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検索結果 91 件

  • 1 / 1

  • Rustで記述されたLinuxカーネルドライバの安全性検査に向けて

    青島, 達大, 大月, 勇人 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 123-130, 2023-10-23

    Rustは,メモリ安全で効率の良いプログラミングが実現できることを標榜するプログラミング言語である.OSやWebブラウザ等の基盤システムにおいて,その採用が広がっている.特に,Linux 6.1以降,Rustで書かれたカーネルモジュールが利用できるようになった.本論文では,将来的にRustでカーネルモジュールが記述されるようになった時代でも潜む脅威について議論する.まず,Rustにおける所有権と…

    情報処理学会

  • Linuxカーネルにおける脆弱性修正状況の調査

    葛野, 弘樹, 矢野, 智彦, 面, 和毅, 山内, 利宏 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 308-315, 2023-10-23

    ...を受ける可能性に基づきLinux カーネルの更新が促される.しかし,Linux カーネルの利用オープンソースソフトウェアを利用している情報システムにおいて, Linux カーネルが用いられる事は多い.Linux カーネルの開発は開発者コミュニティが担い,脆弱性報告に対するセキュリティ対応として脆弱性修正のためのソースコード変更が行われる.既存のセキュリティ対策では,Linux カーネルのバージョン情報...

    情報処理学会

  • 最新のLinuxカーネルに対するエクスプロイト可能性

    青島, 達大, 大月, 勇人 コンピュータセキュリティシンポジウム2022論文集 620-627, 2022-10-17

    ...本論文では,Linux カーネル 5.11 以降に対するエクスプロイト可能性について検討する.Linux カーネル 3.0 以降,Supervisor Mode Execution Prevention と Supervisor Mode Access Prevention をサポートすることにより,カーネルコードが不正にユーザモードのメモリ空間へアクセスすることを防ぐ機構を備えている.さらに,Linux...

    情報処理学会

  • 64bitカーネルメモリダンプ関数引数解析機能の設計と試作

    高橋, 香穂, 伊藤, 孝之, 松浦, 陽平 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 15-16, 2021-03-04

    ...64bitのLinuxカーネルでは、関数に引数を渡す際、その大部分をレジスタに格納するため、スタックに格納する場合と異なりダンプ解析時に容易に値を取得することができない。そこで、障害解析の容易化を目的とし、Linuxカーネルの実行ファイルに付属しているデバッグ情報を用いて、関数引数を自動的に解析する機能の設計と試作を実施した。本発表ではその結果について報告する。...

    情報処理学会

  • 64bitカーネルメモリダンプにおける関数引数解析機能の開発

    高橋, 香穂, 伊藤, 孝之, 松浦, 陽平 第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 21-22, 2020-02-20

    ...64bitのLinuxカーネルでは、関数引数の大部分をレジスタに格納して渡す呼び出し規約を採用しており、従来のメモリダンプ解析のようにスタックを参照して引数の値を知ることができない。そのため、ソースコードと命令コードの対応を示すデバッグ情報を解析し、レジスタやメモリアドレスから引数を探す必要がある。しかし、このような解析は専門的な知識が必要であり、手間と時間がかかる。...

    情報処理学会

  • Transtracer: 分散システムにおけるTCP/UDP通信の終端点の監視によるプロセス間依存関係の自動追跡

    坪内, 佑樹, 古川, 雅大, 松本, 亮介 インターネットと運用技術シンポジウム論文集 2019 64-71, 2019-11-28

    ...カーネル内のパケット処理に追加の処理を加えることになるため,アプリケーションの通信に追加の遅延を与えることになる.そこで,本論文では,サーバ用途で広く利用されている Linux を前提に,TCP/UDP 接続の終端点であるネットワークソケットに含まれる接続情報を監視することにより,未知のプロセス間の依存関係を網羅的に追跡可能なアーキテクチャを提案する.このアーキテクチャにより,プロセスが Linux...

    情報処理学会

  • Linuxカーネルモジュールを利用した透過型汎用防御システムの構築と提案

    橋中, 義典, 川, 橋裕 2019年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集 2019 2019-09-13

    和歌山大学の既存研究にB-DRIPという透過型防御システムと代理応答サーバがある。DoS攻撃やDDoS攻撃に対し効率的に防御ができるが、問題点も多い。本研究ではB-DRIPを元に、多様化する攻撃に柔軟に対応でき、調整が容易で、保守性が高いシステムを構築・提案する。

    情報処理学会

  • カーネル利用状況とメモリ使用量に着目したLinux Kernel Configの解析手法

    雫石, 卓耶, 松原, 克弥 コンピュータシステム・シンポジウム論文集 2018 81-89, 2018-11-22

    ...カーネルのソースコードからカーネル内の各関数と Linux Kernel Config 項目との対応関係を機械的に抽出し,アプリケーションの動作中にカーネル内関数の呼び出し状況とメモリ使用量を観測することで,アプリケーション実行に影響を与えず,かつ,メモリ使用量削減効果の高い Linux Kernel Config 項目を特定する.piCore ディストリビューション上で Web サーバが動作する...

    情報処理学会

  • 複数の仮想マシン動作時におけるKSMの性能向上に関する一考察

    野崎, 優太, 山口, 実靖 第80回全国大会講演論文集 2018 (1), 129-130, 2018-03-13

    ...KSM (Kernel Same Page Merging)は同一内容のページが存在した場合に一つのページへマージすることでメモリ使用量の低減を実現するLinuxカーネルの機能である。本発表では、仮想化システムの一つであるKVMを用いて仮想化環境を構築し、複数の仮想マシンを動作させた際のKSMの性能向上の方法についての考察を行う。...

    情報処理学会

  • 圧縮機能を備えた組込みシステム向き分離型Linuxプロセストレース機構

    プラウィーン, アモーンタマウット, 早川, 栄一 情報処理学会論文誌 58 (8), 1336-1347, 2017-08-15

    ...組込みシステムを対象とした省メモリのLinuxプロセスのトレース機構の開発と評価を行った.組込みシステムでシステム動作のトレースを行う場合,トレースデータを保存するメモリ容量に制限があるため,プロセスのコンテキストスイッチのトレースデータが消失する可能性がある.この問題を解決するために,Linuxカーネル2.6.29が提供しているトレース機構であるFtraceに対して,低オーバヘッドのトレースデータ...

    情報処理学会

  • NTMobileフレームワークのJavaラッパーの提案と実装

    清水, 一輝, 八里, 栄輔, 納堂, 博史, 鈴木, 秀和, 内藤, 克浩, 渡邊, 晃 第79回全国大会講演論文集 2017 (1), 369-370, 2017-03-16

    ...NTMobile(Network Traversal with Mobility)は移動透過性と通信接続性を同時に実現する次世代の技術である.NTMobileはこれまでLinuxカーネルに実装を行っていたが,これをアプリケーション側に移植を行っている.これをNTMobileフレームワークと呼んでいる.フレームワークはC言語により実装されているが,アプリケーションはJavaによって記述されることが多い...

    情報処理学会

  • CPUによるリターンアドレス書換え攻撃検知とソフトウェア支援

    久保田, 曹嗣, 明田, 修平, 瀧本, 栄二, 齋藤, 彰一, 毛利, 公一 コンピュータセキュリティシンポジウム2016論文集 2016 (2), 718-725, 2016-10-04

    ...カーネルおよび標準 C ライブラリを新たに改変することで対処を行った.自作したテストアプリケーションを用いて検証を行った結果,5 つの誤検知に対処できたことを確認した....

    情報処理学会

  • Linuxにおける仮想化技術を用いた世界OSの実装

    石田, 航, 新城, 靖, 佐藤, 聡, 中井, 央 コンピュータシステム・シンポジウム論文集 2015 24-34, 2015-11-18

    ...カーネルの機能拡張で,コンテナごとのシステムコールの捕捉やコンテナ間でのプロセス移動を実現している.これにより,融合時のファイルの問題を解決し,Linux においても世界 OS の機能を利用可能にする....

    情報処理学会

  • SELinuxポリシ処理系のユーザ空間実装

    滝澤, 峰利, 橋本, 正樹, 辻, 秀典, 田中, 英彦 コンピュータシステム・シンポジウム論文集 2014 27-35, 2014-11-12

    ...カーネルの変更項目数を,提案方式を利用した場合と比較することで,提案方式がそれらの実装を簡単化できることを確認する.また,提案方式の上で動的なアクセス制御モデルを試験的に実装し,容易に効果検証できることを確認する....

    情報処理学会

  • Linuxカーネルの標準仮想化ソフトウェアを基にしたネットワーク挙動分析システムの開発

    鴻野佑樹, 安達直世, 滝沢泰久 第76回全国大会講演論文集 2014 (1), 153-154, 2014-03-11

    近年の急速なネットワークインフラの普及により、ネットワークを設計,管理できる技術者の育成が急務となっている。それらの人材が知識を深めるために実機を用いて学習する必要があるが、ネットワークの設計には多種多様な機器が必要であり、さらに準備や設定に時間がかかるため実機を用いて学習することは非効率的である。そこで本研究では、仮想環境ソフトウェアを用いて実際のネットワークに類似した環境を1台のPC上に構築…

    情報処理学会

  • 3Gトラヒック削減とプッシュ通知を共存させるアプリ単位の通信制御手法

    高木雅, 川原圭博, 浅見徹 マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2013論文集 2013 1727-1734, 2013-07-03

    ...カーネルを採用していることに着目し,iptablesコマンドを用いて通信制御を行うことを提案する.また,制御対象とするアプリは,ユーザの手を煩わせることなく自動的に選択されることが望ましいが,トラヒック量や通信頻度だけを頼りにユーザへの影響が少ないアプリだけを抽出することは容易ではない.そこで我々は,アプリの「比スリープ通信率」という指標を定義し,スマートフォンの画面点灯中/スリープ中の通信量の比率...

    情報処理学会

  • NTMobileによる一般端末向け遠隔DLNA通信システムの実装

    清水皓平, 鈴木秀和, 内藤克浩, 渡邊晃 マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2013論文集 2013 798-804, 2013-07-03

    ...カーネルを搭載した端末であることが前提になっている.そのため,iPhoneや市販のAndroidスマートフォンをはじめとする多くの一般端末では,システムを利用することができないという課題があった.本稿では,従来のシステムに対して,新たにNTMobileの機能を実装したモバイルルータを導入することにより,一般のDMPにおいても移動透過性を満たす遠隔DLNA通信を実現するシステムを提案する....

    情報処理学会

  • Linuxにおける細粒度パワーゲーティング制御向けコードの実行時管理機構

    小林, 弘明, 佐藤, 未来子, 天野, 英晴, 近藤, 正章, 中村, 宏, 並木, 美太郎 先進的計算基盤システムシンポジウム論文集 2012 349-356, 2012-05-09

    ...カーネルに実装した実行時コード管理機構では,仮想マッピングという仕組みを導入し,温度変化に応じて実行するコードを動的に切り替える.本機構により,プロセッサの演算ユニットの消費リーク電力を従来手法に比べ最大13%低減できた....

    情報処理学会

  • AndroidにおけるOS可視化環境の開発

    中川裕貴, 早川栄一, 西野洋介, プラウィーンアモーンタマウット 第74回全国大会講演論文集 2012 (1), 189-190, 2012-03-06

    ...Androidは,LinuxカーネルとDalvikVMの二つの階層で構成されているので,複数のプロセスの動作を理解することが困難である.本報告ではAndroidにおけるプロセス可視化環境の開発を行った.本システムではftraceを用いた低オーバヘッドのシステム情報取得環境を構築し,プロセス生成や切換えに関する情報を取得可能とした.この情報を元にWebブラウザで可視化環境を開発することで,ユーザが容易...

    情報処理学会

  • Android OSにおけるデータベースのアクセス性能に関する考察

    服部拓也, 新居健一, 山口実靖 第74回全国大会講演論文集 2012 (1), 187-188, 2012-03-06

    ...近年スマートフォンの登場により Android OS が注目されている.Android OS は,豊富なユーザーインターフェース,アプリケーション,コードライブラリ,アプリケーションフレームワーク,マルチメディアサポートなどの機能を含んでいる.このうち,カーネル部は Linux カーネルを用いており,ミドルウェア部でも多くの Linux と共通のオープンソースソフトウェアが採用されている.例えば DBMS...

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  • Android OSにおけるデータベースのアクセス性能に関する考察

    服部拓也, 新居健一, 山口実靖 第74回全国大会講演論文集 2012 (1), 187-188, 2012-03-06

    ...近年スマートフォンの登場により Android OS が注目されている.Android OS は,豊富なユーザーインターフェース,アプリケーション,コードライブラリ,アプリケーションフレームワーク,マルチメディアサポートなどの機能を含んでいる.このうち,カーネル部は Linux カーネルを用いており,ミドルウェア部でも多くの Linux と共通のオープンソースソフトウェアが採用されている.例えば DBMS...

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  • AndroidにおけるOS可視化環境の開発

    中川裕貴, 早川栄一, 西野洋介, プラウィーンアモーンタマウット 第74回全国大会講演論文集 2012 (1), 189-190, 2012-03-06

    ...Androidは,LinuxカーネルとDalvikVMの二つの階層で構成されているので,複数のプロセスの動作を理解することが困難である.本報告ではAndroidにおけるプロセス可視化環境の開発を行った.本システムではftraceを用いた低オーバヘッドのシステム情報取得環境を構築し,プロセス生成や切換えに関する情報を取得可能とした.この情報を元にWebブラウザで可視化環境を開発することで,ユーザが容易...

    情報処理学会

  • WinKVM:Hybrid Hypervisor移植の一例

    高橋, 一志, 笹田, 耕一 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) 5 (1), 27-40, 2012-01-27

    ...カーネルを模倣するエミュレーションレイヤを構築し,KVMをその上で動作させることで,KVMをWindowsに移植した.これにより,WindowsとLinux間でのライブマイグレーションを達成することができた.いくつかのベンチマークプログラムでWinKVMの性能を測定したところ,オリジナルのKVMとの性能差はみられず,エミュレーションレイヤによる性能劣化はないことが分かった....

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  • 性能評価機構LSMPMONによるセキュアOSの評価

    山本, 賢治, 山内, 利宏 情報処理学会論文誌 52 (9), 2596-2601, 2011-09-15

    ...Linuxでは,セキュアOSにはいくつかの実装方式があり,かつ複数の選択肢があるものの,Linuxカーネルのバージョンの違いによるセキュアOSの性能の変化や,Linuxカーネル2.6.19より新しいLinuxカーネルでのセキュアOSの詳細な性能は明らかでない.そこで,本論文では,LSMのオーバヘッド測定用ツールLSM Performance MonitorをLinuxカーネル2.6.30に対応させ,...

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  • Android OS における演算性能とI/O性能の評価と解析

    服部拓也, 新居健一, 山口実靖 マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2011論文集 2011 1399-1406, 2011-06-30

    ...近年スマートフォンの普及によりAndroid OS が注目されている.Android OSのカーネルはLinuxカーネルをもとに作成されており,ユーザーアプリケーションはJava言語で構築されDalvik VM 上で動作する.本稿では,Android OS を搭載した携帯端末および計算機(PC)の性能と,Linuxを搭載した計算機の性能の調査を調査し,比較を行った.結果,現状では多くの例においてLinux...

    情報処理学会

  • マルチコアシステムにおけるLinuxカーネル2.6のリアルタイム性評価

    徳丸潤一, 落合真一, 攝津敦, 松本利夫 第73回全国大会講演論文集 2011 (1), 41-42, 2011-03-02

    マルチコアシステムの適用が広がるつれ、リアルタイム性の悪化が課題となっている。本課題を解決する開発の一環として、マルチコアシステムにおける、コア数の増加、アフィニティの設定、32bitカーネルと64bitカーネルの違い、RTパッチの適応/非適応がリアルタイム性へどのように影響するかの評価を実施した。本発表では、分析・評価結果を述べる。

    情報処理学会

  • RT-Est:準固定優先度スケジューリング向けリアルタイムオペレーティングシステム

    千代, 浩之, 山崎, 信行 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) 4 (1), 53-68, 2011-02-28

    ...本論文では,準固定優先度スケジューリング向けリアルタイムオペレーティングシステム RT-Est を提案する.RT-Est は,次の機能を実装する.1) 準固定優先度スケジューリングを低オーバヘッドで達成するために Linux カーネル 2.6 における O(1) スケジューラを拡張したハイブリッド O(1) スケジューラ,2) 付加デッドライン時刻で付加部分を中断するための高精度タイマ,3) リアルタイムスケジューリング...

    情報処理学会 Web Site

  • Linuxのセキュリティ機能 : 2.SELinuxのアーキテクチャとアクセス制御モデル

    海外, 浩平 情報処理 51 (10), 1257-1267, 2010-10-15

    ...カーネルの開発過程である2003年8月にメインライン化されている.現在はNSAのほかにRed Hat,Tresys,IBM,HP,NECをはじめ多くの企業・開発者からなるコミュニティによって開発が進められており,Red Hat Enterprise Linux や Fedora Linux をはじめとする多くのLinuxディストリビューションが対応している.本稿では,SELinuxのアーキテクチャと...

    情報処理学会 Web Site 被引用文献1件

  • テラスケールコンピューティングのための遠隔スワップシステムTeramem

    山本, 和典, 石川, 裕 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) 2 (3), 142-152, 2009-09-18

    ...64 ビットコモディティアーキテクチャ上で,効率的に大容量仮想メモリを提供する遠隔スワップシステム Teramem を提案する.Teramem は,次の特徴を持つ. i) Linux カーネルのローダブルモジュールとして実装されている.カーネルレベルで実装することにより,従来のユーザレベル遠隔スワップシステムと違い,メモリ管理情報に基づく擬似 LRU などのスワップアウトアルゴリズムを実装可能となった...

    情報処理学会 Web Site 被引用文献1件

  • Linuxカーネル用リアルタイムスケジューリングモジュール

    加藤, 真平, 山崎, 信行 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) 2 (1), 75-86, 2009-03-25

    ...まず, 高負荷状態における十分なリアルタイム性と予測可能性の提供を目的として,固定優先度の利点と動的優先度の利点を兼ね備えたスケジューリングアルゴリズムを提案する.提案アルゴリズムは理論的な性能の面で従来の固定優先度アルゴリズムと同等以上であることが保証され,Linuxカーネルのスケジューラ実装に対する親和性も高いという利点がある.次に,拡張性の高いリアルタイムLinuxの実現のために,カーネルの修正...

    情報処理学会 Web Site 被引用文献1件

  • コードクローン検出技術を用いたLinuxカーネル進化の調査

    肥後, 芳樹, 松下, 誠, 井上, 克郎, リビエリ, シモネ 電子情報通信学会論文誌D J91-D (2), 509-511, 2008-02-01

    ...本論文では,コードクローン検出技術を用いたLinuxカーネル進化の調査結果について述べる.本論文の実験は,筆者らが過去に開発した分散処理型コードクローン検出システムD-CCFinderを用いて行われた.検出結果は,ヒートマップとして可視化された....

    HANDLE Web Site 被引用文献1件 参考文献4件

  • プロセスの実行時情報を用いたスケジューラによる高速化手法

    小川, 周吾, 平木, 敬 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) 46 (SIG12(ACS11)), 161-169, 2005-08-15

    ...近年用いられるSMT のような複数スレッドが同時に同一プロセッサで動作するアーキテクチャにおいて,現在のオペレーティングシステムでは同時実行されるスレッド間の資源競合を回避することが困難であり,性能が低下する.本稿ではプロセッサの性能カウンタから得られるプロセスの実行時情報を用いてプロセッサのキャッシュ競合を低減するプロセススケジューリングを行う高速化方法を提案し,Linux カーネルへの実装と評価...

    情報処理学会 Web Site 被引用文献3件

  • 携帯端末向けLinux のリソース管理の実現

    稗田, 諭士, 才田, 好則, 中山, 義孝, 千嶋, 博, 中本, 幸一 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) 46 (SIG3(ACS8)), 1-10, 2005-01-15

    ...カーネル内で管理することで,ユーザプログラムに修正を加えることなく,Linux のリソース管理を強化することが可能である.これにより,携帯端末内の各プロセスが使用可能な端末内リソースの上限が設定でき,端末システム全体として安定したソフトウェア実行環境が保証される....

    情報処理学会 Web Site 被引用文献3件 参考文献13件

  • Linuxカーネル2.6を用いたリアルタイム制御パッケージの開発

    岸田 和也, 古賀 雅伸 システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集 SCI05 (0), 44-44, 2005

    ...本論文では,Linuxカーネル2.6上でリアルタイムプログラミングに必要な機能を提供することを目的に開発したリアルタイム制御パッケージについて報告する.開発したパッケージは標準のLinux OS(カーネル2.6)で動作し,RTLinuxなどの拡張パッチを必要としない.リアルタイム制御コードは,RTLinuxではカーネル空間で動作するのに対して,本パッケージではユーザ空間で動作するので,OS全体がクラッシュ...

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  • Close UP:商用UNIXの背中が 見えたLinux: 8CPUの大型サーバーでも実用に

    日経コンピュータ = Nikkei computer (591) 78-83, 2004-01-12

    ...3年ぶりに新しいLinuxカーネルが登場した。2003年12月に公開された「2.6」である。従来のカーネル2.4を搭載するLinux は、8CPU以上を搭載するエンタープライズ向けサーバーでは性能が出なかった。プロセス・スケジューラの改良など、2.6は細かい改良を積み重ねることで、8CPU以上のサーバーでも性能を引き出せるようになった。...

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  • 汎用LINUXによるリアルタイム制御システムの開発

    加藤 直, 山梨 晶弘, 田原 淳一郎, 伊藤 雅則, 清水 悦郎 自動制御連合講演会講演論文集 47 (0), 287-287, 2004

    ...汎用のLINUXカーネルでリアルタイム制御を実現するためには、時間を管理する機能が必要となる。その時間管理機能の一つとして、外部にハードウェアクロックボードを接続するという手法が提案されている。しかし、この手法では制御中に外部入力を受け付けることが出来なかった。そこで、本研究ではこのシステムを改良し、キーボード等を使用した外部入力を受け付けるリアルタイム制御システムを構築した。...

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  • 特集 オープンソースの魔力 開発者:楽しい,欲しい だから作る

    日経バイト (246) 32-37, 2003-11

    ...Linuxカーネルを開発したLinus Torvalds氏の自伝のタイトルである。この言葉に,オープンソース・ソフトウェアの開発者が,対価も得ずに開発を続ける動機が凝縮されている。1991年,学生時代に作り始めたUNIX互換OS「Linux」が評判を呼び,あれよあれよという間に世界中に普及していった。...

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  • キャッシュミス削減によるLinuxプロセススケジューラの高速化

    山村, 周史, 平井, 聡, 佐藤充, 山本, 昌生, 成瀬, 彰, 久門, 耕一 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) 44 (SIG10(ACS2)), 17-27, 2003-07-15

    ...本論文では,高負荷時におけるLinux スケジューラの高速化を目的とした,カーネル内部のタスク構造体に対するキャッシュカラーリングの実装方式を提案する.従来のLinux カーネルでは,タスク構造体が物理ページ境界に配置されていなければならないという制約があった.本方式は,タスク構造体の先頭アドレスを,その上位ビットを用いてハッシュすることによってこの制約を解消し,これまで困難とされていたタスク構造体...

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  • NUMAマシンでのコマーシャルワークロード向けLinux最適化

    平井, 聡, 山本, 昌生, 佐藤充, 成瀬, 彰, 久門, 耕一 情報処理学会論文誌 43 (4), 1018-1027, 2002-04-15

    ...本論文では,NUMA(Non Uniform Memory Access)マシンでCommercial Workloadを実行する際のLinuxカーネルの最適化実験について述べる.評価システムには,2ノード4プロセッサの小規模なNUMAマシンの実機を使用し,性能の検証にはWEBサーバとアプリケーションサーバをモデル化した2種類のベンチマークを用いた.また,カーネルプロファイラによるOS動作の関数レベル...

    情報処理学会 Web Site 被引用文献1件 参考文献11件

  • 技術トレンド:Linuxカーネル2.4登場 Windows 2000と真っ向勝負

    日経バイト (200) 26-29, 2000-02

    ...Linuxカーネルの新版2.4のプレリリース版が2000年初めに公開される。クライアント向けと大規模サーバ向けという両極端の分野に向けて機能強化を同時に施しており,すでに浸透したミッドレンジのサーバからさらに守備範囲を広げて全方位に利用できるOSを目指す。正式版の公開時期は2000年第1四半期の見込みで,2000年2月に発売されるWindows 2000と真っ向から勝負することになる。...

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