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検索結果 50,876 件

  • 粉塵雲燃焼のモデリング

    桑名 一徳 日本燃焼学会誌 66 (215), 46-52, 2024-05-15

    <p>This article introduces and compares two types of dust-cloud combustion models: continuum and point-source models. The former model treats a dust cloud as if it were a continuum phase, while the …

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  • 表面材厚さと下地材の熱慣性を考慮した着火時間の予測式の実験的検証

    小宮 祐人, 原田 和典 日本火災学会論文集 74 (1), 1-13, 2024-04-25

    <p>従来の熱着火理論に基づく着火時間の予測は,表面材が熱的に中間的な厚さの場合や裏面から吸熱される場合には適用できない。そこで筆者らは,熱伝導解析により表面材厚さと下地材の熱慣性を考慮した着火時間の予測式を導出した。本研究では,表面材厚さと下地材が着火時間に及ぼす影響を実験的に把握するとともに,導出した予測式の妥当性を検証した。表面材を合板,下地材をAESブランケットまたはコンクリートとしたコ…

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  • 1944 年篠山城大書院の失火に関する伝承について

    北村, 昌卓, 平井, 敬 減災復興学研究 1 37-41, 2024-03-31

    1944 年1 月6 日に篠山城大書院が焼失した.この原因について通説ではただ失火とだけ伝わっており,詳細は不明である.しかし,一部の伝承では多紀郡各町村の消防団による合同出初式後の宴会時に,たばこの火の不始末によって火災が発生したという.本報では,この伝承について出処や真偽を調査した結果をまとめる.

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  • 沖縄県久米島高齢者の民間信仰と子ども数

    吉澤 剛士, 中村 禎子, 門司 和彦 日本健康学会誌 90 (2), 41-50, 2024-03-31

    ...</p><p><b>Methods:</b> Interviews were made for 9 men and 18 women aged 69 to 96 years old on their belief on <i>Hinukan</i> (god of fire), <i>Totome</i> (precious ancestors), <i>Chimbe</i> (chief priestess...

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  • 天武と火徳

    池田, 昌広 京都産業大学日本文化研究所紀要 29 21-31, 2024-03-29

    壬申の乱において、天武軍は赤をシンボルカラーに戦った。通説によれば、天武が漢の高祖(劉邦)に自擬し火徳を自認したゆえという。後漢初に五行相生説にもとづき漢が火徳であると確定した。火徳の色は赤だから、天武はこれをふまえたのだ。問題はその意図である。なぜ劉邦に自擬し火徳を自認したのか。通解によれば、天武が近江朝を金徳の秦に見立て、五行相勝説によって自軍の勝利の必然を演出したという。しかし漢火徳説は相…

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  • 東京消防庁における除細動プロトコール改正の影響

    小林 佑次, 竹田 亘孝, 本多 満, 岸 太一 日本救急医学会関東地方会雑誌 45 (2), 115-121, 2024-03-29

    <p>【目的】東京消防庁では, 2017年6月1日から除細動プロトコールが改正された。改正から3年が経過したことから, その効果を検証した。【方法】2011年1月から2021年2月までに東邦大学医療センター大森病院救命救急センターへ搬送された初期波形が心室細動/無脈性心室頻拍の院外心肺停止症例 261例を対象とした。発生場所により, 自宅, 路上・公園, 公衆出入場所の3群にわけて, …

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  • 植物体の分解燃焼と消火の仕組みを理解するための教材の作成

    野村 祐子 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (4), 23-26, 2024-03-16

    <p>消防機関による防火指導が火災予防思想に基づいて実施されるのに対し,学習指導要領における理科の内容は,価値中立的・客観的な科学知識として記述されている.火災に関する基礎的な理解を図るための学習課題を,理科の内容として客観的に記述すると,火災予防思想が捨象され,生活世界における意味が空洞化してしまう.理科における防火教育の意味の空洞化を防ぐため,本研究は,消防機関による防火指導の内容を科学的根…

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  • 重要伝統的建造物群保存地区の住民による住宅減災対策への意向と行動の規定要因に関する研究

    梶原 彰吾, 近藤 民代, 新田 有沙, 北岡 直子 都市計画報告集 22 (4), 609-615, 2024-03-11

    <p>本研究では重要伝統的建造物群保存地区を対象に、住民の防災対策行動へ至る過程とそれにかかわる要因を調査した。本研究により、重要伝統的建造物群保存地区の住民が防災対策を実践する過程が明らかになった。また、当該地区では、地域によって住民の住宅改修工事の目的が異なることが明らかになった。それを踏まえたうえで、目的に応じて支援を変える必要性を考察した。また、住宅の防火対策に対する住民の関心が意思決定…

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  • 令和6年能登半島地震における公開データを使用した被災状況把握の試み

    斎藤 陽生, 古市 琢雄, 寺木 彰浩, 阪田 知彦 都市計画報告集 22 (4), 744-747, 2024-03-11

    <p>2024年1月1日の能登半島地震に際し JAXA は ALOS-2 に搭載された合成開口レーダで緊急観測されたデータを公開した.本稿はそのデータを使用して朝市大規模火災が発生した地区の被災状況を把握することを試みた結果について報告するものである.差分抽出と RGBカラー合成画像作成の2通りの方法を試みた結果,被災前後で変化量が大きい場所があることが明らかとなり,無償で公開されたデータとフリ…

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  • 高力ボルト接合柱継手を有する鋼柱の耐火性能評価

    照瀬 稜也, 尾崎 文宣 日本建築学会構造系論文集 89 (817), 354-365, 2024-03-01

    ...axially loaded compression experiments at elevated temperatures for steel column specimens with high-strength bolted connections providing clearance-gaps between column faces were conducted to clarify the fire...

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  • ジャーナリストたちの現場から Vol.2 被災地に向き合い続けたカメラマン徳田憲亮の軌跡

    渡辺 健策 放送研究と調査 74 (3), 28-59, 2024-03-01

    本稿は、2023年4月からNHK放送文化研究所のホームページで連載している「調査報告 ジャーナリストたちの現場から」の第4回(前編)、第5回(後編)に一部加筆・修正を加えて再録したものです。 連載では、いわゆる“オールドメディア”とされるテレビや新聞を中心としたジャーナリズムに向けられている、受け手側(読者・視聴者)の不信を意識したうえで、それに現場のジャーナリストたちがどのように向き合っている…

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  • 男性消防職員のストレスと抑うつ状態の関係性について

    髙須 公介, 藤丸 郁代, 北辻 耕司, 中原 史雅, 岡村 雪子, 尾方 寿好 日本臨床救急医学会雑誌 27 (1), 1-15, 2024-02-29

    <p><b>目的</b>:消防職員の精神健康状態には,職場のストレス要因,ストレスの緩衝要因,個人的要因などが複合的に影響している。一方で,惨事に遭遇した際に被るストレスも精神健康状態に大きな影響を及ぼすことが知られている。本研究では,消防職員の精神健康状態に惨事ストレスが及ぼす影響の程度について明らかにすることを目的とした。<b>方法</b>:A県B市消防本部の職員251名に対して,抑うつ状態…

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  • 発育期の子どもにおける運動制御の正確性と 運動単位活動との関連

    奥平 柾道, 廣野 哲也, 竹田 良祐, 渡邊 航平 デサントスポーツ科学 45 (0), 142-152, 2024-02-22

    <p>子どもは大人と比較して力発揮の正確性が劣ることが知られているが,筋収縮を行うための指令を伝達している運動単位 (Motor unit,以下MU) の活動特性については十分に理解されていない.本研究は,子どもにおける力発揮の正確性とMU活動の特徴について明らかにすることを目的とした.6歳から12歳の子ども18名と健康な大人18名が,等尺性最大膝伸展筋力 (Maximal voluntary …

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  • "Teenage Mutant Ninja Turtles" - A Design of a Bionic Quadrupedal Rescue Robot

    Zhao Hongpi, Zhu Yingfan, Zhao Zhihan, Liang Xin, Lv Lei, Peng Yizhun 人工生命とロボットに関する国際会議予稿集 29 360-364, 2024-02-22

    ...The robot can be used in a wide range of application scenarios, such as earthquake, fire and other disasters, to provide more efficient and safer support for rescue work....

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  • 産業現場で発生した爆発・火災災害の事象進展の分析

    板垣 晴彦 安全工学 63 (1), 39-43, 2024-02-15

    <p>産業現場における爆発・火災災害では,労働者や生産設備への被害が生じる.その被害の程度は,爆発・火災がどのように進展したかによって大きく変わる.そこで,労働安全衛生総合研究所の爆発火災データベースを用い,その災害での事象の進展はどのようであるかの分析を行った.その結果,主事象はガス爆発が多いこと,事象の進展は,爆発から火災へは多いがその逆は少ないこと,作業工程別の件数の割合は,バッチ操作中が…

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  • 作業手順による統制がレジリエントな行動に及ぼす影響に関する実験的検討

    寺尾 京芽, 狩川 大輔, 高橋 信 人間工学 60 (1), 22-34, 2024-02-15

    <p>作業手順の追加による統制の強化は,複雑な産業システムにおける主要な安全性向上策の一つとなってきた.その一方で,過度な手順化がオペレータによる状況に応じたレジリエントな行動の妨げとなり,かえってリスクを高めることにつながる可能性が近年指摘されている.本研究では,作業手順による統制がレジリエントな行動に及ぼす影響の実験的検証を目的として,火災の消火指揮をモデルとしたタスクを用いて,達成すべき目…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • Generation of Dopamine Transporter (DAT)-mCherry Knock-in Rats by CRISPR-Cas9 Genome Editing

    Matsumoto Nobuyoshi, Miyano Miyuki, Abe Takaya, Kashima Tetsuhiko, Kato-Ishikura Eriko, Inoue Ken-ichi, Liu Jiayan, Kiyonari Hiroshi, Takeuchi Haruki, Ikegaya Yuji Biological & Pharmaceutical Bulletin 47 (2), 394-398, 2024-02-08

    ...Immunohistochemistry showed that ChR2-mCherry was expressed in dopaminergic neurons in homozygote knock-in rats, whereas whole-cell recordings revealed that ChR2-mCherry-positive neurons did not fire action...

    DOI Web Site PubMed 参考文献20件

  • 植物珪酸体と微粒炭からみた近畿地方の火入れ地域の植生変遷

    林 尚輝, 奥中 亮太, 井上 淳 第四紀研究 63 (1), 19-26, 2024-02-01

    <p>日本各地で黒ボク土などの累積性土壌中の植物珪酸体と微粒炭を用いた,火入れの歴史とそれに伴う長期的な植生変遷についての研究が進められている.本論文では,植物珪酸体と微粒炭分析を用いて過去の火入れとそれに伴う植生変遷が明らかにされた研究例として,奈良県曽爾高原,兵庫県砥峰高原,神鍋高原における研究事例を紹介する.さらに,これらの地域の植物珪酸体タイプの出現率と微粒炭量を目的変数として主成分分析…

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 一般廃棄物発電における未利用木質バイオマス混焼の可能性

    泊 みゆき, 幡 建樹, 井上 雅文 日本森林学会誌 106 (2), 25-30, 2024-02-01

    <p>2012年に再生可能エネルギー固定価格買取制度が開始され,木質バイオマス燃料として利用される林地残材等の木質バイオマス(以下,未利用材)は2020年に882万m<sup>3</sup>にまで増加した。しかし,20年間の適用期間の終了後は未利用材を主要な燃料とするバイオマス発電は事業継続が困難となるため,未利用材の需要が減少することが予想される。そこで,本研究では未利用材の新たな活用方法の一…

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  • 過去と今をつなぐデジタルアーカイブ「企業からみる関東大震災」の実展示

    高田 百合奈, 金 甫榮, 山口 温大, 濱津 すみれ, 曹 好 デジタルアーカイブ学会誌 8 (1), 6-10, 2024-02-01

    <p>震災を過去という点での出来事ではなく、過去と現在を繋いだ線上での出来事として捉えられるよう、1923年に発生した関東大震災を題材に、過去と今をつなぐインターフェースを持つデジタルアーカイブを検討した。スクリーン投影型VRを採用し、震度分布、火災の燃え広がり、被災者の体験、渋沢栄一の避難ルート、被災写真のマッピング、そして震災前後の経済データをデジタル地球儀上に可視化したデジタルアーカイブを…

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  • F波自動解析を用いた運動単位推定法の新たな取り組み

    阿部 達哉, 大塚 亮, 蜂須賀 明子, 小森 哲夫 臨床神経生理学 52 (1), 1-10, 2024-02-01

    <p>運動単位数推定 (MUNE) は病態による運動単位数の変化を評価する検査法である。一方, F波は少数の運動単位電位が構成する複合筋活動電位であるが, 同じ波形が繰り返して記録される確率が低いことから, そのようなF波は反復F波と呼ばれ, 単一運動単位電位として解釈される。この解釈を応用したMUNEとして, F波法 (F-MUNE) がある。今回, …

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  • 日本の動物虐待研究の展開に向けて

    財津 亘 犯罪心理学研究 61 (2), 17-29, 2024-01-31

    ...Macdonald (1963) proposed the ‘Macdonald triad’ of risk factors in children, including animal abuse, enuresis, and fire setting that can escalate in the future to interpersonal violence and homicide....

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  • QST千葉におけるサイクロトロン利用研究

    尾幡 穂乃香, 鈴木 寿, 峯岸 克行, 大矢 智幸, 市瀬 潤, 門間 あゆみ, 永津 弘太郎 加速器 20 (4), 272-280, 2024-01-31

    ...The present paper introduces a part of our past activities and restoration experiences after a fire accident and discusses the future of accelerator-based nuclide production and radiopharmaceutical development...

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  • 単純支持された薄鋼折板屋根部材の崩壊温度

    趙 賢陳, 尾崎 文宣, 佐藤 由悟, 宮林 航希 鋼構造論文集 30 (120), 120_63-120_74, 2024-01-26

    ...<p>In this study, loaded fire resistance tests for a simple supported small-scale roof member specimen using a corrugated steel thin plate were conducted to clarify the basic fire resistance performance...

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  • 成熟ラットを用いたレーザ照射の鎮痛効果の検討

    石橋 直也, 歌 大介 日本レーザー医学会誌 44 (4), 350-359, 2024-01-15

    <p>低出力レーザ治療(low-level laser therapy: LLLT)は,筋肉・関節の慢性非感染性炎症による疼痛の緩和に使用されている.しかし,作用機序の統一的な見解は存在しない.鎮痛作用機序を研究する上で,脊髄後角は痛覚情報が密に伝達される重要な部位であるが,LLLTの効果を脊髄後角で検証した報告はほとんどない.本研究では,坐骨神経へのレーザ照射が皮膚への機械刺激により誘発される…

    DOI Web Site 参考文献40件

  • 2乗結合を用いた深層学習モデル識別部の構成

    和泉 勇治, 田中 宏卓, 加瀬澤 正 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (1), 30-33, 2024-01-01

    2乗結合はニューロン間の伝達信号を2乗する結合方式で,ニューロンの発火領域を特徴空間の局所領域に限定することが可能である.これを利用することで深層学習モデルのパターン認識性能を維持したままパラメータ数と計算量を削減できることを示す.

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  • 日本統治時代台湾における建物疎開の過程

    高田 勇気 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 44-, 2024

    <p><b> 1. 研究背景・目的</b></p><p>第二次世界大戦末期の日本では,空襲による火災の延焼防止や避難場所の確保といった目的により,あらかじめ都市部の建物を解体して空地を作る「建物疎開」が行われた。この政策は第二次改正防空法に基づき,1943年12月の「都市疎開実施要綱」閣議決定以降,1945年8月の敗戦まで実行され,当時日本統治下の台湾や朝鮮でも実施された。しかし,日本本土以外の…

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  • スマートフォンによる情報共有と災害時への応用

    和田 友孝 IEICE FUNDAMENTALS REVIEW 17 (3), 182-192, 2024-01-01

    <p>火災などの局所的災害発生時にその周辺で災害発生場所や通行不可能な通路などの情報をリアルタイムに知ることは難しい.そのため,被災者は災害の発生に気付かず逃げ遅れて重症を負った場合には,命を失う可能性が高い.この問題を解決するために,我々は緊急救命避難支援システム(ERESS)を提案し,研究開発を行っている.本システムはスマートフォンのセンサ情報をアドホックネットワークにより収集することで,災…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 環境にやさしい家庭紙薬品の紹介

    津田 貴智, 土田 人史 紙パ技協誌 78 (2), 121-126, 2024

    近年,地球に優しい環境,働きやすい環境を作るため,PRTR法(化管法),安衛法,消防法などの各種法改正が行われている。<br>PRTR法では,令和5年より,多くの化学物質が対象物質として追加されることとなった。環境に配慮するためには,PRTR法該当物質を極力使用しないことが好ましく,弊社では,環境に優しい家庭紙薬品として,PRTR該当物質を全く含まないコーティング剤および剥離剤の開発に成功した。…

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  • 住田町震災組立住宅の移設・リノベーションを通した部材の汎用性

    山名 善之, 國分 元太 住総研研究論文集・実践研究報告集 50 (0), 319-328, 2024

    「木造組立仮設住宅二棟を一棟の中庭付き平屋住宅として都市計画区域内に再編する」 東日本大震災時に岩手県気仙郡住田町に建設された木造組立仮設住宅二棟の払い下げを受け,都市計画区域である静岡県伊東市に一棟の中庭付き平屋住宅として再組立し本設化を行うなかで,住まい手による建設行為への参加可能性を木造組立住宅の部材汎用性と共に検証した。既存棟二棟の全部材のうち63.9%が再利用できた。これからの木造組立…

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  • ドクターヘリによるへき地救急医療体制への効果の検討

    大滝 達也, 高橋 未来, 丹保 亜希仁, 小林 巌, 藤田 智 日本航空医療学会雑誌 24 (3), 11-16, 2023-12-30

    <p>背景:「へき地消防」における救急活動では、地元医療機関にて対応困難な傷病者は管轄地域外へ搬送となり、その間の救急車不在につながる。本研究ではドクターヘリ搬送によるへき地消防での救急車不在時間の短縮効果について検証した。</p><p>方法:北海道上川北部消防事務組合下川消防署(救急隊1隊で1台の救急車を運用)において2013年からの10年間に、町外搬送に伴う救急車不在時間およびドクターヘリ搬…

    DOI Web Site 医中誌

  • 円滑な広域医療連携を実施・受容するための岩手県の現状と課題

    小守林 靖一, 奥田 伸育, 藤原 俊朗, 眞瀬 智彦 日本航空医療学会雑誌 24 (3), 3-10, 2023-12-30

    <p> 都道府県境に住む住民のため、距離を指標とした生活圏を優先したドクターヘリ要請について検討が促されている。しかしながら距離を指標とした出動要請を行った恩恵を受けるためには、それぞれの地域が抱えている問題について十分に検討し、対策を行う必要がある。岩手県が青森県や秋田県と境を接する二戸地域および久慈地域への岩手県ドクターヘリ(IDH)の出動実態について後ろ向きに検討を行った結果、基地病院から…

    DOI Web Site 医中誌

  • 防災ヘリコプターを用いた新生児内科医師による新生児搬送

    豊田 泉, 山本 裕, 寺澤 大祐 日本航空医療学会雑誌 24 (3), 17-21, 2023-12-30

    <p> 2020年6月より岐阜県総合医療センターでは、産婦人科施設へのドクターデリバリーを目的として、防災ヘリを専用に用いた、新生児搬送の本格運航を開始した。</p><p>経緯と実績:岐阜県は2011年より岐阜大学医学部附属病院を基地病院として、ドクターヘリの運航を開始した。要請件数は年々増加傾向にあり新生児診療でのドクターヘリの使用は、同じ岐阜市内であっても、他施設である当院とでは運航調整困難…

    DOI Web Site 医中誌

  • 社会的問題を抱えた傷病者に対する救急・福祉連携について

    榊原 丈, 菅田 淳悟, 大屋 悠真 日本臨床救急医学会雑誌 26 (6), 747-751, 2023-12-28

    <p>当市では近年,社会生活基盤や家族背景の脆弱性などを背景とする,社会的・心理的な課題(以下「ソーシャルハイリスク」という)を抱える傷病者の頻回の救急要請や救急搬送困難事例が顕在化している。複雑多様化する救急現場の負担を改善するため,市内の医療機関と消防本部が連携することで頻回の救急要請および搬送困難事例の減少につなげる方法を検討した。医療機関との検討を経て,救急隊が傷病者を医療機関に搬送した…

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  • ドクターヘリと救急隊が都市部で連携して良好な転帰を得た破裂性腹部大動脈瘤の1例

    土屋 大介, 加藤 聡一郎, 清水 裕介, 田中 佑也, 西沢 良平, 吉川 慧, 落合 剛二, 持田 勇希, 宮国 泰彦, 海田 賢彦, 山口 芳裕 日本救急医学会関東地方会雑誌 44 (4), 397-400, 2023-12-28

    <p>症例は80歳代の男性。公共施設で腹部を押さえながら倒れたところを目撃され, 救急要請された。救急隊接触時, 傷病者はショック状態であり, 救命対応と判断した救急隊はランデブーポイントへ急行し東京都ドクターヘリと合流した。覚知からドクターヘリフライトスタッフと接触するまでに要した時間は34分だった。フライトスタッフが実施した超音波検査で破裂性腹部大動脈瘤が強く疑われ, …

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  • 精神科第23条 適応・判断に苦慮した事例

    飯塚 薫, 植草 義史, 加藤 ゆみ子, 田崎 龍治, 大友 龍二, 渡辺 裕佑, 小川 貢 日本救急医学会関東地方会雑誌 44 (4), 393-396, 2023-12-28

    <p>双極性障害 (躁鬱病) の傷病者が自傷行為を行い, 同居する娘より頻回の救急要請が繰り返されていた。この事例の発生前後に, 消防・警察・市役所・社会福祉協議会などの機関が長期間にわたり, 協議・対応を行っていた。また, 専門医療機関でも, 傷病者の受入対応に苦慮していた。過去に自殺企図があり, かつ, …

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  • Virtual Reality教材を活用したDo Not Attempt Resuscitationプロトコール研修

    目黒 雄太, 清住 哲郎, 加藤 昌義, 瀬沼 耕一, 後藤 清 日本臨床救急医学会雑誌 26 (6), 738-742, 2023-12-28

    <p>Do not attempt resuscitation(DNAR)プロトコールを学ぶ研修では,従来,隊長役以外の参加者の学びに限界があるなどの課題があった。課題を克服するためvirtual reality(VR)教材を作成して研修に取り入れた。研修に参加した救急救命士153名を対象として質問票によるアンケート調査を行い,前回の研修で隊長を経験した受講者(隊長群)と経験していない受講者(非…

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  • 2010-2021年における愛知県豊橋市の土地利用及び高齢化率と熱中症搬送数との関係

    厚海 崇宏, 東海林 孝幸 日本生気象学会雑誌 60 (3-4), 67-74, 2023-12-26

    <p>愛知県豊橋市消防本部からご提供いただいた救急搬送データを基に解析を行い,2010年~2021年の同市における小学校区毎の熱中症搬送数を対象に,1) 土地利用と熱中症搬送者数との関連,2) 高齢化率・高齢独居率と熱中症搬送者との関連を調べた.結果,クラスター分析によって小学校区を代表的な土地利用(「農地」「都市化域」「工場」)で分類したところ,1) …

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  • サッケードのトリガー神経回路と固視の神経回路

    高橋 真有 神経眼科 40 (4), 390-398, 2023-12-25

    <p> 脳幹縫線核にあるオムニポーズニューロン(OPN)は,固視の間,持続発火をするが,サッケードの直前とサッケード中に発火を停止する.この部位の電気刺激でサッケードの発現が抑えられることから,固視の際,対象へのサッケードを抑制していると考えられた.サッケードの開始に際してこのオムニポーズニューロンを抑制するニューロンを同定するため,サッケードの司令中枢である上丘からOPNへの入力パターンを,細…

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  • 小型木材クリブによる熱源モデル化

    松木 大輝, 中村 祐二 日本火災学会論文集 73 (3), 35-41, 2023-12-25

    <p>燃焼物直下に存在する可燃物への熱被害の詳細検討は,火災初期段階における火災成長の抑制に向け有用な知見となる。本研究では燃焼物直下の熱被害を検討するために,小型木材クリブを提案する。提案する小型木材クリブは,高さ45mm,奥行100mm,幅100mm,質量30gである。実験ではクリブの質量減少や発熱速度といった発熱特性とクリブ直下の熱流束(下加熱量)を計測した。計測された下加熱量を活用して,…

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  • 福島第一原子力発電所事故により影響を受けた被災地における医療課題

    宮川 明美, 谷川 攻一 日本災害医学会雑誌 28 (3), 89-100, 2023-12-02

    <p>【目的】双葉郡は2011年の福島第一原子力発電所事故の影響を最も受けた地域である。我々はこの地域における医療体制の再整備に関する課題を把握するために、事故後の医療ニーズの変化と医療体制の変遷について調査した。【方法】福島県と地方自治体からの報告、双葉消防署からの救急搬送データ、ふたば医療センター(FMC)での患者データの分析を行った。【結果】事故後、2014年からの避難指示解除に伴い、救急…

    DOI

  • 梁の非損傷性評価における水平炉の加熱特性の検討

    遠藤 智紀, 長谷見 雄二, 鈴木 淳一, 鍵屋 浩司, 伯耆原 智世 日本建築学会環境系論文集 88 (814), 869-880, 2023-12-01

    ...relationship between size of heating range of horizontal furnace and the distribution of incident heat on the surface of beam, 4m and 8m beam-shaped specimens of inorganic material were heated assuming one-hour fire...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 2011年東日本大震災で起きた津波火災の発生メカニズムについて

    榎本 祐嗣, 山辺 典昭, 杉浦 繁貴, 近藤 斎 自然災害科学 42 (3), 197-212, 2023-11-30

    2011東北沖地震発生から数十分たって,三陸沿岸各地を黒い津波が襲い,火災が発生,甚大な火災害にいたった。この火災害に関して,さまざまな調査研究が報告されたものの,津波火災の発生の根本的原因については不分明なままである。そこで本研究は名取市閖上7 丁目および気仙沼市鹿折地区で起きた津波火災の原因解明に資する証言・記録や映像などの情報の時系列を整理し検討を行った。そして,1993年に起きた北海道南…

    DOI

  • Financial fire sales as continuous-state complex contagion

    Onaga, Tomokatsu, Caccioli, Fabio, 小林, 照義 Physical Review Research 5 (4), 043123-, 2023-11

    ...An important contagion channel is financial fire sales, where a bank failure causes asset prices to fall due to asset liquidation, which in turn drives further bank defaults, triggering the next rounds...

    HANDLE

  • 超音波法による含水状態の異なるコンクリートの圧縮強度推定

    安江 歩夢, 金 準鎬, 西尾 悠平, 兼松 学, 松下 哲郎, 前中 敏伸, 鈴木 承慈, 日向野 颯 日本建築学会構造系論文集 88 (813), 1491-1501, 2023-11-01

    <p>The moisture content of concrete affects the ultrasonic pulse velocity and compressive strength. This effect adversely affects the estimation of the concrete compressive strength by ultrasonic …

    DOI Web Site 参考文献29件

  • 琵琶湖西岸に分布する後期白亜紀花崗岩体と岩脈類

    多賀 優, 貴治 康夫, 杉井 完治 地質学雑誌 129 (1), 519-531, 2023-10-28

    <p>琵琶湖南部周辺には中生代後期白亜紀の花崗岩体が環状に分布しており,それに囲まれて湖東(ことう)の平野部を中心に湖東流紋岩質火砕岩類が分布している.これらは,後期白亜紀に巨大コールドロン(琵琶湖コールドロン)を形成した給源マグマとその噴出岩と考えられる.本巡検地域はその西南部に位置する.</p><p>本巡検では,琵琶湖南湖(琵琶湖大橋以南)西岸の大津市-京都市地域の後期白亜紀に活動した比叡(…

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 横浜市中区山手町における震災復興期の住宅建設に関する研究

    白川 葉子 都市計画論文集 58 (3), 929-936, 2023-10-25

    <p>旧外国人居留地であった横浜市中区山手町は、1923年関東大震災でほとんどの建物が焼失したが、再び住宅地として復活した。本研究では、山手町の震災復興期の住宅建設に関して、 住宅建設地の土地所有と土地利用に着目し、都市構造形成過程の一端を明らかにする。 山手町における復興期の土地所有は土地所有権、横浜市市有地、永代借地権の3つが存在し、 土地利用は土地の分割について6つの類型が存在した。 …

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  • 1-13 石炭由来フライアッシュからの有価塩化物の調製

    石井 旭, 加藤 貴宏, 大川 浩一, 菅原 勝康, 進藤 学 石炭科学会議発表論文集 60 (0), 26-27, 2023-10-24

    ...<p>To develop a utilization of fly ash (FA) generated from coal-fired power plant, Si and Al oxides, which are the main components of FA, were converted into valuable chlorides by chlorination....

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  • 2-07 大崎クールジェンプロジェクトの成果

    中川 奈那美, 岡田 雄馬, 櫨木 健太, 南舘 正憲 石炭科学会議発表論文集 60 (0), 42-43, 2023-10-24

    ...<p>Osaki-CoolGen Project, which was complex three-phase demonstration project, aimed to achieve ultimately efficient coal-fired power generation with near-zero emissions by integrating oxygen-blown Integrated...

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  • 耐火集成材適用時の防火材料およびビスの影響

    抱 憲誓, 佐々木 直幸, 宮本 圭一 日本建築学会技術報告集 29 (73), 1350-1355, 2023-10-20

    ...In this study, full-scale fire-resistant laminated timbers for columns and beams were manufactured for the purpose of confirming the effects of fire performance materials on the surface and the effects...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 水素火災リスク低減に対する二酸化炭素添加とメッシュ被覆の効果

    佐藤 大輔, 菱田 翼, 勝身 俊之, 門脇 敏 安全工学 62 (5), 309-316, 2023-10-15

    <p>将来の脱炭素化社会の形成において水素は有力なクリーンエネルギーキャリアの一つであり,製造,貯蔵・輸送,電力への変換といったサプライチェーンの各フェーズにおける技術革新が世界中で加速している.しかし水素は,火炎を視認することが困難である,着火しやすい,燃焼速度が大きいという危険性があり,水素システムを社会インフラとして普及させるためには安全性の確保が極めて重要となる.本研究では,水素輸送パイ…

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  • 産業現場からのガス溶断用圧力調整器の回収と測定 その1:外観· 圧力変動測定

    八島 正明 安全工学 62 (5), 325-335, 2023-10-15

    <p>本研究は前報の回収調査に続くもので,産業現場からのガス溶断器具の回収調査と測定について,圧力調整器を対象に調べた.その1 では本体を分解せずに外観やガス供給時の圧力変動などを測定した.外観試験によると,圧力計のプラスチック製の窓が白濁し,不透明になって指針が見えにくくなったものがあった.気密試験と放出能力試験の結果,酸素用は限定的な試験数ではあるが,漏れのあるものが多かった.アセチレン用で…

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  • 灯油ミストのブラシ放電による着火危険性

    遠藤 雄大, 崔 光石 安全工学 62 (5), 317-324, 2023-10-15

    <p>灯油は高引火点引火性液体であるが,ミスト状態では常温下でも容易に着火し,最小着火エネルギーは 1 mJ 以下になることが確認されている.灯油のような絶縁性液体が撹拌や流動により強く帯電すると,その液面と付近の導体との間でブラシ放電と呼ばれる静電気放電が発生する.近年,ブラシ放電により灯油ミストが着火したと推測される火災事例もあるが,この組み合わせにおける着火危険性については現在までに明らか…

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  • リチウムイオン蓄電池に係る火災予防上の安全対策

    消防庁危険物保安室 安全工学 62 (5), 336-339, 2023-10-15

    <p>我が国では,2050 年までのカーボンニュートラル及び2030 年度における温室効果ガス46%排出削減の実現に向け,再生可能エネルギー最大限導入のための規制の見直しや蓄電池の導入拡大などの投資を進めるとされている. これらを踏まえ,消防庁では「リチウムイオン蓄電池に係る火災予防上の安全対策に関する検討会」を開催し調査検討を行ってきた. …

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  • 体内で有毒ガス成分を吸着して尿排泄させるシクロデキストリン-ポルフィリン包接化合物

    北岸 宏亮 Drug Delivery System 38 (4), 287-296, 2023-09-25

    火災事故における死因の約4割がガス中毒である。原因物質は、木材などの不完全燃焼により生成する一酸化炭素(CO)と、アクリルやウレタンなどの家財燃焼により発生するシアン化水素(HCN)である。これらのガス中毒に対して臨床使用できる治療薬は存在せず、毎年多くの犠牲を出している。筆者らは化学系の研究室において独自に生み出した人工ヘモグロビン化合物hemoCDを用いて、動物体内でCOやHCNなどのガス成…

    DOI Web Site 参考文献14件

  • こたつ火災によるバックドラフトで受傷した熱傷の1例

    古木 遥, 竹内 一博, 小林 昇平, 川瀬 麻依子, 鳥居 祐希, 井川 祐一, 小室 明人 熱傷 49 (3), 150-154, 2023-09-15

    <p> バックドラフト現象とは, 気密性の高い空間で不完全燃焼によって可燃性のガスが充満した状態で空間が開放されると, 急激に新鮮な空気が入り込み, 可燃性ガスが爆燃する現象である. 今回, こたつ火災でのバックドラフトで受傷したと考えられたまれな熱傷例を経験したため報告する. 症例は89歳, 女性. 自宅でこたつから煙が出ていることに気付きこたつ布団を捲った際, 炎が噴出し, 顔面, …

    DOI 医中誌

  • 急性薬毒物中毒に対する臨床研修医,看護師,救急救命士の意識調査のまとめ

    山本 理絵, 金指 秀明, 坪内 陽平, 櫻井 馨士, 秋枝 一基 中毒研究 36 (3), 233-239, 2023-09-10

    <p>急性薬毒物中毒の基本は全身管理であるが,起因物質をある程度推測できる幅広い知識と適切な対処を行う技術が必要である。救急医療に携わる医療従事者からは「中毒は苦手」との印象を受けることが多いが,中毒に対する認識の実態調査はほとんど行われていない。そこで,中毒に対する認識の実態を明らかにするため,1施設の医療機関と同院にもっとも搬送件数の多い消防機関に対して,2018年に救急部に所属する看護師,…

    DOI Web Site 医中誌

  • 関東大震災100年 地震と台風の「同時・時間差襲来」にどう備えるか

    中丸 憲一 放送研究と調査 73 (9), 2-24, 2023-09-01

    1923年に発生した関東大震災では、首都・東京などで約10万5,000人の犠牲者が出た。犠牲者の9割が火災によるものとされるが、火災拡大の原因の1つは、震災発生当日に能登半島付近にあった台風による強風である。また、神奈川県で相次いだ土砂災害は、この台風により震災発生前日に降った雨が原因とされている。 …

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  • CCUS-EOR Optimization to Achieve Zero Emission Program Targets in Northwest Java Basin

    Tri Muji Susantoro, Sugihardjo, Wikantika Ketut, Sunarjanto Djoko, Pasarai Usman, Widarsono Bambang, Rahmadi Arie, Romli Mohamad, Wahyudi Panca, Kepies Sunting Evergreen 10 (3), 1809-1818, 2023-09

    ...The presence of oil and gas production fields, oil refineries, cement plants, and coal-fired power plants situated close to each other supports the program for zero CO_2 emissions through Carbon Capture...

    DOI HANDLE

  • 京都市鞍馬本町におけるコバノミツバツツジの潜在生育地の推定と柴資源としての利用可能性

    田中 慶太, 深町 加津枝 日本緑化工学会誌 49 (1), 69-74, 2023-08-31

    <p>京都市鞍馬本町の伝統行事「鞍馬の火祭」では, 松明の「柴」として太さ1~2 cm のコバノミツバツツジなどの広葉樹中低木種の萌芽枝が用いられてきたが, 近年, 同町内での調達が難しくなっている。本研究では, 鞍馬本町におけるコバノミツバツツジの潜在生育地の推定や, 立地検討, 現地調査を行い, 資源利用ポテンシャルを明らかにした。同種の生育特性を基にしたGISによる推定の結果, …

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 非閉鎖空間で単独発症した一酸化炭素中毒の1例

    岡田 和弘, 河中 拓郎, 森 雅博, 近澤 博夫, 吉田 政之 日本臨床救急医学会雑誌 26 (4), 548-551, 2023-08-31

    <p>一酸化炭素(CO)中毒は閉鎖空間で集団での発症が多く,発生状況から推定されることが多い。しかしながら,状況からでは想定困難なCO中毒の発生もあり得る。今回,非閉鎖空間において単独で発生し,熱中症が疑われたCO中毒の症例を経験した。症例は60歳代の男性。高血圧症にて近医に定期通院され内服治療により血圧は安定していた。工場内にあるガス発生装置上部での作業中に,突然5分程度持続する強直性の痙攣を…

    DOI Web Site 医中誌

  • 救急隊員のキャリア・プラトー現象抑制に指導救命士制度と救急隊員教育が果たす役割

    定岡 由典 日本臨床救急医学会雑誌 26 (4), 447-454, 2023-08-31

    <p><b>目的</b>:救急隊員のキャリア・プラトー現象の様相を明らかにし,今後の救急隊員のキャリア発達支援に資することを目的とする。<b>方法</b>:近畿地方に位置する3消防本部の救急隊員に対し昇任可能性認知や職務挑戦性などのアンケートを実施した。<b>結果</b>:指導救命士と救急管理者の資格使用とキャリア目標を有する救急隊員がプラトー化を抑制していた。キャリア目標では指導救命士,救急隊…

    DOI Web Site 医中誌

  • DNAR(do not attempt resuscitation)は高齢者心停止症例の救急医療機関選定に影響する

    清水 健太郎, 北村 哲久, 前田 達也, 小倉 裕司, 嶋津 岳士 日本臨床救急医学会雑誌 26 (4), 473-479, 2023-08-31

    <p><b>背景</b>:高齢者の救急搬送におけるDNAR(do not attempt resuscitation)の影響を地域網羅的に検討した報告はほとんどない。<b>方法</b>:大阪市消防局の救急搬送記録を用いて,救急隊が医療機関を選定した65歳以上の心停止症例1,933例を対象に検討した。三次医療機関への搬送の有無を目的変数とし,年齢,初期心電図波形,発生場所,DNARなどを説明変数と…

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  • 表面材厚さと下地材の熱慣性を考慮した着火時間の予測式

    小宮 祐人, 原田 和典 日本火災学会論文集 73 (2), 21-34, 2023-08-30

    <p>従来の熱着火理論に基づく着火時間の予測では,断面内温度分布が均一とみなせる「熱的薄壁」または半無限体近似が成り立つ「熱的厚壁」を仮定する。熱的薄壁では裏面は断熱境界が前提である。熱的薄壁と熱的厚壁の中間的な状態「熱的中間壁」における着火時間の予測方法はいくつか提案されているが,いずれも裏面は断熱境界としている。本研究では,下地材の影響を考慮した熱的中間壁における着火時間の予測方法を提案する…

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  • A Life Cycle Assessment of Cofiring in a Coal Power Plant to Estimate Purchasing Cost of Empty Fruit Bunch Pellets

    SETIAWAN Arief Ameir Rahman, MUNAWAR Sasa Sofyan, ARIESCA Reza, PURNOMO Deni, ISHIZAKI Riaru, PUTRA Agusta Samodra, SIREGAR Kiman, SIDIQ Agus Noor, WILOSO Edi Iswanto, AHAMED Tofael, NOGUCHI Ryozo 日本エネルギー学会誌 102 (8), 84-95, 2023-08-20

    <p>本研究の目的は,オイルパーム空果房(EFB)ペレットから供給される5%のエネルギーを,石炭火力発電所で混焼した場合の排出削減ポテンシャルを分析し,炭素価格を組み込んだ買取価格を算出することにある。本研究で用いたライフサイクルアセスメント(LCA)では,機能単位として電力1 kWhとした。また,対象範囲は原料の収集,ペレットの製造,原料の輸送,発電とした。フォアグラウンドのインベントリ分析は…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 半炭化セルロースのペレット強度と化学組成の関係

    野田 雄都, 池田 志保, 吉田 拓也, 上村 芳三, 野中 寛 日本エネルギー学会誌 102 (8), 77-83, 2023-08-20

    <p>木材チップを半炭化すると,粉砕性がよくなり,石炭混焼発電に適用しやすくなる。一方半炭化後は,粉砕粗粒子同士の結合力が乏しく,ペレット化が容易でなくなる。そこで本研究では,木材の主成分であるセルロースについて,半炭化温度・時間の影響を明らかにするため,小型乾留炉を用いて市販セルロースパウダーを250-280℃,30または60分間半炭化した。続いて,半炭化試料0.2 …

    DOI Web Site 参考文献30件

  • Co-firing of Green Pellets and Sinter Mix in Packed Bed

    Iwase Kazumi, Kawamoto Toshiya, Higuchi Takahide, Yamamoto Tetsuya ISIJ International 63 (8), 1316-1327, 2023-08-15

    ...These findings revealed insights for fully enjoying the advantages of co-firing green pellets and sinter mix, as well as issues to be overcome in order to realize a successful co-firing process.</p>...

    DOI Web Site 参考文献48件

  • 屋外貯蔵タンクの効果的な予防保全

    消防庁危険物保安室 安全工学 62 (4), 236-242, 2023-08-15

    <p>近年,保安分野における点検にカメラ等を搭載したドローンの導入が進みつつある一方で,危険物施設では危険区域内の防爆規制により,ドローンの導入は進んでいなかったが,屋外貯蔵タンクにおいては,令和4 年8 月4 日付け消防危第175 号により,一定条件下における危険区域の合理化が図られ,タンク供用中にドローンを近接飛行させることが可能となった.タンク高所等の点検困難部位の点検を行う際にカメラ等を…

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