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検索結果 3,583 件

  • グミ摂取でのアナフィラキシーからペクチンアレルギーと診断したカシューナッツアレルギーの1歳女児例

    高瀬 貴文, 金井 怜, 西田 敬弘, 一木 洋祐, 有馬 智之, 岩井 郁子, 山田 慎吾, 杉田 和也, 長尾 みづほ, 徳田 玲子, 藤澤 隆夫 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 1-7, 2024-03-20

    ...歳3か月時にミックスナッツ摂取後の急性蕁麻疹とCN,クルミ特異的IgE陽性から,これらのナッツアレルギーと診断された.今回,フルーツグミ摂取後に発症した全身蕁麻疹と活気不良のため救急搬送を受けた後,原因不明のアナフィラキシーとして当院に紹介された.グミの食品成分はペクチン,水飴,砂糖,数種類の果実エキスであり,ペクチン以外は症状なく食べられることを確認,ペクチンアレルギーを疑い,ペクチンに関連するアレルゲン...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 魚醤における魚類主要アレルゲンパルブアルブミンの減少と自己消化酵素の関係

    高見 麻莉, 王 曜, 平山 由布, 濱田 友貴 日本水産学会誌 90 (1), 43-45, 2024-01-15

    ...<p> マイワシ魚醤(10,20,30%食塩)の熟成初期における魚類主要アレルゲンであるパルブアルブミン(PA)の減少について経時的に調べた。20または30%食塩区は10%食塩区より長期間PAが検出され,塩分濃度で分解に差があった。抗生物質とトリプシンインヒビターを添加したマイワシ魚醤(20%食塩)では,抗生物質の有無によるPAの分解挙動の差は確認できなかった。...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 尿沈査の直接鏡検が診断のきっかけとなったスギ花粉アレルギー性外陰膣炎の2症例

    安部 信吾, 大坪 裕美 アレルギー 73 (2), 201-205, 2024

    ...<p>スギ花粉は鼻粘膜,結膜,皮膚におけるアレルギー症状,いわゆる花粉症の代表的なアレルゲンとして知られているが,外陰部粘膜にも同様の炎症を起こしうることはあまり知られていない.今回,尿沈渣の直接鏡検でスギ花粉を認めたことが,スギ花粉アレルギー性外陰膣炎の診断の契機となった2例を経験した.症例は4歳女児と10歳女児.いずれもスギ花粉の飛散時期に,外陰部掻痒,頻尿による夜間不眠等を主訴に受診.外陰部の...

    DOI PubMed

  • 日本の病院に勤務する看護職のアレルギーと職場の健康管理

    佐々木 真紀子, 菊地 由紀子, 工藤 由紀子, 長谷部 真木子, 杉山 令子 日本看護研究学会雑誌 46 (4), 4_693-4_702, 2023-10-20

    ...調査内容はアレルギーの有無,発症時期,職場のアレルゲン物質への接触頻度や職場の健康管理などであった。結果:有効回答者は264名,いずれかのアレルギーがある者は82.6%で,最も多かったのはアレルギー性鼻炎の41.7%であった。入職後にアレルギー症状が強くなった者は32.2%で,強くなった要因にはゴム製品アレルギー,洗剤・石鹸アレルギー,アレルギー性鼻炎があることが有意に関連していた。...

    DOI 医中誌

  • CQ 環境中のダニアレルゲン対策は,喘息急性増悪を減らせるか(喘息のコントロール状態を改善するか)?

    伊藤 尚弘, 佐藤 未織, 原間 大輔, 梶田 直樹, 北沢 博 日本小児アレルギー学会誌 37 (3), 267-281, 2023-08-20

    <p>ダニに感作のある小児気管支喘息患者に対して,ダニの抗原回避の有用性をシステマティックレビュー(SR)で検討した.先行したコクランレビューでのSRから小児を対象とする無作為化比較試験(RCT)を抽出し,先行SR以降のRCTを文献データベースから抽出した.先行SRから18文献,新規に7文献を抽出し,O1:主観的な症状,O2:喘息症状スコア,O3:薬剤使用量,O4:学校や仕事を喘息症状が原因で休…

    DOI Web Site 参考文献21件

  • 第17章 アレルギー表示

    福家 辰樹, 今井 孝成 日本小児アレルギー学会誌 37 (3), 248-252, 2023-08-20

    ...<p>食物アレルギーの診療にあたる医師は,アレルギー表示に関する制度を理解し,患者や家族に対して指導支援する.アレルゲンを含む食品の表示は,消費者庁管轄のもと食品表示法により規定される.発症数や重篤度から特に表示の必要性が高い食品として,特定原材料8品目(えび,かに,くるみ,小麦,そば,卵,乳,落花生(ピーナッツ))に表示が義務付けられている.また,特定原材料に準ずるものとして,20品目に表示の推奨...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 栄養食事指導料年齢適応拡大(16歳未満)調査

    本村 知華子, 立元 千帆, 徳田 玲子, 西本 創, 今井 孝成 日本小児アレルギー学会誌 37 (3), 295-302, 2023-08-20

    ...</p><p>【結果】48%が9歳未満栄養食事指導料を算定していた.87%が9歳以上に対して栄養指導が不可欠であり,食べられる範囲提示,外食・中食時注意点,ナッツ・果物など共通アレルゲンの説明が重要と回答した.回答者の約半数が9歳以上,16歳未満の食物アレルギー児において指導した患者は数か月に1名程度以下と答え,77%は指導が十分でないと回答した.その理由として病院では62%が食物アレルギー栄養指導教育不十分...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 原材料に小麦の表記がないドッグフードに含まれる小麦の含有量について

    辻本 綾子, 辻本 義和 ペット栄養学会誌 26 (Suppl), suppl_33-suppl_34, 2023-06-30

    ...したがって、除去食試験の実施に際しては、原材料に表記のないアレルゲンの混入を考慮するだけではなく、飼い主に対する周知徹底も必要であると言えた。イヌのアレルギーにおける除去食試験の重要性が増すなかで、ドッグフードにもヒトの食品同様のアレルギー表示に関する基準が早期に設定されることが望まれる。</p>...

    DOI 医中誌

  • 保育園保護者の食物アレルギーに対する認識と行動に関する検討

    齋藤 亜利沙, 枝松 千尋 岡山体育学研究 30 (0), 25-36, 2023-03-31

    ...<p> 食物アレルギーの有病率は年々増加しており,現代の日本で生活する我々にとって身近な疾患の一つになっている.食物アレルギー疾患予防については,妊娠期から一部の食品の制限や離乳食開始を遅らせるなどの指導がなされていた.しかし現在の主流な考え方として,出生後早期からアレルゲンとなり得る食物の早期経口摂取開始が重要になっており,食物アレルギー予防に関して対応は大きく変化している.そのような中,2019...

    DOI

  • 食物経口負荷試験が診断に有用であった即時型ブリ・カンパチアレルギーの1例

    吉川 英樹, 井上 博貴 日本小児アレルギー学会誌 37 (1), 120-125, 2023-03-20

    ...<p>魚類の主要アレルゲンであるパルブアルブミンは,ほぼ全ての魚種に存在し,魚類アレルギー患者は複数の魚種にアレルギー症状を呈することが多く,複数の魚種の特異的IgE抗体価が陽性となりやすい.今回,測定し得た魚種の特異的IgE抗体価は全て陰性で,ブリとカンパチにのみアレルギー症状を呈した1例を経験したので報告する.症例は10歳男児.食物アレルギー既往なし.給食でブリ,カンパチを摂取後,校庭を走っている...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 成人の食物アレルギー:ジベレリン制御タンパクアレルギーと納豆ポリガンマグルタミン酸アレルギー

    猪又 直子 日本小児アレルギー学会誌 37 (1), 60-69, 2023-03-20

    ...<p>ジベレリン制御タンパク(GRP)は,重症の果物アレルギーのアレルゲンとして知られ,現在,モモPru p 7,梅Pru m7,オレンジCit s 7など5種が国際登録されている.GRPは熱や消化酵素に安定であり,運動などの二次的要因の関与より食物依存性運動誘発アナフィラキシーの臨床型もとる.顔面,特に眼瞼浮腫や喉頭閉塞感の発現頻度が高く,アレルゲンソース単位の特異的IgE抗体測定の偽陰性に注意が...

    DOI Web Site 参考文献29件

  • 魚アレルギー

    中島 陽一 日本小児アレルギー学会誌 37 (1), 81-86, 2023-03-20

    ...<p>魚の主要アレルゲンであるパルブアルブミンは筋形質タンパク質で,ほぼ全ての魚種に存在する.魚種間で交差反応性を持つため,魚アレルギー患者は複数の魚種に症状を有することが多い.ほかのアレルゲンとしてコラーゲンやアルドラーゼ,エノラーゼなど10種類以上報告されている.鑑別疾患としてヒスタミン中毒とアニサキスアレルギーが重要である.魚アレルギーの診断には特異的IgE抗体価だけでは判断できない場合も多い...

    DOI Web Site 参考文献26件

  • 環境介入(受動喫煙)によりアレルギーは予防できるのか

    池田 政憲 日本小児アレルギー学会誌 37 (1), 33-43, 2023-03-20

    ...とアレルゲン感作,喘鳴のリスクが上昇する.受動喫煙は,タバコ煙曝露により疾患リスクが増加するのみではなく,受動喫煙防止を法制化する介入によって疾患リスクが減少することも科学的根拠が確立している.公共の場を全面禁煙にする「タバコの規制に関するWHO枠組条約(FCTC)」に基づく罰則を設けた法制化により人々が守られることが世界標準になっている.FCTCを実現し,胎児期から成人期へ一貫した無煙環境が適切に...

    DOI Web Site 参考文献26件

  • 甲殻類アレルギー

    平口 雪子 日本小児アレルギー学会誌 37 (1), 70-74, 2023-03-20

    ...エビ・カニ・シャコなどが含まれる.2022年即時型食物アレルギー全国モニタリング調査では全年齢における食物アレルギーの原因食品として8位,初発例の原因食品として7~17歳で1位,18歳以上で2位と,甲殻類アレルギーの多くは学童期以降で発症する.即時型症状が多く,食物依存性運動誘発アナフィラキシーの原因食品としても頻度が高い.予後についての報告はほぼないが,耐性獲得は少ないと考えられている.甲殻亜門の主要アレルゲン...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 魚卵アレルギー

    堀向 健太 日本小児アレルギー学会誌 37 (1), 87-92, 2023-03-20

    ...<p>日本において1~6歳に即時型症状で発症することが多い魚卵アレルギーは,重要なアレルゲンである.イクラアレルギーが全体の約95%を占め,タラコアレルギー,シシャモの魚卵アレルギーの報告が少数あるにとどまる.魚卵は卵黄タンパクの前駆体であるビテロジェニンを構成するβ'-コンポーネントが主要アレルゲンと考えられている.イクラアレルギーは特異的IgE抗体価により食物経口負荷試験の陽性を予測可能と報告されている...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 食物アレルギーのリスク因子・増悪因子をふまえた患者管理

    高岡 有理 日本小児アレルギー学会誌 37 (1), 12-17, 2023-03-20

    ...抗体価高値の乳幼児では,少量から経口負荷試験を行い食べられる範囲があれば摂取する必要最小限の除去治療を行う.アナフィラキシーのリスク因子は,アレルゲンの摂取量やその特性によるもの,アナフィラキシー時における患者の対処や運動や薬剤などの増悪因子に関する患者行動,免疫応答や内分泌などの患者自身のもつ反応性,感染,喘息,年齢などの内因性及び外因性の要因に大別される.患者にはアレルゲン曝露や増悪因子に注意するよう...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)における交差反応性の最新情報

    近藤 康人 日本小児アレルギー学会誌 37 (1), 54-59, 2023-03-20

    ...<p>花粉症患者が花粉アレルゲンと交差反応するタンパク質を含む植物性食物を摂取して即時型アレルギー症状を起こす病態を花粉-食物アレルギー症候群(PFAS:pollen-food allergy syndrome)と呼ぶ.多くは花粉や果物に含まれるBet v 1ファミリーの交差抗原性によって引き起こされる.Bet v 1ファミリーのアレルゲンは加熱や胃酸でIgEエピトープが消失するため,加工食品は食べられ...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 木の実類アレルギー

    杉浦 至郎 日本小児アレルギー学会誌 37 (1), 75-80, 2023-03-20

    <p>2020年に行われた全国調査では「何らかの食物を摂取後60分以内に症状が出現し,かつ医療機関を受診したもの」の原因食品として木の実類は第3位,同年の愛知県のアナフィラキシー症例全数調査では15歳未満の原因食品として木の実類は第1位の頻度であり,いずれも経年的に増加傾向が明らかである.木の実類の中ではクルミ,カシューナッツ,アーモンド,マカダミアナッツの順に頻度が高い.木の実類アレルギーの診…

    DOI Web Site 参考文献15件

  • マカダミアナッツアレルギー2例のアレルゲン解析

    青田 明子, 勝沼 俊雄, 藤多 慧, 鈴木 亮平, 相良 長俊, 近藤 康人, 赤司 賢一 日本小児アレルギー学会誌 37 (1), 99-104, 2023-03-20

    <p>マカダミアナッツ摂取後,アナフィラキシー症状を呈した症例2人を経験した.症例1は症状出現前にマカダミアナッツオイル含有保湿剤を1年使用しており,経皮感作が疑われた.2例ともに皮膚テスト陽性であった.マカダミアナッツの抗原蛋白抽出を行い,イムノブロッティングにて患者血清と反応させたところ,症例1では20kDa,50 kDa,60kDa,と65 kDa付近に,症例2では18kDa,20 …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 植物アレルゲンの構造

    丸山, 伸之 京都大学化学研究所スーパーコンピュータシステム研究成果報告書 2022 64-64, 2023-03

    令和4年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書

    HANDLE

  • 遠心送液型マルチプレックス遺伝子診断デバイスの開発(第2報)

    夏原 大悟, 齋藤 亮吾, 飯田 玲史, 岡本 俊哉, 永井 萌土, 柴田 隆行 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 815-816, 2023-03-01

    ...<p>本研究では,複数種類の標的遺伝子(ウイルスや食物アレルゲンなど)を迅速かつ簡便に検査するための遠心送液型マルチプレックス遺伝子診断デバイスの開発を行っている.本報では,遠心場において複数の反応容器へ逐次的に分注するための理論モデルを構築した.その結果,流体制御バルブに要求される決壊圧力の低減と分注時間の大幅な短縮が図れた.さらに,本デバイスを用いた多検体・多項目の遺伝子検査の可能性を実証した....

    DOI

  • 小麦・そば・落花生の定性リアルタイムPCR検査法に関する適用性評価

    宮﨑 明子, 田口 大夢, 渡辺 聡, 緒方 京子, 永富 靖章, 上田 涼太, 清水 賢, 平尾 宜司 食品衛生学雑誌 64 (1), 34-46, 2023-02-25

    ...と判定され,アレルゲン表示との整合性が確認された.さらに,日本の監視のための公定法と異なる判断スキームで本法の適用性を検討するために,簡便なDNA抽出キットとの組み合わせによる定性リアルタイムPCR法の定性一次検査としての適用可能性を評価した.市販の加工食品試料で表示のあるアレルゲンが検査陽性と判定され,ELISA値10 ppm未満の試料も検出可能であったことから,定性リアルタイムPCR法が定性一次検査...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • GERD診療において鑑別すべき疾患―好酸球性食道炎の話題を中心に―

    石原 俊治, 石村 典久 日本消化器病学会雑誌 120 (2), 153-161, 2023-02-10

    ...<p>胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease;GERD)は,胃内容物が食道へ逆流することによって食道粘膜障害や胸やけ,呑酸などの症状が誘発される疾患である.一方,好酸球性食道炎(eosinophilic esophagitis;EoE)は,食物などがアレルゲンとなって好酸球が食道壁へ浸潤することで炎症が誘発される疾患であり,近年本邦で患者数が増加している.GERD...

    DOI PubMed

  • 予防・臨床医学理論と実践体系におけるアレルギー・免疫毒性制御:1.職業アレルギーとイソシアネート喘息

    日本産業衛生学会アレルギー免疫毒性研究会, 土橋 邦生, 吉田 貴彦, 森本 泰夫, 上田 厚, 伊藤 俊弘, 和田 裕雄, 香山 不二雄, 佐藤 一博, 佐藤 実, 柴田 英治, 菅沼 成文, 竹下 達也, 角田 正史, 西村 泰光, 柳澤 裕之, 李 卿 産業衛生学雑誌 65 (1), 1-8, 2023-01-20

    ...産業技術の発展の結果,新たに人工的に合成された低分子化合物が開発され呼吸器感作性について未知の物質が利用され,あるいは感作性を持つ既存の物質が新たな用途に供されることによるアレルギーが問題となり始めている.例えば,イソシアネートは,NCO基を有する化合物の総称であり,以前より職域における刺激性や喘息様症状等の健康障害が問題として認識されていたが,近年,イソシアネートの用途拡大により日常生活の場でのアレルゲン...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 食品表示基準の一部改正 食物アレルギーに関する義務表示品目への「くるみ」の追加について

    安達 玲子 ファルマシア 59 (6), 554-554, 2023

    ...食品表示制度におけるアレルゲンを含む食品に関する表示については、食品表示基準等にて「特定原材料」(義務表示品目)及び「特定原材料に準ずるもの」(推奨表示品目)が定められており、その対象品目は即時型食物アレルギーによる健康被害に関する全国実態調査の結果に基づいて選定されている。近年、くるみアレルギーの症例数が増加していることを受け、令和5年3月にくるみが義務表示品目に追加された。...

    DOI 医中誌

  • 緑豆もやしによるアレルギーの2例

    小林 知子, 伊藤 友章, 瀬下 治孝, 江草 智津, 原田 和俊, 大久保 ゆかり, 新妻 知行 アレルギー 72 (8), 1046-1050, 2023

    ...もやしラーメンを食べたあとにアナフィラキシーショックで当院救命救急センターへ搬送された.2症例ともprick-to-prick testで緑豆もやしに陽性をしめした.さらに症例2は大豆もやしにも陽性となった.また2症例で,バラ科果実でprick-to-prick test施行したところ陽性をしめし,シラカンバ,Gly m4,Bet v1に対する特異的IgEが陽性であった.緑豆もやしは,Vig r1のアレルゲンコンポーネント...

    DOI Web Site 医中誌

  • 当科のアニサキスアレルギー3症例のコンポーネント解析

    田村 誠朗, 嶋倉 邦嘉, 小林 征洋, 吉川 卓宏, 橋本 哲平, 東 直人, 松井 聖 アレルギー 72 (9), 1154-1157, 2023

    ...<p>アニサキスアナフィラキシーの既往がある3症例につきアニサキスアレルゲンコンポーネントに対する反応性を調べた.症例1は38歳男性,摂取後0.5時間でアレルギー症状が出現,コンポーネントはAni s 1,3が陽性.症例2は44歳女性,摂取後4時間でアレルギー症状が出現,コンポーネントはAni s 3,12が陽性であった.症例3は36歳女性,魚貝類摂取後7時間でアレルギー症状が出現,コンポーネントは...

    DOI

  • 食用コオロギ摂取によりアレルギー症状を呈した幼児例

    蓑島 宗夫, 徳永 舞, 小池 由美, 伊藤 靖典 アレルギー 72 (10), 1258-1262, 2023

    ...には節足動物に共通したトロポミオシンやアルギニンキナーゼが含まれるが,他にも多くのアレルゲンが報告されており,交差反応による感作の可能性もある.昆虫食の普及に伴い,アレルギー発症例が増える可能性があるため,食品表示や予防策の検討をする必要がある....

    DOI

  • アレルゲン免疫療法

    手塚 純一郎 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S20-2-, 2023

    ...アレルゲン免疫療法は自然経過を修飾しうる治療法であり、気管支喘息の発症予防と治療のいずれにも効果が期待されている。...

    DOI

  • 食物アレルギー児に対するいじめの実態

    國上 千紘, 今井 孝成, 山下 恒聖, 大川 恵, 髙木 俊敬, 本多 愛子, 岡田 祐樹, 前田 麻由, 神谷 太郎 アレルギー 72 (10), 1248-1257, 2023

    ...</p><p>【結果】66人の食物アレルギー児が回答した.回答者は45人(68%)が男児で,33人(50%)が小学生であった.35人(53%)が生涯を通じて何らかのいじめ等を経験していた.14名(21%)が食物アレルギーが原因のいじめ等を経験していた.2人がアレルゲンを食べることを強制され,アレルゲンを用いたいじめ等により症状誘発を経験した児が1人いた....

    DOI

  • 小児における新型コロナウイルスワクチン接種後アナフィラキシーへの対応

    宮本, 学, 吉原, 重美, Manabu, Miyamoto, Shigemi, Yoshihara Dokkyo Journal of Medical Sciences 49 (2), 75-84, 2022-12-25

    ...,100万接種あたり0.7件の発生率であった.これは既存のワクチンの副反応によるアナフィラキシー発生率と同等と考えられる.ワクチンの副反応はブライトン分類に基づき評価されるが,迷走神経反射を含む予防接種ストレス関連反応等の紛れ込みがみられるため,正確に診断することが必要である.アナフィラキシーが生じた場合は,治療の第一選択であるアドレナリンの筋肉内注射を躊躇せずに行う. mRNAワクチンに含まれるアレルゲン...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 第12-1章 鶏卵アレルギー 第12-2章 牛乳アレルギー 第12-3章 小麦アレルギー

    高岡 有理, 長尾 みづほ 日本小児アレルギー学会誌 36 (5), 554-561, 2022-12-20

    ...<p>食物アレルギー診療ガイドライン2021の各論のうち,第12-1章鶏卵アレルギー,第12-2章牛乳アレルギー,第12-3章小麦アレルギーについて概説する.以前のガイドラインでは,各アレルゲンに関する記載は疫学,食物アレルゲン,診断と検査といったそれぞれの章に分散していたが,今回から第12-1,12-2,12-3章として,各アレルゲン別に発症年齢・臨床型分類,予後,アレルゲンコンポーネント,診断,...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 1.最新の知見から学ぶ食物アレルギー診療の基本

    千貫 祐子 日本皮膚科学会雑誌 132 (13), 2809-2816, 2022-12-20

    ...<p>食物アレルギーの発症機序の多くはIgE依存性即時型アレルギーである.このため,食物アレルギーの診断は,原因食物を同定すること,つまり原因食物に対する特異的IgEの証明を行うことである.近年では,アレルゲンコンポーネントを用いた血液検査の保険適用により,診断精度の向上がみられている.そして,食物アレルギー対応の基本は,原因食物あるいは被疑食物を“避ける”時代から,“可能な範囲で食べる”時代へと移行...

    DOI

  • 魚肉のパルブアルブミン含有量に対する調理法の効果

    渡邊, 真衣 柴田学園研究紀要 2 (1), 1-10, 2022-09-30

    ...このため、食べられる範囲を超えたアレルゲンの摂取を防ぐことに加えて、調理法によるアレルゲンの不活化など、より安全性を高めるための手法が求められている。 【目的】 成人における食物アレルギー原因食物のうち、魚類に含まれる主要なアレルゲンはパルブアルブミン(PA)である。PAは熱処理することで免疫グロブリンEとの反応性が低下することが知られている。...

    機関リポジトリ

  • 第8章 診断と検査

    長尾 みづほ, 井上 祐三朗, 平場 一美 日本小児アレルギー学会誌 36 (3), 274-279, 2022-08-20

    ...アプローチと,食物経口負荷試験を除く検査について述べている.主なアップデートは,食物アレルギー診断のフローチャートが改訂され,シンプルでわかりやすい形になったこと,詳細な問診のポイントが年代別に記載されていること,特異的IgE抗体検査の解釈の仕方としてプロバビリティカーブやROC曲線などについて詳細に記載されたこと,その他の検査についても検査方法の詳細や診断的意義が記載されていることなどである.食物アレルゲン...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 乳清たんぱくを含むプロテイン飲料により即時型反応を呈した牛乳アレルギーの3例

    藤原 倫昌, 浦山 建治 日本小児アレルギー学会誌 36 (3), 211-216, 2022-08-20

    ...<p>牛乳は偶発的なアレルギー反応を引き起こす食品に含まれるアレルゲンとして鶏卵に次いで頻度が高く,重篤な反応を起こすことが知られている.一方,近年急速に普及しつつあるプロテイン飲料の9割以上が牛乳由来の乳清たんぱくを主成分とした乳製品であることは一般的にはあまり知られていない.今回乳清たんぱくを含むプロテイン飲料の誤飲あるいは接触により即時型反応を呈した牛乳アレルギーの乳幼児3例を経験した.3例とも...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 食物アレルギーの定量的リスク評価と海外におけるアレルギー表示の課題

    福家 辰樹 日本小児アレルギー学会誌 36 (3), 241-247, 2022-08-20

    ...知られている.日本は特定原材料等に関する検査法を確立し,タンパク含有量に明確な基準を設けることでPALを法律で禁止している数少ない国の1つであるが,多くの国ではアレルゲン曝露量と食物アレルギー患者の症状誘発に関する世界的なコンセンサスがないこと等を理由にPALを規制出来ていない.意図しないアレルゲンの混入はどこまで許容出来るのか.消費者及び企業関係者の誰もが受け入れられる答えを見つけるため,諸外国では...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • ボンラクト<sup>Ⓡ</sup> iと豆腐・豆乳とのアレルゲン性の比較検討

    松井 照明, 田島 巌, 牧野 篤司, 内藤 宙大, 森山 達哉, 渡邊 弥一郎, 北村 勝誠, 高里 良宏, 杉浦 至郎, 和泉 秀彦, 伊藤 浩明 日本小児アレルギー学会誌 36 (3), 234-240, 2022-08-20

    ...<p>目的:ボンラクト<sup>Ⓡ</sup> iの原料である酵素分解分離大豆たんぱく(酵素分解SPI)は,熱処理と酵素処理により低アレルゲン化されている可能性があり,そのアレルゲン性を確認することを目的とした....

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 上気道・下気道アレルギーの連関―One airway one diseaseの新しい考え方―

    谷口 正実 日本内科学会雑誌 111 (8), 1609-1619, 2022-08-10

    ...型喘息」がある.両者ともに喘息を合併し,基本的に上下気道の症状は連関(同時期に悪化)しやすいが,近年の吸入ステロイド薬の影響により,上気道のみ悪化する例が増加している.2つのOAODにおいて,上気道炎症(鼻炎/副鼻腔炎)を治療すると喘息症状が改善することが証明されており,ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)が共通薬として有効である.それぞれに特有の治療法として,アトピー型OAODでは,環境対策やアレルゲン...

    DOI Web Site 参考文献34件

  • スギ花粉とダニの舌下免疫療法の最近の動向

    湯田 厚司 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (7), 1071-1077, 2022-07-20

    ...スギ花粉 SLIT でアレルゲン感作数と効果を検討し, 単独感作と多重感作例で効果に差がなかった. 自験例でスギ花粉 SLIT 終了後の10年間に効果持続した例があり, 長期成績への大規模調査が期待される. SLIT 課題もまだあり, 当院では全国医療機関と共同研究を行い, ヒノキ花粉 SLIT 実現への AMED 研究も始まった.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献10件

  • MECP2重複症候群患者に対する歯科治療の一例

    氏田 倫章, 矢口 絵莉香, 濱口 眞輔 日本障害者歯科学会雑誌 43 (2), 121-128, 2022-06-30

    ...報告する.初診時,う蝕は認められなかったが,歯科治療に非協力的なため,歯科診療への適応性の向上を目的としたトレーニング,口腔衛生指導を中心に行った.歯科治療に対する抵抗が強かったため,精神鎮静法,静脈内鎮静法を施行した.18歳時,上下顎両側埋伏智歯に対する全身麻酔下での智歯抜歯術を計画された.麻酔管理上の問題点は,難治性てんかん,知的能力障害,自閉スペクトラム症,中下顔面の形成不全に加えて,多くのアレルゲン...

    DOI 医中誌

  • 第3章 食物アレルゲン

    岡藤 郁夫, 近藤 康人 日本小児アレルギー学会誌 36 (2), 189-194, 2022-06-20

    ...<p>食物アレルギー診療ガイドライン2021の「食物アレルゲン」の章は,食物アレルゲン全体を俯瞰するための知識を整理する目的で構成されている.はじめに,食物アレルゲンの大部分が食物に含まれるタンパク質であること,アレルゲンエピトープの知識や低減化の機序などアレルゲンの一般的な知識について触れた.次に,混同して使用されている交差抗原性と臨床的交差反応性という用語について説明し,交差抗原性を有していても...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 第4章 免疫学の知識

    井上 祐三朗, 大嶋 勇成 日本小児アレルギー学会誌 36 (2), 195-201, 2022-06-20

    ...</p><p>IgE依存性アレルギーでは,マスト細胞上の複数のアレルゲン特異的IgE抗体とアレルゲンの結合によりIgE抗体が架橋され,ケミカルメディエーターの脱顆粒と脂質メディエーターなどの産生が誘導される.一方,非IgE依存性アレルギーでは,アレルゲン特異的リンパ球などにより炎症が誘導される....

    DOI Web Site 参考文献61件

  • 吸入抗原に対するペプチド免疫療法

    堀内 照美 日本小児アレルギー学会誌 36 (2), 152-156, 2022-06-20

    ...<p>アレルギー疾患に対する免疫療法は110年前に開発され現在まで様々な工夫が凝らされてきた.作用機序としてregulatory T(Treg)細胞の増加とT helper(Th)2細胞の抑制によりIgEからIgGへのクラススイッチが誘導されること,ブロッキング抗体を誘導し患者IgEのアレルゲンへの結合を阻害することが考えられている.より有効で副作用が少ない修飾されたアレルゲン,投与方法が工夫されてきた...

    DOI Web Site 参考文献32件

  • 第13章 JPGLの今後の課題

    長尾 みづほ, 藤澤 隆夫 日本小児アレルギー学会誌 36 (2), 170-174, 2022-06-20

    ...</p><p>1)EBMガイドラインとしてのさらなる発展,「日本発」のエビデンスが増えるべきこと,2)未だ確立していない乳幼児喘息の診断基準や治療指針が明らかにされるべきこと,3)小児から成人への移行期を円滑とするため,思春期・青年期喘息のエビデンスが必要であること,4)生物学的製剤の選択基準や中止基準が明らかとされるべきこと,5)アレルゲン免疫療法の喘息治療における位置づけが明確にされるべきこと,...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 春日井市内の保育園における食物アレルギー対応の実態調査

    小林 貴江, 田上 和憲, 中田 如音 日本小児アレルギー学会誌 36 (2), 133-140, 2022-06-20

    ...<p>【背景】食物アレルギー(food allergy:FA)ガイドラインの整備が進み,さらにアレルゲン早期摂取の取り組みによりFA児の環境は変化しており,保育園では安全かつ正確なFA対応が必要である.保育園でのFA対応は多岐にわたり,地域の専門医がFA対応の実態を把握し,現場と共に改善できる点を探ることが重要である....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献9件

  • 第2章 定義・分類

    杉浦 至郎, 伊藤 浩明 日本小児アレルギー学会誌 36 (2), 183-188, 2022-06-20

    ...</p><p>2.食物アレルギーに関与するアレルゲンは食物以外の場合もあり,その侵入経路もさまざまである.</p><p>3.食物アレルギーは,免疫学的機序によって大きくIgE依存性と非IgE依存性に分けられる.また,アレルゲン曝露から症状誘発の時間経過によって,即時型反応と非即時型反応に分けられる.IgE依存性反応の多くは即時型反応を呈するが,両者は必ずしも一致しない....

    DOI Web Site 参考文献5件

  • アレルゲン免疫療法の進歩

    神前 英明 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (5), 853-860, 2022-05-20

    ...また, 花粉症に対するアレルゲン免疫療法では, アレルゲン曝露による末梢血の2型自然リンパ球の増加も抑制される.</p><p> アレルゲン免疫療法の普及に従い課題も見えてきた. 効果の増強, 治療期間の短縮, バイオマーカーの確立, ノンレスポンダーへの対応などに向けた検討が必要である....

    DOI Web Site 参考文献62件

  • 日本産リンゴ品種における、Mal d 1 mRNA 発現量の網羅的解析

    沖嶋 直子, 川上 真里菜, 田村 瑞木, 庭野 愛永, 鈴木 千友美, 福田 拓己, 中山 史帆, 新田 雅巳 日本食品化学学会誌 29 (1), 12-18, 2022-04-27

    ...欧州では、リンゴ品種によるアレルゲン性の違いが研究されているが、欧州と日本では栽培されているリンゴ品種が異なることから、ふじ等欧州でも栽培されている数品種を除き、日本栽培種に関する情報はなかった。このような背景から、我々は、日本産リンゴ品種を試料として日本におけるリンゴPFAS の主要アレルゲンコンポーネントである Mal d 1 の mRNA 発現レベルを分析、比較した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • スポンジたわしを介した調理用ボウル間の小麦アレルゲンの二次汚染

    橋本 博行, 池田 達哉, 吉光 真人, 清田 恭平 食品衛生学雑誌 63 (2), 70-78, 2022-04-25

    ...<p>バッター液を調製した調理器具の洗浄後,スポンジたわしに小麦粉が残留することがある.このようなスポンジたわしを洗浄に使用すれば,調理器具間で小麦アレルゲンの二次汚染が懸念される.そこで本研究では,バッター液調理後の洗浄方法として,スポンジたわしによるボウルの洗剤洗浄の条件設定を行って調査を行った.繰り返し試行の結果,バッター液10 gを塗布したボウルから,小麦アレルゲンがスポンジたわしを介して別...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献10件

  • クッキー副材料としての甘酒および抹茶の意義

    堀 光代, 平野 可奈, 下山田 真, 秋山 美展, 鈴木 徹, 長野 宏子 日本調理科学会誌 55 (2), 97-104, 2022-04-05

    ...</p><p> 甘酒クッキーに対する米アレルゲン特異的抗体による反応の結果,米の主要アレルゲンに対する反応はみられず,さらに加熱処理や麹菌により発酵過程において米アレルゲンの低減化がみられた。以上の結果により,甘酒の普及にクッキーへの応用は役立つと考えられた。</p>...

    DOI

  • 急速経口免疫療法を受けた患児,保護者に対する食生活の不安と治療負担に関する3年間の質問紙調査

    中里 友美, 杉浦 至郎, 楳村 春江, 佐々木 渓円, 古田 朋子, 伊藤 浩明 日本小児アレルギー学会誌 36 (1), 101-113, 2022-03-20

    ...</p><p>【結果】治療開始時,9割の保護者は外食制限の負担やアナフィラキシーによる命の不安を感じ,9割の患児は食べたいものを我慢することへの負担を感じていた.これらの不安・負担は治療開始後徐々に改善した.しかし,アレルゲン摂取後の運動制限や他の食物アレルギーの存在は不安・負担が改善し難いことと一部関連していた.保護者の治療負担感は開始時に大きく,治療開始後徐々に改善したが,患児では明らかな変化を...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)診断のup-to-date

    近藤 康人 日本小児アレルギー学会誌 36 (1), 81-85, 2022-03-20

    ...</p><p>診断では病歴がもっとも大切である.花粉症の病歴に加え,加工品は食べられるが,新鮮な果物や生野菜を食べた時にのみアレルギーを発症する特徴がある.PFASに係るアレルゲンの代表はBet v 1ホモログであるが,最近Profilinや新規アレルゲンGRPの関与を示唆する報告があり注目されている.しかし利用可能な組み換えアレルゲン数が少なく,補助試験としては食品そのものを利用したprick-to-prick...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 三大食物アレルゲンを除去したハンバーグの品質特性

    松森 慎悟, MATSUMORI Shingo 駒沢女子大学研究紀要. 人間健康学部・看護学部編 = The faculty journal of Komazawa Women's University. Faculty of Human Health・Faculty of Nursing (28) 1-10, 2022-03-10

    We examined different ingredients for making hamburgers devoid of three major food allergens but of equal quality to regular hamburgers. Aside from replacing the chicken eggs and milk with mountain …

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • マルチプレックス遺伝子診断デバイスの開発(第8報)

    夏原 大悟, 見沢 沙瑛, 白井 孝興, 岡本 俊哉, 永井 萌土, 北村 雅史, 柴田 隆行 精密工学会学術講演会講演論文集 2022S (0), 511-512, 2022-03-02

    ...<p>本研究では,加工食品などへの食物アレルギー物質の意図せぬ混入を遺伝子レベルで迅速かつ簡便に検査可能なマルチプレックス遺伝子診断デバイスの開発を目的としている.本報では,耐圧性能を大幅に向上させる新規なバルブ構造を提案し,分注性能の大幅な向上を実現した.さらに,反応容器10個を円周上に配置した診断デバイスを作製し,等温遺伝子増幅法によって,食物アレルゲンの多項目同時検出が可能であることを実証した...

    DOI

  • 植物アレルゲンの構造

    丸山, 伸之 京都大学化学研究所スーパーコンピュータシステム研究成果報告書 2021 63-63, 2022-03

    令和3年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書

    HANDLE

  • 外国料理を対象とした原材料推定によるアレルゲン検出

    大坪, 愛佳, ファティマ, アルハビブ, 延澤, 志保 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 849-850, 2022-02-17

    ...アレルギーを持つ人はアレルゲンを摂取してしまう危険性があるため,海外では料理を気軽に楽しむことができない.そこで本稿では,食材に含まれるアレルゲンを検出する手法を提案する.本手法では料理名から検索したレシピを複数用いることで含有する可能性のあるアレルゲンを検出する.レシピの材料欄に現れる食材には加工食品を含むため,材料欄の食材すべてに対して原材料の推定を行う.本手法では,レシピの材料欄の食材について...

    情報処理学会

  • Kounis症候群が疑われた超遅発性ステント血栓症の1例

    今井 麻央, 日浅 豪, 田中 祐太, 山田 忠克, 川田 好高, 重松 達哉, 川村 豪, 小崎 哲也, 細川 沙生, 松田 健翔, 青野 哲哉, 岡山 英樹 心臓 54 (1), 115-122, 2022-01-15

    ...認め,急性冠症候群が強く疑われたため緊急冠動脈造影検査を実施したところ,左前下行枝Seg 8末梢に完全閉塞を認めた.以前に左冠動脈主幹部から前下行枝にかけて留置されたCypher stent部に透亮像を認め,光干渉断層法(OCT)にて血栓像を認めた.血栓吸引後,大動脈バルーンパンピング(IABP)を留置し集中治療室へ入室した.その後は良好に経過し,早期にカテコラミン,IABPの離脱が可能であった.アレルゲン...

    DOI 医中誌

  • HaCaTを用いたジャパニーズスタンダードアレルゲンの皮膚感作性評価

    渡辺 慎太郎, 佐藤 秀亮, 安藤 天湧, 寺田 智哉, 関本 征史 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-89S-, 2022

    ...しかし、臨床的に陽性患者が多く見られる代表的なアレルゲン(ジャパニーズスタンダードアレルゲン(JSA)、22種)の中にはin vitro感作性が未評価なものもある。そこで本研究では、HaCaT-Nrf2-Luc細胞を用いてJSAの感作性を評価した。</p><p>JSAは佐藤製薬のパッチテストを購入し、1種類あたり500 µLのDMSOで24時間抽出したものを試料とした。...

    DOI

  • スギ舌下免疫療法による臨床効果とQOL及び満足度との関係

    松山 敏之, 竹越 哲男, 髙橋 秀行, 近松 一朗 日本鼻科学会会誌 61 (2), 310-316, 2022

    ...<p>アレルギー性鼻炎の有病率は年々増加し,長期寛解,治癒が望めるアレルゲン免疫療法は,今後ますます重要な治療法になると考えられる。今回我々は,スギ舌下免疫療法(SLIT)により改善した症状とQOL(quality of life)及びSLITの満足度との関係について検討を行った。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • THP-1細胞の活性化を指標にしたナノマテリアル(NM)の in vitro 免疫毒性試験法の開発

    足利 太可雄 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S10-3-, 2022

    ...銀ナノ粒子については、アレルゲンである銀イオン同様、THP-1細胞のCD86およびCD54発現を亢進したが、培地中への銀ナノ粒子から銀イオンの溶出が認められたことから、銀ナノ粒子によるTHP-1細胞の活性化は溶出した銀イオンによるものと考えられた。また酸化チタンNMについては、一部についてCD54発現の弱い亢進がみられた。...

    DOI

  • 塩麹添加による食パンの小麦アレルゲン低減化への影響

    京極 奈美, 谷口 明日香, 小林 理恵 日本調理科学会大会研究発表要旨集 33 (0), 5-, 2022

    ...しかし、プロテアーゼ活性が低値であったものは基準食パンと同程度のアレルゲン濃度であった。塩麹添加食パンの嗜好性は高いものの、アレルゲン低減化を期待する場合、市販塩麹の活用には課題が多いと考えられる。</p>...

    DOI

  • 固ゆで卵黄の食物経口負荷試験の臨床的特徴と安全性に関する検討

    宇根岡 慧, 堀野 智史, 宮林 広樹, 二瓶 真人, 秋 はるか, 北沢 博, 三浦 克志 アレルギー 71 (9), 1129-1135, 2022

    ...<p>【背景・目的】鶏卵アレルギーにおいて加熱卵黄のアレルゲン性は低いことが知られるが,固ゆで卵黄の食物経口負荷試験(OFC)が安全であるかどうかの報告は少ない.本研究では,固ゆで卵黄OFCの安全性と陽性者の臨床的特徴を明らかにすることを目的とした....

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • スギ花粉症患者における呼気中一酸化窒素濃度の臨床的意義と問題点

    阿部 光香, 恩地 由美, 龍 家圭, 三邉 武彦, 肥田 典子, 内田 直樹 昭和学士会雑誌 82 (4), 274-284, 2022

    ...特異的IgE検査において,スギ花粉の陽性率は100%であり,対象者のうち97%がスギ以外の草木性アレルゲンにも陽性であった.FeNOは喫煙や好酸球性疾患などさまざまな交絡因子が存在する.花粉症患者におけるFeNOの季節性変化に関しては,交絡因子となりえる患者データを調整の上,より多くの患者における測定および解析が必要である....

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • アマランサス粉で調製したグルテンフリー食品の調理特性

    小野寺 晶子, 小﨑 智恵, 藤井 恵子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 33 (0), 7-, 2022

    ...そこで本研究ではアマランサス粉を三大アレルゲンを含まない含泡食品の素材とし、他の穀粉と比較することでアマランサス粉の調理特性を明らかにすることを目的とした。</p><p>【方法】アマランサス粉に豆乳、グラニュー糖、ベーキングパウダー、LMペクチンを混合し、180℃で30分焼成し含泡食品を調製した。その際、副材料の添加温度を4段階に変化させた。...

    DOI

  • 上気道好酸球・アレルギー疾患のメカニズムとその制御因子

    神前 英明 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 2 (4), 129-135, 2022

    ...アレルゲン免疫療法は,アレルギー性鼻炎に対する高い有効性が示され,長期的な寛解や治癒が期待できる唯一の方法である。アレルゲン免疫療法の作用機序は,IL-10,IL-35,TGF-β,IgG抗体の増加および制御性T細胞の誘導によって特徴づけられる免疫寛容の獲得に基づいている。しかしながら,アレルゲン免疫療法を行うことでなぜ長期寛解が得られるか,その全貌はまだ明かにされていない。...

    DOI

  • マダニ咬傷2日後に牛肉による遅発型アナフィラキシーが疑われたgalactose-α-1,3-galactose(α-Gal)syndromeの1例

    吉川 英樹, 井上 博貴 日本小児アレルギー学会誌 35 (5), 436-441, 2021-12-20

    ...遅発型アナフィラキシーが疑われた1例を経験したので報告する.症例は15歳女子.牛肉,豚肉,鶏肉をバーベキューで摂取して無症状だったが,2日後,同じ牛肉,豚肉を焼肉で摂取した5時間後にアナフィラキシーを発症した.特異的IgE値(UA/mL)は牛肉0.62,豚肉1.48,鶏肉は陰性だった.患者はネコを14匹飼育しており,複数回のマダニ咬傷歴を有し,アナフィラキシー発症2日前にもマダニに刺咬されていた.アレルゲンコンポーネント...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献8件

  • CQ3 日本のIgE依存性鶏卵アレルギー患者もしくはその疑いのある者において,食物経口負荷試験は完全除去回避に有用か?

    村井 宏生, 苛原 誠, 杉本 真弓, 高岡 有理, 高橋 亨平, 和田 拓也, 山本 貴和子, 岡藤 郁夫, 二村 昌樹, 山田 佳之, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 35 (5), 490-502, 2021-12-20

    ...<p>【背景】IgE依存性鶏卵アレルギーは全世界において頻度が高い食物アレルギーの一つである.鶏卵アレルギーの患者は,ナッツ類などの他のアレルゲンに比べて耐性獲得がなされやすいことが知られている.食物経口負荷試験(以下OFC)は,IgE依存性食物アレルギーと診断された,あるいはその疑いのある患者に対してしばしば行われるものの,鶏卵OFCが,IgE依存性鶏卵アレルギーの患者にとって完全除去回避を行う目的...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 小児アレルギー性鼻炎診療における留意点

    川島 佳代子 日本小児アレルギー学会誌 35 (5), 451-458, 2021-12-20

    ...,鑑別すべき疾患があり,それを念頭に置いて診断を行うことが重要である.また様々な疾患を合併することがあり,合併疾患による主訴で受診した場合は,アレルギー性鼻炎がないか注意が必要である.小児アレルギー性鼻炎の治療において成人同様,患者とのコミュニケーション,抗原除去と回避が重要であることはいうまでもないが,薬物療法で十分な効果を示さない場合は,有効性が高くアレルギーの自然経過を修飾することが見込めるアレルゲン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 好酸球性消化管疾患診療の現況

    藤原 靖弘 日本内科学会雑誌 110 (12), 2631-2636, 2021-12-10

    ...periostin等が関与する線維化期に分けられる.EoEの治療はプロトンポンプ阻害薬や局所ステロイド療法が用いられる.EGEは重症例や難治例が多く,全身ステロイド治療を要する症例が多い.EGIDsに対する食物除去の有効性は報告されているが,成人での実施は困難なことが多い.欧米において病態からさまざまな生物学的製剤が開発されつつある.食道以外の臓器別の浸潤好酸球数の定義,本邦において保険適用薬剤がないこと,アレルゲン...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 完全大血管転位症に合併した新生児壊死性腸炎後に新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症を発症した1例

    永田 万純, 若月 寿子, 松井 こと子, 神保 圭佑, 古川 岳史, 福永 英生, 工藤 孝広, 高橋 健, 稀代 雅彦, 清水 俊明 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 37 (3), 239-245, 2021-11-01

    ...の関連についても報告され,特に腸管血流が低下する血行動態の先天性心疾患では新生児・乳児蛋白誘発胃腸症の発症のリスクとされている.症例は完全大血管転位症I型の女児で,経腸管栄養を開始した後に日齢8で血便,ショックを呈し,先天性心疾患に合併したNECと診断した.保存的治療で症状は軽快したが,大血管スイッチ術後に母乳・人工乳を再開した際に消化器症状を認め,血液検査にて末梢血好酸球数増多と牛乳蛋白に対するアレルゲン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • ダニ舌下免疫療法による長期寛解機序と最近の知見

    櫻井 大樹 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 124 (10), 1341-1347, 2021-10-20

    <p> 通年性アレルギー性鼻炎の増加は鈍化しているが, 国民の約4人に1人が発症していることが示唆されている. 不快な鼻の症状だけでなく睡眠障害や QOL への影響も大きい. アレルギー性鼻炎の自然寛解は少なく, 長期的な治療介入が必要である状況に対し, 根本治療としての舌下免疫療法は重要な位置づけにある. 舌下免疫療法は, 皮下免疫療法と比較し安全性と利便性に優れており, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献33件

  • イヌの食物アレルギー用療法食における原材料表記のないアレルゲン混入の実態

    辻本 綾子, 辻本 義和 ペット栄養学会誌 24 (2), 107-111, 2021-10-10

    ...しかし近年、療法食中の原材料に表記のないアレルゲンの混入が指摘されている。ヒトの食品では微量のアレルゲンの混入でも重篤な症状を出す危険があるため、食品中のアレルギー表示義務が法律で定められ、検査方法や手順も確立されている。一方で、ドッグフードにはアレルゲンの混入に関しての明確な基準や表示義務はない。...

    DOI Web Site 医中誌

  • イヌの食物アレルギー用療法食における原材料表記のないアレルゲン混入の実態調査2021

    辻本 綾子, 辻本 義和 ペット栄養学会誌 24 (2), S21-S22, 2021-10-10

    ...大豆は3製品中2製品で基準値を超えるアレルゲンの混入が認められた。小麦は2製品ともに基準値以下で、製造ロットによるアレルゲン混入量の違いが確認できた。現在、イヌにアレルギー反応を起こすアレルゲン量は不明であり、微量であっても原材料表記外のアレルゲン混入が除去食試験結果に影響を及ぼす可能性もある。故にドッグフードにもヒトの食品同様にア</tt><tt>レルギー表示に関する基準の設定が望まれる。...

    DOI 医中誌

  • 第7章 長期管理に関する薬物療法

    八木 久子, 伊藤 靖典, 滝沢 琢己 日本小児アレルギー学会誌 35 (3), 271-278, 2021-08-20

    <p>小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2020「第7章 長期管理に関する薬物療法」では,JPGL2017の「長期管理に関する薬物療法プラン」の表に,新たに小児適用となったホルモテロールフマル酸塩水和物・フルチカゾンプロピオン酸エステル配合剤,ならびに適用年齢が6歳以上となったメポリズマブと12歳以上となったデュピルマブを反映させ,全治療ステップにおいて増悪因子への対応,患者教育・パートナーシ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 第5章 病態評価のための検査法

    平井 康太, 望月 博之 日本小児アレルギー学会誌 35 (3), 256-261, 2021-08-20

    ...小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(Japanese Pediatric Guideline for the Treatment and Management of Asthma:JPGL)2017に引き続き,「病態評価のための検査法」として,小児気管支喘息の診断と治療に必要な客観的な検査について説明している.喘息の基本的な免疫異常であるTh2型反応の評価,すなわち,血清総IgE値や末梢血好酸球数,アレルゲン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

  • アレルギー性鼻炎の治療戦略 Up-to-date

    檜垣 貴哉 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 124 (8), 1144-1149, 2021-08-20

    ...</p><p> 有病率の上昇が問題となっている中では, 唯一アレルギー性鼻炎を根本的に改善させ得るアレルゲン免疫療法の重要性が高まる. 近年, 舌下免疫療法が定着しつつあるが, その有効性について紹介する.</p><p> 耳鼻咽喉科医は保存的加療とともに外科的治療について理解することで治療効果を向上させることができる....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • ダニ舌下免疫療法中に舌下部に発症した単純ヘルペスウイルス感染症

    江浦 正郎 日本耳鼻咽喉科学会会報 124 (7), 1021-1025, 2021-07-20

    ...<p> 舌下免疫療法 (SLIT) の副反応はアレルゲンに暴露される口腔内の局所アレルギー反応が中心で, 大部分は軽症で治療の必要はない. 今回, ダニ SLIT の増量期には副反応が見られなかったものの, 維持期初日から舌下部の痒みと腫脹を繰り返し, 2週間後, 同部に単純ヘルペスウイルス (HSV) 感染を発症した37歳男性患者を経験した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • スギ花粉症とダニの舌下免疫療法―自験例に基づく治療方針と工夫―

    湯田 厚司 日本耳鼻咽喉科学会会報 124 (7), 968-973, 2021-07-20

    ...副反応は, 投与アレルゲンが増えると増え, 副反応で一時的減量が必要な例もあるが, 適切な時期に再増量を計画する. スギ花粉は全例が最大維持量にでき, ダニも適切な対処で最大維持量にできる. アドヒアランスが重要であるが, 患者の治療意欲を保つ工夫も必要である. 多重アレルゲン感作の例が多いが, 感作が多くても同じ効果を期待できる....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献5件 参考文献9件

  • 受動喫煙と小児アレルギー疾患に関するシステマティックレビュー

    池田 政憲, 吉川 知伸, 是松 聖悟, 鈴木 修一, 寺田 明彦, 藤井 洋輔 日本小児アレルギー学会誌 35 (2), 152-169, 2021-06-20

    ...Questionについて疫学研究などの医学的知見をシステマティックレビューにより検討した.受動喫煙は,小児喘息における発症リスクの増加と重症化および呼吸機能低下,小児の咳嗽や痰の増加に関連性が認められた.胎児期の母親の喫煙は,小児喘息の発症および出生時からの呼吸機能低下と関連がみられた.また,受動喫煙は総IgEの上昇と特異的IgEやプリックテストの陽性化に関係し,特に乳児期の受動喫煙は食物や室内アレルゲン...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献84件

  • ラテックス

    吉田 幸一 日本小児アレルギー学会誌 35 (2), 192-197, 2021-06-20

    ...</p><p>現在15種類のコンポーネントがラテックスアレルゲンとして命名登録され,ラテックスの主要アレルゲンはHev b 1, Hev b 3, Hev b 5, Hev b 6である.Hev b 6.02はIgEの主要な結合部位で,その特異的IgE抗体値は粗抗原に対する特異的IgE抗体値とともに臨床現場で測定できる.またラテックスアレルギー患者はバナナ,アボカド,クリ,キウイに対するアレルギーを...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 第4章 危険因子とその対策

    永倉 顕一, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 35 (2), 186-191, 2021-06-20

    ...海外の喘息ガイドラインにおける喘息の発症予防および増悪予防の指針」を表にまとめて示した点などがJPGL2017からの主な変更点である.しかしながら,本邦での喘息診療において重要な家塵中のダニの除去に関するエビデンスはいまだ乏しい.2020年のコロナウイルス感染症2019(COVID-19)のパンデミックに伴い喘息による救急受診や入院の患者数は減少しており,ウイルス感染症の予防対策やマスク着用によるアレルゲン...

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  • 花粉アレルゲン採取を目的とした多花粉・高アレルゲン性スギ品種の選抜

    斎藤 真己, 寺西 秀豊 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 388-, 2021-05-24

    ...</p><p> このアレルゲンエキスはスギ花粉を原料としていることから、着花量やアレルゲン量が多いスギ品種の方がアレルゲンエキスを作製するうえで効率的であり、今後はこのような特徴を持った品種が医学や製薬学の分野から求められる可能性が高い。以上のことから、本研究では、富山県の主要なさし木品種の中から着花量とアレルゲン量の両方が多く、さらにジベレリンに対する感受性が高い品種の選抜を行った。...

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  • アレルギーと概日時計

    中尾 篤人 日本小児アレルギー学会誌 35 (1), 1-7, 2021-03-20

    ...<p>著者らは,生命活動の約24時間周期性(概日性)のリズムを司る概日時計(時計遺伝子)が,マスト細胞の高親和性IgE受容体(FcεRI)の発現を時間依存的に制御し,アレルゲンによるマスト細胞活性化反応(I型アレルギー)に昼夜の日内変動を生みだしていることを明らかにした.I型アレルギーは花粉症や喘息などのアレルギー疾患の主たる病態であり,この制御機構によってアレルギー疾患の症状は1日のある特定の時間帯...

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  • 時間軸で考える,免疫療法のメカニズム

    井上 祐三朗 日本小児アレルギー学会誌 35 (1), 85-87, 2021-03-20

    ...<p>本シンポジウムでは,アレルゲン免疫療法(AIT)のメカニズムについて,経時的な変化を中心に講演した.AITの開始早期においては,脱感作(マスト細胞や好塩基球の活性化と脱顆粒の抑制)が,アレルゲン特異的および非特異的に誘導される.長期的な脱感作の誘導には,IgG4の誘導およびマスト細胞・好塩基球の活性化閾値の低下が重要であると考えられている.また,AITの継続によりアレルゲン特異的制御性T細胞(...

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  • 食物アレルギー治療のこれから

    小林 茂俊 日本小児アレルギー学会誌 35 (1), 77-84, 2021-03-20

    ...</p><p>食物アレルギーの治療を安全に行うためには,正しい診断と重症度評価,適切な食物経口負荷試験の施行と治療適応の判断,食物アレルギーに関する正しい知識の習得が欠かせない.その上で,さらに経口免疫療法の安全性を高める方法として,患者の状況に応じて目標量や増量・維持方法を最適化すること,投与経路の工夫(舌下免疫療法,経皮免疫療法),抗原の標準化,低アレルゲン化食品の使用,抗ヒトIgE抗体併用療法...

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  • 経皮免疫療法

    平井 康太 日本小児アレルギー学会誌 35 (1), 88-93, 2021-03-20

    ...<p>アレルゲン免疫療法は,アレルギー疾患の自然歴を改善する可能性のある唯一の治療法とされており,現在,アレルゲンの投与経路として皮下,経口,舌下,経皮などが考案されている.特に食物アレルギーでは,経口免疫療法が広く実施されている.しかしながら,耐性獲得の不確実性やアナフィラキシーなどの有害事象誘発のリスクが高く,一般診療としてはまだ認められていない.一方,経皮免疫療法は,効果や副作用,アレルゲンの...

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  • 2.化粧品と経皮感作型アレルギー

    峠岡 理沙 日本皮膚科学会雑誌 131 (3), 499-504, 2021-03-20

    ...<p>食物アレルギーは経口摂取による消化管での感作が主体であると考えられてきたが,近年,皮膚を介してアレルゲンが侵入する経皮感作が注目されている.化粧品は皮膚の汚れを除去し,乾燥を防ぎ,外的刺激から皮膚を保護する働きを有している.その一方で,化粧品に含まれる食物由来成分あるいは食品と共通する成分により経皮感作が生じ,その食物を摂食し,アレルギー症状が出現した症例が報告されている.食物アレルギーの症例...

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  • 食物アレルゲン検出キットを用いた大量調理機器の洗浄終了確認の試み

    吉江 明広, 澤田 歩実, 澤﨑 円香, 田邊 公一, 朝見 祐也 日本栄養士会雑誌 64 (8), 451-457, 2021

    ...そのため、目視だけで洗浄の終了を判断することは、食物アレルゲン除去の観点から不十分であると確認された。大量調理機器の洗浄の際に食物アレルゲン検出キットを使用することは、食物アレルゲンの残存の確認に有効であり、さらに食物アレルゲン除去に必要な洗浄水量を算定し、洗浄方法の標準化に有用であると考えられた。...

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  • モデルマウスを用いた花粉-食物アレルギー症候群の病態解明と治療戦略

    加藤 幸宣 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 1 (2), 93-97, 2021

    ...Bet v 1特異的IgEとリンゴエキス由来のアレルゲンとの交差反応によるIgEシグナリングを介した肥満細胞の活性化が,PFASの即時相としての口腔症状を誘発する。一方で,一般的なアレルギー反応でみられる遅発相としての口腔粘膜局所でのTh2/好酸球性炎症は,アレルゲンの刺激によって誘導されない。...

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  • 抗原特異的IgE抗体陽性率と食物アレルギーの実態

    東山 由佳, 朝子 幹也, 宇都宮 敏生, 下野 真紗美, 桑原 敏彰, 井原 遥, 杉田 侑己, 森田 瑞樹, 河内 理咲, 濱田 聡子, 岩井 大 日本鼻科学会会誌 60 (4), 485-494, 2021

    ...今回,我々は関西医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科外来患者の食物アレルゲンと吸入アレルゲンの陽性率と実際に口腔・咽頭粘膜症状を発症している患者の検討を行い,口腔アレルギー症候群の危険因子となる背景を検証した。...

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  • Erratum:食物アレルゲン検出キットを用いた大量調理機器の洗浄終了確認の試み

    吉江 明広, 澤田 歩実, 澤﨑 円香, 田邊 公一, 朝見 祐也 日本栄養士会雑誌 64 (8), 451_e1-451_e1, 2021

    「日本栄養士会雑誌」第64巻8号におきまして、記載に誤りがありました。正しくは次の通りです。<br> 読者の皆さまならびに関係者の皆さまに、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びするとともに、ここに訂正させていただきます。<br> p.37 本文右段落上から21~25行目<br> (誤) 研磨部分を用いて同一人物が一定の力で縦に1回、横に1回磨き、排水した。その後は、「洗浄Ⅰ」、「洗浄Ⅱ」ともに…

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  • Kinect を用いた衣服の自動埃取りシステムの提案

    中本 菜月, 北園 優希 産業応用工学会全国大会講演論文集 2021 (0), 19-20, 2021

    ...さらに、埃や動物の毛はアレルゲンであるため、相手にアレルギーを発症させる可能性がある。以上より、私たちは外出前に服に付着した埃などを取り除くことが必要である。しかし、この作業は通常手作業で行われるため、手間と時間がかかってしまう。この問題を解決するために、以前、ハンガーに掛けられた衣服の埃を自動的に除去するロボットを開発した。...

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  • 微粉大豆粉パンに使用するでんぷん素材の検討

    寺本 あい 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 48-, 2021

    ...<p>【目的】近年、食物アレルギーをもつ者が増加傾向にあり、アレルゲンフリー食品の需要は高い。本研究は、微粉大豆粉を使用した三大アレルゲン不使用パンの開発を目的とし、使用するでんぷんを主成分とする素材(以下、澱粉素材)について検討した。...

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  • 雑草リスク情報-その4:知る人ぞ知る雑草花粉の脅威

    伊藤 幹二 草と緑 13 (0), 38-49, 2021

    ...とくにヒートアイランド化と地表の不透水化による都市・市街地生態系の近年の変貌は,雑草のバイオマスとそこから放出される花粉の量や動態を通じて花粉症発症に影響していることが推察される.そこで,NPO法人緑地雑草科学研究所の市民科学集団「雑草ウオッチャー」を対象に,抗原性植物として登録のある雑草の分布,ならびにスギ花粉以外の花粉症発症例に関してデータ収集を実施した.得られ結果によると,発症の原因となる抗原(アレルゲン...

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  • 興奮と制止,強化と弱化,アレルギーと強迫:免疫反応でも強迫症でも治す原理はやっぱりエクスポージャー

    伏島 あゆみ, 内山 伊知郎, 原井 宏明, 大矢 幸弘, 漆原 宏次, 坂上 貴之, 村井 佳比子 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), SS-001-SS-001, 2021

    ...アレルギーの予防や克服にはアレルゲンを回避するのではなく,早くからエクスポージャー(食べること)を通じて免疫寛容を誘導した方が良い(潜在制止)や,強迫に対するエクスポージャーと儀式妨害(ERP)において一般的な不安階層表に従った段階的な刺激ではなく,期待違反効果を狙った予想外の刺激を使う方が効果が高いことなどを示す。パブロフが残した影響は条件づけだけではない。...

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  • サブスタンスPは,樹状細胞のリンパ節移行と2型炎症を惹起する

    豊島 翔太 ファルマシア 57 (7), 670-670, 2021

    ...アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどのアレルギー炎症は,2型免疫応答を本態とする.アレルゲンが皮膚で感作されると,皮膚に局在する樹状細胞が活性化し,所属リンパ節に移行する.その結果,アレルゲンの情報がヘルパーT細胞(Th2)に提示され,2型免疫応答が惹起される.しかし,アレルゲンにより活性化された樹状細胞は,<i>in</i> <i>vitro</i>でTh2細胞の分化を誘導できないことやマウスに移入...

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  • 無機ヒ素亜急性経口曝露がアトピー性皮膚炎およびアレルギー性喘息の病態に及ぼす影響

    加藤 成美, 小形 祐理, 岩下 直樹, 髙木 善市, 福山 朋季 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-110S-, 2021

    ...両モデルとも最終アレルゲン惹起翌日に動物を安楽殺し,近傍リンパ節,皮膚ないし肺組織,肺胞洗浄液および血清を採材し,その後の解析に用いた。アトピー性皮膚炎モデルでは,無機ヒ素投与群でコントロール群と比較して皮膚炎症状および経表皮水分蒸散量の有意な悪化が認められた。さらにリンパ節中T細胞から産生されるIL-4や皮膚中のIL-5およびIL-33量が無機ヒ素曝露群でコントロールと比較して優位に増加した。...

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  • 当科におけるダニおよびスギ花粉アレルゲンエキスによる皮下免疫療法の安全性の検討

    堀内 辰也, 坂本 要, 代永 孝明, 五十嵐 賢, 田中 翔太, 上條 篤, 櫻井 大樹, 増山 敬祐, 松岡 伴和 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 1 (2), 99-104, 2021

    ...ダニアレルゲンエキスのみの投与の2例と,スギ花粉とダニアレルゲンエキスの両方を投与した7例に全身性副反応を認めた。増量期と維持期で比較すると増量期で有意に全身性副反応が多かった(p<0.01)。全身性副反応を起こした全例に全身性の皮疹を認め,次に呼吸器症状が多かった。全例適切な処置がなされ回復している。...

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  • 小児に対する舌下免疫療法

    川島 佳代子 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 42 (3), 253-257, 2021

    ...小児期に発症したアレルギー性鼻炎は,自然治癒することが少ないと考えられ,薬物療法でコントロールが困難な場合や,対症的な薬物を長期にわたって継続している症例では,積極的にアレルゲン免疫療法を考慮すべきである。舌下免疫療法は,アレルゲン免疫療法の中でも安全性が高く,長期間服用することが求められるが,小児においても十分に施行することができる。...

    DOI Web Site 医中誌

  • モモ摂取後の入浴により発症した食物依存性運動誘発アナフィラキシーの小児例

    村上 至孝, 楠目 和代, 小泉 宗光 日本小児アレルギー学会誌 34 (5), 525-529, 2020-12-20

    ...FDEIAの1例を経験したので報告する.症例は8歳の女児.生のモモを摂取して10分後に入浴し,30分後からアナフィラキシーが出現した.モモのprick-to-prick testは陽性,モモ特異的IgEは5.35UA/mLであった.モモによるアナフィラキシーを疑い,生のモモの食物経口負荷試験を実施したが陰性であった.アスピリンを内服後に生のモモを摂取し運動負荷を行ったところアナフィラキシーが誘発された.アレルゲンコンポーネント...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • アレルゲン:ナッツ類・種子類

    佐藤 さくら 日本小児アレルギー学会誌 34 (5), 612-619, 2020-12-20

    ...解析の技術が進歩し,臨床的な診断精度が向上した.貯蔵タンパク質はプロラミン,クーピンに属し,アレルギー症状の誘発に関連する.ピーナッツのAra h 2,大豆のGly m 8,クルミのJug r 1,カシューナッツのAna o 3,ヘーゼルナッツのCor a 9とCor a 14,ゴマのSes i 1の診断有用性が報告されている.本稿では,ナッツ類・種子類のアレルゲンおよびその臨床診断への利用について...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献43件

  • 野菜・果物

    福家 辰樹 日本小児アレルギー学会誌 34 (5), 602-611, 2020-12-20

    ...に保存される汎アレルゲンの理解がますます重要になると考えられる....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献68件

  • 牛乳含有繊維を使用した衣服により接触蕁麻疹を呈した牛乳アレルギーの男児例

    景山 秀二, 三重野 孝太郎, 小山 隆之, 小林 茂俊 日本小児アレルギー学会誌 34 (5), 579-583, 2020-12-20

    ...<p>小児の食物アレルギー患者は現在も増加しつつあり,治療として食物除去を行っている場合は患者のquality of life(QOL)が低下するため,社会問題ともなっている.中でも牛乳は食物アレルギーの主なアレルゲンで食物アレルギー全体の2割程度を占め,特に乳児期に多く発生する.今回我々は,牛乳タンパクを練りこんだレーヨン繊維を使用した肌着の着用後に接触蕁麻疹を呈した4か月の牛乳アレルギーの男児例...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • FreeStyleリブレによるアレルギー性接触皮膚炎

    岩渕 千雅子, 栗田 昂幸, 日野 治子, 関東 裕美, 岩本 正照, 河上 強志, 田原 麻衣子, 松永 佳世子 日本皮膚科学会雑誌 130 (12), 2557-2565, 2020-11-20

    ...使用し,ほか2例も紅斑や瘙痒が出現していた.今後もFreeStyleリブレの使用例の増加が予想され,IBOAは注意すべきアレルゲンとして重要である....

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  • 全身型金属アレルギー患者に対する心臓外科手術の1例

    永冨 脩二, 松本 和久, 今田 涼, 大野 文也, 立石 直毅, 重久 喜哉, 井本 浩 日本心臓血管外科学会雑誌 49 (6), 349-353, 2020-11-15

    ...人工物には金属成分を含有するものが多く,金属アレルギー患者に対する使用は注意を要する.症例は58歳男性でニッケル,クロム等複数の金属アレルギーを有していた.この患者に僧帽弁置換術と冠動脈バイパス術を予定し,術前に皮膚科と連携し人工物の含有金属の確認と使用予定機材を用いたパッチテストを行い綿密な治療計画を練ることで周術期に問題なく経過することができた1例を経験した.金属アレルギー患者に対しては術前にアレルゲン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • Gly m 4が主要原因アレルゲンと考えられた, ソイプロテイン飲料初回摂取後のアナフィラキシーの1例

    濵岡 大, 大塚 晴彦, 山野 希, 井上 友介, 森山 達哉, 足立 厚子 日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌 3 (3), 436-442, 2020-10-30

    ...プリックテストではソイプロテイン飲料で3+, 主成分の脱脂大豆タンパクで2+をきたし, 血液検査でGly m 4特異的IgE (CAP-FEIA法) が12.0UA/mlであったため, アナフィラキシーの主要原因抗原はソイプロテイン飲料に含まれるBet v 1関連アレルゲンGly m 4と考えた。豆乳アレルギーの報告はわが国で数十例あるが, ソイプロテインが原因でのアレルギーは現在のところ少ない。...

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  • 化粧品パッチテスト2015年のまとめ

    小野田 裕子, 矢上 晶子, 永井 晶代, 岩田 洋平, 鈴木 加余子, 松永 佳世子 日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌 3 (3), 391-402, 2020-10-30

    ...69例中, 化粧品または関連アレルゲンのPTが陽性で臨床的に関連性があると考えられた症例は14例で, 原因製品は9製品であった。最も多い原因製品はヘアカラー剤であった。成分PTは, 持参したシャンプーに陽性反応を呈した1例に施行し, ヒノキチオールが原因アレルゲンと確定した。</p><p>(日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌, 3 (3) : 391-402, 2020)</p>...

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