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検索結果 937 件

  • 長域型ヒルシュスプルング病のpull-through腸管の血流温存に術中ICG蛍光法が有用であった1例

    宮嵜 航, 近藤 剛, 野口 伸一 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (2), 186-189, 2024-04-20

    <p>症例は9か月男児.脾弯曲部にcaliber changeを有する長域型ヒルシュスプルング病に対して日齢63に人工肛門造設術を施行した.月齢6頃の根治術を予定していたが,COVID-19の感染のため手術延期となり,月齢9に根治術目的で入院となった.術式は腹腔鏡補助下Swenson法を施行した.Pull-through腸管の腸間膜の切離は,辺縁血管を温存しながら,中結腸動脈を根部で処理し,回結…

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  • 塩害とASRの複合劣化が生じたコンクリート中鉄筋の腐食速度の評価とFAを用いた抑制策の提案

    菅原 典大, 宮里 心一, 斎藤 豪, 鈴木 一帆 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 344-351, 2024-03-29

    <p>塩害では鉄筋の不働態皮膜が破壊し、腐食が進行する。またアルカリシリカ反応(ASR)では骨材が膨張し、ひび割れが生じる。またそれらの予防策としてフライアッシュ(FA)の混和が挙げられる。本研究では、両者の複合劣化を対象に、コンクリート内部に埋設された鉄筋の腐食速度、およびFA混和の防食効果を評価した。すなわち、塩害の単独劣化および塩害とASRの複合劣化が生じ、加えてFA混和した供試体を湿潤気…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 知的障害を伴う自閉スペクトラム症児に対するハンドベル演奏場面での協同スキルの指導

    有馬 里咲, 岡村 章司, 朝岡 寛史 広島大学特別支援教育実践センター研究紀要 22 9-17, 2024-03-01

    ...「和音」「かけあい」「音階」の3つの課題を設定し、各課題に合わせて「タイミングを合わせてハンドベルを鳴らす」「進度を合わせてハンドベルを鳴らす」「相手または直前の人のベルを見てハンドベルを鳴らす」「ST と目を合わせてハンドベルを鳴らす」「調や周りの人に合わせて体を動かす」の計5つの標的行動が割り振られた。...

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  • ブロックチェーン技術の社会への影響

    坂下 哲也 情報の科学と技術 74 (3), 80-85, 2024-03-01

    ...ブロックチェーン技術は,楕円線暗号(ECC)を実装し,セキュリティ上強固な仕組みを保有している。その上で,トークンは暗号資産以外への適用も具体的に進み,NFT(非代替性トークン)によってデジタルデータの希少価値の創出,唯一無二性の保証なども可能になった。これらの技術の社会実装の主導権争いが世界では始まっており,日本も乗り遅れてはならないだろう。</p>...

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  • 材料剛性の低下に着目したGFRP桁部材の疲労解析

    佐藤 顕彦, 北根 安雄, 杉浦 邦征 土木学会論文集 80 (14), n/a-, 2024

    ...比べて部材疲労試験は実施例が限られている.そこで本研究では,材料疲労試験から,GFRP部材の疲労損傷や部材剛性をFEM解析上で評価する手法を提案した.提案手法では,実験により疲労損傷を生じたGFRPの剛性低下に着目し,材料疲労試験から構築した剛性低下モデルをシェル要素に実装した.まず,実験と単要素モデルを用いたFEM解析の比較から,提案手法の妥当性を確認した.さらに,GFRP-コンクリート複合桁のげ...

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  • 急流河川の侵食被災に関する大規模水理実験 ―低水護岸背面の洗掘が堤防侵食に至る被災の進行過程と対策の検討―

    山口 里実, 矢部 健一郎, 高橋 賢司, 古溝 幸永, 森田 大詞, 廣瀬 秀樹 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...<p> 河川の急流区間では,越流によらない堤防侵食の被災が頻発している.特に河道湾部では,低水護岸背面の侵食が堤防侵食に至る被災事例がみられる.本研究では,堤防侵食の危険性が高い河道湾部外岸側の被災現象を対象とし,低水護岸背面の高水敷洗掘から堤防侵食に至るまでの現象の把握と対策案の効果検証を目的として大型水理実験を用いた検討を行った.実験の再現結果より,低水路の流れが乗り上げる箇所で低水護岸背面...

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  • 浸水・ゲル浸漬下内視鏡により困難を克服した十二指腸ESDの1例

    石川 翼, 田島 知明, 寺田 里絵, 村松 孝洋, 眞下 由美, 良沢 昭銘 Progress of Digestive Endoscopy 102 (1), 27-30, 2023-06-30

    ...</p><p>【症例】69歳女性.上十二指腸角内側壁の30 mm,0-IIaに対しESDを施行した.病変は屈部に存在し内視鏡操作性不良だったがWPMに切り替えたことで操作性が顕著に向上した.治療中,視野確保困難な出血に見舞われたがGIE併用により瞬時に止血ができた.切除後の粘膜欠損部の縫縮も送気下から浸水下に切り替えることで腸管が虚脱し完全縫縮することができた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 2016年以降のドイツの公共放送改革

    杉内 有介 放送研究と調査 73 (6), 2-29, 2023-06-01

    ...本稿では、2016年に始まり現在にまで続く、こうしたドイツの公共放送改革の紆余折した歩みを跡付けた。その中で、デジタル化の進展が、ドイツの公共放送の任務、組織、サービスのあり方にどのような課題を突きつけているのか、また、どのように解決が模索されているのかを明らかにした。...

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  • 下水管渠の寿命年数を予測する5種類の手法

    藤生 和也 下水道協会誌 60 (725), 82-91, 2023-03-01

    <p> 下水管渠のアセットマネジメントでは,個別スパンの寿命年数をできる限り正確に予測することが重要な研究課題である。本研究は,同一スパンにつき多数回の調査結果を含むデータベースを基に,5種類の予測手法を考案し,データを入力して個別スパンの劣化曲線を作成し,寿命年数を予測する。管齢を間接に説明変数とする線形判別式により任意のスパン及び管齢の判別得点が算出でき,判別得点から変換曲線で個体生存率が算…

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  • GPT-3を用いた歌詞付きコード譜生成をユーザの意図どおり制御する手法の試作

    海老 惟槻, 白松 俊 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 1N5GS1005-1N5GS1005, 2023

    ...<p>大規模言語モデルGPT-3 を用いることで,音楽的知識や作経験のない人でも自動の作詞作が可能である.しかし,ユーザーが意図するコンセプトや雰囲気に合った歌詞やコード進行が生成されるよう,GPT-3による楽生成を制御する手法は明らかになっていない.本研究では,ユーザーの意図に沿う楽生成手法の提案と評価を行う.具体的には,既存楽の雰囲気やコンセプトを表現するキーワードや説明文を用い,GPT...

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  • 数値積み上げ型タスクにおける現在バイアス下のエージェントの意思決定モデル

    赤木 康紀, 丸茂 直貴, 倉島 健 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 2P1OS2301-2P1OS2301, 2023

    <p>時間非整合性とは,長期的な利益のために計画を立てても,短期的な利益と相反するために実行時とは計画と異なる行動をとってしまうという人間の性質である. このような時間非整合的な行動は,直近のコストや利益を過剰に大きく評価する現在バイアスによって引き起こされるとされるとされており,現在バイアスと時間非整合性の関係を調べることは行動経済学分野において重要な課題となっている. …

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  • 当て板と鋼板の接着接合部の疲労強度とはく離進展特性に関する実験的検討

    高橋 京祐, 中村 一史, タイウィサル, 堀井 久一 土木学会論文集 79 (14), n/a-, 2023

    ...の主応力に対する疲労試験時の主応力範囲の比と繰返し荷重で整理することで,<i>S–N</i>線図を整理し,げ疲労特性の評価を精度よく行うことができた.また,引張荷重を受ける際の実験例と比較を行った結果,同様の傾向がみられたことから,作用力によらない評価が可能であることが示された....

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 約20年間暴露されたGFRP引抜成形箱形断面部材に対する残存げ性能の実験的評価

    辰田 翔太, 北根 安雄, 日比 英輝, 佐藤 顕彦, 杉浦 邦征, 西崎 到 土木学会論文集 79 (14), n/a-, 2023

    ...<p> GFRP引抜成形材は土木構造部材として広く用いられているが,長期暴露後のデータが少なく耐久性が不明確なことが,主要構造部材としての普及を妨げる一因となっている.本研究では,長期暴露後のGFRP引抜成形部材の残存性能を明らかにすることを目的に,約20年間屋外暴露されたGFRP引抜成形角パイプ及び同期間室内保管されていた同パイプを対象に,静的4点げ試験を行うことにより残存げ性能を明らかにした...

    DOI HANDLE Web Site 参考文献9件

  • Wwise とUnity によるネオリーマン理論を用いた動的な音楽システムの構築

    陳 俊業, 伊藤 彰教, 三上 浩司 日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集 13 (0), 281-286, 2023

    ネオ・リーマン理論を用いて、19世紀から現代の劇伴音楽までのPan-Triadic な楽曲群に和音分析を実施した。分析の知見を動的に変化する音楽に応用するため、Cohn の"Voice-Leading Zones"を用いて和音を分類とパラメータ化し、Wwise とUnity で動的な音楽システムを構築した。ゲームを想定したインタラクティブデモを制作し、システムによる和音の動きを検証した。

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  • 「主体的・対話的な深い学び」を構築する ウクレレを活用した創作活動の実践検証

    中山 由美 お茶の水女子大学附属中学校研究紀要 51 (0), 186-204, 2022-12-31

    ...次に「対話的」な学びの場面として、少人数グループ活動で各自がつくったコード進行を持ち寄り、つなげたり、重ねたりし、コードに合うメロディも考え、の組み立てを話し合いながら合奏をつくる活動を設定した。検証結果は、創作作品の採譜による分析、授業観察と生徒が記述した授業の振り返りから検討した。...

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  • IDベース相互認証鍵交換のTLSへの適用

    村上, 啓造, 中川, 皓平, 永井, 彰 コンピュータセキュリティシンポジウム2022論文集 604-611, 2022-10-17

    ...本稿では,CT-RSA2010 にて Fiore と Gennaro によって提案されたペアリングを用いない楕円線暗号ベースの ID ベース相互認証鍵交換を TLS1.3 に適用し評価を行う.ID ベース相互認証鍵交換を適用した TLS は,PKI と比較して,通信量を小さくできることから通信帯域の小さい IoT 分野に適している.これまでに,ペアリングベースの ID ベース相互認証鍵交換を TLS...

    情報処理学会

  • パークベンチ体位での開頭手術後に顎下腺腫脹と舌腫脹をきたした症例

    隈元 泰輔, 田島 功一朗, 津山 奏子, 松原 史子, 生田 義浩, 山本 達郎 日本臨床麻酔学会誌 42 (5), 451-456, 2022-09-15

    ...<p>パークベンチ体位での右側頭葉腫瘍摘出術術後に,左顎下腺と舌の腫脹をきたしたまれな症例を経験した.症例は23歳女性で,手術終了後に全身麻酔からの覚醒が十分であるのを確認し抜管した.術後5時間から左頚部腫脹が出現し,術後13時間には左顎下腺と舌の腫脹による気道閉塞をきたし気管切開を施行した.頚部屈や気管チューブ留置により顎下腺管や動静脈が圧迫されることで顎下腺や周囲組織が腫脹し,これにより舌静脈...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 漸進的球体パラメータ化における初期候補計算の改良

    金井 崇 精密工学会学術講演会講演論文集 2022A (0), 45-46, 2022-08-25

    <p>種数0のメッシュを球面上に写像する球体パラメータ化のうち,メッシュの連続的多重解像度表現を利用した漸進的球体パラメータ化により,大規模なメッシュの球体パラメータを高速に求めることが可能である.しかし,メッシュ形状によっては,計算に失敗するケースがあることが判明している.本研究では,そのような形状でも頑健に計算できるように初期パラメータ候補の計算を改良し,良好な結果を得たので報告する.</p>

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  • ロコモティブシンドロームと歩行

    遠山 晴一 IATSS Review(国際交通安全学会誌) 47 (1), 33-39, 2022-06-30

    <p>超高齢社会の訪れとともに運動器の障害を有する高齢者人口が増加し、運動器の障害は、要介護あるいは要支援状態となる原因の20%以上を占めている。運動器の機能障害の早期発見および運動器障害の進行予防のため、「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」という概念が提唱されている。ロコモ症例では、歩行速度の低下のみならず、立脚期における股関節の伸展ならびに遊脚期における股関節と膝関節の屈曲の減少などの歩容…

    DOI

  • 椎体形成術後隣接椎体骨折発症例の観察~椎体形成術と隣接椎体骨折の因果解明に向けた分析疫学研究

    隈元 真志, 中原 誠之, 久壽米木 亮, 井上 崇文, 吉田 享司, 古江 直也, 土方 保和 Journal of Spine Research 13 (5), 740-745, 2022-05-20

    <p><b>はじめに:</b>椎体形成術(VP)においては隣接椎体骨折(AVF)が臨床上の問題となるが,VPとAVFの因果関係についてのコンセンサスは得られていない.今回我々は術後AVF発症例を観察し,VPとAVFの関連を考察した.</p><p><b>対象と方法:</b>民間6病院において2012年4月から2018年6月までに単椎体にVPが施行された連続症例を術後6ヶ月間追跡した.術後1週間・1…

    DOI 医中誌

  • 嚥下障害に対する理学療法の即時効果を認めた胸部食道癌術後長期経過の1 例

    中川 翔太, 小田原 守, 今田 道生, 村野 武志, 山口 祐二, 鶴田 豊, 宮本 恵美, 大塚 裕一 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 26 (1), 39-46, 2022-04-30

    <p>【緒言】胸部食道癌術後長期経過し不良姿勢に起因する嚥下障害患者に対して,理学療法(以下,嚥下理学療法)を行い即時改善が認められた症例を経験したので報告する.</p><p>【症例】70 歳代後半の男性.5 年前に胸部食道癌の手術を施行.食事摂取量低下での低栄養や臥床時間の延長による低活動,嚥下機能低下のため在宅生活困難となり入院.呼吸数は24 回/ 分.筋力は舌骨上筋機能グレード(GS …

    DOI Web Site 医中誌

  • 塩害とASRの複合劣化が生じたモルタル中鉄筋の腐食速度

    菅原 典大, 宮里 心一 Cement Science and Concrete Technology 75 (1), 263-269, 2022-03-31

    ...また、分極線およびモルタル比抵抗により、塩分とASRが鉄筋腐食に及ぼす影響を考察した。以上の結果、塩害の単独劣化と比較して、複合劣化が生じたモルタル内部の鉄筋では、ひび割れを介して酸素が供給され易くなり、腐食速度は速くなることを明らかにした。</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 橈骨遠位端骨折に示指MP関節脱臼を合併した1症例

    下小野田 一騎, 桐林 俊彰, 上野 大樹, 養父 琴美, 田村 哲也 了德寺大学研究紀要 (16) 1-8, 2022-03-31

    指中手指節関節(以下,MP関節)脱臼は比較的まれである外傷であるが,渉猟しえた限りMP関節脱 臼を合併した橈骨遠位端骨折の報告はない.立位から転倒し,手掌をついて倒れると手からの介達外力 で橈骨遠位端は長軸圧をうけ,かつ強度の背屈が強制され,掌側凸の屈曲力が加わるため骨折が生じる. この際,MP関節には外力が働かず脱臼が生じない.今回,示指MP関節脱臼を合併した橈骨遠位端骨折 …

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 2型糖尿病患者における脈波伝播速度に影響する因子の検討

    古谷 友希, 田村 由馬, 田宮 創, 小川 将, 北濱 眞司, 元山 猛, 中谷 祐己, 安 隆則 日本糖尿病理学療法学雑誌 1 (1), 89-102, 2022

    【背景/目的】2型糖尿病(T2DM)患者における動脈硬化の進行をba-PWVにより定義し,ba-PWVと体組成因子,筋力,患者特性との関係を明らかにすることを目的とした. 【方法】T2DM患者128名を対象に動脈硬化指標,体組成,体格項目,血液検査データ,背景因子を評価した.統計解析はPearsonの積率相関係数,Spearmanの順位相関係数,重回帰分析,ロジスティック回帰分析,ANCOVAを…

    DOI 医中誌

  • 高減衰ゴム支承の温度依存性に着目した免震橋梁の仮動的実験

    齊藤 剛彦, 宮森 保紀, 中村 保之, 竹ノ内 浩祐, 山崎 信宏 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (4), I_468-I_477, 2022

    <p> 高減衰ゴム支承の温度依存性や加振が進むにつれて水平力が徐々に低下する特性を含めて,橋梁全体の地震時応答を検討するため,低温実験室に整備した載荷装置を用いた仮動的実験を行った.仮動的実験システムにはオープンソースのUI-SIMCORを用い,構造計算部分には汎用構造解析ソフトTDAP IIIを用いることで,汎用性の高いシステムを構築した.対象橋梁はII種地盤上の免震橋とし,温度を+23℃と-…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 直腸リンパ濾胞過形成様病変から潰瘍性大腸炎の典型像へ進展した1例

    大久保 栄高, 藤田 美貴子, 久礼 里江, 藤井 俊光, 冨井 翔平, 根木 真理子, 入江 宏, 畑 啓介 日本消化器内視鏡学会雑誌 64 (3), 262-269, 2022

    <p>症例は49歳男性.健診のFDG-PET検査で直腸に集積を認め,便潜血も陽性であり,全大腸内視鏡検査を施行した.直腸に限局する多発顆粒状粘膜を認め,病理組織では,非特異的な炎症所見であった.無症状のため経過観察していたが,5カ月後に軟便と腹痛が出現した.再度の内視鏡検査で,直腸の多発細顆粒状粘膜に加え,直腸から脾彎曲部に連続する粗造粘膜及び虫垂開口部周囲にもびらんを認めた.病理組織では,腺管…

    DOI 医中誌

  • 再生アスファルト混合物の力学性状の評価方法に関する研究

    安藤 政浩, 末原 俊史, 川上 篤史, 川島 陽子, 亀山 修一 土木学会論文集E1(舗装工学) 78 (1), 12-27, 2022

    <p> わが国のアスファルト混合物は1980年代前半にリサイクルが始まり,繰り返し再利用されてきたため,近年では再生骨材に含まれるアスファルトの劣化が進んでおり,このことが再生アスファルト混合物(以下,再生混合物)の品質に影響を及ぼすおそれがあるが,これを評価する方法は確立されていない.本研究では,再生混合物の力学性状を,常温域はSCB試験,高温域は2点繰り返し曲げ試験,低温域はNAT-SCB試…

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 勾配ブースティング決定木と畳み込みニューラルネットワークを組み合わせた橋梁の劣化進展推定

    龍田 斉, 原田 豊, 貫井 敬章, 榮 洸希, 清水 亮平, 長井 宏平 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 1017-1023, 2022

    <p>機械学習技術の1種である勾配ブースティング決定木(Gradient Boosting Decision Tree,以下 GBDT)は 性能・計算速度ともに優れているため,実務・研究ともに広く利用されている.本研究では,橋梁長寿命化修繕計画の高度化を目的として,栃木県が管理する橋梁の諸元および過年度点検データと,気候や地形等のGISデータである国土数値情報とを,畳み込みニューラルネットワーク…

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  • 完全側臥位法により経口摂取を再開できた多系統萎縮症の1 症例

    髙川 真由美, 合田 明生, 牧 貴紀, 中川 均, 肥後 和貴, 桂 純一, 柳橋 健 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 25 (3), 252-258, 2021-12-31

    <p>【緒言】完全側臥位法を適用した摂食嚥下機能療法により経口摂取を再開できた多系統萎縮症の症例を報告する.</p><p>【症例】87 歳の男性で4 年前に多系統萎縮症と診断され,胃瘻が造設されている.入院時は自己摂取が可能であったが徐々に嚥下機能が低下し,入院後79 病日に経腸栄養となった.90 …

    DOI Web Site 医中誌

  • Growing-rod法を施行した早期発症側弯症の最終固定後2年までの長期成長過程

    馬場 聡史, 川上 紀明, 小原 徹哉, 齊藤 敏樹, 田内 亮吏, 森下 和明, 山内 一平 Journal of Spine Research 12 (11), 1311-1318, 2021-11-20

    <p><b>はじめに:</b>早期発症側弯症(EOS)では,進行する脊柱変形に対して幼少期から成長温存手術を行い,比較的早期に最終固定に至ることが多いが,最終固定の経過を含めた長期の成長過程については不明の点も多い.本研究の目的は,Growing-rod法を施行したEOS患者の成長過程を,初回設置から最終固定後2年までの期間で調査することである.</p><p><b>対象と方法:</b>Growi…

    DOI 医中誌

  • 急性 A 型大動脈解離術後に人工血管高度屈による溶血性貧血をきたした1例

    守内 大樹, 鷲山 直己, 大箸 裕子, 津田 和政, 高橋 大輔, 山下 克司, 椎谷 紀彦 日本心臓血管外科学会雑誌 50 (4), 287-290, 2021-07-15

    <p>症例は50歳男性.4年前,急性A型大動脈解離に対し,他院で緊急上行大動脈置換術+冠動脈バイパス術が実施された.術後からLDH高値とヘモグロビンの低下が遷延し,術1年後に前医血液内科にて溶血性貧血と診断された.頻回な輸血を要し,前医から手術実施施設へ因果関係を照会されたが診断がつかず,当科へ紹介となった.造影CTの結果,上行大動脈人工血管に110度の高度屈曲を認め,溶血の原因と考えられた.カ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 失音楽症からみた音楽の脳内認知過程

    佐藤 正之 神経心理学 37 (2), 106-116, 2021-06-25

    <p>失音楽症の自験2例に対し音楽能力の検査を行い,音楽認知の脳内機構について考察した.症例1は70歳代の女性.両側側頭葉前部の梗塞により,和音弁別の障害と童謡の歌唱の際の旋律の入れ替わり(錯メロディ,<i>paramelodia</i>)を呈した.楽曲の和声分析の結果から,歌唱の際にヒトは先行する4小節もしくは1フレーズの和声進行をもとに,続くメロディを記憶から想起していることが示唆された.症…

    DOI 医中誌

  • ホルスタイン種育成牛における脊髄軸索変性症の1例

    吉田 希央, 工藤 直人, 吉本 薫, 金井 信, 猪熊 壽, 渡邉 謙一, 堀内 雅之, 古林 与志安 日本獣医師会雑誌 74 (4), 233-236, 2021-04-20

    <p>放牧されていた9カ月齢,雌のホルスタイン種育成牛が,後躯蹌踉を呈した.投薬による治療を行うも改善せず,起立不能となった.身体検査では,前肢は突球様を呈し,後肢は脱力し,尾力は減弱していた.神経学的検査では,両後肢の膝蓋腱反射と屈曲反射の低下及び交叉伸展反射の亢進が認められた.病理解剖では,明らかな異常は認められなかった.病理組織学的検査により,脊髄全長の白質と脳幹の一部に軸索変性が認められ…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献10件

  • 単一分子ダイオードの設計と創製

    大戸 達彦, 山田 亮, 夛田 博一 日本物理学会誌 76 (2), 68-74, 2021-02-05

    <p>分子は,人工的に構造を設計し,量産することのできる最小の単位といえる.単一分子の電気伝導についての理解は,密度汎関数法と非平衡グリーン関数法を組み合わせた第一原理計算と,金属細線を引っ張ることで分子を架橋させるブレークジャンクション法を用いた単一分子の電流–電圧曲線の測定によって進展してきた.一つ一つの分子に電子回路としての機能をもたせようとする試みの中で,単一分子ダイオードの創製は,単一…

    DOI Web Site

  • 階層ベイズを用いた欠陥進展下の転がり軸受の余寿命線推定

    北井 正嗣, 赤松 良信, 藤原 宏樹, 谷 僚二, 沼尾 正行, 福井 健一 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2021 (0), 2F1GS10f01-2F1GS10f01, 2021

    ...提案手法により,余寿命を単調な回帰線で推定することを可能とした.くわえて,特に欠陥進展初期における余寿命推定精度が向上できた.</p>...

    DOI

  • 加減速情報が高齢ドライバの発進時に与える影響―非高齢ドライバとの比較―

    松本 修一, 本橋 泰樹 土木学会論文集D3(土木計画学) 76 (5), I_1245-I_1252, 2021

    <p>自動車の「走る,曲がる,止まる」という機能に加えて,自動車の新たな機能の一つとして「繋がる」に注目が集まり,前方の車両をセンシングした運転支援システムの研究が著しい発展を見せている.一方で,これらの研究は高齢ドライバを対象にしたものが少なく,非高齢ドライバと同じように有用性があるという知見が十分得られていない.本研究では,ドライビングシミュレータを用い,非高齢ドライバと高齢ドライバに発進時…

    DOI Web Site

  • 変形性膝関節症例における歩行時の膝関節運動学・三次元下肢荷重軸の重症度別評価

    清水 健太, 大越 康充, 館山 唯, 浮城 健吾, 三浦 浩太, 川上 健作, 鈴木 昭二, 井野 拓実, 吉田 俊教, 前田 龍智 理学療法学 48 (6), 555-562, 2021

    <p>【目的】脛骨平面を通過する三次元下肢荷重軸(以下,3D-MA)動態と膝関節運動学および冠状面アライメントの関連を明らかにすることである。【方法】変形性膝関節症(以下,膝OA)症例75 例93 膝(北大分類stage Ⅱ–Ⅴ)を対象とし,光学的モーションキャプチャ技術による歩行時の三次元動作解析から,膝キネマティクスと3D-MA 動態を検討した。【結果】3D-MA X …

    DOI 医中誌

  • 岩盤河川の蛇行流路における乾湿風化の影響

    サムナー 圭希, 井上 卓也, 清水 康行 土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_745-I_750, 2021

    <p> 山地河川では,基盤面の下刻や側刻による蛇行の発達が顕著にみられる.岩盤の侵食要因は,主に砂礫の衝突磨耗によるものが支配的であるが,岩盤面が乾湿や凍結融解などの機械的な作用により風化することでも発生する.本研究では,数値計算モデルを用い,岩盤床を有する河道湾曲部における乾湿風化の影響について解明を試みた.数値計算モデルは,流下方向の砂礫移動量と河岸の横勾配から横方向の岩盤侵食を考慮し,数値…

    DOI Web Site 参考文献10件

  • ピアノレッスンにおいて指導の焦点となる演奏音への指さし

    山本 敦, 門田 圭祐, 牧野 遼作, 古山 宣洋 質的心理学研究 20 (Special), S132-S139, 2021

    指導においてその焦点となる対象を示すことは不可欠だが,身体的実践では焦点が動きや知覚内容といった言語 的には容易に示しがたいものであることも多く,時として困難を伴うことが知られている。本稿ではピアノレッ スンで観察された指導の焦点を指し示す演奏音へのポインティングが,その不可視性への対処と楽曲上の位置お …

    DOI

  • 線におけるフランジ形状と摩耗に関する研究

    福島 知樹, 谷本 益久 交通・物流部門大会講演論文集 2021.30 (0), SS9-1-3-, 2021

    ...After turning the wheels, the flanges are severely worn in the first few months, and when the flange wear progresses to some extent, the wear rate decelerates rapidly and the occurrence of wear is suppressed...

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  • 分子軌道論を活用した多機能単一分子素子の創製

    大戸 達彦, 山田 亮, 夛田 博一 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 1Ep01-, 2021

    <p>近年、密度汎関数法と非平衡グリーン関数法を組み合わせた第一原理計算と、金属細線を引っ張ることで分子を架橋させるブレークジャンクション法を用いた単一分子の電流-電圧曲線の測定が進展している。本講演では、分子軌道準位を介したトンネル伝導モデルに立脚した多機能単一分子素子の設計指針について述べる。</p>

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  • 低線量CT検診および質問票によるCOPD発見に寄与する因子の検討

    浅野 美穂, 太斎 幸子, 佐藤 美香, 田中 晴美, 菅野 通, 坂本 周三, 加藤 剛, 松田 堯, 髙橋 里美, 渡辺 彰, 齋藤 泰紀 人間ドック(Ningen Dock) 36 (4), 524-531, 2021

    ...</p><p><b>結果:</b>気流閉塞ありは9名であった.ロジスティック回帰分析による解析では,気流閉塞ありに寄与の大きい項目はBMI(p<0.01),喫煙指数(p<0.05),%LAA(p<0.05)であった.喘鳴がよくある(p=0.07),朝起きて痰がからむ(p=0.14)を含めて算出された回帰式により予測値を求め,ROC線を作成した.線下面積が0.942で,感度89%,特異度93%であった...

    DOI Web Site 医中誌

  • Rhabdoid featureを呈し急速に進行した横行結腸癌の1例

    角田 圭一, 青砥 慶太, 大須賀 文彦, 田﨑 和洋, 遠藤 豪一 日本臨床外科学会雑誌 82 (7), 1376-1380, 2021

    ...<p>Malignant rhabdoid tumor(以下MRT)は幼児期に発生する予後不良な腎原発腫瘍であるが,まれに消化管に原発する腺癌の一部分像として認められることがある.われわれは,横行結腸原発のMRTを経験したので報告する.症例は87歳の男性.腹満感を主訴に近医を受診し,便潜血陽性となった.大腸内視鏡検査で横行結腸肝彎部に全周性の腫瘍性病変を認め,生検で低分化腺癌の診断であった.腹部CT...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 重度脳性麻痺者における脊柱側弯症の特性についての検討

    松井 吉裕 日本重症心身障害学会誌 46 (3), 323-328, 2021

    ...重度脳性麻痺者において、側弯のカーブにはがりやすい方向が存在するという可能性が考えられた。また脊柱側弯症の角度が大きくなると骨盤に対する脊柱のバランスが悪くなることが示唆された。さらに側弯はL4tiltあるいはL4POの拡大を伴って進行する可能性があることが示唆された。...

    DOI Web Site 医中誌

  • クリニカルパスにおけるリハビリテーション進捗のバリアンス分析で心不全患者の予後不良因子を推定する

    時岡 浩二, 河合 勇介, 赤澤 奈緒, 澁谷 諒, 勝部 晋介, 石川 光, 明石 玲子, 松本 将典, 藤井 攝雄, 植木 悠太, 黒田 和宏, 諸國元太郎, 河村 浩平, 小野 環, 大江 透 日本クリニカルパス学会誌 22 (3), 151-157, 2020-11-25

    ...入院5日目の50 m歩行未達成は達成群と比較し、イベント発生が多いことをKaplan-Meier線で描出し、ログランク検定で示した(<i>p</i>=0.001)。多変量解析にて、入院5日目の50 m歩行未達成は入院時GNRIとBarthel Indexの低値と関連していた。</p><p> クリニカルパスにおけるリハビリテーション進捗のバリアンス分析で心不全患者の予後不良因子を推定した。...

    DOI

  • 経年発見進行癌から見た大腸内視鏡検査精度向上への工夫

    大島 奈々, 入口 陽介, 小田 丈二, 水谷 勝, 冨野 泰弘, 山里 哲郎, 依光 展和, 園田 隆賀, 岸 大輔, 橋本 真紀子, 清水 孝悦, 中河原 亜希子, 細井 董三, 山村 彰彦 日本消化器がん検診学会雑誌 58 (6), 1015-1024, 2020-11-13

    ...盲腸や上行結腸などの高い半月ヒダの裏や屈部,憩室による伸展不良部位に多く,これらはTCSでの観察不良部位と考えられた。その他,前処置不良による偽陰性症例や大腸術後の術式把握不足,憩室内発生,ポリープ癌化などの症例が存在した。大腸がん検診の二次精密検査であるTCSの精度向上に向けて,観察不良部位を念頭においた検査の工夫を行うことは重要である。</p>...

    DOI 医中誌

  • 鋼板表面に付着した金属成分による塗膜欠陥部の耐食性改善効果

    小林 弘明, 森田 晃一, 山下 勝也, 片岡 泰弘 Zairyo‐to‐Kankyo 69 (10), 262-270, 2020-10-10

    <p>塗装後耐食性に優れた素地調整方法に関する知見獲得を目的として,鋼板表面に付着した金属成分が塗装後耐食性に及ぼす効果を検証した.鋼板表面に金属成分を付着させるために,めっきワイヤブラシを用いた.結果,亜鉛めっきワイヤブラシで素地調整した塗装鋼板は,他塗装鋼板と比較して良好な耐食性を発現した.この主な要因は,鋼板表面に付着した亜鉛の腐食生成物が,酸素の拡散障壁として作用したためであることが推察…

    DOI Web Site Web Site 参考文献9件

  • 蛋白漏出性胃腸症を呈した開心術後収縮性心膜炎の1手術例

    名村 理, 岡本 竹司, 中村 制士, 三村 慎也, 村岡 拓磨, 小林 遼平, 土田 正則 日本心臓血管外科学会雑誌 49 (4), 222-227, 2020-07-15

    <p>症例は36歳男性で,既往手術として14歳時に心房中隔欠損直接閉鎖術,18歳時に僧帽弁置換術・三尖弁輪縫術がともに胸骨正中切開で施行された.27歳頃から下腿浮腫,うっ血肝が出現し,35歳頃から下腿浮腫が増悪し,血清総蛋白3.6 g/dl,血清アルブミン1.6 g/dlと低蛋白血症,低アルブミン血症も認め,精査が行われた.心臓カテーテル検査で右室圧曲線はdip and …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 最新のカラー高速定着技術

    横山 秀治, 田中 雅也, 古山 昇, 菊地 和彦 日本画像学会誌 59 (1), 132-141, 2020-02-10

    <p>近年,ENERGY STAR<sup>®</sup>やBlue Angel Markの改訂に伴い,プリンタや複写機などの電子複写装置の省エネ技術も進化を果たしている.しかしながら,65~80cpmのオフィス対応のカラー高速機領域においては複写もしくは印刷速度に対するパフォーマンス維持とのトレードオフにより,低・中速機で培ってきた省エネ技術をそのまま転用できない状況であり,低・中速機と比較す…

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  • スマートフォンを用いた中高年者の足部の解剖学的評価システムの開発

    山下 知子, 山下 和彦, 原 晋介 生体医工学 Annual58 (Abstract), 338-338, 2020

    ...<p>[背景]高齢者の転倒リスクを高める外反母趾は35%以上に発生している.足部に課題を持つ足の特徴には踵が外側にがる踵骨外反や足首が内側に倒れる回内状態が挙げられる.これらは足部の解剖学的特徴に起因しているため,足部の解剖学的特徴を評価し将来のリスク推定が求められる.しかし足部の解剖学的特徴を定量的かつ安価に計測・評価するための計測器はない....

    DOI

  • 片側の骨盤の靱帯に沿って進展したangiomyofibroblastomaの1例

    高 一弘, 藤井 剛, 前田 万里紗, 水津 愛, 村上 寛子 産婦人科の進歩 72 (3), 272-279, 2020

    <p>血管筋線維芽細胞腫(angiomyofibroblastoma;AMFB)は,主に中年女性の外陰部に発生する良性間葉系腫瘍であるが,ごくまれに骨盤内に発生することがある.今回われわれは,骨盤の靱帯に沿って発生するAMFBの1例を経験したので報告する.症例は76歳,2妊2産,8年前に他院で左鼠径ヘルニアの術前診断で手術を施行し,病理検査結果はAMFBであった.今回,下肢静脈瘤悪化のため当院循…

    DOI Web Site 医中誌

  • 日本医学会の歴史とアカデミアの社会的責務

    門田 守人 Organ Biology 27 (2), 107-112, 2020

    ...そこで, 医学会では法人化準備委員会を立ち上げ, 基本構想等の具体的な検討に入り, 紆余折の後, 2014年4月に「一般社団法人日本医学会連合」が発足した. 医学会が創立され117年が過ぎた現在, 国内外の政治, 経済等の社会情勢の急激な変化とともに, 医学・医療を取り巻く環境は, 大きく変貌している....

    DOI 医中誌

  • ループ継手を有するプレキャスト梁の接合部の耐力評価

    竹中 寛, 高橋 佑弥, 水谷 征治, 合田 和哉, 白庄司 健之, 中嶋 道雄, 常盤 敏, 岩波 光保 土木学会論文集B3(海洋開発) 76 (2), I_552-I_557, 2020

    <p> 昨今,生産性向上の観点から,桟橋に対してもプレキャストコンクリートの導入が進んできている.桟橋にプレキャストコンクリートの梁を使用する場合,モーメントを伝達するため,主鉄筋と鋼管杭を海上で溶接接合することが一般的である.著者らは,海上での溶接作業を排除し,現場打ちコンクリートを最小化できる,ループ継手を用いた新しい杭頭部の接合構造を提案している.本研究では,当該構法の実用化と設計手法の確…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 送電用シールドトンネルに対する補強部材の耐荷性能の研究

    佐藤 克晴, 嘉賀 大樹, 吉本 正浩, 阿南 健一 土木学会論文集F1(トンネル工学) 76 (2), I_49-I_58, 2020

    <p> 東京電力パワーグリッド(株)において,荷重の変動などにより耐荷性能が低下したシールドトンネルの補強構造の検討を行った.補強構造は,トンネル内での施工性などを考慮し埋設型枠工法を適用する方針とし,補強部材を再現した供試体の載荷試験により,補強構造の耐荷性能の特性や算定方法を検討した.試験の結果,曲げ耐力は埋設型枠の厚さを考慮することで,計算結果と同等以上の値が得られた.せん断耐力は,せん断…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 浸水時における事業所資産のフラジリティ線の推計:平成30年7月豪雨を対象として

    黒田 望, 梶谷 義雄, 多々納 裕一 土木学会論文集B1(水工学) 76 (1), 70-80, 2020

    ...<p> 本論文では,平成30年7月豪雨において浸水被害を受けた企業から得たアンケート回答結果を基に,資産被害に関するフラジリティ線を推計した.フラジリティ線は,地震動等の外力に対する構造物の損傷や企業の操業能力への影響の大きさを確率論的に分析するための手法であり,災害被害想定の基本モデルとなるが,水害時の資産被害率については推計事例が存在しない.本研究において推計したフラジリティ線の被害率や被害額...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 年変化率で技術進歩を眺めてみると

    飯田 清昭 紙パ技協誌 74 (4), 365-371, 2020

    <p>一つの事象の経年変化を,年単位の絶対値より,対前年の変化率に着目した方が理解しやすい場合がある。その視点で,1800年以降の産業化社会の技術変遷を概観してみる。</p><p>日本経済の年成長率は,1975年と1990年に変曲点があり,特に,1990年以降はGDPの年率増がほぼ零パーセント,紙パ産業はマイナス1%に落ち込んでいる。この要因を考察するのが本シリーズの目的でもあり,その一つが以下…

    DOI Web Site Web Site

  • 投球動作により疼痛とロッキング様症状を呈した肩関節不安定症の若年女子の一例

    國枝 裕介, 鈴木 昌, 田鹿 佑太朗, 古屋 貫治, 神﨑 浩二, 西中 直也 昭和学士会雑誌 80 (4), 352-358, 2020

    今回われわれは,投球動作により肩関節の脱臼感が生じた後,疼痛とロッキング様症状(引っかかり感)が愁訴となった稀な症例を経験したので報告する.症例は13歳,女子.12歳時より右肩の不安定感を自覚していた.投球動作の際に脱臼感が出現したが,その場で自己整復感があった.以後他院で治療を行い,疼痛と可動域制限の改善が得られず,当院を受診した.身体所見では,最終可動域での終末抵抗感を認めた.MR関節造影検…

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 断面修復をした送電用シールドトンネルの耐荷性能に関する研究

    佐藤 克晴, 嘉賀 大樹, 吉本 正浩, 阿南 健一, 岩波 基 土木学会論文集F1(トンネル工学) 76 (2), I_59-I_66, 2020

    <p> 近年,東京電力パワーグリッド(株)が保有する送電用のシールドトンネルにおいて,鉄筋腐食等の劣化が報告されている.この場合,劣化の進行を抑え耐久性の回復を図るために,断面修復工法で補修する事例も多い.しかし,セグメント構造を対象とした断面修復工法の既往研究事例は少なく,耐荷性能への影響の有無に未解明な部分があった.そこで,セグメント構造を再現し,断面修復を行った供試体に対して,載荷試験によ…

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  • 大腸鋸歯状腺腫症による同時性10多発大腸癌の1例

    白川 賢司, 小林 弘典, 平原 慧, 久原 佑太, 久保田 晴菜, 豊田 和宏 日本臨床外科学会雑誌 81 (8), 1556-1562, 2020

    <p>症例は69歳,女性.主訴は右下腹部痛であった.腹部造影CTで上行結腸に進行癌を認め,紹介となった.下部消化管内視鏡検査を施行したところ,上行結腸肝彎曲部に内視鏡が通過困難な2型進行癌を認めた.横行結腸にポリープを6病変認め,EMRを施行した.横行結腸のポリープは,2病変は高分化管状腺癌の増生を認める粘膜内癌であり,鋸歯状腺腫が混在していた.残り4病変は鋸歯状腺腫であった.進行癌に対しては腹…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 完全内臓逆位を伴う下行結腸癌に対し腹腔鏡下手術を施行した1例

    小野 仁 日本大腸肛門病学会雑誌 73 (1), 8-12, 2020

    <p>症例は78歳,男性.以前より完全内臓逆位を指摘されていた.暗赤色便にて当院消化器内科受診し,下部消化管内視鏡検査を施行したところ,下行結腸脾弯曲部に2型腫瘍を認めた.生検にて,Group5,腺癌と診断され,手術目的に当科紹介受診となった.3D-CT画像で,逆位以外の血管走行に異常を認めないことを確認し,腹腔鏡下結腸部分切除術を施行した.術者は患者の左側に立ち,ポートの位置も180度回転し配…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 大腸癌原発部位,右側左側からみた肝転移切除例の臨床病理学的検討

    久留宮 康浩, 菅原 元, 加藤 健宏 日本大腸肛門病学会雑誌 73 (4), 151-156, 2020

    ...【患者と方法】2013~2018年の期間に当科で肝転移の切除を施行した大腸癌61例を対象に,原発巣別に右側群(盲腸~横行結腸脾弯)と左側群(下行結腸~直腸)に分け,臨床病理学的に両群間で比較検討した.【結果】右側群13例,左側群48例の間で,臨床病理学的背景では差を認めなかった.5年全生存率は,右側群50.1% vs....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 3次元FEMに基づくコンクリート舗装横断目地の耐久性向上に関する検討

    大庭 健太郎, 大脇 真也, 高橋 茂樹, 西澤 辰男 土木学会論文集E1(舗装工学) 76 (2), I_29-I_37, 2020

    ...<p> 普通コンクリート舗装の横目地において,ダウエルバー(鉄筋)が破断する損傷事例が報告されており,そこでは腐食による鉄筋の断面欠損や横目地直下の路盤のエロージョンによる空洞が確認されている.そこで,断面欠損や空洞をモデル化してFEM解析を行い,ダウエルバーに及ぼす影響を検証した.その結果,断面欠損と空洞が複合的に発生し一定規模まで進行すると,ダウエルバーに作用するげ応力度は断面欠損と空洞がない...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 機械学習によるVAIVT介入時期の予測

    玉谷 亮一, 覚知 泰志 日本透析医学会雑誌 53 (12), 633-638, 2020

    ...機械学習で学習, 予測し各アルゴリズムのROC線からAUCを算出した. 従来の治療基準の比較としてガイドライン群 (GL基準) とし機械学習との正解率を比較した. 【結果】最も良好なアルゴリズムはLogistic regressionでAUC (0.88), 感度 (0.85), 特異度 (0.71), 正解率 (0.83) となった....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 強化学習の転移学習における転移率を用いた再利用方策学習進度の可逆性

    河野, 仁, 佐藤, 弘和, Kono, Hitoshi, Sato, Hirokazu 東京工芸大学工学部紀要 42 (1), 25-30, 2019-12-25

    本論文では,強化学習における転移学習で使用される,転移率というパラメータの効果を検証する.転移率は,転移学習時の過学習状態を回避するために用いられるが,再利用方策の学習進度を疑似的にロールバックできると考えられている.本論文では実際の強化学習・転移学習シミュレーションから,学習進度をロールバックできるか効果を検証したので報告する.

    機関リポジトリ

  • 胆管inside stentの抜去に難渋した2例の検討

    渡邉 俊介, 土岐 真朗, 神林 孔明, 北田 修一, 野坂 岳志, 後藤 知之, 吉田 翼, 太田 博崇, 落合 一成, 権藤 興一, 山口 康晴, 高橋 信一, 森 秀明, 久松 理一 Progress of Digestive Endoscopy 95 (1), 22-25, 2019-12-20

    ...十二指腸内腔に露出してから抜去しなくてはならず,適切な方法で抜去しないと予期しない偶発症を発症する可能性がある.当院でinside stentの抜去に難渋した2症例の原因と対応法について検討した.症例1は生検鉗子でナイロン糸を把持したが牽引する力をかけることができず,生検鉗子を胆管に挿入し直接inside stentを把持した.胆管軸に沿った抜去を行っていなかったため,遠位胆管でinside stentが屈し...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 傍腎動脈腹部大動脈瘤に対してViabahnを用いたsnorkel techniqueでEVARを行った1例

    谷島 義章 日本血管外科学会雑誌 28 (6), 383-387, 2019-11-07

    <p>症例は93歳の女性.最大短径54 mm大の傍腎動脈腹部大動脈瘤(juxtarenal abdominal aortic aneurysm; JAAA)で,動脈瘤頸部と長軸とのなす角度は100度と高度屈曲を認めていた.高齢であることから開腹手術のリスクが高く,また通常のEVARではtype Iaエンドリークの可能性や腎動脈損傷の可能性など合併症のリスクが高く経過観察していたが,半年で5 …

    DOI

  • カルシウムイオン修飾の有無によるフィブロネクチンのチタンへの吸着

    鈴木 一, 塚越 好, 高橋 璋, 古屋 延明, 古屋 広樹, 枝並 宏治, 山西 泰史, 早川 徹 日本口腔インプラント学会誌 32 (3), 222-229, 2019-09-30

    <p>目的:チタン(Ti)インプラント埋入時,インプラント─組織界面の最初の生物学的反応はタンパク質の吸着であり,タンパク質のTiへの吸着挙動の解明は重要である.本研究では水晶振動子マイクロバランス(QCM)法を用いて,カルシウム(Ca)イオンの修飾の有無がフィブロネクチンのTiへの吸着に与える影響について調べた.</p><p>方法:27 …

    DOI 医中誌

  • 末梢血リンパ球数は尿路上皮癌化学療法における効果および予後予測因子である

    梅本 晋, 野口 剛, 堤 壮吾, 小林 幸太, 逢坂 公人, 岸田 健 日本泌尿器科学会雑誌 110 (3), 160-167, 2019-07-20

    <p> (目的) がん微小環境によるサイトカイン分泌の結果,末梢血リンパ球数(absolute lymphocyte count:ALC)の減少が起こるとされる.我々は抗癌剤治療を施行した進行性尿路上皮癌症例におけるALCと治療効果,予後との関連性について検討した.</p><p> (対象と方法) …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献22件

  • 腹部所見と白血球数値変化の2項目を重視した虫垂炎治療戦略

    山本 澄治, 谷口 厚樹, 松本 尚也, 浅野 博昭, 久保 雅俊, 宇高 徹総 日本腹部救急医学会雑誌 39 (4), 637-644, 2019-05-31

    <p>急性虫垂炎に対し保存加療が奏効しないと合併症として複雑性虫垂炎に進行するため,選択薬の効果の確認が重要である。われわれは保存加療導入後に汎発性腹膜炎所見の出現と白血球数値の経時変化の2項目を重視した効果判定を繰り返し,その有効性を治療成績から後方視的に検討した。2012年度の50例でROC曲線から複雑性虫垂炎進行例のCut …

    DOI 医中誌

  • 早期・初期変形性膝関節症患者における生活の質に 影響を及ぼす因子の検討

    種継 真輝, 寺山 佳佑, 田村 滋規, 崎田 正博 Japanese Journal of Health Promotion and Physical Therapy 9 (1), 13-17, 2019-04-22

    ...[結語]早期・初期変形性膝関節症患者には膝関節屈可動域の維持,さらには改善を目的とした理学療法を実施し,膝関節屈可動域に対し重点的に治療を行っていくことが,進行の予防につながり,QOL の向上につながると考えられる。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 新生児聴覚スクリーニングをパス後に発見された難聴児48例の検討

    水野 知美, 中澤 操, 佐藤 輝幸, 高橋 辰, 山田 武千代 AUDIOLOGY JAPAN 62 (1), 52-58, 2019-02-28

    <p>要旨: 秋田県で新生児聴覚スクリーニング (Newborn hearing screening: 以下 NHS と略) が開始されてから17年が経過し, 2012年からは受検率が94%を超えている。 NHS システムを構築する中で, NHS 後も聴こえに関心を持ち続けるための啓発や, 関係機関との連携ができ, NHS 後に難聴児が発見された場合の対応も確立されたと考えられる。 …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • JIS2 号軽油の多成分噴霧燃焼シミュレーションにおける不確かさ解析

    栗本 直規, 渡辺 直樹 自動車技術会論文集 50 (1), 13-18, 2019

    ...噴霧ペネトレーションや燃料蒸留線への各種モデルの合わせ込みや化学反応モデル自体の不確かさ、およびそれらが最終結果に与える感度を分析した結果、着火遅れ時間の推定値の不確かさは化学反応モデルに起因するところが大きいことが明らかになった。...

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  • ステロイド補充療法,リハビリテーションによって四肢関節拘縮の改善を認めたACTH単独欠損症の1例

    山徳 雅人, 長谷川 泰弘 聖マリアンナ医科大学雑誌 47 (1), 7-12, 2019

    <p>症例は66歳男性,6か月の経過で徐々に摂食量が低下し,四肢の関節拘縮が進行した。経口摂取も困難となったため前医でIVH管理となった。食欲低下と四肢関節拘縮精査目的で当科紹介入院となり,来院時見当識障害,四肢筋力低下,両肩関節,肘関節の伸展制限,両膝関節の屈曲拘縮,起立性低血圧を認め,寝返りも困難であった。入院後関節拘縮,廃用進行予防のためリハビリテーションを開始した。入院2カ月後にショック…

    DOI 医中誌

  • 急流河川における低水護岸背後の高水敷侵食特性に関する水理模型実験

    山口 里実, 久加 朋子, 岡部 和憲, 桑村 貴志 土木学会論文集B1(水工学) 75 (2), I_955-I_960, 2019

    <p> 急流河川において低水護岸背後の高水敷の侵食現象を把握することは堤防侵食防護の観点からも重要である.本研究では,低水護岸背後の侵食特性を明らかにするために,急流河川である音更川の侵食事例を検証するとともに,水理模型実験を実施した.音更川で見られた高水敷侵食は,低水路内の砂州や湾曲した流路の影響を受けて生じた可能性が示唆された.また,水理模型実験では,砂州による湾曲流を低水路内に発生させた上…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 第一原理計算を用いた硫化スズ電極のNaイオン電池性能評価と放電機構解明

    小鷹 浩毅, 籾田 浩義, 喜多條 鮎子, 岡田 重人, 小口 多美夫 Journal of Computer Chemistry, Japan 18 (1), 78-83, 2019

    <p>スズ化合物は安価かつ大きな理論容量が期待されることから,Naイオン二次電池の負極材料候補として研究される物質の一つである.本研究では,Naイオン二次電池の負極材料となりうるコンバージョン系負極材料として硫化スズに着目し,その電池特性を第一原理計算を用いて調べた.負極材料とキャリアであるNaが反応した場合に生成すると予想されるNa-Sn-S系化合物を計算し,生成エネルギー解析に基づいて評価し…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献15件

  • デッキ進展き裂を有する鋼床版に対するSFRC舗装のき裂進展抑制効果

    村越 潤, 森 猛, 幅 三四郎, 小野 秀一, 佐藤 歩, 高橋 実 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 75 (2), 194-205, 2019

    <p> 既設鋼床版のデッキプレートとUリブとの溶接ルート部から,デッキプレート内に進展するき裂(デッキ進展き裂)の主たる原因は,比較的薄いデッキプレートの輪荷重載荷時の面外曲げであるとされており,疲労耐久性向上策として鋼繊維補強コンクリート(SFRC)舗装による補強工法が既に多くの既設鋼床版橋に適用されている.一方,き裂が内在する場合のSFRC舗装の効果については実験例が少なく,き裂の進展抑制効…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • スケッチベースヘアモデリングのための視点推薦

    石井 萌子, 伊藤 貴之 画像電子学会研究会講演予稿 18.04 (0), 232-234, 2019

    髪は個人を表す重要な要素である.3DCG を利用し,自由なヘアモデリングをして髪型を表現するこ とは,普段 3DCG を利用しない人にとっても身近な需要があると考える.本研究では,このようなユーザがより簡 易的にヘアモデリングを実現できることを目標として,視点推薦によるスケッチベースヘアモデリングの効率化の …

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  • げ加工部を有するステンレス鉄筋のコンクリート中における腐食特性の解明

    中島 朋子, 宮里 心一 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 75 (1), 19-33, 2019

    ...コンクリート中におけるステンレス鉄筋の性能評価が進められ,発錆塩分量は明らかになっている.ただし,直線部とは腐食特性が異なると考えられるげ部に対する検討がない.そこで本研究では,げ加工部を有するステンレス鉄筋の腐食特性を明らかにするため,飽和水酸化カルシウム水溶液およびモルタル中におけるアノード分極線と,加えてコンクリート中では腐食電流密度を評価した.その結果,ステンレス鉄筋でもげ加工部は直線部...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 教職課程における「ピアノ弾き歌い試験」対策としての「教職ピアノ」の試み―受講生の様相及び指導内容と課題―

    橋本 龍雄, 片岡 潤子, 園田 葉子, 長谷川 真由 大阪音楽大学研究紀要 57 (0), 24-39, 2019

    本学の教職課程では教育実習の必要条件として、履修学生全員に「ピアノ弾き歌い試験」 を課している。近年、教育実習校から学生のピアノ技能の低さの指摘が多くなされること を受け、今年度より「弾き歌い試験」に向けた支援対策として補習授業的な位置付けで「教 職ピアノ」を開設した。 <br> 本論は、前期の「教職ピアノ」における 4 クラス 60 人の受講生の様相と指導内容およ …

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  • ノンテクトニック地質構造の研究:研究事例と展望

    永田 秀尚 地質学雑誌 124 (11), 899-912, 2018-11-15

    ...<p>2000年代以降に進展した,造構応力よりは重力が主に作用する場で形成されるノンテクトニック地質構造の日本での研究をレビューした.ノンテクトニック断層には重力性のもの,地震動によるもの,火山活動によるものなどがあることが明らかになった.ノンテクトニック褶にはノンテクトニック断層に関連する重力性の座屈褶げ褶やバレーバルジングによる谷背斜が報告された.応力解放に伴うシーティング節理も,細密...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献51件

  • 身体の発育と発達

    飯田 悠佳子 日本アスレティックトレーニング学会誌 4 (1), 3-10, 2018-10-31

    ...<p>The progress of human physical growth and functional development is not always consistent, and it depends on the different tempos and patterns of body parts, organs, and elements of physical fitness...

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  • 血管造影検査後の穿刺部血腫に対して治打撲一方を処方した2例について

    吉田 賢作, 原田 佳尚, 新井 一 脳神経外科と漢方 4 (1), 34-38, 2018-09-15

    ...投薬後より症状は軽快し,翌日より肘屈が可能となった。大関節の動脈穿刺部の血腫により疼痛を併発すると,歩行困難など日常生活活動に制限が加わる。そのため,疼痛への対応が早急に必要とされるが,今回経験した2例については,治打撲一方の疼痛に対する即効性が確認できた。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 進行性非流暢性失語に対する言語聴覚療法: 発語失行, 純粋語聾, 失音楽で発症した一例

    佐藤 睦子, 新田 幸世, 小林 俊輔 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 38 (2), 204-210, 2018-06-30

    <p>  症例は, 60 歳代, 男性。右利き。大学卒, 元会社員。元来歌唱能力は高く, また人前で話す機会も多かった。主訴は, 話せない, 聴き取れない, 音痴になった, 進行している。神経心理学的検査では, 聴覚的言語理解障害, 発語における音韻変化, プロソディ障害が認められる一方, 読み書き機能は保たれており, 発語失行と純粋語聾が同時に生じていると考えられた。また, …

    DOI Web Site 医中誌

  • ヘアピンげ銅管の応力腐食割れに及ぼすP濃度及び管形状の影響

    玉川 博一, 金森 康二, 河野 浩三, 京 良彦, 大谷 良行 Zairyo‐to‐Kankyo 67 (6), 251-255, 2018-06-15

    <p>銅の応力腐食割れに対する感受性は,Zn,P,As,Sb,Siなどの添加によって増大する.その中でもP,As,Sbは,極めて微量の添加量でも感受性を高める.Pは,銅管における重要な添加元素であり,最近になって,りん脱酸銅の約10倍のPを添加した合金(Cu-0.2~0.4%P合金)において,蟻の巣状腐食への耐性を示すことが分かっている.エアコンの熱交換器用伝熱管として使用される銅管での応力腐食…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献2件

  • 光干渉断層計を用いた齲蝕の診断

    島田 康史, 中川 寿一, 松浦 千尋, 林 樹莉, サダル アリレザ, 中嶋 省志, 角 保徳, 田上 順次, 吉山 昌宏 日本レーザー医学会誌 39 (1), 19-27, 2018-04-15

    <p>歯科医療現場における齲蝕の診断は困難を伴い,病変の深さや拡がりを正確に行う非侵襲的な画像表示方法の開発が望まれている.歯科用X線写真の初期齲蝕に対する感度は低く,透過像として検出できるのは象牙質内部まで深く進行している病変であることが多い.本研究は光干渉断層計(OCT)を用いた齲蝕の診断精度の検証を目的とし,<i>in vitro</i>および<i>in …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献5件

  • 高度屈内頸動脈に浮動性血栓を認めた心原性脳塞栓症の1 例

    原 拓真, 伊藤 嘉朗, 平田 浩二, 丸島 愛樹, 滝川 知司, 鶴田 和太郞, 山本 哲哉, 松村 明 脳卒中 40 (1), 19-23, 2018

    <p>79 歳男性.発症時間不明の右片麻痺,全失語を発症した.NIHSS 14 点.心電図上は心房細動を認めた.MRI 拡散強調画像では左中大脳動脈領域の散在性脳梗塞,MRA では左内頸動脈領域に若干の信号強度低下を認めた.頸動脈エコーでは左内頸動脈起始部に浮動性血栓と高度狭窄の所見を認め,内頸動脈浮動性血栓による脳梗塞と診断された.血管造影検査では両側内頸動脈の強い屈曲と左内頸動脈起始部に浮動…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 大深度,高水圧下におけるシールド線部施工時荷重を考慮したセグメントの設計手法の検証と提案

    松浦 將行, 杉山 純, 西野 寧 土木学会論文集F1(トンネル工学) 74 (2), I_40-I_52, 2018

    シールドトンネルの大深度,高水圧下の施工では,大きな地下水圧の作用に対抗するためジャッキ推力,裏込め注入圧,テールグリース圧,テールブラシ圧など様々な施工時荷重がセグメントに作用する.近年のシールドトンネルの大深度化に伴い,とくに曲線部においてこれらの施工時荷重が原因と推定されるセグメントの損傷事故が報告されていることから,施工時荷重を考慮したセグメントの設計を行った.<br> …

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  • 率微分制御による流体駆動柔軟マニピュレータ

    日原 弘太郎, 伊達 央, 大矢 晃久 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2018 (0), 1P1-H09-, 2018

    ...With this control, the manipulator progresses forward when the lateral movement is constrained, otherwise every joints goes to be equal to a tip joint and the manipulator behaves like a elephant trunk....

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  • 農業構造変動の地域性と新たな土地利用の展開

    木 若葉 農業問題研究 49 (2), 17-26, 2018

    本稿では2015年センサスにおける農業構造変動の特徴とその地域性を,土地利用面に着目しながら明らかにすることを課題とした.分析の結果,今期は従来の「世紀末構造変動」で見られた,より借入の進む地域で田の減少が少ないといった相関関係を検出し難くなった.これは「負の流動化」が進んでいた地域でも組織経営体による田の集積が進んだこと,また山陽や東海のように借入が進んでも田の減少率が高い地域が検出されたため…

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  • 音楽制作授業における楽作成手法と実践

    小松 隆行 コンピュータ&エデュケーション 43 (0), 36-42, 2017-12-01

    ...<p> 本稿では,PC上で音楽を制作するDesk Top Music(DTM)のソフトウェアGarageBandによる音楽制作(作)のための授業「音楽情報処理」において,音楽的スキルが不十分な学生が楽作成する際の困難さの問題点を,独自に考案した楽作成の手法を用いた授業を構成することで改善・改良できた事例について述べる。...

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  • 頭頸部癌薬物療法における免疫チェックポイント阻害剤の位置づけ

    横田 知哉 耳鼻と臨床 63 (Suppl.1), S36-S41, 2017-11-20

    <p>近年、頭頸部癌においても PD-1(programmed death-1)/PD-L1(programmed death ligand-1)を標的とした免疫チェックポイント阻害剤の開発が過熱化している。本編では、まず再発・転移頭頸部扁平上皮癌(RM-HNSCC)に対するプラチナ併用化学療法のエビデンスを整理した上で、プラチナ不応例に対する Nivolumab …

    DOI 医中誌

  • 日本人初産婦の自然経腟分娩における新たな子宮頸管開大線の開発(英文)

    関屋 伸子, 加来 恒壽, 山下 博, 岸本 淳司 福岡醫學雜誌 108 (8/9), 205-216, 2017-09-25

    目的:本研究の目的は,初産婦の日本人女性の自然経腟分娩における子宮頸管開大曲線の開発である.方法:研究デザインは観察研究とした.データは分娩記録から後方視的に収集した.分析対象は2012 年1月から2015年6月までに調査施設において自然経腟分娩をした初産婦の日本人女性483 例であった.統計的分析方法として平滑化スプライン関数を用いて子宮頸管開大曲線を作成し,フリードマン分娩曲線と比較した.さ…

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 地質温度計圧力計の最近の進展Ⅰ:

    川嵜 智佑 地質学雑誌 123 (9), 699-706, 2017-09-15

    ...<p>この論文では,変成鉱物間の化学反応から温度圧力を見積もるための数値解析法を述べた.まず最初に,鉱物化学反応から得られる<i>P</i>-<i>T</i>線の勾配を評価することで,その鉱物化学反応が地質温度圧力計に使えるかどうかを議論した.急勾配の温度圧力線は温度計に緩傾斜の線は圧力計に使えることを述べた.次に,鉱物化学反応による<i>P</i>-<i>T</i>線2本の交点から得られる...

    DOI Web Site Web Site 参考文献16件

  • ランドスケープ計画の科学と実際

    蓑茂, 壽太郎, Minomo, Toshitaro 東京農業大学農学集報 62 (1), 1-12, 2017-06-22

    造園学Landscape Architectureを取り巻く学術とその実務への展開について論じてみたい。学術に関しては研究と教育の関わりに注目し,実際については時代と共に変わり行く社会の現実に着目する。誤解されやすいのは現実を現在に歪曲してしまい,研究や教育の方向が極度に左右され,学術の自由度と長期的展開を阻害することである。 …

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 Web Site

  • スープ食品凍結乾燥工程の数学的モデルに基づくデザインスペースの推算

    中川 究也, 落合 隆晃 日本食品工学会誌 18 (2), 115-123, 2017-06-15

    3次元的に乾燥が進行するフリーズドライスープの乾燥行程をシミュレーションできる数学的モデルを開発した.特に食品産業で広く使用されている放射熱を熱源とする乾燥装置をシミュレートできるモデルとした.予備調理された味噌調味液を直方体のプラスチックトレーに入れ凍結乾燥させると,乾燥は三次元的に進行した.すなわち,昇華界面は乾燥の進行に伴い変化するが,これを実験に基づく経験式によって表現し,乾燥過程をシミ…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 計算機を利用した有機EL発光材料の探索と電荷輸送シミュレーション

    梶 弘典 応用物理 86 (3), 220-226, 2017-03-10

    <p>有機エレクトロルミネセンス(EL)は紆余曲折を経ながらも,実用面で種々の展開が進みつつある.本稿では,基礎研究面における最近の進展のうち,有機EL発光材料として特に注目を浴びている熱活性化型遅延蛍光(TADF)材料,また,その塗布系素子への展開を,計算機を用いたスクリーニングによる材料探索の観点も含めて紹介する.また,優れた発光材料を見いだしても,素子化すると十分な特性が得られないこともあ…

    DOI Web Site

  • 土石流の偏心角が鋼製透過型砂防堰堤の捕捉機能に及ぼす影響

    中谷 加奈, 長谷川 祐治, 里深 好文, 水山 高久 土木学会論文集B1(水工学) 73 (4), I_1357-I_1362, 2017

    鋼製透過型砂防堰堤の土砂の捕捉効果は,土石流の偏心角が0度,すなわち捕捉面に対して直角に土石流が流入した場合を基本とするよう指針で定められている.一方,湾曲等の地形が流れに影響を及ぶ位置に堰堤が設置されると,偏心角を持って土石流が堰堤に流入する場合がある.しかし,土石流の偏心角を考慮した透過型堰堤の捕捉効果の検討は行われていない.本研究では,水路実験により偏心角を変えた検討を行い土砂の捕捉効果を…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 三軸圧縮下の不飽和砂の進行的なせん断帯発達過程における間隙水の微視的特性

    木戸 隆之祐, 肥後 陽介, 高村 福志 土木学会論文集C(地圏工学) 73 (2), 233-247, 2017

    不飽和土はメニスカス水に働くサクションにより高い強度・剛性を示すが,ピーク強度後は完全飽和土や乾燥土に比べて明瞭なせん断帯と顕著なひずみ軟化を伴い脆性的な破壊モードを示す.不飽和土の破壊メカニズムの解明には,せん断帯発達に伴うサクションの進行的な変化や,メニスカス水の分布が巨視的な力学挙動に及ぼす影響を把握することが重要である.本研究では,不飽和砂の三軸圧縮過程で生じるせん断帯をX線CTで可視化…

    DOI Web Site 参考文献21件

  • 100歳の超高齢者に施行した内視鏡治療の2例

    久米 菜央, 山本 龍一 Progress of Digestive Endoscopy 91 (1), 114-117, 2017

    ...に不整な壁肥厚認め,口側の腸管が拡張し液面形成しており,大腸癌による腸閉塞が考えられた.肝彎部に全周性の2型腫瘍を認め,Niti-S大腸用ステント(18mm径/8cm長)を留置した.留置後6日目より食事開始し,第15病日軽快退院した.以上の2症例について若干の文献的考察を加え報告する....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • C-S-Hの炭酸化が物質移動性状に及ぼす影響の評価

    小島 彩, 吉田 泰崇, 佐伯 竜彦, 斎藤 豪 Cement Science and Concrete Technology 71 (1), 133-139, 2017

    <p>本研究は、合成C-S-Hを炭酸化後に圧縮成型し酸素拡散試験から屈曲度を算出することで、炭酸化がC-S-Hの物性さらには硬化体の物質移動性状に及ぼす影響を検討した。その結果、C-S-Hの炭酸化程度の増加により物質移動抵抗性が低下した。また、水蒸気吸脱着試験による比表面積測定の結果より、C-S-Hの炭酸化程度の増加に伴いC-S-Hの比表面積が減少していることが確かめられた。以上の結果から炭酸化…

    DOI Web Site

  • 7施設におけるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌サーベイランス(2015年度)

    河村 一郎, 関谷 紀貴, 荒岡 秀樹, 根井 貴仁, 原田 壮平, 倉井 華子, 片浪 雄一, 杦木 優子, 坂本 史衣, 大 貴夫 日本環境感染学会誌 32 (3), 135-140, 2017

    <p>我が国では,医療施設が実施するメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)サーベイランスにおいて国際的な指標に関するベンチマークが存在しない.本研究では,米国疾病対策センターが公開する耐性菌サーベイランス方法を用いて,国内7施設におけるMRSA感染対策に有用な疫学的指標を算出した.結果として,2015年度のMRSA感染・保菌発生率は1,000延べ入院患者日数あたり0.26件,MRSA血流感染発…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 数値計算を用いた粘り強い耐津波海岸堤防裏法面形状に関する考察

    石河 雅典, 上月 康則, 山中 亮一, 大久保 陽介 土木学会論文集B2(海岸工学) 73 (2), I_1069-I_1074, 2017

    2011年3月11日の東日本大震災での海岸堤防の被災を受け,全国では設計津波等を対象に海岸整備が進められつつある.筆者らは,今後更に整備が進むであろう南海トラフ巨大地震津波等の超大な外力に対して,堤体幅を現況と変えずに津波作用外力をうまく逃がすことができる新しい構造形式を複数考案し,地盤の洗掘を考慮した数値解析モデル(CADMAS-SURF/2D)を用いてその洗掘抑制効果を検証した.<br> …

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • TRU廃棄物地層処分施設の化学的変遷を考慮した長期力学挙動解析コードの開発

    三原 守弘, 平野 史生, 高山 裕介, 京川 裕之, 大野 進太郎 原子力バックエンド研究 24 (1), 15-26, 2017

    <p> TRU廃棄物地層処分施設の長期力学挙動を評価するための解析コードMACBECEを開発した.解析コードには,セメント系材料からのカルシウムの溶出やベントナイト系材料のカルシウム型化およびスメクタイトの溶解などの化学的変遷に伴う力学特性変化および処分施設と周辺岩盤との力学的な相互作用を考慮した.開発した解析コードを用いてクリープ変形が生じやすいと考えられる軟岩サイトを想定し,TRU廃棄物地層…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件

  • 水稲乾田直播栽培におけるローラによる地表面鎮圧が作土の間隙構造に及ぼす影響

    中野 恵子, 深見 公一郎 土壌の物理性 136 (0), 27-35, 2017

    水稲乾田直播栽培における漏水防止方法として,地表面からのローラ鎮圧(作業幅約 2 m,接地加重9.4 kN)が検討され,土が変形しにくい乾いた状態でも 5 回の鎮圧で十分な効果が得られることが示された.しかし,透水性抑制の仕組みについては十分に明らかにされておらず,本報では,鎮圧回数と水分特性曲線に基づく間隙径分布の関係に着目して,このとき注目すべき土壌構造変化について明らかにしようとした.断面…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 関節固定解除後の関節性拘縮進行に対する低反応レベルレーザーの抑制効果

    金口 瑛典, 小澤 淳也 物理療法科学 24 (1), 47-51, 2017

    ...<p>本研究は,低反応レベルレーザー治療(Low-level laser therapy:LLLT)が,関節固定解除後の関節包の線維化反応および関節性拘縮の進行を抑制することができるかどうか検証した.ラットの右膝を屈位で3週間外固定し,関節拘縮を惹起した.その後,固定を解除し,1週間の通常飼育による回復期間を与えた.回復期間中,LLLT(接触法,波長830 nm,光出力150 mW,エネルギー密度...

    DOI Web Site 医中誌

  • 逆上がりマネジメント

    田中 光, 藤井 勝紀, 可兒 勇樹, 渡部 琢也 生産管理 24 (1), 87-92, 2017

    ...の発育線から判断すると,男女の50m走の発達線と逆上がりの成就率発達線を比較して,逆上がりが運動センスの判断材料,成熟度のバロメーターとなりうることから,逆上がりの教育的指導の生産性を高めるためのマネジメントを模索するものである....

    DOI

  • コード進行に注目したJ-POP音楽の可視化

    上原 美咲, 伊藤 貴之, 高塚 正浩 芸術科学会論文誌 15 (4), 177-184, 2016-11-05

    楽曲群における曲どうしの印象やアーティストどうしの個性についての関連性を,短時間で効率的に把握する一手法として「可視化」が有用であるといえる.また,楽曲を分析するにあたり,楽曲特徴量に加え,楽曲の基礎となっているコード進行も非常に役立つ要素であると考える.そこで本論文では,楽曲群のコード進行・メタ情報・楽曲特徴量の統合可視化の一手法を提案する.本手法ではまず,可視化の対象となる各楽曲から楽曲特徴…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • ベートーヴェンのピアノソナタに見る展開部の発展的方向性 &#8212;&#8212; 調と和声による構成手法 &#8212;&#8212;

    永田 孝信 大阪音楽大学研究紀要 54 (0), 23-42, 2016-03-01

    本稿は、ベートーヴェンのピアノソナタについて、使用される調の数、主調との近親関係の有無、転調の頻度及び和声の観点から、この作曲家のソナタ形式における展開部の発展的方向性の詳細を明らかにするものである。このため、ベートーヴェンの32のピアノソナタの中から異なる年代に作曲された8曲を選び、それぞれ第1楽章ソナタ形式の展開部における調と和声の特徴的な展開手法について説明する。その上で、展開部が調の流動…

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  • 変性セルロースナノファイバーの開発状況

    黒木 大輔 日本画像学会誌 55 (3), 369-374, 2016

    セルロースナノファイバー (CNF) は,木材や草本植物などの非食用バイオマスから得られた再生可能な材料であり,軽量,高強度,高弾性,低熱膨張,高比表面積などの優れた特徴を有しており,CNFへの研究開発が国内外で進められてきた.弊社では,製紙用薬品で培った化学修飾技術に基づいたCNFの機能化に取り組んでいる.CNFは前述したような優れた特性を示すが,高度に親水性であるため,容易に水または湿気を吸…

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  • 中新世の青木層と須川層から産した,累帯構造を示す燐酸塩ノジュール

    森清 寿郎 地球科学 70 (1), 21-26, 2016

    ...長野県千市上山田に分布する中期中新世青木層と,新潟県十日町市松之山地域に分布する後期中新世須川層から,累帯構造を示す燐酸塩ノジュールが発見された.そのノジュールは,黄鉄鉱質泥岩を中心核として,それを燐酸塩質マントルが取り囲んでいる.黄鉄鉱は中心核と,少量ではあるがマントルの両方に産するが,燐灰石は中心核には産しない.ノジュールの母岩は黄鉄鉱に富む泥岩である.上記事実は,燐灰石の晶出が,有機物に富む...

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  • 一関–石越撓線の変動地形と地下構造

    楮原 京子, 田代 佑徳, 小坂 英輝, 阿部 恒平, 中山 英二, 三輪 敦志, 今泉 俊文 地学雑誌 125 (2), 221-241, 2016

    ...and Yushima Formations typically dip 40° to 20°E along the IIFL, and are overlain by the Pleistocene Mataki Formation, which becomes thinner toward the fold axis of the IIFL, and their dips decrease progressively...

    DOI Web Site Web Site 参考文献14件

  • 変形性膝関節症の進行が歩行中の膝関節キネマティクス・キネティクスに及ぼす影響

    畑 亮輔, 西野 勝敏, 大森 豪, 永野 康治, 田邊 裕治 バイオメカニズム 23 (0), 129-138, 2016

    <p>変形性膝関節症 (膝OA) は, 膝関節の力学的環境の異常によって引き起こされる. この進行を予防及び治療するためには, 歩行などの荷重下動的状況において膝OAに作用する力学的要因を明らかにする必要がある. 本研究の目的は, 様々な膝OA進行度を有する対象の歩行中における膝関節を運動学・動力学的に分析することで膝OA進行に作用する力学的要因を検討することである. …

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  • ALCの強度性状に及ぼす炭酸化の影響

    水谷 吉克, 橘高 義典, 松沢 晃一, 家田 芳幸 日本建築学会構造系論文集 81 (728), 1619-1625, 2016

     One cause of time-related changes of ALC is the carbonation of tobermorite, the principal mineral of ALC, due to CO<sub>2</sub> in the atmosphere. Tobermorite decomposes into CaCO<sub>3</sub>, …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 線織面で構成されるラチスシェルの形状最適化

    藤田 慎之輔, 大崎 純, 關 和也 日本建築学会構造系論文集 81 (730), 2091-2099, 2016

    ... Recently, research and practical application of free-form shells are very active owing to development of computer software tools as well as progress of technology of construction and material....

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献5件

  • 腹腔鏡下胆嚢摘出術後10年目に発症した肝鎌状間膜裂孔ヘルニアの1例

    武内 泰司郎, 松田 明敏, 信岡 祐, 湯淺 浩行, 谷川 寛自, 奥田 康之, 横井 一 日本臨床外科学会雑誌 77 (10), 2577-2581, 2016

    症例は56歳,女性.46歳時に胆嚢結石症に対し,腹腔鏡下胆嚢摘出術を受けた.受診前日の夕食後より心窩部痛が出現.翌日近医を受診,急性腹症の診断で当科へ紹介.腹部単純X線で横行結腸肝弯曲部より頭側に小腸ガス像がみられ,腹部CTでは肝の腹側に小腸の拡張を認め,その正中側でclosed loopを形成し,絞扼性腸閉塞と診断.肝円索がclosed …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献8件

  • 排水性舗装におけるポットホール発生リスクに関する定量分析

    橋爪 謙治, 橋本 和明, 全邦釘, 中畑 和之, 石田 哲也 土木学会論文集E1(舗装工学) 72 (3), I_115-I_123, 2016

    排水性舗装の損傷進行の把握を目的とし,四国地方の高速道路で高精度な路面性状車両により取得した定期測定データを分析した結果,局所的な沈下領域が発現すると短期間でひび割れ発生からポットホールへ進展する事象を確認した.この様な損傷は従来の評価(ひび割れ、わだち掘れ、平坦性)指標や調査頻度では早期発見が難しい.本研究は,生存時間解析を適用することで,排水性舗装に発現するポットホール発生リスクを増大させる…

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 噛み合わせ継手で鋼製エレメントを接合した鋼コンクリートサンドイッチ部材の地震時変形性能に関する研究

    安保 知紀, 石橋 忠良, 松岡 茂, 長尾 達児, 栗栖 基彰 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 72 (2), 56-67, 2016

    ...ずれ止めを設けず部材軸直角方向にせん断補強鋼板を配置した鋼コンクリートサンドイッチ部材の地震時変形性能に関する研究は非常に少なく,噛み合わせ継手で鋼製エレメントを接合した部材の軸力作用下におけるげ変形性能を定量的に評価した研究が無い.そこで,まず実物大の交番載荷試験からコンクリートには局所的なひび割れが発生することを確認し,非線形有限要素解析を用いてこの局所的なひび割れが開口していくことによりげ...

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  • 自家製塩のカゼイン分解活性

    圓口 智子, 湯川 夏子, 中西 洋子 日本調理科学会誌 49 (2), 166-171, 2016

    本研究の目的は,乾燥米麹から調製した自家製塩麹のカゼイン分解活性の特性を明らかにすることである。本研究により以下のことが明らかになった。<br> 1) 塩麹のカゼイン分解活性は24℃,7日間の発酵・熟成で84%に低下したが,以後冷蔵庫保存2ケ月間,同レベルの活性を維持した。一方,塩麹の糖度は7日間の発酵・熟成で10%から20%に増加し,以後微増した。塩濃度は調製・保存の全期間を通じて約11%であ…

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  • 今,太平洋沖で何がおきているのかを知る計画: 東北沖海洋プレート屈断層掘削計画

    森下 知晃 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2016 (0), 3-, 2016

    近年の物理探査の結果から,海洋プレートが沈み込む直前のプレート屈曲部における地形的高まり(アウターライズ)から海溝までの張力場で断層が形成され,その断層を水道として,海洋プレートが上部マントルまで大規模に加水している可能性が指摘されている.海洋プレートの加水作用は,海洋プレートの沈み込みに伴う水などの揮発性元素を含む物質供給やアウターライズ近傍で発生する地震活動解明の鍵となる.これらの背景から,…

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  • 四国中央部の中央構造線断層帯川上断層東端部における群列ボーリング調査

    池田 倫治, 辻 智大, 後藤 秀昭, 堤 浩之, 興津 昌宏, 柳田 誠, 大野 裕記, 西坂 直樹 地質学雑誌 121 (11), 403-419, 2015-11-15

    地形情報を基に推定された断層線の地質学的な証拠を得るため,西条市横黒地点において4本(北からBr.A~D)の群列ボーリング調査を実施した.Br.A~Br.Cコアは4つのユニットで構成されるが,Br.Dには最下位ユニットが観察されない.それぞれの対比層準は南側低下の撓曲構造を示唆しており,対比層準の高度差はBr.BとBr.D間で累積性を示す.さらに,Br.Dの孔内水位が他の孔と大きく異なることから…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献10件

  • 多次元自由エネルギー面で捉える生体分子の力学応答(最近の研究から)

    鈴木 洋一 日本物理学会誌 70 (11), 835-839, 2015-11-05

    近年の単分子計測技術の向上により,1分子レベルでの生体分子の機能,特性が明らかになってきた.骨格筋・心筋中のタイチン,細胞外マトリックス中のフィブロネクチン,赤血球中のスペクトリンなどのタンパク質は力学的ストレスに抵抗する機能を有している.また,高次構造をもつ核酸・タンパク質複合体が,タンパク質を生成する過程にも機械的な力が関連している.原子間力顕微鏡(AFM),レーザーピンセット,磁気ピンセッ…

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  • 楽譜を用いた楽器音分離手法の提案

    小林, 瑞紀, 手塚, 宏史, 稲葉, 真理 エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2015論文集 2015 251-258, 2015-09-18

    技術の発展により,私たちは音楽を聴くだけではなく,音楽を作り編曲することも身近になってきた.多重奏楽曲の中で特定の楽器音のみ抽出し扱うことができれば,それらはより簡単になる.そこで,本研究では多重奏楽曲から特定の楽器音のみを抽出することをめざす.昨今,多重奏楽曲を非負値行列因子分解(NMF)する楽器音抽出の手法が多く研究されている.今回,楽曲の楽譜情報を用いてNMF …

    情報処理学会

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