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検索結果 57 件

  • 1 / 1

  • 凝結剤による製紙原料の電荷状態抑制と歩留りの関係

    但木 孝一 紙パ技協誌 77 (11), 977-978, 2023

    ...製紙工場で使用される各パルプ原料は,その種類によって電荷の状態が大きく異なっている。そのため電荷を調整するための前処理が必要なケースがあり,近年ではポリマー系凝結剤の適用が増えている。ここでは,カチオン性ポリマータイプの凝結剤適用による電荷状態の最適化と原料歩留りの関係についてカチオン要求量に焦点をあて報告する。...

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  • 両性アクリルアミド共重合体の高性能製紙用添加剤としての応用

    山戸 海里, 久米田 和寛 紙パ技協誌 77 (11), 981-983, 2023

    ...板紙抄造時の抄紙pHが7付近を示す抄紙系では,内添薬品の定着剤として使用されている硫酸バンドは失活しやすい。硫酸バンドの失活は紙力低下や濾水速度の低下,サイズ不良の原因となるが,硫酸バンドの効果不足を硫酸バンドの増添で補った場合,スケール発生や紙面欠点などのトラブルの原因となりやすい。...

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  • 薬品最適化による操業改善!

    廣常 誠二 紙パ技協誌 76 (4), 319-322, 2022

    ...また,臭気においてはデンプンが主な原因となる有機酸系悪臭や,硫酸バンドが主原因となる硫黄系悪臭があり,特に硫黄系悪臭は硫化水素が主体であり,引火性,腐食性,有毒性もあることから,臭気物質の減少を目的に,規模に応じて殺菌処方と消臭処方の両面で考える必要があるために,種々の対処方法を組み合わせて対応する必要がある。...

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  • 省電力(CO<sub>2</sub>削減)とメンテナンスコスト削減に貢献

    吉見 武将 紙パ技協誌 76 (6), 539-543, 2022

    ...HFDシステムは,市場の省エネ要求に対応するためにバンドー化学㈱が開発したシステムである。Vベルト駆動のエネルギー損失は,ベルトがプーリに巻き付く際に発生する曲げ応力が最も大きなウェイトを占めているが,この曲げ応力を最大限に低下させることができるのが,厚みを薄くできる平ベルトである。...

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  • 『キャタライザー型脱墨剤』の開発及びその技術の応用展開

    田中 多加志, 豊原 治彦 紙パ技協誌 74 (1), 26-33, 2020

    ...これまでのピッチコントロール剤では,樹脂を可溶化,乳化,分散したとしても,pHの変化やせん断力,硫酸バンドなどの定着剤の添加といった外的要因により,乳化,分散破壊が生じ,凝集し,巨大化し,ピッチとなる。...

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  • パルプ工場における悪臭対策のための効率的ケミカルアプローチ

    石川 雄健 紙パ技協誌 74 (2), 146-151, 2020

    ...</p><p>パルプ製紙工場で発生する臭気は閾値が非常に低く,僅かな量でも不快に感じやすい傾向がある。クラフトパルプ製造時には反応により硫黄系の悪臭が発生するが,その他の工程では微生物による嫌気呼吸によって悪臭が発生する。その中でもデンプンが原因となる有機酸系悪臭,硫酸バンドが原因となる硫黄系悪臭がある。...

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  • 高効率平ベルトについて

    吉見 武将 紙パ技協誌 74 (7), 684-688, 2020

    <p>生産工場や商業施設などで稼動する空調設備などの動力伝達システムとして新開発した製品が,平ベルト駆動システム(当社製品名:Hyper Flat Drive System(HFDシステム))であり,従来Vベルト比平均6%の節電効果と約2.5倍の長寿命化を実現させた。平成25年度省エネ大賞受賞時にはモータ適用容量は2.2~22kWまでであり,適用機器も送風機,空調機であったが,市場のニーズに応え…

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  • 新規サイズ剤「サイズパインCA-956」について

    久本 謙 紙パ技協誌 74 (9), 894-898, 2020

    ...</p><p>サイズパインCA-956は長鎖アルキル基を疎水基とし,特殊な極性基をもつ新素材からなり,サイズ発現するためにはロジンサイズ剤と同様に硫酸バンドを必須とする。しかしながら,その配位システムは異なり,原料古紙由来のAlumだけでもその優位差が確認されると共に,Alumの添加量が少ない場合でも十分なサイズ性を発現する事を確認した。...

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  • 板紙抄紙系における硫酸バンド削減下のサイジングシステム

    横田 健一郎, 河村 宅哉, 山城 卓也, 田中 貴大 紙パ技協誌 73 (11), 1092-1097, 2019

    ...その一方で,過剰な硫酸バンドの添加は,石膏スケールの発生や電気伝導度の上昇による内添薬品の効果低下といった弊害に繋がる。現在の板紙抄紙系では,硫酸バンドの削減による薬品処方の適正化が必要となっているものの,ロジン系サイズ剤の適用にあたっては硫酸バンド削減によって生じるサイズ性低下への対応が求められる。...

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  • 内添サイズ剤とその技術動向

    宮本 和也 紙パ技協誌 73 (9), 854-860, 2019

    ...ASAサイズ剤は容易に加水分解し,加水分解物が汚れの原因となるため,加水分解を抑制しつつ効率的にパルプ繊維に定着させることが重要となる。</p><p>近年は省資源化,コスト削減のために古紙利用率の増大や抄紙用水のクローズド化などにより製紙用薬品のパルプ繊維への定着や機能発現が阻害されやすい状況となっている。...

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  • 次世代の表面サイズ剤

    梅内 士郎 紙パ技協誌 71 (4), 388-393, 2017

    ...<p>近年,中性紙化に伴う紙中硫酸バンド量の減少は,広く使用されているアニオン性表面サイズ剤のサイズ効果の低下を招くばかりか,内添で使用されるロジンサイズ剤のサイズ効果も発揮し難くなり,トータルのサイズ剤使用量の増加を引き起こしている。...

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  • 新規表面サイズ剤の開発

    安藤 祐美 紙パ技協誌 71 (5), 491-495, 2017

    ...</p><p>Bは硫酸バンド等由来のカチオン成分が紙中に多く存在している場合に,高サイズ度を発現する結果が得られた。</p><p>Cはゲートロールコーターのように低吸液量の系でも良好なサイズ効果を発現する特徴が見られた。</p><p>本報では,新規表面サイズ剤A,B,Cの開発の詳細について報告する。</p>...

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  • ロジン系サイズ剤とその技術動向(Ⅱ)

    河村 宅哉, 糸瀬 龍次, 増田 和香子, 横田 健一郎 紙パ技協誌 70 (2), 128-133, 2016

    ...北米では,米国食品医薬品局(FDA,Food & Drug Administration)の認証品を要求されることが一般的であり,日本でも日本製紙連合会が中心となり,パルプ及び抄紙工程で使用する化学物質の管理体制の整備を進めている。...

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  • ハイパーフラットドライブ®システムの開発と応用

    中嶋 栄二郎 紙パ技協誌 70 (6), 584-588, 2016

    <p>ハイパーフラットドライブシステム(略称:HFD)とは,生産工場や商業施設などで稼動する空調機,送風機等の動力伝動として使用されているVベルトからの置換用製品として開発した省エネ伝動システムである。<br>伝動ベルトのエネルギー損失は曲げ応力による損失が最も大きな要因であり,これを最小に抑えるためには,伝動ベルトの厚みを薄くすることが有効である。最少厚みを実現できるのは平ベルトであるが,平ベ…

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  • PAM系乾燥紙力剤の最新技術動向

    信国 茂樹, 茨木 英夫, 吉谷 孝治 紙パ技協誌 70 (5), 493-497, 2016

    ...<br>PAMのパルプ繊維への定着向上手法としては高分子量化やイオン性基の導入量を増やすことが挙げられるが,高分子量化に伴う製品粘度上昇による使用性(ハンドリング)の悪化や,イオン性基の導入量増加に伴う紙力発現部位の減少による紙力向上効果の低下といった欠点があった。...

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  • 板紙の中性抄紙化における液状AKDの適応

    マーク カオ, ステファン メナード, 波多野 正信 紙パ技協誌 70 (2), 122-127, 2016

    ...そのために硫酸バンドを再使用しなくてはならなくなり,硫酸バンドのリスクを完全に排除することができなくなる。<br>異物とスリップ性を改良した新しい技術として製紙工場の現場でエマルジョン化する液状AKDの利用があり,スリップ問題を低減し,粘着性異物を無くし,異物も少なくするが加水分解した時点でまだ液状だからである。...

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  • 紙パ排水処理プロセスにおける臭気の発生傾向と薬剤による対策

    林 賢治 紙パ技協誌 68 (12), 1384-1388, 2014

    ...<BR>DIP系排水の流入する前沈槽や,マシン系排水の流入する凝沈槽内では,澱粉系のバインダー等から分解生成された有機酸と硫酸バンド等の薬品に由来する硫酸イオンが供給され,かつ嫌気的に滞留するため,容易に硫酸還元が進行する条件が整っているが,上澄み部分よりも沈澱汚泥内部で反応が進行しやすく,槽内に汚泥を溜めこんだ状態になると,より強い硫化水素臭が発生する。...

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  • 騒音・低周波音の評価方法と対応

    青木 雅彦 紙パ技協誌 67 (12), 1382-1386, 2013

    ...<BR>工場から発生する騒音は一般に用途地域,時間帯で規制値が決められているが,低周波音には規制値がなく,代わりに環境省から“心身に係る苦情に関する参照値”と“物的苦情に関する参照値”が1/3オクターブバンドの周波数毎に示されている。騒音の測定点は一般に敷地境界であるが,低周波音の測定点は必ずしも敷地境界ではない。...

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  • ロジンに替わる新規板紙用内添サイズ剤の提案

    保郡 淳一 紙パ技協誌 67 (2), 158-161, 2013

    ...新規板紙用サイズ剤がサイズ発現するためには,ロジンサイズ剤と同様に硫酸バンドを必須とする。しかしながら,その配位システムは異なり,原料古紙由来のAlumだけでもその優位差が確認されると共に,Alumの添加量が少ない場合でも十分なサイズ性を発現する事を確認した。さらに,抄紙pHの上昇に伴うサイズ効果の劣化幅が小さく,抄紙環境の変動に幅広く適応可能な素材であると期待している。...

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  • 板紙生産におけるコスト低減への提案

    境 健自, 村田 奈穂, 坂本 英俊, 中村 智法 紙パ技協誌 67 (10), 1112-1117, 2013

    ...本報告では,板紙のコスト低減の取り組みについて,主にウェットエンド薬品の観点から,特に,(1)汚れ・断紙の防止,(2)サイズ剤の定着,(3)硫酸バンド(Alum)の低減対策,(4)紙力剤・濾水・歩留剤の効率的使用について報告する。<BR>汚れや断紙の原因の主なものに古紙等由来のピッチがある。...

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  • 新規PAM系内添紙力剤

    鈴木 洋, 茨木 英夫 紙パ技協誌 66 (5), 477-480, 2012

    ...さらに,新規定着成分を導入することにより,特にPAMの定着に寄与する硫酸バンドを使用しない条件において,PAMの定着,紙力を従来PAMよりも向上させることが可能となった。<BR>本報告において,この新規PAM系内添紙力剤について紹介する。...

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  • ロジン系サイズ剤とその技術動向

    糸瀬 龍次, 酒井 一成, 内田 貞幸 紙パ技協誌 66 (11), 1215-1220, 2012

    ...<BR>ロジンを原料とするロジン系サイズ剤と硫酸バンドとを組み合わせたサイジングシステムは,酸性から弱酸性領域での抄紙条件において効率良く紙へサイズ性を付与することができ,日本では最も普及している。...

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  • 凝集沈殿の基本と実際

    牛山 保 紙パ技協誌 66 (12), 1333-1339, 2012

    ...<BR>無機凝集剤はポリ塩化アルミニウム(PAC)や液体硫酸バンドバンド)のようなアルミニウム系と塩化第二鉄やポリ硫酸第二鉄のような鉄系が用いられる。これらの使い分けで大切なのは,無機凝集剤には効果を発揮するために有効なpH領域があり,それぞれの金属水酸化物が形成されるpHが有効領域となる。その他に重要になるのは凝集攪拌条件と添加順序である。...

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  • イエシロアリからの水素生成量に及ぼすパルプ中のリグニンの影響

    金子 令治, 中川 明子, 土居 修一 木材学会誌 57 (2), 72-80, 2011

    ...実験室で調製したカッパー価35のパルプ(N35)摂食時の水素生成量は,カッパー価13のパルプ(N13)及びアカマツ辺材摂食時より有意に大きかった。N35を摂食させたシロアリ腸内のPCR-DGGEによるバンドパターンはN13やアカマツの場合と異なっており,リグニン含量の異なる被摂食試料が腸内フローラを変化させシロアリの水素生成量に影響を与えたことが明らかになった。...

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  • 省資源化に向けた板紙抄紙

    稲岡 和茂 紙パ技協誌 65 (11), 1115-1118, 2011

    Resource-saving which means basis weight reduction of paperboard is rapidly advanced. This trend makes internal additives less effective. Therefore, we tried to examine the technology based upon …

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  • 新漂白剤「モノ過硫酸」のオンサイト製造およびパルプ漂白への応用

    腰塚 哲夫 紙パ技協誌 65 (9), 912-918, 2011

    ...特に,酸性抄紙,パルプ中のヘキセンウロン酸,硫酸バンドの3者が揃うと褪色性がより悪化する事が分かった。我々はヘキセンウロン酸を効率的に除去できる薬剤について検討した結果,モノ過硫酸が効率的に除去できることを見いだした。...

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  • スキット包装機と仕上げ設備について

    渡部 英之 紙パ技協誌 62 (2), 121-127, 2008

    ...スキット包装機を導入することにより包装のタイト性が良くなるためバンド掛工程を省いて国内流通させる製紙メーカーもある。スキット包装ラインを帽子包装,反転装置,胴巻包装装置といった形で,工程別で役割分担させる装置にすることにより,工場のレイアウトや仕様に合わせやすく包装能力も向上することができた。また製紙メーカーの省人化計画や設備予算に合わせ安く設備できる特長もある。...

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  • ミクロな相分離構造を形成する表面処方

    梅内 士郎, 浜谷 英二, 茨木 英夫, 河野 宏治 紙パ技協誌 62 (8), 961-967, 2008

    Recently, neutral papermaking and increase in the usage of recycled pulp containing calcium carbonates have been proceeding in Japan. Accordingly, dosages of alum are decreased and its activities as …

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  • 新規ASAサイズ剤の開発とそのシステム化

    常川 謙二, 春日 一孝, 但木 孝一, 沼本 啓良 紙パ技協誌 61 (2), 163-167, 2007

    In recent year, low priced wet-end chemicals tend to be used in paper industry because of reducing costs and the productibity. Also the conditions of runnability are getting worse by increasing the …

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  • 最新技術の仕上げ設備について

    青木 紀男 紙パ技協誌 61 (11), 1300-1307, 2007

    ...平判スキッド自動包装機は,リサイクルが容易に出来るポリエチレンフイルムを使用し,またシュリンク後の包装強度が非常に高く,従来使用の木製天板及びバンド等が不要になり大幅な包装資材コスト低減が可能となった。工学式シートカウンター,レーザーマーキングシステムは,パレットに積まれた洋紙又は板紙の正確な枚数を自動で測定する装置である。...

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  • 磁気分離による製紙工場の廃水処理―再使用可能な水の製造―

    福西 興至, 井田 寛, 柿原 義行 紙パ技協誌 60 (6), 904-910, 2006

    ...2,000トン/日プラントは担磁槽,沈澱槽,磁気分離槽の主要な槽からなり,担磁槽では懸濁物質,水溶解性物質の汚濁物質をマグネタイト微粒子,凝集剤として硫酸バンドを用いて担磁する。このようにして担磁した磁性フロックは沈澱槽において急速に沈降する。沈降し得なかった磁性フロックは磁気分離槽で磁性フィルターによって捕捉,分離される。このようにして処理された水はリサイクル水として再使用可能。...

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  • 抄紙条件に対応したサイズ剤設計

    中川 弘 紙パ技協誌 60 (4), 530-536, 2006

    ...抄紙マシンの高速化に伴う乾燥温度低下や抄紙pH上昇による硫酸バンドの低活性化がサイズ効果発現不良の原因であり,それらに対応した樹脂組成と乳化剤設計を行う事で安定したサイズ効果を得られる事が判った。一方,表面サイズ剤は親水基と疎水基を最適化した素材と特殊乳化剤を用いる事で,サイズ効果や発泡性に優れた新規エマルジョンタイプを開発する事が可能となった。...

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  • 板紙抄造系における硫酸バンドを削減したトータルウェットエンドシステム

    瀬崎 崇生, 吉本 康秀 紙パ技協誌 60 (8), 1143-1151, 2006

    ...そのため,抄造系のpHが上昇し,それを抑えるために過剰な硫酸や硫酸バンドを使用している現状がある。また,石膏スケール問題が頻繁に発生したり,電気伝導度が上昇し内添薬品の効果が低下したりするなどの弊害が生じている。<BR>このような状況の下,板紙において硫酸バンドを削減しながら,いかに有効に使用するかを模索することが今後重要となる。...

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  • 中性抄紙におけるウエットエンド薬品システム

    岡田 憲幸 紙パ技協誌 60 (4), 523-529, 2006

    ...pHの上昇は,サイズ性や歩留りの低下,白水の泡やピッチの増加といった悪影響を伴い,従来硫酸バンドに頼っていたウエットエンド薬品をみなおし,中性抄造条件に最適化した薬品システムに再設計する必要がある。...

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  • 微粒子型アニオンポリマーにおける歩留り向上システム

    境 健自, 平田 和之 紙パ技協誌 59 (9), 1311-1320, 2005

    ...近年, マシンの高速化, 硫酸バンドの減少, 古紙比率の増加等の理由により, 濾水性歩留り向上剤の重要性はますます増大している。当社は, カチオン性ディスパージョンポリマー (DRシリーズ) とアニオン性ディスパージョンポリマー (FAシリーズ) を組み合わせて用いるツインズシステムを開発し, 多くの製紙工場でこの分野に実績を上げてきている。...

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  • ウエットエンドの最適化による抄紙マシンの操業性向上  その2

    谷口 昌, 但木 孝一, 山路 宗利, 黒瀬 茂, 常川 謙二 紙パ技協誌 58 (8), 1066-1076, 2004

    ...また,中性抄紙化への転換と過剰添加によるスケール問題などから,これまで酸性抄紙で大量に使用されてきた硫酸バンドは,使用量が減少してきているのを始めとし,使用薬剤の大幅な見直しが行われている。また,操業性向上と品質は相反する性質であり,一方の物性が良くなれば他方の物性が悪くなることが多く,単純な薬剤効果のみでは要求課題の解決が困難になってきている。...

    DOI 参考文献3件

  • 抄紙マシンのクローズド化とウエットエンドコンディション

    黒瀬 茂, 但木 孝一, 山路 宗利 紙パ技協誌 58 (2), 165-176, 2004

    ...<BR>抄紙条件の中性化,古紙回収と利用率の上昇,DIPやコートブロークの配合量増加は,微生物によるスライムトラブルの増加や,硫酸バンドの効果低下によるピッチ,アニオントラッシュ等の夾雑物の系内蓄積を増長し,歩留り,濾水性等のウエットエンド物性や紙力,サイズ度等の紙質低下を引き起こし,抄紙マシンに汚れトラブルを生じさせる。...

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  • アニオントラッシュ処理とろ水・歩留向上-生産性向上システム-

    駿河 圭二, 陳 嘉義, 三枝 隆 紙パ技協誌 58 (2), 159-164, 2004

    ...近年,古紙の利用率向上,ブロークパルプの配合率向上,系のクローズド化などが進み,ピッチの原因になる物質,カチオン性の内添剤(歩留剤など)の働きを阻害する物質,いわゆる,アニオントラッシュが増えてきている。さらに,中性抄紙化にともなうバンド添加量減によって,アニオントラッシュの定着不良が起こり,アニオントラッシュによる欠点発生,ろ水・歩留の低下が,生産性を大きく阻害している。...

    DOI 被引用文献2件

  • ウエットエンドの最適化による抄紙マシンの操業性向上

    但木 孝一, 山路 宗利, 朝田 知子, 常川 謙二 紙パ技協誌 57 (9), 1267-1276,033, 2003

    Under world-wide increasing concerns for environmental issues and as an influence of the trend toward neutrality of papermaking conditions, difficulties are being added tothe paper stock situations …

    DOI 被引用文献4件

  • 抄紙工程におけるアニオントラッシュ対策

    陳 嘉義 紙パ技協誌 57 (9), 1283-1292,034, 2003

    Anionic trashes (AT) are released into the water phase from contaminated reused water, recycled fibre, or broke, and form deposits at papermaking process including the wet-end, press section, …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • 高萩工場の排水処理強化設備の操業経験

    小峰 隆次 紙パ技協誌 52 (1), 117-122,019, 1998

    Build-up of dissolved and suspended solids during increase in paper production can cause serious effluent treating problems which may result in a higher level of BOD of discharge from external …

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  • コンデベルト乾燥法 開発の現状

    レヒティネン ユッカ 紙パ技協誌 49 (6), 931-942, 1995

    Condebelt drying process has been studied since 1975. It has progressed to the point where installation of a production machine is possible. There are three basic configurations of Condebelt drying …

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  • 海外技術ニュース

    Porwal Shalendra K., Springer Allan, Proctor Austin 紙パ技協誌 34 (10), 67-69, 1980

    ...<BR>バンドの濃度, pH, 温度等の変化が沈殿スケールの生成にどう影響するか調査したが, バンドの濃度が最も関係することが判明した。研究の結果, 作業上の留意点として以下の3点をお勧めする。...

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  • 製菓原料としての甘藷の利用

    桜井 純一, 大司 トシ子, 大竹 美枝子 農産加工技術研究會誌 6 (5), 235-238, 1959

    ...<BR>(1) 焙焼藷粉の製法は甘藷を洗滌後,200℃にて焙焼,剥皮後磨砕して得たパルプを鉄板上にのばして乾燥した。米国では甘藷を十分煮熟したものをチヨッパーにかけパルプ状とし,これを帯状または紐状にバンドオーヴンのエンドレスベルト上に押出し焙焼しているが,小規模には石焼藷を乾燥する方式でも実施できる。<BR>(2) 上記の乾燥は藷の品種により難易あり,粉質の藷は粘質のものに比し乾燥し易い。...

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