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検索結果 15,839 件

  • 地域在住高齢者における足部痛による活動制限の疫学研究:系統的レビュー

    仲 貴子 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 259-259, 2024-03-31

    ...一方、足部痛定義の一貫性の観点から多くの質の高い論文を除外せざるをえなかったことから、この研究分野における足部痛定義の標準化が望まれる。さらにDFPの定義にはMFPDI以外の方法がなく、足部痛が日常生活に及ぼす影響を計測するためのより短い尺度開発が望まれる。 </p><p>【倫理的配慮】</p><p>本研究はヒトを対象としない文献研究であり、著作権を遵守し実施した。...

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  • 腰痛に関する予防理学療法を肉眼解剖学の視点から考える

    布施 裕子, 時田 幸之輔, 小島 龍平, 影山 幾男, 相澤 幸夫, 熊木 克治, 平﨑 鋭矢 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 43-43, 2024-03-31

    ...ニホンザルの使用にあたり京都大学ヒト行動進化研究センター利用・共同研究拠点専門委員会の審査を受け、承認されている。</p>...

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  • 複数の課題を抱え、心身が疲弊し、就労継続困難となった理学療法士の一例

    宇野 勲 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 62-62, 2024-03-31

    ...今回、自らの許容範囲を超えて仕事を引き受けてしまったことで、心身ともに疲弊し、職場を離れざるを得なかった事例について報告する。 </p><p>【症例】</p><p> 34歳、男性。職業は理学療法士。臨床経験12年目。日々の業務前後だけでなく休日も返上して研修会や学会に参加して自己研鑽に努めていた。また、大学院修士課程にも通い、仕事と学業の両立を行なっていた。...

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  • 2020年アメリカ大統領選挙キャンペーン

    清原 聖子 明治大学社会科学研究所紀要 62 (2), 80-93, 2024-03-25

    ...その結果、コロナ禍で伝統的な「地上戦」に制約が大きい中、民主党のバイデン候補、共和党のトランプ候補の両陣営ともオンライン技術を駆使した選挙キャンペーンを展開せざるを得なかったことは明らかである。とりわけ感染拡大のリスクに慎重なバイデン陣営は、長い選挙戦の多くをオンライン重視で戦った。しかし、コロナ禍だから仕方なくそうしたというだけでなく、利点も大いにあった。...

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  • エドマンド・バークのフランス革命観―その君主政崩壊の原因分析に着目して―

    貫 龍太 経済論叢 197 (3-4), 1-21, 2024-03-22

    ...バークが描出するフランス君主政の崩壊と専制的民主政の成立は,病的な野心に取り付かれた自由主義貴族,「革新の精神」を寛容する宮廷政府,「古来の国制」への回帰に拘泥するパリ高等法院という,フランス政治を主導すべき3主体の意思決定が連鎖することによる,短期的かつ予期せざる政治的失敗としての性格を有する。...

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  • 深海乱流混合のパラメタリゼーションに関する研究

    伊地知 敬 海の研究 33 (1-2), 1-16, 2024-03-15

    ...<p>深層海洋大循環を把握する上でブラックボックスとなっている深海乱流混合の全球分布を解明するためには,グローバルに観測可能なスケールの大きい物理量から乱流混合強度を推定する,いわゆる,パラメタリゼーションの手法に頼らざるを得ない。しかしながら,既存の乱流パラメタリゼーションはいくつかの問題点を抱えている。...

    DOI Web Site 参考文献69件

  • 子育てにおける乳幼児への電子メディア使用に対する 親の認識に関する文献レビュー

    大久保 明子, 伊藤 ひかる 新潟県立看護大学紀要 13 16-21, 2024-03-06

    ...子育てにおける乳幼児への電子メディア使用に対する親の認識は,【子守りとして利用することへの有用さ】【知育教材として活用することへの有用さ】【子どもの健全な育ちへの悪影響を懸念】【スマホに頼る育児への申し訳なさ】の4 カテゴリが抽出された.看護職は親が電子メディアを子守りの手段として使用せざるを得ない状況を理解し,共感的な態度を示すこと,乳幼児への悪影響を最小限にするための電子メディアの使用方法について...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 大津皇子移葬時の歌:破綻する呪術

    土佐, 朋子 文学部論集 108 29-49, 2024-03-01

    ...一六六番歌には、その不満を解消すべく、二上山の「磯の上に生ふる馬酔木」の呪力によって復活させようとするが、逆にそれが叶わないことを認めざるを得なかった姉の、呪術に対する断念が表現されている。...

    機関リポジトリ

  • 高齢がん終末期療養者の在宅療養に関連した家族の心理に関する文献検討

    森 望美, 糸島 陽子, 岡本 紀子 人間看護学研究 22 67-75, 2024-03-01

    ...であるが,その心理は十分明らかになっていない.本研究では,高齢がん終末期療養者の家族が在宅療養に関連する心理について2013年以降の先行研究を用いて文献検討を行った.高齢がん終末期療養者の家族を研究対象者とした14本の原著論文から,在宅療養について抱いた家族の心理の記述を抽出,療養の時期に注目し,質的帰納的に分析した.高齢がん終末期在宅療養者の家族の心理は,在宅療養前は在宅へ移行しようという心理と移行せざるを...

    DOI 機関リポジトリ

  • 非挿管死亡例における声帯および声帯周囲の挫傷の重要性

    アブダーラマン ハサン, ハバシ イブラヒム, アルシェブ アスマ, アルーアブダラット イマド, アリ アベド アルラヒーム Journal of UOEH 46 (1), 1-8, 2024-03-01

    Every finding during a neck autopsy may be essential for accurately diagnosing and explaining the mechanism of death. In this prospective study in the Department of Forensic Medicine and Toxicology …

    DOI Web Site PubMed 参考文献34件

  • アドベンチャーツーリズム:リスク共生型観光産業の安全管理

    棟方 周一 安全工学 63 (1), 17-24, 2024-02-15

    ...アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミットが北海道で現地開催された.国が積極的に振興を図るアドベンチャーツーリズムには,リスクを伴う体験型のアウトドアスポーツも含まれている.ツアー客自身がそのアクティビティにスリル,好奇心,興奮などの心理的高揚感を求めており,潜在するリスクはときに顕在化し事故に至る.海域・陸域・空域におけるアドベンチャーアクティビティ事故事例を,考える端緒として,アドベンチャーツーリズムに内在する共生せざるを...

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  • ブックス

    森林科学 100 (0), 48-51, 2024-02-01

    ...McGill 著、門脇浩明・山道真人・内海俊介 訳「ミッテルバッハ・マギル 群集生態学」/辰巳晋一(森林総研北海道)</p><p>鈴木久美子 著、本橋成一 写真「山に生きる 福島・阿武隈 シイタケと原木と芽吹きと」/小松雅史(森林総合研究所)</p><p>齋藤雅典 編著「もっと菌根の世界 知られざる根圏のパートナーシップ」/松田陽介(三重大学)</p><p>日本土壌肥料学会・日本ペドロジー学会 監修...

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  • ユニバーサルシェードを間接法にて使用した症例

    中島 陽次, 若宮 茂, 井上 英乙 THE JOURNAL OF THE ACADEMY OF CLINICAL DENTISTRY 43 (2), 132-, 2024-01-31

    ...色相(hue)を合わせる必要がある.色は光が物体に入射して吸収,反射,散乱もしくは透過し,ヒトはそれを色として知覚するが,その見え方は,明度,彩度,色相が相互に関連し特定の色として確認される</b><sup><b>1)</b></sup><b>.特に明度は視覚的に容易に識別することが可能なため注意が必要である.それら複雑な色調をシェードデータから読み取るのは非常に困難であり,製作者の経験,技術に頼らざるを...

    DOI Web Site

  • アフターコロナのコンタクトセンター:ハイブリッド式リーダ育成

    寺下 薫 情報処理 65 (2), d12-d27, 2024-01-15

    ...コンタクトセンターにおけるリーダ育成は,喫緊の大きな課題である.コンタクトセンター内で使用するAIやチャットボットなどのシステムが進化して自動化が進み,人間が答えなくても機械で答えられる仕組みが整えられつつある.一方,機械で答えられない複雑かつ難易度の高い問合せをオペレータが対応せざるを得なくなり,オペレータを指導,サポートするSV(スーパーバイザ以下,SVと表記する)の管理やサポートも年々難しくなっている...

    DOI 情報処理学会

  • The multilevel society of proboscis monkeys with a possible patrilineal basis

    松田, 一希, 村井, 勅裕, Grueter, Cyril C., Tuuga, Augustine, Goossens, Benoit, Bernard, Henry, Yahya, Nurhartini Kamalia, Orozco-terWengel, Pablo, Salgado-Lynn, Milena Behavioral Ecology and Sociobiology 78 2024-01-02

    Multilevel societies (MLS), which are characterized by two or more levels of social organization, are among the most complex primate social systems. MLS have only been recorded in a limited number …

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  • COVID-19 感染下における対面講義での 学生の着席位置と成績との関係性の検討

    池田 徳典,大栗 誉敏,徳冨 直史,寒水 壽朗,平田 憲史郎,堀尾 福子,池田 剛,原武 衛,瀬尾 量,内田 友二 崇城大学紀要 49 131-136, 2024

    ...その結果、教員の説明が届きにくい座席に 対しても学生が着席せざるを得ない場面が生じ、その座席に着席する学生は、科目の成績 (習熟度) に影響を受ける可能性がある。そこで本研究では2021 年度2 年次科目の薬理学Ⅱ と基礎免疫学を対象とし、学生の着席位置と科目の成績との関係性について検討を行った。...

    機関リポジトリ

  • 転換期における新規参入者のコナコーヒー生産と産地の課題

    植村 円香 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 103-, 2024

    ...</p><p></p><p>3.転換期における新規参入者のコナコーヒー生産</p><p> 2023年3月と11月に新規参入者に対して,COVID-19の影響と葉さび病の被害に関する聞取り調査を実施した.COVID-19の影響では,メキシコからの収穫労働者不足が深刻化したことで,人件費を上げざるを得ない状況が,2023年11月調査時点でも続いていた.また,葉さび病被害では,豆の品質や生産量の低下がみられた...

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  • 地方消滅論は現実なのか?政策的な修辞なのか?

    金 枓哲 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 249-, 2024

    ...この総合戦略が増田レポートのショックに対するアンチテーゼ的な性格を強く帯びていることを勘案しても,結果的に過疎問題の本質を再び人口問題に矮小化したと言わざるを得ない。</p><p>ところで,「地方消滅」という用語から伝わってくるイメージは何だろうか。一般的にはある自治体が丸ごと急になくなることではないだろうか。しかし,現実ではそのようなことは起こりえない。...

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  • 避難⾏動⽀援および福祉避難所の配置に関する検討

    熊谷 美香 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 221-, 2024

    ...しかし実際の災害発生時の混乱した状況下では,市町村の担当者が地元で持っている知識や経験に依存せざるを得ない状況があり,行政が計画した避難支援,救援活動が災害対応の場面で想定通りに実行されるとは限らない。より効果的な避難,救援活動につなげるためには,平時も含めて地域の特性や実情を把握し,行政が策定した計画の実効性について検討しておくことが重要である。...

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  • 貧困がもたらす子どもの食生活課題とは : 尼崎市をモデルに解決策を提案する

    馬渕 那菜 課題研究優秀論文集 2023 201-228, 2024-01

    ...その後インタビュー調査によって、食生活課題に対する取り組みがあまり進んでいない背景には、財政等の限界から優先順位を付けざるをえないという実情があることが明らかになった。また、市の取り組みとして子ども食堂の設置が挙がった。これらの調査に基づき、小学生、中高校生の教育活動に子ども食堂への運営参加プロジェクトを導入することを提案した。...

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  • 異なる標高データを用いた低平地の河川流域における洪水氾濫解析

    髙良 圭, 小山 直紀, 山田 正, 山田 朋人 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...のみを入れ替えた洪水氾濫解析を行った.本研究で取り扱った標高データは,航空レーザ測量による標高データと比較して,沿岸部の低平地で2mから4mの平均差異があった.これらを用いた約250mの空間解像度の洪水氾濫解析結果より,最大浸水深は実測値と比較して,計算値との平均差異が最も小さい場合で0.86mであり,航空レーザ測量による標高データを用いても0.66mであると示された.そして,この差異は現状では許容せざるを...

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  • コメント:学校種をつなぐ地理,地誌学習内容

    濵野 清 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 110-, 2024

    ...</p><p> 今日,ややもすると思考力等の育成のみに軸足が置かれ,知識や技能の習得が軽んじられる傾向も見受けられるが,これは大きな誤解であると断ぜざるを得ない。...

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  • 悪性リンパ腫治療薬エプコリタマブ(遺伝子組換え)(エプキンリ<sup>®</sup>皮下注)の薬理学的特性と臨床試験成績

    高浦 加奈, 安藤 博司, Ganoza Edward Ramirez 日本薬理学雑誌 159 (1), 61-68, 2024-01-01

    ...求められている.エプコリタマブ(遺伝子組換え)は,T細胞表面のCD3及びB細胞又は腫瘍表面のCD20に特異的に結合するヒト化免疫グロブリンG1二重特異性抗体であり,CD20陽性B細胞に対してT細胞を介した細胞傷害作用を誘導する.細胞傷害作用はCD3とCD20への同時結合により誘導され,濃度依存的であり,ヒト化マウスを用いたB細胞リンパ腫細胞株由来異種移植モデル及び患者由来異種移植片モデル,カニクイザル...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 新型コロナウイルス感染症に対する検査と感染対策について

    竹村 弘, 中谷 佳子 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S33-S42, 2024

    ...しかしSARS-CoV-2の感染性や病原性は特に弱まったわけではなく,医療の現場では今後もまだ数年間は現在と同様の対応をせざるを得ないと思われる。本稿ではこの約3年間に感染制御部が取り組んできたCOVID-19の感染対策について,検査と二次感染予防という視点で総括する。</p>...

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  • 屋久島と種子島におけるヤマモモ種子の二次散布者

    渡邉 彩音, 北村 俊平, 半谷 吾郎, 中川 弥智子 保全生態学研究 advpub (0), 2024

    ...国内でも、ヤマモモの主要な種子散布者であるニホンザルが絶滅した種子島では、現在もニホンザルが生息する屋久島と比較して、ヤマモモの種子散布量が激減していることが報告されている。しかし、屋久島や種子島に生息するニホンジカや森林性野ネズミなどの地上性動物による二次散布については未だ明らかにされていない。...

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  • 角海浜村毒消し行商人の足跡

    茗荷 傑 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 125-, 2024

    ...2024年元旦の石川県を中心とする大地震発生にもかかわらず、今回の大規模地震災害を契機とした原発運用に関わる議論が、東日本大震災の時のようにヒステリックに発生する気配がないのも当時とは光熱費事情が一変した表れであろうと考えると実に興味深い現象であると指摘せざるを得ない。...

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  • トランスナショナルな移住によるエスニック・ビジネスの変容

    申 知燕 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 182-, 2024

    ...労働移民とは属性やライフコースが異なることから,既存のエスニック・エンクレイブに流入せず,都心各地に分散居住するか,良質な郊外住宅街に新たなエスニック・タウンを形成する場合もあったからである.このような状況下で,インナーシティに立地した旧来のエスニック・エンクレイブは新規流入者の減少を経験するようになり,次第にエスニック・ビジネスも人口規模の変化や訪問客の社会経済的背景に応じて立地や経営戦略を変えざるを...

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  • 環境DNAを用いた霞ヶ浦流域内河川におけるイシガイ類の分布の解明

    小室 隆, 後藤 益滋, 川崎 真由美 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 230-, 2024

    ...eDNA分析用サンプルは、1Lポリプロピレン製ボトルに表層水をサンプリングして、塩化ベンザルコニウム水溶液を1ml添加し、十分攪拌した後にクーラーボックスで保冷して実験室へ持ち帰った。持ち帰ったサンプルは、ワットマンGFFろ紙(Cytiva社製)でろ過を行った。なお、採水及び抽出方法までの操作については、既往研究を参考とした(Minamoto et al., 2021)。...

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  • サガルマータ国立公園におけるヤクの放牧地を通過する登山道周辺のガリー侵食・植生荒廃の分布パターン

    王 婷, 渡辺 悌二, レグミ ダナンジャイ 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 270-, 2024

    ...観光関連物資の運搬には家畜(ナムチェ・バザールより高所では雄ヤクとゾプキョ,低所ではミュール=ウマとロバの交配種)が使われている。国立公園内の放牧地を通過する登山道区間には,ガリー侵食や登山道の複線化などの深刻な環境荒廃問題が多く見られた。しかし,この国立公園を含めたヒマラヤでは登山道荒廃に関する研究はほとんどない。...

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  • 大店法下におけるモータリゼーションと郊外モールの実験的開発

    犬塚 智史 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 281-, 2024

    ...愛知県稲沢市においては, 税収増を目指した市と当時市周縁で急増していたマイカー所有の家族層に着目した総合スーパー側とが, 大店法施行前の「駆け込み出店」をした状況が見て取れた.また, ジャスコと三菱商事の合弁企業であるダイヤモンド・シティの社史によると, 同社の代表取締役岡田克也が「大規模小売店舗法の施行で立地創造が制限され, 日本の本格的なショッピングセンター開発は停滞せざるを得ない状況」が続いたと...

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  • 科学技術基本計画の変遷と学会運営理念

    小野 浩幸 産学連携学 20 (1), 1_22-1_29, 2023-12-31

    ...<p>第7期を中心にその前後を含めて,科学技術基本計画等の変遷と学会運営における中心的課題を振り返る.学会発足当時の第3期科学技術基本計画では,研究成果から絶えざるイノベーションを創出していく重要な手段としての産学官連携が期待されていた.学会第7期当時の第5期科学技術基本計画では,これまでの産学連携機能が不十分であるとして『本格的産学連携』が求められた.産学連携に関する分析研究の蓄積を振り返りつつ,...

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  • 幼児期における自然体験としての栽培活動を支えるために

    高岡 昌子 奈良学園大学紀要 16 203-208, 2023-12-27

    ...しかし近年では土の地面の園庭のない保育施設も増え、 経済的事情や働き方改革で栽培活動や飼育活動も縮小せざるをえない園も増えてきた。 フレーベルの理想とする Kindergarten 「子どもたちの庭」 のような環境を維持していくためには、 もはや保育者だけでは難しく、 地域と連携して地域社会全体で子どもの自然体験活動を支えていくことが必要である。...

    機関リポジトリ

  • 動詞「きれる」の意味分析再考

    馬場, 典子 金城学院大学論集. 人文科学編 20 (1), 193-206, 2023-12-25

    ...しかし本稿では,新たに先行研究を援用し,認知主体の背景知識と見えざる動作主による動作を推測することで,「きれる」のより詳細な記述をすることができた。「きれる」の中心的意味(基本義)は,「本来線状をなすものが何らかの原因により 1 点で 2 つの部分に分離する」ことである(事態 1 「分離」)。...

    機関リポジトリ

  • 餌の大きさが飼育下ワオキツネザルの採食時間と行動に与える影響

    村上 翔輝, 大谷 祐紀, 土井 啓行, 小畑 洋 動物の行動と管理学会誌 59 (4), 145-151, 2023-12-25

    ...以上、ワオキツネザルにおいては、餌の大きさによって採食時間は変化しない一方、発現する行動が異なる可能性が示され、餌を小さく切って与える効果について、改めて評価する重要性が示唆された。</p>...

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  • 心臓植込みデバイス遠隔モニタリング脱落に関する検討

    木田 博太, 菊池 佳峰, 大谷 昇平, 青木 梨香子, 玉木 芹, 岡田 華奈, 佐藤 伸宏, 上野山 充, 川崎 真佐登, 渡部 徹也, 山田 貴久 心電図 43 (4), 254-260, 2023-12-22

    ...<p>心臓植込み型電気デバイス(Cardiac Implantable Electronic Device:CIEDs)の遠隔モニタリングの導入件数は増加しているが,遠隔モニタリング実施後に何らかの理由で遠隔モニタリングを中止し,従来の外来観察に変更せざるを得ない,“遠隔モニタリング脱落”の現状に関する報告は認めない.本研究では,遠隔モニタリング脱落の現状を明らかにし,その予測因子を検討することを目的...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 高信頼性組織にみるシステムと人間のインタラクション

    長谷川 尚子 安全工学 62 (6), 404-410, 2023-12-15

    <p>本稿では,不測の事態に数多く接しながらも惨事に発展させない高信頼性組織を取り上げ,システムと人間の良好なインタラクションについて論じる.高信頼性組織は,問題の発生を継続的に警戒し,問題に対処するための心理的なレディネスの高さ(マインドフルな状態)を維持している組織である.このマインドフルな状態を維持するための特徴的な5 …

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  • 国際関係におけるリアリズムと実存主義の一考察 : 階級社会と不条理に着目して

    五十嵐, 淳子 埼玉学園大学紀要. 人間学部篇 23 173-180, 2023-12-01

    ...国際社会において20世紀は二つの世界大戦が勃発し、常に苦悩や不安に晒されていた時代でもあったが、自分の死を直面せざるを得ない状況に置かれても、幸福を感じることができること、そして、人間はどんなに絶望に駆られていても、生きるという希望もあることをカミュは『異邦人』の物語を通して、人々に伝えたかったのではないかと考える。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 白神山地ブナ林の100 年モニタリング ―世界遺産白神山地ブナ林モニタリング調査会―

    中静 透, 石田 清, 蒔田 明史, 山岸 洋貴, 石田 祐宣, 石橋 史朗, 赤田 辰治, 神林 友広, 齋藤 宗勝, 松井 淳, 神 真波, 平川 久仁夫, 野原 七恵, 須々田 秀美, 渡辺 陽平, 大野 美涼, 板橋 朋洋, 坂田 ゆず 自然保護助成基金助成成果報告書 32 (0), 211-219, 2023-10-31

    ...<p>白神山地世界遺産核心地域に分布する典型的でかつ構造の異なる3つのタイプのブナ林について,動態と更新に関するモニタリングを1999年から行っている.調査は,研究者,地域市民ボランティアや学生ボランティアにより行われており2022年で24年目となる.2021-2022年度も調査を継続したが,新型コロナウィルスの感染拡大だけでなく,2022年には豪雨によりアクセス道路が不通となり,調査を縮小せざるをえなかった...

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  • 在宅医療における認知症患者の問題点と対処法

    木棚 究, 山賀 亮之介 日本老年医学会雑誌 60 (4), 331-337, 2023-10-25

    ...<p>在宅医療における認知症患者の割合は高く,診断前から終末期まで様々な段階の患者が存在する.そのため,在宅医療に関する医療従事者は,認知症の知識が必須であるが,認知症特有の問題点だけでなく,在宅医療ならではの問題点もあれば,在宅医療ならではの対処法もある.すなわち,症状を自分で言えず,限られた検査で対応せざるを得ない場面も多いが,生活環境,状況から推測し,多職種・介護者と連携し,その場に応じた対応...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 広域にみる拠点階層別の到達圏人口

    室岡 太一, 久米山 幹太, 谷口 守 都市計画論文集 58 (3), 1501-1507, 2023-10-25

    ...が設定されないことで,生活サービスまで最低限のアクセス水準を下回る地域が発生することが危惧される.反面,公平性を重視して拠点を過剰に設定すると拡散化計画になるため,客観的な選定基準に基づく広域的な拠点設定が求められている.本研究では,広域的に拠点を抽出する手法を提案し,階層別に拠点の到達圏人口を把握した.その結果,(1)鉄道駅のような上位拠点のみでカバー人口70%を確保しようとすると,自動車を使わざるを...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • スケーラブルアーキテクチャに基づく価値創造型P2Mの展開

    加藤 智之, 武本 和久, 稲山 嗣人, 白坂 成功 国際P2M学会誌 18 (1), 20-23, 2023-10-21

    ...VUCAな時代におけるプログラムにおいてはさらに、当初の想定にない要素を考慮せざるを得ない。したがってプログラムにスケーラビリティを持たせなければ変化に対して柔軟に対応することは難しい。一方で不確実性に対応するために複数のプロジェクトを走らせるが、それらがプログラムなのかマルチプロジェクトなのか論理的に判断する方法に関する議論は多くない。...

    DOI

  • Two-decade changes in habitat and abundance of Japanese macaques in primary and logged forests in Yakushima: Interim report

    半谷, 吾郎, 好廣, 眞一, 山本, 寛樹, 上田, 羊介, 角田, 史也, 平木, 雅, 大谷, 洋介, 栗原, 洋介, 近藤, 湧生, 早石, 周平, 本田, 剛章, 高桑, ともみ, 小出, 智矢, 菅谷, 周司, 横田, 高士, 神, さくら, 白石, 泉, 藤野, 正也, 立川, 佳晴 Forest Ecology and Management 545 2023-10-01

    Continuous, rather than discrete, data on animal population are ideal for identifying the causal relationships driving population fluctuations. In this study, we reveal the effect of forest …

    HANDLE

  • 中国帰国者の高齢化に伴う異文化「介護」支援の歩み

    王, 榮 金城学院大学論集. 人文科学編 20 (1), 138-161, 2023-09-30

    ...1972年の日中国交正常化は,戦後長く中国に留まらざるを得なかった残留孤児に帰国の道を開いた。一方,1981年に始まった残留孤児の肉親捜しによる家族を伴う永住帰国から40年の歳月が過ぎた今,残留孤児の平均年齢は80歳を超え,“孤児”が“孤老”となった。高齢に伴って,介護を必要とする“孤老”が年々増えて,超高齢化が進んでいる。...

    機関リポジトリ

  • ICTが支えるフットケアの病診連携

    花田 明香, 北 和子 日本フットケア・足病医学会誌 4 (3), 139-145, 2023-09-30

    ...しかしながら, いざ連携しようとすると, さまざまな壁に遭遇し, 真の意味での「連携」を困難に感じざるを得ない. 専門病院は重症患者の治療で忙しく, 専門外の立場から, 適切な紹介時期を図るのは難しい. また非医療から医療へ, クリニックから病院へのコンサルトが容易ではないことをしばしば体験する.  日常診療の場と専門病院を繋ぐ新たな存在として, 足病専門クリニックを開業した....

    DOI

  • 気候変動緩和策評価モデルの研究動向・政策貢献と今後の展望

    島田 幸司, 越智 雄輝, 高橋 潔, 長谷川 知子, 日比野 剛, 増井 利彦 環境経済・政策研究 16 (2), 14-26, 2023-09-30

    <p>気候変動緩和策を巡る国内外の交渉では,対策の効果や影響を定量的に評価することが求められ,そのためのモデル分析・予測の役割がこの30年余りで大きくなってきた.そこで本稿では,地球規模の緩和策評価モデルが解明した科学的知見をIPCC/AR6から再整理するとともに,日本での緩和策評価モデルの開発状況をレビューし,国レベルの削減目標・政策検討や地方レベルでの計画策定への貢献を総括した.今後の研究課…

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  • 全部床義歯の咬合採得の工夫

    山口 栄二, 依田 信裕, 小川 徹, 佐々木 啓一 THE JOURNAL OF THE ACADEMY OF CLINICAL DENTISTRY 43 (1), 40-, 2023-09-30

    ...な症例では,従来の咬合床では適切な咬合採得が困難な場合がある.従来,咬合採得が困難な症例では,ゴシックアーチ描記法や前歯部での咬合接触を排除した蠟堤など咬合床を工夫する様々なアイデアが報告されているが,必ずしも満足できるものではない.筆者らは,咬合採得の困難な難症例に対する咬合採得時の補助装置として,上顎にフラットテーブル,下顎の臼歯部4 点(片側2 点ずつ)に咬合接触を付与したレジン製のオクルーザルジグ...

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  • デジタルスマイルデザインを応用し 前歯部審美修復を行った1 症例

    杉山 雄一郎, 松本 篤樹, 溝部 健一, 鈴木 玲爾 THE JOURNAL OF THE ACADEMY OF CLINICAL DENTISTRY 43 (1), 30-, 2023-09-30

    ...<p><b>【目的】上顎前歯部に審美障害を認める患者に対しデジタルスマイルデザイン(以下DSD)に基づく審美修復を行った.まず,顔面のデジタル情報を元にインサイザルエッジポジションを決定し,顔貌と口唇との調和に対して予後不良歯および既存のインプラント体の埋入方向を考慮し,最終上部構造の設計を行った.【方法】患者は前歯がとれたことを主訴に来院された47 歳,女性....

    DOI Web Site 医中誌

  • 2023年トルコ・カフラマンマラシュ地震における強震観測地点での地震動と構造物被害状況

    森, 伸一郎, Polat, Gulten, 大里, 重人, 千葉, 達朗, Özel, Nurcan Meral 自然災害科学総合シンポジウム講演論文集 60 34-43, 2023-09-25

    ...東アナトリア断層に沿うMw=7.7のPazarcik(パザルジク)本震とその後に北方でMw=7.6のElbistan地震が起きて,広範囲にわたり甚大な被害が生じた。これらの地震では多地点で強震観測記録が得られ,近年の設計基準地震動に匹敵するか上回るような大振幅の強震動となった。また,断層近傍の地点で明瞭なパルス波が見られた。...

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  • 塩化ベンザルコニウムを皮下注射した1例

    小西 浩之, 金村 剛宗, 片平 次郎, 弦切 純也 熱傷 49 (3), 133-137, 2023-09-15

    ...<p> 塩化ベンザルコニウム (Benzalkonium chloride:以下BZK) は, Covid-19感染症の拡大により市民生活に身近になった. 今回, 自殺企図目的でBZKを皮下注射した症例を経験したので報告する.<br> 症例は50歳, 女性. 自殺企図目的に10%BZKを左手背部と肘窩部に皮下注射した....

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  • アクティブタッチを重視した物理教育 中学校出前授業・物理力 UP 特別脳トレ講座

    八木 一正, 八木 一平 物理教育 71 (3), 183-192, 2023-09-05

    ...ところがコロナ禍で中断をせざるを得なくなり<b>,</b>この機会に過去 3 年分の結果を分析したので報告する。特に授業の前に事前テストを実施したところ<b>,</b>子どもたちの間違うところが<b>,</b>毎年同じであることが分かった。ここでは生徒たちの間違いやすいところをアクティブタッチを通して改善した教育を提案する。</p>...

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  • 無人販売所も開店、トリナスが提案する「枝」を飾る生活習慣

    Nikkei design = 日経デザイン (435) 15-17, 2023-09

    枝ものは一般的な切り花と比較して、「水替えの回数が少なく、長持ちする」「虫が付きにくい」などのメリットがある。サイズが大きいため、部屋に飾ると空間の印象ががらりと変わるという魅力もあるという。枝もの定期便が人気になった理由もそこにあるよう…

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  • ケアをめぐる交渉において子どもが直面する制約の検討――A. Senの協調的対立概念を用いて――

    亀山 裕樹 社会福祉学 64 (2), 1-13, 2023-08-31

    ...歳未満のときにケアを担った経験のある者7名を対象にインタビュー調査を行い分析した.その結果,次の2点の制約を明らかにした.第一に,他者に不可避的に依存する子どもが,ケアをやめた場合の状況の劣悪さとそれに伴う交渉力の弱さを認識するとき,不利な交渉の結果としてケアの遂行を許容する.第二に,子どもが他の家族員の利益を優先する限り,ケアをやめることが困難になる.以上の結果を踏まえ,なぜ子どもがケアを継続せざるをえないのかを...

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  • 壁面・天井面への貼付設置が可能なLED照明用薄型DC-DCコンバータ

    前田 夏希, 西嶋 仁浩, 池田 敏 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 277-278, 2023-08-31

    ...ただし、ダウンライトを天井に埋め込むためには一般的に80mm程度の埋込高が必要であり、その分天井を下げて、室内空間を狭く設計せざるを得ない。 そこで、本研究では、天井に貼り付けられる超薄型のダウンライトを実現するために、直流電圧によって動作するLED照明用電源の開発を行った。入力源にDC24Vを用いたことにより、電気工事士の免許がなくても誰でも後付けてダウンライトを設置可能となる。...

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  • 洗濯衣類消臭目的のオスバンS<sup>Ⓡ</sup>(塩化ベンザルコニウム)不適切使用による接触皮膚炎の2例

    増澤 真実子, 生野 麻美子, 中村 美夏, 鈴木 典子, 天羽 康之 日本皮膚科学会雑誌 133 (9), 2169-2175, 2023-08-20

    ...<p>インターネットで話題になっている,洗濯衣類の生乾き臭予防目的に使用したオスバンS<sup>Ⓡ</sup>(10%塩化ベンザルコニウム液)による接触皮膚炎の2例を報告する.いずれも前医で診断と治療に難渋し,特異な浮腫性紅斑と強い色素沈着は衣類の密着部位に一致していた.両例とも約1年のオスバンS<sup>Ⓡ</sup>使用歴があり,中止により速やかに皮疹は軽快した.塩化ベンザルコニウムによる接触皮膚炎...

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  • オクルーザルアプライアンス療法における補綴学的ストラテジー

    荒井 良明 日本顎関節学会雑誌 35 (2), 70-76, 2023-08-20

    ...</p><p>一方で,補綴学的な視点からこのオクルーザルアプライアンスを改めて顧みると,エビデンスはまだ十分に確立されていないものの,われわれは多岐にわたってこのアプライアンスを補綴治療に応用してきた現状がある。特に,咬合挙上時や,変形性顎関節症に伴う後天的な前歯部開咬が生じている症例などは,アプライアンスなしで治療を前に進めることは困難といえる。...

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  • 北海道中央部及び南部におけるフクジュソウの生育環境

    玉田 祐介, 雫田 享佐, 厚芝 源太郎, 平田 健太郎, 石川 博規, 工藤 慎一 応用生態工学 26 (1), 15-22, 2023-07-31

    ...記録した.また,フクジュソウの生育に関係し得る環境要因として,相対照度,土壌硬度,リター層の厚さ,林床被度,樹冠被度を計測した.その結果,相対照度が高く,リター層が薄く,かつ林床被度が低いほど,フクジュソウ個体数は多かった.そのため,フクジュソウの保全対策を実施する場合には,相対照度が高く,リター層が薄く,かつ林床植生が少ない環境に着目することが重要であり,開発事業によりフクジュソウ生育地を改変せざるを...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 成人看護学:急性期領域におけるオンライン演習の取り組み

    西村 美帆, 上坂 真弓 日本健康医学会雑誌 32 (2), 200-205, 2023-07-31

    ...<p>新型コロナウィルス感染症拡大に伴い,看護学教育の現場では様々な演習をオンラインで実施しなければならず,本学の成人看護学:急性期領域の演習もオンラインで実施せざるを得なかった。シミュレータを用いた経験学習が困難であるなど,制限された条件のもとで実施したオンライン演習の取り組みについて報告する。...

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  • 脳炎後てんかんの薬物療法

    西田 拓司 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (6), 484-490, 2023-06-18

    ...<p>脳炎はてんかんの重要な病因の1つである.脳炎後てんかんの発作は抗てんかん薬治療に抵抗性を示すことが多い.脳炎後てんかんの抗てんかん薬治療のエビデンスは乏しく,新規抗てんかん薬だけでなく従来薬の併用療法を行わざるを得ないことも少なくない.さらに脳炎後てんかんの患者は高次脳機能障害,精神行動障害を併存することが多く,それらはてんかん発作や抗てんかん薬の影響を受けることがあるため,治療がより複雑となる...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 家族と積極的治療の合意形成にいたらず,治療撤退とせざるをえなかった顔面・四肢熱傷の1例

    菅谷 一樹, 鈴木 光子, 全田 吏栄, 鈴木 剛, 岩渕 雅洋, 小野寺 誠, 伊関 憲 熱傷 49 (2), 67-71, 2023-06-15

    <p> 家族と積極的治療の合意形成にいたらず, 本人の治療希望に添えない転帰を辿ることとなった熱傷の症例を経験した. 症例は86歳の男性, 火炎熱傷により搬送された. 来院時, 意識レベルは清明で, 顔面と両上下肢に%total body surface area 16, prognostic burn index 97の熱傷を認めた. 入院時, 本人や家族は積極的治療を希望された. …

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  • サステナビリティ・リンク・ローンの改訂 その解説と背景

    清水 規子 not provided-, 2023-06

    ...2.8 SPTの最新情報の開示を奨励事項と明確化、及び、貸し手に共有すべきとより強いニュアンスに変更 2.9 検証のタイミングや期間についての明確化 ​​​​2.10 検証結果は開示よりも貸し手への提供というニュアンスを強調 2.11 検証の実施者に関する厳格化 2.12 SPTがローンの前あるいは同時に設定されない場合の明確化 全体的に今回の改訂は、ローンでは情報開示が限定的にならざるを...

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  • 急性血液浄化の現場において,女性CEに求められるものとは?

    功力 未夢, 岡本 裕美, 別所 郁夫, 関根 ひかり, 佐川 竜馬, 小竹 良文 日本急性血液浄化学会雑誌 14 (1), 27-31, 2023-06-01

    ...しかし,急性血液浄化業務をはじめとする臨床現場で働く女性CEは,業務とライフイベントの両立が難しく,現場を一時的に離れざるを得ない状況に直面する場合も少なくない。当院の女性CEで,産休や育休を経て勤務しているスタッフがおらず,そのような状況は未経験である。...

    DOI Web Site 医中誌

  • インターネット時代の新聞のビジネスモデルに関する考察

    伊藤 高史 評論・社会科学 (145) 179-196, 2023-05-31

    ...日本の新聞社は1990年代半ばからデジタル化によって収益を上げることに挑戦しているが,今後の見通しも厳しいと言わざるを得ない。新聞社は本来的には,「民主主義社会の構築と維持」「権力の監視」といったことを使命としてきた。「記事」はそうした使命を果たすための手段であった。そう考えるならば,「記事を売る」こと自体を目的とするべきではない。新聞は市民に,社会の動きを伝える働きをしてきた。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 働き方改革下の教員文化の変容

    高島 裕美 現代社会学研究 36 (0), 1-18, 2023-05-31

    ...1990 年代後半以降急速に進行した学校組織改革は,教員の多忙をはじめと するさまざまな学校課題に機動的に取り組むために,学校組織をハイアラーキ カルに再編することが企図されているものの,実際には,いわば意図せざる結 果として,現場においては,教員文化の機能不全をカバーする役割をも担いつ つあるといえる。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 'Anshin' beyond Safety: 予防原則と製品の観点から安全・安心の設計

    吉田 耕太郎, 阿部 徹, 前田 菜美, 中山 敬太, 田中 康之 場の科学 3 (1), 4-25, 2023-05-31

    ...3.各分野の「予防原則」の取り組み課題 「過ぎたるは及ばざるがごとし」であり、化学物質の摂取量をコントロールすることで、リスクを管理することが最も大切な課題である。 有用性と有害性のバランシングを図るために、これまで、多くの時間がかかってきた。すこしでもスピードアップするための「方法」を開発すべきであろう。人工知能を使っても良いだろう。...

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  • 平均樹高と林分密度による平均直径の推定

    井上 昭夫, 梅見 弘太郎 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 264-, 2023-05-30

    ...このような上空からの調査では,樹高や本数は直接に計測できるが,直径は直接には計測できず,間接的な推定に頼らざるをえない。本研究では,平均樹高と林分密度の情報をもとに,平均直径を推定するモデルを誘導し,その妥当性を地上調査のデータをもとに評価した。樹幹表面積の回帰モデル,樹幹表面積の保存則および樹幹表面積に基づく林分密度指標をもとに,平均直径の推定モデルを演繹した。...

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  • 森林作業道の切土高と崩土の関係

    臼田 寿生, 和多田 友宏 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 560-, 2023-05-30

    ...<p> 森林作業道の切土高の目安として、林野庁の森林作業道作設指針では、1.5m程度以内とすることが望ましいと示されているが、カーブ区間などで局所的に1.5mを超えざるを得ない場合の上限値は示されていない。そこで、切土高の上限値の目安を検討するため、岐阜県内に作設された既設道において切土高と崩土の発生の関係を調査した。...

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  • フォワーダ走行作業は精神的ストレスを与えるのか?

    金井 るみ, 岩岡 正博, 松本 武 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 189-, 2023-05-30

    ...<p> フォワーダ作業は,ストレスアロウザルチェックリストという質問紙調査票や自作のアンケートを用いた調査によって,精神的ストレスがあるとされているが,いずれの調査も被験者の主観に依るバイアスが含まれる可能性がある.したがって,被験者の主観に依らない客観的指標による評価が必要である.そこで本研究では,精神的ストレスを客観的に評価する生理的指標の1つである心拍変動を用いて,フォワーダ作業はオペレータに...

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  • 終末期の呼吸困難対策

    吉澤 孝之 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 31 (2), 162-165, 2023-04-28

    <p>呼吸困難は呼吸器疾患の終末期に最も多く出現しその対応に最も苦慮する症状である.非がん性呼吸器疾患終末期の難治性呼吸困難に対する緩和ケアは基礎疾患に対する標準的治療が最大限おこなわれることが必須条件である.標準的治療が最大限おこなわれてもなお呼吸困難が持続・悪化するようなら症状緩和のための非薬物療法を上乗せする.非薬物療法による緩和ケアをおこなっても症状緩和が困難な場合には,薬物療法としてオ…

    DOI 医中誌

  • 2022年度語学検定講座報告

    洪, 潔清, コンスタンティネスク, チェザル, 大森, 洋子, 李, 善姫, 塩谷, 祐人, 徳間, 晴美 明治学院大学教養教育センター付属研究所年報 : synthesis = The annual report of the MGU Institute for Liberal Arts 2022 34-39, 2023-03-31

    Article

    機関リポジトリ HANDLE

  • 教師の省察を深める授業研究の場を創る試み

    三井, 雅視 宮城教育大学教職大学院紀要 (4) 159-172, 2023-03-31

    ...また,様々な事情から勤務時間終了後,すぐに退勤せざるを得ないこともあるだろう。そのような中で,教材と向き合いながら次の授業の構想を練ったり,授業について同僚と語り合ったりする時間と場はどんどん少なくなってきている,という実感がある。教師の「多忙感」の高まりとともに,こうした傾向は今後さらに強まっていくことが危惧される。...

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  • 不妊治療と仕事の両立困難性についてのソリューション調査

    戸山 慎太郎, 臼井 弘, 鯉谷 雅至, 辻 幹生, 難波 美帆 グロービス経営大学院紀要 1 (0), 11-18, 2023-03-31

    ...女性の社会進出や晩婚化という社会変化に伴い不妊治療患者が増加する中,不妊治療と仕事の両立が大きな課題となっている.不妊治療中の患者の過半数は不妊治療中であることを職場に伝えたくないと考えているが[1],不妊治療に関する通院時間が勤務時間に影響を与えるため職場に伝えざるを得ない状況が生じている.本研究では,キャリアの継続と不妊治療を両立する女性を支援するソリューションを探索する目的で,不妊治療と仕事について...

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  • ひきこもり当事者の母親の関わりが変化するプロセス

    竹元 雅也 子育て研究 13 (0), 26-42, 2023-03-31

    ...その結果、社会的方向づけ(SD)などが影響し、過保護・過干渉などの一方的で 不適切な関わりにならざるを得ないひきこもり当事者を抱える母親の様子が捉えられた。そうした母親の 心境の理解に努めながら、支援者が長期的な視点で粘り強く関わることで、等至点(EFP)として導出さ れた〈子どもが支援につながる〉ための有用な支援となると考えられた。...

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  • たんぽ きりたんぽ きりたんぽ鍋

    荒谷 由季子 火内 17 (0), 5-63, 2023-03-31

    ...その結果、「きりたんぽ」は100 年以上途切れることなく続いてきた料理で、名前の由来となった「たんぽ槍」は、明治40 年には広く知られていたこと、また今主流となっている「マタギ発祥説」、「冷飯・残飯説」は根拠が薄く、否定せざるを得ないこととなった。...

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  • ヘッセのアジア : 紀行文集『インドから』(1913)

    重竹 芳江 佐賀大学全学教育機構紀要 / 佐賀大学全学教育機構 [編] 11 1-25, 2023-03-31

    ...自分自身の内面との絶えざる葛藤とは、心理学的な意味での意識の世界と無意識の世界との拮抗である。それはヘッセ文学においてヨーロッパとアジアの対比でイメージされてきたものではあるが、そこで描かれるアジアは往々にしてステレオタイプなものであったり、極端に理想化されたものであった。本論では従来重要視されてこなかったヘッセのアジア旅行の意義を再認識するために、旅の成果である紀行文集を詳細に分析する。...

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  • 8050問題への取り組み

    山根 俊恵 老年臨床心理学研究 4 (0), 70-76, 2023-03-30

    ...パワーバランスが崩れ,攻撃的になってしまう子ども,事態を悪化させないために腫れ物に触るような対応をせざるを得ない親,家族だけで問題解決はしないことはわかっていてもその悪循環から抜け出せず,地獄のような毎日を送ってしまうのである。8050問題は,ある意味,支援が行き届かなかった結果である。しかし,親の心身の機能低下により入院や介護保険サービスが必要となったときに転機が訪れる。...

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  • 教育社会心理学研究の動向と教育心理学研究におけるジェンダー

    森永 康子 教育心理学年報 62 (0), 49-62, 2023-03-30

    ...(1)研究の目的上いずれかの性別に偏らざるを得ないもの,(2)参加者の性別が記載されていないもの,(3)「方法」において参加者の性別が記載されているが,関連した分析や考察がされていないもの,(4)性別を統制変数として扱っているもの,(5)性別に関連した分析と考察がされているもの。...

    DOI Web Site 参考文献35件

  • 企業の戦略的行動が持続的な競争優位に与える影響の検証

    小笠原 亨, 新井 康平, 井上 謙仁 管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌 31 (1), 37-53, 2023-03-28

    ...<p>近年,企業の戦略的な行動が財務諸表から統計的に推定可能となり,管理会計の視点からも,それら行動についての理解が深まりつつある.代表的なものとして,コストリーダーシップや差別化といった「ジェネリック戦略」,組織が見えざる資産を有して収益を獲得するための資源である「組織資本」の会計情報からの測定という研究成果がみられた.本研究では,これらの会計情報によって測定された戦略的な行動が中長期的な将来利益...

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  • 船津辰一郎在奉天総領事と榊原農場商租料事件

    孫, 雨涵 北方人文研究 16 1-17, 2023-03-25

    ...同時に、張作霖政権は商租権禁止の訓令を出して高まった利権回収運動を支えながらも、日本の軍事行動や内政干渉を防ぐために、排日的記事を取締り、露骨な排日運動を控えざるをえないという状況に陥ることを解明し、東北政権の対日認識に再検討を加え、その政策決定を内面的に理解する。...

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  • 世界最寒冷地に生息するサル類 : 上高地のニホンザル群で進化した水生昆虫や魚類の捕食行動

    東城 幸治, 竹中 將起 低温科学 81 199-205, 2023-03-20

    ...サル類は熱帯や亜熱帯を中心に分布し,下北半島のニホンザル集団が「北限のサル」である.気温的には中部山岳域(上高地・志賀高原など)が世界最寒の生息域で,上高地には4群約200頭のニホンザルが生息する.このうち3群に属する複数個体が,厳冬季に水生昆虫類やイワナ類を捕食していることが究明された.サル類一般に,水を苦手とすることから,世界的な「サル類の行動・生態学」の観点からは驚愕的な行動といえる.本稿では...

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  • 県内地元企業に必要な社会人基礎力を身につけるためのキャリア教育の研究

    石田, もとな, 近藤, 朗, 岩切, 朋彦 南九州地域科学研究所所報 (39) 1-6, 2023-03-15

    ...本学教養学科学生の就職活動は年々開始時期が早まり、一年次の後半からスタートせざるを得ない状況になっているが、学生の職業に関する知識は都心部の学生と比較して必ずしも多くないと感じられる。これは、様々な職業の社会人と接する機会が少ないこと、また企業が果たす社会的な役割と具体的な職業に関する情報を、自身に関係する事柄として認識できていないことが原因と考えられる。...

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  • 第5回 素材の「3Dモデル」で表紙を飾る

    伊佐 恵子 日経パソコン = Nikkei personal computing (909) 71-76, 2023-03-13

    最初に、画像を文書に挿入するときの形式を指定する。画像の挿入形式には、行内に配置する「行内」、文字列を避けて配置する「四角」、文字列に重ねて配置する「前面」などがあり、Wordの初期設定は「行内」になっている。 表紙では、挿入した画像をドラッ…

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  • カナダにおける毛皮交易の進展と先住民奴隷 : 「多くの優しからざる絆」の事例

    下山 晃 関西大学経済論集 72 (特集), 63-85, 2023-03-10

    ...本稿筆者は、毛皮交易の世界史的意味を考察し続ける中で、このカナダの先住民奴隷化問題を「多くの優しからざる絆」の視点から分析し、今までいくつかの論文と著書を発表してきたが、本稿では、これまで日本では全く紹介されてこなかったヌーヴェル・フランスとカナダ北西部における先住民奴隷化の具体的事例を多数紹介し、それをカナダ毛皮フロンティア開拓史の流れの中で解析して、奴隷化という「優しからざる絆」がむしろカナダ史展開...

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  • 老年看護学の教科書に見る身体拘束の記述内容

    國府田, 望, 浜端, 賢次 自治医科大学紀要 45 123-130, 2023-03

    ...全ての教科書も身体拘束原則禁止を記述していたが,一方で身体拘束を使用せざるを得ない現状が記述されていた。この矛盾を解消するために,国・関連学会や協会・組織の取り組み,身体拘束を使用しない・減らすための取り組みなどが紹介されていた。また,身体拘束の実施が「看護師の安心」となっていないか,身体拘束を実施せずに看護を提供できる代替手段の開発や組織文化・風土の醸造も必要である。...

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  • ポアソン混合効果モデルによる生存時間分析

    古川 恭治 日本統計学会誌 52 (2), 131-152, 2023-03-01

    ...発生ハザードを区分定数関数とすることで,ポアソン回帰によって生存時間分析を行うことができる.このアプローチは,Cox比例ハザード回帰などと比べて一般的ではないものの,ベースラインハザードの柔軟なパラメトリックモデリング,複数の時間依存共変量やランダム効果を含むモデルへの拡張を一般化線形/非線形モデルの枠組みで行うことができるという利点があり,大規模コホートの長期追跡データ解析ではポアソン回帰に頼らざるを...

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  • 微細加工デバイスの分析計測分野への応用

    倉本 智史 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 718-719, 2023-03-01

    ...一方、昨今の分析装置はカーボンニュートラル市場等に代表される新市場用途にオンサイト、可搬、ディスポーザル等が求められており、より一層の小型化や高精度分析技術が必要となっている。これまで微細加工技術を用いて製作したデバイスを分析計測用途に応用展開した事例を紹介する。</p>...

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  • 認知されにくい災害被害を記憶にとどめる

    島薗 進 学術の動向 28 (3), 3_60-3_62, 2023-03-01

    ...対立する見方が併存する状況が続かざるをえないのだ。被害の不可視化の大きな要因の一つは、避難基準を高く定めたために「自己責任」で「自主的に」避難せざるをえない人々(区域外避難者)が数多く生じたことだ。区域外避難者の被害は認知されにくく、政府・自治体の支援は限定的になる。放射線量が比較的高い地域にそのまま留まった人々も、不安を語ることを抑圧されるなどのストレスを被った。...

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