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検索結果 5,079 件

  • Organs on a Chipの進化

    高山 秀一, 二井 信行 電気学会誌 144 (4), 191-194, 2024-04-01

    <p>1.はじめに</p><p>かつて,人間を対象とした薬物試験を行う前には,その薬物と試験の安全性を確認するための動物実験を行うことが求められていた。アメリカではすでに1930年代に人体実験の代替として動物実験を義務づける連邦命令が成立していた。しかし,2022年12月,バイデンアメリカ大統領</p>

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  • 喉頭部分切除術の適応と実際

    荒木 幸仁 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 127 (2), 83-91, 2024-02-20

    <p> 喉頭癌治療として, 早期癌には (化学) 放射線療法, 進行癌に対しては喉頭全摘術が一般的である. 近年は喉頭機能温存への要望が高まりつつあり, 特に声門癌は治療成績が比較的良好であることから, 音声機能温存が重要な課題となる. 当科では声門癌に対しては Transoral laser microsurgery(TLM), 垂直部分切除術または Supracricoid partial …

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  • ドッグレースが生んだ薬剤耐性寄生虫

    B. ヴァン・パリドン 日経サイエンス 54 (1), 88-93, 2024-01

    ...2017年,当時ジョージア大学に所属していた寄生虫の研究者で獣医師のカプラン(Ray Kaplan)のもとに,米国各地にいる仲間から,治療が困難なイヌの寄生虫感染について相談する電子メールが届き始めた。それは線虫の一種である鉤虫(こうちゅう)で,動物と人間の両方に感染するという。...

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  • ロボット支援腎部分切除術を施行した後腎性腺腫の1例

    瀬川 晃平, 蔦原 宏一, 筒井 健司, 三木 愛梨, 脇田 哲平, 堀部 祐輝, 谷 優, 角田 洋一, 高尾 徹也 泌尿器科紀要 69 (12), 369-372, 2023-12-31

    A 53-year-old female patient was diagnosed with a left renal mass incidentally detected on an abdominal computed tomography (CT) scan. Further examination revealed a slightly contrast-enhancing mass …

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  • ロボット支援下肝切除術の現状

    伊藤 心二, 吉住 朋晴 肝臓 64 (12), 595-602, 2023-12-01

    <p>肝臓領域での低侵襲手術として腹腔鏡下肝切除術が定着してきた.2022年4月にロボット支援下肝切除術が保険収載され,安全な導入のため,厳格な施設基準および日本肝胆膵外科学会と日本内視鏡外科学会からの指針が提言され,学会認定プロクターの基準を定めている.ロボットでの精密な手術手技は,より安全性の高い肝切除術を実施できることが期待されている.一方でロボット手技のlearning …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献23件

  • 右乳房全切除術,遊離腹部皮弁再建術後に貨幣状湿疹を生じた1例

    矢野 温子, 杉山 晃子, 西江 温子, 中原 剛士 日本皮膚科学会雑誌 133 (12), 2849-2852, 2023-11-20

    <p>42歳女性.右乳がんに対し,20XX年5月右乳房全切除術,遊離腹部皮弁再建術を行い,20XX+1年10月,20XX+2年11月に2回の修正術を行った.右乳房の手術痕の一部に20XX+1年1月紅斑が出現し徐々に拡大傾向を認めたが,治療介入されず,20XX+3年5月当科初診.右乳房の縫合線全体に浸潤を触れる紅斑,その周囲に鱗屑を付す色素沈着を認め,貨幣状湿疹と診断した.保湿励行とステロイド外用…

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  • 術前より漏斗胸を有する乳幼児に対する肺切除術

    安部 孝俊, 冨田 瑞歩, 水島 穂波, 酒井 清祥 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (6), 973-978, 2023-10-20

    <p>【目的】先天性囊胞性肺疾患において,術後に発症するものだけでなく術前からも漏斗胸を合併しやすいと言われている.一般的に肺切除術後には残存肺の代償性成長が起きるが,漏斗胸を合併した場合には胸腔が狭いために代償性成長が妨げられる可能性がある.そこで,当科において解剖学的肺切除術または分画肺摘出術を行った症例について,漏斗胸合併の有無に着目して術後の胸郭変形と手術の至適時期について後方視的に検討…

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  • 内視鏡下膜切除術で治療した幼児wind sock型先天性十二指腸膜様狭窄症の1例

    福永 奈津, 杉山 彰英, 川野 晋也, 田中 拡, 八木 勇磨, 安藤 晋介, 林 武雅, 吉澤 穣治, 渡井 有 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (5), 899-904, 2023-08-20

    <p>幼児期に発症した先天性十二指腸膜様狭窄症に対し内視鏡的治療を行ったため報告する.症例は3歳,女児.頻回の嘔吐を主訴に来院した.血液検査と造影CT検査より急性膵炎や十二指腸腫瘤が疑われ,精査目的に緊急入院した.上部消化管造影検査で十二指腸球部の拡張と肛門側への造影剤の流出不良を認め,腸閉塞を疑い緊急手術をした.開腹所見ではTreitz靭帯の形成がなくLadd靭帯が壁外性に十二指腸を圧迫してい…

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  • 胃十二指腸動脈瘤十二指腸穿破に対し,膵頭十二指腸切除術を施行した1例

    梶原 庸司, 岡田 嶺, 木村 和孝, 前田 徹也, 園部 聡, 栃木 直文, 大塚 由一郎 日本腹部救急医学会雑誌 43 (5), 909-913, 2023-07-31

    <p>症例は69歳,男性。吐血,黒色便を主訴に救急搬送された。血液検査で貧血(Hb 9.3g/dL)を認め,造影CT検査の動脈相で胃十二指腸動脈に65×45mmの動脈瘤があり,十二指腸球部に造影剤の漏出を認めた。血管造影検査で胃十二指腸動脈根部から2cm末梢の位置に47×33mmの動脈瘤を確認し,十二指腸内に造影剤の血管外漏出を認めたため,コイル塞栓術を施行した。同日夜間に再出血,Hb …

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  • 多目的造林機械を利用した地拵えと下刈の1事例

    野宮 治人, 山川 博美, 高倉 知温 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 343-, 2023-05-30

    ...熊本県人吉市にあるヒノキ皆伐後2年が経過した国有林(西浦21ろ林小班)に小面積の試験区を設定し、オペレーター乗用型「山もっとモット(YM)」による機械地拵えと、同機または手押し型の「ブッシュカッタージョージJr草なぎ(Jr)」による機械下刈の作業効率を、それぞれ人力作業と比較した。YMによる機械地拵えでは、下刈時における機械の作業経路を確保するため29~86%の伐根を切削した。...

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  • 尿沈渣に中皮細胞を認めたロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(RARP)後吻合部尿漏の1例

    松岡 拓也, 八尋 真希子, 杉谷 拓海, 中川 美弥, 神尾 多喜浩, 福井 秀幸 医学検査 72 (2), 287-293, 2023-04-25

    <p>中皮細胞は尿路と腹腔との交通が生じた場合,尿沈渣で認めることがある。今回われわれは,ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(RARP)後に生じた吻合部尿漏により尿が腹腔に貯留し,尿沈渣で中皮細胞を検出した症例を経験したので報告する。症例は前立腺癌でRARPを施行した70代男性で,3日前から食欲不振と嘔気が出現した。退院時の採血結果と比較して血清K,BUN,CRE,CRPの急激な上昇を認め,腹水…

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  • 腸重積の診断と術後人工肛門関連合併症の管理が困難であった超低出生体重の女児例

    角掛 和音, 鳥谷 由貴子, 小林 めぐみ, 松本  敦, 赤坂 真奈美 岩手医学雑誌 75 (1), 35-41, 2023-04-01

    症例は在胎23週4日,322g,加重型妊娠高血圧腎症による心不全のため緊急帝王切開で出生した女児で,胎便排泄遅延と腹部膨隆が出現し,生後8日に消化管穿孔を発症した.児の未熟性から保存的加療を継続したが,長期に経腸栄養ができず,生後36日に開腹手術を行い,人工肛門を造設した.手術により穿孔の主原因が憩室による腸重積であったことが判明した.術後に経腸栄養を開始したが,生後90日に人工肛門の口側が翻転…

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  • 院政期の仏教史叙述における仏典利用 : 『仏法伝来次第』を中心として

    三好, 俊徳 仏教学部論集 107 31-43, 2023-03-01

    院政期の寺院では仏教の歴史を記した書物、いわゆる仏教史書が作成されていた。その一つに、天竺(インド)・震旦(中国)・本朝(日本)という三国にわたる仏教の歴史を記した『仏法伝来次第』という書物がある。興福寺周辺で成立したと考えられるのであるが、その天竺部では、仏典類を利用して歴史が記されている。本稿では、どのような種類の歴史書で、どのような仏典が利用されているのか、その様相を詳細に検討する。具体的…

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  • 叙述性主語文の成立条件 : 連接詞を伴わない条件文を中心に

    吉田 泰謙 研究論集 117 163-177, 2023-03

    本稿では、中国語の〈条件/仮定—結果〉関係を表す条件文から‟如果~就…”[もし~ならば…]などの連接詞(‟关联词语”、主に接続詞と副詞)を削除するテストを行い、その結果を基に、もともと複文構造をとっていた条件文が「叙述性主語文」になり得る(またはなり得ない)条件を記述する。本研究の主たる目的は、複文構造の条件文から叙述性主語文が成立するための必要条件を網羅的に記述することではなく、接続詞や副詞な…

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  • 経皮経肝的胆道ドレナージが術前の全身状態改善に有用であった先天性胆道拡張症2歳女児の1例

    瀨名波 英子, 久守 孝司, 船橋 功匡, 石橋 脩一, 真子 絢子, 大倉 隆宏, 西 健, 林 彦多, 川畑 康成, 田島 義証 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (1), 44-50, 2023-02-20

    <p>症例は,2歳・女児.腹痛・嘔吐・食思不振を主訴に前医を受診.肝外胆管の囊状拡張と高アミラーゼ血症を認め,当科転院となった.黄疸はなかった.入院後,先天性胆道拡張症(CBD)と診断したが,受診1か月前からの腹痛・嘔吐・経口摂取不良による著しい栄養状態の低下を認めた.胆道内圧の上昇が原因と考え,症状緩和と全身状態の改善を目的に,経皮経肝的胆道ドレナージ(PTBD)による胆道減圧を行った.PTB…

    DOI Web Site 医中誌

  • 短期滞在で行う粘膜下下甲介骨切除術・後鼻神経末梢枝切断術

    川村 繁樹, 河本 光平 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (2), 146-153, 2023-02-20

    <p> 通年性アレルギー性鼻炎に対する粘膜下下鼻甲介骨切除術・後鼻神経末梢枝切断術の長期成績, 合併症, 安全性を評価し, 本術式の有効性および日帰り局所麻酔下で行うことが可能かを検討した. 本術式を施行し3~16年経過した101例のアンケートによる回答では, くしゃみ79%, 鼻汁83%, 鼻閉97%, 日常生活の支障度89%の有効率であり75%の症例に効果の持続性を認めた. …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 深層学習を用いた低コストハンドジェスチャ家電操作システムの開発

    伊藤, 優太, 渡辺, 悠真, ジョージ, ラシキア 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 467-468, 2023-02-16

    非接触型インタフェースは,近年の新型コロナウイルス蔓延の影響もあり,多くの関心を集めている.中でもハンドジェスチャは手話に代表されるように複雑な意思疎通が可能であり多くの場面で活用されている.ハンドジェスチャに関する機械学習モデルの開発は頻繁に行われているが,これらは認識速度や機器など様々な問題がある。本研究では,深層学習をベースとした画像認識技術を活用し,低コストなリアルタイム家電操作システム…

    情報処理学会

  • 外傷性上行結腸壁内血腫の診断で結腸右半切除術を行った1例

    河野 万希子, 高地 良介, 大西 賢, 笹嶋 奈津子, 池田 裕一, 皆川 輝彦, 本田 善子, 深澤 由里, 栃木 直文, 島田 長人, 瓜田 純久, 渋谷 和俊, 船橋 公彦 日本腹部救急医学会雑誌 43 (1), 39-42, 2023-01-31

    <p>症例は53歳,男性。仕事中に転倒し右側腹部を柵に強打した既往があった。右側腹部の打撲後より右側腹部痛が出現したが,症状が改善しないため受傷の翌日に前医を受診し,急性腹症が疑われ当科紹介となった。腹部所見では右側腹部に腫瘤を触れ圧痛著明で,前医での造影CT所見では上行結腸の腸管壁構造の破綻を疑う所見を認めた。受診3時間後のCT所見で右側結腸に血腫の増大を認めたため,同日緊急で開腹で結腸右半切…

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  • マントル細胞リンパ腫再発による腸重積に対し,腹腔鏡下回盲部切除術を施行した1例

    寺田 剛, 稲村 幸雄, 齋藤 尚子, 穐山 竣, 延廣 征典, 森 千浩, 上畑 恭平, 武澤 衛, 森川 彰貴 日本腹部救急医学会雑誌 43 (1), 89-92, 2023-01-31

    <p>マントル細胞リンパ腫(mantle cell lymphoma:以下,MCL)は予後不良で,完全寛解後も再発し,腸重積を引き起こすことがある。患者は83歳男性で,2年5ヵ月前にMCLと診断され,bendamustineとrituximabの併用化学療法による完全寛解後,経過観察されていた。今回,嘔吐を主訴に受診した。CTと下部消化管内視鏡検査で小腸と大腸に多数の粘膜下腫瘍と,終末回腸の腫瘍…

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  • 惑星大気のためのラインバイラインおよび相関 <i>k</i> 分布放射モデルの開発

    高橋 芳幸, 林 祥介, はしもと じょーじ, 倉本 圭, 石渡 正樹 気象集誌. 第2輯 101 (1), 39-66, 2023

    <p> 金星および火星を想定した惑星大気のシミュレーションと調査に用いることを目的として、ラインバイラインおよび相関 <i>k</i> 分布放射モデルを開発した。ラインバイラインモデルの結果は、金星と現在および古代の火星に関する観測結果や先行研究の結果と比較することで検証し、計算された放射場は観測される分布と良く一致し、先行研究の結果の範囲内にあることを示した。このラインバイラインモデルの結果に…

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 研究データあり 被引用文献1件 参考文献64件

  • 内視鏡治療困難で腹腔鏡下胃切除術を要した胃前庭部毛細血管拡張症の1例

    木村 美咲, 貝羽 義浩, 川嶋 和樹, 鈴木 翔輝, 吉田 茉実, 皆瀨 翼 日本臨床外科学会雑誌 84 (5), 726-732, 2023

    <p>症例は73歳,女性.2017年2月の冠動脈バイパス術・大動脈弁置換術後,抗血栓薬を内服していた.同年10月に貧血がみられ,内視鏡で胃前庭部毛細血管拡張症(gastric antral vascular ectasia:GAVE)からの出血を認めた.アルゴンプラズマ凝固法(argon plasma …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 腹腔鏡下結腸右半切除術・体腔内吻合後の腸間膜欠損部への内ヘルニアの1例

    村上 幹樹, 山浦 忠能, 河瀬 信, 今田 絢子, 中村 友哉, 黒田 暢一 日本臨床外科学会雑誌 84 (10), 1646-1652, 2023

    <p>近年,本邦でも腹腔鏡下結腸切除後の体腔内吻合の導入が進んでいるが,新しい手技には潜在的な盲点があることも多い.症例は,当科で上行結腸癌に対し腹腔鏡下右半結腸切除術,体腔内吻合を行った67歳の男性.初回手術時,吻合部の腸間膜間隙は体外吻合に準じて閉鎖しなかった.術後15日目に腹痛が出現し,腹部CTで吻合部の腸間膜間隙における内ヘルニアと診断し,緊急で腹腔鏡下内ヘルニア解除と腸間膜間隙の大網被…

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  • 開腹イレウス解除術と腹腔鏡下胆摘を二期的に行った胆石イレウスの1例

    川口 雄太, 前川 恭一郎, 橋本 敏章, 北川 瑞希, 力武 美保子, 岩田 亨 日本臨床外科学会雑誌 84 (10), 1667-1672, 2023

    <p>胆石イレウスは胆石症の稀な合併症の一つであり,イレウス解除は必要だが,内胆汁瘻の閉鎖に関して確立した見解はない.症例は78歳の女性.嘔吐を主訴に当院を受診し,CTで30mm大の胆石の小腸への嵌頓と胆嚢十二指腸瘻を認めた.胆石イレウスの診断で緊急小腸切石術を行い,胆嚢十二指腸瘻に関しては自然閉鎖を期待し保存的加療の方針とした.術後7カ月の上部消化管内視鏡で瘻孔の残存を認めたため,腹腔鏡下に自…

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  • 腎摘除術後4年目に切除した腎細胞癌胆嚢転移の1例

    原田 紡, 吉野 潤, 西野 将司, 加藤 俊介, 井ノ口 幹人, 櫻井 うらら, 入江 工 日本臨床外科学会雑誌 84 (3), 454-460, 2023

    <p>症例は66歳,男性.4年前に左腎癌に対して左腎摘除術を施行し,術後診断は淡明細胞型腎細胞癌であった.術後3年目の腹部造影CTと腹部超音波検査で胆嚢内に腫瘤を認めたが,コレステロールポリープの診断で経過観察となった.術後4年目の検査で腫瘍径が増大しており,腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.摘出標本は17mm大の亜有茎性腫瘤で,組織学的に淡明細胞型の腫瘍細胞を認めた.免疫組織染色ではCD10・PA…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献32件

  • 虫垂炎を契機に診断された10歳女児虫垂神経内分泌腫瘍の1例

    木戸 美織, 和多田 晋, 雨宮 隆介, 小倉 正治, 市東 昌也 日本臨床外科学会雑誌 84 (4), 603-607, 2023

    <p>症例は10歳,女児.腹痛を主訴に当院救急外来を受診した.腹部造影CTで虫垂の腫大,糞石様高吸収域,周囲の脂肪織濃度の上昇を認め,急性虫垂炎と診断し腹腔鏡下虫垂切除術を施行した.切除標本では虫垂体部に灰黄色調の1.1×1.5cmの腫瘤と高度の狭窄を認めた.組織学的には粘膜下層から一部漿膜下層にかけて類円形核と淡好酸性細胞質をもつ比較的均一な腫瘍細胞が浸潤し,索状配列を呈していた.核分裂像を認…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 続 歴史人物の病を量る 第2回 妻もバセドウ病―ブッシュ大統領―

    糖尿病・内分泌プラクティスWeb 第41代アメリカ合衆国大統領を務めたジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ、いわゆるパパ・ブッシュ(図)は1924年6月12日マサチューセッツ州に生まれた。その父のプレスコット・ブッシュは裕福な実業家で、後に上院議員に選出される。家系をさかのぼればイギリス王室にいきあたるような名門であった。-, 2023

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  • 5歳女児に発生した後縦隔神経節細胞腫(長径11cm)の1切除例

    岡本 祐介, 手石方 崇志, 宮原 尚文, 平塚 昌文 日本臨床外科学会雑誌 84 (2), 269-272, 2023

    <p>縦隔神経節細胞腫は神経節由来の良性疾患であり,20歳以下の小児,若年成人に好発する無症状で発見されることが多い腫瘍である.今回,就学前の幼児に発生した有症状の巨大後縦隔神経節腫瘍を経験したので報告する.症例は5歳,女児.咳嗽,発熱を主訴に近医を受診.画像で右後縦隔に10cm大の境界明瞭な腫瘍を認めた.CT・MRI・PET所見からは良性神経原性腫瘍を疑われ,症状は腫瘍圧迫によるものと思われた…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 磁石圧迫吻合部狭窄解除術により治療したS状結腸吻合部完全閉塞の1例

    吉田 祐, 吉村 昴平, 中右 雅之 日本臨床外科学会雑誌 84 (5), 795-800, 2023

    <p>症例は66歳,男性.閉塞性大腸炎を伴う局所進行S状結腸癌に対し,横行結腸で双孔式人工肛門を造設し,術前補助化学療法(FOLFOXIRI+bevacizumab療法)を施行した.腹腔鏡下S状結腸切除術を施行したが,人工肛門は閉鎖しなかった.術後補助化学療法(mFOLFOX6療法)を施行し,S状結腸切除より5カ月後,人工肛門閉鎖前に施行した注腸検査で吻合部の完全閉塞が確認された.手術による吻合…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 腹腔鏡下虫垂切除術を行った妊娠後期急性虫垂炎の1例

    桒原 尚太, 青木 佑磨, 市村 龍之助, 真名瀬 博人, 平野 聡 日本臨床外科学会雑誌 84 (5), 752-757, 2023

    <p>妊娠中の急性虫垂炎に対する腹腔鏡下虫垂切除術の報告が散見されてきたが,妊娠後期の症例に対するものは少ない.患者は妊娠30週の妊婦で,急性虫垂炎の診断で当科に紹介された.術中体位とポート配置を工夫し,子宮に影響を及ぼすことなく安全に手術を完遂できた.自験例では妊娠後期の症例に対しても腹腔鏡下手術が有用である可能性が示唆されたが,穿孔性虫垂炎や膿瘍形成をきたすような高度炎症例においては,増大し…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 炭酸カルシウム結石と石灰乳胆汁を合併した6歳女児胆嚢炎の1例

    平原 慧, 大津 一弘 日本臨床外科学会雑誌 84 (6), 922-927, 2023

    <p>症例は6歳,女児.食後の腹痛を繰り返すため,前医を受診.造影CT・MRCPにて胆石症が疑われ,当科へ紹介となった.腹部X線検査にて胆嚢の石灰化像と前医CTにて胆嚢内に高輝度の鏡面像を認め,石灰乳胆汁を疑った.受診時,肝胆道系酵素の上昇や炎症所見はなく,鎮痛薬にて疼痛管理は良好であったため,全身麻酔下ERCPを施行した.膵胆管合流異常症はなく,胆嚢管から胆嚢頸部の欠損像と胆嚢管の総胆管への低…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 脾動脈分枝塞栓術で安全に腹腔鏡下脾部分切除術を行った悪性リンパ腫の1例

    越間 佑介, 加藤 吉康, 服部 圭祐, 福持 皓介, 野田 裕俊, 丸山 浩高 日本臨床外科学会雑誌 84 (9), 1509-1514, 2023

    <p>症例は80歳,男性.全身のリンパ節腫大と脾腫を認め,リンパ増殖性疾患が疑われた.血液内科にてPET-CTやリンパ節生検,皮膚生検が施行されたが確定診断に至らず全身の血管炎症状が出現,診断目的に当科に脾摘の依頼となった.CT上,膵尾部が脾門に密接し,かつ脾静脈の怒張・側副路の発達といった所見があり,脾門処理に懸念があることや,多くの既往歴・併存疾患のある症例のため,脾動脈分枝塞栓術を先行した…

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • (エントリー)ガーナ・アシャンチ帯ケープスリーポイント地域における火山性堆積層序の復元と年代制約

    吉丸 慧, 清川 昌一, 伊藤 孝, 堀江 憲路, 竹原 真美, テテ ジョージ M., ニャメ フランク K. 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 173-, 2023

    <p>西アフリカに分布するビリミアン超層群は約23-20億年前に形成され,大気酸素濃度上昇イベントの過渡期にあたると考えられる.我々は当時の海底堆積物を保存するアシャンチ帯ケープスリーポイント(以下,CTP)地域に注目して岩相層序の復元と堆積年代の制約を行った. アシャンチ帯は海洋性島弧起源の塩基性-中性の火山岩・火山砕屑岩(ビリミアン火山岩系:約2.17Ga以前),浅海堆積物(タルクワ系:約2…

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  • 腹腔鏡内視鏡合同胃局所切除術を行った神経線維腫症1型関連胃GISTの1例

    山田 純, 北村 智恵子, 加藤 大貴 日本臨床外科学会雑誌 84 (10), 1604-1610, 2023

    <p>症例は神経線維腫症1型(NF1)患者の40歳,男性.上腹部違和感に対する上部消化管内視鏡検査より胃体上部の内腔発育型,30mm大のGISTと診断された.胸腹部CTでは他病変は認めなかったが,NF1関連GISTは小腸に好発し複数の臓器に多発する傾向があるため,術式としては胃GISTの切除のみならず他病変の有無の確認が重要と考えた.手術は腹腔内を鏡視下に詳細に観察し他病変のないことを確認し,胃…

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  • 緊急小腸切除術を行った巨大鼠径ヘルニアに合併したMaydl's herniaの1例

    伊藤 諒, 伊藤 康博, 大平 正典, 鳥海 史樹, 遠藤 髙志, 原田 裕久 日本臨床外科学会雑誌 84 (10), 1684-1688, 2023

    <p>症例は82歳,男性.体動困難により前医で右鼠径ヘルニア嵌頓と診断され,当院に転院となった.用手還納不可の巨大鼠径ヘルニアを認め,CTで壊死を否定できず緊急手術となった.鼠径法で手術を開始したが,嵌頓小腸はやや緊満し一部壊死していたため,下腹部正中切開を追加した.回腸末端から約10cmの回腸から約20cm,回腸末端から約70cmの回腸から約80cmの2箇所で壊死腸管を認め,各々切除吻合した.…

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  • 武満徹《地平線のドーリア》とリディアン・クロマティック・コンセプト

    宮川 渉 音楽表現学 20 (0), 55-74, 2022-11-30

    ...<p>武満徹は、ジョージ・ラッセルが考案したリディアン・クロマティック・コンセプト(以下LCC)という音楽理論から多大な影響を受けたと述べている。しかし、武満が実際LCCからいかなる影響を受けたかに関しては未だに不明な点が多く、それを明らかにすることが本稿の目的である。...

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  • 完全内臓逆位症に伴う再発性虫垂炎に対して腹腔鏡下虫垂切除術を施行した1例

    岩田 力, 佐藤 文哉, 山口 竜三, 森山 瑞紀, 山本 亮 日本腹部救急医学会雑誌 42 (5), 615-617, 2022-07-31

    <p>症例は14歳,男児。既往歴に気管支拡張症(カルタゲナー症候群の疑い)で小児科に通院中,また虫垂炎で保存治療歴がある。左下腹部痛,嘔吐を主訴に救急外来を受診した。腹部CT検査では完全内臓逆位症の所見を認め,左下腹部に存在した虫垂は9mmに腫大していた。完全内臓逆位症に発症した再発性急性虫垂炎と診断し,準緊急で手術の方針となった。通常施行する場合と左右対称の手術用器具の配置で腹腔鏡下虫垂切除術…

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  • 胎便性腹膜炎術後遠隔期に発症し,腹腔鏡下卵管切除術を施行した小児卵管留水症の1例

    江里口 光太郎, 岡本 晋弥, 鹿子木 悠, 渡邉 健太郎, 片山 哲夫 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 58 (4), 728-733, 2022-06-20

    <p>症例は10歳女児.新生児期の胎便性腹膜炎に対する2回の手術歴がある.腹痛と発熱を主訴に紹介受診となり,左卵管留膿症に対して抗菌薬治療で軽快した.外来経過観察中に両側卵管留水症が出現,12歳時に最大径11.5 cmと左卵管が著明に拡張し,腹痛の頻度増加と腹部膨満により食事摂取が低下したため,婦人科にもコンサルトを行い,自然妊娠が困難で再感染の可能性があること,生活の質改善と将来の生殖補助医療…

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  • 遠隔操縦式刈払い機による下刈り作業功程と植栽木の成長への影響

    渡辺 一郎, 蝦名 益仁, 角田 悠生 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 190-, 2022-05-30

    ...<p>北海道京極町のトドマツ人工林(4年生)において、新たに開発された遠隔操縦式小型刈払い機(長2.2m、幅1.2m、高1.1m)について、筑水キャニコム社製の通称名「山もっとジョージ」で伐根除去後の林地(伐根除去区)と伐根が残存する林地(伐根残存区)で下刈り功程調査を実施した。ただし、下刈り作業は植栽列間だけで苗間は行っていない。そのため、刈り残し植生が植栽木の成長に影響を与える可能性がある。...

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  • 日本語教師に求められるリサーチ・リテラシー

    森 美子 日本語教育 181 (0), 20-34, 2022-04-25

    <p> コロナ禍による日本語学習のオンライン化は,教育の現場を変えただけでなく,これからの日本語教育のあり方を考え直す機会となった。多くの教員が新しい形の日本語教育を模索しており,インターネット上にはこれまで以上に多くの教育関連の情報が溢れている。このような時代にこそ,日本語教師は情報や文献を正しく理解し,その正当性を事実やデータに基づいて自分で考え,判断する力が求められる。本稿では,そのような…

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  • オーストラリアにおける自発的幇助自死の法制化の進展と法制度の特徴

    南 貴子, Takako Minami 香川県立保健医療大学雑誌 = Journal of Kagawa Prefectural University of Health Sciences 13 19-27, 2022-03-18

    オーストラリアでは,2017 年にビクトリア州で安楽死を認める「自発的幇助自死法(Voluntary Assisted Dying Act )」が成立した.2019 年には,西オーストラリア州において,さらに2021 年には,タスマニア州と南オーストラリア州においても同様の法律が成立した.それらの法律(以下VAD法と総称する)では,各州に住む18 …

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 沈従文小説における男性服に関する叙述描写について

    山内, 智恵美 語学教育研究論叢 39 151-165, 2022-03-01

    沈従文小説の服飾描写を扱った論文では4編目となる本論は、それ以前の3編と異なり、男性の服飾描写を扱う。沈従文小説の中で服飾をタイトルとして扱う2編の小説『棉鞋』と『一個体面的軍人』を中心に、彼の小説における男性服の服飾描写が単純な人物の身分や性格を表現するにとどまる原因を女性服の服飾描写と比較した上で分析詳述する。

    機関リポジトリ Web Site

  • 先住民族及び少数民族の遺産と人権

    ニコラス ジョージ アイヌ・先住民研究 2 141-159, 2022-03-01

    遺産はすべての社会にとって重要であるが、先住民族やその他の少数民族は、植民地主義やその他の歴史的破壊の結果、長い間遺産をほとんど管理することができなかった。さらに先住民族の遺産に対する概念は、一般に支配的な人々のそれとは大きく異なっており、この問題はさらに複雑化している。彼らのアイデンティティ、世界観、幸福にとって不可欠な遺産をより完全に保護し尊重するために我々は、以下の2点を認識しなければなら…

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  • 経陰囊操作を加え高位精巣摘除術を行った幼児精巣原発卵黄囊腫瘍の2例

    松井 まゆ, 春松 敏夫, 川野 孝文, 村上 雅一, 長野 綾香, 杉田 光士郎, 矢野 圭輔, 大西 峻, 加治 建, 家入 里志 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 58 (1), 29-34, 2022-02-20

    <p>今回,鼠径部アプローチに経陰囊操作を加えて高位精巣摘除術(本法)を行った精巣原発卵黄囊腫瘍の2幼児例を経験した.【症例1】1歳8か月男児.左陰囊腫大とAFPの上昇(1,593 ng/ml)を認め,精巣腫瘍を疑い,本法を行った.精巣は26×23 mmと腫大し,内部は充実性で単一の腫瘍であった.病理では卵黄囊腫瘍の診断で精巣内に限局しており,病期I期の診断となった.【症例2】1歳8か月男児.左…

    DOI Web Site 医中誌

  • 体腔内吻合を用いた完全腹腔鏡下結腸切除術の治療成績

    岡田 幸士, 秋谷 雅之, 新井 周華, 加藤 敬二, 芝﨑 秀儒, 中村 純一 北関東医学 72 (1), 35-42, 2022-02-01

    <p><b>【背景・目的】</b>腹腔鏡下結腸切除術における消化管再建は体腔外で行われることが一般的である.腸管を体外へ誘導するために広範囲の腸管剥離や受動が要求され,腸管切除・吻合の際に腸管牽引による出血も経験する.これらの問題を解決するために体腔内吻合が行われているが,その有用性については明らかではない.本研究は当科で行った腹腔鏡下結腸切除術における体腔内吻合症例と体腔外吻合症例を比較し,そ…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか3件 参考文献12件

  • 妊婦の急性虫垂炎に対して腹腔鏡下虫垂切除術を施行した4 例

    森 千浩, 稲村 幸雄, 穐山 竣, 寺田 剛, 外川 雄輝, 武澤 衛, 森川 彰貴 日本腹部救急医学会雑誌 42 (1), 91-94, 2022-01-31

    <p>急性虫垂炎は,妊婦の急性腹症のなかでもっとも発症率が高い外科的緊急疾患で,早産や胎児死亡の懸念もあり,手術適応判断が重要である。術式は腹腔鏡下虫垂切除術が一般的だが,依然として報告数は少ない。われわれは2017 年3 月〜2021 年2 月に急性虫垂炎を発症した妊婦4 例に対し腹腔鏡下虫垂切除術を施行し,既報例も含めて文献的考察を行った。自験例の年齢は平均29.8(18 …

    DOI Web Site 医中誌

  • The 56th Annual Microwave Power Symposium (IMPI 56 Symposium) 報告

    堀越 智 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 7-9, 2022

    ...今年で56回目となるInternational Microwave Power Institute国際会議(IMPI 56)は、2年ぶりの対面方式で、ジョージア州サバンナのホテルで行われた。実行委員である筆者も渡米し、久々の対面での国際会議を満喫した。...

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  • 1910年代「親爺教育」の「カトゥーン」スタイル とスラップスティック

    三浦 知志 尚絅大学研究紀要 A.人文・社会科学編 54 (0), 91-123, 2022

    ...先行研究によれば,ジョージ・マクマナスの新聞マンガ「親爺教育」は連載の最初期こそ侮蔑的なアイルランド人表象を含むものとして描かれていたが,その後まもなく,従来のアイルランド人の造形的な記号が用いられなくなった。...

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  • リスク低減乳房切除術にて発見された非浸潤性乳管癌の1例

    田中 裕子, 大田 里香子, 吹野 俊介, 若原 誠 日本臨床外科学会雑誌 83 (8), 1407-1412, 2022

    <p>症例は47歳,女性.乳癌で34歳(左乳房部分切除術+センチネルリンパ節生検)と44歳(右乳房全切除術+センチネルリンパ節生検)時に加療した.両側乳癌既往,若年発症,家族歴から遺伝学的検査の提供推奨と判断した.<i>BRCA</i>遺伝学的検査を行い,<i>BRCA1</i>に病的バリアントを認め,遺伝性乳癌卵巣癌症候群と診断された.予防手術の希望があり,女性診療科にてリスク低減卵管卵巣摘出…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 子宮頸部細胞診異常を契機に子宮頸部円錐切除術を行い診断に至った若年子宮頸部腺様囊胞癌の1例

    伴 建二, 松本 久宣, 小椋 恵利, 藤上 友輔, 赤木 佳奈, 岡垣 篤彦, 森 清, 巽 啓司 産婦人科の進歩 74 (1), 86-93, 2022

    <p>腺様囊胞癌(adenoid cystic carcinoma;ACC)は唾液腺に最も多く認められる悪性腫瘍で,子宮頸部由来はきわめてまれである.子宮頸部擦過細胞診の異常を契機に診断し得た子宮頸部腺様囊胞癌の1例を経験した.本症例の女性は35歳で症状はなく,子宮頸部擦過細胞診で上皮内腺癌疑いであったが,コルポスコピーは正常所見,血清腫瘍マーカー値,経腟超音波検査や骨盤部MRI検査およびPET…

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  • 腹腔鏡下回盲部切除術を行った黄色肉芽腫性虫垂炎の1例

    村瀬 秀明, 大野 玲, 鈴木 悠太, 林 久美子, 吉野内 聡, 小畑 満 日本臨床外科学会雑誌 83 (1), 98-102, 2022

    <p>症例は64歳,男性.1週間前からの右下腹部痛を主訴に当科を受診した.右下腹部に圧痛を伴う腫瘤を触知した.血液検査所見ではWBCは6,600/μLと正常範囲であったが,CRPは1.86mg/dLと軽度上昇を認めた.腫瘍マーカーはCEA 2.8ng/ml,CA19-9 4.2U/mlと正常範囲であった.造影CTにて虫垂根部付近に20mm大の濃染結節を認め,近傍に膿瘍形成を伴っていたため,精査加…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 腹腔鏡下直腸切除術を行った直腸びまん性海綿状血管腫の1例

    中村 健也, 宮川 雄輔, 北沢 将人, 得丸 重夫, 中村 聡, 副島 雄二 日本臨床外科学会雑誌 83 (4), 733-737, 2022

    <p>直腸びまん性海綿状血管腫は稀な疾患であり,外科的切除が治療の基本である.今回,われわれは血便による貧血を繰り返した直腸びまん性海綿状血管腫に対して腹腔鏡下括約筋間直腸切除術を施行し,良好な結果を得た.患者は48歳の男性,主訴は血便であった.CTで腸管壁の肥厚と周囲の小石灰化像,MRIで直腸壁肥厚部にT2強調画像で高信号の脈管構造を認め,直腸びまん性海綿状血管腫と診断した.出血による高度の貧…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 腹腔鏡下幽門側胃切除時に左門脈を認めた胃癌の1例

    貝羽 義浩, 八巻 英郎, 山谷 英之, 三浦 佑一, 高山 純 日本臨床外科学会雑誌 83 (5), 871-874, 2022

    <p>症例は59歳,女性.健診で胃の異常を指摘され,前医を受診した.上部内視鏡検査で,胃体下部大彎に30mm大のIIc病変を認め,生検でgroup V (por+sig)のため手術目的に当科を紹介され,入院となった.手術は腹腔鏡下幽門側胃切除,D1郭清を行った.小網切離時に,肝胃間膜内に肝外側区域に流入する太い静脈を認めた.この静脈は胃小彎の血流を集め,肝胃間膜内を走行し,肝付着部に流入しており…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 腹腔鏡下盲腸切除術を行った黄色肉芽腫性虫垂炎の1例

    磯川 真里奈, 佐藤 彩, 今泉 健, 佐藤 健太郎, 笠島 浩行, 櫛引 英恵, 下山 則彦, 中西 一彰 日本臨床外科学会雑誌 83 (11), 1948-1954, 2022

    <p>87歳,女性.右側腹部痛を主訴に当院を受診.CTで虫垂腫大と周囲脂肪織濃度上昇を認め,下部消化管内視鏡検査では虫垂入口部に発赤腫脹粘膜と隆起性病変を認めた.血液検査所見ではCRPの軽度上昇を認めたが,腫瘍マーカーは正常範囲内であった.生検では悪性所見は検出されなかったが,虫垂腫瘍が疑われた.経過中の再検CTで虫垂腫大が改善傾向であったため,良性も念頭に腹腔鏡下盲腸切除術を施行した.術中切除…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献24件

  • 腹腔鏡下大腸切除術を行った高度貧血を伴う横行結腸神経節細胞腫の1例

    山内 沙耶, 三浦 晋, 保原 祐樹, 若原 智之, 金光 聖哲, 岩﨑 武 日本臨床外科学会雑誌 83 (1), 107-111, 2022

    <p>77歳,女性.下血を主訴に外来を受診.初診時の血液検査でHb 6.5g/dLと高度な貧血を認め,輸血が施行された.下血精査目的で施行の下部消化管内視鏡検査で横行結腸に,頂部に潰瘍を伴う有茎性の粘膜下腫瘍を認め,出血源と考えられた.潰瘍部の生検では炎症性組織の所見であり,診断には至らなかった.有茎性の腫瘍であり内視鏡的切除が検討されたが,最大径40mmと大きく悪性腫瘍を否定できなかったため適…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 当院における膵頭十二指腸切除術の手術成績

    榎本 好恭, 塚本 茂樹, 佐藤 明史, 柿崎 裕太, 久保田 洋介, 熊谷 卓朗, 齊藤 研 日本農村医学会雑誌 71 (2), 88-93, 2022

    膵癌診療ガイドライン(2019年版)<sup>1)</sup>に,膵癌では手術例数の多い施設で外科的治療を行なうことを提案する,と記載されている。当院はいわゆるhigh volume centerではないが,当科での治療を希望する患者に対して,これまで高難度の肝胆膵外科手術を積極的に行なってきた。2010年~2019年の10年間に施行した膵頭十二指腸切除術78症例の手術関連因子,周術期合併症,長…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 妊娠中の急性虫垂炎に対する虫垂切除術

    畑井 三四郎, 上田 純二, 小島 雅之, 本山 健太郎, 永井 英司, 松尾 芳雄, 西山 憲一, 中房 祐司 日本臨床外科学会雑誌 83 (2), 268-273, 2022

    <p>妊娠中の急性虫垂炎は穿孔すると流早産や胎児死亡をきたしやすく,速やかに診断し治療を行うことが重要である.しかし,超音波検査で診断が得られない場合,CTは胎児への被曝の影響が懸念され,診断・治療方針に悩むことが少なくない.当院における妊娠中の急性虫垂炎に対する虫垂切除術11例について検討した.</p><p>超音波検査で虫垂炎と診断できたのは2例のみであった.超音波検査で診断が得られなかった9…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 一定時間で徐々に情報を減らしていく記憶方法の検討

    荒井 沙織, 加藤 宗規 理学療法科学 37 (5), 501-506, 2022

    <p>〔目的〕理学療法士になるには,多くの医学用語を覚えなければならず,効率的な記憶方法が必要となる.そこで,無意味語文字を提示する記銘法の違いが想起に与える影響を研究した.〔対象と方法〕参加者は15名の大学生である.10個の単語を1セット5分間提示し,確認テストを行った.10語すべてを想起できた人数とセット数,正答数,24時間後の想起語数を2つの条件下で比較した.対照条件は10単語を全提示,介…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 中央海嶺では時折ボニナイトが噴出する

    田村 芳彦, マチュー ロスパビ, 藤江 剛, 大平 茜, 金田 謙太郎, アレキサンダー ニコルス, ジョージ セルニア, 佐藤 智紀, 小平 秀一, 三浦 誠一, 高澤 栄一 日本火山学会講演予稿集 2022 (0), 23-24, 2022

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  • 腹腔鏡下結腸右半切除術を行った馬蹄腎併存上行結腸癌の2例

    井村 真, 赤本 伸太郎, 垣生 恭佑, 小西 祐輔, 福原 哲治, 中川 和彦 日本臨床外科学会雑誌 83 (8), 1501-1505, 2022

    <p>症例1は85歳,女性.食欲低下を主訴に前医を受診し,CTで上行結腸癌,多発肝転移と診断された.術前の造影CTでは馬蹄腎を認め,重複尿管,卵巣動静脈の走行異常は認めなかった.腹腔鏡下結腸右半切除術D3郭清を施行した.右腎盂尿管は馬蹄腎の腹側外側を走行しており,内側アプローチの際に結腸間膜と腎盂尿管の剥離にやや難渋した.症例2は80歳,男性.検診で腫瘍マーカー高値を指摘され,精査の結果,上行結…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 腹腔鏡下虫垂切除術を行った虫垂出血の1例

    藤田 覇留久, 平井 健次郎, 竹島 潤, 市川 淳, 大江 秀典, 光吉 明 日本臨床外科学会雑誌 83 (9), 1609-1614, 2022

    <p>患者は76歳,男性.血便を主訴に受診し,腹部造影CTで虫垂内部にextravasationを認めた.下部消化管内視鏡検査を施行したところ,虫垂開口部より湧出性の持続出血を認め,虫垂出血と診断した.内視鏡的止血は困難と判断し,同日腹腔鏡下虫垂切除術を行った.病理組織学的検査において虫垂潰瘍を認め,出血源と考えられた.術後経過は良好で,術後6日目に軽快退院となった.下部消化管出血において,虫垂…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 腹腔鏡補助下幽門側胃切除術を行った出血を伴う胃脂肪腫の1例

    丸中 雄太, 小菅 敏幸, 荻野 真平, 松井 智啓, 藤山 准真, 馬場 正道, 増山 守 日本臨床外科学会雑誌 83 (6), 1041-1046, 2022

    <p>症例は63歳,男性.2020年11月に貧血精査の上部消化管内視鏡検査にて胃前庭部後壁に胃粘膜下腫瘤を指摘されたが,胃脂肪腫の疑いで経過観察となっていた.ところが,2021年6月に黒色便が出現し,Hb:5.5g/dlと高度貧血を伴っていたため緊急上部消化管内視鏡検査を施行された.既知の胃粘膜下腫瘤に潰瘍性出血を認め,内視鏡的に止血処置が施された.再出血のリスクが高く,手術以外の方法では確実な…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 作られた無知の諸相

    塚原 東吾, 鶴田 想人, 岡本 江里菜, 村瀬 泰菜, 飯田 香穂里, 井口 暁, 弓削 尚子, 柿原 泰, 樋口 敏広 科学史研究 61 (303), 243-274, 2022

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  • 新聞社説の叙述系基本語彙

    石井 正彦 現代日本語研究 13 65-84, 2021-12-20

    書きことばの基本語彙を,文章の(話題面ではなく)叙述面を基幹的に支える語の集合と規定した上で,それら「叙述系の基本語彙」の機能や性質を具体的に把握するには,(多様な文章ジャンルを覆う基本語彙を一時に求めるのではなく)叙述の仕方が明確で安定している単一の文章ジャンルを対象とした調査を積み重ねる必要があることを論じ,その手始めとして,新聞社説の叙述系基本語彙の抽出を試みた。 2010 …

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  • 腸閉塞を繰り返した腸管子宮内膜症をMRIで診断し,腹腔鏡下小腸切除術により治療した1例

    髙橋 一臣, 茂住 武尊, 水野 豊 日本腹部救急医学会雑誌 41 (7), 565-569, 2021-11-30

    <p>腸管子宮内膜症は子宮内膜症の10%あまりに認められる。小腸に発生するのはまれであるが,腸閉塞をきたすことが多い。症例は35歳,女性。手術歴なし。腸閉塞に対して2回の入院歴があり,外来で婦人科疾患の精査予定であったが症状が再燃したため入院となった。骨盤MRI検査で腸管子宮内膜症による腸閉塞が疑われ腹腔鏡下手術を行った。月経に伴う血性腹水と右付属器に内膜症性病変を認めた。回腸末端から10cm口…

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  • 幽門側胃切除術Roux-en-Y再建後に発症した腸石による十二指腸憩室炎に対し憩室縫縮と減圧術を行った1例

    佐藤 博, 荒巻 政憲, 長澤 由依子, 田邉 三思, 蔀 由貴, 渡邉 公紀 日本腹部救急医学会雑誌 41 (7), 543-546, 2021-11-30

    <p>症例は58歳,男性。2年前幽門狭窄を伴った胃潰瘍と胆石に対して幽門側胃切除Roux-en-Y再建術と胆囊摘出術を行った。右上腹部痛を主訴に近医を受診し当院へ救急搬送された。CT検査で十二指腸憩室内の腸石による炎症が疑われ内視鏡検査を行ったところ下行脚外側に憩室があり結石が嵌頓していたため内視鏡的に除去した。憩室壁は菲薄化,一部壊死し穿孔の危険性が高いと判断,開腹術を行った。憩室は大きく,脆…

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  • 【翻訳】バークリー主教とそのメッセージ

    鎌田, 大資, 桑原, 司 経済学論集 = Journal of economics and sociology, Kagoshima University 97 121-135, 2021-11-02

    ...シンボリック相互作用論基本文献翻訳シリーズ No. 2ジョージ・H・ミード著バークリー主教のこの国〔アメリカ〕への上陸200周年を記念し,カリフォルニア大学とバークリー市共催の祝典にて1929年1月23日になされた講演...

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  • 妊孕性を温存し得た卵巣の輪状細管を伴う性索腫瘍(SCTAT)の1女児例

    植野 百合, 大津 一弘, 亀井 尚美 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (6), 959-964, 2021-10-20

    <p>輪状細管を伴う性索腫瘍(SCTAT)は性索間質腫瘍の中でもまれな境界悪性腫瘍であり,しばしば女性ホルモンを産生することや,Peutz-Jeghers症候群(PJS)に合併することが知られている.症例は9歳6か月女児.乳房腫大と不正性器出血を主訴に来院した.左卵巣に約11 cm大の漿液性囊胞性病変を認め,エストラジオール(E2)が高値であった.経過観察中に病変は一時的に縮小しE2値も低下した…

    DOI Web Site 医中誌

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