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検索結果 289 件

  • 利根川水系の小河川に形成された河道内氾濫原における在来および外来水生動物の生息状況

    田和 康太, 槐 ちがや, 中村 圭吾 伊豆沼・内沼研究報告 16 (0), 1-9, 2022-07-31

    <p>本研究では,利根川水系小貝川支流の大谷川において季節的に形成された小規模な河道内湿地(たまり)に着目し,そこに生息する水生動物群集を8 月に調査した.調査の結果,たまりではホソセスジゲンゴロウ成虫やヒメガムシ成虫,ニホンアマガエル,トウキョウダルマガエルなどの在来の止水性水生動物が採集された一方で,採集個体数の大半は環境省により生態系被害防止外来種に指定されているカラドジョウとアメリカザリ…

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  • 阿蘇地域で生産される野草堆肥および その施用土壌等における拮抗菌の分布と性状

    龍田 典子, 居石 優子, 古賀 夕貴, 坂本 唯乃, 三谷 果穂, 阿部 紘乃, 上野 大介, 染谷 孝 土と微生物 75 (2), 70-78, 2021

    ...野草堆肥はチガヤなどを野外で腐熟させたもので,その試料30 点は105 ~ 108(平均4.9 × 106)CFU/g 乾物という比較的高密度の拮抗菌を含有していたが,野草ロール13 点と野草牛糞堆肥17 点ではND~ 107(平均4.5 × 105)CFU/g 乾物と低かった。また,野草堆肥施用土壌43 点では,無施用土壌7 点と比べて拮抗菌密度が数倍~十数倍高かった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 雑草植生の形成と維持に及ぼす種間相互作用と土壌化学性の影響

    山田 晋 草と緑 13 (0), 1-12, 2021

    本稿では,刈取り以外に雑草植生の形成や維持に影響を及ぼす要因のうち,種間相互作用と土壌化学性という2点を紹介した.「ある場所でより早く生育を開始した個体が,それより後からきた個体よりも残存・定着に際して有利であり,長期的に残存しやすくなる」というプライオリティ効果は,雑草植生が年月をかけて徐々に「管理」に適合した姿となるまでの「途中段階」への理解を深めるのに役立つ理論である.貧栄養土壌は,一般に…

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  • 身近な場所での植生二次遷移30年間の調査

    飯島 和子, 橋本 健一 生物教育 61 (2), 80-88, 2020

    ...裸地化1年目(1987年)にはスズメガヤ,メヒシバなどの夏型1年生草本が優占した.これらの植物は埋土種子由来と考えられる.2年目にはオオアレチノギク,ヒメムカシヨモギなど冬型1年生草本が優占種となった.これらの植物は風散布型の種子を持つので調査区画外から飛来したものと考えられ,冬は耐陰性の強いロゼット葉で越冬するため,2年目には夏型1年生草本に先駆けて成長するようになったと考えられる.3年目からはチガヤ...

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  • 小規模半自然草地におけるカヤネズミの冬季の営巣環境

    澤邊 久美子, 夏原 由博 保全生態学研究 24 (1), 31-38, 2019

    ...冬季の茎葉層植被率、全植被率またはススキとチガヤの植被率が高いと越冬巣が有意に多く、冬期の全面刈取りがあると越冬巣が有意に少なかった。カヤネズミの移動を想定した森林・水田の隣接については関連が見られなかった。...

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  • 除草剤による矮性チガヤ圃場の雑草管理

    山下 未玖, 田中(岡崎) 麻衣子, 井上 高康, 河野 亜紀子, 大野 直樹, 小笠 原勝 雑草研究 64 (4), 140-146, 2019

    ...その結果,矮性チガヤの移植直後(移植2日後)に300 g a.i./10 a相当量のS-メトラクロールを,雑草生育期(矮性チガヤ移植28日後)に100 g a.i./10 a相当量のハロスルフロンメチルあるいは300 g a.i./10 a相当量のアトラジンを処理する体系処理が矮性チガヤの雑草管理に有効であることが明らかになった。</p>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 小笠原諸島父島の海浜に分布する国内外来種チガヤの優占群落

    人と自然 30 (0), 101-108, 2019

    ...,調査対象としたチガヤ群落の分布地には,もともとグンバイヒルガオ群落とハマゴウ群 落が分布していたと考えられる.換言すれば,調査地ではこれらの群落がチガヤの侵入を受けてチガヤの優 占群落に変化した可能性が高いと考えられる....

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  • 分布南限地帯におけるハマナス群落の構造変化と保全管理

    永松 大, 山中 雪愛 日本緑化工学会誌 44 (1), 57-62, 2018-08-31

    ...以前多かったネザサは保全活動により大幅に減少したが,新たに多くの内陸性植物が定着し,特にチガヤの影響が懸念された。ハマナス群落維持と内陸性植物の抑制には継続的な砂丘砂の供給が望ましく,過去の人為改変により海岸砂丘から切り離された白兎海岸のハマナス群落では,その役割を人間が果たすことが必要と思われる。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 屋上緑化の雨水流出抑制機能に植物種の違いとバイオチャーの利用が与える影響

    麥田 隼希, 土屋 一彬, 松岡 達也, 山田 晋, 大黒 俊哉 日本緑化工学会誌 44 (1), 69-74, 2018-08-31

    ...本研究は,バイオチャーを土壌に混合することで無潅水時の生育状況が改善されるか明らかにするため,イネ科のチガヤとネズミムギの植裁への降雨時雨水流出と無潅水時生育状況を,セダム類を含む種間比較から検証した。その結果,100 mm/h相当の20分間の降雨時の流出量は,ネズミムギでチガヤやセダム類に比べ少なく,降雨前土壌水分量とは負の,乾燥重量とは正の関係が認められた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • クラゲチップを活用した防災対策

    全 槿雨, 金 錫宇, 河野 修一, 江崎 次夫, 寺本 行芳, 松本 淳一, 土居 幹治 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 398-, 2018-05-28

    ...【実験方法】場所は粟井河原の海岸砂地で面積は約1.0haであり、ほぼ全面にチガヤが侵入していた。この場所に平成24年からクラゲチップを用いて、直径約50cm、深さ40cm程度の穴を、1.5m×1.5m間隔で掘り、これに苗長約30cm、根元直径約6mmの2年生の抵抗クロマツを植栽している。...

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  • ミャンマーと日本に生息する水草ササバモ中の重金属元素含有量—水域汚染の指標として

    エイ ミント ミヤット ソエ, 田中 法生, 槐 ちがや, 豊田 和弘 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 156-, 2018

    <p>本研究ではミャンマー国のインドウギーイー湖とインレー湖のそれぞれの湖畔5地点にて、重金属元素を蓄積する沈水植物として昨年12月と今年4月に採取されたササバモを北海道大学オープンファシリティー内で分解して8つの重金属元素を測定した。周囲に超塩基性岩が分布しているインドウギーイー湖の試料はクロム含有量が多く、湖周囲に分布する堆積岩中に小規模なアンチモン鉱床を多く有するインレー湖から採取された試…

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  • P-1-A22 強度行動障害を有する重度知的障害の自閉症患者に小集団活動を導入して

    遠藤 陽子, 飴谷 大, 北村 三喜子, 川口 良次, 川村 陽子 日本重症心身障害学会誌 43 (2), 324-324, 2018

    ...小集団活動の場は他者がいる場ではあるが過剰な気遣いをすることもなく、自分たちがやりたいことを活動する場であったことと、課題や制約がなく思い通りにできることで物事の流れを視覚的に理解することができ見通しを持てたことが問題行動減少につながったと考える。 結論 小集団活動は、集団適応に向けての第一段階として有用であることが示唆された。...

    DOI 医中誌

  • 河川敷で発生する植物バイオマスの高温乾式メタン発酵特性

    利谷 翔平, 澤柳 薫, 鈴木 一弘, 周 勝, 寺田 昭彦, 細見 正明 化学工学論文集 43 (4), 224-230, 2017

    ...および剪定枝と豚ふん尿の混合基質の反復回分式高温乾式メタン発酵を実施した.その結果,メタンガス生成量は,チガヤおよび剪定枝でそれぞれ251±44および157±9.4 m<sup>3</sup>/t-VSであり,メタン生成ポテンシャルとほぼ同等のメタン生成を示した.したがって,チガヤと剪定枝は稲わらの代替バイオマスとして利用可能であることがわかった....

    DOI Web Site Web Site 参考文献20件

  • 河川高水敷における裸地の出現時期がその後の成立植生に及ぼす影響

    山田 晋, 根本 正之 日本緑化工学会誌 43 (1), 39-44, 2017

    ...6月に裸地が形成されるとチガヤの優占化が進む一方,3月および 9月に裸地が形成されると,チガヤ被度は低く,代わってセイタカアワダチソウの被度が高まった。裸地の形成時期に応じて異なる裸地形成直後の飛来種子や発芽可能な種の種構成が,こうした差異をもたらす一因と考えられた。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献7件

  • 東北農研が育成した水稲品種における低温条件下の発芽性,伸長性,および出芽・苗立ち性

    福嶌 陽, 横上 晴郁, 津田 直人 日本作物学会紀事 86 (3), 219-228, 2017

    ...から,本研究の供試品種においては,発芽日数が短い品種ほど,苗立ち性が優れる傾向にあると推察された.供試品種の中では,「Arroz da Terra」,「Ta Hung Ku」,「ヒメノモチ」が,発芽日数が短く,出芽・苗立ち性が優れていた.東北農研育成品種に関しては,主食用品種の「萌えみのり」,「えみのあき」,「ちほみのり」,糯品種の「ときめきもち」は,休眠性がやや強いために,場合によっては出芽・苗立ちがやや...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件

  • 在来草本6種の発芽有効深と発芽温度特性について

    寺井 学 日本緑化工学会誌 43 (1), 318-319, 2017

    ...そこで,のり面緑化に利用可能な在来草本として,メヒシバ,エノコログサ,チガヤ,ススキ,イタドリ,ヨモギの 6種を選定し,発芽有効深と発芽温度特性を確認する試験を行った。結果,メヒシバはどの温度域でも発芽率が高く,覆土の下からも発芽できた。チガヤ,イタドリ,ヨモギは温度により発芽率に差があった。エノコログサとススキの発芽率は低く,発芽率を高める方法が課題と考えられた。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • ヤマアラシと人とものをめぐるコンタクト・ゾーン

    奥野 克巳 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2017 (0), F04-, 2017

    ...マレーシア・サラワク州(ボルネオ島)の森林開発の果てに現れた油ヤシ農園を餌場としてヤマアラシが生き延びる一方で、先住民たちがヤマアラシを野生下で狩猟したり、飼育下で殺したりして、その胃石を市場へと売っている。コンタクト・ゾーンの観点から見れば、複数種とものとの創発的な出会いが、市場経済、相互依存、権力関係、野生と飼育などの諸要素を孕みながら、予期できないランドスケープを生みだしていることになる。...

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  • 道路のり面における草刈時期設定のための草丈成長モデル式構築

    西牟田 和沙, 簗瀬 知史 日本緑化工学会誌 42 (1), 98-103, 2016

    ...草刈りに要する費用が最小になる草刈時期を設定することを目的に,名神高速道路栗東インターチェンジのススキ (<I>Miscanthus sinensis</I> Anderss) とチガヤ (<I>Imperata cylindrical</I> (L.) Beauv.) が優占する盛土のり面において,草刈時期の異なる調査区を設け,草丈及び刈草重量と草刈りに要した費用を調査した。...

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  • 市民とデザイナーが共に創出した「ことのデザイン」

    中島 郁子 日本デザイン学会研究発表大会概要集 63 (0), 8-, 2016

    ...そして、多種多様な立場を持つ委員会メンバーたちが「自分たちがやらなければ、マルシェは何も始まらない」と強く信じ、自分の役割を自発的に探し、確実にタスクを遂行していくプロセスに、「ことのデザイン」の実践を見い出した。この中には著者のデザインワークも含まれる。本稿では「三条マルシェ」という舞台と装置が「ことのデザイン」を創り出し、市民にとって特別な存在となった経緯を報告し、考察する。...

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  • 高齢者のタッチデバイス使用を支援するデザイン要素

    石 王美 日本デザイン学会研究発表大会概要集 62 (0), 87-, 2015

    ...情報へのアプローチがやさしくできることと、新しい技術に対し心理的に拒否感なく受け入れられるよう製作されたつまり、技術受容性(Technology acceptance)が高いモノを中心に発展したことがわかった。<br>タッチデバイスは大きく携帯電話とパッドで分類できる。...

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  • トカラ列島小宝島の海賊伝説

    原田 信之 新見公立大学紀要 36 182-192, 2015

    ...島の伝承によると、昔、与助・与太郎・甚之助という三人組の海賊たちがやってきて掠奪行為を働いたが、島の人たちは畝神山の所にある穴に隠れて助かったという。島で聞き取り調査を行うと、現在でも「畝神の隠れ穴」「与助にさらわれかけた子」「与助から逃げた人」「与助が焼いたセンリ堂」「与助の最期」など多数の関連伝説が伝えられていることが確認できた。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 母親たちの主体的活動としての音楽祭

    照井 裕子, 岡本 依子, 菅野 幸恵 子育て研究 4 (0), 42-52, 2014

    ...活動への意味づけでは,特に第2 回において母親たちが主催者として位置づけられたことがもたらした母親たちの活動への向き合い方の変化や活動におけるインパクトを大きく捉えていること,また活動を,自分たちがやりたいことを楽しみ子どもを活動に巻き込む場として意味づけ,支援の受け手から脱却するという意味での主体性を発揮しつつ,個人としての主体性を発揮する場をも創造した活動と捉えられた。...

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  • チガヤ種子の白毛除去法

    人と自然 25 (0), 125-132, 2014

    ...近年チガヤは生物多様性保全,また土壌保全の視点から緑化材料として利用され始めている.チガヤ種子には白色長毛が付着しており,それが緑化材料として利用する際に大きな障害となっていた.今回,チガヤ種子に付着している白色長毛の除去法を検討した.口径30cm,目の開き0.71mm のステンレス製のふるいを用い,それに白色長毛つきのチガヤ種子のかたまりをやや強くこすりつけることによって,チガヤ種子と白色長毛を分離...

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  • 葉緑体 DNAハプロタイプ分析による在来草本植物 10種の地域性評価

    津田 その子, 小林 聡, 富田 基史, 阿部 聖哉, 松木 吏弓, 河津 かおり, 花井 隆晃, 鈴村 素弘, 守谷 栄樹, 藤井 義晴 日本緑化工学会誌 40 (1), 72-77, 2014

    ...ハプロタイプ分析の結果,カゼクサ,トダシバ,アシボソ,ヤマアワ,チガヤ,ネコハギの 6種では,全国規模で分布するコモンハプロタイプと地域的な偏りを示す複数のハプロタイプを併せ持っており,地域性区分の検討が必要であると示唆された。一方残り 4種は全国ほぼ均一で地域性が認められなかった。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献10件

  • ボーリング試料にみられるフィリピン・ルソン島中央平原パイタン湖周辺域における古植生景観と古気候との関係

    田代 崇, 渡邊 眞紀子, Mario B. Collado, 森島 済 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100195-, 2014

    ...西部北太平洋モンスーン地域(WNPM)として固有の分類がされ,この地域の対流活動(=降水量の変動)は,東アジアを含む全球的な気候変動にも強い影響を及ぼすことが知られている.したがって,同領域の長期的な環境変動を明らかにすることは,気候変動を介した全球的環境変動を理解する上でも重要な課題の一つと考えられる.フィリピン・ルソン島において,湖底堆積物の植物珪酸体分析をおこなった吉田ほか(2011)は,イネ科チガヤ...

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  • 2種除草剤混用によりイネ科多年草を選択的に防除する芝地(ノシバ)の管理方法

    白石 祐彰, 高松 進 土木学会論文集G(環境) 69 (2), 67-73, 2013

    ...塩の混合液を撒布した.1回の散布では除草剤成分がチガヤの体内を移行できなかったため生き残った地下茎からチガヤが萌芽し生育したが,年に2回撒布すると翌年のチガヤの発生はほとんど抑えられた.高い防除効果を発現した2種類の除草剤混用の除草剤間に働く相互作用の機構について推論した....

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  • 水稲新品種「天のつぶ」の育成

    吉田, 直史, 大寺, 真史, 佐久間, 秀明, 佐藤, 博志, 斎藤, 真一, 佐藤, 弘一, 手代木, 昌宏, 齋藤, 弘文, 半沢, 伸治, 浜名, 健雄 福島県農業総合センター研究報告 = Bulletin of the Fukushima Agricultural Technology Centre (3) 47-62, 2011-03

    ...ほ場抵抗性は、葉いもちが'やや弱'で、穂いもちが「ひとめぼれ」「コシヒカリ」よりも優る'強'である。D 障害型耐冷性は'やや強'で「ひとめぼれ」「コシヒカリ」よりも劣る。E 収量は「コシヒカリ」よりも優り、「ひとめぼれ」並である。玄米は厚さがやや厚く玄米千粒重は「ひとめぼれ」「コシヒカリ」よりやや大きい。品質は青未熟粒がやや見られるものの刈り遅れ等による白未熟粒の発生が少なく良好である。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 中間地方の耕作放棄地における野草の主要ミネラル含量

    堤, 道生, 高橋, 佳孝, 惠本, 茂樹, 伊藤, 直弥, 佐原, 重行, 吉村, 知子, 渡邉, 貴之 近畿中国四国農業研究センター研究報告 (10) 87-97, 2011-02

    ...調査地の主な優占種は出現頻度の順に,セイタカアワダチソウ,ススキ,ヨモギ,チガヤ,イヌビエおよびクズであった。群落全体のミネラル含量は優占種のミネラル含量と類似していた。群落全体のカルシウム含量はほとんどが適正範囲内にあり,許容摂取限界を超えることはなかった。しかしながら,ススキおよびススキの優占する群落ではカルシウム含量の不足が散見された。...

    日本農学文献記事索引

  • 中国地方の耕作放棄地における野草の主要ミネラル含量

    堤 道生, 高橋 佳孝, 惠本 茂樹, 伊藤 直弥, 佐原 重行, 吉村 知子, 渡邉 貴之 近畿中国四国農業研究センター研究報告 = BULLETIN of THE NATIONAL AGRICULTURAL RESEARCH CENTER for WESTERN REGION 10 87-97, 2011-02-01

    While cattle (mainly beef cows) grazing on abandoned cultivated land has become widespread in Japan, there is insufficient data on the mineral content of the wild plant species growing there. We …

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • ラオス山村におけるウシ放牧

    中辻 享 日本地理学会発表要旨集 2011f (0), 100147-100147, 2011

    ...チガヤ草原でも数年放牧を行なうとチガヤが根絶し、ユーパトリウムに置き換わることが多い。そういった場合も再度そこで焼畑をすればチガヤが再生する。しかし、近年は高地の集落の多くが低地に移転した。そのため、石灰岩地帯で焼畑がなされなくなり、チガヤ草原が減少している。発表では2011年8月に実施する現地調査の結果もあわせて報告したい。...

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  • 耕作放棄地の植生、草量及び牧養力の推移

    惠本, 茂樹, 引田, 久美子, 川崎, 友子, 伊藤, 直弥, 島田, 芳子, 秋友, 一郎, 岡村, 由香 山口県畜産試験場研究報告 (25) 6-10, 2010-03

    ...イネ科主体でチガヤやヒメクグといった再生利用が可能な草種が優占した調査地では、安定した牧養力が得られ、放牧を継続することで、さらにイネ科の植物の優占率が増加する傾向が見られた。今回の調査では、耕作放棄地に放牧を行うと前植生は変化するものの、その牧養力は急激に衰退することはなかった。...

    日本農学文献記事索引

  • 万葉集の植生学的研究

    服部 保, 南山 典子, 小川 靖彦 植生学会誌 27 (2), 45-61, 2010

    ...「浜」,「里」,「野」,「山」における植生分布は万葉時代も現在も大きな差はなく,田畑,クロマツ林,チガヤ草原,ススキ草原,ヨシ草原,里山林などが当時広がっていたと推定した.万葉集の「山」は,現在使用されている用語でいうと「里山」に該当すると考えられた.<BR>  5. ...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献81件

  • AFLP解析による近畿地方におけるチガヤの変異

    花崎 ゆり, 三浦 励一, 冨永 達 日本緑化工学会誌 36 (2), 299-303, 2010

    ...これらの結果から,近畿地方でチガヤを緑化資材として利用する際には,その移動範囲はほぼ100 km を目安とすることが適切であろうと考えられた。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献33件

  • 天竜川上流および三峰川の堤防法面におけるチガヤマット設置の効果

    水沼 薫, 木村 保夫, 佐藤 靖 日本緑化工学会誌 36 (1), 131-134, 2010

    ...そこでオオキンケイギクの侵入を抑制し安定した堤防植生を形成させるため,チガヤ(<I>Imperata cylindrica</I>)のマット状苗(チガヤマット)を設置し観察を行った。その結果,設置からおよそ半年で堤防法面はチガヤが優占する植生が形成された。この間,堤防法面の浸食は認められなかった。設置から1年後には根茎由来のオオキンケイギクが若干確認されたが,種子由来による侵入は認められていない。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 皮膚冷刺激が神経筋機能に与える影響

    下瀬 良太, 只野 ちがや, 重田 枝里子, 菅原 仁, 与那 正栄, 内藤 祐子, 関 博之, 坂本 美喜, 松永 篤彦, 室 増男 理学療法学Supplement 2009 (0), A2Se2038-A2Se2038, 2010

    【目的】随意筋収縮における筋力発揮の力-時間曲線は神経筋機能を評価する上で有効な情報を与えてくれる.特に高齢者は若年者に比べ筋力の発生からピークまでの力発達曲線(Rate of Force Development;RFD)が低い傾向にあり,不意の重心移動などに素早く対応できずに,転倒に繋がる事が多いといわれている.高齢者の転倒予防を考える際に,高いRFDの改善に繋がるトレーニングは重要である.R…

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  • シーティングによる食事動作へのアプローチ

    玉寄 兼多, 金城 知子 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2010 (0), 7-7, 2010

    ...口へのリーチがやっとで、前腕・手首での位置や向きの調整も行いにくい。<BR>座面圧:体圧分布測定装置(FSA)を使用。仙骨部・左座骨を中心に最大144mmHgの圧を計測。<BR>【介入】<BR>シートクッションを作製し、姿勢が改善したが左座骨部の圧が高値であった(最大200mmHg)。その後、姿勢と圧分散を確認しながら修正。また、食事時間中に徐々に体幹が傾くため左腰背部に体幹サポートを作製。...

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  • 植物珪酸体分析からみた中部ルソン島,パイタン湖における 過去およそ2,500年間の植生変遷

    吉田 真弥, 高岡 貞夫, 森島 済, Collado M.B 日本地理学会発表要旨集 2010s (0), 96-96, 2010

    ...<B>1.はじめに</B><br>  フィリピン,中部ルソン島中央平原には,フィリピン屈指の水田地帯が広がり,稲作農業が営まれている.一方で丘陵地においては,森林伐採や休閑期間の短い焼畑の繰り返し,耕作放棄などに起因して広く分布するとされるコゴンImperata cylindrica草原(チガヤの仲間)が広がっている.このように,この地域における人間活動とイネ科植生の成立とは密接に関係している.しかし...

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  • 特集 HIT WIT HIT ヒットの陰にIT:ヒットをITで持続させる

    日経コンピュータ = Nikkei computer (732) 36-40, 2009-06-10

    ...「製品を比較するサービスを提供しているうちがやらなくてどうするんだ」─。購買支援サイト「価格.com」を運営するカカクコムの社内で、エコポイント制度に対応した新サービス「エコポイント特集」の企画が持ち上がったのは4月中旬のことだ。折しも政府が4月10日に追加経済対策の一環としてエコポイント制度の構想を発表したばかりのタイミングだった。...

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  • 新規造成地に発生した雑草の群落組成について

    高江洲, 賢文 沖縄県農業研究センター研究報告 = Bulletin of the Okinawa Prefectural Agricultural Research Center (3) 21-27, 2009-04

    ...チガヤ、セイタカアワダチソウ、ツボクサ等は非農耕地、エノコログサ、ヒメタネツケバナ等は農耕地の部分的出現種であった。優占種の出現は、アワユキセンダングサが共通出現種で、ギョウギシバ等3種が非農耕地、イトアゼガヤ等2種が農耕地の出現種であり、農耕地と非農耕地の優占種は異なっていた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • チガヤ(Imperata cylindrica (L.) Beauv.)

    小西 真衣 草と緑 1 (0), 10-15, 2009

    ...結果的にチガヤは、日本列島の変化に富む気象条件や多様なかく乱、幅広い環境条件にも多様な遺伝的変異によって適応し、生態的にも形態的にも分化した様々な特性をもつ群落をつくる。今日では昔からの利用に代わり「緑化植物」としての利用に期待が高まるが、チガヤと上手に付き合うには本種の特性を十分に踏まえることが大切である。...

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  • オオバコの刈取りに対する再生力

    松嶋 賢一, 玉井 富士雄, 野口 勝可, 廣瀬 友二, 福山 正隆 雑草研究 54 (2), 55-62, 2009

    ...比較対象とした植物は,農地周辺によく出現するオヒシバ,スベリヒユ,メヒシバ,ヨモギおよびチガヤとした。その結果,地上3cm刈取りにおいて,オオバコ個体の生葉数は刈取後4週目には無刈取りの個体と同数にまで再生していたが,オヒシバでは無刈取りの個体の72%の再生に止まり,それ以外の4種では67%以下で,少なかった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献2件 参考文献14件

  • 第一背側骨間筋の皮膚冷刺激による筋活動パターン解析

    重田 枝里子, 与那 正栄, 只野 ちがや, 田島 多恵子, 下瀬 良太, 内藤 祐子, 関 博之, 室 増男 理学療法学Supplement 2008 (0), A3P1148-A3P1148, 2009

    【目的】<BR>皮膚の冷受容器を刺激するとfast 運動単位(MU)の動員が生じる.このfast MUの動員は動作開始に必要な作用であり、高齢者ではfast MUに顕著な萎縮が認められている.したがって、fast MUの選択的トレーニングは理学療法の筋機能改善方略にとって重要である.そこで本研究は、ミニチュア電極を用いて、皮膚冷刺激による表面筋電信号から運動筋の活動パターンの変化を調べ、臨床応用…

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  • 皮膚冷刺激有酸素運動が筋活動・呼吸循環・自律神経応答に与える影響

    下瀬 良太, 只野 ちがや, 田島 多恵子, 重田 枝里子, 与那 正栄, 内藤 祐子, 関 博之, 松永 篤彦, 室 増男 理学療法学Supplement 2008 (0), A3P2144-A3P2144, 2009

    【背景・目的】高齢者にとって心肺機能と筋力の維持・向上は重要である.それらの機能を維持するために生体ストレスの少なく,さらに大きな効果を期待できる低強度の運動トレーニングが求められる.しかし一般的には,トレーニング効果を出すために速筋の運動単位(fast-MUs)の動員やMU動員数の増加が重要とされており,これには比較的高い運動強度が要求される.低強度においてfast-MUsを動員する方法に皮膚…

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  • チガヤ人工草原の16 年後の変化と創出の可能性

    人と自然 20 (0), 81-91, 2009

    ...1993 年にチガヤおよび各種野草の播種・植栽によって,兵庫県立人と自然の博物館ジーンファームの圃場にチガヤ人工草原を創出した.1993 年の播種・植栽の記録と1994 年当時の調査結果および16 年後の調査結果をもとに,チガヤ人工草原の創出方法や維持管理方法について検討を行った.その結果,年に1回程度の刈り取りによってチガヤの優占状態は16 年後も維持されていること,導入した野草種の多くは定着し,...

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  • 北海道石狩海岸における海浜型チガヤ群落の組成

    人と自然 20 (0), 107-112, 2009

    ...北海道石狩海岸砂丘に成立しているチガヤ優占群落において植生調査をおこなった.調査の結果,チガヤが優占するほか,数種の海浜植物を混生していることが確認され,九州から東北にかけて分布している海浜型チガヤ群落と同等の群落であると考えられた.このチガヤ群落の配分を観察したところ,ハマニンニク群落よりも内陸側,カシワ林よりも海側に位置し,ハマナスを伴うススキ群落と同所またはその周辺に部分的に成立していることがわかった...

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  • 静岡県遠州灘海岸における海浜植生の成帯構造の成立要因

    岡 浩平, 吉崎 真司, 小堀 洋美 日本緑化工学会誌 34 (1), 57-62, 2008

    ...その結果,汀線から内陸に向かって,優占種の特徴からコウボウムギ帯→ケカモノハシ帯→ビロードテンツキ帯→チガヤ帯と変化する成帯構造が確認された。成帯構造の各帯の分布は,汀線から内陸に向かって変化する波浪強度や堆砂深の傾度に対応していると考えられた。また分類木解析によって,成帯構造の成立には,最低でも100 m以上の海浜幅が必要であると予測された。...

    DOI Web Site 被引用文献13件 参考文献30件

  • エチゼンクラゲ類を活用した緑化資材の開発

    江崎 次夫, 河野 修一, 枝重 有祐, 車 斗松, 全 槿雨 日本緑化工学会誌 34 (1), 195-198, 2008

    ...アラカシについては2年間,クロマツおよびチガヤについては1年間,ポットでの施用実験を行った結果,苗長,根元直径および葉数などに無施用との間に0.1 %レベルで有意な差が認められ,その有効性が確認された。...

    DOI Web Site 被引用文献12件 参考文献1件

  • 関東地方北部におけるチャバネセセリ幼虫の越冬に関する予備的研究

    井上 大成 蝶と蛾 59 (1), 23-28, 2008

    ...2006-2007年にかけての冬に,茨城県つくば市でチャバネセセリの越冬幼虫を観察した.幼虫の密度は,建物の南側の壁に近い草地で高かった.ここではチガヤは冬の間緑色を保っており,幼虫は暖かい日中には活発に活動していた.直射日光の当たる建物の南側の越冬場所では,2月には日最低温度は0℃近くまで下がったが,晴れた日の最高温度は30℃前後にも達した.4月に野外から採集され網室で飼育された幼虫は,4月上旬-...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 前腕高強度レジスタンストレーニングが循環応答に与える影響

    下瀬 良太, 只野 ちがや, 田島 多恵子, 与那 正栄, 坂本 美喜, 松永 篤彦, 室 増男 理学療法学Supplement 2007 (0), A1039-A1039, 2008

    【背景】筋疲労時は中枢でのcentral commandの影響や,末梢でのmetaboreflexを初めとする様々は反射の影響により,交感神経活動が亢進し,血圧や心拍数(HR)が上昇するといった循環応答が起こる.持久性トレーニングが筋疲労に対する循環応答に与える影響についての報告は多いが,前腕のレジスタンストレーニングにおける筋疲労と循環系へのトレーニング効果についての報告は多く見られない.そこ…

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  • クローナル植物の集団内における個体差 (<特集2>クローナル植物の適応戦略)

    西脇 亜也, 水口 亜樹 日本生態学会誌 57 (2), 251-255, 2007

    ...さらに、クローナル植物であるチガヤを用いた研究例として、チガヤの集団内に大きな遺伝的変異が存在することを示した研究を紹介した。そして、この遺伝的変異は遺伝子型レベルでのニッチ分化をもたらし、それが集団内の遺伝的変異の高さに密接に関わっている可能性について考察した。...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 海岸砂地に発生する2種のホウライタケ型菌類について

    竹橋 誠司, 高橋 春樹, 糟谷 大河, 柿嶌 眞 日本菌学会大会講演要旨集 51 (0), 101-101, 2007

    ...徳島)の海岸砂地から多数の子実体が採集された.本菌の子実体は小型,かさ表面は平滑で周辺部に強い小じわを持ち,ひだは肉厚で直生~やや垂生,柄は細い円筒形となり表面は粉状~綿毛状という特徴を持つ.本菌はアメリカ,アジア,ハワイ,ヨーロッパの砂地,特に海岸砂地に分布し,イネ科植物に胴枯病を起こす<I>Marasmius</I>-blightとして知られる.日本では,夏から秋にかけて海岸砂地のハマニンニク,チガヤ...

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  • 日本での<I>Bipolaris</I>属新種2種および<I>Cochliobolus</I>属新産種1種

    月星 隆雄, 鍾  文鑫, 菅原 幸哉, 大久保 博人 日本菌学会大会講演要旨集 51 (0), 64-64, 2007

    ...<I>Bipolaris</I>属1種は2002年に沖縄県石垣市および竹富町でチガヤ属(<I>Imperata</I>),チカラシバ属(<I>Pennisetum</I>),ヒゲシバ属(<I>Chloris</I>)植物およびギニアグラス(<I>Panicum maximum</I>)の褐色斑から分離した.分生子柄は明褐色~褐色,基部に目立たない膨らみがあり,90-251×5-8μm,分生胞子は淡褐色...

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  • 管理手法の異なる谷津の水田と畦畔の植生

    大塚 広夫, 根本 正之, 桝田 信彌 雑草研究 51 (4), 229-238, 2006

    ...(3) 非除草剤畦畔では伝統的畦畔によくみられるチガヤ, スイバ, オオジシバリなど多年草が多く出現した。一方, 除草剤施用畦畔ではスギナ, ヨモギ, ハルジオンの他, メヒシバ, スズメノテッポウ, カヤツリグサなどの一年草が多くなった。...

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献24件

  • 棚田域における管理形態の違いから生じる植生と小動物相(カエル類・ネズミ類)の関係

    大澤 啓志, 黒田 貴綱, 勝野 武彦 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2006 (0), 47-47, 2006

    ...粗放管理地では水分条件に応じてチガヤ‐ススキ群落やイグサ群落が、管理放棄地ではス スキ優占群落が成立した。カエル相は、耕作棚田では多様な種が生息したが、耕作放棄地では種数が少なくなった。しかし、過湿地では獣類の攪乱等により繁殖水域が確保され、ヤマアカガエルやシュレーゲルアオガエル等が生息を維持した。...

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  • Acacia mangium植林地における現存量推定と森林構造

    金子 隆之, 沖森 泰行, サイフディン アンショリ, 太田 誠一 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 288-288, 2005

    ...森林伐採後の農地利用などを経て、劣化二次林やチガヤ草原の広がる広大な未利用地を早成樹産業植林地として利用されている。このエリアの土壌の大半を占めるアクリソル土壌では粘土含量の多寡が土壌の保水力や無機養分の保持力に影響する。そこで2つの粘土含量の異なる同一齢林分での成長の違いを検討した。<br> 平均直径は重埴土林分では平均20.8cmで、軽埴土林分より4.5cmも大きい。...

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  • チガヤ属2種における遺伝的多様性の地理的変異

    西脇 亜也, 水口 亜樹 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 105-105, 2005

    ...日本列島にはチガヤ属(<i>Imperata</i>)の開花時期の異なる2タイプ(ケナシ,フシゲ)が分布しており,この2タイプのチガヤは開花時期のずれや生育立地の違いによってニッチ分化することで同所的に共存可能であることを報告してきた。今回はこの2タイプそれぞれの遺伝的多様性とタイプ間の遺伝的交流の程度を検討することでチガヤにおける遺伝的分化の実態について報告する。...

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  • サンドブラスティングに対するコウボウムギ,チガヤ,セイタカアワダチソウの耐性の比較

    由良 浩 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 549-549, 2005

    ...演者は,砂浜での内陸性植物の生育を阻害している環境要因を特定するために,野外調査や室内実験を行ってきた.その過程で,風により移動する砂が植物に吹きつける現象すなわちサンドブラスティング(sandblasting)が鍵になる環境要因であることを小倉明子(東邦大学)とともに見つけた.今回は砂浜の植物であるコウボウムギのほうが内陸性の植物であるセイタカアワダチソウもしくは準砂浜の植物であるチガヤに比べて長期的...

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  • 畦畔に導入したチガヤの生育

    江崎 次夫, 河野 修一, 藤久 正文, 岩本 徹, 川崎 哲郎, 木村 浩, 中村 剛, 石坂 知行, 小野 智靖, 全 槿雨 雑草研究 50 (Supplement), 114-115, 2005

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  • 高空間分解能画像データによる畦畔等の植生バイオマス量の推定

    渡辺 修, 大谷 一郎, 大原 源二 システム農学 21 (1), 47-57, 2005

    ...現地ではチガヤの優先する畦畔が高い頻度で確認された。40カ所のサンプリングポイントの解析から、NDVI(Nomalized Difference Vegetation Index)値と地上部植生バイオマス量の間に高い正の相関がみられ(R<sup>2</sup>=0.622, p<0.01)、NDVI値から推定した合計バイオマス量は26 DWt/haであった。...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献28件

  • 水稲新品種‘つやおとめ'の育成およびその特性

    浜地, 勇次, 川村, 富輝, 大里, 久美, 今林, 惣一郎, 和田, 卓也, 西山, 壽, 安長, 知子, 吉野, 稔, 坪根, 正雄, 佐藤, 大和, 尾形, 武文 福岡県農業総合試験場研究報告 (23) 7-14, 2004-03

    ...いもち病真性抵抗性遺伝子“Pii””を持つと推定され、病害圃場抵抗性は葉いもちおよび白葉枯病が同程度の“やや弱””、穂いもちがやや優れる“中””である。収量性は同程度あるいはやや優れる。千粒重はやや軽い。心白米の発生はやや少なく、腹白米と乳白米の発生は同程度で、玄米品質はやや優れる。食味はやや優れる“上の中””である。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 琉球列島における半自然草原の植物社会学的研究

    山戸 美智子, 浅見 佳世, 武田 義明 植生学会誌 21 (1), 1-13, 2004

    ...は一年生植物,帰化植物,ヨモギクラス,シロザクラスの種の比率が高く,半地中植物やススキクラスの種の比率が低いという特徴をもつ.この特徴は,東北から九州にかけて同様の立地に成立するチガヤ-ヒメジョオン群集と類似しており,本群集は本土のチガヤ-ヒメジョオン群集に対応する琉球列島における除草草原型の群集と考えられた.また,ススキ型の群集として,ススキ-ホシダ群集が認められたが,本群集は2つの下位単位に区分...

    DOI Web Site 参考文献48件

  • 陸域環境研究センター圃場におけるC3/C4混生草原の地下部バイオマスと成長量の季節変化

    劉 建軍, 莫 文紅, 及川 武久 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 124-124, 2004

    ...<br>本研究の調査地となったC3/C4混生草原では,C3植物であるセイタカアワダチソウの優占区において,生きている地下部バイオマスは1580.7g d.w. m-2で,地下部の成長量は481.7g d.w. m-2yr-1で;死んた地下部の蓄積量は593.7g d.w.m-2で,地下部のリターフォールは483.6g d.w. m-2yr-1であった.C4植物であるチガヤの優占区では,生きている地下部...

    DOI

  • 立地条件の異なる場所に形成された二次遷移初期過程の植物群落

    飯島 和子, 佐合 隆一, 大賀 宣彦 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 411-411, 2004

    ...裸地化から3年間で、47種が出現し、優占種はスズメガヤ(Th)、メヒシバ(Th)、アキメヒシバ(Th)→オオアレチノギク(Th(w))→チガヤ(H)と移り変わった。この調査結果と比較するために、休耕畑(千葉県袖ヶ浦市、以下A)と都市部の緑地(東京都目黒区自然教育園内、以下B)で同様の調査を行った。...

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  • 東京湾における海草藻場の長期空間動態

    山北 剛久, 仲岡 雅裕, 近藤 昭彦, 石井 光廣, 庄司 泰雅 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 267-267, 2004

    ...また、藻場の沖側の分布限界が年を追って後退する傾向、および浅い部分のパッチがやや減少する傾向が見られた。<br><br> 本研究により、高解像度の航空写真は浅海の藻場の研究に有効な手段であることが示された。面積の変動を引き起こす要因としては、埋め立てに伴う潮流の変化、砂州等の地形変化、さらに東京湾の水質の変化などが考えられる。...

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  • 海岸砂丘地の緑化

    江崎 次夫, 井上 章二, 藤久 正文, 河野 修一, 中島 勇喜, 全 槿雨 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P4076-P4076, 2004

    ...海岸砂丘地のチガヤ群落内に実生からクロマツを生育させ、防災機能の高いクロマツ林を造成するため、山形県の庄内砂丘地と佐賀県の虹の松原砂丘地で、チガヤの生育と土壌硬度および土壌pHとの関係について調査を行った。その結果、チガヤの草丈、成立本数および乾物重量は、土壌硬度の低下に伴って増大傾向を示した。...

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  • <I>Acacia mangium</I>造林に伴う土壌変化

    山下 尚之, 太田 誠一, Saifuddin Anshori, Hardjono Arisman 日本林学会大会発表データベース 115 (0), H09-H09, 2004

    ...【結果と考察】Acacia造林地と二次林の土壌pHはチガヤ草原より低かった(図1)。Acacia造林地と二次林の交換性Ca2+、Mg2+濃度と塩基飽和度もチガヤ草原より低く、Acacia造林地の交換性K+濃度は他の植生より低かった。一方、全炭素・全窒素含量には植生間差が見られなかったが、有効態リン酸濃度はチガヤ草原よりもAcacia造林地と二次林で高かった。...

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  • 開花時期の異なるチガヤ(Imperata cylindrica (L.) Beauv.)2タイプの遺伝的差異

    水口 亜樹, 西脇 亜也, 杉本 安寛, 小山田 正幸 日本草地学会誌 50 (1), 9-14, 2004

    ...これらの結果から,日本におけるチガヤには,同じ地域に存在しながら,開花時期の違いにより遺伝的に隔離された2分類群が存在することが明らかとなった。我々の結果は,無毛タイプをImperata cylindrica var. cylindrica (ケナシチガヤ),有毛タイプをImperata cylindrica var. koenigii (フシゲチガヤ)とする見解を支持する。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献3件 参考文献16件

  • 自己の食生活管理能力を養うための食教育のあり方(第1報)

    小又 祐子, 佐々木 貴子 日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集 46 (0), 27-27, 2003

    ...筆者らは、子どもたちがやせ願望により必要以上に食事制限を行うという問題を解決するためには、子どもたちに対して自己の食生活管理能力を高め、健康を意識した食意識を培うための食教育をう必要性があるのではないか。そして、その時期としては心身の成長が著しく、自己の食生活を管理する機会が増す中学生段階が効果的ではないかと考える。...

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  • フィリピン・ルソン島の植栽林におけるクマネズミの行動

    矢部 辰男, Rivera George A. 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 55 (0), 43-43, 2003

    ...(5-11月)の最盛期である8月末から雨季の終わりにかけて発生し,他の季節には見られなかった.調査(2002年4, 10, 11月)の結果,クマネズミの食性と降雨が被害発生に関わっていることがわかった.クマネズミはふだん,湿地帯周囲に残された雑草・雑木帯で,主に種子・果実を食べて生活する.ところが降雨のためにこれらが水没し,採餌できなくなるために,高台にあるmara-papayaの林床(下草は主にチガヤ...

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  • 海岸砂丘地の植生と土壌のpH

    江崎 次夫, 井上 章二, 藤久 正文, 河野 修一, 中島 勇喜, 幸喜 善福, 全 槿雨 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 422-422, 2003

    ...また、チガヤと他の植生との混生地とチガヤ単純群落とでは、後者の土壌pHが低下傾向であった。これは、チガヤが広い適応性を示しているものの、チガヤの生育により最適な適応範囲に向かっているためではないかと判断された。土壌硬度も単純群落に向かうに従って低下傾向であった。これは、地下茎の旺盛な成長に伴うものである。...

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  • 開花時期の異なるチガヤ(Imperata cylindrica (L.) BEAUV.)2タイプ間の形態的差異

    水口 亜樹, 西脇 亜也, 杉本 安寛 日本草地学会誌 49 (4), 324-329, 2003

    ...日本のチガヤは, 開花の節に毛が有るフシゲチガヤと開花稈の節に毛が細いカワラチガヤ(ケナシチガヤ)に分類されていたが,現在では,開花稈の節毛の有軸は分類学的に重要な形質とは見なされていないため,チガヤ1種として認識されている。宮崎平野で見出された,開花時期によって分けた2タイプのチガヤ(E型,C型)について,外部形態の差異が存在するか否かを検討した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献4件 参考文献12件

  • ランドスケープの立場からみた市街地環境と“雑草”

    前中 久行 雑草研究 46 (1), 48-55, 2001

    ...<br>造成後時間をへたのり面で, 出現頻度が比較的高いものは, 当初の緑化草種ではなく, ススキ, セイタカアワダチソウ, チガヤ, メリケンカルカヤなど, 後から侵入した植物であるが, これらも, 土砂流出防止や裸地の視覚的遮蔽などの効果をもっている。...

    DOI 被引用文献2件

  • 皮脂組成の季節変動と肌状態・肌質の関係

    見城 勝, 大倉 さゆり, 任田 美穂, 金子 智佳子, 太田 尚子 日本化粧品技術者会誌 34 (4), 365-373, 2000

    Sebum secretion onto skin surfaces is a normal process, and plays an important role in the protection of skin. However, it is known that either excessive or poor secretion of sebum often causes skin …

    DOI 被引用文献2件

  • 大韓民国のハマナスオーダーとハマゴウクラス

    鄭 容圭 植生学会誌 17 (1), 39-51, 2000

    ...大韓民国において,先駆性のつる植物が優占する海岸マント群落をZ-M学派の方法によって研究した.大韓民国の海岸性マント植生は,北方タイプのハマナスオーダーと南方タイプのハマゴウクラスによって代表され,それぞれハマナスとハマゴウが優占している.大韓民国の海岸マント群落は二つの群落と三つの群集,すなわちハマナス群落,ハマゴウ群落,ウンラン-ハマゴウ群集,テリハノイバラ-ハマゴウ群集,チガヤ-ハマゴウ群集に...

    DOI 参考文献30件

  • 日本産マメ科ハギ属の一新種

    根本智行, 大橋広好 植物研究雑誌 74 (5), 268-281, 1999-10-20

    ...</p><p>サガミメドハギは東京都蒲田から三浦半島をへて神奈川県平塚にかけて海岸沿いに分布していたと推測できる.生息地について,籾山氏の談話では,「ハナハタザオやオオバメドハギがあるのは平塚の松林でスカシユリが咲き,小松の中にはカワラナデシコ,チガヤもそよいでいました」(籾山泰一先生論文集-卒寿記念-,p. 11,神奈川県植物誌調査会1994)という.しかし,神奈川県立生命の星・地球博物館,平塚市博物館...

    DOI

  • 水田畦畔の植生および強度に及ぼす草刈り回数の影響

    中野 尚夫 農業生産技術管理学会誌 6 (2), 41-46, 1999-10-01

    ...一方少回刈りでは,経年的にバヒアグラスなどの短草型草種の被度が低下し,チガヤの被度が高くなり,長草型草種の優占化がみられた。これに対し中回刈りでは,植生の変化がほとんどみられず,畦畔の軟弱化も認められなかった。これらのことから年4〜5回程度の刈取りが畦畔植生そして強度維持に有利と判断した。...

    DOI

  • 沖縄で刈り取り除草により維持されるチガヤ-シロバナセンダングサ群落の種組成と成立要因

    浅見 佳世, 山戸 美智子, 服部 保, 赤松 弘治, 武田 義明 植生学会誌 16 (1), 1-11, 1999

    ...における管理の下で維持されてきたチガヤ群団の既群集と比較することで,その特徴や成立要因について検討した.高速道路法面などに成立するチガヤ型は,シロバナセンダングサやアキノノゲシ,ナンゴクネジバナ,シナガワハギなどの種群を持つことでチガヤ群団の既群集とは異なるチガヤ-シロバナセンダングサ群落としてまとめられた.九州から東北にかけての同様の立地に成立するチガヤ-ヒメジョオン群集と同じく,一年生植物や帰化植物...

    DOI 参考文献20件

  • イネ科植物種間におけるシハロホップブチルの選択性

    伊藤 操子, 河原 裕子, 浅井 元朗 雑草研究 43 (2), 122-128, 1998

    Responses to foliar-applied cyhalof op-butyl of the seedlings of 29 Poaceae species at about 3- to 4-leaf stage were examined. Species belonging to subfamilies of Panicoideae, except for <i>Imperata …

    DOI 被引用文献1件

  • 伝統的水田と基盤整備水田における畦畔植生

    山口 裕文, 梅本 信也, 前中 久行 雑草研究 43 (3), 249-257, 1998

    Plant biodiversity in the vegetation on the flat part of three kinds of levees (paddy-side) surrounding different types of paddies: traditionally managed levee (TRD), levee of paddy reconstructed 5 …

    DOI 被引用文献9件

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