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検索結果 291 件

  • アルボウイルス感染症の国内での発生リスク : ウイルスの侵入・定着から考える

    前野 勝哉 課題研究優秀論文集 2023 113-179, 2024-01

    ...新型コロナウイルス感染症や新型インフルエンザなどのような感染症は,感染者が増加しやすいことからより大きな注目を集める一方で,目下日本国内では,致死率の高い「重症熱性血小板減少症候群」を引き起こすSFTSVの報告(2013年)や,北海道での新規ウイルス「エゾウイルス」の発見,約70年ぶりの「デング熱」の国内感染例(2014年)など,マダニや力といった節足動物が媒介する感染症「アルボウイルス感染症」を巡...

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  • ミクロスケールにおけるデング熱媒介蚊の生息環境とリスク評価

    米島 万有子, 渡邊 高志, 駒形 修 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 44-, 2023

    ...</p><p> 本研究では蚊の生息に重要な役割をもつ“植生”に着目して,蚊の発生や吸血飛来を助長ないし抑制できる有用な在来種の植物や植生を抽出し,それらを活用したゾーニングによる蚊の防除の可能性を検討している.本発表では熊本市水前寺江津湖公園の出水地区を対象に,デング熱を媒介するヒトスジシマカの生息環境を明らかにし,ヒトスジシマカの生息環境からリスク評価を試みたい....

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  • ウイルス感染防御機能を司るプラズマサイトイド樹状細胞を活性化する乳酸菌の研究開発

    藤原 大介 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 3 (4), 125-131, 2023

    ...また,健常人を対象とした臨床試験において,冬季のインフルエンザ様症状の軽減,デング熱・一般感染症への効果も検証されている。最近では,COVID-19に対する基礎・臨床試験が進行しており,結果がまたれる。</p><p>さらに感染症に対する効果だけでなく,マウスにプラズマ乳酸菌を投与し,免疫機能を賦活させ続けることによる抗老化作用も確認されている。</p>...

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  • 近年のフラビウイルス感染症の流行状況

    林 昌宏 神経感染症 27 (1), 104-, 2022

    ...さらに海外からこれまでに、ウエストナイル熱、デング熱・出血熱、ジカ熱等の蚊媒介性ウイルスによるヒトの輸入症例が報告されている。2014 年および 2019 年にはデング熱の国内流行が発生した。デングウイルス、ジカウイルス等を媒介するヒトスジシマ蚊は本州以南に生息するため、今後も蚊媒介性ウイルス浸淫の可能性は否定できない。...

    DOI 医中誌

  • 気候変動の健康影響と毒性学

    橋爪 真弘 学術の動向 26 (7), 7_60-7_63, 2021-07-01

    ...健康への影響としては、暑さによる直接的影響(熱中症や熱ストレスによる死亡等)の他に病原体を媒介する蚊やマダニなどの生息域拡大による媒介動物由来の感染症(マラリア、デング熱など)流行域の拡大、水および食物由来の感染症(下痢症など)の増加、食料や生活用水の不足による栄養性疾患の増加、光化学オキシダント濃度の上昇による呼吸器疾患の増加、自然災害後のメンタルヘルスに関する問題、海洋の温暖化や永久凍土の融解に...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • ポストコロナ時代のデング熱流行と対策

    メンリン モイ ウイルス 71 (1), 1-10, 2021

    ...なCOVID-19の流行は,特にデング熱が流行する発展途上国で,公衆衛生上の大きな問題となっている.本稿では,ポストコロナのデング熱の流行状況,ワクチン開発の現状と発症メカニズムについて述べる....

    DOI Web Site 参考文献37件

  • 目次/特集にあたって/表紙の説明

    ファルマシア 57 (5), 352-353, 2021

    ...特集:近年の危険な衛生害虫(マダニ・蚊・ゴケグモ・ヒアリ)による健康被害<br>特集にあたって:人や動物に衛生上の害を与える害虫を衛生害虫という.近年,外来生物を含む危険な衛生害虫の脅威が身近に迫っている.例えば,2013年にマダニ媒介性感染症である重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内初報告,2014年に蚊媒介性感染症であるデング熱の国内流行,2016年にはリオ五輪で話題となったジカ熱,さらに...

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  • 新興感染症と輸血

    米村 雄士 臨床血液 62 (8), 1296-1301, 2021

    ...デング熱,ウェストナイル熱,ジカ熱,チクングニア熱などの新興感染症が,国内で発生した場合にその対策をシミュレーションし,献血時に行う検査,または献血を中止する基準などを準備しておくべきであろう。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 公衆衛生分野における気候変動の影響と適応策

    橋爪 真弘 保健医療科学 69 (5), 403-411, 2020-12-25

    ...</p><p>我が国では,気候変動に伴う健康リスクとして,熱ストレスによる死亡および熱中症発症リスクが特に大きく,適応策を講じる緊急性が高いと考えられる.今世紀半ばおよび今世紀末の暑熱による超過死亡数は,適切な適応策を行わなかった場合,温室効果ガス排出シナリオによらず,すべての県において 2 倍以上となると推定されている.またデング熱をはじめとする節足動物媒介性感染症の国内流行リスクが特に高まり,適応策...

    DOI Web Site 医中誌

  • (公社)日本ペストコントロール協会に寄せられた害虫獣の相談件数

    谷川 力, 真岩 智美, 吉川 新, 茂手木 眞司, 山口 健次郎 ペストロジー 35 (2), 81-87, 2020-09-25

    ...伸長率が高いものはハチ類,ハクビシン,アライグマ, トコジラミ,コウモリ類などがあげられる.ハチ類,トコジラミ,コウモリ類は季節的消長が明確で夏季に増加し,冬季に減少する傾向がみられた.ネズミ類では秋季に増加し,冬季にピークを迎え,春季に減少するパターンであった.ハクビシン,アライグマの季節的消長は,相談件数が多くないことから,今後累積された段階で検討すべきである.なお,蚊類の相談件数は2014年デング...

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  • 感染症拡大阻止にドローンができる事

    長谷川 克也 画像電子学会年次大会予稿集 48 (0), 9-9, 2020

    ...感染症はCOVID-19だけではなく、マラリア、エボラ出血熱、デング熱など多くの感染症が発生している。JAXAはパスツール研究所(フランス)と共同でアジア、アフリカ地域の感染症拡大防止の共同研究を行っているので紹介する。...

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  • 霊芝のトリテルペン成分に抗デングウイルス活性を発見

    位上 健太郎 ファルマシア 56 (11), 1042-1042, 2020

    ...日本にも生息するヒトスジシマカ等が媒介するデングウイルスは,デング熱をもたらす1本鎖RNAウイルスである.デング熱は,主に東南アジア,南米で発生しており,致死率は10〜20%におよぶが,いまだ治療薬が開発されていない.日本でも,2014年に70年ぶりの国内感染事例が確認されており,地球温暖化に伴う流行が危惧されている.このような背景のもと,現在,天然物を素材とした抗デングウイルス薬の開発が活発に進められている...

    DOI 医中誌

  • 日本からの海外渡航者のデング熱とジカウイルス感染症の知識に関する調査

    栗田 直, 多田 有希, 福島 慎二, 吉川 みな子, 濱田 篤郎 感染症学雑誌 92 (6), 863-868, 2018-11-20

    ...<p>海外渡航者にデング熱とジカウイルス感染症に関する適切な情報提供を行うことを目的に,半年以内に発展途上国に滞在予定のある日本からの渡航者を対象に知識状況に関するインターネット調査を実施した.対象者のうち8 割以上が,デング熱やジカウイルス感染症を聞いたことがあると回答し,「蚊が媒介すること」を知っていたのはデング熱で82.8%,ジカウイルス感染症で59.2%だった.一方,「媒介蚊は昼間に吸血すること...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 横紋筋融解症を合併した重症型デング熱の1例

    宮代 夢子, 遠藤 昌亨, 小杉 成樹, 高良 勝彦, 中橋 寛隆, 金 佳虎, 泉 知之 日本内科学会雑誌 107 (6), 1090-1094, 2018-06-10

    ...<p>44歳,女性.持続する発熱と血小板減少で当院を紹介され,入院した.東南アジアへの渡航歴があり,蚊媒介性ウイルス感染症が疑われた.横紋筋融解症を発症し,精査にてデング熱と確定診断した後に,高度肝機能障害を呈する重症型デング熱に進行した.デング熱に横紋筋融解症を合併することは稀である.重症型デング熱は,早期診断のうえで適切な輸液を行うことが救命率の向上に最も重要である.</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 顧みられない熱帯病

    鹿角 契 ファルマシア 54 (12), 1150_4-1150_4, 2018

    ...顧みられない熱帯病(Neglected tropical diseases: NTDs)はWHO(世界保健機関)が「人類の中で制圧しなければならない熱帯病」と定義している疾患群のことを指す.デング熱,狂犬病,トラコーマ,ブルーリ潰瘍,トレポネーマ感染症,ハンセン病,シャーガス病,アフリカ睡眠病,リーシュマニア症,嚢虫症,メジナ虫症,包虫症,食物媒介吸虫類感染症,リンパ系フィラリア症,河川盲目症,住血吸虫症...

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  • 日本におけるデング熱の流行リスク分布の推定

    米島 万有子, 中谷 友樹, 安本 晋也, 詹 大千 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000217-, 2018

    ...<b>1</b><b>.研究背景と目的</b><br><br> デング熱は,熱帯地域や亜熱帯地域を主な流行地とする代表的な蚊媒介性感染症の一つである.近年,温暖化や急速に進む都市化,グローバル化に伴い国内外の人や物の流れが活発になり,これまでデング熱の流行地ではなかった温帯の地域においても,デング熱の定着が懸念されている.日本では,2013年に訪日観光客のデング熱感染が報じられ,国内感染による流行が...

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  • 近年のジカウイルス感染症流行域の拡大

    林 昌宏 ウイルス 68 (1), 1-12, 2018

    ...ジカウイルスは1947年にウガンダのジカの森で囮動物であるアカゲザルから分離されたフラビウイルス科フラビウイルス属のウイルスであり,主にネッタイシマカやヒトスジシマカ等のシマカ属の蚊によって媒介される.主な症状は発熱,発疹,間接痛であり,その流行域および症状からデング熱およびチクングニア熱の重要な鑑別疾患である.ジカ熱はこれまでにアフリカから東南アジアにかけて散発していたがヒトの症例報告はわずかであった...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献96件

  • マニラ首都圏におけるデング熱媒介蚊の産卵活動に関わる因子の時空間的分析

    糠澤 桂, 西元 竣哉, 鈴木 祥広, 渡辺 幸三 土木学会論文集G(環境) 74 (5), I_79-I_85, 2018

    ...世界的にデング熱感染者数は増加傾向にある.しかし,デング熱媒介蚊の消長に関わる環境因子は深く理解されていないのが現状である.そこで本研究では,マニラ首都圏において高密度・高頻度で観測されているデング熱媒介蚊の卵の存在割合データを用いて,気象・氾濫・土地被覆条件に対する媒介蚊の産卵パターンを把握することを目的とした.媒介蚊の卵の存在割合(OI)は,乾季よりも雨季において高まる傾向を示した.OIにおける...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • デング熱国内感染疑い症例の後方視的検討

    篠原 浩, 忽那 賢志, 加藤 康幸, 山元 佳, 藤谷 好弘, 馬渡 桃子, 竹下 望, 早川 佳代子, 金川 修造, 大曲 貴夫 感染症学雑誌 91 (6), 930-935, 2017-11-20

    ...<BR> 結果:47 例のデング熱国内感染疑い症例の中で,最終的にデング熱と診断されたのは9 例(19.1%)であった.デング熱以外の診断として,2 日以内に自然軽快した発熱が10 例,咽頭炎が7 例,上気道炎が5 例,腎盂腎炎が4 例,感染性腸炎が3 例認められ,その他の疾患では腸チフスや急性HIV 感染症,反応性関節炎,亜急性壊死性リンパ節炎等が認められた.デング熱症例では非デング熱症例と比べ,...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 海外赴任者研修では何が求められているのか

    勝田, 吉彰 日本渡航医学会誌 11 (1), 27-31, 2017

    ...赴任者からどのような内容が求められているのかニーズを吸い上げたものはない.筆者が定期的に担当している国際交流基金日本語パートナーズ派遣前研修において,毎回独自アンケートを実施したので報告する.研修内容で、特に役立つたものとして「飲食の注意」「蚊媒介性疾患」「狂犬病」といったリスクを認識しやすいものや「情報収集法」の具体的ノウハウ提供があり,これは赴任中不安に思う疾患・事故に「旅行者下痢症」「食中毒」「デング...

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 輸入感染と国内感染によるデング熱の2小児例

    石川 琢也, 池田 裕一, 岡本 奈央子, 児玉 雅彦, 秋山 康介, 岡本 義久, 外山 大輔, 西岡 貴弘, 藤本 陽子, 磯山 恵一 昭和学士会雑誌 77 (4), 455-461, 2017

    ...デング熱は蚊が媒介するデングウイルスの感染症であり,主に熱帯・亜熱帯地域で流行している.日本では長らく輸入感染例のみ報告されてきたが,2014年8月,海外渡航歴のない国内発症のデング熱症例が報告された.当院では同時期にデング熱の2小児例を輸入感染例と国内感染例を1例ずつ経験したので報告する.症例1は12歳男児でタイに渡航歴がある輸入感染例,症例2は11歳女児で代々木公園に訪問歴のある国内感染例であった...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 新興感染症と輸入感染症

    山元 佳, 大曲 貴夫 日本臨床麻酔学会誌 37 (4), 506-512, 2017

    ...<p>新興感染症とは,過去20年以内に増加したか今後増加の恐れがある感染症とされるが,1970年代以降に発見された感染症が包含されて議論されることが多い.重症熱性血小板減少症候群のように国内で発見された感染症もあるが,主な新興感染症は輸入感染症としての側面を持っている.新興感染症以外のマラリアやデング熱などの輸入感染症に関しても,海外からの旅行者の増加により考慮する場面も増えてくることが予測される....

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  • フィリピンにて感染した血清型の異なるデング熱の2症例

    大西 司, 村田 泰規, 岸野 康成, 本間 哲也, 楠本 壮二郎, 山本 真弓, 田中 明彦, 相良 博典, 詫間 隆博, 二木 芳人, 神田 潤 昭和学士会雑誌 77 (2), 215-219, 2017

    ...2015年度はデング熱の国内感染事例の報告は無かったが,アジア諸国を中心に増加傾向を見せた.当院では同年の秋,2人の日本人旅行者がフィリピンを旅行中にデング熱に感染し外来を受診した.最初の例は47歳男性でフィリピンから帰国後,熱発と掻痒感を伴う下肢の発疹が出現して受診した.皮疹が軽快せずデング熱を疑い,保健所に依頼し検査を行った.NS1抗原陰性,PCR陽性,血清型4のデング熱と診断,血小板の減少もなく...

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  • プラズマ修飾磁気微粒子を用いた超高感度ウイルス検出

    永津 雅章 ホソカワ粉体工学振興財団年報 25 (0), 89-98, 2017

    ...<p>近年の地球温暖化などによる地球規模での生活環境の変化は,未知の伝染性ウイルス,とりわけ,新型インフルエンザウイルス,SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルス,さらにデング熱やジカウイルスなどの発生をもたらしており,それらの伝染拡大を未然に防ぐための迅速な高感度検出技術の開発が世界的な喫緊の課題となっている.さらに,ノロウイルスや大腸菌O157,サルモネラ菌などの...

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  • 2014年夏の我が国のデング熱流行と今後の対策

    島田 智恵, 金山 敦宏, 松井 珠乃, 河端 邦夫, 福住 宗久, 有馬 雄三, 木下 一美, 砂川 富正, 池田 真紀子, 津田 良夫, 高崎 智彦, 沢辺 京子, 大石 和徳 衛生動物 67 (1), 39-41, 2016

    The first confirmed dengue outbreak in nearly 70 years in Japan was reported in 2014 with 162 autochthonous dengue cases. The largest number of confirmed cases were reported in August and continued …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献1件

  • スリランカにおけるデング熱の実態と環境負荷のない地域対策について

    後藤 健介, PANDITHARATHNE N. G. S., 金子 聰 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100310-, 2016

    ...本研究では、スリランカにおけるデング熱の実態を把握するとともに、同国でデング熱の対策として実施されている、地域レベルでの地域清掃プログラムについて、プログラムの広がりとその地域および周辺地域におけるデング熱罹患者数の変化を地理的かつ時系列に見ていき、評価を行うこととした。<br>2. ...

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  • 急性歯肉炎を随伴したデング熱の1例

    高久 勇一朗, 大鶴 洋, 田村 航, 猪飼 祥子, 大嶋 可奈恵 日本口腔科学会雑誌 65 (3), 279-282, 2016

    Dengue fever is a tropical disease caused by the dengue virus, and is prevalent in tropical and subtropical regions. In August 2014, a case of dengue fever in a patient with no history of overseas …

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  • 渡航医学と感染症

    濱田 篤郎 日本内科学会雑誌 105 (8), 1455-1462, 2016

    ...<p>渡航医学(travel medicine)とは海外渡航者の健康問題を扱う領域で,その発生を未然に防ぐための予防に重点が置かれる.こうした健康問題は移動中や滞在先の環境の変化に起因するものであるが,途上国に滞在する者にとっては感染症が重要な問題になる.この中でも旅行者下痢症やA型肝炎などの経口感染症は最も頻度が高く,デング熱やマラリアなどの蚊媒介性感染症も滞在地域によってはリスクが高くなる.この...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献5件

  • <b>最近話題になったウイルス感染症 </b>

    岡部 信彦 安全工学 55 (1), 10-16, 2016

    ...感染症に対する強化を図り始めた.感染症が再び我々にとって身近な問題として戻って来た大きな要因として,人口の増加と都市化,集団生活機会の増加,食習慣・生活習慣の急速な変化,自然環境の破壊,人の住居地の拡大による人と野生動物の距離の接近など,多くのものが挙げられる.そして交通機関の発達による人と物の大量なしかも短時間での移動は,病原体の移動をも容易にした.本稿では,最近話題になった,鳥インフルエンザ,デング...

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  • V.デング熱の現状と動向

    森田 公一 日本内科学会雑誌 105 (11), 2140-2145, 2016

    ...<p>デング熱は蚊媒介性ウイルス感染症で,熱帯地域で流行しており,直近の推計では毎年3億9,000万人がウイルスに感染し,そのうち9,600万人がデング熱を発症していると見積もられている.日本でも輸入例が増加しており,2014年に続く再度の国内流行も危惧される.重症のデング熱では,時に致死的なショックや出血に至ることがあり,適切な治療が必要である.デング熱は4類感染症であり,診断後は直ちに保健所に届...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • デング熱・チクングニヤ熱など媒介蚊対策における宗教関係者の意識調査

    勝田, 吉彰 日本医事新報 (4764) 44-49, 2015-08-15

    ...デング熱・チクングニヤ熱などの媒介蚊対策において,神社仏閣などの宗教施設内には蚊が発生し棲息できる場所が多く,その対策が重要である。今回,多宗派の宗教関係者を対象に,媒介蚊対策を行う上での困難や必要な支援についてアンケート調査を行った。その結果,宗教施設敷地内には媒介蚊が棲息する条件が様々に存在する一方,媒介蚊対策には負担ーが多く困難を伴うことがわかった。...

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  • 盆地都市における気温分布形成要因の夏季・冬季比較

    松尾 薫, 田中 貴宏, 佐土原 聡 都市計画論文集 50 (1), 124-129, 2015-04-25

    ...冬季の都市高温化は、デング熱等の感染や生態系への悪影響等を引き起こすと言われているが、その一方で暖房用エネルギー消費の削減等にもつながるものと考えられ、その評価が難しい面がある。いずれにしても都市気温のコントロールは、冬季においても必要であると考えられる。...

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  • <b>1. ワクチンのファーマコビジランスに関する WHO を中心としたグローバルな動き </b>

    田中 大祐 薬剤疫学 20 (2), 43-53, 2015

    ...最大限に発揮することができる.ファーマコビジランスは世界保健機関 (World Health Organization: WHO) により「医薬品の有害な作用または医薬品に関連する諸問題の検出,評価,理解及び予防に関する科学と活動」と定義され,医薬品のリスクとベネフィットのバランスを正しく評価するために欠かせない存在である.WHO では,世界におけるワクチン接種率のさらなる向上を目指していると同時に,デング...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献1件

  • 2014年9月にデング熱の国内感染者が報告された千葉市稲毛区における媒介蚊ヒトスジシマカの防除事例

    谷川 力, 山内 雅充, 石原 新市, 富岡 康浩, 木村 悟朗, 田中 和之, 鈴木 悟, 駒形 修, 津田 良夫, 沢辺 京子 衛生動物 66 (2), 31-33, 2015

    ...国内で感染したと推定されるデング熱患者が千葉市で2014年9月8日に確認された.翌日,患者宅周辺を対象としてヒトスジシマカの成虫防除を実施した.防除対策の対象範囲は,航空写真を利用して住宅地周囲の植栽や蚊成虫の潜伏場所を検討し,患者の家を中心とする半径100メートルの円内および近隣の公園とした.殺虫剤の散布前に6カ所で8分間の人を囮にしたスイーピング法によってヒトスジシマカ成虫の密度を調べたところ平均...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献4件 参考文献7件

  • 70年ぶりのデング熱国内流行と将来予想

    沢辺 京子 衛生動物 66 (4), 203-205, 2015

    A total of 162 autochthonous dengue cases were reported in Japan in 2014, after the absence of any such cases for approximately 70 years. During this period of dengue outbreak, vector control using …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献3件

  • 東京都におけるデング熱国内感染事例の発生について

    関 なおみ, 岩下 裕子, 本 涼子, 神谷 信行, 栗田 雅行, 田原 なるみ, 長谷川 道弥, 新開 敬行, 林 志直, 貞升 健志, 甲斐 明美, 中島 由紀子, 渡瀬 博俊, 上田 隆, 前田 秀雄, 小林 一司, 石崎 泰江, 広松 恭子 日本公衆衛生雑誌 62 (5), 238-250, 2015

    ...デング熱の国内感染が疑われる患者の血清および蚊検体の検査は東京都健康安全研究センターで実施した。<br/><b>結果</b> 都庁内に設置されたデング熱専用相談電話窓口に寄せられた相談件数は3,005件であった。東京都が実施した報道発表回数は,患者届出受理数および専用相談電話実績について39回,蚊の対策について 9 回であった。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件

  • 本邦で感染したデング熱の1例

    清水 彩佳, 齋藤 登, 篠原 浩, 馬渡 桃子, 大曲 貴夫, 川島 眞 日本皮膚科学会雑誌 125 (5), 1029-1033, 2015

    ...に伴い,今後も本邦において国内感染デング熱の報告数の増加が予想され,皮疹から迅速な診断に至ることが今後皮膚科医に要求されると考えた....

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  • もっと知りたい!感染症

    サイエンスウィンドウ編集部 サイエンスウィンドウ 9 (C2), 1-81, 2015

    ...</p> <p>p.38 コラム エボラ出血熱とデング熱 </p> <p><b>第4章 体の中で何が起きているの? ~免疫細胞と病原微生物の戦い~</b></p> <p>p.40 病原微生物はどうやって病気を作り出すの?</p> <p>p.42 病原微生物が増えるのを止められないの?</p> <p>p.44 どうやって細菌やウイルスをやっつけるの?...

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  • ウイルスRNAセンサーRLRによる感染検知とストレス応答

    米山 光俊 ファルマシア 51 (1), 17-21, 2015

    ...インフルエンザ,エボラ出血熱,デング熱など,今なおウイルス感染症は大きな社会問題になっている.個々のウイルスは,独自の感染指向性と増殖様式を持ち,その違いがそれぞれの病原体としての性質を決めることになる.またウイルスは,細菌や真菌などのように独自に増殖する能力を持たず,宿主細胞内に感染してその生体機能を利用して増殖するため,感染症対策の観点からは,副作用が少なくウイルスのみを排除する薬剤は限られている...

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  • デング熱治療薬の開発に挑む

    独立行政法人科学技術振興機構 JSTnews 2013 (2014.3), 16-16, 2014-03-03

    <p>SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力)感染症分野 研究領域「開発途上国のニーズを踏まえた感染症対策研究」</p><p>研究課題「デング出血熱等に対するヒト型抗体による治療法の開発と新規薬剤候補物質の探索」</p> <p>大阪大学微生物研究所 ウイルス免疫分野 特任講師 佐々木 正大</p>

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  • 共生細菌ボルバキアを利用してベクター媒介感染症を制御する

    内井 喜美子 ファルマシア 50 (5), 449-449, 2014

    ...別の動物を介して感染する感染症をベクター媒介感染症という.蚊が媒介するデング熱やマラリアは人間の代表的なベクター媒介感染症だが,有効なワクチンがなく,その制御には,殺虫剤による蚊の駆除と,防虫ネットによる蚊との接触遮断が最も有効な手段となっている.しかし,蚊が薬剤耐性を獲得したり,防除器具の普及・維持が難しい場合があることより,新たな方策が求められている....

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  • 2.デング熱など発疹をともなう昆虫媒介性ウイルス感染症

    高崎 智彦 日本皮膚科学会雑誌 124 (10), 1919-1921, 2014

    ...近年,デング熱(DF),チクングニア熱(CHIKF),ウエストナイル熱/脳炎(WNF)など蚊媒介性ウイルスが活発に活動している.なかでも熱帯・亜熱帯の都市部で流行するデング熱は,地球温暖化に加えて東南アジアなど流行地域の経済発展に伴う都市への人口集中のため,世界的に流行が拡大している.我が国の輸入例も増加し,年間200例を超える年もある.海外からの輸入デング熱患者の場合,発熱しても自宅で静養していて...

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  • デング熱の国内発生

    阪本 直也 日本内科学会雑誌 103 (11), 2653-2656, 2014

    ...2014年8月27日に,都内で感染したと考えられるデング熱患者が確認された.この症例を契機に,海外渡航歴のないデング熱患者の報告が続き,10月8日現在,国内で感染したと考えられる患者は157名に達している.デング熱は蚊によって媒介されるウイルス感染症であり,媒介蚊であるヒトスジシマカが生息する青森県以南の日本国内で流行する可能性がある.臨床医はデング熱患者を診療する際の臨床知識を身につけておく必要がある...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献2件

  • 神戸大学インドネシア拠点における国際共同研究活動

    内海 孝子, 林祥 剛, 堀田 博 ウイルス 63 (1), 59-68, 2013

    ...神戸大学では平成19年から文部科学省の「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム」(平成22年から「感染症研究国際ネットワーク推進プログラム(J-GRID)」により,インドネシア共和国(以下インドネシア)アイルランガ大学熱帯病研究所に海外研究拠点を設置し,日本人教員が常駐してインフルエンザ,ウイルス肝炎,デング熱等に関する共同研究を実施している.また,平成21年から科学技術振興機構(JST)/国際協力機構...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献61件

  • 長崎大学熱帯医学研究所 ベトナムプロジェクト拠点

    山城 哲 ウイルス 63 (1), 69-74, 2013

    ...J-GRID)に引き継がれている.日越併せて15人のスタッフが拠点を基盤に活動し,年間約60人程度の研究者が来訪して15の研究課題を実施している.研究だけでなく教育関連施設としても活用され双方で成果を上げつつある.ベトナムプロジェクト拠点では様々なウイルスが研究の対象となっているが,その中で,コウモリにおけるニパウイルス感染の疫学的調査,ナムディンウイルスの発見とその特徴の解析,ベトナムカンホア省におけるデング...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献25件

  • P2-059  マラリアとデング熱におけるマスト細胞由来VEGF

    渡邊 直熙, 古田 隆久, 平山 謙二 日本臨床免疫学会会誌 35 (4), 356a-356a, 2012

    ...  マラリアとデング熱は血管内病原体による熱帯病である.我々はこれらの疾患とVEGFの関係を検討した.国内で三日熱マラリアまたは熱帯熱マラリアと診断された患者血清中のVEGFおよびsVEGFR-2の値は健常人に比べ有意な上昇をみた.ヒトマスト細胞株をマラリア原虫抗原で刺激するとVEGFの放出がみられた.同様の結果はネズミマラリアの実験でもみられ,マスト細胞由来VEGFによる感染防御が示唆された.デングウイルス...

    DOI Web Site 医中誌

  • 開発途上国における日本人理学療法士の役割

    豊木 麻弓, 小出 章 理学療法学Supplement 2011 (0), Eb0602-Eb0602, 2012

    ...地域保健推進員は、様々な理由で保健所まで来ることが出来ない家庭を訪問し、乳幼児の体重測定、狂犬病の予防注射などの予防接種、デング熱やエイズの予防など、保健衛生に関する地域住民の管理を行い、地域に最も密接に関わる職種であった。演者が保健所に着任した際、理学療法士など、障がい者を対象とする職種はなく、保健所の管轄地域における障がい者の実数も把握されていない状況にあった。...

    DOI

  • ヒトスジシマカとネッタイシマカの繁殖干渉

    都野 展子, 比嘉 由紀子, 鶴川 千秋, 砂原 俊彦, 高倉 耕一 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 60-60, 2012

    ...ネッタイシマカとヒトスジシマカは現在では世界の主要大陸に分布を拡大し,黄熱病・デング熱・チクングニア熱などを媒介する. 2種の分布は熱帯から亜熱帯の低緯度地域では地理的に重複するものの,局所的には排他的に分布し,ネッタイシマカの侵入によるヒトスジシマカの排除や,その逆の例も報告されている.このような種の分布は2種の環境要求性の違いだけではなく 2種の種間相互作用を考慮することでより合理的に説明されると...

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  • ベトナム国ハノイ市におけるネッタイシマカとヒトスジシマカの発生消長

    角田 隆, Tran Chi Cuong, Tran Duc Dong, Nguyen Thi Yen, Nguyen Hoang Le, Tran Vu Phong, 皆川 昇 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 50-50, 2012

    ...ネッタイシマカとヒトスジシマカはデング熱の有力なベクターである.ベトナム国ハノイ市には毎年デング熱患者が発生し,ネッタイシマカとヒトスジシマカの両方が生息する.ハノイ市におけるデング熱患者発生の機構について明らかにするためには,これらの蚊の発生消長を調べる必要がある.2010年7月から2012年3月まで,ベトナム国ハノイ市内の8つの区に定点を設置してデング熱媒介蚊の調査を行った.毎月一回,各区から15...

    DOI

  • ケニアにおけるネッタイシマカ2亜種の系統地理的研究

    胡 錦萍, 二見 恭子, 比嘉 由紀子, 皆川 昇 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 51-51, 2012

    ...,アフリカにおけるデング熱防除の観点からも有意義である.また,Aaaは人間活動に伴い分布を拡大しており,アフリカ大陸外で分化した集団が,再びアフリカに侵入する可能性もある....

    DOI

  • シミューションモデルによるマラリア媒介蚊対策の効果の比較

    山田 晃嗣, 砂原 俊彦, 川田 均, 皆川 昇 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 83-83, 2012

    ...マラリア対策の主要な方策として Artemisinin-based Combination Therapy等抗マラリアによる感染者の治療とともに,Insecticidal Treated Net (ITN)等,人家に飛来した媒介蚊を殺虫剤によって殺す戦略が効果を上げている.一方デング熱媒介蚊であるネッタイシマカに対しては,成虫を直接殺すのではなく,壁に散布した幼虫成長阻害ホルモンを休息に来た成虫の脚...

    DOI

  • 横浜市におけるアカイエカ群の亜種分類

    小曽根 惠子, 伊藤 真弓, 林 宏子, 金山 彰宏 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 55-55, 2012

    ...近年,米国におけるウエストナイル熱,近隣諸国におけるデング熱,チクングニヤ熱等の蚊媒介性疾患の流行を受け,我が国でも新興・再興感染症の発生を予防するうえで,蚊類の分布・生態を把握することは極めて重要である.横浜市内の主要種の一つであるアカイエカ群は,人・鳥に対してともに吸血嗜好性が高く,ウエストナイルウイルス侵入時にはメインベクターとなる可能性が極めて高い.今回,「横浜市蚊媒介感染症サーベイランス事業...

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  • ベトナムハノイ市の家屋および地区単位の環境とデング媒介蚊発生の関係

    都築 中, 砂原 俊彦, Dong Tran Duc, Vu Trang Duoc, Nguyen Thi Hoang Le, Nguyen Thi Yen, 長谷部 太, Tran Vu Phong, 皆川 昇 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 49-49, 2012

    ...デング熱媒介蚊として重要なネッタイシマカおよびヒトスジシマカの発生に影響を与える環境要因の相対的な重要性については不明な点が多い.特に,これら 2種が同時に発生しているベトナム都市部などでは,有効な防除法を策定するために発生要因となる環境を特定する必要がある.本研究では,ベトナム北部に位置する首都ハノイ特別市中心部の 267軒の住宅家屋を対象として, 2010年 8月に家屋を訪問し,デング媒介蚊調査...

    DOI

  • タイのAedes (ヤブカ)属蚊の殺虫剤感受性の現状

    Raweewan, Srisawat, Komalamisra, Narumon, Theerawit, Phanphoowong, 高崎, 智彦, Lucky, Ronald Runtuwene, 倉根, 一郎, 成田, 弘成, 江下, 優樹 日本赤十字豊田看護大学紀要 6 (1), 31-37, 2011-03-31

    ...デング熱の伝播を止めるのに現在使われている方法は、流行地域に殺虫剤を噴霧することである。そのような場合、媒介昆虫の殺虫剤感受性についての情報があれば、適切な殺虫剤を散布できるであろう。このことは対策プログラムの重要な要素でもある。そこで、WHO 感受性評価キットを使って、ネッタイシマカAedes aegypti とヒトスジシマカAe.albopictus の殺虫剤に対する感受性を調べた。...

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 殺虫剤噴霧と媒介蚊発生源除去の対デング熱長期的効果の比較

    大木 美香, 砂原 俊彦, 山本 太郎 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 63 (0), 53-53, 2011

    ...これら予防活動の効果判定は介入時または介入後ごく短期間に、主として媒介蚊個体群の増減によって評価されており、長期的にかつ有効にデング熱患者を減少させているかという検証はこれまでほとんどなされていない。そこで今回われわれは、デング熱伝播数理モデルExcel-Entを用いて、殺虫剤噴霧と発生源除去の長期的なデング熱流行予防効果について検証した。...

    DOI

  • RT-LAMP法を用いた蚊からのデングウイルスゲノムの迅速検出

    江下 優樹, L.R Runtuwene, 高崎 智彦, R. Srisawat, N. Komalamisra, Y. Rongsriyam, B. Hongvanthong, B. Kheokhamphavanh, B. Sidavong, K. Thong, S. Chanthalavong, K. Silavong, K. Keokenechanh, H. Keomanila, 牧野 芳大, 成田 弘成, 牛島 廣治, A. E. Mongan, 前田 龍一郎, 森田 公一, 杉本 千尋, 倉根 一郎 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 63 (0), 75-75, 2011

    ...次に、デング熱流行地のラオス国において、確立した上記方法を実施した。ラオス保健省の協力を得て、デング熱患者宅で蚊の採集を行った。1日半の調査で5軒の患者宅を訪問して、薄暗い家屋内から、ネッタイシマカ成虫を1軒につき10個体ほどを採集した。ラオス保健省の実験室において、DENVの4つの血清型に特異的なプライマーおよび、蛍光・目視検出試薬を用いたRT-LAMP法を実施した。...

    DOI

  • ヒトスジシマカの世界的な分布域拡大と感染症

    小林 睦生 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 63 (0), 37-37, 2011

    ...ヒトスジシマカは20種以上のウイルスの増殖能が確認されており、1940年代の日本、2001年の米国(ハワイ)、2008年の台湾(台北)等でデング熱の流行に係わっている。一方、2005~2006年にかけ、インド洋島嶼国、インド、スリランカ等で170万人以上の患者が発生したチクングニヤは、主にヒトスジシマカが媒介するウイルス感染症である。...

    DOI

  • タイ国産ネッタイシマカのチクングニアウイルス感受性

    江下 優樹, 高崎 智彦, 林 昌宏, Srisawat Raweewan, Komalamisra Narumon, Rongsriyam Yupha, 湯 偉峰, 青野 裕士, 牧野 芳大, 成田 弘成, 牛島 廣治, 倉根 一郎 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 62 (0), 75-75, 2010

    ...我々は、バンコク近郊のデング熱流行地域を訪問して、臨床的にデング熱と診断されて家屋を訪問して、室内に潜む成虫からのデングウイルスゲノムの検出を行っている。デング熱流行地で採集した蚊がチクングニアウイルスに感染しているかどうかをRT-PCR法で調べたが、2009年の調査では全て陰性であった。...

    DOI

  • 非培養法による<i>Anopheles stephensi</i>中腸内細菌叢の解析

    新井 明治, 清水 少一, 福田 和正, 谷口 初美, 金澤 保 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 62 (0), 79-79, 2010

    ...マラリアやデング熱など蚊によって媒介される種々の感染症を制圧するためには、ワクチンや治療薬の開発とともに、有効な媒介蚊対策を講じる必要がある。しかし殺虫剤に代表される化学物質による蚊の殺滅は、殺虫剤耐性蚊の出現と拡散、人体・環境への影響等の問題が懸念されることから、その使用には慎重さが求められると同時に、新たな媒介蚊対策の開発が望まれている。...

    DOI

  • デング熱伝播シミュレーションモデル”Excel-Ent"を用いた、ベクターコントロールの効果の検証

    大木 美香, 砂原 俊彦, 山本 太郎 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 62 (0), 40-40, 2010

    ...各国のデング熱流行地において精力的な予防対策がなされているにも関わらず、2007年にはプエルトリコで一万人以上、2008年にはシンガポールで6800人以上の患者が発生するなど、デング熱は近年も大規模な流行が続いている。デング熱の大流行は気象条件、媒介蚊とその発生源密度、ホストの既得集団免疫、セロタイプの交代や侵入など多くの要因が重なり非常に複雑な伝播動態を呈する。...

    DOI

  • ネッタイシマカ成虫のピレスロイド剤抵抗性機構(1)

    葛西 真治, 駒形 修, 糸川 健太郎, 小林 睦生, 冨田 隆史 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 62 (0), 27-27, 2010

    ...ネッタイシマカはデング熱や黄熱といった熱帯性ウイルス感染症の主要な媒介蚊である.また,近年インド洋諸島で大流行したチクングニヤ熱の媒介蚊としても知られる.流行地域では主にピレスロイド系殺虫剤散布による成虫対策が行われているが,一方で抵抗性の発達が世界的に問題になっている.抵抗性機構を解明することで,抵抗性の迅速診断が可能になるとともに,抵抗性個体にも効力を発揮する薬剤のデザインに結びつくことが期待される...

    DOI

  • 都市部公園におけるヒトスジシマカの潜み場所に関する予備的調査

    小林 睦生, 平良 常弘, 米正 静男, 二瓶 直子, 吉田 政弘 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 62 (0), 16-16, 2010

    ...ヒトスジシマカはデング熱の媒介蚊であるが、2005年からインド洋島嶼国、インド、東南アジアで大きな流行が続いているチクングニヤ熱の重要な媒介蚊でもある。ヒトスジシマカのみが分布しているインド洋諸島で多数の患者が報告されており、ウイルスの突然変異がこれらの流行に関係していることが報告されている。...

    DOI

  • デング熱

    大川 たをり, 白井 洋彦, 山村 弟一 皮膚の科学 9 (4), 313-314, 2010

    J-STAGE

  • 犬,猫由来細菌感染症

    今岡 浩一 獣医疫学雑誌 13 (1), 65-70, 2009

    ...それらの疾患のうち,実際は動物以外からの感染の方が多いと考えられるデング熱などの疾患を除くと,E型肝炎,エキノコックス症,オウム病,ブルセラ症,野兎病,レプトスピラ症などで国内患者が報告されている(表1)。しかしながら,パスツレラ症や猫ひっかき病など,愛玩動物から感染する,感染症法に指定されていない人獣共通感染症もあり,こちらも注意すべき問題となっている。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献3件

  • 血球貪食症候群を合併したデング熱の1 例

    中村 造, 中村(内山) ふくみ, 古宮 伸洋, 大西 健児 感染症学雑誌 83 (1), 60-63, 2009

    A 32-year-old Japanese woman admitted November 1 for a 4-day fever and who had traveled in India October 14-22 was found to have no abnormal findings except for fever and luekocytopenia and …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献4件 参考文献19件

  • Rapid determination of RNA viral sequence 法 ver4.0 によるネッタイシマカ幼虫からのウイルスの検出

    西村 美保, 佐藤 朝光, 木原 悠希, 山尾 卓也, 江下 優樹, Rongsriyam Yupha, Komalamisra Narumon, Srisawat Raweewan, 鹿志毛 信広, 見明 史雄, 水谷 哲也 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 61 (0), 34-34, 2009

    ...タイのデング熱患者宅周辺でネッタイシマカの幼虫を採集した。これらを33のグループに分類し、各グループからホモジネートを調整したのち、これをC6/36細胞へ接種した。そのうち、最も強くCPEが観察された細胞の培養上清を集め、これをRDV法 ver 4.0に適用した。その結果、Rice stripe virus(RSV)様cDNA断片を検出した。...

    DOI

  • 疾病媒介蚊研究の経過をたどる

    栗原 毅 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 61 (0), 8-8, 2009

    ...<BR>  デング熱は何度か西日本で散発的流行が起こった.中で1931年の沖縄県,1942年長崎市,神戸市,大阪市での流行は,多数の罹患者を発生させた.ヒトスジシマカによる媒介は既に報告され(小泉丹ら,1916)ていたが,この折にも再確認された.強い人嗜好性をもつ本種は,かつて山村地帯に多いとされたが,現在は都市害虫の観がある.分布は宇都宮,水戸までと報じられた(石井信太郎ら,1942)が,近年東北地方...

    DOI

  • 佐々 学先生と蚊

    栗原 毅, 上村 清, 石井 明, 渡辺 護, 及川 陽三郎, 岡沢 孝雄 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 61 (0), 54-54, 2009

    ...東京の海軍軍医学校で大東亜圏のマラリア媒介蚊の鑑別、デング熱媒介蚊の調査などをまとめられた。1946年、海南島から復員され、東大伝染病研究所に戻られて、セービン博士のお供をして岡山で日本脳炎媒介蚊などの調査をされた。1947年から日本の蚊の分類と検索の研究に、北海道など日本各地を採集してまわられた。...

    DOI

  • Rapid determination of RNA viral sequence法 ver4.0によるネッタイシマカ幼虫からの新しいブニヤウイルスの検出

    佐藤 朝光, 山尾 卓也, 江下 優樹, 木原 悠希, 西村 美保, Yupha Rongsriyam, Narumon Komalamisra, Raweewan Srisawat, 鹿志毛 信広, 見明 史雄, 森川 茂, 水谷 哲也 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 61 (0), 35-35, 2009

    ...以前の学会にて、我々は、タイのデング熱患者宅周辺で採集されたネッタイシマカ幼虫を33のグループに分類し、各グループから作製されたホモジネイトを曝露したC6/36細胞のうち、最も強くCPEの観察された培養上清に、RDV法 ver 4.0を適用した。そして、Rice stripe virus(RSV)様cDNA断片を検出した。...

    DOI

  • デング熱伝播のシミュレーションモデル “Excel-Ent”の開発

    大木 美香, 砂原 俊彦, 山本 太郎 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 61 (0), 32-32, 2009

    ...デング熱は主にネッタイシマカ(<I>Aedes aegypti</I>)によって媒介される感染性ウイルス疾患で、熱帯地を中心に100カ国以上で猛威をふるっている。WHOは世界人口の5分の2に当たる2億5千万人が現在デング熱感染の危険にあり、毎年5000万人以上がデング熱(デング出血熱を含め)を発症していると推定しており、デング熱のコントロールは公衆衛生上の最も重要な課題の一つとなっている。...

    DOI

  • シンポジウム「日本の疾病媒介蚊の研究」の主旨

    高木 正洋 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 61 (0), 7-7, 2009

    ...しかし一方では、温暖化の進行と軌を一にして、デング熱やチクングニャ熱を媒介するヒトスジシマカの北方への分布拡大が確認されている。また海の向こう、熱帯を中心として数々の感染症とその媒介蚊が相変わらず我々を取り囲んでおり、しかもその間を半世紀前とは比較にならない規模で人と物が行き交うという現実もある。今の日本は不気味な空白のただ中に置かれている、という表現が当たっているように感じるのである。...

    DOI

  • 自治体における現状と問題点

    武藤 敦彦 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 61 (0), 2-2, 2009

    ...わが国では動物媒介性感染症の発生が少なくなったとはいえ、世界的な新興・再興感染症の発生、ウエストナイル熱、デング熱、チクングニヤ熱など、現在でもこれらの侵入の脅威は続いている。一方で、伝染病予防法の廃止、感染症発生件数の減少などによって、防除態勢は弱体化していると言わざるを得ない。...

    DOI

  • 都市部における幼虫対策の重要性と防除費用算出の試み

    小林 睦生, 二瓶 直子, 津田 良夫, 吉田 政弘, 水谷 正時 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 60 (0), 53-53, 2008

    ...これらの結果からウエストナイル熱、チクングニヤ熱およびデング熱媒介蚊の平常時における対策は重要であることが強く示唆された。人工の埋め立て島である西宮浜において、2007年7~9月に行われたIGRによる幼虫防除の試みから、西宮市全域の雨水マスに薬剤を夏季に5回投入した場合の費用の算出を試みたので報告する。...

    DOI

  • ヒトスジシマカ <I>Aedes albopictus</I> の産卵行動

    小曽根 惠子, 金山 彰宏, 矢矧 束穂 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 60 (0), 54-54, 2008

    ...近年,ヒトスジシマカはデング熱,ウエストナイル熱,チクングニヤ熱等の主要媒介蚊として重要視されている.本種はわずかな水域で生息可能であるため,地表の空き缶や鉢植えの水受け等への産卵が多くみられる。...

    DOI

  • モルディブより帰国後デング出血熱を発症した1例

    長谷部 浩平, 金城 紀与史, 大西 富文, 岸田 直樹, 金城 光代, 芹澤 良幹, 松井 和生, 西垂水 和隆 日本内科学会雑誌 97 (5), 1075-1077, 2008

    ...16歳,男性.モルディブから帰国後7日目に高熱と下痢を生じた.肝機能異常と血小板減少を認め,渡航歴から旅行者感染症を考えた.末梢血スメアでマラリア原虫を認めず,腸チフスとデング熱の可能性を考え抗菌薬を使用の上,国立感染症研究所に依頼しデングウイルス3型遺伝子を検出した.その後皮膚点状出血や凝固時間延長が出現し,デング出血熱の診断基準を満たした.支持療法で改善し入院7日目で退院した.渡航歴の確認が重要...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 病気伝搬性カ類についての殺虫剤抵抗性のモニタリングと評価

    Coleman, M., Hemingway, J. Journal of pesticide science 32 (2), 69-76, 2007-05

    ...マラリアやデング熱の防除用殺虫剤に対して抵抗性カ類が発生することは、このような病気の媒介動物の管理においては大きな問題となる。昆虫の抵抗性には殺虫剤の作用点の変化や、エステラーゼ、グルタチオンS?トランスフェラーゼ、モノオキシゲナーゼなどが関与する代謝速度の変化のような、ある程度限られた種類の機構が関与している。...

    日本農学文献記事索引

  • スリランカにおける生活習慣病の台頭と保健医療技術支援の試み

    瀧口 徹, 宮原 勇二, 小林 秀弥, 井上 琴比, FLORES Francisco P., PERERA L. Shereen M.Y., 玉城 英彦 国際保健医療 22 (3), 163-171, 2007

    ...我が国(JICA)の専門チームの協力による分析に基づき最近公表されたスリランカ保健省のヘルスマスタープラン(HMP)によると、この国の健康問題は疫学と医療経済の視点から3つの健康問題に類型化され、それらは母子感染症、デング熱などの感染症等のi)継続的な問題(Continuing Problems)、HIV/AIDS等のii)近年出現し脅威となってきている問題(Emerging Problems)および...

    DOI 医中誌 被引用文献3件

  • 1.デング熱

    只野 昌之 日本内科学会雑誌 96 (11), 2429-2434, 2007

    ...デング熱やデング出血熱/デングショック症候群はフラビウイルス科に分類される四種類のデングウイルスの感染によって惹き起こされる疾患で,重症度の違いはシーケンシャルなデングウイルスの感染,感染時の宿主側の免疫応答,ウイルスの毒力等々が複雑に絡み合って生じると思われ,完全解明にはこれからも詳細な研究努力が必要である.予防可能なワクチンは開発途上にあり,特効的な治療法も無い.とくに,重症度の高い病態では死に...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献2件

  • イエカ属およびヤブカ属蚊の吸血嗜好性から見た疾病媒介能

    澤邉 京子, 伊澤 晴彦, 比嘉 由紀子, 葛西 真治, 中口 梓, 星野 啓太, 佐々木 年則, 津田 良夫, 小林 睦生 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 59 (0), 11-11, 2007

    ...また, デング熱やチクングニヤの伝播に関与する蚊は人やサルを吸血し, それら動物間でのウイルスの媒介に関わっている. 米国では60種類以上の蚊からWNウイルスが検出されたが, 蚊の吸血嗜好性とウイルス感受性の両面から検討した結果, 主要な媒介種はイエカ属の蚊(<I>Culex pipiens</I>および<I>Cx. tarsalis</I>) であると特定された....

    DOI

  • インドネシア・スラバヤ市におけるイーストによる二酸化炭素発生装置を用いた屋内吸血性蚊の採集結果

    津田 良夫, ムラトノ クリス, ヨトプラノト スバギオ, ベンドリマン スリスベクティ 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 58 (0), 5-5, 2006

    ...イースト発酵による二酸化炭素発生装置を用いて屋内吸血性蚊の調査を行った.インドネシア・スラバヤ市プテモン地区の8軒にトラップ各1台を設置し,2004年4月から2005年3月まで定期調査を実施した.その結果,ネッタイシマカ雌66頭,雄175頭,ネッタイイエカ雌337頭,雄247頭が採集された.デング熱の流行地におけるネッタイシマカ成虫の生息密度としてトラップ1台1日当たり0.40雌という値が得られた....

    DOI

  • 2005年、中国・広東省珠海市で採取した蚊のフラビウイルス保有状況の調査

    前田 潤子, Ma Hongbo, Hong Sun, Ke Chuangwen, 高木 弘隆, 倉根 一郎, 堀内 基広, 高島 郁夫, 前田 秋彦 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 58 (0), 20-20, 2006

    ...日本脳炎、デング熱等のフラビウイルスによる蚊媒介性感染症はアジア諸国では今なお深刻な被害をもたらしており、その対策が望まれている。しかしながら、これらの疾病の発生状況とその病原体の分布状況は十分把握されていないのが現状である。今回、香港やマカオに隣接し南アジアとの主要な交易港である中国広東省珠海市において、蚊のフラビウイルス保有状況を調査したので報告する。...

    DOI

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