検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 982 件

  • 表面対策―バイオフィルムについて

    古畑 勝則 FFIジャーナル 229 (1), 020-027, 2024

    An essential point to be aware of when studying microbial cleaning and disinfection in food factories is the concept of biofilm. Biofilms are inhabited by a wide variety of microorganisms living in …

    DOI

  • 歯科からのイノベーション

    二川 浩樹, 田地 豪 日本補綴歯科学会誌 16 (1), 11-16, 2024

    ...<p> セルフコントロールのできない患者さんのために,バイオフィルムの形成に関わる因子を利用して,逆にバイオフィルムの制御を行おうと考えたことが,産学連携につながっている.その研究は大きく二つあり,一つ目はL8020乳酸菌の利用である.口腔内にはオーラルフローラと呼ばれる常在微生物叢が存在している.腸内細菌叢と同様に,その中に乳酸菌を含んでいるため,プロバイオティクスを口腔に応用する研究を行ってきた...

    DOI Web Site

  • NEWS & TOPICS

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (2024.2), 14-15, 2024

    ...<p>【研究成果】AIで新型コロナウイルスの進化を分析 ヒトの行動変容から逃れる変異株の進化を示唆</p><p>【研究成果】藍藻バイオフィルムをありのまま観察 医療分野への貢献や環境問題の解決に道</p><p>【開催報告】国際物理オリンピックが日本で初開催 好成績を収め、海外からの参加者と交流も</p><p>【研究成果】暗号の安全性を向上する鍵変換の新手法 低コストで実装、長期間の保護を数学的に証明...

    DOI

  • 次亜塩素酸水の初期バイオフィルム形成阻害効果

    朝永 育, 梶山 史郎, 今井 智恵子, 尾﨑 誠, 小関 弘展, 古市 格 日本関節病学会誌 43 (1), 3-7, 2024

    ...堆積菌をリンスした後,新鮮な培地内で6時間培養して初期バイオフィルムを形成させた。基板表面のバイオフィルムを遊離させ,希釈平板法にてcolony-forming units(CFU)を各16回ずつ計測した。...

    DOI

  • ディフィシル菌へのシグナルとして働く腸内コハク酸の重要性

    池田 寛菜 ファルマシア 60 (4), 346-346, 2024

    ...芽胞形成性のディフィシル菌(<i>Clostridioides difficile</i>: CD)は,日和見性の院内下痢症を引き起こす.この感染症は,抗生物質による治療後も15〜35%と高い確率で再発することが問題となっている.その一因として,CDがバイオフィルム(biofilm: BF)を形成することで消化管内での残存性を高めることが挙げられる.CDのBF形成は,最小発育阻止濃度以下の抗生物質や...

    DOI

  • ウルトラファインバブルに対する陽イオンの影響とバイオフィルムへの作用機序

    山田 博子, 大越 広夢, 寺田 悠一郎, 嶋田 慶太, 厨川 常元, 水谷 正義 砥粒加工学会誌 67 (4), 212-217, 2023-04-01

    ...(ぬめり)の剥離に効果的であった.UFBとバイオフィルムは共に負に帯電しているが,カルシウムイオン(Ca<sup>2+</sup>)存在下では共に電荷が中和し合うことで,同極性による斥力を失い,バイオフィルムの近くで圧壊しやすくなると考えられる.すなわち,金属陽イオンを添加することでUFBを圧壊させた場合,UFB単独の場合よりも高いバイオフィルム剥離効果が得られることを明らかにした....

    DOI

  • 乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫の現状と対策

    森 弘樹 Oncoplastic Breast Surgery 8 (1), 16-21, 2023-03-31

    ...テクスチャードタイプのインプラントに多く発生し,バイオフィルムや遺伝的要因も関与する。平均8年で漿液腫やインプラント被膜に連続した腫瘤として発症し,腫瘍細胞はCD30陽性,ALK陰性となる。早期の病変に対しては,外科的な完全切除が推奨される。術前からの説明と感染予防,経過観察に努め,症状があれば細胞検査と画像検査を行う必要がある。</p>...

    DOI

  • ウェルシュ菌のバイオフィルム形成・不均一性に関する研究

    尾花 望 日本細菌学雑誌 78 (2), 159-165, 2023

    ...著者は嫌気性病原細菌であるウェルシュ菌を用いて,環境(温度)に応答したバイオフィルムの形態・機能の変化やバイオフィルム中における表現型不均一性を明らかにした。本稿ではバイオフィルムとその不均一性の研究成果とともに,これまで著者が解析してきた転写後遺伝子発現制御メカニズムや細胞外膜小胞を介した細菌-宿主相互作用についても紹介したい。</p>...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献28件

  • 異種細菌間での遺伝子水平伝播の新様式:細胞接触によるプラスミド伝播

    那須 羽 ファルマシア 59 (12), 1126-1126, 2023

    細菌の遺伝子水平伝播(horizontal gene transfer: HGT)は,遺伝子を含むDNAが細菌細胞間で移動する現象である.HGTによる遺伝子獲得は,細菌の環境適応手段の1つであり,生態系での生き残りや種の進化において重要な役割を担う.細菌のHGTは,人にとっても有用微生物の育種・改良技術への利用等のメリットがある一方で,新たな食中毒菌や薬剤耐性菌の発生をもたらす等の負の側面もある…

    DOI

  • Continuous local antibiotics perfusionによりインプラントを温存しえたインプラント周囲感染の2症例

    荒木 亮, 大石 裕誉, 古川 正和, 田中 直, 青木 恵, 沼沢 拓也 東日本整形災害外科学会雑誌 35 (1), 50-56, 2023

    <p>一般的に遅発性のインプラント周囲感染の場合,インプラント温存は困難であり再置換術の適応となる.今回われわれはmegaprosthesisが使用されている遅発性インプラント周囲感染に対してCLAPを行い,短期成績ではあるがインプラントを温存しながら感染を鎮静化することができた.低侵襲なCLAPは遅発性インプラント周囲感染の新たな選択肢の一つになりうると考えられた.</p>

    DOI 医中誌

  • クルクミンは歯周病の再発予防につながるのか?

    尾田 好美 ファルマシア 59 (11), 1044-1044, 2023

    ...2017年の厚生労働省の調査によると,歯肉炎および歯周疾患の総患者数は約398万人にのぼる.歯周病の1つである歯周炎では,歯の表面の歯石とバイオフィルムの除去や,歯周ポケット内部の歯石と歯根表面の汚染されたセメント質を除去し,歯の根を硬く滑らかにするなどの治療が行われている.この治療によって歯周炎の原因物質を除去することはできるが,破壊された歯周組織の修復は個人の治癒能力に大きく依存することから,炎症...

    DOI

  • 再石灰化/再生技術を基盤とした象牙質齲蝕治療材料の開発

    斎藤 隆史 日本再生歯科医学会誌 21 (1), 23-28, 2023

    ...<p>接着性修復材料開発において, 口腔内環境の変化に応じて, 再石灰化能, 抗菌性, 抗バイオフィルム形成能, 修復象牙質誘導能などの機能を効果的に発揮し, 齲蝕発生を防止するとともに歯髄を保護することが可能な多機能性スマート材料の開発が待たれている....

    DOI

  • 病原性大腸菌の薬剤耐性と病原性発現機構に関する研究

    平川 秀忠 日本細菌学雑誌 78 (3), 167-177, 2023

    ...一方で,UPECは宿主細胞内に侵入し,バイオフィルム様のマイクロコロニーを形成することで,様々な抗菌薬に対して耐性を示す。我々は,UPECの病原性発現と腎臓への感染を成立させるための責任因子および,マイクロコロニー形成に関与する因子の同定とそれらの機能を解明することで,本課題の解決に取り組んでいる。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献61件

  • 天然歯とインプラントにおける周囲軟組織

    辰巳 順一 日本歯周病学会会誌 64 (4), 116-120, 2022-12-28

    ...その中でインプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎は2018年のEFPとAAPの新分類により,プラークバイオフィルムの感染症であると定義された。そこで,このインプラント周囲疾患の発症を予防するうえで,プラークバイオフィルムによる感染をいかに防ぐかという観点から,天然歯とインプラント周囲組織を比較し,特に周囲軟組織に着目し現在対応可能な疾患発症予防方法について考えた。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 試作全自動歯ブラシによるデンタルバイオフィルム除去効果

    外園 真規, 井田 貴子, 枝並 直樹, 永田 量子, 竹中 彰治, 栄田 源, 横山 裕也, 石井 裕之, 野杁 由一郎 日本ヘルスケア歯科学会誌 23 (1), 47-, 2022-12-20

    ...う蝕と歯周病は,バイオフィルム感染症の最たるものと位置づけられている.その予防には主因であるデンタルバイオフィルムを効果的に除去する必要がある.デンタルバイオフィルムの除去は,ブラッシングなどによる機械的除去が最も効果的であると考えられてきた.電動歯ブラシは手磨きよりもデンタルバイオフィルムの除去効率が高いとする報告が存在する.しかし,電動歯ブラシを用いる場合であっても,手用歯ブラシと同様に歯列に沿...

    DOI Web Site 医中誌

  • 歯周病学から学ぶインプラント治療

    飯田 正人, 黒田 絵里, 合田 征司 日本口腔インプラント学会誌 35 (2), 61-72, 2022-06-30

    ...</p><p>その発症メカニズムは,歯周ポケット内のバイオフィルムの細菌叢の破綻(dysbiosis)によって起こる.慢性化してくると細菌のもっている構造物がPAMPs(pathogen-associated molecular patterns)となり,組織の破壊物質がDAMPs(danger- or damage-associated molecular patterns)となり,マクロファージ...

    DOI 医中誌

  • 口腔衛生を主体とするメインテナンスのインプラント周囲炎予防効果について

    関野 愉 日本口腔インプラント学会誌 35 (1), 3-8, 2022-03-31

    ...<p>インプラント周囲炎は,バイオフィルムに起因する炎症性疾患で進行するとインプラントの脱落を誘発する.その予防のためには,プラークコントロールを主体としたメインテナンスが重要と考えられる.そこで,インプラント治療後にメインテナンスを続けた場合と受けなかった場合の予後を比較した文献の検索を行った.検索の結果,3編の後ろ向きコホート研究がヒットし,それらを引用した.3編すべてにおいて,メインテナンスを...

    DOI 医中誌

  • PEEKのマイクロ波加熱処理による変形量と真菌に対する殺菌効果

    淺野 隆, 續橋 治, 内堀 聡史, 鈴木 浩司, 若見 昌信, 福本 雅彦, 小見山 道 日本補綴歯科学会誌 14 (1), 52-60, 2022

    ...</p><p><b>方法</b>:(1)PEEKと義歯床用レジンにマイクロ波加熱を加え,変形量を測定した.(2)PEEK上に<i>C. albicans</i>を付着させたものに,義歯洗浄剤,マイクロ波加熱殺菌を行い,生菌数を確認した.同様に(3)PEEK上に<i>C. albicans</i>バイオフィルムを形成させたものに,義歯洗浄剤,マイクロ波加熱殺菌を行い,生菌数を確認した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 結核菌のバイオフィルム形成:病原性と薬剤抵抗性への寄与

    森重 雄太 ファルマシア 58 (2), 172-172, 2022

    ...バイオフィルムは微生物の「城」である.特に病原細菌においては,バイオフィルムは宿主免疫応答による攻撃や抗菌薬から身を守る絶好のシェルターとなるので,バイオフィルム形成に起因する感染症の治療は一般に困難である.結核菌(<i>Mycobacterium tuberculosis</i>)はペリクルと呼ばれる膜状のバイオフィルムを気液界面に形成する.その主要な構成成分はミコール酸であり,還元的条件下ではセルロース...

    DOI

  • 新規銀系抗菌ガラスDL-7900の<i>Candida</i>属真菌に対する殺菌効果と義歯洗浄剤への応用

    若見 昌信, 續橋 治, 深津 晶, 内堀 聡史, 淺野 隆, 小西 賀美, 吉崎 聡, 小林 平, 小見山 道 日本補綴歯科学会誌 14 (4), 363-372, 2022

    ...<i>C. albicans</i>に対するDL-7900のMIC値とMFC値は,それぞれ3.9 mg/mlと31.25 mg/mlであった.2)60分間以上<i>C. albicans</i>をDL-7900に作用させた場合,殺菌率100%であった.また,DL-7900は<i>C. albicans</i>バイオフィルムに対して,既存の義歯洗浄剤と同様に殺菌効果を示した.さらに,DL-7900は,...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 天然無機材料を利用した微生物制御

    澤井 淳 色材協会誌 94 (12), 330-335, 2021-12-20

    ...これらの天然無機材料は,細菌,耐熱性芽胞,真菌,ウイルス,さらにバイオフィルム状態の細菌などにも有効であり,幅広い抗微生物スペクトルを有することが特徴である。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献52件

  • 大腸菌の呼吸に関する電気化学的評価法の開発

    田邉 壮, 板垣 賢広, 陶国 智史, 椎木 弘 分析化学 70 (12), 715-719, 2021-12-05

    ...PPy膜における<i>E. coli</i>の増殖を暗視野顕微鏡により観察した.18時間の培養において菌体密度は10<sup>5</sup> cells cm<sup>−2</sup>から10<sup>7</sup> cells cm<sup>−2</sup>まで対数的に増加し,PPy膜上における<i>E. coli</i>の増殖は,培地における増殖とよく似た傾向を示した.顕微鏡観察では,培養に伴うバイオフィルム...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • インプラント周囲炎に対する非外科的および外科的治療の有効性について:インプラント周囲炎治療30年の臨床的評価

    松井 孝道 日本口腔インプラント学会誌 34 (3), 206-219, 2021-09-30

    ...</p><p>外科的治療を行ううえで重要になってくるのが汚染されたインプラント表面の除染である.特に感染が長期に及び骨吸収が高度になると,インプラント体粗糙面にはバイオフィルムなどの有機物以外に強固に付着してくる石灰化物も認められる.そのため,石灰化物も含めた除染がインプラント周囲炎の治療における要となってくる.手法によっては除染効果の低いものや,治療後チタンインプラント表面に異種元素を残留させ治療法...

    DOI

  • 界面微生物工学

    堀 克敏 化学と生物 59 (8), 393-400, 2021-08-01

    ...,アーキア,酵母といった主要な微生物は単細胞生物であるため,細胞と外環境とを隔てる界面とは微生物細胞の表層である.そこで,微生物細胞表層の構造と機能,細胞とそれが接している外環境,特に細胞が接触しえる生物/非生物表面との相互作用について明らかにすることを目的とする学問分野を“界面微生物学”とするのなら,それを工学的に利用するための学理と方法論を扱う学問分野は“界面微生物工学”と言えよう.たとえば,バイオフィルム...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 麻黄湯による緑膿菌病原因子の抑制効果についての基礎的検討

    水内 裕友, 眞野 容子, 古谷 信彦 医学検査 70 (3), 595-601, 2021-07-25

    <p>緑膿菌は湿潤環境中に棲息し,病原性が低く健常者には感染しても症状が出ることはほとんどない。しかし,免疫力の低下した易感染者には日和見感染症を引き起こすことがある。感染経路として,カテーテル汚染などによる外因性感染や患者腸管内に棲息する緑膿菌による内因性感染がある。緑膿菌は緑膿菌感染症の重症・難治化の原因となる種々の病原因子を産生する。漢方薬である麻黄湯は抗インフルエンザウイルス作用が報告さ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 光学式う蝕検出装置は簡便なミュータンスレンサ球菌群の検出器

    細野 隆也, 小山 翔太郎 THE JOURNAL OF THE ACADEMY OF CLINICAL DENTISTRY 41 (1-2), 56-61, 2021-06-16

    ...DIAGNOdent はKaVo Dental 社により開発され,レーザー光を用いたう蝕検出装置として販売されたものである.実際に使用すると,レーザー光により励起された反射光は健全歯質からも生じ,食後ブラッシング実施の確実性によって反応が変化する.このことから筆者らは,この波長がMS を含むプラークバイオフィルムに関係した反応ではないかと考えた.患者口腔内の全歯面にDIAGNOdent を接触照射しその...

    DOI

  • 糖尿病足潰瘍におけるなつめやしとハチミツ混合とハチミツ単独の治癒比較

    イムラン, 大貝 和裕, スプリアディ シャフィ シャド, ハリアント, 大江 真琴, 仲上 豪二朗, スリアディ, 中谷 壽男, 大桑 麻由美, 真田 弘美, 須釜 淳子 日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌 25 (3), 597-610, 2021

    ...バイオフィルム染色画像強度(<i>p</i> = 0.008)、IL-6(<i>p</i> = 0.015)、SOD3(<i>p</i> <0.001)に有意差を認めた。<br>【結論】ナツメヤシとハチミツ混合は糖尿病足潰瘍(再発)の治癒を促進することが示唆された。...

    DOI 医中誌

  • 紫外線照射が緑膿菌のバイオフィルム形成に及ぼす影響

    渡邊 真也, 小熊 久美子 土木学会論文集G(環境) 77 (7), III_93-III_102, 2021

    ...試料に比較してバイオフィルムの成長速度が2倍以上と推定された.これらの結果から,照射菌液中に生残した細菌のバイオフィルムの産生を,紫外線照射で不活化された細菌が促進している可能性が示唆された....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献27件

  • ブタ抜去歯を用いた新しい感染根管モデルの検討

    藤田 将典, 樋口 直也, 稲本 京子, 堀場 直樹 日本歯科保存学雑誌 64 (2), 133-140, 2021

    ...また, SEM下での観察では, 次亜塩素酸ナトリウム溶液による根管洗浄直後は, 根管表面にみられなくなったバイオフィルム様の付着物が, 洗浄後2日間経過した根管で再び観察された.</p><p> 結論 : ブタ抜去歯を用いた感染根管モデルは, 新たな<i>in vitro</i>実験系に有用に使用できる可能性があることが示唆された.</p>...

    DOI 医中誌

  • 浄水場生物膜処理槽内バイオフィルムによるアンモニア除去性能の季節変化

    KHIN KHIN WAI, 李 沁潼, 小田野 貴宏, 内海 真生 日本水処理生物学会誌 57 (4), 67-78, 2021

    <p> アンモニアに代表される窒素化合物は、水圏の富栄養化などの問題を引き起こしている。近年、生物膜などを用いる生物処理法によるアンモニア除去技術が急速に進展し、多くの水処理施設に導入されている。ここで、生物処理法によるアンモニア除去に関する研究は大部分が下水など高濃度アンモニア(通常数百から数千mg N/L)の処理に関するもので、上水などの低アンモニア(通常2.0 mg …

    DOI Web Site Web Site 参考文献35件

  • 感染症についてDeepに考える

    山中 昇 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 42 (3), 263-270, 2021

    ...一方で,本菌は薬剤耐性化,バイオフィルム形成や細胞内侵入性などの特性を示し,治療の難渋化を起こす起因菌としても知られている。小児急性中耳炎の治療に関しては,ガイドラインに則って進めていく必要があるが,難治化が想定される場合,そのリスク因子を考慮し治療アルゴリズムをstep-upした治療を考慮する必要がある。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 異分野融合研究による褥瘡感染対策のケアイノベーション

    仲上 豪二朗 看護薬理学カンファレンス 2021.1 (0), S1-3-, 2021

    ...</p><p> 近年、バイオフィルムとクリティカルコロナイゼーション・感染との関連が指摘されている。バイオフィルムは細菌が産生する多糖類、タンパク質、細胞外DNAを主成分とする3次元構造体である。バイオフィルム状態の細菌は、抗菌薬や宿主免疫に抵抗性を示すため、宿主との共存を可能としている。...

    DOI

  • 親水性ナノ粒子を用いたバイオフィルムの形成抑制

    田中 智彦, 藤澤 瑛梨, 吉原 章仙, 小西 康裕, 野村 俊之, 近藤 光, 内藤 牧男 粉体工学会誌 57 (11), 588-592, 2020-11-10

    <p>In this study, we attempted to control the adhesion of lactic acid bacteria by coating hydrophilic titania nanoparticles on a stainless steel substrate to investigate the adhesion of microbial …

    DOI Web Site Web Site 参考文献18件

  • 難治性骨関節感染症に対する新規診断法と治療法の探求

    崔, 賢民 横浜医学 71 (4), 591-596, 2020-10-30

    ...期待される.広範なバイオフィルムの形成が,骨関節感染症での難治化に関わっており,治療ではインプラントの抜去や適切な感染巣の洗浄,壊死組織のデブリドマンに加えて,局所の高濃度抗菌治療が重要である.抗微生物ペプチドなどの新規の感染治療薬は,現在開発段階ではあるが,今後の骨関節感染症の新しい治療薬として期待される....

    機関リポジトリ 医中誌

  • <i>Prevotella melaninogenica</i>の遺伝子変異株作製と9型分泌機構に関する研究

    近藤 好夫 小児歯科学雑誌 58 (2), 33-38, 2020-06-25

    ...<i>porK</i>欠損株では,赤血球凝集とバイオフィルム形成が減少していた。また野生型株と<i>porK</i>欠損株の培養上清を精製し,プロテオーム解析を行ったところ,<i>porK</i>欠損株からの分泌タンパク質の数が減少していた。感染実験では,<i>porK</i>欠損株を接種したマウスの死亡率は,野生型株と比較して統計的に有意に減少していた。...

    DOI 医中誌

  • 院内感染で判明したレジオネラ菌による給湯系汚染とその後の対応

    磯目 賢一, 中島 佳代, 池町 真実, 山崎 貴之, 中浴 伸二, 宮川 一也, 永澤 浩志 日本環境感染学会誌 35 (2), 81-86, 2020-03-25

    ...形成による菌の残存によるものと考えられた.フラッシングで陰性化を確認した後もレジオネラ菌が一度検出された限りは配管内でのバイオフィルム形成を念頭においた長期的な対応が必要であり,この経験をもとに当院の対応マニュアルを作成した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • THA術後MRSA感染症に対する局所高濃度抗菌薬投与による治療経験

    生田 拓也 整形外科と災害外科 69 (2), 284-286, 2020-03-25

    <p>THA術後MRSA感染症に対して局所高濃度抗菌薬投与を行いインプラントを温存し感染を沈静化できた1例を経験したので報告した.症例は86歳,女性,当院で左THAを行い順調に経過し外来にて経過観察を行っていたが,術後2ヶ月時に尻餅をついてから左臀部痛が出現してきた.術後3ヶ月の再来時に創部より排膿があり,術後感染と診断した.起因菌はMRSAであった.関節切開掻爬を行い,術後はGM 240 …

    DOI Web Site 医中誌

  • 「産学連携研究の一例」 出口からシーズを考えてみた

    二川 浩樹, 田地 豪 日本補綴歯科学会誌 12 (2), 111-119, 2020

    ...このような患者のためにバイオフィルムの形成に関わる因子を利用して,逆にバイオフィルムの制御を行うことを考え,その結果,産学連携研究として発展することができた.その研究の一端をご紹介できればと考えている....

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 機能性糖脂質ビザンチンによる<i>Streptococcus mutans</i>の付着抑制効果

    竹中 彰治, 長谷川 泰輔, 小田 真隆, 山本 博文, Traithawit NAKSAGOON, 永田 量子, 鈴木 裕希, 大墨 竜也, 野杁 由一郎 日本歯科保存学雑誌 63 (2), 173-180, 2020

    ...<p> 目的 : 硫酸化ビザンチン (Viz-S) は, 50μmol/<i>l</i>では<i>Streptococcus mutans</i>バイオフィルムを易剝離性に変化させ, 75μmol/<i>l</i>では付着を抑制する. 本研究では, 75μmol/<i>l</i> Viz-Sの付着抑制機序を解明するため, 同菌の表面性状の変化および付着関連遺伝子の転写量の変化について解析した....

    DOI 医中誌

  • 多剤耐性菌が社会にもたらす影響

    浦野 直人, 高塩 仁愛 Studies in Science and Technology 9 (2), 109-114, 2020

    筆者らは科学・技術研究会誌に学術論文-多摩川における多剤耐性菌の蔓延度解析(浦野他, 2013)を掲載したが、この論文には予想を上回る反響があった。ここでは、当該論文を起点とする筆者らの研究を中心に「多剤耐性菌が社会にもたらす影響」を評論する。新型コロナウイルスは発生から1年近い歳月が過ぎようとしているが、未だに世界中で猛威を振るっており、私達は感染症の脅威を再認識させられた。時期尚早と思われる…

    DOI Web Site

  • 製紙業界におけるDNA技術によるバイオコントロール性能の向上

    ウェンリ トゥ, ローラ ライス 紙パ技協誌 74 (9), 899-903, 2020

    ...<p>本研究では,ハイスループット配列決定技術とメタゲノミクスを用いて,製紙プロセスにおけるバイオフィルム形成細菌を同定した。バイオフィルム形成につながったバクテリアの分類学的分類を評価した。問題のある細菌をグループ化し,リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)を用いて定量した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • COVID-19がもたらす褥瘡対策―2020

    真田 弘美 看護薬理学カンファレンス 2020.2 (0), SP-1-, 2020

    ...これをクリティカルコロナイゼーションといい、バイオフィルムが原因といわれています。 これら2 つのアセスメントの重要性を鑑み、日本褥瘡学会は 2021 年1月にDESIGN</p><p>- R2020に改定します。 ここでは</p><p>1. 褥瘡対策はどこまでリモートケアが可能か?</p><p>2. 褥瘡治癒評価スケールであるDESIGN-R はどのように変わるか?...

    DOI

  • 岩石–水相互作用にともなう第一次生命体の前駆的な化学反応プロセスの一部

    地学雑誌 128 (4), Cover04_01-Cover04_02, 2019-08-25

    ...Cr, Mg, Fe<sup>2+</sup>, Mn<sup>3+</sup>など,またコマチアイトはFe<sup>2+</sup>, S, Ni, Mgなどをおのおの供給した.それぞれの岩石表面には岩石–水相互作用を通して供給された元素を利用した多種多様な金属タンパクが合成され,自然原子炉が駆動するエネルギー・物質循環系のなかで高次の生命構成単位を生みだした.そのプロセスのなかで第一次生命体がバイオフィルム...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 細菌のD-アミノ酸生合成機構とその機能

    宮本 哲也 生化学 91 (3), 309-315, 2019-06-25

    ...細菌は,D-アミノ酸を細胞壁ペプチドグリカンの構成成分として共通に利用しているが,そこには種々のD-アミノ酸が利用されていることが明らかとなってきた.これらは,細菌の環境適応において重要な役割を果たしていることが示唆されており,バイオフィルムの形成にも影響を与える.これらのD-アミノ酸は,アミノ酸ラセマーゼによって対応するL-アミノ酸から生合成されており,最近になって各種の細菌からさまざまなラセマーゼ...

    DOI Web Site 医中誌

  • 補綴診療で知っておくべき院内感染対策 −産業界からの提言−

    須貝 辰生, 西川 真功 日本補綴歯科学会誌 11 (2), 127-134, 2019

    <p> 歯科医療現場における歯科用ハンドピースの滅菌及び歯科用ユニットの給水管路について,新聞等の報道によって何度か取り上げられたことで,感染予防のあり方を再確認するきっかけとなった.本総説では,感染予防対策に係る過去のガイドライン,行政通知を基に感染予防の考えを整理し,それぞれの機器での感染予防の対応について紹介する.歯科用ハンドピースについては,エアタービンで顕著に発生する回転停止時のエアー…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 褥瘡対策最前線―2019

    真田 弘美 看護薬理学カンファレンス 2019.1 (0), SP-, 2019

    ...</p><p>4)治癒遅延をもたらすバイオフィルムは見えるか、そして除去できるか?</p>...

    DOI

  • 植物生育促進細菌の実用化に向けた試み

    上田 晃弘, 大戸 貴裕, 近藤 もも, 大村  尚 土と微生物 73 (1), 5-9, 2019

    ...本稿では,PGPBの実用化に向けて,細菌由来の揮発性物質(VOC)の利用可能性とともに,細菌がその場所にとどまろうとするバイオフィルム形成に着目し,その制御機構について解説する。また,PGPBのバイオフィルム形成能の改良を行うことで,PGPBの植物種子表面での定着能も改良できることを紹介する。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • <i>Candida albicans</i>に対する抗菌的光線力学的療法の殺菌メカニズムの解明

    景山 万貴子, 大塚 一聖, 小峯 千明 日本レーザー歯学会誌 29 (3), 141-147, 2019

    ...従来使用されている抗真菌薬はバイオフィルムの深さまで到達することができず,結果として耐性菌を生じさせてしまうなどの欠点があった。そこで我々はそのような副作用のないことで脚光を浴びている抗菌的光線力学的療法(a-PDT)に着目し,<i>C. albicans</i>に対する殺菌メカニズムについて検討を行った。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • <i>Microcystis</i>が優占種化するシアノバクテリア群の細胞内動態に関するメタボローム解析

    牧野 育代, 矢作 裕司, 中山 貴博, 小林 厚志 土木学会論文集B1(水工学) 75 (2), I_673-I_678, 2019

    ...可能となり得る.本研究では,<i>Microcystis</i>が優占種となったアオコ形成期のダム貯水池浅瀬を対象に,朝,昼,夜の水面と水深30cm地点のアオコ様態をメタボローム解析し,その代謝情報を用いてアオコ化の仕組みを検討した.その結果,<i>Microcystis</i>が優占種化するシアノバクテリア群においては,水深の違い(水面と水中30cm)により代謝物質の組成が異なっていた.それは,バイオフィルム...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 細菌性冷水病原因菌Flavobacterium pyschrophilumのin vitroバイオフィルム形成

    Papadopoulou, A., Wiklund, T. 魚病研究 53 (4), 128-131, 2018-12

    ...2種類の異なる集落を形成する細菌のバイオフィルム形成において,栄養および環境因子の影響を静置培養条件で明らかにした。その結果,栄養豊富な培地において,S型集落を形成する細菌は,R型集落の細菌よりも高いバイオフィルム形成能を示した。またSおよびR型集落の細菌ともに,バイオフィルム形成はMg2+よりもCa2+の濃度に依存した。...

    日本農学文献記事索引

  • マイクロスコープを用いた再歯根尖切除術の1例

    大倉, 直人, 山本, 信一, 阿部, 達也, 竹内, 亮祐, 遠間, 愛子, 枝並, 直樹, 吉羽, 永子, 吉羽, 邦彦, 野杁, 由一郎 新潟歯学会雑誌 48 (1), 29-35, 2018-07

    ...根尖性歯周組織病変の難治化は,根尖部での複雑な解剖学的問題に加え,残存バイオフィルムによる細菌学的な影響もあるとされている。こうした様々な要因の改善策として外科的歯内療法が選択される。しかし,補綴処置を行う上で考慮する歯冠・歯根長比の問題で複数回に渡り歯根切断が行われることは稀である。...

    機関リポジトリ HANDLE 医中誌

  • 義歯安定剤の使用が<i>Porphyromonas gingivalis</i> の病原性に及ぼす影響

    村上 智彦 岩手医科大学歯学雑誌 43 (1), 12-23, 2018-05-25

    ...クリームタイプ,パウダータイプの初期付着率は,それぞれ59.7 % および70.0 % でクッションタイ プ(4.38 %),コントロール(5.75 %)より高値を示した.また実験群,コントロールともに,培養12 時間までは経時的に菌数は増殖したが,培養12 時間以降では増殖率の減少を認めた.SEM 画像により試料表層を確認したところ,クリームタイプとパウダータイプにおいて菌体周囲にバイオフィルム形成...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 義歯洗浄剤 何を使ったら良いのでしょうか?

    二川 浩樹, 田地 豪 日本補綴歯科学会誌 10 (1), 40-45, 2018

    ...<p> 義歯の汚れ,デンチャープラークは義歯表面に形成される微生物バイオフィルムであり,義歯性口内炎や口腔カンジダ症の原因になることが知られている.また,義歯自体が微生物の温床となり,その微生物を持続的に飲み込むことで誤嚥性肺炎をはじめ,種々の全身疾患の危険性が指摘されている.このため,高齢者の健康を考えた場合,適切なデンチャープラークコントロールは必須であり,義歯洗浄剤を用いた化学的洗浄はデンチャープラークコントロール...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 卵黄抗体含有シートが慢性歯周炎罹患患者の口腔内に及ぼす影響

    山脇 勲, 田口 洋一郎, 津守 紀昌, 中田 貴也, 野口 正晧, 塩見 慧, 高橋 宰達, 上田 裕康, 大西 英一郎, 梅田 誠 日本歯科保存学雑誌 61 (4), 225-234, 2018

    ...ブラッシング方法に左右されずに, 一定の効果を示す, バイオフィルムの制御のための新しいアプローチが必要とされる. そこでわれわれは, 歯周病菌のコントロールのための卵黄抗体 (IgY) 含有フィルムの使用により慢性歯周炎患者の口腔内環境の変化について検討した....

    DOI 医中誌

  • バイオフィルムの可視化による創傷ケアの変革

    仲上 豪二朗, 真田 弘美 日本フットケア学会雑誌 16 (1), 1-6, 2018

    ...バイオフィルムを可視化するものである.検出に要する時間は2分程度であり,ベッドサイドで実施可能な,極めて非侵襲的かつ簡便なポイントオブケアバイオフィルム検出技術である.バイオフィルムを検出することにより,創の清浄化の指標とすることができ,より適切な創部局所管理が可能となる....

    DOI Web Site 医中誌

  • 褥瘡対策最前線―2018

    真田 弘美 看護薬理学カンファレンス 2018.2 (0), SP-, 2018

    ...</p><p>4)治癒遅延をもたらすバイオフィルムは見えるか、そして除去できるか?</p>...

    DOI

  • <i>Streptococcus mutans</i>のグルカン結合タンパクCにおけるデキストラン結合領域の解析

    髙島 由紀子 小児歯科学雑誌 55 (3), 352-357, 2017-06-25

    ...さらにこれらの株により形成されたバイオフィルムの構造を共焦点レーザー顕微鏡により比較したところ,CDGB4とCD1の構造はMT8148のものと比較して密度が低下していた。これらのことから,デキストラン結合ドメインはgbpC遺伝子内のGB4の領域であるDPTKTIFの7つのアミノ酸を中心活性として機能していることが示された。</p><p></p>...

    DOI 医中誌

  • Nd:YAG レーザーを用いた非外科的歯周治療について

    福田 光男, 箕浦 伸吾, 今田 奨, 眞岡 淳之, 赤堀 康, 多湖 準, 三輪 晃資, 青木 恒宏, 渡辺 智久, 丁 群展, 三谷 章雄 日本レーザー医学会誌 38 (2), 137-144, 2017

    ...</p><p>歯周治療の目的は歯周病の主因子である歯周ポケット内のバイオフィルムを除去することにある.従来のスケーラーを用いた非外科的な歯周治療法の欠点は,歯周ポケット底部への到達度が十分ではないことである.レーザーファイバーは,従来の器具(スケーラー)よりポケット底部への到達性が優れているため,バイオフィルムの除去効果が期待される.一方,レーザーでは,熱の発生という問題点がある....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献7件

  • 骨接合の術後感染に対しインプラントを温存し得た症例

    上田 幸輝, 佐々木 大, 田中 宏毅, 溝口 孝, 伊東 孝浩, 内村 大輝, 水城 安尋, 萩原 博嗣 整形外科と災害外科 66 (1), 13-15, 2017

    ...事故による右脛骨プラトー骨折で創外固定と2回のプレート固定術を施行後,創より浸出液がつづき,培養でMRSEが検出されインプラント周囲感染と診断したが,インプラントが抜去できなかったため,術後2週よりリネゾリド,ミノマイシン,リファンピシンで治療開始した.開始後7日でCRP陰転化,16日で排液がなくなりその後再増悪を認めていない.骨接合術後に感染を生じた際はbiofilmの存在を考慮して,骨髄移行性とバイオフィルム...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 材料学からみたインプラント治療の未来予測

    吉成 正雄 日本口腔インプラント学会誌 30 (2), 47-56, 2017

    ...しており,日本においても近い将来に臨床応用が増加すると予想される.また,近年,デジタル技術を駆使したテーラーメイド歯科医療の普及につれ,口腔インプラントも患者個人の顎骨に適合した,例えば,顎骨の解剖学構造に適応し,天然歯と近似したメカニカルストレスを顎骨に与えることのできる「複根歯インプラント」などが応用される可能性がある.さらに表面改質技術の進歩に伴い,骨組織に接する部位のみでなく,軟組織適合表面やバイオフィルム...

    DOI 医中誌

  • 食品とバイオフィルム

    森永 康 膜 42 (2), 60-65, 2017

    Control of biofilm is important in food environment because it often causes food poisoning. We found that some food additives and food materials such as sugar fatty acid esters and spices inhibited …

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • ステンレス鋼溶接部における微生物腐食発生過程の共焦点レーザー顕微鏡観察

    宮野 泰征, 渡辺 宏紀, 稲葉 知大, 尾花 望, 清川 達則, 野村 暢彦 溶接学会全国大会講演概要 2017f (0), 156-157, 2017

    微生物腐食とは微生物の直接的/間接的な作用により材料の腐食が促進される現象である。ステンレス鋼の局部腐食の発生に微生物の関与を指摘する報告は多く、溶接部あるいは熱影響部での腐食発生が顕著となることから、金属学的因子と微生物の相互作用が注目されている。本報告ではCSLMを利用し、ステンレス鋼溶接部における微性物挙動と微生物腐食発生プロセスの可視化を試みた幾つかの検討例について報告する。

    DOI

  • セディメント・ミックスバイオフィルムを有する底部境界モデル培養系の確立と硫化物動態

    石橋 矩久, 佐藤 博雄, 神田 譲太 La mer 55 (3-4), 73-88, 2017

    ...海水と底質の境界のモデル培養系を作成し,微生物集合体のセディメント・ミックスバイオフィルムを再現して境界域の硫化物と微生物の動態を調べた。底質を栄養顆粒(魚類初期用飼料)と添加物(有孔虫石灰岩粉末)と共に海水を入れた容器で静置培養を行い,液体表面にバイオフィルムを分離形成した。このバイオフィルム破砕物を用いて有酸素の静水環境で培養を行い,容器底面にセディメント・ミックスバイオフィルムを形成した。...

    DOI Web Site

  • 結核・非結核性抗酸菌症の制圧をめざした研究

    立石, 善隆 新潟医学会雑誌 130 (8), 447-453, 2016-08

    ...このGPLがバイオフィルムの発行に必須であることが証明され,GPLが浴室環境(給湯口,シャワーヘッド)の感染源,あるいは生体内における菌の生存戦略に重要な役割を果たすことが示唆された.このように,結核菌・非結核性抗酸菌の細胞学的性質を理解することは, 創薬,ワクチン,感染予防対策確立の土台となるものであり,結核・MAC症の制圧に大きく貢献する....

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 静置培養時と振盪培養時の <i>Rothia mucilaginosa </i>の遺伝子発現の比較

    古森 賢, 山根 一芳, 王 宝禮 歯科医学 79 (2), 53-61, 2016

    ...デザインし,浮遊状態とバイオフィルム形成状態の細胞における遺伝子の発現量を測定した.その結果,バイオフィルム形成状態でDNA polymerase Ⅲsubunit beta, signal transduction histidine kinase, mo­ lecular chaperone をコードする遺伝子が有意に発現上昇していることが明らかになった.これらの遺伝子は,DY­18 株のバイオフィルム...

    DOI Web Site 医中誌

  • <b>植物由来胃酸耐性乳酸菌 <i>Lactobacillus plantarum </i>FSCM2-12 の胃酸耐性と莢膜形成との関係性 </b>

    平岡 吏佳子, 宇田 勲, 仲野 翔太, 霜村 典宏, 會見 忠則 日本乳酸菌学会誌 27 (3), 196-203, 2016

    ...<i>L. plantarum</i> FSCM2-12 のバイオフィルム形成は観察されなかったが、 Hiss 染色により莢膜陽性で、透過型電子顕微鏡観察でも明瞭な莢膜が観察できた。さらに、莢膜の厚さと胃酸耐性との間には顕著な正の相関が見られ、グルコース、フルクトース、スクロースを炭素源とした場合において、厚い莢膜を形成し、 70% 以上の平均生残率を示した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 浴室環境における脂肪酸塩の抗アメーバ効果

    田中 彩, 惠良 真理子, 森田 洋 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 68 (0), 123-, 2016

    ...後者としては、バクテリアにより形成されるバイオフィルムによる汚染が挙げられる。バイオフィルムには細菌食性のアメーバも集まってくると言われている。アメーバの中でも<i>Hartmannella vermiformis</i> に着目し、制御するために、本研究では脂肪酸塩に着目した。 <br> 【方法】抗アメーバ試験には、炭素鎖の長さが異なる9種の脂肪酸塩を用いた。...

    DOI 医中誌

  • 集団微生物における不均一性の理解を目指したバイオフィルムのラマン分光イメージング解析

    重藤 真介 表面科学学術講演会要旨集 36 (0), 329-, 2016

    ...バイオフィルム(BF)を形成する微生物は表現型の異なる細胞が存在する不均一な集団であることが明らかにされつつある。われわれは集団微生物が示す不均一性とその出現機構を分子科学的に理解するため、顕微ラマン分光法を用いたBFの非破壊解析を行っている。本講演では、モデルBFや生活環境BFの研究例を紹介し、BF中の代謝産物の解析に対するラマン分光法の有用性を示すとともに、今後の展開についても述べる。...

    DOI

  • 微生物細胞やバクテリオナノファイバーの表面化学

    堀 克敏 表面科学学術講演会要旨集 36 (0), 328-, 2016

    ...筆者らが発見した高付着性の<i>Acinetobacter</i>属細菌Tol 5株の細胞と、接着を担う細胞表層のバクテリオナノファイバーについて、固体表面との相互作用や表面化学特性に焦点を当てた最新の解析結果を紹介し、微生物付着やバイオフィルム形成のメカニズムに迫る。...

    DOI

  • バイオフィルムの概要とその評価技術-材料表面工学的な視点からのアプローチ

    兼松 秀行 表面科学学術講演会要旨集 36 (0), 325-, 2016

    ...材料表面に形成されるぬめりは バイオフィルム である。 この細菌由来の不均一な薄膜状の物質は、 医療、食品加工、腐食、熱交換器、 海洋構造物、水回りの衛生環境 など、多くの工業的な問題を引き起こす。その対策を立て、材料開発を行うためには、適切な評価法が必要であるが、未だ検討が続けられている。本講演では、バイオフィルムの概要、その評価法確立への検討と動きを表面工学的な観点からご紹介する。...

    DOI

  • 自然海水中におけるSUS304の長期動的すきま腐食観察

    松橋 亮, 野瀬 清美, 松岡 和巳, 梶村 治彦, 伊藤 公夫 Zairyo‐to‐Kankyo 65 (4), 143-148, 2016

    ...<br>その結果,1)SUS304の自然電位は約600mV付近までバイオフィルム生成の影響で貴化し,浸漬後331.5hで電位の卑化が起こり,すきま部の縁下近傍にすきま腐食が自然生起した.2)その後,時間経過とともに徐々にすきま内部に二次元的(面積的)にすきま腐食は進展してゆくものの,深さ方向への進展はなく,すきま腐食発生後,約100h経過した時点で,特定部位が三次元的(体積的)進展に転じるという特異...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献4件

  • くらしの健康とバイオフィルム

    保坂 三継 表面科学 37 (10), 510-512, 2016

    ...その対策として,バイオフィルムが出来にくい素材の検討や適切な維持管理によるバイオフィルムとレジオネラの繁殖制御,そして効果的な消毒等が必要である。くらしの中に潜む健康リスクとしてのレジオネラ属菌が引き起こす感染を防止するため,身近な水回りのバイオフィルムの制御が求められる。</p>...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 第550回大阪歯科学会例会

    大阪歯科大学小児歯科学講座 歯科医学 79 (2), 77-77, 2016

    ...</p><p>本研究ではDY­18 株のバイオフィルム形成について更に詳細に検討し,その遺伝学的な背景を明らかにする ことを目的に,浮遊状態の細胞と,バイオフィルム形成状態の細胞の遺伝子発現をマイクロアレイ分析した.走査型電子顕微鏡観察の結果,DY­18 株の菌体表面には,バイオフィルム形成菌の特徴である菌体間の網目様構造物が存在していた。...

    DOI

  • 脊椎固定術後感染にバンコマイシンパウダーを創内散布した4例

    濱田 大志, 中村 英一郎, 山根 宏敏, 邑本 哲平, 竹内 慶法, 江副 賢生, 酒井 昭典 整形外科と災害外科 65 (3), 565-568, 2016

    ...脊椎固定手術後の感染は人工物の表面にバイオフィルムを形成するため治療に難渋することが多い.これまで,バンコマイシンパウダー創内散布が感染予防に効果が有ると報告されてきた.また最近になり術後感染の沈静化に効果があると報告されている.当院でも術後感染にバンコマイシンパウダーを創内散布し,感染が沈静化した4例を経験した.バンコマイシンパウダー創内散布は術後感染沈静化に有効で比較的安全な治療法であると考える...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 気道感染症Update

    河合 伸 日本気管食道科学会会報 67 (5), 325-330, 2016

    ...緑膿菌は,バイオフィルムの形成やquorum sensing機構などにより抗菌療法に抵抗性となり難治化する。また近年では,PRSPや市中型MRSAが増加しており気道感染症においても今後注目する必要がある。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 金属/微生物その場同時CSLM観察によるバイオフィルム生成過程と微生物腐食の可視化

    宮野 泰征 表面科学学術講演会要旨集 36 (0), 327-, 2016

    ...微生物腐食発生の機序において、金属組織の微視的特性が微生物付着,バイオフィルム形成を誘導する因子として注目されている。微生物付着挙動と金属組織の相互作用の詳細な解析が求められているが,特性が異なる両者の同時観察は極めて困難である。本報では、CLSMを利用した新規観察手法である共焦点反射顕微鏡法(COCRM)を、金属材料学的観点からの微生物腐食研究に導入した際の新たな可能性について報告する。...

    DOI

  • SICMによる常在菌バイオフィルム形態観察の試み

    平井 信充, 飯田 壮葵, 吉岡 正義, 江口 由祐, 岩田 太, 生貝 初, 兼松 秀行 表面科学学術講演会要旨集 36 (0), 144-, 2016

    ...バイオフィルムは、水存在下のあらゆる材料表面に存在し、様々な悪影響を引き起こす。そのため、バイオフィルム生成を抑制する材料の開発が望まれているが、材料との相互作用の影響を最も受ける生成超初期過程について、その観察手法は確立されていない。そこで、本発表では、走査型イオン伝導顕微鏡により、ガラス基板上に生成した常在菌バイオフィルムの形状観察を行った結果について、従来法による観察との比較も含め報告する。...

    DOI

  • オゾンナノバブル水を用いたインプラント埋入後の術後感染防止について

    杉澤 満, 須田 大介, 荒川 真一 バイオインテグレーション学会誌 6 (1), 57-62, 2016

    ...インプラント手術後の術後感染の防止のため,殺菌・洗浄効果の高いオゾンナノバブル水(Ozone nanobubble water 以下NBW3)を用いた局所洗浄法と含嗽に臨床応用をしている.本研究は,口腔内をNBW3 を用いて洗浄し,バイオフィルムの初期のコロナイザーであるStreptococcus mutans を殺菌する ことを想定した際の適切な洗浄時間を検討した.また,市販の洗口剤(グルコン酸クロル...

    DOI Web Site 医中誌

  • インプラント体表面粗さのバイオフィルム形成への影響について

    杉澤 満, 山本 酉子, 荒川 真一 バイオインテグレーション学会誌 5 (1), 85-92, 2016

    本研究は,インプラント体の表面性状の粗さの違いによる細菌の付着状態を確認し,インプラント体の素材によるバイ オフィルム形成および細菌付着量の違いを検討した.17.0mm× 10.0mm × 1.0mm のチタン板にSBA:サンドブラストおよび酸エッチング処理,MS:マシーンドサーフェス,RA1.5:スパッタリングHA 処理およびRA3.0:スパッタリングHA処理(RA1.5 …

    DOI

ページトップへ