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検索結果 461 件

  • 腸管の自律神経受容体発現量とその機能に対する加齢の影響

    小林 司, 武半 優子, 大滝 正訓, 太田 有紀, 木田 圭亮, 渡辺 実, 飯利 太朗, 松本 直樹 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-P-J4-, 2023

    ...本研究では、小腸に発現するβアドレナリン受容体(β-Ad-R)とムスカリン性アセチルコリン受容体 (mAChR)の発現量と自律神経機能へ対する加齢での影響を明らかにすることを目的とした。</p><p>【方法】</p><p>4ヶ月齢、11ヶ月齢、18ヶ月齢のウイスターラットを吸入麻酔下で開腹し、腸管を摘出した。腸管の一部は、ホルマリンで処理した後に、パラフィン包埋し組織切片を作成した。...

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  • Contingencyを活用する創薬

    萩原 正敏 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S2-1-, 2023

    ...ADRIANAは、アドレナリン受容体α2B拮抗薬であり、交感神経シナプス前膜のα2Bを介してネガティブフィードバックによるノルアドレナリン放出を誘発し、それがα2Aを刺激して脊髄後角の侵害受容ニューロンを抑制して鎮痛作用を示す。...

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  • ヒトiPS細胞由来心筋細胞のβアドレナリン受容体シグナル調節の解析

    國井 渉, 山口 賢彦, 坂本 多穂, 黒川 洵子 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-44S-, 2022

    ...特に、心臓薬の標的として重要なβアドレナリン受容体シグナルへの反応性が細胞株や作製法により大きく異なる点が、品質管理上の課題となっている。今回、拍動心筋の力学的機能を高感度に評価する動きベクトル法(Motion Field Imaging:MFI)を用い、ヒトiPS心筋のβアドレナリン受容体シグナル調節のばらつきを評価することを目的とし、マーカー特異的作動薬および阻害薬の反応性を定量的に解析した。...

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  • 中枢ドパミン受容体による血糖調節機構

    池田 弘子 日本生物学的精神医学会誌 33 (3), 96-99, 2022

    ...筆者らはこれまでオランザピンが中枢に作用し,交感神経の活性化を介して血糖値を上昇させることや,ドパミンD<sub>2</sub>受容体,ヒスタミンH<sub>1</sub>受容体ならびにα<sub>1</sub>アドレナリン受容体がその作用に関与することを示している。さらに,中枢のドパミンD<sub>2</sub>受容体は肝臓における糖産生を亢進することで血糖値を上昇させることを最近報告した。...

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  • 恐怖情動にかかわるカテコールアミン神経の多様性

    植松 朗 日本神経回路学会誌 28 (3), 127-135, 2021-09-05

    ...<p>恐怖記憶の形成やその消去においては扁桃体や前頭前野が重要であることが知られている.これらの神経核においてはアドレナリン受容体やドーパミン受容体が恐怖や消去の記憶に重要であることが示されているものの,脳のノルアドレナリン神経やドーパミン神経がどのようにして恐怖記憶や消去において時空間的に機能しているかは解明されていなかった.そこで,本稿では最近の研究により明らかになってきたノルアドレナリン神経と...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献24件

  • 交感神経による免疫応答の制御

    鈴木 一博 自律神経 58 (1), 50-54, 2021

    <p>神経系が免疫系を調節していることは古くから指摘されてきたが,神経系からの入力がどのようにして免疫系に影響を及ぼすのか,そのメカニズムは長らく不明であった.しかし近年,自律神経系と免疫系の相互作用のメカニズムが急速に明らかになりつつある.とりわけ交感神経が多様な分子機構を介して免疫応答を制御していることが明らかになった.ここでは,交感神経によるリンパ球の循環制御に焦点を当て,その分子機構につ…

    DOI 医中誌

  • 過活動膀胱における新規治療標的の最新の話題

    相澤 直樹, 藤田 朋恵 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 2-S35-3-, 2021

    ...<p>過活動膀胱の治療薬として、抗コリン薬、β3アドレナリン受容体作動薬が広く用いられ、近年では、難治性過活動膀胱に対する新規治療法として、ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法や仙髄神経電気刺激による神経変調療法などを用いることが可能になった。一方で、治療抵抗性や副作用回避の観点から、既存薬物以外の作用機序を有する創薬探索を目的として、主に動物を用いた基礎研究が盛んに行われている。...

    DOI 医中誌

  • L-DOPAの存在、遊離と作用

    五嶋 良郎 日本薬理学会年会要旨集 94 (0), 1-SL1-, 2021

    ...GPR143遺伝子欠損マウスの表現型の解析途上、血管平滑筋<i>a</i>1-アドレナリン受容体 (<i>a</i>1AR)とGPR143とが複合体を形成し、<i>a</i>1ARを介するシグナル伝達を正に修飾することを見出した。GPR143欠損マウスは、モノアミン神経伝達に関与する他の複数の薬物応答の異常を示すなど、多様な表現型を示すことも明らかとなった。...

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  • 過活動膀胱治療薬はなぜ膀胱に作用するのか

    伊藤 由彦 ファルマシア 57 (10), 927-930, 2021

    ...下部尿路機能障害のひとつである過活動膀胱には、抗コリン薬やβ3アドレナリン受容体刺激薬が治療薬として用いられている。これらの薬剤は自律神経系をターゲットする薬物であり、全身性に副作用が発生しても機序的に矛盾はない。しかしながら、治療薬として用いられているのは、これらの薬剤が膀胱選択性を持っているからだといえる。本稿では、この膀胱選択性についていくつかの例を挙げながら考えてみたい。...

    DOI 医中誌

  • 外傷による左上肢切断後の幻肢痛に対しミルタザピンが有効であった1例

    堀川 英世, 服部 瑞樹, 竹村 佳記, 日比 大亮, 山崎 光章 日本ペインクリニック学会誌 27 (2), 167-171, 2020-06-25

    ...scale)は5であった.入院中に,持続腕神経叢ブロックと薬物療法を開始した.ブロック施行中はNRSが2に低下したが,ブロック中止後痛みはもとに戻った.ミルタザピンを15 mg 1日1回投与から開始し,その後1日2回投与に増量した.ミルタザピン内服後約8時間はNRSが3に低下した.他の薬物は内服しても痛みの改善を認めなかった.ミルタザピンは,他の抗うつ薬の作用と異なり,α<sub>2</sub>アドレナリン...

    DOI Web Site 医中誌

  • ヒトiPS細胞由来心筋細胞シートを用いた薬剤の収縮評価方法の最適化

    加藤 英里子, 日向 裕人, 加川 友己, 久保 寛嗣, 谷口 智彦, 吉永 貴志, 馬場 敦, 池谷 裕二, 澤田 光平 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-83E-, 2020

    ...(3) βアドレナリン受容体刺激薬(isoproterenol, dobutamine)はプレコンディショニングで収縮力がより増大した。</p><p>[結論]最適な刺激条件を選ぶことで、異なる作用機序の薬剤であっても薬剤評価が可能と本研究で示された。今後は抗がん剤等の評価も行っていきたい。</p>...

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  • 在宅医療高齢者における排尿障害と処方薬剤の関連

    宮崎 さやか, 山田 静雄, 東野 定律, 渡邉 順子, 水上 勝義 日本老年医学会雑誌 56 (3), 301-311, 2019-07-25

    ...受容体拮抗薬が有意なリスク低下を認め,コリンエステラーゼ阻害薬は有意なリスクであることが示された.αアドレナリン受容体拮抗薬とベンゾジアゼピン系薬との併用で,腹圧性および切迫性尿失禁のリスクはそれぞれ単剤投与時より高値を示した.またαアドレナリン受容体拮抗薬とコリンエステラーゼ阻害薬の併用で,腹圧性尿失禁のリスクが著明に高まることが示された.男性ではいずれの排尿障害に対してもリスクとなる薬剤は抽出されなかった...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献17件

  • ヒストン脱メチル化酵素JMJD1Aによる脂肪細胞における急性および慢性熱産生機構の相補的な制御機構

    酒井 寿郎 生化学 91 (1), 24-30, 2019-02-25

    ...寒冷環境は動物の生命を脅かしうる危険な環境である.哺乳動物は生まれながらに備わっている褐色脂肪細胞と,生後,慢性的な寒冷刺激で皮下白色脂肪組織の中に誘導されてくるベージュ脂肪細胞という起源の異なる少なくとも2種類の熱産生脂肪細胞によって,寒冷環境から身を守る.ヒストンの脱メチル化酵素JMJD1Aは,寒冷刺激により活性化されるβアドレナリン受容体シグナルの下流でリン酸化され,寒冷環境を感知する.急性期...

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  • ストレスによる血中カテコールアミン遊離・分泌の中枢性調節機構

    岡田 尚志郎 自律神経 56 (4), 248-251, 2019

    ...ペプチドを投与した実験系から,交感神経-副腎髄質系賦活の脳内調節メカニズムを解析してきた.その結果,投与したペプチドによって血中ノルアドレナリンおよびアドレナリン増加反応が異なることを見出し,これらの交感神経反応に関与する脳内メディエーターやシグナル経路について明らかにしてきた.中でもとくに脳内プロスタノイド(プロスタグランジンE<sub>2</sub>,トロンボキサンA<sub>2</sub>)およびアドレナリン...

    DOI 医中誌

  • Gaucher病のミオクローヌス発作の重積にデクスメデトミジンが治療効果を示した1例

    西本 久子, 土井 松幸, 中島 芳樹 日本臨床麻酔学会誌 38 (3), 301-303, 2018-05-15

    ...<p>デクスメデトミジンはα<sub>2</sub>アドレナリン受容体作動薬であり,鎮静・鎮痛・交感神経遮断作用がある.デクスメデトミジンの抗痙攣作用やてんかん症例への効果については以前から検討されているが,まだ一定の評価はない.今回,ミオクローヌス発作重積状態のGaucher病患者に人工呼吸管理の鎮静薬として投与したデクスメデトミジンによって,ミオクローヌス発作が停止した症例を経験したので報告する...

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  • 癌・病態におけるThioredoxin,Txnip,ARRDC3研究の最近の展開

    増谷 弘, Hirata Cristiane Lumi 天理医療大学紀要 6 (1), 14-26, 2018-03-31

    ...我々が報告したアルファアレスチンファミリーの別の分子arrestin domain containing 3(ARRDC 3)は,ベータアレスチンと共にアドレナリン受容体のシグナルを調節する重要な分子であり,さらに,乳癌でその発現が低下しており,また,遺伝子上流の一塩基多型が早期発症の乳癌の予後に影響を与える因子として報告されるなど発癌の制御に重要な分子として注目されつつある。</p>...

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  • 網膜変性疾患における選択的神経細胞死

    坂本 謙司, 森 麻美, 石井 邦雄, 中原 努 日本薬理学雑誌 152 (2), 58-63, 2018

    ...<p>網膜変性疾患は,成人の後天性失明の主要な原因である.例えば,緑内障や網膜色素変性症は,本邦における後天性失明原因のそれぞれ第1位,第2位を占めている.緑内障の治療には主にプロスタグランジンF2α受容体刺激薬やβアドレナリン受容体遮断薬に代表される眼圧降下薬が用いられているが,網膜神経節細胞を直接保護する薬物は実用化されていない.また,網膜色素変性症に関しては,現在のところ有効な治療法は存在しない...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献20件

  • 心臓型アデニル酸シクラーゼを標的とした新しい不整脈薬物治療

    吹田 憲治, 奥村 敏, 石川 義弘 生体医工学 Annual56 (Abstract), S134-S134, 2018

    ...β-アドレナリン受容体(β-AR)アンタゴニスト(β-遮断薬)によるβ-ARシグナル伝達の薬理学的阻害は、心不全、AFおよび心室性不整脈の治療に広く利用されている。しかしながら、β遮断薬の導入においては、心機能の悪化が副作用として問題となる。...

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  • 高齢者の生活の質を左右する蓄尿症状と薬物療法~過活動膀胱を中心に~

    高橋 良輔 看護薬理学カンファレンス 2018.2 (0), S2-1-, 2018

    ...</p><p>このような場合、「抗コリン薬」や「β3アドレナリン受容体作動薬」ではなく、まず「αアドレナリン受容体作動薬」を用います。前立腺や尿道の平滑筋を緩ませて、 尿の通過をよくする薬剤ですが、これによって過活動膀胱の症状もかなりよくなり ます。よくならない場合は、「抗コリン薬」や「β3アドレナリン受容体作動薬」を 追加することもあります。...

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  • 過活動膀胱治療薬ミラベグロン創製における薬理研究の貢献

    上島 浩二, 鵜飼 政志 日本薬理学雑誌 152 (3), 111-118, 2018

    ...受容体の刺激を介して弛緩することが知られていた.1999年に本邦の3つの研究グループからそれぞれ独立してヒト膀胱平滑筋においてβ<sub>3</sub>アドレナリン受容体が存在することが報告され,一部の研究グループからはβアドレナリン刺激による膀胱平滑筋弛緩反応において,β<sub>3</sub>アドレナリン受容体の活性化が主に関与していることが示された.そこで,我々は過活動膀胱治療の新規標的分子として...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献26件

  • 膝窩動脈と膝窩静脈の平滑筋収縮に関与するα-アドレナリン受容体の相違

    大塚 亮, 柴山 靖, 梶栗 潤子, 伊藤 猛雄 理学療法学Supplement 2016 (0), 0623-, 2017

    ...<p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>下肢血管における血流分配の調節には,血管平滑筋細胞に存在するアドレナリン受容体(AR:α<sub>1</sub>-ARとα<sub>2</sub>-AR)サブタイプが重要な役割をしていると考えられている。しかしながら,その詳細は不明である。...

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  • 他科から学ぶ実地医療

    海老澤 元宏 日本耳鼻咽喉科学会会報 120 (2), 89-96, 2017

    ...第二選択薬として H<sub>1</sub> 抗ヒスタミン薬, <i>β</i><sub>2</sub> アドレナリン受容体刺激薬, グルココルチコイドが挙げられているが, いずれもエビデンスに基づいた推奨ではなくH<sub>1</sub> 抗ヒスタミン薬は皮膚, 鼻, 眼症状, <i>β</i><sub>2</sub> アドレナリン受容体刺激薬は下気道症状に対する使用経験に基づいた, また, グルココルチコイド...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • P-2-E07 ゴーシェ病2型の筋緊張亢進に対する治療効果

    林 安, 佐々木 彩恵子, 井上 賢治, 日衛嶋 郁子, 熊田 知浩 日本重症心身障害学会誌 42 (2), 271-271, 2017

    ...考察 チサニジンは、中枢神経のα2アドレナリン受容体刺激作用を持ち、脊髄のシナプス性反射回路を抑制することによって、骨格筋の弛緩をもたらす。小児の用量は0.1〜0.5mg/kg/日という報告がある。本症例は高用量だが、口渇、肝機能障害や血圧低下などの副作用はなく、体重増加に伴い、体重あたりのチサニジンは減量になったが、症状の悪化を認めていない。 ...

    DOI 医中誌

  • ポリフェノールパラドックス

    越阪部 奈緒美 化学と生物 54 (10), 726-731, 2016

    ...近年植物性食品に含まれるポリフェノール類は,食品の機能性研究の大きなターゲットの一つとなっている.ポリフェノール類を豊富に含む食品の摂取は,心血管系疾患のリスクの低減につながるが,そのメカニズムについてはいまだ不明な点が多い.その理由としては,ほとんどのポリフェノール類の生物利用性が極めて低いことにある.われわれは最近,ポリフェノール類が摂取直後から循環系・代謝系に変化を与えること,またその変化がアドレナリン...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 星状神経節ブロックとα1アドレナリン受容体拮抗薬が有効であった原発性肢端紅痛症の1症例

    谷口 奈美, 前田 愛子, 冨永 昌周 日本ペインクリニック学会誌 23 (4), 534-537, 2016

    ...経験したので報告する.症例は54歳,女性.10年前より温熱刺激による四肢末端の痛み,発赤,灼熱感を自覚するようになった.冷却により一時的に改善したが,痛み制御不良のため紹介受診となった.1日に20回程度の発作的な四肢末端の激しい痛みが出現し,睡眠障害を生じていた.自己免疫疾患,血液疾患は否定され,その症状からPEと診断した.治療は,星状神経節ブロックを施行し,症状の著明な改善がみられた.その後,α1アドレナリン...

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  • 『骨と神経』 交感神経系を介した骨代謝の調節機構

    戸苅 彰史, 近藤 久貴, 平居 貴生, 兒玉 大介, 新井 通次, 後藤 滋巳 日本薬理学雑誌 145 (3), 140-145, 2015

    ...骨芽細胞および破骨細胞にアドレナリン受容体(AR)の発現が見出されて以来,骨代謝における交感神経系の生理的役割についての研究が著しく進展した.これら細胞へのARシグナルが神経由来であることも示されている.交感神経の骨代謝に及ぼす影響として,β<sub>2</sub>-ARによる骨吸収の促進および骨形成の抑制による骨量低下が認められている.一方,α<sub>1</sub>-ARによる骨形成の促進も見出...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献45件

  • 2型糖尿病ラットの膝窩静脈ではα1受容体の収縮機能が減弱する

    大塚 亮, 柴山 靖, 梶栗 潤子, 伊藤 猛雄 理学療法学Supplement 2014 (0), 0363-, 2015

    ...【はじめに,目的】交感神経から遊離するノルアドレナリンはα<sub>1</sub>-アドレナリン受容体(α<sub>1</sub>-AR)活性化により,血管を収縮させる。ヒト血管におけるα<sub>1</sub>-ARの発現量や機能は,加齢やある種の循環器疾患で変化する。例えば,α<sub>1A</sub>-AR活性化による血管の収縮能は,ヒト重症下肢虚血疾患で亢進する。...

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  • 目的領域に多様な構造を生成する化学空間探索型構造ジェネレータの開発

    武田 俊一, 金子 弘昌, 船津 公人 ケモインフォマティクス討論会予稿集 2015 (0), 100-103, 2015

    ...GVKのデータベースより取得したヒトalpha2Aアドレナリン受容体に対するリガンド活性データを用いて手法の優位性を確認したところ、ドラッグライクネスを考慮したうえで高い活性が期待できる構造を多様に生成できることを確認できた。...

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  • 消化器内視鏡におけるデクスメデトミジンとミダゾラムの比較:メタ解析

    西澤 俊宏, 鈴木 秀和, 相良 誠二, 金井 隆典, 矢作 直久 日本消化器内視鏡学会雑誌 57 (11), 2560-2568, 2015

    ...背景と目的:消化器内視鏡ではしばしばミダゾラムのような鎮静剤を必要とする.最近,α2アドレナリン受容体作動性鎮静剤であるデクスメデトミジンが開発された.消化器内視鏡におけるデクスメデトミジンによる鎮静の安全性と有効性を評価するために,システマティックレビューとメタ解析を行った....

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • GPCRキナーゼのニトロシル化による制御と創薬戦略

    飯利 太朗, 槙田 紀子 日本薬理学雑誌 145 (1), 10-13, 2015

    ...GPCRの脱感作機構の制御は治療戦略上の重要なターゲットとなり得る.Gタンパク質共役受容体キナーゼ2(GRK2)は潜在的な治療標的分子である.なぜなら,GRK2は,βアドレナリン受容体(β-AR)の脱感作に深く関与し,この脱感作は心不全などの病態やβ受容体アゴニストの治療抵抗性の原因となっているからである.事実,遺伝子操作によってGRK2を抑制すると,動物モデルにおいて心不全抑制効果を示すことが明らかとなっている...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献18件

  • シンポジウム2-2 交感神経によるリンパ球動態と炎症の制御

    鈴木 一博 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 240-240, 2015

    ...自律神経系の活動性が炎症性疾患の病態に影響を及ぼすことは古くから指摘されているが,その細胞・分子レベルでのメカニズムは現在でもなお十分に理解されていない.我々の研究から,交感神経から分泌される神経伝達物質ノルアドレナリンが,リンパ球上に発現するβ<sub>2</sub>アドレナリン受容体を介してケモカイン受容体CCR7およびCXCR4の反応性を高めることによって,リンパ球のリンパ節からの脱出を抑制することが...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • デクスメデトミジンによる局所麻酔下の鎮静

    稲垣 喜三 日本臨床麻酔学会誌 35 (2), 279-287, 2015

    ...α2アドレナリン受容体作動薬であるデクスメデトミジン(DEX)による鎮静は,人工呼吸管理からの離脱を促進し,呼吸器感染症の発症を低下させる.DEXには生体の免疫調節機能を修飾する働きがあり,向炎症性サイトカインの産生抑制によって炎症を軽減し,アポトーシスを誘導する酵素の発現を抑制する.また,DEXは神経保護効果を有し,せん妄や術後認知機能障害の発現を低下させることに貢献している.DEXによる局所あるいは...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献3件

  • 『GPCRの構造変化をFRETにより捉える』 FRETによるGタンパク質共役型受容体活性化過程の可視化

    立山 充博, 久保 義弘 日本薬理学雑誌 143 (5), 249-253, 2014

    ...Gタンパク質共役型受容体(GPCR)は細胞間情報伝達における主要なシグナリング分子である.GPCRの三次元構造の詳細はこれまで不明であったが,近年,X線結晶構造解析により複数の機能的状態に対応する<i>β</i>アドレナリン受容体の構造が解かれた.一方,GPCRが各構造を遷移する過程,すなわち活性化や脱活性化は,蛍光タンパク質を付加した受容体の蛍光共鳴エネルギー移動(Förster/fluorescence...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献25件

  • 目次/特集にあたって/表紙の説明

    ファルマシア 50 (9), 848-849, 2014

    ...特集にあたって:宝の山と言われたGPCRの研究はアカデミアから製薬企業を巻き込んで一世を風靡したものの,当時のオーファンGPCR創薬はほとんど成功しなかったことから,GPCR研究も一時に比べて下火になったと言わざるを得ない.しかしながら,β<sub>2</sub>アドレナリン受容体の結晶構造解析やGPCRのシグナリング研究に代表されるように,2012年のノーベル化学賞を受賞したGPCR研究は着実に進歩...

    DOI

  • β3アドレナリン受容体作動薬ミラベグロンの創製

    丸山 龍也 ファルマシア 50 (6), 533-537, 2014

    ...<br>一方,近年,ヒト膀胱におけるβ3アドレナリン受容体の役割に関する研究が進んだ結果,β3アドレナリン受容体作動薬の過活動膀胱治療薬としての可能性が注目を集めてくるようになった....

    DOI 医中誌

  • キセノン光の星状神経節近傍照射を用いた上肢骨格筋血流量増加に関する基礎的検討

    前田 貴哉, 吉田 英樹, 齋藤 茂樹, 佐藤 菜奈子, 佐藤 結衣, 岡本 成諭子 理学療法学Supplement 2013 (0), 0825-, 2014

    ...一般に,骨格筋に分布する細動脈に対する交感神経活動亢進時の作用の内,アドレナリン受容体の一つであるα受容体を介する作用は,交感神経活動の亢進に伴う細動脈の収縮に起因した筋血流量の減少を引き起す。前述の通り,Xe-LISGは,上半身領域の交感神経活動の抑制作用が期待されるため,上肢骨格筋に分布する細動脈の収縮も抑制された可能性があり,その結果として上肢骨格筋血流量が増加したと推察する。...

    DOI 医中誌

  • 多能性幹細胞の機能調節に関わる細胞膜受容体

    石塚 俊晶, 渡邊 康裕 日本薬理学雑誌 144 (1), 13-16, 2014

    ...受容体アゴニストで刺激すると,BMP-4 やアクチビンA による心血管前駆細胞への分化誘導がさらに促進されることを見出し,その作用にPKA やp38MAPK の活性化が関与していることを明らかにした.一方,Smad シグナルは,多能性幹細胞から神経前駆細胞への分化に抑制的に働くのに対し,セロトニン5-HT<sub>4</sub> 受容体および<i>β</i>-アドレナリン受容体の刺激を介したcAMP...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献28件

  • 速く,広くそして深く

    岩田 想 ファルマシア 50 (9), 847-847, 2014

    ...2014年5月の時点までに,25種類のG蛋白質共役型受容体(GPCR)の構造が解析されている.2007年にβ<sub>2</sub>アドレナリン受容体の構造が解かれて以来,受容体の構造数は急速に増加している.しかしながら,創薬研究に携わっている読者の多くは,なかなかそれを実感できないでいるのではないかと思う.その最大の理由の1つは,現在までに解かれている受容体構造の偏りにある.GPCRの構造解析は構造...

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  • 創薬科学賞受賞 β3アドレナリン受容体作動薬ミラベグロンの創製

    塚本 紳一 ファルマシア 50 (4), 356-356, 2014

    ...アステラス製薬の「β3アドレナリン受容体作動薬 ミラベグロンの創製」に対して,平成26年度日本薬学会創薬科学賞が授与された.本業績は,多数の創薬研究者ならびに開発研究者による長年の創意工夫と粘り強い研究の成果である.今回,代表して受賞された丸山龍也,恩田健一,高須俊行,佐藤修一,鵜飼政志の諸氏をはじめ,本プロジェクトに参画された関係者各位に心より祝意を表したい....

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  • 排尿障害の新しい薬剤治療と電気・磁気治療法

    山西 友典, 布施 美樹, 内山 智之, 柴田 千晴 脊髄外科 28 (1), 11-16, 2014

    ...また新しい機序の薬物療法として2011年にβ<sub>3</sub>-アドレナリン受容体刺激薬 (ミラベグロン) が発売された. その他の新しい薬物として, ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法などが開発されているが, いまだ日本での適応は認められていない.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 42℃20分間の入浴における唾液中分泌型グロブリンA動態

    山城 麻未, 木下 利喜生, 櫻井 雄太, 小川 真輝, 藤田 恭久, 森木 貴司, 太田 晴基, 東山 理加, 児嶋 大介, 幸田 剣, 田島 文博 理学療法学Supplement 2013 (0), 1185-, 2014

    ...Proctorらはラットのβアドレナリン受容体を刺激することで唾液中sIgA分泌が上昇すると報告し,Judithらも交感神経賦活が唾液量に影響を及ぼす事なく唾液中sIgA分泌率を上昇させると報告している。本研究では,血中アドレナリンとノルアドレナリンが有意に上昇しており,交感神経活動亢進によって唾液中sIgA濃度が上昇したと考えられる。...

    DOI 医中誌

  • 『免疫系と神経系をつなぐ分子』 免疫系と神経系で働く新しい分子機構

    柳川 芳毅, 久保 靖憲, 松本 真知子, 富樫 廣子 日本薬理学雑誌 141 (1), 27-31, 2013

    ...免疫系と神経系との間には相互調節機構が存在する.神経系による免疫系制御の1つとして,アドレナリン受容体を介した樹状細胞(抗原提示細胞)の機能調節があげられる.ノルアドレナリンやアドレナリンは,<I>α</I><sub>2</sub>受容体を介して樹状細胞の抗原取り込みを促進し,<I>β</I>受容体を介してサイトカイン産生バランスを調節する.アドレナリン<I>β</I>受容体を介したシグナルは,炎症性...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献48件

  • ムスカリン性アセチルコリン受容体の構造と機能制御

    芳賀 達也 日本薬理学雑誌 141 (6), 321-326, 2013

    ...ムスカリン性アセチルコリン受容体について,その概略,最近決定されたM<sub>2</sub>サブタイプ(ムスカリンM<sub>2</sub>受容体)の立体構造,受容体の細胞内移行,創薬の対象としてのアロステリックサイト,などについて解説した.ムスカリン受容体は,ロドプシン,<i>β</i>アドレナリン受容体と共に,Gタンパク質共役受容体(GPCR)のモデルとしての役割を担ってきた.ムスカリンM<sub...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献74件

  • イヌβ3アドレナリン受容体遺伝子のC749T多型と体重変動

    宮部 真裕, 小野澤 栄里, 百田 豊, 呰上 大吾, 左向 敏紀, 石岡 克己 ペット栄養学会誌 16 (Suppl), Suppl_48-Suppl_49, 2013

    ...β3アドレナリン受容体(<i>ADRB3</i>)はアドレナリン受容体のサブタイプの1種で、主に脂肪細胞に発現している。ヒトでは<i>ADRB3</i>遺伝子の一塩基多型(SNP)によって64番目のアミノ酸がTrpからArgに置換すると安静時代謝量が200 kcal低下し、肥満のリスクが高まることが知られている。...

    DOI 医中誌

  • ラット腓腹および前脛骨動脈におけるアドレナリン受容体による収縮調節機構の相違

    柴山 靖, 大塚 亮, 小出 益徳, 梶栗 潤子, 伊藤 猛雄 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100526-48100526, 2013

    ...次に、β<sub>1 </sub>アドレナリン受容体(以下β<sub>1 </sub>受容体)拮抗薬ビソプロロール(300nM)存在下でのノルアドレナリン(以下NAd)収縮に対する、α<sub>1 </sub>アドレナリン受容体(以下α<sub>1 </sub>受容体)拮抗薬プラゾシン(1-10nM)とα<sub>2 </sub>アドレナリン受容体(以下α<sub>2 </sub>受容体)拮抗薬ヨヒンビン...

    DOI

  • 膝窩動脈および膝窩静脈におけるアドレナリンサブタイプ受容体の特徴

    大塚 亮, 柴山 靖, 梶栗 潤子, 伊藤 猛雄 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100521-48100521, 2013

    ...交感神経興奮により遊離されるノルアドレナリン(NAd)は、種々のアドレナリン受容体(α-AR、β-AR)に作用し、動脈および静脈のトーヌス調節に主要な役割を果たしていることはよく知られている。しかしながら、これらの血管に局在するアドレナリンサブタイプ受容体の特徴やその機能は未だ不明な点が多い。...

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  • カテコラミン製剤

    太田 昌克 日大医学雑誌 72 (5), 250-251, 2013

    ...カテコラミンにはノルアドレナリンやドパミンなどの種類があり,心臓および末梢血管の アドレナリン受容体に作用して血行動態を変化させる.急性心不全の治療は,まずはその原因疾患の治療を行うことが先決である.しかし時として原因疾患が不明な場合や基礎心疾患の治療がすぐに行えないことがあり,その場合にはまず心臓のポンプ機能を速やかに回復させるカテコラミン製剤が用いられるが,その種類によって作用する受容体や薬理効果...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 塩分の過剰摂取と高血圧の関係

    下澤 達雄, 穆 勝宇, 藤田 敏郎 化学と生物 50 (4), 250-254, 2012

    ...塩分摂取により高血圧が発症するメカニズムには遺伝的背景,ホルモン環境,腎機能などが関与することが知られていたが,最近,β2アドレナリン受容体刺激を介してヒストンがアセチル化されることが明らかになり,その結果グルココルチコイド受容体の作用が亢進し,腎臓でナトリウムを再吸収するチャネル (NCC) の発現が亢進することがそのメカニズムの一つであることが示された.得られた成果がエピジェネティクス制御を介した...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 痒みの発生機序と鎮痒薬の薬理

    倉石 泰 日本薬理学雑誌 139 (4), 160-164, 2012

    ...受容にTRPV1チャネルを発現する一次感覚ニューロンが重要な役割を果たす.すなわち,TRPV1チャネルは起痒因子による一次感覚ニューロンの発火に関与する.一次感覚ニューロンのガストリン放出ペプチドは脊髄後角における痒み信号の伝達に関わり,BB<sub>2</sub>ボンベシン受容体を発現する後角ニューロンは多様な痒み信号の入力を受ける.脊髄後角では下行性ノルアドレナリン作動神経が<I>α</I>-アドレナリン...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献127件

  • ラット後肢の赤筋および白筋の供給動脈における内皮依存性弛緩反応の特徴

    柴山 靖, 小出 益徳, 梶栗 潤子, 伊藤 猛雄 理学療法学Supplement 2011 (0), Aa0902-Aa0902, 2012

    ...次に、α1アドレナリン受容体作動薬フェニレフリン (10 µM)による収縮発生中にアセチルコリンを投与し、アセチルコリンによる弛緩反応を得た。さらに、標本を一酸化窒素(NO)合成酵素阻害薬であるL-N<sup>G</sup>-ニトロアルギニン(L-NNA:0.1mM)で1時間処理し、L-NNA存在下でアセチルコリンによる弛緩反応を観察した。...

    DOI

  • 新規過活動膀胱治療薬ミラベグロン(ベタニス<sup>®</sup>錠)の薬理学的特性および臨床試験成績

    鈴木 雅徳, 鵜飼 政志, 笹又 理央, 関 信男 日本薬理学雑誌 139 (5), 219-225, 2012

    ...ミラベグロン(ベタニス<sup>®</sup>錠)は選択的<I>β</I><sub>3</sub>アドレナリン受容体作動薬であり,現在,新規過活動膀胱治療薬として本邦で使用されている.ヒト<I>β</I>アドレナリン受容体発現細胞を用いた機能実験において,ミラベグロンはヒトの膀胱弛緩に主に関与している<I>β</I><sub>3</sub>アドレナリン受容体に選択的な刺激作用を示すことが確認された....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献22件

  • 遊離脂肪酸混合物による β アドレナリン受容体の活性化

    中野 佑香, 川瀬 咲, 山藤 歩, 常盤 広明 Journal of Computer Chemistry, Japan 11 (2), 121-124, 2012

    ...活性型Gタンパク質共役型受容体(GPCR)の構造に基づき,遊離脂肪酸混合物によるβアドレナリン受容体活性化の分子論的機構を紹介する.リガンドが結合した活性型βアドレナリン受容体は,貫通αヘリックス(TM)に弱く結合したコレステロールを介して複合体化した複数の脂肪酸群がサンドイッチ構造をとることによって,安定な2量体を形成し,シグナル伝達が増強されることが理論的に示唆された....

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 過活動膀胱の成因とその治療の展望 : 特に筋原性説を中心として

    梶岡 俊一, 関 成人, Shahab Nouval, 柚木 貴和, 内藤 誠二 福岡醫學雜誌 101 (5), 94-100, 2010-05-25

    膀胱平滑筋は,他の平滑筋と異なり袋臓器としての蓄尿と排尿という特徴的な役割を担っている.蓄尿時には,下部尿路では,膀胱は弛緩し,内および外尿道括約筋が収縮し,排尿時には膀胱収縮,尿道弛緩という巧妙な協調運動によって機能を発揮する.ゆえにその機能が障害された時の治療は,特に薬物治療となると,ターゲットとなる神経や平滑筋に対して,興奮と同時に抑制というまったく逆の作用を同時に発揮させなければならない…

    DOI HANDLE Web Site ほか2件

  • エノキタケ抽出物のラット初代前駆内臓脂肪細胞での脂肪蓄積抑制効果

    山口 昭博, 平 敏夫, 江口 文陽 日本きのこ学会誌 18 (4), 145-148, 2010

    ...ヒト臨床試験においてエノキタケ抽出物を配合する食品を摂取することにより,CTによる内臓脂肪面積がコントロール群に比べ有意に低下したことが報告されている.また,これまでにエノキタケ抽出物含有脂肪酸混合物はβアドレナリン受容体発現細胞に結合活性を有することが見出されている.そこで著者等はエノキタケ抽出物をラット初代前駆内臓脂肪細胞の培養系に添加し,脂肪蓄積に及ぼす影響を調べた.その結果,コントロールに比...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 拡張型心筋症に対して免疫吸着療法が著効を示した1例(<特集>がん疾患とアフェレシス)

    森田,弘之, 馬場,彰泰, 村山,章, 島田,恵, 高橋,路子, 若林,靖久, 赤石,誠 日本アフェレシス学会雑誌 28 (2), 167-170, 2009-05-31

    ...複数回の免疫吸着療法が著効を示した拡張型心筋症(dilated cardiomyopathy:DCM)の1例を経験したので報告する.症例は26歳男性,抗ベータ1アドレナリン受容体抗体(抗β1受容体抗体),心抑制性の抗心筋自己抗体陽性のため,平成20年1月よりイムソーバTRによる免疫吸着療法(血漿処理量1.5L)を3回実施した.治療直後,同自己抗体が陰性化したが,「心抑制性の抗心筋自己抗体」は陰性化しなかった...

    NDLデジタルコレクション 医中誌

  • Tulobuterolは共存培養系において破骨細胞形成を促進する

    府川 有紀子, 臼井 通彦, 天野 均, 山本 松男, 山田 庄司 Dental Medicine Research 29 (1), 8-13, 2009

    ...RT-PCR法の結果, 骨髄間質細胞および骨芽細胞でβ<sub>2</sub>アドレナリン受容体の発現が確認され, tulobuterolは共存培養系において破骨細胞形成を促進した. また, β<sub>2</sub>アドレナリン受容体アンタゴニストであるbutoxamineにより, tulobuterolによる破骨細胞形成は阻害された....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献37件

  • 倹約遺伝子PPARG2の霊長類における進化と意義

    竹中 晃子, 中村 伸, 光永 総子, 小野木 愛子, 深井 祐里, 杉原 まどか, 馬場 千尋, 村山-井上 美穂, 鵜殿 俊史 霊長類研究 Supplement 25 (0), 66-66, 2009

    ...これまで,β3アドレナリン受容体(ADRB3)は非ヒト霊長類では全ての個体がArg64を有し脂肪細胞内での脂肪分解を低下させエネルギー消費を抑制しているが,ヒト化に至る段階で消費型のTrp64が出現し,現在ではこの頻度の方が高くなっていることを示した。...

    DOI

  • beta1アドレナリン受容体を介したウサギ胎児における大動脈弓形態異常について

    坂井 祐子, 岡田 晃宜, 廣田 里香, 松尾 成喜, 伊藤 伸, 藤原 道夫 日本トキシコロジー学会学術年会 36 (0), 4032-4032, 2009

    ...<B>【緒言】</B>本研究では,心拍数増加作用を有するbetaアドレナリン受容体作動薬であるisoproterenol(ISO)を用いて,ウサギ胎児への影響について検討した。また,選択的beta1アドレナリン受容体遮断薬であるmetoprolol(MET)の同時投与による心拍数増加抑制の影響について検討した。...

    DOI

  • ガバペンチンの上位中枢を介する神経因性疼痛緩解作用

    田辺 光男, 高須 景子, 小野 秀樹 日本薬理学雑誌 134 (6), 299-303, 2009

    ...受容体アンタゴニストヨヒンビンの全身投与や脊髄内投与によって同様に減弱した.脳室内投与したガバペンチンが脊髄腰部膨大部のNA代謝回転を神経障害依存的に促進させたことからも,上位中枢に作用したガバペンチンが下行性NA神経を介して脊髄内においてNA遊離を増加させ,α<sub>2</sub>-アドレナリン受容体を介した鎮痛効果を発揮すると考えられる.さらに,坐骨神経部分結紮による神経障害後に作製したマウス...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献64件

  • 生活習慣病関連遺伝子の研究

    土, 直美, 福井, 瞳, 堀田, 明日香, 関, 周司, Tsuchi, Naomi, Fukui, Hitomi, Horita, Asuka, Seki, Shuji 中国学園紀要 7 169-176, 2008-06-16

    ...本研究では,個人に合った健康的な栄養管理を学び,これを実践するための基礎として,肥満や2型糖尿病の感受性遺伝子の一つに上げられているβ3-アドレナリン受容体遺伝子多型(ADRB3正常型と変異型)とアルコール感受性に関係する遺伝子多型(アルデヒド脱水素酵素遺伝子ALDH2の正常型と変異型)について研究した。...

    機関リポジトリ Web Site

  • G蛋白質共役受容体の構造解析

    岩田 想 化学と生物 46 (3), 166-172, 2008

    ...ヒト蛋白質の 30% 程度は膜蛋白質であり,医薬の多くはこれらの膜蛋白質をターゲットとしている.それにもかかわらず,これまでにたった130種類程度の膜蛋白質の立体構造しか明らかにされていない.特に,主要な医薬品のターゲットであるヒトG蛋白質共役受容体(GPCR)の構造は1つも解かれていなかった.しかし最近,ヒトβ2アドレナリン受容体の構造がようやく明らかにされた.ここでは,Kobilkaらがこの受容体...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献20件

  • β_2アドレナリン受容体遺伝子(Arg16Gly)多型が気管支喘息患者のβ_2刺激薬長期連用に与える影響

    伊佐田 朗, 檜澤 伸之, 清水 健一, 清水 薫子, 高橋 歩, 服部 健史, 前田 由起子, 高橋 大輔, 今野 哲, 西村 正治 アレルギー 57 (6), 713-721, 2008

    ...【背景】β_2アドレナリン受容体(ADRB2)遺伝子の16番アミノ酸におけるグリシン(Gly)からアルギニン(Arg)への変化は受容体の機能的変化をもたらす.長期間のβ_2刺激薬投与により,特にArg/Arg患者では呼吸機能の悪化が報告されている.本研究では日本人喘息患者を対象にArg16Gly多型のβ_2刺激薬長期連用による呼吸機能への影響を検討した....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献29件

  • HEART's Original [症例] 冠動脈疾患を合併した左室心筋緻密化障害の1例

    張本 邦泰, 川崎 達也, 赤壁 佳樹, 山野 倫代, 三木 茂行, 神谷 匡昭, 杉原 洋樹 心臓 40 (12), 1106-1110, 2008

    症例は68歳,男性.次第に増悪する呼吸困難を訴え当院に緊急搬入となった.全肺野に湿性ラ音を認め,重合奔馬調律を聴取した.心エコー図で左室の壁運動低下(駆出率33%)と左室中部から心尖部の下側壁に著明に発達した肉柱を認め,左室心筋緻密化障害による左心不全と診断した.カルペリチドを主体とする治療でうっ血は改善し,カルベジロールを導入後に退院となった.外来でカルベジロールを10mg/日まで漸増したとこ…

    DOI

  • ラット孤束核内αアドレナリン受容体の循環調節に対する二面性。

    ブイア エリウス, 和気 秀文, 向阪 彰, 湯川 和典, 崔 鶴, 畑田 充俊, 高岸 美和, 山崎 寿也, グホ サビン, 前田 正信 日本生理学会大会発表要旨集 2008 (0), 180-180, 2008

    Although α-adrenergic receptors are distributed throughout the nucleus tractus solitarii (NTS) but the functional significance of the receptors in regulating cardiovascular system is not fully …

    DOI

  • 4.嫌いなにおいの情報処理過程(<総説特集>匂いのもつ生理機能発現への道筋)

    奥谷 文乃, 村田 和子 日本味と匂学会誌 15 (1), 37-44, 2008

    ...まず、古典的条件づけモデルである未開瞼の幼若ラットに痛みを伴う電撃の対提示によってにおいの嫌悪学習を成立させ、行動薬理学的に解析を行い、嗅球におけるβノルアドレナリン受容体の活性化が嗜好あるいは嫌悪の成立に関わることを証明した。さらに、ヒトを対象としfMRI法を用いて、不快なにおいの代表例であるイソ吉草酸の刺激によって賦活される脳の領域を明らかにした。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献23件

  • β3アドレナリン受容体遺伝子解析を応用した減量指導

    野村 恵美, 鎌田 恭子, 久保 知子, 福岡 達仁, 碓井 裕史 日本農村医学会雑誌 56 (2), 53-60, 2007

    ...β3アドレナリン受容体の遺伝子型は変異なし群33人,変異あり群12人であった。保健師が各人の生活習慣や食行動を調査し,職域を巡回して,遺伝子検査結果の説明および減量のための個別指導をおこなった。指導開始から3か月後にBMIの低下した人は変異なし群75%,変異あり群92%で,いずれの群も指導前に比べBMIは有意に低下した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献12件

  • 術後管理におけるdexmedetomidine (Precedex^[○!R])の有用性(手術手技・周術期管理)

    東 久登, 大塚 真司, 西本 健, 安藤 泰 Japanese Journal of Neurosurgery 16 (8), 646-651, 2007

    ...Dexmedetomidineは非常に選択性の高いα_2アドレナリン受容体作動薬で,ユニークな鎮静作用(寝ているようにみえるが,容易に覚醒する)と交感神経抑制作用を有する薬剤である.われわれは脳神経外科手術患者20例に対して,術後の集中治療管理にdexmedetomidineを使用し,術前と薬剤投与下の血圧や心拍数を比較した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献36件

  • Bofutsushosan use for obesity with IGT: search for scientific basis and development of effective therapy with Kampo medicine

    HIOKI Chizuko, ARAI Makoto Journal of Traditional Medicines 24 (4), 115-127, 2007

    ...日本では, β-アドレナリン受容体を刺激し, ニューロンを介して満腹中枢に促進的, 摂食中枢には抑制的に作用する食欲抑制剤が, BMI 35 kg/m<SUP>2</SUP> 以上の肥満症に限られ, 投与期間も 3 カ月間に限定され保険適応されている。 これらの生活習慣と密接に関わる疾病の世界的増加は, その予防や治療の難しさを物語っている。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献48件

  • マウスにおける肝障害を伴わない肝細胞障害マーカー上昇の検討

    笠原 寛子, 武藤 信一, 高島 佳代子, 高橋 哲明, 西山 千鶴, 林 守道, 上原 みゆき, 岸田 知行, 小林 冴香, 有坂 宣彦, 相馬 晋司, 田村 啓, 村上 真, 黒田 淳二 日本トキシコロジー学会学術年会 34 (0), 5078-5078, 2007

    ...現在,βアドレナリン受容体アンタゴニストを用いたメカニズム検証及びGUの肝細胞障害マーカーとしての有用性を検討中である。...

    DOI

  • Morphineによる大腸運動抑制に対するβアドレナリン受容体の役割について

    内藤 美智子, 久光 正, 梅澤 輝泰, 土岐 彰, 八塚 正四, 鈴木 淳一, 鈴木 孝明, 渡邉 理江 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 42 (2), 193-198, 2006

    ...【目的】Morphine投与で生じる便秘はmorphineが中枢あるいは末梢の交感神経系を活性化して大腸運動が抑制されることによることが示唆されている.本研究はmorphineによる大腸運動抑制において交感神経系,特にβアドレナリン受容体活性化が果たす役割について検討することを目的とした....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • シロドシンの臨床成績紹介 : 薬物動態を中心に(<特集>シロドシン)

    清水 智司, 宮下 格, 松原 靖人, 池田 貢, 山口 正之 薬学雑誌 126 (Special_Issue), 257-263, 2006

    ...  シロドシン(KMD-3213)はキッセイ薬品工業株式会社により新規に創製され,前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬として第III相試験より第一製薬株式会社と共同開発された選択的 α<sub>1A</sub>-アドレナリン受容体遮断薬である.臨床薬物動態試験において,本薬のバイオアベイラビリティーは約32%であった.反復投与による蓄積性はほとんど認められず,食事による影響は小さいと考えられた.腎機能低下者...

    DOI DOI Web Site ほか4件 被引用文献4件

  • 唾液腺の機能と機能不全  1  唾液分泌とシグナルトランスダクション

    谷村 明彦, 東城 庸介 日本薬理学雑誌 127 (4), 249-255, 2006

    ...唾液腺は分泌顆粒を蓄えた腺房細胞と,唾液の輸送路を形成する導管細胞から構成される.腺房細胞の分泌顆粒はアミラーゼやムチンなどのタンパク質を含んでおり,これらを開口分泌によって腺腔内に放出する.唾液腺のタンパク質分泌は主にβアドレナリン受容体やVIP受容体の刺激を介したPKAの活性化によって調節されている.またムスカリン受容体刺激で起こるタンパク質分泌は主にPKCの活性化を介しており,この過程にCa<...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献108件

  • 唾液腺の機能と機能不全  4  口腔乾燥症の発症機序とアクアポリンの動態

    張 剛太, 中江 良子, 石川 康子 日本薬理学雑誌 127 (4), 267-272, 2006

    ...体液・電解質の代謝異常,薬物の副作用やシェーグレン症候群等の原因により口腔乾燥症が発症する.唾液成分の99%以上は水であり,唾液腺において水輸送は極めて重要である.水を大量に輸送する臓器では,水チャネル・アクアポリン(AQP)がその役割を果たしており,唾液腺にはAQP1,AQP3,AQP5,AQP8の存在が認められている.耳下腺のM<sub>3</sub>ムスカリン受容体やα<sub>1</sub>アドレナリン...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献60件

  • 北東アジア人のβ3-アドレナリン受容体遺伝子多型と肥満

    塩飽 邦憲, 渡部 麻実子, 山崎 雅之, 米山 敏美, 乃木 章子 日本農村医学会学術総会抄録集 55 (0), 96-96, 2006

    ...男では,加齢(β: -0.288),女では3-アドレナリン受容体遺伝子多型(β: 0.120)が有意に関係していた。<BR><B><考察></B> 肥満度の異なる北東アジア人のβ<SUB>3</SUB>-アドレナリン受容体遺伝子多型は,白人と異なり,変異率が高いことが明らかになった。本研究でのコミュニティ対象および肥満群での断面調査では,本遺伝子変異による肥満への影響は観察されなかった。...

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