検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 13,774 件

  • EUS-guided biliary drainageの軌跡と今後の展望

    原 和生, 奥野 のぞみ, 羽場 真 日本消化器病学会雑誌 121 (4), 287-295, 2024-04-10

    ...biliary drainage(EUS-BD)の軌跡と今後の展望について述べる.EUS-BDの開発当初は,ERCP不成功例に対してPTBDよりもメリットが大きいことから注目されてきたが,偶発症も多かった.現在では手技の改良および処置具の開発により偶発症は減少し,普及にも成功している.ERCP施行前だが困難が予測される症例や,良性疾患にも応用が始まっている.処置具の開発は今後も継続して行われる見通しであり...

    DOI

  • カーボンナノチューブ紡績糸を用いた環境発電用布状熱電変換素子

    中村 雅一 日本画像学会誌 63 (2), 157-167, 2024-04-10

    ...エナジーハーベスティング技術の必要性が高まっている.人体や人間の活動に伴って放出される熱は有望なエネルギー源の一つであり,熱電変換技術が注目を集めている.このとき,設置の容易さや使用者が冷たさ,硬さなどの違和感を覚えないという「使い勝手」を重視し,常在する熱流を増減させることなく,必要な電力を許されるコストで生み出せるかどうかという尺度が重要となる.本稿では,このような背景において著者らが首尾一貫したポリシー...

    DOI

  • 中国語話者の依頼メール文に見る待遇表現の実態と指導による変化

    石黒 圭 待遇コミュニケーション研究 21 (0), 66-81, 2024-04-01

    ...さらに、書き出しでは、「こんにちは」「お元気ですか」といった挨拶におけるあらたまりの不足や、名乗るさいに所属先だけで済ませたり「~と申します」を使えなかったりするなどの敬意の不足が見られた。こうした困難点は、授業指導のなかで大きく改善されたが、一方で、メール文自体の多様性が損なわれ、型にはまったメールになるという弊害も見られた。...

    DOI

  • 当院PICUにおける早期離床・リハビリテーション加算前後の身体機能評価の比較

    北村 憲一, 鈴木 暁, 稲員 惠美, 市川 沙希, 佐藤 奎至, 真野 浩志 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 163-163, 2024-03-31

    ...「ベッド内活動」以上へ到達したのは「加算前群」46%, 「加算後群」64%であった.入室時のFSS合計点は「加算前群」 29 (6-30)点,「加算後群」29 (8-30)点と有意差を認めなかった が,退室時には「加算前群」14 (6-28)点,「加算後群」9 (6-30)点であり,「加算後群」が有意に低値であった.9-gradeは有意差を認めなかった.全例において治療や観察の強化が必要な重大インシデント...

    DOI

  • コロナ禍において趣味も地域活動も実施していないことはフレイルステータスの悪化に関連する

    広瀬 環, 沢谷 洋平, 石坂 正大, 橋本 奈織, 久保 晃, 浦野 友彦 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 143-143, 2024-03-31

    ...コロナ禍におけるフレイル悪化の対策には、趣味や地域活動といった社会参加を“少しでも”実施することが重要であることが示唆された。</p><p>【倫理的配慮】</p><p>本研究の実施にあたり、全対象者にアンケートに関する説明と回答をもって本研究への参加同意になる旨の説明を書面にて 行った。...

    DOI

  • 血中ポリフェノールの再現性と結腸がんリスクとの関連について: JPHC研究の結果より

    森 渚 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 64-64, 2024-03-31

    ...<p>【背景】</p><p>食事中のポリフェノール摂取量と大腸がんリスクの関連を検討した疫学的研究では、食事アセスメント関連の測定誤差などの影響から、ほぼ関連なしであると報告されている。また、多くの前向きコホート研究では、通常1回の血液サンプルで血中ポリフェノール濃度が測定されることから、血中ポリフェノールの再現性を検討した研究は少ない。...

    DOI

  • 脳室周囲白質軟化症患者における計数の課題の結果と視覚的注意能力の関係

    清水 俊行, 代田 琴子, 平松 奈実, 西尾 祥子, 越智 貴則, 野村 龍雅, 大坪 英一, 山﨑 美邑, 稲葉 智洋, 大西 巧真, 三浦 靖史 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 31-31, 2024-03-31

    ...対照群のアテトーゼ(dyskinetic cerebral palsy 以下, DCP)群7例 (14.9 ± 2.9歳,17.8 ± 3.6 kg/ⅿ<sup>2</sup>,59.6 ± 56.2 点)で あり,両群間に有意差は認められなかった.被検者選択基準は,両眼開放下の視力がTeller acuity cardsⅡ(Stereo Optical)で0.1以上,提示した課題を理解し口頭や指差しで...

    DOI

  • 要介護認定者における通いの場継続年数の違いによる心身機能の比較

    谷津 圭祐, 樫木 雅美, 佐藤 佑樹, 佐藤 佑太朗, 福嶋 篤, 松岡 寛樹, 松田 涼, 渡邊 康介, 髙島 理沙, 澤村 大輔 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 269-269, 2024-03-31

    ...通いの場に参加継続している要介護認定高齢者の特徴を把握することで、少しでも多くの要介護認定高齢者が通いの場に参加継続するための支援策考案の一助となることが期待される。そこで、本研究では札幌市の通いの場に継続参加する要介護認定高齢者の心身機能の特徴を把握することを目的とした。...

    DOI

  • 自宅系高齢者施設職員の心身状況の経時的変化について

    明日 徹, 市野 敏亮, 今泉 裕希, 中原 潤, 中江 誠 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 398-398, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに、目的】</p><p>第三次産業、特に保健衛生業における作業関連性筋骨格系障害の横断的な報告や運動介入効果による報告は散見されるが、運動介入なしでの縦断的な報告は意外と少ない。理学療法士による専門的な運動指導介入の重要性を認識するための基礎資料として自宅系高齢者施設に勤務する職員の心身状況について、運動介入なしでの1年間の経過観察を行ったので報告する。...

    DOI

  • 産業保健領域における理学療法士のニーズ調査

    藤本 昌央, 和中 秀行, 柘植 孝浩, 川村 有希子 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 402-402, 2024-03-31

    ...しかし、運動機能面に対する対策を全くしていないが10.6%、ほとんどしていないが25.5%、どちらともいえないは40.4%、少しできているは23.4%、充分にできているは0%であり、運動機能面の対策ができていない理由は何をすれば良いかわからないが52.9%であった。...

    DOI

  • 重症心不全患者と家族の穏やかな自宅療養継続を支える訪問看護師の実践―「ケアの意味を見つめる事例研究」による分析―

    田嶋 ひろみ, 柄澤 清美, 雨宮 有子, 吉田 滋子, 山田 妙子 家族看護学研究 29 (0), 37-50, 2024-03-31

    ...</p><p>実践は,3つの【大見出し】と20の小見出しで表された.看護師は,退院直後から生命の危機,家族の意向のズレで療養方針が決まらない危機,妻の介護危機といった困難を捉えたが,どんなふうになっても最期まで支えると腹をくくる決意をした上で,A氏の人生の輝きを掬すくい出しながら,自宅療養継続という目的地への道のりを俯瞰し危機の手前で手を打ち【A氏が望む自宅療養過程全体の受け皿で居続ける】ようにした...

    DOI

  • 化学療法関連末梢神経障害を呈した幼児例に積極的運動療法が奏功した一例

    清水 梨奈, 大段 沙緒利 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 84-84, 2024-03-31

    ...粗 大運動は支持なしでの起立と両足飛び可能, 走行, 連続跳び, ケンケンは困難であった. 歩容はIC時foot flat, 立脚相足部内反, 外側への下腿傾斜と骨盤の側方動揺が強く, 蹴り出しは母趾へ重心乗らず推進力低下, Tsw時に遊脚側骨盤挙上の代償を認めた .TUGは8.31秒....

    DOI

  • 当院回復期リハビリテーション病棟における転倒転落の現状分析

    上村 忠正 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 227-227, 2024-03-31

    ...方法はインシデントレポートから件数、インシデントレベル、入棟後期間、転倒場所、転倒時刻を調査した。非転倒群 (A)、転倒群 (B)における入退棟時の日本語版STRATIFY (以下、STR)スコア、動作管理方法による決定木分類を用いて検証を行った。 </p><p>【結果】</p><p> 転倒件数は32件、1回転倒は20件、2回転倒は6件であった。...

    DOI

  • 重度肢体不自由児が就学する普通小学校におけるリフト導入の効果

    川﨑 浩子 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 421-421, 2024-03-31

    ...さらに6年生の冬休みに、看護師が両足を骨折するアクシデントに見舞われたが、リフトがあることで、歩行困難な状況でも復職が可能となり、卒業式を迎えることができた。 </p><p>【考察】</p><p> 教員や看護師に起こった、妊娠や疾病などによる体調不良・怪 我によって、児童の学校生活の支援の継続が困難になる事態は、労働安全衛生上の問題が大きく、児童にとっても不利益が大きい。...

    DOI

  • 「あなたの更年期実態調査」結果報告~更年期症状と身体・精神の関連ついて~

    徳弘 郁絵, 大塚 扶美, 後藤 友美 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 60-60, 2024-03-31

    ...がまん・たえるのみの選択は8名で症状変化なしであった。 更年期症状が家族との関係性に影響していたと思うと59名が回答。更年期に感じていたストレスは夫・パートナーとの関係、子どもとの関係、両親との関係などの回答が多く認められた。将来の不安、経済、家事、周囲からの理解不足、希望する仕事 ・キャリアとのギャップの意見もあった。...

    DOI

  • 小児難治性てんかんに対する機能的大脳半球離断術後の理学療法経験

    松永 彩香, 加藤 太郎, 山野 真弓, 上村 亜希子, 宮崎 裕大, 原 貴敏 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 157-157, 2024-03-31

    ...術後14日目で起居が可能となり、装具なしでの歩行練習を5~6m実施した。術後15日目でBRS右下肢Ⅲとなり、歩行も後方介助で60~70m程度可能となった。座位が安定したため、バギーから普通型車椅子に変更し、術後17日で自宅退院された。術後3か月では、BRS右上肢Ⅳ手指Ⅲ下肢Ⅲ、MAS右上肢1手指1足関節2、PEDIはセルフケア70/33点、移動59 /35点、社会的機能51/16点であった。...

    DOI

  • 痙攣重積型急性脳症を呈した児に対しGMFM及びCOPMを用いた症例

    仲山 玖未, 川瀬 麻理, 浅井 朋美, 田辺 仁彦 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 168-168, 2024-03-31

    ...</p> <p>【結果及び経過】</p> <p> GMFMの項目である座位での前方や後方45°の玩具を触る課題は減点があった.そこで,骨盤介助をしたリーチング動作を通して胡坐座位での体幹保持練習を行い,介助量を徐々に減らした.玩具の配置は前方から開始し,体幹の回旋を促すために 徐々に後方へ設定した.また,上下肢支持なしでの端座位保持の項目は困難であったため,まずは,足底接地や机上で上肢...

    DOI

  • 社会的フレイルと健康問題

    堤本 広大 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 25-25, 2024-03-31

    ...NCGG―SGSにおいては、社会的フレイルを「昨年と比較して、外出頻度が減った」「友人の家を訪ねることがない」「家族・友人の役に立っていると思えない」「1人暮らしである」「誰とも会話をしない日がある」の項目において、1項目該当した場合を社会的プレフレイル、2項目以上該当した場合を社会的フレイルと操作的に定義した。...

    DOI

  • 日本の療養病棟における退院前の事故頻度識別のための最大握力到達時間

    日本公衆衛生理学療法雑誌 10 (2), 11-18, 2024-03-30

    ...この研究では、最大握力達成時間を指標として用いることで、インシデントの可能性を有意に区別することができ、臨床的有用性が示唆されると結論づけた。 最大握力到達時間のカットオフ点は、女性が2.54秒、男性が4.23秒であり、女性の方が有意に短かった。最大握力到達時間のAUCは0.72を超え、握力情報のみによる把持事故頻度の推定よりも優れていた。...

    DOI

  • クチナシ害虫の文献調査および森林総合研究所九州支所立田山実験林内のヤエクチナシとクチナシで発見された害虫類

    金谷 整一, 佐山 勝彦, 菊地 琢斗, 久原 弥南, 坂田 萌美, 田中 晃征, 本多 優仁, 矢田 光麒, 長友 敬祐, 小野 智哉, 戸田 敬, 髙橋 美里, 福田 秀夫, 田島 尚, 松永 道雄 森林総合研究所研究報告 23 (1), 35-47, 2024-03-28

    <p>1920年代に立田山で初めて発見されたヤエクチナシは、現在、自生地では絶滅したと考えられている。一方、観賞や緑化、さらに保全を目的に自生個体に由来するクローンが各地で植栽されているが、各種害虫類から頻繁に加害を受けている。そこで、ヤエクチナシの利活用および保全に資する情報の集積を目的として、害虫類に関して文献調査と野外調査を実施した。文献調査では、既存の図鑑や論文等において、クチナシを加害…

    DOI

  • 全学認証ネットワークのサブネット小規模化とその運用

    浜元 信州, 井田 寿朗, 齋藤 貴英, 小田切 貴志, 綿貫 明広, 小川 康一 情報処理学会論文誌 65 (3), 623-634, 2024-03-15

    ...した動的VLANによる認証ネットワークの適用範囲の拡大のほか,地区間回線の冗長化やIPv6アドレスの導入等様々なアップデートを行った.なかでも,高度標的型攻撃への対策の1つとして横展開を防止するため,サブネットの小規模化を行いサブネット間の通信を禁止する構成を採用した.同時にCGN装置でのNAPTアルゴリズムの調整により,グローバルIPアドレスから機器を1つに特定ができるよう設計し,セキュリティインシデント...

    DOI 情報処理学会

  • SNNをもちいた数概念獲得実験方法の提案

    片山 淳, 村崎 和彦, 吉田 大我, 谷田 隆一 人工知能学会第二種研究会資料 2023 (AGI-026), 06-09, 2024-03-08

    ...<p>自ら考えることのできる汎用人工知能をめざして、最も基本的な抽象概念である数の概念を教師なしで獲得する実験の途中経過を報告する。数の概念は乳児や一部の動物や昆虫も理解しているのに対して大規模言語モデルには理解できていない。数の概念を教師なしで生み出すことができれば、汎用人工知能実現の手がかりのひとつとなる。</p>...

    DOI

  • 工学部における専門教育-化学系学科の改組とカリキュラム-

    久保,雅敬 三重大学高等教育研究 30 123-126, 2024-03

    ...一面があるものの,結果として,多くの非常勤講師を雇用することになり,財政的な負担が増加した.また,学生によって受ける教育内容が違っているので,質保証という観点からは難しい問題も出てきた.さらに,「教えるべきか.自分で考えさせるべきか.」という教育の本質的な問題もあり,与え過ぎる教育の弊害も考えられる.インターネットの発展によって,学生の気質も大きく変わった.教育は,まさに,正解のない試行錯誤の繰り返しである...

    機関リポジトリ HANDLE

  • リスク概念の構造:現象学の視座からリスクを理解する

    甘利 康文 社会情報学 12 (3), 1-18, 2024-03-01

    ...リスクの構造は, 意識に「(1)周りから影響を受けたくないこれからのストーリー」があり, そして「(2)インシデントによって, そのストーリーの進み行きが影響を受けて, 想定通りに進まなくなるかもしれない」という観念(臆見)があることに集約される。前者のストーリーが「リスクが存在するための前提」, 後者の観念が, 私たちが, 一般に「リスクと呼んでいるものの本質」である。...

    DOI

  • 二重PU学習による潜在的顧客の特定

    馬場 健太郎, 加藤 真大, 今井 岳 人工知能学会第二種研究会資料 2023 (FIN-032), 96-101, 2024-02-27

    ...<p>本研究では,正例データとラベルなしデータによる二値分類器の学習(learning from positive and unlabeled data; PU学習)を応用して,ターゲットマーケティングにおける潜在的顧客の特定のための手法を提案する.私たちは,企業がある商品を販売し,その商品を購入した顧客を観測できる状況を考える.意思決定者は,人々の企業へのロイヤルティの有無に基づいて,効果的...

    DOI

  • PREP話法のアノテーションに基づく就職面接におけるコミュニケーションスキルの分析

    前田 雄之介, 岡田 将吾, 井之上 直也 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 100 (0), 154-159, 2024-02-20

    ...コミュニケーション能力は重要視される.これまでの研究では面接中の非言語的な振る舞いから被面接者のスキルを推定しようとしているが,面接評価における面接官の着眼点を考慮していない.本研究では就職活動において効果的な話し方とされるPREP話法の4つの構成要素(結論,理由,具体例,まとめの結論)に着目した.最初に,就職面接訓練で取得した被面接者の音声,言語,面接官の面接評価を含むデータを収集し発話書き起こしデータ...

    DOI

  • 巻頭言

    上薗 紗映 精神・心理領域理学療法学 1 (1), 1-1, 2024-02-15

    ...まだまだ小さい規模にはなりますが、より多くの人の明日が今日より、少しでも良いものになるように、医療の質の向上に向けて寄与できるような雑誌にしていきたいと考えております。...

    DOI

  • 農薬による環境汚染と健康影響

    伏脇 裕一 安全工学 63 (1), 9-16, 2024-02-15

    ...<p>わが国では多くの農薬が農業生産の向上を目的としで使用されてきたが,その結果環境汚染や食品残留などが起こり,生態系や人体に影響を及ぼすこととなった.本報では,その農薬の種類と分類,農薬の環境汚染の特徴,安全性や健康影響などで問題となった農薬についてその汚染例を紹介するとともに,農薬による環境汚染および健康影響などの問題点と課題について言及した.</p>...

    DOI

  • 深部静脈血栓症における血栓残存のリスク因子の検討

    高森 稔弘, 足立 良行, 河村 浩二, 市川 ひとみ, 本倉 徹 医学検査 73 (1), 9-17, 2024-01-25

    ...対象の患者背景,超音波検査関連,血栓発症リスク因子ならびに血栓発症リスクスコアを後方視的に集積し,血栓残存群と血栓消失群の2群に分類しデータを比較した。多変量解析を用いて比較したところ,有意な項目は,全症例では,性別,年齢,治療の有無,検査間隔,治療症例のみでは,検査間隔と血栓発症リスクスコア,非治療症例のみでは,年齢であった。...

    DOI Web Site

  • 2020年における先天性心疾患,川崎病および頻拍性不整脈に対するカテーテルインターベンション・アブレーション全国集計

    喜瀬 広亮, 金 成海, 松井 彦郎, 犬塚 亮, 芳本 潤, 青木 寿明, 加藤 温子, 藤本 一途, 伊吹 圭二郎, 近藤 麻衣子, 長友 雄作, 隈丸 拓, 宮田 裕章, 原 英彦, 須田 憲治, 西川 浩, 杉山 央, 富田 英, 矢崎 諭, 小林 俊樹, 大月 審一 Journal of JPIC 8 (2), 25-34, 2024-01-24

    ...一般社団法人 日本先天性心疾患インターベンション学会(JCIC学会)では,カテーテル治療の手技・件数・有害事象に関して,1993年からの全国アンケート集計が開始され,2013年からは日本先天性心疾患インターベンション学会レジストリー(JCIC-R)として全国の小児循環器施設が参加しデータ登録の運用を開始している.本稿では,2020年の1年間における4,554セッションの集計について報告する.本レジストリー...

    DOI

  • 脳血管障害後の送り込み障害に対して舌接触補助床の適用が有効であった症例

    重本 心平, 堀 一浩, 小野 高裕 老年歯科医学 38 (supplement), 74-79, 2024-01-15

    ...79日目に義歯口蓋部をPAP形態に形成し,入院92日目にVF検査を行ったところ,義歯なしでは口腔通過時間48秒であったが,PAPを付与した義歯を装着すると口腔通過時間は9秒と送り込み障害が改善した。施設退院後に経口3食に移行し,その後自宅退院となった。</p><p> 考察:本症例は,症候性てんかんをきっかけに経口摂取が不可となった。...

    DOI

  • 崇城大学教育改革の回顧と展望

    藤本 元啓 崇城大学紀要 49 1-28, 2024

    ...その後も13 年に中長期計画(内 容変更なしで18 年から第2 期)、19 年にSEIP- Ⅱ、23 年に第3 期中長期計画を実施してきた。 本学の教育改革は他大学に比べて少々遅れたスタートではあったが、それは決してマイナス ではなく、改革先行大学の内容と成果、および問題点を評価分析して、できること必要なこ とを峻別し、スピード感をもって推進できるはずであった。...

    機関リポジトリ

  • 力強い学問的知識に基づいた地理的探究によるESDとしての地理授業

    永田 成文 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 216-, 2024

    ...また,「Education 2030」で示された,私たちの社会を変革し,私たちの未来を作り上げていくためのコンピテンシーであるエージェンシーという考え方は,UNESCOの「ESD for 2030」で強調された「変容的行動」につながる(永田,2023)。...

    DOI

  • Comparison of Emergency Contraceptive Pill Regulations in Other Highly Developed Countries and Policy Recommendations for the Deregulation in Japan

    SAITO Carmen, KOBAYASHI Eriko レギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 65-80, 2024

    ...<p>レボノルゲストレル配合の緊急避妊薬は,現在日本では処方せんがあれば入手可能である.国民からの要望により,規制緩和が議論されている.本稿では,日本における緊急避妊薬の実態を諸外国の規制と比較し,日本における緊急避妊のOTC(非処方せん)化を実現するための施策を提案する.本稿で検討した日本を除くすべての国では,緊急避妊薬(レボノルゲストレル)は処方せんなしで入手可能である.したがって,日本では,レボノルゲストレル...

    DOI Web Site

  • 市販後安全対策におけるデータベース調査の具体的活用方策について

    池田 三恵, 野村 由美子, 中井 清人 レギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 123-129, 2024

    ...<p>電子的な医療情報を体系的に集積しデータベース化した医療情報データベース(DB)については,市販後の安全性監視活動への利用環境が整いつつあった2017年頃から, これらDBを医薬品安全性監視に利用する際の基本的考え方が厚生労働省から通知されるなど, 医薬品安全性監視へのリアルワールドデータ (real-world data: RWD) の利用促進が図られてきた....

    DOI

  • ペプチドと生体膜研究,そして分光学との出会い

    河野 健一 ファルマシア 60 (3), 233_2-233_2, 2024

    ...学生時代に体験した「研究における発見の喜び」を胸に、次世代の研究者の担い手となる人へ、私自身が体験した研究の喜びを少しでも伝える事ができれば本望である。そして研究成果が少しでも社会の役に立つように、これからも研究に尽力していきたい所存である。...

    DOI

  • 高齢がん患者の代理意思決定をする家族へのがん看護専門看護師による支援の構造

    西岡 由香里, 岡本 明美 医療看護研究 20 (2), 14-23, 2024

    ...</p><p> 代理意思決定をする家族への支援は、《家族の背負っている負担を少しでも軽くする》、《高齢がん患者の意思を反映した決定を目指す》、《代理意思決定を遂行できる家族員を明確にする》、《家族に代理意思決定をする覚悟を決めてもらう》の4コアカテゴリーに集約され、《高齢がん患者の意思を反映した決定を目指す》、《家族の背負っている負担を少しでも軽くする》の2つを目標に相互に関連しながら代理意思決定が...

    DOI

  • 業務フロー図を活用した根本原因分析によって立案されたインシデント再発防止策の実施とその効果

    吉田 達也, 早川 倫生, 川代 稔之, 柴﨑 貴加子 日本放射線技術学会雑誌 80 (3), 304-310, 2024

    ...【方法】治療計画用CT装置の更新後,寝台位置座標のゼロ調整を失念するインシデントが3カ月間に4回発生した.このインシデントに対して,RCAで根本原因を究明し,再発防止策を立案した.再発防止策の有効性を評価するために,再発防止効果を講じてからの1年間におけるインシデントの再発回数を収集し,χ<sup>2</sup>検定を用いてインシデントの発生確率について有意水準5%以下を有意としたときの有意差を求めた...

    DOI Web Site PubMed 参考文献1件

  • NICUポータブル撮影における防護具の改良

    竹谷 明, 高木 玲, 山本 彰規, 戸澤 光行, 稲岡 努, 寺田 一志 日本放射線技術学会雑誌 80 (2), 166-174, 2024

    ...200 g)の細長タイプ,芯材を入れて幅を広くした幅25 cm・長さ45 cm(重量300 g)の幅広タイプの移動型X線装置のコリメータカバー部に吊り下げる二つの新防護具を作成した.防護効果の測定結果は頭の高さで幅広タイプが80.6%,細長タイプでも76.8%と高い防護効果が得られた.新防護具に対する看護師アンケート調査では,二つのタイプで視界や介助の際に邪魔になるかといった設問に差はみられず.少しでも...

    DOI Web Site PubMed 参考文献5件

  • 臨床工学技士による在宅医療機器アラーム遠隔通知装置の製品開発

    片岡 怜, 篠崎 忠生, 和多田 雅哉 日本在宅医療連合学会誌 5 (1), 44-47, 2024

    ...<p>人工呼吸器などの医療機器を使用している医療的ケア児は増加傾向である.しかし,その支援する医療・福祉サービスは高齢者と比べて少なく,医療的ケア児の在宅生活を支える介護者の負担は大きい.そのような背景から,少しでも介護者の負担軽減となるよう,人工呼吸器や生体情報モニタのアラーム発生を検知し,その内容をスマートフォンに通知する製品を発案した.医工連携によるプロジェクトを立ち上げ,臨床工学技士と開発企業...

    DOI

  • STEAM教育のきざし

    サイエンスポータル編集部 サイエンスウィンドウ 17 (4), n/a-, 2024

    ...</p> <p>「Science Window(サイエンスウィンドウ)」は、一人でも多くの方にとって科学技術が少しでも身近になるよう、分かりやすく楽しい情報を発信するウェブマガジンです。...

    DOI

  • 新型コロナウイルス感染症中等症・疑似症患者の対応を担った一般病棟の看護実践報告

    塚本 孝枝 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S111-S114, 2024

    ...疑似症入院はコロナ病棟の滞在日数が2.1日と短期間であったため,勤務時は毎回,初回対面の患者がほとんどで,患者背景や治療スケジュールの情報収集に時間を要し,インシデント発生とならないよう申し送りにも配慮を必要とした。陽性患者では病棟機能や構造が異なるために病棟毎に運用していた独自のルールが原因でインシデントが発生した。...

    DOI

  • 淡海ニュータウンにおけるサンドイッチマンの身体的な実践

    方 學嘉 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 169-, 2024

    ...しかし、サンドイッチマンなしでは広告看板は独自に路上に存在することもできない。広告看板が都市景観にとって目障りな存在(法律上の廃棄物)として認識されるとすれば、サンドイッチマンの身体の「移動力」は景観の美しさを維持する「秩序」の可能性である。一方、サンドイッチマンが広告看板を持って交差点に現れることは、都市の景観を乱すことを意味する。...

    DOI

  • 植生帯境界域における森林動態と樹木の空間分布パターン

    吉田 光翔, 吉田 圭一郎, 武生 雅明, 磯谷 達宏 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 198-, 2024

    ...</p><p><b>II 調査地と手法</b></p><p>調査地は箱根外輪山の鞍掛山の南西斜面に広がる函南原生林(223 ha)である.林内は標高傾度に沿って常緑広葉樹林(アカガシが優占)から落葉広葉樹林(ブナやイヌシデが優占)へと推移する植生帯境界を成している....

    DOI

  • 音声認識から見たリスニング能力

    野口 大斗 東京医科歯科大学教養部研究紀要 54 (0), 81-84, 2024

    ...結果として、語彙と文法なしでは認識精度に大きく差が出ることを指摘し、リスニング教育における語彙と文法の重要性を指摘する。...

    DOI

  • イヌにおけるイミダクロプリド,モキシデクチン,プラジカンテル経皮投与の<i>Linognathus setosus</i>感染症治療としての有効性

    Núñez Camilo Romero, Rodríguez Paulina Noyola, Carreón Lucia Hernández, Hernández Armando Pérez, Peña Mariana Arango, Ortega Ariadna Flores 獣医臨床皮膚科 30 (1), 3-7, 2024

    ...現在,腸内寄生虫および外部寄生虫駆除用の経皮合剤がある(イミダクロプリド/モキシデクチン/プラジカンテル)。しかし,シラミに対する適応は行われていない。本研究の目的は,イミダクロプリド/モキシデクチン/プラジカンテル の有効性を評価することである。使用したのはメス3頭,オス2頭の犬5頭で,犬種はボクサー,ピットブル,シュナウザー,雑種である。...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • COVID-19診療体制における職員のこころの健康保持

    櫛野 宣久, 木下 直紀, 岡田 智幸, 古茶 大樹 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S139-S147, 2024

    ...個人から組織の水準まで幅広く困難を生じており,適切な支援なしでは組織の機能が維持できないものであった。幸い保健管理センターが把握している限りでは,COVID-19流行の前後でこころの健康を理由として休職した職員は増えていない。</p><p>われわれの経験は,単に災害時の支援にとどまるものではなく,医療従事者の産業衛生に関して,大きな示唆を与えるものであった。</p>...

    DOI

  • 鹿児島県・南薩地域における村落構造と「門割」

    山元 貴継 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 166-, 2024

    ...<p><b>報告の背景と目的</b></p><p>  本報告で注目する現・鹿児島県南薩地域に限らず,農耕条件が必ずしも良いと言えない地域では,村落内の農地などを住民どうしで分け合うとともに,それらの配分を一定年限をもって割り替えるという「地割制度」がみられやすい.さらに,島津藩領の一画を占めていた同地域においては,住民管理制度でもあった「門」と「地割制度」とが結びつき,通常2~4の名子家部で構成された...

    DOI

  • 生態系サービスから考える海岸マツ林の利活用

    近藤 祐磨 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 17-, 2024

    ...</p><p> 一方で,留意すべきこともある.現代の利活用のあり方は周辺住民による生活と密接に関連していた頃とは大きく異なり,全国企業も含めて一部に市場化の動きもみられる.それに対応して,現代において少しでも①供給サービスとしての経済的価値を海岸マツ林に見出し,利益の一部を海岸マツ林の管理・保全に充てるなどの循環的な仕組みの構築も目指されている.しかし一般に,経済的なメリットがない限り企業による長期的...

    DOI

  • 在宅血液透析(HHD)における介助者の意義

    喜田 智幸 日本在宅血液透析学会誌 3 (2), 52-53, 2023-12-28

    ...<p>現在わが国では,在宅血液透析の適応には介助者の同意を必要とし,介助者が不在になれば,在宅血液透析を中止すべきとしている.介助者に求められていることは,患者がどうしてもできないことを補助し,患者の依頼を受けて機器の操作を行う.また,患者もしくは機器にトラブルが発生した場合には直ちに対処,もしくは治療を中止し病院へ連絡するなどの役割も担う.介助者なしでも,患者が全ての在宅血液透析手技を自分で行うことも...

    DOI

  • 集中治療室における経管投与で使用する薬剤の投与方法の標準化への試み

    稲垣 孝行, 宮川 泰宏, 中井 剛, 鈴木 章悟, 鈴木 輝彦, 阪井 祐介, 森 智子, 梅村 朋, 長尾 能雅, 山田 清文 日本臨床救急医学会雑誌 26 (6), 694-702, 2023-12-28

    ...そこで,過去に発生したインシデント事例および経管投与時に注意すべき薬剤を調査した。<b>方法</b>:2018年1月〜2020年7月の全病棟での閉塞事例,および2020年1月〜2020年6月にICUで使用した内服薬の製剤学的特徴を調査した。調査に基づきICUにおける薬剤の経管投与方法を標準化した。...

    DOI Web Site

  • 母性看護学実習におけるルーブリック評価表を用いた学習効果 -実習前後の比較-

    坂本 保子, 箒 さと子, 堺 香奈子 八戸学院大学紀要 (67) 17-23, 2023-12-25

    ...本研究は,母性看護学実習で沐浴によるルーブリック評価をもとに実習前後での学生と教員との比較から学習効果を明らかにすることを目的に看護学生43名を対象に調査を行った.結果,学生は実習前の得点が教員の得点より高い結果であった.中央値,第1四分点,第3四分点は,実習後が高い得点であった.学生は「助言なしで沐浴後の保温に注意できる」「介助なしで頭部と頸部に注意して整髪ができる」助言なしでボディメカニクスを考...

    機関リポジトリ

  • インシデントレポートを人間工学的に科学する

    前田 佳孝 安全工学 62 (6), 428-434, 2023-12-15

    ...多い.そこで本稿では,こうした課題の解決アプローチとして,人間工学が重視するシステムズアプローチ(システム全体の最適化を目指し,複雑な問題を包括的に解決する方法)や,幅広いエンドユーザーの関与の重要性について解説する.その事例として,医療でのインシデントレポートの質向上に関する訓練設計とその効果の検証について紹介する....

    DOI

  • 第5回 新OSでApple Watchはどう進化する?

    伊藤 朝輝 日経パソコン = Nikkei personal computing (927) 65-70, 2023-12-11

    ...「watchOS 10」では、デザインの見直しでアプリの見た目や操作性が大きく向上した。ディスプレイを大きく使うアプリの新デザイン 「Apple Watch」は毎年新型が発売され、OSもそのタイミングでメジャーアップ…...

    PDF Web Site

  • D4AC: 異分野連携のためのマルチモーダル対話システム構築ツール

    中野 幹生, 東中 竜一郎 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 99 (0), 172-177, 2023-12-04

    ...D4ACは、技術知識なしでインストール・起動・設定の変更が可能である。本発表では、D4ACを名古屋大学のTMIプログラムの学生プロジェクトで利用してもらった結果に関しても述べる。</p>...

    DOI

  • 量子信号検出理論における3元対称コヒーレント信号の誤り率

    戸村 暁人, 大崎 正雄 電子電子情報通信学会論文誌A 基礎・境界 J106-A (12), 288-295, 2023-12-01

    ...量子信号検出理論において,3元対称コヒーレント信号の誤り率を量子ベイズ,量子ミニマックス決定規範,そしてSRD (Square-Root-Detection)によって求める.そしてそれらを比較することにより,信号光子数が少しでも大きくなるとSRDによる誤り率が量子ベイズ決定規範のそれとほぼ一致することを示す.更に量子ミニマックス決定規範による誤り率は信号光子数が大きくなった場合でも一定の割合で量子ベイズ...

    DOI

  • 分散ファイルシステムにおける重複排除後のデータ参照性能改善

    鴨生, 悠冬, 早坂, 光雄 コンピュータシステム・シンポジウム論文集 2023 7-13, 2023-11-30

    ...分散FSの重複排除方式として,ノード内重複排除とノード間重複排除がある.ノード間重複排除は,複数ノードのデータを重複排除できるため,単一ノードのデータのみを重複排除するノード内重複排除に比べ,容量削減効果が高い.しかし,ノード間重複排除は重複データをファイルデータと異なるノードに格納する場合があり,ノード間通信回数が増加しデータ参照性能が低下する.そこで,本研究では,重複データを容量が逼迫するまでキャッシュ...

    情報処理学会

  • 学外公開アドレス管理システム

    佐藤 彰洋, 戸田 哲也, 和田 数字郎, 福田 豊, 中村 豊 学術情報処理研究 27 (1), 167-173, 2023-11-27

    ...<p>国立大学法人において,サイバー攻撃によるセキュリティインシデントが多発している.その対策として,我々は学外公開アドレス管理システムを構築した.本システムの特徴は,学外公開,すなわち学外から到達可能なIPアドレスを付与した機器に関する情報共有と,それに対する措置として脆弱性改善と通信制御を実現したことにある.また,長期的な運用を見据え,本システムの運用に介在する人的な作業を可能な限り自動化した....

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 量子アニーリングによるICT問い合わせメールの単語間相関分析へのボルツマン機械学習の適用

    青山 茂義, 長島 和平, 根本 貴弘 学術情報処理研究 27 (1), 82-88, 2023-11-27

    ...や機械学習の処理性能を加速させていく情報技術の一つとして大きく期待されている.その中でも,量子アニーリングマシンは,古典コンピュータよりも組合せ最適化問題等を高速に解く量子コンピュータとして注目を浴びている.また,既に,D-Waveシステム社により実装されており,年々,着実に性能をあげて,5000量子ビット程度のものも実用化されている.大学の情報系センターにおいても,サイバーセキュリティ攻撃やインシデント...

    DOI

  • 下肢静脈瘤に対する硬化療法について

    小川 智弘 静脈学 34 (3), 375-381, 2023-11-23

    ...<p>下肢静脈瘤に対する硬化療法は,歴史的にも他の治療法と比較し,歴史も古く,幅広い下肢静脈瘤に適応され,安価で,繰り返しでき,施行時に特別な設備も必要としない.硬化療法は液状硬化剤,フォーム硬化剤を静脈瘤タイプで使い分けるとともに,単独硬化療法に加え,他の静脈瘤治療法との併用にて,さらなる治療成績向上の工夫がされている.硬化療法の効果については解剖学的な静脈再疎通は少なくないものの,コスト,QOL...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 福祉支援施設の支援記録からのBERTによるインシデントの予兆検出

    上野 史, 松本 典久, 太田 学 情報処理学会論文誌 64 (11), 1561-1566, 2023-11-15

    ...障がい者の入所する福祉支援施設では,被支援者である利用者が起こすインシデントを未然に防ぐことが重要であるが,インシデントの発生を予測することはベテランの支援者でも難しい.そこで本研究では福祉支援施設の支援記録からインシデントの予兆を検出する手法を提案し,実験によりその有効性を検証する.具体的には,支援記録本文および日付などの付随情報を入力すると支援記録が予兆か否かを分類する予兆の検出器を利用者ごとに...

    DOI 情報処理学会

  • 直腸GIST単発肺転移の一切除例

    小林 政雄, 石田 大輔, 坂巻 靖 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (7), 594-599, 2023-11-15

    ...Gastrointestinal stromal tumor(GIST)に対し原発巣切除後,補助療法としてイマチニブが投与されたが,Grade2有害事象のため術後1年6ヵ月で中止された.術後4年6ヵ月のCTで右中葉に1.4 mmの小結節が出現し,術後7年時点で6.4 mmに増大したため,悪性腫瘍を疑われ当科紹介となった.右肺中葉部分切除を施行し病理検査の結果,GISTの肺転移と診断された.術後はイマチニブ投与なしで...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 近代日本の儒教と戦争

    オドワイヤー ショーン 言語文化論究 51 1-18, 2023-11-10

    ...また戦時中の斯文会刊行物におけるオクシデンタリズムおよび自己オリエンタリズムを分析することによって、今日の東アジアの不安定な地政学的状況の中で、儒教の規範理論におけるオクシデンタリズムおよび自己オリエンタリズム的傾向についてより批判的な考察を行う必要性について論じたい。 / 真に知的な力が、その尊厳と真実を戦争の神々の前で生け贄として捧げなければならないことは、悲しいことです。...

    DOI HANDLE Web Site

  • 多段組多サイズ見出しで構成される近代書籍のレイアウト解析

    飯田, 紗也香, 竹本, 有紀, 石川, 由羽, 髙田, 雅美, 城, 和貴 情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) 16 (2), 67-79, 2023-10-31

    近代書籍にも対応するOCRとして最近NDLOCRが新規開発された.NDLOCRは多数の一般書籍にみられる1段組みの縦書きレイアウトに対しては十分な精度でレイアウト解析を行うことができる.しかし,新聞のような多段組多サイズ見出しを含むレイアウトの近代書籍には,十分な精度でレイアウト解析を行うことができない.そこで,CRAFTと解像度ピラミッドを用いて多段組多サイズ見出しを含むレイアウトの近代書籍に…

    情報処理学会

  • 心電図モニター適正運用へ向けた取り組み:アラームの現状と対策

    菊池 昂貴, 山口 峰, 棟方 栄子, 奧村 謙, 石田 祐司, 富田 泰史 心電図 43 (3), 158-164, 2023-10-31

    ...<p>心電図モニターアラームのインシデントには,“無駄鳴り”が関与している.心電図モニターの適正かつ効率的な運用方法を検討するため,弘前大学医学部附属病院循環器病棟(定床46)におけるアラーム作動の現状を把握し,アラーム設定変更による介入効果を検証した.アラーム設定変更前後で,看護師がアラームを解除した回数とアラーム作動原因(外れ,ノイズ,その他)を連続3日間調査した.設定変更前は,1日平均29人の...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • デジタルフォレンジック調査における残存リスク曲線を用いた最適工数の計算

    堀川, 博史, 奥村, 紗名, 村上, 弘和, 西垣, 正勝 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 790-797, 2023-10-23

    ...セキュリティインシデントに的確に対処するためには,デジタルフォレンジック調査が重要となる.デジタルフォレンジック調査は多くの場合,専門の調査会社によって請け負われている.現状の見積もりは,調査内容の予測 の難しさから,費用対効果が低い大雑把なものになっている.本稿では,究明の推移に成長曲線を用いた残存リスク曲線を定義し,最適工数を計算することで,従来にはなかった部分実施が現れる.部分実施により,費用対効果...

    情報処理学会

  • 脅威インテリジェンス作成におけるChatGPTを用いた情報収集の可能性

    加藤, 大弥, 近藤, 賢郎, 砂原, 秀樹 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 1552-1557, 2023-10-23

    ...組織内におけるインシデントの発生時や,現状世間的に流行している攻撃や,それに伴う脆弱性の情報などをインターネット上に存在している情報をもとに調査し脅威インテリジェンスを作成するためには,現状人間がウェブブラウザの検索エンジや各種SNSを用いて調査を行う必要がある.しかしブラウザ上でGUIを用いてブログや記事,SNS上の発信を調査するには非常に多くの時間を要しているのが現状である.そこで本研究では,このような...

    情報処理学会

  • ECDSAに対する4-list sum algorithmを用いた攻撃の評価

    大﨑, 俊輔, 國廣, 昇 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 500-507, 2023-10-23

    ...reduction に4-list sum algorithm を用いている.彼らは和の分布の一様性を仮定して見積もりなどを行っていたが,実際には一様ではないため,必要な署名数を過小に評価していた.本研究では,和の分布を正確に導出した上で,その分布を組み込んだアルゴリズムの提案を行う.さらに,nonce の上位 2 ビットがエラー率 0.111434 で漏洩している場合は,上位1 ビットがエラー無しで...

    情報処理学会

  • 「推し」との疑似体験を報酬とした 情報セキュリティ行動変容の促進に関する検討

    榎本, 聖成, 天笠, 智哉, 奥村, 紗名, 梶原, 聖矢, 芝田, 翔, 佐野, 絢音, 澤谷, 雪子, 磯原, 隆将, 大木, 哲史, 西垣, 正勝 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 943-949, 2023-10-23

    サイバー攻撃の高度化による被害の拡大に対し,ユーザの継続的な情報セキュリティ対策実施率は約44.6%と依然として低い状況にある.この状況はユーザの合理性と社会の最適性の乖離という,社会的ジレンマを内包した大きな問題となっている. これを解決するために「他人の目・顔」を利用した懲罰による心理的アプローチの有効性が確かめられている.しかし,懲罰に基づく外発的な行動変容よりも報酬に基づく内発的な行動変…

    情報処理学会

  • Bitcoin が示す可用性の背後に何があるか

    今村, 光良, 面, 和成 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 712-718, 2023-10-23

    ...ブロックチェーンを基盤技術として採用する際に,重大なセキュリティインシデントが発生しないよう,情報セキュリティの3要素である「機密性」「完全性」「可用性」について考えることは重要である....

    情報処理学会

  • DDoS 攻撃の二段階検知のためのリマン多様体上の計量を利用するトリガーメカニズムの設計

    呂, 洋, 馮(ふぉん), 尭かい, 櫻井, 幸一 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 391-398, 2023-10-23

    ...られていることによって,二段階目の検知アルゴリズムがまだ頻繁的に呼ばれているなど問題がある.近年の関連研究から,インターネットトラフィックデータがリマン多様体で,リマン多様体上のスカラー計量「功(ワーク)」がトラフィックデータの特性を記述するために使用できることが分かった.本研究では,DDoS攻撃の二段階検知システムの新しいトリガー機構の提案,構築およびその性能の実証を行う.主には,リマン多様体の概念を利用しで...

    情報処理学会

  • I/O Request Packet から取得される書き込みデータを 用いたランサムウェア検知技術の提案

    植木, 優輝, 重本, 倫宏, 川口, 信隆, 西嶋, 克哉, 原田, 建樹 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 9-16, 2023-10-23

    ...いることで,ファイル書き込みごとに検知を行い,犠牲となるファイルが存在しない検知・防御技術を提案する.本提案技術では,ファイルにデータが書き込まれる前に,データの乱数度,書き込まれる位置,書き込み先のファイルヘッダ情報を用いて,書き込まれるデータがランサムウェアによって暗号化されたデータであるか判定する.本研究では,ランサムウェアの中でも特に検知難度の高いファイルレス型ランサムウェアを犠牲ファイルなしで...

    情報処理学会

  • インスリン療法中の高齢糖尿病患者を支える家族のモニタリング力

    近藤 考朗, 稲垣 美智子, 多崎 恵子, 堀口 智美 日本看護研究学会雑誌 46 (4), 4_671-4_681, 2023-10-20

    ...結果:モニタリング力は【低血糖,高血糖におののく】【自分のものさしで血糖変動をモニタリングする】【助けが必要な食事と注射を自然に引き受け見張る】【注射ができなくなっている老化をみつける】【年を重ねてきた家族への愛おしさと敬意】【医療者のお墨付きをもらう】【自分のものさしに自負を持ち慣れた感じで注射を打つ】の7つのカテゴリーから構成され,7つのカテゴリーによってモニタリング力を獲得していくプロセスを描...

    DOI 医中誌

  • 授業実践と自己分析を核とする自主運営型プレFDプログラムの開発

    小林 敬, 藤貫 裕, 田口 真奈 日本教育工学会研究報告集 2023 (3), 168-173, 2023-10-16

    ...2022年9月末をもってセンターが廃止された結果,文学研究科は過去のセンターとの共同実績を踏まえながらも,自主運営可能なプレFD実施の方策を模索するよう迫られた.本発表では,これまでのセンターとの「プレFDプロジェクト」の活動を参加者からのアンケート結果をもとに振り返った上で,現在新たに行われている研究科独自の「プレFDプログラム」の構想・現状・課題を紹介することで,センターのような専門的組織の支援なしで...

    DOI

  • 超高速グラフェン包接ゼオライト分離膜の省エネ分離への可能性

    金子 克美, 河又 悠真, 古瀬 あゆみ, 大塚 隼人, Kukobat Radovan ゼオライト 40 (4), 153-161, 2023-10-15

    ...省エネルギーの分離技術には,高圧印加なしで高速な分離膜の開発が求められる。ここでは20 kPa差圧下で従来の分離膜より数十倍以上の高速分離性を持つグラフェン包接ゼオライト(G-ゼオライト)分離膜の作製法と気体分離特性を紹介する。酸化グラフェンコロイドでMFIゼオライト微結晶を塩化アンモニウム存在下で包接後,アルゴン中にて623 Kで処理してG-ゼオライト分離膜材料を得る。...

    DOI Web Site

  • 輸血用検体の採血前と血液製剤の輸血前における患者照合に関する多施設アンケート調査

    山田 千亜希, 石塚 恵子, 杉村 明璃, 大石 美月, 桑原 碧, 高木 唯衣, 猪野 楓, 根本 直紀, 榛葉 隆人, 古牧 宏啓, 芝田 大樹, 小野 孝明 日本輸血細胞治療学会誌 69 (5), 580-588, 2023-10-05

    ....システム採用後のインシデントおよびアクシデントは12施設より70例が報告され,うち52例(74%)はシステムを導入している場所で発生した.内容は,別患者から採血した(17例),患者照合せずに輸血した(8例),別患者の血液製剤を輸血した(7例)等であった.52例中41例(79%)では,事例発生時に患者照合システムが適切に使用されていなかった.理由は,患者照合の必要性を知らなかった(9例),患者照合を...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • コンテンツ配信・放送サービスを向上させるセキュリティ技術

    小川 一人 IEICE FUNDAMENTALS REVIEW 17 (2), 108-115, 2023-10-01

    ...りつつも,PCの負荷が重くなるなどの理由で,セキュリティ技術によい印象をもっていない.PCの能力が向上するにつれ,既存のセキュリティ技術によるPCへの負荷は軽減される.しかし,問題はいわゆるサイバー攻撃の能力も向上することである.このため,新たなセキュリティ技術が導入され,結果としてセキュリティ技術によるPCへの負荷が軽減されたようには感じないのが実状である.セキュリティ技術に対するこの嫌悪感を少しでも...

    DOI Web Site 参考文献30件

  • 市立函館病院における診療放射線技師に係るインシデントレポートの分析

    狩野,麻名美, 爰地,祐次, 中西,一彰, 川嶋,雄平, 川口,礼子, 佐々木,淳, 小野,雅子, 杉森,博行 函館医学誌 47 (1), 12-15, 2023-09-30

    ...本研究は,診療放射線技師が係る検査や治療における安全面での特徴を検討した上で,今後の臨床業務に生かすことを目的とする.2022年4月から2023年3月までの中央放射線部技術科における診療放射線技師から報告のあったインシデントレポートを分析の対象とした.市立函館病院における診療放射線技師が提出したインシデントレポートは病院全体の5%程度であり一般撮影が多かった.診療放射線技師に係るインシデントレポート...

    機関リポジトリ

  • リハビリテーション実施中に転倒した事例の特性:インシデントレ ポートを利用した調査

    太田 幸將, 宇田 和晃, 髙橋 静子, 彦田 直, 宮越 浩一 日本予防理学療法学会雑誌 3 (1), 30-38, 2023-09-30

    ...【方法】2016 要旨 年4 月1 日~2020 年8 月31 日にリハビリテーション実施中に転倒した患者の年齢,診療科,対応療法士の経験年数,練習内容,インシデントレベルを調査した。歩行練習中の転倒に関し,方向・要因・介助方法を調査した。また対象期間内のリハビリテーション処方数・実施時間を調査した。【結果】438,593.7 時間の実施のうち転倒は124 件であった。...

    DOI 医中誌

  • 機能性ディスペプシアに対する漢方治療 -六君子湯を中心に他の方剤との使い分け

    朝日 公一, 田村 肇, 奥野 智織, 李 蓓来, 石井 孝政, 齋藤 登 日本病院総合診療医学会雑誌 19 (5), 361-366, 2023-09-30

    ...従来治療および六君子湯が試されて無効であったが,漢方専門医による処方の見直しで著効するケースがしばしばある。六君子湯以外の漢方治療は推奨度弱・エビデンスレベルはBであり,治療のフローチャートの二次治療として言及されているが,具体的な内容の記載はない。六君子湯は上腹部症状の基本処方であり構成生薬が他の薬剤と共通となる要素が多く他の方剤との違いを理解しやすい。...

    DOI

  • 発症後20年以上を経過して基礎インスリンを離脱し得た急性発症1型糖尿病の1例

    山守 育雄 糖尿病 66 (9), 686-690, 2023-09-30

    ...13単位/日,インスリンデグルデク隔日1単位で退院.35歳時デグルデクを3日毎に1単位に減量.36歳時インスリンアスパルトに変更.37歳時デグルデク休薬.アスパルト13単位/日のみで4カ月後の間歇スキャン式グルコース測定でTAR 3 %,TIR 94 %,TBR 3 %,8カ月後のHbA1c 6.1 %,GA 14.9 %.やせ型でインスリン感受性が良好なことに加え食事・運動習慣が基礎インスリンなしでも...

    DOI 医中誌

  • デジタルスマイルデザインを応用し 前歯部審美修復を行った1 症例

    杉山 雄一郎, 松本 篤樹, 溝部 健一, 鈴木 玲爾 THE JOURNAL OF THE ACADEMY OF CLINICAL DENTISTRY 43 (1), 30-, 2023-09-30

    ...<p><b>【目的】上顎前歯部に審美障害を認める患者に対しデジタルスマイルデザイン(以下DSD)に基づく審美修復を行った.まず,顔面のデジタル情報を元にインサイザルエッジポジションを決定し,顔貌と口唇との調和に対して予後不良歯および既存のインプラント体の埋入方向を考慮し,最終上部構造の設計を行った.【方法】患者は前歯がとれたことを主訴に来院された47 歳,女性....

    DOI Web Site 医中誌

  • 乳がんの多発骨転移に対してデノスマブを投与中に生じた両側非定型大腿骨骨折の1例

    譜久山 倫子, 仲宗根 哲, 翁長 正道, 伊藝 尚弘, 鷲﨑 郁之, 西田 康太郎 整形外科と災害外科 72 (4), 686-690, 2023-09-25

    ...【症例】60歳女性.25年前より乳がんに罹患し,5年前より多発骨転移に対しデノスマブを投与されていた.3年前に誘因なく両大腿部痛を自覚し,次第に増強,歩行困難となった.2年前に主科外来受診時,全身単純CT撮影で両側非定型大腿骨不全骨折を指摘され,当科紹介された.手術は,両側の髄内釘固定を行った.術翌日より全荷重にて歩行訓練を開始した.骨折部にはLIPUSで治療を行った.デノスマブは中止し半年間のロモソズマブ...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • Ⅳ.宇宙における総合学の取り組み─月を人類共有のコモンズに─

    清水 順一郎 日本航空宇宙学会誌 71 (9), 252-260, 2023-09-05

    ...<p>私たちは今,人新世の真っ只中にいて,漠然とした不安と向き合っている.頻発する異常気象の直撃を受け,感染症のパンデミックに遭遇し,核戦争の脅威も払拭できない.これまでにない「人類と地球の危機」に直面しているように思える.その根本原因が「地球の有限性」と「資本主義の欲望」に帰着すると誰もが理解し始めている.この危機を回避して,将来世代への悪影響を少しでも緩和するには,温室効果ガスの排出抑止と日常生活全般...

    DOI

  • 肺動脈カテーテル抜去時にカテーテルの縫い込みを疑い再開胸手術により安全に抜去できた一例

    小松 明日香, 勝又 祥文, 岩田 英樹, 田所 司, 重松ロカテッリ 万里恵, 三浦 友二郎, 河野 崇 Cardiovascular Anesthesia 27 (1), 19-23, 2023-09-01

    ...</p><p> 今回我々は,僧帽弁形成術後に肺動脈カテーテル縫い込みを疑い,再開胸手術で安全に抜去できた症例を経験した.縫い込みの可能性を常に念頭に置くことは重要であり,少しでも疑えば抜去を中止すべきである.また,術中の確認方法については未だ明確にされておらず,今後より安全な確認方法を検討する必要がある.</p>...

    DOI

  • 画像変換を利用した非正面視点画像の表情認識精度の向上

    中川 潤人, 竹村 亮輝, 栗 達, 小野 晋太郎 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 135-136, 2023-08-31

    ...結論として回転、射影変換による検証では良い効果が見られたが引き伸ばしでは逆効果となり、さらにポジティブな感情のほうがネガティブな感情よりも表情認識精度の向上が見られた。</p>...

    DOI

  • 高圧プラズマエッチングによるマイクロチャネルカット結晶の内壁無歪み加工

    松村 正太郎, 小笠原 伊織, 三宅 雅史, 大坂 泰斗, 山内 和人, 矢橋 牧名, 佐野 泰久 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 574-574, 2023-08-31

    ...<p>現代の優れたX線光源であるX線自由電子レーザーの高度化・高安定化手法として,反射型セルフシーディングという発振手法が検討されている.本手法の鍵は溝幅100μm以下の反射領域を持つマイクロチャネルカット結晶と呼ばれる素子であるが,その狭さから反射面に格子歪みの導入が避けられない.本発表では,雰囲気圧力を大気圧以上に高めプラズマ領域狭小化を試みた高圧プラズマエッチングによる加工手法の検討結果を報告...

    DOI

  • 成人視覚障害者を対象としたフォーカスグループインタビューから得られた身体活動実践の工夫と必要な支援

    辰田 和佳子, 山中 恵里香, 稲山 貴代 日本健康教育学会誌 31 (3), 142-150, 2023-08-31

    ...><p>結果:身体活動実践の工夫は,個人内・個人的レベルでは【活動強度をあげる】など6個,個人間レベルでは【仲間との実践行動】など2個,組織,コミュニティ・地域レベルでは【団体への所属】の計9個のカテゴリーにまとめられた.身体活動実践のために必要な支援は,個人内・個人的レベルでは【自身の知識・スキル】など2個,個人間レベルでは【誘ってくれる仲間の存在】など3個,コミュニティ・地域レベルでは【介助なしで...

    DOI Web Site 医中誌

  • オンライン個別学習指導における視線情報を用いた学習者理解度の可視化に関する検討

    藤本 直樹, 石原 真紀夫 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 262-262, 2023-08-31

    ...<p>近年,個別学習塾ではビデオ会議アプリを用いたオンラインの授業形態を導入している.オンライン授業ではビデオ通話越しであるため対面授業と比較して,表情や動作等の非言語情報の読み取りが難しく,コミュニケーションがとりづらいという問題がある.本研究では,オンラインの授業展開の円滑化を図るため,非言語情報である視線情報を用い,生徒の視線を先生に常に提示する,生徒が注視した部分では強調して提示する,既述した...

    DOI

  • NCTF制御系への補償器追加による性能向上とロバスト性

    佐藤 海二, 武田 洸晶 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 195-196, 2023-08-31

    ...<p>著者らは,正確なモデルとモデルパラメータなしで容易に精密制御が可能なNCTF制御を提案し,評価を進めてきた.さらに個別の問題を解決する追加補償器の設計法とその有効性を明らかにしている.追加補償器は実際に生じている動作を利用しており,特性が変化した場合の影響を明らかにすることは重要である.本報では,慣性変化や外力が補償器を追加した制御系に与える影響を,歯車減速機を用いて実験的に調べた結果を報告する...

    DOI

  • 4本並列導体を用いたREBCO電機子コイルにおける三相通電時の電流分流率の実験的評価

    増田 陽平, 中村 一稀, 三浦 峻, 宮崎 寛史, 川越 明史, 吉田 幸一, 佐藤 誠木, 佐々 滉太, 岩熊 成卓 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 349-349, 2023-08-31

    ...この研究では第一段階として界磁コイル無しで電機子コイルを三相に拡張し、磁界を発生させ検証を行う。様々な周波数の交流電流を印加し電流分流率を測定し、均流化を確認する。</p>...

    DOI

  • 超音波を用いた空中触覚提示における二点識別覚検査と触覚感度の定量化

    大西 夏生, 石原 真紀夫 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 378-378, 2023-08-31

    ...<p>コロナ禍の影響で非接触技術が注目され,「超音波を用いた空中触覚提示」に関する研究が盛んに行われている.先行研究において,触覚は視覚からの影響を受けやすく,実物と異なる触覚刺激が存在した場合,体験者ごとにリアリティに差異が生じることが分かっている.本研究では,視覚情報なしで物体の形や素材を知覚できる技術への応用を目的として,超音波を用いた空中触覚提示による二点識別覚検査を右手掌に行い,5段階評価...

    DOI

  • 《研究ノート》コロナ禍における笑顔マスク作成とその効果に関する予備的研究

    福島 裕人 笑い学研究 30 (0), 121-128, 2023-08-26

    ...そこで本研究ではマスク生活を少しでも楽しく過ごし,マスク着用下にあって笑顔や微笑(スマイル)の表情を補うために笑顔マスクの作成を行った。これらの実践報告及び基礎的な研究としてストレス値(唾液中アミラーゼ値)の測定を行い,その効果を検証することを目的とした。笑顔マスク作成においては不織布マスク(白色)やKF95マスク(韓国製・黒色)を使用した。...

    DOI

  • 《研究ノート》通じにくいユーモアを巡る一考察

    小向 敦子 笑い学研究 30 (0), 81-92, 2023-08-26

    ...私たちにとって先例なく授けられた「人生百年」は決して手放しで喜べる事態ではない。いつまで健康寿命を維持できるか、またいつ次のパンデミックが襲ってくるかなどの不安に加えて、蓄積する対人ストレスや長引く不況が大きな波紋を投げかけている。  そこで本稿では敢えて、これまでどちらかといえば通じにくいと敬遠してきた笑い・ユーモアに目を向けてみる。...

    DOI

  • 脊椎ロボット支援下のPPS刺入精度―脊椎手術経験の多寡は影響するか?―

    谷 陽一, 田中 貴大, 川島 康輝, 政田 亘平, 朴 正旭, 石原 昌幸, 足立 崇, 谷口 愼一郎, 安藤 宗治, 齋藤 貴徳 Journal of Spine Research 14 (8), 1109-1116, 2023-08-20

    ...<p><b>はじめに:</b>脊椎手術支援ロボットは,ナビゲーションとロボットアームを連動させてX線透視なしで正確な位置に椎弓根スクリューを刺入することを支援するものである.今回脊椎ロボット支援下におけるPPSの刺入精度とそれに脊椎手術経験の多寡が影響するかを検証した....

    DOI 医中誌

  • オクルーザルアプライアンス療法における補綴学的ストラテジー

    荒井 良明 日本顎関節学会雑誌 35 (2), 70-76, 2023-08-20

    ...特に,咬合挙上時や,変形性顎関節症に伴う後天的な前歯部開咬が生じている症例などは,アプライアンスなしで治療を前に進めることは困難といえる。</p><p>本稿では,1)アプライアンス療法で効果が期待できる顎関節症状,2)アプライアンスの顎関節症状別の応用方法,3)顎関節の形態変化に伴う後天的な前歯部開咬症例への応用の3点に絞って,補綴学的視点からアプライアンス療法を改めて深堀りした。</p>...

    DOI

  • NEWS&TOPICS

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (8), 14-15, 2023-08-01

    ...<p>【研究成果】熱帯魚の縞模様をナノレベルで再現 量子回路や光感応デバイスへの応用期待</p><p>【研究成果】エピゲノム異常による着床不全を解明 不妊症の新たな診断・治療法開発に道</p><p>【研究成果】多足ロボットの機敏で効率的な歩行を実現 不安定性を駆動力に生かした新たな機構を開発</p><p>【研究成果】100年越しで「ポリアセン」の合成に成功 世界初、数十個のベンゼン環を直線状に連結<...

    DOI

  • 昆虫の立場に立って考えることについての低学年児童の認識

    小野寺 かれん, 藤井 浩樹 理科教育学研究 64 (1), 63-72, 2023-07-31

    ...そこで本研究では,昆虫を取り上げ,学校で昆虫を飼育してきた小学校第2学年の児童を対象にして,①昆虫の立場に立って考えることができるか,②もしできるとすれば,その考えは昆虫の生命・生態・自然を中心とした考えであるかについて,質問紙調査を通して明らかにした。その結果,次のことがわかった。(1)昆虫の立場に立って自分の考えを記述した児童は,カマキリでは全体の25.0%,コオロギでは23.1%であった。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • クライオバイオプシーで診断した超硬合金肺の1例

    村山 望, 岡澤 成祐, 松本 正大, 水島 伊佐美, 神原 健太, 松井 祥子, 市川 智巳, 河岸 由紀男, 田中 真一, 猪又 峰彦 気管支学 45 (4), 269-274, 2023-07-25

    <p><b>背景.</b>超硬合金肺は超硬合金の塵埃を吸入した結果生じる職業性肺疾患である.稀な疾患であるが時に重篤化する症例が報告されている.診断には曝露歴の聴取が重要であり,確定診断のためには肺生検が有用である.<b>症例.</b>43歳男性.21歳時から超硬合金を使用した金属加工に従事していた.42歳時に乾性咳嗽が生じ,前医の胸部CTで両肺下葉のすりガラス陰影を指摘され,当科に紹介となった…

    DOI 医中誌

  • 発話者の潜在ニーズ予測とその可視化Word2Vecモデルを用いた機械学習モデルの精度改善に関する検討

    種村, 菜奈枝, 町井, 湧介, 佐々木, 剛, 荒木, 通啓, 佐藤, 淳子, 千葉, 剛 情報処理学会論文誌デジタルプラクティス(DP) 4 (3), 69-73, 2023-07-15

    ...した.予備検討では,機械学習モデルの精度比較を行い,最適なモデルを選択した.本調査では,Word2Vecモデルを用いて同義語辞書を作成し,この辞書を使用して同一の特徴量に変換し学習を行う新手法を検討した.新手法の適応の有無で機械学習モデルの精度比較を行った.予備検討でのモデル選定実験の結果,モデル精度はxgboostでF値0.54と最も高く,本調査では,モデル精度は同義語辞書ありでF値0.61,なしで...

    情報処理学会

  • 運航のための航空機性能の統計的モデル化

    松田 治樹, 松野 賀宣 日本航空宇宙学会誌 71 (7), 185-189, 2023-07-05

    ...<p>飛行効率向上のため,一部の空域では運航者がフライトごとに飛行経路を設定する運航が実施されており,将来的にはより広い範囲で実施される見通しである.運航者が経路を設定するにあたり,軌道計算に用いられる航空機性能モデルは運航者の意思決定を支えるために十分な精度を有することが求められる.一方,航空機の性能は,使用状況,整備等によって運用中に変化するため,型式が同じであっても機体ごとに異なる.本研究では...

    DOI

  • Human in-the-loop環境センシングの提案と要素技術の検討

    岸野, 泰恵, 水谷, 伸, 白井, 良成, 須山, 敬之 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 38-44, 2023-06-28

    ...さまざまな場所に無線センサノードを設置し,計測したセンサデータをセンサノード上でデータ処理し,処理した結果を無線通信でサーバに収集する際に,機械学習を活用したデータ処理をセンサノードに搭載すると,状況認識を末端のセンサノードで行うことで大幅にデータ量を削減したり,データ傾向に合わせた圧縮により従来より大幅にデータを圧縮できる,といった利点がある.しかし,状況が変化しデータの傾向が変化したり,利用者の...

    情報処理学会

  • IoT機器のサプライチェーンセキュリティ:ソフトウェア解析・開発者調査双方の視点から

    秋山, 満昭 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 529-529, 2023-06-28

    ...グローバル化・複雑化したサプライチェーンは,高度な情報社会を形成する上で不可欠なエコシステムの形態である一方で,セキュリティ上の諸問題に直面している.近年ではサプライチェーンに対する各種攻撃や重大インシデントも散見され,サプライチェーンのセキュリティを確保する取り組みが急務になっている.特に IoT 機器はサプライチェーンセキュリティが求められる重要な対象として認識されている.IoT 機器は,ソフトウェア・ハードウェア...

    情報処理学会

  • 『生物体系学』(東京大学出版会,2002)で展開した体系学の構造論についての新たな解釈および若干の解説

    直海 俊一郎 昆蟲.ニューシリーズ 26 (2), 136-142, 2023-06-25

    ...1970~1980年代)における,体系学の5分科の「実際上の構造」についての理論と,若干の齟齬はあるものの,基本的には再解釈できると考えている.体系学の構造論を論じた第1章第5節では,体系学を5分科(分類学,系統学,狭義体系学,分布学,生物地理学)から構成される学問ととらえ,それらの分科がどのような学問であるかを論じ定義し,そしてそれらの学問の目的と仕事を明らかにした.しかし,専門用語の適切な解説なしで...

    DOI

  • 脊椎疾患における院内転倒―睡眠薬と夜間転倒に着目した当院のインシデント分析―

    小林 洋, 二階堂 琢也, 渡邉 和之, 加藤 欽志, 小林 良浩, 大谷 晃司, 矢吹 省司, 紺野 愼一 Journal of Spine Research 14 (6), 953-958, 2023-06-20

    <p><b>目的:</b>本研究の目的は,脊椎疾患と夜間転倒に注目して当科の入院患者の転倒を調査し,その特徴を明らかにすることである.</p><p><b>方法:</b>検討①:2019年4月から2021年11月の期間に当科に入院中,転倒を生じた患者を対象とした.転倒発生数,年齢,性,発生時間帯,疾患の部位,手術の有無,睡眠薬の内服,BMIを調査した.検討②:夜間転倒群と,同時期に入院した症例で性…

    DOI 医中誌

  • 当院での持続的血液浄化療法におけるリスクマネジメントと多職種連携

    水盛 邦彦, 岡本 一彦, 小池 克和, 土井 麻友子, 高島 弘至, 吉田 好徳, 阿部 雅紀 日本急性血液浄化学会雑誌 14 (1), 50-54, 2023-06-01

    ...しかし,当院で発生したアクシデント事例を解析すると,背景要因の一つとして明確な役割分担による連携不足やコミュニケーション不足が考えられた。CBPのリスクマネジメントには多職種連携による多角的視点が必要であり,連携不足を防ぐためには各職種間での情報共有・コミュニケーションが重要であると考えられた。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • インシデント対応の心得を学ぶ CSIRT体験記

    日経network (278) 34-39, 2023-06

    ...企業でセキュリティーインシデント▼が発生した際に、対応するチームをCSIRT(シーサート)▼と呼ぶ。大規模な組織が常設する「セキュリティーの専門チーム」と思われがちだが、ネットワーク技術者も無関係ではない。インシデント対応にはネットワークが深く…...

    PDF Web Site

  • なぜナッジで行動を後押しできるのか?—経済学から見たナッジ—

    竹林 正樹, 後藤 励 日本健康教育学会誌 31 (2), 68-74, 2023-05-31

    ...</p><p>ナッジは行動経済学から派生した行動促進手法で,認知バイアスの特性に沿ってヒューマンを望ましい行動へと促す設計である.ナッジが行動を後押しできるのは,認知バイアスには一定の系統性があり,ヒューマンの反応が一定の確率で予測できるからである.ナッジは他の介入に比べて費用対効果が高く,ナッジの中でも「デフォルト変更」に高い効果が報告されている.一方で,ナッジは行動変容を継続させるほどの効果は期待...

    DOI

  • 'Anshin' beyond Safety: 予防原則と製品の観点から安全・安心の設計

    吉田 耕太郎, 阿部 徹, 前田 菜美, 中山 敬太, 田中 康之 場の科学 3 (1), 4-25, 2023-05-31

    ...すこしでもスピードアップするための「方法」を開発すべきであろう。人工知能を使っても良いだろう。またそのためには、社会構成員の相互の要請に基づいた情報収集の社会システムを構築することが重要である。メディアを介して正しい情報を適切に広く知ってもらうことも大切である。 4.これからの「予防原則」に期待すること 科学的に分からない部分、すなわち「科学的不確実性」があることは否定できない。...

    DOI

  • 天然更新の目的樹種となる広葉樹の種子は自然の森林土壌で何年存続するか?

    正木 隆, Wijenayake Pavithra Rangani, 柴田 銃江 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 163-, 2023-05-30

    ...埋土種子を形成する樹種で種子の年生存率が最も高かったのはハクウンボクの約0.7、ついでサワシバ、カスミザクラ、オオモミジ、ウリハダカエデ、ミズキ(0.3~0.6)、クマシデ属他樹種とイタヤカエデ(0.1~0.2)と続き、ミズメが最も低かった(0.1未満)。...

    DOI

  • シデコブシにおける遺伝的多様性、集団遺伝構造および歴史的な集団動態

    久田 和磨, 玉木 一郎, 戸丸 信弘 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 144-, 2023-05-30

    ...<p>シデコブシは東海地方に分布する固有種であり、自生地である湿地の開発や遷移の進行により絶滅が危惧されている。これまでに、シデコブシの保全を目的としてアロザイムやSSRを用いた集団遺伝学的研究が行われている。アロザイムやSSRでは座数が限られるため遺伝的多様性や集団遺伝構造の評価に不十分な場合がある。...

    DOI

  • エンドレスタイラー式架線による広葉樹集材作業中の索張力について

    伊藤 崇之, 鈴木 秀典, 中澤 昌彦, 大塚 大, 吉田 智佳史, 狩野 敏規, 舟木 徹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 562-, 2023-05-30

    ...63本の広葉樹(コナラが主で他はクルミ、シデ、ヤマザクラ、アベマキ)を68サイクルで集材し、集材材積は37.07m<sup>3</sup>、単木材積は0.59m<sup>3</sup>/本となった。張力については、主索の先柱側に3点式の張力計を設置した他、無線式の張力計によりエンドレス索の両端の張力、引戻し索張力、フック下荷重を計測した。...

    DOI

  • 森林斜面における立木密度と根系効果の評価:斜面模型実験によるアプローチ

    五味 高志, Rozaqqa NOVIANDI, 岩佐 直人, 蓮沼 佑晃, 大高 範寛 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 62-, 2023-05-30

    ...90mm/hの一定強度で降雨開始後、植生無しでは平均7分で崩壊し、植生有(3㎝間隔)の場合は平均14分となり、崩壊までの時間は長くなった。崩壊時点の土壌飽和度は、植生有の斜面での土壌内部の飽和領域が大きくなり、根系の存在により土壌水貯留量は大きくなった。ただし、貯留量が大きいことで、崩壊後の土砂流動性も高くなっていた。発表では、植栽密度の違いによる斜面安定性についても報告の予定である。</p>...

    DOI

  • 市町村スケールにおける土層厚確率マップの作成

    山下 尚之, 大貫 靖浩, 渡壁 卓磨 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 492-, 2023-05-30

    ...筆者らはこれまで、国有林林野土壌調査の土壌断面情報(レガシーデータ)を教師データとした機械学習モデルによる、全国の土層厚マップ推定を行ってきた。本研究は、レガシーデータに新たに測定データを追加することによる、局所スケールでのマップ精度の向上を目的とした。...

    DOI

  • 2時期の航空レーザ測量による森林評価

    北林 拓, 大野 勝正 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 129-, 2023-05-30

    ...栃木県では平成27年にモデル的に一部の民有林を航空レーザ計測し、樹頂点抽出による森林資源解析しデータ整備を行った。その5年後にあたる令和3年に民有林の航空レーザ計測を行い、同一手法によりデータ整備した。平成27年で計測していた箇所については2時期のデータ比較により、樹高成長を捉えた。</p>...

    DOI

  • 北茨城市小川群落保護林に生息する樹木疫病菌

    升屋 勇人, 市原 優, 筒井 杏子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 619-, 2023-05-30

    ...また<i>P. plurivora</i>はアカシデ落葉から高頻度に出現した。これらの種類は苗畑や海外の森林で衰退や枯死被害を引き起こす種類であるが、本調査地では顕著な被害は確認されなかった。</p>...

    DOI

  • ビブリオ・トーク -私のオススメ-:超実践!AI人材になる本 プログラミング知識ゼロでもOK

    桑名 杏奈 情報処理 64 (6), 295-295, 2023-05-15

    ...プログラミング知識ゼロでもOK』を紹介する.この書籍では,技術者とビジネス現場の人がコミュニケーションエラーを起こさないことこそが,AIの導入,そして成功のために重要であるということが繰り返し訴えられている.AI技術に詳しくない人を主な対象として書かれているが,技術者がビジネス現場を理解するために読むのにも適している.異なる知識を持つさまざまな立場の人々を繋ぐことのできる書籍だと思う.特に予備知識なしで...

    DOI 情報処理学会

  • 結腸全域に壊死を認めた劇症型アメーバ性腸炎の1例

    岩﨑 恒, 由茅 隆文, 林 碧, 宮下 優, 坂野 高大, 田尻 裕匡, 平木 由佳, 武谷 憲二, 萱島 寛人, 黒田 陽介, 吉野 俊平, 大石 善丈, 古賀 聡 日本消化器外科学会雑誌 56 (5), 280-289, 2023-05-01

    ...われたが,症状の改善に乏しく,当院に入院となった.CTにて広範な結腸壊死を認めたため,同日緊急手術を施行した.上行結腸,横行結腸,S状結腸に結腸壊死の所見を認め,一部腸管は融解している像を認めた.結腸全切除および回腸人工肛門造設術を施行し,術後は集中治療室での治療を行った.第5病日に病理検体からアメーバ虫体を検出し,劇症型アメーバ性腸炎の診断となった.メトロニダゾールの投与を開始したが,急性肝不全,アシデミア...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献41件

  • 認知症診療における脳画像診断の有用性

    清水 聰一郎 日本老年医学会雑誌 60 (2), 93-102, 2023-04-25

    ...</p><p>本稿では,日常臨床で遭遇しやすい認知症の画像診断による鑑別について総論的に述べる.超高齢化社会を迎える本邦では,老年科医として認知症患者を診察するのは避けては通れない道である.本稿を通し,皆様が認知症に少しでも興味を持って頂ければ幸いである.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

  • 飼育下における Green pufferfish <i>Dichotomyctere fluviatilis</i>の繁殖と発育

    百田 和幸, 土井 啓行, 村上 翔輝, 小畑 洋, 酒井 治己 水産増殖 71 (1), 49-55, 2023-04-20

    ...初期の仔魚(孵化仔魚脊索長1.87 ± 0.19 mm)はシオミズツボワムシで比較的簡易に飼育でき,360日齢で88.75 mm SL に至った。これらの知見は飼育下における広塩性フグ類の繁殖技術向上に貢献するものと考えられるが,成魚繁殖および仔稚魚生育の適正な塩分条件の解明は <i>Dochotomyctere</i> 属の増殖技術向上に必要不可欠であろう。</p>...

    DOI Web Site

  • ゼロショット食事画像領域分割

    本部 勇真, 柳井 啓司 日本画像学会誌 62 (2), 139-145, 2023-04-10

    ...</p><p>本稿では,我々が提案した,100種類の食事領域分割データセットで学習した事前学習モデルを使用することで,あらゆる食事クラスに対して追加データなしで領域マスクを高精度で推論するUnseen Food Segmentation (USFoodSeg) を紹介する.実験では未学習クラスの食事カテゴリに対してmean Intersection over Union (mIoU) 90を達成した...

    DOI

  • 先天性の両足部変形をともなう脳出血後右片麻痺症例への装具作製経験

    今井 陽平, 浦崎 博道, 池田 憲彦, 岡﨑 哲也 日本義肢装具学会誌 39 (2), 138-143, 2023-04-01

    ...<p>先天性の両足部変形を有する左被殻出血後の重度右片麻痺かつ高度肥満の症例を経験した.症例は38歳男性で19病日に当院入院し,両側の内反尖凹足変形に対応した踵の補高や内側アーチサポートなどの修正を加えた半長靴を用いて右長下肢装具と左靴型装具を作製した.装具着用によって立位の安定,荷重時の疼痛の改善および介助負担の軽減を認め,装具なしでは実施困難であった起立やステップ,歩行など抗重力位での課題指向型訓練...

    DOI 医中誌

  • 先天性片側上腕形成不全児に対する上腕義手製作およびリハビリテーション医療の経験と課題

    矢野 綾子, 山﨑 伸也, 樋口 幸治, 中村 康二, 木村 麻美, 中村 隆, 上出 杏里, 阿久根 徹 日本義肢装具学会誌 39 (2), 131-137, 2023-04-01

    ...<p>義手なしで日常生活動作が自立している3歳の先天性片側上腕形成不全児に対し上腕義手を処方し,訓練を実施した.訓練初期には義手の装着を拒否していたが,自転車用義手の試作を契機に義手の受け入れに改善がみられ,3年にわたる訓練の後,福祉制度による能動義手と作業用義手(体操用)の支給に至った.義手に対するニーズを把握し,家族の協力を得て操作獲得のための反復練習を行ったことが良い結果へつながった.一方,小児上腕義手用部品...

    DOI 医中誌

  • 重度心身障害者の股関節拘縮に対する新たな装具コイルンの開発

    齋藤 佳乃, 梶谷 英文, 片山 奈津子 日本義肢装具学会誌 39 (2), 121-124, 2023-04-01

    ...重度心身障害者(以下,重症児(者))に新しい発想の股関節外転装具コイルンを開発した.コイルンはシンプルで軽量な重症児(者)がストレスなく継続して使用できる仕様になっている.また介助者にとっても容易に装着できる装具である.荷重をかけない重症児(者)の股関節脱臼においても本来は手術療法が最善の方法であることは周知の事実である.しかし,多くの御家族が保存療法を選択される.我々はその選択を装具使用によって少しでも...

    DOI 医中誌

ページトップへ