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検索結果 244 件

  • 拡張下負荷面モデルの改良型負荷判定法: 非比例繰返し負荷への適用性検証

    羅 家驊, 井口 拓哉, 福田 達也, 山川 優樹 日本計算工学会論文集 2024 (0), 20240005-20240005, 2024-04-03

    <p>拡張下負荷面モデルは繰返し負荷を受ける材料の塑性挙動を精緻に表現できる非古典塑性理論に基づく弾塑性モデルである.古典塑性理論では,降伏面の内部領域を純粋弾性域と仮定している.これに対し,拡張下負荷面モデルでは降伏面の内部に現応力に追従する下負荷面を導入することにより,降伏面の内部でも塑性ひずみの発生を表現できるモデルとなっている.このモデルでは,降伏状態からの除荷過程では下負荷面が縮小して…

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  • FMOプログラムABINIT-MPの整備状況2023

    望月 祐志, 中野 達也, 坂倉 耕太, 奥脇 弘次, 土居 英男, 加藤 季広, 滝沢 寛之, 成瀬 彰, 大島 聡史, 星野 哲也, 片桐 孝洋 Journal of Computer Chemistry, Japan 23 (1), 4-8, 2024

    <p>In August 2023, we released the latest version of our ABINIT-MP program, Open Version 2 Revision 8. In this version, the most commonly used FMO-MP2 calculations are even faster …

    DOI Web Site 参考文献37件

  • BGMの感情価と自己選択が課題の取り組みに及ぼす影響

    市村 賢士郎, 平井 志歩, 水野 廉也 日本認知心理学会発表論文集 2023 (0), 30-30, 2023

    課題の取り組みに対するBGMの効果に関して先行研究の結果は一貫していない。市村・平井・水野 (2022) では,課題中に聴くBGMを自己選択することで,音楽的要素に関わらず,内発的動機づけが高まることが示唆された。本研究では,BGMの選択肢となる音楽の感情価 (Happy条件・Sad条件) を操作し,いずれの条件でも同様に自己選択の効果がみられるかを検討した。大学生148名にオンライン実験を行っ…

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  • 鉄道鋼橋および合成橋の非構造部材が主構造の曲げ剛性へ及ぼす影響

    徳永 宗正, 池田 学, 八木 英輝 土木学会論文集 79 (15), n/a-, 2023

    <p>橋りょうのたわみや衝撃係数の推定精度を向上するためには,曲げ剛性の精緻な評価が必要となる.本研究では,一般的な鉄道鋼橋および合成橋を対象として,3次元有限要素解析に基づき,軌道部材等の非構造部材が主構造の曲げ剛性に及ぼす影響について検討した.開床式鋼桁の主構造剛性に,横構,対傾構が与える影響は僅かである一方,レールが及ぼす影響は相対的に大きく,その剛性増加率はレール締結装置の拘束条件に依存…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 車載用リチウムイオン電池の発熱および変形挙動解析とシミュレーションによるモデル化の検討

    青木 靖仁, 的場 伸啓, 遠藤 亮, 天野 慎一, 大平 博道 自動車技術会論文集 54 (5), 1009-1013, 2023

    電気自動車の実用化に向けて,車載電池の安全性,安定性に対する要求が高まっている.考慮すべき現象すべてを網羅的に検証することは難しいため,シミュレーションを活用した予測が不可欠である.本研究では,充放電時の発熱や変形挙動を再現可能なモデル構築に必要な計測データ,解析面での考え方について述べる.

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  • 非線形有限要素法解析による微細針の穿刺シミュレーション

    水津 聖, 山本 峻己, 高橋 智一, 鈴木 昌人, 青柳 誠司, 長嶋 利夫, 千代延 真 精密工学会学術講演会講演論文集 2022S (0), 540-541, 2022-03-02

    <p>注射の際の患者への負担を軽減可能な低侵襲性の微細針を開発するため,筆者らは針を穿刺する際の抵抗力等を実験的・解析的に評価してきた.解析を行うにあたって,針を皮膚に穿刺する場合のような大変形現象を通常のFEMのみで扱うことは困難である.そこで,本研究では針の穿刺によって大変形が生じる部分にはメッシュフリー解法のひとつであるEFG (Element Free Galerkin) …

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  • 三次元溶接残留応力場におけるき裂先端特異性の特性テンソル法による評価

    斉藤 啓, 平島 禎, 麻寧緒, 村川 英一 溶接学会全国大会講演概要 2022s (0), 114-115, 2022

    特性テンソルは, 破壊力学パラメーターと密接に関連したテンソル量であり, 応力場から簡単に計算することができる. そのため, き裂前縁上の任意の位置において, 破壊力学に基づいた評価を行うことができる. 本研究では, 有限要素法による熱弾塑性解析から得られた三次元残留応力場にき裂を導入し, 特性テンソルを計算した. 特性テンソルからき裂前縁に沿って応力拡大係数を推定し, …

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  • J-OCTA を用いたナノからメソスケールのシミュレーション

    新田 浩也, 茶木 健太, 小沢 拓 アンサンブル 23 (2), 138-142, 2021-04-30

    <p>J-OCTA は,ポリマーなどのソフトマターを主なターゲットとしたマルチスケールシミュレーションプラットフォームであるが,利用対象の拡大やシミュレーション技術の進展に伴って機能を拡張し続けている.ここではその概要と最近の取り組みの一部を紹介する.</p>

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  • 抵抗スポット溶接変形の固有ひずみ法による高速予測技術の基礎研究

    千野 剛, 功刀 厚志, 川嶋 俊一, 麻寧緒 溶接学会全国大会講演概要 2021f (0), 226-227, 2021

    抵抗スポット溶接は自動車の組立てに多用されているが、その変形予測の試みは少ない。アーク溶接などの変形予測では、高速かつ簡便な手法として固有ひずみ法が適用されているが、抵抗スポット溶接への適用はこれまで検討されていない。そこで本研究は、抵抗スポット溶接の溶接変形に対応する固有ひずみの定義方法と同定方法を提案する。また提案手法での解析結果と電気-熱-構造連成解析結果を比較し、本手法の妥当性を調査した。

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  • FEMを用いた超伝導線材のラップ長と接触抵抗の分布を考慮した臨界電流特性の評価

    鍾 宇軒, 小田部 荘司, 赤坂 友幸, 安谷 葵, 石原 篤, 富田 優 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2020 (0), 147-147, 2020-09-18

    ...<p>本研究では、電気特性に対する有限要素法計算のために、 JSOL 社製 JMAG を使用した。線材を接合させたモデルを作 成し、電流密度をシミュレーションした。超伝導線材は幅 4 mm 厚さ 1 µm 、接合線材は 1 枚から 5 枚の同じ特性の超伝導線材を接合をした場合に電流を流したときの計算を行った。電流を流し、有限要素法を用いて計算し、IV特性により臨界電流密度の変化を明らかにした。...

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  • 非線形有限要素法解析による微細針の穿刺シミュレーション

    ⼭本 峻⼰, ⾼橋 智⼀, 鈴⽊ 昌⼈, ⻘柳 誠司, ⻑嶋 利夫, 功⼑ 厚志, 千代延 真, ⿊岩 健 精密工学会学術講演会講演論文集 2020A (0), 430-431, 2020-08-20

    <p>蚊は,ほとんど痛みを生じさせることなく口針を皮膚に穿刺している.蚊は,主に3本の口針(上唇と一対の小顎)を皮膚に穿刺しており,穿刺の際にはそれらを交互に振動させている.また,小顎の側面には鋸歯状の突起を有している.本研究では,LS-DYNAを用いて3本針の穿刺に関する非線形有限要素法解析を実施し,穿刺抵抗力や穿刺対象の応力分布等を評価することで,穿刺時の振動付与の効果と鋸歯状突起の有用性に…

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  • 非線形有限要素法解析による微細針の穿刺シミュレーション

    ⼭本 峻⼰, ⾼橋 智⼀, 鈴⽊ 昌⼈, ⻘柳 誠司, ⻑嶋 利夫, 功⼑ 厚志, 千代延 真, ⿊岩 健 精密工学会学術講演会講演論文集 2020S (0), 180-181, 2020-03-01

    <p>注射針の穿刺の際には皮膚にたわみが生じ,大きな苦痛を伴う.一方,人間は蚊に刺されてもほとんど痛みを感じない.針の座屈と皮膚のたわみを防止するため,蚊は口針を下唇で支持しながら穿刺している.また,表皮を突き破る際には口針をねじりながら穿刺しており,その後は複数の口針を交互に振動させながら穿刺している.本研究では,LS-DYNAを用いた非線形有限要素法解析を実施し,このような蚊の口針の穿刺メカ…

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  • グラフ畳み込みを用いた企業間取引ネットワークのコミュニティ分析

    大古田 俊介, 山口 康宏, 新田 猛, 日高 義将, 土居 孝寛, 柳岡 優希, 武政 孝師 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 1N5GS1301-1N5GS1301, 2020

    <p>複雑ネットワークの構造を理解するための手段の一つとして,これまで多数のコミュニティ検出手法が提案され,また企業間ネットワークにも適用されてきた.一般的な検出手法はネットワークのクラスタ構造を捉えるものの,検出したコミュニティの特徴と他のコミュニティとどのような関係性を持っているのかについては何らかの追加の分析手法が必要となる.そこで本研究では検出されたコミュニティ同士の関係,特徴の類似性を…

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  • マルチエージェント模型を用いた企業間取引ネットワークのダイナミクスの解析

    日高 義将, 大古田 俊介, 新田 猛, 土居 孝寛, 山口 康宏, 柳岡 優希, 武政 孝師 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 4G3GS701-4G3GS701, 2020

    <p>企業間取引は,スケールフリー性やスモールワールド性を持つ複雑ネットワークを形成していることが知られている.本研究の目的は,マルチエージェント模型を用いて企業間取引をシミュレーションし,複雑ネットワークの形成過程や企業間取引のダイナミクスを理解することである.用いる模型は,家計,家計を顧客とした企業(BtoC),企業を顧客とした企業(BtoB)の3種類のエージェントからなり,家計や企業の行動…

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  • 溶接残留応力を考慮したき裂先端特異場の特性テンソルによる評価

    齊藤 啓, 平島 禎, 麻寧緒, 村川 英一 溶接学会全国大会講演概要 2020f (0), 190-191, 2020

    溶接構造物に存在するき裂の進展挙動は,溶接残留応力に大きく影響される.従って,残留応力を考慮した破壊の評価や寿命予測が重要である.特性テンソルは応力拡大係数と比例関係にあり,応力分布から計算できることから,特性テンソルの計算を通して簡単に特異場の評価が可能である.本研究では,突き合わせ溶接を想定した残留応力場中のき裂において特性テンソルを計算し,応力拡大係数を予測することで特異場の評価を行った.

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  • 企業間取引の業績相関分析と取引情報を取り込んだ企業成長予測

    土居 孝寛, 大古田 俊介, 新田 猛, 日高 義将, 山口 康宏, 柳岡 優希, 武政 孝師 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 1N4GS1305-1N4GS1305, 2020

    <p>企業の活動履歴から成長企業を予測することは実用上非常に重要である。これまでの成長企業予測では企業の財務情報が主に利用されてきたが、予測企業の取引先情報も重要であると予想される。本研究では企業間の業績相関を調べ、企業の成長予測に応用することを目的とする。東京商工リサーチ(TSR)の2012年から2017年までの企業の財務情報及び取引情報データを使用した。本研究では企業間取引ネットワークを構成…

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  • 非線形有限要素法解析による微細針の穿刺シミュレーション

    山本 峻己, 高橋 智一, 鈴木 昌人, 青柳 誠司, 長嶋 利夫, 功刀 厚志, 千代延 真, 黒岩 健 精密工学会学術講演会講演論文集 2019A (0), 192-193, 2019-08-20

    <p>低侵襲性の微細針を開発する際に必要な針の性能評価のため,筆者らは人工皮膚に対する針の穿刺実験と有限要素法解析を行ってきた.従来の穿刺解析では,均一な物性の単純な人工皮膚に対する解析のみを行っており,実際の皮膚のように血管に穿刺する場合を想定していなかった.本研究では,血管を埋め込んだ皮膚モデルに対して針を穿刺する場合について,LS-DYNAを用いた非線形有限要素法解析を実施し,血管部分のた…

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  • 非線形有限要素法解析による微細針の穿刺シミュレーション

    山本 峻己, 高橋 智一, 鈴木 昌人, 青柳 誠司, 長嶋 利夫, 功刀 厚志, 千代延 真, 黒岩 健 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 347-348, 2019-03-01

    <p>注射の際のストレスを低減可能な低侵襲性の微細針の開発にあたっては,針の性能評価が必要となる.筆者らは,以前から単純な形状の1本針を人工皮膚に穿刺する場合についての穿刺実験とそれに対応する有限要素法解析を行い,抵抗力等の評価を行ってきた.本研究では,複数本の針を穿刺する場合や針を振動させながら穿刺する場合について,LS-DYNAを用いた非線形有限要素法解析を実施し,穿刺抵抗力の低減効果等を検…

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  • 鉄-アルミのための機械接合解析技術

    北風 慎吾, 林 信哉 計算力学講演会講演論文集 2019.32 (0), 062-, 2019

    <p>The demands of body weight reduction are rising exponentially, driving the use of multi-material body structures in mass market vehicles. As a consequence of this, advanced simulation techniques …

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  • 有限要素解析によるAZ31/A6061異材摩擦攪拌接合継手のツールオフセットの影響検討

    功刀 厚志, 竹内 瞭介, 崔 正原, 麻 寧緒, 青木 祥宏, 藤井 英俊 溶接学会全国大会講演概要 2019f (0), 342-343, 2019

    異材の摩擦攪拌接合では,材料界面からツール中心をオフセットすることにより継手性能が変化することが知られている.本研究では,AZ31とA6061の突合せ継手において,実験結果と有限要素解析結果の比較を行った.オフセット量1.0mmではAZ31側にトンネル状欠陥が発生し,1.5mmで最も良い接合性能となった.有限要素解析結果における材料流動の様子から,これらの性能差の考察結果を報告する.

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  • 吸音モデルを考慮したインパルス応答解析手法の構築とVR 技術を用いた可聴化

    今井 啓太, 吉町 徹, 樫山 和男 理論応用力学講演会 講演論文集 65 (0), 147-, 2019

    <p>本研究では,吸音効果を考慮した音響シミュレーションの構築と,移動音源問題への適用を行った.波動方程式の離散化にはAMR(Adaptive Mesh Refinement) を適用したCIP 法を用いる.そして種々の騒音問題を再現できるインパルス応答解析を採用している.吸音効果の考慮のために多孔質吸音材をモデル化したRayleigh …

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  • セルフピアッシングリベットの破断モデルの開発

    中上 雅宏, 川原 康照, 田村 健司, 林 信哉, 北風 慎吾 自動車技術会論文集 50 (5), 1469-1474, 2019

    大規模衝突解析用の簡易セルフピアッシングリベット(SPR)の破断モデルを開発した.2D打鋲プロセスシミュレーションで予測したSPR断面形状を基に詳細3Dモデルを作成し,SPRの破断メカニズムを明らかにした.破断メカニズムに基づき,シェル要素でモデル化した簡易モデルは剥離,剪断試験結果と良く一致した.

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  • 非構造部材が鉄道橋りょうの主構造の振動特性に及ぼす影響度評価

    徳永 宗正, 八木 英輝, 池田 学, 曽我部 正道 土木学会論文集A2(応用力学) 75 (2), I_145-I_153, 2019

    <p>鉄道橋りょうにおいては,鉄道システムを構成する要素として軌道部材や高欄等の非構造部材が付帯しており,これら非構造部材が主構造剛性や動的応答に大きな影響を及ぼすが,影響度やメカニズムは十分に明らかにされていない.本論文では,鉄道橋りょう区間で多く用いられる一般的な桁を対象として,非構造部材および伸縮目地が振動特性に及ぼす影響度を評価した.有限要素解析により,非構造部材による主構造の固有振動数…

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  • Latest Functions of J-OCTA, Multiscale Simulation Software for Soft Materials

    YOSHIDA Hideyo, OHATA Kosuke, MAEDA Tatsuya, NITTA Hiroya, CHAKI Kenta, KAKEMOTO Yoshitsugu, WATANABE Maiko, OZAWA Taku 日本画像学会誌 57 (6), 700-705, 2018-12-10

    <p>J-OCTA is the integrated simulation system for soft materials, which includes various kinds of modeling tools and simulation engines to perform multiscale simulation. Recently some new functions …

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  • FMO計算-粗視化シミュレーション連携手法の開発と応用

    奥脇 弘次, 土居 英男, 望月 祐志, 小沢 拓, 泰岡 顕治, 福澤 薫 Journal of Computer Chemistry, Japan 17 (3), 144-146, 2018

    <p>We have been developing a combination scheme of fragment molecular orbital (FMO) calculations and dissipative particle dynamics (DPD) simulations in order to predict the structure of functional …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献8件

  • 嚥下シミュレーションと呼吸シミュレーションの統合

    占部 麻里子, 橋本 卓弥, 菊地 貴博, 道脇 幸博, 北岡 裕子 計算力学講演会講演論文集 2018.31 (0), 175-, 2018

    <p>The breath is to inhale and exhale the air from the nose or mouth to the lung through the throat. Swallowing is to transport food from the mouth to the esophagus via the throat. That means the …

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  • LMDにおける照射パスを考慮した有限要素解析による変形予測

    北風 慎吾, 川嶋 俊一, 功刀 厚志 溶接学会全国大会講演概要 2018s (0), 122-123, 2018

    金属材料を対象にした積層造形技術の適用が進むのに合わせ、設計検討の効率化のために解析技術の更なる進展が望まれている。本報ではオーステナイト系ステンレス鋼を対象に、Laser Metal Deposition(LMD)による多層積層物の熱弾塑性解析を実施し、実機データとの比較検証結果を報告する。

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  • 呼吸インピーダンスの時系列データ詳細解析

    北岡 裕子, 玄山 宗到, 平田 陽彦, 木島 貴志, 田淵 寛人, 星野 朋子 生体医工学 55Annual (3AM-Abstract), 158-158, 2017

    <p>【背景】呼吸周期中は、呼吸筋の活動によって胸腔内圧が変動し、それに伴い、気流量、肺容積、肺胞内圧、そして呼吸インピーダンスが変動する。また、心拍によって心臓周囲の気道が圧迫され、インピーダンス値に影響を与える。したがって、呼吸インピーダンスを詳細に解析するためには、胸腔内圧の変動と心拍変動を同時に知る必要がある。【方法】健常ボランティア8名に対し、異なる呼吸モード(陰圧呼気と陽圧呼気)で、…

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  • 擬似インパルスの波形とメッシュ解像度が可聴化に及ぼす影響の検証

    吉町 徹, 今井 啓太, 谷川 将規, 樫山 和男 土木学会論文集A2(応用力学) 73 (2), I_189-I_197, 2017

    本論文ではインパルス応答解析に基づく騒音シミュレーションにおいて,擬似的なインパルスの波形とメッシュ解像度が計算精度及び可聴化に及ぼす影響について検証した.従来から擬似的なインパルスとして用いられているGaussianパルスと,LubichのConvolution Quadrature Methodの式から生成される擬似インパルスを三次元伝搬問題で比較し,伝搬精度,周波数特性の検証を行った.また…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 非線形有限要素法解析によるマイクロニードルの穿刺シミュレーション

    山本 峻己, 高橋 智一, 鈴木 昌人, 青柳 誠司, 長嶋 利夫, 功刀 厚志 精密工学会学術講演会講演論文集 2017A (0), 929-930, 2017

    近年,注射の際の患者へのストレスを軽減可能な低侵襲性の注射針が求められているが,このような微細針の開発には針の穿刺時の抵抗力などの評価が必要となる.そこで,本研究ではLS-DYNAを用いた非線形有限要素法解析を行い,微細針を皮膚モデルに穿刺した場合の穿刺抵抗力を評価することで,針の最適な形状や穿刺速度などの条件について考察した.また,FEM解析と対応する条件での穿刺実験を行い,結果を比較した.

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  • 抵抗スポット溶接プロセスと継手強度試験の三次元連続解析

    川嶋 俊一, 柳下 真吾, 麻 寧緒 溶接学会全国大会講演概要 2017s (0), 34-35, 2017

    本報告では、自動車鋼板の抵抗スポット溶接プロセスと相変態現象をシミュレーションし、さらにスポット溶接による残留応力・ひずみや組織分布を考慮した継手強度試験の変形挙動を解析した。

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  • CFRP クラッシュボックスの有限要素モデル化に関する検討

    齊藤 啓, 西 正人 計算力学講演会講演論文集 2017.30 (0), 324-, 2017

    円筒型積層材の圧潰時に生成される楔状の破片(Debris Wedge)は,逐次的に発生する損傷挙動に大きく影響する.本研究では,有限要素モデル化が Debris Wedge の生成やエネルギー吸収量に与える影響を調査した.

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  • 統計的ばらつき可視化手法を用いた自動車車体ロバスト性向上

    岡村 昌浩, 平島 禎, 小田 穂高 計算力学講演会講演論文集 2017.30 (0), 321-, 2017

    非線形性の強い自動車衝突問題に対して応答曲面法を適用する際に問題となる精度不足に対し、構造に内包されるばらつきやすさをモードとして可視化、望ましい挙動を取捨選択し非線形性を下げる手法を提案する。

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  • 電力・電気機器の並列解析法

    阿波根 明, 髙橋 康人 電気学会誌 137 (8), 541-544, 2017

    <p>1. はじめに</p><p>電気機器のさらなる小型化・高性能化を達成するためには, 磁気回路を構成する電磁鋼板の磁気特性を精確に測定し, 機器内における複雑な物理現象を再現することで, 損失の発生場所と原因を精度よく算定する必要がある。そのためには, 機器の端部形状, 積層鉄心の微細構造, 周囲構</p>

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  • 散逸粒子動力学におけるシリカ-脂質膜界面付近の水の取扱い

    土居 英男, 奥脇 弘次, 望月 祐志, 小沢 拓 Journal of Computer Chemistry, Japan 16 (1), 28-31, 2017

    <p>散逸粒子動力学(DPD: Dissipative Particle Dynamics)法を用いたシミュレーションは生体膜などの幅広い分野で用いられている.従来,このようなDPD シミュレーションでは,バルクの水と界面付近の水を同じように扱う場合がほとんどであった.しかし,こうしたやり方では系の性質を必ずしも忠実に再現しているとはいえない.界面付近の水分子の性質とバルクの水…

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  • 4D肺モデルにもとづいた埋め込み型人工肺の設計

    北岡 裕子 生体医工学 55Annual (3AM-Abstract), 163-163, 2017

    <p>現在臨床使用されている人工肺には、心臓手術の際に使用される人工心肺と重症呼吸不全の際に用いられる膜型人工肺があるが、どちらも体外型で、移植肺と同じように胸郭内に埋め込む人工肺は全く開発されていない。その理由は、肺胞の構造が微細かつ複雑に過ぎるためと考えられる。演者は第55回本総会で肺胞系における気流血流ガス拡散シミュレーションを発表し、ヒトの酸素需要を賄うのに「テニスコート1面分」の表面積…

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  • VR技術を用いた鉄道騒音評価システムに関する研究

    木下 公二, 吉町 徹, 樫山 和男, 志村 正幸 土木学会論文集F3(土木情報学) 73 (2), I_372-I_379, 2017

    本論文は,VR(バーチャルリアリティ)技術を用いた幾何音響理論に基づく鉄道騒音評価システムの構築を行ったものである.音源を走行音と車輪の打撃音とに分け,それらを幾何音響理論に基づきモデル化した.そして,算定された音圧レベルを,実際に計測した車両タイプごとの走行音および車輪の打撃音を用いて音源データの作成を行い実装し,VR空間において立体音響化を行った.本手法の妥当性の検証を行うために,計算結果を…

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  • 突合せ多層溶接継手における残留応力分布の加速陽解法による解析の妥当性検討

    川嶋 俊一, 功刀 厚志, 永井 卓也, 武田 裕之, 麻 寧緒 溶接学会全国大会講演概要 2017f (0), 76-77, 2017

    船舶や建築などの大型建造物においては25mmを超える厚板が使用されており、多層での溶接が行われている。多層溶接では、各層での溶接における熱影響により、溶接部の残留応力の予測が困難となっている。そこで、本報告では多層溶接の数値解析と残留応力計測手法の一つであるMIRS法により、溶接部に発生する残留応力の比較検証を実施した。

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  • 塑性加工応力を考慮した溶接変形の厳密計算と簡易計算

    麻 寧緒, 広居 真也, 立石 絢也, 功刀 厚志 溶接学会全国大会講演概要 2017s (0), 128-129, 2017

    塑性加工部品における溶接変形のバラツキが大きい。本研究では曲げ加工部材の残留応力を考慮する場合と考慮しない状態でそれぞれのアーク溶接変形の実験と熱弾塑性解析を行った。さらに弾性FEMによる溶接変形の簡易予測手法を報告する.

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  • 抵抗スポット溶接プロセスと継手強度試験の三次元連続解析(第2報)

    川嶋 俊一, 柳下 真吾, 功刀 厚志, 麻 寧緒 溶接学会全国大会講演概要 2017f (0), 186-187, 2017

    前報では、汎用解析セルバーによる抵抗発熱から相変態までを考慮した3次元抵抗スポット溶接シミュレーションに関して報告した。本報では、シミュレーションの精度検証として、高張力鋼板を使用した試験を実施し、ナゲット径や硬度分布などの比較を実施したので、その結果を報告する。

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  • VR技術を用いた体験型航空機騒音評価システムの構築

    石田 安理, 山本 恭平, 吉町 徹, 樫山 和男, 志村 正幸 土木学会論文集F3(土木情報学) 72 (2), I_140-I_147, 2016

    本論文は,VR(バーチャルリアリティ)技術を用いた幾何音響理論に基づく航空機騒音評価システムの構築を行ったものである.本システムは,VR空間内の利用者の位置情報を用いてVR空間内においてリアルタイムに騒音レベルを算出し,航空機の飛行CG映像とともに騒音レベルを実際の音源データを用いて可聴化することで,航空機騒音を視覚と聴覚の両面から体験可能なシステムである.新たに航空機の指向性モデルを導入すると…

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  • 複数回加振を受ける震動台実験に対する加振履歴を考慮した詳細モデルによる応答解析

    水島 靖典, 向井 洋一, 難波 尚, 多賀 謙蔵, 猿渡 智治 日本地震工学会論文集 16 (1), 1_217-1_227, 2016

    建築構造物の数値解析精度を確認するために、数多くの実大震動台実験のシミュレーションが行われている。近年では、コンピュータの目覚ましい発展により建築構造物全体を詳細なメッシュで分割して解析を行う詳細有限要素解析に関する取り組みも報告され、高精度な解析が可能であることが示されている。ところで、通常の震動台実験では、複数回の加振が行われている。しかしながら鋼構造建物を対象とした詳細有限要素モデルで、加…

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  • 実構造物への展開を目指した溶接変形予測技術の検証

    村川 英一, 柴原 正和, 芹澤 久, 津村 秀一, 中谷 光良, 山田 順也, 永木 勇人, 中谷 祐二郎, 只野 智史, 上谷 佳祐, 鷹羽 新二, 麻 寧緒, 福本 学, 成田 忍 溶接学会全国大会講演概要 2016f (0), 330-331, 2016

    アドホック研究会「実構造物への展開を目指した溶接変形予測技術の検証」、溶接構造物研究委員会、溶接シミュレーション研究会では、多層溶接時の残留応力を対象とするFEM解析ラウンドロビンテストを実施している。本公演では、その概要について報告する。

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  • 実構造物への展開を目指した溶接変形予測技術の検証

    中谷 祐二郎, 只野 智史, 上谷 佳祐, 村川 英一, 柴原 正和, 芹澤 久, 津村 秀一, 中谷 光良, 山田 順也, 鷹羽 新二, 麻 寧緒, 福本 学, 成田 忍 溶接学会全国大会講演概要 2016f (0), 334-335, 2016

    アドホック研究会「実構造物への展開を目指した溶接変形予測技術の検証」、溶接構造研究委員会 溶接力学シミュレーション研究会では、多層溶接時の残留応力を対象とするFEM解析ラウンドロビンテストを実施している。本講演では、多層溶接試験のFEM解析モデルと計算方法について報告する。

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  • 厚板アルミ合金FSWによる過渡回転変形の防止と継手の残留応力計測

    麻 寧緒, 堤 成一郎, 村川 英一, イマム ムルシウ, 孫 玉峰, 藤井 英俊 溶接学会全国大会講演概要 2016f (0), 132-133, 2016

    本報告では,実験より20mm厚板アルミ材A5083のFSW接合条件を適切に選定し, FSWプロセスに及ぼす過渡回転変形や拘束治具の条件を検討した.またFSW接合中の温度分布および温度履歴を計測した.さらコンター法を用いてFSW突合せ継手の内部残留応力分布を計測し,残留応力分布特徴を討論した.

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  • 鋼板熱間成形とマグネシウム温間絞りの解析

    麻 寧緒, 天石 敏郎, 杉友 宣彦, 伊藤 英臣 塑性と加工 57 (662), 258-263, 2016

    With the increasing application of hot-stamped parts to automobile bodies and warm-drawn parts of magnesium alloys to electrical devices, simulation has become a basic approach to formability …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献7件

  • 超ハイテン材の破断に対する予測技術の研究(第2 報)

    麻 寧緒, 高田 賢治, 長坂 圭, 佐藤 健太郎, 西村 隆一, 徳永 孝行, 西村 律, 武田 力紀, 岩井 隆浩, 西 龍, 小島 宏介, 新居 直樹, 坂本 匡史, 池田 光太郎, 西浦 友子, 社納 真一郎, 斉藤 啓, 大宮 正毅 自動車技術会論文集 47 (2), 603-608, 2016

    簡単な1軸引張り試験機を用いて2種類のせん断試験片と試験方法を提案した.また,比較のため,すでに利用されている複雑形状を持つButterflyせん断試験片およびせん断試験も実施した.さらに試験観測とCAE解析で3種類のせん断試験による破断起点の局所応力ひずみや破断現象を詳細に検討し,応力三軸度が小さい領域における破断塑性ひずみを同定した.実験結果と計算結果によると,破断起点は,純せん断応力状態の…

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  • 擬似インパルス応答解析に基づく騒音予測手法の構築とVR技術を用いた可聴化

    吉町 徹, 谷川 将規, 樫山 和男 土木学会論文集A2(応用力学) 72 (2), I_207-I_216, 2016

    本論文では波動音響理論に基づく可聴化を含む騒音予測手法の構築に向け,インパルス応答解析手法の構築とVR技術を用いた可聴化システムの構築を行った.入力波として擬似インパルスを用い,解析手法にはCIP法および解適合格子法を用いた高精度かつ高効率なインパルス波の伝播計算手法を採用している.本論文では,入射波境界条件処理法として地面からの反射波の影響を正確に考慮するために鏡像音源を用いる方法を提案した.…

    DOI 機関リポジトリ Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 非線形有限要素法解析による蚊の上唇と小顎の協調振動の効果の確認

    山本 峻己, 鈴木 昌人, 高橋 智一, 青柳 誠司, 長嶋 利夫, 山口 哲, 今里 聡, 功刀 厚志, 猿渡 智治 精密工学会学術講演会講演論文集 2016S (0), 311-312, 2016

    蚊は3本の口針(上唇および一対の小顎)を協調振動させながら人間の皮膚に穿刺している.本研究では,これらの口針を模倣した3D-CADモデルを作成し,LS-DYNAを用いて針を皮膚モデルに穿刺する場合についてのFEM解析を行うことにより,協調振動の効果を確認した.また,3本針で穿刺した場合と1本針(上唇のみ)で穿刺した場合の穿刺抵抗力の比較を行うことにより,3本針での穿刺の効果を検討した.

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  • 微細針の穿刺におけるひずみの可視化と最適穿刺条件の検討

    山本 峻己, 鈴木 昌人, 高橋 智一, 青柳 誠司, 長嶋 利夫, 山口 哲, 今里 聡, 功刀 厚志, 猿渡 智治 精密工学会学術講演会講演論文集 2016A (0), 103-104, 2016

    低侵襲な検査・治療を目的として,我々はこれまでに様々な微細針を作製してきた.本報では,画像解析による穿刺対象のひずみ分布の可視化を行った.この結果とロードセルで測定した穿刺時の荷重に基づき,最適な針の先端形状,穿刺モード(振動の有無等),穿刺速度について実験的に検討した.また,穿刺実験と対応するFEM解析を行い,結果の比較を行った.

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  • 実構造物への展開を目指した溶接変形予測技術の検証

    中谷 光良, 村川 英一, 柴原 正和, 芹澤 久, 津村 秀一, 山田 順也, 永木 勇人, 中谷 祐二郎, 只野 智史, 上谷 佳祐, 鷹羽 新二, 麻 寧緒, 福本 学, 成田 忍 溶接学会全国大会講演概要 2016f (0), 338-339, 2016

    アドホック研究会「実構造物への展開を目指した溶接変形予測技術の検証」、溶接構造研究委員会 溶接力学シミュレーション研究会では、多層溶接時の残留応力を対象とするFEM解析ラウンドロビンテストを実施している。本講演では、ラウンドロビン成果に基づく解析指針について報告する。

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  • 実構造物への展開を目指した溶接変形予測技術の検証

    山田 順也, 中谷 光良, 永木 勇人, 村川 英一, 柴原 正和, 芹澤 久, 津村 秀一, 中谷 祐二郎, 只野 智史, 上谷 佳祐, 鷹羽 新二, 麻 寧緒, 福本 学, 成田 忍 溶接学会全国大会講演概要 2016f (0), 332-333, 2016

    アドホック研究会「実構造物への展開を目指した溶接変形予測技術の検証」、溶接構造研究委員会 溶接力学シミュレーション研究会では、多層溶接時の残留応力を対象とするFEM解析ラウンドロビンテストを実施している。本講演では、多層溶接試験の方法および実験結果について報告する。

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  • 実構造物への展開を目指した溶接変形予測技術の検証

    永木 勇人, 中谷 光良, 山田 順也, 村川 英一, 柴原 正和, 芹澤 久, 津村 秀一, 中谷 祐二郎, 只野 智史, 上谷 佳祐, 鷹羽 新二, 麻 寧緒, 福本 学, 成田 忍 溶接学会全国大会講演概要 2016f (0), 336-337, 2016

    アドホック研究会「実構造物への展開を目指した溶接変形予測技術の検証」、溶接構造研究委員会 溶接力学シミュレーション研究会では、多層溶接時の残留応力を対象とするFEM解析ラウンドロビンテストを実施している。本講演では、多層溶接試験のFEM解析結果および実験結果との比較について報告する。

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  • Hot deformation behavior in friction stir welding of thick aluminium welds

    イマム ムルシッド, 孫 玉峰, 藤井 英俊, 麻 寧緒, 堤 成一郎, 村川 英一 溶接学会全国大会講演概要 2016f (0), 136-137, 2016

    Uncontrolled hot deformation parameters can lead to the instability in material flow under shoulder influence region during friction stir welding of thick welds.

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  • 有限要素法による摩擦攪拌接合ツール周辺温度の予測

    功刀 厚志, 川嶋 俊一 溶接学会全国大会講演概要 2016s (0), 54-55, 2016

    FSWによるA5083P-O材突合せ接合時のワーク内温度分布の有限要素解析法による予測を行った。ツール表面の摩擦攪拌による発熱を材料の塑性変形及び粘性散逸によりモデル化し、ワーク内の材料発熱も考慮している。解析妥当性確認のため複数の温度計測結果との比較を行ったのでこれを報告する。

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  • LTT溶材による残留応力低減効果のFEM解析と実験測定

    麻 寧緒, 宮崎 俊幸, 堤 成一郎, 黄 輝, 村川 英一 溶接学会全国大会講演概要 2016s (0), 104-105, 2016

    低温変態溶材(LTT)は低温でのマルテンサイト変態膨張による引張応力の低減または圧縮残留応力の生成に開発された溶接材である。本研究では、熱弾塑性FEM解析およびコンター法やX線回折法をそれぞれ用いて残留応力分布を詳細に調査した。また、従来溶材とLLT溶材による残留応力の分布と大きさを比較した。さらに引張応力の低減効果に及ぼす溶接板の寸法と溶接平均温度上昇の影響を明らかにした。

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  • Multiscale Simulation Technology and Software for Soft Matter

    YOSHIDA Hideyo, NITTA Hiroya, CHAKI Kenta, OHATA Kosuke, OZAWA Taku 日本画像学会誌 54 (6), 578-586, 2015

    Soft matter, such as resins and rubber materials, has a multiscale structure. Computer simulation is an effective tool for understanding the mechanism of how the physical properties are exhibited. …

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  • 粗視化 MD の強みを活かした高分子シミュレーション

    森田 裕史, 小沢 拓 アンサンブル 17 (3), 155-161, 2015

    分子動力学法を用いて高分子のダイナミクスを扱うには,空間・時間スケールの制約から全原子モデル(粒子が 1 つの原子を表現する)ではなく,粗視化モデル(粒子が原子団を表現する)が適用されることが多い.粗視化 MD シミュレーションの強みは,粗視化したことによる大きな規模の計算に適用できる点がその1つとして挙げられるが,逆に粗視化したために,現実との対応という観点から,粗視化…

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  • 非線形有限要素法解析による蚊の口針の振動効果の確認

    漆畑 雄也, 鈴木 昌人, 高橋 智一, 青柳 誠司, 山口 哲, 今里 聡, 功刀 厚志, 猿渡 智治 精密工学会学術講演会講演論文集 2015S (0), 759-760, 2015

    蚊の口唇を模倣し,上唇および横の小顎の3D-CADモデルを作成した.蚊は,振動させながらこれらの針を人の皮膚に挿入する.本研究では,3D-CADモデルを用いて,振動の効果をFEM解析により確認した.本稿では,中心の上唇のみを考慮し,この針を皮膚モデルに穿刺する解析を行なった.振動の効果により,穿刺抵抗力が最大で5%減少することが確認できた.本解析結果は,振動の効果により座屈することなく人肌に針を…

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  • 定盤拘束条件と溶接変形の低減効果に関する定量評価

    黄 輝, 麻 寧緒, 殷 咸青, 村山 雅智 溶接学会全国大会講演概要 2015f (0), 412-413, 2015

    溶接変形を制御するために、定盤仮止めの拘束方法は溶接構造の組立現場でよく利用されている。本研究では、画像相関法による実験測定と高速熱弾塑性有限要素法の解析結果に基づいて、定盤仮止め拘束状態と仮止め解放状態の溶接変形および仮止め長さや溶接板寸法と溶接変形の関係を定量的に評価した。

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  • 超ハイテン材の破断に対する予測技術の研究

    佐藤 健太郎, 岩井 隆浩, 高田 賢治, 新居 直樹, 坂本 匡史, 西 龍, 福井 清之, 横井 龍雄, 西村 隆一, 池田 光太郎, 徳永 孝行, 西浦 友子, 社納 眞一郎, 麻 寧緒, 長坂 圭, 西村 律, 武田 力紀, 小島 宏介, 大宮 正毅 自動車技術会論文集 45 (6), 1099-1104, 2014

    FEM解析による破断予測手法を構築するために,応力三軸度に依存した破断クライテリアを決定するための簡便な実験手法・解析手法を提案する.各種引張試験およびFEM解析を実施し,破断ひずみ,応力三軸度を求め,590MPa材,980MPa材,1500MPa材の応力三軸度に依存する破断クライテリアの同定を試みた.

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  • 有限要素法による単層ドライファブリックの成形シミュレーション

    西 正人, 平島 禎, 倉敷 哲生 Journal of Textile Engineering 60 (3), 51-59, 2014

    Automakers are gradually using more carbon fiber reinforced plastic (CFRP) in mass production cars because the developments of resin transfer molding (RTM) have reduced its cycle time to less than …

    DOI 被引用文献2件 参考文献10件

  • 有限要素法による織物強化熱可塑性樹脂のプレス成形解析

    西 正人, 鏑木 哲志, 黒瀬 雅詞, 平島 禎, 倉敷 哲生 日本機械学会論文集 80 (820), SMM0354-SMM0354, 2014

    In this paper, we propose a new FE model of a carbon fiber reinforced thermoplastic (CFRTP) in order to capture the deformation during a thermoforming process because the thermoforming process of …

    DOI Web Site 被引用文献6件 参考文献12件

  • GPU並列技術と加速陽解法による溶接変形・熱応力の高速計算

    趙 堅, 麻 寧緒 溶接学会全国大会講演概要 2014f (0), 398-399, 2014

    本報では溶接変形・熱応力の解析時間を短縮するため、GPU並列計算技術を用いた加速陽解法FEMソルバーを開発した。計算精度を評価した上、自由度DOF(Degrees Of Freedom)が数万の継手モデルや1000万の超大規模モデルを対象にして高速計算の効果を確認した。

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  • A Study on Large-Scale Simulation of a 20-Story Steel Building Structure

    MIZUSHIMA Yasunori, MUKAI Yoichi, OHNO Masahito, SARUWATARI Tomoharu Theoretical and Applied Mechanics Japan 62 (0), 159-166, 2014

    The differences in seismic responses in highly nonlinear ranges among various analytical models are not clear. These include such as frame models, and detailed Finite Element Method (FEM) models …

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  • 建築物の耐衝撃設計法の提案

    加納 俊哉, 龍崎 響, 大田 敏郎, 濱本 卓司 理論応用力学講演会 講演論文集 63 (0), 10-, 2014

    構造物に甚大な被害を及ぼす衝突、爆発といった衝撃荷重は、作用時間の短さ、局所性などの特異な要因を持つ。ここでは、衝撃荷重の設定方法の考え方について紹介する。衝突による衝撃荷重は、動的解析や数値的アプローチにより決定することができ、荷重ー時間(F-t )関数で表される。爆発による衝撃荷重は、経験式、実験式から決定され、圧力-時間(p-t)関数で表される。

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  • 溶接変形と熱応力を計算する加速陽解法の提案

    麻 寧緒, 趙 堅 溶接学会全国大会講演概要 2014f (0), 396-397, 2014

    本報告では,動的陽解法をベースに溶接熱応力にも溶接変形にも適用する加速陽解法(Accelerated Explicit FEM: AE-FEM)を提案した.溶接に生じた曲げ変形の実測値と比較することにより加速陽解法の計算精度を検証した.

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  • 溶接変形に及ぼす拘束治具の配置および間隔の影響

    黄 輝, 麻 寧緒, 村川 英一 溶接学会全国大会講演概要 2014f (0), 372-373, 2014

    本研究では、まず拘束治具がある場合とない場合に対して、ビードオンプレート溶接変形を測定し、次に熱弾塑性FEMを用いてビードオンプレートや隅肉溶接による変形を解析し、実験結果と比較することにより解析精度を検証した。さらに拘束治具の配置や治具の間隔による溶接変形の低下効果を解析により定量的に検討した。

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  • 大規模詳細モデルによる20層鋼構造骨組みの解析

    水島 靖典, 向井 洋一, 大野 正人, 猿渡 智治 理論応用力学講演会 講演論文集 62 (0), 157-, 2013

    建築物の構造設計では「想定」した大地震時に建物を倒壊させないようにして人命を保護することが基本理念となっている。しかし、換言すると、万一「想定外」の地震が発生した場合に建物が大損傷を受け、その時に何が起こるかを予測することは現在の構造設計の範疇にないと言える。<br>東日本大震災以降、我が国では「防災」から「減災」へ、災害に対する備えの認識が変化しつつある。そのため建築構造においても、従来の設計…

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  • 異方性のひずみ依存モデルと延性破壊条件式を用いた高強度鋼板の破断予測

    高田 賢治, 佐藤 健太郎, 麻 寧緒 自動車技術会論文集 44 (2), 739-743, 2013

    延性破壊条件を高強度鋼板の破断予測に適用した.デジタル画像3D 解析を用いて,局所異方性r 値(幅ひずみ/板厚ひずみ比)を計測し,その値をHill の異方性降伏条件に組込んだ.JIS5号片引張試験との検証を行った結果,局所異方性r 値のひずみ依存性を考慮すると,計算における破断ストローク精度は向上することが判明した.

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  • 玉軸受の攪拌抵抗解析のための動解析

    西山 浩司, 井上 亜友子, 今田 大介, 長谷 陽夫, 戸倉 直, 篠田 淳一, 趙 希禄, 大島 修造, 萩原 一郎 日本機械学会論文集C編 78 (789), 1663-1669, 2012

    Though the rolling ball bearing greatly contributes to decrease the friction energy of the machine movement, we require the development of lower friction torque technology of ball bearing to achieve …

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  • 溶融亜鉛めっき釜破損部の亀裂進展方向に関する一考察

    三﨑 弘司, 平島 禎, 功刀 厚志, 石井 亮, 谷野 忠和, 矢島 浩 日本船舶海洋工学会論文集 15 (0), 111-116, 2012

    At start-up operation of hot dip galvanizing baths to galvanize steel products, several leakage accidents of liquid zinc due to the damage at the vicinity of welded parts between side and bottom …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献10件

  • 粒子法のレーザ溶接への基礎検討 (1)

    千村 伊作, 川人 洋介, 村川 英一 溶接学会全国大会講演概要 2012s (0), 224-225, 2012

    レーザ溶接は高品質で高速に接合ができるため、さまざまな分野で導入が進められている。しかし、レーザ溶接の制御は容易ではなく、最適な溶け込み形状を得て、溶接欠陥が出ないようにすることは難しい。このレーザ溶接における溶融部の挙動を力学的に分析するために、本研究では、粒子法を用いた新しいシミュレーション手法を確立することを目的とした。ここでは、金属固体の表面にレーザ照射され、金属が融解し、深い溶け込み形…

    DOI 参考文献1件

  • 溶接順序や拘束条件の最適化設計による溶接変形の低減

    千村 伊作, 戸倉 直, 麻 寧緒 溶接学会全国大会講演概要 2012s (0), 142-143, 2012

    溶接順序や拘束条件などは,溶接構造物の組立変形に大きな影響を与える.多数の溶接線が存在する場合,溶接順序と拘束位置をよく設計すれば,構造物の組立変形は小さくなり,製造コストが大幅に低減できる.本報告は,約20本溶接線の組立順序を,溶接変形ソフトウェアJWELDと最適化ソフウェアHEEDSを用いて最適化設計した.初期設計の溶接順序より溶接変形を大幅低減した.また,溶接による座屈変形を制御するため,…

    DOI 被引用文献1件 参考文献4件

  • レーザブレージング用いたサイアロンと超硬合金の異材活性ろう付

    永塚 公彬, 吉田 昇一郎, 瀬知 啓久, 麻 寧緒, 中田 一博 溶接学会全国大会講演概要 2012s (0), 74-75, 2012

    レーザブレージング法を用いて、サイアロンと超硬合金の異材ろう付を行った。ろう材には、Tiを活性材として添加したAg-Cu-Ti活性ろう材を用い、Tiの添加量が継手のせん断強度および界面組織におよぼす影響を調査した。その結果、せん断強度はTiの添加量が1.7mass%以下では、添加量に伴って向上した。

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