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  • 十二指腸狭窄をともなう局所進行切除不能膵癌に対して十二指腸ステント留置後Conversion SurgeryにてR0切除し得た1例

    岩井 佑太, 藤田 由里子, 高本 健史, 福田 知広, 今村 諭, 角田 裕也, 長久保 秀一, 諸星 雄一, 小池 祐司, 小松 弘一 日本消化器病学会雑誌 121 (5), 407-414, 2024-05-10

    <p>症例は67歳男性.嘔吐に対して施行した上部消化管内視鏡検査,腹部造影CTから局所進行切除不能膵癌による十二指腸狭窄と診断した.十二指腸ステント留置後,経口摂取が可能となり,全身状態の改善から化学療法を開始できた.治療が奏効し,Conversion Surgeryに至り,R0切除を得られた.十二指腸ステント留置は予後改善につながる可能性があり,治癒切除を目指す上で有効な選択肢と考えられた.<…

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  • 広範囲に進展した胃型IPMNにITPNが混在した膵管内腫瘍の1例

    若林 時夫, 代田 幸博, 竹田 康人, 方堂 祐治, 上田 善道 日本消化器病学会雑誌 121 (5), 415-424, 2024-05-10

    <p>70歳,男性.耐糖能悪化を契機に実施された造影CTで,膵体尾部境界に拡張した主膵管から分枝内に連続する結節状腫瘤と前後の膵管拡張を認めた.膵体尾部切除術後の病理組織学的検討では,低異型度胃型IPMNと非浸潤性ITPNの混在した長径25mmの拡張膵管内を充満する充実結節を認め,ITPNはIPMNの幽門腺類似の管状増殖を示す部分と隣接していた.前後・周囲の膵管壁内面にはIPMNの低乳頭状変化を…

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  • 腸閉塞を発症し穿孔をきたした小腸子宮内膜症の1例

    北村 和紀, 品川 和子, 德永 麻美, 小林 才人, 植田 亮, 時光 善温, 岡田 和彦, 前田 宣延, 芝原 一繁, 安田 一朗 日本消化器病学会雑誌 121 (5), 400-406, 2024-05-10

    <p>47歳女性.回盲部腫瘤による腸閉塞の診断で入院した.イレウス管による減圧が行われるも症状は悪化し,第7病日に緊急手術となった.開腹所見で回盲部に高度狭窄と微小穿孔を認め,回盲部切除術が施行された.切除標本の病理所見から腸管子宮内膜症の診断となり,術後ホルモン療法が開始され,術後18カ月再発なく経過している.本邦における小腸子宮内膜症の報告例に本症例を加えて検討した.</p>

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  • An integrated capacitor-less LDO with transient and stability enhancement

    Xie Yafei, Cai Xiaowu, Lu Yu, Dang Jianying, Pan Longli, Gao Mali, Wang Lei, Li Bo IEICE Electronics Express 21 (9), 20240199-20240199, 2024-05-10

    ...<p>A novel capacitor-less low-dropout regulator (CL-LDO) is presented that achieves transient and stability enhancements through the addition of an active capacitor and a dynamically biased buffer....

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  • 右外腸骨動脈欠損と左外腸骨動脈低形成および両側浅大腿動脈欠損を伴う先天奇形に対する一手術例

    宮木 靖子, 樋上 哲哉 脈管学 64 (3), 45-49, 2024-05-10

    <p>症例は69歳女性。通勤時や趣味の社交ダンスの際に足の疲労感が強くなり受診した。精査にて右外腸骨動脈欠損・左外腸骨動脈低形成・両側浅大腿動脈欠損を診断された。腸骨動脈大腿動脈系の先天奇形は非常に稀な疾患である。遺残坐骨動脈を認める奇形については多数の症例報告があるが,単独完全欠損/低形成についての報告は極めて少ない。本症例に対して両側腸骨動脈–総大腿動脈バイパス手術を行い,症状の改善が得られ…

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  • 内視鏡検査で発見された腫瘍径10mm以下の多発回腸神経内分泌腫瘍の1例

    二村 侑歩, 浜島 英司, 中江 康之, 神岡 諭郎, 仲島 さより, 久野 剛史, 伊藤 誠 日本消化器病学会雑誌 121 (5), 389-399, 2024-05-10

    <p>症例は53歳,男性.健診異常の精査で下部消化管内視鏡検査を施行し,回腸末端に5mmの神経内分泌腫瘍(NET)を認めた.術前の全小腸内視鏡観察で回盲弁に7mmの同様のNETを認めた.回盲部切除(D3郭清)後,2病変ともNET Grade 1,深達度SM,#202のリンパ節転移陽性と判明した.腫瘍径10mm以下の多発回腸NETでリンパ節転移陽性例はまれで,回腸末端の内視鏡観察の重要性が示唆され…

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  • 紙幣の特性の差異に基づく紙幣同定

    永吉 洋登, 平松 義崇, 藤村 宣昭, 影広 達彦 電気学会論文誌D(産業応用部門誌) 144 (5), 410-417, 2024-05-01

    ...<p>A method for banknote identification has been developed....

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  • ノルウェーにおける移行期のエネルギー供給拠点の確保

    小嶌 正稔 Journal of the Japan Petroleum Institute 67 (3), 105-110, 2024-05-01

    <p>カーボンニュートラルを実現する上で,避けて通れないのが移行期におけるエネルギー供給拠点の確保である。ノルウェーでは,EVインフラ整備が進められる一方,ガソリンやディーゼルなどの燃料供給は円滑に行われており,地域的な供給拠点の消失などは大きな問題になっていない。これはノルウェーの石油製品の流通機構には,製品価格の透明性,円滑な供給と物流を土台に,需要の少ない地域にも順応できる仕組みが組み込ま…

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  • 高度の乳酸アシドーシスを呈したためにICUで早期に化学療法を導入したびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の1例

    日比 大亮, 田中 健雄, 毛利 英之, 余川 順一郎, 佐藤 康次, 谷口 巧 日本集中治療医学会雑誌 31 (3), 209-212, 2024-05-01

    <p>患者は70歳,男性。69歳時に慢性リンパ性白血病と診断され,経過観察となっていた。 経過中,活動性病変に対しイブルチニブ投与が開始された。しかし,肝機能障害により1ヶ月後に投与中止となった。末梢血液像からは,びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫が疑われた。 イブルチニブ投与中止4日後に,低血糖を伴う乳酸アシドーシスを認めたためICU入室となった。人工呼吸管理や血糖補正,フルスルチアミン投与,血…

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  • 小児糖尿病患者における重症低血糖に関するアンケート調査

    小児糖尿病委員会, 浦上 達彦, 母坪 智行, 小川 洋平, 菊池 透, 臼田 里香, 松井 克之, 広瀬 正和, 平井 洋生, 阿比留 教生, 藤原 幾磨, 水野 晴夫, 都 研一, 高橋 和眞, 島田 朗 糖尿病 67 (4), 202-208, 2024-04-30

    <p>日本糖尿病学会に所属し,小児科を標榜する専門医と糖尿病学会の小児糖尿病委員に対して,中学生以下の糖尿病患者における2017年1月~2021年12月に発生した重症低血糖(SH)に関するアンケート調査を行った.33施設から回答があり,その内17施設が対象となる小児糖尿病を診察していた(1型506名,2型302名).その内SHの経験ありは11施設で,総数は25人(全て1型糖尿病)であった.対象の…

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  • 免疫関連有害事象の早期診断のため尿糖自己測定が有用であったニボルマブによる1型糖尿病の1例

    川名部 新, 中川 朋子, 内山 修太朗, 中村 祐太, 月山 秀一, 横田 健一, 曽根 正勝 糖尿病 67 (4), 173-180, 2024-04-30

    <p>症例は71歳女性.68歳時食道癌術後再発あり,ニボルマブ投与を開始した.初回投与時より,免疫関連有害事象(immune related adverse events:irAE)による糖尿病発見目的に尿糖自己測定を指導した.22クール投与後より尿糖陽性が持続し,全身倦怠感を自覚し受診した.随時血糖352 mg/dL,HbA1c 6.6 %,随時血中CPR 0.7 …

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  • 肺血栓塞栓症を合併した多発深部静脈血栓症の1例

    中田 悠希, 井上 卓哉, 佐戸川 弘之, 籠島 彰人, 管野 隆三 静脈学 35 (1), 41-44, 2024-04-27

    <p>肺がん術後に,上肢の深部静脈血栓症(DVT)による急性肺血栓塞栓症(PTE)を生じ,同時に下肢DVTも合併した症例を経験した.症例は83歳男性,左上葉肺がんの診断にて左上葉切除術が施行した.周術期は血栓予防対策として弾性ストッキングの着用や術中の間欠的空気圧迫法を行った.術翌日よりリハビリを開始し術後経過は良好であったが,術後15日に突然の失神発作をきたした.造影CTにて右肺動脈末梢に軽度…

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  • P(III)-Mediated Formal Reductive N–H Bond Insertion Reaction of Hydrazones to α-Keto Esters

    Takeda Norihiko, Miyashita Tomoki, Hirokawa Naoya, Yasui Motohiro, Ueda Masafumi CHEMICAL & PHARMACEUTICAL BULLETIN 72 (4), 413-420, 2024-04-26

    ...<p>A diazo-, metal-, and base-free multi-substituted hydrazone synthesis <i>via</i> a formal reductive N–H bond insertion reactions of hydrazones to α-keto esters has been developed....

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  • 非がん性上腹部内臓痛に対し神経破壊薬を用いたコーンビームCT補助下透視下内臓神経ブロックを施行した2症例

    西田 遼子, 片山 勝之 日本ペインクリニック学会誌 31 (4), 73-76, 2024-04-25

    <p>非がん性上腹部内臓痛に対し,神経破壊薬を用いたコーンビームCT補助下透視下内臓神経ブロックを施行した2症例を経験した.症例1,46歳男性.アルコール性膵炎に起因する心窩部・側腹部痛(NRS 7/10)を自覚.経口鎮痛薬での疼痛制御が困難な上,鎮痛薬に起因する日中の眠気が強く就業困難であったため,神経破壊薬を使用した内臓神経ブロックを施行した.施行直後より疼痛は消失し,経口鎮痛薬を減量し,復…

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  • 肉芽腫性動脈炎を呈した好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の1例~診断の根拠となる特異的な病理組織所見の検討

    伊藤 崇, 陳 科榮, 山本 俊幸 日本皮膚科学会雑誌 134 (4), 743-748, 2024-04-20

    <p>65歳男性.気管支喘息,多発性単神経炎,腎障害,消化器症状あり.採血ではIgE上昇,末梢血好酸球増多を認め,MPO-ANCA陽性であった.当科初診時,両下肢にリベドに混じて浸潤性紅斑と皮下結節が数カ所みられた.皮下結節からの生検組織像は,真皮―皮下組織境界部の筋性血管のフィブリノイド壊死,血管壁に沿ってangiocentricな組織球の著明な浸潤,さらにその周囲に多数の好酸球浸潤に囲まれる…

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  • 脊髄圧迫を伴う小児頚椎椎間板石灰化症の1例

    伊藤 大貴, 井上 太郎, 吉原 永武 Journal of Spine Research 15 (4), 695-699, 2024-04-20

    <p>症例は7歳,女性.特に誘因なく頚部痛が出現し他院にて頚椎椎間板石灰化症と診断された.頚椎CTでC3/4椎間板の脊柱管内への突出,頚椎MRIで髄内輝度変化を伴う脊髄圧迫所見を認めた.治療は頚椎カラー固定,アセトアミノフェン定期内服を行い,症状,画像所見ともに改善した.小児頚椎椎間板石灰化症は脊髄圧迫を呈していたとしても保存加療を考慮するべきである.</p>

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  • 長域型ヒルシュスプルング病のpull-through腸管の血流温存に術中ICG蛍光法が有用であった1例

    宮嵜 航, 近藤 剛, 野口 伸一 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (2), 186-189, 2024-04-20

    <p>症例は9か月男児.脾弯曲部にcaliber changeを有する長域型ヒルシュスプルング病に対して日齢63に人工肛門造設術を施行した.月齢6頃の根治術を予定していたが,COVID-19の感染のため手術延期となり,月齢9に根治術目的で入院となった.術式は腹腔鏡補助下Swenson法を施行した.Pull-through腸管の腸間膜の切離は,辺縁血管を温存しながら,中結腸動脈を根部で処理し,回結…

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  • Developing The Public Spaces Alternative in Palu City

    Zubaidi Fuad, Amalia Nazirah, Septyana Dita International Review for Spatial Planning and Sustainable Development 12 (2), 201-220, 2024-04-15

    ...<p>A public space is an area that accommodates all the activities of city residents, both individually and in groups, and should be utilised optimally as a responsive, democratic, and meaningful space....

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  • 歯科医療における全身麻酔や静脈内鎮静法の需要と供給に関する実態調査

    石田 義幸, 水田 健太郎, 丹羽 均, 砂田 勝久, 飯島 毅彦 日本歯科麻酔学会雑誌 52 (2), 86-97, 2024-04-15

    <p> <b>【要旨】</b> 本邦の歯科医療における麻酔管理の需要と供給の実態を明らかにするため,無作為に抽出された歯科医院および全国の歯科医師会を対象にアンケート調査を行った.有効回答数は歯科医院482施設(回収率30.4%),都道府県歯科医師会26団体(回収率55.3%),郡市区歯科医師会327団体(回収率44.1%)であった.歯科医療における麻酔管理の需要は一定割合存在することが示された…

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  • 膵・胆管合流異常をともなった重複胆管結石症に対して外科手術で治療し得た1例

    森 優喜, 長谷川 浩之, 深澤 光晴, 高野 伸一, 進藤 浩子, 高橋 英, 島村 成樹, 細村 直弘, 川井田 博充, 榎本 信幸 日本消化器病学会雑誌 121 (4), 321-329, 2024-04-10

    <p>76歳女性.急性胆管炎の治療時にMRCPで胆管結石と重複胆管が疑われた.ERCPで膵・胆管合流異常が併存する重複胆管および胆管結石と診断し,重複胆管切除術および胆管空腸吻合を行った.重複胆管は,治療方針決定のために型分類や胆管結石の有無を確認するだけでなく,膵・胆管合流異常や悪性腫瘍の合併の可能性を念頭におき診療に臨む必要がある.</p>

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  • 全国の学生を対象とした家庭料理の調理法と調理機器・器具の使用実態調査

    綾部 園子, 平尾 和子, 名倉 秀子, 升井 洋至, 大野 智子, 安田 智子, 柳沢 幸江, 福留 奈美, 中澤 弥子, 新澤 祥惠, 橘 ゆかり, 髙橋 啓子, 岡本 洋子, 高松 伸枝, 梅木 美樹 日本調理科学会誌 57 (2), 126-137, 2024-04-05

    <p> 全国の大学・短大などの学生を対象に,調理器具や調理器具,家庭料理状況などについてアンケートを実施し,ウェブブラウザを用いて回答を収集した。調査は2022年9月から2023年2月に実施し,有効回答数は7,153件(有効回答率49.1%)だった。</p><p> その結果,使用割合の高い調理器具は電子レンジ,炊飯器,フライパン,ピーラーであり,使用割合が低かったのは蒸籠,かつお節削り器,中華鍋…

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  • Two-Step Reset to Reduce the SNR Drop in the LOFIC CMOS Image Sensor

    Tatsuta Kazuki, Otani Ai, Miyauchi Ken, Han Sang-Man, Owada Hideki, Takayanagi Isao, Okura Shunsuke 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 144 (4), 337-343, 2024-04-01

    ...<p>A lateral overflow integration capacitor (LOFIC) complementary metal oxide semiconductor (CMOS) image sensor can realize high-dynamic-range (HDR) imaging with combination of low-noise signals and high-full-well-capacity...

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  • 外傷性破裂を来した膵粘液性囊胞腺癌の1例

    池田 優子, 田﨑 健太郎, 福長 徹, 菅本 祐司, 久保嶋 麻里, 水町 遼矢, 木下 麻優子, 江口 正信, 松原 久裕 日本消化器外科学会雑誌 57 (4), 197-203, 2024-04-01

    <p>症例は44歳の女性で,転倒し上腹部打撲,同部の疼痛を主訴に近医受診した.腹腔内出血,腸管損傷を疑われ同日当科紹介となった.膵損傷または膵囊胞破裂による急性汎発性腹膜炎を疑い緊急手術を施行,手術所見より膵囊胞破裂の診断となった.部分切除した囊胞壁の病理組織学的所見より膵粘液性囊胞腫瘍(mucinous cystic …

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  • 保存的に治療しえた十二指腸水平部憩室穿孔の1例

    内田 史武, 森山 正章, 小山 正三朗, 渋谷 亜矢子, 和田 英雄, 黨 和夫 日本消化器外科学会雑誌 57 (4), 175-181, 2024-04-01

    <p>症例は64歳の男性で,2日前からの左下腹部痛で前医を受診し,腹部CTで後腹膜気腫を認め,当院を紹介受診した.上腹部正中に腹膜刺激徴候を伴う圧痛を認め,血液検査では高度の炎症を認めた.腹部造影CTで腹腔動脈,上腸間膜動脈周囲の脂肪織濃度上昇と遊離ガス像を認め,ガスは十二指腸水平部の突出部に連続しており,憩室の穿孔を疑った.腹部所見は限局しており,保存的加療を開始した.透視下に経鼻減圧チューブ…

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  • 長期経過を観察し得た退行性変化を来した肝海綿状血管腫の一例

    廣渡 佳恵, 中堀 輔, 東 瀬菜, 安江 智美, 内田 麻結, 西浦 明穂, 松野 徳視, 三栖 弘三, 宮﨑 さや子, 向井 香織, 大川 和良 肝臓 65 (4), 179-185, 2024-04-01

    <p>症例は40歳代女性.20XX年にC型慢性肝炎の治療と肝腫瘍の精査目的で当院を受診.腹部超音波検査にて肝S2/3に35 mmの腫瘤を認めた.Gd-EOB-DTPA MRI検査では,腫瘍は辺縁から中央部にかけて造影されるfill in patternを呈し,肝血管腫と診断した.その後,腫瘍は性状,大きさともに著変認めなかった.20XX+9年,腫瘍径は27 …

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  • 低心機能および重症低栄養を伴う末期アカラシアに対して2期分割食道切除再建術を施行した症例

    浅井 佑介, 岡田 尚也, 木ノ下 義宏, 常俊 雄介, 山吹 匠, 加藤 健太郎, 高田 実, 安保 義恭, 中村 文隆, 樫村 暢一 日本消化器外科学会雑誌 57 (4), 169-174, 2024-04-01

    <p>症例は75歳の女性で,嚥下困難を主訴に紹介受診し,食道アカラシアの診断となった.バルーン拡張術により食道穿孔を来したが保存加療で軽快し,症状改善後に自宅退院した.1年6か月後に症状再燃し再度受診し,CT,経口造影検査で最大径7.5 cmに拡張しS字状に変形した食道を認めた.初回の拡張術で食道穿孔を来したため,以降の拡張術はできず,筋層切開術や経口内視鏡的筋層切開術でも穿孔のリスクが高いため…

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  • 電圧注入式三相インバータの構成と動作特性

    宮下 收, 吉田 俊哉, 枡川 重男, 森宗 剛己, 千馬 尚己 電気学会論文誌D(産業応用部門誌) 144 (4), 288-296, 2024-04-01

    ...<p>A three-phase inverter with neutral-line voltage injection is proposed to improve the output voltage waveform. This inverter consists of a three-phase inverter and a single-phase inverter....

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  • 腹腔鏡下胆囊摘出術時の胆道造影により急性膵炎を発症した1例

    松村 優, 冨田 大輔, 藤澤 顕徳, 村上 央, 小林 雅裕, 大久保 悟志, 進藤 潤一, 今村 綱男, 高澤 豊, 橋本 雅司 日本消化器外科学会雑誌 57 (4), 190-196, 2024-04-01

    <p>症例は60歳の男性で,健康診断で胆囊内隆起性病変を指摘された.超音波内視鏡検査では胆囊内面に瀰漫性に広がる小隆起を認めた.MRCPでは胆囊管と後区域枝が共通幹を形成する解剖学的破格を認めたが,膵・胆管合流異常を疑う所見はなかった.悪性腫瘍が潜在している可能性が否定できず,腹腔鏡下胆囊摘出術を施行した.胆囊管の誤認を早期に発見するため術中胆道造影を施行したところ,胆囊管と後区域枝に加え,膵管…

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  • 幼児の行動特性と運動能力との関係

    成田 亜希 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 144-144, 2024-03-31

    ...</p> <p>【方法】</p> <p>A保育園に通う5歳児52名を対象に、行動特性とその背景にある運動特性の関連を調査した。実施時期は、202X年である。行動特性には、SDQ (Strengths and Difficulties Questionnaire)を用い、保育者に質問紙調査を実施した。...

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  • 血液透析患者に対する二重課題が注意・遂行機能に及ぼす影響

    浅野 貞美, 山口 智晴, 村山 明彦, 森本 耕吉, 諸遊 直子, 藤岡 佳伸, 谷島 薫, 後藤 健 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 301-301, 2024-03-31

    ...</p><p>【方法】</p><p> A医療機関に通院中の外来血液透析患者30名を,通常の透析治療に加えてDTを実施する群 (DT群),通常の透析治療に加えて運動課題のみ実施する群 (運動群),通常の透析治療のみの対照群の3群に10名ずつ割り付けた.運動群とDT群に対する運動課題は有酸素運動 (エルゴメータ)とし,DT群には運動課題に加え同時に計算課題を実施した.運動の頻度と強度は腎臓リハビリテーションガイドライン...

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  • 水道水中農薬のGC/MSスクリーニング分析データベースの構築と定性・定量精度の検証

    木下 輝昭, 小田 智子, 栗田 翔, 山崎 貴子, 猪又 明子, 佐久井 徳広, 野原 健太, 中村 李, 土屋 裕子, 小林 憲弘 環境科学会誌 37 (2), 53-63, 2024-03-31

    <p>ガスクロマトグラフィー質量分析(GC/MS)による水道水中農薬168種のスクリーニング分析データベースをアジレント・テクノロジー社製の装置で作成し,標準液および河川水試料を用いて定性・定量精度の検証を行った。データベース作成から約1カ月後に再度,各農薬0.05 mg/Lの標準液をデータベース作成時と同一条件でスクリーニング分析を行ったところ,データベースに登録した168農薬のうち162農薬…

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  • 長期生存が得られた胆嚢粘液癌の1切除例

    宮﨑 葉月, 浅岡 忠史, 大橋 朋史, 古川 健太, 俊山 礼志, 酒井 健司, 森 清, 濱 直樹, 後藤 邦仁, 宮本 敦史 胆道 38 (1), 108-114, 2024-03-31

    <p>症例は78歳,女性.胆嚢結石,胆嚢ポリープの診断で腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.術後病理検査にて粘液湖を有する胆嚢高分化型粘液癌と診断された.漿膜下層への浸潤を認めたため,胆嚢床切除及び肝十二指腸間膜の領域リンパ節郭清を含めた二期的根治術を施行した.術後よりS-1およびGemcitabineを併用した術後補助化学療法を6カ月間施行し,初回手術から5年以上経過した現在無再発生存中である.胆嚢…

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  • 機能的電気刺激を併用した立ち上がり練習の即時効果 -脳性麻痺患者の運動単位発火頻度による検討-

    安部 千秋, 髙橋 良輔, 阿部 正之, 白坂 智英 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 138-138, 2024-03-31

    ...</p> <p>【考察】</p> <p>A-B間でRMSは±5%以内の変化であったが, B-C間で左9%, 右が36%増加し, 最大FRでは特に右下肢が25%の増加と平均FRはA‒B間で左は維持, 右で低下したが, Cでは左右共に最も高値であった. これより電気刺激を併用した立ち上がり練習は下肢の運動単位のFRが改善し, 活動が動員されやすくなり,運動学習にも寄与したと考える....

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  • 自宅系高齢者施設職員の心身状況の経時的変化について

    明日 徹, 市野 敏亮, 今泉 裕希, 中原 潤, 中江 誠 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 398-398, 2024-03-31

    ...</p><p>【方法】</p><p>A県B市の自宅系高齢者施設 (収容人数66名、入居者の平均介護度2.4))に勤務する職員35名にアンケート調査を実施 した。初回、半年後、1年後すべてに回答を得られた19名 (男性1名、女性18名、年齢48.8±10.9歳)を解析対象者とした。職種は介護福祉士10名、看護師3名、その他 (助手など)6名であった。...

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  • 医療系学生における学生版プレゼンティーイズム尺度と大学生活不安尺度(CLAS)の関係性

    藤本 昌央 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 401-401, 2024-03-31

    ...</p><p>【方法】</p><p> A短期大学 (3年制)に所属する理学療法学課程に所属する1.2年生を対象にした。調査時期は令和4年6月に実施した。質問紙法における学生版プレゼンティーイズム尺度と大学生活不安尺度 (CLAS)を行わせた。CLASにおいては合計値と下位尺度の日常 生活不安、評価不安、大学不適応の合計値を検討した。...

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  • 妊娠6週妊婦の総胆管結石性胆管炎に対しERCPを施行した1例

    野田 淳, 髙野 祐一, 山脇 將貴, 浅見 哲史, 新谷 文崇, 長濵 正亞 胆道 38 (1), 103-107, 2024-03-31

    <p>症例は42歳,妊娠6週の女性.受診11日前より心窩部痛があり,2日前より黄疸を自覚した.近医を受診したところ,血液検査で肝胆道系酵素上昇を認めた.腹部超音波検査で総胆管結石を認め,総胆管結石性胆管炎の診断で当院へ紹介受診した.Tokyo guideline2018に準拠しGradeIの急性胆管炎と診断した.産婦人科,放射線科,薬剤部と十分な協議を行い,被ばく量や使用薬剤に最大限に配慮しE…

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  • 通所型サービスCにおける面談主体の自立支援が身体機能やQOLに与える効果:予備的研究

    宇野 隼人, 安井 一馬, 長澤 康弘 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 244-244, 2024-03-31

    ...</p><p>【方法】</p><p>A市より業務委託された当院とB病院の2施設で通所C を行い,要支援者計11名を対象者とした.支援は週1回12週,自立支援プログラムとして理学療法士による個人面談を約20分,その他に運動機能向上プログラム約40分実施した.初回,支援終了時 (12週),フォローアップ時 (24週)の3地点で測定を行った.測定項目として,基本属性に性別,年齢,BMIとし,身体機能に握力...

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  • 塩酸ミノサイクリン注入が有効であった膵頭十二指腸切除術後のSpiegel葉からの離断型胆汁漏の1例

    三浦 世樹, 竹内 男, 鈴木 崇之, 西川 貴雄, 尾形 章 胆道 38 (1), 85-90, 2024-03-31

    <p>72歳,女性.膵頭部癌に対して,亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行した.術後15日目の膵胃吻合部に留置したドレーンからのドレーン造影にて尾状葉枝の胆管が造影され,離断型胆汁漏の診断となった.ドレナージを継続し,術後27日目に5Frの先端バルーン付きカテーテルから塩酸ミノサイクリン10mgを注入した.さらに術後30日目,33日目,36日目に塩酸ミノサイクリン30mgを追加で注入した.特に重篤…

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  • 隣接するインプラントとの暫間固定により歯の動揺を改善した1症例

    山森 徹雄, 池田 敏和, 佐久間 大季, 松本 知生, 内山 梨夏, 飯島 康基, 佐々木 槙一, 小松 晶子, 橋原 楓, 嶋田 伊吹, 髙橋 泰我, 高津 匡樹 日本口腔インプラント学会誌 37 (1), 64-68, 2024-03-31

    <p>連結固定は,支持能力が低下した歯の外傷性要因を除去し機能維持を図るために実施される.しかし,残存歯と歯の欠損部との配置によっては連結固定が困難となる.今回,下顎左右側第一大臼歯が欠損し,下顎左右側第二大臼歯に外傷性要因による動揺を認めた45歳の女性に対して,十分なインフォームドコンセントに基づき36部,46部に埋入したインプラントと37,47をプロビジョナルレストレーションを介してそれぞれ…

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  • 文化的景観における「祭り」の意義に関する考察

    奧谷 三穂 文化経済学 21 (1), 26-45, 2024-03-31

    <p>文化的景観の「保存と活用」には地域における継承の仕組みが不可欠となる。継承の仕組みは地域住民の景観価値の共有と意識の共有が重要となる。この論文では住民が一体感を持ちやすい「祭り」に注目し、宮津市溝尻地区の「葵祭」と西予市狩浜地区の「秋祭り」を事例に取り上げる。そして、祭りが地域住民の意識の共有に与える影響と文化的景観の価値の共有にどのような意義があるのかを考察する。</p>

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  • 介護予防事業に対してチーム担当制で活動に当たった事例報告 ―講師毎の特色ある内容を活かす方策―

    成瀬 淳, 村上 三四郎, 桜田 由紀子, 自生 福子, 森 友花, 谷地 雄太 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 267-267, 2024-03-31

    ...</p><p>【経緯】</p><p>A自治体では,一般介護予防事業として1グループ約 15名定員の介護予防教室を3グループ,5月以降ほぼ毎週開催している。A自治体からは青森県内のPOS三士会に対し,各グループとも月1回程度,90分の講師派遣を依頼された。依頼内容には教室参加者の評価を含まず,PTへの要望は転倒予防と運動器介護予防を中心とした講話および指導であった。...

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  • 膵胆管高位合流にIntraductal papillary neoplasm of the bile duct(IPNB)を合併した1例

    落合 成人, 千葉 斉一, 中川 雅, 佐野 達, 富田 晃一, 中津川 宗秀, 河地 茂行 胆道 38 (1), 91-97, 2024-03-31

    <p>症例は62歳女性,検診の腹部超音波検査で肝内胆管の拡張を指摘され,紹介となった.ERCP検査を施行したところ,総胆管の拡張と,胆汁中アミラーゼ値の上昇を認め,MRCP検査から膵胆管高位合流が疑われた.また,腹部造影CT検査,腹部造影MRI検査では,肝門部近傍の左肝管と連続した嚢胞状構造物内に造影効果のある結節を認めたため,膵胆管高位合流にIntraductal papillary …

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  • 妊娠初期の精神的健康および生活行動

    澁谷 真央, 真砂 友理, 芳我 ちより, 川田 紀美子 香川大学看護学雑誌 28 (1), 1-8, 2024-03-30

    ...</p><p></p><p><b>方法:</b></p><p>A市内で母子健康手帳を交付する8施設において,母子健康手帳を取得した妊娠初期の妊婦を対象にアンケート調査を行った....

    DOI 機関リポジトリ

  • Efficacy and Tolerability of Ivabradine for Cardiomyopathy in Patients with Duchenne Muscular Dystrophy

    Wakisaka Akiko, Kimura Koichi, Morita Hiroyuki, Nakanishi Koki, Daimon Masao, Nojima Masanori, Itoh Hideki, Takeda Atsuhito, Kitao Ruriko, Imai Tomihiro, Ikeda Tetsuhiko, Nakajima Takashi, Watanabe Chigusa, Furukawa Toshihiro, Ohno Ichiro, Ishida Chiho, Takeda Norihiko, Komai Kiyonobu International Heart Journal 65 (2), 211-217, 2024-03-30

    ...</p><p>A retrospective analysis was performed in 11 patients with DMD, who received ivabradine treatment for more than 1 year....

    DOI Web Site PubMed 参考文献22件

  • ブロック練習に指摘される弱点は,実際に顕在化するのか?

    尾之上 高哉, 井口 豊 教育心理学研究 72 (1), 1-10, 2024-03-30

    <p> 本研究では,教育の現場でよく用いられるブロック練習に指摘される弱点が,実際に顕在化するか否かを検証した。その弱点とは,練習問題をブロック練習の構成で提示した場合,学習者が「問題の種類を見分けて,必要な方略を想起し,選択する」ことなく,「方略を問題に実行するだけ」になる,というものである。本研究では,それが特に顕在化し易い場面と想定される,1単元の学習計画の中の「各課題の学習を行う場面」で…

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  • 女子大学生の子宮頸がん検診受診行動に関連する母親の要因

    岡田 里和, 野原 留美, 真砂 友理, 川田 紀美子 香川大学看護学雑誌 28 (1), 9-17, 2024-03-30

    ...</p><p><b>方法</b></p><p>A県内3大学の4年生女子大学生とその母親を対象に,無記名自記式質問紙調査を行った.娘の子宮頸がん検診受診行動に関連が予測される各因子について,<i>χ</i><sup>2</sup>検定またはMann-Whitney U検定を用いて分析した.本研究は香川大学医学部倫理委員会の承認を得て実施した....

    DOI 機関リポジトリ

  • CO<sub>2</sub>を注入した水酸化カルシウム溶液の練混ぜ水としての適用に関する検討

    新杉 匡史, 桜井 邦昭, 石関 嘉一, 河合 研至 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 516-523, 2024-03-29

    <p>あらかじめ水酸化カルシウムを添加した溶液にCO<sub>2</sub>を注入し、溶液中に炭酸カルシウムを生成させたものを練混ぜ水として用いた時のCO<sub>2</sub>固定量や各種物性について基礎的に検討した。その結果、練混ぜ水にイオン交換水を用いた場合と比べて、CO<sub>2</sub>固定量が増大するだけでなく、練混ぜ水中に生成されるCaCO<sub>3</sub>が圧縮強度に寄…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 振動締固め方法によるコンクリート中の連行空気の移動に関する基礎的検討

    小山田 哲也, 伊藤 いずみ, 一戸 暖生, 中村 大樹 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 584-591, 2024-03-29

    <p>振動締固めによるコンクリート中の連行空気の気泡径分布に関する基礎的研究を行った。振動方法は内部振動および外部振動とした。内部振動の場合、棒状バイブレータの周りのコンクリートの粘度が低下して締固めを容易し、エントラップドエアとともにエントレインドエアが外側に排除される。また、鉛直方向についてこれらの空気は浮力によって上方へ移動した。型枠に張り付いた気泡は、型枠面に沿ってゆっくり移動する。外部…

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  • 全身性強直性痙攣と著明なアシドーシスを呈したヘリウムガス中毒の1例

    鄭 善仁, 金子 直之, 柚木 良介 日本救急医学会関東地方会雑誌 45 (2), 122-126, 2024-03-29

    <p>症例は20歳代の男性。自殺目的に頭から被ったビニール袋にヘリウムガスを充填させて吸入し, 倒れているのを発見された。救急隊接触時にSpO2測定不能で, リザーバー付き酸素マスク10L/分投与で搬送された。来院時, Glasgow Coma Scale (GCS) E4V2M4。体温 39.2℃。脈拍 151/分。血圧 102/52mmHg。呼吸数40/分, SpO2 95% …

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  • 後腹膜気腫を呈した小児鈍的外傷性十二指腸穿孔の1例

    杉中 宏司 日本救急医学会関東地方会雑誌 45 (2), 137-139, 2024-03-29

    <p>今回われわれは, 後腹膜気腫を呈した小児の鈍的外傷性十二指腸穿孔を経験した。症例は, 12歳の男児。サッカーの試合中に相手の膝が心窩部に当たり受傷した。来院時, 心窩部に自発痛, 圧痛はあったが反跳痛はなかった。血液生化学検査では優位所見なく, 腹部造影CT画像では, 十二指腸浮腫性壁肥厚, 膀胱直腸窩に少量の腹水を呈するのみであった。胃管留置により減圧を施行し, …

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  • 2度目の抗毒素2回投与の後に血清病を発症したマムシ咬傷の1例

    藤原 慈明, 田中 保平, 藤屋 将眞, 渡邊 伸貴, 新庄 貴文, 松村 福広, 伊澤 祥光, 米川 力, 間藤 卓 日本救急医学会関東地方会雑誌 45 (2), 140-143, 2024-03-29

    <p>マムシ咬傷は死亡例も報告され, 重症例ではマムシ抗毒素投与が推奨されている。症例は66歳の女性。4年前にもマムシ咬傷で抗毒素を2回投与されていた。今回, 再び右手をマムシに噛まれ, Grade III の判断により抗毒素を2回投与された。投与後に症状は改善傾向となり, 第4病日に退院した。しかし, 退院した翌日より発熱, …

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  • 栃木県の河川敷におけるセスジガムシの季節消長と生息環境

    岩田 泰幸, 栗原 隆, 加藤 敦史, 渡辺 黎也, 山﨑 駿, 内山 龍人, 板倉 拓人, 冨樫 和孝, 平澤 桂 昆蟲.ニューシリーズ 27 (1), 13-20, 2024-03-25

    ...<p>A new locality of <i>Helophorus auriculatus</i> Sharp, 1884 was recorded in Tochigi Prefecture, which is the northern limit of this species in Japan....

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  • Late-Stage Derivatization of Oleanolic Acid-Based Anti-HIV-1 Compounds

    Takeuchi Reon, Fujimoto Junko, Taguchi Yoshinori, Ide Ryuji, Kyan Ryuji, Sato Kohei, Mase Nobuyuki, Yokoyama Masaru, Harada Shigeyoshi, Narumi Tetsuo CHEMICAL & PHARMACEUTICAL BULLETIN 72 (3), 330-335, 2024-03-25

    ...<p>A 12-keto-type oleanolic acid derivative (<b>4</b>) has been identified as a potent anti-human immunodeficiency virus type-1 (HIV-1) compound that demonstrates synergistic effects with several types...

    DOI Web Site PubMed 参考文献31件

  • 心臓植込み型電気デバイス感染に人工弁感染性心内膜炎を合併した1例

    岡田 修一, 内藤 滋人, 江連 雅彦, 長谷川 豊, 山田 靖之, 星野 丈二, 中村 絋規, 佐々木 健人, 森下 寛之, 関 雅浩, 田村 重樹 心電図 44 (1), 13-18, 2024-03-22

    <p>症例は54歳女性.26年前に他院で大動脈弁閉鎖不全症に対して機械弁による大動脈弁置換術を施行され,完全房室ブロックを合併してペースメーカ植込み(VVI)術を併施された.前医で7ヵ月前にペースメーカ本体の交換を施行された際にポケット感染を合併した.創部を切開し排膿しDebridementを行い,抗生剤投与で保存的加療を行っていたが,血液培養でメチシリン感受性黄色ブドウ球菌を認める敗血症性ショ…

    DOI Web Site 参考文献12件

  • COVID-19ワクチン接種に続発した自己免疫性溶血性貧血

    林 泰儀, 村上 武志, 中島 詩織, 中野 裕史, 今井 唯, 内田 智之, 井上 盛浩, 萩原 政夫 感染症学雑誌 98 (2), 146-150, 2024-03-20

    ...<p>A 72-year-old woman was diagnosed as having diffuse large B-cell lymphoma (DLBCL) in 2017 and showed complete remission (CR) in response to six courses of R-CHOP therapy....

    DOI Web Site 参考文献9件

  • グミ摂取でのアナフィラキシーからペクチンアレルギーと診断したカシューナッツアレルギーの1歳女児例

    高瀬 貴文, 金井 怜, 西田 敬弘, 一木 洋祐, 有馬 智之, 岩井 郁子, 山田 慎吾, 杉田 和也, 長尾 みづほ, 徳田 玲子, 藤澤 隆夫 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 1-7, 2024-03-20

    <p>【緒言】ペクチンはよく用いられる食品添加物である.カシューナッツ(CN)とペクチンの交差感作が報告されているが,あまり認識されていない.</p><p>【症例】1歳10か月の女児.1歳3か月時にミックスナッツ摂取後の急性蕁麻疹とCN,クルミ特異的IgE陽性から,これらのナッツアレルギーと診断された.今回,フルーツグミ摂取後に発症した全身蕁麻疹と活気不良のため救急搬送を受けた後,原因不明のアナ…

    DOI Web Site 参考文献10件

  • A Method to Analyze Plasma Images Using Modified Fourier-Bessel Functions

    NISHIMURA Yuki, FUJISAWA Akihide, NAGASHIMA Yoshihiko, MOON Chanho, NISHIZAWA Takashi, KOBAYASHI Tatsuya, SHIMIZU Akihiro, TOKUZAWA Tokihiko, IDO Takeshi, NISHIMURA Daiki, KOBAYASHI Taiki Plasma and Fusion Research 19 (0), 1201014-1201014, 2024-03-20

    ...<p>A new method is proposed to analyze plasma image of tomography using modified Fourier-Bessel Functions (FBF) instead of the original FBF analysis....

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  • 小児科total allergistによる包括的なアレルギー診療

    滝沢 琢己 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 99-103, 2024-03-20

    <p>Total allergistは,自身の診療科のアレルギー疾患については軽症から難治重症例を診療し,他科のアレルギー疾患についても軽症あるいは合併症の範囲であれば診療可能なアレルギー専門医を指す.小児科では複数のアレルギー疾患を発症し併存することが多く,また,それらは相互に影響するため,診療にあたっては複数の疾患を念頭においたアプローチが重要である.小児アレルギー疾患の有病率や重症度は,心…

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 高齢者を対象としたいわゆる健康食品の広報戦略の特徴:科学的思考を歪めさせるキャッチ・フレーズ

    上岡 洋晴, 朴 相俊, 和田 安代, 島田 美樹子 日本健康開発雑誌 advpub (0), 2024-03-15

    <p><b>背景・目的</b> 健康食品の摂取に伴う高齢者の健康被害や消費トラブルが増加している。そこで、本研究は、高齢者の科学的思考を歪ませるような広報戦略における行動心理学的効果の特徴を明らかにすることを目的とした。</p><p><b>方法</b> インターネットの検索エンジン「YAHOO!Japan(https://www.yahoo.co.jp/)を用いて2023年11月23日~12月1…

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  • 瘤内大量血栓を認めた心室中隔穿孔修復術後遠隔期心室瘤の1例

    遠藤 由樹, 深田 靖久, 中野渡 仁, 入江 嘉仁 日本心臓血管外科学会雑誌 53 (2), 83-86, 2024-03-15

    <p>症例は71歳女性.5年前に左室前壁の心筋梗塞による心室中隔穿孔に対しextended sandwich patch法にて修復を行った.経過は良好で独歩退院したが3年ほど経過し造影CT検査および経胸壁心臓超音波検査で心室瘤をみとめた.経時的に瘤が拡大し,瘤内に血栓を疑う所見をみとめ,呼吸苦も訴えるようになったため手術適応と判断した.手術は前回手術創を剥離後心停止下に左前下行枝左側で瘤を縦切開…

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 冠動脈瘤破裂に対して外科的加療により救命し得た1例

    佐藤 大樹, 久米 悠太, 盆子原 幸宏 日本心臓血管外科学会雑誌 53 (2), 74-77, 2024-03-15

    <p>症例は50歳男性.突然の胸痛,意識消失を主訴に当院へ搬送となった.心タンポナーデであったため,緊急で経皮的心囊ドレナージ,気管内挿管を施行し血行動態は安定した.CT検査および冠動脈造影検査で大動脈基部の解離が疑われたが,上行大動脈に明らかな解離所見を認めなかったため冠動脈CT検査を施行したところ,左冠動脈主幹部から連続して頭側に突出する16×16mmの冠動脈瘤を認め,冠動脈肺動脈瘻を合併し…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 術前診断において精巣上皮腫様形態を示した胸腺リンパ上皮腫様癌の1切除例

    中村 勝也, 松本 昂, 生田 安司, 岩崎 健, 山元 英祟, 内山 明彦 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (2), 106-113, 2024-03-15

    <p>症例は17歳の男性.気管支炎で胸部レントゲンを撮影された際に右肺門部の縦隔陰影拡大を指摘された.翌年の検診でも同様の指摘をされ,当院へ紹介された.胸部CTでは前縦隔に10 cm大の辺縁不整な腫瘍を認め,両側腕頭静脈,上大静脈,右房を圧排し腫瘍の浸潤が疑われた.組織診断のため,腫瘍針生検を行った.組織は小型成熟リンパ球とやや大型の腫瘍細胞からなりc-kit強陽性,PLAPが弱染色像を示した点…

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 子宮頸部腺癌術後18年目に診断された多発肺転移の1例

    梁 泰基, 北川 崇, 森 俊輔, 重光 希公生 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (2), 93-98, 2024-03-15

    <p>症例は76歳女性,58歳時に子宮頸部腺癌に対し,前医にて広汎子宮全摘術と両側付属器摘出術および骨盤内リンパ節郭清を受けた.術後6年半無再発で前医を終診となった.術後18年目に結核検診を受けた際に異常陰影を指摘され,精査目的で当院呼吸器内科を紹介受診した.CTで両側多発肺結節を認め,気管支鏡下肺生検を行うも診断は得られず生検目的に当科紹介となった.胸腔鏡下右肺部分切除術を行い,病理検査では当…

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 低分化型肺原発滑膜肉腫の1例

    三股 頌平, 稲田 一雄, 佐藤 寿彦 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (2), 145-151, 2024-03-15

    <p>症例は57歳,女性.2週間持続する血痰を主訴に当院呼吸器内科を受診,精査目的に入院した.胸部CTで左肺下葉S6に細血管の流入を伴う25 mm大の境界明瞭な充実性結節を認めた.手術目的に当科へ転科し,胸腔鏡下に左下葉S6区域切除を施行,迅速細胞診で紡錘形細胞の増殖を認めカルチノイドや小細胞癌,肉腫等の悪性疾患が鑑別に考えられた.下葉切除及びリンパ節郭清を追加し手術を終了した.術後病理診断では…

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 逆相クロマトグラフィープロセスにおける最適温度の決定法

    野崎 晋也, 吉本 則子, 山本 修一 日本食品工学会誌 25 (1), 15-22, 2024-03-15

    <p>逆相クロマトグラフィー分離の生産性を最大化する,最適温度の決定法を開発した.エタノール-水移動相を用いたポリマー(ポリスチレンジビニルベンゼン)粒子充填クロマトグラフィーによる2種類のポリフェノール(カテキン,エピカロカテキンガレート)分離をモデル系として選択した.15-45°Cにおける勾配溶出実験と等組成溶出実験データから,分配係数と拡散係数を温度とエタノール濃度の関数として定式化した.…

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • AVR後,生物学的製剤投与中に弁輪部膿瘍を生じた高安動脈炎の1例

    川口 信司, 中井 真尚, 小澤 貴大, 内山 大輔, 宮野 雄太, 寺井 恭彦, 山田 宗明, 野村 亮太, 三岡 博 日本心臓血管外科学会雑誌 53 (2), 66-69, 2024-03-15

    <p>症例は32歳女性.5年前に高安動脈炎と診断され,1年前に大動脈弁閉鎖不全症に対して大動脈弁置換術を施行した.高安動脈炎に対してPrednisoloneとAzathioprine内服を継続していたが4カ月前からTocilizumab皮下注に変更となった.1カ月前から労作時呼吸苦を認め,2日前から胸部不快感が出現し当院を受診した.血液検査ではCRP 0.02 …

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 中枢側吻合デバイスを用いて大動脈弓部に吻合したCABG,AVRの1例

    松田 真以子, 藤本 貴大, 湯崎 充, 岡村 吉隆, 西村 好晴 日本心臓血管外科学会雑誌 53 (2), 70-73, 2024-03-15

    <p>症例は73歳女性,労作性呼吸困難あり,重症大動脈弁狭窄症と右冠動脈狭窄を認めた.大動脈弁置換術と冠動脈バイパス術の手術適応と考えた.大伏在静脈グラフトの中枢側吻合を上行大動脈に予定していたが,術中所見では予定部位の大動脈壁が拡大しており脆弱で吻合に適さないと判断した.壁の性状から弓部付近への吻合が適当と判断した.大動脈遮断部位より末梢側で部分遮断鉗子を使用できないため,中枢側吻合デバイスを…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • Histologically Proven Recurrent Synovitis after Nivolumab Treatment

    Nakayama Yuki, Sawa Naoki, Suwabe Tatsuya, Yamanouchi Masayuki, Ikuma Daisuke, Mizuno Hiroki, Hasegawa Eiko, Sekine Akinari, Oba Yuki, Ishiwata Kazuya, Wake Atsushi, Hatano Masaki, Kitajima Izuru, Kono Kei, Kinowaki Keiichi, Takazawa Yutaka, Takemura Tamiko, Ubara Yoshifumi Internal Medicine 63 (6), 867-871, 2024-03-15

    ...<p>A 58-year-old woman with rheumatoid arthritis was diagnosed with methotrexate-associated Hodgkin lymphoma. After receiving several chemotherapy regimens, she started nivolumab treatment....

    DOI Web Site PubMed 参考文献13件

  • Transparaumbilical Intravariceal Sclerotherapy for Duodenal Varices Using Outflow Embolization

    Pas Maciej, Jogo Atsushi, Yamamoto Akira, Kageyama Ken, Sohgawa Etsuji, Oura Tatsushi, Terayama Eisaku, Asano Kazuo, Matsushita Kazuki, Sakai Yuki, Ozaki Masanori, Yonezawa Hiroki, Okazaki Masahiro, Nota Takehito, Murai Kazuki, Kita Ryuichi, Kaminou Toshio, Miki Yukio Internal Medicine 63 (6), 803-807, 2024-03-15

    ...<p>A 55-year-old patient was admitted for variceal treatment, a complication of chronic portal hypertension and liver cirrhosis....

    DOI Web Site PubMed 参考文献9件

  • 結腸癌肝転移に対する人工胸水下ラジオ波焼灼後に医原性中葉捻転をきたした1例

    田中 博, 岡田 英, 青木 正 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (2), 114-118, 2024-03-15

    <p>症例は68歳女性.横行結腸癌術後に肝転移と肺転移を発症し,肝転移に対して人工胸水下ラジオ波焼灼を施行された.治療後に右胸痛,咳嗽,血痰が出現したが自然軽快した.22日後の転移巣評価の全身造影CTで右肺中葉捻転が疑われた.感染および壊死の徴候を認めないため,3日後に胸腔鏡下中葉切除を施行した.葉間は完全分葉で,上葉と下葉はそれぞれ胸壁と横隔膜に癒着していたため,癒着のない中葉のみが人工胸水に…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 0.1 kGy以下のガンマ線照射によりDNA中に生成する5,6-dihydrothymidineの高感度定量法の開発

    藤原 拓也, 福井 直樹, 古田 雅一, 高取 聡 RADIOISOTOPES 73 (1), 35-46, 2024-03-15

    <p>相対的に低線量(0.1 kGy以下)のガンマ線照射によりDNA中に生成される5,6-ジヒドロチミジン(DHdThd)の高感度定量法を開発した。我々は、食品のDNA中に生成される放射線照射生成物であるDHdThdを測定することにより、食品の照射履歴を判別する方法について報告している。本手法は、(1)食品からのDNA抽出、(2)DNAのヌクレオシドへの酵素分解、(3)高速液体クロマトグラフ付タ…

    DOI Web Site Web Site 参考文献14件

  • Lectureship award受賞者がみた日本コロイド界面化学研究の国際化

    Erica Wanless, Tommy Nylander Colloid & Interface Communications 49 (1), 2-7, 2024-03-10

    ...</p><p>〔担当:マクナミー・キャシー(主担当)、景山元裕、熊谷仁志、近藤剛史、柴田裕史(五十音順)〕</p><p> </p><p>Wanless教授からの寄稿:「長い友情:日本-オーストラリアのコロイドと界面化学」</p><p>A Long Friendship: Japan-Australia Colloid and Interface Science</p><p>The University...

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  • 髄膜炎および眼内炎を合併した侵襲性肝膿瘍症候群の1例

    水田 一椰, 古賀 風太, 川添 夕佳, 村山 賢一郎, 中下 俊哉, 大座 紀子 日本消化器病学会雑誌 121 (3), 237-244, 2024-03-10

    <p>70歳代女性.前医で肝膿瘍の治療中に意識障害,項部硬直を認め紹介となった.肝膿瘍に髄膜炎,眼内炎を合併し,肝膿瘍の穿刺液の培養より過粘稠性<i>Klebsiella pneumoniae</i>が検出され,侵襲性肝膿瘍症候群の診断となった.肝膿瘍は軽快したが,右眼球は摘出に至った.肝膿瘍に髄膜炎や眼内炎などの他臓器病変を合併する場合は,侵襲性肝膿瘍症候群を鑑別に挙げるべきである.</p>

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  • 経過が追えた過酸化水素水誤飲による上部消化管粘膜傷害と門脈ガス血症の1例

    八木 専, 村上 英広, 玉井 惇一郎, 村上 主樹, 佐藤 真, 宮本 裕也, 梅岡 二美, 沖田 俊司, 宮岡 弘明 日本消化器病学会雑誌 121 (3), 230-236, 2024-03-10

    <p>症例は40歳,女性.過酸化水素水を誤飲後,腹部症状が出現したため救急受診した.腹部CT検査にて胃壁内と肝内門脈に気腫像を,上部消化管内視鏡にて胃全体に発赤,腫脹とびらんがみられた.過酸化水素水誤飲にともなう門脈ガス血症,上部消化管粘膜傷害と診断した.入院にて保存加療のみで改善し,入院5日目に退院となった.発症2カ月後の上部消化管内視鏡にて炎症所見は改善していた.</p>

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  • 食道癌化学療法中に大動脈血栓症を呈した1例

    田原 雄一, 橋本 章, 大和 浩乃, 小野 隆裕, 黒田 直起, 青木 雅俊, 福家 洋之, 河俣 浩之, 脇田 喜弘, 清水 敦哉 日本消化器病学会雑誌 121 (3), 212-220, 2024-03-10

    <p>症例は59歳男性.食道癌Stage IVb(cT2N2M1)の診断で化学療法(5-FU+CDDP),放射線療法を開始した.開始第44病日に嘔気が,採血で肝胆道系酵素上昇が出現した.腹部CTにて腹部大動脈血栓症を認め,保存的加療にて血栓は消失した.その後化学療法を継続したが血栓の再発は認めなかった.本邦におけるCDDPにともなう大動脈血栓症の報告は過去8例のみであり,ここに報告する.</p>

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  • 蓄積電荷を時空制御した高電導IGBT (TASC HiGT)

    三好 智之, 鈴木 弘, 平尾 高志, 高田 裕亮, 古川 智康, 森 睦宏 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 144 (3), 221-227, 2024-03-01

    ...<p>A concept on <u>Hi</u>gh-conductivity I<u>G</u>B<u>T</u> with <u>T</u>ime <u>A</u>nd <u>S</u>pace <u>C</u>ontrol of stored carrier (TASC HiGT) for pursuit of low-loss is proposed....

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  • 術前診断し腹腔鏡下に整復したS状結腸間膜窩ヘルニアの1例

    千葉 小夜, 猪瀬 悟史, 田中 保平, 利府 数馬, 田原 真紀子, 栗原 克己 日本消化器外科学会雑誌 57 (3), 151-157, 2024-03-01

    <p>症例は56歳の男性で,腹痛,嘔吐を主訴に前医受診した.鎮痛薬投与により一時的に症状が改善したが,翌日腹痛が増悪したため精査加療目的に当院を紹介受診した.腹部単純X線で小腸拡張像を認め,腹部造影CTでS状結腸間膜左葉背側へ小腸が嵌入しており,S状結腸間膜窩ヘルニアと診断した.イレウス管を留置し減圧を行ったのち,待機的に腹腔鏡下手術を施行した.腹腔内を観察するとS状結腸間膜窩に小腸が嵌頓してお…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 診断に難渋したAFP産生早期胃癌肝転移を異時性に治癒切除した1例

    河瀬 信, 金城 洋介, 原田 和, 河端 悠介, 神頭 聡, 中村 友哉, 山浦 忠能, 小河 靖昌, 竹井 雄介, 黒田 暢一 日本消化器外科学会雑誌 57 (3), 125-135, 2024-03-01

    <p>症例は72歳の男性で,膵管内乳頭粘液性腫瘍に対し経過観察していた.腹部CTで肝S4に占居性病変を指摘され,EOB-MRIにて肝細胞癌に類似した所見があった.血清AFP,PIVKA-IIの上昇を認めたため,原発性肝細胞癌の診断で肝S4部分切除を施行した.病理所見は大部分が腺癌であり,免疫染色検査から肝細胞癌は否定され,胆管細胞癌の診断となった.術後5か月の時点で血清AFP,PIVKA-IIの…

    DOI Web Site 参考文献28件

  • Channel Capacity with Cost Constraint Allowing Cost Overrun

    HORI Masaki, NISHIARA Mikihiko IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences E107.A (3), 458-463, 2024-03-01

    ...<p>A channel coding problem with cost constraint for general channels is considered. Verdú and Han derived ϵ-capacity for general channels....

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  • 多発巨大肝囊胞の形態をとった血管肉腫の1例

    舩岡 昭宏, 沼倉 里枝, 寺谷 卓馬, 斉藤 光次, 佐野 圭二 肝臓 65 (3), 121-130, 2024-03-01

    <p>症例は60代女性.労作時呼吸苦,右季肋部痛を主訴に受診され,CTで多発巨大肝囊胞による胸腔の圧排が指摘されたため当科紹介となった.最大径14 cmの肝囊胞を10個肝臓内に認め,同時に脾腫瘤も指摘された.3年前には肝囊胞は指摘できず,悪性腫瘍の可能性を考えEUS,CT,MRI,PET-CT,上下部内視鏡検査,造影エコー検査を施行し,囊胞穿刺で囊胞内の液体を細胞診に提出したがいずれの検査でも悪…

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 体質性indocyanine green排泄異常症を伴う進行食道癌に対して集学的治療により治癒切除を遂行できた1例

    中社 泰雅, 岡本 浩一, 島田 麻里, 齋藤 裕人, 山口 貴久, 森山 秀樹, 木下 淳, 中村 慶史, 二宮 致, 池田 博子, 稲木 紀幸 日本消化器外科学会雑誌 57 (3), 117-124, 2024-03-01

    <p>症例は57歳の男性で,全身倦怠感と食欲不振の精査にて進行食道癌と診断された.治療前indocyanine green(以下,ICGと略記)検査で15分値が72.1%と異常高値,<sup>99m</sup>-Tc-galactosyl-human serum albumin(GSA)肝シンチグラフィでも肝予備能の低下を認めたが,血液検査ではChild-Pugh Grade …

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 膵体尾部脂肪置換を伴う多発神経内分泌腫瘍に対して残膵非再建の膵頭十二指腸切除を施行した1例

    石原 慶, 吉野 潤, 塚原 啓司, 井垣 尊弘, 小郷 泰一, 加藤 俊介, 長野 裕人, 井ノ口 幹人, 櫻井 うらら, 入江 工 日本消化器外科学会雑誌 57 (3), 143-150, 2024-03-01

    <p>症例は64歳の女性で,耐糖能異常を指摘され,腹部超音波検査を施行し膵頭部腫瘤を認めた.精査で膵神経内分泌腫瘍の診断となり,亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行した.術前のCTでは膵体尾部は周囲の脂肪と判別困難であり,術中同様に膵体尾部の膵実質は脂肪と類似しており,膵体尾部の脂肪置換と判断した.膵断端の迅速病理組織診断では外分泌線は消失し主膵管は同定不能であったが,ランゲルハンス島は残存してお…

    DOI Web Site 参考文献21件

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