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検索結果 92 件

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  • グイマツ雑種F<sub>1</sub>の人工交配家系における繊維傾斜の家系内変動

    中田 了五, 花岡 創, 大崎 久司, 村上 了, 安久津 久 森林総合研究所研究報告 23 (1), 1-11, 2024-03-28

    ...平均傾斜と最大傾斜はそれぞれ0.96 ± 0.58, 2.72 ± 0.78度 (平均±標準偏差) であり、この家系はカラマツ属としては繊維傾斜が小さいが、全兄弟家系であるにもかかわらず家系内変動は大きかった。繊維傾斜について複数のパラメーターを算出し、それらの相互関係を解析したところ、最外年輪繊維傾斜と平均傾斜の間に比較的高い相関関係が認められた。...

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  • カラマツのネズミ食害程度に影響する遺伝と環境の要因探索

    米澤 美咲, 石塚 航 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 387-, 2023-05-30

    ...上記カラマツ属3種において耐鼠性と樹皮中特定テルペノイド含有量が同様の種間差傾向を示すことがわかっている。そこで、特定テルペノイドを忌避物質候補とし、野外での食害程度との関係を検証するとともに、親の交配情報より食害程度の遺伝解析を行った。対象は46年生カラマツ次代検定林のカラマツ231個体と、一部解析で比較対象としたグイマツ雑種F<sub>1</sub>28個体である。...

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  • グイマツ母樹への酸化型グルタチオン施用が結実率に与える影響

    今 博計, 成田 あゆ, 大塚 美咲, 村上 了, 安久津 久, 松田 修, 小川 健一 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 157-, 2022-05-30

    ...<p>カラマツ属種子の発芽率は20~40%であり,胚乳を含まない不稔種子が多い。70%程度とされる受粉率と比べると割合が低く,資源が制限要因になっていると考えられる。本試験では,光合成を活性化させるグルタチオンの施用が,種子の結実率の向上に与える影響を検証した。2020年6~7月に球果が着生したグイマツの1次枝を対象に,カネカペプチドW2の1,000倍液を葉面散布した。...

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  • 遺伝・空間情報を活用して次代検定の精度改良を図る

    石塚 航, 楠 和隆, 海野 大和, 村上 了, 成田 あゆ, 今 博計, 佐藤 弘和, 来田 和人 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 390-, 2022-05-30

    <p>後代の形質をもって親の遺伝的特性を評価する次代検定では、いかに精度よく形質評価できるかが検定の根幹を担う。林木育種においては、検定の精度改良に関する検討が古くから行われ、①検定材料の遺伝的背景(交配親)を正しく把握する、②複数の次代検定林で評価する、さらに、遺伝パラメータ推定において、③遺伝効果と環境効果の交互作用を組み込み、評価する、④試験地内における立地条件の不均一性を組み込み、評価す…

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  • RNA-Seqによるカラマツ・グイマツ交雑次代の材質に関わる遺伝的要因の探索

    楠 和隆, 石塚 航, 海野 大和, 村上 了, 成田 あゆ, 今 博計, 伏見 愛雄, 矢口 雅美 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 387-, 2022-05-30

    <p>北海道で普及が進められているカラマツとグイマツの雑種であるグイマツ雑種F<sub>1</sub>は、グイマツの材強度とカラマツの成長性を併せ持つ樹種であり、国内針葉樹の中でも建築用材としての利用が期待されている。我々はグイマツ雑種F<sub>1</sub>の材質バリエーションを産み出す遺伝的要因の探索を行うため、北海道の林内46年生個体から秋期に採取した胸高の木部試料を対象にRNA-Seq…

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  • Phylogenetic position estimation of Manokami larch based on complete chloroplast genome

    Chen Shufen, Ishizuka Wataru, Hara Toshihiko, GOTO Susumu 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 447-, 2020-05-25

    ...本研究では、馬ノ神カラマツを含むニホンカラマツ9個体の葉緑体全ゲノム配列を決定し、既に公開されているカラマツ属の近縁5種(グイマツ、チョウセンカラマツ、ヨーロッパカラマツ、シベリアカラマツ、トウカラマツ、各1個体)の葉緑体全ゲノム情報を用いて、カラマツ類の系統樹を再構築した。その結果、馬ノ神カラマツは既存の核ゲノム解析の結果と同様、ニホンカラマツに含まれることが示された。...

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  • DNAマーカーによる採種園産種子の診断:カラマツ類の雑種率の年変動

    石塚 航, 今 博計, 成田 あゆ, 来田 和人 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 596-, 2019-05-27

    ...そこで、カラマツ属で母性遺伝するミトコンドリアDNAと父性遺伝する葉緑体DNAに着目し、オルガネラDNAマーカーを用いた採種園産種子の診断を本研究で実施した。まず、効率的な雑種判定を可能とするマーカー開発を行った。カラマツ属多検体からのオルガネラDNA配列の大規模網羅的解読の後、配列を比較し、挿入・欠失変異のある遺伝子座を標的としたマーカーを計5つ開発した。...

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  • カラマツ属コンテナ苗の成長と菌根形成

    山本 恭大, 玉井 裕, 宮本 敏澄, 来田 和人, 石塚 航 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 444-, 2019-05-27

    ...<p>カラマツ属樹種のコンテナ苗は、直接播種後1年で植栽可能な大きさに成長させることができる。カラマツ属実生の成長を規定する要因の一つに、共生菌による菌根形成が挙げられるが、コンテナでの短い育苗期間における菌根形成の実態は不明である。...

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  • 東シベリア永久凍土上のダフリアカラマツ外生菌根菌群集と宿主特異性

    宮本 裕美子, Alexander Kononov, Trofim Maximov, 杉本 敦子 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 206-, 2019-05-27

    ...これまでショウロ属はマツ属やトガサワラ属で確認されているが、本研究により初めてカラマツ属で確認された。ショウロ属は森林火災後に更新する実生にいち早く感染する生態戦略を持つことが知られているが、高頻度で森林火災が発生する本地域において、ショウロがカラマツの更新および森林の形成に重要な役割を果たしている可能性が考えられる。</p>...

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  • 北見市常呂川河口遺跡から出土したアイヌ文化期の木質遺物の樹種同定

    花里, 貴志, 守屋, 豊人, 渋井, 宏美, 渡邊, 陽子, 武田, 修, 佐野, 雄三 北海道大学演習林研究報告 71 (1), 11-37, 2019-05

    ...当時の北海道東部には天然分布しないと考えられるブナ属、カラマツ属が検出された。これらは交易など人間活動により持ち込まれたものと推察された。杭状の丸材について径級別に樹種構成を調べたところ、直径5cm未満の丸材においてはヤナギ属が(43%)、直径5cm以上の丸材においてはコナラ属が(40%)最も多く占めた。杭状試料の先端部の加工法には樹種および径級による特徴が認められた。...

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  • 窒素付加とオゾン暴露がカラマツ属2種苗木の針葉成分に与える影響

    菅井 徹人, 渡部 敏裕, 北尾 光俊, 来田 和人, 小池 孝良 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 786-, 2018-05-28

    <p>カラマツ (<i>Larix. kaempferi</i>) は寒冷地でも生育し比較的初期成長が早い。育種によって産まれたグイマツ雑種F<sub>1 </sub>(<i>L. gmelinii </i>var. <i>japonica</i> x <i>L. kaempferi</i>) は,野兎鼠害耐性が高く,初期成長速度が更に改善された。今後の再造林に期待されるカラマツ類であるが,増加…

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  • 虫害を模した奪葉がカラマツ属2種のコンテナ苗成長に与える影響

    Fujita Saki, Watanabe Yoko, Nakaji Tatsuro, Koike Takayoshi 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 430-, 2018-05-28

    <p>北海道の人工林面積の約3割はカラマツ(<i>Larix kaempferi</i>,以下JL)が占めている.しかし,近年,冷温帯の森林で虫害が増加傾向にあり,北海道でも2004年以来,特に胆振,日高地方でカラマツハラアカハバチ(<i>Pristiphora erichsoni</i>,以下ハバチ)が大発生しており,収束の目途が立っていない.ハバチによる枯死の報告例は少ないが,虫害の長期化や…

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  • 北海道南西部の手稲前田コア,岩内コア,狩場山麓aコア,厚真AZK-101号孔および゙奥尻島北部稲穂岬露頭にお けるAMS14C年代測定と花粉分析

    星野 フサ, 中村 俊夫, 北川 浩之, 岡 孝雄, 近藤 務, 米道 博, 関根 達夫, 山崎 芳樹, 若松 幹男, 赤松 周平, Hoshino Fusa, Nakamura Toshio, Kitagawa Hiroyuki, Oka Takao, Kondo Tsutomu, Yonemichi Hiroshi, Sekine Tatsuo, Yamazaki Yoshiki, Wakamatsu Mikio, Akamatu Syuhei 名古屋大学年代測定研究 2 24-29, 2018-03-31

    ...1998年頃より,本論文作成者たちは二つの手法:AMS14C年代測定と花粉分析により,北海道の対象地域について一連の現地調査及び学理研究を行い,南西北海道の古環境は地域の地形周辺海域の影響を強く受けていたことがわかった.主な研究成果は以下のとおりである.奥尻島北部の稲穂では25,033cal.yBP~23,866cal.yBPの間の1167年間はトウヒ属とカラマツ属にカヤツリグサ科をともなう古植生であった...

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  • 北海道内のグイマツの遺伝資源情報

    石塚, 航 北海道林業試験場研究報告 (54) 23-29, 2017-03

    ...グイマツは千島列島の一部とサハリン(樺太)に自生地が限られ,自生地外の北海道ではカラマツ属交雑育種の母樹としての利用が進むが,どこから,いつ頃に持ち込まれたか等の詳しい来歴は不明なことが多い。そこで,グイマツ遺伝資源情報の整理のため,北海道内で選抜されたグイマツ精英樹全106家系と,来歴が確かなグイマツについて,台帳や文献をもとに来歴,とくにその由来地に関する記載を調べた。...

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  • 梓川上流域における斜面発達過程と植生動態

    高岡 貞夫, 苅谷 愛彦 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100174-, 2016

    ...<BR>   5.地すべりに伴う地表変動のフロラ形成に果たす役割<BR>  本州中部におけるカラマツ属とトウヒ属は、後氷期に分布を縮小させてきた。現在カラマツやトウヒは亜高山帯で優占林を形成することはほとんどないが、地すべり地はこれらの種が優占する場所を提供しているといえる。両種とも耐陰性が低く、大規模な攪乱を必要とすると考えられる。...

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  • 樹冠中のカラマツ球果数の簡易推定方法の開発

    田村 明, 松下 通也, 矢野 慶介, 来田 和人, 今 博計, 石塚 航 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 296-, 2016

    ...2014年6月に北海道育種場構内に植栽されていた樹齢11年から58年のカラマツ属(カラマツとグイマツ)53個体の樹冠に着生していた真の球果数を推定する手法を検討した。解析用のインデックスとして高所作業車による実測、5段階指数(北海道育種場方式)、樹冠中3箇所の部分実測(道総研林業試験場方式)、幹材積を用いた。推定方法として階層ベイズモデルを用いた。...

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  • 最終氷期最寒冷期末期の北関東丘陵域における古植生分布─宇都宮市中里の植物化石群からの復元─

    西内 李佳, 百原 新, 遠藤 邦彦, 大里 重人, 沖津 進 第四紀研究 54 (4), 185-201, 2015

    ...18,800calBP以降,LGMの終了と共にマツ科針葉樹が減少し,落葉広葉樹のカバノキ属,クマシデ属-アサダ属,ニレ属-ケヤキ属,カエデ属,シナノキ属が増加した.関東地方とその周辺のLGMの化石群の組成と標高・立地環境の関係に基づくと,現在の亜高山帯針葉樹林の優占種から主に構成される中里の化石群は,丘陵から山地域の森林の種組成を反映している.一方,LGMの化石群で産出頻度の高いトウヒ属バラモミ節,カラマツ...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • 日本産<i>Grosmannia piceiperda</i> complex内の系統群と宿主植物との関係

    安藤 裕萌, 井口 和信, 山岡 裕一 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 220-, 2014

    ...complexとは,<i>Grosmannia</i>属の分子系統学的な研究から明らかにされた複合種群の1つであり,わが国にも複数の系統群が存在するものの,その系統関係と樹皮下キクイムシおよび宿主樹木との関係性には未解明な部分が多く残されている.本研究では,日本産<i>G. piceiperda</i> complex内の系統群と宿主樹木との関係を調査した.これまでの調査でマツ属,トウヒ属,モミ属,カラマツ...

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  • バイカル湖湖底堆積物の花粉分析に基づく南東シベリアにおける酸素同位体ステージ11の植生および気候変遷

    志知 幸治, 高原 光, 河室 公康 日本花粉学会会誌 55 (1), 3-14, 2009-06-30

    ...MIS11.3では,両地域がマツ属やトウヒ属などの針葉樹林に広く覆われ,北部地域はカラマツ属を,南部地域はモミ属を多く伴っていた。MIS11.3以降では,山岳氷河の拡大によって北部地域は植生が貧弱だった。それに対して,南部地域は多くの時期でハンノキ属やカバノキ属などの広葉樹低木の混じる草原植生が広がっていたが,MIS11.23およびMIS11.1に対比される針葉樹林の短期的な拡大期が確認された。...

    DOI Web Site 参考文献35件

  • 胞子発芽からみた<I>Suillus</I>属の宿主特異性

    菊池 研介, 佐藤 修正, 田畑 哲之, 福田 健二 日本菌学会大会講演要旨集 52 (0), 67-67, 2008

    ...本研究では、<I>Suillus</I>属5種の胞子を用い、マツ属・カラマツ属の実生との二員培養による発芽率を比較することにより、胞子発芽における宿主特異性の有無について検討を行った。 アカマツやクロマツといったマツ属林に発生するとされるアミタケ、ヌメリイグチ、チチアワタケの3種はアカマツ実生との二員培養で発芽率が高い一方、カラマツ実生との二員培養では発芽率が著しく低かった。...

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  • 北日本産ヌメリガサ科菌類に関する研究 2. アカヤマタケ属の2新種およびヌメリガサ属の1新産種について

    工藤 伸一, 長沢 栄史 日本菌学会大会講演要旨集 52 (0), 72-72, 2008

    ...晩秋にアカマツ林内に散生する.傘は橙黄色~橙色.傘および柄共にゼラチン質の粘液に被われる.胞子は長楕円形で7.8-10×4.3-5.2μm.本種をシモフリヌメリガサ<I>H. hypothejus</I>の変種とする意見もあるが,同種は傘がオリーブ褐色で,胞子が多少大形であり別種とすることが妥当と考えられる.近縁な<I>H. speciosus</I> Peck は,傘の中央の色が橙色で周辺は黄色,カラマツ...

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  • 北方林樹木グイマツにおける<I>LEAFY</I>相同遺伝子の機能解析

    岩崎(葉田野) 郁, 内山 和子, 小野 清美, 渡辺 一郎, 八坂 通泰, 来田 和人, 原 登志彦, 小川 健一 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2007 (0), 521-521, 2007

    ...本研究では、北方林樹木の花成の制御機構を明らかにするため、北方林主要構成樹種カラマツ属グイマツ(<I>Larix gmelinii</I> var. <I>japonica</I>)を用いて花芽形成遺伝子の相同遺伝子を単離し、その機能の解析を行った。...

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  • 幼齢期におけるグイマツ雑種F1の諸形質の遺伝変異

    田村, 明, 井城, 泰一, 西岡, 直樹, 佐藤, 亜樹彦, 笹島, 芳信, 黒沼, 幸樹, 辻山, 善洋 林木育種センター研究報告 (22) 179-216, 2006-02

    ...グイマツ雑種F1の樹種特性を明らかにするために,カラマツ属の樹高,胸高直径,容積密度,幹曲り,生材動的ヤング係数,繊維傾斜度,心材率,生存率について調べた結果,グイマツ雑種F1は成長,材質および耐鼠性が優れていることが確認された。また,グイマツ雑種F1でも家系によって大きな変異があり,遺伝率が高い(再現性が高い)形質については,家系の特性値を利用した育種も有効であることが示された。...

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  • 北海道育種基本区におけるカラマツ属精英樹と材質優良木の諸形質のクローン間変異

    田村, 明, 飯塚, 和也, 那須, 仁弥, 井城, 泰一, 阿部, 正信, 坂本, 庄生, 西岡, 直樹, 佐藤, 亜樹彦, 笹島, 芳信, 黒沼, 幸樹, 辻山, 善洋 林木育種センター研究報告 (22) 155-168, 2006-02

    北海道育種基本区で選抜されたカラマツ精英樹,グイマツ精英樹とからまつ材質育種事業で選出された材質優良木の成長・材質形質のクローン間変異を検討した。測定した形質は5年次の成長,40年次の成長,幹曲り,枝下高,ピロディン陥入深さ,繊維傾斜度およびヤング係数である。これらの形質には大きなクローン間変異があった。将来,優れたグイマツ雑種F1品種を開発するため,本報告では各クローンの特性値を記載した。

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 岩手県春子谷地湿原における晩氷期以降の植生変遷と気候変化

    吉田 明弘, 吉木 岳哉 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 119-119, 2006

    ...最上部ではカラマツ属が検出される。<BR><BR><B>IV.植生変遷と気候変化</B><BR> 花粉分析の結果から、春子谷地湿原周辺の晩氷期以降の植生変遷と気候変化は、以下のように考えられる。<BR> 約12,000年前には、カバノキ属を主とし,コナラ亜属が混交する森林が広がっていた。マツ属・トウヒ属などの亜寒帯性針葉樹もわずかに存在した。...

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  • 日本産イグチ類の分類学的研究2 : アミハナイグチ属

    長沢, 栄史 財団法人日本きのこセンター菌蕈研究所研究報告 = Reports of the Tottori Mycological Institute (42) 10-22, 2005-06

    ...アミハナイグチ属(Boleinus)は、カラマツ林に特有なきのこ類の一群で、カラマツ属(Larix)の分布に伴って周極分布している。本属の解釈は未だ定まっておらず、代表的なものとしては近縁なヌメリイグチ属(Suillus)を広く定義してその中に含め、同属の1亜属(subgenus)あるいは1節(secion)として取り扱う考え方もあるが、ここでは独立した属として認め、日本産菌を整理した。...

    日本農学文献記事索引

  • 日本産イグチ類の分類学的研究2

    長沢 栄史 財団法人日本きのこセンター菌蕈研究所研究報告 = Reports of the Tottori Mycological Institute (42) 10-22, 2005-06

    ...アミハナイグチ属(Boleinus)は、カラマツ林に特有なきのこ類の一群で、カラマツ属(Larix)の分布に伴って周極分布している。本属の解釈は未だ定まっておらず、代表的なものとしては近縁なヌメリイグチ属(Suillus)を広く定義してその中に含め、同属の1亜属(subgenus)あるいは1節(secion)として取り扱う考え方もあるが、ここでは独立した属として認め、日本産菌を整理した。...

    日本農学文献記事索引

  • カラマツ樹冠部での短枝・長枝葉の光合成特性

    佐久間 祐子, 渡邉 陽子, 藤沼 康実, 市栄 智明, 北岡 哲, 笹 賀一郎, 小池 孝良 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 116-116, 2004

    ...北方林の重要樹種であるカラマツ属は、高い光合成能力と広範囲に渡る分布からCO<sub>2</sub>シンクとして特に注目されているため、光合成特性の解明が急務である。<br>北海道に多く植林されているニホンカラマツ(<i>Larix kaempferi</i>)は、春先に一斉に開葉する短枝葉とその後、順次開葉する長枝葉を持つ。今日までに、短枝葉と長枝葉の形態学的な違いについては研究が進展してきた。...

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  • マツ科樹木の葉部に由来する植物ケイ酸体の特徴

    近藤 錬三, 大澤 聰子, 筒木 潔, 谷 昌幸, 芝野 伸策 ペドロジスト 47 (2), 90-103, 2003-12-31

    ...しかし,カラマツ属は,表皮ケイ酸体と細胞間隙ケイ酸体が主に観察され,他のケイ酸体はほとんど検出されなかった。3.各属に特有なケイ酸体が観察された。マツ属は葉肉ケイ酸体,トウヒ属は波状辺板状ケイ酸体,モミ属は内皮ケイ酸体,ツガ属は移入仮導管ケイ酸体,カラマツ属は表皮ケイ酸体と細胞間隙ケイ酸体によって特徴づけられる。4.一部の針葉樹木種には,きわめて特徴のあるケイ酸体が観察された。...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献18件

  • バイカル湖湖底堆積物BDP99の花粉分析結果

    志知 幸治, 河室 公康, 長谷 義隆 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 430-430, 2003

    ...また、樹木花粉が高率で検出される時期においてBDP99がモミ属の出現率が高い点と、カラマツ属の出現率が低い点でBDP96と異なっていた。...

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  • 異なる灌水条件下でのクロマツ菌根形成の違い

    島崎 裕之, 浅井 英一郎, 広瀬 大, 神崎 菜摘, 二井 一禎 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 476-476, 2003

    ...考察  本実験における圧倒的な優占種であるWilcoxina 属菌は、マツ属やカラマツ属の実生苗に優占的に菌根を形成していることがある、と報告されている(Trevor et al., 2001)。10週間目には最も灌水量の少ない処理区で根端数が増加した。...

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  • 洞爺湖周辺における 最終氷期前期の木材化石群集と森林植生の復元

    川村 弥生, 紀藤 典夫 植生史研究 11 (2), 73-85, 2003

    ...Ⅰ帯はトウヒ属,カラマツ属,モミ属などからなる。Ⅱ帯はハンノキ属・ヤナギ属やバラ属,スイカズラ属など落葉広葉樹が多い。Ⅲ帯はカバノキ属とトウヒ属が産出した。Ⅰ帯では,亜寒帯針葉樹が卓越しており,湿生地にはヤナギ属,スイカズラ属が生育していたと考えられる。Ⅱ帯は,湿生地の植生を反映していると考えられる。...

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  • 中央北海道,砂川低地帯南東地域の更新統

    八幡 正弘, 五十嵐 八枝子, 塚腰 実, 前田 寿嗣, 柳井 清治 地球科学 55 (6), 339-356, 2001

    ...・シルト層を主とし,砂礫層,泥炭層,火山灰などを伴う間の沢川層・光珠内層・東山層が分布する.花粉化石・植物遺体・火山灰の鑑定,14C年代の測定を行った結果,間の沢川層は前期〜中期更新世,光珠内層は中期更新世,東山層は後期更新世の堆積物である.間の沢川層堆積時はトウヒ属林,ツガ属林からなる冷涼な環境,光珠内層下部層堆積時はトウヒ属林,オニグルミーコナラ属林からなる温暖〜冷涼な環境,光珠内層上部層堆積時はカラマツ...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献41件

  • 後志利別川流域低地における更新世末期以降の環境変遷(日本列島と周辺域における環境変遷)

    鈴木 正章, 吉川 昌伸, 村田 泰輔 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 81 371-386, 1999-03-31

    ...(1)寧土井層下部の泥炭層はカラマツ属やマツ属単維管束亜属が高率で産出する亜寒帯針葉樹林帯で特徴づけられる。また,この層位は最終氷期最寒冷期に相当する。(2)寧土井層上部の有機質シルトとシルト質砂の下部の有機質シルトはカバノキ属やハンノキ属を主に産出する先駆的植生,上部はカバノキ属やクルミ属林の植生を示す花粉化石を産出する。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site 被引用文献1件

  • 針葉樹類の受粉機構

    高相 徳志郎 植物分類,地理 47 (2), 253-269, 1997

    ...マツ科のカラマツ属, トガサワラ属では珠皮の先端が胚珠内に陥入することで, 珠皮先端についていた花粉が胚珠内に運び込まれる。マツ科のツガ属, ナンヨウスギ科などでは苞葉に落ちた花粉がその位置で長い花粉管を珠心に向けて伸ばす。針葉樹類のおよそ半数の属でしか受粉機構が調べられておらず, 残りの属での研究が望まれている。...

    DOI Web Site 参考文献75件

  • 北海道広尾における最終氷期初期の泥炭堆積物の花粉群

    大井 信夫, 辻 誠一郎, 南木 睦彦 植生史研究 4 (1), 5-12, 1996

    ...それぞれの変遷は、下位より上位へ特徴的な花粉がハンノキ属から,カラマツ属,トウヒ属,そしてカラマツ属へと変わることで示される。この変化は湿原の発達と気候の寒冷化にともなう植物遷移を反映している。化石花粉群より復原される気候変動の振幅は上位の変遷の方が大きい。下位の変遷は酸素同位体ステージ5の中のより小さな変動を,上位の変遷は酸素同位体ステージ5から4へのより大きな変動を示している。...

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  • 鎌倉市永福寺跡における鎌倉時代の植生変遷

    鈴木 茂, 吉川 昌伸 植生史研究 2 (2), 45-51, 1994

    ...このうち13世紀末におけるスギ属,アカガシ亜属,シイノキ属一マテバシイ属からマツ属複維管束亜属への優占種の交代は,中世都市鎌倉にみられる大規模土地改変による植生破壊と大量のスギ材利用によるスギ林の減少が主要因と推定された。...

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  • マツ属の葉の寿命

    大畠, 誠一 京都大学農学部演習林報告 64 15-26, 1992-12-21

    ...カラマツ属を除くマツ科植物内では, マツ属の葉の平均寿命は短い値をもっていた。2) マツ属各種のもつ様々な平均着葉年数と原産地の温度, 日長など, 特定の要因との関係は明かな対応関係になく, 葉の寿命がそれらに直接対応した性質ではないことを示した。3) 古い形質のマツでは, 着葉年数が長い種類が多い傾向が認められ, 時代の経過とともに葉の寿命の短い種類が分化したものと考えられた。...

    日本農学文献記事索引 HANDLE Web Site

  • キンポウゲ科の分類 2

    田村 道夫 植物分類,地理 42 (2), 177-187, 1991

    ...キンポウゲ連では,普通花弁が発達するが,モミジカラマツ属は花弁をもたず原始的とみなされる。キンポウゲ属は約600種をもち,本科でもっとも大きく世界中に分布する。イチリンソウ属と同じくSect. Pseudadonisのような南半球の固有分類群がある一方,Sect. Micranthusのように新しく南半球に広がったと思われるものもある。...

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  • 相模地域における後期更新世の植物相と古環境

    辻 誠一郎, 南木 睦彦, 大沢 進 第四紀研究 22 (4), 279-296, 1984

    Macroscopic plant fossils and pollen assemblages from the Late Pleistocene in the Sagami region are described, and the vegitation and paleoenvironment are discussed. The taxonomy and phytogeography …

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  • マツ属の肥大生長の季節変化

    大畠, 誠一, 田中, 弘之, 藤本, 博次, 中井, 勇 京都大学農学部演習林報告 49 20-29, 1977-10-25

    ...主軸伸長の様式との関係からマツ属の幹の肥大生長様式は, 単節型と多節型のP. taeda型, P. banksiana型に分けられた。2. 単節型に属するほとんどのマツ属では, 幹の肥大生長は主軸の伸長に伴って始まり, 伸長がほぼ停止し, 葉の生長が盛んになる夏には生長低下期を迎える。葉がほとんど伸長した段階で秋の肥大生長が始まる。...

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