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検索結果 3,654 件

  • 地中海における地球温暖化時代の海洋生物多様性

    BOUDOURESQUE Charles-François, BLANFUNE Aurélie, CHANGEUX Thomas, PERGENT Gérard, PERRET-BOUDOURESQUE Michèle, RUITTON Sandrine, THIBAUT Thierry La mer 61 (3-4), 189-231, 2024-03-27

    ...地中海を象徴するいくつかの生態系(砂丘-ビーチ-バンケット生態系,<i>Lithophyllum byssoides</i> 帯状藻場,海草<i>Posidonia oceanica</i> 藻場,岩礁性ヒバマタ目藻場,サンゴ礁など)は現在減少傾向にある。つまり,生態系の機能(鍵種の相対的豊度,炭素と栄養塩類の流れ,食物網,生態系間の相互作用)は,大きく変化している。...

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  • サンゴ礁、礁縁から礁斜面における測深の一手法の提案

    泉 隆盛 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 292-, 2024

    ...<p>本研究では、サンゴ礁の礁縁から礁斜面領域における測深の手法として、デジタル実体視・計測による写真測量を試みた。その結果、礁縁から礁斜面領域において測深誤差が±1.2mであった。水位計や振り下げで実測する際、波の影響で1m程度の誤差が生じることがある。したがって、本研究におけるデジタル実体視での誤差は、礁縁から礁斜面領域での測深において許容範囲であるため、この領域の測深手法と成り得ると考える。...

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  • 沖縄戦の石及び沖縄戦の弾痕

    仲座 栄三, 菅沼 匠人 沖縄科学防災環境学会論文集 (Coastal Eng.) 9 (1), 1-7, 2024

    ...,1945年の沖縄戦の艦砲射撃による砲弾の炸裂によってサンゴ礁が破壊されて発生したものであることを見出している.巨大な岩塊は,サンゴ礁上のみではなく,汀線背後の海岸断崖付近にも数多く存在している.サンゴ礁のリーフ上には弾痕を示す直径数十メートルにも達するクレーター状の穴も数多く見られる.著者らは,これらの岩塊及びリーフ上の弾痕をそれぞれ“沖縄戦の石”及び“沖縄戦の弾痕”と命名している....

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  • GB21-3 航海においてトカラ列島北部周辺海域で採取された堆積岩の石灰質微化石に基づく堆積年代と地質学的意義

    有元 純, 宇都宮 正志 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (5-6), 245-257, 2023-12-28

    ...<p>GB21-3航海において北部琉球弧トカラ列島周辺の海底から採取された堆積岩試料について,年代決定に有効な石灰質微化石(石灰質ナノ化石・浮遊性有孔虫)の検討を行った.石灰質微化石の産出が認められた検討試料は全て,前期更新世カラブリアン期以降の堆積年代を示す.前弧側の種子・屋久海脚西縁部から得られた試料の一部,及び背弧側の東新曾根–サンゴ曾根間から得られた試料は,石灰質ナノ化石帯CN14a亜帯もしくは...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献25件

  • トカラ列島周辺海域の底質分布とその制御要因

    鈴木 克明, 板木 拓也, 片山 肇, 兼子 尚知, 山﨑 誠, 有元 純, 徳田 悠希, 千徳 明日香, 清家 弘治 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (5-6), 259-286, 2023-12-28

    ...分布は,必ずしも浅い水深には限定されないが,島嶼部や浅海域およびその周辺では生物源または非生物源の粗粒物質が多く観察された.こうした底質分布は生物生産の場である島嶼部や浅海域に加えて,海底下の堆積物供給源となりうる海底火山の存在に規制されていると思われる.島嶼部周辺で多く見られるリップルなどのベッドフォーム,露頭や礫質堆積物の分布は,本海域で蛇行する黒潮の強い影響を示唆する.コケムシ類の分析結果,サンゴ...

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献21件

  • GAN を用いた海底画像内の基質判別のための疑似画像の比較及び評価

    太田 守人, 野崎 真也, 坂巻 隆史 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 292-292, 2023-08-31

    ...<p>海底のサンゴの生態を調べる手法として、コドラート法が用いられる。コドラート法では、画像内の基質から人間が目視で判断したデータを統計データとして扱うが、判別数が膨大である。先行研究では、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いてサンゴの自動判別を行った。しかし、サンゴ画像のような複雑な画像を学習させるには、非常に多くの学習用画像を用意しないといけないという問題があった。...

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  • <実践研究報告>2022年 しらほサンゴ村における環境教育の実践の記録

    盛口 満 地域研究 = Regional Studies 30 123-130, 2023-04

    ...沖縄大学盛口ゼミでは2011年より継続して、石垣島・しらほサンゴ村において、地域の子どもたちを対象とした環境教育の実践を続けている。2022年度は久しぶりの全面対面で実施することができた。また、この環境教育実践に5年間にわたり参加した参加者にインタビューを行い、この取り組みの意義を再考した。...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • 産後1ヵ月の初産婦の育児困難感の特徴

    美濃口 真由美 秀明大学看護学部紀要 5 (1), 1-8, 2023-03-31

    要 旨 目的:産後1ヵ月の初産婦の育児困難感の特徴を明らかにすることであった. 方法:産後1ヵ月健診を受診した初産婦を対象に無記名自記式質問紙調査を留め置き法にて実施した.得られたデータは,Krippendorff(1989)の手法を参考に,内容分析にて産後1ヵ月の初産婦の育児困難感の特徴を推論した.本研究は,国際医療福祉大学研究倫理審査委員会の承認(承認番号 …

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 三国湊の景観変化と福井藩による港湾整備

    三好 志尚 地域と環境 17 222-246, 2023-03-24

    三国湊は景観の変化を伴いながら中近世に発達した港町であり,本稿ではその景観変化と福井藩との関連を検討した。その結果,三国湊では近世に地形条件の変化によって港が衰退しており,福井藩は旧来の港の整備と新町の建設を行うことで港町の維持・発達を図っていたことが分かった。またこの背景には,三国湊が位置する九頭竜川河口とその後背地において藩領や幕府領が分立し,港町間の競争が生じていたことが挙げられた。

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  • <調査報告>与論島の生物文化多様性-菊秀史さんのお話から

    盛口 満, MORIGUCHI Mitsuru 沖縄大学人文学部紀要 (26) 35-41, 2023-03-17

    ...隆起サンゴ礁を起源とする低島に区分される与論島は、高島に比べ自然資源が限られている。しかし、だからこそ、持続可能な自然利用を探る上でのヒントが、往時の自然利用に見出せるかもしれない。そうした問題意識を持ち、与論島の自然利用に詳しい菊秀史さんから、聞き取りを行った。...

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  • 鹿児島県喜界島で発見された下部更新統知念層とその意義

    松田 博貴, 林田 将英, 千代延 俊, 山﨑 誠, 佐々木 圭一 地質学雑誌 129 (1), 153-164, 2023-03-15

    ...<p>琉球列島には,泥質岩からなる上部中新統〜下部更新統島尻層群とサンゴ礁複合体堆積物からなる下部〜上部更新統琉球層群が広く分布し,その境界部にはその中間的な岩相を示す下部更新統知念層が局所的に分布する.これまで知念層は沖縄島中南部でのみ分布が知られていたが,鹿児島県喜界島において知念層に対比できる地層が,新たに発見された.いずれの露頭でもコケムシ片に富む石灰質泥岩・砂岩,ないし砂質石灰岩からなり,...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 横山古墳群の再検討 : 越前三尾氏・三国氏研究の一齣として

    堀, 大介 歴史学部論集 13 1-25, 2023-03-01

    福井県あわら市・坂井市所在の横山古墳群は、越前を母体とした継体大王の関連氏族である三尾氏・三国氏の奥津城として知られる。継体を考えるうえでの重要古墳群であるが、調査・研究に関しては2001年発表の中司照世論文の以来、20年以上も停滞している。そこで、研究史の整理と問題点を提示し現地踏査を実施したうえで、新出資料も加え従来の見解や資料解釈の見直し、本古墳群内における有力墓および越前全体の最有力墓系…

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  • 西之島の海洋生物相の速報

    豊田(小谷野), 有加, 広瀬, 雅人, 中野, 智之, 小松, 浩典, 寺田, 竜太, 豊福, 高志, 長井, 裕季子, 今井, 仁, 小山田, 佑輔, 向, 哲嗣, 川口, 大朗, 高嶺, 春夫, 港, 隆一, 森, 英章, 三宅, 裕志 小笠原研究 49 113-168, 2023-03

    ...底生生物の多様性は低く、大型の海藻類やサンゴ類は確認されなかった。海底の岩石上に特に付着数が多かったものはヒドロ虫類とコケムシ類であった。これらは海底の裸地における群集形成の初期に加入する分類群であることから、今回観察した西之島周辺の海底環境は、群集の再生初期の状態であると考えられる。...

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  • A 助産所における産後ケア事業の効果の検証

    宇都, 弘美, 北村, 愛 鹿児島女子短期大学紀要 (60) 1-5, 2023-02-28

    研究目的は,産後ケア事業の利用がその後の母親の育児等に及ぼす効果を検証することである.A助産所で入所型産後ケア事業を利用して研究協力の得られた母親5名を対象に,半構成式面接を事業利用中及び出産後概ね2か月後の2回実施した.内容は逐語録を作成し質的帰納的に分析した.結果,産後ケア事業を利用の理由は,【産後の生活への不安】【身体の休養】【産後の育児の悩み・不安】であった.助産師から受けたケアは,【母…

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  • UVA1 照射で偶然明らかになった趾間紅色陰癬

    江川 形平, 椛島 健治 西日本皮膚科 85 (1), 1-2, 2023-02-01

    ...光源を UVA1 へ切り替えたところ,両側第 1~2 趾間からサンゴ色の蛍光が観察された(<b>図 1 </b>)。趾間部の瘙痒の訴えはなく,真菌鏡検は陰性であった。細菌培養検査は施行していない。</p><p><b>診断および治療</b>:特徴的な蛍光の所見から紅色陰癬と診断し,クリンダマイシンゲルを処方した。趾間の鱗屑は速やかに消退した。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 精神疾患合併妊娠の妊娠中・産後増悪誘因ならびに周産期事象に与える影響

    喜多 ともみ, 谷村 憲司, 施 裕徳, 今福 仁美, 出口 雅士, 蓬莱 政, 寺井 義人 産婦人科の進歩 75 (1), 16-25, 2023-02-01

    <p>近年,精神疾患の患者数は増加しており,妊娠に合併することもまれではない.精神疾患合併妊娠では妊娠中・産後の原疾患の増悪や周産期事象への悪影響が問題となる.そこで,精神疾患合併妊娠における妊娠中・産後の原疾患増悪に関連する誘因,精神疾患が妊娠と児に与える影響を後方視的に検討した.2017年から2019年の間に当院で分娩した精神疾患合併妊娠を対象とし,妊娠中と産後それぞれで精神疾患増悪有り群と…

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  • 日本産無節サンゴモの分類と分布

    馬場, 将輔, 加藤, 亜記 海洋生物環境研究所研究報告 28 1-252, 2023

    ...日本産無節サンゴモ(サンゴモ目,ハパリデウム目,エンジイシモ目)の分類と分布について,博物館所蔵標本および新たに採集された標本を形態・解剖学的に観察し,再検討した。その結果,日本から既報告の98分類群のうち,75分類群(72種3品種)が日本産として確認された。残り23分類群は12分類群が日本産から除外,7分類群が他種の異名,4分類群が不明な種として扱われた。...

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  • 製造現場におけるデータ利活用と環境対応の重要性

    寺澤 辰也 紙パ技協誌 77 (3), 217-222, 2023

    ...気候変動は人類とその他多くの生物にとって「生存の危機を突き付けており,地球温暖化はこの10年の間にも進行し,世界各地で氷河の後退やサンゴ礁の死滅,異常気象を引き起こした。また,貧困や人権侵害,人口の高齢化などの様々な社会問題は引き続き大きな課題となっている。...

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  • 喜界島北東海岸における完新世離水サンゴ礁と初期カルスト地形

    加藤 花月, 木村 颯, 菅 浩伸 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 250-, 2023

    ...<b></b></p><p> 離水サンゴ礁表面の堆積物は原地性サンゴあるいは砂礫にて構成されており,地形と堆積物がサンゴ礁の縁脚縁溝系に一致することから,基となるサンゴ礁の縁脚縁溝系とその配置が復元された.つまり,原地性サンゴで構成される凸地形は縁脚,砂礫堆積物で構成される凹地形は縁溝に対応する地形が残されている.侵食形態の分布から離水後の地形変化には,基の地形を残しながらも縁脚と縁溝で異なる地形変化...

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  • サンゴ礁礁縁部に発達する縁脚ー縁溝系地形の研究における衛星画像・航空写真活用の有効性と課題

    中井 達郎 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 276-, 2023

    ...<p>縁脚―縁溝系(spur and groove)は,サンゴ礁の礁縁部の砕波帯に発達する地形である.波浪の影響を強く受ける砕波帯に位置するため,潜水調査を含む現地調査は極めて困難であり,調査は十分行われてこなかった.しかし,近年,衛星画像や航空写真を用いた研究の可能性が広がっている.その理由として挙げられるのは以下の点である.①撮影頻度が増大し,同じ地域でも時期が異なる画像データが蓄積されてきた点...

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  • 西表島網取湾における台風来襲時の流速鉛直分布の再現解析

    二村 昌樹, 山本 剛士, 村上 智一, 下川 信也, 川崎 浩司 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    ...<p> 本研究では,沖縄県西表島の網取湾において台風1515号の来襲時に観測された流速鉛直分布を対象に3次元流動解析を実施した.観測結果の流速鉛直分布の再現性の向上を目的として,鉛直方向の粘性係数と海域の底面粗度係数を対象とした感度分析を実施した.その結果,鉛直方向の粘性係数を小さくすることで表層から底層へ伝播する流れが抑制された.また,サンゴ礁が発達した海域であるため,底面粗度係数を通常の津波・高潮解析...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 海水のpHがサンゴ骨格のSr-UとLi/Mgに与える影響

    田中 健太郎 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 93-, 2023

    ...<p>海洋生物の硬組織にはその生物が経験した環境が記録される.ハマサンゴなど造礁サンゴの骨格には年輪が形成され,年輪の観察からサンゴの成長の履歴(年齢や成長速度)を明らかにできる.また,炭酸カルシウムを主成分とする骨格の同位体組成や微量元素濃度はサンゴが経験した水温や塩分などを反映する.サンゴ骨格がもつこれらの特徴を利用し,熱帯-亜熱帯域の表層における環境の変化を過去にさかのぼって解明する研究が行われている...

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  • 層序学上の人新世の開始年代

    加 三千宣 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 97-, 2023

    ...., 2023)、及び全球に分布する年単位で年代決定された年縞堆積物、サンゴ、年輪、氷床コアのみに基づいた267のプロキシ記録に基づき、Great Acceleration開始の正確な年代はいつなのか、人新世の始まりは層序学的にどう定義されるべきかについて議論する。</p>...

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  • (エントリー)沖縄県久米島の礁性微生物皮殻中に見られるスフェルライトの起源<b></b>

    佐々木 佑二郎, 藤田 和彦, 富岡 尚敬, 高橋 嘉夫, 白石 史人 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 77-, 2023

    ...RMC試料は,沖縄県久米島西銘崎に打ち上げられた台風石 (強風時の高波によって剥離したサンゴ礁岩塊) から採集した.ホヤ試料もまた,久米島近海から採集した.これらの試料は,偏光顕微鏡とSEMを用いて形態観察および元素組成分析を行った.さらに,微生物起源と考えられるスフェルライトに関しては,薄片試料から集束イオンビーム (FIB) 加工によって薄膜試料を作成し,走査型透過X線顕微鏡 (STXM) および...

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  • 石垣島の水環境に関する水文地理学的研究

    小寺 浩二, 三浦 エリカ, 花田 心吾, 王 操 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 148-, 2023

    ...<p><b>Ⅰ はじめに</b> </p><p> 日本の島嶼の中でも、日本の最南西端にあり、亜熱帯気候に属する八重山諸島では、周囲をサンゴ礁が囲むなど、特殊な海域環境があり、赤土流出など、陸域から流出する土砂や栄養塩などの影響が懸念され、古くから調査・研究が行われてきた。...

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  • 空中写真を用いた過去80年間のサンゴ礁生態系変遷の復元

    佐野 亘, 木村 颯 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 260-, 2023

    ...Nellemann et al., 2009).2022年の夏季には琉球列島において2016年以来となる大規模なサンゴ白化現象が確認され,今後のサンゴの回復などサンゴ礁の環境変動に注目が集まっている.本研究の研究対象地域である沖縄島北部に位置する本部町備瀬のサンゴ礁は,沖側にリーフクレストが発達した閉鎖的な裾礁型のサンゴ礁である.浅礁湖の海浜側には海岸線に沿って約16haの海草藻場が形成されている...

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  • 久米島ハテノハマにおける空中写真・衛星画像を用いた基底地形の復元

    田中 圭, 濱 侃, 長谷川 均, 菅 浩伸 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 288-, 2023

    ...<p><b>Ⅰ.はじめに</b></p><p> サンゴ洲島は,サンゴ砂礫や有孔虫の死骸が波によって浅海底に運搬,堆積してできた島であり,浅海域の生態系においても重要な役割を果たしているが,現成の地形の中でも大きな変化を繰り返している場所でもある.日本最大のサンゴ洲島である久米島ハテノハマは,波浪による営力で絶えず地形が変化している(長谷川 1990).大きな地形変化が繰り返される中でもサンゴ洲島が存在...

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  • 福徳岡ノ場2021年噴火による漂着軽石の円磨度の特徴―漂着場所と時間に着目して-

    石村 大輔, 平峰 玲緒奈, 山田 素子, 中村 義也 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 23-, 2023

    ...</p><p> 同時期に同一の島で採取した試料のRはばらつく.これは漂着した海岸の地形や底質の影響であると考えられる.また,喜界島,奄美大島,与論島で同時期に採取された試料を比較すると,隆起サンゴ礁が広く分布する地域で採取された喜界島のRは,砂浜で採取された与論島と奄美大島のRよりも全体的に値が小さい.これは,漂着した海岸での摩耗・破砕作用も漂着した軽石のRに影響を与えていることを示唆し,岩石海岸よりも...

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  • 沿岸海底地形から認定される房総半島および喜界島沖の活断層

    後藤 秀昭, 杉戸 信彦 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 96-, 2023

    ...この台地面のうち,-50m以浅の部分には閉ざされた凹地を含む比高10m以下の小刻みな凹凸のある地形が確認でき,Matsuda(2010)によれば,一部で造礁サンゴや石灰藻などの浅海性造礁生物が確認されている。この台地面には北西側に北西落ち,南東側で南東落ちを示す断層に挟まれた北東―南西走向の地塁状地形が認められる。...

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  • 白亜紀海水の炭酸系と海洋の石灰化生物への影響

    鈴木 淳, 木下 峻一, 井口 亮, 飯島 真理子, 大野 良和, 安元 剛, 保高 徹生, 酒井 一彦, 黒柳 あずみ, 川幡 穂高 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 67-, 2023

    ...この仮説を、造礁性サンゴの初期ポリプを用いた飼育実験系で検証することを試みた。高アルカリ度の白亜紀の炭酸系を模倣した海水を調製して、コユビミドリイシ(Acropora digitifera)の初期ポリプを飼育し、石灰化量及び生残率を計測した(高アルカリ度・高pCO2)。...

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  • 序文

    原 勲, 安井 孝周 Japanese Journal of Endourology and Robotics 36 (2), 193-193, 2023

    ...<p> 尿路内視鏡技術の発展に伴い, 内視鏡併用腎内手術 (endoscopic combined intrarenal surgery : ECIRS) はサンゴ状結石のように複雑で大きな腎結石に対する標準的な治療として位置付けられるようになってきた....

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  • サンゴ状結石に対するECIRS

    濵本 周造, 鳥居 孝英, 磯谷 正彦, 河瀬 健吾, 海野 怜, 田口 和己, 岡田 淳志, 安井 孝周 Japanese Journal of Endourology and Robotics 36 (2), 205-211, 2023

    ...</p><p> そこで本項では, サンゴ状結石を治療する上で重要と考えられる, 術前準備や術中のリスマネージメントに着目し, 私が考える理想的なECIRS手技について紹介する.</p>...

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  • (エントリー)南房総の想定ジオサイト

    吉岡 拓郎, 竹山 翔悟, 高木 秀雄 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 45-, 2023

    ...【ジオ】 地形:白浜の海成段丘, 鵜原のリアス海岸, 嶺岡の地滑り地形 (鴨川松島) 地質:吉尾のボラの鼻 (黒滝不整合), 白浜の大規模海底地すべり露頭, 白浜のシロウリガイ化石, 太海の枕状溶岩, 保田層群のカオス層, 鋸山の向斜構造,館山の沼サンゴ層【エコ】 生態系:沖ノ島 (現在世界に生息する造礁性サンゴの北限)【カルチャー】 歴史:源頼朝上陸地の碑, 南総里見八犬伝と館山城, 赤山地下壕跡...

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  • 沖縄県宮城島西部に分布する島尻層群の堆積環境及び貝化石と砕屑性ジルコンを用いた年代測定

    千徳 明日香, 冨田 恭平, 宋 科翰, 新城 竜一, 相澤 正隆, 徳田 悠希, 奥村 大河, 市村 康治 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 466-, 2023

    ...B)において軟体動物が,大塚(2020MS,琉大卒論)や稲葉(2021MS,琉大卒論)においてイシサンゴが検討されている.宮城島南西部の海岸には大規模露頭が露出しており,花方(2004,瑞浪市化石博物館研究報告)が詳細な浮遊性有孔虫化石層序を研究している.しかし,この地域からの数値年代の報告はない. ...

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  • 南中国の最下部トリアス系スロンボライトの特性と含まれる海綿状組織の起源—大量絶滅事変の影響の再評価—

    江﨑 洋一, 前田 宗孝, 足立 奈津子, 劉 建波 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 75-, 2023

    ...<p>ペルム紀末の大量絶滅は,地球史上最大規模の絶滅事変であった.骨格を分泌する石灰海綿類,コケムシ,四射サンゴ,フズリナ類などが大打撃を受け,南中国の最下部トリアス系の浅海成炭酸塩岩相では,主としてスロンボライトから構成される微生物礁が特異的に形成されている(Ezaki et al., 2003など).ごく最近,最下部トリアス系の微生物岩の中に,海綿化石が豊富に含まれていることが指摘され(Wu et...

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  • UAVマルチカメラ画像によるサンゴ礁浅海域のモニタリング

    長谷川 均, 中井 達郎 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 155-, 2023

    ...</p><p>曇天で海面が静穏な日の干潮時に撮影した長波長領域の画像では,簡単な画像処理で生サンゴの分布を把握することが可能である.また,複数の画像と簡単な画像間演算により生サンゴが抽出できる.</p>...

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  • 琉球列島・与那国島沿岸のサンゴ礁地形

    菅 浩伸, 木村 颯, 藤田 喜久, 片桐 千亜紀, 中西 裕見子, 佐野 亘, 三納 正美 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 225-, 2023

    ...</p><p> 一方、高緯度の琉球列島で発達するサンゴ礁では、礁斜面(礁原の沖に広がる斜面)が熱帯域の環礁や堡礁の礁斜面より広く、緩傾斜である(堀 1980科学, 50:149-160)。礁斜面の地形やその広がりを含めてサンゴ礁地形を論じ得たとき、サンゴ礁の全体像が明らかになるとともに、各地域のサンゴ礁の特徴が再評価されるであろう。...

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  • 種同定に基づく2022年西表島網取湾の礁斜面40mまでのサンゴ被度および白化評価

    村上 智一, 小林 雄生, 伊藤 芳英, 下川 信也, 杉原 薫, 山田 吉彦 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...</p><p> (1) 調査したサンゴは,12科34属85種に分類された.(2) 2022年のサンゴの白化は,2016年の大規模白化に並ぶものである.(3) 水深3および10mでは,種の多様性が大きく,優占種が不明瞭であった.また,その白化率も種によって大きく異なっていた.(4) 水深20,30および40mでは,優占種が明確であった.(5) ほとんどの種の鉛直分布の範囲は,約10m以下もしくは10~...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 沖縄本島リーフ海域におけるサンゴ浮遊幼生分散と3次元コネクティビティについて

    竹安 希実香, 内山 雄介, 御手洗 哲司 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    ...に解明されていない.そこで本研究では,沖縄本島沿岸のサンゴ礁を対象に多段ネスト高解像度海洋モデルとサンゴ幼生を模したオフラインLagrange粒子追跡モデルを用いた数値解析を行い,浅海域−MPZ間のコネクティビティ評価,幼生放卵期における混合層の鉛直効果と3次元輸送との関係の解明,MPZサンゴ生態系が確認されている沖縄本島西海岸の瀬底島海域におけるサンゴ幼生加入および幼生供給過程の把握を試みた....

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 成長速度の異なる2つのサンゴ群体のU/Ca比に関する研究

    源田 亜衣, 山岡 香子, 井上 麻夕里, 中村 崇, 井口 亮, 酒井 一彦, 鈴木 淳 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 101-, 2023

    ...またこれらの制約因子の他にもサンゴの成長速度による影響も無視できない。そこで本研究では、飼育環境下で生育した異なる成長速度を持つサンゴ骨格を試料とし、そのU/ Ca比の温度依存性や成長速度の違いによる影響について検討した。</p>...

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  • 愛媛県松山市道後姫塚の露頭から産出する上部白亜系和泉層群の化石相リスト

    黒田 奈那, 鍔本 武久 愛媛大学理学部紀要 25 28-34, 2023

    ...愛媛県松山市の道後姫塚の露頭から報告されている上部白亜系和泉層群の化石相のリストを,文献調査に基づいて作成した.これまでに,陸生植物化石2種および動物化石39種(亜種は種として数えている)の産出が報告されていることがわかった.動物化石の内訳は,サンゴ類(花虫綱)1種,二枚貝類22種,アンモナイト類4種,腹足類(巻貝類)3種,ウニ類3種,軟骨魚類4種,硬骨魚類(四肢動物を除く)1種,および首長竜類1種...

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  • 四国西予ジオパーク南西部における鳥巣式石灰岩体の再検討

    堀 利栄, 平岡 美侑, 佐野 晋一 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 204-, 2023

    ...中でも“斗賀野層群”中に孤立して分布する愛媛県西予市三瓶町蔵貫の山中に産する石灰岩体は、阿部(1953)によって鳥巣式石灰岩として六射サンゴや腕足類の産出が報告されて以降、石灰岩から産出したある特定の化石分類群が取り上げられる事はあったものの、長らく三瓶町蔵貫の石灰岩体(以降、蔵貫岩体と表記)が再調査されることはなかった。...

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  • 沖縄のサンゴ洲島(ナガンヌ島)の変形と軽石漂着

    野志 保仁, 宇多 高明, 中田 祐希, 伊達 文美 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    <p> 那覇の西約15kmに位置する細長い洲島(ナガンヌ島,aspect ratio: 9.3)の変形について衛星画像により調べるとともに,2021年10月31日には現地調査を行った.また,2022年8月28日には,UAVによりナガンヌ島の3次元海浜形状を測量した.その上で,NOWPHAS那覇港の波浪観測データと比較しつつ,洲島の変形機構について考察した.この島は細長い形状を有するため,島の中央…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 標準試料を用いたLA-ICP-MS/MSによる初期胚の多元素空間分布分析法の改良

    田中 正太郎, 大久保 奈弥, 大野 剛 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 195-, 2023

    ...そこで、本研究では、標準試料を作成することで、カエルとサンゴの初期胚を対象としたLA-ICP-MS/MS による分析法の改良を試みた。作成した標準試料を用い、サンゴ胚に対して、定量化を行った。その結果、ppbレベルでの定量結果が得られた。...

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  • サンゴ礁島嶼系における水循環を軸としたマルチリソースの順応的ガバナンスを目指す超学際プロジェクト:地球研LINKAGEプロジェクト

    友尻 大幹, 新城 竜一, Leong Chris, Uchiyama Chrismas, 安元 純, Razafindrabe Bam, 高橋 そよ, 久保 慶明 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 208-, 2023

    ...<p>サンゴ礁を有する島々(サンゴ礁島嶼)に住む人々は,限られた水資源である地下水や湧き水,それらを取り巻く水産資源や森林資源といった様々な資源(マルチリソース)を利用している.一方,近年のサンゴ礁島嶼は,地球温暖化による海水温や海水面の上昇をはじめとするグローバルストレスと,人口増加や経済活動に起因する多種多様なローカルストレスの複合的な環境ストレスにさらされており,地球環境問題のフロントラインと...

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  • サンゴ礁生態系活用型の沿岸防災に向けて

    本郷 宙軌 日本サンゴ礁学会誌 25 (1), 45-61, 2023

    ...サンゴ礁は外洋からの高波を減衰させるため,天然の防波堤として沿岸災害のリスク低下に重要である。しかし,サンゴの白化などによってサンゴが作り出す立体構造が失われると,海底摩擦等による波浪エネルギーの減衰機能が低下するため,沿岸災害リスクが増加することが考えられる。...

    DOI Web Site 参考文献59件

  • 鹿児島県喜界島中〜上部更新統琉球層群の層序と分布の再検討(予報)

    松田 博貴, 佐々木 圭一, 得重 和希 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 76-, 2023

    ...礫を伴う淘汰の悪い生砕性石灰岩(礁斜面)→(F)現地性造礁サンゴからなるサンゴ石灰岩(礁域)からなり,その上位に(G)風成砂丘砂層(陸域)が重なる.高位段丘に分布するサンゴ石灰岩のウラン系列年代と分布高度から,このサクセションは,MIS 5c/5a間の亜氷期からMIS 2にかけての相対的海水準低下に伴い上方浅海化し,さらに陸化する過程を示すと推定される.一方,北西岸と北東岸の地域では湾層の分布は限られ...

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  • 産後の夫婦の家事分担と妻のQOL の関連:「いばらきコホート調査」をもとに

    神崎 真実, 孫 怡, 妹尾 麻美, 肥後 克己, 中田 友貴, 鈴木 華子, 矢藤 優子, 安田 裕子, 岡本 尚子, サトウ タツヤ 日本保健福祉学会誌 29 (1), 15-23, 2022-10-31

    <p><b>目的:</b>産後における夫婦の家事分担スタイルと妻の生活の質(Quality Of Life: QOL)の関連を明らかにする。</p><p><b>方法:</b>いばらきコホート調査(茨木市で母子健康手帳を受け取った妊婦)の参加者の中から産後3か月調査に回答した者(n=105)を分析対象とした。産後3か月調査における夫婦の家事量(21世紀出生児縦断調査で使用された家事6項目の合計点)…

    DOI Web Site 医中誌

  • 四国西南部におけるサンゴ食巻貝の大発生と近年の発生状況

    喜多村 鷹也, 岩井 俊治, 重松 佑依, 三浦 智恵美, 三浦 猛 保全生態学研究 27 (2), 247-, 2022-10-20

    ...<p>有藻性イシサンゴ類(以下:サンゴ)は、細胞内に褐虫藻が共生するイシサンゴ目に分類される生物であり、熱帯から温帯域にかけての浅海に広く分布する。サンゴは、浅海性生物の種の多様性を支える基盤であり、重要な地域資源でもあるため、保全の対象とされている。サンゴ保全活動の中で問題視されるものの一つに食害生物による食害がある。...

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  • 暮らしの中から考える与論島のサンゴ礁の恵みと漁撈文化 ―ゆんぬピシバナ研究チーム―

    高橋 そよ, 渡久地 健, 呉屋 義勝, 堀 信行, 麓 才良, 竹 盛窪, 池田 佳 自然保護助成基金助成成果報告書 31 (0), 1-10, 2022-10-14

    ...<p>本研究は,サンゴ礁と地域住民の暮らしのつながりに関する人文・社会科学的な調査・研究を目的として,鹿児島県与論島にて地域の方と共に漁撈文化の資料収集と記録,対話の場づくりに取り組んだ.具体的には, NPO法人・郷土史研究会・教育委員会・漁業者・農家などの地域の人びととともに「ゆんぬピシバナ調査隊」を結成し,1)漁撈とかかわりの深い村落祭祀の歴史的資料の収集,2)サンゴ礁地形を利用する漁撈活動とそれを...

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  • CNNによるコドラート画像内の多点基質判別に向けたbatch sizeの影響

    太田 守人, 野崎 真也, 坂巻 隆史 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 350-351, 2022-09-15

    ...<p>海底のサンゴの生態を調べる手法として、コドラート法が用いられる。コドラート法では、画像内の基質から人間が目視で判断したデータを統計データとして扱うが、数の多さから作業者に大きな負担がかかるという問題点がある。先行研究では、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いてサンゴの自動判別を行った。...

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  • 国立公園における造礁サンゴ・大型海藻・海草の管理と利用:気候変動への適応策検討に向けた課題の抽出

    阿部 博哉, 三ツ井 聡美, 山野 博哉 保全生態学研究 27 (1), n/a-, 2022-04-28

    ...一方、大型海藻や海草が採捕規制種として記載されている国立公園は複数あるものの、それらを対象とした保全活動やモニタリングの規模は小さく、サンゴとは対照的であった。これらの観点から各国立公園の特徴をまとめ、今後の課題を示した。サンゴは水温上昇に対して非常に脆弱であると同時に、分布域を北方に拡大しつつあることが特徴であるが、今後規制種の見直しや保全活動の強化が多くの公園で必要になると考えられる。...

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  • 摂津国垂水荘三国川中島差図とその周辺

    高橋 敏子 東京大学史料編纂所附属画像史料解析センター通信 96 5-16, 2022-04-28

    荘園絵図として知られ、『日本荘園絵図聚影』にも収録されている寛正四年「摂津国垂水荘三国川中島差図」(教王護国寺文書)を再検討し、三国川中島の用益をめぐる知行権訴訟交渉の背景、榎木慶徳ら代官の活動、細川氏との関係、弘法大師信仰の存在などを明らかにする。

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 長野モデルにおける妊産婦自殺対策・産後うつ支援

    鹿田 加奈, 小泉 典章, 立花 良之 自殺予防と危機介入 42 (1), 15-20, 2022-03-31

    <p>長野市では、生後に実施される乳児家庭全戸訪問事業時に、同意を得た産褥婦に、エジンバラ産後うつ病自己評価尺度、赤ちゃんへの気持ち質問票、育児支援チェックリストの3種の質問票の実施を2016年4月より開始している。不安が強いと思われるケースには、地域の保健師が早期に訪問支援をしている。また、保健センターごとに関係者が集まり、支援検討会を行っている。その結果、担当保健師や本人自身が相談したいケー…

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  • 1-4-29. 喜界島の離水年代の異なるサンゴ礁段丘上に発達する土壌の特性評価

    赤木, 功 南太平洋海域調査研究報告 = Occasional papers 63 90-92, 2022-03-30

    喜界島において離水年代の異なる段丘上の土壌を採取し,その土壌学的特性を解析した。時間経過の長い土壌ほどAl₂O₂およびFe₂O₃の含有率が高い傾向にあり,脱ケイ酸作用が進行していることがうかがえた。また,経過時間の長い土壌ほどa*値が高く,土色の赤色度が強いことが示された。海洋酸素同位体ステージ(MIS)5e,5aに対比されている段丘上の土壌(K-1,K-2)およびMIS …

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  • 建物壁面石材を用いた大学での環境科学教材の開発

    石川, 牧子, 清家, 一馬, Ishikawa, Makiko, Seike, Kazuma 動物研究 (4) 1-13, 2022-03-26

    ...また、石材中には二枚貝・サンゴなどの海棲生物の化石や生痕化石が含まれており、ジュラ紀の生物相を垣間見ることができる。本稿では本石材の教材利用のために必要な年代や産地、堆積環境などの情報をまとめた。...

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  • 幸福論三国志に別れを告げよう

    江口, 聡 現代社会研究科論集 : 京都女子大学大学院現代社会研究科紀要 016 115-126, 2022-03-15

    英語圏の倫理学においては、幸福の概念をめぐって快楽説、欲求実現説、客観リスト説という3つの立場が対立しているとされている。この状態を幸福論三国志と呼ぼう1)。本論は、そもそも「幸福」あるいは福利について、「本当の」幸福が存在するというより、それは我々による構成物であること、そしてそれは我々が動機や目的に応じて操作的に定義すべきものであるという立場を採用し、我々が幸福の概念を検討したくなる局面に注…

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  • 『三国志演義』中の三国時代の詩文について(一)--曹操「短歌行」

    武井, 満幹 社会システム研究 (20) 59-68, 2022-03

    『三国志演義』中に挿入される三国時代の詩文について、『三国志演義』のテキスト間の異同や『三国志演義』と総集や別集などに採録されているものとの異同を調査した。そのことによって『三国志演義』の中の三国時代の詩文と総集や別集などに採録されているものとがどれほど違うのか同じなのか、またどれが一番近いテキストであるのかを明らかにできればと思う。本稿では曹操「短歌行」を取り上げる。

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  • 鹿児島県喜界島志戸桶ビーチに漂着した伊豆小笠原弧福徳岡ノ場火山2021年8月噴火の軽石ラフト

    地学雑誌 131 (1), Cover01_01-Cover01_02, 2022-02-25

    ...</p><p> 喜界島は奄美大島の東方約20 kmに位置し,新第三系の島尻層群を琉球層群の石灰岩が覆う平坦な島である.島の最高地点(標高約200 m)を構成している百之台のサンゴ化石からは約10万年前の形成年代が報告されており(稲垣・大村,2006),急速な隆起によって島が形成されたことが示唆される.隆起によって形成された複雑な入り江の奥深くまで軽石が入り込んでおり,軽石が長期間滞留することが懸念されている...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 規則的成長と縄張り争いによるサンゴのモデリング手法の提案

    堀内, 尚, 安藤, 大地, 向井, 智彦 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 353-354, 2022-02-17

    ...サンゴなどの規則性を持つ樹状形状はL-systemを用いてモデリングすることが多い。 しかし、この方法では縄張り争いをしながら成長するというサンゴの生態を反映できない問題がある。また、縄張り争いの近似に適した空間コロニーアルゴリズムと呼ばれる方法も知られているが 、サンゴ特有の規則性を持った成長表現には不向きである。本研究では、両者の長所を取り入れたアルゴリズムを提案する。...

    情報処理学会

  • 南部北上帯日頃市地区のシルル系層序再訪

    川村, 寿郎, 小山, 康宏, 引地, 朗, 推野, 康子, 佐々木, 一成, 今野, 亨, 高野, 洋平 宮城教育大学紀要 56 173-185, 2022-01-31

    ...下部層の中の上部は、サンゴ類、層孔虫類、紅藻類から構築され、多量の石灰微生物類で連結された小規模な礁マウンドを含んでいる。下部層の中の最上部から上部層の中の下部は、亀裂、赤色~黄色の染色、紫色シルトの充填で特徴づけられ、その多くが炭酸塩台の離水を示唆する。...

    機関リポジトリ

  • A coral spawning calendar for Sesoko Station, Okinawa, Japan

    Baird Andrew H., Edwards Alasdair J., Guest James R., Harii Saki, Hatta Masayuki, Lachs Liam, Mera Hanaka, Sinniger Frederic, Abrego David, Ben-Zvi Or, Bronstein Omri, Cabaitan Patrick C., Cumbo Vivian R., Eyal Gal, Eyal-Shaham Lee, Feldman Bar, Figueiredo Joana, Flot Jean-François, Grinblat Mila, Heyward Andrew, Hidaka Michio, Hirose Mamiko, Iguchi Akira, Isomura Naoko, Kinzie Robert A., Kitanobo Seiya, Kuba Alyson, Levy Oren, Loya Yossi, Mezaki Takuma, Mohamed Amin R., Morita Masaya, Nojima Satoshi, Nozawa Yoko, Prasetia Rian, Puill-Stephan Eneour, Ramirez-Portilla Catalina, Rapuano Hanna, Rosenberg Yaeli, Sakai Yusuke, Sakai Kazuhiko, Shlesinger Tom, Terraneo Tullia I., Yakovleva Irina, Yamamoto Hiromi H., Yamazato Kiyoshi Galaxea, Journal of Coral Reef Studies 24 (1), 41-49, 2022-01-31

    <p>Sesoko Station, Okinawa, has been the site of many significant advances in coral reproductive research and it continues to be a preferred destination for both Japanese and international …

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献22件

  • Growth of the foraminifer <i>Nummulites venosus</i> in nature and culture

    Hohenegger Johann, Kinoshita Shunichi, Briguglio Antonino, Eder Wolfgang, Wöger Julia Angela Galaxea, Journal of Coral Reef Studies 24 (1), 77-89, 2022-01-31

    <p>Cultures of larger benthic symbiont-bearing foraminifers have been used for studying growth and reproduction by long term investigations taking several months. For getting results that can be …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献24件

  • Overview of the mesophotic coral ecosystems around Sesoko Island, Okinawa, Japan

    Sinniger Frederic, Albelda Ritzelle L., Prasetia Rian, Rouzé Héloïse, Sitorus Erlangga D., Harii Saki Galaxea, Journal of Coral Reef Studies 24 (1), 69-76, 2022-01-31

    <p>Coral reef ecosystems extend beyond the standard SCUBA diving depth. These ecosystems found between approximately 30 and over 150 m are referred to as mesophotic coral ecosystems (MCEs). …

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献19件

  • 環境保護活動への不参加傾向の規定要因 ―サンゴ礁保護活動を対象とした計量テキスト分析―

    タムラ, ユウヘイ, イマエ, ナツキ, ヤマシタ, リョウヘイ, TAMURA, Yuhei, IMAE, Natsuki, YAMASHITA, Ryohei 石川県立大学研究紀要 5 19-27, 2022

    ...そこで、サンゴ礁周辺の環境保護活動に対する市民の関心について、アンケートによって収集した情報を元に計量テキスト分析を行った。Web 調査から得られた 3,706 テキストをデータとして用いた分析結果として、「無条件に参加意向が高い割合はごく僅かであったが、条件次第で一部追加的な参加が期待され、さらに保護活動の内容や存在を広く周知徹底することでその裾野を広げうること」が示された。...

    機関リポジトリ

  • 底質粒径と前浜勾配の新たな評価とその応用

    辻本 剛三 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (1), 29-41, 2022

    ...> 遡上域の漂砂現象に自然界の流動系は効率的に流れるようとするコンストラクタル法則を適用した.エネルギーモデルとシールズ数モデルによる漂砂量算定公式を適用し,沖波波高とsurf similarityパラメーターより,逸散型海浜から反射型海浜における底質粒径と前浜勾配の動的関係の解析解を求めた.モデル間の相違はなく,波高の増大に伴い海浜は緩勾配となり現地海浜の特性と同様になった.内湾海浜,外洋海浜,サンゴ...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献21件

  • 石垣島崎枝湾におけるサンゴ礁の食物網の推定

    柴田 早苗, 伊藤 靖, 當舎 親典, 完山 暢, 末永 慶寛 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_679-I_684, 2022

    ...<p> サンゴ礁は,魚類の幼稚仔の育成場や餌場などとして水産増殖機能を有しており,水産上の観点からも重要な水域である.このうち餌場機能については,造礁サンゴが,サンゴ礁に生息する魚類にとって直接的または間接的に食物源となっていることが既往の研究から指摘されている.しかし,これらの知見は,個別の研究対象生物に関する観察や胃内容物の解析による断片的な情報が多く,実際にサンゴ起源の物質が高次消費者の魚類を...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 離岸堤周辺での軽石漂着の現地調査 -沖縄大宜味海岸の例-

    中田 祐希, 宇多 高明, 高橋 紘一朗, 野志 保仁 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_733-I_738, 2022

    ...<p> 2021年8月13日,小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火し,この噴火により発生した大量の軽石が10月17日頃から沖縄本島北部を中心に漂着した.沖縄本島北西部に位置する大宜味海岸でも大量の軽石が漂着し,サンゴ礁起源の白い砂浜を埋めた.そこで2021年10月28日,UAVを用いて軽石の漂流・漂着状況を観測した.また軽石の漂着した前浜で掘削調査を行った.これによれば,軽石は厚さ約40cmをなして...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 鹿児島県喜界島西部における相対的海水準低下に伴う上部更新統琉球層群の堆積環境と堆積メカニズムの変化(予報)

    松田 博貴, 林田 将英, 熊谷 優香, 得重 和希, 辻 喜弘, 佐々木 圭一 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 188-, 2022

    ...<p>鹿児島県喜界島には,サンゴ礁複合体堆積物からなる中・上部更新統琉球層群が広く分布する.喜界島は,我が国でも隆起速度が最も大きい地域の一つであり,最終間氷期(MIS 5)以降,汎世界的な海水準の低下と相まって,島の最高地点である百之台(標高212m)を含め複数の時代のサンゴ礁複合体が形成されてきた.その結果,島の段丘地形に応じて,より高位の段丘にサンゴ礁を構成するサンゴ石灰岩が,より低位の段丘に...

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  • (招待講演)サンゴロジー

    渡邊 剛 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 186-, 2022

    ...また、サンゴのもつ多様性と可変性、そして多元的な物質循環はサンゴ礁生態系に高い生物多様性を維持させている。...

    DOI

  • 現代,人新世の環境の地質学における位置付けー地球科学は社会に貢献できるかー

    川幡 穂高 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 8-, 2022

    ...</p><p> IPCCによれば,現在より平均気温がさらに0.9℃上昇すると,2100年にはサンゴ礁生態系の99%が地球上より消失する.人新世の環境は人類にとって初体験なので,人新世の社会がどこに向かうのかを予測することは難しい.研究者はその専門性を生かして,さまざまな条件に対応して未来を推定することができる.国民あるいは全人類が最終判断をくだす時に役立つよう,その推定シナリオを社会に提示することが...

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  • 分娩施設の助産師が実施する産後家庭訪問における助産実践と課題

    久保 幸代, 岩谷 香, 大野 知代 日本保健科学学会誌 25 (2), 65-78, 2022

    本研究の目的は、分娩施設の助産師が実施している産後家庭訪問における助産実践と課題 を明らかにすることである。産科病棟に勤務し産後家庭訪問の経験のある助産師 8 名に半 構造化面接を行った。助産師は訪問時に【母親の思いを受容】するかかわりを重視し、【不安・心配の解消と育児の承認】を行うことで育児に向かう母親を支えていた。また【継続し …

    DOI Web Site 医中誌

  • クールアースを推進するサンゴ・ブルーカーボンAIプロジェクト

    猪澤 也寸志 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 1I4OS14a02-1I4OS14a02, 2022

    ...なぜなら,太平洋に面した沖縄から関東までの沿岸2,000kmがサンゴの生息域であり,ブルーカーボン(生態系によるCO2吸収)の生成ゾーンとなりうるからだ.そこで本発表では, 機械学習を活用した①サンゴブルーカーボン実証, ②フラグサンゴ増殖手法の最適化, ③生物模倣によるサンゴ礁回復技術の開発, ④前項技術等を研修できるワーケーションサービス開発の検討を行う....

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  • 台風1513号来襲時における西表島網取湾の3次元流動解析

    川崎 浩司, 二村 昌樹, 山本 剛士, 村上 智一, 下川 信也 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_409-I_414, 2022

    ...解析結果に与える影響を評価した.解析結果から,網取湾の3次元流動特性を検討した.海面抵抗係数について,従来使用されてきた風速に対して単調増加する式を使用すると流速を過大評価する結果になり,ある風速下で海面抵抗係数の増加を制限することが望ましいことが示された.また,網取湾ではリーフ地形が広がる特異な地形条件であることが,流動場に大きく影響していることが明らかとなった.本研究より,台風時の複雑な流動場がサンゴ...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献11件

  • 深海サンゴ(トクササンゴ)の炭酸塩骨格を用いた古海洋研究の展望

    小坂 由紀子, 沈川 洲, 佐藤 暢, 南 雅代, 淺原 良浩, 加藤 丈典, 徳田 悠希, 池原 実 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 157-, 2022

    ...<p> 本発表では、これまであまり古海洋研究に用いられてこなかった深海サンゴのトクササンゴを活用した研究の展望を紹介する。トクササンゴは、枝状のカルサイト骨格を持ち浅海から深海まで汎世界的に分布するサンゴで、南大洋インド洋区コンラッドライズから採取された深海サンゴの大部分を占めていた。...

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  • 地質学が担う将来の地球環境:海洋酸性化と有孔虫

    黒柳 あずみ 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 13-, 2022

    ...</p><p>将来の海洋酸性化が有孔虫の炭酸塩殻形成に及ぼす影響を検証するため,サンゴ礁棲大型底生有孔虫を異なるpH環境下で10週間飼育した.飼育に用いたのは,無性生殖後の<i>Amphisorus kudakajimensis</i>の122個体で,アラゴナイトより溶解しやすいHigh-Mg calciteの殻を形成する.飼育の結果,検証された pH 7.7– 8.3 (NBS scale) の範囲...

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  • 秋吉石灰岩における石炭紀バシキーリアン期のコケムシ ー礁構築における役割ー

    須蒲 翔太, 江﨑 洋一, 増井 充, 清水 光基, 長井 孝一, 杦山 哲男, 足立 奈津子 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 190-, 2022

    ...<p>秋吉石灰岩は石炭紀前期からペルム紀中期にパンサラッサ海の海洋島頂部で形成された生物礁複合体起源の石灰岩である(太田,1968).従来,秋吉生物礁の研究では,層孔虫やケーテテス,サンゴといった大型骨格生物に注目し,礁の構築様式の検討が行われてきた.しかし,コケムシの役割は秋吉生物礁では十分に検討されていない.本発表では,Sugiyama and Nagai(1994)による石炭紀バシキーリアン期...

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  • 悪露貯留に伴う産後子宮復古不全に対する桂枝茯苓丸投与の効果:非ランダム化比較試験

    浮田 真吾, 浮田 徹也, 村上 優美, 浮田 美里, 山口 菜津子, 浮田 恵, 浮田 祐司 日本東洋医学雑誌 73 (1), 8-15, 2022

    <p>分娩後子宮は1ヵ月で非妊時の大きさに戻るが,通常の収縮が認められない場合子宮復古不全という。今回,我々は産後14日目に子宮内腔幅が15mm 以上の悪露貯留に伴う機能性子宮復古不全患者に対しコントロール群,桂枝茯苓丸群,マレイン酸エルゴメトリン群の3群に分け治療介入を行い,1ヵ月健診時の子宮復古不全の有無につき比較検討を行った。子宮内腔の縮小に関しマレイン酸エルゴメトリン群とコントロール群で…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 沖縄大宜味海岸南部の突堤群周辺における軽石漂着の実態

    高橋 紘一朗, 宇多 高明, 野志 保仁, 中田 祐希 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_727-I_732, 2022

    ...<p> 2021年8月13日,小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火し,この噴火により発生した大量の軽石が2021年10月17日頃から沖縄本島北部を中心に漂着した.沖縄本島北西部に位置する大宜味海岸でも大量の軽石が漂着し,サンゴ礁起源の白い砂浜を埋めた.そこで2021年10月28日に緊急調査を行い,UAVを用いて軽石の漂流・漂着状況を観測した.また,軽石の漂着した前浜で掘削調査を行った.これによれば...

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  • サンゴ礫州島形成促進対策工としての透過型礫捕捉工の現地実験

    青木 健太, 小林 誠, 佐貫 宏, 片山 裕之, 井手 陽一, 茅根 創, 田島 芳満 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_841-I_846, 2022

    ...<p> サンゴ礫州島の形成・維持機構については,これまで現地観測や移動床実験,数値解析により検討されてきており,特定の自然条件下において集積されたサンゴ礫が干出し,サンゴ礫州島が形成されうるということが定性的に把握されている.しかし,実際のサンゴ礁海域においてこれらの条件に一致する場所は限られる.著者らは,サンゴ礫州島形成促進のための透過型礫捕捉工を提案し,2次元断面水槽を用いた移動床実験によりその...

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  • サンゴ洲島の改変とそれに伴う地形変化 -MaldivesのMaamendhoo島の例-

    宇多 高明, 大中 晋, 三波 俊郎, 市川 真吾, 森 智弘 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_1087-I_1092, 2022

    ...発生土砂を用いて埋立が行われたが,埋立土砂のうち砂分は運び去られ,大礫のみが海岸線付近に残された.一方,西岸でも同じく埋立が行われた後,汀線付近が大礫で覆われて南向きの沿岸漂砂が阻害され,洲島西端部周辺で著しい侵食が起きた.洲島の東部・北部での埋立面積は2.73万m<sup>2</sup>であったが,埋立面積を除くと海浜面積は2019年までに6,700m<sup>2</sup>減少した.このようにサンゴ...

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  • サンゴ浮遊幼生分散を例にしたLagrange的沿岸輸送過程に対する波浪の影響について

    片岡 貴, 竹安 希実香, 内山 雄介, 御手洗 哲司 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_385-I_390, 2022

    ...<p> 海洋環境問題に広範に用いられる数値Lagrange粒子追跡モデリングにおいて,波浪の効果は単にStokesdriftと背景Euler流速の線形和として<i>ad hoc</i>に表現されてきた.本研究は,波浪作用下におけるLagrange粒子追跡の適切な解析方法を示すことを目的に,Lagrange運動方程式に関する理論的な整理と考察を行い,さらにサンゴ浮遊幼生の沿岸分散を例にvortex force...

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  • (招待講演)日本列島における古生代前期の動物化石群とその古地理学的特徴

    田中 源吾 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 122-, 2022

    ...<p>日本列島には,古生代の化石群を豊富に産出する南部北上帯,飛騨外縁帯および黒瀬川帯が分布し,古くから分類学的・生物地理学的研究が行われてきた.しかし,多くの分類群では,その後の研究が滞っていたこともあり,分類学的再検討が行われないまま現在に至っている.近年,Kido & Sugiyama (2011)によって,四方サンゴ類の古生物地理学的検討が行われたほか,日英国際共同研究によって,三葉虫やコノドント...

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  • 石垣島白保地区における地下水の水位変動と水質特性

    中村 友美, 鈴木 秀和, 山川 信之, 市川 清士 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 168-, 2022

    ...琉球列島南部の八重山諸島東端に位置する石垣島白保地区の前面海域には,サンゴ礁をはじめとする貴重な自然環境が残っている。しかし,白保地区の地下水に関する詳しい報告は少ない。このような状況を踏まえ,本研究では,更新世の琉球石灰岩上に位置する白保地区を対象に水位変化および水質調査を行い,白保地区における現時点における地下水の諸特性を明らかにすることを目的とする。...

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  • 石垣島名蔵湾の海草藻場による赤土の捕集作用

    佐野 亘, 菅 浩伸 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 213-, 2022

    ...(<i>Acropora </i>spp.)の生息も確認された.980 m地点でそれまで被度75 %以上であった海草類は被度0 %になり,これより沖側ではサンゴ礁堆積物の砂地が広がる....

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  • 生物多様性と地域経済を考慮した亜熱帯島嶼環境保全

    山野 博哉 日本LCA学会誌 18 (3), 130-134, 2022

    ...そのためには、サンゴ等の生物分布調査に基づく赤土流出削減目標の設定、赤土流出源となっている農地の抽出、そして流出防止対策の費用対効果の算出という一連の仕組みを構築することが重要で、生態学、土木工学、環境経済学等さまざまな学問分野を統合するアプローチが必要である。</p>...

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  • サンゴ礁の栄養塩ダイナミクス

    山崎 敦子 日本サンゴ礁学会誌 24 (1), 29-45, 2022

    ...本稿では,造礁サンゴ骨格の栄養塩指標であるバリウム/カルシウム比,カドミウム/カルシウム比,リン/カルシウム比,窒素同位体比の開発の履歴とその特徴を紹介し,これまで明らかになってきたサンゴ礁への栄養塩の起源とその時空間変化をまとめた。...

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  • 北中国のカンブリア系上部で見られる海綿が関与した微生物岩に類似した岩石

    江﨑 洋一, 足立 奈津子, 劉 建波 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 191-, 2022

    ...keratolite: Lee and Riding, 2021)が頻繁に認められる.海綿組織がコラム部をまたぐように側方に分布する場合もある.海綿本体の外形は不明瞭である.海綿組織の周辺でミクライトの集積やスパーセメントの充填を伴うことが多い.keratoliteは,石灰質微生物類(<i>Epiphyton</i>など)や大型骨格生物(lithistid海綿:<i>Rankenella</i>やサンゴ...

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  • 沖縄県久米島の礁性微生物皮殻中に見られるスフェルライトの起源

    佐々木 佑二郎, 藤田 和彦, 白石 史人 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 326-, 2022

    ...RMCは主に無節サンゴモの表面を被覆しており,一方のIBFMはサンゴモ中に形成された穿孔内を部分的に充填していた.これら微生物岩の内部またはその近傍にはスフェルライトが見られた.一般的にスフェルライトは微生物岩中によくみられるため,しばしば微生物起源とされる.しかしながら,顕生代ではホヤが骨片としてスフェルライトを形成することから,それらの解釈には注意が必要である.そこで本研究は,久米島に生息する現生...

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  • 砂に潜るタマサンゴに認められる横分裂による世代交代

    千徳 明日香, 清水 啓介, 名嘉 翼, 徳田 悠希 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 98-, 2022

    ...<p>イシサンゴ類は現在のサンゴ礁を構成する主要な動物である.サンゴ礁域での赤土流出が問題となっているように,一般に,イシサンゴ類 は砂や泥などの堆積物の埋積に脆弱な生物である.しかし,イシサンゴ類全体の約25%に相当する300種以上のイシサンゴが沖合の砂泥底に生息している.琉球列島をはじめ日本近海にも直径が1 cmに満たない小さなイシサンゴ類が,沖合の海底に多数生息している.その一種としてTurbinoliidae...

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  • [論文] 貝殻集積からみた先史時代の貝交易(2) : 2019年の炭素14年代測定結果をもとに

    木下, 尚子 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 229 15-44, 2021-10-29

    ...紀元前12世紀から9世紀,黒潮海域にはサンゴ礁海域を南北に移動する奄美・沖縄の貝塚人と九州の縄文人による,ゆるやかな情報網が形成されていた。両者の関係は,南九州を介した間接的なものであった。紀元前8世紀,この情報網にのって九州の支石墓人・弥生人が南下して沖縄の貝塚人と接触した。...

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