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検索結果 22,812 件

  • 実際に起こった天体の地球衝突とその被害状況

    高橋 典嗣 日本航空宇宙学会誌 72 (5), 149-155, 2024-05-05

    ...返してきたためで,天体衝突が月に比べて少なかったわけではない.地球史の中で生命大量絶滅を引き起こした天体の地球衝突,人類史に影響を与えた天体の地球衝突,そしてここ約100年で自然災害となった天体の地球衝突についてレビューする.人類は,幸いにも天体の地球衝突による大きな自然災害を経験していない.しかし,太陽系形成過程から考えても,頻度は少なくなっているが将来において小惑星や彗星のような天体の衝突は起こらないとは...

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  • ARDS診療ガイドライン2021一般の方向け解説の作成に関する委員会報告

    一般社団法人日本集中治療医学会/一般社団法人日本呼吸器学会/一般社団法人日本呼吸療法医学会ARDS診療ガイドライン2021作成委員会 日本集中治療医学会雑誌 31 (3), 219-225, 2024-05-01

    ...また,療養中に患者や家族が必要とする可能性のある情報について,7項目からなるコラムを作成した。作成された一般の方向け解説の全文は,診療ガイドライン2021の付録として各学会のホームページからアクセス可能である。【結語】本委員会報告では,診療ガイドライン2021の付録である一般の方向け解説の意図,過程について紹介した。...

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  • 原著論文 知識の組織化と哲学:「統合的レベル」概念に焦点を当てて

    横山 幹子 情報の科学と技術 74 (5), 161-168, 2024-05-01

    <p>本稿は,知識の組織化と哲学の関係について先に報告した論文で取り上げた「統合的レベル」概念についての更なる検討を行う。この概念は,知識の組織化システムとしての「統合的レベル分類(Integrative Levels Classification: ILC)」を中心となって構築してきたClaudio …

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  • 作業療法士の研究とは

    小枝 周平 作業療法 43 (2), 151-151, 2024-04-15

    ...<p>学術誌『作業療法』の査読者を拝命してから5年が過ぎ,これまで多くの論文の査読に携わらせていただきました.査読させていただいた論文には,質の高い介入研究や大規模な調査研究,最新の機器を用いた実践報告など,作業療法士として興味深いものが並んでおり,ここ数年COVID-19の影響があったにもかかわらず,日々研究を発展させてこられた先生方には頭が下がる思いです.また,最近では,統計手法も多岐にわたり,...

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  • 動物モデルを用いたパーキンソン病の排尿障害発症メカニズムの解明

    山本 達也, 荒木 信之 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_51-1_51, 2024-03-31

    ...</p><p>(結果)</p><p>1)カテコラミン・αシヌクレイン濃度</p><p> 刺激前の黒質αシヌクレイン濃度・カテコラミン濃度に対する,刺激中,刺激後の比を算出した.刺激中と刺激後での比較ではカテコラミン・αシヌクレインともに有意な差は認められなかった....

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  • Ullrich型先天性筋ジストロフィーの病態改善を目指した細胞移植治療法の確立~移植用細胞源の検討~

    後藤 萌, 竹中 菜々, 吉岡 紀穂, 三木 麻有甫 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 37-37, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに、目的】</p> <p> Ullrich型先天性筋ジストロフィー(UCMD)は、生後間もなく筋力の低下を呈し、筋萎縮や近位関節の拘縮、遠位関節の過伸展などが特徴的な症状と見られる先天性筋ジストロフィーの1つであり、<i>COL6A1、COL6A2、 COL6A3</i>の遺伝子の変異によって正常なⅥ型コラーゲン (COL6)が産生されないことが原因で発症する。...

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  • 産業理学療法分野における北海道中央労災病院治療就労両立支援センターの活動について

    坂口 太一 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 134-134, 2024-03-31

    ...この当センターの課題に対して今年度から地元の中小企業への介入のため商工会議所とのタイアップによるコラボ事業を計画しており、転倒予防のためのロコモ度テストの実施や理学療法士が得意とする動作評価と改善案の提供を行う実地訪問事業も行いたいと考えている。...

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  • Lectureship award受賞者がみた日本コロイド界面化学研究の国際化

    Erica Wanless, Tommy Nylander Colloid & Interface Communications 49 (1), 2-7, 2024-03-10

    ...そこで、先生方が日本とこれまでどのように関係を築いてこられたのか、また日本のコロイド界面科学研究の国際化にどのような期待をされているか等、についてご寄稿を依頼しました。部会の雑誌はこれまで基本的に日本語で出版されていますが、今回は例外としてWanless教授とNylander教授の寄稿は原文(英語)そのままで出版することとしました。...

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  • ジスチグミン5 mgの長期投与で発症した致死的コリン作動性クリーゼの1例

    森 仁志, 吉村 有矢, 十倉 知久, 野田頭 達也, 今 明秀 中毒研究 37 (1), 29-35, 2024-03-10

    ...気管挿管,人工呼吸管理,一時的ペースメーカー,高用量のカテコラミン投与を行ったが状態が改善しなかった。発汗,縮瞳,口腔内分泌物の低下などの身体所見と内服歴,コリンエステラーゼ(ChE)低値を総合してコリン作動性クリーゼを疑い,アトロピンの投与を開始したところ血圧は上昇した。その後も代謝性アシドーシスが改善せず,CTで小腸壊死を認めた。治療困難であり死亡退院となった。...

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  • 総合健診における人工知能への期待

    後藤 信一 総合健診 51 (2), 209-214, 2024-03-10

    ...</p><p> このように、非常に有用な人工知能であるが、世間でまことしやかに囁かれている「医師の仕事を奪う」というようなことは、今しばらくは起こらないと考えられる。あくまで、優れた検査結果が追加で得られるのと同様であり、結果の解釈や患者の価値観に基づく次のステップの判断など、重要な医師の仕事を肩代わりすることはできない。...

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  • Motivation and Attitudes toward English Language Learning: The Case of Global Communication Course Students

    黄, 美蘭, グディアー, ジェイソン, 前田, ニコラ 帝京平成大学紀要 35 99-108, 2024-03

    本研究では、グローバルコミュニケーションコースに在籍している学生を対象に、英語に対する学習動機と学習態度を明らかにした。調査の結果、本コースの学生は、英語学習に対して概ね高い内発的動機づけを持っていることがわかった。また、英語に対する学習態度については、英語の音楽を聞くことや英語のレベルがさまざまな学生との交流を好んでいることがわかった。一方、英語の本を読むことや文章を書くことなど、アカデミック…

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  • <調査報告>宜野湾市・大山の生物文化多様性-宮城邦治さんの話

    盛口 満 こども文化学科紀要 (10) 33-37, 2024-03

    ...宮城さんは哺乳類、鳥類の生態研究も手掛けてこられた方であることから、紹介される生物種についての情報は正確である。また、大山はタイモの生産地として有名であるが、宮城さんの話の中にあるように、かつてはタイモではなく稲作が中心であったという。このように、現在も農耕地の風景が残されていると思われる地域においても、自然利用や自然環境は往時と異なっている場合が多い。...

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  • [コラム] SIGGRAPH 2023レポート:50周年記念に寄せて

    木村, 正子, 小倉, 歩, 高下, 修聡, 高見, 太基, 小澤, 知夏, 荻原, 百愛 情報処理学会論文誌デジタルコンテンツ(DCON) 12 (1), iv-xiii, 2024-02-29

    本稿は2023年8月6~10日アメリカ合衆国カルフォルニア州ロサンゼルス市にて実施された世界最大のコンピュータ・グラフィックスの国際会議SIGGRAPH 2023に発表・展示・学生ボランティアの経験をそれぞれの筆者の観点からレポートする.

    情報処理学会

  • ヒスタミンに対するモノクローナル抗体の作製

    Ta, Mai Trang, 山田, 瑠美, 川村, 理 香川大学農学部学術報告 76 (129), 21-26, 2024-02-28

    ...次に、こられの抗血清で競合ELISAを行った結果、His‐GA‐KLHで免疫し、固相抗原にHis‐GA‐BSAを用いた場合に効率よくHis特異抗体を検出できた。そこで、His‐GA‐KLHで4回免疫し、His特異抗体を検出できたマウスの脾臓細胞の細胞融合を行った。限界希釈法でクローニングを2回以上行い、9クローンの安定な抗His mAb産生ハイブリドーマ(His.1〜9)を樹立した。...

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  • 高吸水性樹脂製玩具による腸閉塞の非手術的治療をめざした実験に関する検討

    川見 明央, 望月 響子, 大関 圭祐, 奥村 一慶, 八木 勇磨, 都築 行広, 臼井 秀仁, 北河 徳彦, 新開 真人 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (1), 32-37, 2024-02-20

    ...</p><p>【結果】実験1:SAPBはpH 7溶液やコーラ内で膨張速度が速く,pH 4溶液や原液GGF内で膨張が遅かった.膨張速度と最大サイズは概ね相関関係を示した.実験2:縮小効果は原液GGFが最も強く,希釈されたGGFの縮小効果は他の溶液と同等だった.いずれも12時間以降SAPBはほとんど縮小しなくなった....

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  • 熱平衡な光,非平衡な磁性体

    馬場, 基彰 日本物理学会誌 79 (2), 63-67, 2024-02-05

    ...超放射相転移は,荷電粒子が電気双極子遷移を通じて電磁場と相互作用する単純な系ではまず起こらないと認識されており,スピンなどの別の自由度の存在が肝心となる.この戦略に基づき,最初の一歩として,我々はスピン波(マグノン)版の超放射相転移を確認した.具体的には,磁性体ErFeO3中のFe3+スピン格子のマグノンを介して,Er3+スピン同士が相互作用することで,Fe3+マグノンとEr3+スピン集団が約4 K...

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  • 熱平衡な光,非平衡な磁性体

    馬場 基彰 日本物理学会誌 79 (2), 63-67, 2024-02-05

    ...</p><p>超放射相転移は,荷電粒子が電気双極子遷移を通じて電磁場と相互作用する単純な系ではまず起こらないと認識されており,スピンなどの別の自由度の存在が肝心となる.この戦略に基づき,最初の一歩として,我々はスピン波(マグノン)版の超放射相転移を確認した.具体的には,磁性体ErFeO<sub>3</sub>中のFe<sup>3+</sup>スピン格子のマグノンを介して,Er<sup>3+</sup...

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  • ファイザー社における創薬研究

    二木 建太郎 MEDCHEM NEWS 34 (1), 12-16, 2024-02-01

    ...本コラムでは、変化を続けるファイザー社の創薬研究体制やメドケムに対する考え方について簡単に触れ、筆者の経験を基にした弊社のメディシナルケミストリーの研究環境や文化に関する私見を紹介したい。また、筆者が弊社で創薬研究を目一杯楽しむ中で出会ったいくつかの大切な考えなどを紹介する。...

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  • 難治性凍瘡と考えられていた再発性多発軟骨炎

    竹内 聡, 石倉 侑, 米田 玲子, 友延 恵理, 中原 剛士 西日本皮膚科 86 (1), 1-2, 2024-02-01

    ...</p><p><b>血液検査所見</b>(下線は異常値):白血球 4100/ul,赤血球 446 万 /ul,血色素 15.2 g/dl,血小板 18.3 万 /ul,CRP 0.03 mg/dl,AST 28 U/l,ALT 27 U/l,クレアチニン 0.87 mg/dl,BUN 20 mg/dl,<u>抗Ⅱ型 コラーゲン 抗体 25.9 EU/ml</u>(陰性:<20,境界:20~25,陽性...

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  • 家系内で遺伝学的情報が共有困難であった多発性内分泌腫瘍症2型の1例

    大崎 綾, 小澤 厚志, 新井 茉莉, 関口 奨, 石田 恵美, 吉野 聡, 松本 俊一, 堀口 和彦, 山田 英二郎 北関東医学 74 (1), 91-95, 2024-02-01

    ...[既往歴]尿管結石[家族歴]次兄:副腎・甲状腺・副甲状腺手術,弟:副腎摘出術,母:60歳代癌死[生活歴]近年は血縁と没交渉[経過]カテコラミン過剰産生を認め,右副腎褐色細胞腫と診断した.尿管結石の併発と濃厚な家族歴から多発性内分泌腫瘍症2型を疑い,甲状腺エコーを行った.右葉上極に1.2 cm大の腫瘍を認め,吸引穿刺細胞診にて甲状腺髄様癌と診断した.遺伝学的検査では<i>RET</i>遺伝子に病的バリアント...

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  • 「見る」を含む学習の系統性(6) : 源氏物語「御法-紫の上の死」

    坂東, 智子 山口大学教育学部研究論叢 73 107-116, 2024-01-31

    ...今回は、絵画と原文を対照させながら読むことに加えて、補助資料として「平安時代のお葬式事情」(コラム)や俵万智の文章を活用した。「時空を超えて思いを巡らす」時間としての古典の学びによって、現代を相対化する視座を得ることの意味や価値を考察した。また、受講者の「言葉自覚」「言葉の意識的な運用力」「言語化能力」を育成する「場」としての古典の学びの可能性を究明した。...

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  • 木質バイオマスガス化技術と水素製造

    日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 103 (1), 80-86, 2024-01-20

    ...<p>講演会終了後,場所を都内の某中華料理店に移し,国内で長年ガス化技術開発に携わってこられた4名のパネラーの方と議論をしました。なおざっくばらんな議論を行うためにパネラーの方の氏名表記は差し控えるという前提でお話しいただいております。 </p>...

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  • ベイジアンネットワークを利用した個人に合わせた生活習慣改善策提案のための分析

    井口 拓己, 吉野 孝, 高木 伴幸, 小池 廣昭 情報処理学会論文誌 65 (1), 139-150, 2024-01-15

    生活習慣病は日々の生活習慣により発症する疾患である.人には改善できる習慣と妥協できない習慣があり,個人に合わせた改善策を提案する必要があると考えられる.しかし,超高齢社会で今後患者数が増加し,手間や時間などのコストがかかることや,人手による多様な提案が困難であることが問題としてあげられる.そこで,本論文では,生活習慣病を対象に,個人に合わせた生活習慣の改善策を提案するための分析を行った.ベイジア…

    DOI 情報処理学会

  • 在宅ワークにおける音を媒体としたつながり感の提供

    内藤 大輝, 市村 真希, 高田 秀志 情報処理学会論文誌 65 (1), 186-196, 2024-01-15

    在宅ワークでは,他者がいる空間では自然と感じていた人の存在感などを感じ取ることが困難であることにより,孤独感による作業効率の低下やメンタルヘルスへの影響が懸念されている.本論文では,このような課題を解決するために,在宅ワーカ同士の「離れていても一緒に作業をしている感覚」,すなわち,「つながり感」を提供するのに必要な情報を,通常のPCのみを用いて,音を媒体として共有する手法を提案する.本手法では,…

    DOI 情報処理学会

  • 移動ロボットによる矢印提示が引き起こす意味の混乱と解決法の検討

    桑宮 陽, 小林 稔 情報処理学会論文誌 65 (1), 167-176, 2024-01-15

    人とのすれ違い時に移動ロボットが進む方向を矢印で示すことによって,すれ違いを円滑にする手法が複数の研究によって提案されている.この手法について,矢印は進む方向を示すだけでなく誘導の用途もあることから解釈が分かれ,意図を誤解する可能性が考えられる.本研究では,移動ロボットが提示する矢印は意味の混乱を招くという事象を明らかにし,提示の仕方によって意味の明確化を図る.矢印を提示する移動ロボットとすれ違…

    DOI 情報処理学会

  • 身体動作と個人識別との関係の分析――個性を持ったエージェントの実現に向けて

    高山 千尋, 後藤 充裕, 永徳 真一郎, 石井 亮, 能登 肇, 小澤 史朗, 中村 高雄 情報処理学会論文誌 65 (1), 177-185, 2024-01-15

    近年,特定の個人の特性を再現するエージェントの需要が高まっている.バーチャルエージェントに個性を実装する方式はこれまで多く検討されてきているが,その動作をもって特定の個人を識別できる特徴の実装方式については十分に検討がなされていない.人間が短時間の動作から個人性をどのように識別しているのか,また,何の要素が寄与しているのかを調査するために,本研究ではジェスチャを対象に動作の演者の「違い」を感じる…

    DOI 情報処理学会

  • 議論における発話の偏りに基づいて参加の均等化を促す議論支援システム

    西村 龍之介, 居原田 梨佐, 菅本 祐也, 石井 裕, 望月 俊男, 江木 啓訓 情報処理学会論文誌 65 (1), 197-210, 2024-01-15

    本研究は,議論の発話の偏りを解決するために,指示を出す時点での議論全体の発話の偏りに基づいて議論参加者に働きかけを行う手法を提案する.それぞれの議論参加者の発話割合に基づいて,偏りがみられた場合に発話を促す指示を音声で提示するシステムを開発した.評価実験は,提案システムを用いた実験議論と用いない統制議論を各1回ずつ,7グループを対象に実施した.その結果,実験議論は統制議論と比べて被験者の発話率の…

    DOI 情報処理学会

  • 身体動作の指導知識構造化方法の提案

    佐藤 航, 山本 葵, 熊谷 小百合, 吉田 康行, 伊集院 幸輝, 押山 千秋, 藤波 努, 西村 拓一 情報処理学会論文誌 65 (1), 113-125, 2024-01-15

    知識の伝承のために,知識を明確に記述する構造化知識を構築することが重要となる.本研究では身体動作を理想に近づけるための指導知識の構造化方法を提案し,(I)ヒアリングにより計算機可読性のある指導知識を構築できるか,(II)実際に指導を行うことで新たな指導知識が追加されるかを明らかにすることを目的とする.本提案手法を検証するため,ヒアリングにより理想動作を知識構造化し,そこに指導知識を付与した.その…

    DOI 情報処理学会

  • 車椅子シミュレーションのためのオーサリングツールの検証

    杉本 隆星, 大河原 巧, 齊藤 孝樹, 呉 健朗, 宮田 章裕 情報処理学会論文誌 65 (1), 211-220, 2024-01-15

    車椅子の操作に不慣れな人は坂道などのバリアを通過するときに不安を感じることがある.この不安を軽減するため,バリア通過時の感覚を事前体験できる車椅子シミュレータが開発されてきた.我々も,前庭覚刺激を視覚刺激で拡張することで,導入・設置コストが低く臨場感が高い車椅子シミュレータを開発してきた.しかし,このシステムではCGのコースを作成したり,前庭覚刺激と視覚刺激のタイミングを連動させたりするために,…

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  • あいまいな情報提示により観光者の興味を周囲に向けるまち歩き観光支援システムの提案

    伊藤 淳子, 今和泉 雅清 情報処理学会論文誌 65 (1), 126-138, 2024-01-15

    まち歩き観光とは,観光ルートや目的地を定めない,自由度の高い観光形態である.一見何もないようなところから何かを見つけ出そうとする観光者の主体性が,まち歩き観光の価値向上につながる.観光ルートの最適化や,観光者の興味に基づく観光スポット推薦などの観光支援手法は,観光者の発見や体験を促すものではないため,まち歩き観光にふさわしくない.本研究では,観光者が自ら新たな発見や体験をするための,まち歩き観光…

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  • 高齢者を対象としたチャットボットによる対話型の心理的支援:解決志向アプローチを用いた実験的検討

    大津 耕陽, 木内 敬太, 林 勇吾 情報処理学会論文誌 65 (1), 151-166, 2024-01-15

    健康寿命の延伸が進む中で,高齢者を対象とした精神的健康に関する問題が課題となっている.近年では,携帯端末を活用した心理的支援のためのアプリケーションが多く提案されているが,高齢者ユーザを対象とした心理的支援に適したアプリケーション提案や効果検証は少ないのが現状である.また,既存の心理的支援のためのサービスは,介入技法の特性や技術的問題にともなう制約によってテーマや提案内容が固定されていることが多…

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  • Z世代におけるファッションの消費行動の特徴分析

    和田 安加里, 金 珉智 教育経済学研究 5 (0), 54-69, 2024

    ...ファッションと美容を趣味に選んでいない Z 世代は、限定品・特別コラボ・1 点ものを消費する際、その商品についての情報はデジタルデバイスを介して発信、閲覧するとする傾向がみられた。一方、ファッションと美容を趣味に選んでいるグループは、世間の流行や自分の好みをリサーチしている傾向があり、古着に対して抵抗感はなく、より安価なものを求める可能性が示唆された。...

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  • 市販シーラント材3種類におけるタイプIコラーゲンを用いた3次元培養法による細胞生存率

    松並 智子, 今井 弘一, 前岨 亜優子, 中井 真理子, 白井 翼, 橋本 典也 日本再生歯科医学会誌 22 (1), 19-29, 2024

    ...<p>現在,齲蝕予防のために小窩裂溝填塞材は臨床で多用されている.これらの小窩裂溝填塞材は様々な生物学的試験で安全性が評価されてから我が国では市販されている.タイプIコラーゲンを用いた3次元培養では,生体組織内のように培養細胞はコラーゲンゲル内で立体的に含まれる.そのため,2次元培養の細胞生存率試験の結果とは異なる結果が得られる可能性が考えられる.今回,市販のレジン系2種およびグラスアイオノマー系1...

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  • コロナ禍における高級牛肉需給への影響と産地の対応

    淡野 寧彦 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 217-, 2024

    ...国内でのコロナ禍に関する話題は,2020年3月号のコラム欄での記載がみられ,4月号以降では外食業への影響や生産者支援のための緊急対策,共進会などの定期イベントの中止などの記事が並び始めた。同年12月号では「コロナ禍で激動の1年の検証」との特集が組まれている。...

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  • ネパール西部におけるコミュニティ参加型生活林再生事業のインパクト評価

    高橋 輝行, 相馬 拓也 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 91-, 2024

    ...データ</b></p><p> 本研究の分析対象地域は、ダウラギリ県ミャグディ郡およびパルバット郡の6村落(サリジャ村、ドバ村、ベガコーラ村、ダグナム村、ジーン村、バランジャ村)である。各村落には計68カ所のプロジェクト事業区が存在しており、2015年5~10月にかけてGPS機器を用いた実測によって各事業区の境界データを取得した。...

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  • 大学の地域連携における PBL 教育の評価指標開発に向けた構成概念の検討

    日下 まりあ, 小原 愛子 教育経済学研究 5 (0), 39-53, 2024

    ...大学で近年盛んに取り入れられている教育手法の PBL(「課題解決型学習」「プロジェクト型学習」等と呼ばれるアクティブラーニング手法の一つ)は、グループワークなどの活動の中で、学生の主体的な学びを促進し、問題解決能力、創造力、コミュニケーションとコラボレーションなどの能力を育むとされ、行政や企業など大学内にとどまらず地域と連携して行う授業形態として多く存在する。...

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  • 目次/特集にあたって/表紙の説明

    ファルマシア 60 (3), 170-171, 2024

    ...先進医療は,厚生労働大臣が定める「評価療養」の1つとされており,健康保険法等の一部を改正する法律において,きちんと定義されている.また,先進医療について知っておくことで,いざという時に役立つ.本特集では,現在の日本の先進医療制度そのものの概要についてのコラムと,いくつかの技術に関連する最新のトピックスについてピックアップした.この機会に,現在の日本の先進医療に改めて目を向けてみてはどうだろうか....

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  • Prednisolone単独治療により組織線維化の改善を認めたTAFRO症候群

    柏木 貴雄, 柏木 祐希, 鈴木 知秀, 新宮 愛美, 柏木 明香, 平田 珠希, 堀 順子, 宮田 恵吉, 武地 美保, 来住 稔, 大西 隆仁, 片山 義雄, 岩井 正秀, 松井 利充 臨床血液 65 (4), 237-242, 2024

    ...【考察】TAFRO症候群において血清ヒアルロン酸やIV型コラーゲンは線維化の指標として有用で,適切な治療介入により肝臓と骨髄の線維化の改善が期待できると考える。</p>...

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  • アカメガシワ葉エキス末摂食によるラット皮膚および脂質代謝への影響

    大石 祐一, 菱田 結衣, 八巻 泰子, 山根 拓実, 岩槻 健, 吉仲 宏揮, 丸山 広恵, 河野 宏行 日本食品科学工学会誌 advpub (0), 2024

    ...アディポネクチンは皮膚コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド量を増加させ、肝臓脂質量を減少させ、アカメガシワ葉エキスは3T3L1細胞のアディポネクチン量を増加させることが見出されている。そこで、アカメガシワ葉エキス末摂食の皮膚構成分子、脂質代謝への影響について、コラーゲン合成、ヒアルロン酸量、セラミド量を減少させる高脂肪食摂食下のラットを用いて検討した。...

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  • カラコラム北部,シムシャール村における社会変容と牧畜の維持戦略

    渡辺 悌二, 平川 一臣, 六井 菜月 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 311-, 2024

    ...<p>はじめに カラコラム北部に位置するシムシャール村(標高3,000 m)は人口約2,500人の小さな村である。2003年までは村に通じる自動車道路がなかったことから,外界との接触がきわめて少ない村であったが,2003年の道路開通以来,観光客・トレッカーや,トロフィー・ハンティング(野生動物の狩猟)を目的とした観光客が増加している。...

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  • 地理学者とアーティストとのコラボレーション

    一ノ瀬 俊明 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 53-, 2024

    ...</p><p>当日は、(地理学などの)フィールドサイエンスと他の学術分野との相違や、アーティストの視点の特徴、コラボレーションの発展可能性などについて発表する。</p><p><b>参考文献</b></p><p>澤崎(2022)YouTube Living Montage 2022年3月16日:https://www.youtube.com/watch?...

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  • 『場合を尽くせる』ひとに

    増本 直子 ファルマシア 60 (5), 443_2-443_2, 2024

    ...本コラムでは、『場合を尽くす』という考え方が自身の研究においても大切だと感じたきっかけと、今後の抱負について述べる。</p>...

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  • 金武湾闘争における生存思想に関する存在論的研究

    中島 弘二 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 291-, 2024

    ...『海と大地と共同の力』と題された2回目訴訟の準備書面では,金武湾沿岸の住民・漁民の沖縄戦中・戦後体験の聞き書きが詳細に記され,集落での畑の均等な配分や海アサリ(イザリ)による海産物の調達,芋とサトウキビなどによってかろうじて命をつないでいくことができたという極限状態における「生存」の状況が述べられている.金武湾闘争の生存思想は,このように海と大地のおかげで沖縄戦の極限状況を生き抜いてこられたという具体的...

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  • ギリシャ・メソロンギ=エトリコラグーンの漁場利用をめぐる漁業者組合の社会関係

    崎田 誠志郎 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 326-, 2024

    ...</p><p>本報告では,ギリシャ西部のメソロンギ=エトリコラグーンにおける権利に基づく漁業 rights-based fisheryのための漁業者組合に着目し,地域の漁業者がいかなる社会関係のもとで組合を形成・協働しているかを検討する.現地調査は2018年から2019年にかけて断続的におこない,各組合の代表に対する聞取り調査のほか,組合メンバーを対象とした対面式のアンケート調査を実施した.その後,...

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  • モダンテクニックの本質と多様化 : シームレスな教育を企図する教材の検討

    久保村 里正 教育学部紀要 57 79-96, 2023-12-24

    ...小論では「フィンガーペインティング」,「スタンピング」,「ドリッピング」,「ウエットオンウエット」,「ブローペインティング」,「バチック」,「デカルコマニー」,「マーブリング」,「フロッタージュ」,「スパッタリング」,「スクラッチ」,「コラージュ」,「ステンシル」,「ローリングボールペインティング」,「ストリング」,「ラッピング」,「ソルティング」について,歴史・制作方法・表現から整理を行った.その...

    DOI 機関リポジトリ

  • NPO主導のクロスセクター・コラボレーションにおけるアクターの可視化と非協力的なアクターの巻き込み

    伊藤 真一, 松野 奈都子 組織科学 57 (2), 34-49, 2023-12-20

    ...<p> クロスセクター・コラボレーション研究は,①コラボレーションに影響を及ぼす多様なアクターとそのエージェンシーがどのように可視化されるのかが見落とされている,②可視化された敵対的・非協力的なアクターをいかに巻き込むかが十分に検討されていない,という課題が存在する.本稿では,アクター・ネットワーク理論を用いた事例研究を行うことで,先行研究の限界を克服できることを議論する.</p>...

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  • 再生医療とナノテクノロジーを融合した技術開発と実用化

    東郷 智美, 田中 萌, 越智 綾香, 髙田 真穂, 笹井 愛子, 辻本 広行, 飯塚 翠, 山本 浩充 粉砕 67 (0), 61-69, 2023-12-15

    ...開発したナノDDS機能を有するPLGAナノ粒子は,幹細胞培養液成分を表皮や真皮まで浸透させ作用部位において徐放することで,持続的なコラーゲン産生促進効果をもたらした。このことは,しわ改善等に効果の高いエイジングケア化粧品への応用が期待される。</p>...

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  • 老年行動科学における研究者と実践家の コラボレーションの創出に向けて

    堀口 康太, 小柳 達也, 福馬 健一 高齢者のケアと行動科学 28 (0), 37-54, 2023-12-01

    本学会の研究委員会では,「研究活動促進事業」を創出し,「ケアと研究の出会い」のさらなる促進を目的に活 動を行っており,その一環として,現場と研究の連携に関するニーズ調査を実施した。調査期間は2022 年1 月から5 月初旬までであった。送付数311 通のうち,41 通の回答があった(回収率13.2%)。41 通の内訳は研 究機関向けの質問紙が26 通,現場向けの質問紙が15 …

    DOI Web Site 医中誌

  • 心筋型リアノジン受容体構造安定化による新しい心不全治療

    小林 茂樹 山口医学 72 (4), 155-158, 2023-11-27

    ...リアノジン受容体(RyR2)から拡張期Ca2+漏出が生じ,このことによりSR内Ca2+枯渇や細胞内Ca2+過負荷が生じる.その結果,心筋細胞機能が障害され,収縮・拡張不全やトリガードアクティビティの機序で致死的不整脈が引き起こされる.近年,クライオ電子顕微鏡による単粒子解析により,RyR2の微細構造が解明され,RyR2四量体構造の不安定化が拡張期Ca2+漏出の原因であることが明らかになってきた.カテコラミン...

    DOI Web Site 参考文献17件

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