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検索結果 95 件

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  • アンドレブルトンの『ナジャ』における現在あるいは時間の問題

    加藤, 彰彦 四天王寺大学紀要 (71) 37-68, 2023-03-25

    ...アンドレブルトンの『ナジャ』には、テキスト上においてナジャと出会った日付が明確に示され、その意味でいつの出来事であるかは明確であるように思われる。ところが、語り手の現在はいつなのかとなると、とたんに現在とはいつなのか明確ではなくなり、ここにおいて時間の問題が生じてくる。...

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  • アンドレブルトンにおけるシュルレアリスムの浮遊するシニフィアン

    加藤, 彰彦 四天王寺大学紀要 (70) 109-140, 2022-03-25

    ...アンドレブルトンにおいてシュルレアリスムの言語とは何かという観点から考察を始めた。ブルトンは現実の否定ということからシュルレアリスムを立ち上げている以上、現実をただ単に描写するだけでは意味がなく、そこで出てきたのがシュルレアリスムのイメージ論である。ただこれは詩のようなものであれば有効なのだが、散文詩であれ少し長いものになると問題が生じる。...

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  • アンドレブルトンの『ナジャ』における関係主義から実体主義への移行

    加藤, 彰彦 四天王寺大学紀要 (69) 145-175, 2021-03-25

    ...アンドレブルトンの『ナジャ』の第三部の存在という構成上の問題を解明するために、プルーストの『失われた時を求めて』の第一篇「スワン家の方へ」における第三部「様々な土地の名・名前というもの」の『ナジャ』との構成上の類似を指摘した上で、本論考の第一部においては「ナジャの物語」の中のナジャの存在を関係主義的に捉えることで明らかにしつつ、同時に関係主義の捉え方の問題点を指摘した上で、第二部では『ナジャ』の第三部...

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  • アンドレブルトンとアルベール・カミュの関係

    バスティアン, ソフィー[著], 長谷川, 晶子[訳] 京都産業大学論集. 人文科学系列 53 3-13, 2020-03-31

    ...本稿はアンドレブルトンとアルベール・カミュという20 世紀フランス文学を代表する重要な作家の関わりを分析するものである。40 年代に彼らは政治的な感覚と倫理的な要請を共有していた。また全体主義と死刑への反対の立場でも協力し,世界市民という国際主義的な運動に賛同していた。カミュが有名なエッセイ『反抗的人間』を1951 年に出版すると,センセーショナルな論争が始まる。...

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  • アンドレブルトンにおけるシュルレアリスムと精神分析

    加藤 , 彰彦 四天王寺大学紀要 (68) 123-154, 2019-09-25

    ...ジル・ドゥルーズの『シネマ』において示されている映画に対する姿勢とは、何かの理論によってそれを解釈・分析するのではなく、それをそのまま鑑賞するというものであるが、対象に向かうあり方が果たしてそれで可能かをアンドレブルトンのシュルレアリスムの研究のあり方において検証したのが本論考である。...

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  • アンドレブルトンの『ナジャ』におけるナジャの不在

    加藤, 彰彦 四天王寺大学紀要 (67) 203-233, 2019-03-25

    ...アンドレブルトンの『ナジャ』において、ナジャの物語の最後でナジャの不在を意味する ブルトンの発言がある。ナジャの不在とはいいながらも、ナジャが実在した人物であることは 明らかになっているが、それでは何故ナジャの不在が語られるのか。それについて考察したの が本論考である。...

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  • 〈論文〉ブルトンの視覚と再現の問題:1920 年代の写真論と『ナジャ』

    有馬, 麻理亜 近畿大学教養・外国語教育センター紀要. 外国語編 9 (2), 57-74, 2018-11-30

    ...[抄録]本稿では、1920 年代におけるアンドレブルトンの写真論を論じ、それが20 年代の代表作である『ナジャ』に対してどのような影響を与えたかを分析した。まずは多くの先行研究が前提とする「自動記述=思考の写真」というある種の定理そのものを再検討することから出発し、1920 年代における彼の写真に関する言説を分析した。...

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  • アンドレブルトンにおけるシュルレアリスムと無意識

    加藤, 彰彦 四天王寺大学紀要 (66) 119-149, 2018-09-25

    ...アンドレブルトンにおいて無意識というと、シュルレアリスムの中心的な概念であり、そ れは自動記述が無意識の書き取りであり、超現実に至る前提としての夢も無意識の現われであ ることから理解される。ただそのようにシュルレアリスムを創作を中心に考えるのではなく、 ブルトンが『ナジャ』において無意識への依存を表明したのは、あくまで主体的な生き方に関 わる問題であると考える。...

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  • アンドレブルトンにおけるシュルレアリスムと現実

    加藤, 彰彦 四天王寺大学紀要 (65) 151-182, 2018-03-01

    ...アンドレブルトンの言う超現実は夢と現実の弁証法的な融合であるとされ、夢については『シュルレアリスム宣言』や『通底器』において考察されているのであるが、現実においてはそのような考察はなく、その点に注目し、現実についての考察を試みたのが本論考である。...

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  • アンドレブルトンの『ナジャ』におけるメタ物語の存在

    加藤, 彰彦, KATOH, Akihiko 四天王寺大学紀要 62 199-230, 2016-09-25

    ...アンドレブルトンの『ナジャ』は表面的に見ればブルトンとナジャの出会いと別れの物語として捉えられるのであるが、1928年の初版に対して手を加えた1962年の改訂版に新たに付け加えられた「序言」には記述に代えて写真図版を揷入していると明言しているにも拘らず、ナジャの写真がないという点に注目し、それを本論考の出発点とした。...

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  • アンドレブルトンのジョルジオ・デ・キリコ論における現代の神話

    長谷川, 晶子 京都産業大学論集. 人文科学系列 48 317-331, 2015-03

    ...本論の目的は,シュルレアリスム運動の理論家アンドレブルトンの絵画論における神話をめぐる思考を明らかにすることである。現代の特殊性を歴史としてではなく,暗示的で謎めいた神話として語ることは,シュルレアリストたちに共通したふるまいであり,とりわけ第二次世界大戦後のブルトンによる神話論はこれまで多くの研究対象となっている。...

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  • 内部の古くからの敵― ブルトンとバタイユをめぐって ―

    小山, 尚之 東京海洋大学研究報告 4 11-25, 2008-03-31

    ...1930 年にアンドレブルトンとジョルジュ・バタイユの間に激しい論争があったことはよく知られている。それは、ヘーゲルの弁証法を土台にしたシュルレアリストたちの採択するマテリアリスムに対して、バタイユが、みずからの低・マテリアリスムの立場から、それはイデアリスムの一形態にすぎない、と批判したことから始まった。...

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