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検索結果 143 件

  • 1 / 1

  • タテツツガムシ刺症の 1 例

    安西 三郎 西日本皮膚科 83 (2), 143-145, 2021-04-01

    ...九州では秋季に多くツツガムシ病が報告され,その媒介者としてタテツツガムシ,フトゲツツガムシが知られている。しかし虫刺症としてのタテツツガムシ刺症についてはあまり周知されておらず,秋季の虫刺症の原因の一つとして留意する必要があると思われた。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • ツツガムシ病患者の末梢血中に認めた異型リンパ球の性状解析

    竹田 光, 山田 尚弘, 長谷川 毅, 鈴木 裕, 田中 喜和, 森谷 美香, 植木 哲也, 田嶋 克史 医学検査 70 (1), 176-181, 2021-01-25

    ...ツツガムシ病接触歴を含んだ病歴を繰り返し聴取した結果,ツツガムシ病が疑われた。血清学的検査では,<i>Orientia tsutsugamushi</i>に最近暴露されたことが判明した。ミノサイクリン投与によって症状は速やかに改善した。検査所見では,異型リンパ球は第3病日に10%まで増加し,DICおよびHPSを発症する以前に減少した。発症時と回復時のリンパ球の性状解析を行い比較した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • ツツガムシ病の2例

    神野, 義行 高知赤十字病院医学雑誌 22 (1), 57-61, 2018-03

    ...ツツガムシ病の2 例を経験した.症例1:61 歳男性.症例2:68 歳男性.ともに大豊町在住で ふだんは農業に従事.草刈りなど屋外で作業をした数日後から発熱,倦怠感あり,その後全身の紅斑 が出現し受診.上肢に刺し口様皮疹を認めた.いずれの症例も一般血液検査と生化学検査で軽度の肝 機能障害と血小板減少,異型リンパ球の出現あり.抗ツツガムシ抗体ではIgM 抗体価の上昇を認め た.塩酸ミノサイクリン200...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 本邦で感染したデング熱の1例

    清水 彩佳, 齋藤 登, 篠原 浩, 馬渡 桃子, 大曲 貴夫, 川島 眞 日本皮膚科学会雑誌 125 (5), 1029-1033, 2015

    ...46歳男.2014年8月中旬より躯幹,四肢に大小の紅斑と少数の丘疹を認め,発熱,頭痛を伴った.白血球減少,血小板減少,肝機能障害を認めた.当初ツツガムシ病を疑ったが,国内感染デング熱発生の報道から,再度確認したところ8月上旬に代々木公園近隣施設に滞在したことが明らかとなり,検査にてデングウイルスIgM抗体陽性であり,デング熱と診断した.発症から約3週間後,掌蹠の落屑を生じて治癒した.流行地への渡航者増加...

    DOI Web Site 医中誌

  • 秋田県大曲のつつがむし病患者発生地におけるアカツツガムシによる皮膚炎

    高橋 守, 角坂 照貴, 高橋 裕美, 三角 仁子, 佐藤 寛子, 柴田 ちひろ, 齊藤 志保子, 藤田 博己, 高田 伸弘, 松本 延幸 衛生動物 64 (1), 27-32, 2013

    ...秋田県大曲の雄物川川岸のつつがむし病患者発生地で作業中,アカツツガムシ幼虫の吸着を受けた61歳男性の臨床症状の経過と病理組織像を観察した.作業の12時間後に頸部,腋や乳輪周囲,肘窩など12か所に痛みが出現し,24~96時間継続した.幼虫の吸着時間は平均59.3時間で,吸着部は数日~1週間は紅色丘疹を呈し,1~2週間で色素沈着を残して軽快した.吸着後30, 40, 54時間後の病理組織検査では,吸着部...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献23件

  • 同時期に経験した日本紅斑熱とツツガムシ病の各1例

    高田 智也, 樽谷 勝仁, 佐野 栄紀 西日本皮膚科 74 (2), 165-169, 2012

    ...臨床所見よりツツガムシ病を疑い,ミノサイクリンを投与した。血清抗体は初診時採血でKato,Karp,およびGilliam株のIgMの上昇を認め,ツツガムシ病と診断した。2症例とも比較的典型例であり,刺し口の大きさや手掌の紅斑,全身性リンパ節腫大の有無で両疾患の鑑別が可能であった。...

    DOI 参考文献4件

  • ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) 法により早期に確定診断したツツガムシ病の1例

    西村 景子, 古田 加奈子, 安部 正通, 伊佐見 真実子, 矢上 晶子, 松永 佳世子 皮膚の科学 11 (3), 220-223, 2012

    ...臨床所見よりツツガムシ病を疑って患者血液を用いた PCR 法を実施し,Kawasaki 型ツツガムシリケッチアによるツツガムシ病と確定した。初診時より塩酸ミノサイクリンを2週間投与し略治した。発疹を伴う発熱性疾患では常にツツガムシ病を念頭に置き, そのような患者に対しては迅速な検査と治療の開始が重要であると考えられた。(皮膚の科学,11: 220-223, 2012)...

    DOI 医中誌

  • 紅斑熱群リケッチアより抽出したアルカリ多糖抗原に対するNCマウスの血清抗体価

    及川 陽三郎 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 87-87, 2012

    ...紅斑熱群リケッチア(SFGR)培養細胞より藤田らがアルカリ処理で抽出したアルカリ多糖(APS)は,SFGRの最外層を覆うハローゾーンを認識するモノクローナル抗体 S3と強く結合する抗原で,発疹チフスやツツガムシ病リケッチアより同様に抽出したものとは抗原性が異なっている.日本紅斑熱患者血清中には,このAPSに対する高いIgGおよび IgM抗体価が認められることから,紅斑熱の診断に応用できるものか検討中...

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  • 房総半島南部におけるツツガムシ病の血清学的疫学調査

    田中 研三, 葛西 猛, 伊藤 憲佐, 大橋 正樹, 中井 智子, 伊藤 太一 日本救急医学会雑誌 22 (11), 845-851, 2011

    ...【結論】房総半島南部で発生するツツガムシ病のなかには,フトゲツツガムシが関与している症例が存在しており,早期から適切な治療を要する。...

    DOI 医中誌 参考文献34件

  • 妊娠後期の妊婦に発症したツツガムシ病の1例

    竹之下 秀雄, 中村 聡一, 清水 孝郎, 山内 隆治 日本農村医学会学術総会抄録集 60 (0), 34-34, 2011

    ...福島県は、ツツガムシ病の好発地域であり、届出患者数は、2009年が96人(当科は30人)、2010年は60人(当科で17人)で両年とも全国1位であった。2010年の当科の17人の中に、当科で第2例目となる妊婦に発症したツツガムシ病患者がおり、加療により軽快し無事出産できたので報告する。患者は27歳女性(2妊2産、妊娠32週6日)。...

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  • 宮古島のつつがむし病患者発生地に生息するカニ寄生ツツガムシ

    高橋 守, 三角 仁子, 亀田 和成, 藤田 博己, 角坂 照貴, 高田 伸弘, 平良 勝也, 山本 正悟, 安藤 秀二, 川端 寛樹, 北野 智一, 岡野 祥, 御供田 睦代, 高野 愛, 矢野 泰弘, 及川 陽三郎, 本田 俊郎, 岩崎 博道, 平良 セツ子, 岸本 壽男 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 63 (0), 62-62, 2011

    2010年8月と10月に、宮古島本島および最北部に位置する池間島で、野鼠捕獲用トラップにカニ類が入っていた。精査の結果、オカガニにデリ-ツツガムシによく似たツツガムシが寄生していた。本種はナンヨウカニツツガムシ<I>Eutrombicula (Siseca) haematocheiri</I> Suzuki1976に酷似するが、背甲板がさらに大きいのが特徴である。本種のオカガニへの寄生率は57%…

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  • 地域中核病院としての足利赤十字病院における寄生虫・衛生動物関連疾患患者受診動向についての解析

    島田 瑞穂, 小松 本悟, 桐木 雅史, 千種 雄一, 松岡 裕之 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 63 (0), 66-66, 2011

    ...衛生動物関連疾患としては、他院にて診断がつかず重篤化してから受診したツツガムシ病症例を2009年11月に1例(ミノサイクリン開始後速やかに軽快)経験した。ツツガムシ病症例は2010年12月にも経験した(レボフロキサシン加療中に診断)。またフィリピンから到着2日目発症のデング出血熱症例を2007年に1例(特発性血小板紫斑病を発症しておりただちに入院加療、その間に診断)重症例として経験した。...

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  • ツツガムシ病におけるDNA診断の有用性

    長谷川 秀浩, 五十嵐 俊彦 日本農村医学会学術総会抄録集 59 (0), 406-406, 2010

    ...〈はじめに〉ツツガムシ病の病源リケッチアは血清学的に6種類に分類されるが、通常、実施されている血清抗体価を用いた検査法ではその内の3種類についてしか行なわれていない。従って、臨床症状等から本疾患が疑われてもツツガムシ病と確定しえなった症例も報告されており、全ての病源リケッチアを捕捉し得る診断技術の開発が急務である。...

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  • 福島県南半部に多発するKawasaki型ツツガムシ病の感染推定地に対応するタテツツガムシの分布

    高田 伸弘, 及川 陽三郎, 藤田 博己, 成田 雅 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 62 (0), 42-42, 2010

    ...20地区ほどで広範な踏査を試みた.結果として黒布見取法で採集調査ができたのは13地区,うち10地区で同種を見出し得た.すなわちKawasaki型症例とタテツツガムシの分布は相関するという推測はまず実証でき,改めて当該地域のタテツツガムシ優占度の高さを実感できた.なお,対照的に阿武隈川の中~下流(県北),また浜通り(県東)や会津地方(県西)ではこのような現象を見ず,他の病型が散発するのみである.以上,ツツガムシ...

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  • 2009年に当科で経験したツツガムシ病30例

    竹之下 秀雄 日本農村医学会学術総会抄録集 59 (0), 407-407, 2010

    ...すなわち、1985年はフトゲツツガムシによるツツガムシ病が多く、2009年は、当科の結果を合わせて考えれば、タテツツガムシによるツツガムシ病が多数発症した可能性が高い。このことは近年の温暖化の傾向が福島県においてタテツツガムシによるツツガムシ病をより多く発症させる原因となっているものと考えられた。...

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  • 広島市立安佐市民病院におけるツツガムシ病62例の検討

    渡辺 真記子, 水野 寛, 平島 昌生 西日本皮膚科 71 (2), 156-159, 2009

    ...広島市立安佐市民病院において近年経験したツツガムシ病の代表例を供覧するとともに,1998年1月から2007年12月までの10年間に当院で経験したツツガムシ病62例について臨床的検討を行ったので報告する。解析症例は男性34例,女性28例で平均52.2歳であった。発症月は10~12月が58例(93.5%)であった。また,51例(82.3%)が広島市安佐北区に居住していた。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 2008年に当科で経験したツツガムシ病

    竹之下 秀雄 日本農村医学会学術総会抄録集 58 (0), 443-443, 2009

    ...ツツガムシ病は,ツツガムシ病リケッチア(Orienta<BR> Tsutsugamushi:以下OT)を保有するツツガムシの幼虫<BR> の吸着・刺咬によって発症する。福島県は,ツツガムシ病<BR> の好発地域であり,届出患者数は2005年と2006年がそれぞ<BR> れ38人,45人で全国1位であり,2007年と2008年はそれぞ<BR> れ44人,67人で鹿児島県に次ぎ全国2位であった。...

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  • 紀伊半島和歌山県におけるツツガムシ病と紅斑熱の住み分け―特にベクターや環境要因からの考察

    及川 陽三郎, 高田 伸弘, 矢野 泰弘, 藤田 博己, 大橋 典男, 川森 文彦, 森田 裕司, 玉置 幸子 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 61 (0), 16-16, 2009

    ...紀伊半島におけるツツガムシ病と紅斑熱の発生状況をみると、和歌山県の田辺市周辺では、ツツガムシ病(Kawasaki型)の発生はあるが紅斑熱の発生は認められないのに対し、これに隣接する東牟婁郡古座川町方面では、ツツガムシ病の発生はないが、田辺市に比べ人口がはるかに少ないにもかかわらず紅斑熱の発生が相当認められ、隣接するこれらの地域で両疾患が住み分けているようにみえる。...

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  • 環東シナ海の島嶼に分布するツツガムシ,疫学的な連関は?

    矢野 泰弘, 高田 伸弘, 岩崎 博道, 藤田 博己, 角坂 照貴, 及川 陽三郎, 田原 研司, 山本 正悟, 本田 俊郎, 平良 勝也, 岡野 祥, 安藤 秀二, 川端 寛樹, 岸本 壽男 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 61 (0), 13-13, 2009

    ...は昨年までに韓国済州島および長崎県五島列島福江島から見出しており,特に済州島においてツツガムシ病の患者確認数が近年著しく増えているのは,本種を含む媒介ツツガムシ群が高密度に分布することによる.今年度は,鹿児島県薩南諸島トカラ列島の口之島のクマネズミにタテツツガムシを認めた.トカラ列島では媒介種未定ながらツツガムシ病が点々と見出されており,実際,中之島や悪石島ではアジア太平洋地域の有力媒介種デリーツツガムシ...

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  • ツツガムシ病,日本紅斑熱,ライム病

    田中 厚, 山藤 栄一郎 日本皮膚科学会雑誌 119 (12), 2329-2337, 2009

    これらはいずれもダニ類が媒介する感染症であるが,特徴的な発疹が診断上重要であることと,治療にはスピードも要求されるので,皮膚科医の責任は重い.またこれらの疾患について考える場合,地球的規模の視野も今後さらに必要となっていくと考えられる.

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  • 環東シナ海地域のツツガムシについて-2007年度調査から-

    矢野 泰弘, 角坂 照貴, 藤田 博己, 及川 陽三郎, 田原 研司, 山本 正悟, 本田 俊郎, 高田 伸弘 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 60 (0), 40-40, 2008

    ...結果として、まずトカラ列島の口之島のクマネズミにタテツツガムシを認めた事実は、昨今、本邦の東シナ海に面する島嶼においてツツガムシ病の散発が確認され出した状況で、媒介種推定の上で示唆に富む知見の一つとなる。...

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  • 紅斑熱シンポジウムにあたり

    高田 伸弘, 鎮西 康雄 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 60 (0), 4-4, 2008

    ...紅斑熱は、現在我国の節足動物媒介リケッチア感染症の中でツツガムシ病と並び最重要なものとなっている。1984年の徳島県における馬原らによる日本紅斑熱の初確認以降、現在に至るまで多くの新知見が蓄積されて来た。そして、特に最近新たな報告を加えて新展開を見るに至っている。しかし、その実態の全貌が明らかにされているわけではなく、むしろ混沌とした状況にさえある。...

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  • 出血性十二指腸潰瘍を契機に診断されたツツガムシ病の1例

    吉永 秀哉, 階子 俊平, 長岡 克弥, 肱岡 範, 竹熊 与志, 北田 英貴, 川口 哲, 一二三 倫郎, 中村 太造 日本内科学会雑誌 97 (8), 1873-1875, 2008

    ...出血性十二指腸多発潰瘍にて入院となった,86歳,男性.入院後発熱,肝障害,意識障害が出現した.経過中にダニの刺し口を疑う痂皮を認めミノサイクリンを投与し,以後全身状態は速やかに改善した.後日血清学的にツツガムシ病と診断した.病原体のリケッチアは細血管内皮細胞で増殖し様々な臓器障害を来すが,十二指腸潰瘍の報告例は極めて稀である.本例の潰瘍はその特徴から微小循環障害が原因と思われ,ツツガムシ病による臓器障害...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献8件

  • ツツガムシ病の2例(男児と妊婦)

    竹之下 秀雄, 小松 貴紀, 圓谷 隆, 山内 隆治 日本臨床皮膚科医会雑誌 24 (4), 310-313, 2007

    ...初診時、37℃台の発熱、躯幹に散在する小指頭大までの淡い紅斑と左膝窩の刺し口のため、ツツガムシ病を疑い、ミノサイクリンの全身投与 (120mg/day) を開始したところ、頭痛を含め全身症状がすみやかに改善した。ツツガムシ病抗体価は、初診の11日後にはIgMがGilliam法で有意に上昇し、本例をツツガムシ病と診断した。<br>(2) 30歳、女性。妊娠11週5日。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 鹿児島県におけるツツガムシ類の季節消長およびイカオタマツツガムシの形態変異

    野田 伸一, 山本 進 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 59 (0), 44-44, 2007

    ...鹿児島県姶良町枦山の白銀坂(7地点)と布引の滝(4地点)の2ヶ所で,2004年2月からツツガムシ類の定期採集を行っている.主目的はタテツツガムシの発生状況の長期観察である.この調査地では,ツツガムシ病の患者が発生し,タテツツガムシから病原体リケッチアが分離されている.また,新種記載をした<I>Doloisis uchikawai</I>が採集された場所である....

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  • インハルムツツガムシによる皮膚炎

    三角 仁子, Lerdthusnee Kriangkrai, 高橋 守, 菊地 博達, 松本 勲 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 59 (0), 42-42, 2007

    ...本種による刺咬例はこれまで報告はないが、東南アジアでのつつがむし病媒介種の1種と考えられているため、刺されても気寸かないでいるケ-スが多いものと推察された。...

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  • 三重県志摩半島の日本紅斑熱を含むリケッチア感染症に関する予備調査結果(予報)

    鎮西 康雄, 安藤 勝彦, 坂部 茂俊, 谷村 忍, 吉村 平, 池田 健, 関 めぐみ, 西久保 公映, 岩崎 博道 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 59 (0), 35-35, 2007

    ...これらにはツツガムシ病を含む可能性もあるが、日本紅斑熱と確定できたものは7例であった。多くは50歳代以上で,やや男性が多い。これらの患者の居住地を見ると1件を除き志摩半島中央部の朝熊ケ岳周辺の伊勢市・鳥羽市・志摩市・南伊勢町とその近辺に限られていた。ここは広大な伊勢神宮林を含み伊勢志摩国立公園と重なる地域で,多くの自然が残され,野生動物も多い。...

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  • 三重県志摩半島のリケッチア感染症:日本紅斑熱の症例

    坂部 茂俊, 谷村 忍, 辻 幸太, 藤田 博巳, 山本 正悟, 堤 寛, 安藤 勝彦, 鎮西 康雄 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 59 (0), 36-36, 2007

    ...当院救急外来を受診し、ツツガムシ病、日本紅斑熱などのリケッチア感染症を疑われ入院となった。 体幹、四肢に掻痒感、疼痛を伴わない紅斑あり。紅斑は体幹>四肢。手掌紅斑あり。左頸部後面にムシの刺し口あり。表在リンパ節触知せず。口腔、咽頭、頸部に異常所見なし。心音、呼吸音正常。腹部平坦かつ軟。 肝脾腫明らかでない。...

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  • 新たに紅斑熱多発地とみなされた三重県志摩半島におけるベクター調査(予報)

    高田 伸弘, 矢野 泰弘, 岩崎 博道, 藤田 博己, 鎮西 康雄 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 59 (0), 37-37, 2007

    ...これから考察するに、紅斑熱群は三重県南半部から和歌山県にかけて紀伊半島南岸一帯で、地区ごとの感染環密度にしたがって散在かと思われるが、一方、秋冬のツツガムシ病との鑑別も注意は要しよう。上記東西麓で得たマダニについて努めたリケッチア生菌分離(細胞培養による)は陰性に終わったものの、現在、これらマダニや野鼠からPCR法によるリケッチア遺伝子の検出も試みつつあるので判明した範囲で言及する。...

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  • 臨床経過からツツガムシ病を疑った1例

    森田 武志, 高木 明, 山田 耕作 耳鼻咽喉科臨床 100 (9), 761-764, 2007

    We report a case of Tsutsugamushi disease (scrub typhus) diagnosed not by serum antibody test but by the clinical symptoms and course. A 15-year-old boy was admitted to our hospital, complaining of …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 2005年における石川県能登半島を中心としたツツガムシ病およびマダニ媒介性疾患の基礎調査

    及川 陽三郎, 池田 照明, 矢野 泰弘, 高田 伸弘 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 58 (0), 73-73, 2006

    ...石川県では、毎年のように数例のツツガムシ病が散発的に発生している。2004年、我々が経験した症例は、能登半島鹿西町(現、中能登町)のもので、現地調査により、能登半島で初めて、タテツツガムシを確認した。このツツガムシは、患者の血清検査より推定した感染リケッチア(Kawasaki型)の主要な媒介種であることから、今後も患者の発生が懸念される。...

    DOI

  • パルボB19の重複感染を伴ったツツガムシ病の1例

    宮川 恵子, 大杉 康司, 栗山 千津子, 菅原 慎一, 菊池 明夫, 太田 昌宏 日本内科学会雑誌 95 (12), 2544-2546, 2006

    ...外陰部に刺し口を認め, 抗ツツガムシ抗体高値, 抗パルボB19抗体IgM高値であり, パルボB19とツツガムシ病の重複感染と診断した. 骨髄穿刺では血球貪食像を認めた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献7件

  • タテツツガムシ幼虫に対する火山灰の影響

    野田 伸一, 山本 進 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 57 (0), 62-62, 2005

    ...鹿児島県ではほぼ全域でツツガムシ病患者が発生しているが,火山活動が活発な桜島地区からは患者の発生報告がない.今回は桜島地区のタテツツガムシ幼虫の分布と幼虫に対する火山灰の影響を調べた. 2002年と2003年の11月に,道路に沿った34地点で黒布による採集を行った.対照として桜島に隣接する地点でも採集を行った.対照地では2002年と2003年にタテツツガムシ幼虫がそれぞれ53匹と207匹採集された....

    DOI

  • 石川県能登半島における2004年ツツガムシ病発生とタテツツガムシの初確認

    及川 陽三郎, 高田 伸弘, 矢野 泰弘, 渡邊 晴二, 池田 照明 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 57 (0), 60-60, 2005

    2004年11月,石川県能登半島の病院にて,高熱と発疹を伴う患者を認め,つつが虫病が疑われた.患者は,ミノサイクリンの投与にて解熱し,血清学的には,つつが虫病リケッチアKawasaki株に対し,高抗体価を示した.患者への聞き取り調査にて,羽咋郡鹿西町金丸の自宅付近にて感染した可能性が高いと考えられたため,同年,12月,ツツガムシ生息調査のため,患者宅周辺で,見取り法と野鼠の捕獲を行った.患者宅の…

    DOI

  • 地方衛生研究所におけるツツガムシ病診断の現状

    松井 珠乃, 小川 基彦, 岸本 寿男, 海保 郁男, 大山 卓昭, コバヤシ ジョン, 岡部 信彦 感染症学雑誌 78 (3), 248-252, 2004

    ...都道府県地衛研の多くがツツガムシ病特異検査を通常業務として実施しており, また感染症発生動向調査において多数の症例が報告されている地域の地衛研においては特にツツガムシ病特異検査が実施されている傾向があった. また複数の検査法を同時に実施している施設が多く, 精度の高い検査が行われていた....

    DOI PubMed 被引用文献1件

  • 胆嚢炎をともなったツツガムシ病の1例

    稲葉 宏次, 菅原 有子, 大内 健, 冨地 信和, 佐藤 慎一郎, 滝川 康裕, 鈴木 一幸 日本消化器病学会雑誌 101 (1), 52-56, 2004

    ...術後左前腕部の刺し口が明らかとなり, ツツガムシ病を疑いミノサイクリンを投与したところ解熱し, 肝機能も改善, CRPも陰性化し, 血清学的にもツツガムシ病と診断された....

    DOI PubMed 医中誌 参考文献19件

  • 鹿児島県姶良町で整備中の公園におけるタテツツガムシ分布調査

    野田 伸一, 山本 進 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 55 (0), 50-50, 2003

    ...ツツガムシ調査を続けている鹿児島県姶良町の調査地では,患者発生の報告があり,蛍光抗体法によるタテツツガムシのツツガムシ病リケッチアの保有が確認されている.この調査地では昨年度から公園としての整備が進められている.公園には銘水として知られる“布引の滝”と歴史上重要な街道として歴史国道に指定されている“白銀坂”がある.今後,訪問者が増えることが予想され,ツツガムシ病の患者発生が懸念されることから,公園整備地...

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  • 血圧低下を伴ったツツガムシ病の1例

    大滝 倫子, 古屋 由美子 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 55 (0), 57-57, 2003

    症例:59歳,女性.初診:平成13年11月28日.現病歴:同年11月10日より11日にかけ山中湖付近を旅行中,富士山麓演習地近くで落ち葉を集めた.11月20日より39-40℃の発熱と右腋に痛みを覚え,11月23日近医を受診,感冒薬,解熱剤を処方.翌日(11月24日)より皮疹を生じ,薬疹を疑われて服薬は中止.発熱,皮疹は軽快せず.11月28日(第9病日)当科受診,即刻入院の上ミノサイクリンの治療を…

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  • 滋賀県内で感染したツツガムシ病の2例

    志村 和穂, 菊田 武久, 上田 幹雄, 河原 聡, 鶴山 幸喜, 倉田 博之, 松本 雄賀, 後藤 秀夫, 岡嶋 泰, 日野 良俊 日本内科学会雑誌 92 (7), 1325-1327, 2003

    ...症例は51歳,女性と48歳,男性.滋賀県内初のツツガムシ病の感染例を相次いで経験した.発熱と紅斑を主訴とし,肝機能障害を認めた.第1例目は不明熱として診断に時間を要したが,特徴的な刺し口と抗ツツガムシ抗体により診断した.本疾患は,治療が遅れるとDICを併発して致死的となることもあり,原因不明の発疹,発熱,肝機能障害のある症例では本症も念頭におくべきであると考えられた....

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  • リケッチア感染症の2症例  日本紅斑熱とツツガムシ病の臨床諸相について

    山根 天道, 新井 貴士, 山見 暁, 守尾 友宏, 高尾 克彦, 守尾 一昭, 桑田 昇治, 松崎 健三, 中村 孝司 日本内科学会雑誌 91 (2), 746-748, 2002

    ...2000年4~5月に房総半島で罹患したリケッチア感染症の2例を報告する.症例1は26歳男性.発熱,発疹を主訴に来院.右腋窩部付近に小さな痂皮を伴う皮疹を認めた.症例2は55歳男性.発熱,発疹を主訴に来院.右肘部付近に黒褐色の痂皮を伴う硬結様皮疹を認めた.両症例ともミノサイクリン投与にて治癒したが血清学診断より症例1は日本紅斑熱,症例2はツツガムシ病と診断.両疾患は類似した臨床所見を呈し鑑別には注意を...

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  • 熊本県におけるツツガムシ病の診断・報告の現況―感染症サーベイランスの重要性―

    松井 珠乃, 大山 卓昭, 岡部 信彦, 小野 友道 日本皮膚科学会雑誌 112 (9), 1253-1255, 2002

    ...1999年4月に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(略称:感染症法)」が施行され,感染症サーベイランスが法律に基づいて行われることになった.ツツガムシ病は全数把握のサーベイランス対象疾患となっている.熊本県における2000年のツツガムシ病症例報告の現状を調査する目的で,2001年1月末に熊本県臨床皮膚科医会会員105人にアンケートを郵送し,69名(65.7%)から回答を得た.感染症...

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  • 西日本で新たに見出されたタテツツガムシとその疫学的意義

    高田 伸弘, 藤田 博己, 熊沢 秀雄, 千屋 誠造, 矢野 泰弘, 岩崎 博道 衛生動物 52 (1), 59-62, 2001-03-15

    ...1995&acd;1999年の各々秋に, 西日本, 特にツツガムシ病の浸淫地において, 媒介種としてのタテツツガムシの潜在を探索した。その結果, 本種は和歌山県田辺市, 兵庫県大屋町, 広島県西部域および高知県大豊町において見出され, これは西日本における新記録であった。このことは, 本種が西日本においても広く分布する媒介種である可能性を強く示唆する。...

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  • わが国のツツガムシ病の発生状況

    小川 基彦, 萩原 敏且, 岸本 寿男, 志賀 定祠, 吉田 芳哉, 古屋 由美子, 海保 郁夫, 伊藤 忠彦, 根本 治育, 山本 徳栄, 益川 邦彦 感染症学雑誌 75 (5), 359-364, 2001

    ...また, 血清診断で陰性であった患者においては, 主要3徴候は約半数に, 刺し口は約70%の患者に認められた.したがって, 現在の血清診断法では診断できないツツガムシ病が存在する可能性が推察された.今回の解析によって全国レベルでの臨床医学的側面があきらかとなり, 今後の診断および治療に役立つものと考えられる....

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  • 広島県において見いだされたツツガムシ病多数例の臨床的および疫学的解析

    岩崎 博道, 矢野 貴彦, 金子 栄, 江木 素子, 高田 伸弘, 上田 孝典 感染症学雑誌 75 (5), 365-370, 2001

    ...また, 安佐北区に発症した1例においては, 同ツツガムシ親和性のKawasaki型優位の抗体価の上昇を確認した.以上から, 広島県におけるツツガムシ病の臨床像は, 従来の報告と比較して, 大きな相違はみなかったが, この地域でのツツガムシ病はタテツツガムシ媒介性であることが強く示唆された....

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  • わが国のツツガムシ病の発生状況

    小川 基彦, 萩原 敏且, 岸本 寿男, 志賀 定祠, 吉田 芳哉, 古屋 由美子, 海保 郁夫, 伊藤 忠彦, 根本 治育, 山本 徳栄, 益川 邦彦 感染症学雑誌 75 (5), 353-358, 2001

    ...今回初めてツツガムシ病のわが国における全体像が明らかになり, 今後の発生予測, 適切な診断と治療および予防を行うにあたり極めて重要な情報が得られた....

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  • 新型ツツガムシ病の1例

    鏑木 豊, 田辺 俊成, 義澤 雄介, 飯泉 陽子, 北村 啓次郎 皮膚 40 (3), 292-295, 1998

    A 42-year-olmd an was referred to our hospital with persistent high fever, lymphadenopathy and generalized maculopapular rash. Although he had received antibiotics (cephalosporin) at another clinic, …

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  • 鹿児島県北部大隅地区におけるツツガムシ病の臨床的血清学的検討

    八木 幸夫, 山本 正悟, 吉家 清貴, 野田 伸一 感染症学雑誌 71 (12), 1193-1198, 1997

    ...鹿児島県北部大隅地区のツツガムシ病患者を対象に, ツツガムシ病リケッチア各株に対する血清抗体価の測定を行い, 浸淫するリケッチアの血清型の検討を行った.34名の患者のうち19名 (55.9%) がKawasaki株に, 13名 (38.2%) がKuroki株に最も高い血清抗体価を示した.また, 2名 (5.9%) の患者は最も高い抗体価を示す株を特定できず, このうち1名はGilliam株, Karp...

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  • 日本におけるリケッチア・スピロヘータの媒介ダニに関する最近の知見

    高田 伸弘 衛生動物 46 (2), 91-108, 1995

    ...言及した論題は, 日本各地の風土要因と関連したツツガムシ種のツツガムシ病媒介能, 南西日本におけるマダニ類の紅斑熱媒介能, さらに最近知られるようになってきた他のリケッチア症の推定媒介種, ならびに北・東日本に多く見られるマダニ類のライム病媒介能およびその病原ボレリア菌の伝播機構に関する諸問題である。...

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  • ツツガムシ病の一剖検例

    瓦井 美津江, 中里 洋一, 石嶋 秀行, 斉藤 強平 北関東医学 44 (6), 653-658, 1994

    A 54-years-old man, who had traveled to Niigata Prefecture, was diagnosed as tsutsugamushi disease based on elevated serum antibody level and a sticked scar in his thigh.<BR>He suffered from …

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  • 群馬県榛名地方におけるッッガムシ病

    宇都木 敏浩, 太田 直樹, 中野 正幸, 笠原 浩一郎, 高田 伸弘 感染症学雑誌 66 (3), 306-313, 1992

    ...群馬県のツッガムシ病は従来から榛名山北面で多発が知られていたが, 1990年11~12月に同榛名山南面の烏川流域の河岸段丘に広がる農地で7例のツッガムシ病患者を確認した. 当地域での発生報告はそれまで知られないため, その臨床面に加え疫学的な分析も試みた.<BR>症例は男6名, 女1名, 年齢は25~81歳にわたる. 全例とも農作業の後に発症し入院となる....

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  • Polymerase Chain Reaction(PCR)法によるツツガムシ病のDNA診断

    杉田 泰之, 松崎 敏子, 中嶋 英子, 中嶋 弘 日本皮膚科学会雑誌 101 (7), 743-, 1991

    ...Polymerase chain reaction(PCR)法を用いてツツガムシ病の病原体であるRickettsia tsutsugamushiに特異的なDNA断片を検出した.この方法を用いてツツガムシ病患者の血液からR. tsutsugamushiのDNAが検出できることを示し,PCR法によるツツガムシ病のDNA診断の可能性を示した....

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  • ツツガムシ病患者における末梢血リンパ球subpopulationの検討

    宇都宮 與, 花田 修一, 斉藤 毅, 橋本 修治, 田代 利治, 上野 留夫, 山本 正悟, 水越 正信 感染症学雑誌 63 (5), 451-456, 1989

    ...ツツガムシ病患者8例について末梢血リンパ球subpopulationおよび血清免疫グロブリン値を検索した.8例中7例において, 初診時と回復期の間で4倍以上のリケッチアツッガムシに対する特異的抗体価 (IgGおよびIgM) の上昇を認めた.1例においては特異的抗体価の4倍以上の上昇はみられなかったが, IgM抗体価が診断的に有意な上昇を認めた.末梢血におけるCD8とCD2陽性リンパ球の比率は, ツツガムシ...

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  • 埼玉県下でみられたツツガムシ病によると思われた1死亡例および過去の死亡例の文献的考察

    酒井 洋, 本多 一文, 大和田 篤雄, 島田 長也 日本内科学会雑誌 76 (5), 736-739, 1987

    血管内凝固症候群(DIC)で死亡し,血清検査にて死後恙虫病によると思われた1例を経験したので,昭和37年以降の死亡例の文献的考察も含め報告する.症例は67才,女性.農作業の15日後より発熱,全身倦怠感出現し入院.入院時検査よりウイルス感染症と合併した肝障害を疑い対症療法を行なうが,出血傾向著明となり,第8病日死亡.血清検査でリケッチアの感染が推定された.最近の8死亡例を比較したところ, …

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  • 遅延型皮膚反応の低下を伴ったつつがむし病の一症例

    鈴木, 寛, 氷武, 毅, 隆杉, 正和, 吉田, 俊昭, 松本, 慶蔵 熱帯医学 Tropical medicine 28 (2), 115-122, 1986-06-30

    ...つつがむし病の一症例において,その増悪期間中に遅延型皮膚反応の低下が一過性に検出された.この現象は麻疹,インフルエンザ,ムンブス,風疹,重症結核,全身性真菌症,伝染性単核球症,水痘ではすでに観察されているが,つつがむし病においては未だ報告されていない.我々の症例の遅延型皮膚反応は,発症13日で陰転化し,40日目で正常に復した.遅延型皮膚反応低下中の免疫学的分析では,末梢血中リンパ球のうち,OKT3および...

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  • 熊本県における新型恙虫病

    大山 勝郎, 成沢 寛, 乃木田 俊辰, 甲木 和子, 西田 浪子, 太田原 幸人 西日本皮膚科 45 (1), 21-26, 1983

    恙虫病は近年全国的に多発し, 昭和56年全国統計で388例, うち鹿児島県203例, 宮崎県22例と南九州はその多発地区として注目されている。熊本県においても初めて患者発生がみられた。症例のうち3例は39才生コン運転手, 66才農業, 79才建設会社員の男子でいずれも山林に出かけている。1例は42才主婦で, …

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