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検索結果 185 件

  • 1 / 1

  • 復興の主体は誰か?

    横山 智樹, 山下 祐介, 阿部 晃成, 市村 高志, 三浦 友幸 学術の動向 28 (3), 3_52-3_55, 2023-03-01

    <p> 本論文では、宮城県石巻市雄勝町、気仙沼市大谷海岸、福島県富岡町からの当事者の証言を通じて、現場で当事者が震災と復興の12年間をいかに経験し、それが復興の意思決定にどう反映されたのか(されなかったのか)を考える。雄勝と富岡では、限られた選択肢(防潮堤建設・高台移転、早期帰還または移住)が行政主導で既定路線化し、当事者たちが被災のさなかであるべき復興の姿として示したものは、行政から退けられた…

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  • 三波川帯の変成アルカリ玄武岩岩脈:イザナギプレート上の小規模プレート内火成活動

    遠藤 俊祐, 崎 海斗, 八木 公史 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 299-, 2023

    ...Ueda and Miyashita 2005; Boschman et al. 2021).ジュラ紀~前期白亜紀の付加体中には石炭紀~トリアス紀石灰岩を伴う海洋島玄武岩(OIB)が多産し,多数の海山を載せた古い海洋プレートがこれら付加体の形成に関与した.一方,後期白亜紀(100Ma以降)の四万十付加体や三波川変成岩では,苦鉄質岩は主に中央海嶺玄武岩(MORB)起源であり,イザナギプレートの海洋地殻...

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  • 南中国の最下部トリアス系スロンボライトの特性と含まれる海綿状組織の起源—大量絶滅事変の影響の再評価—

    江﨑 洋一, 前田 宗孝, 足立 奈津子, 劉 建波 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 75-, 2023

    ...<p>ペルム紀末の大量絶滅は,地球史上最大規模の絶滅事変であった.骨格を分泌する石灰海綿類,コケムシ,四射サンゴ,フズリナ類などが大打撃を受け,南中国の最下部トリアス系の浅海成炭酸塩岩相では,主としてスロンボライトから構成される微生物礁が特異的に形成されている(Ezaki et al., 2003など).ごく最近,最下部トリアス系の微生物岩の中に,海綿化石が豊富に含まれていることが指摘され(Wu et...

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  • 山口県南部、大津島・野島産変成岩類の砕屑性ジルコンU–Pb年代と西南日本の地帯構造

    LU ZEJIN, 大和田 正明 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 39-, 2023

    ...本研究結果による地帯構造区分をもとに視野を広げることで、東アジア東縁部の沈み込み帯におけるトリアス期中期から白亜紀までの地殻形成過程の解明に貢献できると考えている。  大津島の砕屑性ジルコンはKDE図から1800Maと250Maの年代ピークが認められる。最も若いU–Pb 年代値は250.3 ±2.74 Maで、原岩の堆積年代はペルム紀最末期〜トリアス期初頭と考えられる。...

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  • 前期石炭紀における古日本のテクトニックセッティングと古地理:飛騨外縁帯,苦鉄質火山岩類の地球化学的特徴からの制約

    志村 侑亮, 束田 和弘, 山本 鋼志, ナドミド バヤルト 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 121-, 2022

    ...</p><p> 飛騨外縁帯は,オルドビス紀~トリアス紀の砕屑岩・石灰岩・珪長質~苦鉄質火山岩類を含む浅海成層とその変成相などで構成されており(束田ほか, 2004),東アジアにおける古日本のテクトニックな位置づけを理解する上で重要な役割を果たす.本研究は,飛騨外縁帯石炭系荒城川層の苦鉄質火山岩類に着目し,地球化学組成の検討を行った.本研究の目的は,前期石炭紀当時の古日本のテクトニックセッティングおよび...

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  • 日本列島・韓半島東縁部におけるジュラ紀花崗岩の全岩化学組成とジルコンU-Pb年代、Lu-Hf同位体組成

    川口 健太, Oh Chang Whan, Jeong Ji Wan, 古姓 昌也, 柴田 悟史, 早坂 康隆 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 275-, 2022

    ...またインヘリテッドジルコンは(1)には皆無、あるいはペルム紀からトリアス紀のものが10 %以未満であるのに対し、(2)には最大50 %程度含まれ、その大部分は古原生代の年代を示す。全岩化学組成は(1)、(2)ともにNb、Ta、P、Tiに涸渇したパターンを示し、微量元素を用いた判別図においてはいずれも火成弧の領域にプロットされる。...

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  • 山口県南部、大津島に産する変成岩類の変成作用

    LU ZEJIN, 大和田 正明 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 303-, 2022

    ...</p><p><b>(2)大津島変成岩の原岩:</b>大津島の砕屑性ジルコンの最も若いU–Pb 年代年代は249.2±1.3Maで、原岩の堆積年代はトリアス期であると考えられ、周防帯に相当し、その後、高温低圧型の変成作用を受けたと考えられる。...

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  • 西南日本外帯秩父帯,高知県梼原地域の蛇紋岩と地質構造形成史

    西川 謙吾, 辻 智大 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 333-, 2022

    ...</p><p>【地質概要・手法】 本調査地域は,北域からペルム紀付加体である大野ヶ原ユニット,トリアス紀変成岩類である四万川ユニット,中央域に白亜紀堆積岩類,田野々断層を挟みジュラ紀付加体である大平山ユニットとその南域にジュラ紀堆積岩類の鳥巣層群が分布する.このうち,蛇紋岩層は,大野ヶ原ユニットの南限断層付近,四万川ユニットの中央部,白亜紀堆積岩類の境界部に位置する....

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  • 北中国のカンブリア系上部で見られる海綿が関与した微生物岩に類似した岩石

    江﨑 洋一, 足立 奈津子, 劉 建波 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 191-, 2022

    ...Awramic, 2006).ごく最近,「keratose海綿–微生物コンソーシアム(keratose sponge–microbial consortium)」で,海綿と微生物類が協働し合い,純粋なストロマトライトに見かけ上類似したkeratoliteを形成することが報告されている(Lee and Riding, 2021).keratoliteは,低酸素環境が想定されるペルム紀末の大量絶滅層準直上の最下部トリアス...

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  • 音響信号からのベース奏者の認識に関する研究

    西村, 奈那子 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 243-244, 2021-03-04

    ...今回は、ジャコ・パストリアス、マーカス・ミラー、ポール・ジャクソン等のベース奏者による演奏音源を使用し、既存の機械学習アルゴリズムによって各音響がどの奏者の演奏かを認識する。また、複数のアルゴリズムについて認識結果と精度の比較を行う。...

    情報処理学会

  • 大分県の家庭料理 行事食の特徴

    西澤 千惠子, 篠原 壽子, 立松 洋子, 望月 美左子, 高松 伸枝, 宇都宮 由佳 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 187-, 2021

    ...</p><p>【結果】大分県は九州の北東部に位置し、東側は遠浅の瀬戸内海とリアス式海岸の豊後水道に面している。西側には九州山地があり、その間に平野や盆地が点在している。自然が豊かなため新鮮で豊富な食材に恵まれていて、日常食は自給自足を基本としていた。大分県の行事食は2つに分類される。...

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  • 隠岐片麻岩の複数変成作用と起源

    今山 武志, 川端 凌市, 加藤 丈典, Chang-Wang Oh, 堀江 憲路, 竹原 真美 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 163-, 2020

    ...一方、トリアス紀M2期変成作用は、北中国地塊と南中国地塊の大陸衝突に起因する。</p>...

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  • ミステリー教材『黒い津波とリアス海岸』開発と実践

    山内 洋美 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 168-, 2019

    ...そこで,その2単位という限られた時数の中で,地域を包括的に捉えられるような教材として,イギリス発祥の“ミステリー”と呼ばれる手法を用いて『黒い津波とリアス海岸』を開発し,実践を試みた。...

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  • 大分県の家庭料理 副菜の特徴

    西澤 千惠子, 立松 洋子, 望月 美左子, 宇都宮 由佳, 篠原 壽子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 31 (0), 236-, 2019

    ...</p><p>【結果および考察】大分県は九州の北東部に位置し,東側は遠浅の瀬戸内海とリアス式海岸の豊後水道に面し,西側が九州山地で,その間に平野や盆地が点在するという自然豊かな地域のため,新鮮で豊富な食材に恵まれている。当時は流通網が発達しておらず,県内全域に食材が行き渡ることは難しく,その土地で季節ごとに入手・収穫した食材を大切に保存して利用していた。...

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  • いつも手術を考える―細心と革新の神髄―

    高山 忠利 日本臨床外科学会雑誌 79 (7), 1375-1383, 2018

    ...<BR>手術の本質はその美しさにある.美しさを保証するのは,手技の的確さ・進行の円滑さ・術野の完成度の三つの要素(高山のトリアス)である.手術は水が流れるように,一定の規律をもって進行することが重要である.一連の手術において,小説の起承転結のように,各種の手技には重み付けがある.相対的に軽い場面ではミスなく,重い場面では慎重に,その機微を理解している外科医の手術は,結果として他人が美しいと感じるのである...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 高精度白金族元素濃度分析を利用したトリアス紀―ジュラ紀境界大量絶滅原因の推定

    藤崎 渉, 澤木 佑介, 横山 哲也, 山本 伸次, 丸山 茂徳 分析化学 64 (5), 341-348, 2015

    ...顕生代に起きたとされる5度の大量絶滅の原因を明らかにすることは生命と地球の共進化を明らかにする上で非常に重要な課題である.特に約2億年前のトリアス紀─ジュラ紀境界(T-J境界)で起きた大量絶滅の原因として,隕石衝突説や大規模火成活動説の相反する2説が主張されてきた.本研究ではこの大量絶滅事変の原因を特定するため,T-J境界前後の遠洋深海層状チャートの間に挟まれている頁岩を採取し,その内の28試料を用...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件

  • Hindu Kush地域西部に分布するSalang massifの地球化学的特徴とジルコンU-Pb年代

    Hashimy Said Amin, 小山内 康人, 中野 伸彦, 足立 達朗 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 172-, 2015

    ...Hindu Kush西部に分布するSalang Massifにはトリアス紀花崗岩類が分布する.本研究では全岩化学組成分析及びジルコンのU-Pb年代測定を通して,Salang Massifの火成活動を明らかにすることを目的としている.Salang MassifはTajikan area(Ms,Tur,Grtを伴うgranite)とSalang area(Hbl-Bt diorite-granite)に...

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  • 津波の人的被害と災害の地理学を考える

    高橋 誠 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100047-, 2013

    ...マクロに見れば、平野部とリアス部とで、その傾向に大きな差異が指摘されるが、ミクロに見れば、浸水高は地域間に見られる死亡率の差異を説明できないように思われる。その鍵のひとつは、建物は動かないが、人は逃げることができるということであり、なぜ逃げられなかったのかを地理学的観点から考えることにある。このように津波ハザードの自然的特性が死亡率の地域差を説明できないことに、どう答えていくか。...

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  • 東日本大震災において死亡率の地域差がなぜ生じたのか

    高橋 誠, 堀 和明, 松多 信尚, 田中 重好 日本地理学会発表要旨集 2012a (0), 100058-, 2012

    ...本発表では、東日本大震災の被災地、宮城県のいくつかの市町を事例に、津波による死亡率を市町村内の小地域(行政区、居住地ベース)ごとに把握し、その死亡率の地域的分布と「津波の遡上範囲」や「家屋の多くが流される被害を受けた範囲」(日本地理学会災害対応本部津波被災マップ作成チーム 2011)との関連性を分析することで、死亡率の高かったり低かったりする行政区がどこにどのように分布するか、とりわけ平野部とリアス...

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  • 硫黄安定同位体組成で推定するペルム紀中‐後期境界における海洋環境の変遷

    丸岡 照幸, 上野 昂幹, 磯崎 行雄 日本地球化学会年会要旨集 58 (0), 21-21, 2011

    ...ペルム紀末の大量絶滅は顕生代最大規模であったとされているが、この絶滅イベントは単一の事象ではなく、ペルム紀中期-後期(Guadalupian-Lopingian; G-L)境界、狭義のペルム紀-トリアス紀(Permian-Triassic; P-T)境界の二つのイベントからなることが指摘されている。...

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  • 化石

    『記録しておきたい滋賀県の地形・地質』編集委員会 琵琶湖博物館研究調査報告 26 (0), 127-178, 2011

    ...156; 平子の亜炭層 157; 高師小僧 158; 長鼻類の足跡化石 159; 日野町音羽の化石産地 160; 日野川ダム付近の貝化石・足跡化石等 161; 1頭分のシカ類の化石 162; 日野町中之郷付近の佐久良川河床の足跡・植物化石 163; 蓮花寺化石林層とその周辺 164; 「龍歯の里」の足跡化石 165; 中峠の化石林層 166; 愛知川化石林と足跡化石群 167; 多賀町百々女鬼の中部トリアス...

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  • 超丹波帯高槻層基底部の現地性緑色岩類 : 産状と地球化学組成

    楠 利夫, 貴治 康夫, 三上 禎次, 村田 守 地球科学 65 (2), 49-61, 2011

    ...大阪府北部,北摂山地の川久保渓谷中流に分布する緑色岩類について,産状,化学組成,年代および地帯境界の再検討を行い次のような結果を得た.ペルム紀新世の超丹波帯高槻層の下位で断層で接し,かつてトリアス紀中・新世本山寺コンプレックスに属するとされた緑色岩類は,その産状から高槻層基底部でペルム紀新世に噴出した現地性のものである.また,この緑色岩とその直下の丹波帯皿型地層群本山寺コンプレックスに含まれるペルム...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献37件

  • 3次元形状の特徴を利用した異方性反射によるレリーフ表示の改善

    木村, 絵里子, 河合, 直樹, 宮田, 一乘 情報処理学会研究報告. グラフィクスとCAD研究会報告 2010-CG-140 (5), 1-6, 2010-09-01

    ...形成することにより,個々の位置からの異方性反射強度の変化が生じ 3 次元的な像を発現する.この手法では小領域境界において溝の方向に不連続が生じるため,反射パターンに小領域の形状が知覚され,特に形状の輪郭 (エッジ) や曲率の大きな部分 (リッジ) でジャギー状の違和感を生じる.ここでエッジやリッジを境界とするように小領域を生成すれば,見た目の違和感を低減すると期待できる.類似の領域分割は,ノンフォトリアスティックレンダリング...

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  • ペルム紀/トリアス紀境界における海水Os 同位体組成の急激な変動

    加藤 泰浩, 鈴木 勝彦, 藤永 公一郎, 西内 隆純, 黒田 潤一郎, 桑原 希世子 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 306-306, 2009

    ...ペルム紀/トリアス紀境界における生物大量絶滅事変 (P/T 境界事変) は地球史上最大の絶滅事変であり,陸域・海域において膨大な数の生物種が絶滅したことが知られている.本研究では,完全連続的に採取された丹波帯菟原セクション,郡上八幡セクションから復元されたP/T 境界における海水のOs 同位体組成について報告する....

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  • 成羽層群の炭層地すべり群-岩相と地史を反映したその構造特性

    横田 修一郎, 田中 元, 山田 琢哉 地質学雑誌 115 (Supplement), S109-S122, 2009

    ...地すべりは,斜面崩壊や落石,土石流などに比較して突発的な災害を発生させることは少ないものの,大小様々な地すべりによる被害は今日でも後を絶たない.岡山県西部に分布する上部トリアス系成羽層群の分布域は地すべり多発地帯であり,農地や家屋等の被害に対して調査と対策が繰り返されてきた.これらの地すべりは“成羽層群地すべり”とよばれ,成羽層群の砂岩・泥岩中に挟まれる薄い炭層や特有の小褶曲構造がその発生に関与していると...

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  • 西南日本のジュラ系の砕屑性ジルコンの年代分布に見られる広域変化

    早坂 康隆, 宮本 隆実, 上東 央 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 299-299, 2009

    ...西南日本に分布するジュラ系の砂岩から分離した砕屑性ジルコンのEPMA年代を測定し,ジュラ紀より古い年代成分をもとに3つのタイプに分類した.タイプI:主にペルム-トリアス紀と2000-1750 Maのクラスタからなり, 1700から700 Maの間の粒子を欠く.このタイプは,西南日本内帯の西部地域と外帯の秩父南帯に特徴的である.タイプII:主にペルム–トリアス紀と1740-1420 Maのクラスタからなり...

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  • ペルム紀/トリアス紀境界における海水Os同位体組成の急激な変動

    加藤 泰浩, 鈴木 勝彦, 藤永 公一郎, 西内 隆純, 黒田 潤一郎, 桑原 希世子 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 208-208, 2008

    ...の187Os/188Osは,0.2~0.8の間を激しく振幅し,その原因の一つがシベリアントラップであること,またトリアス紀初期の地球表層が激しい摂動を受けていたことが明らかとなった....

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  • 北部ベトナム・ソンマ縫合帯にみられる大陸衝突域深部での地殻溶融現象

    中野 伸彦, 小山内 康人, 大和田 正明, 宮本 知治 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2007 (0), 224-224, 2007

    ...ベトナム北部には,南中国大陸とインドシナ大陸の境界をなすソンマ縫合帯が存在する.同縫合帯は,北西―南東走向をしめし,狭長な分布をしめす変成帯を伴う.近年著者らによって,同変成帯から比較的低温のエクロジャイトや高圧グラニュライトの存在および前期トリアス紀の変成年代が明らかとなってきた.従って,これらの変成岩類の形成は,中国・大別山地域等と対比され,アジア大陸形成期の大陸衝突テクトニクスが示唆されている...

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  • スペイン北部地方のリンゴ酒シドラおよびサガルドアの歴史と現状

    境 博成 日本醸造協会誌 102 (8), 585-593, 2007

    ...同じリンゴ酒でありながら日本市場においてはアストリアス地方のシドラもバスク地方のサガルドアも知名度が低い。スペイン産リンゴ酒の歴史的背景, 原料リンゴ果からリンゴ酒の醸造, 醸造場に併設されるレストラン, 飲酒文化についての話まで巾広い話題を提供していただいた。...

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  • 高知県三宝山地域の地質とトリアス紀六射サンゴ化石を含む石灰岩

    奥田 尚, 江崎 洋一, 八尾 昭 地球科学 59 (6), 371-382, 2005

    高知市東方の三宝山地城では,仏像構造線を境にして,北西側に秩父帯の三宝山コンプレックス(新称)と大谷コンプレックス(新称),南東側に四万十帯の新宮コンプレックス(新称)が分布する.産出する放散虫化石が示す年代から,三宝山コンプレックスはジュラ紀新世後期,大谷コンプレックスは白亜紀古世前期に形成された地質体である.三宝山コンプレックスは,基質をなす剪断された泥岩中に緑色岩類・石灰岩・チャートのレン…

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  • 紀伊半島中央部の秩父帯に産する含ケルスート閃石メタガブロ

    佐藤 隆春 地球科学 57 (1-2), 7-22, 2003

    ...シート状の岩体である.チャートとなだらかな凹凸面で接し,ときに境界面は不規則にいりくんでいる.チャートのブロックがメタガブロに捕獲されている場合もある.メタガブロの縁部は暗緑色のガラス質となり,ときに幅1cm未満の白色ガラス質部が境界にみられる.これらの産状はメタガブロが半固結または未固結のチャートに貫入したことを示す.角閃石のK-Ar年代は220±5.9Maを示し,放散虫化石によるチャートの年代(トリアス...

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  • 東北日本,南部北上帯のペルム系・中生界頁岩の供給地の地球化学的検討

    道前 香緒里, 石賀 裕明 地球科学 51 (5), 323-335, 1997

    ...Csそして軽希土類に乏しく,Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>, Mg, V, Scおよび中・重希土類はPAASと同じ,もしくはわずかに富んでいる.Cr/Zr-Y/NiダイヤグラムおよびCo/Y-Ti/Zrダイヤグラムにおいて登米層と中生界頁岩は中性の岩石組成を示す.登米層頁岩のCIA (Cemical Index of Alteration)は68〜78であり,後背地の岩石はトリアス...

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  • 美濃帯南条山地中生界を覆う後期漸新世礫岩層中の正珪岩礫の特徴とチャート礫より得られた放散虫化石

    梅田 美由紀 地球科学 51 (3), 199-211, 1997

    ...福井県南条山地北西端において,美濃帯南条山地の中生層を不整合に覆う後期漸新世の礫岩層を見い出し,「矢良巣岳礫岩層」と命名した.この礫岩層は,チャート円〜亜円礫が約80%を占め,正珪岩礫を2〜3%含む.正珪岩礫は円磨度が非常に高く,再食礫の可能性が高い.また,赤色チャート(珪質頁岩)礫からはトリアス紀中世を示す放散虫化石が多数得られた.これらの放散虫化石は美濃帯およびその北東延長地域で得られている化石...

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  • 西南日本の遠洋性堆積物にふくまれるペルム/トリアス境界に関連して形成された有機質黒色泥岩の地球化学的検討

    山下 雅之, 石賀 裕明, 道前 香緒里, 石田 耕太郎, 武蔵野 実 地球科学 50 (2), 111-124, 1996

    ...西南日本の層状チャートシークエンスには有機質黒色泥岩および珪質泥岩が含まれ,これらの岩石はトリアス紀最前期を特徴づける鍵層である.とくに有機質黒色泥岩は一般的な有機質泥岩と比較しても高い有機炭素を含有する.岩石の分析には蛍光X線分析および,放射化分析を行った.それにより,遠洋域において有機物が退席した海洋環境の変化を解明することを目標としている.分析結果は次のように要約される.(1)有機質黒色泥岩と...

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  • 西南日本の遠洋性堆積物中のペルム-トリアス紀境界と炭素循環(<特集>地球における炭素の循環)

    石賀 裕明 地球科学 48 (4), 285-297, 1994

    ...西南日本の層状チャートシークエンス中にはペルム-トリアス紀境界が記録されている.この境界は層状チャートから珪質粘上岩に移化する岩相の変化によって特徴づけられる.この珪質粘上岩には厚さ数十cmにも達する黒色有機質泥岩が挟まれる.この岩石は厚さを減じるとともに,産出頻度も次第に低下するものの,上位のトリアス紀古世珪質岩にも周期的に挟まれる.この有機質黒色泥岩は海洋植物プランクトンに由来する有機物を含み,...

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  • エリウゲナにおける精神と技能(学識)と学問のトリアス構造

    今 義博, Kon Yoshihiro 山梨大学教育学部附属教育実践研究指導センター研究紀要 2 3-10, 1994

    ...魂と学問との関係はおそらく一般的には,アリストテレス的な表現をすれば,魂を基体(実体)と見,学問をその偶有と見る見方で理解されるであろう.しかしエリウゲナはそのような理解の仕方を排して,魂(精神)一技能(学識)一学問というトリァスを設定し,これをキリスト教の聖三位一体とのアナロジー…で捉えることにより,魂と学問の関係構造を示す.この構造から魂が学問を学ぶことが自己認識であり,真の自己への復帰であり,...

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  • マッドクラスト礫岩の運搬・堆積機構

    田中 淳, 前島 渉, Coombs Douglas S., Landis Chack A., 波田 重煕, 吉倉 紳一, 鈴木 盛久 地球科学 46 (2), 113-120, 1992

    Mudclast conglomerates in the Chrystalls Beach Complex of the Caples Terrane, New Zealand occur as beds of up to 4m thick. Individual conglomerate beds are composed of a lower sandy unit containing …

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • マッドクラスト礫岩

    前島 渉, 田中 淳, Coombs Douglas S., Landis Chack A., 波田 重煕, 吉倉 紳一, 鈴木 盛久 地球科学 46 (2), 105-112, 1992

    Mudclast conglomerates (intraformational conglomerates including abundant mudstone intraclasts) in the Triassic-Jurassic Chrystalls Beach Complex at Quoin Point, southwest of Dunedin, New Zealand, …

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 905. 西南日本における下部ジュラ系放散虫化石帯

    堀 利栄 Transactions and proceedings of the Paleontological Society of Japan. New series 1990 (159), 562-586, 1990

    ...西南日本のチャート及び泥岩からなる連続層序断面において放散虫化石の垂直分布を調査し, 4群集帯と4亜群集帯を最上部トリアス系から中部ジュラ系下部の間に設定・記載した。記載した化石帯は, 下位よりParahsuum simplum群集帯及びその4亜群集帯(Subzones I-IV)と, Mesosaturnalis hexagonus群集帯(新提唱), Parahsuum (?)...

    DOI Web Site 被引用文献22件

  • 西南北海道,上ノ国地帯のジュラ紀付加体

    石賀 裕明, 石山 大三 鉱山地質 37 (206), 381-394, 1987

    The geologic unit comprising the Jurassic accretionary complex in the Kaminokuni area in the Southwestern Hokkaido is newly defined as the Kaminokuni Terrane. It is composed of the Matsumae Group …

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  • 高知県佐川地域秩父累帯中帯南部の中部ジュラ系毛田層

    松岡 篤 地質学雑誌 91 (6), 411-420_1, 1985

    ...含まない.本層は,砂岩が卓越する下部層と泥岩が卓越する上部層からなり,層厚は250m+である.ほぼ東西の走向を有し,北に中~高角度で傾斜する同斜構造を呈する.北縁・南縁はいずれも断層で隣接する地質体と接する.毛田層の上部層は,産出する放散虫の研究からTricolocapsa plicarum帯の最上部に相当し,その年代はジュラ紀中世中頃と考えられる.推定される,毛田層と基盤との不整合関係や,南帯のトリアス・ジュラ...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 被引用文献12件

  • 高知県西部秩父累帯南帯の斗賀野層群

    松岡 篤 地質学雑誌 90 (7), 455-477, 1984

    ...高知県西部の秩父累帯南帯には,チャートと粗粒砕屑岩とのくりかえしで特徴づけられる地層が広く分布する.このくりかえしは,下位から層状珪質粘土岩層,チャート層,珪質泥岩層,粗粒砕屑岩層からなる層序ユニット(トリアス紀中世からジュラ紀中世ないし新世)が北方上位・北傾斜で構造的にくりかえして重なり覆瓦状構造を呈するためにみられるものである.この層序ユニットを斗賀野層群として再定義した.詳細な放散虫生層序学的検討...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 被引用文献57件

  • 688. 奈良県大普賢岳から産出した後期トリアス紀珊瑚化石について

    奥田 尚, 山際 延夫 Transactions and proceedings of the Paleontological Society of Japan. New series 1978 (110), 297-305, 1978

    ...奈良県大普賢岳東部に位置する山葵谷の緑色岩類中の礫状石灰岩から大和大峯研究グループによって採集された六射珊瑚化石を研究し, 1新種をふくむ9種および1新亜種を記載報告すると共に, それらを主体とする六射珊瑚化石群集の年代が後期トリアス紀をしめすことを論述した。...

    DOI 被引用文献3件

  • 666. ON PALAEOFUSULINA-COLANIELLA FAUNA FROM THE UPPER PERMIAN OF KELANTAN, MALAYSIA

    / 石井 健一, 沖村 雄二, OKIMURA YUJI Transactions and proceedings of the Paleontological Society of Japan. New series 1977 (104), 407-417, 1977

    ...東南アジア地域においてこの化石帯が発見された意義は, テチス海地域の対比に関してはもちろん, 上位に下部三畳系のClaraia concnetrica bedも発達することから, ペルム-トリアス系問題に関連する重要な基礎資料である。...

    DOI 被引用文献1件

  • 644. 北上山地登米層よりペルム紀後期 Araxoceras の発見

    村田 正文, 坂東 祐司 Transactions and proceedings of the Paleontological Society of Japan. New series 1975 (97), 22-31, 1975

    ...産出地点は最下部トリアス系平磯層の模式地より連続する露頭で, 平磯層基底の不整合面より15m下位にある。登米層の最近の化石層位学的研究結果に従うと, 共存する化石からAraxoceras産出層準は登米層中部のPalaeoneilo ogachiensis-Phestia kon'noi (MS)帯にあたる。...

    DOI 被引用文献2件

  • 佐川盆地北縁の地質の再檢討 : 四國秩父累帶の研究VI(地学団体研究會創立十周年記念号)

    甲藤 次郎, 須鎗 和已, 石井 健一, 市川 浩一郎 地球科学 1956 (26-27), 1-9, 1956

    ...その中の川内ケ谷北方の一帯はかつて小林貞一・青地清彦・深沢恒雄(1940)によって研究され、この地域のトリアス系が逆転し、さらに、その上に古生界が、クリッペとして座上しているとされたところである。これと前後して、小林貞一は、このような逆転構造や大規模なデッケン構造が秩父累帯に広く発達していると主張し、それを白亜紀中頃の変動によると考えとくに佐川盆地の名をとって"佐川造山"と称した。...

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  • 関東山地山中地溝帯北方の塩沢石灰岩産<I>Eumarpholis multiformis shiouasatoensis</I>, nov.について

    市川 浩一郎, 矢部 之男 Transactions and proceedings of the Paleontological Society of Japan. New series 1955 (17), 5-12_1, 1955

    ...筆者の一人矢部によれば.表記の地域には紡垂蟲石灰岩を含む下部ベルム系 (大平層) が分布しているが, 見, 同層中にある塩沢石灰岩より, 最近鹿間時夫はトリアス紀古世の<I>E.mulliformis</I> var.等の産出を報じている.同石灰岩と大平層との地質関係は不明確であるが, とにかく, その主要産出化石は, 正しく<I>E. mulliformis</I>であり, その新品種に属する.保存良好...

    DOI

  • 関東山地山中地溝帯北方の塩沢石灰岩産<I>Eumarpholis multiformis shiouasatoensis</I>, nov.について

    市川 浩一郎, 矢部 之男 日本古生物学會報告・紀事 新編 1955 (17), 5-12_1, 1955

    ...筆者の一人矢部によれば.表記の地域には紡垂蟲石灰岩を含む下部ベルム系 (大平層) が分布しているが, 見, 同層中にある塩沢石灰岩より, 最近鹿間時夫はトリアス紀古世の<I>E.mulliformis</I> var.等の産出を報じている.同石灰岩と大平層との地質関係は不明確であるが, とにかく, その主要産出化石は, 正しく<I>E. mulliformis</I>であり, その新品種に属する.保存良好...

    J-STAGE

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