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検索結果 151 件

  • 1 / 1

  • 北極評議会による北極地域の拡大と北極地誌

    岩田 修二 地理学評論 Series A 95 (4), 247-262, 2022-07-01

    ....しかし,これらの南限は従来の自然地理学的な北極地域の範囲から大きく南にシフトし,北極的なツンドラ環境だけではなく亜寒帯の森林地帯も広く含むことになった.人間活動を中心に考えると,北極地域は北極海を取りまく環北極海地域であり,これは機能地域である.したがって,北極地誌は,従来の等質的な各国地誌と重複する形で記述されることになる....

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  • 永久凍土分布域の土壌にみる環境変化

    川東 正幸 学術の動向 27 (2), 2_44-2_48, 2022-02-01

    ...それまでにこの生態系が保持していた広大なツンドラやタイガの植生帯は失われ、地球全体での炭素貯蔵庫としての役割も果たせなくなってしまう。地下に眠る永久凍土の分布を我々は正確に把握することはできないため、地上に成立する生態系に現れる変化からその兆候を見いださなくてはならない。...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • ロシア北極域における気候変化と永久凍土環境変化

    飯島 慈裕, 佐藤 友徳, 檜山 哲哉, Fedorov Alexander, Groisman Pavel, Gulev Sergey 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 132-, 2022

    ...</p><p> かつて北極域で見られた20世紀半ばの温暖期(1935~1945年頃)には、シベリアの温暖化は地域的で、北極海沿岸のツンドラ帯で温度上昇の傾向を示すのみであった。しかし、20世紀末(1990年代以降)から、広域に温暖化が進む傾向が明確となり、2000年代に入ると、シベリア全域で年平均気温が上昇する状況となっている。...

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  • 利尻岳西向き斜面における40年間の森林限界の変化

    木澤 遼, 濱 侃, 吉田 圭一郎 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 104-, 2022

    ...植生帯の分布移動は植生帯の境界域(エコトーン)の変化や移動から検討が可能である.特に,森林と高山ツンドラとの境界域に位置する森林限界は,高標高に位置し,時間変化が明確であることから気候変化の影響を検出しやすいと考えられている.そのため,ヨーロッパや北アメリカを中心として気候変化と森林限界の変化に関する研究が近年蓄積されつつある(たとえば,Leonelli et al.2011など)....

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  • 森林限界北上に寄与する菌根菌種の特定

    宮本 裕美子, Maximov Trofim C., 杉本 敦子 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 147-, 2021-05-24

    ...<p>温暖化が顕著に進む北極域では、森林分布が北上しツンドラ帯が寒冷林に変化することが予測されている。樹木がツンドラ帯に定着するためには適合する外生菌根菌(以下、菌根菌)の存在が不可欠である。ツンドラ帯には矮性のヒメカンバやヤナギ低木が生育しており、こうしたツンドラ植物にすでに生息している菌根菌が、樹木実生の重要な菌根感染源となることが推測される。...

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  • 落葉分解に関わるリグニン分解菌の機能的多様性

    大園 享司 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 627-, 2021-05-24

    ...データセットには、熱帯林、温帯林から極ツンドラに至る様々な陸域生態系から得られた69科218種の担子菌類、子嚢菌類、ケカビ類が含まれる。培養系において滅菌落葉に菌株を接種したのち培養したとき、菌株により引き起こされた落葉の重量減少率、リグニンの重量減少率、ならびに環境要因の影響について調べた。...

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  • 北極圏森林境界の菌根宿主選択性

    宮本 裕美子, Maximov Trofim C, 杉本 敦子 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 862-, 2020-05-25

    ...本研究では、北東シベリアの森林境界(タイガ-ツンドラ境界、北緯70度)において、カラマツおよびツンドラの主要低木類(<i>Betula</i>、<i>Salix</i>)に生息する菌根菌の宿主適合性を明らかにすることを目的とする。森林境界のカラマツ林および隣接するツンドラ帯で植物根端を採取し、形態分類および分子解析によって菌種と宿主を特定した。...

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  • 10年間の地温上昇処理が道北の植林泥炭地の微生物呼吸量に与える影響

    高木 健太郎, 梁 乃申, Maricar Morales Aguilos, Ryhti M Kira, 寺本 宗正, 小林 真, 孫 力飛, 近藤 俊明, 小嵐 淳, 安藤 麻里子 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 702-, 2019-05-27

    ...<p>様々な生態系を対象とした統合研究によって,寒冷な気候帯で,土壌炭素量が増えるほど,温暖化により土壌からのCO<sub>2</sub>放出量が増えることが近年明らかにされており,北方林やツンドラ植生が巨大な炭素の放出源となることが懸念されている。...

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  • 東シベリア永久凍土上のダフリアカラマツ外生菌根菌群集と宿主特異性

    宮本 裕美子, Alexander Kononov, Trofim Maximov, 杉本 敦子 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 206-, 2019-05-27

    ...そこで本研究では北東シベリアのカラマツに共生する外生菌根菌の種多様性と群集構造を明らかにすることを目的とし、北緯60度のタイガ林から北緯70度のタイガ-ツンドラ境界(北方森林限界)の4ヵ所で調査を行った。菌根の形成された根端を回収し、PCRによりITS領域およびtrn領域を増幅し菌種と宿主を特定した。...

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  • 北極域の永久凍土研究の現在:陸域環境変化の視点から

    飯島慈裕 土壌の物理性 143 (0), 5-16, 2019

    ...北極域は地球温暖化の影響を最も強く受けると同時に,永久凍土環境の変化が土壌や植生を介して生物・物理双方の諸過程を経るフィードバックでさらに温暖化に寄与する可能性が指摘されている.2010 年代までの観測の蓄積から,北極域の凍土の温暖化,活動層の深化傾向が顕在化するとともに,北方林の気候湿潤化による凍土– 森林共生系の変化,ツンドラ域のサーモカルスト発達と水文過程変化などの諸現象が明らかとなってきた....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 高等学校地理科目における土壌教育内容の更新の必要性

    藤井 一至, 松浦 陽次郎, 菅野 均志, 高田 裕介, 平舘 俊太郎, 田村 憲司, 平井 英明, 小崎 隆 ペドロジスト 63 (2), 73-81, 2019

    ...具体的には,(1)チェルノーゼム,プレーリー土,パンパ土,栗色土の統一,(2)単独の土壌分類名と対応しないツンドラ土の削除,(3)「ラテライト」の削除とフェラルソル(ラトソル)への統一,(4)ポドゾル,フェラルソルの分布域の過大評価の修正,(5)テラロッサ,テラローシャを含む「粘土集積土壌」の追加,(6)間帯土壌(成帯内性土壌)として黒ボク土,沖積土の追加である。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • Nitrate is an important nitrogen source for Arctic tundra plants

    木庭, 啓介, 小山, 里奈, 稲垣, 善之, 保原, 達, 眞壁, 明子, 矢野, 翠, Shaver, Gaius R., Giblin, Anne E., Hobara, Satoru, Nadelhoffer, Knute J., Sommerkorn, Martin, Rastetter, Edward B., Kling, George W., Laundre, James A., Yano, Yuriko, Makabe, Akiko, Yano, Midori, Liu, Cong-Qiang Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 115 (13), 3398-3403, 2018-03-27

    Plant nitrogen (N) use is a key component of the N cycle in terrestrial ecosystems. The supply of N to plants affects community species composition and ecosystem processes such as photosynthesis and …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 被引用文献7件 参考文献76件

  • 環境変化と菌類群集:熱帯から極域まで

    大園 享司 日本生態学会誌 68 (3), 149-168, 2018

    ...落葉分解菌については、熱帯林から亜熱帯林・温帯林・亜高山帯林を経て北極・南極の極域ツンドラに至る環境傾度、標高傾度、および森林の伐採・遷移にともなう多様性と機能の応答を明らかにし、それらが気温、降水量、および落葉の植物種や化学性と密接に関連することを示した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 航空機搭載6GHzマイクロ波放射計による冬季アラスカの地表面状態の観測

    ALIMASI Nuerasimuguli, 榎本 浩之, CHERRY Jessica, HINZMAN Larry, 亀田 貴雄, 杉浦 幸之助, 堀 雅裕 雪氷 78 (4), 185-203, 2016

    ...近年,温暖化が進む北極圏では雪氷の融解や減少が顕著になっている.高緯度域の雪氷圏の観測では,日射を必要とせず天候の影響を受けないマイクロ波放射計による観測が有効である.衛星による積雪や海氷観測は,重要な気候情報として観測されてきた.衛星の観測ピクセルの中には多様な地表面状態が入る.特に,北極域の観測では視野内に北方森林域やツンドラの湖沼群が入る.より正確な雪氷情報の取得には,変質の大きい積雪内部,凍土...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献29件

  • ハナバチと訪花性双翅目の多様性研究の必要性

    鈴木, まほろ, 石井, 博, 安部, 哲人 日本生態學會誌 64 (1), 3-6, 2014-03

    ...その結果、群集の組成は気候帯や植生タイプと一定の対応を示し、特に北極ツンドラや高山帯における双翅目の優占が顕著であった。また温帯では単独性ハナバチの割合が高かった。送粉者の衰退が大きな社会問題として国際的に議論されている現在、特に送粉という生態系機能の点で重要と考えられる単独性ハナバチと双翅目昆虫について、その多様性と機能に関する基礎研究の必要性が高まっている。...

    日本農学文献記事索引

  • 訪花動物群集と生息環境の現状と課題

    新庄, 康平, 辻本, 翔平, 石井, 博 日本生態學會誌 64 (1), 7-15, 2014-03

    ...具体的には、ツンドラ/高山帯では双翅目の割合が多く、熱帯では双翅目の割合が少ない傾向がみられた。膜翅目では、寒冷な地域ほどマルハナバチ属の割合が多く、温暖な地域はミツバチ属とその他のハナバチ上科の割合が多かった。...

    日本農学文献記事索引

  • 北極圏スピッツベルゲン島中央部における不淘汰構造土の動態と多様性

    渡邊 達也, 松岡 憲知 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100097-, 2014

    ...<b>1.はじめに</b><br> 北極ツンドラ地帯の地表面には大小様々な模様で縁取られる構造土が広く分布しており,土質表層土からなる平坦面では主に不淘汰円形土(マッドボイル,ハンモック)と不淘汰多角形土がみられる.マッドボイルとハンモックはいずれも不等凍上や塊状変位,凍結圧などが成因として挙げられており,同じ成因から異なる形状が形作られるとも考えられている.一方,不淘汰多角形土は小型(径1 m以下...

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  • 東シベリア連続永久凍土帯における活動層の熱・水環境変化の長期変動

    飯島 慈裕, 朴 昊澤, フョードロフ アレクサンダー 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100056-, 2014

    ...その傾向は気候帯によって地域性があり、北東ユーラシアでは、北極沿岸のツンドラ帯から、カラマツが広がる北方林、山岳域、さらに南部のステップまで、景観の多様性に応じて地下の凍土環境変化が異なる。最近の気候変化に応じた永久凍土変化は、“表層付近の凍土層の融解に伴う活動層の深化”、が重要なプロセスになる。...

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  • シベリア北東部タイガ・ツンドラ境界域における熱・炭素収支の季節変化

    宮崎 真, 鄭 峻介, ブラギン イワン, 鈴木 力英, 鷹野 真也, 新宮原 諒, 両角 友喜, 杉本 敦子, マキシモフ トロフィム 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100180-, 2014

    ...., 2014, Polar Sci.)やツンドラ域 (e.g., van der Molen et al., 2007, Biogeoscience:以下、VDM07; Parmentier et al., 2011, JGR)では研究例が多数あるが、タイガ・ツンドラ境界域では熱・炭素収支観測研究は行われていない。...

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  • 様々な気候帯における人間活動と微地形利用

    池谷 和信 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100190-, 2014

    ...ここでの生業の中心は、ツンドラ植生を利用するトナカイ牧畜である。この牧畜の場合、冬季のあいだ降雪の状況が微地形で異なるのに応じて植生が異なっており、トナカイの放牧に影響を与える。なお、4千mを越えるプーノと呼ばれるアンデスの高地(事例7)では、リャマやアルパカの牧畜、ジャマイモなどの農耕が生業の中心である。ただ、微地形が重要であるのか否かは不明である。...

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  • ハナバチと訪花性双翅目の多様性研究の必要性(<特集1>ハナバチと訪花性双翅目の多様性研究の現状と課題)

    鈴木 まほろ, 石井 博, 安部 哲人 日本生態学会誌 64 (1), 3-6, 2014

    ...その結果、群集の組成は気候帯や植生タイプと一定の対応を示し、特に北極ツンドラや高山帯における双翅目の優占が顕著であった。また温帯では単独性ハナバチの割合が高かった。送粉者の衰退が大きな社会問題として国際的に議論されている現在、特に送粉という生態系機能の点で重要と考えられる単独性ハナバチと双翅目昆虫について、その多様性と機能に関する基礎研究の必要性が高まっている。...

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  • 04 「大東亜共栄圏」の民族学 -民族の戦争利用-

    中生 勝美, Nakao Katsumi 国際常民文化研究叢書4 -第二次大戦中および占領期の民族学・文化人類学-=International Center for Folk Culture Studies Monographs 4 ―Ethnology and Cultural Anthropology during World War II and the Occupation― 83-97, 2013-03-01

    世界の民族学・人類学は、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間、いわゆる「戦間期」に飛躍的な発展をとげた。第一次世界大戦後は、民族紛争やナショナリズムの隆盛で民族問題が関心をもたれ、フィールドワークの対象が世界各地の辺境まで及び、その地誌的情報、民族誌的知識は、単なる学問だけでなく、軍事情報として蓄積された。 …

    機関リポジトリ

  • 境界永久凍土の分布モデリング

    石川 守, ヤムヒン ジャンバルジャン, 山橋 いよ, ウェスターマン セバスチャン, エッツェルミューラー ベルンド 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 195-, 2013

    ...この仮定は、広大平坦な連続永久凍土帯(ツンドラ,タイガ)ではある程度当てはまり、実際にモデル結果と点ベースの現地観測値との間に良い対応があることも示されている。その一方で、グリッド内での不均質性が顕著な山岳域や不連続永久凍土帯などへの適用は現実的ではなく、この問題は限りなくグリッドサイズを小さくしても決して解決されることはない。...

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  • 東シベリアタイガ‐ツンドラ境界域における土壌のメタンフラックスと安定同位体比

    新宮原 諒, 杉本 敦子, Trofim Maximov 日本地球化学会年会要旨集 59 (0), 89-, 2012

    ...本研究では連続的永久凍土帯に位置する東シベリアチョクルダ(70.62N, 147.90E)周辺のタイガ‐ツンドラ境界域において各植生帯のメタンフラックスをチャンバー法により観測した。またメタンの生成、酸化、輸送過程を反映するメタンの炭素・水素安定同位体比を分析した。...

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  • 東シベリア北極圏タイガ-ツンドラ境界生態系の水・炭素循環

    杉本 敦子, 新宮原 諒, 梁 茂厂, 中村 恵, 鷹野 真也, 岩花 剛, 鄭 峻介, ブラギン イワン, マキシモフ トロフィーム 日本地球化学会年会要旨集 59 (0), 88-, 2012

    ...本発表では、北極陸域における研究課題「環北極陸域システムの変動と気候への影響」の観測サイトの一つである東シベリアインディギルカ川低地帯に広がるタイガ-ツンドラ境界生態系における植生と水循環・物質循環の観測結果を紹介する。...

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  • 世界最北(78°N)の地学教室のあるスバルバール大学のキャンパス

    地学雑誌 121 (2), Cover02_1-Cover02_2, 2012

    ... 北極圏スバルバール諸島(ノルウェー領)ロングイヤービェン市に1993年に設立されたスバルバール大学は,北極科学(地学,地球物理学,生物学,工学)の研究拠点として,地球寒冷圏の研究者や学生の活動を支えている.大学のある町はフィヨルドの最奥部に位置する.周囲の山々は山岳氷河に覆われ,その末端は町外れまで迫っている.ツンドラの地表は周氷河地形の宝庫であり,地下には厚い永久凍土層が存在する.写真背後の台地状...

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  • 東シベリアタイガ-ツンドラ境界生態系の植物の窒素利用と<sup>15</sup>N安定同位体比

    梁 茂厂, 杉本 敦子, マキシモフ トロフィーム 日本地球化学会年会要旨集 58 (0), 326-326, 2011

    ...東シベリア北極圏チョクルダ周辺において、タイガ-ツンドラ境界生態系の窒素動態を解明する目的で、様々な植物の窒素同位体比を測定した。植物体の窒素同位体比は、植物の種ごとに明瞭な特徴が見られ、3つのグループに分けることができた。また、湿地においてより低い同位体比が観測され、土壌水分が窒素動態に影響を与えていることを示唆していた。...

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  • ロシア・チョクルダ近郊の森林ツンドラにおける永久凍土上層部の地球雪氷学的特徴

    岩花 剛, 鷹野 真也, 杉本 敦子 水文・水資源学会研究発表会要旨集 24 (0), 120-120, 2011

    ...地球温暖化は永久凍土帯の季節的融解層厚を増加させる可能性がある.予測される永久凍土上層部の融解はその場に氷として保持されてきた水が流出することを意味する.しかし,永久凍土上層部の体積含氷率や水安定同位体比プロファイルなどの地球雪氷学的情報は限られている.本報告では,ロシア連邦サハ共和国チョクルダ市近郊の森林ツンドラにおいて5地点計15ヵ所において1.5-7mの土層コアサンプリングを行い,地球雪氷学的分析...

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  • 東シベリア タイガ-ツンドラ境界域におけるメタンフラックス

    新宮原 諒, 鷹野 真也, 岩花 剛, トロフィーム マキシモフ, 杉本 敦子 日本地球化学会年会要旨集 58 (0), 282-282, 2011

    ...タイガ-ツンドラ境界域に位置する北極圏東シベリアチョクルダ周辺でメタンフラックスを観測した。メタンフラックスは土壌水分、植生に関連して変動し、湿地の窪地で大きな放出が観測された。...

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  • 高緯度北極における非維管束植物の光合成生産におよぼす温度の影響

    内田 雅己, 吉竹 晋平, 神田 啓史, 中坪 孝之 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2009 (0), S0071-S0071, 2009

    ...北極陸上生態系には、樹木を欠き、矮性の低木や草本、あるいは蘚苔類や地衣類によって優占されているツンドラ生態系が広がっている。ツンドラ生態系では、維管束植物に比べて非維管束植物の種数は多くなる傾向があり、ある地域では植物の種組成の7割以上を非維管束植物が占めることが知られている。...

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  • 北極圏スピッツベルゲン島ニーオルスンにおける高等植物の光合成特性

    村岡 裕由, 野田 響, 内田 雅己 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2009 (0), S0072-S0072, 2009

    ...高緯度北極のツンドラ生態系には維管束植物が広く分布しており,その生理生態学的特性と微気象環境との関係や植生の分布様式は,生態系の成立過程をなすと同時に,生態系のCO2吸収量を規定する。...

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  • 衛星リモートセンシングによる東シベリアにおける近年の植生変化のシグナル

    酒井 秀孝, 鈴木 力英, 近藤 昭彦 日本地理学会発表要旨集 2008f (0), 36-36, 2008

    ...NDVIの増加傾向となって現れた可能性が考えられる.一方,MaxNDVIの大きな正トレンドは主に北緯65~70度のレナ川左岸地域で見られる.ここはタイガからツンドラにかけてのエコトーンにあたり,植生の変化が起こっていることを想像させる.図示はしていないが,この地域では消雪時期の早期化のほかに,年最低月平均気温の昇温傾向が確認できた....

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  • 衛星データによる近年の東シベリアにおける植生変化のシグナル抽出

    酒井 秀孝, 鈴木 力英, 近藤 昭彦 水文・水資源学会誌 21 (1), 50-56, 2008

    ...されているが,気候変動に対する植生の応答をさらに明らかにするためにはエコトーン(植生帯の遷移地帯)を重視すべきである.本研究では,エコトーンに対応する東シベリア地域を対象として,1982~2000年の19年間における植生指数のトレンドを年積算値と各年の年最大値の二つの指標を用いて求めた.その結果,従来から指摘されているように北方林分布域に年積算値の増加域が認められる一方で,北方林分布域の北側,すなわちツンドラ...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献22件

  • 日本を越冬地および中継地とする2種の長距離移動性ガン類の餌資源植物:窒素含量の時系列変動

    溝田 智俊, 嶋田 哲郎 日本鳥学会誌 56 (1), 40-50, 2007

    ...および窒素含量を時系列で解析した.日本におけるガン類の餌資源は,人為起源の農作物の収穫落ちこぼれ(稲落ちモミ,大豆種子,トウモロコシ),イネのヒコバエおよび畦の草本類に加えて,渡去直前には地域によっては麦類の若葉,水田の雑草類であった.これらの越冬地および中継地における餌資源植物の窒素含量は,とくに越冬後期と中継地において顕著に増大する傾向が見いだされた.餌植物に含まれる窒素の含量は,既往に北極圏ツンドラ...

    DOI 被引用文献6件

  • 積雪凍土地域における河川の流出特性と近年の流量変動

    石井 吉之 雪氷 68 (6), 599-606, 2006

    ...北半球高緯度の積雪凍土地域における河川流出に関し,1980年代半ばから今日までの研究動向を解説した.斜面および小流域スケールを対象とした研究では,極域ツンドラ帯における活動層の水貯留が小さいために生じる流出の特徴や,北方樹林(タイガ)帯における流出過程の明瞭な斜面方位依存性が示された.また,レナ川のような大河川を対象とした研究では,近年,有意な年流量増加傾向が報告されているが,それらは永久凍土層減退...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 宿主植物実生の植え付けによる森林土壌からの外生菌根菌の検出

    山田 明義, 山縣 夏紀, 河村 史紀, 岡田 慶一, 細矢 剛, 出川 洋介, 福田 正樹 日本菌学会会報 47 (2), n/a-, 2006

    ...アカマツ林土壌では12タイプ, シラカンバ林土壌では4タイプ, 熱帯林土壌では3タイプ, カラマツ林土壌と極地ツンドラ土壌ではともに1タイプの菌根が, それぞれ形成された. 以上の事から, 採取土壌に様々な植物を植え付けることで, 容易に多様な外生菌根菌を検出できることが示唆される.</p>...

    DOI Web Site 参考文献32件

  • トガリネズミ類の歴史生物地理

    大舘 智志 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 27-27, 2005

    ...また現在の分布と古環境の情報により最寒冷期には現在は北海道には生息しないツンドラトガリが北海道の北部東部に移入し、代わりにバイカルトガリが絶滅したと思われた。その後、温暖化に伴いツンドラトガリが北海道から絶滅し、代わりに道南部のrefugiumよりバイカルトガリが北部東部に分布を再拡大したと考えられた。このことはマイクロサテライト遺伝子の分析結果とも矛盾しなかった。...

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  • スバールバール諸島ニーオルスン氷河後退域におけるCO<sub>2</sub> ・CH<sub>4</sub> 放出量と土壌化学特性

    安立 美奈子, 大塚 俊之, 中坪 孝之, 小泉 博 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 301-301, 2005

    ...湿性ツンドラの土壌は炭素の吸収源とされてきた。しかしながら、気候変動に伴って炭素の放出源と変わりつつあると報告されている。本研究では、湿性ツンドラの土壌からの二酸化炭素 とメタン の放出と環境要因および土壌化学特性との関係を明らかにすることを目的とした。 スバールバール諸島・ニーオルスンの東ブレッガー氷河後退域において、20m ごとに14地点に密閉法用チャンバーを設置した。...

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  • 森林域と非森林域における表層堆積物中の花粉スペクトル

    守田 益宗 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 597-597, 2004

    ...最終氷期最盛期の北海道中から北部の植生については,ツンドラあるいは森林ツンドラの存否が古くから論議されている。その解明には,森林が未発達な地域における花粉化石群の特徴を明らかにしておくことが不可欠である。...

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  • 極域ツンドラ生態系における土壌溶存態有機窒素動態のリンによる制御

    保原 達, 阿江 教治, 木庭 啓介, 矢野 百合子, Shaver Gaius 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 627-627, 2004

    ...極域ツンドラ生態系は、その一次生産が窒素の可給性に強く制限されている系であるが、窒素の系内循環については依然不明な点が多い。ツンドラ生態系土壌では、温帯や熱帯の森林に比較して無機態窒素の生成が非常に小さく、窒素は主に溶存の有機態として循環している。溶存態有機物の多くは、土壌中で主に配位結合によって吸着されているため、その動態、とくに流出にはこの配位結合に影響する何らかの作用が関係すると考えられる。...

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  • スバールバル諸島ニーオルスン氷河後退域における土壌と植生の発達

    大塚 俊之, 内田 雅己, 吉竹 晋平, 中坪 孝之 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 674-674, 2004

    ...スバールバル諸島・ニーオールスンには、氷河後退域のツンドラ生態系が広がっており、氷河後退時期や微地形などの違いにより植生のモザイク状分布が認められる。生態系機能は植生タイプと密接に関係しており、ツンドラ生態系の広域的な炭素固定機能評価の第一段階として、一次遷移に伴う土壌の発達プロセスと植生構造との関係を明らかにすることを目的とした。...

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  • 航空レーザー測距法によるカナダ北西部亜寒帯林_-_ツンドラ移行帯の地上・地下バイオマス

    都築 勇人, 日下部 朝子, 平井 杏子, 池添 浩之, 末田 達彦 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P2052-P2052, 2004

    ...方法本報では、Fig. 1に示したカナダのユーコン準州ドーソン(64.05°N)から北西準州イヌビック(68.30°N)までの南北750 kmの亜寒帯林北部からツンドラとの移行帯までのトランセクトを対象に、航空レーザー測距とその航跡直下17林分でのバイオマス実測調査から、広域にわたるバイオマスを地下部も含めて推定した。...

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  • 北海道東端ユルリ島における表層堆積物の花粉スペクトル

    守田 益宗 植生史研究 13 (1), 3-12, 2004

    ...最終氷期最盛期の北海道中・北部の植生については,ツンドラあるいは森林ツンドラの存否が古くから論議されている。その解明には,森林が未発達な地域における花粉化石群の特徴を明らかにしておくことが不可欠である。そのため,根室半島から約3 km離れた森林植被のないユルリ島の湿原からミズゴケのmoss polsterを採取し,花粉分析を行い,植生と表層花粉の関係を調べた。...

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  • アラスカ・シベリアで見た自然の形

    早坂 洋史 図学研究 37 (Supplement1), 71-72, 2003

    ...アラスカやシベリアといえば、氷河やツンドラ、オーロラそれに針葉樹林帯である通称タイガなどが思い浮かぶ。日本でも、高い山に登ると、カール地形や構造土を目にすることができる。本研究では、こうした自然の形をフラクタルの観点から見なおし、考察を加えた。研究分野の関係で、森林火災について、火災分布図などを使って、焼け跡の地形の形状につき考えた。...

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  • 気象学的測定による森林の二酸化炭素吸収量

    中井 裕一郎, 北村 兼三, 鈴木 覚 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 198-198, 2003

    ...ちなみに、現在のサイト数は温帯、亜寒帯、ツンドラ、熱帯、5大陸にわたって180以上を数え、継続年数10年以上のものも存在する。...

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  • 環境変動と森林生態系の炭素収支

    伊藤 昭彦 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 194-194, 2003

    ...炭素貯留量は、熱帯多雨林とツンドラとの漸移帯に近い亜寒帯林の両緯度帯で高い傾向が見られた。4 環境変動と炭素収支の応答 過去約50年間の陸域生態系における炭素収支を、環境変化に対する生理学的応答によるCO2収支と土地利用変化(ただし全植生)による減少分として推定した(図4)。大気CO2濃度上昇と気候変化の影響で森林のCO2収支は概ね正(吸収)であったが、気象変動に対応した大きな経年変動が見られた。...

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  • バイカル湖集水域における過去25万年間の植生変遷

    尾田 武文, Oda Takefumi, 箕浦 幸治, Minoura Koji, 藤村 千鶴, Fujimura Chizu, 中村 俊夫, Nakamura Toshio, 河合 崇欣, Kawai Takayoshi 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 13 41-60, 2002-03

    ...氷期(同位体ステージ 2,4,5d,6)には,亜極地性砂漠或いはステップツンドラといった極めて貧弱な植生が永久凍土上に広がっていた。亜間氷期(同位体ステージ 3,5a,5c)には,永久凍土の活動層上に湿地が形成され,そこに低木林が生育していた。間氷期(同位体ステージ1,5e,7a,7c)では針葉樹林が発達した。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • ロシアにおけるオオハクチョウの生息状況と分布I

    ブラジル マークA, シャーガリン イェフゲニ 山階鳥類研究所研究報告 34 (1), 162-199, 2002

    Most of the range of the Whooper Swan <i>Cygnus cygnus</i> falls within the borders of Russia and the associated republics. Although most research on this species has been conducted in Europe and …

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  • 譲原昌子の青春と文学 : 朔北の植民地「樺太」に生きて

    格清 久美子 名古屋大学国語国文学 89 41-54, 2001-12-07

    ...これは、樺太移住者の子としての生い立ちが不明で、伝記的資料が乏しいことにもよるが、遺稿として残された「朝鮮ヤキ」や「つんどらの碑」等の作品には人を惹きつける力があり、『故郷の岸』、『朔北の闘い』、『闘い・女の宿』の作品集が樺太引き揚げ者や東京時代の同人等によって刊行されている。本論では、これらの資料や作品を基に、樺太時代の譲原昌子の生い立ちとその作品世界の一端を明らかにしてみたいと思う。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 東シベリア・ヤクート地方の蝶類と二,三の種の分類について

    高橋 真弓, カイムーク エカチェリーナL. 蝶と蛾 48 (3), 153-170, 1997

    ...(寒地荒原)や乾性草原が見られ,地下数十cm以下は夏でも解氷せず,永久凍土となっている.蝶類の大部分は年1化性の寒地性の種で,環北極種や東シベリア固有のものも多い.またヒオドシチョウ,シータテハ,オオイチモンジのような少数の純森林性の種も見られるが,大部分はツンドラや乾性草原にすむ広義の草原性蝶類である.ヤクート地方の低地帯の雪解けは5月にはほぼ終わる.5月下旬からクモマツマキチョウ,ミドリコツバメ...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 生態系におけるガス交換:その全体像とケーススタディ

    和田 英太郎, LEE John A., 木村 真人, 小池 勲夫, REEBURGH William S., TUNDISI Jose G., YOSHINARI Tadashi, 吉岡 崇仁, VAN VUUREN Margret M.I. 陸水学雑誌 52 (4), 263-281, 1991

    This report is an extended summary of the symposium on "Carbon and Nitrogen Cycles in the Biosphere and Geosphere" in INTECOL '90 held at Yokohama on 28 August 1990. The general ideas and aspects of …

    DOI 被引用文献2件

  • 永久凍土中の氷体の酸素同位体特性

    加藤 喜久雄, 福田 正己, 藤野 和夫 雪氷 44 (3), 131-139, 1982

    In order to clarify the stable isotope characteristics of the ground ice bodies such as polygons, ice wedges, pingos and massive ices in the permafrost, the oxygen isotopic composition was …

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  • 日本産サンゴゴケ属地衣の再検討

    佐藤 正己, 小沢 武雄 蘚苔地衣雑報 6 (10), 193-196, 1974-12-28

    ...</p><p> 4) すでにKROGが述べたように, ツンドラサンゴゴケ<i>S. turfaceus</i> ASAHINAは広義の<i>S. globosus</i> (HUDS.) VAIN. に含ませるのがよい。その場合に, WADE (1954) が記載した<i>S. globosus</i> var....

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  • <論説>シベリアの狩猟・漁撈民とトナカイ飼育

    斎藤 晨二 史林 49 (5), 789-813, 1966-09-01

    ...トナカイ飼育がはじまる前の極北のツンドラおよびタイガ地帯では、野生トナカイの狩猟と沿海並びに河川での漁撈が住民の生活を支えていた。トナカイの飼育がはじまってもこうしたことは本質的には変りがなく、タイガ地帯では運搬用家畜としてトナカイを飼育し、ツンドラ地帯でも狩猟・漁撈の補助としてトナカイ飼育を行なった傾向がつよい。...

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  • Die unter Torflagern hervorgebrachten Hölzer im Poronaier Tundra-gebiet, Sachalin

    尾中 文彦 日本林學會誌 17 (1), 45-52, 1935

    ...樺太幌内川流域のツンドラ地帯の泥炭層下には、泥炭層發達當初の時代に存在した、森林要素の遺骸を藏してゐる。今般發見された材片は、其の解剖的性質によりLarix, Salix, Alhus, Ulmus, Syringaの5種と鑑定される。...

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  • 樺太幌内川ツンドラ地帯の泥炭層下より出でたる材片に就て

    尾中 文彦 日本林學會誌 17 (1), 45-52, 1935

    ...樺太幌内川流域のツンドラ地帯の泥炭層下には、泥炭層發達當初の時代に存在した、森林要素の遺骸を藏してゐる。今般發見された材片は、其の解剖的性質によりLarix, Salix, Alhus, Ulmus, Syringaの5種と鑑定される。...

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  • 人造板の研究(第五報)

    佐藤 金次郎 日本林學會誌 16 (11), 913-919, 1934

    ...無塗装「ツンドライト」は無塗装「キビテツクス」に次いでBenetzungし易すく、他の人造板に比して耐水性不良で且膨潤する缺點がある。然れども「ラテツクスゾル」を5-6囘下塗し.「シケラツク」を上塗とする場合は供試人造板並に天然材(桐)の何れよりも耐水性良好となり.且膨潤せず。<br> 4....

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  • 樺太産ツンドラ植物の化學的研究(第三報)

    渡邊 護 日本農芸化学会誌 10 (1), 67-74, 1934

    (1) 前報告に於てミヅゴケより分離した纖維素は少からざる不純物を含有して居たのであるが,本報告に於て得た纖維素は非常に純粹なものであつた。<br> (2) 前報告に於て得られた纖維素の品質と,今囘得た纖維素の品質に就て比較研究を行つた。<br> (3) その結果は本報告に於て得られた纖維素の性質は總ての點に於て改善せられて居ることを報告した。その結果は第一表に於て表した通りである。<br> …

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  • (No Title)

    佐藤 金次郎 日本林學會誌 16 (11), 913-919, 1934

    ...無塗装「ツンドライト」は無塗装「キビテツクス」に次いでBenetzungし易すく、他の人造板に比して耐水性不良で且膨潤する缺點がある。然れども「ラテツクスゾル」を5-6囘下塗し.「シケラツク」を上塗とする場合は供試人造板並に天然材(桐)の何れよりも耐水性良好となり.且膨潤せず。<br> 4....

    DOI

  • 樺太産ツンドラ植物の化學的研究(第二報)

    渡邊 護 日本農芸化学会誌 9 (7), 649-654, 1933

    (1) ミヅゴケより常法と變法とによりて纖維素の分離を行ひその收量を測定した.常法による時は79%の收量を示し,變法にては31%の收量となりて其の間に著しき相違があつた.<br> (2) 常法に依つて得たミヅゴケ纖維素の化學分析を行ひ,その收量の差異が示す如く纖維素以外の不純物を多量に含有し,且つ色々の點に於て木材パルプとは異つた性質を有することを認めた.<br> (3) …

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  • 人造板の研究(第四報)

    志方 益三, 佐藤 金次郎 林學會雑誌 15 (11), 1090-1099, 1933

    ...上記條件に於て防水の目的を以てツンドライト上にラテツクスを五囘又は六囘以上塗布し更に乾燥後其上にニス又はシケラツタ二囘塗布した混用塗装は無塗装よりも甚だ良好な結果を與へ防水力最大となり且膨潤も亦起さず。<br> 5. ツンドライト製造に際し木根、スゲの塊を混入することは、人造板の防水力を減少させる原因となる<br> 6. ニス、シケラツク、油の單用塗装はツンドライトの原色を黒變せしむる缺點がある。...

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  • 樺太産ツンドラ植物の化學的研究(第一報)

    志方 益三, 渡邊 護 日本農芸化学会誌 8 (9), 949-953, 1932

    1. 著者等は樺太産ミヅゴケの化學組成を決定せり.<br>2. 分析法を簡單に記述し,其結果に就て考察を下せり.<br>3. 水分測定に際しミヅゴケは其色に變化を來せり.<br>4. 普通の監素法によりて分離したミヅゴケの繊維素は,105°Cの温度にて乾燥する際に表面が一部黒色となれり.<br>5. …

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  • 九州大学新聞

    九州大学新聞 44 1930-06-20

    ...七月十二日より一週間 佐世保鎮守府後援/医学部学生天草を巡る 廿八日出発/合宿して技術を練磨 馬術部の活躍/来月廿六日城大二回戦 期待さるゝ水泳部/北緯49°樺太演習林 ツンドラ・馴鹿・亡命露人・森林鉄道・獰猛な蚊…/本学に於ても夏期宿寮を造れ 学生…天草が適当だ 総長…一考して置く/九、五ミリ映画観賞会 廿六日、記念館で「雪崩」など上映/試験一回制案呆気なく否決 幹事会の申合も空しく/開療日から患者...

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