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検索結果 86 件

  • 1 / 1

  • 杓子沢雪渓で掘削したアイスコアの花粉分析

    武田 皓明, 奈良間 千之, 竹内 望 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 275-, 2024

    ...</p><p><b>手法</b></p><p>2022年10月14~15日と2023年9月18日に杓子沢雪渓においてアイスコア掘削を実施した.持ち帰ったサンプルは4~6cm間隔に切り分け,千葉大学において各サンプルに含まれる花粉の濃度と酸素同位体比の傾向を分析した.花粉の濃度は,Nakazawa et al.(2004)の手法を参考に,10mlあたりの種ごとの花粉濃度を求めた.花粉はハンノキ属,カバノキ...

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  • ミヤマハンノキの外生菌根菌群集構造

    藤井 恵理奈, 石川 陽, 奈良 一秀 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 638-, 2023-05-30

    ...その結果、ハンノキ属に高い特異性を持つ、<i>Lactarius</i>、<i>Alpova</i>、<i>Alnicola</i>がすべての調査地で検出され、菌根菌の多様性は国内の他の森林に比べて低かった。実生においても3か所すべての調査地で<i>Alpova</i>が検出された。このような宿主特異的な菌根菌群集が形成される要因や宿主への影響について考察する。</p>...

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  • 北海道石狩地方の10万年前以降の古植生とその推移

    星野 フサ, 春木 雅寛, 南 雅代, 北川 浩之, 中村 俊夫 名古屋大学年代測定研究 7 15-31, 2023-03

    ...石狩地方西部の海抜600m余の中山峠は1300万年前にはイヌブナ、ブナをはじめスギ、ツガ属、メタセコイアなどの暖温帯性の樹種が出現し、現在も見られるトウヒ属、モミ属の常緑針葉樹、コナラ属、カバノキ属、ハンノキ属、ニレ属、オニグルミ、クマシデ属、ハシバミ属といった落葉広葉樹の種属も出現した。...

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  • 現生花粉酸素同位体比の国内地理分布と気象との関係性

    朝日 博史, 山田 圭太郎, 中川 毅 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 252-, 2023

    ...酸素同位体比と気象との関係性は族毎に異なった傾向を示し、スギ属ハンノキ属は気温・降水量との対比が見られた。この結果は異なる分析装置と前処理方法での測定結果と類似している。 局所的な日当たりや樹木の成長といった細かな要因が花粉の安定同位体比に及ぼす効果は容易に想像できる。...

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  • 小児のハンノキ感作と口腔アレルギー症状についての検討

    川島 佳代子, 佐々木 崇博, 奥野 未佳, 山本 雅司, 高岡 有理 口腔・咽頭科 34 (1), 21-26, 2021

    ...超えていた.口腔アレルギー症状はハンノキ属陽性患者の17.4%に認められ,口腔アレルギー症状がある群は,ハンノキ属特異的IgE抗体価が有意に高かった.また口腔アレルギー症状は4歳より認められ,原因食物はリンゴ,モモ,キウイなどが多かった....

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  • 踏圧下で生育したグイマツ雑種F<sub>1</sub>苗木の根系応答

    菅井 徹人, 玉井 裕, 小池 孝良, 佐藤 冬樹, 渡部 敏裕 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 339-, 2020-05-25

    ...多くの先行研究において、ハンノキ属等の植栽例から、根系を介した土壌物理性の変化が報告されてきた。一方で、踏圧土壌に植栽された針葉樹苗木の根系応答を、土壌物理性の回復要因として評価した事例は非常に限られており、踏圧下で生育した苗木の根系発達についても定量的な理解が不足している。...

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  • 北海道東部阿寒湖湖畔のテフラ層中の花粉分析と森林相の推移

    春木 雅寛, 星野 フサ, 東 三郎 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 147-, 2020-05-25

    ...</p><p>(2)道東地方は古くから植生地理学的に亜寒帯性あるいは北方常緑針葉樹林帯と言われたが、年代による花粉組成の変化から、トウヒ属やモミ属の常緑針葉樹とカバノキ属、ハンノキ属、コナラ属、クルミ属などの落葉広葉樹の多い時期が交互にみられた時期がある。このことから必ずしも常緑針葉樹林が優占し続けて、永続的な常緑針葉樹林帯が維持されてきたとはいえないのではないかと思われた。...

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  • 茨城県陣屋敷低湿地遺跡に おける縄文時代後期から弥生時代中期の植生変遷

    能城 修一, 吉川 昌伸, 工藤 雄一郎 植生史研究 28 (1), 13-28, 2019

    ...この埋没林は,木本泥炭層を伴ったトネリコ属とハンノキ属を主体とする低地林とは異なり,流れにそってシオジ節が生育し,周辺のやや乾いた場所にアカガシ亜属やトネリコ節が生育する林であった。弥生時代中期になると,谷中には沼沢湿地が広がり,台地上にはシイノキ属やアカガシ亜属が優占する照葉樹林が形成された。...

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  • ハンノキ属陽性例における食物アレルギーの検討

    川島 佳代子, 宮部 はるか, 馬谷 昌範, 寺田 理沙, 大西 恵子, 山戸 章行 耳鼻咽喉科臨床 110 (4), 265-273, 2017

    <p>Oral Allergy Syndrome (OAS) is caused by ingestion of trigger foods, including several fruits and vegetables. Many patients with OAS also suffer from hay fever, a condition that is called …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • マキ科・ナンヨウスギ科の根の形態・菌根菌・窒素固定活性

    潮 雅之 日本生態学会誌 67 (3), 339-345, 2017

    ...しかし、その活性はマメ科やカバノキ科ハンノキ属の植物など代表的な窒素固定植物と比べると極めて弱い。また、根の周囲の土壌(根圏土壌)を丁寧に除去すると活性が大きく低下することから、現在のところ、マキ科・ナンヨウスギ科樹木で検出される弱い窒素固定活性は根(もしくは根粒様構造)が直接保持しているものではなく、周囲の土壌に生育している自由生活型(非共生型)の微生物によるものと考えるのが妥当である。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 降下テフラが植生に与える影響と長期的な回復過程

    紀藤 典夫, 大槻 隼也, 辻 誠一郎, 辻 圭子 植生史研究 26 (1), 15-26, 2017

    ...分析の結果,テフラ降下以前はブナ属・コナラ属コナラ亜属を主とし,ハンノキ属等の落葉広葉樹からなる花粉組成で,安定した森林が復元された。テフラ直上では,コナラ属コナラ亜属は割合が著しく増加し80%以上に達する一方,その他の樹種は一様に割合が減少し,特にブナ属は30%から2.6%に減少した。...

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  • 北海道厚真川流域の上部更新統~完新統のボーリングコアにおける植生変遷の解明 : 層相解析・AMS14C年代測定・珪藻分析の成果をもとに

    星野 フサ, 中村 俊夫, 岡 孝雄, 近藤 務, 関根 達夫, 米道 博, 山崎 芳樹, 安井 賢, 若松 幹男, 前田 寿嗣, 乾 哲也, 奈良 智法, Hoshino Fusa, Nakamura Toshio, Oka Takao, Kondo Tsutomu, Sekine Tatsuo, Yonemichi Hiroshi, Yamazaki Yoshiki, Yasui Satoshi, Wakamatsu Mikio, Maeda Toshitsugu, Inui Tetsuya, Nara Tomonori 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 27 67-72, 2016-03

    ...厚真川下流域のAZK-103コアの最下部はトウヒ属林でミズゴケ86%産出部を経て,25%のコナラ亜属林は漸減した.AZK-112コアでも最下部はトウヒ属林でミズゴケ属の多い時代を経て,完新世の23%コナラ亜属林は漸減していった.浜厚真(HAP-1)コアは池塘由来かもしれないガマ・ ミクリの時代を経てコナラ亜属林とハンノキ属林が拡大した.厚南中学(AKP-1)コアも池塘由来のコウホネの産出後コナラ亜属林...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • オホーツク海底の表層堆積物における花粉群の平面分布

    菅谷 真奈美, 奥田 昌明, 岡田 誠, 坂本 竜彦 地質学雑誌 121 (10), 349-358, 2015-10-15

    ...オホーツク海の16カ所で採取された海底表層堆積物試料から花粉粒を抽出し,オホーツク海底面における表層堆積物中の花粉群の平面分布を求めた.産出した花粉濃度と花粉出現頻度より,オホーツク海域の花粉群を,海岸から100 km程度までの沿岸域とより遠方の遠洋域の2つに区分した.沿岸域では,トウヒ属・マツ属・カバノキ属・ハンノキ属にモミ属・コナラ亜属・ハシバミ属・ニレ属/ケヤキ属・ツツジ科などが随伴する北方林...

    DOI Web Site Web Site 参考文献23件

  • 日本産Stathmopoda pedella種群の再検討(鱗翅目:ニセマイコガ科)

    寺田 剛 蝶と蛾 65 (3), 101-122, 2014

    .../3の帯は黒褐色条で繋がる.前翅頂には黒褐色の斑紋がある.雄交尾器の挿入器にはコルヌツスが4つある.雌交尾器の交尾嚢に2つのシグヌムがある.成虫は5月と7-8月に採集されている.ヨーロッパでは幼虫は秋に寄主植物の未熟な果実に潜り,主に種子を摂食し,その後地表に降りて繭をつくることが報告されている.分布:北海道,本州,四国;ヨーロッパ,ロシア南東部,北アメリカ.寄主植物:国内では不明.ヨーロッパではハンノキ...

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  • 花粉分析に基づく完新世における秋田県北西部のスギ林変遷

    志知 幸治, 池田 重人, 岡本 透, 林 竜馬 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 656-, 2014

    ...4.3m深まではハンノキ属やコナラ亜属が優占したが、依然スギは少ないままであった。1m深まではスギは優占し、コナラ亜属などの広葉樹は減少した。1m深以浅ではスギは減少し、マツ属の急増がみられた。周辺地域の既往の花粉分析結果との比較から、広葉樹の優占期は完新世初期から中期、スギの拡大期は完新世後期の森林変遷を示していると推定される。...

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  • 宮城県宮戸島における完新世の自然災害と植生変化

    吉田 明弘, 松本 秀明, 鈴木 三男 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100080-, 2013

    ...また,今回の花粉分析からみて湿地林要素のハンノキ属やトネリコ属が低率である。このことから,目立った河川が存在しない宮戸島では大規模な湿地林は形成されなかったと考えられる。MYT-2帯期(約5,200~4,700年前)になると,落葉広葉樹林が減少し,これに代ってアカマツを起源とするマツ属複維管束亜属の花粉化石が急増する。また,この時期から虫媒花であるクリ属の花粉化石が微量ながら増加する。...

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  • 南アルプス・野呂川上流域におけるヤナギ・ハンノキ属樹種の分布を決定する地形学的特徴

    近藤 博史, 酒井 暁子, 若松 伸彦 日本地理学会発表要旨集 2012s (0), 100204-, 2012

    ...同時に測量地点周辺の河床において優占するヤナギ・ハンノキ属樹種を記録した。立地環境を把握するために、任意の地点で河床の様子、河床幅を記録し、河床において基盤岩が露出している場所では、その岩石の種類を記録した。堆積物などで露岩が見られない場所での地質の把握には、地質調査総合センター発行の5万分の1地質図幅「市野瀬」を参考にした。...

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  • 鉛-210・セシウム-137法による年代測定ならびに花粉分析に基づく朱鞠内湖集水域における過去50年間の植生復元

    佐々木 尚子, 吉岡 崇仁, 小川 安紀子, 勝山 正則, 日野 修次, 高原 光 日本花粉学会会誌 56 (1), 31-43, 2010

    ...の花粉組成と河川流域の植生被覆との間に明瞭な対応関係はみられなかった.一方,湖央部の湖底堆積物中の花粉組成は,集水域全体の植生とよく対応し,湖内に供給された花粉が湖水循環などを通じて平均化されたために,集水域全体の平均的な植生を反映しているものと考えられた.このような地点間の違いは,ダム湖の複雑な地形環境に起因する可能性がある.湖央部(St.2)の堆積物では,全層準を通じてコナラ亜属,カバノキ属,ハンノキ...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献36件

  • ハンノキ属樹種稚苗の根粒形成と生育状況

    袴田, 哲司, 山本, 茂弘 静岡県農林技術研究所研究報告 = Bulletin of the Shizuoka Research Institute of Agriculture and Forestry (2) 75-80, 2009-03

    準絶滅危惧種サクラバハンノキと治山用樹種ヤマハンノキの良好な苗木生産をするため、稚苗への根粒を形成させる方法を検討するとともにその生育状況を調査したところ、以下のことが明らかになった。サクラバハンノキ成木から採取した根粒の裂片や根片をサクラバハンノキ稚苗の根元に埋め込み処理したところ、根粒形成稚苗が確認され、根粒と根片を合わせて処理した場合にその個体数が多くなった。根粒形成稚苗は、根粒非形成稚苗…

    日本農学文献記事索引 Web Site Web Site 被引用文献1件

  • オオバヤシャブシに外生菌根を形成する<I>Alpova</I>属菌の一種

    山中 高史, 赤間 慶子, 早乙女 梢, 根田 仁 日本菌学会大会講演要旨集 53 (0), 33-33, 2009

    ...また、nucLSU領域を使用し、これら分離菌の分子系統解析を行ったところ、本菌はハンノキ属樹木の菌根菌として海外で報告されている<I>A. diplophloeus</I>や<I>A. austroalnicola</I>と同一クレードを形成し、近縁であることが示された。...

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  • わが国に生育する放線菌根性植物とフランキア菌

    山中, 高史, 岡部, 宏秋 森林総合研究所研究報告 7 (1), 67-80, 2008-03

    ...わが国に生育する放線菌根性植物としては、ハンノキ属、ヤマモモ属、グミ属、ドクウツギ属などが自生する他、導入種として、モクマオウ属やヒッポファエ属がある。本研究では6属12種の根粒や分離菌の形態について紹介するとともに、フランキア菌の一般的な分離、培養、接種試験の手法を記載した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 平安時代前半に生じた越後平野中部の地形環境変化

    小野 映介, 宮本 真二 日本地理学会発表要旨集 2008f (0), 86-86, 2008

    ...地表面下40~30_cm_(標高3~3.1m)の黒色腐植土層の14C年代測定を実施した結果,Cal AD 780-990の値を得た. 3.花粉分析結果  黒色腐植土層からは,木本花粉のハンノキ属(Alnus)や草本花粉のイネ科(Gramineae)が多産する.他の木本花粉では,マツ属単維管束亜属(Pinus subgen. Haploxylon),マツ属複維管束亜属(Pinus subgen....

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  • 岩手県春子谷地湿原における花粉組成による古気候の復元

    吉田 明弘, 吉木 岳哉 日本地理学会発表要旨集 2008f (0), 124-124, 2008

    ...<BR> 花粉分析の試料は5本のコアについて約10cm毎に5mm幅で試料を採取した.花粉化石の同定は,吉田・吉木(2008)にしたがって,ハンノキ属を除く高木花粉を300粒以上を同定した....

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  • 千葉県八千代市新川低地における完新世の植生変遷と稲作の開始時期

    稲田 晃, 齋藤 岳由, 楡井 尊, 西村 祥子, 大浜 和子, 金子 静子, 金子 陽子, 島村 健二, 志水 里美 第四紀研究 47 (5), 313-327, 2008

    ...(おそらくハンノキ)-トネリコ属(おそらくヤチダモ)-クロウメモドキ科湿地林(約4,000~3,700 cal BP, MyP-IIA)から,ハンノキ属湿地林とニレ属-ケヤキ属(おそらくケヤキ)林(約3,700~2,500 cal BP, MyP-IIB)を経て,イネ科-カヤツリグサ科群落を伴う池沼(約2,500~1,300 cal BP, MyP-IIC)になった.この後,約1,300 cal...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献35件

  • 近畿地方北部、福知山盆地における中部更新統・福知山層上部層堆積期の古環境

    人と自然 17 (0), 17-34, 2007

    ...からなる河畔林や低地林が広がる景観から,ハンノキ属やトウヒ属からなる低地林,湿性草原,池沼の混在するモザイク状の景観に移り変わった.このような古植生の変遷は,酸素同位体ステージ8(MIS8)の寒冷期にあたるAso-1堆積期に向かい寒冷化したことを示すとともに,福知山層上部層の堆積期にMIS9に相当する温暖期が存在することを示唆している....

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  • 岩手県春子谷地湿原における晩氷期以降の植生変遷と気候変化

    吉田 明弘, 吉木 岳哉 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 119-119, 2006

    ...同定はハンノキ属を除く高木花粉(AP)を300粒以上になるまで行い、その間に出現した低木花粉、草本花粉、シダ類・ミズゴケ胞子(NAP)について同定した。出現率の計算は、高木花粉はその総和を基数とし、低木花粉および草本花粉、シダ類・ミズゴケ胞子はこれらの総和を基数として百分率で示した。...

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  • ハンノキ(<i>Alnus japonica</i>)の根粒形成に及ぼす環境因子の影響

    山本 福壽, 高田 恵利 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 107-107, 2004

    ...ハンノキ(<i>Alnus japonica</i>)はカバノキ科ハンノキ属の落葉性広葉樹であり、湿潤な河川流域、谷間,湖畔、湿原などに分布する。また根系にはフランキア(<i>Frankia</i>)属の放線菌が根粒を形成し,窒素固定を行う。このため、ハンノキは生態系の窒素循環に重要な役割を担っており,林業的には肥料木としても評価されている。...

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  • 山地湿原の花粉分析からみたテフラ降下後の植生変遷

    米林 仲 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 423-423, 2004

    ...<br> 一方,高木花粉では,テフラ降下直後に多かったスギ属花粉が上に向かって減少し,カバノキ属やハンノキ属花粉が増加する傾向があったが,顕著な変化は見られなかった.これは,森林植生へのこの手法の適用は,かかる労力に対して得られる利益が少ないことを示している....

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  • 北海道大学構内K39遺跡から出土した炭化材の樹種構成

    渡辺 陽子, 佐野 雄三 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 428-428, 2004

    ...樹種の内訳としては、トネリコ属、ニレ属、ヤナギ属、ハコヤナギ属、ハンノキ属などの、河畔林の主要構成種が多く同定された。その他にはハリギリ属やクルミ属が同定された。また、同定に用いたサンプルには髄を含む、いわゆる「心持ち材」が多くみられた。<br> K39遺跡内からは約2000年前の埋没河川が確認されている。...

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  • 福井県中池見後期更新世堆積物の花粉分析からみた植生史

    大井 信夫, 北田 奈緒子, 斉藤 礼子, 宮川 ちひろ, 岡井 大八 植生史研究 12 (2), 61-73, 2004

    ...約5万年前にアジサイ属花粉が一時的に多産し,これを境にハンノキ属とミズバショウ属花粉が増加し,コウヤマキ属花粉の減少とヒノキ科花粉の増加が見られる。堆積物にも有機物が増え,中央部と南部を中心に湖沼環境が卓越していたのが,堆積盆全体にハンノキ林が広がった。...

    DOI Web Site 被引用文献4件

  • バイカル湖湖底堆積物BDP99の花粉分析結果

    志知 幸治, 河室 公康, 長谷 義隆 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 430-430, 2003

    ...樹木花粉では、カバノキ属、ハンノキ属およびマオウ属の占める割合がAの時期よりもやや増加したが、マツ属やトウヒ属は著しく減少した。花粉含有量は樹木花粉が高率で検出される時期に比べて少なかった。この時期は寒冷乾燥化し、流域はステップが優勢であったと考えられる。花粉がほとんど検出されない時期は、深さ40m以浅で6回認められた。...

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  • 洞爺湖周辺における 最終氷期前期の木材化石群集と森林植生の復元

    川村 弥生, 紀藤 典夫 植生史研究 11 (2), 73-85, 2003

    ...Ⅱ帯はハンノキ属・ヤナギ属やバラ属,スイカズラ属など落葉広葉樹が多い。Ⅲ帯はカバノキ属とトウヒ属が産出した。Ⅰ帯では,亜寒帯針葉樹が卓越しており,湿生地にはヤナギ属,スイカズラ属が生育していたと考えられる。Ⅱ帯は,湿生地の植生を反映していると考えられる。Ⅱ帯からはトウヒ属・モミ属・カバノキ属花粉が高い割合で産出し,後背地には亜寒帯針葉樹林が成立していたと考えられる。...

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  • 青森平野南部,青森市大矢沢における 縄文時代前期以降の植生史

    後藤 香奈子, 辻 誠一郎 植生史研究 9 (1), 43-53, 2000

    ...この堆積物の有機物量はハンノキ属やトネリコ属の花粉および単条型胞子と正の相関を示し,ハンノキ属やトネリコ属の湿地林が河川の増水や氾濫などによる無機物の流入によって繰りかえし破壊されていたことが明らかとなった。ハンノキ属やトネリコ属をのぞく樹木花粉の変動をもとに5つの局地花粉化石群帯が認められた。...

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  • 完新世における北海道美唄泥炭地の形成過程と植生変遷

    宮地 直道, 大井 信夫, 能城 修一, 藤根 久, 神山 和則, 粕渕 辰昭, 柳谷 修自 植生史研究 8 (1), 15-31, 2000

    ...約7500~5000 年前になると,前半にはハンノキ属・トネリコ属などの湿地林が形成され,後半にはやや中間~高位泥炭的な要素を持った低位泥炭層が形成された。約5000~3500 年前は河川活動が活発化して中~下流性河川堆積物起源の珪藻を含む青灰色粘土を主体とした泥質堆積物が形成された。この時期にはわずかながらハンノキ林が形成されたものの頻繁に河川が氾濫する不安定な環境であった。...

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  • matK遺伝子によるカバノキ科の系統解析, 特にOstryopsisの位置について

    加藤 英寿, 荻沼 一男, GU ZHIJIAN, HAMMEL BARRY, 戸部 博 植物分類,地理 49 (2), 89-97, 1999

    ...また,カバノキ科は従来一般に考えれてきたようにハンノキ属とカバノキ属からなる群(カバノキ亜科)とシデ層,ハシバミ属,アサダ属,Ostryopsisの4属からなる群(ハシバミ亜科)に分けられことも明らかになった。しかし,ハシバミ亜科の属はシデ属とアサダ属からなるシデ連とハシバミ属とOstryopsisからなるハシバミ連に分けられ,これまで発表されてきた分岐分類による解析結果とは異なる結果が得られた。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献17件

  • 北海道の中部中新統産のデコドツ属(ミソハギ科) 珪化種子化石とその植物地理

    松本 みどり, 百原 新, 大澤 毅守, 庄谷 幸夫 植生史研究 5 (2), 53-65, 1997

    ...湖沼堆積物でスイショウ属,ハンノキ属,ゼンマイ属といった水湿地の植物とともに化石が産出することから,D. mosanruensisは湖の縁辺の湿地に生育していたと考えられる。化石記録から見てみると,北大西洋のチュリアンルートを通ってデコドン属は始新世後期までに北米西部からヨーロッパへと分布が移動し,漸新世から中新世にかけて東シベリアまで分布が広がった。...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 吉野ケ里遺跡における古植生と人間活動の関係

    郭 太現, 南木 睦彦, 辻 誠一郎, 植田 弥生 植生史研究 5 (1), 3-14, 1997

    ...A期は弥生時代前期以前で,丘陵上には照葉樹林が発達し,低地はハンノキ属が生育する湿地ないし河川で,人間活動の影響は認められない。B期は弥生時代前期~中期前半頃で,丘陵上に人間が住み始め,湿地のハンノキ属の林は切り払われ,カヤツリグサ科ならびにヨシ属を伴う湿地になると共に,丘陵上の森林はいくらか伐採される。...

    DOI Web Site

  • 北海道広尾における最終氷期初期の泥炭堆積物の花粉群

    大井 信夫, 辻 誠一郎, 南木 睦彦 植生史研究 4 (1), 5-12, 1996

    ...それぞれの変遷は、下位より上位へ特徴的な花粉がハンノキ属から,カラマツ属,トウヒ属,そしてカラマツ属へと変わることで示される。この変化は湿原の発達と気候の寒冷化にともなう植物遷移を反映している。化石花粉群より復原される気候変動の振幅は上位の変遷の方が大きい。下位の変遷は酸素同位体ステージ5の中のより小さな変動を,上位の変遷は酸素同位体ステージ5から4へのより大きな変動を示している。...

    DOI

  • 芦屋市におけるオオバヤシャブシ (ハンノキ属) 花粉症の疫学調査

    吉村 史郎, 小笠原 寛, 中原 聰, 藤谷 哲造 アレルギー 44 (6), 602-608, 1995

    ...スギとの重複感作例を含めたオオバヤシャブシ花粉症有病率はオオバヤシャブシが密植されハンノキ属の落下花粉総数が977個/cm^2/年の山腹では26.1%で, 山腹から約5km離れ落下花粉総数386個/cm^2/年の平野部では4.3%にすぎなかった. 平野部には交通量の多い幹線道路が通過し, 大気汚染は山腹よりも有意に強かった....

    DOI 医中誌 被引用文献6件 参考文献13件

  • シラカンバ花粉症

    間口 四郎, 高木 摂夫, 吉田 美果, 福田 諭, 犬山 征夫 日本耳鼻咽喉科学会会報 96 (1), 1-9,167, 1993

    We reported here 53 cases of birch pollen nasal allergy treated in our department from 1990 to 1991. The 53 patients constituted 16% of 335 total nasal allergy patients. In recent years, the number …

    DOI PubMed

  • 東京都調布の後期更新世野川 泥炭層から産した花粉化石群

    辻 誠一郎 植生史研究 1 (1), 21-26, 1992

    ...第1期:ハンノキ属・コナラ属コナラ亜属を主とする温帯性落葉広葉樹が卓越した。第2期:ハンノキ属や他の落葉広葉樹が衰退し,マツ属単維管束亜属その他の針葉樹が急増する時期で,次の第3期への移行期の性格をもつ。第3期:マツ属単維管束亜属・モミ属といった針葉樹が卓越した。針葉樹は堆積域にも侵入し,林床にはシダ植物が繁茂していたと推定される。第4期:針葉樹が衰退しハンノキ属その他の落葉広葉樹が卓越した。...

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  • 樹幹の振動および固定がハンノキ属2種の成長におよぼす影響

    斎藤, 秀樹, 川田, 丘, 竹岡, 政治 京都府立大學學術報告. 農學 = The scientific reports of Kyoto Prefectural University. Agriculture (35) 41-48, 1983-11

    ...落葉広葉樹ハンノキ属の2樹種の若木について, 3とおりの機械的刺激 : 振動, 固定, および自然(対照)を樹幹に与えて, 約1生育期間の成長への影響を調べた。実験結果を要約するとつぎのとおりである。1)振動によって樹高成長は減少, 直径成長は増加し, そしてH/Dは減少した。生枝下部の幹断面積成長は, 振動で下方ほど著しく促進された。しかし樹冠内では振動の影響はあらわれない。...

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  • ハンノキ属の葉はなぜ夏に落ちるか

    菊沢 喜八郎 日本生態学会誌 30 (4), 359-368, 1980

    Leaf-fall pattern of six alder species (subgenus Gymnothyrsus : Alnus hirsuta, A. inokumae, A. glutinosa, A. japonica ; subgen. Alnaster : A. maximowiczii, A. pendula) was investigated from 1976 to …

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 花粉症に関する研究(II) : 相模原市における空中花粉の調査成績(続)

    降矢 和夫 アレルギー 19 (12), 905-917,933, 1970

    ...相模原市における空中花粉について, 米国のStandard Sampling Deviceにならつて調査した.花粉は樹木, イネ科およびイネ科以外の草本に分けられ, それぞれに含まれる各種花粉について検討した.1)樹木では裸子植物がもつとも多く, 総花粉数の大半を占め, スギ, サクラ, ヒノキ, クロマツ, アカマツが主なものである.2)被子植物樹木ではコナラ, クヌギ, ケヤキが多く, ついでハンノキ...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件

  • チリツバキとトウツバキのF_1雑種について

    吉川 勝好 植物分類,地理 23 (5-6), 163-174, 1969

    ...90または45とされ,古く中国から伝わった.チリツバキも古くから日本にある品種で(染色体数は報告されていないようであるが,おそらくヤブツバキ系の園芸品種と同じく2^n=30である),現在ある品種のなかにもトウツバキとの雑種があるのではないかと思われる.一般に染色体数を異にした交雑F_1の形態的形質は染色体数の多い親の形質にかたよることが草本植物などで報告されているが,林木でも干葉によって行なわれたハンノキ...

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  • ハンノキ属3種の根粒の核学的研究

    児玉 明 植物学雑誌 80 (947), 230-232, 1967

    ...1) ハンノキ属の3種, ヤマハンノキ, ヤシャブシおよびヒメヤシャブシの根粒および根端の染色体を観察した.<br>2) 観察した3種の根粒細胞の染色体数はいずれもそれぞれの根端のそれと同じで倍数化しておらず, また染色体の形態にも特別な異常はみられない. これはマメ科の2倍性根粒でみられたのと同様である....

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  • ヤチダモ苗におよぼす熔成リン肥の効果(会員研究発表講演)

    真鍋 逸平, 伊藤 真策 日本林學會北海道支部講演集 14 (0), 6-7, 1965

    ...ヤチダモは,釧根内陸低山地帯では,広葉樹のうちでハンノキ属,シラカンバに次いで生長が早く,本演での天然二次林を見ると,樹齢45年位で胸高直径25cm,樹高19m,材積0.35m^3位になっているものが多いことや,材価の点でもハンノキ,シラカンバにくらべて有利であることなどの理由から,今までに育林の面で調査検討を加えてきた。...

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  • カバ・ハンノキ属の育種に関する研究 (1)

    千葉 茂 日本林學會誌 44 (9), 237-243, 1962

    ...<br> 4) 染色体数を根端細胞により観察したところケヤマハソノキは2n=28で従来の報告にあるハンノキ属の基本数と一致するが,コバノヤマハンノキは形態的差異にも現われているように2n=14の新しい染色体数が観察された。基本数については後に論議したい。...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • ハゲシバリ根瘤の細胞學的研究

    山口 一郎 林學會雑誌 13 (11), 806-811, 1931

    ...菌糸の多數の小棒片に分離すること及びその外圍に出現する棍棒状の膨らみは<i>Actinomyces</i>の特徴であつて、ハゲシバリ根瘤菌と他のハンノキ屬と同様<i>Actinomyces</i>であると考へられる。<br> 3. 小嚢及び菌糸は寄主細胞によつて消化吸収される。この時期には、寄主細胞内には澱粉粒の存在はない。...

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