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検索結果 1,279 件

  • 全国がん診療連携拠点病院におけるがん患者の骨粗鬆症診療の実態調査

    石井 瞬, 福島 卓矢, 神津 玲, 宮田 倫明, 中野 治郎 Palliative Care Research 19 (1), 59-66, 2024

    ...【結果】婦人科,血液内科,乳腺外科,泌尿器科における,がん患者に対する骨密度測定や骨粗鬆症治療薬処方は実施率が高かった.その実施の選定基準としては,年齢,ホルモン療法,ステロイドの使用が多く挙げられた.【結論】診療科によって,がん患者に対する骨粗鬆症診療の実施や,実施の選定基準に違いが認められたため,骨粗鬆症に対する評価や治療の啓蒙が今後の課題であると考える.</p>...

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  • 肺転移巣で診断に至った後腹膜平滑筋肉腫の1例

    吉野 流世, 吉田 奈七, 上小倉 佑機, 湯澤 明夏, 谷野 美智枝, 北田 正博 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (6), 527-532, 2023-09-15

    ...<p>症例は52歳,女性.42歳時に左乳癌に対し,術前薬物療法後に乳房温存手術を施行しypT1aN0M0(ypStageIA)であった.術後補助療法としてホルモン療法+抗HER2療法を施行後,経過観察中であった.10年目検査のCTで右肺上葉に10 mm大の小結節が出現し乳癌転移と考え,確定診断のため胸腔鏡補助下に肺部分切除を施行し平滑筋肉腫の診断であった.その後のPET検査で右後腹膜,骨盤上部にSUV...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • PSA(Prostate specific antigen)免疫染色陰性肺・胸膜転移の原発が前立腺癌と診断された多重癌の 1 剖検例

    島田 尚登, 望月 太一, 福崎 篤, 岩本 俊彦, 土橋 洋, 梅田 啓 日本病院総合診療医学会雑誌 19 (4), 252-257, 2023-07-31

    ...胃癌(低分化腺癌)部分切除後で進行性前立腺癌のホルモン療法中の 68 歳,多重癌の男性。 胸部Cで右上葉末梢に孤立性陰影を認め, PET-CTで18F-FDG集積陽性を認めた。右胸水中の細胞診は陰性,しかし,CEA高値から多重癌からの転移,原発性肺癌が疑われた。積極的な治療は希望されず,一年後に呼吸不全で死亡した。...

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  • 国外におけるがん治療に関連した認知機能障害がある患者への介入研究に関する文献レビュー

    山内, 洋子, 井上, 満代, 鈴木, 志津枝 The Journal of Nursing Investigation 20 (2), 1-9, 2023-03-31

    ...【結果】国外文献におけるがん治療に関連した認知機能障害がある患者に対する介入方法は,認知行動療法が4件,補完代替療法が4件であった.介入の対象者はすべてがStageI~III期までの乳がん患者であり,年齢は18~75歳で代替補助療法が終了している,もしくはホルモン療法を継続している状況であった.認知行動療法は,コンピューターを用いた脳トレーニングと集団教育を組み合わせたものや代償的認知トレーニングの...

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  • 若年性乳がん患者が求めるセクシュアリティに関する情報と支援

    西尾 聡子, 作田 裕美 日本がん看護学会誌 37 (0), n/a-, 2023-01-18

    ...</p><p><b>【結果】</b>診断後から治療期間における若年性乳がん患者のセクシュアリティに関する情報と支援ニーズは,告知の時期,治療開始までの時期,周手術の時期,化学療法の時期,ホルモン療法の時期,放射線治療の時期,治療終了時,すべての時期に認められた情報と支援のニーズの8つの時期に分類され,135のコードから40のサブカテゴリ―,19のカテゴリーで構成された....

    DOI 医中誌

  • 75歳以上の原発性乳癌に対する局所麻酔下手術

    松崎 弘志, 坂田 治人, 青柳 智義, 南村 真紀 日本臨床外科学会雑誌 84 (2), 231-237, 2023

    ...照射もホルモン療法も行えていない症例であり,遠隔再発および原病死はなかった.同時期の75歳以上の全身麻酔下手術例390例と比較すると,全生存率は不良であったが,乳癌特異的生存率には差はなかった.局所麻酔下手術は,今後増える高齢者乳癌に対する重要な治療オプションであると考えられた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 術前化学療法を行った乳房悪性腺筋上皮腫の2例

    橋詰 淳司, 角舎 学行, 恵美 純子, 有廣 光司, 岡田 守人 日本臨床外科学会雑誌 84 (5), 700-706, 2023

    ...悪性腺筋上皮腫としての存在が知られている.われわれは術前化学療法を施行した乳腺悪性腺筋上皮腫の2例を経験したので,文献的考察を含めて報告する.症例1は32歳,女性.左乳房に5cmを超える腫瘤を主訴に来院.針生検で浸潤性乳管癌を認め,T3N1M0 Stage IIIAの診断にて術前化学療法を施行.乳房切除術と腋窩リンパ節郭清を施行した.術後の病理組織検査で悪性腺筋上皮腫の報告を得た.術後放射線療法とホルモン...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 診療データベースを用いた去勢抵抗性前立腺癌患者の予後予測

    髙橋 慶多, 岩井 俊樹, 勝俣 京子, 杉谷 康雄 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 4Xin119-4Xin119, 2023

    ...前立腺癌にはホルモン療法が標準的に用いられるが,癌細胞が治療抵抗性を示した場合に去勢抵抗性前立腺癌(以降「CRPC」)に移行するケースがある。CRPCの多くはCRPCはしばしば転移性疾患(mCRPC)に進行しその予後は悪い。このため,本疾患に関する予後を予測することの医療上の意義が高い。 本研究の目的は,CRPCの予後予測モデルを検討することである。...

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  • 乳がんの最新薬物療法と腫瘍循環器

    下村 昭彦 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S33-1-, 2023

    ...これまでの乳がんの薬物療法は主にホルモン療法、化学療法、抗HER2両方であったが、現在は様々な機序の薬剤が使用可能である。他がん種で先行して開発が進んでいた免疫チェックポイント阻害剤も、2019年、2021年には免疫チェックぽいと阻害剤併用化学療法がトリプルネガティブ乳がんの初回治療として承認された。...

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  • 術中に悪性腫瘍が疑われ腹腔鏡補助下S状結腸切除術を施行した腸管子宮内膜症の1例

    塩入 幹汰, 國末 浩範, 久保 孝文, 松村 年久 日本大腸肛門病学会雑誌 76 (8), 533-537, 2023

    ...S状結腸に腫瘤を認め,生検ではGroup1であった.精査加療目的に当院へ紹介となった.生検および画像検査では確定診断に至らず,診断的治療目的に手術を行った.腫瘤は左卵巣動静脈および左外側大腿皮神経と癒着しており,悪性腫瘍による浸潤の可能性も考慮して,それらを合併切除し腹腔鏡補助下S状結腸切除術(D2郭清)を施行した.病理組織診断は腸管子宮内膜症で,悪性所見は認めなかった.術後は外来にて,再発予防のホルモン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 術前に原発巣の特定が困難であった乳癌孤立性副腎転移の1例

    山門 玲菜, 高橋 直樹, 鈴木 秀郎, 小西 尚巳, 町支 秀樹 日本臨床外科学会雑誌 84 (3), 393-397, 2023

    ...<p>症例は73歳,女性.70歳時に皮膚への浸潤を伴う右乳癌,右腋窩リンパ節転移,右肺転移の疑いで化学療法を施行.乳房腫瘤は縮小するも出血が持続し,右乳房全切除術と右腋窩郭清術を行った.浸潤性乳管癌,pT4bN2aM0,Stage IIIB,ER(+),PgR(+),HER2(-)の診断で,術後はホルモン療法を行った.乳癌の肺転移が疑われた肺腫瘤は術後精査で肺扁平上皮癌,cT2aN3M1c,Stage...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • がんと循環器疾患

    野田 哲史, 塩山 渉 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-S14-2-, 2023

    ...しかし、アントラサイクリン系抗がん薬や一部の分子標的抗がん薬、ホルモン療法薬は、循環器疾患を合併した患者に投与することで、心血管毒性のリスクが増大することが臨床上の問題となっている。また最近では、免疫チェックポイント阻害薬が広範に使用されるようになったが、稀ではあるが致死率の高い心筋炎の発症が報告されており、心筋炎に対する適切な対応策の整備が急務である。...

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  • Poland症候群の低形成乳房に発生した乳癌の1例

    髙尾 由佳, 大城戸 政行, 島崎 亜希子, 米田 玲子 日本臨床外科学会雑誌 84 (9), 1391-1396, 2023

    ...した.術後はホルモン療法・分子標的療法,放射線療法を行い,術後3年8カ月現在,無再発生存中である.Poland症候群患者の患側乳癌に対する手術の際は,疾患特有の解剖学的な特徴のため血管や神経の誤認を招きやすく細心の注意が必要である....

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 国外におけるがん治療に関連した認知機能障害がある患者への介入研究に関する文献レビュー

    山内 洋子, 井上 満代, 鈴木 志津枝 The Journal of Nursing Investigation 20 (2), 1-, 2023

    ...【結果】国外文献におけるがん治療に関連した認知機能障害がある患者に対する介入方法は,認知行動療法が4件,補完代替療法が4件であった.介入の対象者はすべてがStage Ⅰ~Ⅲ期までの乳がん患者であり,年齢は18~75歳で代替補助療法が終了している,もしくはホルモン療法を継続している状況であった.認知行動療法は,コンピューターを用いた脳トレーニングと集団教育を組み合わせたものや代償的認知トレーニングの介入...

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  • アロマターゼ阻害薬投与下の局在不明副甲状腺腺腫の1例

    和久 利彦 日本臨床外科学会雑誌 84 (4), 517-522, 2023

    ...であった.超音波検査・造影CTでは甲状腺右葉腫瘤が副甲状腺腫である所見に乏しかったが,MIBIシンチグラフィで甲状腺右葉内腫瘤のみに集積していた.右葉内副甲状腺腫や微小副甲状腺腫の可能性を考慮して,両側頸部検索後右葉切除,右上副甲状腺摘出,径0.8cm厚さ1-2mmの左下副甲状腺腫摘出を行った.左下副甲状腺は副甲状腺腺腫,右上と右葉表面付着の右下副甲状腺は正常で甲状腺内腫瘤は濾胞腺腫であった.乳癌ホルモン...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • がん薬物療法による静脈血栓塞栓症(VTE)のマネジメント

    向井 幹夫 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S33-4-, 2023

    ...その一方で、がん診療の現場では血管新生阻害薬や免疫チェックポイント阻害薬、ホルモン療法など新しいがん治療における新たな機序による血栓症が出現しており腫瘍循環器医は新たな対応が迫られている。学術的な面では腫瘍循環器的見地からがん・血栓・動脈硬化領域におけるトランスレーショナルアプローチが進められている。...

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  • 左側発症した月経随伴性気胸において肺瘻部位とその病理学的証明ができた1例

    金野 智明, 二川 俊郎, 鈴木 健司 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (7), 760-765, 2022-11-15

    ...の通院加療で改善せず,入院で胸腔ドレナージを施行したが,肺瘻が持続するため胸腔鏡手術の方針とした.胸腔内所見は術前CTで確認された左S5の単発ブラ病変からの肺瘻が確認され,それ以外は横隔膜も含めて異常所見は認めず,ブラのみを部分切除した.病理では検体中央部の臓側胸膜肥厚部に短紡錘形~類円形小型細胞を認め,各種免疫染色(CD10,ER,PgR)がそれぞれ陽性所見を示し月経随伴性気胸と診断した.術後にホルモン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 肺炎様の多発浸潤影を呈した前立腺癌肺転移の1例

    村上 涼, 山川 英晃, 安達 章子, 西沢 知剛, 赤坂 圭一, 天野 雅子, 松島 秀和 気管支学 44 (4), 290-294, 2022-07-25

    ...</b>78歳男性.持続する咳嗽と,胸部X線写真で肺野に異常陰影を指摘され,当院を受診した.胸腹部骨盤部CT検査で両側肺野に多発する浸潤影と,肺門・縦隔リンパ節腫大,前立腺腫大,腹部大動脈周囲のリンパ節腫大に加え,多発する骨硬化性病変を認め,前立腺生検の結果,前立腺癌と診断された.肺病変は経気管支肺生検を施行し,前立腺癌の肺転移と診断した.前立腺癌に対するホルモン療法を行い,肺病変を含め腫瘍の縮小を...

    DOI 医中誌

  • 完全切除不能な低異型度子宮内膜間質肉腫の残存病変に対してアロマターゼ阻害薬が著効した1例

    岩崎 一憲, 伊藤 敏谷, 松家 まどか, 安立 匡志, 柴田 俊章, 村上 浩雄, 安部 正和 日本婦人科腫瘍学会雑誌 40 (3), 188-194, 2022-07-25

    ...<p>LGESS(low-grade endometrial stromal sarcoma)は子宮体部悪性腫瘍の0.2%に発生する非常に稀な疾患である.進行・再発症例に対して殺細胞性抗がん剤は効果が乏しく,高用量メドロキシプロゲステロンやアロマターゼ阻害薬といったホルモン療法が推奨されている.症例は45歳,2妊2産.左下腹部痛を主訴に近医婦人科を受診,Douglas窩腫瘤を指摘された.審査腹腔鏡で...

    DOI Web Site 医中誌

  • 両肺にびまん性多発粒状影を示した良性転移性平滑筋腫の1例

    川岸 耕太朗, 竹内 幸康, 河中 聡之, 小来田 佑哉, 香川 優子, 奥村 明之進 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (4), 414-417, 2022-05-15

    ...脳梗塞,子宮筋腫,高血圧,II型糖尿病.脳梗塞の精査のCTで両肺にびまん性多発結節を認め,肉芽腫性病変を疑われ当院内科を紹介受診された.結核・非結核性抗酸菌症は否定され外科的生検目的に当科紹介となった.胸腔鏡下右上葉部分切除を施行した.病理組織像で短紡錘形の細胞増殖が認め,Estorogen・Progesteron receptorが陽性であり,良性転移性平滑筋腫の診断となった.閉経直前であることからホルモン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • III.続発性骨粗鬆症の診断と治療

    今西 康雄 日本内科学会雑誌 111 (4), 739-746, 2022-04-10

    ...<p>続発性骨粗鬆症は,内分泌疾患はじめ,多くの疾患・身体的状況において発症し得る.また,ステロイド治療やホルモン療法に随伴して発生する医原性の骨粗鬆症も存在する.これらを十分に鑑別し骨粗鬆症治療につなげることが,日常臨床において期待されている.</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 乳癌の眼部転移の 1 例

    岡﨑 布佐子, 池田 雅彦 西日本皮膚科 84 (1), 53-55, 2022-02-01

    ...術後,化学療法とホルモン療法を施行していたが,胸膜および軟部組織に再発し,水腎症,閉塞性黄疸を併発した。初診の 1 カ月前に左眼瞼下垂が出現し,左眼瞼の紅斑を主訴に紹介された。左上眼瞼に浸潤を触れる暗紅色斑を認めた。眼瞼からの生検にて E カドヘリン陰性,34βE12 陽性の腫瘍細胞を認め,原発巣と一致したため浸潤性小葉癌の転移と診断した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 性別適合手術前後における心理的変容 -ロールシャッハ法を通しての検討-

    ツチヤ, マチ 瀬木学園紀要 (20) 23-32, 2022

    ...生物学的性別と性別意識や性別役割が一致しない状態は,従来「性同一性障害」と言われていたが,現在,国際的には「性別違和(Gender Dysphoria)」,「性別不合(Gender Incongruence)」という用語が使用されている.治療の一つとしてホルモン療法や性別適合手術(SRS)といった身体的治療が実施される場合があるが,本研究の目的は,SRSが性別違和の心理的適応にどのような影響を及ぼすかについて...

    機関リポジトリ

  • 小腸出血に対する診断・治療の最前線と残された課題

    矢野 智則 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 6 (0), 61-61, 2022

    ...背景疾患に対する治療も困難な場合には、ホルモン療法、ソマトスタチンアナログ、サリドマイド、抗血管新生療法が選択される場合がある。</p><p> このように小腸出血の診断・治療は進歩してきたが、検査タイミング、同時多発、異時多発、背景疾患の問題から、診断・治療が困難なことも珍しくなく、数多くの課題が残されている。</p>...

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  • 去勢抵抗性前立腺癌を伴った原発性副甲状腺機能亢進症の1例

    和久 利彦 日本臨床外科学会雑誌 83 (1), 19-23, 2022

    ...<p>右股関節痛で当院を受診.画像検査で恥骨骨転移・リンパ節転移を伴った進行性前立腺癌が疑われ,Ca 10.8mg/dl,PSA 219ng/mlであった.複合アンドロゲン遮断療法のための去勢術と前立腺生検を同時に行い,生検の結果,前立腺癌と診断した.ホルモン療法開始後2年4カ月でPSA上昇と恥骨骨転移のわずかな増大を認め,去勢抵抗性前立腺癌と判断した.高Ca血症が継続したため,ホルモン療法開始後2...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 当院において卵巣漿液粘液性腫瘍と診断された12例の臨床病理学的検討

    太田 早希, 寄木 香織, 志村 光揮, 垂水 洋輔, 片岡 恒, 古株 哲也, 森 泰輔, 北脇 城 産婦人科の進歩 74 (3), 309-317, 2022

    ...悪性腫瘍は1例(8.3%)のみで同期間の悪性腫瘍全体の1.1%であった.良性腫瘍の症例はなかった.年齢の中央値は44.5歳(23-71歳)と若年者が多く,未経産6例(50.0%)であった.MRI所見では10例(83.3%)で囊胞内に乳頭状の壁在結節を伴い,壁在結節はT2強調像で高信号を呈しADC mapで拡散低下を認めなかった.6例(50.0%)で背景に子宮内膜症性病変を認め,そのうち3例では術前にホルモン...

    DOI Web Site 医中誌

  • 単孔式腹腔鏡手術を行った腸管子宮内膜症による腸閉塞の2例

    近藤 恵里, 山口 高史, 井手 麻友美, 横山 政明, 柳田 修, 森 俊幸 日本臨床外科学会雑誌 83 (6), 1085-1090, 2022

    ...<p>症例1は32歳,女性.間欠的腹痛と嘔吐を主訴に受診した.CT・大腸内視鏡検査で,回腸末端の狭窄による腸閉塞を認め,血液検査ではCA125が高値であり,腸管子宮内膜症を疑った.イレウス管を挿入減圧後に単孔式腹腔鏡下回腸部分切除術を施行した.術後経過良好で第8病日に退院した.症例2は37歳,女性.子宮内膜症にてホルモン療法を行っていたが挙児希望のため中断したところ,月経周期に伴い左下腹部痛を繰り返...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 尿沈渣中に出現した前立腺原発小細胞癌の1例

    溝口 義浩, 佐谷 純一, 岩見 真人, 渕野 亮太, 平山 賢司, 余門 誠, 緒方 昌倫, 伏見 文良 医学検査 70 (4), 778-784, 2021-10-25

    ...症例は76歳男性で,前立腺がん診断時にはPSA値が高値を示したが,ホルモン療法後正常値となった。前立腺がん診断から約1年後に尿沈渣中に異型細胞を認めた。尿沈渣で検出した異型細胞は,N/C比大でクロマチンは増量しているが核異型をほとんど認めず鋳型状の細胞結合性を認める細胞であった。異型細胞は,Synaptophysin陽性で前立腺小細胞癌と診断された。...

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  • 乳癌のホルモン治療

    多田 敬一郎 日大医学雑誌 80 (4), 163-166, 2021-08-01

    <p>This Japanese manuscript shows some important hormonal treatments for breast cancer. (1. Oophorectomy)Estrogen regulates breast cancer. This fact was documented 120 years ago. In 1896, Beaton GT …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 当科における性同一性障害に対する性別適合手術の成績

    萬谷 和香子, 市原 浩司, 山名 杏沙, 舛森 直哉 日本泌尿器科学会雑誌 112 (3), 123-130, 2021-07-20

    ...</p><p> (結果) 中央値で手術時年齢32歳,ホルモン療法期間40カ月だった.transgender menでは18例(43.9%)に術後合併症を認め,6例で形成尿道に対し麻酔下修復術を要した.transgender womenでは17例(94.4%)に合併症を認めたが,麻酔下処置施行例はいなかった.歩行障害を7例に認め,観察期間中3例で残存した.body mass index25kg/m<sup...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • いわゆる肺良性転移性平滑筋腫10例の臨床病理学的検討

    前田 純, 東山 聖彦, 西尾 渉, 芳川 豊史, 門田 嘉久, 岩崎 輝夫, 寺田 泰二, 岡見 次郎 日本呼吸器外科学会雑誌 35 (5), 537-546, 2021-07-15

    ...を集計し,臨床病理学的検討を加えた.肺切除時平均年齢45.2歳で8例に子宮筋腫手術歴あり.子宮筋腫術後肺手術までの期間は15-240ヵ月(中央値114ヵ月).肺病変数は孤立性1例,2個1例,多数が8例.腫瘍最大径は5-16 mm(中央値11 mm).7例は生検目的で肺部分切除が行われ,3例は肉眼的完全切除(1例葉切除,2例部分切除)された.術後4例(3例結節遺残あり,1例完全切除後)に偽閉経療法のホルモン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献27件

  • 横隔膜小孔に異所性子宮内膜組織を認めた横隔膜交通症の1手術例

    金田 真吏, 栃井 祥子, 河合 宏, 栃井 大輔, 須田 隆, 星川 康 日本呼吸器外科学会雑誌 35 (4), 315-319, 2021-05-15

    ...異所性子宮内膜組織を認めた症例を報告する.症例は42歳の女性.CAPD開始後に,右胸水貯留を認めた.精査の結果,横隔膜交通症と診断し胸腔鏡下手術を行った.インジゴカルミン液を混注した腹膜透析液を腹腔内に注入し瘻孔を同定後に同部を自動縫合器で切除し,切除断端を結紮とポリグリコール酸シートで補強した.病理組織学的に,横隔膜の瘻孔部に異所性子宮内膜組織を認めた.術後7日目に腹膜透析を再開し異所性子宮内膜症に対しホルモン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 低身長児(者)の心理社会的適応とその保護者が子どもの社会生活や治療経過に持つ認識

    西村, 直子, 花木, 啓一 大手前大学論集 20 125-137, 2021-03-31

    ...さらに、成長ホルモン療法を受けているかどうかにかかわらず、不安なこととして薬の副作用をあげており、受診の際に説明してほしいことは今後の治療方針であった。主な情報源は医師であると回答していた。低身長を持つ子どもの適応において、「セルフエフィカシー」が子どもの防御因子、「身体的不便さ」が脆弱因子になり得る。「医療者のサポート」が保護者の防御因子、「治療の選択の不十分さ」が脆弱因子となる可能性がある。...

    機関リポジトリ

  • Turner症候群に伴う側弯症に対して側弯矯正術を施行した1例

    膳所 大亮, 宮崎 正志, 石原 俊信, 阿部 徹太郎, 津村 弘 整形外科と災害外科 70 (2), 275-277, 2021-03-25

    ...<p>症例は14歳女性である.生後にTurner症候群と診断されており,2歳時より成長ホルモン療法が開始され,10歳時より女性ホルモン補充療法が併用された.成長ホルモン療法は13歳時で終了とされ,女性ホルモン補充療法のみ行われていた.その後の経過で,低身長の精査のために,単純X線検査を施行したところ,Cobb角がT1-T5:46°,T5-T11:60°と側弯を認めた.血栓予防のために女性ホルモン補充療法...

    DOI Web Site 医中誌

  • 転移性骨腫瘍を伴った前立腺癌と大腸癌の同時性重複癌の2例

    豊福 篤志, 伊波 悠吾, 是枝 侑希, 吉田 昂平, 日暮 愛一郎, 笹栗 毅和, 永田 直幹 Journal of UOEH 43 (1), 103-115, 2021-03-01

    ...<p>症例1は77歳,男性で,ECOG PS 0であった.近医にて糖尿病で治療中に血糖コントロール不良となり,腹部CT施行,S状結腸の壁肥厚を指摘,2020年3月当院に紹介された.精査の結果,S状結腸癌の診断に加え,前立腺癌とそれに伴う転移性骨腫瘍の診断となった.4月,腹腔鏡下S状結腸切除術を施行した.現在,術後6ヵ月であるが,前立腺癌とそれに伴う転移性骨腫瘍に対するホルモン療法中で,病勢コントロール...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献15件

  • 高悪性度・局所進行前立腺癌症例に対する重粒子線治療後の生化学的非再発例の剖検例

    黒川 公平, 高玉 真光, 福田 利夫, 鈴木 慶二, 河村 英将, 大野 達也, 松井 博, 伊藤 一人, 鈴木 和浩 北関東医学 71 (1), 47-52, 2021-02-01

    ...<p> 症例は85歳,男性.老人保健施設に入所中に死亡し,病理解剖で誤嚥性肺炎による窒息が直接死因と判明した.既往の前立腺癌については,死亡の9年前にPSA高値から前立腺癌Gleason score 4+5,T3aN0M0と診断され,1年間のホルモン療法後に重粒子線治療を実施し,その後1.5年のホルモン療法を行ない,死亡1年前のPSAは0.04 ng/mlと生化学的再発はなく安定していた.病理解剖では...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか3件 参考文献16件

  • 再生不良性貧血の診断と治療

    臼杵 憲祐 臨床血液 62 (8), 922-930, 2021

    ...造血回復を目指す再生不良性貧血に特異的な治療には,免疫抑制療法,トロンボポエチン受容体作動薬(thrombopoietin receptor agonists, TPO-RA),同種造血幹細胞移植,蛋白同化ホルモン療法などがある。移植では造血能の完全な回復(治癒)が見込めるが,移植関連の合併症による死亡の危険がある。...

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  • トランスジェンダー(性同一性障害/性別違和/性別不合)と産婦人科医としての対応

    中塚 幹也 心身医学 61 (7), 608-615, 2021

    ...</p><p>産婦人科医の中でも生殖医療を専門とする場合には,ホルモン療法や手術療法による妊孕性の低下への対応としての精子凍結や卵子凍結,また,第3者精子による人工授精などの生殖医療に関する説明を行うことも多い.さらには,学校の中で性教育をすることも多く,性の多様性についての講演や授業,家族形成も含めたライフプラン教育にも関与する.学校との連携に関しては,思春期の児童・生徒に対する二次性徴抑制療法の...

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  • ホルモン療法中に再発した月経随伴性気胸の1例

    菊池 香織, 八田 幸治, 高山 敬範, 潮田 至央, 佐伯 典厚, 城光寺 龍, 橋本 奈美子 産婦人科の進歩 73 (3), 295-300, 2021

    ...<p>月経随伴性気胸(catamenial pneumothorax;CP)は胸腔内子宮内膜症に分類され,月経期に関連した気胸であり,近年稀少部位子宮内膜症の1つと考えられている.一般的に手術療法とホルモン療法を組み合わせて治療するが,再発率は高い.今回われわれは,術後ホルモン療法中に再発したCPの症例を経験したので報告する.症例は41歳,G0,既往歴としてX-2年前より右側気胸を繰り返し,他院にて...

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  • オラパリブにより病状の安定が得られたホルモン陽性再発乳癌の1例

    山口 あい, 太治 智愛, 諏訪 裕文 日本臨床外科学会雑誌 82 (6), 1084-1088, 2021

    ...<p>肝・脳・肺転移を有する再発乳癌に対して,オラパリブにより病状が安定した症例を経験したため報告する.39歳時に左乳癌,T1N1M0,luminal type,43歳時に右乳癌,T1N0M0,luminal type,45歳時に右腋窩リンパ節再発をきたし,その2年後に肝・傍胸骨リンパ節転移を認めた.ホルモン療法を2レジメン行ったが,再発から1年9カ月後に脳・肺転移出現と肝転移の増大を認めた.脳転移...

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  • 小建中湯が奏効した多嚢胞性卵巣症候群による続発性無月経の1例

    中山 毅, 向 亜紀, 鈴木 京子, 堀越 義正, 小泉 るい, 伊東 宏晃 日本東洋医学雑誌 72 (2), 177-181, 2021

    ...続発性無月経に対してホルモン療法がなされるも,浮腫や体重増加を来し,治療困難となり,漢方内科を受診。続発性無月経,卵巣に複数の小嚢胞があり,さらに高テストステロン血症を認めることから,多嚢胞性卵巣症候群と診断。食事指導に加えて,虚証で腹力が弱く,腹直筋の攣急が顕著であったことから,小建中湯を投与した。投与後月経周期が回復するとともに,投与前に認めた高テストステロン血症が改善した。...

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  • 虫垂子宮内膜症手術の3年後に回腸子宮内膜症による腸閉塞を発症した1例

    桑原 麻衣, 伊藤 可奈子, 戸田 匠, 秋山 真之, 中島 拓也, 新堰 佳世子, 若田 光男, 高橋 雅哉, 布村 眞季 日本外科系連合学会誌 46 (5), 588-593, 2021

    ...<p>【症例】37歳女性.主訴は腹痛.3年前に虫垂子宮内膜症に起因する急性虫垂炎で腹腔鏡下盲腸部分切除術を施行された.その後黄体ホルモン療法を2年間行った後,不妊治療で凍結胚移植のため内服を終了したところ腸閉塞を発症,保存的加療で改善なく手術を施行した.回腸末端での癒着が強固であり,回盲部切除を施した.病理所見で回腸には複数か所で異所性子宮内膜が介在しており,その破綻に伴う癒着が腸閉塞の原因であった...

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  • 新型コロナワクチン接種に伴うワクチン接種側の片側性リンパ節腫大

    植松 孝悦 日本乳癌検診学会誌 30 (2), 231-235, 2021

    ...右皮膚温存乳房全切除術とシリコンインプラントで乳房再建後,術後ホルモン療法継続中に新型コロナワクチン2回目接種後にワクチン接種側である左鎖骨下に腫瘤を自覚。2回目ワクチン接種4週間後の定期受診時の超音波検査で左鎖骨下に集簇する2個の10mm のリンパ節腫大を認めた。...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • JADERを用いた抗精神病薬使用下の血栓塞栓症における重篤な転帰をたどる要因の解析

    前島 多絵, 渡邊 真知子, 板垣 文雄 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 3-P-R-3-, 2021

    ...一方、ホルモン療法を併用した患者は、重篤な転帰をたどるリスクが低かった(調整オッズ比:0.21,95%CI:0.09-0.49)。これはホルモン療法併用患者における血栓塞栓症の79%がVTEであったことや、ホルモン療法が血栓症のリスク要因であることが既に認識されているため早期発見に至った可能性が理由として考えられる。...

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  • 直腸転移をきたした乳腺浸潤性小葉癌の1例

    鉄地川原 香恵, 大竹 徹, 濱田 晃市, 堀川 宜範, 志波 慶樹, 永橋 尭之, 福島 大造, 西野 徳之, 阿左見 亜矢佳, 佐久間 秀夫 日本消化器病学会雑誌 118 (10), 952-958, 2021

    ...<p>53歳女性.便秘を主訴に受診し,大腸内視鏡検査で直腸に高度狭窄をともなう腫瘍性病変を認めた.組織は低分化腺癌で,4型と転移性直腸癌の鑑別が問題となった.CT検査で右乳房に腫瘍性病変を認め,免疫組織化学的検査を追加し乳癌直腸転移と診断した.ホルモン療法が奏効し腫瘍縮小効果を認めた.乳癌の直腸転移はまれであるが,乳癌の診断,既往を有する症例では,消化管転移の可能性を念頭に置いた病理組織の検討が必要...

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  • 直腸間膜内リンパ節転移を来した神経内分泌分化型前立腺癌と同時性直腸癌重複の1例

    市原 明子, 池田 拓人, 長友 謙三, 七島 篤志, 寺田 直樹, 中村 恵理子 日本消化器外科学会雑誌 53 (10), 817-825, 2020-10-01

    ...antigen;以下,PSAと略記)高値にて針生検を施行したところ前立腺癌と診断され,精査中に下部直腸(Rb)前壁に1/3周性Type 2病変を認めた.骨盤MRIで前立腺癌は肛門管直上で直腸壁に接しており,直腸癌とも近接していた.直腸間膜リンパ節(mesorectal lymph node;以下,MLNと略記),側方および鼠径部に多数のリンパ節腫大,および複数の骨転移を認めた.前立腺癌(Stage D)に対しホルモン...

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  • てんかんと性ホルモン

    村田 佳子, 渡辺 雅子, 男女共同参画委員会 てんかん研究 38 (2), 170-174, 2020-09-30

    ...月経周期に伴い発作頻度が変化するてんかんを月経てんかんといい、月経周期に応じた抗てんかん薬の調整やホルモン療法が試みられている。てんかんだけでなく酵素誘導系抗てんかん薬は、女性ホルモン代謝に影響し生殖機能障害をおこす。またバルプロ酸で治療されている女性てんかん患者では多囊胞性卵巣症候群が多いことが知られている。...

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  • 隠喩としての乳房再建─山本文緒「プラナリア」における乳がん表象─

    大河 晴美, Okawa Harumi 仁愛大学研究紀要. 人間学部篇 (18) 63-76, 2020-02-20

    ...本稿では、不確かさを含む春香の語りが果たす機能に着目するとともに、日本における乳がん診療、アーサー・フランクの「寛解者の社会」という概念、病いの物語を構成する三つの類型として提起された「回復の語り」「混沌の語り」「探求の語り」を参照しながら、春香が語る術前・術後の診断、乳房切除と乳房再建の手術、ホルモン療法、患者を可視/寛解者を不可視とする周囲の人物との関係を検討し、本作における乳がん表象が近代医療...

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  • 乳がんサバイバーの口腔内症状とQOLの関連 日本語版SF-36v2とGOHAIによる調査

    吉田, 理恵, 岩本, 利恵, 窪田, 惠子, 嶋田, 香, 大城, 知子, 岡田, 賢司, 有永, 麻里, 内藤, 徹, Yoshida, Rie, Iwamoto, Rie, Shimada, Kaoru, Ohshiro, Tomoko, Okada, Kenji, Arinaga, Mari, Naitou, Toru 看護と口腔医療 3 (1), 76-83, 2020-02

    ...全員が乳がんの手術経験があり、放射線療法を併用した者は7名(31.8%)、化学療法を併用した者は8名(36.4%)、ホルモン療法を併用した者は16名(72.7%)であった。GOHAIの平均値は48.1±7.5点であり、60-69歳女性の国民標準値の平均52.4±7.1よりも有意に低く、口腔内の「乾燥」「味覚障害」「歯の痛み」「口腔の不快」等の自覚症状はGOHAIと有意な相関関係を認めた。...

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  • 月経と心身症

    郷久 鉞二, 佐野 敬夫, 清水 順子, 伊藤 絵里香, 松本 真穂, 磯山 響子 心身医学 60 (6), 488-494, 2020

    ...治療は続発性無月経ではホルモン療法27例 (40.9%), 面接主体25例 (37.9%) が多く, 月経痛ではホルモン療法31例 (26.3%), PMS & PMDDでは漢方薬投与例257例 (91.5%) と抗うつ薬投与53例 (18.9%) が多かった....

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  • 乳頭乳輪温存乳房切除およびインプラント再建後の乳房Paget病の1例

    魚谷 倫史, 松井 恒志, 星野 由維, 三輪 武史, 長田 拓哉, 藤井 努 日本臨床外科学会雑誌 81 (8), 1471-1475, 2020

    ...<p>今回われわれは,乳頭乳輪温存乳房切除術およびインプラント乳房再建術施行後にPaget病を発症した,極めてまれな症例を経験したので報告する.症例は62歳,女性.当院で右乳癌(T2N0M0 Stage II A)に対し,右乳頭乳輪温存乳房切除術,センチネルリンパ節生検およびティッシュエキスパンダー挿入術を施行され,術後2年目にインプラントへの入れ替えが行われた.術後6年間ホルモン療法(アナストロゾール...

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  • 胃バリウム検査を契機に腸閉塞を発症したS状結腸子宮内膜症の1例

    和田 秀之, 桒原 尚太, 村川 力彦, 松本 譲, 大野 耕一, 平野 聡 日本臨床外科学会雑誌 81 (9), 1827-1831, 2020

    ...<p>症例は40歳,女性.胃バリウム検査後から腹痛が出現した.精査にてS状結腸の全周性狭窄と口側結腸の著明な拡張を認め,S状結腸癌による大腸閉塞症が疑われた.バリウム損傷による結腸穿孔を危惧し経肛門的イレウス管による減圧を試みるも挿入できず,翌日,腹腔鏡下にS状結腸切除および回腸人工肛門造設術を施行した.術後経過は良好で第11病日に退院となった.病変は病理組織学的に腸管子宮内膜症と診断され,現在ホルモン...

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  • 限局性前立腺癌に対する術前ホルモン療法グレード1以上の組織学的変化と治療効果

    稲元 輝生, 伊夫貴 直和, 小村 和正, 上原 博史, 南 幸一郎, 堤 岳之, 能見 勇人, 東 治人 Japanese Journal of Endourology 33 (1), 116-121, 2020

    ...<p> 術前ホルモン療法の意義は中等度リスク以下では否定されている. 本研究では, 術前ホルモン療法が患者生存のみならず手術の成否を決定する因子となり得るのかを後方視的に検討した. 手術を施行された限局性前立腺癌患者での組織学的判定基準で効果がある群と, それよりホルモン療法の効果がなかった群の2群で検討した. ホルモン療法は6カ月以上施行した370症例を組み入れた....

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  • 乳癌骨転移との鑑別に難渋した潰瘍性大腸炎合併SAPHO症候群の1例

    梅嵜 乃斗香, 佐藤 七夕子, 岩本 伸二 日本臨床外科学会雑誌 81 (3), 412-416, 2020

    ...症候群は滑膜炎,尋常性痤瘡,掌蹠膿疱症,骨化過剰症,骨髄炎を合併する疾患であり,骨病変は画像上骨転移との鑑別が必要となる.また,炎症性疾患との関連が示唆されている.今回,乳癌骨転移との鑑別に難渋したSAPHO症候群の1例を経験したので報告する.症例は57歳,女性.既往に潰瘍性大腸炎がある.2014年5月,右乳癌に対して手術を施行.浸潤径6mm大の乳頭腺管癌pT1N0M0 pStage Iであった.術後ホルモン...

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  • 帝王切開術後の子宮内腔血液貯留に対するメチルエルゴメトリンマレイン酸塩内服中に特発性冠動脈解離を生じた1例

    大須賀 拓真, 金本 巨万, 福谷 優貴, 川口 雄亮, 甲斐 冴, 松原 慕慶, 三木 通保, 藤原 潔 産婦人科の進歩 73 (1), 22-27, 2020

    ...があり,CK・CK-MB・TNTの上昇を認めた.冠動脈攣縮による心筋梗塞も鑑別に上がったが,冠動脈造影検査で右冠動脈の辺縁が滑らかなびまん性狭窄像を認めることとニトログリセリンで狭窄が改善しないことによりSCADと判断した.メチルエルゴメトリンマレイン酸塩の内服は中止し,保存的加療により経過良好であった.次回妊娠時には,SCAD再発のリスクがあるため避妊と卵巣子宮内膜症性嚢胞術後再発予防とを目的にホルモン...

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  • West症候群に対する副腎皮質刺激ホルモン療法後の視床下部-下垂体-副腎皮質機能の検討

    坂口 友理, 志村 和浩, 三山 佐保子, 後藤 知英 脳と発達 52 (1), 11-15, 2020

    <p> 【目的】本邦ではWest症候群に対して, 合成型副腎皮質刺激ホルモン (ACTH) を用いたACTH療法が行われている. 天然型ACTHを用いたACTH療法の副作用として副腎皮質機能不全が報告されているが, 合成型ACTH療法後の視床下部-下垂体-副腎皮質機能を検討した報告はない. 【方法】2010年4月〜2017年3月の間にWest症候群に対して合成型ACTH療法を実施された患者37名…

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  • 医療行為によるアミロイド<i>β</i>タンパク質病理の個体間伝播

    浜口 毅, 山田 正仁 神経感染症 25 (1), 65-, 2020

    ...ウシ海綿状脳症からヒトへ伝播したと考えられる変異型 CJD やヒト乾燥屍体硬膜移植や成長ホルモン療法、脳外科手術等によって伝播したと考えられる医原性 CJD のように、プリオン病は同種間あるいは異種間で伝播しうる。...

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  • 二次・三次治療でオラパリブの著効をみたHER2陰性再発乳癌の2例

    金 敬徳, 上野 彩子, 髙松 友里, 伊藤 充矢, 川崎 賢祐, 大谷 彰一郎 日本臨床外科学会雑誌 81 (8), 1497-1501, 2020

    ...<p>オラパリブは2018年に本邦で承認されたが,適格症例が多くはないため,その症例報告はいまだ少ない.当院で著効している2例について報告する.症例①:44歳,女性.右乳癌 T2N2aM0 stage IIIA,luminal typeで,術後2年で肺転移にて再発した.ホルモン療法,経口抗癌剤を施行後,<i>BRCA2</i>変異を認め,三次治療としてオラパリブを投与し,8カ月間PRを維持している....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 当院における去勢抵抗性前立腺癌に対するアビラテロンの治療成績

    野藤, 誓亮, 加藤, 隆一, 酒井, 康之 市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital 44 (1), 16-20, 2019-09-30

    新規抗アンドロゲン薬であるアビラテロン(ザイティガ)の去勢抵抗性前立腺癌に対する治療成績について検討した。対象は2014 年9月から2018 年5月までの間に当院でアビラテロンを開始した23 例で、評価項目は前立腺特異抗原(prostate specific antigen:PSA)変化率、全生存率(overall survival:OS)、無増悪生存率(progression-free …

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  • 血清PSA値が正常の前立腺癌孤立性肺転移の1切除例

    浅野 久敏, 荒川 智嗣, 加藤 大喜, 森 彰平, 仲田 健男, 大塚 崇 日本呼吸器外科学会雑誌 33 (6), 652-655, 2019-09-15

    ...<p>前立腺癌の再発・遠隔転移症例の多くは,血清PSA高値を伴い,肺への多発転移が大部分を占め,かつ骨転移や他臓器にも転移を伴うことが多い.今回我々は前立腺癌術後に血清PSA正常値で肺以外に転移を認めない稀な単発性肺転移症例を経験したので報告する.症例は80歳男性.前立腺癌に対して前立腺全摘術,放射線治療およびホルモン療法を施行した.経過観察での胸部CTで右肺下葉に5 mmの結節を指摘され,経過観察...

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  • 乳癌治療における, 分子標的薬・抗体医薬の 現状と展望

    新井 誠人, 滝口 裕一 日本耳鼻咽喉科学会会報 122 (6), 839-843, 2019-06-20

    ...乳癌の治療は, 手術, 放射線, ホルモン療法, 化学療法となる. ホルモンレセプター, HER2, Ki-67 といったマーカーを組み合わせた臨床病理学的定義で代用されたサブタイプ分類に基づいて, 乳癌の治療方針が決定される. また, 保険収載はされていないが, 多遺伝子アッセイ検査を用いて, 再発や治療効果の予測が一部の症例では可能となっており, 治療方針決定の一助となっている....

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