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検索結果 138 件

  • 1 / 1

  • ミクログリアによる脳機能制御と病態時の変化

    和氣 弘明, 橋本 明香里, 加藤 大輔, 竹田 育子 日本薬理学雑誌 158 (5), 359-361, 2023-09-01

    ...形成時には,樹状突起に接触することで,未熟なシナプス形成に寄与し,さらに古典的補体カスケードシグナルを用いることで,活動の弱いシナプスを選択的に除去し,シナプス除去過程に関わる.さらにこれらの異常は発達期においては自閉症の発症に関与することが知られ,成熟期においてはアルツハイマー型認知症の発症に寄与することが知られている.これに加えて,ミクログリアは成熟期の学習過程のシナプスの可塑的変化にも寄与する...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • グルホシネート曝露による発達期シナプス病態の解析

    和泉 宏謙, 出村 舞奈, 今井 彩子, 小川 良平, 大久保 泰策, 吉田 知之, 森 寿 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P2-159-, 2023

    ...以上、シナプス形成の定量的な解析を通して、胎生期のグルホシネート曝露によってシナプス誘導能の一部が変化し、その結果、神経ネットワーク構築に影響が生じている可能性が示唆された。</p>...

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  • 神経病理から考える統合失調症の病態

    鳥居 洋太, 入谷 修司 日本生物学的精神医学会誌 34 (2), 47-52, 2023

    ...その観察所見は統合失調症における神経細胞の分化・遊走,神経突起の分枝・伸長,シナプス形成などの発達段階における異常を示唆し,統合失調症の病態解明に寄与してきた。一方で,統合失調症における神経病理学的研究では,統合失調症という臨床診断に伴う生物学的な異質性や生涯にわたるさまざまなイベントの影響から,得られた所見が実際の疾患に特異的であることを明確化することに度々困難が生じることがあった。...

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  • 発症リスクバリアントを有する精神疾患患者で引き起こされる共通の神経発達異常

    有岡 祐子 日本生物学的精神医学会誌 34 (3), 102-106, 2023

    ...精神疾患研究におけるiPS細胞の知見が蓄積されるにつれ,リスクバリアントを有する患者の発達期神経系細胞では,共通して突起伸長低下やシナプス形成低下,遊走異常など,神経発達異常の表現型が得られることが明らかとなってきた。つまり,分子・細胞レベルでの小さな神経発達異常が脆弱性となり,精神疾患発症に寄与している可能性が考えられる。...

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  • マイクロエクソンの取捨選択による中枢シナプス形成の調節

    吉田 知之 生化学 94 (6), 845-851, 2022-12-25

    ...発達時期に応じた選択的スプライシング調節を受けており,それらにコードされるペプチドは,シナプス間隙を挟んで相互作用するさまざまなシナプス後部リガンドとの結合特異性,および,誘導するシナプスの種類と誘導量を調節する.すなわち,Ptprd遺伝子のマイクロエクソンの選択的スプライシングコードは脳神経回路構築の設計図として機能する.本稿ではシナプスオーガナイザー遺伝子のマイクロエクソンスプライシングを介した中枢シナプス...

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  • 神経発達に関わる自閉症感受性遺伝子AUTS2の機能とその破綻メカニズムに関する研究

    堀 啓, 星野 幹雄 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S20-4-, 2022

    ...脳発達におけるAUTS2の生理的役割は長らく不明であったが、これまでに我々は、神経細胞の細胞質内でAUTS2が細胞骨格制御を介して神経細胞移動、神経突起伸長を調節すること、また、核内では遺伝子発現制御因子として働き、神経新生やシナプス形成にも関わることを明らかにしてきた。...

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  • シナプス形成とリモデリング‐イメージングによる生理と病態の理解

    岡部 繁男 日本薬理学会年会要旨集 95 (0), 1-SL03-, 2022

    ...私たちの研究室では、(1)神経回路やシナプス形成過程の多様なメカニズム、(2)シナプスの動的変化の過程での構造・機能連関、(3)脳疾患とシナプス機能障害の関係、に焦点を当てて研究を行っている。最近では、スパインシナプスの超微細構造を定量的に解析する方法や、スパイン内部の分子ダイナミクスを測定する方法など、神経回路を研究するための新しいツールを開発している。...

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  • ミクログリアによる全身監視・制御システムの解明

    齋藤 光象, 小泉 修一 ファルマシア 58 (9), 853-857, 2022

    ...このうちミクログリアは脳の自然免疫細胞であるが、病原体や異物の排除といった免疫細胞としての役割だけでなく、脳内の環境変化に素早く応答し、種々の脳機能、例えばシナプス形成、シナプス除去、神経ネットワーク再編、さらに神経細胞の活動制御など、脳の中核機能をダイナミックかつ多彩な様式で制御している。従って、ミクログリアは脳の生理機能及び病態生理機能の両者の制御において重要な役割を有していると言える。...

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  • シナプスにおけるグリピカンとへパラン硫酸の役割

    神村 圭亮 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 33 (194), J85-J90, 2021-07-25

    ...グリピカンはLRRTMやRPTPなどのシナプス形成タンパク質と相互作用することでシナプスの発達を調節する。またグリピカンの異常がシナプス機能に影響することで行動異常を引き起こすことが示されている。さらにヒトにおける遺伝子解析から、自閉症スペクトラム障害においてグリピカンとHS合成・修飾遺伝子の変異が報告されている。...

    DOI DOI Web Site ほか2件 参考文献32件

  • 低濃度メチル水銀の妊娠期曝露はラット母体脳において神経軸索およびシナプスの再形成を引き起こす

    藤村 成剛, 臼杵 扶佐子 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), O-8-, 2021

    ...さらにそのメカニズムについて検討を行い、本抑制作用にはTrkA経路の抑制による神経軸索およびシナプス形成能の低下およびシナプス除去機構として知られている“シナプス刈り込み” が関与していることが示唆された。さらに、出産後、メチル水銀曝露を継続したにもかかわらず、出産3週間後から神経軸索とシナプスの再形成が認められ、出産6週間後にはその再形成が完了することが明らかになった。...

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  • 自閉症モデルマーモセット脳におけるシングルセル遺伝子発現解析

    郷 康広, 辰本 将司, 石川 裕恵, 臼井 千夏, 渡邊 恵, 小賀 智文, 一戸 紀孝 霊長類研究 Supplement 37 (0), 29-29, 2021

    ...胎生期バルプロ酸曝露マーモセット(VPAマーモセット)と定形発達マーモセット(UEマーモセット)を比較対象とし,最もシナプス形成が盛んな3ヶ月齢の2脳領域(内側前頭前野,前帯状皮質)を用いてシングル細胞核遺伝子発現解析を行った。各サンプルから1800~8000個のシングル細胞核データを回収し,1細胞核あたり平均3000~4000遺伝子の発現データを得た。...

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  • 自閉症スペクトラム障害におけるシナプス形成の制御

    六本木 麗子, Dhume Shreya, Padmanabhan Nirmala, Silwal Prabhisha, Zahra Nazmeena, Patil Chetan, Champagne-Jorgensen Kevin, Jackson Michael F., 白尾 智明, Siddiqui Tabrez J. 日本薬理学会年会要旨集 93 (0), 1-P-001-, 2020

    <p>Neurexin-LRRTM is a key synapse organizing complex, which controls the molecular composition and functional properties of excitatory synapses. Both neurexins and LRRTMs are implicated in …

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  • 【学会賞】発達神経毒性検出と発がん性予測にかかるin vivo簡易評価に関する開発研究

    渋谷 淳 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), AWL1-, 2020

    ...一方、成熟神経における軸索や樹状突起、髄鞘の維持には、神経発達過程での神経突起伸展、シナプス形成、髄鞘形成などと同一の分子機序の関与することが知られている。そこで、アクリルアミドなどの成熟神経に対する毒性物質による発達神経毒性の誘発性を検討した結果、神経新生の分化後期での傷害性が誘導されることを明らかにした。...

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  • 脳梗塞後痙縮を発症した骨格筋の神経筋接合部における変化

    杉浦 健司, 山下 雄大, 能城 裕哉, 李 佐知子 理学療法学Supplement 46S1 (0), I-153_1-I-153_1, 2019

    ...さらにアセチルコリン受容体の発現量、およびシナプス間隙に存在するラミニンの発現変化から、神経筋接合部におけるシナプス形成状態について、それぞれmRNA発現量を調べることにより確認する。...

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  • ハイハイ動作のバリエーション数変化に関する検討

    李 瑛煕, 松村 海, 山本 晨平, 鶴崎 俊哉 理学療法学Supplement 46S1 (0), J-74_2-J-74_2, 2019

    ...<p>【背景】乳幼児の中枢神経系は, 1~3歳における脳内での莫大なシナプス形成後,必要な神経回路が選択され総数が減少していく過程を伴って発達していくとされている(神経細胞群選択説)。我々は,乳幼児の運動バリーションが中枢神経系の発達を反映して変化するのではないかと考え,ずり這い・四つ這い・(高這い)と質が変化するハイハイ動作に注目した。...

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  • 妊娠期の免疫活性化により生じる神経発達障害のメカニズムに迫る

    横田 理 ファルマシア 54 (9), 903-903, 2018

    ...<br>本稿では,MIAが仔のシナプス形成・機能にどのような影響を及ぼすのか,また,神経発達障害に共通して認められるGABA神経系の興奮性/抑制性スイッチについて解析を行ったCorradiniらの論文を紹介する.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) Knuesel I. <i>et</i> <i>al</i>., <i>Nat</i>....

    DOI 医中誌

  • 脳・神経機能維持とn-3系脂肪酸

    橋本 道男 日本薬理学雑誌 151 (1), 27-33, 2018

    ...<p>n-3系脂肪酸の機能性は,心・血管系や脂質代謝系など,多岐にわたることがよく知られている.特に,n-3系脂肪酸のなかでも脳に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)は胎児期から老年期にいたるまで脳機能維持には必須である.その摂取不足は,脳の発達障害,うつ病,アルツハイマー病などの精神・神経疾患の発症と深く関連する.DHAは主に,神経新生,シナプス形成,神経細胞分化,神経突起伸張,膜流動性の維持...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献30件

  • ドパミン神経軸索伸長の新たな評価系の確立とその制御因子に関する研究

    泉 安彦 日本薬理学雑誌 152 (5), 240-245, 2018

    ...軸索誘導分子により線条体へ誘導されるが,線条体に到達したドパミン神経軸索が線条体全体に伸展する機序は明らかではなかった.そこで,ドパミン神経による線条体神経支配を再構築できるin vitro培養系の確立とそのメカニズム解明を試みた.ラット胎仔から調製した中脳細胞と線条体細胞を隔離壁を挟んで同一平面上に播種した.細胞接着後,隔離壁を取り除き培養すると,中脳細胞側から線条体細胞側へのドパミン神経軸索伸長とシナプス...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献13件

  • 自閉スペクトラム症の診断と病態

    石塚 佳奈子, 尾崎 紀夫 日本生物学的精神医学会誌 28 (1), 11-17, 2017

    ...病態は脳の発達や成熟が進む乳幼児期に生じ,病態仮説として,シナプス形成の異常,グリア細胞の機能異常,周産期の炎症や免疫の長期的な関与,遺伝的脆弱性と環境要因の相互作用などが挙げられる。治療的介入には,発達期の脳に不要な影響を及ぼさない,分子生物学的機序に特異的な標的が必要である。...

    DOI Web Site 医中誌

  • NMDA型グルタミン酸受容体の定量的解析

    鈴木, 康浩 新潟医学会雑誌 130 (8), 479-490, 2016-08

    ...NMDA型グルタミン酸受容体(NMDAR)は, 中枢神経系においてシナプス形成やシナプス可塑性など脳機能に関わる分子群である.NMDARは,単一遺伝子にコードされスプライスにより多様性を持つGluN1サブユニットと, 4種類のGluN2サブユニットが2分子ずつ会合して構成されており,それらの組み合わせがチャネル特性を決定する....

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  • O-104 損傷膝前十字靱帯の治癒靱帯における再神経化への可能性

    金村尚彦, 国分貴徳, 森下佑里, 村田健児, 鬼塚勝哉, 藤野努, 高柳清美 関東甲信越ブロック理学療法士学会 35 (0), 104-, 2016

    ...ACL-T 群では、軸索可塑性、神経細胞分化、シナプス形成、新規軸索形成、軸索可塑性に関連する32 遺伝子が低下していた。</p><p>【考察】 異常な関節運動を長期間継続すると関節内の圧縮力や剪断力などメカニカルストレスの増大と、炎症反応やリモデリング阻害因子などの化学的反応の増大が助長される。膝関節の前方引き出しを制動すると炎症の慢性化を防止することができる。...

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  • Fidgety movements観察評価と四肢運動特性の関連

    儀間 裕貴, 渡辺 はま, 木原 秀樹, 中野 尚子, 中村 友彦, 多賀 厳太郎 理学療法学Supplement 2015 (0), 0869-, 2016

    ...生後(修正)2~5ヵ月頃の乳児が示すGMsはFidgety Movements(FMs)と呼ばれ,その出現は,皮質-皮質下における活動性の同期やシナプス形成の急速な増加などに基づくと考えられ,その質的な特性が中枢神経系の成熟度・組織化を強く反映するとされる。FMsの質的特性は,これまでゲシュタルト視知覚を用いた観察によって評価されてきたが,近年では様々な機器を用いた特徴解析が試みられている。...

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  • 発生期の神経筋活動遮断時のポリグルタミン毒性について

    安戸, 方邦, 佐藤, 昇 新潟医学会雑誌 129 (12), 719-727, 2015-12

    ...この初期シナプス形成の後で運動ニューロンは「プログラムされた細胞死」を起こし, その約半数が失われる. この時期にアセチルコリン受容体の阻害剤であるcurareなどのd-tubocurarineの投与によって神経筋間の活動を遮断するとプログラムされたニューロン死が回避され, そのメカニズムについては長く不明であるが, 何らかの運動ニューロンの保護作用が知られている....

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • IL1RAPL1欠損マウスの表現型解析

    安村 美里, 吉田 知之, 三品 昌美 日本薬理学雑誌 145 (4), 187-192, 2015

    ....さらにIL1RAPL1欠損マウスは自発的活動が亢進し,広い空間や高さに対する不安が軽減していることも明らかになった.これらの結果は脳の興奮性シナプス形成を制御するIL1RAPL1の欠損が興奮−抑制のバランスを崩し,様々な脳機能に影響を及ぼしていることを示唆している....

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献18件

  • 回復期脳梗塞患者におけるCTを用いた歩行予後の検討

    菅原 健太郎, 吉尾 雅春, 尾立 朋子, 大西 徹也 理学療法学Supplement 2014 (0), 0194-, 2015

    ...脳の機能回復にはマッピングの変化や新たなシナプス形成の出現が挙げられるが,それらの代償的神経機構は日々のリハによって構成される。難易度が少しずつ向上する運動課題に対してフィードバックによる補正とフィードフォアードなモデル形成がなされるには注意や記憶などの認知機能が重要である。車椅子群が有意に高齢で認知FIMの低い例が多く,脳室拡大を認めていたことはそれを裏付ける。...

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  • mRNA顆粒の軸索輸送障害と疾患

    齋藤 僚 ファルマシア 51 (2), 161-161, 2015

    ...神経細胞における局所翻訳は,シナプス形成や軸索ガイダンスに寄与する一方,同機構の破綻が精神発達症や神経変性疾患など,種々の疾患発症に関与する可能性が示唆されている.しかしながら,mRNA顆粒の輸送障害をはじめとした詳細な局所翻訳の破綻機構は未だに解明されていない.本稿では,Alamiらによって報告されたDNA/RNA結合タンパク質TDP-43の変異によるmRNA顆粒の軸索輸送動態の異常と,筋萎縮性側索硬化症...

    DOI 医中誌

  • レット症候群における病態分子機構

    三宅 邦夫, 久保田 健夫 日本薬理学雑誌 145 (4), 178-182, 2015

    ...DNAだけでなくハイドロキシメチル化DNAにも結合すること,多数の標的遺伝子だけでなくマイクロRNAの発現調節に関与することからMeCP2は多機能であり,遺伝子発現調節機構はまだ不明な点も多い.これまでレット症候群の神経病態は,神経細胞における機能異常に起因すると考えられてきたが,近年MeCP2は神経細胞だけでなく,グリア細胞でも発現していること,グリア細胞におけるMeCP2機能不全が神経細胞の突起やシナプス...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献24件

  • メチル水銀の胎児期曝露による小脳神経シナプス形成におよぼす影響

    藤村 成剛, Jinping CHENG, Wenchang ZHAO 日本毒性学会学術年会 42.1 (0), S12-3-, 2015

    メチル水銀の胎児期曝露は剖検脳研究から、広域な脳神経部位に神経病変 (神経細胞死およびグリオーシス等) を誘発し、その結果、神経症状を生じると考えられている。しかしながら、神経病変が観察されたのは高濃度曝露による重症例であり、現在、注目されている、より低濃度の曝露においては、神経病変を生じなくても神経症状を呈している可能性がある。実際、これまでの出生コホート研究において、低濃度メチル水銀の胎児期…

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  • 表面マイクロ改質技術を活用した培養神経細胞/回路の構造制御

    山本 英明, 平野 愛弓, 谷井 孝至, 庭野 道夫 表面科学学術講演会要旨集 35 (0), 21-, 2015

    ...基板表面の細胞親和性を局所制御することで,神経細胞の接着位置や突起伸長経路を操作し,所望の回路構造を有する培養神経回路を構成することができる.最近,神経細胞のアレイ化に用いるマイクロパターンの形状によって細胞の極性軸を制御したり,シナプス形成効率を増加させたりすることができることを見出した.また,細胞足場表面の新しい改質法として,光触媒材料を活用した液中表面改質法についても紹介する....

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  • 大気圧走査電子顕微鏡を用いたシナプス構造と分子局在の解析

    植村 健 顕微鏡 49 (1), 7-9, 2014-04-30

    ...(ASEM)を用いてシナプスに局在する分子の観察を試みた.さらに,シナプス形成を誘導するタンパク質をコートした磁気ビーズを培養神経細胞に添加することで,ASEMディッシュ上の任意の場所にシナプス前部の構造を作り観察できることが示された.初代神経細胞培養とASEMによる解析は,シナプス形成の分子機構を解明する上で有力なツールになるものと期待される....

    DOI Web Site 医中誌

  • 大脳皮質の発生と難治性てんかん

    高橋 孝雄, 三𣘺 隆行 脳と発達 46 (3), 187-190, 2014

    ...本稿では, 大脳皮質の構造とその発生メカニズム (神経前駆細胞の分裂増殖, 分化誘導, 幼若な神経細胞の移動, シナプス形成など) の概略をご紹介する. 難治性てんかんの病態理解の一助となれば幸いである....

    DOI 医中誌

  • ファジイ論理と自己組織化マップを用いた生体神経回路網における状態遷移の分類

    箕嶋 渉, 伊東 嗣功, 周田 ありす, 福井 康弘, 工藤 卓 日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 30 (0), 296-301, 2014

    ...記憶,学習をはじめとした脳の高次機能は神経細胞同士が互いにシナプス形成して構成した回路網が担っている.神経回路網の活動には時空間パターンが存在し,そのパターンを解析することが脳情報処理の解明に大きく寄与すると考えられている.また,神経回路網への入力に対応した神経活動パターンの時間遷移は神経回路網の内部状態遷移を表現している可能性がある.本研究では,64 個の微小平面電極を備えた多点計測培養皿上に分散培養...

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  • 『神経細胞における接着分子の多様な働き』 細胞接着分子によるシナプス形成と神経突起間認識の分子機構

    富樫 英 日本薬理学雑誌 142 (3), 100-105, 2013

    ...神経細胞はシナプスと呼ばれる特殊な接着部位において結合しシグナルの伝達を行う.シナプス形成には軸索と樹状突起間の結合が必須であるが,培養神経細胞においてカドヘリンどうしの結合を阻害すると正常なシナプスができないなどの結果から,シナプス形成におけるカドヘリンの重要性が示されている.カドヘリンは軸索および樹状突起の両方に発現している.しかし,神経細胞において,軸索−樹状突起間のシナプス結合は安定して形成...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献53件

  • CRMP

    久保, 祐亮, 稲垣, 直之 脳科学辞典 2012-10-26

    ...また、初代培養神経細胞やノックアウトマウスを使った研究により、CRMPsの役割が明らかになってきており、極性・軸索形成や神経細胞の遊走、シナプス形成、シナプス可塑性、神経疾患といった様々な神経機能と病態に関与することが報告されている。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • カドヘリンによるシナプスのリモデリング

    田中 秀和 日本薬理学雑誌 139 (3), 93-98, 2012

    ...神経回路ができるとき,神経突起が標的細胞と接着することでシナプス結合が成立する.神経回路が成立したあとでも,シナプス形成過程の一部をくりかえすことで,シナプスの強化・抑圧やつなぎかえが起きる.我々は,これらの過程に接着分子カドヘリンが関与する可能性を検討してきた.研究を進める中で,カドヘリンが思いのほかダイナミックにシナプスの生理機能にかかわることがわかり,さらにその過程で新たなシグナル伝達経路も見...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献53件

  • マウスES細胞由来運動神経細胞と骨格筋細胞を用いた生体外共培養方法の検討

    川端 佑果, 蜷川 菜々, 小林 麻美, 平山 由梨, 鳥橋 茂子 理学療法学Supplement 2011 (0), Ab0462-Ab0462, 2012

    ...さらに、軸索伸長やシナプス形成を免疫蛍光染色、神経筋接合部形成に関しては、蛍光標識α-Bungarotoxinを用いて確認した。【結果】 共培養2日目から、運動神経細胞は軸索を伸張し始めた。また、運動神経細胞単体での培養よりも骨格筋細胞と共培養することで、運動神経細胞の細胞死は減少するということがわかった。さらに、伸張した軸索が筋芽細胞と接触することが確認された。...

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  • 自閉症スペクトラム障害のバイオマーカー

    橋本 俊顕 日本重症心身障害学会誌 37 (1), 9-16, 2012

    ...決定的なものは見つかっていないが、画像研究の様々な結果から情報伝達の同期性の問題が推測され、シナプス形成に関与するニューロリジン、ニューレキシン、SHANK2などが注目されている6)。...

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  • 自閉症スペクトラム障害のバイオマーカー:

    橋本 俊顕 日本重症心身障害学会誌 36 (2), 240-241, 2011

    ...さらに、興奮性アミノ酸トランスポーター1、グルタミン酸受容体AMPA 1の増加と小脳でのAMPA型グルタミン酸受容体の減少も見られ、これらが脳の発生過程での細胞構築、シナプス形成に影響をおよぼす可能性が示唆されている。...

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  • ビデオ解析による脳性麻痺児の自発運動の変化について

    島谷 康司, 大澤 裕子, 島 圭介, 辻 敏夫, 沖 貞明, 大塚 彰 理学療法科学 25 (2), 171-175, 2010

    ...しかし,大脳皮質の神経細胞のシナプス形成や下行性神経の髄鞘形成に伴い,損傷された大脳皮質から影響を受け,右上下肢の運動麻痺が悪化して自発運動が低下したものと考える。<br>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献35件

  • 脳虚血マウスにおける新生細胞の動向

    田中 貴士, 和田 剛信, 山口 航, 稲垣 忍 理学療法学Supplement 2009 (0), A3O3013-A3O3013, 2010

    ...虚血後21日,28日には約半数まで減少を示した.これは,虚血後7日目に新生された細胞の約半数が2週間で細胞死に至ったと解釈される.以上より,大脳皮質における脳虚血後の細胞新生は,虚血後の日数に影響を受けるが,一過性の新生細胞も存在することが確認された.神経細胞死の意義は,単なるネクローシスのみならず,複雑な神経回路網形成の基礎になる神経系細胞の選択・維持にある.神経回路形成には,神経細胞と標的細胞とのシナプス...

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  • 新生児・乳児の両下肢自発運動の解析

    儀間 裕貴, 大城 昌平, 烏野 大, 藤原 孝之, 阿部 康次 理学療法学Supplement 2009 (0), B4P3107-B4P3107, 2010

    ...ハイリスク新生児などに対し,早期の発達評価や介入を行っていく上で,乳児の運動行動を単なる反射・反応行動ととらえるのではなく,いくつかの下部システム(構成要素)の相互作用と,乳児の能動的な感覚経験を重視することの必要性を示唆した.左右の運動状態では,生後2ヶ月頃に相関が弱まる傾向がみられた.生後2ヶ月頃には,これまでの皮質下優位の活動から,大脳皮質の活動と皮質下の活動の同期性が高まる時期であり,脳のシナプス...

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  • 環境化学物質による発達神経毒性

    鯉淵 典之 日本トキシコロジー学会学術年会 37 (0), 33-33, 2010

    ...中枢神経系発達において,分化したニューロンは分裂を停止し,樹状突起や軸索の伸展,シナプス形成などを活発に行う。このダイナミッ クな変化が生じる時期を臨界期と呼ぶ。脳成熟後も,シナプス形成,軸索伸展,膜興奮性などはある程度変化し,可塑性を司るが,胎 生期のように多くの幹細胞は存在せず,また臨界期ほどのダイナミックな形態や機能の変化は生じない。...

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  • 低酸素性虚血性脳症モデル動物における皮質脊髄路の代償メカニズム

    吉川 輝, 跡部 好敏, 武田 昭仁, 船越 健悟 理学療法学Supplement 2009 (0), A2Se2028-A2Se2028, 2010

    ...同側背索にも存在するとの報告はこれまで見かけられない.この事から本研究で確認された同側の背索へ向かう陽性線維は発達期に被ったHIE後からの皮質脊髄路の可塑的な変化であると考えられる.臨床的には,山田(2007)が幼少期における半球切除にも関わらず片麻痺が回復した症例が紹介されている.このように発達期脳傷害からの回復メカニズムの一つとして,同側性皮質脊髄路の関与が示唆されている.しかしこの線維がどの様にシナプス...

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  • 筋活動がAChR凝集機構に与える影響

    田中 正二 理学療法学Supplement 2009 (0), A3O1011-A3O1011, 2010

    ...近年、細胞増殖因子の投与や遺伝子欠損による筋肥大の影響が調査されているが、このような肥大筋において筋収縮時の張力発揮やシナプス形成に疑問が残る。筋活動後の神経筋接合部の改変に関する分子機構を解明することは、理学療法の科学的基盤を形成し、薬物治療のみではなく、運動療法の有用性を示すために重要であると考えられる。...

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  • 刺激の少ない環境が成体期マウスの空間認知や海馬におけるGAP-43およびシナプトフィジンの発現に及ぼす影響

    宮本 満, 杉岡 幸三, 荒川 高光, 三木 明徳 理学療法学Supplement 2008 (0), A3P1028-A3P1028, 2009

    ...<BR><BR>【考察】本研究の結果から非社交的で刺激の少ない貧しい環境下での飼育は動物の学習能力を阻害し、海馬のシナプス形成を低下させることが示された.一方、単調な運動のみの環境は心肥大をもたらすものの、空間認知学習に大きな効果が得られないことや、より多様な探索活動が可能である豊かな環境下での飼育が動物の学習能力や海馬のシナプス形成を高める可能性が示された.よって、リハビリテーション介入場面においても...

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  • 乳児の自発運動の発達

    儀間 裕貴, 水池 千尋, 大城 昌平, 澤口 悠紀, 烏野 大, 諸角 一記, 遠藤 敏裕, 半田 健壽, 藤原 孝之, 阿部 康次 理学療法学Supplement 2008 (0), B3P1292-B3P1292, 2009

    ...であり、その後5ヵ月頃の再度の自由度の解放は、能動的な随意運動の獲得を意味していると考えられる.このシナリオとして、生後2ヶ月頃になると、皮質下優位の活動から、大脳皮質の活動と皮質下の活動の同期性が高まり、自由度が一時的に凍結され、3ヶ月頃になると大脳皮質の関与が高まることで、自由度が解放されて、より随意的な運動が獲得されると考えられている(Taga:1999).この生後2~3ヶ月の転換期は、脳のシナプス...

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  • Angelman症候群

    斉藤 伸治 脳と発達 41 (3), 208-213, 2009

    ...ASはエピジェネティクスとシナプス形成や高次脳機能との関連を知る上で貴重なモデルであり, さらに, エピジェネティクスを介した治療法開発のモデルとして期待されている....

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • 超低出生体重児の栄養状態・合併症と脳波成熟遅延についての検討

    早川 昌弘, 奥村 彰久, 竹本 康二, 中山 淳, 齊藤 明子, 佐藤 義朗, 伊東 真隆, 林 誠司, 鈴木 千鶴子, 大城 誠, 藤巻 英彦, 加藤 有一, 早川 文雄 周産期学シンポジウム抄録集 26 (0), 75-79, 2008

    ...たとえば,蛋白質は細胞増殖・分化に関与し<sup>3, 4)</sup>,長鎖不飽和脂肪酸はシナプス形成,髄鞘形成に大きく関係している<sup>5, 6)</sup>。その他にも,鉄は髄鞘形成やモノアミン合成に<sup>7)</sup>,亜鉛はDNA合成,神経伝達物質分泌に関与している<sup>8)</sup>。...

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  • 漢方臨床研究の展望

    花輪 壽彦 日本東洋医学雑誌 58 (5), 833-845, 2007

    ...<br>遺伝子解析による評価では香蘇散証で服用前に発現が多く, 服用後に減る遺伝子として, 知覚関係や神経伝達物質関係, 神経筋シナプス形成, 特にアレルギー関係などは非常に強く出た。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献6件

  • ストレスが脳を変える  3  脳の発達障害としての統合失調症

    西川 徹 日本薬理学雑誌 128 (1), 13-18, 2006

    ...統合失調症の発症に,遺伝的要因や胎生期や周産期の環境的要因によって,神経細胞や神経回路網の発達障害が生ずることが関与している可能性が注目され,ニューロン,グリアおよび神経回路・シナプス形成等の発達に重要な役割を果たす因子の変化と統合失調症の関連が検討されているが,未だ不明な点が多い.一方,統合失調症は神経変性疾患とは異なり,脳細胞の明らかな変性・脱落,炎症等を伴わないことから,未知の作動原理に従う脳内...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献29件

  • T 細胞活性化シグナルにおける細胞膜スフィンゴミエリン/リピッドラフトの機能解析

    金 哲雄, 黄 成日, 澤木     俊興, 河南     崇典, 下山     久美子, 唐沢   博美, 正木      康史, 小川     法良, 三森 経世, 岡崎 俊朗, 梅原 久範 日本臨床免疫学会総会抄録集 33 (0), 61-61, 2005

    ...スフィンゴミエリン(SM)、スフィンゴ糖脂質、コレステロールからなるリピッドラフトは免疫シナプス形成やTCRを介したシグナル伝達に重要な機能を有している。昨年度の本学会で、SLE患者末梢リンパ球におけるラフトの発現増強について報告した。今回我々は、ラフトの主要構成脂質であるSMのTCR凝集やシグナル伝達における機能について解析した。...

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  • <総説> 精神神経機能におけるアストロサイトの重要性

    長井 薫 山梨医科学雑誌 20 (2), 25-31, 2005

    ...一方近年,アストロサイトが,神経突起伸長・シナプス形成のコントロールやシナプスにおける神経伝達物質濃度調節,さらには自身が神経細胞と伝達物質のやり取りをしており情報伝達を担っている可能性があるなど,より直接的に神経回路形成・情報伝達に関与していることが報告され始めている。さ>らに,いくつかの脳神経系の疾患において,その原因がアストロサイト機能の異常に起因することも明らかにされてきた。...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • Basic Research

    独立行政法人科学技術振興機構 JSTニュース 2 (7), 4-11, 2004-04-01

    ...エイズウイルスの起源と進化を探る─<br>・ナノボール:次世代DNA解析デバイスの心臓部 ─ナノテクDNA解析が簡便・迅速・低コストに─<br>・試験管内で植物RNAウイルスゲノムの複製に成功<br>・固体電解質中での金属原子移動を利用したスイッチにより半導体回路の組み替え動作を実現 ─回路利用効率が高く応用範囲の広いプログラマブルロジックへ道─<br>・グリア細胞の接着によって完成する神経細胞の成熟 ─神経シナプス...

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  • 培養神経細胞のシナプスを数える

    川原 正博, 村本 和世, 根岸(加藤) みどり, 矢部(細田) 律子, 小林 和夫, 黒田 洋一郎 日本薬理学雑誌 124 (1), 11-17, 2004

    ...学習·記憶などの脳の高次機能発現やアルツハイマー病などでの記憶障害においては,シナプスの可塑的変化が重要な役割を占める.我々は,カルシウム·イメージング法を用いて,ラット大脳皮質初代培養神経細胞中のシナプス数を定量的かつ簡便にアッセイする系を確立し,この系を用いてシナプス形成に関わる分子群の探索を行ってきた.その結果,MAP1B(微小管関連タンパク質1B)がシナプス形成時に特異的にリン酸化されることが...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献27件

  • 内分泌疾患:診断と治療の進歩  II.内分泌:最近の話題  1.グレリン

    中里 雅光 日本内科学会雑誌 92 (4), 603-608, 2003

    ...グレリンは,主に胃の内分泌細胞で産生される脂肪酸化されたペプチドである.成長ホルモン分泌促進に加え,摂食亢進作用をもつ.胃から分泌されたグレリンは,迷走神経胃枝求心路の末端にある受容体に結合し,その生理情報は延髄を介して,最終的に視床下部へ伝達される.グレリンは視床下部でも産生され,シナプス形成を介して種々の中枢作用を有する.グレリンの発見は,胃が消化機能だけでなく,神経を介した情報伝達系によりエネルギー...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献5件

  • in situ RT-PCRを用いたマウス網膜におけるK-ras及びp53遺伝子発現の測定法に関する研究

    早川 るり子 杏林医学会雑誌 31 (2), 241-256, 2000

    ...また,内網状層や外網状層のシナプス形成部位でも両遺伝子の発現シグナルに形態学的な差異が見られた。マウス腹腔内へブレオマイシンを投与すると, K-rasでは投与10時間後に外顆粒層で, 20時間後に内網状層で発現の増強が見られた。一方p53では内網状層では発現変動は見られなかったが,外顆粒層では20時間後に増大が見られた。...

    DOI 医中誌 参考文献65件

  • 性ホルモンと神経細胞の可塑性

    新井 康允 順天堂医学 44 (2), 128-135, 1998

    ...ニューロンレベルでは受容体を介して軸索や樹状突起の伸展, シナプス形成ばかりでなく, ニューロンの生存にも関与している. 発生過程における作用は形成的 (organizational) で, 不可逆的であり, 脳の形態的, 機能的性分化を誘起する....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献35件

  • ラット視床下部におけるグルタミン酸含有ニューロンの免疫電顕的観察

    堀 泰典, 須賀 川圭子, 落合 英彦, 中井 康光 昭和医学会雑誌 57 (1), 56-63, 1997

    ...形成もみられた.正中隆起外層では, グルタミン酸様免疫陽性終末が下垂体門脈系毛細血管の血管周囲腔の基底板に直接接しているのが確認された.二重免疫電顕的観察により, 弓状核においてソマトスタチン様免疫陽性終末がグルタミン酸様免疫陽性ニューロンの細胞体にシナプスを形成している像, および室周囲核においてグルタミン酸様免疫陽性ニューロンとソマトスタチン様免疫陽性ニューロンの両ニューロン相互間のシナプス形成...

    DOI

  • 脳の高次機能修復と再生のメカニズム

    黒田 洋一郎 失語症研究 16 (2), 113-120, 1996

    ...リハビリテーションなどによる機能修復は,獲得機能に対するニューロン回路の再構築であり,成熟脳では新しいシナプス形成過程と機能再学習の2つの過程を必要とすることを述べた。機能再学習のためには,繰り返し刺激をはじめとする記憶・学習効果をあげるような方法が有効なことは経験的にも知られている。...

    DOI 医中誌 被引用文献5件 参考文献16件

  • 脳形成障害の発生病理の多様性

    島田 司巳 脳と発達 28 (2), 93-101, 1996

    Various cortical dysplasias, such as agyria- lissencephalia, pachygyria, micropolygyria, neuronal heterotopia and so on, have become relatively common neuropathological findings among the children …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件 参考文献34件

  • 一卵性双胎にみられる脳障害形式と発症機序

    洲鎌 盛一, 草野 薫, 赤塚 章, 落合 幸勝, 廿楽 重信, 前川 喜平 脳と発達 27 (3), 216-223, 1995

    Neurologic morbidity is observed more frequently in twins than in singletons. Low birthweight and premature birth are observed more frequently in twins but cannot always explain the cause of …

    DOI PubMed 被引用文献1件

  • 神経回路の可塑性と性ステロイド

    松本 明 順天堂医学 41 (2), 168-185, 1995

    ...エストロゲンのシナプス形成促進作用は新生期のみにとどまらず, 思春期前の視床下部や成体の視床下部, 中隔野および中脳中心灰白質で認められる. アンドロゲンは成体の脊髄のアンドロゲン感受性運動ニューロンの可塑性に関与している....

    DOI Web Site 参考文献77件

  • 脳のレクチンの構造と機能

    Zanetta Jean-Pierre, Lehmann Sylvain, Badache Ali, Thomas Didier, Maschke Susanna, Dufourcq Pascale, Marschal Philippe, Kuchler Sabine, 小林 康代 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 4 (19), 415-426, 1992

    Although a large variety of carbohydrate-binding proteins are detected in brain tissue, a few number of them have been isolated and their role defined. They include β-galactoside binding lectins, …

    DOI 被引用文献1件

  • ニューロンにおけるガングリオシドの機能

    Ledeen Robert W., Wu Gusheng, 脇 初枝, 安藤 進 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 4 (16), 174-187, 1992

    Gangliosides occur most prominently in the neuron where they comprise the major type of sialoglyconjugate in the plasma membrane. They contain one to several sialic acids and consist of a large …

    DOI

  • 発芽 (nerve sprouting) よりみた運動ニューロンと筋の相互作用

    灰田 信英 理学療法学 18 (6), 631-634, 1991-11-10

    ...個体内でおこるシナプス形成現象は二つに分けて考えられる。第一は個体の発生・分化の過程で起こるシナプス形成である。第二はシナプス形成後に, とくに成熟固定で起こる新たなシナプス結合の誘導, あるいは再形成である。この過程ではシナプスの誘導あるいは再形成は何によって引き起こされるかが問題となる。そして, 標的細胞の活動状態でこれがどのように修飾されるかは, 神経組織の可塑性を考える上で重要である。...

    DOI 医中誌

  • 髄鞘特異的分子と髄鞘形成

    桃井 真里子 脳と発達 20 (2), 129-139, 1988

    Myelin-specific glycoprotein was identified and isolated by using one of lectins, called peanut agglutinin. This myelin-specific glycoprotein showed developmental shift in its expression. It was …

    DOI PubMed 医中誌

  • 人肝内神経分布に関する電顕的観察

    上野 隆登, 権藤 和久, 吉武 正男, 岩城 義博, 野口 和典, 村山 俊二, 安倍 弘彦, 谷川 久一 肝臓 28 (5), 586-592, 1987

    The innervation of the human liver was investigated by the electron microscopy. In the portal area, unmyelinated nerve bundles were found close to the fibroblasts with collagen fiber around the …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

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