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検索結果 3,046 件

  • ARNIは駆出率が維持されたプレ心不全患者の左心房容積を改善させるか?

    里 美貴 ファルマシア 60 (2), 155-155, 2024

    ...)上昇を有しているが心不全症状のない病期であり,心不全および心血管リスクの観点から,プレ心不全患者へのアプローチが重要とされている.心不全は駆出率(ejection fraction: EF)が低下した心不全(heart failure with reduced EF: HFrEF)とEFの保たれた心不全(heart failure with preserved EF: HFpEF)に分類できる.アンジオテンシン...

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  • 頻尿に対する脳内アンジオテンシンⅡタイプ1受容体を標的とした薬物療法の可能性

    清水 翔吾 日本薬理学雑誌 158 (5), 379-383, 2023-09-01

    ...質の低下が問題となっている.過活動膀胱に対する薬物治療としては,抗コリン薬,β<sub>3</sub>受容体作動薬の服用ならびにボツリヌス毒素膀胱内注入療法などが挙げられる.しかしながら,いまだ薬物が奏功しない,もしくは有害事象により治療を中断する例は一定数存在する.そして,現行の薬物療法は膀胱を中心とした末梢臓器に作用する薬物であり,排尿および蓄尿を制御する脳に作用する効果的な薬物は存在しない.アンジオテンシン...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 遺伝性疾患のある児童生徒の障害特性に関する担当教員の知識と理解

    加藤 美朗, 大橋 優, 嶋﨑 まゆみ 特殊教育学研究 61 (1), 1-11, 2023-05-31

    ...調査の結果、有効回答は269件(回答率55.3%)で、行動表現型の知識について、たとえばアンジェルマン症候群では質問項目すべてで「知っている」という回答の割合が8 割以上であったが、22q11.2欠失症候群では「知らない」という回答が約5割以上であった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • IV.IgA腎症の最新治療

    二瓶 義人, 鈴木 祐介 日本内科学会雑誌 112 (5), 784-790, 2023-05-10

    ...<p>IgA腎症による末期腎不全への移行は解決すべき重要課題である.従来,レニン・アンジオテンシン系阻害薬,ステロイド,扁桃摘出といった限定的な選択肢しか存在しなかったが,現在IgA腎症の病態に即した様々な新規治療薬の臨床試験が開始されている.本症は,慢性に経過し,病理学的にも多様性に富む糸球体腎炎であることから,その活動性や病期・病態を適切に把握しながら,今後の新規治療薬を選択することが重要である...

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  • I.慢性腎臓病治療薬としての Sglt2阻害薬と今後の展望

    深水 圭 日本内科学会雑誌 112 (5), 761-768, 2023-05-10

    <p>Sglt2阻害薬は,従来の大規模前向き臨床試験により,糖尿病の有無にかかわらず腎保護効果を示すことが明らかとなり,治療抵抗性の慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者への有用性が示されている.CKD患者は心不全を合併していることも少なくなく,Sglt2阻害薬は心不全を合併しているCKD患者に有用である.今後,Sglt2阻害薬の使用が増加することが予想され,適正…

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  • III.ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬,アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬と心腎連関

    田村 功一 日本内科学会雑誌 112 (5), 777-783, 2023-05-10

    ...<p>近年では高齢化進展の影響もあり慢性腎臓病(CKD)患者が増加しており,心腎連関機序によって脳心血管病,特に心不全を合併したCKD患者のさらなる増加が懸念される.このような複合病態による「心血管腎臓病」患者に対しては,血圧や血糖などに対する従来治療とともに新規治療薬も活用した包括的治療管理の重要性が増しつつある.本稿では,ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MR拮抗薬)とアンジオテンシン受容体ネプリライシン...

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  • 四肢の板状硬結を呈した Extensive subcutaneous sarcoidosis の 1 例

    柳瀬 海騎, 齊藤 華奈実, 梅木 真由子, 後藤 瑞生, 嵜野 祐二, 西田 陽登, 駄阿 勉, 中丸 和彦, 織部 元廣, 波多野 豊 西日本皮膚科 85 (2), 104-108, 2023-04-01

    ...さらに,血清アンジオテンシン変換酵素(以下,ACE)活性と血清リゾチーム値が上昇しており,ツベルクリン反応は陰性であったことから,皮下型サルコイドーシスの亜型である extensive subcutaneous sarcoidosis と診断した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • Dreiser の <i>The “Genius” </i> 研究

    田口 誠一 尚絅大学研究紀要 A.人文・社会科学編 55 (0), 19-31, 2023-03-31

    ...アンジェラの悲劇的人生とは対照的に,結末ではユージンは画家として再起し,娘との生活に慰みを見出している。この論文では,第3部“Revolt” を中心にして,ユージンとスザンヌの愛をめぐるストーリー展開と作品の結末を考察するとともに,『天才』の作品評価を試みている。...

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  • 個人的経験、アイデンティティ、不信感の絡み合い

    ルイズ フリーダ・ジョイ・アンジェリカ・オライ アジア太平洋論叢 25 (1), 39-53, 2023-03-31

    本稿は、大阪と京都に居住するフィリピン出身者が、第17代大統領年としてフェルディナンド “ボンボン”マルコス・ジュニアを選ぶかどうかの意思決定に個人的経験、アイデンティティ、不信感がどのような位置を占めるかを探ることを目的としたものである。マルコス・ジュニアの政敵であるカトリック教会のメンバー、市民社会団体や「専門家」、政治に大きな影響力を持つ富裕層のビジネスマン、知識人などがさまざまな問題を投…

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  • 『正法山六祖傳』の原本・完

    木村, 俊彦 四天王寺大学紀要 (71) 215-223, 2023-03-25

    ...江戸時代前期の妙心寺堂司行者(どうすあんじゃ/在家の助役)である能僊(仙)による版行は改竄が所々有り、指摘してきた所である。我々は原本を校訂翻刻することから始めるものであるが、版行本の改竄、時には現本の誤記も指摘した。...

    機関リポジトリ

  • 忍びの情報エヴァンジェリスト

    山田, 隼人 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 149-150, 2023-02-16

    「紙」に描かれた内容をそのまま画像認識のマーカーとして活用し,スマートフォンの地図アプリのように位置情報などを利用し、案内を行う総合ARナビゲーションシステムの構築を目指す。Webアプリケーション上でアプリケーションを構築し、自分の所属する研究室に展示されたポスターについて音声でガイドを行う機能,位置情報を活用したコンパス機能、ARアバターによる音声ガイド機能の3つの機能の実装を行った。本システ…

    情報処理学会

  • 四本鎖核酸を標的にするSARS-CoV-2の感染抑制

    飯田 圭介 ファルマシア 59 (2), 149-149, 2023

    ...SARS-CoV-2によって引き起こされるCOVID-19の理解が進み,重要な宿主決定因子としてアンジオテンシン変換酵素(ACE2)と膜貫通セリンプロテアーゼ(TMPRSS2)が注目されている.SARS-CoV-2はエンベロープ上のS糖タンパク質が受容体ACE2と結合し,続いてTMPRSS2がS糖タンパク質を切断・活性化することで膜融合が起こり,結果として感染が起こる.そのため,これらは重要な治療標的...

    DOI

  • 心不全薬物治療の新たな展開

    田中 敦史, 野出 孝一 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-S38-1-, 2023

    ...<p>心不全の薬物治療は、この30年ほどの間に現在臨床で頻用されているレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬やβ遮断薬等のエビデンスが確立され、それらの薬剤は標準治療薬として広く認知されるに至った。しかし、一概に心不全といえども、心不全には急性・慢性といった古典的な病態区分の他に、心機能や血行動態等に基づく病態区別もあり、それぞれの病態に応じた治療法の選択が重視されてきた。...

    DOI

  • 家族性大腸腺腫症・治療ワクチンの開発

    西山 成 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-S44-3-, 2023

    ...<p>これまで我々は、レニン・アンジオテンシン系のコンポーネントとして同定された(プロ)レニン受容体の役割について検討を進めてきたが、遺伝子がATP6ap2でコードされており、Wnt/β-cateninシグナル経路の活性化に関わることが報告された(Science2010)。...

    DOI

  • 崩れ予測に基づく多段階ばら積みピッキング手法

    元田 智大, ダミアン ジェラルド プティ, 西 卓郎, 永田 和之, 万 偉偉, 原田 研介 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2023 (0), 2A2-D25-, 2023

    <p>To automate operations in a logistic warehouse, a robot needs to extract items from the clutter on a shelf without collapsing the clutter. This study proposes a multi-step motion planner to …

    DOI Web Site

  • 多発性肝嚢胞と抗リン脂質抗体症候群に皮膚サルコイドーシスを合併した 1 例

    大山 綾子, 林 綾乃, 野崎 祐史, 栁原 茂人, 筑後 孝章 皮膚の科学 22 (1), 49-55, 2023

    ...血中アンジオテンシン変換酵素とカルシウム値は正常,肺門部リンパ節腫脹やその他皮膚以外の病変は認めず,皮膚サルコイドーシスと診断した。その後,習慣流産の既往とループスアンチコアグラントが陽性であったことから,膠原病内科で抗リン脂質抗体症候群と診断された。多発性肝嚢胞,抗リン脂質抗体症候群,皮膚サルコイドーシスの <b>3 </b>疾患合併例は今までに報告はなく非常に稀である。...

    DOI 医中誌

  • サイトカインストーム症候群における細胞外プロテアーゼの機能解明と新規治療戦略

    服部 浩一, 島津 浩, 長田 太郎, 高橋 聡, ハイジッヒ ベアテ 日本造血・免疫細胞療法学会雑誌 12 (4), 200-207, 2023

    ...血管内皮障害・機能異常は,凝固・線溶系に代表されるセリンプロテアーゼの一群とメタロプロテアーゼとの二種類のプロテアーゼによって,内皮由来のアンジオクライン因子と炎症性サイトカインとの産生過剰と不均衡を招来,臓器恒常性を維持するアンジオクラインシステムの破綻を誘導,サイトカインストーム症候群の病態形成に関与すること,そしてこれらの細胞外酵素を標的とした抗炎症療法の可能性を提示した。...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • 医薬品による上部および下部消化管傷害の時間的特徴を踏まえたリスク評価

    野田 歩美, 小川 慶子, 天ケ瀬 紀久子, 細木 るみこ 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-O08-2-, 2023

    ...そこで、他のアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)5剤と比較したところ、他の5剤は有意な発症リスクを示さず、遅発性の下部消化管傷害はオルメサルタンに特徴的であることが明らかになった。近年、オルメサルタンの副作用としてスプルー様腸疾患がFDAから注意喚起されている。スプルー様腸疾患は重度の下痢を主症状とする他のARBでは見られない副作用であり、オルメサルタンを長期投与することで生じる。...

    DOI

  • 血管形成と血友病

    高倉 伸幸 臨床血液 64 (7), 661-664, 2023

    ...血管は血液内環境因子の組織への送達のパイプとしての機能と共に,臓器特異的なサイトカインをアンジオクラインシグナルとして分泌することで,臓器の発生・再生・維持に重要な役割を果たしている。...

    DOI Web Site PubMed

  • S1P-aPKCシグナリングが制御するアポトーシス抵抗性の新たな分子メカニズム

    梶本 武利, キャリマン アリシャ, トバイアス アイリーン, 岡田 太郎, パイロ ケイラ, ヴァン アンジェラ, マキャモン アンドリュー, 中村 俊一, ニュートン アレキサンドラ 日本薬理学会年会要旨集 97 (0), 2-B-O08-1-, 2023

    <p>It is well known that cancer cells have an ability of evasion of apoptosis by cellular stress like nutrient starvation. And the balance between apoptosis signal and apoptosis-resistant signal …

    DOI Web Site

  • 機械学習解析を用いた心不全治療薬の年齢別有効性の検討―高知急性非代償性心不全レジストリ研究より―

    川田 敬, 石田 智滉, 福田 仁, 兵頭 勇己, 浜田 知幸, 久保 亨, 相澤 風花, 八木 健太, 石澤 有紀, 新村 貴博, 合田 光寛, 石澤 啓介 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-P-A2-, 2023

    ...アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)及びβ遮断薬は左室駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者に対するガイドラインに基づく治療薬の主軸である。しかしガイドラインの根拠となった知見は若年の心不全患者から得られたものであり、高齢心不全患者に対して心不全治療薬の有用性は不明である。...

    DOI

  • 低心機能を有する慢性心不全患者の退院後後薬物治療の検討

    塚本 圭, 鈴木 敦, 菊池 規子, 志賀 剛, 山口 淳一 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-P-A1-, 2023

    ...<p>【目的】心機能が低下した心不全(HFrEF)に対しては、テンシン変換酵素(ACE)阻害薬/アンジオテンシン2受容体拮抗薬(ARB)、β遮断薬、アンジオアルドステロン拮抗薬(MRA)およびSGLT2阻害薬は標準治療薬として投与することが推奨されている。しかしながら、高齢化や多くの合併疾患などにより導入が困難な心不全例も存在する。...

    DOI

  • タンデムスリット光学系によるアンジュレーター放射光の垂直方向位相空間ビーム特性評価の試み

    篭島 靖, 赤田 樹, 池田 匠 SPring-8/SACLA利用研究成果集 10 (6), 524-529, 2022-12-28

    ...本実験ではタンデムスリット光学系を用いた位相空間強度分布測定により、アンジュレーター放射光の鉛直方向のビーム特性評価を試みた。タンデムスリットの2次元走査により計測した2次元強度分布から上流スリットのフラウンホーファー回折と下流スリットの開口幅の影響をデコンボリューション様の方法で除去し、ビームサイズと角度発散を求めた。...

    DOI

  • 1000 spider silkomes: Linking sequences to silk physical properties

    荒川, 和晴, 河野, 暢明, マライ, アリ・アンドレス, 立石, 綾香, 伊福, 菜穂, 増永, 啓康, 佐藤, 良太, 土屋, 康佑, 大利, 麟太郎, ペドラゾリ, ダニエル, 篠原, 麻夏, 伊藤, 雄介, 中村, 浩之, 谷川, 明男, 鈴木, 佑弥, Ichikawa, Takeaki, 藤田, 将平, 藤原, 正幸, 冨田, 勝, ブラミレス, シーン, チュア, ジョアン, クレイグ, ヘイミッシュ・キャメロン, フーン, チューン・ピン, グレコ, ガブリエル, グアン, ジュアン, ホランド, クリス, カプラン, デビッド・L, スーデッシュ, クマー, マンダル, ビマン・B, Norma-Rashid, Y., オクタビアニ, ヌル・アリア, プレダ, ルクサンダ・C, プーニョ, 二コラ・M, ラジュコワ, ランガム, ワン, シャオキン, 矢澤, 健二郎, ツェン, チャオズ, 沼田, 圭司 Science Advances 8 (41), 2022-10

    Spider silks are among the toughest known materials and thus provide models for renewable, biodegradable, and sustainable biopolymers. However, the entirety of their diversity still remains elusive, …

    DOI HANDLE Web Site 被引用文献1件 参考文献70件

  • 眼サルコイドーシスの特徴的所見による診断と治療について

    丸山 和一 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 42 (1_2), 29-32, 2022-10-01

    <p> サルコイドーシスの眼病変は前眼部から後眼部さらには視神経に至る,汎ぶどう膜炎の形態を呈することが多い.特に中間部から後眼部の強い炎症病態の場合,硝子体混濁・黄斑浮腫を発症し,視力低下を来すことがある.サルコイドーシスによる硝子体混濁の形態は,雪玉状の混濁やびまん性の混濁を示し,網膜には細隙灯検査では多くの細胞が,前部硝子体へ浸潤していることを認める. …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • アンジオテンシンⅡ受容体遮断薬(ARB)先発品・後発品の薬局来訪者における認知度及び使用実態に関する研究

    井沼 道子, 杉原 啓介, 三上 智治, 中西 俊博, 廣津 千絵子, 栁谷 浩紀, 三浦 裕也 青森大学付属総合研究所紀要 24 (1), 1-10, 2022-09-30

    ...近年,後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用量が増加しているなか,一般患者の後発医薬品に対する認識を知るため,後発医薬品の名称の認知度,変更の理由等について薬局来訪者を対象としたアンケート調査を行った.調査対象は高血圧症の治療薬であるアンジオテンシンⅡ受容体遮断薬(angiotensin II receptor blocker),通称 ARB を主とした.2018 年 2 月 6 日から 4 月 27...

    DOI

  • 最新心不全治療により早期逆リモデリングが得られた成人発症型ネマリンミオパチーの1例

    後藤 準, 大瀧 陽一郎, 高畑 葵, 田村 晴俊, 和根崎 真大, 沓澤 大輔, 加藤 重彦, 西山 悟史, 高橋 大, 有本 貴範, 渡邉 哲, 渡辺 昌文 心臓 54 (8), 920-926, 2022-08-15

    ...<p> 症例は67歳の女性.63歳の時に成人発症型ネマリンミオパチーと診断されていた.労作時息切れが出現し,心臓超音波検査で,左室駆出率の高度低下(LVEF 13%)とBNP高値(2,994 pg/mL)を指摘され,重症心不全と診断された.精査・加療目的に当院に転院搬送された.β遮断薬,ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬,アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI),SGLT2阻害薬,イバブラジン...

    DOI 医中誌

  • イチジクの関与が示唆された,アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬による血管性浮腫の1例

    小牧 萌絵, 松尾 祐里, 小野原 貴之, 藤原 紳祐 日本臨床救急医学会雑誌 25 (3), 602-606, 2022-06-30

    ...<p>症例は88歳女性で,高血圧症に対し16年前よりアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)を内服中であった。イチジクの経口摂取後から舌に違和感を自覚しはじめ,急速に舌腫大をきたしたため近医を経て当院救急外来を受診した。抗ヒスタミン薬,副腎皮質ステロイド薬の静脈内投与後も改善なく,気道閉塞のリスクを考慮し気管挿管を行い人工呼吸器管理とした。...

    DOI

  • 酒粕の抗酸化性およびアンジオテンシン阻害活性に及ぼす貯蔵の影響

    谷本, 昌太, 近藤, 留未, 岩佐, 美月, 大石, 綾乃, 田辺, 詩織, 古田, 歩, 馬渕, 良太 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan 117 (5), 364-373, 2022-05

    酒粕の機能性に及ぼす貯蔵の影響を明らかにすることを目的に,吟醸酒,純米酒,普通酒など精米歩合や製造方法の異なる酒粕を貯蔵し,それらのDPPHラジカル消去活性,ORACおよびACE阻害活性の変化を比較した。DPPHラジカル消去活性,H-ORACおよびTotal ORACは,5℃および20℃の両貯蔵温度においてすべての精米歩合の試料で貯蔵中に有意に増加した。L-OARCは5℃の貯蔵においてすべての精…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 慢性腎臓病に合併した高血圧の治療選択

    長谷 弘記 東都大学紀要 = Tohto University bulletin 12 (1), 51-56, 2022-05

    ...治療として輸出細動脈を拡張させる、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)またはアンジオテンシンII受容体阻害薬(ARB)を用いる。高血圧性腎硬化症は輸入細動脈内腔狭小化によって糸球体へ流入する血液量が減少しているのに加えて、体血圧が上昇しているため筋原反応によって輸入細動脈が収縮するため、糸球体血流量はさらに減少する。そこで、輸入細動脈を拡張させるL型Ca2+拮抗薬を用いる。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • ARNI 導入後に著明な心臓逆リモデリングが見られた 1例

    高橋, 有紗, 西村, 拓哉, 古谷, 敏昭, 川田, 泰正, 有井, 薫 高知赤十字病院医学雑誌 26 (1), 25-28, 2022-04-22

    ...症例は 50 代男性.慢性腎臓病の増悪で当院紹介となったが,同時に左室拡大・左室収縮力低 下を伴う急性非代償性心不全を認め,一般的な心不全治療を行うも治療に難渋した.そこで ARB か らアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)(総称名:エンレスト,一般名:サクビ トリルバルサルタンナトリウム水和物)に切り替えを行ったところ,心不全は安定化し,経時的に著 明な心臓逆リモデリングが見られ...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 収容所の過去を再解釈するということ : 『パサジェルカ』映画版と小説版をめぐって

    菅原, 祥 京都産業大学論集. 人文科学系列 55 91-118, 2022-03-31

    ...戦時中を囚人としてアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所で過ごしたゾフィア・ポスミシュの実体験を元に強制収容所における女性看守と女性囚人の関係性を描いたポーランド映画『パサジェルカ』(1963 年)は,制作途中に監督であるアンジェイ・ムンクが急死し未完成の映画として公開されたという経緯もあり,強制収容所を描いたフィクション映画の中でもとりわけ謎めいた作品として知られている。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 「うつ病暗示」は弁解として大学生にどのように評価されているか

    山川, 樹, 坂本, 真士 社会学・社会福祉学研究 第1号 13-26, 2022-03-31

    「うつ病暗示」とはうつ病に罹患している可能性を示唆する発言のことである。本論文はうつ病暗示と一般的な弁解的性質の推測のされ方を検討するため2つの研究を実施した。研究1では369名の大学生が15の弁解について各弁解の外在性、統制不能性、無意図性、不安定性、予測不能性、重大性、そして容認度を評価した。主成分分析の結果「弁解者の非関与性」と「心理的障壁の高さ」という2軸が弁解的性質の次元として見出され…

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 活動弁士から紐解く日本の口頭性 −小津安二郎『生れてはみたけれど』の活動弁士公演を事例に−

    河村 悟郎, Goro Kawamura 紀要 = BULLETIN OF SHIGA BUNKYO JUNIOR COLLEGE 24 (71)-(80), 2022-03-22

    本論は、2021年11月14日(日)に滋賀県長浜市のセミナー&カルチャーセンター臨湖で開催された、「活動弁士&ピアノ生演奏付無声映画公演『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』」に先立って筆者が行った講演「活動弁士から紐解く日本の口頭性」の要旨をまとめるとともに、活動弁士公演を事例として活動弁士研究に新たな展望を示すものである。活動弁士は、無声(サイレント)映画時代に映画の内容説明やセリフの代弁を…

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • Conformational alterations in unidirectional ion transport of a light-driven chloride pump revealed using X-ray free electron lasers

    保坂, 俊彰, 野村, 高志, 久保, 稔, 中根, 崇智, ファンジア, ルオ, 関根, 俊一, 伊藤, 拓宏, 村山, 和隆, 伊原, 健太郎, 江原, 晴彦, 柏木, 一宏, 桂, 一茂, 赤坂, 領吾, 久野, 玉雄, 田中, 智之, 田中, 里枝, 有馬, 登志, 山下, 鮎美, 菅原, 道泰, 内藤, 久志, 松浦, 祥悟, 吉澤, 晋, 登野, 健介, 大和田, 成起, 濡木, 理, 染谷, 友美, 岩田, 想, 南後, 恵理子, 白水, 美香子 Proceedings of the National Academy of Sciences 119 (9), 2022-03-01

    Light-driven chloride-pumping rhodopsins actively transport anions, including various halide ions, across cell membranes. Recent studies using time-resolved serial femtosecond crystallography …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献54件

  • II.各論:慢性心不全の治療薬 1.ARNIとACE阻害薬・ARB

    彦惣 俊吾, 坂田 泰史 日本内科学会雑誌 111 (2), 221-227, 2022-02-10

    <p>ACE(angiotensin-converting enzyme)阻害薬・ARB(angiotensin receptor blocker)は,長らく慢性心不全治療薬の中心的役割を担ってきた.近年,ナトリウム利尿ペプチド分解酵素阻害作用を併せ持つARNI(angiotensin receptor neprilysin …

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 難治性高血圧に対してレニン・アンジオテンシン系阻害薬,虚血性腸炎の体液管理に酢酸オクトレオチドが奏功したaHUSの1例

    久家 沙希那, 塩谷 拓嗣, 森本 優一, 宮崎 紘平, 宮沢 朋生, 近藤 宏樹, 坂田 尚己, 岡田 満, 杉本 圭相 日本小児腎臓病学会雑誌 35 (1), 27-34, 2022

    ...で,生命予後に影響する腎外病変に対する関心が集まっている.症例は3歳女児.血尿,蛋白尿,浮腫を主訴に当院へ紹介され,精査によりaHUSと診断された.臨床経過中に消化管出血,難治性高血圧,肺水腫,そして可逆性の脳萎縮といった多彩な腎外病変を呈し,特に重篤な消化管出血と難治性高血圧の管理に難渋した.病初期におけるaHUSに対する血漿交換療法とエクリズマブの併用療法に加えて,難治性高血圧に対してレニン・アンジオテンシン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献21件

  • アンジオクラインシステムによるがん増殖制御機構

    服部 浩一, 高橋 聡, 長田 太郎, ベアテ ハイジッヒ 日本血栓止血学会誌 33 (3), 314-320, 2022

    ...,血管内皮機能の異常に伴うアンジオクラインシステムの破綻が,がん・腫瘍性疾患の重症化,関連疾患病態の発生とその病勢制御に関与していること,そして一部のがん・腫瘍性疾患に対し,アンジオクライン因子を標的とした分子療法の可能性を提示した.本稿では,国内外の,線溶系因子を含むアンジオクラインシステムによるがん病態の制御機構の解明に関する研究動向について,筆者らの研究成果を交え,紙面の範囲内で概説する....

    DOI Web Site 参考文献29件

  • 運動による慢性腎臓病進行抑制の可能性

    山越 聖子 基礎理学療法学 25 (1), 80-85, 2022

    ...我々はCKD のステージ進行に伴ってみられる腎間質線維化に着目し,運動による腎間質線維化抑制効果の機序について,腎コラーゲン代謝と腎レニン- アンジオテンシン系の関与を報告した。これらの結果から,CKD における運動は,腎間質線維化を予防し,腎不全の進行予防効果をもたらすことが期待される。</p>...

    DOI 医中誌

  • ジオデモグラフィクスからみた将来空き家の都市圏比較

    上杉 昌也, 上村 要司, 矢野 桂司 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 75-, 2022

    ...また,ジオデモグラフィクスデータについては,流通空き家の分析(Kamimura et al. 2019)などにも活用されているエクスペリアンジャパン「Experian Mosaic Japan」(2015)による小地域単位の地区類型を用いて,空き家分布との関連について分析した....

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  • サイトカインストーム関連疾患に対する新規分子標的

    服部 浩一, 島津 浩, 高橋 聡, ハイジッヒ ベアテ 臨床血液 63 (5), 403-409, 2022

    ...この過程で,血管内皮障害・機能異常をトリガーとしたアンジオクラインシステムの破綻,そしてアンジオクライン因子と炎症性サイトカインの発現・産生過剰と不均衡が,主なCOVID-19の合併症の発生に関与していること,そして炎症性疾患に対するこれらのアンジオクライン因子,線溶系因子を標的とした分子療法の可能性を提示した。...

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  • CKD における認知症の対策と治療

    鶴屋 和彦 日本透析医学会雑誌 55 (7), 431-439, 2022

    ...<p>わが国では急速に高齢化社会が進展しており,慢性腎臓病(CKD)患者や透析患者の増加と高齢化が進んでいる.それに伴って,認知機能障害者が増加し,その対策が喫緊の課題となっている.CKD 患者の認知症の特徴は脳血管型認知症の頻度が高いことで,その対策には高血圧や糖尿病などの動脈硬化の古典的危険因子の管理による予防が最も重要である.その他,レニン・アンジオテンシン系阻害薬や貧血対策,運動療法,生活習慣改善...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献49件

  • 越冬栽培・春どり作型における九条系葉ネギの抽苔特性

    吉田 祐子, 中山 真義, 佐藤 文生 園芸学研究 21 (3), 343-349, 2022

    ...九条太’ に比べて ‘スーパーあんじょう’ は抽苔に関して早生性の品種である一方,‘春あんじょう’ は抽苔に関して晩生性の品種であり,抽苔の回避に適している.加えて,‘春あんじょう’ は抽苔個体数の増加が緩やかで,抽苔の開始を感知した後でも大半の個体が抽苔する前に収穫を完了できる,抽苔による品質低下のリスクが低い品種と評価される.いずれの品種にも花芽成長の速度が異なる系統の混在が認められ,成熟相への...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 気道上皮におけるSARS-CoV-2感染での超微細構造の重要性

    川口 高徳 ファルマシア 58 (11), 1081-1081, 2022

    ...“新型コロナウイルス”として2019年後半より世界中で猛威を振るうSARS-CoV-2の侵入および出芽の機構を明らかにすることは,治療薬の開発などにおいて重要である.SARS-CoV-2は,呼吸器上皮に発現するアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)やセリンプロテアーゼであるTMPRSS2といった膜タンパク質を介して細胞内に侵入することが知られている.SARS-CoV-2は,ACE2に結合すると,TMPRSS2...

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  • 高血圧とCOVID-19の関連を再考する

    山本 浩一 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 2-C-S20-5-, 2022

    ...ACE2依存的な影響として、COVID-19の流行初期にレニン-アンジオテンシン(RA)系阻害薬が新型コロナウィルスの感染リスクや重症化リスクを高める可能性が提唱され話題となった。その根拠として、これまでに動物実験でRA系阻害薬が組織ACE2の発現を組織で増加させることを報告した多くの既報が挙げられていた。...

    DOI 医中誌

  • アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)酵素活性によるCOVID-19急性肺傷害の治療効果

    山口 智和, 星崎 みどり, 湊 隆文, 韮澤 悟, 浅賀 正充, 新山 真由美, 安 健博, 内海 大知, 永田 諭志, 鎌田 春彦, 神谷 亘, 河岡 義裕, 保富 康宏, 今井 由美子, 久場 敬司 日本薬理学会年会要旨集 95 (0), 2-O-041-, 2022

    <p>Angiotensin-converting enzyme 2 (ACE2) is a receptor for cell entry of SARS-CoV-2, and recombinant soluble ACE2 protein inhibits SARS-CoV-2 infection as a decoy. ACE2 is a carboxypeptidase that …

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  • 富山県の家庭料理 地域の特徴

    中根 一恵, 守田 律子, 原田 澄子, 稗苗 智恵子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 33 (0), 193-, 2022

    ...魚津では、ハレの料理として暮れの大漁の際に作るあんじゃなますがある。米と魚を使ったハレの行事や祭りの料理として、県東部ではさばやかわはぎなどを使ってつくる押せずし、射水ではしめさばを笹の葉に包んださばの押しずしが作られた。また、米・米粉のおやつとして、いもがいもち、やきつけ、かんもち、黒部では、清水で冷やして食べる水だんごが夏のおやつとして親しまれた。...

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  • ステロイド内服中に可逆性後頭葉白質脳症を起こした巣状分節性糸球体硬化症の1例

    岡部 礼恵, 綾 邦彦, 時岡 孝平, 服部 真也, 山本 幹太, 澤田 真理子, 内野 かおり, 御牧 信義, 武田 修明, 脇 研自, 新垣 義夫 日本小児腎臓病学会雑誌 35 (2), 101-108, 2022

    ...投与開始から4週間後も完全寛解に至らず,腎生検を施行し,巣状分節性糸球体硬化症と病理診断した.腎生検の翌日,収縮期血圧120 mmHg台で,意識障害と左共同偏視があり,可逆性後頭葉白質脳症と診断した.ニカルジピンの持続投与を開始,ミダゾラムの持続静注に加えホスフェニトイン,フェノバルビタールを投与し,持続脳波モニタリングを行った.脳波上のてんかん発射は減少傾向となり,意識障害は回復,画像所見も改善した.アンジオテンシン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 高血圧の基礎研究を臨床に生かす具体策

    茂木 正樹 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 2-C-S20-2-, 2022

    ...日本では高血圧自然発症ラット(spontaneously hypertensive rat, SHR)が確立され、またレニン・アンジオテンシン系の研究などにおいて世界をリードする高血圧研究が進められてきた。...

    DOI 医中誌

  • Fantastic Four時代における心拍数の管理とは~β遮断薬・イバブラジンの活用~

    鈴木 敦 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-S35-3-, 2022

    ...</p><p> 交感神経活性を抑制するβ遮断薬は、心拍数低下・心収縮力抑制による心筋酸素需要低下をもたらすとともに、カテコラミン増加によるレニン・アンジオテンシン系活性化を抑制し、後負荷・前負の軽減、さらに心筋リモデリング抑制に作用する。結果として心保護効果をもたらし、心機能が低下した心不全患者において生命予後の改善効果を示すことが多く示されている。...

    DOI 医中誌

  • 心不全治療におけるARNiとMRAについて

    大谷 直由 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-S35-2-, 2022

    ...すなわち、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の阻害に加え、ナトリウム利尿ペプチドの増強作用が追加されると考えられる。ARNiは2015 年にHFrEFを適応疾患としてFDAに認可され、その5年後の2020年に慢性心不全を適応として日本でも承認された。2015年以降さまざまな臨床試験の結果が集積されつつある。もう一つは、従来より心不全治療に用いられていたMRAである。...

    DOI 医中誌

  • 生体腎移植後の早期ARB内服開始に関する安全性・有効性の検討

    久保 進祐, 野口 浩司, 佐藤 優, 目井 孝典, 植木 研次, 松隈 祐太, 加来 啓三, 岡部 安博, 中村 雅史 移植 57 (Supplement), s378_1-s378_1, 2022

    ...<p><背景>腎移植後早期の血圧管理には主にカルシウム拮抗薬が用いられ、早期からアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)を使用することに関しての安全性や有効性は定かではない。...

    DOI 医中誌

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)におけるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)の役割

    今井 由美子 日本薬理学雑誌 157 (2), 115-118, 2022

    ...<p>レニンアンジオテンシン系(RAS)において,アンジオテンシン変換酵素(ACE)によって変換されたアンジオテンシンⅡ(AngII)は,AT1受容体(AT1R)を介して強い生理活性作用を発揮する.そこで,ACE-AngII-AT1R軸はRASを正に調節する.一方,アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)は,AngIIをアンジオテンシン1-7(Ang1-7)に分解することによってRASを負に調節することが...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件

  • COVID-19と腎臓病(成人)

    岡田 浩一 日本小児腎臓病学会雑誌 35 (1), 1-3, 2022

    <p>2019年11月,中国の武漢に端を発するSARS-CoV-2感染によるCoronavirus disease 2019(COVID-19)は瞬く間に全世界に広がり,パンデミックと化した.その後,2年近くの時間が経過し,COVID-19と腎臓病とに関する情報が蓄積してきている.日本からのものを含めたコホート研究において,入院時の血清クレアチニン高値はCOVID-19重症化のリスク因子であった…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 原著)サン・マルコ修道院におけるフラ・アンジェリコの「受胎告知」

    伊藤 淳 山野研究紀要 28.29 (0), 15-33, 2022

    ...本稿では、フィレンツェのサン・マルコ修道院にある「受胎告知」について、画家フラ・アンジェリコがどのような信仰目的で描いたかを考察した。その方法としてドミニコ会の祈禱姿勢の規範となる『祈禱指南』を修道院のドルミトリオ(宿坊)のフレスコ画に対比させて、ドミニコ会士の聖母マリアへの祈禱姿勢を明らかにした。...

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  • 高血圧治療におけるMR拮抗薬の位置付け

    柴田 洋孝 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 2-C-S20-3-, 2022

    ...近年の臨床試験の結果より、レニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬およびSGLT2阻害薬治療が推奨されるが、残余リスクが問題である。糖尿病やCKDでは、MR発現レベルの上昇や核移行の亢進などによる直接的なMR活性化をきたす。さらに、RAS阻害薬治療に伴うアルドステロンブレイクスルー現象によりMR活性化をきたす。...

    DOI 医中誌

  • COVID-19による嗅覚・味覚障害のメカニズム

    久壽米木 駿, 上羽 瑠美, 近藤 健二, 山岨 達也 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 58 (12), 1350-1355, 2021-12-18

    ...<p>COVID-19の特徴的な臨床症状として,嗅覚・味覚障害がある.これらの化学感覚の喪失は,他の症状が寛解した後も持続することがあり,生活の質を低下させることから重要な問題である.COVID-19による嗅覚・味覚障害の原因として,鼻腔の嗅粘膜および舌の味蕾にSARS-CoV-2ウイルスが宿主細胞に侵入するためのアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体,およびそれを補助するセリンプロテアーゼ(...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 機能選択的レニン-アンジオテンシン系(RAS)調節による新規生活習慣病治療法の探求

    小豆島, 健護, 涌井, 広道, 田村, 功一, Azushima, Kengo, Wakui, Hiromichi, Tamura, Kouichi 横浜医学 72 (4), 553-557, 2021-12-03

    ...満症は脂肪細胞機能不全とともにインスリン抵抗性を惹起し,種々の生活習慣病へと進展するが,その過程において組織レニン-アンジオテンシン系(RAS)の過剰活性化が病態進展に深く関与している.特に, 1 型アンジオテンシンⅡ受容体(AT1受容体)情報伝達系の活性化が組織RASの過剰活性化に寄与しており,慢性的な細胞・組織の酸化ストレス増加・炎症反応亢進などを介して生活習慣病関連臓器障害を発症・増悪させる....

    機関リポジトリ 医中誌

  • 小豆製餡時に排出される渋切り水のタンパク質分解酵素阻害活性

    近藤, 徹弥, 日渡, 美世 あいち産業科学技術総合センター研究報告 (10) 102-105, 2021-12

    小豆を煮熟する過程で排出される渋切水にトリプシン阻害活性が存在することを見出し、阻害物質を粗精製した。本粗精製物質(渋切水cTI)は、既報で報告した煮上水中のトリプシン阻害物質(たんぱく質)と異なり、比較的高分子のポリフェノールであることが示唆された。本物質は121℃、15分間の加熱処理によっても阻害活性を維持し、1~3.5%の食塩存在下における阻害活性は約8割に低下した。本物質はイトヨリダイの…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • アントラサイクリン系薬剤投与後にたこつぼ症候群を発症した1例

    古志野 海人, 岡田 祐介, 森田 祐介, 川原 洋, 香川 雄三, 佐藤 寛大, 大内 武, 渡邊 伸英, 遠藤 昭博, 吉富 裕之, 鈴木 律朗, 田邊 一明 心臓 53 (11), 1223-1229, 2021-11-15

    ...性大細胞型B細胞性リンパ腫の診断でR-CHOP療法加療開始された.1コース終了後,心電図で胸部誘導の陰性T波を認め当科紹介となり,心エコーでは左室心尖部の壁運動異常を認めた.心臓造影CT検査と心臓カテーテル検査では壁運動異常を説明できる冠動脈病変を認めず,たこつぼ症候群(Takotsubo syndrome;TTS)と診断した.さらなる心毒性を避けるためアントラサイクリン系薬剤を抜いたレジメンに変更した.アンジオテンシン...

    DOI

  • 粒状体の粒子形状を再現した個別要素法解析

    ヤン リ, 大坪 正英, 桑野 玲子, サデック ナディミ, バシリオス アンジェリダキス 生産研究 73 (5), 355-358, 2021-11-01

    <p>本研究では非球形の土粒子形状をX 線μCT で測定し,球の集合体(クランプ粒子)として再現した.生成したクランプ粒子の形状パラメータを測定し,構成する粒子数(<i>Ns</i>)との相関を調べた.これらのクランプ粒子を用いた個別要素法(DEM)数値解析を実施し,等方圧縮された粒状体の間隙比および平均配位数を調べ,<i>Ns </i>ならびにoverall regularity …

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  • コロナ禍における周産期診療

    宮下, 進 Dokkyo Journal of Medical Sciences 48 (3), 269-275, 2021-10-25

    ...・胎児への垂直感染の頻度は小さい.しかし母体が重症化した場合の胎児・新生児予後は悪い可能性がある.重症例では免疫寛容の破綻,アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)活性低下による母児への影響が懸念される.・母乳を避ける根拠はないが,感染予防処置は必要である.・妊産婦へのワクチン投与は初期をふくめて禁忌ではないが,いまだに安全性を確証するデータは得られていない....

    機関リポジトリ

  • 公立図書館におけるビジネス支援サービス:安城市図書情報館の事例

    市川 祐子 情報の科学と技術 71 (10), 434-438, 2021-10-01

    <p>日本の公立図書館におけるビジネス支援サービスは,導入から約20年が経過し,公立図書館の約35%が取り組む一般的なサービスとなった。本稿では,市立図書館におけるビジネス支援サービスの一例として,安城市図書情報館の取り組みを紹介する。安城市図書情報館は,図書館資料および「場」の提供と,館内に開設されたビジネス支援機関「ABC(安城ビジネスコンシェルジュ)」との連携で,ビジネス支援サービスを行っ…

    DOI Web Site

  • マグロ類等赤身魚に含まれるセレノネイン

    世古 卓也 Functional Food Research 17 (0), 26-30, 2021-09-12

    ...<p>セレノネインは,2010 年にクロマグロの血液から発見された新規の有機セレン化合物であり,強力な抗酸化能を有する.特にサバ類,マグロ類などの肉食性回遊魚の血液に多く含まれることが報告されており,水産加工残滓を利用した新しい機能性食品素材の開発が進められている.われわれは,酵素や細胞を用いた試験により,セレノネインのアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害作用とメラニン合成抑制作用を見い出した.酵素反応測度論...

    DOI 医中誌

  • 精米歩合の異なる酒粕の抗酸化性およびアンジオテンシン阻害活性

    谷本, 昌太, 近藤, 留未, 岩佐, 美月, 大石, 綾乃, 田辺, 詩織, 馬渕, 良太 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan 116 (9), 654-661, 2021-09

    酒粕の抗酸化性(DPPHラジカル消去活性およびORAC)およびACE阻害活性に及ぼす精米歩合の影響を明らかにすることを目的に,吟醸酒,純米酒,普通酒など醸造方法の異なる酒粕を用いて,それらの抗酸化性およびACE阻害活性を比較した。抗酸化性およびACE阻害活性は精米歩合が高い酒粕が高かった。また,酒粕中のフェノール化合物,ペプチド,酸度,アミノ酸度および非固形分を測定するとともに,酒粕の抗酸化性お…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 1 高齢者のHFpEF(疫学と治療)

    衣笠 良治 日本老年医学会雑誌 58 (3), 364-370, 2021-07-25

    ...<p>HFpEFは,高齢心不全を代表する病態である.いまだ生命予後を改善する治療方法は確立されていないが,レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬,Angiotensin receptor neprilysin inhibitorは一部のHFpEFで有用な可能性が期待されている.HFpEFはフレイルの合併が多く,栄養療法,リハビリ,社会的サポートなど多職種による包括的アプローチが介入の鍵となる...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献10件

  • サルコペニアの成因解明と新規治療法の開発

    杉本 研 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 58 (6), 644-652, 2021-06-18

    ...<p>サルコペニアは,加齢に伴う身体活動の低下や栄養状態の変化,内分泌系の変化,神経筋接合異常など,さまざまな要因が関与しており,併存する疾患の影響も大きく受ける.筋タンパク合成の低下・分解の亢進,オートファジー不全,ミトコンドリア機能障害,筋修復障害などがそのメカニズムとして考えられているが,最近はレニン-アンジオテンシン系,マイオカイン,筋微小循環とサルコペニアの関係も明らかにされつつある.これらの...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • 大豆、及び米糠発酵物からの血圧降下ペプチドの単離・同定

    冨永 隆生, 小川 暁郎, 清水 厚志, 渡邉 和孝, 渡邉 和晃 日本健康開発雑誌 42 (0), 15-20, 2021-06-16

    ...高血圧症にはアンジオテンシンⅡの合成酵素であるアンジオテンシンⅠ変換酵素(ACE)を抑制する治療が行われている。本研究では降圧作用を示す大豆、及び米ぬか発酵物(OE-1)よりACE阻害活性を有するペプチド含有画分を分離、精製し、さらにペプチド配列の解析を行った。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 尿細管から見た糖尿病性腎臓病

    菅原 翔, 久米 真司 日本内科学会雑誌 110 (6), 1178-1183, 2021-06-10

    ...<p>糖尿病性腎臓病(diabetic kidney disease:DKD)は糖尿病の血管合併症の1つであり,典型的な臨床所見としてアルブミン尿を呈する.厳格な血糖管理やレニン・アンジオテンシン系阻害薬を用いた降圧療法等による集学的治療の確立によりアルブミン尿の減少が得られ,DKDの予後は大きく改善してきている.一方で,肥満や高齢化といった,糖尿病患者の臨床背景因子の多様化により,顕性アルブミン尿...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 愛知県における女子青年団の学習活動と農村婦人の養成 ― 安城女子青年団を中心に ―

    田中 , 卓也, TANAKA , Takuya 環境と経営 : 静岡産業大学論集 27 (1), 85-99, 2021-06-01

    碧海郡安城町(現在の愛知県安城市)にかつて存在した「安城女子青年団」は、男子青年団の発足よりも遅く結成された。同団は地元の農村女子の主婦としての養成の場として大きな意義があった。「日本のデンマーク」と称される安城の農業実践を通じて、知識を習得する女性が多く、農業関連の講習会や学習会などに参加し、さらなる知識の習得を志した。安城農林学校を拠点に地元の修養団活動が盛んになる中、女子青年団員も自己修養…

    機関リポジトリ Web Site

  • 安城市鹿乗川流域の旧河道- 遺跡群共通の遺物包含層「K層」-

    永井,邦仁 研究紀要 22 45-56, 2021-05

    愛知県安城市東部の沖積低地にある鹿乗川では、その流域に弥生時代〜中世の遺跡が集中する。これまでの発掘調査で蛇行する鹿乗川の旧河道が検出され、堆積状況と出土遺物によって平安時代中期までに完全に埋没してその跡地が小区画水田に利用されていることが明らかになってきた。  本稿では、耕作地化によって生じた中世以前の遺物を包含する黒褐色系土層が鹿乗川流域の一帯に広がっていることを確認し、これを遺跡分布範囲の…

    DOI Web Site 全国遺跡報告総覧

  • 江戸深川の肥物商小津家に関する一考察 ―小津安二郎の作品の背景―

    曲田, 浩和, MAGARIDA, Hirokazu 現代と文化 : 日本福祉大学研究紀要 (142) 21-30, 2021-03-31

    映画監督の小津安二郎は生まれ育った深川をよく映画の舞台とした.小津家は代々深川で肥料店を営んでいた.小津安二郎の時代前史として江戸時代の小津家(湯浅屋与右衛門)を考えることで,見えてくる深川地域の歴史像がある.一つは,伊勢商人のコミュニティと深川との関係である.もう一つは,商業地としての深川の形成過程である.小津安二郎の時代の小津肥料店は深川にいくつもの店を構える大商人であり,その息子として,店…

    機関リポジトリ Web Site

  • トウキ由来特有成分の特徴づけに関する研究

    大野, 正博, 原, 如乃 山口県立大学学術情報 14 25-29, 2021-03-31

    ...トウキの根には高血圧抑制活性の指標とされるアンジオテンシンⅠ変換酵素(ACE)阻害活性があると報告されている。大野らは、従来使用されずに廃棄されていた葉部や茎部分にも ACE 阻害活性が存在することをすでに報告した。しかし、トウキに含まれている ACE 阻害活性がどのような物質に由来するかは不明である。...

    機関リポジトリ 医中誌

  • ピンホールカメラを利用した蛍光XAFSイメージング法の開発

    谷田 肇, 岡本 芳浩 X線分析の進歩 52 (0), 69-80, 2021-03-31

    ...X線を用いる場合は,比較的厚い試料に対して容易に測定できる.ここでは,比較的低エネルギー領域にX線の吸収端を持つ遷移金属元素を対象とし,ガラス材料などの薄くすることが難しい試料中での価数分布を高速スクリーニングすることを目的とした蛍光法の開発を試みた.高感度で位置分解能を持つXAFSスペクトルを得るために,シンチレーターを用いない直接撮像型の検出器とピンホールを用いて,入射エネルギー可変で高輝度のアンジュレータ...

    DOI

  • 当院の大腿骨転子部骨折の周術期における抗血栓薬内服群と内服休薬群と非内服群の3群間比較検討

    中谷 公彦, 井田 敬大, 千々岩 芳朗, ファン ジョージ 整形外科と災害外科 70 (1), 15-18, 2021-03-25

    <p>大腿骨転子部骨折は早期手術を行うことが推奨されているが,休薬による待機を余儀なくされていることが多い.当院において抗血栓薬内服患者の早期手術の安全性についての検討を行った.2017年1月~2018年12月に当院で大腿骨転子部骨折に対して骨接合術を施行した197例のうち,年齢・術前待機日数・手術時間・術中出血量・輸血量・術前と術翌日と術後1週Hb値・死亡率の記載が確認できた157例を対象とし…

    DOI Web Site 医中誌

  • 2000年代の戦記から考える慰安所

    篠原, 真史 佛大社会学 45 1-12, 2021-03-20

    アジア・太平洋戦争が終わり,しばらくすると戦争体験者が手記をまとめるようになる。当初それらは,あまりに悲惨なことあまりに忌まわしいことは書かない傾向であったが,慰安所の記述は少なからず残されている。21世紀を迎えるころ,戦争指導者への不信,残虐な行為への自省という2つのパースペクティブから1),戦記は事実をありのままに伝える文章に変化していく。慰安所についても自身の買春の体験をもとに書き残されて…

    機関リポジトリ Web Site

  • 急性腎障害を来した III 型 Bartter 症候群の 1 例

    杉浦 紀香, 多代 篤史, 藤浦 直子, 山森 一輝, 宮地 悠江, 柴田 元博 日本小児腎臓病学会雑誌 34 (1), 51-59, 2021

    ...<p>Bartter 症候群(BS)における急性腎障害(AKI)の報告は少ない.今回我々は AKI を来した III 型 BS の 1 例を経験した.1 歳 1 か月の女児,生後 9 か月時に偶発的に低 Na,低 K 血症,代謝性アルカローシス,成長障害を指摘され,尿細管機能異常症を疑われカリウム製剤とアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE-I)の投与が行われていた.感冒時に低 K 血症等の電解質異常悪化...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 抗血栓・高血圧ワクチンによる新規脳梗塞予防法の開発

    島村 宗尚, 中神 啓徳 日本血栓止血学会誌 32 (3), 284-288, 2021

    ...<p>我々はアンジオテンシンIIを標的とした高血圧ワクチンおよびS100A9をターゲットにした抗血栓ワクチンの開発に取り組んできた.いずれも内因性のタンパク質に対する有害な自己免疫反応を回避でき,高血圧ワクチンについては持続的な降圧作用や脳梗塞における脳保護効果が齧歯類で認められ,現在臨床試験に進んでいる.抗血栓ワクチンではクロピドグレルと同程度の効果が長期に持続しつつも出血時間の延長を認めないことが...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • レーザー変調における電子ビームのシミュレーション

    菅 晃一, 神戸 正雄, 楊 金峰, 吉田 陽一 アイソトープ・放射線研究発表会 1 (0), 38-, 2021

    <p>超短パルス高エネルギー電子ビームは、光源開発や時間分解分光等の応用のために必要とされている。パルスラジオリシスの時間分解能を向上するための電子ビーム圧縮方式として、レーザー変調による電子ビーム圧縮のシミュレーションについて報告する。</p>

    DOI

  • 新型コロナウイルスワクチン開発の現況

    岡田 賢司 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 2-S22-1-, 2021

    ...アンジェス社/阪大/タカラバイオ社製ワクチはDNA ワクチン、塩野義製薬/感染研/UMNファーマ製ワクチンは遺伝子組換えタンパクワクチン、第一三共/東大医科研製ワクチンはmRNAワクチン、KMバイオロジクス/東大医科研/感染研/基盤研製ワクチンは従来型の不活化ワクチンとそれぞれ異なるモダリティのワクチンが開発されている。 当日は、公開されている情報を基に、各ワクチンの開発上の現況と課題を紹介する。...

    DOI 医中誌

  • 冷え・痛みの治療に伴う八味地黄丸の緩やかな降圧薬減量効果

    小野 孝彦, 鈴木 大輔, 山崎 玄蔵, 大瀬 綾子, 横山 健 日本東洋医学雑誌 72 (4), 368-376, 2021

    ...うち4症例で9ヵ月までにアンジオテンシン受容体拮抗薬3例と Ca 拮抗薬1例で降圧薬の減量があった。八味地黄丸治療前の収縮期血圧は平均で127mmHg であり,降圧薬の減量にもかかわらず,9ヵ月後の収縮期血圧は平均で128mmHg と安定していた。降圧薬治療中の患者に対して八味地黄丸の長期服用により減量をもたらす可能性があり,血管内皮保護作用が推測され,高齢化社会における有用性が示唆される。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 小児腎臓疾患とレニン・アンジオテンシン系:その解明と治療への応用

    漆原 真樹 日本小児腎臓病学会雑誌 34 (1), 7-12, 2021

    ...<p>腎臓における局所のレニン・アンジオテンシン系(renin-angiotensin 系:RA 系)は全身性の RA 系から独立して制御されており,血圧や体液量の調節だけでなく腎障害の病態機序に関与している.近年,尿中に排泄された RA 系の基質であるアンジオテンシノーゲンが腎臓内の RA 系活性化を反映する優れた指標であることが明らかとなりバイオマーカーとして利用されている.その臨床応用は高血圧以外...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献39件

  • 小児腎臓疾患の今と昔 : IgA 腎症の発症病態からみた治療の進歩

    川崎 幸彦 日本小児腎臓病学会雑誌 34 (1), 21-31, 2021

    ...糸球体に沈着し,補体,マクロファージやメサンギウム細胞の活性化を介して炎症が惹起され,糸球体障害が進展する.自然経過あるいは治療によって尿所見が正常化するものから,蛋白尿の悪化,腎機能の低下を来して小児期に末期腎不全に至るものまで予後はさまざまであり,その重症度に応じた治療法が選択される.腎障害の進展を防ぐためには,これらの免疫応答を制御することが重要であり,重症例に対してはステロイド薬,免疫抑制薬やアンジオテンシン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献48件

  • 脳内レニン・アンジオテンシン系による循環・代謝調節

    篠原 啓介 自律神経 58 (1), 86-90, 2021

    ...を介した脳内RAS亢進がみられた.これらより,細胞内レニンは脳内において分泌型レニン発現に対して抑制的に働き,下流のアンジオテンシン産生を抑制することで,脳内RASという中枢性循環・代謝調節機構を制御している可能性が示唆された....

    DOI 医中誌

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