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検索結果 202 件

  • 小腸穿孔をきたした成人T細胞性白血病リンパ腫の1例

    望月 翔太朗, 青砥 慶太, 塚田 学, 大須賀 文彦, 遠藤 豪一 日本臨床外科学会雑誌 84 (8), 1262-1266, 2023

    <p>症例は77歳,男性.麻痺性イレウスと診断され,前医に入院.血液検査にて形態異常リンパ球を認め,可溶性IL-2Rが13万U/mlと異常高値を示し,精査予定であった.しかし,穿孔性腹膜炎を併発し,外科治療目的に当院に転院,緊急手術を施行した.開腹所見ではTreitz靱帯から回盲部までの小腸全体の漿膜側にまだら様色調変化を認め,回盲部から口側約25cmの小腸に腫瘍性の穿孔があり,小腸部分切除術を…

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  • 特異疹が緊満性水疱を呈した ATLL の 1 例

    山口 春佳, 橋本 倫子, 神野 泰輔, 川上 佳夫, 平井 陽至, 谷口 恒平, 松岡 賢市, 山崎 修, 森実 真 西日本皮膚科 84 (2), 134-139, 2022-04-01

    <p>69 歳,女性。右前腕部の緊満性水疱を伴う紅斑の精査加療目的に当科を紹介され受診した。1 カ月前より右前腕部に自覚症状のない紅斑が出現し,次第に緊満性水疱が多発し,右上肢全体の発赤や腫脹,灼熱感および疼痛を伴うようになった。臨床像より水疱性類天疱瘡や蜂窩織炎が鑑別に挙がり血液検査をしたところ,大型な異型リンパ球の増加,好酸球増加,sIL-2R 上昇,抗 HTLV-1 …

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  • 多発皮膚腫瘤で発症し,成人 T 細胞白血病リンパ腫との鑑別を要した原発性皮膚未分化大細胞リンパ腫の 1 例

    渡辺 華子, 小池 雄太, 早稲田 朋香, 福地 麗雅, 岩永 聰, 山田 悠一, 安東 恒史, 今泉 芳孝, 室田 浩之 西日本皮膚科 84 (2), 140-144, 2022-04-01

    <p>82 歳,女性。初診 2 カ月前より全身に皮膚腫瘤が出現し,急速に増大した。当科初診時,左前胸部,両側大腿,腹部に手拳大までの紅色腫瘤を計 7 カ所認め,左上眼瞼の腫大および下垂を認めた。病理所見では,真皮から皮下組織にかけて中~大型の腫瘍細胞が稠密に増殖し,免疫組織化学染色で CD3 陰性,CD4 陽性,CD8 陰性,CD20 陰性,CD25 陽性,CD30 陽性,ALK …

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  • 血疱を伴う紫斑から診断した成人 T 細胞白血病・リンパ腫急性型の 1 例

    與那嶺 周平, 宮城 拓也, 新城 愛, 下地 志月, 山城 充士, 高橋 健造 西日本皮膚科 83 (4), 351-356, 2021-08-01

    ...血液検査でヒト T 細胞白血病ウイルス 1 型(Human T-cell leukemia virus type 1,HTLV-1)抗体陽性で,成人 T 細胞性白血病・リンパ腫(Adult T-cell Leukemia/Lymphoma,ATL)様細胞 6360/μl,可溶性 IL-2 レセプター(sIL-2R)22,545 U/ml と高値であり,CT 検査で多発リンパ節腫大と脾腫があった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 化学療法を施行した造血器腫瘍患者への運動療法効果と疾患別の特徴

    野崎 聖矢 九州理学療法士学術大会誌 2021 (0), 65-65, 2021

    ...</p><p>【結果】</p><p> 対象者の内訳は、急性白血病(急性骨髄性/ リンパ性;AL)50例:男性21 例、女性29 例、年齢中央値61 歳、入院日数中央値43 日、成人T 細胞性白血病リンパ腫(ATL)25 例:男性16 例、女性9 例、年齢中央値67 歳、入院日数中央値47 日、悪性リンパ腫(ML)43 例:男性24 例、女性19 例、年齢中央値72 歳、入院日数中央値23 日、多発性骨髄腫...

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  • ルミパルスL2400における可溶性IL-2R測定試薬の基礎的検討

    渡部 加奈子, 仲田 夢人, 市川 ひとみ, 野上 智, 福田 哲也, 本倉 徹 医学検査 69 (2), 209-214, 2020-04-01

    ...<p>可溶性インターロイキン-2受容体(sIL-2R)は非ホジキンリンパ腫や成人T細胞性白血病リンパ腫などで高値を示し病態を反映することから,治療効果の判定や補助診断,経過観察などに用いられている。今回,ルミパルスL2400(富士レビオ株式会社)で測定可能な「ルミパルスプレストIL-2R」(富士レビオ株式会社)が開発されたため,試薬導入に向けて基礎的検討を行った。...

    DOI 医中誌

  • 成人T細胞性白血病/リンパ腫における免疫治療の役割

    加藤 光次 Journal of Hematopoietic Cell Transplantation 8 (1), 9-15, 2019

    ...<p> 成人T細胞性白血病/リンパ腫(adult T-cell leukemia/lymphoma, ATLL)は,human T-lymphotropic virus type-1(HTLV-1)が原因の末梢性T細胞腫瘍で,その予後は極めて不良である。同種造血幹細胞移植(同種移植)は,graft-versus-ATLL(GvATLL)効果を介し,ATLLの長期予後を改善する。...

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  • 血液腫瘍に対するCAR-T療法

    中沢 洋三 臨床血液 60 (9), 1351-1357, 2019

    ...一方,急性骨髄性白血病(AML),T細胞性白血病,多発性骨髄腫などの他の血液腫瘍に対するCAR-T細胞療法はいまだ開発段階にある。筆者らのグループは,GM-CSF受容体(GMR)を標的とするCAR-T細胞を開発し,小児・成人AMLを対象とする治験の準備を進めている。</p>...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 治療経過中に十二指腸病変が出現した急性型成人T細胞性白血病の1例

    清水口 涼子, 藤原 崇, 荒川 丈夫, 大西 知子, 柴田 理美, 千葉 和朗, 田畑 拓久, 来間 佐和子, 藤原 純子, 菊山 正隆, 門馬 久美子, 名島 悠峰, 大橋 一輝, 堀口 慎一郎, 比島 恒和, 小泉 浩一 Progress of Digestive Endoscopy 92 (1), 116-117, 2018-06-15

    <p> A 62-year-old man who had been diagnosed with adult T-cell leukemia (ATL) and received chemotherapy and peripheral blood stem cell transplantation, had a loss of appetite and vomiting on the …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • スーパーエンハンサープロファイリングによるT細胞性白血病の分子病態の理解

    三田 貴臣 臨床血液 59 (7), 899-908, 2018

    ...これらの知見に基づき,我々は,複雑なゲノム異常を有した造血器腫瘍の1つである,成人T細胞性白血病に対してスーパーエンハンサー解析と遺伝子発現解析を行い,その病態形成に関わる新たな責任遺伝子の同定を試みた。本稿では,スーパーエンハンサーの概念について概説するとともに,その医学生物学研究における意義,およびがんの病態理解のためへの応用について議論する。</p>...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • ATL診療の到達点,そしてこれから

    石田 高司 臨床血液 59 (10), 2136-2145, 2018

    ...<p>成人T細胞性白血病/リンパ腫(adult T-cell leukemia/lymphoma, ATLもしくはATLL)はHTLV-1(human T-lymphotropic virus type-1)によって引き起こされる予後不良のT細胞腫瘍である。ATLは日本で,その疾患概念が提唱された疾患であり,その後の基盤的病態解析研究,治療研究ともに,日本が世界をリードしてきた。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 腫瘍細胞浸潤による小腸穿孔をきたした成人細胞性白血病・リンパ腫の1例

    平宇 健治, 平野 裕, 戸沢 香澄, 折野 公人, 佐々木 晋一, 佐々木 靖博, 石井 良明, 米屋 崇峻, 南塚 佑介 日本農村医学会雑誌 67 (4), 521-, 2018

    ...1年前に成人T細胞性白血病・リンパ腫(Adult T-cell leukemia/lymphoma.以下ATL)と診断され,標準化学療法を施行したが,副作用とせん妄症状のために治療を断念。病勢は安定していたため,エトポシドのみで経過観察していた。今回,急激な腹痛のために救急外来を受診し,消化管穿孔の診断で手術を行なった。回腸に全周性壁肥厚と穿孔部を認め,小腸部分切除を行なった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 関節リウマチを合併し,びまん性汎細気管支炎類似の病像を呈した成人T細胞性白血病の1剖検例

    白石 朝子, 石本 裕士, 赤田 憲太朗, 川波 敏則, 矢寺 和博, 迎 寛 Journal of UOEH 39 (1), 55-61, 2017

    <p>症例は慢性副鼻腔炎と関節リウマチの既往がある50歳女性.緑膿菌による下気道感染症を繰り返し当科を受診した.胸部CTではびまん性汎細気管支炎様の肺病変が認められ,血清human T-lymphotrophic virus type 1(HTLV-1)抗体が陽性であった.関節リウマチに対しては生物学的製剤使用後であり,消炎鎮痛剤の内服のみで疾患制御は良好であった.肺病変に対してマクロライド少量…

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか3件 被引用文献2件 参考文献7件

  • 経頸静脈的肝生検(TJLB)の有用性に関する後ろ向き検討

    杉原 誉明, 孝田 雅彦, 岡本 敏明, 三好 謙一, 的野 智光, 法正 恵子, 岡野 淳一, 磯本 一, 矢田 晋作, 大内 泰文 肝臓 57 (6), 280-286, 2016

    ...での代替生検法と認識されている.今回当院にてTJLBを実施した10例で,その選択理由とTJLBで得られた生検組織の診断能を後ろ向きに検討した.TJLBの主な選択理由は凝固異常(血小板数・プロトロンビン時間低値)5例(うち有腹水2例),腹水貯留4例,高ビリルビン血症1例であった.生検組織により,7例(アミロイドーシス,非アルコール性脂肪肝炎,結核,薬物性肝障害,原発性胆汁性肝硬変,悪性リンパ腫,成人T細胞性白血病...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献25件

  • メチル水銀によるJurkat細胞のパーフォリン/グランザイムB経路の活性化およびそれを担う分子基盤

    金 純子, 吉田 映子, 藤江 智也, 山本 千夏, 藤原 泰之, 鍜冶 利幸 日本毒性学会学術年会 43.1 (0), P-189-, 2016

    ...【方法】ヒトT細胞性白血病株Jurkat細胞をメチル水銀に曝露した。遺伝子発現はReal-time RT-PCR法,培地中のタンパク質量はELISA法,シグナルの活性化はWestern blot法を用いて解析した。 【結果・考察】培地中のPFNおよびGZMB蓄積量がメチル水銀により顕著に増加した。このとき,PFN mRNAの発現誘導は微弱であったが,GZMB mRNAは顕著に上昇した。...

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  • 悪性リンパ腫のギムザ染色における細胞質内空胞の検討

    今井 宏樹, 仲村 武, 岸本 浩次, 野﨑 真仁, 牧野 純, 小山 剛司, 渡邊 睦子, 大池 信之, 梅本 沙代子, 河野 尚美 日本臨床細胞学会雑誌 55 (4), 215-223, 2016

    ...BL, DLBCL, ALCL, 成人 T 細胞性白血病/リンパ腫 (ATLL) において, 空胞を多くもつ傾向が示された. 細胞診断は細胞形態の特徴に加え, 空胞の有無が組織型推定に有用である.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 同種造血幹細胞移植前後の性差による身体機能・筋肉量変化の違い

    武清 孝弘, 宇都宮 與, 村山 芳博, 永山 真希子, 茶園 昂子, 園田 拓史, 高塚 祥芝, 竹内 昇吾, 徳永 雅仁, 窪田 歩, 中野 伸亮, 奈良 聡一郎, 吉田 一成, 三石 敬之, 堂園 浩一朗 理学療法学Supplement 2015 (0), 1476-, 2016

    ...【結果】患者背景は,男性/女性の順に,年齢中央値:54/54歳,疾患名は成人T細胞性白血病:15/11例,急性骨髄性白血病:10/8例,骨髄異形成症候群:8/1例,急性リンパ性白血病:5/2例,その他:2/1例,移植前処置強度は,骨髄破壊的前処置:23/14例,骨髄非破壊的前処置:16/9例であった。入院期間中の平均ステロイド投与量は,男性:17.3mg/kg,女性:13.6mg/kgであった。...

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  • 著明な下部消化管浸潤をきたした血管免疫芽球性T細胞リンパ腫の1例

    西 潤子, 森下 祐子, 宮瀬 志保, 原岡 克樹, 大内田 義博, 藤山 重俊, 鈴島 仁, 伊藤 隆明 日本消化器内視鏡学会雑誌 57 (2), 154-158, 2015

    ...から下行脚に潰瘍と多数のびらんを認めた.腹部造影CT検査では直腸から下行結腸の著しい壁肥厚とリンパ節腫大,腹水を認め,FDG-PET検査でも同部に集積を認めた.下部消化管内視鏡検査で,直腸からS状結腸の粘膜は浮腫状でびまん性の発赤とびらんを認めた.S状結腸の生検標本で粘膜内にT細胞リンパ腫の腫瘍細胞が認められ,そけいリンパ節生検にて血管免疫芽球性T細胞リンパ腫(AITL)と診断された.AITLは成人T細胞性白血病...

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  • Mogamulizumabによる肺浸潤治療後に,同種造血幹細胞移植を行った成人T細胞性白血病・リンパ腫

    川島 一郎, 末木 侑希, 山本 健夫, 野崎 由美, 中嶌 圭, 三森 徹, 桐戸 敬太 臨床血液 56 (2), 210-215, 2015

    ...成人T細胞性白血病・リンパ腫(ATL)は予後不良であり,同種造血幹細胞移植が唯一の根治的な治療と考えられている。しかし,化学療法抵抗性であること,移植関連死が多いことなどから,移植が困難な症例も多い。今回,肺浸潤を伴うATL症例に対し,mogamulizumabで呼吸状態を改善した後に,造血幹細胞移植を施行し得た症例を経験した。症例は54歳,女性で呼吸困難を主訴に来院。...

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  • 成人T細胞白血病/リンパ腫におけるトリプトファン代謝の予後に関する意義

    正木 彩子, 石田 高司, 前田 康弘, 鈴木 進, 伊藤 旭, 滝野 寿, 戸谷 治仁, 吉田 嵩, 木下 史緒理, 小椋 啓加, 成田 朋子, 李 政樹, 楠本 茂, 稲垣 淳, 小松 弘和, 新実 彰男, 上田 龍三, 宇都宮 與, 稲垣 宏, 飯田 真介 臨床血液 56 (11), 2295-2304, 2015

    ...本研究では成人T細胞性白血病/リンパ腫(ATL)においてATL細胞および腫瘍微小環境中の細胞がIDOを産生し,腫瘍微小環境のみならず血液中においてもKyn/Trp比およびKyn濃度の上昇をもたらし,血清Kyn/Trp比およびKyn濃度高値はATLにおける独立した予後不良因子であることを明らかにした。このように血清中のKynおよびTrp濃度の測定は,個々のATL患者の予後を予測するために有用である。...

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  • 日本病理剖検輯報からみた真菌症の疫学 - 2011 年 update

    鈴木 裕子, 大戸 斉, 栂野 富輝, 久米 光 Medical Mycology Journal 56 (3), J99-J103, 2015

    ...細胞性白血病に続発した黒色真菌感染症の報告があった.内臓真菌症の基礎疾患をみると,上位から,固形癌 124 例 (20.4 %),白血病 83 例 (13.7 %),肺炎などの細菌感染症 69 例 (11.3 %),悪性リンパ腫 66 例 (10.9 %) とここ数年と同様であった.今回の検討では,真菌症例のうち,固形臓器移植関連のものが 12 例と 2005 年以降では最も多い.検索対象が,病理解剖例...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献15件

  • 白血病患者の栄養状態が理学療法に及ぼす影響

    矢木 健太郎, 泉 清徳, 井手 睦 理学療法学Supplement 2014 (0), 1964-, 2015

    ...【結果】対象者は,急性骨髄性白血病72%,成人T細胞性白血病15%,急性リンパ性白血病4%,その他5%であり,入院の目的は移植が24%,その他は主に化学療法目的であった。リハビリ介入後,BI値は82.9±18.7点から89.5±12.1点へと有意に改善していた。その他の値で有意差のあった項目はWBC値(6057.3±11626.8から3071.6±2733.4)であり,値は低下していた。...

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  • 『ケモカインと幹細胞』 CXCL12-CXCR4 軸を介した幹細胞誘引の調節因子

    原 孝彦, 種子島 幸祐 日本薬理学雑誌 144 (1), 4-7, 2014

    ...によるケモタキシス活性を抑制することを見出した.ヒト単球性白血病細胞株THP-1 にCXCR4 を過剰発現させたところ,<sup><span style="font-variant: small-caps;">125</span></sup>I 標識CXCL14 の高親和性結合部位が増加し,逆にsiRNA を用いてCXCR4 をノックダウンさせると,その数が減少した.また,THP-1 細胞,ヒトT細胞性白血病由来...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献22件

  • 自然消退,発症を繰り返した CD30 陽性成人 T 細胞性白血病リンパ腫の1 例

    加来 裕美子, 古賀 文二, 今福 信一, 中山 樹一郎, 古賀 佳織, 坂田 則行, 古江 増隆 西日本皮膚科 76 (3), 210-213, 2014

    ...しかし,血清中の抗 HTLV-1 抗体が陽性で,右前腕の結節から採取した検体を用いたサザンブロット法で HTLV-1 proviral DNA monoclonality が確認されたことから,再度詳細に血清学的,免疫組織学的に検討し,CD30 陽性を呈した皮膚型の成人細胞性白血病・リンパ腫 (ATLL) の皮膚浸潤と診断した。結節部位に電子線治療を照射し略治した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 6学会合同シンポジウム1  網羅的抗体反応測定法を用いた抗腫瘍免疫応答のモニタリング

    西川 博嘉 日本臨床免疫学会会誌 37 (4), 251-251, 2014

    ...serological analysis of recombinant cDNA expression libraries)へとつながり,数々の有望な高免疫原性の腫瘍抗原が同定されてきた.しかしこれらの方法は手技の煩雑性から,より簡便で網羅的にがん患者の抗体反応を解析する手法の開発が望まれていた.我々は約9000個の自己抗原を搭載した蛋白アレイシステムを用いたヒト抗体の網羅的解析方法を開発した.本法を用いて成人T細胞性白血病...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 抗HTLV-1抗体検査(ウエスタンブロット法)判定保留例の解析

    相良 康子, 後藤 信代, 井上 由紀子, 守田 麻衣子, 倉光 球, 大隈 和, 浜口 功, 入田 和男, 清川 博之 日本輸血細胞治療学会誌 60 (1), 18-24, 2014

    ...本邦におけるHTLV-1感染者は108万人と推計されており,HTLV-1は成人T細胞性白血病(ATL)やHTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP)といった重篤な疾患の原因として知られている.日本赤十字社血液センターでの抗HTLV-1抗体の確認検査としては,2012年9月よりウエスタンブロット(WB)法が採用され,検査結果の通知を希望される献血者への通知に際しての判定基準となっている.しかしながら,WB...

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • 肺癌および胃原発成人 T 細胞白血病/リンパ腫を合併した皮膚筋炎の1例

    成田 幸代, 室井 栄治, 持田 耕介, 加嶋 亜紀, 天野 正宏, 瀬戸山 充 西日本皮膚科 76 (6), 550-554, 2014

    ...上部消化管内視鏡検査で胃に隆起性病変が認められ,病理組織学的に成人 T 細胞性白血病リンパ腫 (adult T-cell leukemia/lymphoma ; ATLL) と診断された。胃のほかには腫瘍性病変はなく,末梢血に異常リンパ球も認めなかった。肺癌に加えて二重癌として ATLL を合併した皮膚筋炎の報告は少ない。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 同種造血幹細胞移植患者の移植前のサルコペニア罹患率と身体機能との関係

    武清 孝弘, 宇都宮 與, 村山 芳博, 前田 亜矢子, 三石 敬之, 奈良 聡一郎, 吉田 一成, 中野 伸亮, 窪田 歩, 徳永 雅仁, 竹内 昇吾, 高塚 祥芝, 堂園 浩一朗 理学療法学Supplement 2013 (0), 1515-, 2014

    ...男性:49名,女性:35名,年齢中央値54歳,疾患名は,成人T細胞性白血病(ATL)41名,急性骨髄性白血病(AML)16名,骨髄異形成症候群(MDS)14名,急性リンパ性白血病(ALL)7名,非ホジキンリンパ腫(NHL)4名,ホジキンリンパ腫(HL)1名,骨髄線維症(MF)1名であった。...

    DOI 医中誌

  • 1.成人T細胞性白血病に対する新規治療法

    石田 高司 日本内科学会雑誌 102 (7), 1744-1750, 2013

    ...成人T細胞性白血病/リンパ腫(adult T-cell leukemia/lymphoma:ATLもしくはATLL)はレトロウイルス,HTLV-1によって引き起こされるリンパ系腫瘍である.ATLの予後は不良であり,化学療法の成績は惨憺たるものである.同種造血幹細胞移植療法で長期生存を得るケースもあるが,全ATLのなかのごく一部に過ぎない.そのような現状のなかATLに対する新規抗体薬(モガムリズマブ)...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献18件

  • 免疫不全NOGマウスを用いた「ヒト化マウス」

    末水 洋志 日本薬理学雑誌 139 (5), 203-206, 2012

    ...によって大きな進展をみせた.この免疫不全マウスを使い,血液,免疫,感染症や腫瘍など,様々な研究分野でヒト化モデルが作製された.ヒト造血幹細胞移植により構築したヒト化造血モデルは広汎な細胞系列,特にヒトT/B細胞への増殖分化が認められることから,ヒトCD4陽性T細胞に感染して後天性免疫不全症候群を起こすヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus: HIV)や,成人T細胞性白血病...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献44件

  • B細胞性リンパ腫関連血球貪食症候群の治療中に成人T細胞白血病リンパ腫を発症したHTLV-Iキャリア

    長尾 貴代, 高橋 直人, 齋藤 宏文, 野口 晋佐, 郭 永梅, 伊藤 貢, 渡部 敦, 藤島 直仁, 亀岡 吉弘, 田川 博之, 廣川 誠, 澤田 賢一 臨床血液 53 (12), 2008-2012, 2012

    ...しかしながらR-CHOP 5コース目施行後より末梢血に小型~中型の核に切れ込みを有するATL細胞が出現し,サザンブロットではHTLV-IプロウイルスDNAのモノクローナルバンドを認め,成人T細胞性白血病(ATL)急性型の合併と診断した。本症例はリンパ腫あるいは化学療法による持続的な宿主免疫の低下がATL発症の契機となった可能性を示す。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献13件

  • 岡山大学皮膚科における皮膚リンパ腫の特徴について

    藤田 淳史, 濱田 利久, 岩月 啓氏 Skin Cancer 26 (2), 191-196, 2011

    ...欧米と同様,PCL106例の約半数が菌状息肉症(MF)であったが,欧米ではほとんど報告のない成人T細胞性白血病/リンパ腫(ATLL)が6%を占めた。一方で成熟B細胞腫瘍は少なく,特に海外で10%程度報告される原発性皮膚濾胞中心性リンパ腫(pcFCL)はこの期間中には1例も認められなかった。...

    DOI 医中誌 参考文献18件

  • サイトメガロウイルス感染により小腸穿孔をきたした成人T細胞性白血病の1例

    村上 隆啓, 伊志嶺 徹, 伊江 将史, 嵩下 英次郎, 上田 真, ぐし宮城 正典 日本臨床外科学会雑誌 72 (3), 705-709, 2011

    ...症例は75歳,男性.6年前に頸部リンパ節腫脹精査で成人T細胞性白血病(ATL)lymphoma typeと診断され,化学療法で一時寛解していた.3カ月前に多発リンパ節再発を指摘されたが,本人の希望により積極的な化学療法は行わず,低用量エトポシド療法のみ施行し経過観察としていた.今回は,上腹部痛にて受診し,消化管穿孔と診断され,緊急開腹術を施行.術中所見で,空腸に白色多発病変と約5mmの穿孔を認め,小腸部分切除...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献26件

  • メロペネム・コリスチン併用療法が奏効した同種骨髄移植後の多剤耐性緑膿菌感染症

    神田 真聡, 重松 明男, 岡田 耕平, 笠原 郁美, 岩崎 純子, 山口 圭介, 小野澤 真弘, 遠藤 知之, 秋沢 宏治, 石黒 信久, 橋野 聡, 今村 雅寛 臨床血液 52 (3), 118-123, 2011

    ...化学療法不応性の急性型成人T細胞性白血病に対し,fludarabine, busulfan, 全身放射線照射による骨髄非破壊的前処置で非血縁者間同種骨髄移植を施行した。Day12に多剤耐性緑膿菌による肺炎・敗血症を呈し,薬剤感受性検査の結果,本邦の静注用抗緑膿菌抗生剤すべてに耐性を示した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 初回同種造血幹細胞移植患者へのリハビリテーション介入効果の後方視的検討

    宮村 大治郎, 鎌田 佳織, 奥田 慎也, 大島 久美, 神田 善伸, 永井 勝信, 大黒 篤 関東甲信越ブロック理学療法士学会 30 (0), 211-211, 2011

    ...原疾患は、急性骨髄性白血病8例、急性リンパ性白血病4例、成人T細胞性白血病4例、再生不良性貧血3例、その他5例。移植から退院までの日数は中央値78(36-325)日。移植日から中央値33 (20-124) 日後にリハ介入が行われ、介入時performance status(PS)(ECOG)1-2が14例、3-4が10例であった。...

    DOI

  • ゼオシンベクターを用いた放射線感受性遺伝子新規探索法の開発

    吉野 美那子, 森田 明典, 小林 新緑, 高畠 香織, 細井 義夫, 池北 雅彦 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2011 (0), 229-229, 2011

    ...我々は放射線高感受性のヒトT細胞性白血病細胞株MOLT-4細胞に、独自に開発したゼオシンベクターを導入した。開発したベクターは、後の遺伝子配列の特定に適した設計となっており、ゼオシン抵抗性遺伝子の両端に多数の制限酵素サイトを有するベクターである。得られたクローンの放射線照射後の生存率を測定すると、親株であるMOLT-4の2倍以上の生存率を示すクローンが複数得られた。...

    DOI 医中誌

  • 細胞性白血病転座関連遺伝子(TCTA)蛋白のヒト破骨細胞分化における役割

    小竹 茂, 八子 徹, 川本 学, 南家 由紀 日本臨床免疫学会会誌 32 (6), 466-471, 2009

    ...滑膜組織に発現している新規分子が骨吸収において重要な役割を果たしているかもしれない.1996年から私たちは,ヒト破骨細胞分化を制御している新規タンパクを同定することを目的に,RA患者滑膜から,ゲル濾過クロマトグラフィー,逆相HPLCそして質量分析をもちいタンパクを精製,同定した.最終的に私たちはT-cell leukemia-translocation associated gene (TCTA, T細胞性白血病転座関連遺伝子...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献15件

  • 先天性免疫不全症の遺伝子細胞治療

    大津 真 日本臨床免疫学会総会抄録集 37 (0), 25-25, 2009

    ...しかしながら、レトロウイルスベクターを用いた臨床研究の結果、XSCID患児においてT細胞性白血病が、CGD患者において骨髄球系細胞の異常増殖が観察された。いずれも、ウイルスベクターのゲノムへの挿入に起因する近傍遺伝子の発現誘導が上記細胞クローンの異常増殖を引き起こしたと考えられており、治療法の改良、安全性の強化を目指した研究が行われている。...

    DOI

  • 血液疾患患者における抗がん剤治療が身体機能に及ぼす影響

    林 大二郎, 八並 光信, 湯藤 裕美, 沼波 香寿子, 松浦 芳和, 澤田 絵里佳, 伊藤 晃範, 鷲頭 由宣, 坂田 雪絵, 笠井 正晴, 内田 学 理学療法学Supplement 2008 (0), D3P2536-D3P2536, 2009

    ...<BR>【方法】<BR>対象は2008年3月から2008年10月までに、理学療法を目的として処方された血液疾患患者で本研究に同意した23名(男性14名・女性9名:平均年齢63.1±16.5歳)である.原疾患は急性骨髄性白血病4名・急性リンパ性白血病2名・成人T細胞性白血病4名・ホジキン病2名・非ホジキンリンパ腫7名・多発性骨髄腫4名である.理学療法の主たる処方内容は、筋力増強訓練および歩行訓練であった...

    DOI

  • オルトバナジン酸ナトリウムによるp53制御メカニズムの解明

    山元 真一, 森田 明典, 伊藤 あずさ, 榎本 敦, 松本 義久, 船津 修, 細井 義夫, 鈴木 紀夫, 池北 雅彦 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2007 (0), 190-190, 2007

    ...p53特異性ルシフェラーゼレポーター遺伝子の導入により得られたヒトT細胞性白血病細胞株MOLT-4の安定細胞株を用いたルシフェラーゼアッセイと、p53ターゲット遺伝子のウエスタンブロッティングにより、バナデートがp53転写活性を抑制することを明らかにした。...

    DOI 医中誌

  • 腎浸潤による急性腎不全をきたし血液透析を必要とした成人細胞性白血病の1例

    麓 由紀子, 大納 伸人, 川口 博明, 前田 拓郎, 山下 恵里香, 西田 知夏, 徳永 公紀, 阪本 卓爾, 曽我部 篤史, 鈴木 紳介, 魚住 公治, 野〓 剛, 坪内 博仁 日本透析医学会雑誌 40 (10), 865-869, 2007

    ...59歳, 女性. 2005年6月皮疹が出現し, 皮膚生検にて成人T細胞性白血病 (ATL) と診断され, 内服治療を開始した. 2006年4月まで経過は良好であったが, 5月より表在リンパ節腫脹, 7月には腎機能障害, 高カルシウム血症が出現し, 8月11日当科に入院した. 入院時尿素窒素80.9mg/dL, 血清クレアチニン5.1mg/dLと著明な上昇を認めた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • 成人T細胞性白血病に伴った副鼻腔真菌症の1例

    宮城 秀樹, 細川 篤, 上里 博 日本医真菌学会総会プログラム・抄録集 51 (0), 133-133, 2007

    ...HTLV-1抗体価高値のため成人T細胞性白血病(ATLL)が疑われ当科に紹介された。<BR>現症、検査および経過:体幹と下肢に、爪甲大までの不整形、軽度の浸潤を触れる紅斑がびまん性に認められた。皮膚病理組織所見とサザンブロット法よりATLLと診断した。その後、CT検査で左上顎洞内に炎症及び真菌塊様の陰影が認められた。当院耳鼻咽喉科で両側副鼻腔開窓・病的粘膜除去術が施行された。...

    DOI

  • 放射線高感受性MOLT-4細胞株におけるp53依存性放射線誘発アポトーシス経路の解析

    伊藤 あずさ, 森田 明典, 山元 真一, 船津 修, 池北 雅彦 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2007 (0), 182-182, 2007

    ...ヒトT細胞性白血病細胞株MOLT-4細胞は放射線に高感受性を示し、放射線誘発アポトーシスのモデル細胞死として多くの研究で用いられている。このMOLT-4細胞の放射線細胞死は、ドミナントネガティブp53やp53 shRNAの導入実験からp53依存性であることが明らかにされている。...

    DOI 医中誌

  • 特異疹が環状肉芽腫の像を呈したATLの1例

    一宮 弘子, 石川 一志, 大谷 裕一郎, 甲斐 宜貴, 波多野 豊, 片桐 一元, 藤原 作平, 横山 繁生 西日本皮膚科 68 (6), 636-639, 2006

    ...手掌の環状局面の病理組織像と,同部からのサザンブロット解析にてHTLV-1のクローナルなDNAバンドが検出されたことより,成人T細胞性白血病/リンパ腫(ATL)の特異疹として環状肉芽腫(GA)が生じたと考えた。経過中,肺浸潤影の増強を繰り返し,THP-COP療法(THP45mg×1日,CPA750mg×1日,VCR1.5mg×1日,PSL45mg×5日)により著明に改善した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献21件

  • 高齢者の皮膚リンパ腫の治療

    戸倉 新樹 Skin Cancer 21 (3), 261-267, 2006

    An increase in the number of aged patients with cutaneous lymphomas has resulted in a difficulty in the treatment of these disorders. In particular, we have increasing numbers of aged patients with …

    DOI 医中誌 参考文献6件

  • 再燃の度に皮疹が先行した急性型ATLLの1例

    伊藤 宏太郎, 久保田 由美子, 古村 南夫, 中山 樹一郎 西日本皮膚科 68 (2), 162-166, 2006

    ...異型リンパ球を含む末梢血白血球の増加,杭HTLV-1抗体陽性,高カルシウム血症,ガリウムシンチでの両肺野の集積像などより成人T細胞性白血病/リンパ腫(ATLL)と診断され当院血液内科に入院。当科初診時,顔面を含む全身にそう痒を伴う丘疹,浸潤性紅斑を認め,前胸部紅斑の生検では真皮上層の血管周囲に異型リンパ球が浸潤していた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • ウイルスと発癌  5.HTLV‐Iと発がん

    安永 純一朗, 松岡 雅雄 ウイルス 56 (2), 241-249, 2006

    ...成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia: ATL)はヒトT細胞性白血病ウイルスI型(human T-cell leukemia virus type I: HTLV-I)により惹起されるCD4陽性T細胞の悪性腫瘍である.HTLV-Iは生体内において,ウイルスの複製よりもむしろ感染細胞のクローナルな増殖によりそのコピー数を増やし,その副産物としてATLを発症すると考えられる.HTLV-I...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献111件

  • 全身免疫低下性疾患に合併した汎発性白癬の5例

    小林 美和 日本医真菌学会総会プログラム・抄録集 50 (0), 85-85, 2006

    ...<BR>び漫性落屑型汎発性白癬の4例はすべて成人型T細胞性白血病リンパ腫(ATL)に合併し、うち2例は汎発性白癬の診断を契機にATLがみつかった。汎発性白癬を発症した時点でのATLの病型はそれぞれ異なっていたが、いずれの例も白癬は難治であり,T細胞機能の低下に関連したと考えた.<BR>もう1例は多発頑癬型であり、全身性ループスエリテマトーデスを合併していた。...

    DOI

  • 食道原発T細胞性悪性リンパ腫の2症例

    宮永 修, 牧野 茂義, 藤島 弘光, 菊池 郁夫, 林 透 日本消化器内視鏡学会雑誌 47 (6), 1227-1235, 2005

    Two rare cases of T cell type primary esophageal malignant lymphoma were reported. Only six cases of T cell type esophageal lymphoma has been reported in Japan, while at least twelve cases of B cell …

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 成人細胞性白血病治療中に発症したB型劇症肝炎の1例

    帖佐 宣昭, 宮国 均, 津守 伸一郎, 緒方 克己, 瀬戸山 充 西日本皮膚科 66 (1), 19-22, 2004

    ...Hepatitis B virus (HBV) キャリアとして2年来経過観察されていたが, くすぶり型成人T細胞性白血病 (ATL) を発症。その後急性転化が認められ, CHOP療法にて加療された。その後外来通院しながらコルチコステロイド, VP-16の投与を受けていたが通院約4カ月後にB型劇症肝炎を併発。集中治療を受けるも効果なく死亡した。...

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • 胃原発の成人細胞性白血病リンパ腫の1例

    馬場 麗, 東梅 友美, 太田 秀一, 三浦 洋子, 豊島 經康, 田中 淳司, 浅香 正博, 今村 雅寛 日本老年医学会雑誌 41 (2), 228-232, 2004

    A 70-year-old woman was admitted to our hospital for treatment of abdominal tumor. She had complained of left abdominal pain, body weight loss and slight fever. Upper gastrointestinal endoscopy …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献11件

  • ATL/Lにおける消化管の日和見感染の検討

    岩下 生久子, 鵜池 直邦, 古賀 充, 奥村 幸哉, 清成 秀康, 米増 博俊, 牛尾 恭輔 日本消化器内視鏡学会雑誌 45 (9), 1893-1899, 2003

    We analyzed 96 cases of Adult T-cell Leukemia/Lymphoma (ATL/L) to clarify the characteristic feature of opportunistic infection in cases of ATL/L. Gastrointestinal manifestations, clinical data, …

    DOI 医中誌 参考文献18件

  • ひ破裂を契機に発見された成人細胞性白血病の1例

    湊 栄治, 藤野 一平, 杉平 宣仁, 松本 収生, 嶋 廣一, 三木 誓雄 日本消化器外科学会雑誌 36 (11), 1571-1574, 2003

    A 72-year-old man was admitted to our hospital presenting with hypotension and abdominal distension. Laboratory findings on admission revealed an abnormally increased number of leucocytes, composed …

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 糞線虫症に起因すると考えられた門脈ガス血症の2例

    照屋 剛, 島袋 誠守, 古堅 智則, 平良 一雄, 宮里 浩, 久高 学, 山城 和也, 与儀 実津夫 日本消化器外科学会雑誌 35 (6), 663-667, 2002

    Hepatic portal venous gas (HPVG) is a rare condition with a poor prognosis whose pathogenesis is not clearly understood. We present 2 cases of HPVG apparently associated with strongyloidiasis. Case …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献15件

  • 胸水貯留で発症し両側眼前房浸潤を認めた成人細胞性白血病の1例

    野村 哲彦, 酒井 郁也, 成見 弘, 源 陽子, 安川 正貴, 藤田 繁, 羽藤 高明, 渡部 誠一郎 日本内科学会雑誌 91 (8), 2476-2478, 2002

    症例は59歳,男性,出身地愛媛県西宇和郡. 2000年3月,胸水を認め当科に入院.胸水中の細胞は, CD4陽性T細胞で,サザン法で2カ所にHTLV-Iプロウイルスの組み込みを認めた. mNLG-2療法を開始し,胸水は減少したが, 9月に右ブドウ膜炎を認めた.右前眼房にATL細胞の浸潤を認め,さらに両側に進行した.その後ATLの進展に伴い永眠された. …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献8件

  • 下口唇に発生したかいせんの1例  ATL患者にみられた特異な皮疹

    橋口 貴樹, 瀬戸山 充, 金蔵 拓郎, 神崎 保 西日本皮膚科 63 (2), 169-171, 2001

    ...また数年前より四肢および体幹に皮疹を認めており,HTLV-1抗体陽性であったため成人T細胞性白血病(ATL)との関連を疑われて当科紹介受診。初診時,体幹部,下肢に軽度そう痒を伴う紅色丘疹があり,下口唇には径1cmほどの白色の厚い鱗屑のついた局面がみられた。下口唇の局面のKOH鏡検では疥癬虫,虫卵が多数みられたため,疥癬と診断した。その後,急性型のATLと診断された。...

    DOI 被引用文献1件 参考文献3件

  • 慢性型成人T細胞性白血病の完全寛解期に生じたクリプトコッカス髄膜炎の一例

    兼子 裕人, 喜多 ゆり, 谷脇 雅史, 加嶋 敬, 大川原 康夫 感染症学雑誌 75 (12), 1054-1056, 2001

    ...成人T細胞性白血病 (ATL) における種々の日和見感染合併が知られているが, 寛解期の易感染性について検討した報告は少ない. 我々は慢性型ATLの完全寛解例に併発したクリプトコッカス髄膜炎を経験した. 症例は73歳女性. 1997年4月22日, 意識消失と発熱のため当科入院. 項部硬直髄液細胞数増加などから髄膜炎として抗生剤, 抗真菌剤を投与したが, 第12病日に死亡....

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件 参考文献6件

  • WeeklyACOP療法で寛解した成人T細胞性白血病/リンパ腫の一例

    福家, 聡, 大西, 勝憲, 安田, 秀美, 服部, 敦夫 札幌社会保険総合病院医誌 = Journal of Sapporo Social Insurance General Hospital (JSSIGH) 8 17-21, 1999-12-20

    症例は55歳女性。平成10年3月、皮疹部の生検組織中のHTLV-IDNAの存在がサザンプロット法により証明され、HTLV-1関連の皮膚病変と診断された。皮膚に限局した病変であったためエトポシド(VP-16)の経口剤で治療を行っていたが、平成10年11月より表在リンパ節が急激に腫張し、末梢血にCD3及びCD25陽性の異型リンパ球が増加し、LDHの上昇も認めたため入院し、weekly …

    機関リポジトリ

  • 小児T‐ALL/NHLにおけるCD3発現の意義

    栗山 貴久子, 日比 成美, 澤田 淳, 橋田 哲夫, 生田 治康, 松尾 敏, 綱本 健太郎, 吉原 隆夫, 納谷 真由美, 北条 誠, 生嶋 聡, 今宿 晋作 日本小児血液学会雑誌 13 (6), 421-427, 1999

    In leukemic blasts of childhood T-cell acute lymphoblastic leukemia/non-Hodgkin's lymphoma (13 cases of T-ALL/ 3 cases of NHL), we studied the expressions of CD3 antigen and of T-cell receptor (TCR) …

    DOI 医中誌 参考文献19件

  • すい腫りゅうを形成したリンパ腫型成人T細胞白血病の1例

    大西 裕, 明石 哲郎, 國吉 政美, 福冨 真理恵, 横田 昌樹, 井口 東郎, 舩越 顕博, 若杉 英之 日本消化器病学会雑誌 96 (1), 64-69, 1999

    症例は67歳,男性.頸部リンパ節腫脹を契機にガリウムシンチグラム,CT検査を施行され,膵頭部腫瘤を指摘された.HTLV-1抗体陽性であり,頸部リンパ節生検,種々の画像診断などから,膵腫瘤を形成したリンパ腫型の成入T細胞性自血病(ATL)と診断した.多剤併用療法にて膵病変は消失し,現在のところ経過良好である.膵病変を認めたATLは非常にまれであり報告した.

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献3件 参考文献30件

  • 同種骨髄移植を施行した成人細胞性白血病(ATL)の1例

    原 雅道, 東 太地, 名和 由一郎, 小島 研介, 澤田 妙子, 上岡 樹生, 田口 博國, 三好 勇夫 日本内科学会雑誌 88 (2), 334-335, 1999

    ...症例は41歳女性, 1996年10月皮膚掻痒感,全身倦怠感で受診.初診時白血球数43, 300/μl (腫瘍細胞83%),抗HTLV-1抗体陽性で腫瘍マーカー,細胞形態学的所見より成人T細胞性白血病と診断した.寛解導入療法にてCRが得られたため, 1997年3月14日HLA一致の兄より同種BMTを施行した.移植後の検討ではHTLV-1抗体価は1/3に低下, inverse PCRでHTLV-1のmonoclonal...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献5件

  • 著明な関節痛を伴い,pentostatinが有効であった成人T細胞性白血病

    宮川 明子, 坂部 秀明, 天方 義人, 井上 徹也, 安藤 朗, 程原 佳子, 藤山 佳秀, 馬場 忠雄 臨床血液 39 (7), 487-492, 1998

    ...45歳の時,成人T細胞性白血病慢性型と診断された。46歳で出現した膝・肩・足・手・指趾関節痛が激痛となり,頭痛,発熱,白血球増加も見られるようになった。髄液中に白血病細胞の浸潤を認めたが,その他の所見は慢性型の状態であった。関節液中に多数の好中球と異常リンパ球を含むリンパ球を,滑膜生検組織で著明な滑膜の増殖・びらん・少数のリンパ球のびまん性浸潤を認めた。...

    DOI PubMed 医中誌 参考文献14件

  • PCNA免疫組織化常法による皮膚の悪性リンパ腫と,非悪性リンパ腫の鑑別と早期診断

    川平 正公, 神崎 保 日本皮膚科学会雑誌 107 (6), 761-, 1997

    ...湿疹・皮膚群と皮膚悪性リンパ腫の初期病変は,肉眼的所見のみでは鑑別は困難な場合が多く,そのため,病理組織学的所見,血液学的所見,免疫組織学的所見などに依ることが多い.今回我々は,抗PCNA(Proliferating Cell Nuclear Antigen)抗体を用いて核内PCNAを検出することにより,皮膚悪性リンパ腫と,良性のリンパ球の浸潤を鑑別しようと試みた.その結果,成人T細胞性白血病(以下...

    DOI

  • レチノイン酸による成人T細胞白血病細胞増殖抑制効果

    宮武 淳一, 前田 裕弘, 松田 光弘, 辰巳 陽一, 浦瀬 文明, 堀内 房成, 入交 清博, 堀内 篤 日本臨床免疫学会会誌 19 (5), 477-487, 1996

    We observed the effects of the retinoic acid (13-<i>cis</i> retinoic acid; 13-<i>cis</i> RA, and all-<i>trans</i> retinoic acid; ATRA) for the cell growth and the expression of CD 25 on peripheral …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献25件

  • 造血器腫ようにおける髄液中sIL‐2R,M‐CSF 特に成人細胞性白血病の髄膜浸潤における臨床的意義について

    田中 健, 白石 香, 坂本 昭彦, 深堀 茂樹, 城島 浩人, 長部 誠志, 水之江 和宏, 益地 久美子, 今村 豊, 本田 順一, 江上 康一郎, 名取 英世, 大泉 耕太郎 臨床血液 37 (7), 610-617, 1996

    造血器腫瘍患者における髄液中sIL-2RとM-CSFを測定し,特にATLの髄膜浸潤における意義について検討した。髄液中sIL-2R値,M-CSF値はATLの髄膜浸潤群で非浸潤群と比べて有意の上昇を認めた。疾患間においてもATLの髄膜浸潤群は他疾患に比べて髄液中sIL-2R, M-CSFはいずれも有意の高値を示した。髄液細胞数との関連についてはsIL-2RはATLにおいて有意の相関が認められたが,…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献13件

  • 造血器疾患合併の深在性真菌症に対するFluconazoleの臨床的有用性の検討

    村上 修一, 三砂 將裕, 東内 真一, 中西 昌嗣, 小川 亮介, 和気 敦, 永田 一彦, 森 直樹, 塚田 順一, 中田 浩一, 織田 進, 森本 勲夫, 江藤 澄哉, 和泉 洋一郎, 沢田 仁, 山崎 嘉宏, 山野 裕二郎, 大森 房之, 大隈 和, 大西 康, 山村 政臣, 浅野 嘉延, 田中 宏一, 池田 公明, 織田 悦子 The Japanese Journal of Antibiotics 49 (1), 95-105, 1996

    ...今回我々は, 急性骨髄性白血病, 急性リンパ性白血病, 悪性リンパ腫, 成人T細胞性白血病, 多発性骨髄腫等の造血器疾患に合併した深在性真菌症に対するFluconazoleの臨床効果について多施設で検討した。<BR>Fluconazoleの経口剤または注射剤のいずれかを79例の深在性真菌症患者に100mg/日から400mg/日を投与したが, そのうち60例で臨床効果が判定可能であった。...

    DOI PubMed 医中誌 参考文献11件

  • フローサイトメーターを用いた末梢血細胞のサイトメガロウイルス抗原の検出

    本田 順一, 大窪 恭光, 有川 圭介, 熊谷 睦子, 桑元 珠郁子, 大泉 耕太郎 感染症学雑誌 70 (9), 923-930, 1996

    ...サイトメガロウイルス (CMV) 感染ヒト胎児線維芽細胞と骨髄移植患者, 中枢神経ループス患者, 成人T細胞性白血病患者末梢血を用いて, CMV感染細胞の核内に発現する前初期抗原 (immediateearlyantigen: IE) をフローサイトメーターを使用し検出した.患者末梢血はパラホルムアルデヒドと, 界面活性剤であるNP-40で固定することで, 核内IE抗原をモノクローナル抗体で検出するが...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献11件

  • 血液疾患に伴う敗血症の基礎疾患別検討

    横田 貴史, 手島 博文, 岡島 裕, 坪井 昭博, 尾路 祐介, 烏野 隆博, 平岡 諦, 正岡 徹 感染症学雑誌 70 (2), 108-115, 1996

    ...大阪府立成人病センター第五内科で1980年から1993年の14年間に血液疾患患者に発生した敗血症287件について, その基礎疾患別特徴を検討した.基礎疾患は急性骨髄性白血病 (AML) 155件, 急性リンパ性白血病 (ALL) 45件, 慢性骨髄性白血病 (CML) 29件, 悪性リンパ腫36件, 成人T細胞性白血病 (ATL) 7件, 多発性骨髄腫 (MM) 8件, 再生不良性貧血 (AA) 7...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献7件 参考文献14件

  • DOA症例の剖検 臨床診断と病理診断の限界について

    瀧 健治, 平原 健司, 富田 伸司, 十時 忠秀, 徳永 蔵, 杉原 甫 日本救急医学会雑誌 6 (2), 139-145, 1995

    The subjects of this study were 24 cases of DOA brought to the emergency room. Autopsy was performed to determine the cause of cardiac arrest, and the pathological diagnosis was compared with the …

    DOI 医中誌 被引用文献8件 参考文献22件

  • 成人細胞性白血病腫りゅうにより腸重積を併発した1例

    目黒 英二, 鈴木 克, 菊地 充, 亀井 真理, 及川 和彦, 富田 幸男, 葛西 敏史, 斎藤 和好 日本消化器外科学会雑誌 27 (1), 135-139, 1994

    Adult T-cell leukemia (ATL) usually presents systemic lymph node involvement, and extranodal presentation is rare. We experienced a patient in whom small bowel involvement necessitated surgical …

    DOI

  • 小児T細胞性白血病/悪性リンパ腫に対する治療プロトコール8704Tの成績

    堀部 敬三, 片山 功, 宮島 雄二, 松本 公一, 福田 稔, 吉田 潤, 工藤 寿子, 加藤 剛二, 小島 勢二, 松山 孝治 臨床血液 35 (7), 657-664, 1994

    ...対象は,T細胞性白血病(T-ALL) 15例(pre-T型2例を含む)とリンパ腫(T-NHL) 11例で,年齢は,3歳∼14歳(中央値6歳)。T-ALLの初診時白血球数は,6,800∼1,210,000/μ<i>l</i>(中央値45,000/μ<i>l</i>)で,T-NHLの病期は,III期6例,IV期5例で,組織型はリンパ芽球(LB)型8例,大細胞(LC)型3例であった。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献5件

  • 多彩な胃病変を呈した成人T細胞白血病の2症例

    全 勝弘, 山本 博, 土居偉 瑳雄, 松枝 和宏, 脇谷 勇夫, 小西 博, 矢切 良穂, 矢野 慧 日本消化器内視鏡学会雑誌 35 (4), 755-762_1, 1993

    We report two cases of adult T cell leukemia (ATL) invading the stomach wall. Case 1: A 52-year-old man born in Okayama prefecture was hospitalized because of epigastralgia. Endoscopic examination …

    DOI 医中誌

  • 骨病変で初発した成人細胞性白血病の二症例

    熊谷 謙治, 奥苑 直行, 針 秀太, 梅木 義臣, 山田 健治, 鹿島 信之, 馬場 宏敏 整形外科と災害外科 42 (3), 1284-1290, 1993

    We experienced two patients with ALT who developed early onset of bone lesions. A 65-year-old woman presented to our hospital with left gonalgia and a femural osteolytic lesion. A further …

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 自然寛解を示した成人T細胞性白血病の1例

    菊池 雅子, 小野 和俊, 嶋本 義範, 山口 雅也 臨床血液 34 (6), 728-732, 1993

    自然寛解を示した成人T細胞白血病(以下ATL)の1症例を経験したので報告する。症例は50歳女性。全身のリンパ節腫脹,末梢血液の分葉した核を持つ異常リンパ球の存在のために当院に紹介された。末梢血中の特徴的な異常リンパ球,細胞表面マーカー,抗HTLV-I抗体が陽性であることよりATLと診断した。入院前より既に末血の異常リンパ球数は減少傾向にあったが,入院後も無治療にてリンパ節腫脹・LDH高値は徐々に…

    DOI PubMed 被引用文献1件

  • 頸椎腫瘤を形成し,興味ある表面形質の変化を呈したATLの1例

    森 直樹, 小川 亮介, 和気 敦, 永田 一彦, 佐藤 忠嗣, 塚田 順一, 中田 浩一, 三砂 將裕, 森本 勲夫, 織田 進, 江藤 澄哉 臨床血液 33 (1), 75-81, 1992

    ...以上より成人T細胞性白血病(ATL)と診断されたが,無治療で異常リンパ球はほとんど消失。1990年1月,後頸部痛出現し,2カ月後には四肢不全麻痺,排尿障害にて再入院。MR像にて第4頸髄レベルにおける頸椎骨腫瘤と脊髄圧迫所見を認めたため,前方除圧前方固定術を施行。...

    DOI PubMed 医中誌

  • 各種サイトカインによるATL由来T細胞株・MTY6-10細胞の接着分子発現の変動

    松崎 敏子, 長谷 哲男, 中嶋 弘 日本皮膚科学会雑誌 102 (12), 1505-, 1992

    ...成人T細胞性白血病(ATL)患者の末梢血リンパ球から樹立した末梢血helper T細胞型T細胞株(MTY6-10細胞)に種々のサイトカイン(interleukin(IL)-1β,IL-2,IL-4,IL-6,tumor necrosis factor(TNF)α,interferon (IFN)-α,IFN-γ)を添加して培養し,細胞表面の接着分子の発現をモノクローン抗体を用いて検討した.Very...

    DOI 医中誌

  • 症例 左室内に腫瘤を形成した成人T細胞性白血病・リンパ腫の1例

    内藤 達二, 今村 俊之, 池田 聡司, 松永 和雄, 原田 敬, 山佐 稔彦, 浜辺 定徳, 小串 亮三, 松崎 忠樹, 原 耕平, 高木 正剛, 重橋 亨 心臓 24 (11), 1326-1331, 1992

    ...成人T細胞性白血病・リンパ腫(adult T cell leukemia/lymphoma.ATLL)は末梢血や骨髄,リンパ節のみならず,各種臓器に高率に浸潤がみられる.心臓への浸潤について剖検例でいくつかの報告があるが,報告によってまちまちであり,14~70%の頻度である.しかし,ATLLの心臓への浸潤を生前に診断しえた例は2例のみで,いずれも心嚢液が多量に貯留し,心嚢液細胞診にて心臓への浸潤が証明...

    DOI 医中誌

  • 胆道糞線虫症の1例

    石田 秀行, 井上 敏直, 西岡 良薫, 丸野 要, 三島 好雄, 佐藤 正夫, 古瀬 光 日本臨床外科医学会雑誌 52 (9), 2151-2155, 1991

    A case of biliary strongyloidiasis is reported with a review of the literature.<br>A 42-year-old female who had lived in Okinawa prefecture until the age of 17 was admitted under the diagnosis of …

    DOI Web Site 医中誌

  • DICを併発し急激な臨床経過をとった成人細胞性白血病

    西村 友宏, 中川 浩一, 小林 裕美, 濱田 稔夫 Skin Cancer 6 (1), 141-144, 1991

    43歳, 男性。平成元年7月頃より四肢に無症候性の皮疹が出現し, 次第に全身に拡大した。約1ヵ月後に当科を受診したが, 末梢血検査にて異型リンパ球が11%に見られ, HTLV-1抗体は256倍を示した。皮疹部組織を用いたDNA assayにてHTLV-1 proviral DNAを証明し, ATLと診断した。ステロイド剤外用のみにて皮疹の出没を繰り返していたが, 突然, 急性転化し, …

    DOI 医中誌

  • 肺の異所性石灰沈着を呈した成人細胞性白血病の1例

    佐々木 巌, 森本 幸治, 古屋 佳昭, 武藤 敬, 萩原 照久, 細川 芳文, 山口 道也, 沢田 海彦, 堀江 孝至 日本胸部疾患学会雑誌 29 (1), 105-110, 1991

    46-year-old male patient was born in Niigata Prefecture and thereafter lived in Tokyo. In late January 1985, he noticed swelling of the bilateral inguinal lymphnodes followed by fever and lumbago. …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件

  • 血液疾患に合併した真菌症とくに深在性カンジダ症の検討

    高木 宏治, 石丸 敏之, 菅 朗, 岡田 薫, 澤江 義郎 感染症学雑誌 64 (9), 1192-1199, 1990

    ...基礎疾患として急性骨髄性白血病が5例と半数をしめ, 急性リンバ性白血病, 成人T細胞性白血病, 悪性リンパ腫, 多発性骨髄腫, 再生不良性貧血が各1例ずつであった. 全例にステロイド製剤及び抗生物質が長期間投与され, 9例に抗白血病薬が投与されていた. 末稍血所見では, 好中球及びリンパ球が500/mm<SUP>3</SUP>以下の期間が, それぞれ平均35.2日, 33.4日であった....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献2件

  • 肝臓に著明なカルシウム沈着をきたした成人細胞性白血病の1例

    千代田 晨, 森川 利則 日本内科学会雑誌 79 (11), 1587-1588, 1990

    ...症例は66才男性.抗腫瘍薬で寛解中の成人T細胞性白血病の患者で,短期間に意識障害,発熱,高Ca血症(19.4mg/dl)をきたし,胸部X線写真で全肺野にびまん性点状陰影を認め,呼吸不全,腎不全にて死亡.剖検にて腎・肝・胃・大動脈・睾丸などに転移性石灰化を認めた.本例は肝にCa沈着を認めたまれな症例である....

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • HTLV‐I感染者に発症した多発性,持続性の関節症を示すSjoegren症候群の1例

    松本 美富士, 日比野 宣幸, 上村 晶代, 西岡 久寿樹 日本内科学会雑誌 79 (11), 1589-1590, 1990

    ...HTLV-Iは成人T細胞性白血病,特異な神経疾患(HAM)を発症する以外に,呼吸器,唾液腺,涙腺,関節,ブドウ膜などにも炎症性の病変の発生が示唆されている.今回,非多発地域出身の64才のHTLV-I感染の主婦に乾燥症状と多発性,持続性の関節痛がみられた.本例は多発性関節症を伴ったSjögren症候群と扱われるが,いずれの徴候も非定型的なことより, HTLV-Iに関連した乾燥症状,関節症状と考えることも...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • Immunocompromised hostにみられた非チフス性サルモネラ敗血症の2例

    草深 裕光, 後藤 達彦, 中村 康一, 鮫島 庸一, 田邊 昇 日本内科学会雑誌 77 (1), 57-62, 1988

    ...Immunocompromised hostに合併した非チフス性サルモネラ敗血症の2例を報告する.症例1.68才,男.悪性関節リウマチ,間質性肺炎の診断のもとに,ステロイド,免疫抑制薬投与中にSalmone1la enteritidis敗血症を併発した.その後も数回敗血症を反復した.原疾患に対しては,ステロイド投与を継続したが呼吸不全で死亡した.症例2.58才,女.成人T細胞性白血病で化学療法が行なわれたが...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 多発性皮膚しゅりゅうを主症状として発症したB細胞性悪性リンパしゅの1例

    川戸 正文, 上村 伯人, 青木 誠, 福井谷 祐一, 高橋 隆一, 伊藤 宗元, 山嵜 雄一郎, 籏野 倫 医療 40 (6), 538-541, 1986

    ...菌状息肉腫, Sézary症候群および成人T細胞性白血病などのT細胞性リンパ増殖性疾患では皮膚腫瘤をしばしば認めるが, B細胞性悪性リンパ腫ではまれである.<br>われわれは, 多発性皮膚腫瘤で発症したB細胞性リンパ腫の1例を経験した. 腫瘍細胞の表面マーカーのフローサイトメトリーによる解析では幼熟B細胞(HLA-DR陽性, IgG, λ型)であつた....

    DOI

  • 皮膚科における成人T細胞白血病

    西尾 一方 西日本皮膚科 48 (5), 839-852, 1986

    ...成人T細胞白血病(ATL)は, 1976年本邦成人に発生するT細胞性白血病の特殊型として提唱された。その特徴は, 強い白血化傾向, 末梢血中の異型細胞の出現, 発症における多発地帯の存在などである。患者の半数に特異性皮膚病変がみられるので, 皮膚科医にとつてATLに関する知識は不可欠である。...

    DOI 被引用文献1件 参考文献9件

  • 外陰部前癌性毛包腫瘍の1例

    平岡 克己, 堀江 昭夫, 国崎 真 Journal of UOEH 7 (2), 229-235, 1985

    ...この患者は成人T細胞性白血病 (ATL) の疑いで入院中に本腫瘍の摘出を受けた. 本腫瘍は従来の老人性角化症に類似する病変であるが, 発生部位が紫外線の暴露を受ける露出部ではない. また, 腫瘍細胞にBowen病に匹敵する程の多形性, 分裂像, 極性の部分的消矢が認められた....

    DOI Web Site 医中誌

  • 高Ca血症を伴った成人T細胞性白血病の2剖検例

    平井 久丸, 川井 充, 木村 良子, 小沢 敬也, 浦部 晶夫, 橋本 康男, 小坂 樹徳 臨床血液 22 (2), 202-210, 1981

    Two cases of so-called adult T cell malignancy were presented, one was diagnosed as Sézary syndrome and the other, as adult T cell leukemia. They showed, in common, lymphnode swelling, hepatomegaly, …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献3件

  • Monoclonal gammopathyを伴ったT cell慢性リンパ性白血病の1例

    本田 美代子, 古河 一男, 室川 論, 難波 経彦, 国府田 幸夫, 白井 達男 日本内科学会雑誌 70 (1), 64-69, 1981

    ...13.4g/dl, γ-gl 56.6%と増加し, B-J蛋白体陽性,免疫グロブリン定量においてIgGは10200mg/dlと増加し, κ型であることを確認した.末梢血液像では核型異常を伴うリンパ球を含め,リンパ球は78%と増加し,骨髄像においても低形成ながら62.4%と増加していた.免疫学的検査でEロゼット形成細胞が末梢血では96%,骨髄でも92%に認められた.臨床像ではリンパ節,肝,脾を触知せず, T細胞性白血病...

    DOI Web Site Web Site ほか2件

  • 皮膚腫瘍がimmunoblastic sarcomaの組織像を呈した成人T細胞性白血病

    吉永 花子, 山田 瑞穂 日本皮膚科学会雑誌 90 (5), 425-, 1980

    ...末梢血に小型成熟リンパ球様細胞の増殖がみられ,成人T細胞性白血病と診断された症例の皮膚腫瘍および末梢血を電顕的に観察した.末梢血の小型成熟リンパ球様細胞はいわゆるセザリー細胞より核の切れ込みが軽度で細胞質に集合性高電子密度顆粒を有し,菌状息肉症の初期の皮疹および良性の慢性皮膚疾患の浸潤細胞内にしばしば見られる細胞と類似している.皮膚腫瘍では細胞質にポリゾームの多い核小体の明瞭な大型芽球様細胞の均一な...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 四国南部でみられた成人T細胞性白血病の7例

    田口 博国, 新谷 憲治, 依光 幸夫, 町田 健一, 吉本 静雄, 高岡 道夫, 塩見 文俊, 上田 尚紀 臨床血液 21 (1), 80-85, 1980

    Adult T-cell leukemia is rather commonly seen in the south of Shikoku district as in Kyushu. Seven cases were experienced during a year in our hospital. Clinical studies revealed a high association …

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • T cell系腫瘍の2症例

    橋本 修, 早川 佳夫, 石井 信義, 菊岡 正和, 竹下 得三, 雨宮 洋一, 北見 翼, 大島 年照, 守田 浩一, 天木 一太 臨床血液 21 (8), 1185-1192, 1980

    Two cases of T cell type tumor were reported. Case 1: A 54-year-old male was admitted to Nihon University Hospital because of general lymphadenopathy. From the histological examination of the left …

    DOI Web Site PubMed ほか1件

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