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検索結果 100 件

  • 1 / 1

  • 気候変動とブロッキング現象

    中村 昇 日本物理学会誌 78 (9), 516-524, 2023-09-05

    ...</p><p>筆者の研究室では,中緯度の天気変化を特徴づける変数として,偏西風(ジェット気流)の蛇行に着目している.偏西風の蛇行と地上の高低気圧のあいだには密接な関係があり,通常,中緯度の天気は偏西風に乗って西から東へと移動していく....

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  • 次の桜島大噴火時の降灰分布を予想するⅢ

    鹿児島県立国分高等学校 サイエンス部地学班 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 506-, 2023

    ...これはジェット気流の影響と考えられる。鹿児島地方気象台のWebページにある,1日2回9時と21時の高度別の風向データを入手,活用した。鹿児島地方気象台に問い合わせたところ,桜島上空の風向きと気象台で観測した風のデータに違いがほぼなく,日頃の降灰予報に活用しているとのことであるので,我々はこのデータを研究に使用することにした。...

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  • 温帯低気圧化中の台風Hagibis (2019)の北側に集中した降水の複合的な力学

    柳瀬 亘, 荒木 健太郎, 和田 章義, 嶋田 宇大, 林 昌宏, 堀之内 武 気象集誌. 第2輯 100 (5), 783-805, 2022

    ...この斜向上昇流はHagibisと西風ジェット気流との間の強い西風シアの中で発達した。渦位と絶対角運動量の解析により、この領域は上層の慣性不安定と下層の条件付き不安定を伴う中下層の湿潤対称安定度の減少によって特徴づけられた。これらの結果は、明瞭な上層トラフが無い場合の温帯低気圧化における非対称化プロセスの時間発展、特に前線前ステージの斜向対流に関して、新たな知見を与える。</p>...

    DOI Web Site Web Site 研究データあり 被引用文献2件 参考文献52件

  • Intrapulmonary Percussive Ventilator(IPV) の排痰補助効果に関する理論的検討

    北岡 裕子, 緒方 健一 生体医工学 Annual59 (Abstract), 238-238, 2021

    ...<p>【背景】IPVは高速のジェット気流を高頻度で噴出する人工呼吸器の一種で1980年代にBirdによって開発された。近年は排痰補助装置として臨床的な有用性が認められているが、そのメカニズムはよくわかっていない。【方法】マウスピースを介して流出入する気流量を外付けの流量計(CITREX H5、 IMI社)で計測した。...

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  • 客観解析により抽出される前線帯とその北半球における分布の特徴

    大山 駿, 森島 済 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 235-, 2020

    ...前線は気団やジェット気流などの総観規模〜グローバル規模の現象に対応して発生・発達する。本研究は,このようなスケールをもつ現象の年々変動が北半球の前線帯にもたらす変動を明らかにする資料として,平年的な前線帯の季節進行を明らかにする。</p><p> 数十年間の天気図から前線を抽出した場合に,前線の認定基準の不連続が前線帯に経年変化をもたらす可能性がある。...

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  • 何が2018年夏の韓国の猛暑をもたらしたか?

    Ha Kyung-Ja, Yeo Ji-Hye, Seo Ye-Won, Chung Eui-Seok, Moon Ja-Yeon, Feng Xuelei, Lee Yang-Won, Ho Chang-Hoi 気象集誌. 第2輯 98 (1), 153-167, 2020

    ...2018年に8月まで継続した北太平洋高気圧は、下降流を伴い、降水を妨げ、極端な最高気温をもたらし、偏西風のジェット気流を弱めると共に、晴天による日射の増加をもたらした。朝鮮半島を含む地域に北太平洋高気圧の北西への偏位が継続したことによって、韓国の2018年の猛暑が起こったといえる。さらには、2018年7月の日射の継続は、寡降水とそれに伴う蒸発散量の増加をもたらし、地表面の乾燥を強めた。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献44件

  • 2016年8月にみられた台風の温帯低気圧化の特異な特徴

    髙村 奈央, 和田 章義 気象集誌. 第2輯 98 (4), 691-706, 2020

    ...2016年8月の台風周辺の総観場は、対流圏上層のジェット気流の蛇行の強化、対流圏中層の強いトラフ、対流圏下層の台風付近での暖かい空気により特徴づけられる。2016年8月の北向きの経路をもつ台風の特異な日本上陸、高頻度のET及びETにおける不明瞭な構造変化は、これらの総観場の特徴により説明される。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献19件

  • 我が国における第2圏界面高度と出現率の年変化の地域差

    中川 清隆, 渡来 靖, 平田 英隆 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 42-, 2019

    ...</p><p> 寒候季の館野や稚内の第1圏界面は極域圏界面の南端部に相当し,その上方にほぼ常態的に出現する第2圏界面は熱帯圏界面の北端部に相当すると思料された.冬季の館野付近には下層に極域圏界面南端が達し,上層に熱帯圏界面北端が達して二重圏界面構造となり,その間に寒帯前線ジェット気流が形成されているものと思料された.夏季には寒帯前線ジェット気流を伴う二重圏界面構造は稚内北方領域まで北上し,日本全域が...

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  • Facebook と YouTube を活用した,雲に関する教材開発

    赤松 直 日本科学教育学会研究会研究報告 28 (6), 15-18, 2018

    ...高い空の雲がジェット気流の影響により西から東に流れる様子,朝できた積雲が少しずつ発達してやがて積乱雲になっていく様子など,雲に特徴的な動きが多数観察できた。...

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  • ジェット気流が有する比エネルギーの時系列変化と太平洋ブロッキングの形成過程

    北野 慈和, 山田 朋人 土木学会論文集B1(水工学) 74 (4), I_277-I_282, 2018

    ...中緯度地域では,ブロッキング発生に伴いジェット気流の異常な蛇行が数週間程度継続し,周辺地域に水文気象災害を引き起こす.Rossby (1950)とArmi(1989)はジェット気流の蛇行と開水路流れとのアナロジーに着目したブロッキング形成の理論研究を行った.北野,山田(2017)は同理論を現実大気場に適用可能とし,ブロッキングの典型的な流れ場とジェット気流が有する比エネルギーとの関係を説明した.本研究...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 開水路流れとの類似点に着目したジェット気流が有するエネルギーの解析

    北野 慈和, 山田 朋人 土木学会論文集B1(水工学) 73 (4), I_439-I_444, 2017

    ...大気ブロッキングは豪雨や干ばつ,熱波や寒波といった中緯度地域の極端現象の重要な一因である.本研究では,Rossby(1950)により提案された,開水路流れとのアナロジーに着眼した大気のジェット気流に関するエネルギーの理論を応用しブロッキングを定義することを試みた.ジェット気流の有するエネルギーを先行研究よりも厳密に定義する式系を構築し,ブロッキングが発生時における蛇行したジェット気流に対して適用可能...

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 北日本における1998年以降の4月8月気温の強い負の相関関係と大規模場の関係

    菅野 洋光 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100100-, 2016

    ...Kanno(2013)は北日本月平均気温と大規模場との関係から、北半球高度および風速の波列パターンによりもたらされる亜熱帯ジェット気流の変動が直接的な原因であること,また、特異値分解(SVD)から1998年頃を大規模な気候シフト時期として位置づけられることを明らかにした。一方、2014年夏からのエルニーニョは1998年と同様の大規模なものであり、次のレジームシフトに進展するのか否か注目される。...

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  • CMIP5モデルにおけるブロッキング発生頻度と気候変動との関係

    北野 慈和, 山田 朋人 水文・水資源学会研究発表会要旨集 27 (0), 100121-, 2014

    ...この現象は、中緯度を絶えず東進している高低気圧の渦列の一部がジェット気流の流線から剥離することによって気圧が停滞することにより発生し、長期の場合は一ヶ月程度豪雨や干ばつ、熱波や寒波が持続する。近年の例では、2003年ヨーロッパ熱波事例では70000人の死者が発生し、2010年ロシア熱波事例では穀物収穫量の低下や山火事、パキスタン豪雨事例では大洪水により3000人近くの犠牲者が出た。...

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  • 関東平野北西部猛暑研究の動向と本シンポジウムの目的

    中川 清隆 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 284-, 2013

    ...<BR> Enomoto <I>et al</I>.(2009)は,2004年7月20日猛暑は,①チベット高気圧北縁のアジアジェット気流蛇行の東方伝播による小笠原高気圧の強化と,②同高気圧から吹出す高相当温位風による山岳風下フェーンにより形成されたと結論付け,同猛暑が大規模現象と密接に関連していると主張した....

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  • ヌカカの長距離飛翔とウイルス感染症の媒介

    梁瀬 徹 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 63 (0), 32-32, 2011

    ...下層ジェット気流が大陸から日本に流れる梅雨期に、東シナ海上でアルボウイルスの主要な媒介種のひとつと考えられるウシヌカカが捕集されていることは、保毒ヌカカの国外からの侵入の可能性を示唆している。現在、我々の研究グループでは、九州西側に設置した吸引型大型トラップによりヌカカの捕集を行い、気象解析データとの比較から、国外からの飛来の可能性の有無について調査を行っている。...

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  • テザー係留型飛行ロボット

    十河 啓示, 石井 徹, 高橋 泰岳, 前田 陽一郎, 永田 壮大, 中村 恭之 日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 27 (0), 229-229, 2011

    ...上空を吹い ているジェット気流を用いて発電を行うシステムが提案されているが建設や設置 コストが大きく、移動や修復も容易ではない。そこで、既存の風力発電システム を補完できるような小型で設置コストや故障時の修復が容易なシステムの実現が 求められる。  本研究では、小型のシステムを実現するため、パラグライダーをモデルとした 係留システムを提案する。...

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  • 冬季における亜熱帯高圧帯領域の変動と温帯低気圧の異常発達

    鳥居 つかさ, 大和田 道雄 日本地理学会発表要旨集 2008s (0), 63-63, 2008

    ...その結果,亜熱帯高圧帯領域面積の拡大は,亜熱帯ジェット気流,および寒帯前線ジェット気流の緯度的位置の北上とトラフの経度的位置の変動によって温帯低気圧の移動経路を北上させることが明らかとなった(図1)。さらに,それらのジェット気流が接近し,大気擾乱が活発化して低気圧が異常発達する傾向にあることが判明した(図2,図3)。...

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  • 名古屋市における移動性高気圧の形状とNO<sub>2</sub>濃度分布との関係

    梅田 佳子, 大和田 道雄 日本地理学会発表要旨集 2007s (0), 128-128, 2007

    ...<BR>I 研究目的<BR>  近年,地球温暖化に伴う亜熱帯ジェット気流の北上によって移動性高気圧が帯状化する傾向にあることが報告されている(大和田・石川,2002)。帯状高気圧時は,日本列島が一週間以上も高気圧に覆われた状態となることから,長期間に渡る沈降性逆転によって大気の移流・拡散が抑えられることが考えられる。これは,都市域ではヒートアイランド強度を強め,高濃度汚染を発生させることとなる。...

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  • 温帯低気圧の異常発達時における気圧場解析

    中川 由雅, 大和田 道雄, 大和田 春樹 日本地理学会発表要旨集 2007s (0), 129-129, 2007

    ...さらに,952hPaまで発達した2つ玉低気圧型は,寒帯前線ジェット気流の強風軸が40N・100Eと50N・120Eにあって,亜熱帯ジェット気流を含めた3つのジェット気流が日本列島の東の海上で合流し,風速も60m/s以上と最も強くなることが判明した(図3)。...

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  • 温帯低気圧の異常発達に伴う航空機への影響

    大和田 道雄, 鳥居 つかさ 日本地理学会発表要旨集 2007s (0), 130-130, 2007

    ...これは,寒帯前線ジェット気流の蛇行が激しく,日本列島上に寒気が南下しやすい状況あることがわかる。また,日本列島の南の海上にあたる西太平洋は,北緯20度付近までが「正」偏差域を示し,亜熱帯高圧帯領域面積の拡大が平年に比較して著しいことがわかる。したがって,高緯度側の寒気と低緯度側の暖気の接触によって温帯低気圧がオホーツク海付近で異常発達したものと考える。...

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  • 対流圏上層の擾乱が日本列島東海上の順圧的高気圧の存在下で発生した局地豪雨に与える影響について

    石川 由紀 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 145-145, 2006

    ...1 研究目的 秋季に発生する局地豪雨は,秋雨前線と台風に寄与するところが大きいが,秋雨前線の停滞位置,および台風の進路などは,対流圏上層を吹走する亜熱帯ジェット気流によって決定される。亜熱帯ジェット気流は,豪雨発生時には日本列島の東の海上に形成される順圧的な高気圧の存在により日本列島の西側でトラフ,東側でリッジを形成する(図1)ことを報告した。 ...

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  • 地球温暖化に伴う局地風(鈴鹿おろし)の変容について

    大和田 道雄, 鳥居 つかさ 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 116-116, 2006

    I 研究目的 中部日本の太平洋側に位置する濃尾平野では伊吹おろし,伊勢平野では鈴鹿おろしと呼ばれる局地風が卓越する(吉野,1978)。そのため,局地風による大気汚染物質の拡散が期待でき,他の都市に比較して環境容量が大きいと考えられる(大和田,2005)。しかし,濃尾平野で吹く伊吹おろしは,地球温暖化に伴う1970年代後半のClimate …

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  • ネパールのプレモンスーン季にみられる降水現象について

    福島 あずさ, 高橋 日出男 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 169-169, 2006

    ...そしてこの降水現象が、上層の亜熱帯ジェット気流がまだチベット高原南部に位置するモンスーンの開始前に見られること、500hPa面での寒気と関係があることを示した。 本研究では、この寒気流入のプロセスとネパール東南部での降水の関係を明らかにすることを目的とし、1990?95年の5?6月の事例からネパールにおけるプレモンスーン季の降水と循環場について解析した。<BR>?....

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  • ネパールにおける夏季モンスーン開始期前後の降水量推移について

    福島 あずさ, 高橋 日出男 日本地理学会発表要旨集 2005f (0), 40-40, 2005

    ...ネパールにおける夏季モンスーンの降水は,地形の影響とともに,モンスーントラフや亜熱帯ジェット気流の挙動に支配されていると考えられる。本研究では,前野ほか(2004)およびその後の日降水量データを用いて,ネパールにおける夏季モンスーン開始期前後の降水量推移に関する気候学的特徴を明らかにすることを目的とする。...

    DOI 参考文献2件

  • 梅雨前線の出現に対流圏中・上層の循環が及ぼす影響

    永野 良紀 日本地理学会発表要旨集 2005f (0), 13-13, 2005

    ...気流と500hPaの気温 200hPa高度場におけるジェット気流(西風がもっとも強い強風帯)の南側5_から_10°に前線帯がある.さらに,200hPaジェット気流に沿った形で500hPa高度場における水平方向勾配の気温が最大になっている.4....

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  • 大都市における夏季の異常高温出現傾向について

    大和田 道雄, 秋山 祐佳里, 畔柳 洋子, 中川 由雅, 石川 由紀, 櫻井 麻理 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 216-216, 2005

    ...さらに,北太平洋高気圧の張り出しが亜熱帯ジェット気流の緯度的・経度的位置,およびトラフ・リッジに対応することから,チベット高原を中心にしたユーラシア大陸に形成される南アジア高気圧の関係を把握するため,NCEP/NCARの再解析データから200hPa面における南アジア高気圧の盛衰との関係を求めた。...

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  • 局地豪雨時における南アジア高気圧北東シフト傾向のメソαスケール解析

    石川 由紀, 大和田 道雄 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 133-133, 2005

    ...そこで,本研究は,過去に発生した9月の局地豪雨災害の事例を取り上げ,南アジア高気圧の北東シフト傾向と,それに伴う亜熱帯ジェット気流,および寒帯前線ジェット気流の変動傾向と局地豪雨発生との関係を考察しようとするものである。_II_ 資料および解析方法 局地豪雨災害は,過去の災害の記録から,9月の前線と台風,もしくは前線による大雨によって発生した激甚災害の事例を選出した(表1)。...

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  • 温帯低気圧異常発達の気圧場解析

    大和田 道雄, 中川 由雅, 櫻井 麻理 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 192-192, 2005

    ...また,これと並行してNCEP/NCARの再解析データから,亜熱帯ジェット気流の軸として200hPa等圧面高度場,および寒帯前線ジェット気流の軸として500hPa等圧面高度場解析を行い,両ジェット気流のトラフとリッジの動き,さらに,気温と比湿の鉛直プロファイルを作成した。...

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  • 100hPa面における夏季の亜熱帯高圧帯と異常気象との関係について

    大和田 道雄, 畔柳 洋子 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 162-162, 2004

    ...これは,高圧帯の中心位置の緯度的・経度的位置のモードの違いが高気圧の北を流れる亜熱帯ジェット気流の蛇行の変動と深い係わり合いがあるからである(大和田・畔柳,2004)。これは,亜熱帯ジェット気流の中心が100hPa面付近であるからであり,これが対流圏中層部の500hPa面にまで及んでいるからである。...

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  • 大気中の鉱物粒子によるPAHの運搬 _-_黄砂に伴われるPAH_-_

    玉村 修司, 王 喜龍, 大田 由貴恵, 佐藤 努, 唐 寧, 早川 和一 日本鉱物学会年会講演要旨集 2004 (0), 95-95, 2004

    ...鉱物粒子は偏西風やジェット気流などに乗って地球規模に長距離運搬されることから、鉱物粒子はPAH長距離運搬の担い手となる可能性も指摘される。 一方、黄砂とはアジア大陸の乾燥・半乾燥地帯から主に春先に季節風に乗って日本に運搬されるダストのことをいい、イライト、石英、カオリナイト、長石などの鉱物を含んでいる。黄砂はアジア大陸都市部の上空を、PAHとの相互作用を経て日本にやってくると推定される。...

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  • 東アジアにおける秋季の豪雨発生に関わる帯状流のトラフと亜熱帯高圧帯

    石川 由紀, 大和田 道雄 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 78-78, 2004

    ...また,豪雨の発生には,200hPa面の北太平洋上に形成される亜熱帯高圧帯の存在と,それによって形成される帯状流リッジ部分にみられる大気中層から下層の北太平洋高気圧の張り出し,また,300_から_500hPa面の大気中層に寒帯前線ジェット気流の南への張り出しがあることが重要であると推測される。...

    DOI

  • 南半球環状モードの遷移過程 パート3 : 極向き遷移過程

    塩竃, 秀夫, 寺尾, 徹, 木田, 秀次, 岩嶋, 樹也 京都大学防災研究所年報. B 46 (B), 541-560, 2003-04-01

    ...準定常ロスビー波は中央および東太平洋上で赤道方向に散逸することにより, 極ジェット気流の東への伸張と亜熱帯ジェット気流からの分離を強制する。この時, 準定常ロスビー波が散逸する経度帯を限定しているのは極ジェット気流に伴う導波管である。準定常ロスビー波は遷移の前半期間で役割を終えるが, 短周期擾乱の働きは後半期間において重要になる。...

    HANDLE

  • 中国雲南省、洱海・湖沼堆積物における風成起源物質寄与の検討

    井上 伸夫, 北川 浩之 日本地理学会発表要旨集 2003s (0), 000010-000010, 2003

    ...“風成塵”とは風系によって運搬・堆積される細粒物質を指し、東アジアにおいては冬季の北西季節風、夏冬の亜熱帯偏西ジェット気流により運搬・堆積される(成瀬、1998)。 しかし堆積物は様々な要素が混在する複合体であり、個々の堆積要素を独立に抽出することは困難である。従来、堆積組成を検討する為に粒度分析が広く用いられてきた。...

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  • 環状変動における地形の役割 -数値実験-

    西澤, 誠也, 余田, 成男 京都大学防災研究所年報. B 45 (B), 337-345, 2002-04-01

    ...表面地形の振幅および東西波数によってジェット気流やストームトラックの特徴が異なっており, 対流圏大気変動の主要成分である環状変動の実体も異なっている。...

    HANDLE

  • 黄土高原に降水をもたらす大気場の事例的解析

    大和田 春樹 日本地理学会発表要旨集 2002a (0), 101-101, 2002

    ...その結果, 降水が多い年と少ない年の比較考察から, インドモンスーンから吹き出す南からの風と上空のジェット気流の南下が, 黄土高原の夏季の降水において特に重要な役割を持つことが明らかとなった。しかしながら, これまでの考察は月平均場での議論であり, 降水の日別変化をもたらす気流系については言及していない。...

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  • 北大西洋域における夏季の天候レジーム

    向川 均, 佐藤 均 気象集誌. 第2輯 77 (2), 483-494, 1999

    ...これらの天候レジームには、北大西洋振動パターン(NAO)の2つの位相に相当する循環パターンを持つものや、北大西洋域でのジェット気流が強化されるパターンを持つものが含まれる。<br>さらに、夏季における天候レジームのさまざまな特徴について、冬季の天候レジームと比較しながら記述した。その結果、夏季の天候レジームの循環パターンは冬季のそれとよく類似していることが示される。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 参考文献54件

  • 東西非一様流におけるロスビー波の伝播と非線形効果

    直江 寛明, 松田 佳久 気象集誌. 第2輯 76 (3), 385-402, 1998

    ...ジェット気流中を伝播するロスビー波の時間発展において、非線形効果、特に孤立渦のロスビー波からの形成を球面上の非線形順圧モデルを用いて研究した。この研究で、ロスビー波は、東西非一様な基本流において局所的な渦度強制により励起される。<br>弱い定常の強制によって生成されたロスビー波は、線形モデルと同様に、ジェット気流を伝播しジェットの出口付近で増幅する。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献16件

  • 気球搭載クライオサンプリング装置を用いた成層圏大気中の CO_2,CH_4,N_2O の濃度と CH_4 の炭素同位体比の測定

    菅原, 敏, 中澤, 高清, 青木, 周司, 町田, 敏暢, 森本, 真司, 村山, 昌平, 橋田, 元, 川村, 賢二, 本田, 秀之, 伊藤, 富造, SUGAWARA, Satoshi, NAKAZAWA, Takakiyo, AOKI, Shuji, MACHIDA, Toshinobu, MORIMOTO, Shinji, MURAYAMA, Shohei, HASHIDA, Gen, KAWAMURA, Kenji, HONDA, Hideyuki, ITOH, Tomizo 宇宙科学研究所報告. 特集: 大気球研究報告 34 103-120, 1997-03

    ...しかし, CO_2濃度が減少する層や等濃度となる高度は一定しておらず, その原因は, 成層圏下部での極側への大気輸送が年や季節によって異なること, あるいはジェット気流付近での大気の鉛直混合にあると考えられる。等濃度層におけるCO_2濃度は年々増加しており, その平均的な増加率は1.50 (±0.04)ppmv/yearであった。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 理想的および現実的な東西非一様流におけるロスビー波の伝播

    直江 寛明, 松田 佳久, 中村 尚 気象集誌. 第2輯 75 (3), 687-700, 1997

    ...東西一様の基本場が強いジェット気流を持つ場合は、ジェット気流はロスビー波の導波管の働きをする。平均流と東西波数1(又は2)の重ね合わせで基本流が構成されているときは,ジェットの入口から射出されたロスビー波はジェット気流の入口と出口の間の経度(西風が強い所)を速やかに東に伝播する。そして、その波はジェットの出口付近で停滞し、そのエネルギーはそこに蓄積する。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献9件 参考文献18件

  • ジェット気流発電の研究について

    宮下 純一 日本航空宇宙学会誌 44 (515), 705-711, 1996

    Economical power generation is expected from a jet stream since it has about 30 times higher energy density than other renewable energies. Moreover, Japan is most blessed with the jet stream energy …

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 青森県におけるセジロウンカの飛来状況と下層ジェット気流の関係

    松田 正利, 藤村 建彦, 腰巡 好之 北日本病害虫研究会報 1995 (46), 115-122, 1995

    青森県におけるセジロウソカの誘殺捕獲ピーク時の850hPa面における強風域の出現状況を調査した。その結果, 7月は主に中国大陸から北日本に達する西~ 南西方向の強風域との関係が認められ, 8月は西日本から北日本に向かう南西の強風域が関連していた。この結果から, 青森県への飛来は中国大陸からの飛来のほかに, 西日本からの飛来が含まれている可能生が示唆された。

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 西北部太平洋における低気圧の発達初期の診断研究

    Kelly Robert W. P., Gyakum John R., Zhang Da-Lin, Roebber Paul J. 気象集誌. 第2輯 72 (4), 515-530, 1994

    ...爆発的低気圧となる特徴的な熱力学的前兆として、東シナ海からその北東の黒潮領域へ移動する1000-500hPaの層厚の正のアノマリや本研究の解析領域の東側の層厚の負のアノマリとそれに付随する熱的ジェット気流、などがあげられる。層厚の正のアノマリの結果その北西部で強い南西温度風が形成され、そこの大気下層で初期の発達がみられる。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 参考文献20件

  • レーザ•レーダ観測より得られた1987年春季および1987/88年冬季の巻雲の特徴

    今須 良一, 岩坂 泰信 気象集誌. 第2輯 69 (3), 401-411, 1991

    ...冬季の巻雲は、南北に大きく蛇行したジェット気流の高気圧性循環の位置に見られる場合と、東西にまっすぐな強いジェット気流の近傍に見られる場合の二通りがあった。このような結果を踏まえ、巻雲の光学的量やジェット気流付近での生成に関して議論を行った。...

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  • 東アジアにおける梅雨期の寒帯気団

    菅野 洋光 Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 61 (8), 615-631, 1988

    ...寒帯気団の構造・性格を東アジアのスケールで解析し,寒帯気団と梅雨前線との関係について検討した.梅雨前線は,風のシアーおよび相当温位を用いて解析した結果,亜熱帯ジェット気流に伴う前線として確認された....

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  • 日本海における極気低気圧およびそれに伴う沿岸平野部豪雪の解析

    竹内 衛夫, 内山 徳栄 気象研究所研究報告 36 (1), 1-21, 1985

    ...またかなり厚い深さの対流的に中立な層を伴ない、ジェット気流の極側の対流圏全体に及ぶような偏西風帯の傾圧性をもった領域に位置している。これらの特徴は、これらの低気圧がいわゆる極気低気圧であることを示している。<br> (2) 500mb面の正渦度の極大には2種類ある。1つは寒冷渦の中央部分に位置しており、もうひとつはトラフ領域に位置している。...

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  • 冬のモンスーン期における10-20日周期の熱帯•中緯度間相互作用

    Pan Hua-Lu, Zhou Fa-Xiu 気象集誌. 第2輯 63 (5), 829-844, 1985

    ...得られた結果は,東アジアの下部対流圏における南北温度傾度,シベリア高気圧,東アジア上の亜熱帯ジェット気流が10-20日周期で一体となって変動していることを示している。合成図による研究は200mb面における10-20日周期の流線関数値の変動が,ゆっくり東進する長波長の総観規模擾乱によるものであることを明らかにした。...

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  • 長崎豪雨(1982年7月23日)の解析

    小倉 義光, 浅井 冨雄, 土肥 啓介 気象集誌. 第2輯 63 (5), 883-900, 1985

    ...同じように,梅雨前線に沿って発達した中間規模低気圧に伴って,下層ジェット気流の風上側の沿岸地域で豪雨が起った過去の三,四の例を示した。...

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  • ジェット気流発電

    堀井 憲爾, 山部 長兵衛, 杉浦 誠 電氣學會雜誌 104 (6), 495-498, 1984

    記事分類: 電気工学--電力工学--発変電

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  • 冬季における北極前線帯の位置について

    松本 淳 地理学評論 56 (9), 624-638, 1983

    In the preceeding studies which determined the location of the Arctic frontal zones on a hemispheric scale, the definition of the Arctic fronts was vague and the locations of the frontal zones …

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  • 成層圏オゾンの対流圏への輪送の解析の一例

    村松 久史 気象研究所研究報告 31 (2), 97-105, 1980

       Thin layers with high ozone concentration and low relative humidity (less than 20%) are frequently observed around the 500-mb level from spring to summer over Tateno. One of such cases was …

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  • 梅雨前線帯のジェット気流周辺における対流圏上部の2.5日周期のじょう乱

    吉住 禎夫 気象集誌. 第2輯 56 (4), 243-252, 1978

    ...この間実施された6時間間隔の高層資料に基ずく解析の結果,この振動は梅雨前線帯のジェット気流周辺に現われた,波長約400kmの弱いじょう乱によるものであることが示される。<br>6時間毎の観測値に正弦波を適合させることにより取出した周期変動を基に,じょう乱の構造および運動エネルギーの流れを調べた。エネルギー変換の評価から,じょう乱は傾圧波であることが示唆される。...

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  • 気球用ポリエチレン・フイルムの縦横加工比と実気球の上空破壊率および極点図形について

    岡本, 智, OKAMOTO, S. 東京大学宇宙航空研究所報告 11 (2_B), 435-445, 1975-07

    ...科学観測用ポリエチレン気球は高度10~20kmのジェット気流層を上昇中に,往々突然破壊落下し,観測計画が単に齟齬を来すばかりでなく,安全性の観点からも重要問題であり,気球材料懇談会で組織的に対策が検討されていた.筆者もこの気球の上空破壊を防止することを目標に,ポリエチレン皮膜に低温二軸延伸性を十分に与えるため,高圧ポリエチレンの基礎物性を検討し,その適合性を確め,フィルムの組織構造について関係する4...

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  • 山岳波と晴天乱気流 (CAT)

    Sherman Douglas J. Papers in Meteorology and Geophysics 25 (3), 177-195, 1974

    It has been observed that h igh level Clear Air Turbulence (CAT)occurs frequently in places such as Japan and Australia, where a fairly strong jet stream crosses a chain of mountains. If a suitable …

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  • 梅雨前線とこれに付随する下層大気中の中間規模擾乱の構造

    松本 誠一, 吉住 禎夫, 竹内 衛夫 気象集誌. 第2輯 48 (6), 479-491, 1970

    ...1968年7月8日から7月12日に至る4日間の特別観測期間中,極東には定常な梅雨前線が卓越していた.したがって各種気象要素の平均場を求めてみると,顕著なつかの特長が明らかとなった.とくに著しい構造は温度成層には見られないで,むしろ下部対流圏の風の場に現われている.非均合いの状態にある下層ジェット気流が存在すること<br>は,降水としたがっておそらく対流活動と深く関係しているものと思われる....

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  • 成層圏循環と小笠原高気圧の季節的転移との関係

    根山 芳晴 気象集誌. 第2輯 44 (3), 159-166, 1966

    ...低緯度中部成層圏に存在する偏東ジェット気流の変動を示す10mb面における低緯度のzonal index (30°N20°N)は,6月中のある日に顕著な飛躍的増加をしている。そしてその増大の現象は成層圏内でほとんど同時的に出現している。...

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  • クリア・エア・タービユレンス

    Arakawa H. Papers in Meteorology and Geophysics 9 (1), 25-28, 1958

    Investigation has shown that the clear-air turbulence encountered by aircraft appears to occur (1) bellow the jet isotach-max and on its north, or cyclonic, side; and (2) above the jet isotach-max …

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