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検索結果 989 件

  • 海洋島大東諸島の固有種とそれを支えるビロウ林の現状と保全に関する研究 ―大東諸島生物相研究グループ―

    伊澤 雅子, 佐々木 健志, 傳田 哲郎, 小林 峻, 堀江 明香 自然保護助成基金助成成果報告書 32 (0), 67-85, 2023-10-31

    ...配慮すべきであると考える.アシナガキアリは南北大東島全域に分布している.今回の調査からは対象とした鳥類への影響は検出できなかったが,南大東島では甲殻類に対する影響が報告されており,北大東島でも在来アリ類への影響の可能性が示唆された.引き続き調査が必要である.固有亜種のダイトウオオコウモリの個体群は安定していると考えられた.一方,固有種のヒサマツサイカブトは11年間確認されず,絶滅が危惧される....

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  • 北海道網走市越歳「オホーツクの森」 におけるコウモリ

    坂上, 大悟, 近藤, 憲久, 渡辺, 恵, 相馬, 幸作, 大久保, 倫子 68 (2), 31-39, 2023-09-27

    ...チチブコウモリ,ヒメホオヒゲコウモリ,コテングコウモリが捕獲数の 89.3% を占めており,特にチチブコウモリが多く捕獲された。チチブコウモリの生息には,ねぐらとなる針葉樹および主食となる蛾の宿主である広葉樹が関係していると考えられた。また,5 種のコウモリから妊娠時の腹部の膨らみや授乳痕を確認し,出産哺育が行われていることが判明した。...

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  • 音声解析を用いた高高度飛翔型希少コウモリ類の分布調査と信頼性

    小柳, 恭二, 瀧井, 暁子, 泉山, 茂之 信州大学農学部AFC報告 21 1-14, 2023-03-31

    ...長野県に生息するコウモリ類19種のうち13種は県のレッドリストに記載されているが,その希少性を評価す るための生息状況調査はほとんど行われていない.本報告では,長野県レッドリストで絶滅危惧Ⅰ B 類に指 定されている高高度飛翔型コウモリ3種,ヤマコウモリ(Nyctalus aviator),ヒナコウモリ(Vespertilio sinensis),クビワコウモリ(Eptesicus japonensis...

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  • 長崎県対馬のモモジロコウモリに寄生するツツガムシの1新種、ヨシユキツツガムシの記載

    高橋 守, 三角 仁子, 馬場 裕美 大阪市立自然史博物館研究報告 = Bulletin of the Osaka Museum of Natural History 77 1-10, 2023-03-31

    ...大阪市立自然史博物館と国立科学博物館所蔵の対馬産モモジロコウモリの計7頭を調べた結果、3頭の耳介内にLeptotrombidium属のツツガムシ合計2種10個体の寄生がみられた.1種は1個体で、感覚毛が欠如していたので未同定種とした.別の1種は9個体得られ、約350種の既知種とは形態が異なり、新種(ヨシユキツツガムシ, Leptotrombidium yoshiyukiae Takahashi, Misumi...

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  • 札幌市のコウモリ

    上山, 隼平, 川口, 優樹, 田中, 小彌太, 岩澤, 大地, 磯江, 航大, 河合, 久仁子 東海大学紀要. 生物学部 11 1-19, 2023-03-17

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  • 山梨県におけるオヒキコウモリの追加記録 1 例

    清水, 海渡, 末廣, 友里, SHIMIZU, Kaito, SUEHIRO, Yuri 富士山研究 14 9-13, 2023-03

    ...オヒキコウモリは、「環境省レッドリスト2020 」および「 2018 山梨県レッドデータブック」で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。筆者らは山梨県内で 3 例目となる本種を確認した。 2018年 10 月 16 日 13 時 10 分頃、山梨県大月市大月町にある国道 139 号線沿いのトンネルにおいて、壁面に匍うような姿勢で休息していた。翌日は確認されず、その後も継続して訪れたが、確認できなかった。...

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  • 複雑背景下で高速に飛翔するコウモリの検出と追跡

    杉本, 翔, 牛尾, 和嵯, 杉森, 僚太, 藤岡, 慧明, 川島, 宏彰, 飛龍, 志津子, 波部, 斉 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 247-248, 2023-02-16

    ...コウモリの超音波を用いた行動メカニズムは未だ明確になっておらず、飛翔するコウモリの軌跡を映像から取得することで解明に近づくことが期待される。しかし、コウモリは夜間の暗い空間を高速に飛翔するために、映像からの検出・追跡は簡単ではない。...

    情報処理学会

  • 虫に寄生する不思議なキノコ 冬虫夏草が潰瘍性大腸炎を抑制するか

    井上 尚樹 ファルマシア 59 (9), 866-866, 2023

    ...したカメムシタケが薬として売買されていたという.冬虫夏草由来の化合物としては,ツクツクボウシタケからミリオシンが単離され,本化合物をリード化合物としたフィンゴリモド(FTY720)が免疫抑制剤として開発されている.生薬として用いられる狭義の意味での冬虫夏草<i>Ophiocordyceps sinensis</i>(<i>Cordyceps sinensis</i>: CS)は,高山地帯に生息するコウモリガ...

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  • 臨床に役立つ小児呼吸器超音波検査

    星野 雄介, 富所 由佳, 河野 達夫, 竹井 寛和 日本小児放射線学会雑誌 39 (2), 75-89, 2023

    <p>呼吸器超音波検査(US)の所見は①A line(多重反射アーチファクト:胸膜と平行な線状高輝度),②B line(小水滴によるacoustic trap:胸膜から深部に伸びる線状高輝度),③lung sliding(呼吸に合わせ胸膜ラインがスライドする)に代表される.</p><p>気管挿管確認のUSは精度が高く,動的snowstorm sign/bullet …

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  • 鳥衝突を未然に防ぐ脆弱性マップ(sensitivity map)の普及に向けて

    関島 恒夫, 望月 翔大, 綿貫 豊, 河口 洋一 保全生態学研究 28 (2), 229-, 2023

    ...<p>風力発電が生物多様性、特に鳥類やコウモリ類などの飛翔動物に負の影響をもたらすことが明らかになる中、温暖化対策を進めつつ生物多様性を保全するための情報の一つとして、鳥類センシティビティマップの重要性が高まっている。...

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  • 郊外の河川を飛翔するアブラコウモリ<i>Pipistrellus abramus</i>に対する昼行性鳥類による捕食

    大沢 啓子, 大沢 夕志 山階鳥類学雑誌 54 (2), 253-262, 2022-12-15

    ...<p>アブラコウモリ<i>Pipistrellus abramus</i>は,国内では北海道南部から沖縄まで,都市やその郊外で最も普通に見られる種である.原則夜行性であるが,日没前後の明るい時間にも活動するため,昼行性の捕食性鳥類の餌となることがある.我々は2012年4月から2022年5月までの埼玉県川越市にある小畔川の河岸からの710日の観察で,飛翔中のアブラコウモリに対する昼行性鳥類の捕食行動を...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 小型風力発電施設がコウモリ類の活動量に与える影響:北海道東部の事例

    脇 翔吾, 赤坂 卓美, 安藤 駿汰 保全生態学研究 27 (2), 197-, 2022-10-25

    ...キタクビワコウモリとヤマコウモリ属 /ヒナコウモリ属の活動量は風車直近の方が対照区(風車から 100 m以上離れた場所)よりも高かった。また、ホオヒゲコウモリ属の活動量は区間で違いはなかった。...

    DOI 研究データあり 被引用文献1件 参考文献1件

  • 都市近郊林における餌付けが滑空性哺乳類に与える影響:大胆行動および捕食イベントの観察をもとに

    渡辺 恵, 嶌本 樹, 渡辺 義昭, 内田 健太 保全生態学研究 27 (2), 237-, 2022-10-20

    <p>近年、野生動物への餌付けは、個体の行動や生物間相互作用の変化を引き起こすなど、生態系への影響が危惧され始めた。そのため、生物多様性保全の観点から、一部の地方自治体では、餌付け行為を規制する動きが見られる。しかし、国内において餌付けが与える影響を調べた研究は、大型の哺乳類を始めとした一部の生物に限られているなど、未だ限定的である。本調査報告では、滑空性の哺乳類であるエゾモモンガへの餌付けの捕…

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  • オガサワラオオコウモリの利用する森林環境の評価と将来予測

    鈴木 創 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 194-, 2022-05-30

    ...<p>オガサワラオオコウモリ(以下本種)は小笠原の固有哺乳類で絶滅危惧種である。植食性で、種子散布や花粉媒介の生態系サービス者として固有森林の維持・再生に不可欠な存在である。しかし、食害により農業との軋轢もあり、本種の通年利用可能な森林創出が課題である。本研究では、GPS機器を用いて把握した本種の利用森林の評価と将来予測を行い、創出すべき森林環境へ資料とする。...

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  • 尾瀬のコウモリ類 : 2017年~2019年の調査結果より

    安井 さち子, 河合 久仁子, 佐野 舞織, 佐藤 顕義, 勝田 節子, 佐々木 尚子, 大沢 夕志, 大沢 啓子, 牧 貴大 低温科学 80 453-464, 2022-03-31

    ...尾瀬のコウモリ相を把握するため,2017~2019年の6~10月に,森林での捕獲調査とねぐら探索調査を行った.その結果,2科8属11種132個体が確認され,コキクガシラコウモリ,モリアブラコウモリ,ノレンコウモリが尾瀬で新たに確認された.過去の記録とあわせて,尾瀬で確認されたコウモリ類は2科9属14種になった.森林での捕獲調査で,捕獲地点数・個体数ともに最も多い種はヒメホオヒゲコウモリだった.尾瀬の...

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  • コウモリのエコーロケーション――音で“見る” 術に学ぶ――

    手嶋 優風, 土屋 隆生, 飛龍 志津子 電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン 16 (1), 6-12, 2022

    ...コウモリは,牙をむき出してヒトの血を吸う不気味な生き物だと思われているかもしれない.本論文ではコウモリの真の姿を紹介する.暗闇で活動するコウモリは,視覚に頼ることができず,音を用いて世界を“見る” 能力を身に付けた.コウモリが放射する音は,我々ヒトには聞くことのできない“超音波” と呼ばれる高い音色の音である.超音波を使って周囲を把握することをエコーロケーションと呼び,本論文では特に,コウモリが超音波...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 小笠原諸島固有種における抗凝固系殺鼠剤に対する感受性試験

    小出 将士, 安平 芙由, 一瀬 貴大, 小田谷 嘉弥, 鈴木 創, 堀越 和夫, 池中 良徳, 石塚 真由美, 中山 翔太 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), O-26-, 2022

    ...特に小笠原諸島には、近年急速に個体数を減らしているオガサワラカワラヒワ(Chloris kittlitzi)やオガサワラオオコウモリ(Pteropus pselaphon)といった絶滅が危惧される固有種が生息しており、殺鼠剤への一次曝露が懸念されるこれらの種において感受性評価を実施することは重要な意義を持つ。...

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  • コウモリの周波数調整行動の工学的検証

    長谷川 勘太, BRONDEAU Victor, 山田 恭史, 西山 葉瑠佳, 長谷 一磨, 渡部 佑真, 佐々木 晋一, 浅田 隆昭, 飛龍 志津子 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2022 (0), 2P1-F04-, 2022

    <p>Bats realize echolocation by simple ultrasonic sensing, which is composed of one transmitter and two receivers. We are studying the various echolocation behaviors of bats by a constructive …

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  • 野生コウモリの出巣時における移動パターン計測及びグレンジャー因果を用いた群行動メカニズムに関する基礎的検討

    牛尾 和嵯, 藤岡 慧明, 藤井 慶輔, 波部 斉, 川嶋 宏彰, 飛龍 志津子 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 3G4OS15b02-3G4OS15b02, 2022

    ...<p>コウモリは自身が発した超音波の反響を処理することで周囲環境を認識する反響定位を行う.また多くの種のコウモリが集団で生息し,ねぐらからいくつもの個体が連なって出巣する集団飛行も観察されるが,夜間での計測の難しさなどからコウモリの群行動メカニズムに関する研究はほとんど行われていない.そこで本研究は,高感度ビデオカメラを用いて出巣するユビナガコウモリの飛行軌跡を3次元的に計測し,出巣の行動パターンを...

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  • 動物由来ウイルスの探索および性伏解析

    佐々木 道 仁 ウイルス 72 (1), 79-86, 2022

    ...新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を含む人獣共通感染症原因ウイルスの多くは野生動物を起源とする.今後も発生することが予想される新たなウイルス性人獣共通感染症への備えとして,さまざまなウイルスの自然宿主,自然界における存続機構と伝播経路に関する知見を蓄積することが重要である.筆者らは,アフリカおよびインドネシアの研究者と共同で,現地のコウモリ,げっ歯類動物,霊長類動物および節足動物が保有するウイルス...

    DOI Web Site PubMed 参考文献55件

  • 富山県下新川郡朝日町湯ノ瀬トンネルを利用するコウモリ類の個体数変化(予察)

    清水, 海渡 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 45 59-62, 2021-07-01

    ...新川郡朝日町湯ノ瀬トンネルにおいて2019年11月17日から2020年11月24日の約1年間、月に1度ほどの頻度で利用しているコウモリ類の個体数変化を記録した。今回生息を確認できた種はキクガシラコウモリ、モモジロコウモリ、ノレンコウモリ、ユビナガコウモリ、テングコウモリの5種であった。最も個体数増減があったユビナガコウモリは、最大で1、123頭を4月に記録した。...

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  • 2020年に有峰湖周辺で確認したコウモリ3種の記録(予察)

    清水, 海渡, 霜鳥, 智也 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 45 63-66, 2021-07-01

    ...2020年6月1日~11月12日の有峰湖周辺においてキクガシラコウモリ10個体(うち斃死体1個体)、ウサギコウモリ2個体(うち斃死体1個体)、コテングコウモリ3個体(うち斃死体2個体)の3種類計15頭を確認した。これらの個体は林道沿いにある公衆トイレやビジターセンターで偶発的に見つけたものである。すべて1頭ずつ確認され、同所で同時に複数個体が見られた例は無かった。...

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  • 2019年北硫黄島自然環境調査の成果

    佐々木, 哲朗, 川上, 和人, 宇佐見, 裕太 小笠原研究年報 (44) 79-88, 2021-06-30

    ...また、土壌調査やオガサワラオオコウモリの行動追跡など、新たな分野の把握が進んだ。本調査は、北硫黄島の自然環境の解明のみならず、2017年に調査が為された同じ火山列島に位置する南硫黄島の自然環境を再評価する上でも重要である。調査によって明らかとなった北硫黄島と南硫黄島の相違点についてまとめた。...

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  • オガサワラオオコウモリの利用する森林環境

    鈴木 創 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 135-, 2021-05-24

    ...本研究では、GPS記録機器を用いて、父島のオオコウモリの行動を追跡し、利用する森林環境の解明を目的に実施した。その結果、本種の行動圏は周辺の島々に及び、通年して行動の7割以上で自然林を、1〜2割程は農地を利用した。自然林では、海岸林、河畔林、山地林などの利用において季節性が認められた。...

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  • LiDARを用いて定量化した森林垂直構造とコウモリ類各種の活動量の関係

    三宮 望, 三浦 直子, 小池 伸介, 福井 大 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 579-, 2021-05-24

    ...<p>森林内の物理的な空間構造(以下、森林構造)の差異は、コウモリ類など林内を飛翔しながら採餌を行う動物の採餌空間利用に大きな影響を与える。そのため、森林構造とコウモリ類の活動量の関係性およびその要因を明示することは、コウモリの群集メカニズムを理解すると同時に、森林構造の人為的改変に対するコウモリ類の応答を予測する上で重要な情報の提供が期待できる。...

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  • コウモリの生態再現システム-Covid-19の長距離感染伝搬の可能性について-

    杉本, 起, 古市, 昌一, 粟飯原, 萌, 橋本, 純基, 有田, 陽葵 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 211-212, 2021-03-04

    ...は平時の活動範囲が約3km,出産期には100km以上と言われており,地球規模での伝搬に要する時間等についてはまだ解明されていない.そこで,本研究ではマルチエージェントシミュレーション方式によりコウモリの生態を再現するシステムを構築したので報告する....

    情報処理学会

  • 北硫黄島のオガサワラオオコウモリ(2019年夏季)

    SUZUKI, Hajime, HORIKOSHI, Sora, HORIKOSHI, Kazuo, 鈴木, 創, 堀越, 宙, 堀越, 和夫 小笠原研究 = Ogasawara research (47) 201-237, 2021-02

    ...北硫黄島のオガサワラオオコウモリPteropus pselaphonの遺伝情報取得と、夏季行動圏の把握を目的にGPS追跡調査を実施した。1頭の遺伝情報取得および9日間の行動追跡に成功した。行動範囲は島面積の約20%であった。主要な行動域は東側海岸林で、山岳地も利用した。移動日の22%で400m以上の垂直移動が確認され、垂直方向の移動が活発であった。...

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  • 乗鞍高原におけるクビワコウモリ出産哺育個体群の29年間のねぐら利用の変化と個体数変動

    山本 輝正, 峰下 耕, 中村 桃子, 西岡 真智子, 本多 宣仁, 神谷 郊美, 水野 昌彦 哺乳類科学 61 (2), 205-219, 2021

    ...<p>長野県松本市鈴蘭の乗鞍高原においてクビワコウモリ<i>Eptesicus japonensis</i>の出産哺育個体群の調査を1990年から2018年の29年間実施した.確認されたクビワコウモリの昼間のねぐらは,長期間ねぐらとして利用されたものがほとんどであった.ねぐら利用の変更の原因として,捕食者が原因の場合とねぐらの消失および改修工事による場合が確認された.このねぐら...

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  • 青森県津軽地域における繁殖期のチゴハヤブサの採食内容

    立石 淑恵, 高橋 雅雄, 東 信行 Bird Research 17 (0), A1-A9, 2021

    ...には1巣について,巣内育雛期と巣立期の動画撮影から給餌内容を推定した.食痕から推定された食物は,鳥類21科32種,哺乳類1科3種,昆虫類14科24種で,鳥類と昆虫類が大部分を占めた.鳥類ではカワラヒワ(鳥類中18.3%),ツバメ(同17.9%),コムクドリ(同15.3%),スズメ(同14.1%)が多く,昆虫類ではセミ科(昆虫類中52.8%)とトンボ目(同44.1%)が多かった.また,哺乳類はすべてコウモリ...

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  • アナロゴンを活用した鉄棒遊びに関する研究

    蛯原 正貴 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 71 (0), 340-, 2021

    ...技能調査は単元の初回と最終回に行い、調査対象とした技能は8項目(跳び上がり、つばめ、ふとんほし、ぶたのまるやき、前回り下り、こうもりこうもりふり、逆上がり)であった。アナロゴンにはジャングルジムと登り棒における動きを採用し、2時間目以降、鉄棒遊びに取り組む前の導入として毎時間取り入れた。また、鉄棒遊びに苦手意識をもつ児童については、適宜アナロゴンに取り組むよう指導を行った。...

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  • 喜界島からのアブラコウモリコウモリ目:ヒナコウモリ科)の初記録

    木元 侑菜, 勝原 涼帆, 馬場 友希, 亘 悠哉 哺乳類科学 61 (1), 23-27, 2021

    ....この死体はゴルフ場の事務所内で発見された.外部形態や頭骨を用いた種同定の結果,2例ともこれまで喜界島に生息記録のなかったアブラコウモリ<i>Pipistrellus abramus</i>と判定された.またバットディテクターによる音声調査により,アブラコウモリと思われる音声が島全域から確認された....

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  • COVID-19との対峙

    舘田 一博 日本重症心身障害学会誌 46 (1), 5-9, 2021

    ...イヌ、ネコ、ウシ、ブタ、ニワトリ、ウマ、ラクダなどの家畜から、イルカ、フェレット、コウモリなどの動物からも固有のコロナウイルスが検出されており、感染した動物に呼吸器症状や下痢などを引き起こす。...

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  • コロナウイルスはどこから来てどこへ行くのか

    石 弘之 日本重症心身障害学会誌 46 (2), 197-197, 2021

    ...名称 発見年 起源 自然宿主 中間宿主 ① HCoV-229E 1966年 1800年代 コウモリ アルパカ ② HCoV-OC43 1967年 800年代 ネズミ類 ウシ ③ HCoV-NL63 2004年 1100年代 コウモリ ? ④ HCoV-HKU1 2005年 不明 ネズミ ? 私の専門は環境史であり、とくに近年は感染症史に関心を抱いて研究してきた。...

    DOI 医中誌

  • 分布北限域西表島のマヤプシキにおける訪花動物種と訪花時間帯の季節変化

    小林, 綾己, 駒田, 夏生, 中村, 幸人, 武生, 雅明, Kobayashi, Ayami, Komada, Natsuki, Nakamura, Yukito, Takyu, Masaaki 東京農業大学農学集報 65 (2), 57-64, 2020-09-30

    ...マングローブ植物のマヤプシキは,夜間に開花するコウモリ媒花であり,熱帯ではオオコウモリ科の果実・花蜜食性の小型コウモリが花粉媒介者となっている。分布北限域である西表島のマングローブ林には,オオコウモリ科のコウモリはほとんど分布せず,ヤエヤマオオコウモリ1種のみが分布するが,マヤプシキへの訪花は確認されていない。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 Web Site

  • (公社)日本ペストコントロール協会に寄せられた害虫獣の相談件数

    谷川 力, 真岩 智美, 吉川 新, 茂手木 眞司, 山口 健次郎 ペストロジー 35 (2), 81-87, 2020-09-25

    ...相談件数の総数の推移では2009年が31,178件であった件数が,2018年には42,266件と1.35倍になった.このうち,伸長率が高いものはハチ類,ハクビシン,アライグマ, トコジラミ,コウモリ類などがあげられる.ハチ類,トコジラミ,コウモリ類は季節的消長が明確で夏季に増加し,冬季に減少する傾向がみられた.ネズミ類では秋季に増加し,冬季にピークを迎え,春季に減少するパターンであった.ハクビシン,...

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  • 実験とゲノム解析で迫る ウイルス伝播と病原性の謎

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2020 (9), 6-6, 2020-09-11

    ...<p>世界で猛威を振るう新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、コウモリからヒトへと種を超えて伝播したといわれている。コウモリからは近縁種のコロナウイルスが他にも数多く見つかっているが、ヒトへ感染したのは過去に重症急性呼吸器症候群(SARS)を引き起こしたウイルス(SARS-CoV)や今回のSARS-CoV-2などごく一部だけだ。こうした伝播性や病原性の違いは、どのように生じるのか。...

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  • 石川県能登半島の須須神社のコウモリ

    山本 輝正 森林野生動物研究会誌 45 (0), 13-17, 2020-03-31

    ...<p>2018年3月~10月に,須須神社の社叢林(照葉樹林)においてコウモリ相の調査を行った.この結果,5種のコウモリ類が確認された.能登半島で森林性コウモリとしてコテングコウモリ<i>Murina ussuriensis</i>が初めて確認された.</p>...

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  • 岐阜県飛騨地方の深洞湿原・深洞原生林のコウモリ

    山本 輝正 森林野生動物研究会誌 45 (0), 19-22, 2020-03-31

    ...<p>2018年5月~9月に,岐阜県飛騨北部の深洞湿原を含む深洞原生林にあるブナ林内においてコウモリ類の調査を行い,5種13頭のコウモリ類を捕獲した.森林性コウモリ類としてヒナコウモリ,ヒメホオヒゲコウモリ,モリアブラコウモリおよびコテングコウモリが,洞穴性コウモリとしてキクガシラコウモリが確認された.ヒメホオヒゲコウモリの出産哺育も確認された.</p>...

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  • 希少な森林コウモリの保護:ヤンバルホオヒゲコウモリとリュウキュウテングコウモリの追跡調査 ―島コウモリ調査グループ―

    プレブル ジェイソン, ヴィンセノ クリスチャン, 大手 信人 自然保護助成基金助成成果報告書 28 (0), 98-104, 2020-01-10

    ...,22年ぶりに報告した.捕獲に際して音響ルアーを用いたが,その効果は不明である.さらに,コウモリにとってねぐらは重要な生息地であるため,発信機をコウモリに装着し,ねぐらを確認した.リュウキュウテングコウモリは木の葉,シダ類,樹洞を含む様々な種類のねぐらを利用し,ヤンバルホオヒゲコウモリは主に樹洞を利用している.沖縄本島ではヤンバルホオヒゲコウモリはリュウキュウテングコウモリより分布域が限られている可能性...

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  • ドムスの隙間から見る関係性の関係

    近藤 宏 文化人類学 85 (3), 416-435, 2020

    ...<p>本論では、パナマ東部に暮らす先住民エンベラによるブタ飼育のなかでも、ブタと人のみならずジャガーや吸血性のコウモリなど、複数の存在がかかわる状況の民族誌的記述を、とりわけ飼育活動の場であるブタ小屋に注目して行なう。異なる身体をもつ諸存在が織りなすその状況の記述を通して、関係性の関係という論点から複合的状況を考える視点を示すことを目的とする。...

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  • 愛媛県内の学校で見つかった大正~昭和初期のオオコウモリ類の標本について

    中本 敦, 稲葉 正和 哺乳類科学 60 (2), 219-224, 2020

    ...<p>大正から昭和初期にかけて採集・作製されたものと思われるオオコウモリ類の標本が愛媛県内の高等学校から4点発見された.この時代にへき地である小笠原諸島や琉球列島に生息するオオコウモリ類が多数採集され,本土の小学校や中学校(現在の高等学校)に理科(博物学)の教材標本として販売・収蔵されていたことは,当時の人々の生物に対する価値観や標本の流通範囲などを知る上で興味深い.現在,国内の学校に保管されている...

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  • エジプシャンルーセットオオコウモリ(<i>Rousettus aegyptiacus</i>)における抗血液凝固系殺鼠剤の薬物動態学/薬力学的解析

    武田 一貴, 真砂 皓大, 中山 翔太, 川合 佑典, 池中 良徳, 石塚 真由美 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-244-, 2020

    ...これらの結果から、エジプシャンルーセットオオコウモリはワルファリンには比較的低感受性だがダイファシノンの感受性は高い事が示唆され、安全な殺鼠剤の使用には懸念種の感受性評価とそれに応じた殺鼠剤の選定が重要であると言える。今後はオガサワラオオコウモリとエジプシャンルーセットオオコウモリの遺伝子相同性解析を行いよりオガサワラオオコウモリでのより詳細な感受性評価を行う事が求められる。</p>...

    DOI

  • コウモリの採餌飛行時におけるエコーロケーション戦略

    藤岡 慧明, 飛龍 志津子 比較生理生化学 36 (2), 91-99, 2019-08-06

    ...さらには,複数の獲物を次々と連続的に捕らえる際のコウモリの合理的な戦略についても近年明らかとなった。本稿では,まずコウモリのエコーロケーションについて概観した上で,野外研究を中心にコウモリの採餌飛行時におけるエコーロケーションの運用方法について概説する。そして,採餌飛行を,獲物探索時・捕食飛行時・複数標的捕食時の三つに分けて,彼らの採餌のためのエコーロケーション戦略について考察する。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献20件

  • 映像解析による飛翔するコウモリの検出と追跡

    神山, 恭祐, 藤岡, 慧明, 浅野, 幸輝, 飛龍, 志津子, 波部, 斉 第81回全国大会講演論文集 2019 (1), 819-820, 2019-02-28

    ...コウモリの生態を知るためにはその動きを得ることが不可欠である.従来より,マイクロホンアレイを用いた観測が行われてきたが,観測可能な環境に制限がある.より広範囲を飛翔するコウモリの動きを得るために,屋外に設置したカメラで撮影し,その映像からコウモリの飛行ルートを計測できれば,その生態の解明に近づく.しかし,野生のコウモリが飛翔する空間では,背景との混同や,コウモリの動きが速いなど,はっきりと観測できない...

    情報処理学会

  • 北海道札幌市羊ヶ丘で捕獲されたコウモリにおける体サイズの雌雄差と季節変動

    平川 浩文 森林総合研究所研究報告 18 (3), 325-332, 2019

    ...北海道札幌市南部に位置する森林において7年間(2004年 ‒ 2010年)にわたってコウモリ捕獲調査を行った。194回の捕獲作業の結果、コテングコウモリ、ヒメホオヒゲコウモリなど6種がのべ285頭捕獲された。コテングコウモリには体重と前腕長に明確な雌雄差が認められ、メスがオスより大きかった。ヒメホオヒゲコウモリは体重にのみ明確な雌雄差が認められ、逆にオスがメスより大きかった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • 飼育環境下でコキクガシラコウモリの自力採食を促す給餌方法の確立

    佐藤 雄大, 関島 恒夫 哺乳類科学 59 (1), 3-13, 2019

    ...<p>本研究では,これまでに飼育が困難とされてきたコキクガシラコウモリ(<i>Rhinolophus cornutus</i>)を対象に,餌台からの拾い食いを繰り返し行わせる学習訓練によって自力採食を促す方法(学習法)を開発し,個体を長期間飼育する上での有効性を検証することを目的とした.飼育個体は,それぞれ(1)学習法による給餌群,(2)餌台に吸音性のある素材を用いることで餌の発見効率を高め,自力採食...

    DOI Web Site

  • 広島大学東広島キャンパスの哺乳類相

    逸見 敬太郎, 神林 千晶, 柳 拓明, 谷 聖太郎, 清水 則雄 広島大学総合博物館研究報告 10 121-127, 2018-12-25

    ...構内の8地点に自動撮影装置を設置し,並行してコウモリ類の音声調査および痕跡の記録を行った。その結果,4目12種の哺乳類の生息が確認され,いずれもキャンパスでの広範な分布が示された。その一方で,調査中にはイエネコが小動物を捕食する様子が複数回撮影され,これを含む4種の移入哺乳類による在来生物への影響が懸念された。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • コウモリの生物ソナーシステム

    飛龍 志津子, 角谷 美和, 長谷 一磨 応用物理 87 (11), 839-843, 2018-11-10

    ...し,コウモリのエコーロケーション行動を分析することで,野生下でのダイナミックな採餌飛行や,集団で飛行する際の信号の混信回避に関する実態が,少しずつ見えてきた.コウモリは放射する超音波の特徴を,周囲の状況や得たい情報の性質に応じて巧みに変化させる.彼らの柔軟な超音波運用を模擬できれば,自動駐車や群ロボットの自律走行などに必要な高分解能の近距離センサへの応用展開が期待される.本稿では,コウモリの生物ソナー...

    DOI Web Site

  • 機械学習を用いた映像解析による飛翔するコウモリの検出と追跡

    神山, 恭祐, 藤岡, 慧明, 浅野, 幸輝, 飛龍, 志津子, 波部, 斉 2018年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集 2018 3p-, 2018-09-21

    ...コウモリの生態を知るためにはその動きを得ることが不可欠である。屋外で広範囲を飛翔するコウモリの動きを得るために、屋外に設置したカメラで撮影した映像から機械学習を用いてコウモリを検出・追跡を行う手法を提案する。...

    情報処理学会 Web Site

  • 南島で発見されたオガサワラオオコウモリの捕食死体

    千葉, 夕佳 小笠原研究年報 (41) 145-148, 2018-07-31

    ...2015年1月に、小笠原諸島父島列島南島で、オガサワラオオコウモリPteropus pselaphon の新鮮な死体を発見した。本例は、オガサワラオオコウモリの南島での初認である。死体は、オガサワラオオコウモリが猛禽類によって捕食された痕跡と考えられた。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 南硫黄島のオガサワラオオコウモリ

    Suzuki, Hajime, Horikoshi, Kazuo, Horikoshi, Sora, Ameda, Yosuke, Murata, Yusuke, 鈴木, 創, 堀越, 和夫, 堀越, 宙, 飴田, 洋祐, 村田, 悠介 小笠原研究 = Ogasawara research (44) 167-208, 2018-07

    ...南硫黄島のオオコウモリの生息状況を明らかにするとともに、生態晴報、遺伝時報を得る目的で、2017年6月13日~28日の期間に現地で調査を行った。その結果、過去に生息分布が確認されていたオガサワラオオコウモリ Pteropus pselaphon が確認され、個体数においても特に大きな変動はないものと考えられた。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 自然の豊かさって何だろう?

    サイエンスウィンドウ編集部 サイエンスウィンドウ 12 (1), 1-40, 2018-04-01

    <p>サイエンスウィンドウ2018春号の冊子体一式(PDF版)およびHTML版は下記のURLで閲覧できます。</p> <p> https://sciencewindow.jst.go.jp/backnumbers/detail/94</p> <p><b>目次</b></p> <p><b>【特集】 自然の豊かさって何だろう?</b></p> <p>p.06 …

    DOI

  • 廃トンネルに設置したコウモリ用人工ねぐらの利用

    浅利 裕伸, 斉藤 久, 郷田 智章, 柳川 久 森林野生動物研究会誌 43 (0), 27-30, 2018-03-30

    ...<p>北海道夕張市に位置する夕張シューパロダムにおいて,コウモリ類による人工ねぐらの利用可能性を把握することを目的として,2009年~2010年に生息種の生態を考慮した人工ねぐら(筒形構造物,天井型構造物,壁型構造物)を廃トンネル内に設置した.すべての構造物で付着した糞や構造物直下に落下した糞がみられ,筒形構造物においては9月に休息している個体を確認した.3タイプの構造物はコウモリ類にとって有効なねぐらであると...

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  • 高盛土構造の高速道路盛土への補強材一体ふとん籠補強土壁工法の適用について

    安部 哲生, 中澤 晃治, 丸山 泰, 久保 幹男 ジオシンセティックス論文集 33 (0), 119-124, 2018

    本論文では,高速道路建設における傾斜地盤上での高盛土工事で適用された補強材一体ふとん籠補強土壁の採用経緯や施工状況,また,裏込め材の転圧による補強材の損傷の影響評価ならびに施工中および施工後の動態観測の結果について報告する.今回,補強土壁背面の裏込め部や盛土内の地下水の排出効果を期待し,壁面材にふとん籠を有した本補強土壁を採用した.施工においては壁面材として使用するふとん籠の形状保持が課題となっ…

    DOI Web Site Web Site

  • 奄美大島で捕獲された種不明のコウモリ

    浅利 裕伸, 木元 侑菜 哺乳類科学 58 (1), 67-71, 2018

    ...<p>鹿児島県奄美大島の学校校舎内においてコウモリ類の目撃情報があったことから,2017年10月に捕獲調査を行ない,雄2個体のコウモリ類を捕獲した.外部形態の特徴から,奄美大島においてこれまで記録がない種であると判断した.捕獲個体の外部形態は日本国内に生息する種のうち,クロオオアブラコウモリに類似していたものの,種を同定することはできなかった.放獣した個体の音声はFM-QCF型を示し,ピーク周波数は...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • ロタウイルスにおけるリバースジェネティクス系

    金井 祐太, 小林 剛 ウイルス 67 (2), 99-110, 2017-12-25

    ...ロタウイルス(RV)は乳幼児に重篤な下痢症を引き起こすウイルスであり,ワクチンが利用できるようになった今日でも世界中で年間約20万人がRV感染により亡くなっている.ウイルスゲノムの改変技術であるリバースジェネティクス系は,ウイルス学研究を行う上で必須の基盤技術であるが,11分節の二本鎖RNAゲノムを有するRVにおいては,その開発が遅れていた.最近,筆者らはRVの人工合成促進因子として,コウモリレオウイルス...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献72件

  • コウモリソウ属(キク科キオン連)の分類学的研究 II.佐渡島産の1 新種,サドカニコウモリ

    門田裕一, 三浦憲人 植物研究雑誌 92 (4), 177-183, 2017-08-20

    ...Koyama に似るが,葉柄の基部はわずかに耳状に拡がり,葉鞘は完全には閉じない.葉柄の基部が抱茎するが完全には閉じない点では,サドカニコウモリはカニコウモリと同様である.サドカニコウモリの染色体数2n = 120 は,コウモリソウ節のほとんどの種が2n = 60 であることを踏まえると,特異な数ということができる.しかし,染色体数2n = 118 と2n = 120 はミミコウモリ<i>P</i>...

    DOI

  • 白馬岳山麓の猿倉荘をねぐらとするコウモリ類調査

    山本 輝正, 峰下 耕, 神谷 郊美 森林野生動物研究会誌 42 (0), 17-23, 2017-03-30

    ...<p>北アルプスの北側に位置する白馬岳の登山ルートの入口にある猿倉荘をねぐらとして利用するコウモリ類の調査を,2016年6月から10月に4回行った.猿倉荘周辺に設置したカスミ網とハープトラップで捕獲されたのは6種のコウモリ,すなわちモリアブラコウモリ,ニホンウサギコウモリ,ヒナコウモリ,カグヤコウモリ,ヒメホオヒゲコウモリおよびコテングコウモリであった.ヒナコウモリとヒメホオヒゲコウモリは,猿倉荘内...

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  • 標識調査で明らかとなった東北地方におけるヒナコウモリ<i>Vespertilio sinensis</i>の生存期間と長距離移動

    佐藤 顕義, 高橋 修, 秋葉 保夫, 峰下 耕, 佐々木 玲子, 作山 宗樹 森林野生動物研究会誌 42 (0), 37-44, 2017-03-30

    ...<p>1996年から2015年までの筆者らによる東北地方でのヒナコウモリの標識再捕獲調査の結果を整理した.解析に当たっては他の研究者の記録も加えた.解析は生存期間と長距離移動について行い,既存資料も参考にした.生存期間の最長はオスの7年9カ月であった.既存資料ではメスの11年が記録されていた.移動の最長はオスの京都府から宮城県間の約599kmであった.既存資料ではオスの青森県から京都府間の約784km...

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  • 岐阜県徳山ダム上流域のコウモリ類調査

    山本 輝正, 梶浦 敬一 森林野生動物研究会誌 42 (0), 25-30, 2017-03-30

    ...<p>岐阜県揖斐県立自然公園内の徳山ダム上流域のコウモリ類調査を2016年7月~8月に実施した.旧徳山村門入で廃坑を確認し内部でキクガシラコウモリとコキクガシラコウモリを確認した.また,門入から戸入間の林内および河川での捕獲調査によりモリアブラコウモリとコテングコウモリの当才獣オスを捕獲した.</p>...

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  • 調査業務を教育に活かす : 野生生物管理実習におけるエゾシカ食痕調査

    五十嵐, 進 北方森林保全技術 34 6-9, 2017-02-17

    ...学生は35名、教員は齊藤隆先生、岸田治先生、内海俊介先生の3名、ネズミ捕獲調査、両生類観察、昆虫調査、コウモリの観察など、野生生物の関わるバラエティに富んだプログラムで行われている実習である。今年度から苫小牧研究林の職員で毎年春に調査を行っているエゾシカ食痕調査を学生に体験してもらった。調査の説明、指導を担当したのは森林技能職員の汲川、佐藤、内田、松岡と技術職員の私が担当した。...

    HANDLE Web Site

  • 機械学習法を用いたエコーロケーションコールによるコウモリの種判別

    増田 圭祐, 松井 孝典, 福井 大, 福井 健一, 町村 尚 哺乳類科学 57 (1), 19-33, 2017

    ...<p>群馬県みなかみ町にて捕獲した3科7属11種のコウモリ類(アブラコウモリ<i>Pipistrellus abramus</i>,ユビナガコウモリ<i>Miniopterus fuliginosus</i>,ヒメホオヒゲコウモリ<i>Myotis ikonnikovi</i>,カグヤコウモリ<i>Myotis frater</i>,モモジロコウモリ<i>Myotis macrodactylus</...

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  • 九州におけるテングコウモリ<i>Murina hilgendorfi</i>の妊娠個体群塊の初記録と若干の生態的知見

    渡邊 啓文, 船越 公威 哺乳類科学 57 (2), 323-328, 2017

    ...<p>大分県南東部の隧道内天井は,2013年~2017年の春~夏季の調査でテングコウモリ<i>Murina hilgendorfi</i>とノレンコウモリ<i>Myotis bombinus</i>の活動期のねぐらとして利用されていた.テングコウモリは5月~6月に10頭前後の個体が密集した集団を形成していた.この群塊は妊娠後期から末期に入った雌の集団であり,九州では初めての発見である.群塊体表の温度...

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  • 琉球諸島におけるクビワオオコウモリの分布の変遷

    中本 敦 哺乳類科学 57 (2), 267-284, 2017

    ...<p>琉球諸島におけるこれまでのクビワオオコウモリの地理的分布に関する情報を整理し,分布の変遷としてまとめた.クビワオオコウモリの生息する琉球諸島は,熱帯を中心に多様化しているオオコウモリ類においては分布の北限にあたる.このような分布の辺縁部は,時に生存が困難であり,一般に分布境界があいまいな地域になることが予想される.特に飛翔能力を有するコウモリ類においては分布境界を超える島嶼間の移動が比較的簡単...

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  • 三重県の洞穴に設置されているバット・ゲート

    佐野 明 保全生態学研究 22 (2), 383-389, 2017

    ...三重県内の洞穴に設置されたバット・ゲートの形状とコウモリ類の生息状況について調査した。10カ所の洞穴に設置されたバット・ゲートには、格子柵と上半が空いたハーフゲートがあった.翼が広短型のキクガシラコウモリ、コキクガシラコウモリ、テングコウモリと中間型のモモジロコウモリは格子柵の設置された洞穴でも生息が確認されたが、狭長型のユビナガコウモリはハーフゲートしか利用していなかった。...

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  • 畳み込みニューラルネットワークを用いたエコーロケーションコールによるコウモリの種判別

    増田 圭祐, 松井 孝典, 福井 大, 町村 尚 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2017 (0), 4P1OS38a2-4P1OS38a2, 2017

    ...<p>コウモリ類が活動時に発するエコーロケーションコールと呼ばれる超音波を解析することで種の推定をする試みが進められている.しかし,エコーロケーションコールは様々な要因で多様に変化し,また近縁種など非常に良く似た特徴を持ったコールを発する種などは識別が困難である.そこで本研究では,畳み込みニューラルネットワークを応用することで高精度な種の識別が可能な識別器を構築することを目的とする.</p>...

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  • 補強土壁を併用した高盛土の施工時に発生した変形の原因解明と対策工に関する事例研究

    許 晋碩, 澁谷 啓, 野並 賢, 白 濟民, 丁 經凡, 黄 雲植 ジオシンセティックス論文集 32 (0), 45-, 2017

    本論文は,兵庫県内の県道の線形改良事業で建設された約 20m のジオテキスタイル補強土壁を含む高 さ約 45m の高盛土に発生した工事中の変形原因とその対策について述べている.当該補強土壁は施工中 に壁面のはらみ出し量が 15cm を超える大変形が発生した。変状の原因解明のため実施した表面波探査お よびボーリング調査と,盛土材を用いた室内試験により,補強土壁および背面盛土の現況を詳細に調査し …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 被引用文献1件

  • ヤマコウモリ (<i>Nyctalus aviator</i>) の日中飛翔における採餌行動の確認と気象条件

    大沢 啓子, 佐藤 顕義, 勝田 節子, 大沢 夕志 埼玉県立自然の博物館研究報告 11 (0), 47-54, 2017

    ...食虫コウモリは通常夜飛翔するが,希に日中飛翔が目撃される.ヤマコウモリの例が多く,春と秋に見られている.埼玉県のヤマコウモリのねぐらにおいて,2012年秋,2013年春,2013年秋,2014年春,2014年秋に,日中の出巣の状況と出巣後の行動を観察した.日中の出巣は3月上旬から4月上旬および10月下旬から11月下旬に見られた.日中飛翔中のフィーディングバズや昆虫を追う行動の確認,糞の内容物に昼行性...

    DOI Web Site

  • 釧路市動物園内に生息する野生哺乳類の寄生虫保有状況

    佐渡 晃浩, 吉野 智生, 生駒 忍, 藤本 智, 浅川 満彦 日本野生動物医学会誌 22 (2), 31-36, 2017

    ...<p>2014年から2015年にかけ,釧路市動物園内で生息していた野生哺乳類(アカギツネ,アメリカミンク,アカネズミ,エゾヤチネズミ,オオアシトガリネズミ,ヒメネズミ,ミカドネズミおよびヒメホオヒゲコウモリ)計39個体の寄生虫を検査し,うち35個体から計26種の内外寄生虫が得られた。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか3件 参考文献3件

  • 札幌市円山動物園の事例を中心とした動物園の 研究実施体制についての考察

    高江洲 昇 日本野生動物医学会誌 22 (1), 15-19, 2017

    ...続いて,野生動物調査事業者を中心とした任意団体と共同で行っている札幌市内の野生コウモリに関する研究を紹介する。制限はあるものの一般市民も参加可能という特徴があり,捕獲調査および捕獲したコウモリの飼育を通じてコウモリの生息状況の把握および生態の解明を目指している。こちらは研究目的の達成だけでなく,一般市民への教育効果が期待できる。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 野生コウモリの大規模ナビゲーション戦略の分析

    藤岡 慧明, 氏野 友裕, 福井 大, 依田 憲, 飛龍 志津子 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2017 (0), 2A2-Q01-, 2017

    <p>Large-scale flight paths of echolocating Japanese horseshoe bats were measured using GPS data-loggers. The bats flew up to 30 km away from their roost at a maximum with a flight speed of …

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  • 高盛土補強土壁の計画・設計・施工

    西岡 孝尚, 澁谷 啓, 西口 喜隆, 許 晋碩, 伊藤 修二 ジオシンセティックス論文集 32 (0), 133-, 2017

    本論文では,高規格幹線道路の沢部における高盛土補強土壁の計画・調査・設計・施工について,技術的・ 工学的対応を図った事例を紹介している.当該補強土壁は,平成26年「補強土工壁工法設計・施工マニュア ル」改定に伴いその適用高さ20mを超えている.ここでは基礎地盤の調査や現地発生土の室内試験と評価,な …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 参考文献2件

  • コウモリのグアノを摂食するチョウ目昆虫の日本からの発見

    那須 義次, 枝恵 太郎, 富沢 章, 佐藤 顕義, 勝田 節子 昆蟲.ニューシリーズ 19 (3), 77-85, 2016-07-05

    .../i>,が記録された.アトウスキヒロズコガは越野(2001)により<i>Monopis</i> sp.とされていたもので,今回学名が判明した.本種はキチン食性が強いと考えられた.スカシトビイロヒロズコガは日本新記録種であった.今回の調査においてケラチン食性が強いと考えられる種がコウモリのグアノから発生しなかったのは,グアノがコウモリの餌である昆虫の細破片からなり,主にキチン質であるためと考えられた....

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  • NEWS & TOPICS

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2016 (6), 14-15, 2016-06-01

    ...<p> JSTの最近のニュースから</p> <p>【研究成果】コウモリがドローンのモデルに?...

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  • コテングコウモリ<i>Murina ussuriensis</i>の生態,特にねぐら利用の雌雄差と繁殖関与年齢について

    船越 公威, 玉利 高志, 市耒原 優樹, 北之口 卓志, 田中 広音 哺乳類科学 56 (2), 117-128, 2016

    ...<p>コテングコウモリ<i>Murina ussuriensis</i>のねぐら利用を知るためアカメガシワトラップ法による7年間の継続調査と電波発信機による単年度の追跡調査を行った.幼獣で捕獲された個体の翌年の再捕獲率は雄13%,雌16%で,再捕獲場所は出生地点かその近くであった.成獣雄はすべて単独で捕獲された.成獣雌もコロニー形成期(6~8月)を除けば単独で捕獲された.成獣雄は森林の低層部(地上高...

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  • カグヤコウモリ(<i>Myotis frater</i>)オス個体群の21年間にわたる個体群調査

    山本 輝正, 松本 和馬 哺乳類科学 56 (2), 135-144, 2016

    ...<p>石川県および長野県で人工構造物をねぐらとしていたカグヤコウモリのオス個体群に対して標識再捕獲法を用いて,21年間の個体数調査を実施した.最長寿命個体は,石川県で14年,長野県で17年の個体が確認された.日本産森林性コウモリ類でこのような長寿記録が確認されたのは初めてである.生涯を通じて生存率一定と仮定して,個体群パラメータの推定を試みたところ,1年当たりの生存率は,石川県で0.871,長野県で...

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  • コテングコウモリ<i>Murina ussuriensis</i>による模擬枯葉のねぐら利用と繁殖

    谷岡 仁 哺乳類科学 56 (2), 167-177, 2016

    ...<p>コテングコウモリ<i>Murina ussuriensis</i>のねぐら利用が確認されている麻製の模擬枯葉を,2015年4月下旬から2015年11月下旬にかけて四国剣山山地の森林内に設置して利用状況を調査した.模擬枯葉は,林床近く(低位置)と樹冠部近く(高位置)に複数設置した.その結果,妊娠から出産哺育期にあたる4月下旬から6月下旬にかけては,複数メスによる単一模擬枯葉の利用が毎回観察され,...

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  • 家屋・建物内をねぐらにするコウモリ

    大沢 啓子, 大沢 夕志 都市有害生物管理 6 (2), 91-95, 2016

    ...,ましてや人間を襲うことは決してない.コウモリが棲みつくことによるコンクリート建造物の劣化も認められない.日本では人間への感染症の例もない.穏便に追い出す方法を紹介するとともに,いちばん身近な野生哺乳類として親しみ共存している事例も紹介する....

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