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検索結果 243 件

  • 落橋により主桁が変形した鋼鉄道橋の再利用

    窪田 利幸, 平林 雅也, 吉川 正治 インフラメンテナンス実践研究論文集 3 (1), 213-222, 2024

    <p> 豪雨等により河川に架かる鉄道橋の鋼桁が落橋・流出する場合があるが,その復旧にあたっては,鋼桁を再利用することで供用再開を早めることが可能となる.実際に落橋して主桁が変形した鋼桁において,解析や試運転列車での実橋測定などにより安全性を確認することで再利用を可能にした事例を示した.また,落橋・流出した鋼桁の再利用可否を判断する際に参考としている「鋼桁の再利用判定基準(案)」を見直した.</p>

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  • 列車運転規制のための地形性降雨を考慮した地上雨量推定と短時間降雨予測に関する研究

    中渕 遥平, 中北 英一 土木学会論文集 80 (5), n/a-, 2024

    <p> 鉄道では大雨時の列車運行の安全を確保するために,沿線雨量計の実況値に基づき列車運転規制を行っている.これに短時間降雨予測を活用することで列車運行の安全性をさらに高められる可能性がある.本論文では,地形性降雨算定手法と移流モデルを組合わせた降雨予測手法を取り上げ,地上雨量の推定精度と規制発令時刻の予測精度の検証,および補正による精度向上の検討を行った.2019年台風19号通過時の東日本の広…

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  • 気候変動による大雨の変化が列車運転規制に与えた影響の評価

    鈴木 博人, 植村 昌一 土木学会論文集 80 (2), n/a-, 2024

    <p> 本研究では,1976年から2020年を対象に気候変動に伴う大雨の増加が大雨時の列車運転規制に与えた影響を評価した.東日本旅客鉄道株式会社の管内では,大雨による列車運転規制頻度および時間は,増加傾向が有意水準5%で有意である.その頻度は10年あたり15%程度,時間は20%程度増加した.また,1976年から2005年の30年間(前期)と2006年から2020年の15年間(後期)における列車運…

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  • Seeder-Feederモデル及びレーダー立体観測情報の活用による地上雨量推定手法の開発

    中北 英一, 佐藤 克哉, 中渕 遥平 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> 日本には急峻な地形が多く存在し, 山岳の影響により降雨が強化され, 多量の雨をもたらす地形性降雨という現象が発生する. 地形性降雨によって, レーダー観測雨量と地上観測雨量にずれが発生することがある. 地上雨量を正確に推定することは, 防災上の観点から非常に重要である. 本研究では, 地上雨量推定の精度を向上させることを目的として, レーダー情報から捕捉率を推定する手法を開発し, …

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  • 人の仕事とシステム2 とSafety-II

    楠神 健 安全工学 62 (6), 419-427, 2023-12-15

    <p>鉄道の仕事をKahneman のシステム2 やHollnagel のSafety-II の概念を用いて考察するとともに,JR 東日本で実施している「『うまくいっていること』にも着目する取組み」の展開を紹介した.具体的には,(1)安全に作業するためにマニュアルが活用されることが多いが,人間の作業のかなりの部分をシステム 1 …

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  • 日本における降積雪量の長期変動および環境場との関係 —気象庁の観測データを用いた地点別の解析—

    鈴木 博人 雪氷 85 (5), 293-311, 2023-09-01

    <p>日本の積雪地域全域を対象に,気象官署における降積雪量の長期変動トレンドと,冬期ごとの降積雪量と環境場との関係について,各地点の冬期平均気温の差異に着目した解析を行った.年降雪深および年最大積雪深は,日本海側の地域では冬期平均気温の平年値が3℃程度以上の北陸西部から九州の地点で減少傾向にあり,平年値が高い地点ほど減少率が大きい傾向にある一方,3℃程度以下の北海道から北陸東部の地点では傾向がみ…

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  • 新幹線回送線・車両センターにおけるローカル5G検証試験

    洞井 裕介, 領木 慎一, 山下 真弘, 長坂 雄一, 仙田 航基, 坂本 洋介 電子情報通信学会論文誌B 通信 J106-B (8), 582-593, 2023-08-01

    ローカル5Gは,携帯電話事業者による全国向けの5Gとは別に,5Gを企業等が自らの建物,敷地内で整備できる制度である.鉄道事業者においてローカル5Gを導入するためには,車両走行中の伝送品質等の動的変化や,敷地外へ漏れる電波の影響について,鉄道固有環境での検証が必要である.今回,新幹線回送線沿いにローカル5Gシステムを構築し,指令からの監視等,走行中の回送車両上から地上への映像伝送や,車両センターに…

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  • 新幹線軌道における道床交換作業の改良と徐行速度の考察

    石見 涼, 小松 伸也, 稲本 耕介 インフラメンテナンス実践研究論文集 2 (1), 31-35, 2023

    <p> 新幹線軌道の道床交換作業後は,初期沈下による列車動揺の発生防止を目的に,翌日の営業速度を160km/h以下に設定している.新幹線の高速化に伴って総遅延時分の削減が求められる一方で,設備の老朽化により,徐行を伴う保守工事の増加が予想されることから,道床交換時の徐行速度を向上可能な施工方法を検証することが求められた.今回は,道床交換作業の施工方法の検討と加振機能付き小型マルチプルタイタンパー…

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  • ドローン搭載型レーザスキャナによる三次元点群データを活用した落石斜面の検査

    細井 学, 植村 昌一, 神谷 弘志, 大島 竜二 インフラメンテナンス実践研究論文集 2 (1), 59-65, 2023

    <p> 鉄道沿線斜面からの落石と列車との衝撃・脱線を回避するために,徒歩巡回や斜面踏査を基本とした落石検査,落石防護設備の強化によるハード対策および落石検知装置等の整備によるソフト対策を実施している.過去の落石災害を分析した結果,落石の恐れのある不安定な領域が広範囲に分布している斜面からの発生が多く,斜面全体を面的に検査することが重要であることがわかった.しかしながら落石斜面は数が多く,また急峻…

    DOI 被引用文献1件

  • 鉄道沿線におけるなだれ防止林の雪崩防止効果の統計的評価

    鈴木 博人 土木学会論文集 79 (8), n/a-, 2023

    <p> 鉄道には,なだれ防止林という雪崩による運転支障や列車事故を防止するために設置された防災設備がある.本研究では,上越線と米坂線を対象になだれ防止林の雪崩防止効果を評価した.両線区では,雪崩発生件数は1960年代前半に減少側に不連続的変化(ジャンプ)したが,年降雪深および年最大積雪深に減少側へのジャンプがみられるのは1980年代半ばまたは後半である.一方,両線区では開業後の1930年代から設…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 水循環過程を考慮した斜面貯留高の解析

    植村 昌一, 平松 晋也, 鈴木 博人 日本地すべり学会誌 60 (4), 143-153, 2023

    <p> 土砂災害予測の指標として用いられる斜面貯留高に着目し, 水循環過程を忠実にモデル化することにより, 斜面貯留高を精度良く推定する手法を提案した。そして, 積雪地域の小起伏の丘陵斜面を対象に解析モデルの精度を検証した。その結果, 斜面貯留高を精度良く計算できることや, 蒸発散過程を考慮することで夏季における斜面貯留高の計算精度が高まることがわかった。また, 蒸発散過程は, 夏季において, …

    DOI Web Site 参考文献13件

  • リスク基準に関わらず効率的にリスクを評価する手法

    吉留 和宏, 齊藤 綾, 榎原 俊太, 寺田 和嗣 安全工学 61 (1), 53-57, 2022-02-15

    <p>当社の事業エリアは,関東・甲信越・東北地方の広域にわたり,鉄道を中心とした事業を地域特性ごとや技術分野ごとに分けて管理している.このように事業エリアが広域にわたる鉄道事業者において,リスクアセスメントを実務的に実施しようとすると,さまざまな課題を克服しなければならない.著者らはこれらの課題を克服しながら,リスク基準に関わらず,リスク値をリスクの大きさに応じて段階的なレベルに効率的に区分し,…

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  • 気候変動による土砂崩壊の将来変化

    植村 昌一, 平松 晋也, 鈴木 博人 日本地すべり学会誌 59 (6), 237-247, 2022

    <p> 近年, 温室効果ガスの排出量の増加に起因した気候変動の影響とみられる大雨の増加などが顕在化しており, 今後も拡大する恐れがあるといわれている。これに伴って, 将来, 土砂崩壊が増加すると考えられる。このような環境変化への対応策を検討するためには, 土砂崩壊発生数の将来変化の定量的な評価が必要となる。そこで, 秋田新幹線区間を対象として, …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • JR東日本の在来線保線部門における線路設備モニタリングの実用化

    渡邊 綾介, 吉田 尚 インフラメンテナンス実践研究論文集 1 (1), 312-321, 2022

    <p> JR東日本は,将来の労働人口の減少を見据えた仕組みづくりに挑戦しており,ICT等の先端技術を活用した技術革新に取り組んでいる.その一環として,線路の状態を遠隔監視できる線路設備モニタリング装置を実用化し,本格導入を果たしている.本装置の導入により,線路保守の分野でCBM(Condition Based …

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  • TC 型省力化軌道におけるあとてん充工法による路盤改良の実践例

    福澤 樹, 魚地 眞道, 伊藤 壱記, 桃谷 尚嗣 インフラメンテナンス実践研究論文集 1 (1), 213-217, 2022

    <p> TC型省力化軌道は,まくらぎ下のバラストをセメント系てん充材で固定化した軌道構造であり,つき固め等の補修作業を必要としないことを目的に開発され,敷設が進められている.その多くが良好な軌道状態を保っているが,一部の箇所では軟弱な路盤上に敷設されており,高低変位(レール上下方向の変位)の進みが大きく,保守に苦慮している.そこで,てん充層下の路盤改良を目的とした,あとてん充工法を営業線で施工し…

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  • XRAIN立体観測データによる地形性降雨を考慮した短時間降雨予測手法の検討

    中渕 遥平, 中北 英一 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_355-I_360, 2022

    <p> 鉄道では,降雨時の列車運転規制を鉄道沿線に設置された雨量計の実況値を用いて行っている.降雨予測情報の精度が高ければ,列車運転規制にこれを活用することで列車運行の安全性をさらに高められる可能性がある.本研究では列車運転規制への活用に適した短時間降雨予測手法として移流モデルと地形性降雨算定手法を組合わせた予測手法を取り上げ,2019年台風19号通過時の箱根山周辺を対象に,雨量計観測値との比較…

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  • 鉄道事業者におけるリスク分析手法の開発

    吉留 和宏, 齊藤 綾, 榎原 俊太, 加藤 亘, 寺田 和嗣 安全工学 60 (4), 275-280, 2021-08-15

    <p>列車運行に関する安全施策の経営判断は,種々の客観的数値を参考としながら判断されることが望ましく,これを実現する有力な手法の一つがリスクアセスメントである.当社の事業エリアは,関東・甲信越・東北地方の広域にわたり,鉄道を中心とした事業を地域特性ごとや技術分野ごとに分けて管理している.このように事業エリアが広域にわたる鉄道事業者で,リスクアセスメントを実務的に実施しようとすると,さまざまな課題…

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  • 運転規制時において鉄道運行指令員に求められるコンピテンシーの評価方法の構築とその有用性に関する研究

    蔵谷 正人, 坂庭 純, 楠神 健, 小松原 明哲 日本経営工学会論文誌 71 (4), 207-224, 2021-01-15

    <p>鉄道では大雨,強風や地震等から列車運行の安全を確保するために,運転規制(列車運行の中止や速度規制)が行われる.この際,運転規制を担う指令員が各々の能力(コンピテンシー)を発揮しながら状況に対応するが,指令員のコンピテンシーを評価する方法はこれまで確立されていなかった.そこで本稿では,先行事例を参考にしながら,これまで評価経験のない評価者が指令員のコンピテンシーを評価する方法を構築した.また…

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  • リベット接合部に生じる残留応力の解析的推定に関する研究

    谷口 望, 柴崎 和哉, 平野 雄大, 小林 寿子 土木学会論文集A2(応用力学) 77 (2), I_515-I_523, 2021

    <p>鋼構造物のメンテナンスは重要な研究課題であり,そのなかでも,鋼構造物において古くから使用されてきたリベット接合の耐荷力挙動を把握する必要性は高い状況にある.そこで本研究では,リベット接合を用いた供試体を製作し,載荷試験を行った.さらに,これらの試験を弾塑性 3 次元解析を用いて,リベ ット接合付近の挙動を検討した.本検討の結果,リベットを有する供試体の荷重-ひずみ関係の初期勾配は,リベット…

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  • 側面に補強部材を設置した高架下利用RC橋脚の段落し部曲げ補強の実施工

    渡部 太一郎, 小林 薫, 菅野 貴浩, 斉藤 成彦 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 77 (1), 69-82, 2021

    <p> 高架下を移設が困難な機器室等に使用している橋脚に対して,機器室等に支障をきたさないように,橋脚側面のみに補強部材を設置して主鉄筋段落し部を曲げ補強する耐震補強工法(側面補強工法)を開発した.本論文では,実橋脚の耐震補強工事における問題点を踏まえて開発に至った背景を示し,橋脚を模擬したRC製の既設部材側面にRC製の補強部材を設置した縮小模型試験体の載荷実験を行った結果から側面補強工法の設計…

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  • 新幹線における海底地震計を利用した早期地震検知とその効果

    鈴木 博人, 宮腰 寛之, 山本 俊六, 是永 将宏, 鈴木 亘, 青井 真 自然災害科学 40 (S08), 191-206, 2021

    高速鉄道では,地震発生時に速やかに列車を減速・停車させることが重要である。新幹線では,線路沿線や線路から離れたより震源に近い地点に設置された地震計で観測される地震情報を利用して,線路に主要動が到達する前に列車を減速・停止させる早期地震検知システムが構築されている。近年,太平洋沖に海底地震計の観測網が整備された。海底地震計を早期地震検知システムに利用することができれば,東北地方太平洋沖地震などの沈…

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  • 駅での自殺防止に向けた鉄道従事員による声かけ手法のモデル化と教材の開発

    蔵谷 正人, 楠神 健, 赤平 美津子, 大塚 耕太郎 自殺予防と危機介入 40 (2), 11-15, 2020-09-30

    <p>鉄道会社では様々な自殺防止対策を行っている。われわれは国内の多くの鉄道事業者で取り組まれているお困りのお客さまに積極的に声かけを行う「声かけサポート運動」に着目し、自殺防止の手段としての声かけ手法をモデル化した支援法をもとにしたゲートキーパー養成プログラムを開発した。ゲートキーパーの声かけに関する教材としては、内閣府「ゲートキーパー養成研修用DVD、テキスト」がある。しかし、駅での声かけは…

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  • 運転規制時において列車運行の安全を確保するために鉄道運行指令員に求められるコンピテンシーの抽出方法の構築

    蔵谷 正人, 坂庭 純, 楠神 健, 小松原 明哲 日本経営工学会論文誌 70 (4), 197-209, 2020-01-15

    <p>大雨,強風や地震等の自然現象から列車運行の安全を確保するために,鉄道運行指令員には列車の運転規制の判断や運転士への指示を適切かつ迅速に行うことが求められる.本稿では,運転規制発令の際に指令員がタスクを遂行するために求められる能力(コンピテンシー)を明らかとする方法を検討した.また,この方法を鉄道社に適用してコンピテンシーを具体化した.その結果,ルールで決められた行動をとるためのコンピテンシ…

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  • ICWE15 参加報告

    中藤 誠二, 勝地 弘, 菊本 英紀, 酒井 佑樹, 富永 禎秀, 友清 衣利子, 南雲 洋介, 野口 恭平, 野口 卓史, 長谷部 寛, 松田 一俊, 松宮 央登, 吉田 昭仁 日本風工学会誌 45 (1), 41-48, 2020

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  • 列車運転規制への活用のための短時間降雨予測の補正手法の検討

    中渕 遥平, 鈴木 博人, 金原 知穂, 遠藤 理, 中北 英一 土木学会論文集B1(水工学) 76 (2), I_409-I_414, 2020

    <p> 鉄道では,降雨時の列車運転規制を鉄道沿線に設置された雨量計の実況値を用いて行っている.降雨予測情報の精度が高ければ,列車運転規制にこれを活用することで列車運行の安全性をさらに高められる可能性がある.本研究では,運動学的予測手法である移流モデルと気象庁が配信する高解像度降水ナウキャストを対象として,算出される予測値を補正する複数の手法を検討した.雨量計による実測値を真値として,10分先予測…

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  • 既設高架橋と摩擦接合した増し杭補強に関する実験的検討

    野本 将太, 池本 宏文, 阿部 慶太, 高崎 秀明 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 76 (4), I_495-I_506, 2020

    <p> 過去発生した大規模な地震において,新幹線の脱線被害が発生している.新幹線沿線全体での列車走行安全性の向上には,上部工での対策が難しい軟弱地盤の場合,基礎の補強が有効と考えられるが,全体の剛性増加に伴い新幹線車両に入力される応答加速度が増大し,列車走行安全性が低下する可能性がある.本研究では,大規模地震時における列車走行安全性を考慮し,増しフーチングと既設フーチングを摩擦力のみで接合する構…

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  • 降水域の広がりに着目した東京とその周辺域における夏季強雨発現の地域特性

    岡 暁子, 高橋 日出男, 中島 虹, 鈴木 博人 E-journal GEO 14 (1), 233-245, 2019

    <p>本研究では,東京都と埼玉県を主な対象とし,15年間の夏季(6~9月)における,稠密な降水量観測網(290地点)の時間降水量データを用いて,降水域(≧5 mm/h)の局地性と広域性に着目して強雨(≧20 mm/h)発現の地域的な特性を解析した.その結果,関東山地東麓と都区部西部や北部で局地的強雨の頻度が高く,それによる降水量も多い.全強雨に占める局地的強雨の頻度割合は,都区部北部から埼玉県東…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献10件

  • 台車のセンシングに関する研究

    岩波 健, 藤田 晋平, 江戸 義博, 川鍋 哲也, 増子 実, 国見 敬 交通・物流部門大会講演論文集 2019.28 (0), 1203-, 2019

    <p>Railway bogie is a most important device and it is very dangerous if failures occur. Because there is not the thing which can back up it. Based on a past example of bogie damage, the reliability …

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  • 橋台と背面盛土の動的相互作用が地震時主働土圧に与える影響

    野本 将太, 阿部 慶太, 池本 宏文, 高崎 秀明, 佐名川 太亮 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 75 (4), I_207-I_217, 2019

    <p> 本研究では,橋台に作用する地震時主働土圧について,動的相互作用に影響のある要因について検証するため,実物高さ8mの重力式橋台を想定した縮尺1/10(高さ0.8m)の模型を用いて,傾斜実験(静的)と,地震波(L2地震動)一発加振による振動台実験(動的)を行った.振動台実験で計測される地震時主働土圧は,傾斜実験時と比較して低下し,動的相互作用の影響を受けることが分かった.橋台の慣性力の影響を…

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  • 橋脚から伝播する地表面振動を低減するための対策工法に関する模型実験

    豊田 浩史, 三上 和久, 高田 晋, 金田 淳 土木学会論文集C(地圏工学) 75 (1), 49-61, 2019

    近年,鉄道の高速化により,鉄道沿線の地盤振動が問題となる可能性がある.振動への対策としては,地盤振動の周波数特性を把握し,卓越する周波数帯において振動低減効果が発揮される対策を選定することが効果的である.既往の研究から,地中に設置した防振溝・壁に振動低減効果があることは,理論的な考察やFEMなどによる解析的な検討から明らかとなっている.しかし,実際の振動伝播機構の解明や,防振効果の高い防振材の特…

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  • 降雨予測情報を用いた列車運転規制の発令予測精度の評価

    中渕 遥平, 鈴木 博人, 金原 知穂, 遠藤 理, 中北 英一 土木学会論文集B1(水工学) 75 (2), I_121-I_126, 2019

    <p> 鉄道では,降雨時の列車運転規制を鉄道沿線に設置された雨量計の実況値を用いて行っている.この列車運転規制に,降雨予測情報を活用できれば,列車運行の安全をさらに高められる可能性がある.そこで本研究では,運動学的予測手法である移流モデルと,気象庁が配信する高解像度降水ナウキャストによる降雨量の予測値を用いた場合の,列車運転規制の発令時刻の予測精度を検証した.予測精度は,実測値で規制が発令する事…

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  • 地表面振動の伝播と剛な地中防振壁の効果に関する模型実験

    金田 淳, 豊田 浩史, 高田 晋, 池本 宏文 土木学会論文集C(地圏工学) 74 (3), 275-288, 2018

    高架橋を走行する列車から発生する振動が地盤に伝播し,地盤振動問題を発生させる場合がある.特に,近年考えられている新幹線の高速化により,この問題の解明と対策の立案が急務となっている.地盤振動への対策のひとつとして,地中防振壁(以下防振壁と記す)が知られている.理論,実験,解析による検討が試みられているものの,設計条件を決めるまでの統一的見解は得られていない.そこで,防振壁の効果を確認するとともに,…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献4件

  • 列車運転規制への活用を目的とした降雨予測情報の精度検証

    中渕 遥平, 鈴木 博人, 中北 英一 土木学会論文集B1(水工学) 74 (5), I_1303-I_1308, 2018

    <p> 鉄道では,降雨時の列車運転規制を鉄道沿線に設置された雨量計の実況値を用いて行っている.この列車運転規制に,降雨予測情報を活用できれば,列車運行の安全をさらに高められる可能性がある.そこで本研究では,降雨予測情報の列車運転規制への活用を目的に,運動学的予測手法である移流モデルと,気象庁が配信する高解像度降水ナウキャストによる降雨量の予測値について統計的な精度評価を行った.その結果,実測値と…

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  • 盛土斜面の崩壊危険度評価手法に関する研究

    植村 昌一, 宇治橋 康行, 平松 晋也, 鈴木 博人 日本地すべり学会誌 55 (1), 1-12, 2018

    <p> 鉄道では, 降雨に起因した土砂災害から安全を確保するために, 雨量計の観測値に基づき, 列車運転規制を行っている。しかしながら, 降雨災害は運転中止の発令前に発生する場合があり, 降雨時の列車運行の安全性を高めるためには, これらの降雨災害の低減を図ることが重要である。そこで, 本研究では, 運転中止の発令前に発生した沢渡り盛土の崩壊事例に着目した。そして, …

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  • 橋台の地震時土圧発現機構に関する一考察

    鈴木 健一, 池本 宏文, 佐名川 太亮, 阿部 慶太, 高崎 秀明, 西岡 英俊 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (4), I_341-I_350, 2018

    本研究では,橋台における地震時土圧の発現機構を確認するため,実物高さ8mの重力式橋台を想定した縮尺1/8(高さ1m)の模型を用いて,地震波(L1,L2地震動),および正弦波3Hzのステップ加振による振動台実験を行った.加振中は高速度カメラにより橋台,背面地盤の挙動を撮影し,背面地盤に設置した標点の変位を画像解析により求めた.実験結果から,地震時土圧の発現は,背面地盤の応答加速度だけではなく,橋台…

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  • 鉄道の観測データでみる新潟県とその周辺地域における豪雪年の積雪分布とその鉄道への影響

    鈴木 博人, 河島 克久 土木学会論文集B1(水工学) 74 (5), I_301-I_306, 2018

    <p> 本研究では,新潟県とその周辺地域における鉄道駅構内の露場で観測された年最大積雪深の資料を整理することで,1927年冬期から2018年冬期における豪雪年の年最大積雪深の分布図を作成した.これらの分布図は,この期間の年最大積雪深の観測記録が残る地点のデータを基に豪雪年として抽出された1927年,1940年,1945年,1961年,1963年,1984年の各冬期について作成した.その上で,豪雪…

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  • 急角度の地山補強材を用いた既設もたれ壁の耐震補強に関する研究

    谷口 善則, 池本 宏文, 鈴木 健一, 高崎 秀明, 藤原 寅士良 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (4), I_198-I_209, 2018

    都市部鉄道沿線の切土箇所にあるもたれ壁は,壁体背面近傍に用地境界が存在する場合が多く,地山補強材を壁体前面から打設する従来の工法では適用が困難となる.本研究では用地内に納まるように地山補強材を壁体背面側から急角度で打設し,壁体上部で一体化する耐震補強工法を提案した.本補強工法の補強効果,補強メカニズムを検証するため,実物の1/10程度の縮尺模型を用いた振動台実験を実施した.その結果,地山補強材の…

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  • 幼少期における社会的関係が大衆性の発達を緩和する効果に関する研究

    羽鳥 剛史, 藤井 聡, 小松 佳弘 人間環境学研究 15 (1), 17-24, 2017

    先行研究(Hatori et al., 2016)において、オルテガが『大衆の反逆』の中で論じている人々の大衆性が社会的ジレンマ状況において非協力行動を促進することが指摘されている。この結果を受けて、本研究は、幼少期の家庭や地域コミュニティにおける社会的関係が大衆性の発達を緩和する効果について探索的に検討することを目的とした。この目的の下、全国の一般成人1000名を対象とした調査を実施した。その…

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  • レーダー雨量の列車運転規制への活用に関する研究

    鈴木 博人, 中北 英一, 高橋 日出男 土木学会論文集B1(水工学) 73 (3), 54-70, 2017

    多くの鉄道では,降雨時の列車運行の安全を確保するために,約10km間隔で設置された雨量計で大雨を検知した場合に,運転中止や速度規制といった列車運転規制を行っている.これらの雨量計は,線路沿線の任意の地点で発生する大雨を概ね検知できている一方で,局地的大雨は大雨として検知されない場合がある.そこで,レーダー雨量を活用することで,雨量計では検知できない場合がある局地的大雨にも対応可能な列車運転規制方…

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  • 石積擁壁の耐震挙動に関する模型実験及び不連続変形法を用いた挙動解析

    池本 敏和, 宮島 昌克, 橋本 隆雄, 中島 進, 藤原 寅士良, 池本 宏文 土木学会論文集F6(安全問題) 73 (2), I_181-I_187, 2017

    日本には,膨大な数の石積擁壁が存在し,過去の地震において沈下,滑動,はらみ出しなどの被害が生じている.鉄道や宅地などに存在する石積擁壁は,専門職の技能と経験によって伝統的に構築されたものであり,今日も供用されている.しかしながら,その耐震性能については未解明な部分が多いのが現状である.各機関では石積擁壁の安定性を向上させるために種々の対策を講じており,その一例として,地山補強材を用いて補強を行う…

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  • 切取斜面下部に形成された堆積土層の崩壊と降雨の関係

    植村 昌一, 宇治橋 康行, 平松 晋也, 鈴木 博人 日本地すべり学会誌 54 (3), 79-90, 2017

    <p> 鉄道の路線で発生した崩壊の一つに, 切取斜面上部で風化した土砂の浸食・運搬によって切取斜面下部に形成された堆積土層が, 強雨により崩壊した事例がある。本研究では, このような崩壊の一事例に着目し, 飽和―不飽和浸透流解析と斜面安定解析をリンクした複合モデルを用いて, 崩壊時や過去に発生した複数の強雨に対して, …

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  • 柱列状改良体の連結による橋台耐震補強工法に関する実験的検討

    池本 宏文, 高崎 秀明, 藤原 寅士良, 佐名川 太亮, 西岡 英俊 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 73 (4), I_679-I_693, 2017

    橋台の耐震補強を目的として,背面盛土内に柱列状に地盤改良体(以下,改良体と称する)を造成し,橋台と改良体を連結して一体化する工法に関して,補強効果,補強メカニズムを検証するため,桁重量が大きい重力式橋台を想定した重力場での振動台実験を実施した.その結果,橋台,改良体,および改良体に挟まれた背面盛土が一体となって挙動するため,橋台背面近傍での盛土の沈下量は小さくなり,改良体に生じる水平方向,鉛直方…

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  • 1kmメッシュ解析雨量の精度検証―関東甲信越地方と東北地方における解析―

    鈴木 博人, 中北 英一, 高橋 日出男 土木学会論文集B1(水工学) 73 (4), I_13-I_18, 2017

    1kmメッシュの国土交通省解析雨量について,東日本旅客鉄道株式会社が関東甲信越地方と東北地方に設置した498基の雨量計の観測値を用いて精度検証を行った.この結果,1時間雨量では両者の相関は高い場合が多いが,一部に乖離がみられる場合があること,24時間雨量では両者の相関は高いことを示した.また,1時間雨量では解析雨量が雨量計の観測値に比べて平均的には1割程度小さい値を示し,24時間雨量では両者は同…

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  • 崩壊防止ネットと地山補強材の併用による石積み壁の補強方法に関する大型振動台実験

    池本 宏文, 中島 進, 高崎 秀明, 藤原 寅士良 土木学会論文集C(地圏工学) 73 (2), 169-185, 2017

    本究では,崩壊防止ネットと地山補強材の併用による石積み壁の耐震補強方法の補強効果を実物大規模で検証するために,縮尺1/2程度の模型を用いた大型振動台実験を実施した.鉄道構造物等設計標準のL2地震動による加振の結果,静的な釣合い計算により降伏震度を0.4程度として地山補強材長さを設定した条件において,石積み壁の水平変位量,背面地盤の沈下量が限定的であることを確認した.石積み壁,地山補強材,ネットの…

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  • 段落しを有する橋脚の側面から補強する耐震補強工法の曲げ補強効果に関する研究

    渡部 太一郎, 小林 薫, 菅野 貴浩, 斉藤 成彦 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 72 (4), 411-426, 2016

    高架下を移設が困難な機器室等に使用している橋脚に対して,機器室等に支障をきたさないよう橋脚側面に補強部材を設置して主鉄筋段落し部を補強する耐震補強工法を提案し,その曲げ補強効果を検討した.本研究では,橋脚を模擬したRC製の既設はり側面に補強はりをアンカー鉄筋で固定したはり試験体の曲げ載荷実験を行った.その結果,補強はりが分担する荷重は既設はりと補強はりの曲げ剛性と補強範囲で比較的精度良く表せるこ…

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  • 大規模空調空間を有する駅舎の電力使用量の実態に関する研究 (第1報)夏季空調用電力使用量の実測調査結果

    大石 洋之, 坂本 圭司, 中野 淳太 空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 2016.8 (0), 85-88, 2016

    <p>近年、改札内に大規模な商業施設を有する駅舎が増えてきており滞在空間としての利用形態の利用者も増加している。滞在空間としての利便性や快適性を求め、空調が導入される事例もみられる。駅は屋外環境の影響を受けやすい空間となっており、エネルギー使用量の増大が懸念される。 本報では、大規模空調空間を有する駅での電力使用量の実測調査にもとづいて、夏季の日電力使用量について検討を行った。結果として、日電力…

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  • 噛み合わせ継手接合鋼製エレメントを用いた線路下横断構造物の応力特性

    山田 宣彦, 清水 満, 齋藤 貴, 池本 宏文, 内藤 圭祐, 西村 知晃 土木学会論文集F1(トンネル工学) 72 (3), I_169-I_178, 2016

    線路下横断構造物として非開削工法で構築された,噛み合わせ継手で接合した鋼製エレメントから成るボックスカルバートにおいて,土被り荷重や温度応力等により発生している応力を分離して,貨物列車通過時に上床版に発生するひずみを計測した.同時に計測した地表の列車荷重は,機関車の軸重,軸距と概ね等しくなるものの,計測したひずみは設計値を大きく下回った.計測結果を検証するため3次元FEMにより,設計で示される列…

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  • 空気力推定値の不確かさを考慮した横風に対する鉄道車両の信頼性評価

    南雲 洋介, 石原 孟 風工学シンポジウム論文集 24 (0), 361-366, 2016

    本研究では、空気力推定値の不確かさを考慮した横風に対する鉄道車両の信頼性評価法を提案する。最初に、鉄道車両にはたらく空気力の推定精度を明らかにする。自然風下で実物大の車両模型にはたらく実測の空気力と観測風速から推定した空気力を比較した。その結果、空間平均風速もしくは3秒平均風速を用いることで鉄道車両にはたらく空気力の最大値を適切に推定できることがわかった。次に、信頼性設計法を用いて横風に対する鉄…

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  • 光トポグラフィを活用した現車の乗り心地評価試験

    田中 倫子, 大瀧 紘介, 長谷川 晋一, 島宗 亮平, 桂 卓成, 長谷川 清, 吉村 美奈, 敦森 洋和 交通・物流部門大会講演論文集 2016.25 (0), 3202-, 2016

    <p>We evaluated the ride comfort of high-speed railway vehicle for the section between Morioka and Shin-Aomori in Tohoku Shinkansen-line by using the optical topography. Although the result shows …

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  • 新潟県における年最大積雪深および積雪期間の長期変動解析

    柴田 有貴, 河島 克久, 鈴木 博人 雪氷 78 (5), 291-306, 2016

    新潟県内の平野部から山間部にいたる広範囲を解析対象として,地上観測データを用いて積雪深および積雪期間の長期変動解析を行った.この解析のため,気象庁のみならず自治体,消防署,鉄道などの日単位の積雪深データを収集し,新潟県内17地点における1941/42年冬季から2012/13年冬季までの72年分の長期連続データを整備した.このデータセットに対して一次回帰分析とMann-Kendall …

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  • 崩壊防止ネットと地山補強材による既設石積み壁の補強方法の開発

    中島 進, 渡辺 健治, 神田 政幸, 藤原 寅士良, 高崎 秀明, 池本 宏文 土木学会論文集C(地圏工学) 71 (4), 317-334, 2015

    石積み壁は地震時に脆性的に破壊する例が多い.そこで,石積み壁の地震被害の実態を把握することを目的に文献調査を実施し,石積み壁の被害は壁体の破壊によるものが多いことを把握した.壁体の破壊は,石積み壁の壁体に一体性がなく,一部の積み石の抜け出しが全体に伝播することによるものであると推測し,壁面にネットを敷設し,地山補強材で背面地盤の安定化を図る耐震補強方法を提案した.提案工法の補強効果を確認すること…

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  • 3次元モデルを用いたARシステムの工事施工計画への活用の検討

    田原 孝, 矢吹 信喜 土木学会論文集F3(土木情報学) 71 (2), I_123-I_133, 2015

    現場での設計・施工の見直しを防ぐため,建設構造物の計画および施工段階では,構造物の形状や施工箇所の状況を予測して把握することが重要である.拡張現実技術を用いることで,3次元モデルの設計図を監視カメラの画像上に投影するシステムを開発し,施工前の構造物のイメージ把握を可能にした.様々な条件の現場で実用することを目的として,いくつかの機能を実装した.このシステムを計画および施工段階の現場で使用し,現場…

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  • <b>ヒューマンファクター概念の組織への浸透・実践に関する考察 </b>

    楠神 健 安全工学 54 (2), 92-100, 2015

    組織の安全性向上のためにヒューマンファクター(HF)概念の導入は有効とされるが,第一線従事員にその理解や実務への適用を促すことはそれほど簡単でない.本稿では,HF 概念の浸透や実践に向けた課題および取組みについて考察する.まずJR 東日本におけるそれらの取組み例をみながら,その方法論について社員の自発性をキーワードに述べる.次に,それらの取組みを推進するマネジメントにおいて基礎となる「(相手に)…

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  • 狭隘箇所における既設石積み壁の耐震補強に関する実験的検討

    島田 貴文, 中島 進, 谷 賢俊, 成田 浩明, 佐藤 武斗, 藤原 寅士良, 高崎 秀明, 池本 宏文 ジオシンセティックス論文集 30 (0), 183-, 2015

    都市部鉄道沿線の地山前面に構築された石積み壁は,壁体背面近傍に用地境界が存在することが多く,用地の制約により耐震補強の実施が困難となっている.本研究では,用地制約のため棒状補強材を鉛直に近い角度で配置し,崩壊防止ネットを併用した既設石積み壁の耐震補強法を提案した.提案工法における補強効果・メカニズムの確認を目的とした振動台実験により,崩壊防止ネットの引き留めによる積み石の抜け出し防止効果と,地山…

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  • 地盤改良杭によるもたれ壁の耐震補強工法に関する検討

    池本 宏文, 谷口 善則, 高山 真揮, 高崎 秀明, 藤原 寅士良 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 71 (4), I_749-I_763, 2015

    地盤改良杭(以下,改良杭と称す)を用いたもたれ壁の耐震補強工法に関する補強効果および補強メカニズムの検討のため,重力場での振動台実験を実施した.その結果,改良杭を単独で用いた補強では,もたれ壁の転倒・滑動による崩壊に対しての補強効果は低いものの,改良杭よりも背面側の盛土の崩壊に対して,変形を抑制する効果があることが分かった.また,もたれ壁と改良杭の天端を連結材で繋ぐことにより,壁体,改良杭,およ…

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  • 正負繰返し載荷によるRCはり豆板補修部の界面剥離挙動の分析と提案補修工法の検証

    佐々木 尚美, 小林 薫, 半井 健一郎 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 71 (4), 365-384, 2015

    豆板を取り除いて断面修復する従来の補修工法では,連続的な補修境界面(界面)ができ,補修部が剥離・剥落する可能性がある.本研究では,豆板を取り除かずにエポキシ樹脂を注入して補修する工法を提案し,その提案工法で補修したRCはりと従来工法で補修したRCはり試験体を用いて,補修部の挙動に着目した正負繰返し曲げ載荷試験を行った.豆板のない健全な試験体と比べ,提案工法で補修した試験体の補修部の曲げひび割れ発…

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  • 2105 新幹線車両用サイクロン式集塵装置の開発

    齋藤 寿彦, 石井 冬貴, 藤井 義博, 藤野 謙司 交通・物流部門大会講演論文集 2015.24 (0), _2105-1_-_2105-7_, 2015

    Ventilating equipment for keeping constant ventilation volume of the passenger cabin is mounted on Shinkansen vehicle. Since fresh air that ventilating equipment inhale are mixed with dust. The …

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  • 樹脂注入による豆板補修工法の提案と各種材料強度の評価

    佐々木 尚美, 小林 薫, 半井 健一郎 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 70 (2), 252-271, 2014

    コンクリート構造物の初期欠陥の一つである豆板の補修は,豆板を取り除いて断面修復する方法が一般的である.豆板を取り除いて補修することによりできる連続的な補修境界面の存在は,剥離発生等の要因となり,構造物の耐久性や耐荷性に影響を与える可能性がある.本研究では,豆板を取り除かずにエポキシ樹脂を注入することで,補修境界面を作らない補修方法の提案を行った.豆板供試体の空隙を簡易に把握できるコンクリート未充…

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  • 強風時の列車運転規制に用いる風速の評価方法に関する検討

    南雲 洋介, 鈴木 博人, 島村 誠 風工学シンポジウム論文集 23 (0), 181-, 2014

    本研究では、強風時の列車運転規制に用いる瞬間風速について、その最適な平均化時間を検討する。最初に、自然風下の実物大車両模型にはたらく空気力に関して、その実測値と観測風速および空気力係数からの推定値とを比較した。その結果、車体にはたらく空気力のピーク値を推定するのに適切な平均化時間は3秒であるという結果が得られた。次いで、損失関数を定義して、列車運行の安全性と安定性を定量評価した。その結果、安全の…

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  • 離散的に配置された雨量計の大雨の捕捉性能に関する解析

    鈴木 博人, 中北 英一, 高橋 日出男 土木学会論文集B1(水工学) 69 (4), I_295-I_300, 2013

    This study analyzed the spatial representativeness of heavy rain and the capture performance of heavy rain observed by the rain gauges installed discretely at 347 sites in Kanto Plain and 287 sites …

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  • 3次元モデルを活用したネットワークカメラでの建設構造物の可視化手法に関する研究

    田原 孝 土木学会論文集F3(土木情報学) 69 (2), I_121-I_129, 2013

    建設構造物の3次元モデルを工事施工段階で活用し,施工状況を可視化させることで,関係者間のコミュニケーションの円滑化,工事監理業務の効率化,施工の品質・安全性向上に繋げることが可能になると考え,現場監視カメラの映像に,AR技術を用いて3次元モデル化した設計図を投影する仕組みを構築し,施工段階の構造物のイメージの明確化,スケールの可視化を行う手法について検討を行った.現場での確認試験を行った結果,V…

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  • 冬季庄内平野における突風の発生頻度と環境特性

    小林 文明, 河合 克仁, 林 泰一, 佐々 浩司, 保野 聡裕 日本風工学会論文集 37 (1), 1-10, 2012

    Meteorological observations of gust were carried out in Shonai Plain using X-band Doppler radar, anemometers, surface weather stations from December 2007. Based on the detected gusts accompanied …

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  • 新幹線の営業速度向上に対応した集電系の開発

    池田 国夫, 西 健太郎, 栗田 健 電気学会論文誌D(産業応用部門誌) 131 (3), 388-395, 2011

    The major challenges faced during the speedup of the current collection system are improved contact performance (better contact between a pantograph and an overhead line) and reduction in the noise …

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  • 鉄道営業列車による移動体センシングの加速度応答を用いた位置同定と軌道変状の検出

    水野 裕介, 片岡 慶太, 松本 好弘, 長山 智則, 藤野 陽三 土木学会論文集F 66 (3), 360-365, 2010

    本研究は,営業列車による軌道モニタリングシステムにおいて位置同定精度を向上し,軌道変状を検出するための手法を開発したものである.はじめに,走行位置同定の高精度化を行った.まず,簡易な GPS (Global Positioning System) 受信機では測位に数メートル以上の誤差があるため,測位点を既存の地図データにおける軌道上の最短地点に配置し,誤差を低減した.また,レール継目の線路キロ程…

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  • 庄内平野における突風の統計解析

    谷脇 和博, 佐々 浩司, 林 泰一, 小林 文明, 保野 聡裕, 足立 啓二 風工学シンポジウム論文集 21 (0), 1-6, 2010

    庄内平野に一列に設置された超音波風速計により連続観測を行い、得られた風速データから突風イベントを条件付き抽出して、その統計的特性を調べた。同時にドップラーレーダーによる観測も行った。その結果、イベントは冬季に多く、そのときの主風向が北西であることがわかった。イベントの平均持続時間は6分ほどであり、横方向の空間スケールは数100m程度であることが多かった。また、イベント検出時の90_%_以上は周辺…

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  • 庄内平野において条件付抽出された突風の統計的解析

    佐々 浩司, 谷脇 和博, 林 泰一, 川端 康弘, 加藤 亘, 三須 弥生 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2009 (0), 2-2, 2009

    庄内平野に地表面に10数台配列した超音波風速計の観測データより、最大瞬間風速が20m/sを超える突風について条件付き抽出を行い、その統計的特性を調べた。その結果、冬季に突風イベントの大半が集中し、その主風向が北西から西風であること、日中に発生頻度が高いこと、平均的なイベントの最大風速差は16m/sで持続時間が7分程度であることなどがわかった。また、突風の水平スケールは数百メートル程度であった。

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  • フィンバック形式下路ラーメン橋・東北本線衣川橋りょう改築工事報告

    池野 誠司, 坂本 正幸, 坂田 昇, 工藤 宏生 Concrete Journal 46 (2), 50-56, 2008

    「平泉の文化遺産」を世界遺産に登録申請中である, 岩手県平泉町で改築中の衣川橋りょうは, 橋長約162mの4径間PRC下路ラーメン橋である。本橋は, 桁下空間制限によりフィンバック形式の主桁が採用されており, この形式固有の課題に対する設計と施工の取組みにっいて報告する。

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  • 2007年12月2日の酒田市突風災害発生時に観測されたガストフロント

    佐々 浩司, 谷脇 和博, 林 泰一, 川端 康弘, 鈴木 博人, 加藤 亘, 三須 弥生 風工学シンポジウム論文集 20 (0), 31-31, 2008

    2007年12月2日の午前1時半頃、酒田市で竜巻災害が発生した。その際、最上川第2鉄橋に配列された超音波風速計とドップラーレーダーによりいくつかのガストフロントが観測された。最初の2つの風速ピークには明瞭なエコーパターンが確認されなかったが、あとの二つは弓状エコーをともなっていた。これらの寿命は10分程度と短く、ガストフロントの特徴が良く現れていた。ガストフロントの水平方向分布は一様ではなく、ガ…

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  • 鉄道信号用電子機器のための雷サージセンサの開発

    服部 鉄範, 国藤 隆, 加藤 保, 江縁 憲一 電気学会論文誌E(センサ・マイクロマシン部門誌) 128 (2), 41-46, 2008

    We have developed a new railway signal control system, which controls railway signals, switches, track circuits based on IP protocol. In this system, much electronic devices are installed along …

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  • 降雨の空間代表性

    鈴木 博人, 中北 英一, 高橋 日出男 水工学論文集 52 187-192, 2008

    Detection of spatial representativeness of rainfall is important for the prevention of disaster. This study analyzed the spatial representativeness of rainfall based on observed data at the railway …

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  • 鉄道事業におけるリスク評価手法適用の試み

    福山 浩史, 犬塚 史章, 館 雅憲, 石毛 哲雄 社会技術研究論文集 5 163-171, 2008

    鉄道事故の安全対策を効果的に進めるため, 鉄道事業におけるリスク評価の適用を考えた. 実際には発生していない事故をも的確に評価するため, 鉄道エリアを駅または駅間ごとに分割し, そこでの事故の発生確率をハードウェアの種類別に推定, また事故後の影響をモンテカルロシミュレーション等を用いて評価する方法を構築した. また社会の安心に応える対策を実施するため, …

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  • 2108 世界初の燃料電池ハイブリット鉄道車両の開発(OS8 進化する鉄道システム技術)

    竹田,進治, 川崎,淳司 埼玉ブロック大会(講演会)講演論文集 2007 (3), 43-44, 2007-09-21

    JR東日本では、環境負荷低減をめざした新しい動力システム開発を目的に、NEトレイン(New Energy Train)の開発を2000年から進めてきた。第1ステップは、ディーゼルハイブリッド車両の開発で、2003年に車両が完成し、2004年度にかけて各種試験を行った。第2ステップは、さらなる環境負荷低減を目的に、世界初の燃料電池ハイブリッド電車の開発を進めている。NEトレイン(ディーゼルハイブリ…

    NDLデジタルコレクション

  • 新幹線車両車間部の空力騒音シミュレーション

    水島 文夫, 栗田 健, 加藤 千幸, 山出 吉伸 生産研究 59 (1), 73-76, 2007

    新幹線の車間部から発生する空力騒音を解明するため,LESを用いた非定常乱流の数値シミュレーションを行った.まず,形状を単純化した要素モデルで解析を行った.解析の結果,騒音源となる下流側エッジでの渦の変形をとらえるとこができた.また,Curleの式で騒音の予測を行い,格子で解像できる周波数範囲の見当を得た.次に,車両モデルの解析を,要素モデルと同じ格子解像度を有する1億5000万点のメッシュで行っ…

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  • 高速列車が明かり区間を走行する際に生じる低周波音

    高見 創, 菊地 勝浩, 前川 博, 栗田 健, 若林 雄介 日本機械学会論文集B編 73 (735), 2275-2282, 2007

    It is reported that not only an audible noise but also a low-frequency noise including an infrasound is radiated from a high-speed train (called Shinkansen in Japan) toward a wayside open area. …

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