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検索結果 1,126 件

  • 微量金属同位体比高精度分析法の開発とその海洋化学への応用

    高野 祥太朗 海の研究 33 (1-2), 17-30, 2024-03-15

    ...(ii)インド洋および太平洋における溶存態銅の濃度および同位体比分布を明らかにし,海洋における銅の生物地球化学循環を明らかにした。(iii)東シナ海における溶存態ニッケル,銅,亜鉛の同位体比分布を明らかにし,陸域から東シナ海表層への微量金属の供給プロセスについて明らかにした。(iv)南シナ海における沈降粒子中のニッケルと銅の同位体比分析によって,それらの粒子態微量金属の起源の推定を行った。</p>...

    DOI Web Site 参考文献49件

  • <試論>イネは湿地の雑穀か? --東アフリカの稲作農耕について--

    加藤 太 農耕の技術と文化 32 1-12, 2023-11-25

    ...タンザニアの稲作のルーツは紀元前1世紀から紀元後5世紀の間にアジアからインド洋交易によってもたらされたイネの種子に遡ることができるが、アジア稲作の技術は東アフリカに直接伝わらなかった。現在の東アフリカの稲作技術の要素はほとんどが農学的適応を支える立地適応型技術によって構成されており、立地形成型技術はあまりみられない。...

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  • WEB気象マップを活用した中学生向け探究教材

    瀧本 家康, 川村 教一, 田口 瑞穂, 吉本 直弘 理科教育学研究 63 (3), 573-587, 2023-03-31

    ...中学校3年生を対象として,2021年8月の大雨を事例とした実践を行った結果,水蒸気の起源について,複数の異なる情報源を総合的に考察して71%の生徒が少なくとも太平洋やインド洋の遠方から水蒸気が輸送されていた可能性を見いだして表現することができた。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • インド洋西域における奴隷貿易の展開

    藍澤 光晴 関西大学経済論集 72 (特集), 87-107, 2023-03-10

    ...そこで本稿では、ザンジバルやマダガスカルにおける奴隷貿易の考察を通して、19世紀インド洋奴隷貿易の一端を描写し、ヨーロッパ列強に組み込まれつつある過程、つまりインド洋西域の近世から近代への移行過程について考察する。...

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  • <論説>一三世紀のラスール朝の宮廷料理 (特集 : 食)

    馬場 多聞 史林 106 (1), 44-72, 2023-01-31

    ...一三世紀から一五世紀にかけて、インド洋西海域・西アジア・北東アフリカの人・物・情報が行き交うイエメンを支配するラスール朝が栄えた。本稿では、ラスール朝の一三世紀の宮廷料理について、同時代他地域や後代に見られる料理との比較を行いつつ、考察した。宮廷食材については、イエメンの市井の人々の食事と比べると、ミレットやソルガム、魚の使用が限られている一方で、羊や香料・香辛料の登場が目立つ。...

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  • 高解像度衛星画像分析による南部アフリカ初期国家の形成過程の検討

    宮内 洋平, 小野 映介, 小岩 直人, 野中 健一 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 121-, 2023

    ...</p><p></p><p><b>3.結果および考察</b></p><p> 高解像度衛星画像の分析と現地調査により実施しマプングブエ遺跡の中心となる貴族階級が暮らした丘の部分および一般人が居住したとされている丘の周辺等の地形的条件を明らかにすることができた.また広域の地形図の作成と検討から先行研究で指摘されていたリンポポ川を経てインド洋沿岸の港(チブエネ遺跡)に至るルートに関し地形学的に補完できることを...

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  • インド洋におけるZr, Hf, Nb, Taの鉛直断面分布の解明

    植木 隆太, 鄭 臨潔, 高野 祥太朗, 宗林 由樹 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 54-, 2023

    ...<p>ジルコニウム(Zr),ハフニウム(Hf),ニオブ(Nb),タンタル(Ta)は電荷が高いイオンとなるため,強配位子場元素(HFSE)と呼ばれる.海水中のZr/HfとNb/Taの濃度比は水塊によって大きく変動することから,新しい水塊トレーサーとして有用と考えられている.今回は,2009年にインド洋11測点(40°E, 62°S - 86°E, 17°N)の各深度から採取した海水試料を分析して得られた...

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  • (エントリー)海洋コアコンプレックスの延性剪断帯における流体-岩石反応とレオロジー特性

    二村 康平, 道林 克禎, 針金 由美子, 小原 泰彦 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 305-, 2023

    ...しかしながら、OCCにおける流体-岩石反応の研究は、200以上確認されているOCCのうち、大西洋中央海嶺のアトランティス岩塊、南西インド洋海嶺のアトランティスバンクおよびフィリピン海パレスベラ海盆のゴジラメガムリオンに限られる。また、流体-岩石反応と斑れい岩の微細構造発達の関係について詳細な解析がなされているものの、剪断帯のレオロジー特性に関してはほとんど理解が進んでいない。...

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  • モルディブ南部において長周期波を発達させるうねりの襲来波源に関する研究

    吉野 日和吏, 下園 武範 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...<p> モルディブ南部に襲来する遠方からのうねりはリーフ上で長周期波を発達させ,突発的に遡上高を増大させる.先行研究により南極付近からインド洋内を赤道域付近まで伝わるうねりの存在が指摘されている.本研究ではモルディブ南部に遡上高増大をもたらすうねりの発生域特定や発達過程解明,伝播経路推定および予測可能性を検討した....

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 東部インド洋における海水中Te化学種の分布と海洋学的特徴との関連について

    深澤 徹, 小畑 元, 則末 和宏 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 55-, 2023

    ...本研究では、西部北太平洋とは対照的に、貧酸素水塊が発達した海域を含む東部インド洋を対象として、KH-18-6次研究航海Leg.2で得られた海水試料中のTe化学種を分析し、それらの濃度や濃度比の分布と東部インド洋の海洋学的特徴との関連を考察した。</p>...

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  • 学部生に伝える研究最前線

    竹内, 一将, 嶋屋, 拓朗, 東塚, 知己, 那須, 雄介, Campbell, Robert E. 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 53 (6), 7-9, 2022-03-20

    ...細菌の背くらべで探る 統計法則と集団適応/エルニーニョの弟~インド洋ダイポールモード/乳酸は実は重要物質 -乳酸センサーの開発...

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  • CMIP6マルチモデル将来予測における夏季東アジアの確かな海面気圧パターンと不確かなパターン

    尾瀬 智昭, 遠藤 洋和, 高谷 祐平, 前田 修平, 仲江川 敏之 気象集誌. 第2輯 100 (4), 631-645, 2022

    ...第1(第3)モードは、地球温暖化で鉛直方向に安定化した大気がもたらす、インド洋の赤道域(北方域)での鉛直流抑制および太平洋の赤道域(北方域)での逆方向の鉛直流偏差が要因として考えられる。上記のモードの特徴は、CMIP5の解析結果と本質的に共通している一方で、異なっている海面水温偏差はモードの2次的な構造と関係している。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献30件

  • バーチャル研究航海構想:高知コアセンターの保管コアを活用した新たな掘削科学プロジェクト

    池原 実, 久保 雄介, 黒田 潤一郎, 諸野 祐樹 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 100-, 2022

    ...高知コアセンターには、西太平洋とインド洋で掘削された約146kmの深海掘削コアが保管されるとともに、日本の研究船等で世界中の海底から採取された1000地点を越える海洋コアなども保管されている。バーチャル研究航海では、異分野連携研究や多くの地点を広域的に取り扱うテーマを設定し、既存データの集約、コアの再観察、最新機器による解析、サンプリング等を集中して実施し、新たな成果を創出することを目指している。...

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  • 現場型放射線センサによる外洋域での鉛直連続計測

    下島 公紀 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 170-, 2022

    ...このセンサは1秒毎の放射線を計測するもので、観測を行ったアラスカ沖やインド洋において、水深500〜1000 m付近で微弱ではあるが放射線が計測された。この水深では濁度も極大を示しており、懸濁粒子と放射線は良い相関関係にあった。</p>...

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  • 南北インド洋における有機臭素ガスとCFC-11、イソプレンの測定

    大木 淳之 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 202-, 2022

    ...<p>本研究では、南北インド洋の観測(GEOTRACES JAPAN KH-09-5 航海)にて、大気と海水中のハロカーボン類とイソプレンを測定した。表層における混合状態をCFC-11の分布から読み解き、海洋植物由来の有機ガス成分の分布との関係を調べた。北インド洋亜熱帯域(17°N, ER-5)では、表層混合層内で高濃度のイソプレン(~100 pmol L–1)が見られた。...

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  • 深海堆積物のグローバル地球化学データ構造の統計解析

    平子 雅啓, 安川 和孝, 中村 謙太郎, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 158-, 2022

    ...Yasukawa et al. [3] は,レアアース泥の起源の解析を目的として,太平洋及びインド洋から得られた約4,000試料の全岩化学組成データに対して,ICAによる解析を行った.その結果,レアアースの濃集に関連する成分は海水起源マンガン酸化物, リン酸カルシウムおよび熱水起源鉄酸化水酸化物であり, いずれの成分で特徴づけられるレアアース泥であっても,資源として高いポテンシャルを有するためには,...

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  • 深海サンゴ(トクササンゴ)の炭酸塩骨格を用いた古海洋研究の展望

    小坂 由紀子, 沈川 洲, 佐藤 暢, 南 雅代, 淺原 良浩, 加藤 丈典, 徳田 悠希, 池原 実 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 157-, 2022

    ...トクササンゴは、枝状のカルサイト骨格を持ち浅海から深海まで汎世界的に分布するサンゴで、南大洋インド洋区コンラッドライズから採取された深海サンゴの大部分を占めていた。これまで深層の古海洋研究に用いられてきたアラゴナイト質の単体サンゴは、寿命が100年程度でU-Th年代の誤差範囲より短いことから、サブサンプリングの際に部位を考慮する必要が無いとされている。...

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  • 西赤道太平洋における中期中新世から後期漸新世の放散虫生層序の報告(IODP Site U1490)

    松崎 賢史, 上栗 伸一, 佐川 拓也 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 375-, 2022

    ...前期〜中期中新世の放散虫生層序はインド洋・東赤道太平洋での先行研究により確立されている。放散虫が多い石灰質軟泥が堆積する区間のコアキャッチャー試料を処理したところ,保存の良い放散虫化石が産出することが分かった。放散虫生層序の予備調査を行った結果,いくつかの放散虫生層準を認めることができたので,石灰質微化石の年代指標と合わせて前期中新世の年代モデルを作成することができた。...

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  • 日本の冬季極端降雪と極端降水に対するマッデンジュリアン振動の影響

    高橋 千陽, 今田 由紀子, 渡部 雅浩 気象集誌. 第2輯 100 (1), 257-283, 2022

    ...(1) 北西日本域における日本海側(SJA)の極端降雪発生確率は、MJOが海大陸から西太平洋で活発な位相で有意に約20%増加し、MJOがインド洋で活発な位相で30−40%減少する; (2) 日本の太平洋側 (PAC)の極端降水は、MJOがインド洋で活発な位相で40-50%増加し、MJOが西太平洋で活発な時は約30%減少する; (3) 関東地方(Kanto) の極端降雪は、MJOが東部インド洋から海大陸...

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  • 東部インド洋における鉄と硝酸塩の鉛直フラックス

    Idha Yulia Ikhsani, Kuo Hong Wong, 小川 浩史, 小畑 元 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 165-, 2022

    ...<p>海洋における一次生産の制限因子である鉄と硝酸塩の供給過程を解明するため、東部インド洋において海水中の鉄と硝酸塩の濃度分布を明らかにした。過去の東部インド洋におけるRa-228のデータから鉛直拡散係数を推定し、それぞれのフラックスを計算した。鉄の鉛直フラックスは大気を経由した鉄の降下フラックスとほぼ同程度であった。...

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  • 濃度および安定同位体比の測定に基づいた 水圏環境におけるMo, Wの分布と起源の解析

    松岡 航平, 宗林 由樹, 高野 祥太朗, 龍山 智道 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 163-, 2022

    ...これまでに観測を行ったのは太平洋、インド洋、日本海、東シナ海、大阪湾、淀川、宇治川である。これらの水試料中のMo, W濃度、δ<sup>98/95</sup>Moとδ<sup>186/184</sup>Wを測定した。外洋では、Moと同様にWの濃度および安定同位体比は均一であることがわかった。...

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  • 1924年パリ五輪に向かう日本選手団一行の船上でのトレーニングに関する一考察(人,史)

    大林 太朗 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 (0), 142-, 2022

    ...<p>1912年ストックホルム大会、1920年アントワープ大会に続く三度目のオリンピック出場を控えた日本選手団は、南回り航路(南シナ海-インド洋-地中海経由)で開催都市のパリに向かった。約6週間にわたる船旅において、当時のアスリートたちはいかに鍛錬し、どのようにコンディショニングを行ったのか。...

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  • 外洋域および熱水域におけるクロムの分布および分布に影響を与える要因

    一色 健司 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 171-, 2022

    ...<p>太平洋の西経160度に沿った観測点における全溶存Crの鉛直分布と、インド洋の観測点における全溶存Crの鉛直分布は,ほとんどの観測点で弱い栄養塩型の分布となっていた。両者の各観測点での鉛直分布のパターンに顕著な差は見られなかった。太平洋の平均濃度(7nmol/L)はインド洋の平均濃度(4nmol/L)より高かった。...

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  • 東部インド洋におけるビキニ核実験起源プルトニウムの輸送過程

    山田 正俊, 鄭 建 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 164-, 2022

    ...また、海水柱中の<sup>240</sup>Pu/<sup>239</sup>Pu同位体比の平均値は0.242であり、グローバルフォールアウト比に比べて有意に大きく、ビキニ核実験起源のプルトニウムがインド洋に存在することを初めて明らかにした。</p>...

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  • 海底堆積物コア中の浮遊性有孔虫の地球化学分析結果に対する汚染の影響の除去と古気候学的示唆

    窪田 薫, 石川 剛志, 池原 実, 横山 祐典, フランシスコ ヒメネス-エスペホ, シドニー ヘミング, スティーブ バーカー, イアン ホール 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 212-, 2022

    ...本研究では、国際深海科学掘削計画(IODP)の第361次航海において西インド洋から採取された海底堆積物コア(Site U1476)の浮遊性有孔虫<i>Orblina universa</i>(500〜850 μmの殻サイズ)に対する様々な地球化学分析結果を報告する(B/Ca、δ<sup>11</sup>B、δ<sup>13</sup>C、δ<sup>18</sup>O、Mg/Ca、Al/Ca、Sr/...

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  • 津波堆積学の進展

    後藤 和久, 菅原 大助 地質学雑誌 127 (4), 199-214, 2021-04-15

    ...<p>過去約25年で津波堆積物の研究は大きく進展し,日本各地の沿岸部の古津波履歴や規模の解明が進められてきた.一方で,2004年インド洋大津波や2011年東北地方太平洋沖地震津波等の最近の津波イベントにより形成された堆積物の調査研究も活発に行われ,堆積学的特徴や堆積過程等が検討されてきた.津波防災計画の立案にも堆積学的研究が活用されるようになった現在では,学術的研究の推進のみならず,いかに迅速に成果...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献87件

  • [論文] 元代の海上交通

    四日市, 康博 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 223 31-49, 2021-03-15

    ...西洋航路は泉州・広州から出航して、占城を経由し、木剌由(ムラユ/スマトラ)、さらにはインド洋まで達する海上ルートであり、元代では最大の幹線であった。中継地としては、大越に代わってチャンパが、三仏齊(ザーバジ/マライ・スマトラ地域)に代わってジャワが擡頭してきた。東洋航路は泉州を出航して台湾島の東部からフィリピンへ南下し、ボルネオ島経由でマラッカ海峡に向かい、インド洋に抜けるルートである。...

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  • 特定の年のモンスーン変動と温帯乾燥空気侵入に関するインドネシア・スマトラ島GPS網比較観測

    FENG Lujia, ZHANG Tengfei, KOH Tieh-Yong, HILL Emma M. 気象集誌. 第2輯 99 (2), 505-536, 2021

    ...すなわち南アジアモンスーンが強いとき、東部インド洋上の大気に水蒸気が供給され、これが西部北太平洋モンスーンにも注入される。また、南部海大陸上のPWVが南半球中緯度東進ロスビー波の活動に伴って変調される熱帯-温帯テレコネクションも確認できる。これらの事例は、大気中の水蒸気の季節内変動を支配する諸過程に関して、各地の連続運用GPS(cGPS)網が有用であることを実証するものである。</p>...

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  • 東インド・ブラマプトラ川上流部における川砂の重鉱物構成

    吉田 孝紀, Kumar Subhadeep, Rai Kumar Lalit, 吐合 智之 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 081-, 2021

    ...<p><b>【はじめに】</b><b></b> </p><p> ベンガルファンはインド洋北部のベンガル湾に位置し,ヒマラヤ山脈からの砕屑物によって形成された.現在,この海底扇状地はヒマラヤ山脈南部のガンジス平原を東流するGanges川と,ヒマラヤ山脈の背後に源を発し、ヒマラヤ山脈東端を横切った後、ガンジス平原を西流するBrahmaputra川による供給を受けている.バングラデッシュ北部で両河川は合流...

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  • ムスリムの観光のまなざしと災害観光

    齋藤 千恵 観光研究 33 (3), 153-162, 2021

    ...特に、災難と神の英知というイスラ ームの教えに基づいた考え方に注目し、2004 年インド洋津波被災地アチェ(インドネシア)で行われている津波観光において、何を災害の中に隠された英知として、観光者が見出すのかということを明らかにする。...

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  • タイ南西部パカラン岬周辺の津波石の起源に関する考察

    小岩 直人, 壇 綾女, 伊藤 晶文, サッパシー アナワット 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 100-, 2021

    ...<p><b>はじめに</b></p><p></p><p>タイ南西部のパカラン岬周辺では,2004年インド洋大津波時に打ち上げられた津波石が多数分布しており,これらを用いた津波の挙動に関する数値計算も行われている(たとえばGoto et al., 2007).発表者らは,これまで小型UAVを用いた大縮尺の航空写真撮影,これらを用いたSfMによる測量により,津波石,その起源となっているマイクロアトールの...

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  • クロロフィル色素の窒素同位体比分析による東インド洋植物プランクトンの窒素源解析

    伊左治 雄太, 吉川 知里, 小川 奈々子, 松本 和彦, 眞壁 明子, 豊田 栄, 石川 尚人, 小川 浩史, 斎藤 宏明, 本多 牧生, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 45-, 2021

    ...本研究では、東インド洋88°E測線のクロロフィル極大深度において懸濁態有機物を採取し、クロロフィル色素のδ<sup>15</sup>N分析を行った。生理生態の異なる植物プランクトンそれぞれの窒素源を同定するために、真核藻類とシアノバクテリアに由来するクロロフィル<i>a</i>に加えて、プロクロロコッカスに特有のジビニルクロロフィル<i>a</i>のδ<sup>15</sup>N分析を行っている。...

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  • 南鳥島レアアース泥に含まれるマイクロマンガンノジュールの地球化学的特徴とレアメタル資源ポテンシャル

    安川 和孝, 木野 聡志, 浅見 慶志朗, 田中 えりか, 見邨 和英, 大田 隼一郎, 藤永 公一郎, 中村 謙太郎, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 180-, 2021

    ...[1],特に有望なEEZ南部の海域 (約2,500 km<sup>2</sup> × 海底面下10 mまで) には,世界の年間需要の数百倍に達するレアアースが胚胎されている [2].他方,レアアース泥はレアアースのみならず,Co, Ni, Moなどのレアメタルも比較的高濃度で含むことが知られている [3].深海堆積物中におけるこれら遷移金属の主要なホストは,Fe-Mn酸化水酸化物である.太平洋やインド...

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  • 石灰質ナノ化石<i>Dictyococcites</i>属と<i>Reticulofenestra</i>グループの形態の違いとその意味

    土井 信寬, 亀尾 浩司 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 302-, 2021

    ...</p><p>本研究ではインド洋,南大西洋で実施された国際深海掘削計画(Leg 115,208)の深海底コアを用いて,<i>Dictyococcites</i>属が多産する上部始新統を重点的に検討した.一層準につき<i>Dictyococcites</i>属50個体を電子顕微鏡で無作為抽出して,観察および撮影を行った後,画像解析ソフトImageJで円盤の外形と中央開口部について楕円解析(長軸,短軸の...

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  • 北半球夏季季節内変動(BSISO):レビュー

    菊地 一佳 気象集誌. 第2輯 99 (4), 933-972, 2021

    ...マッデンジュリアン振動と呼ばれる、北半球冬季に卓越する季節内変動と比べ、夏季季節内変動はより複雑な時空間構造を示し、赤道域で東進する特徴とともに、北半球インド洋及び西部北太平洋で北進する特徴を有する。夏季季節内変動は、台風発生、モンスーンの開始、活発・不活発サイクルなどといった広範囲にわたる熱帯気象・気候に強い影響を及ぼす。夏季季節内変動についての本質的な理解は徐々に進んできている。...

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  • インレットの改変に伴う洲島の海浜変形 -Maldives,Addu環礁内のMeedhoo島の例-

    宇多 高明, 大中 晋, 市川 真吾, 森 智弘 土木学会論文集B3(海洋開発) 77 (2), I_847-I_852, 2021

    ...<p> インド洋に位置するMaldives, Addu環礁内のMeedhoo島を対象として,人為改変に伴う洲島の変形について調べるために,現地調査と空中写真による汀線変化解析を行った.Meedhoo島北岸では侵食が著しく,また砂浜下にあったbeach rockの破壊が進み,破砕片が陸側へと大量に運ばれていた.この侵食にはinletの閉鎖とリーフの掘削が関与している可能性が高いことが指摘された.また,...

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  • 紙が演出した文明史上の交代劇

    飯田 清昭 紙パ技協誌 75 (7), 637-645, 2021

    ...</p><p>シルクロードと共に,中国南部からマレー半島を廻り,インド洋さらにはアラビヤ海に達する海路も重要な通商路であった。法顯(4世紀),義浄(7世紀)はその海路を利用している。7世紀には,スマトラでは,インドからの仏教と中国からの紙が融合した仏教社会を作っていた。</p>...

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  • 始新世–中新世における石灰質ナノ化石<i>Sphenolithus</i>属の形態変化

    三浦 倫裕, 亀尾 浩司 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 303-, 2021

    ...., 1990).そこで本研究では始新世–中新世において,<i>Sphenolithus</i>属の微細構造と変化を明らかにすることを目的として,走査型電子顕微鏡の詳細な観察による結晶の計測とそれによる分類を考察した.研究試料は国際深海掘削計画(Ocean Drilling Program: ODP)で得られた深海底コアのうち Hole 1265A(大西洋), Hole 711A(インド洋)およびHole...

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  • 本州港湾部で発見された外来アリの一種ナンヨウテンコクオオズアリ

    寺山 守, 富岡 康浩, 木村 悟朗, 谷川 力 都市有害生物管理 11 (2), 75-79, 2021

    ...は,物資の輸送に伴って旧世界を中心に分布を拡大させている外来種で,西アジア,インドからインドシナ半島,中国南部,東南アジア,インド洋の島々,パラオ,ヨーロッパ(温室内)から記録されている.日本でも近年になって本種が発見されており,2001 年に琉球列島から,2003 年に小笠原諸島から記録されている.本種が東京港の港湾部でのモニタリング調査によって 2021 年に発見された.本記録は本州における野外...

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  • 雲物理を陽に計算する全球非静力学大気モデルシミュレーションによる夏季熱帯季節内振動に関する予測スキル

    澁谷 亮輔, 中野 満寿男, 小玉 知央, 那須野 智江, 菊地 一佳, 佐藤 正樹, 三浦 裕亮, 宮川 知己 気象集誌. 第2輯 99 (4), 973-992, 2021

    ...BSISO のphase 7–1時の特徴は、フィリピン諸島上で対流活動が減衰し始める一方、西インド洋で新たな対流が組織化し始める際の構造に対応する。BSISOの位相速度や振幅の変化について調べたところ、NICAMでは、海洋大陸から西部太平洋上で外向き長波放射(OLR)が北西から南東に明瞭に傾いた構造をよく再現する。一方、フィリピン海上に対流が留まりやすくなる傾向があることが分かった。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献81件

  • 既往津波の再現性指標に関する検討

    木場 正信, 加藤 勝秀, 松山 昌史 土木学会論文集B2(海岸工学) 77 (2), I_193-I_198, 2021

    ...<p> 既往津波の数値シミュレーションにおいて再現性を評価する相田の指標のうち,津波痕跡高と計算水位の比の幾何標準偏差<i>k</i>に着目し,大きさや影響因子について検討するため,日本周辺およびインド洋で発生した複数の津波を対象として,信頼度の高い痕跡高および解析モデルを用いた再現計算結果を整理分析した.その結果,土木学会による相田の指標を用いた解析モデルの妥当性の判断基準が適切であることを確認するとともに...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 九州における今後の豪雨災害リスクとその対策

    小松 利光, 橋本 彰博, 押川 英夫 土木学会論文集B1(水工学) 77 (1), 158-166, 2021

    ...<p> 令和2年7月初旬に九州に停滞する梅雨前線に向かって,大量の水蒸気を含んだ暖かい空気がいわゆる「大気の川」を通ってインド洋や東シナ海から流れ込んだ.そのため,スケールの大きな線状降水帯が九州の一級河川の球磨川や筑後川の流域全体を覆う形で発生して大量の降雨をもたらし,甚大な洪水災害を引き起こした.従来の線状降水帯の範囲は比較的狭く,短時間で集中的に豪雨を降らせていたが,地球温暖化による線状降水帯...

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  • スリランカにおける不自由労働と奴隷制度の廃止

    奥田, 伸子 人間文化研究 = Studies in Humanities and Cultures 34 77-101, 2020-07-31

    ...インド洋における奴隷貿易は大西洋の奴隷貿易が廃止後長く継続した。イギリス領スリランカでは、奴隷制廃止はイギリス帝国の直轄植民地となったことで加速化され、イギリス人が廃止を先導した。僅かな期間を除いて、スリランカはイギリス東インド会社の支配を受けることはなかった。奴隷制廃止の過程は漸進的で段階的であったが、奴隷所有者たちは金銭的補償を求めることなくその財産を放棄した。...

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  • 海域世界の鼓動に耳を澄ます : 19 世紀インド洋西海域世界の季節性

    Hideaki Suzuki, 鈴木 英明 国立民族学博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Ethnology 44 (4), 591-623, 2020-03-16

    ...これこそが,本稿でいうインド洋西海域世界なの である。一般的にはインド洋海域世界が崩壊したとされる19 世紀においても こうした現象は確認でき,また,ザンジバル島における北米商人の活動から検 討したように,彼らの行動もまた,こうした季節性の連動のなかの一要素とし て存在していたのである。...

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  • 南半球の海面水温に現れる経年から十年規模変動に関する研究

    森岡 優志 海の研究 29 (1), 1-17, 2020-01-15

    ...一方,南大西洋と南部インド洋の海面水温に見られる十年規模変動は,海面気圧の変動とゆっくり東進する傾向にあった。水温偏差は亜表層まで達しており,密度偏差を伴っていた。密度偏差が東向きの南極周極流の影響を受けて準定常ロスビー波として伝播することで,水温偏差が東進することが明らかになった。また,大気海洋結合モデルを用いて,南大西洋と南部インド洋の十年規模変動を十年先まで予測できることが示された。</p>...

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  • 小型UAVによるタイ南西部パカラン岬周辺のマイクロアトールおよび津波石の空間分布把握

    壇 綾女, 小岩 直人, 伊藤 晶文, サッパシー アナワット 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 332-, 2020

    ...浅海域に分布する小型の環礁を連想させるサンゴの群集のことである.低潮位面より上に成長できないというマイクロアトールの性質は,形成時の相対的海水準を復元するための優れた指標のひとつであることを示す.マイクロアトールを扱った従来の研究では,複数の個体を対象とした測量,年代測定に相対的海水準の復元は行われているものの,群集として広がるマイクロアトールの分布を検討した研究は少ないと思われる.今回,2004年インド...

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  • インドと台湾で観測されたインド洋と太平洋における熱帯低気圧の雨滴粒径分布特性

    JANAPATI Jayalakshmi, SEELA Balaji Kumar, LIN Pay-Liam, WANG Pao K., TSENG Chie-Huei, REDDY K. Krishna, 橋口 浩之, FENG Lei, DAS Subrata Kumar, UNNIKRISHNAN C. K. 気象集誌. 第2輯 98 (2), 299-317, 2020

    ...太平洋のTCのRSDは、インド洋のTCより質量加重平均径が大きく、正規化切片パラメータが小さい。降水タイプや降水強度に基づいて分類されたRSDは、インド洋と太平洋のTC間で同様の特性を示す。インド洋と太平洋におけるレーダー反射因子・降水強度(Z-R)関係や傾斜・形状(μ-Λ)関係は明らかに異なることがわかった。...

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  • サンゴ礁研究を豊かにするために

    堀 信行 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 357-, 2020

    ...その後、演者は海図の計測から得た結果を、さらに実測値で検証すべく、礁斜面の測深調査を奄美・沖縄地域だけでなく、南太平洋やインド洋・紅海と調査地域を広げ、実証を続けている。</p><p></p><p>なお、現在は礁斜面だけでなく、礁斜面の沖方も含めた浅海底の詳細な地形研究が菅浩伸らによって精力的に行われている。...

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  • ベンガル地域の気象水文量の長期変化と地球規模現象との相関・因果関係の解明

    村岡 和満, 朝位 孝二 土木学会論文集B1(水工学) 76 (1), 53-69, 2020

    ...<p> 水災害に対し世界で最も脆弱な国土を有しているバングラデシュと周辺のベンガル地域において,降水量,河川水位の時系列変化傾向と,エルニーニョおよびインド洋ダイポールに関する指数SOI,DMIとの相関・因果関係について,統計学的解析手法を使って分析した.1985~2016の32年間の月降水量は,バングラデシュの中部~北部地域で減少傾向で,特に中部で有意であること,南部~南東部で変化無し,または上昇傾向...

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  • CMIP5マルチモデル将来予測実験における夏季東アジアの気圧配置および南風モンスーンの分析

    尾瀬 智昭, 高谷 祐平, 前田 修平, 仲江川 敏之 気象集誌. 第2輯 98 (5), 927-944, 2020

    ...SWIの大きなモデル依存性は第3モードによって作り出されるが、これは東アジア北部の弱い太平洋高気圧を表し、北半球インド洋上および太平洋上での鉛直流の抑制が特徴である。第4モードはオホーツク海高気圧を表している。第5モードは、東アジア南部における地表面気圧の東西コントラストを表し、北半球の海面水温と関係している。...

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  • 東部インド洋における硝酸の窒素酸素同位体比

    吉川 知里, 眞壁 明子, 松井 洋平, 豊田 栄, 本多 牧生, 横川 太一, 布浦 拓郎, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 42-, 2020

    ...<p>東部インド洋の東経88度の側線におけるKH-18-6-leg2航海と東経111度の側線におけるMR15-05-leg1航海で得られた、海水中の硝酸の窒素・酸素同位体比測定結果を報告する。ベンガル湾北部の亜表層の貧酸素水塊では、窒素・酸素ともに高い同位体比を示し、水柱における硝酸還元が示唆された。...

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  • 地域の文脈を踏まえて復興を理解する

    西 芳実 日本災害復興学会論文集 15 (0), 121-128, 2020

    ...2004年インド洋津波被災で国際人道支援の対象となったアチェでは、国際的な人道支援事業とインドネシアに特徴的な「ポスコ」や「レラワン文化」を通じた支援活動が共存する中で、被災前の内戦状況が解消されるとともに、部外者を媒介にして新たな価値観や規範が社会で共有されていった。...

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  • 巨大津波特性と津波堆積物の土砂供給源に関する数値解析-2004年インド洋大津波と2011年東北地方太平洋沖地震津波-

    柾谷 亮太, 山下 啓, Anawat SUPPASRI, 今村 文彦 土木学会論文集B2(海岸工学) 76 (2), I_409-I_414, 2020

    <p> 巨大津波が来襲した遠浅海岸であるタイ,プラトーン島と仙台平野の津波堆積物は,土砂供給源が大きく異なることが示唆されている.その要因を明らかにするため,本研究では遠浅海岸における津波堆積物の形成過程に関して,津波特性に着目した数値的検討を実施した.数値実験の結果,第一波の最大押し波に先行する引き波が大きい場合,より沖合で侵食が発生するため,極浅海遡上時の浮遊砂濃度が高くなり,汀線付近や極浅…

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • 広域の津波痕跡記録を活用した2004年スマトラ島沖地震津波の再現計算

    保坂 幸一, 松山 昌史, 森 勇人 土木学会論文集B2(海岸工学) 76 (2), I_331-I_336, 2020

    ...<p> 2004年スマトラ島沖地震津波はインド洋全域に伝播し,多くの国の沿岸部に津波被害をもたらした.本研究では,数値計算により広域の津波痕跡記録を説明可能な波源モデルを検討するとともに,断層の破壊伝播特性の沿岸津波水位に与える影響を検討した.既往研究で提案された波源モデルを改良し,かつ最適な破壊伝播速度を設定した場合に良好な再現性が得られた.波源の近傍地域では,破壊伝播速度の大きさによる痕跡高に対...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • レユニオン島における黄ベスト」運動と暴動について

    長谷川 秀樹 日仏社会学会年報 30 (0), 101-110, 2019-11-30

    ...一方、11 月中旬時点で黄ベストが最も先鋭化したのは、パリから数千キロ離れたインド洋に位置する海外県レユニオン島であった。だが、11 月下旬、海外フランス領土政策を統括する海外担当大臣がレユニオン島に赴き黄ベスト側と対話したことで、大規模な道路封鎖など可視的な行動は沈静化する。同時期、仏本国での同種の抗議活動は大規模化し、報道等により世界的に知られる事象となったのは周知のとおりである。...

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  • 三陸沿岸における東北地方太平洋沖地震の津波による水道水源地下水の汚染と回復

    開發 一郎 地下水学会誌 61 (1), 37-45, 2019-02-28

    ...津波の海水による地下水汚染は,最近20年間にインド洋や太平洋沿岸部においていくつか起こっている。本稿ではこれまでの津波の海水による地下水汚染の関連研究と三陸沿岸部特定試験地の試験井戸の観測と室内実験結果の解析から,不圧地下水の海水汚染の実態および汚染地下水の回復過程を考察し,今後の課題について検討した。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • ケニア山周辺域における近年の降水量変動の特徴とその季節性

    森島 済 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 278-, 2019

    ...における急速な海面水温の昇温化が熱帯インド洋における対流活動の活発化や降水量の増加をもたらすことにより,東アフリカでの下降気流を強めるためといわれる(Funk et al. 2008).本研究では,このような指摘も踏まえ,近年のケニア山周辺地域の降水量変動の特徴を明らかにし,その要因を考察する....

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  • <b>フィリピンの降水量データレスキューから発展した夏季アジアモンスーン変動研究</b>

    久保田 尚之, 松本 淳, 赤坂 郁美, 財城 真寿美, 小林 茂 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 242-, 2019

    ...エルニーニョが衰退した翌夏に、インド洋の高水温偏差が持続することによる遠隔影響で夏季モンスーンが不活発になる(Xie et al. 2009)。一方で、ENSOは十年規模変動(PDO)の影響を受けてその強度が数十年規模で変動している(Mantua et al. 1997)。このことはENSOに伴ったインド洋からの遠隔影響の強度もまた数十年規模で変動することを意味する。...

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  • 気候変動に伴うオーストラリア米作地帯の水環境変化

    早瀬 吉雄 農業農村工学会誌 87 (10), 843-847,a2, 2019

    ...<p>豪州国の公開資料をもとに,太平洋熱帯域,インド洋での気候変動が起こす降雨変動に伴うマレー川流域の水環境の変化を検討した。2002,2006年と少雨が続き,2007年にはダム貯水量が枯渇,水価が急騰して水田面積が急減した。平坦な地形,少雨,厳しい乾燥によって,灌漑水は,地層中の塩を融出させ,地下水・河川水の塩分濃度を高める。地球温暖化対策によっても将来の降水量の減少が予想される。...

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  • アジア大陸の気候システムと東アジアの降水窒素濃度

    早瀬 吉雄 農業農村工学会誌 87 (2), 105-110,a1, 2019

    ...夏季は,ヒマラヤ大山塊が育成するインド洋からの南西季節風および北太平洋高気圧による南東季節風が日本や東南アジアに吹く。インド洋・太平洋上には,汚染物質の発生源はないので,夏季の降水窒素濃度は,冬季よりも低い。小笠原やヤンゴン,熱帯雨林気候の島クチンは特に低い。</p>...

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  • 海洋懸濁態有機物中のヘムbの濃度分布

    伊左治 雄太, 小川 奈々子, 高野 淑識, 吉川 知里, 小畑 元, 本多 牧生, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 23-, 2019

    ...東京湾沿岸とインド洋外洋の懸濁対有機物中のヘムb濃度は大きく異なっていたが、これは主に東京湾の懸濁態有機物濃度の高さに起因すると考えられる。また、インド洋では北緯16度から南緯15度にかけてヘムb濃度が低下する傾向が見られた。発表では、インド洋のヘムb濃度プロファイルの規定要因や、ヘムの分布・動態を明らかにすることが海洋鉄循環の理解にどう貢献できるかについて議論する。</p>...

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  • 北半球秋季の東部インド洋における無機態窒素の 大気沈着フラックス

    岩本 洋子, 川本 雄大, 竹谷 文一, 金谷 有剛, 野口 真希, 関谷 高志, 山地 一代 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 71-, 2019

    ...<p>南アジア地域の人為活動に起因する大気起源窒素化合物が海洋生態系に与える影響を理解するため、東部インド洋を対象とした学術研究船白鳳丸KH-18-6次航海において採取されたエアロゾルに含まれる窒素化合物を計測した。エアロゾル中の窒素化合物のうち、硝酸イオンは主に粗大粒子、アンモニウムイオンは主に微小粒子として存在し、ITCZの南北で明瞭な濃度差が観測された。...

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  • 「海の国際政治」とインド洋

    竹中 千春 アジア研究 64 (3), 2-9, 2018-07-31

    <p>It is a new tendency of international relations to focus on sea and oceans, attracting a keen attention not only from policy specialists but also from the general public. Therefore, we could …

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  • 熱帯と沿岸域の湧昇現象の変動とその予測の研究

    土井 威志 海の研究 27 (3), 141-154, 2018-05-15

    ...本稿では,このような湧昇現象の研究の中で,今回の受賞の対象となった著者らの研究,1)熱帯大西洋の気候変動現象と湧昇ドーム現象,2)沿岸ニーニョ現象の予測研究,3)インド洋ダイポールモード現象の予測研究,について解説する。</p>...

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  • 日本の国際関係認識とアフガニスタン政策

    蔵田, 明子 大東法政論集 27 123-141, 2018-03-31

    ...2007年から2008年末にかけて自衛隊のインド洋上給油活動継続をめぐる言説を分析したところ、「対テロ戦争」という国際社会の取り組みに自衛隊が参加することが日本の「責任」として構築され、そこからの撤収は国際社会からの軽蔑を招くという論調が支配的になった。ここに「日本の国際貢献」は「自衛隊派遣」と同一視され、日本のアフガニスタン政策は「自衛隊派遣問題」へとすり替わった。...

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  • 南極底層水と全球海洋子午面循環

    勝又 勝郎 低温科学 76 1-12, 2018-03-31

    ...南極沿岸のポリニヤで冬季に冷却された海水は高密度水として周囲の海水と混合しながら大陸斜面を下り南極底層水となる.低温・高溶存酸素で特徴づけられるこの水塊はインド洋・太平洋の底層を中心に世界の海水の大きな割合を占める.この南極底層水を含む海洋の循環は乱流が卓越し,数年程度の観測では熱や物質の輸送量を正確に見積もれていないことが分かってきた.数十年から百年程度平均化した循環はしばしばその南北の輸送を強調...

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  • アチェにおける自然災害と博物館/現実と再現されたもののスペクタクル

    サイトウ, チエ, Chie, SAITO 鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要 人文科学・社会科学編 (1) 41-52, 2018-03-15

    ...本論は、2004年インド洋津波の被災地であるインドネシアのアチェ州に設立された津波博物館の展示の真正性について論じる。バンダ・アチェ市に設立された津波博物館は、学校教育の中にも組み込まれ、防災・減災を目的に、展示の改良を重ねている。この改良の中で撤去された展示物がある一方、新たに加えられた展示物も存在する。...

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  • アチェにおける自然災害と博物館/現実と再現されたもののスペクタクル

    齋藤 千恵 鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要 人文科学・社会科学編 = Journal of Suzuka University and Suzuka Junior College Humanities and Social Sciences (1) 41-52, 2018-03-15

    ...本論は、2004年インド洋津波の被災地であるインドネシアのアチェ州に設立された津波博物館の展示の真正性について論じる。バンダ・アチェ市に設立された津波博物館は、学校教育の中にも組み込まれ、防災・減災を目的に、展示の改良を重ねている。この改良の中で撤去された展示物がある一方、新たに加えられた展示物も存在する。...

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  • マメ科ヌスビトハギ連タデハギ属の1新種

    大橋広好, 大橋一晶 植物研究雑誌 93 (1), 1-8, 2018-02-20

    ...Ohashiは6種よりなり,インド洋モーリシャスから南アジア,東南アジア,中国,オーストリア北部,太平洋諸島,台湾,石垣島(絶滅危惧IA類)に分布する(Ohashi 2003).その中の1種<i>Tadehagi auriculatum </i>(DC.) H. OhashiはTimorから記載され,Seychelles,Mascarene Islands,Andaman Islands,S....

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  • カシャーサの揮発性成分組成の特性

    福田, 央, 韓, 錦順 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan 113 (2), 105-114, 2018-02

    ...カシャーサとカリブ海諸国及びインド洋諸国のラム酒では34成分に有意差が認められた。ステップワイズ法によりカシャーサ及びカリブ海諸国及びインド洋諸国のラム酒の判別分析を試みたところ,β-フェネチルアルコール,コハク酸ジエチル及びチオ酢酸S-メチルにより分類され,33点中31点が適切に判別された。判別精度を検証したところ90.9%の精度であった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 37年ぶりの大渇水

    松山 洋 地学雑誌 127 (1), 1-19, 2018

    <p> From May 2016 to April 2017, Chichi-jima in the Ogasawara (Bonin) Islands suffered a severe drought. After an absence of 37 years from 1980, the ratio of effective water storage at four dams …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献6件 参考文献13件

  • 自己のためか、他者のためか

    小河 久志 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2018 (0), 135-, 2018

    ...本発表は、イスラーム団体のタブリーギー・ジャマーアトがタイ南部のインド洋津波被災地で行った「開発」活動を事例に、活動の主導者と参加者の活動をめぐる多様な解釈や両者の関係性を描き出し、分析を加える。これにより、宗教とソーシャル・キャピタルの関係を扱った先行研究を検討したい。...

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  • 海洋窒素同位体モデルで窒素同位体比の季節変化の海域特性を明らかにする

    吉川 知里, 重光 雅仁, 山本 彬友, 岡 顕, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 22-, 2018

    ...モデルで計算した沈降粒子の窒素同位体比は、東部北太平洋、東部南太平洋、インド洋などで水柱の脱窒の影響を受けて高い窒素同位体比を示し、サルガッソ海や黒潮続流域、インド洋東部などで窒素固定の影響を受けて低い窒素同位体比を示した。また、沈降粒子の窒素同位体比は、高緯度海域では季節変化の振幅が大きく、低緯度海域では季節変化の振幅が小さいなど、海域によって異なる季節変化を示した。...

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  • 中央海嶺ハンレイ岩中の優白質岩石の産状:南西インド洋アトランティスバンクで行われた国際深海科学掘削計画1473孔の例

    Nguyen Du, 森下 知晃, 曽田 祐介, Ghosh Biswajit, 針金 由美子, MacLeod Christopher, Blum Peter, Dick Henry, 田村 明弘 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 59-, 2018

    【災害のためプログラム中止】 平成30年北海道胆振東部地震により学術大会のプログラムが大幅に中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地からJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「災害のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • カシャーサの揮発性成分組成の特性

    福田 央, 韓 錦順 日本醸造協会誌 113 (2), 105-114, 2018

    ...カシャーサとカリブ海諸国及びインド洋諸国のラム酒では34成分に有意差が認められた。ステップワイズ法によりカシャーサ及びカリブ海諸国及びインド洋諸国のラム酒の判別分析を試みたところ,β-フェネチルアルコール,コハク酸ジエチル及びチオ酢酸S-メチルにより分類され,33点中31点が適切に判別された。判別精度を検証したところ90.9%の精度であった。...

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  • 日本産ラム酒の揮発性成分組成の特性

    福田, 央, 韓, 錦順 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan 112 (6), 423-431, 2017-06

    ...日本産ラム酒(n=18)とカリブ海諸国及びインド洋諸国のラム酒(n=32)の低沸点香気成分及び中高沸点香気成分84成分を分析・比較し,日本産ラム酒と当該ラム酒では34成分に有意差が認められた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 北西太平洋プレートの地球化学

    木村 純一, 宮崎 隆, 常 青, バグラロフ ・ボグダン, 仙田 量子 地学雑誌 126 (2), 163-179, 2017

    <p> The source mantle of the ocean crust on the Pacific Plate is examined using Pb–Nd–Hf isotopes and compared to a global isotope database of ocean basalts. The entire eastern half of the Pacific …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献61件

  • 北部フォッサマグナ周辺の新生代火成活動と背弧海盆テクトニクス

    岡村 聡, 稲葉 充, 足立 佳子, 新城 竜一 地球科学 71 (2), 65-73, 2017

    .../ <sup>144 </sup>Nd 比を示すエンリッチした組成からなり,大陸縁辺を構成していた大陸下リソスフェアマントル起源と考えられる.中期中新世~鮮新世玄武岩は,HFS 元素に乏しく高<sup>176 </sup>Hf/ <sup>177 </sup>Hf 比,高<sup>143 </sup>Nd/ <sup>144 </sup>Nd 比を示す枯渇した組成であり,中でも中期中新世玄武岩は,インド...

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  • m-TRITONブイの有効データの取得率と改善

    藤井 信宏, 植木 巌, 古畑 正樹, 橋向 高幸, 山田 正樹, 畳指 祥子, 福田 海, 長濱 徹哉, 横田 牧人, 福田 達也, 石原 靖久, 安藤 健太郎 JAMSTEC Report of Research and Development 24 (0), 10-20, 2017

    ...<p>海洋研究開発機構(JAMSTEC)では,インド洋観測システムの中核を担うResearch Moored Array for African-Asian-Australian Monsoon Analysis and Prediction(RAMA)の一環として,2006年より東部熱帯インド洋にm-TRITONブイを3基展開している.近年では,係留期間の増加とバンダリズムの深刻化に伴って,ワイヤーロープ...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 宗教NGOの支援活動が生み出す新たな関係性

    小河 久志 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2017 (0), A08-, 2017

    ...本発表は、タイ南部のインド洋津波被災地を事例に、異なる宗教を基盤とする2つの国際NGOの支援活動をめぐり多様な理念や実践が交錯する同地の錯綜した状況を解き明かす。具体的には、イスラーム系NGOのタブリーグとキリスト教系NGOのワールドビジョンを取り上げ、それぞれの支援活動の内容や、支援活動への住民の対応、支援活動が被災地社会に与えた影響の実態を、津波の前と後に分けて比較し分析を加える。...

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  • 独立成分分析を用いた前期始新世「超温暖化」イベントを記録するインド洋深海堆積物の地球化学データ解析

    安川 和孝, 中村 謙太郎, 藤永 公一郎, 池原 実, 加藤 泰浩 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 3-, 2017

    ...<p>暁新世末から前期始新世にかけて繰り返し発生した短期的地球温暖化イベント (hyperthermals) について,インド洋における記録はほとんど報告されていない.本研究では,インド洋のODPコアを用いて,複数かつ高時間解像度のhyperthermalsの地球化学データを取得した.さらに,それらの多元素組成データセットを独立成分分析を用いて統計的に解析した.その結果,hyperthermal期に...

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  • 南西インド洋海嶺Atlantis Bankの斑レイ岩類中のMg-Fe雲母と変質鉱物

    秋藤 哲, 野坂 俊夫 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2017 (0), 23-, 2017

    ...南西インド洋海嶺近傍のAtlantis BankにおいてIODP Expedition 360で採取された斑レイ岩類の変質鉱物のうち,今回新たに発見したMg-Fe雲母(biotite/aspidolite)の産状と化学組成について報告する。この雲母の多くは,初生カンラン石の周囲に生じたコロナ状の緑色および淡緑色~無色の角閃石と共存しており,緑泥石との混合層を形成している可能性がある。...

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  • アチェ復興はBuild Back Betterを実現できたのか

    永見 光三, 北脇 秀敏, 竹谷 公男, 松丸 亮, 荒巻 俊也 日本災害復興学会論文集 10 (0), 22-31, 2017

    ...この言葉が最初に使われたのは2004年インド洋津波後のアチェ復興と言われているが、アチェ復興が果たして最新のビルド・バック・ベターの定義に照らして成功したといえるのか論考を試みた。復興プロセスにおける住民自治状況や経済及び人口回復といった観点から概観した結果、「社会・経済的な脆弱性」の低減は認められた。...

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  • 日本産ラム酒の揮発性成分組成の特性

    福田 央, 韓 錦順 日本醸造協会誌 112 (6), 423-431, 2017

    ...日本産ラム酒(n=18)とカリブ海諸国及びインド洋諸国のラム酒(n=32)の低沸点香気成分及び中高沸点香気成分84成分を分析・比較し,日本産ラム酒と当該ラム酒では34成分に有意差が認められた。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 第55次日本南極地域観測隊東京海洋大学練習船「海鷹丸」(KARE-17;UM-13-09)活動報告

    茂木 正人 南極資料 = Antarctic Record 60 117-132, 2016-11

    ...2013/2014 年南半球夏シーズンに,東京海洋大学練習船「海鷹丸」の海洋研究航海(KARE-17; UM-13-09)が,南大洋インド洋区で行われた.この航海では,東京海洋大学・国立極地研究所の連携事業として,文部科学省委託事業「南極地域観測事業基本観測」を実施したほか,両機関の共同研究として,日本南極地域観測第Ⅷ期計画の研究課題である「プランクトン群集組成の変動と環境変動との関係に関する研究」...

    DOI 機関リポジトリ

  • モーリシャス国における礫養浜の有効性に関する検討

    大中 晋, 市川 真吾, 橋本 宏, 遠藤 秀文 土木学会論文集B3(海洋開発) 72 (2), I_37-I_42, 2016

    ...インド洋のモーリシャス国において,顕在化しつつある海岸侵食や高波浸水被害,および今後の気候変動に対する適応策を検討するための我が国の技術協力事業が実施された.その中で,低標高の海岸エリアに対する高波越波対策として,当国で実施事例のなかった礫養浜を,パイロット事業として実施した.実施後のモニタリング調査より,海岸防護面,海岸利用および環境面における改善効果が図られ,本手法の有効性が確認されるとともに,...

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  • 通常の潮汐・波浪条件下で進行する砂嘴形成プロセス

    小岩 直人, 髙橋 未央, 大高 明史, 伊藤 晶文, 武田 開 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100181-, 2016

    ...はじめに <br> 発表者らは,2004年インド洋大津波時に激しい地形変化が生じたタイ南西部のパカラン岬において,津波後に新たに形成された砂嘴のモニタリング調査を実施し,その成果の一部を公表してきた(小岩ほか,2016;Koiwa et al., 投稿中).本発表では.パカラン岬における砂嘴の形成過程について,波浪,潮汐との関係から考察した結果を報告する. <br> Ⅱ....

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  • 自然災害に対する沿岸農地のレジリエンス

    久米 崇, 山本 忠男, 清水 克之 農業農村工学会論文集 84 (3), I_301-I_306, 2016

    ...本論文では,農業農村整備にレジリエンス(システムが撹乱を吸収する能力,また撹乱を受けても元の機能と構造を維持する能力)の概念を適用するために,2004年インド洋津波によって塩類化被害を受けた沿岸農地の回復事例をレジリエンス理論にあてはめて解釈を行った.その結果,モンスーンの降雨と砂質土壌からなる水循環系に依存する水田システムが除塩機能を有することを明らかにした.この機能は,津波前には一般レジリエンス...

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  • 2004年インド洋大津波と2011年東日本大震災による汀線変化特性の比較

    有働 恵子, 武田 百合子 土木学会論文集B3(海洋開発) 72 (2), I_175-I_180, 2016

    本研究は,インドネシア・タイの海岸における,巨大津波による侵食とその後の回復状況を仙台湾南部海岸と比較し,特徴的な共通の汀線変化特性(砂州の侵食および異なる位置における再形成,砂浜全域の大規模な侵食と限定的な回復)を明らかにした.2011年津波による被災海岸では,被災後1年間は顕著な回復が認められたものの,5年が経過した現在においても十分な汀線回復が認められない場所が多く存在する.これは2004…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • シンポジウム「3.11その時,その後―震災を経験した総合大学による分野横断型災害研究の実践―」:趣旨説明

    丹羽 雄一, 岡田 真介, 遠田 晋次, 今泉 俊文 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100021-, 2016

    ...シンポジウムの内容 <br>  第一部では災害研所属の日本地理学会非会員の若手研究者が多種多様な研究活動を紹介する.1件目は,サッパシーアナワット准教授による,2004年インド洋津波と2011年東北津波の被害の比較に関する内容である.2件目は蝦名裕一准教授による,歴史学を軸として地震学・地質学などとも連携した分野横断型の災害研究の内容である.3件目は佐々木宏之助教による,3.11の教訓を生かした医療支援活動...

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  • 2004年インド洋大津波と2011年東北地方太平洋沖地震津波による 人的被害・建物被害特徴の比較

    サッパシー アナワット, 長谷川 夏来, 牧野嶋 文泰, 今村 文彦 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100033-, 2016

    ...本論文は2004年インド洋大津波と2011年東北地方太平洋沖地震津波それぞれの人的被害と建物的被害の特徴を比較した.比較の結果,人的被害は過去に発生した津波による経験,防災認識,警報システム,構造的な防災施設等により、同等の津波外力であっても,国・地域によって,人的被害の程度が変わり,建物被害についても国の構造設計基準や工事現場の品質管理によって異なることが分かった.このことから,将来の津波被害を予測...

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  • 海洋における鉛安定同位体組成の高精度分析法の開発

    中川 正親, 丸山 魁, 則末 和宏, 小畑 元, 蒲生 俊敬, 岡村 慶, 谷水 雅治, 永石 一弥, 石川 剛志 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 143-, 2016

    ...開発した手法を南インド洋の測点ER10(20°00′S,72°33′E)において採取した試料に適用した。本研究で得られた<sup>206</sup>Pb/<sup>207</sup>Pb同位体比の分布はMITの報告データ(GCA 170,126,2015年)とよく一致した。<sup>208</sup>Pb/<sup>207</sup>Pb比についてもほぼ同様の一致を見た。</p>...

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  • かんらん石の蛇紋石化に伴う海洋下部地殻斑れい岩類の弾性波速度変化

    阿部 なつ江, 廣瀬 丈洋, 多田井 修 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2016 (0), 18-, 2016

    ...一方、船上におけるコア試料(2 cm角立方体)の弾性波速度計測値は、岩相の違い如何によらず5.0~6.7 km/sを示しており、斑れい岩の平均的な弾性波速度として用いられる6.0~7.0 km/sや、インド洋において掘削された斑れい岩コア試料(Hole 735B)のそれ(6.0~7.3 km/s)よりも平均で約1 km/s遅い。...

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  • 「観光を通じた災害復興」研究に関する基礎的考察

    間中 光 観光学評論 4 (1), 19-32, 2016

    ...そこで本稿では、被災地で行われる観光の現状について2004年のインド洋大津波、2011年の東日本大震災の事例を中心に整理し、災害復興における観光の可能性と課題について考察する。そして、明らかになった可能性と課題を分析する枠組みとして、ダークツーリズム論を中心に既存研究を批判的に検討し、その限界性を指摘する。...

    DOI Web Site

  • パプアニューギニアで食用とされるミナミスナホリガニHippa adactylaの分子的同定

    Urata Makoto, Tanaka Hayato, Ohtsuka Susumu 生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 54 21-28, 2015-12-25

    ...その結果,インド-太平洋域に広く分布するとされる本種において,パプアニューギニア産個体はインド洋産個体と分子的に異なる一方,台湾産個体とは極めて近い関係にあることが示された。あわせて,本種を「グムグム(Gum Gum)」と呼んで食用とする現地の習慣を,他の地域の食習慣とともに紹介した。本稿は,南太平洋域のスナホリガニ類の分子的情報と,同域での食用採取について,初めて報告するものである。...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか1件

  • 静止軌道の宇宙状況監視技術の開発: 小型光学望遠鏡での挑戦

    泉山, 卓, 樋川, 治, 平井, 健二, 北澤, 幸人, 橋本, こずえ, Izumiyama, Taku, Hikawa, Osamu, Hirai, Kenji, Kitazawa, Yukihito, Hashimoto, Kozue 宇宙航空研究開発機構特別資料: 第6回スペースデブリワークショップ講演資料集 = JAXA Special Publication: Proceedings of the 6th Space Debris Workshop JAXA-SP-14-013 417-425, 2015-03-27

    第6回スペースデブリワークショップ (2014年12月17日-19日. 宇宙航空研究開発機構調布航空宇宙センター(JAXA)(CAC)), 調布市, 東京

    機関リポジトリ

  • モーリシャス島産カニクイザルの全ゲノムシークエンス解析

    長田 直樹, HETTIARACHCHI Nilmini, BABARINDE Isaac Adeyemi, 斎藤 成也, BLANCHER Antoine 霊長類研究 Supplement 31 (0), 58-58, 2015

    ...カニクイザル(<i>Macaca fascicularis</i>)は東南アジアに広く分布するサルであるが,インド洋に浮かぶモーリシャス島にも16世紀ごろ船乗りたちによって導入されたといわれている.これまでの遺伝学的研究により,モーリシャス島のカニクイザルの遺伝的多様性はおそらく起源となったジャワ島産のものよりも少ないことが知られていたが,ゲノムレベルでの解析は行われていなかった.モーリシャス島に持...

    DOI

  • 20世紀の夏季東アジアにおける地上気圧の変動

    永田 玲奈 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100005-, 2015

    ...,Kawamura et al.(1998)がPJパターンの励起と関係が深いとしているフィリピンを境としたSSTの東西差や熱帯インド洋のSSTと相関が高かった....

    DOI

  • mtDNA 調節領域の塩基配列により推定されたキンメダイの集団構造

    柳本 卓, 酒井 猛, 越智 洋介, 蛯名 儀富, 藤野 忠敬 日本水産学会誌 81 (6), 958-963, 2015

    ...北太平洋 4 地点,南インド洋 3 地点,北大西洋 1 地点から集めたキンメダイについて,mtDNA の調節領域の塩基配列分析を行い,集団間に遺伝的な差異があるか調べた。それぞれの大洋内において集団間に差はなかったが,大洋間で差があった。このことから,大洋ごとに一つの大きな集団を形成していると推測された。<br>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件

  • タンザニア,ザンジバルにおけるダガー産業の構造

    藤本 麻里子 アフリカ研究 2015 (87), 37-49, 2015

    ...近年,タンザニアの周辺諸国でダガーの需要が急激に高まっており,それに伴ってザンジバル島ではインド洋産ダガーのコンゴ民主共和国への輸出産業が拡大している。本稿では,漁獲から出荷までの各段階においてダガー産業を担うアクターたちの経済活動を分析した。ダガーを買付けて加工し,商人に販売する仲買人には3つのタイプが存在した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • 養殖スマ <I>Euthynnus affinis</I> のオプシン遺伝子解析

    松本 太朗, 阿川 泰夫, 岡田 貴彦, 澤田 好史, 石橋 泰典 水産増殖 63 (2), 179-189, 2015

    ...スマはインド洋から西太平洋の亜熱帯海域に分布する回遊性資源の一種である。本種は水産資源としての商業的価値が高いにもかかわらず,生理・生態学的特性に不明な点が多い。そこで本研究は,生態学的特性や養殖時の光環境等に関係する網膜の視物質オプシン遺伝子を解析した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 広域海面水温の平年偏差に起因した東南アジア地域における降水および台風特性

    小林 彩佳, 山田 朋人, 竹内 大輝 土木学会論文集G(環境) 71 (5), I_263-I_268, 2015

    ...とインド洋の海面水温の空間分布特性から対象とする64年間を5つのグループに分類した.2011年を含むグループでは,両海洋の海面水温は全体的に高く,北西太平洋で発生した台風のうち東南アジア地域への到達率は5つのグループで最も高く,その割合は平年の1.4倍程度多いことがわかった....

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 海大陸西部における降水経年変動とENSO・インド洋ダイポールとの関連

    浜田 純一, 松本 淳, 森 修一, 山中 大学, Sunaryo Hasan, Lestari Sopia, Syamsudin Fadli 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100189-, 2015

    ...ジャワ島を中心とする海大陸西部の季節内変動を含めた降水経年変動の特徴を、長期間の現地定常気象観測資料の解析を基に示し、経年変動を規定する要因について、ENSOやインド洋ダイポール(IOD)との関連より明らかにすることを目的とする。<br><br>相関解析及びコンポジット解析結果より、IODがジャワ島北西部の乾季(5月~10月)の降水経年変動に大きな影響を与えることが分かった。...

    DOI

  • ミャンマーにおける水循環解析システムの構築

    山田 将平, 山下 隆男, 田中 茂信, 田中 賢治, 浜口 俊雄 水文・水資源学会研究発表会要旨集 28 (0), 100036-, 2015

    ...<br><br> 気象特性としては、インド洋モンスーンの影響を強く受け、雨季と乾季がはっきり分かれており、地域によっても降雨量の差が大きい。地形特性としては、西、北、東を高い山地で囲まれており、南部でアンダマン海に面している箱形の盆地で、ここが経済、農林業の主要な地域となっている。...

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  • インド洋におけるNd同位体比の深度分布

    天川 裕史, 余 采倫, 沈 川洲 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 75-, 2015

    ...南インド洋2測点(ER-11およびER-12)と南大洋1測点(ER-14)におけるNd同位体比の深度プロファイルを明らかにした。<br><br> 測点ER-11は表層の200 mまでのイプシロン値は-13から-11.5であり、水深1000 mまで徐々に値は上昇する。水深1000 m前後の値は-8であり、これは南極中層水の値を反映しているものと考えられる。...

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