に激しい腹部症状を呈し,血栓症を発症したことを契機にエクリズマブを導入した.溶血所見の改善とともに...

    DOI 医中誌

  • 小児の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と口呼吸の弊害

    若槻 雅敏 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 44 (1), 64-68, 2023

    ...顎顔面形態の成長は6歳までに成人の60%,11–12までに90%が完成するといわれており,正常発育の面で小児期は非常に重要な時期である。アレルギー性鼻炎やアデノイド増殖症などによる鼻呼吸障害が続くと,慢性的な口呼吸となり,顎顔面形態の成長に悪影響を与え,将来的に閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の原因となる可能性が指摘されている。...

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  • 大学生における入学時の体力レベル別にみた精神的健康度の縦断的変化(体力学)

    中原 雄一, 角田 憲治, 藤本 敏彦 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 213-, 2023

    ...</p><p>【方法】2018年に入学した260名、ならびに2019年に入学した166名の計426名の大学生を対象に、入学直後に文部科学省の新体力テスト(12~19歳対象の全8種目)を実施し、1年入学直後、1年後期末、2年後期末、3年後期末、4年後期末の5時点で調査を実施し、精神的健康度の推移を追跡した。...

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  • MRSAによる化膿性脊椎椎間板炎の12女児例

    南木 那津雄, 山口 直哉, 浅井 雅美, 水野 美穂子 日本小児放射線学会雑誌 39 (2), 97-101, 2023

    ...<p>化膿性脊椎椎間板炎は稀な疾患であり,メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を起炎菌とする小児例の報告はさらに少ない.今回,MRIで化膿性脊椎椎間板炎と診断し,MRSAが起炎菌と考えられた症例を経験したため報告する.症例は12女児.遷延する腰痛と発熱を主訴に受診した.血液検査で炎症反応の上昇を認め,MRIを行ったところ,L1/L2椎体および椎間板に病変を認め,化膿性脊椎椎間板炎と診断した.血液培養...

    DOI 医中誌

  • 小児肘外傷における上腕骨遠位外側骨片の転位方向による簡易鑑別-第2報-

    中川 敬介, 日高 典昭, 久保 卓也, 新谷 康介, 鈴木 啓介, 細見 僚, 中村 博亮 日本肘関節学会雑誌 30 (2), 23-28, 2023

    ...小児肘外傷で,上腕骨遠位骨幹端外側に骨片が存在する場合,鑑別診断としては,上腕骨外側顆骨折(以下LCF),上腕骨遠位骨端離開(以下ES),上腕骨外側顆骨折を伴う肘関節脱臼骨折(以下FD)が挙げられる.単純X線正面像で簡易な鑑別が可能か後ろ向きに検討した.症例は75例(男児62例,女児13例)で,受傷時平均年齢6歳2か月(0歳8か月~122か月)であった.内訳は,LCF54例,ES10例,FD11例...

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  • ミトコンドリア腎病による末期腎不全患者に対する生体腎移植の1例

    貝沼 駿介, 丸山 通広, 遠藤 悟史, 木下 和也, 佐々木 拓馬, 森下 弘基, 牧山 展士, 木下 麻優子, 松原 久裕 移植 58 (Supplement), s249_2-s249_2, 2023

    ...12時軽度腎機能障害で腎生検施行するも異常所見は認めなかった。15歳時に心筋肥厚も認めミトコンドリア病の診断となりビタミンカクテル療法を行ったが、腎機能悪化し腎代替療法を提案され生体腎移植を希望し当院紹介となった。父親をドナーとする生体腎移植術施行。術後経過は概ね良好で術後20日で尿管ステント抜去、その翌日に発熱あり尿培養から酵母様真菌検出され抗真菌薬投与開始となり解熱。...

    DOI 医中誌

  • Oncologic emergencyを呈した前縦隔腫瘍の生検困難例への経験

    髙橋 良彰, 申 将守, 木下 義晶, 今井 千速, 小林 隆, 荒井 勇樹, 大山 俊之, 横田 直樹, 菅井 佑, 髙野 祥一 日本小児血液・がん学会雑誌 60 (1), 61-64, 2023

    ...<p>症例は12男児.持続する咳嗽があり,胸部X線撮影で縦隔拡大を認め,入院となった.胸部CTで前縦隔に13 cm大の腫瘤と,左主気管支の狭窄を認めた.鎮静に伴う気道閉塞のリスクが高く,局所麻酔下に前胸部に突出した病変から針生検を施行した.線維性組織に炎症細胞浸潤を認めたが,腫瘍性病変としての確定診断は困難であった.生検後,腫瘍は増大し,リンパ腫,肉腫を想定した化学療法を先行した.その後,腫瘍は縮小...

    DOI

  • 野生の仮面

    田島 知之, 義村 弘仁, 黒鳥 英俊, 木下 こづえ 霊長類研究 Supplement 39 (0), 37-37, 2023

    ...【方法】本研究では国内3ヶ所の動物園による協力のもと、スマトラオランウータンのオス1個体(11歳から13歳)とボルネオオランウータンのオス1個体(12から19歳)を対象として、顔形態の変化とホルモン濃度動態を調べた。正面から撮影された写真をもとに顔形態の相対比率を測定し、フランジサイズの変化を評価した。...

    DOI

  • 緊急手術・保存的治療と異なる方針で治療したIII b型外傷性膵損傷の2例

    杭瀬 崇, 三原 大樹, 濱﨑 友洋, 秋元 悠, 原田 亮, 山野 寿久 日本臨床外科学会雑誌 84 (2), 326-332, 2023

    ...<p>症例1は22歳の男性で,水上バイクの追突事故時にハンドルで心窩部を強打し,腹痛を主訴に当院を受診した.CTで外傷性膵損傷と診断し,緊急内視鏡的逆行性膵管造影(endoscopic retrograde pancreatography;以下,ERPと略記)では主膵管は完全断裂し尾側膵管は造影されず,緊急手術(脾温存膵体尾部切除術)を行った.術後8日目に軽快退院した.症例2は12の男児で,ハンドボール...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 両側下垂足を呈した小児腰椎椎間板ヘルニアの1例

    中谷 修平, 齊藤 淳哉, 小山 慶太, 中島 新, 園部 正人, 中川 晃一 東日本整形災害外科学会雑誌 35 (2), 132-135, 2023

    ...<p>症例は12男児.2週間前より腰殿部痛が出現し近医受診,L4/5椎間板ヘルニアの診断となり当科紹介された.当院初診時,両殿部痛,右下腿外側部痛を認め,右下垂足を呈していた.単純MRIではL4/5正中に巨大な椎間板ヘルニアを認め,単純CTではL4椎体後尾側ring apophysisの離開を認めた.当院初診1週後に左下垂足も出現,初診2週後に手術を行った.術後2ヵ月の時点で筋力の完全回復を認めた...

    DOI 医中誌

  • 小児多発性硬化症に対してfingolimod hydrochloride(FTY720)が有用であった1例

    齋藤 佳奈子, 松浦 隆樹, 代田 惇朗, 平田 佑子, 小一原 玲子, 菊池 健二郎, 高橋 利幸, 浜野 晋一郎 脳と発達 55 (5), 350-355, 2023

    ...<p> 成人の多発性硬化症(multiple sclerosis;MS)に対して疾患修飾薬の有効性が報告されているが,小児MSでの報告は少ない.症例は生来健康な女子.128か月頃より易転倒性,13歳0か月に右眼の見えづらさ,13歳8か月に右上肢のしびれ,14歳0か月に複視と右上下肢のしびれを認めた.初診時の神経所見では錐体路障害と右上肢の筋力低下を認め,Romberg徴候が陽性であった.頭部単純MRI...

    DOI 医中誌

  • 地域スポーツでのボランティア活動に対する親の継続意図と子どもの感謝表出は関係するか?

    久保 昂大 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 301-, 2023

    ...まず,8歳から12の子どもをもつ母親5000名を対象に調査協力を依頼した。そして,5000名の対象者のうち,地域スポーツに参加する子どもを持つ母親400名(平均年齢=27.0歳,標準偏差=5.0歳)に調査を実施した。親の継続意図得点を目的変数とした重回帰分析を実施したところ,自身の子どもの感謝表出得点の標準化偏回帰係数は、β=.310で有意であった。...

    DOI

  • 遠位骨片が内側へ転位し,観血的整復を要した Chambers Group 2 の小児橈骨頚部骨折の 1 例

    鈴木 啓介, 日高 典昭, 細見 僚 日本肘関節学会雑誌 30 (2), 40-43, 2023

    ...橈骨頚部骨折は近位骨片の転位するものが一般的であるが,遠位骨片が内側に転位した症例を報告する.12女児,トランポリンの着地に失敗して受傷した.単純レントゲンでは遠位骨片が内側に転位し,近位骨片は骨端離開を呈し完全転位していた.徒手および経皮的整復操作では整復されず,外側アプローチでの観血的整復を行った.遠位骨片に巻き付いた上腕二頭筋腱を解除することで整復された.術後1年の観察時には回外60度の可動域制限...

    DOI

  • MRIで下位脳神経に造影効果を認めた特発性軟口蓋麻痺の1例

    谷口 秀和, 佐原 和真, 萩野 寛隆, 大北 真哉, 夫 敬憲 小児の脳神経 48 (1), 77-81, 2023

    ...<p>12男児.開鼻声と嚥下困難のため近医受診し,右軟口蓋麻痺を指摘された.頭部MRIにて頭蓋内腫瘍が疑われ,発症14日目に当科受診した.発症8日目から症状は軽快し,当科受診時には開鼻声,嚥下困難は消失していた.頭部MRIではFLAIRで右延髄腹側に腫瘤様の等信号を認めたが,矢状断では認めずアーチファクトと判断した.造影MRIで右IX,X脳神経の造影効果を伴う腫大を認めた.先行感染はなく急速に神経症状...

    DOI 医中誌

  • 内視鏡下鼻副鼻腔手術を行なった線毛機能不全症候群5症例の検討

    浦辺 大志, 立山 香織, 梅本 真吾, 平野 隆, 鈴木 正志 日本鼻科学会会誌 62 (2), 310-316, 2023

    ...年齢は12から33歳(平均24歳),男性4例,女性1例であった。3例に肺炎,気管支炎の反復を認め,2例に内蔵逆位,1例に男性不妊を認めた。電子顕微鏡検査にて異常所見を認めたのは4例であり,ダイニン内腕欠損を2例,ダイニン内腕と外腕の欠損を2例に認めた。鼻所見はポリープを3例に認め,全例に膿性鼻漏を認めた。3例は前頭洞または蝶形骨洞が未発達であった。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 小児と成人の声帯長から推定した変声開始年齢

    宮本 真, 齋藤 康一郎 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 44 (1), 86-89, 2023

    ...第二次性徴の一つに変声があり,声の変化から変声期が検討され男子は12代,女子は男子より早い時期に起こるとされる。今回われわれは変声を身体的変化,つまり子供から大人の声帯への変化と考え,それぞれの声帯長から変声開始年齢を推定した。</p><p>方法は年齢から小児声帯長の推定式と成人の平均声帯長から計算した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 妊娠悪阻を契機に診断に至った極長鎖アシルCoA脱水素酵素欠損症の1例

    白石 渉, 立石 貴久, 林田 翔太郎, 但馬 剛, 津村 弥来, 磯部 紀子 臨床神経学 63 (10), 656-660, 2023

    ...<p>症例は25歳女性,12から横紋筋融解症を繰り返していた.妊娠悪阻による飢餓を契機に横紋筋融解症が再燃し,当科紹介となった.血液検査でCK値の上昇と,総カルニチンの低下を認めた.末梢血リンパ球のpalmitoyl-CoA dehydrogenase活性が低値であり,極長鎖アシルCoA脱水素酵素(very-long-chain acyl-coenzyme A dehydrogenase,以下VLCAD...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献15件

  • 八代地域における当院の小児リハビリテーションの現状

    西村 理佐, 木下 詔子, 松村 祥子, 橋本 和依, 西本 真帆, 浪本 正晴 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 67-, 2023

    ...</p><p>④利用開始年齢:PTは3ヶ月~12(中央値1歳)で0~1歳が多く、OTは1~12(中央値6歳)、STは2~14歳(中央値6歳)でOT, STは5~6歳の開始が多かった。...

    DOI

  • 軽度のドナー心由来冠動脈病変が遠隔期冠動脈イベント発生に与える影響の検討

    岩永 光史, 渡邉 琢也, 米山 将太郎, 望月 宏樹, 北畑 奈々, 川本 尚紀, 甲斐沼 尚, 赤澤 康裕, 坂田 泰史, 吉岡 大輔, 宮川 繁, 福嶌 五月, 塚本 泰正 移植 58 (Supplement), s299_2-s299_2, 2023

    ...【結果】レシピエントの移植時平均年齢はCAV0群(n=90)とCAV1群(n=18)で、38±13 vs 34±12 、性別は男性68例(76%) vs 15例(83%)で有意差はなかった。一方で、ドナー年齢はCAV1群で有意に高齢[39±12 vs 47±9歳(p<.05)]であり、8年間での冠動脈イベントも有意にCAV1群が多かった(イベント回避率83% vs 99%, p<.01)。...

    DOI 医中誌

  • 節外性NK/Tリンパ腫発症の背景に慢性活動性EBウイルス感染症の存在が示唆された1例

    白波瀬 明子, 松川 幸弘, 池田 勇八, 坂本 謙一, 多賀 崇, 丸尾 良浩 日本小児血液・がん学会雑誌 60 (2), 156-160, 2023

    ...男児.ENKL診断時に,EBV抗体価の異常高値と末梢血単核球中のEBV-DNAコピー数の増加を認め,放射線化学療法でENKLは消失したが,EBV-DNAコピー数は減少しなかったことからENKLの背景にCAEBVを基礎疾患に持つ可能性があると考え,同種造血幹細胞移植を遅滞なく行い,寛解を得た.小児期発症のENKLを診断した際には,その基礎疾患にCAEBVが存在する可能性を常に考える必要がある....

    DOI 医中誌

  • 12男児の上顎骨に発生した巨大な若年性骨形成線維腫の1例

    佐藤 有里子, 齊藤 芳郎, 宮本 裟也, 安部 勇蔵, 安田 有沙, 佐藤 仁, 船津 敬弘, 嶋根 俊和, 代田 達夫 昭和学士会雑誌 83 (4), 259-265, 2023

    ...骨形成線維腫は,セメント質や骨様の硬組織形成を伴う線維性結合組織の増生からなる良性腫瘍である.15歳以下に発生し,急速に成長するものは若年性骨形成線維腫と言い,稀な疾患である.今回われわれは,上顎骨に生じた巨大な若年性骨形成線維腫の1例を経験したので報告する.症例は12,男児.半年前より上顎前歯部の腫脹が生じ,急速に増大してきたため精査・加療目的に当科を受診した.右側上顎第一小臼歯から右側上顎中切歯...

    DOI 医中誌

  • 発作抑制後も高次脳機能障害が残存した前頭葉焦点と考えられるてんかんの1例

    諸岡 輝子, 岡 牧郎, 荻野 竜也, 吉永 治美, 小林 勝弘 脳と発達 55 (5), 356-362, 2023

    ...<p> 前頭葉焦点のてんかんの患者では,前頭葉における認知機能の低下がみられることが報告されているが,てんかん発作が抑制された後も長期にわたって認知機能の経過を詳細に追跡した報告は無い.症例は128か月に前頭葉焦点と思われる発作が群発したてんかんを有する男子で,発症から約1年で発作はほぼ抑制され,その1年後に実施した検査では,脳波上のてんかん発射は消失し,全般的な知的能力は上昇していた.一方で,発作群発後...

    DOI 医中誌

  • 精神的ストレスを契機に発症した小児聴覚情報処理障害に小建中湯が奏効した1例

    平澤 一浩, 塚原 清彰 日本東洋医学雑誌 74 (2), 130-133, 2023

    ...</p><p>症例は12女児。2年前からいじめの被害を受けるようになり,そのころからざわついた環境で言葉が聞き取りにくいと感じるようになった。当科を受診し,各種聴覚検査に異常を認めず,聴覚情報処理障害と診断した。小建中湯を投与し,12週後,聞き取りに不自由を感じることはほとんどなくなった。また,いつもの元気を取り戻しつつあり,いじめに対してもあまり気にせず受け流せるようになった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 幼児の理解度に着目したピクトグラムのグラフィックエレメント

    金子 千聖, 工藤 真生 日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 (0), 282-, 2023

    ...①子どもによる描写の観察(対象:3~12、30名)②わかりやすさの観点からピクトグラムを順位付けする調査(対象:4~5歳、51名)を行った。結果、「部分具象」「モノ・動き・自己投影しやすい人型(5頭身:子どもの姿)による文脈追加」のグラフィック要素がわかりやすいことが明らかとなった。</p>...

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  • 臨床試験のレイサマリー:その意義、現状と普及への取り組み

    八木 伸高 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-S01-1-, 2023

    ...GLSPは10の必須項目を規定し、一般に年齢12以上の市民が読めるものとすることやインフォグラフィックス(視覚的表現)の活用を推奨している。レイサマリーをどのように作成するか臨床試験の計画段階から考慮することや患者・患者家族など当事者の視点を反映(当事者と共創)することの重要性を明確にしている。</p><p>本邦では、レイサマリーに関する検討はようやく始まったばかりである。...

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  • 野球選手の橈骨頭に生じた離断性骨軟骨炎の3例

    川島 至, 岩堀 裕介 日本肘関節学会雑誌 30 (2), 256-261, 2023

    ...<BR><B>【症例3】</B>12男性,小学5年,軟式野球の捕手.投球時の右肘外側部痛を主訴に受診した.橈骨頭OCD分離期の所見を認め,スポーツ活動の休止,集束型体外衝撃波による治療で改善なく外固定を1ヶ月実施したところ,分離部の癒合を認め野球に完全復帰可能した....

    DOI 医中誌

  • 当院における小児心臓移植の現状と課題

    新川 武史, 吉田 尚司, 山形 顕子, 市原 有起, 斎藤 聡, 布田 伸一, 新浪 博 移植 58 (Supplement), s196_1-s196_1, 2023

    ...患者内訳は、乳児(1歳以下)が8例、幼児(6歳以下)が8例、学童(7-12)が6例、思春期(13-17歳)が8例であった。原疾患は拡張型心筋症が24例、先天性心疾患が2例、その他が4例であった。【結果】30例中24例が補助人工心臓装着術を実施した。...

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  • 全身性エリテマトーデスの治療中に発症した血栓性微小血管症の女児例

    河西 彩菜, 安岡 竜平, 幸田 昌樹, 加藤 由希子, 内田 博之, 北形 綾一, 夏目 統 小児リウマチ 13 (1), 48-53, 2022-12-28

    ...<p>血栓性微小血管症(TMA)は全身性エリテマトーデス(SLE)の重篤な合併症であり,SLEの疾患活動性と並行して発症することが報告されている.今回われわれは,SLEの初発時に治療を開始してSLEDAI(SLE disease activity index)や血清学的マーカーが改善傾向にもかかわらず,TMAを発症した女児例を経験したため報告する.症例は12女児で,重症ループス腎炎を伴うSLEを発症...

    DOI 医中誌

  • 橋本病を合併した混合性結合組織病の1例:hypothyroid myopathyの鑑別の重要性

    田中 里奈, 清水 正樹, 真保 麻実, 山崎 晋, 高澤 啓, 鹿島田 健一, 森尾 友宏, 森 雅亮 小児リウマチ 13 (1), 43-47, 2022-12-28

    ...時に再び頸部痛 · 斜頸,高CK血症をきたしたが,甲状腺機能は正常でありMCTDの増悪と考えPSLを増量し改善した.MCTDではHDの合併率が高く,CK上昇を呈した場合にはMCTDの増悪のほか,hypothyroid myopathyにも注意する必要がある....

    DOI 医中誌

  • Selective Mutism Questionnaire日本版(SMQ-J)の信頼性と妥当性の検討

    角田 圭子, 高木 潤野, 臼井 なずな, 冨岡 奈津代, 梶 正義, 金原 洋治, 広瀬 慎一 不安症研究 14 (1), 47-55, 2022-11-30

    ...4歳から12のSM児の養育者139人を対象に日本語に訳されたSMQ及びCBCL/4-18を実施した。原版SMQは3因子構造であるが,探索的因子分析の結果,4因子が抽出された。「社会場面」と「家族関連場面」の他は,原版の「学校場面」因子が「教師」と「同級生」に区別された。各下位尺度の信頼性が確認された。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献13件

  • 上顎右側臼歯部に臼傍歯を認めた1例

    普天間 優貴, 外山 敬久, 酒德 晋太郎, 普天間 拓, 青木 郁江, 林 勇輝, 名和 弘幸 小児歯科学雑誌 60 (3), 135-140, 2022-11-25

    ...</p><p>初診時年齢121か月の女児。近医で定期的な検診を受けていたところ,上顎右側第一大臼歯の萌出遅延および過剰歯の存在が疑われたため紹介来院となった。口腔内診察より上顎右側に萌出途上の大臼歯を認め,Hellmanの咬合発育段階はⅢB期であった。パノラマエックス線写真より,上顎左右側の大臼歯は1歯のみで,それ以外の大臼歯の歯胚を認めなかった。...

    DOI 医中誌

  • 思春期特発性側弯症矯正手術における術中出血量は胸椎前弯で増大する

    細川 佑太, 小原 徹哉, 田内 亮吏, 瀧村 浩介, 岩沢 太司, 竹市 陽介 Journal of Spine Research 13 (11), 1212-1216, 2022-11-20

    ...<p>思春期特発性側弯症(AIS)における出血量に関して,過去に複数の要因が関連すると報告されている.今回,われわれは矢状面アライメントが出血量に影響すると仮定し,術中出血量との関係を評価した.当院で2010年から2020年までに,主カーブCobb角40~60°のLenkeタイプ1および2のAISに対して手術を施行した12から20歳の患者270例を対象とした.検討項目は性別,BMI,固定椎体数,手術時間...

    DOI 医中誌

  • 小児良性上顎洞病変に対する術式の工夫:疼痛を伴う上顎洞粘液嚢胞例

    高林, 宏輔, 長峯, 正泰, 藤田, 豪紀 旭川赤十字病院医学雑誌 34 11-14, 2022-10

    ...症例は12女児、頬部痛をきたす上顎洞粘液嚢胞のために手術を施行した。本手法は粘膜切開部と対孔作成部位が離れているため明瞭な術野と広いワーキングスペースが確保可能であった。切開部以外の鼻腔構造には手術操作は及ばず、低侵襲かつ術後の鼻処置も軽減された。嚢胞摘出により速やかに頬部痛は消失し、再発の所見は認めていない。(著者抄録)...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 小児軟骨無形成症による胸腰椎後弯変形に対して矯正固定術を行った1例

    荒武 佑至, 水内 秀城, 坂井 宏旭, 前田 健 整形外科と災害外科 71 (4), 655-658, 2022-09-25

    ...<p>軟骨無形成症は,四肢短縮型低身長をきたす骨系統疾患であり,時に脊柱変形および脊柱管狭窄症を呈する.今回,小児軟骨無形成症に伴う胸腰椎後弯変形に対し後方矯正固定術を行った症例を報告する.12女児.胸腰椎後弯変形を伴い,数年前から腰部痛と両大腿前面痛を認めていた.X線:T12-L3 cobb角:93°,MRI:胸腰椎に脊柱管狭窄を認め,T12-L4後方矯正固定術およびL2 PSOを施行した.術中...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 輪状軟骨の anomaly による先天性声門下狭窄の 1 例

    鈴木 智陽, 梅﨑 俊郎, 井口 貴史, 松原 尚子, 小出 彩佳, 澤津橋 基広 耳鼻と臨床 68 (5), 352-358, 2022-09-20

    ...<p>症例は 12 、男児。出生直後よりチアノーゼが出現し、喉頭ファイバースコピーで声門下狭窄の診断となり、他院で緊急気管切開術が施行された。以後、気管カニューレを近医で適宜交換し、経過観察されていたが、積極的な治療介入はなされていなかった。今回、気管孔閉鎖希望があり、当院へ精査加療目的に紹介受診となった。...

    DOI 医中誌

  • アメリカビーバー(<i>Castor canadensis</i>)の食道扁平上皮癌の一例

    川瀬 啓祐, 藤井 勇紀, 石塚 駿, 赤上 正貴, 正藤 陽久, 飯田 伸弥, 生江 信孝 日本野生動物医学会誌 27 (2), 153-156, 2022-09-01

    ...<p>アメリカビーバー(<i>Castor canadensis</i>),雄,12,が継続的な吐出を呈し死亡した。剖検では,狭窄を伴う食道壁の肥厚を認めた。病理組織学的検査では,食道において粘膜面から外膜にかけての全層に渡って角化細胞への分化を示す腫瘍細胞が島状,索状に増殖しており,その中心部には同心円状の角化巣(癌真珠)が認められた。以上の所見より,食道扁平上皮癌と診断した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 回復期片麻痺患者の病棟内杖歩行自立の客観的指標による判定基準

    星野 高志, 小口 和代, 伊藤 正典, 小笠原 沙映, 田中 元規, 松田 華加 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (8), 836-846, 2022-08-18

    ...</p><p>結果:自立群101名(平均68±13歳),非自立群47名(平均79±12)で,歩行速度,TCT,BBS,FIM-Cに有意差を認めた.決定木分析では歩行速度,FIM-C,BBSの順に選択され,①歩行 ≧ 0.42 m/s,FIM-C ≧ 22点(自立者割合97%/転倒者割合5%),②歩行 ≧ 0.42 m/s,FIM-C<22点,BBS ≧ 50点 (100%/0%),③歩行 ≧ 0.42...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • MECP2重複症候群患者に対する歯科治療の一例

    氏田 倫章, 矢口 絵莉香, 濱口 眞輔 日本障害者歯科学会雑誌 43 (2), 121-128, 2022-06-30

    ...<p>MECP2重複症候群は筋緊張低下,重度精神運動発達遅滞,進行性痙性障害,難治性てんかんや顔面形成不全を呈する症候群で,まれな遺伝性疾患である.今回,12から6年間のMECP2重複症候群男児の歯科治療を経験したので報告する.初診時,う蝕は認められなかったが,歯科治療に非協力的なため,歯科診療への適応性の向上を目的としたトレーニング,口腔衛生指導を中心に行った.歯科治療に対する抵抗が強かったため...

    DOI 医中誌

  • Williams症候群患児の下顎左側第二大臼歯の異所萌出を咬合誘導にて改善した一例

    太刀掛 銘子, 中野 将志, 秋友 達哉, 岩本 優子, 浅尾 友里愛, 光畑 智恵子 日本障害者歯科学会雑誌 43 (2), 129-136, 2022-06-30

    ...11カ月時に⎾7咬合面にリンガルボタンを装着し,⎾7遠心部に伸ばしたワイヤーを付与したリンガルアーチ型の装置を装着し,エラスティックチェーンにて遠心へ移動した.その後ブラケットにて改善を行い,13歳8カ月時に装置を撤去した....

    DOI 医中誌

  • 胎便性腹膜炎術後遠隔期に発症し,腹腔鏡下卵管切除術を施行した小児卵管留水症の1例

    江里口 光太郎, 岡本 晋弥, 鹿子木 悠, 渡邉 健太郎, 片山 哲夫 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 58 (4), 728-733, 2022-06-20

    ...<p>症例は10歳女児.新生児期の胎便性腹膜炎に対する2回の手術歴がある.腹痛と発熱を主訴に紹介受診となり,左卵管留膿症に対して抗菌薬治療で軽快した.外来経過観察中に両側卵管留水症が出現,12時に最大径11.5 cmと左卵管が著明に拡張し,腹痛の頻度増加と腹部膨満により食事摂取が低下したため,婦人科にもコンサルトを行い,自然妊娠が困難で再感染の可能性があること,生活の質改善と将来の生殖補助医療の成功率向上...

    DOI Web Site 医中誌

  • 第14章 主な抗喘息薬一覧表

    山田 佳之, 足立 雄一 日本小児アレルギー学会誌 36 (2), 175-178, 2022-06-20

    ...以上の適用となった.また吸入ステロイド薬・β2刺激薬配合剤であるフルチカゾンプロピオン酸エステル・ホルモテロールフマル酸塩水和物配合剤に小児適用が追加された.全体として,JPGL2017と同様に独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)から得られる薬剤情報をもとに表を作成し,禁忌,副作用については別項目として記載した.本稿では一覧表に記載された主な薬剤についてJPGL2020本文中で議論された...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 失われゆく食用野生植物に関する地域知と継承意欲:福島県只見町を事例に

    古川 拓哉, 小柳 知代, 松浦 俊也, 小山 明日香 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 246-, 2022-05-30

    ...対象地の小学生児童(10〜12、n=56)、その家族(n=57)、教職員(n=41)に対し、家族構成、幼少期の自然体験、日常的な野生食材の採取・摂食頻度、食用野生植物(山菜:37種、液果・堅果:26種、重複を含む)を知っているか、また食べた経験があるかについてアンケート調査を実施した。...

    DOI

  • スギ花粉症に対する舌下免疫療法の小児と成人における比較調査

    佐藤 輝幸, 太田 伸男, 湯田 厚司, 小川 由起子, 鈴木 貴博, 東海林 史, 野口 直哉, 鈴木 直弘, 草刈 千賀志, 田畑 邦次, 郭 冠宏, 沖津 尚弘, 長谷川 純, 柴原 義博, 中林 成一郎, 稲村 直樹, 大井 聖幸, 高梨 芳崇, 鈴木 淳, 菅原 充, 野村 和弘, 香取 幸夫, 岡本 美孝 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (5), 876-883, 2022-05-20

    ...<p> スギ花粉症への錠剤による舌下免疫療法は年齢制限がないが2018年5月までは液剤により施行され, 適応は12以上であった. 過去の報告では小児と成人における服薬アドヒアランス, 臨床効果, 副反応等の臨床的検討が十分になされていない....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 総動脈幹遺残症術後に合併した肝癌

    田原 昌博, 森田 理沙, 浦山 耕太郎, 真田 和哉 心臓 54 (5), 596-602, 2022-05-15

    ...</p><p> 症例は30歳女性.日齢1に心雑音,チアノーゼを認め,総動脈幹遺残症と診断され,生後4カ月でRastelli術を施行し,術後に重度の低心拍出量症候群を合併した.さらに感染性心内膜炎合併のため生後6カ月で人工血管置換術を施行した.精神遅滞を合併し,その後,右室圧上昇に対し,4歳3カ月,127カ月で右室流出路形成術を施行した.右室圧上昇し,30歳0カ月時に肺動脈弁置換術を施行し,術後CT...

    DOI 医中誌

  • 小児に対するアデノイド切除術前後の嗅覚同定能の変化について

    由井 亮輔, 森 恵莉, 阿久津 泰伴, 中島 大輝, 竹下 直宏, 三浦 正寛, 太田 史一, 千葉 伸太郎 耳鼻咽喉科展望 65 (2), 68-73, 2022-04-15

    ...</p><p><b>方法</b>:当院においてアデノイド切除術を施行した5歳から12までの小児10名(男9名,女1名,平均年齢8.30歳±1.68歳,5歳–12)を対象とした。カード式嗅覚検査Open Essenceを用いて術前,術後6週,術後6ヵ月の正答数を調べた。...

    DOI 医中誌

  • CACNA1Sにミスセンス変異を認めた低カリウム性周期性四肢麻痺の1家系例

    林, 泰壽, 伊藤, 祐介, 漆畑, 伶, 石垣, 英俊, 平出, 拓也, 福田, 冬季子 浜松医科大学小児科学雑誌 2 (1), 30-36, 2022-03-15

    ...運動翌日や特に誘因なく脱力,嚥下困難を示し,父方の大家族歴から,低カリウム性周期性四肢麻痺と診断した12女子例を経験した.CACNA1Sに父由来のミスセンス変異(c.4097T>G,p.Met1366Arg)が同定された.同一家系内でも,ミオパチー型から周期性四肢麻痺のみを示す型まで臨床症状に多様性が見られた.周期性四肢麻痺では,原因遺伝子により,誘因や治療法が異なるため,遺伝子診断による治療方針...

    機関リポジトリ HANDLE 医中誌

  • 急性胆嚢炎と鑑別を要した小児胆嚢捻転症の1例

    金子, 拓弥, 金井, 理紗, 中西, 薗実, 篠原, 友香, 伊藤, 裕, 鈴木, 宏明, 朝倉, 功, 久保田, 晃 浜松医科大学小児科学雑誌 2 (1), 49-53, 2022-03-15

    ...症例は12の女児.5日前から続く腹痛,嘔吐のため近医を受診し,腹部エコーで胆嚢壁の肥厚,周囲の液体貯留を認め,急性胆嚢炎疑いで当院救急外来に紹介となった.受診時,右上腹部痛を認めたが発熱なく,採血でも肝胆道系酵素の上昇はみられなかった.腹部エコーで胆嚢はやや正中に偏位し,胆嚢壁の血流低下,胆嚢頸部の壁肥厚から胆嚢捻転症が疑われた.造影CTを施行したところ胆嚢頸部のねじれがみられ,胆嚢捻転症の診断で...

    機関リポジトリ HANDLE 医中誌

  • 肋骨骨軟骨腫により血胸を発症した1例

    高橋 遼, 荒 桃子, 近藤 享史, 奥村 一慶, 本多 昌平, 高桑 恵美, 高畑 雅彦, 武冨 紹信 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 58 (1), 68-72, 2022-02-20

    ...<p>症例は12の女児で乳児期より四肢に多発する骨軟骨腫を認め,近医整形外科にて経過観察の方針となっていた.12時に誘因なく胸痛および呼吸困難が出現し,前医で胸部CT上右血胸と右第7肋骨に棘状の骨軟骨腫を認めた.保存的加療にて血胸は軽快し,精査加療目的に当科紹介となった.外傷の既往がなかったことより,肋骨骨軟骨腫による血胸と診断し,発症から20日後に胸腔鏡補助下肋骨部分切除術を施行した.第7肋骨部...

    DOI Web Site 医中誌

  • リードレスペースメーカ植込み術を施行した小児の1例

    佐藤 要, 小島 敏弥, 大森 紹玄, 小川 陽介, 田中 優, 白神 一博, 益田 瞳, 浦田 晋, 松井 彦郎, 柴田 深雪, 平田 康隆, 小野 稔, 加藤 元博, 犬塚 亮 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 38 (1), 63-69, 2022-02-01

    ...<p>リードレスペースメーカ(LPM)の小児への植込みは稀であり,本邦では未だ報告がない.われわれは複数の条件を勘案し,LPM植込み術を施行した小児例を経験した.症例は拡張型心筋症に対する心臓移植後の12女児で,拒絶反応により循環不全を伴う一過性の洞不全症候群を発症し,ペースメーカ(PM)治療の適応と判断した.両側鎖骨下静脈の閉塞,成長過程であること,手技の侵襲性,免疫抑制剤投与下におけるデバイス...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献19件

  • 標準投与量で治療を受け軽快した12男児体重68㎏の川崎病自験例

    松野 紗貴 他 青森市民病院医誌 25 (1), 9-, 2022-02-01

    ...12男児、発症時体重68kgの川崎病(Kawasaki disease : 以下KDと略)症例を経験した.KDの急性期治療においては多くの症例で急性期にガンマグロブリン静注療法(intravenous immunoglobulin : 以下IVIGと略)が選択されているが、年長児例では、投与量について検討が必要な場合があると思われる.本症例では患児の状態の変化に十分な注意をはらいつつガイドラインに...

    DOI

  • 小児急性精巣上体炎の臨床的検討

    井之口 舜亮, 松井 太, 松山 聡子, 近藤 楓基, 末永 信太, 矢澤 浩治, 松本 富美 日本泌尿器科学会雑誌 113 (1), 22-27, 2022-01-20

    ...</p><p> (結果) 平均発症年齢は9歳であり,7~12が60%を占めていた.泌尿生殖器異常は13例(28%)に合併した.主な異常は尿道下裂術後8例,膀胱機能障害3例であった.急性精巣上体炎発症を契機として,新たに腎尿路異常を認めた症例はなかった.尿検査を施行した27例中9例(33%)に膿尿を認めた.泌尿生殖器異常あり群9例中膿尿を8例に認めた.一方,泌尿生殖器異常なし群18例中1例にのみ膿尿...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献19件

  • MERS2型に罹患したX連鎖Charcot-Marie-Tooth病の兄弟例

    伊藤 研, 日暮 憲道, 古河 賢太郎, 橋口 昭大, 高嶋 博, 菊池 健二郎 脳と発達 54 (1), 56-60, 2022

    ...MERS 2型罹患を契機にCMTX1と診断した兄弟例を報告する. 12の弟はマイコプラズマ肺炎罹患後に意識障害, 四肢麻痺, 構音障害が出現した. 頭部MRI拡散強調画像では脳梁膨大部と大脳深部白質に対称性高信号病変が一過性に出現し, 臨床症状と併せMERS 2型と診断した....

    DOI 医中誌

  • 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2感染により呼吸器症状を呈した飼い猫の1例

    山田 恭嗣, 黒田 雄大, 山本 つかさ, 西尾 悠誠, 山田 チズ子, 小林 満利子, 森嶋 康之, 前田 健 日本獣医師会雑誌 75 (4), e62-e68, 2022

    ...<p>12の室内飼育猫が,くしゃみ,膿性鼻汁及び咳などの呼吸器症状を呈していたため,発症5日目に口腔スワブを採取し,重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)の遺伝子検査を実施した.その結果,SARS-CoV-2遺伝子が検出された.発症8日目に症状が悪化したため,当院にて一般身体検査,血液検査,胸部X線検査及び治療を行った.飼い猫には軽度の気管支炎と血清アミロイドA(SAA)の増加...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • Refractory cytopenia of childhoodを合併したモザイク型21トリソミー

    金山 拓誉, 奥村 優希, 長谷川 智大, 外園 晃弘, 太田 武志, 久保 慎吾, 一瀨 栄佑, 小松 博史 日本小児血液・がん学会雑誌 59 (2), 184-187, 2022

    ...<p>症例は15歳の女児.近医で5歳時に汎血球減少を指摘され,refractory cytopenia of childhood(RCC)と診断された.輸血依存はなく,特に重篤な感染症や出血症状などなく経過していた.12時に当科紹介となり,明らかな顔貌異常や外表奇形は認めなかったが–2.4 SDの低身長を認めた.骨髄液検体のG-banding法では再現性をもって一部の細胞で21トリソミーを認めた....

    DOI 医中誌

  • 病態確定が困難であった小児橈骨頭亜脱臼の治療経験

    花香 恵, 射場 浩介, 齋藤 憲, 高島 健一, 山下 敏彦 日本肘関節学会雑誌 29 (2), 48-51, 2022

    ...<BR>【対象と方法】男児2例,女児1例,右2肘,左1肘.2例に患肢への外傷歴があるが,受傷時のX線所見では腕橈関節に異常を認めなかった.症状発症11歳,主訴は全例が肘関節運動時痛であり,屈曲制限を2例に,伸展制限を1例に認めた.後方亜脱臼1肘,前方亜脱臼2肘であった.手術時年齢12,術後観察期間15か月であった....

    DOI 医中誌

  • 児童における規定テンポステップ時の重心動揺変数間の関係

    青木 宏樹, 出村 慎一, 長澤 吉則 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 (0), 308-, 2022

    ...対象者は6歳から12の児童50名(男児25名、女児25名)であった。対象者は動的静的バランス測定システム(竹井機器工業社製)上で40bpm、60bpm、90bpm、及び120bpmのテンポに合わせて40秒間ステップを行った。各テンポについて3試行実施し、3試行の平均を代表値とした。評価変数として、総軌跡長、外周面積、及び標準偏差XとYを選択した。...

    DOI

  • 小児に発生した悪性血管周囲類上皮細胞腫瘍の胸椎転移に対し脊椎全摘出術を施行した1例

    阪本 碩子, 中山 ロバート, 浅野 尚文, 渡辺 航太, 中村 雅也, 松本 守雄 東日本整形災害外科学会雑誌 34 (1), 37-42, 2022

    ...<p>12男児の胸椎に発生したまれな肝臓原発転移性血管周囲類上皮細胞腫の1例を経験した.第2胸椎の単発転移で術前化学療法が有効であったため脊椎全摘出術を選択した.腫瘍は椎体外へ進展しており,さらに第1胸髄神経根を温存するため,後方固定後に前方アプローチで罹患椎体を摘出した.術後の上肢の神経脱落症状はなく,術後2年の現在,同部位での再発なく,外科的寛解を維持している.</p>...

    DOI 医中誌

  • 小児側脳室髄膜腫の1症例

    若林 健一, 松山 知貴, 福井 隆彦, 平山 彰悟, 大塚 崇史, 伊藤 真史, 雄山 博文 小児の脳神経 47 (3), 340-345, 2022

    ...<p>小児の髄膜腫はまれであり,成人とは異なる特徴を持つ.今回小児髄膜腫の症例を経験したので報告する.症例は12女児.てんかん症状・嘔吐・右同名半盲を呈して入院となった.画像検査では左側脳室に大型の造影病変を認めた.開頭術を施行し腫瘍を全摘出した.病理診断は線維性髄膜腫であった.術後は硬膜下液貯留が増悪し,髄液短絡術を追加した.術後2年が経過するが再発は認めていない.文献上小児側脳室髄膜腫の特徴として...

    DOI 医中誌

  • 残存する視覚症状に対して血漿交換が有効であった抗myelin oligodendrocyte glycoprotein抗体関連疾患の男児例

    竹内 竣亮, 森 達夫, 郷司 彩, 高橋 利幸, 東田 好広 脳と発達 54 (6), 421-425, 2022

    ...<p> 抗myelin oligodendrocyte glycoprotein(MOG)抗体関連脱髄性疾患は一般にステロイド剤に対する反応が良好とされているが,初期治療に反応しない症例や症状の改善が不十分な症例に対する治療方針は定まっていない.症例は12の男児.左眼の眩しさと右側表情筋の動かしづらさ,排尿困難を認め,脳MRIで大脳皮質および大脳皮質下白質に多発性病変を認めた.急性散在性脳脊髄炎と...

    DOI 医中誌

  • 大学入学時の体力レベル別にみた精神的健康度の変化(体力学)

    中原 雄一, 角田 憲治, 藤本 敏彦 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 (0), 173-, 2022

    ...</p><p>【方法】2018年4月に入学した大学生を対象に、入学直後に文部科学省の新体力テスト(12~19歳対象の全8種目)を実施し、2022年2月(卒業間際)の追跡調査に参加した61名を分析対象とした。なお、本対象者は2年次の3月以降、コロナ禍で過ごした特徴を有す。...

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  • Ⅰ型アレルギーの治癒を目指した「アレルギー免疫療法薬」の創薬

    土井 雅津代 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-EL08-3-, 2022

    ...また,世界に先駆け,2019年にdual SLITの安全性を示したことで,舌下錠の併用が支持される環境となった.現在、12未満においてSLITが可能なのは本邦だけである.本講演では,Ⅰ型アレルギーに対する治癒を目指した免疫療法剤の開発について、自らの経験を踏まえて事例を紹介したい。...

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  • 門脈圧亢進症性腸症患者の長期経過に影響を与える因子に関する検討

    松原 由佳, 壷井 章克, 平田 一成, 隅岡 昭彦, 岡 志郎, 田中 信治 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 6 (0), 43-43, 2022

    ...</p><p>【対象と方法】2010年1月〜2022年6月に当科で4年以上にわたり小腸カプセル内視鏡(CE)でPHEの経過を観察しえた25例(男性16例,平均年齢65.12,平均観察期間67ヶ月)を対象とし,その患者背景・治療内容およびPHEのCE所見の変化について検討した。...

    DOI 医中誌

  • 特発性門脈圧亢進症を合併した肝外門脈閉塞症に対して生体肝移植術と二期的脾摘術を施行した一例

    梅邑 晃, 新田 浩幸, 高原 武志, 片桐 弘勝, 菅野 将史, 武田 大樹, 安藤 太郎, 天野 怜, 菊地 晃司, 木村 拓, 佐々木 章 移植 57 (Supplement), s389_1-s389_1, 2022

    ...【症例】12、男児。自然分娩で出生後、成長・発達に異常を認めなかったが学校の検診で貧血を指摘され、タール便の精査で汎血球減少、脾腫、食道・胃静脈瘤とcavernous transformationを伴うEHPVOを指摘された。肝生検にてIPHと診断され、Rex shuntなどの血行変更を検討したが肝内門脈血流担保の不安・体循環shuntの増悪などを考慮し、父親をドナーとしてLDLTを施行した。...

    DOI 医中誌

  • 巨大若年性線維腺腫の治療経験

    間瀬 純一, 小木曽 敦子, 長尾 育子 日本外科系連合学会誌 47 (4), 501-510, 2022

    ...<p>若年女性に好発する線維腺腫のなかで急速に増大するものがあり,そのような巨大若年性線維腺腫は比較的稀な疾患である.症例は12と13歳女児.どちらも左乳房腫大を自覚し受診し,超音波検査にて最大12cmの境界明瞭な腫瘤,最大9cm大の同様の腫瘤を認めた.ともに針生検を施行し線維腺腫の診断に至るも,葉状腫瘍の可能性があること,左右差が著明であることから腫瘍摘出術を行った.病理組織学的所見はともに線維腺腫...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 野球のパフォーマンスの構成要素とその向上

    坂田 淳 スポーツ理学療法学 2 (Supplement), S15-S15, 2022

    ...</p><p>9歳から22歳までの532名の投手の球速、回転数について横断的にみてみると、球速は9歳から12まで年齢が高くなると5km/時ほど高い値となり、13歳から15歳までは大きくは変わらず、16歳で急激に高い値となり、17歳から22歳までは3-4km/時前後で徐々に高い値となる。...

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  • 小学校高学年児童における概念を用いた創造性教育

    尾澤 知典, 由井薗 隆也 日本創造学会論文誌 25 (0), 48-71, 2022

    ...本研究では10-12児童がアイディアを発想する際、情報の抽象度を上げた「概念」を使おうとする態度を育成することを目的としている。その方法として「概念」使用の有効性を児童が実感できることを目指したポンプチャートを開発した。ポンプチャートを用いた授業では「具体→抽象(概念)→新具体」のように「概念」を基軸として、はじめの具体を新しい具体へ転換する学習を行う。...

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  • 偶発的に認めた頭蓋骨腫瘤性病変から診断に至ったMcCune-Albright症候群の12男児例

    土肥 周平, 宇津木 玲奈, 大西 聡, 石森 真吾, 起塚 庸, 原田 敦子 小児の脳神経 47 (3), 320-324, 2022

    ...<p>偶発的に指摘された頭蓋骨円蓋部腫瘤性病変からMcCune-Albright症候群(MAS)と診断した12男児例を報告する.頭部打撲時に撮影した頭部CTで偶発的に右頭頂骨に低吸収を認めた.ランゲルハンス組織球症などの腫瘍性病変を疑い頭蓋骨腫瘍摘出術を施行した.病理診断は線維性骨異形成であり,右肩部に認めたカフェオレ斑と併せて臨床的にMASと診断した.また採取した骨組織から<i>GNAS</i>...

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  • 上腕骨外側顆,外側上顆骨折に尺骨鉤状突起骨折を合併した小児肘関節脱臼の治療経験

    山田 哲也 日本肘関節学会雑誌 29 (2), 34-37, 2022

    ...小児肘関節脱臼に合併する尺骨鉤状突起骨折の報告は少なく手術適応は明らかでない.さらに上腕骨外側顆骨折や外側上顆骨折を合併した症例について受傷機転と治療を考察する.症例1:4歳男児.滑り台から転落受傷.Milch 1の上腕骨外側顆骨折に肘関節の後内側脱臼と尺骨鉤状突起骨折を合併した.骨折型から後内側回旋力による脱臼と考えたが外側顆骨折の固定のみで安定した.症例2:12男児.サッカーゴールの上から転落受傷...

    DOI 医中誌

  • 脊髄症状で発症し外科的治療の奏効した遺伝性多発外骨腫症

    三浦 伸一, 小山 淳二, 梶本 裕人, 中原 正博, 長坂 昌平, 阿久津 宣行, 河村 淳史 小児の脳神経 47 (4), 407-413, 2022

    ...<p>遺伝性多発性外骨腫症(HME)は,長骨や扁平骨に多発する骨軟骨腫の存在を特徴とする遺伝性疾患であるが,まれに小児の脊椎に発生し脊髄症を来す.本論文では,進行する歩行障害で発症したが腫瘍切除により治療が奏効した,胸椎に骨軟骨腫が発生した12男児の遺伝性多発性外骨腫症の症例を報告した.治療のタイミングを逸すると,重篤な後遺障害を来す可能性があり,早期診断・治療介入が重要である.HMEの診療において...

    DOI 医中誌

  • 小児肝移植患者における新型コロナウイルス感染症の血清疫学的調査

    船木 孝則, 山田 全毅, 庄司 健介, 福田 晃也, 阪本 靖介, 笠原 群生, 大宜見 力 移植 57 (Supplement), s260_3-s260_3, 2022

    ...年齢の中央値は9.2歳で、12以上の患者は36.3 %(141名)であった。対象患者のうちCOVID-19罹患歴があった患者は1.3%(5名)であったが、N-IgG陽性患者のうち、罹患歴が明確であったものは2例であった。S-IgG陽性率は12以上、12未満で順に85.1 %(120/141)、1.2%(3/247)であった。...

    DOI 医中誌

  • 診断に難渋した小児鞍上部のう胞性病変の1例

    福原 宏和, 福原 紀章, 向山 祐理, 滝沢 文彦, 小川 敦, 小川 哲史, 岡田 満夫, 伊藤 純子, 西岡 宏 小児の脳神経 47 (1), 52-58, 2022

    ...<p>12男児.視野検査で両耳側半盲を認め,画像検査で鞍上部腫瘍を認めたために当院紹介となった.腫瘍はのう胞性病変であり石灰化は認めなかった.視野異常があり下垂体前葉機能低下もあることより内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術を施行した.トルコ鞍部硬膜を切開すると,キサントクロミックなのう胞内容液が勢いよく流出し,内部を観察するとのう胞壁には灰白色の軟らかい腫瘍を認めた.迅速病理結果は腺腫であった.下垂体茎を温存...

    DOI 医中誌

  • 腓骨筋腱脱臼に破格筋を伴っていた中学野球選手の一例

    小野 亮, 渡邉 耕太, 射場 浩介, 寺本 篤史, 岡田 葉平, 山下 敏彦 日本整形外科スポーツ医学会雑誌 42 (1), 12-14, 2022

    ...<p>12,野球部男性.1年前に右足関節を捻挫し外果部痛が出現.1ヵ月前にベースランニング中に再受傷し,同部の礫音と疼痛が増強したため受診.右外果後方に軽度の腫脹と圧痛,腓骨筋腱の偏位を認めた.MRIで長・短腓骨筋腱の後方に筋組織と思われる構造物を認めたため破格筋を伴う腓骨筋腱脱臼と診断し,破格筋切除および腱鞘形成術を施行した.術後15週で競技に完全復帰し,術後半年経過時も再発や症状はなかった.腓骨筋部...

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  • 12以下の手指切断に対する再接着術の検討

    狩野 智洋, 原 龍哉, 倉橋 俊和, 浦田 士郎 日本マイクロサージャリー学会会誌 35 (3), 98-102, 2022

    <p>  Traumatic finger amputations in children are relatively rare. In this study, we investigated replantation for traumatic finger amputation in children (aged < 12 years) at our hospital. This …

    DOI 医中誌

  • 動物園来園者の生餌に対する許容度:対象種と回答者の年齢による違い

    山梨 裕美, 一方井 祐子, 徳山 奈帆子, 赤見 理恵, 本庄 萌 霊長類研究 Supplement 38 (0), 70-, 2022

    ...12以下のこどもは特に許容度が低く、年齢があがるに従い許容度はあがり、20歳以上になると年齢によって変わらない許容度となった。すべての動物種において許容できるとした人は27.2%いたがその多くが、理由として自然の摂理・弱肉強食・食物連鎖・仕方がないといったものをあげていた。対象種によって回答が異なった場合には、動物への愛着や好みなどが影響しており、動物の苦痛についての言及は少なかった。...

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  • 再生不良性貧血患児に肺葉切除を施行した侵襲性肺アスペルギルス症の一例

    野瀬 聡子, 奥山 宏臣, 佐々木 隆士, 長谷川 誠紀, 大塚 欣敏 日本小児血液・がん学会雑誌 59 (3), 319-323, 2022

    ...</p><p>症例は12女児.再生不良性貧血に対する免疫抑制療法の施行中,持続する発熱と咳が出現し,胸部CT所見と血中アスペルギルス抗原陽性から肺アスペルギルス症と診断された.内科的治療の反応は不良であり,原疾患治療の停滞が危惧されたため,外科的介入となった.縦隔胸膜に強く癒着した肺上葉は空洞を形成しており,手術は空洞の完全切除のために左上葉切除術を施行した.空洞の内部には菌球を認めた.術後経過は...

    DOI 医中誌

  • 小児がんの治療中・治療後の口腔内管理

    馬場 園恵 看護薬理学カンファレンス 2022.3 (0), S1-2-, 2022

    ...厚生労働省の 2016 年度齲蝕対 策ワーキンググループの報告によると3 歳児の平均齲蝕本数は 0、 54 本 12 児で は 0、 84 本という報告がある中、小児がん治療後では平均 6、 5 本の齲歯を認めた。 これは治療後の副作用も関係があるが、小児がん治療後の食事指導や歯、歯周組 織に対する継続的な口腔ケアの徹底も小児がん治療の周術期口腔機能管理にお いては非常に重要であると考えられた。...

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  • Jリーグクラブのジュニアサッカースクールに通わせる保護者の期待

    難波 宏明, 大坪 健太, 春日 晃章 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 (0), 306-, 2022

    ...岐阜県全県をホームタウンとしJリーグに加盟しているFC岐阜は、5歳から12までの子どもを対象に岐阜県内8ヶ所でサッカースクールを展開している。</p><p> 本研究は、FC岐阜が運営するサッカースクールに通う子どもの保護者を対象に、サッカースクールに対する期待と課題について検討することを目的とした。...

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  • 糸魚川ユネスコ世界ジオパークにおける県立高校と連携したジオパーク学習の実践

    小河原 孝彦, 香取 拓馬, 茨木 洋介, 郡山 鈴夏, 竹之内 耕, 小林 猛生 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 221-, 2022

    ...</p><p></p><p>糸魚川市では,学校教育として0歳から18歳までの子ども一貫教育を実施しており,その中にふるさと学習としてのジオパーク学習が体系的に盛込まれている.これは,0歳から8歳を地元ジオサイト体験期,9歳から10歳を地元ジオサイト探索期,11歳から12をジオパーク学習期,13歳から18歳をジオパーク研究期としており,保育園・幼稚園の周囲から関心を広げ,最終的にはジオパークを活用した...

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  • 児童期における失敗場面でのほめ言葉に対する反応

    溝川 藍 教育心理学研究 69 (4), 410-420, 2021-12-30

    ...本研究では,児童を対象に質問紙調査を実施し(<i>N</i>=455,6―12),失敗したにもかかわらず教師からほめられた際の反応について,二次の誤信念理解とエンゲージメント(学習への取り組みの指標)との関連から検討した。その結果,失敗場面でのほめ言葉に対する反応は,年齢が高いほど,また感情的エンゲージメントが低いほどネガティブであることが示された。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献25件

  • 肥満小児における肥満関連の健康障害リスク減少に対する自主的な運動の有効性について

    小川, 美織, 市川, 剛, 渡部, 厚一, 吉原, 重美, 有阪, 治, Miori, Ogawa, Go, Ichikawa, Koichi, Watanabe, Shigemi, Yoshihara, Osamu, Arisaka Dokkyo Journal of Medical Sciences 48 (3), 197-204, 2021-10-25

    ...小児肥満は高率に成人肥満へ移行し動脈硬化性疾患のリスクを増加させるだけでなく,小児期から肥満に関連する健康障害を引き起こすため対策が重要である.運動は肥満の予防や改善に強く関連するが,肥満小児にとって継続が難しい側面もある.運動介入プログラムでなく,自主的な運動の効果について検討した研究は少ない.そこで運動の有効性を明らかにするため,10〜12の肥満男児について,自主的な運動の有無により体格指標や...

    機関リポジトリ 医中誌

  • COVID-19が子育て有職者のジェンダー・ギャップに及ぼした影響

    石橋 澄子, 武田 陸, 谷口 守 都市計画論文集 56 (3), 641-648, 2021-10-25

    ...本研究では、緊急事態宣言前後の日記データを用いて、COVID-19が12以下の子どもを持つ労働者の家庭内労働のジェンダー・ギャップに与える影響を測定した。その結果、女性の家事・育児と男性の育児は「平常」に戻ったのに対し、男性の家事は宣言期間中に増加し、宣言終了後は再び「平常」に戻らなかったことが明らかになった。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献4件

  • 抗リン脂質抗体症候群を合併した腰椎破裂骨折に対して後方固定術を施行した1例

    小幡 新太郎, 茶薗 昌明 Journal of Spine Research 12 (10), 1264-1268, 2021-10-20

    ...</p><p><b>症例:</b>18歳,男性.12時より他院でAPSと診断され加療されていた.2019年12月に交通事故により受傷.X線でL1に椎体後壁の突出を認め,CTで脊柱管内骨片占拠率は約40%であった.ASIA分類Grade E,TL AOSIS Type A4のL1破裂骨折,5点であった.入院後,抗リン脂質抗体(aPL)と血栓症の有無を精査し,ヘパリン置換後にT11~L3まで後方固定術...

    DOI 医中誌

  • COVID-19ワクチンの有効性と安全性

    西 順一郎 学術の動向 26 (10), 10_18-10_25, 2021-10-01

    ...ワクチンの利益は副反応のリスクに比べてはるかに大きく、今後接種率上昇が望まれるが、12未満での接種については慎重な議論が必要である。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献36件

  • Salmonella infatisによる小児化膿性仙腸関節炎の1例

    櫻井 立太, 中村 哲郎, 坂井 崇一郎, 松口 俊央, 畑中 敬之, 伊藤田 慶, 河野 裕介, 土持 兼信, 岩崎 賢優, 土屋 邦喜 整形外科と災害外科 70 (3), 503-506, 2021-09-25

    ...【症例】12・女児.初診1ヶ月前から腹痛・下痢により近医で加療を受けていた.スポーツ歴や外傷歴はなく,突然左大腿部・臀部痛が出現し,翌日には歩行困難となったため,当院小児科紹介受診となった.40℃の発熱,左臀部の腫脹・熱感・疼痛がみられ,WBC・CRPの上昇を認めた.MRI検査ではSTIR像で左仙腸関節周囲に高信号を示しており,化膿性仙腸関節炎の診断で黄色ブドウ球菌をターゲットに抗生剤加療を開始した...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 予測因子を用いた小児化膿性股関節炎の検討

    落合 舞, 坂本 哲哉, 瀬尾 哉, 小林 知弘, 木下 浩一, 山本 卓明 整形外科と災害外科 70 (3), 418-420, 2021-09-25

    ...<p>予測因子を用いた小児化膿性股関節炎についての検討をしたため報告する.2000年から2020年までに当院で化膿性股関節炎と診断された12以下の10例12股を対象とした.Cairdの予測因子を用いた臨床像,起因菌,術前の抗菌薬投与,治療までの期間を後向きに調査した.12股の予測因子は5項目0股,4項目3股,3項目5股,2項目3股,0項目1股であった.関節穿刺にて起因菌を同定できたのは4股であり,...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 骨折を繰り返すMcCune-Albright症候群の1例

    中村 郁也, 明島 直也, 荒木 貴士, 田口 勝規 整形外科と災害外科 70 (4), 778-781, 2021-09-25

    ...<p>McCune-Albright症候群は多発性線維性骨異形成,皮膚カフェオレ斑,ゴナドトロピン非依存性思春期早発症を三主徴とする非常に稀な疾患であり,特に大腿骨において羊飼いの杖変形(shepherd’s crook deformity)と呼ばれる変形を起こし歩行障害の原因となる.今回我々は,12時に左大腿骨骨幹部骨折を生じ,以後2年間に5か所のプレート固定術を施行した1例を経験したので報告する...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 当科における顎下腺唾石症例の治療法の選択

    新川 智佳子, 渡邊 千尋, 金子 昌行, 大澤 悠, 那須 隆 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 124 (9), 1283-1290, 2021-09-20

    ...検討の結果, 12以下の症例の83.3%が内視鏡単独で唾石を摘出できており, 年齢による制限を設ける必要はないと考えられた. 手術時間, 麻酔時間は口内法が最も短く, 口内法の利点と考えられた. 内視鏡下摘出術を予定した症例の検討では, 唾石の最小径が 3~4mm 以下であれば内視鏡単独で摘出できる可能性が高いと考えられた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 第7章 長期管理に関する薬物療法

    八木 久子, 伊藤 靖典, 滝沢 琢己 日本小児アレルギー学会誌 35 (3), 271-278, 2021-08-20

    ...<p>小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2020「第7章 長期管理に関する薬物療法」では,JPGL2017の「長期管理に関する薬物療法プラン」の表に,新たに小児適用となったホルモテロールフマル酸塩水和物・フルチカゾンプロピオン酸エステル配合剤,ならびに適用年齢が6歳以上となったメポリズマブと12以上となったデュピルマブを反映させ,全治療ステップにおいて増悪因子への対応,患者教育・パートナーシップ...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 自然科学系大学院生の研究時間と満足度に長時間研究文化が及ぼす影響

    久保 京子 高等教育研究 24 (0), 155-174, 2021-08-10

    ...<p> 本稿の目的は,Nature PhD Career Survey 2019を用いて大学院生における研究時間の長時間化の要因および長時間研究文化と教育/研究成果への満足度の関係の性差を明らかにすることである.本稿から得られた知見は以下の3点である.第一に,研究時間の長時間化は男女共通して長時間研究文化によって促進され,男性では若年者で促進され,女性では若年者や12未満の子どもを持つ学生で阻害される...

    DOI

  • 正常肛門を有する直腸膣前庭瘻に対し会陰体形成による修復術を施行した3例

    坂井 幸子, 嶋村 藍, 加藤 久尚, 河合 由紀, 清水 智治, 谷 眞至 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (4), 759-764, 2021-06-20

    ...時に膣から便がもれるようになり,術中前庭部左から歯状線頭側の直腸に走行する瘻孔を確認した.食事は前日夕まで可,術翌日より経口摂取を開始とし,全例で再発や感染,排便障害なく経過良好である.本法は瘻孔が明確でない症例や再発後の症例に対しても施行でき,周術期管理も簡便で再発が少なく,本症に対して有効な術式と考える....

    DOI Web Site 医中誌

  • 生活歯髄の保存療法再考

    森 克栄 THE JOURNAL OF THE ACADEMY OF CLINICAL DENTISTRY 41 (1-2), 74-79, 2021-06-16

    ...<p><b>損傷を受けた生活歯髄に対してRest treatment(安静下での経過観察)を行い,その経過を注意深く観察して治癒に至った症例,①慢性歯髄炎の歯髄保存療法24 年経過症例(初診時12 ,男児),②咀嚼時疼痛に対するRest treatment(初診時33 歳,女性),③深在性う蝕で慢性歯髄炎が疑われた下顎大臼歯の歯髄保存療法(初診時23 歳, 男性)を示した.初期の歯髄炎に対する基本的治療...

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  • 小児精索静脈瘤に対する顕微鏡下精索静脈低位結紮術の治療成績の検討

    城之前 翼, 坂井 清英, 相野谷 慶子 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (3), 607-612, 2021-04-20

    ...</p><p>【結果】症例は36例で,患側は全例左側だった.年齢は中央値12(10~16歳)で,静脈瘤の分類はGrade 2が6例,Grade 3が30例だった.アプローチは鼠径管下[鼠径管外]が16例,鼠径管内が20例だった.手術時間は平均132.5分(83~209分)だった.全例で精巣の術後萎縮は認めず,再発例は1例(2.8%)で,精巣水瘤の発症例はなかった.Catch-up growthは60...

    DOI Web Site 医中誌

  • 膵・胆管合流異常を伴った重複胆管の1小児例

    工藤 渉, 齋藤 武, 照井 慶太, 中田 光政, 小松 秀吾, 原田 和明, 秦 佳孝, 古金 遼也 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (3), 618-624, 2021-04-20

    ...<p>症例は12,女児.腹痛を主訴に近医を受診し,先天性胆道拡張症・急性膵炎の診断で当科紹介となった.MRCP上,拡張した肝外胆管は頭側で左右肝管に分岐し,尾側では膵管に合流した.さらに別の肝外胆管も認められ,胆囊管を分岐し尾側で十二指腸に連なった.ERCP上,両者は左右肝管合流部直下で交通し,拡張胆管は膵管と合流して長い共通管を形成しており,膵・胆管合流異常を伴う重複胆管と診断した.近位胆管は両胆管交通部直上...

    DOI Web Site 医中誌

  • 小児専門病院における小児がん患者のバンコマイシン適正投与量の検討

    鈴木 英二, 西條 純, 小口 真実, 堀 勝幸, 村井 健美, 南 希成 日本環境感染学会誌 36 (2), 111-116, 2021-03-25

    ...の9例では投与量は46.1 mg/kg/dayから60.0 mg/kg/dayへ増加,投与回数は1日4回で変化なく,トラフ値は6.5 μg/mLから10.2 μg/mLへ上昇した.血清クレアチニンは0.24 mg/dLから0.25 mg/dLと変化しなかった.小児がん患者において,1~6歳では61.8 mg/kg/day(15.5 mg/kg,6時間毎),7~12では改訂版抗菌薬TDMガイドライン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • The Izumi Family Revisited : Living as Japanese Canadian Exiles in Postwar Japan

    カーク スタンレー, Stanley KIRK 言語と文化 = The Journal of the Institute for Language and Culture 25 101-120, 2021-03-24

    ...次に、占領軍との仕事が終わった後で彼らの生活がどのように変わっていったのかに述べると同時に、子供達の持つジョンとメイの思い出や戦後の日本社会で成長した経験、12でカナダに帰った兄との再会の話についても触れる。最後に彼らのライフヒストリーが他の日系カナダの亡命者のライフヒストリーとどう比較され裏付けとなるか、また現在の日系カナダ人の歴史研究にどのように貢献するのかを考察する。...

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  • 花粉症に対する問診票を活用した抗ヒスタミン薬の選択 −患者満足度と治療効果−

    澤津橋 基広, 速水 菜帆, 大西 克樹, 妻鳥 敬一郎, 三橋 泰仁, 打田 義則, 西平 弥子, 木庭 忠士, 前原 宏基, 西 龍郎, 梅野 悠太, 坂田 俊文 耳鼻と臨床 67 (2), 75-86, 2021-03-20

    ...対象症例は、12 以上のスギ花粉症 121 例である。問診票を使用しなかった前年に比べ、問診票を使用することにより満足度上昇が得られた(治療満足率 78%)。症状改善については、初診群と再診群に分けて検討したところ、花粉飛散ピーク期(<i>p</i> < 0.05)、および花粉飛散後期(<i>p</i> < 0.01)において再診群の方が鼻症状スコアの低下を認めた。...

    DOI 医中誌

  • 学校心臓病検診で発見された小児期肺高血圧症の1例

    勝木, 純一郎, 岩島, 覚, 早野, 聡, 關, 圭吾 浜松医科大学小児科学雑誌 1 (1), 42-46, 2021-03-15

    ...症例は12男児。中学1年生の学校心臓病検診で不完全右脚ブロック、右房右室肥大を指摘され当院に紹介され受診した。家族歴、既往歴、成長発達に特に問題はなく、小学4年生の学校心臓病検診で心電図異常は指摘されていなかった。当院で精査し心房中隔欠損症 (ASD) に合併したPAHと診断。PAH治療薬としてホスホジエステラーゼ5阻害薬と抗エンドセリン受容体拮抗薬を導入した。...

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  • 単孔式腹腔鏡下手術を施行した小児卵管捻転の1例

    田中 夏美, 銭谷 昌弘, 野瀬 聡子, 廣田 誠一, 大植 孝治 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (1), 54-60, 2021-02-20

    ...<p>我々は様々な術式に積極的に単孔式腹腔鏡手術(TANKO)を適応してきた.卵巣を含まない孤立性卵管捻転の小児例は極めて稀であり診断に苦慮することも多いが,TANKOが診断及び治療に有用であった小児卵管捻転症例を経験したので報告する.症例は12女児.前日から続く腹痛と嘔気を主訴に前医受診し,CTで卵巣腫瘍茎捻転を疑われ当科へ救急搬送された.MRIで右卵管捻転が疑われて緊急手術を施行した.腹腔鏡下...

    DOI Web Site 医中誌

  • 横紋筋肉腫との鑑別を要した膀胱原発炎症性筋線維芽細胞腫瘍の1小児例

    古金 遼也, 齋藤 武, 照井 慶太, 中田 光政, 小松 秀吾 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (1), 38-43, 2021-02-20

    ...<p>症例は12男児.陰茎根部の痛みを主訴に近医を受診した.超音波検査で膀胱左前壁に30 mm大の腫瘤を指摘され,当科紹介となった.腫瘍生検を施行し,横紋筋肉腫の診断となった.VAC療法を2クール施行したが,腫瘍が増大したため化学療法抵抗性と判断し,腫瘍を全摘出した.摘出検体は線維芽細胞が腫瘍性に増殖し,免疫染色ではALK(anaplastic lymphoma kinase)が陽性で,炎症性筋線維芽細胞腫瘍...

    DOI Web Site 医中誌

  • 心タンポナーデを発症した再発性左心房破裂の犬に対して早期の僧帽弁修復術を実施した1例

    竹内 潤一郎, 高村 一樹, 田中 美穂, 黒河内 志穂, 上地 正実 動物循環器病学会学術誌 4 (2), 29-36, 2021-01-10

    ...<p>粘液腫様僧帽弁疾患と診断されていた12 齢、避妊済みチワワが虚脱の主訴にて来院した。各種検査にて肺水腫、心膜腔内貯留液、右心房の虚脱、心房心室内腔容積の減少を呈していた。また、過去の検査所見と比較して僧帽弁逆流が減少している事も認めた。以上の所見より、左心房破裂が原因により心タンポナーデに陥っていると判断し、内科治療を開始した。...

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