北沢 宏一, 岸尾 光二
応用物理
57
(11),
1644-1665,
1988
...酸化物超伝導体のバラエチィーは,ここ2年足らずで急拡大し,また,その物性と材料としての特性もかなり明らかとなった.超伝導体としてこれらの物質は,特にキャリア数の低い点,コヒーレンス長の短い点を特徴とするが,クーパー対形成に立脚している点では,従来材料の延長上で,その現象論は理解できると考えられる.しかしながら,電子構造は通常の金属とは性格を全く異にしており,かつ,超伝導機構も従来知られるフォノン機構単独...
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