検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 52 件

  • 1 / 1

  • 高所からの墜落により突然アニマシーを消失した野生チンパンジーのコドモに対する他個体の反応

    島田 将喜, 矢野 航 霊長類研究 Supplement 39 (0), 37-38, 2023

    ...<p>マハレ山塊国立公園に生息する野生チンパンジー(<i>Pan troglodytes</i>)M集団のVolta(VO)と名付けられたコドモオスが樹上約7mから墜落し、一時的に正常な行動がとれない状態に陥った。VOは墜落により重度の脳震盪および鼻腔内鼻骨骨折を患ったと推定された。VOは墜落直後の10分程度は意識障害の状態だったものの徐々に回復してゆくプロセスにあったと推測された。...

    DOI

  • 野生チンパンジーの排泄行動の発達過程

    松本 卓也 霊長類研究 Supplement 38 (0), 46-, 2022

    ...</p><p> 観察対象はタンザニア連合共和国・マハレ山塊国立公園に生息するチンパンジーである。発表者は2019年9月から2020年3月の期間に断続的に調査を行い、チンパンジーが排泄した際の他個体とのやりとり、前後の行動、および場所(倒木の上、岩の上など)を記録した。チンパンジーは地上と樹上の両方を利用する半樹上性の生物である。そのため、排泄個体と他個体の空間的配置も併せて記録した。...

    DOI

  • マハレ山塊国立公園のカンムリクマタカによる霊長類捕食

    清家 多慧 霊長類研究 Supplement 36 (0), 31-32, 2020

    ...本研究では森林に生息するカンムリクマタカの獲物内容を明らかにするため、タンザニアのマハレ山塊国立公園においてカンムリクマタカの巣1つにビデオを設置して巣への獲物の持ち帰りを撮影し、動画から獲物種の同定を行った。撮影は2019年10月9日から2020年3月18日の日中に行った。この期間に巣を訪れたのはオスとメス1 羽ずつで、ヒナも確認された。...

    DOI

  • 出自集団で初産を迎えた野生チンパンジーのメス2個体に関する事例報告

    松本 卓也, 花村 俊吉, 郡山 尚紀, 早川 卓志, 井上 英治 霊長類研究 Supplement 35 (0), 33-34, 2019-07-01

    ...マハレ山塊国立公園のM集団では、これまで、1993年から1998年の期間(期間Ⅰ)に5個体のメスが初産を迎え、そのうち4個体がその後も集団に留まった例が報告されている。本研究では、同集団で生まれ、2013年から2014年の間(期間Ⅱ)に初産を迎えたメス2個体の特性や他個体との社会関係、および妊娠・出産時の集団の状況について事例報告を行う。...

    DOI

  • 姉がいると母親は手抜き気味に:野生チンパンジーの移動開始において母親および姉はアカンボウを「待つ」

    桜木 敬子 霊長類研究 Supplement 34 (0), 54-54, 2018-07-01

    ...対象は,タンザニア・マハレ山塊国立公園に生息するチンパンジー60頭余りの集団における12母子ペアであった。アカンボウが移動時に自力で歩ける2歳以上の母子ペアにおいて,以下のことが分かった。1.母・姉ともに,移動開始時の母子間距離が大きいときほどアカンボウを待つこと。2.姉がいない母子ペアと比べ,姉がいる母子ペアのほうが,母親がアカンボウを待つ頻度および運ぶ頻度が低いこと。...

    DOI

  • 遊び食べを含めた野生チンパンジーの子の食物レパートリー

    松本 卓也 霊長類研究 Supplement 33 (0), 66-66, 2017

    ...本研究の対象はタンザニア・マハレ山塊国立公園の野生チンパンジーM集団に属する母子のべ18組である。発表者は2011年1~9月,2012年9月~2013年8月,および2015年6月~8月の期間において,子が口にしたものと口元の操作(口に入れる,咀嚼するなど),およびその場面における他個体とのやりとりを記録した。また,同時に追跡しているアシスタントが,母親の食物を記録した。...

    DOI

  • 野生チンパンジーにおけるカニバリズムの新事例:タンザニア、マハレ山塊国立公園

    保坂 和彦, 桜木 敬子 霊長類研究 Supplement 32 (0), 39-39, 2016

    <p>マハレのチンパンジー研究が50周年を迎えた2015年の8月20日朝、通算14例目にあたるカニバリズム(子殺しだけの観察を除く)がM集団で観察されたため速報する。犠牲者は生後間もない乳児(♀)である。母親は不明であるが、現場で採取した頭蓋骨片の輸入手続きが終わり次第、M集団のDNAバンクを扱う研究者の協力を得て、DNAによる親子判定を進めたい。本発表では、約3時間の映像写真資料を用い、肉を所…

    DOI

  • 離乳前後における野生チンパンジーの採食行動の発達変化

    松本 卓也 霊長類研究 Supplement 32 (0), 51-52, 2016

    ...本研究の対象はタンザニア・マハレ山塊国立公園の野生チンパンジーM集団に属する母子のべ18組である。発表者は2011年1~9月、2012年9月~2013年8月、および2015年6月~8月の期間において、子の採食時間、採食品目、および採食場面における他個体やりとりについて行動データを収集した。そして、子の採食品目ごとの採食時間、および他個体からの食物分配の有無について、3歳前後における変化を分析した。...

    DOI

  • タンザニア・マハレ山塊国立公園の野生チンパンジーにおけるアカンボウ-非母親間の相互交渉

    桜木 敬子 霊長類研究 Supplement 32 (0), 52-52, 2016

    ...本研究では、約7か月にわたって、タンザニア・マハレ山塊国立公園に生息するおよそ65頭のチンパンジーの集団における、0歳から3歳までのアカンボウ10頭を個体追跡した。ここでは、アカンボウと、非血縁個体、兄・姉等の母親以外の血縁個体、そして母親との間の相互交渉を(その有無を含め)比較しつつ、予備的な結果を発表する。</p>...

    DOI

  • マハレに生息する野生チンパンジーの耳と指の傷跡の傾向

    座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 31 (0), 91-91, 2015

    ...調査は2013年11-12月に行い、マハレ山塊国立公園に生息するチンパンジーM集団61頭を対象に、両耳の傷跡と指の欠損について調べた。2013年の調査では、耳の傷跡や指の欠損はアカンボウ期やコドモ期の個体には見られず、ワカモノ期やオトナ期の個体でのみ観察された。...

    DOI

  • マハレ山塊国立公園のチンパンジーM集団内における手のひら型対角毛づくろいの伝播

    島田 将喜, 西江 仁徳, 中村 美知夫 霊長類研究 Supplement 31 (0), 46-47, 2015

    対角毛づくろい(以下GHC)は,チンパンジーの社会的慣習の一つである。マハレでは,手のひら同士を合わせる「手のひら型」のGHCはK集団に特有であると報告されたが,その後,M集団においてもK集団から移籍したメス(GW)を含むダイアドで低頻度行なわれていることがわかった。本発表では,その後のM集団内におけるGHCの型の変化を分析した。タンザニア・マハレM集団のチンパンジーを対象に,2002年から20…

    DOI

  • ウガンダ、カリンズ森林における中・大型哺乳類の生息密度推定法の検証

    五百部 裕, 田代 靖子 霊長類研究 Supplement 31 (0), 45-46, 2015

    ...演者らは、既存の調査路を繰り返しゆっくり歩き直接観察した調査対象種を記録するという方法で、タンザニア共和国マハレ山塊国立公園やウガンダ共和国カリンズ森林において、中・大型哺乳類の生息密度を推定してきた。この方法の最大のメリットは、新たに調査路を切り開く労力がいらず、極めて低コストで調査対象種の生息密度を推定できることであり、定期的に資料を収集することで生息密度の変化も把握できることにある。...

    DOI

  • 野生チンパンジーのアカンボウにおける離乳への適応性

    松本 卓也 霊長類研究 Supplement 30 (0), 59-59, 2014

    ...<br>本研究の対象はタンザニア・マハレ山塊国立公園の野生チンパンジーM集団に属する母子8組である。発表者は2012年9月から2013年8月の期間において、(1)子の乳首接触時間、(2)母子の採食品目、採食時間、および採食場面におけるやりとりについての行動データを収集し、母子間の採食品目の違いや、採食時間の重複について分析した。...

    DOI

  • 野生チンパンジーの24時間の活動性

    座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 29 (0), 202-, 2013

    ...調査はタンザニア,マハレ山塊国立公園に生息する昼行性霊長類の野生チンパンジー( Pan troglodytes)を対象に行った.昼間の行動調査を 2010年 12月~ 2011年 1月に,夜間の行動調査を 2011年 8月~ 9月に行った.昼間調査は 8時から 18時まで,10分ごとにスキャンサンプリングを行い,仰臥位,伏臥位,横臥位を除く姿勢(座位,立位)をとっていた場合を活動性が高いと定義した....

    DOI

  • 野生チンパンジーが目を覚ますきっかけ

    座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 28 (0), 95-, 2012

    ...調査はタンザニア、マハレ山塊国立公園に生息するチンパンジーM集団を対象に、2011年8月26日から9月2日までの新月をはさむ5夜おこなった。チンパンジーは各個体が毎晩ひとつのベッドを作って眠る。調査では、追跡個体が日暮れに樹上ベッドを作り入ってから明け方にベッドから出るまでの夜間、聞こえてくるさまざまな音や声を記録した。...

    DOI

  • 野生チンパンジーにおける集団内アルファオス殺しとその死体への反応:事例報告

    井上 紗奈, KABURU Stefano S. K., NEWTON-FISHER Nicholas E. 霊長類研究 Supplement 28 (0), 9-, 2012

    ...本研究では、タンザニア・マハレ山塊国立公園のMグループでおきた殺害行動の概要と、死後の死体へのメンバーの反応について報告する。事件は、2011年10月2日におきた。アルファのPM(23歳)は在位4年目で健康なオスであった。事件は、PMと第二位のオス(PR)の喧嘩からPRが他のオスに助けを求めたことを発端とし、オス2個体を中心としたPMへの攻撃が始まった。...

    DOI

  • 野生チンパンジーにおいて母親の行動がアカンボウの採食品目および採食行動に与える影響

    松本 卓也 霊長類研究 Supplement 28 (0), 7-, 2012

    ...調査対象はタンザニア・マハレ山塊国立公園の野生チンパンジーM集団に属する母子10組である。<br> その結果、母親と同時に採食をする場合、アカンボウは母親と同じ採食品目を選択する傾向があった。その理由として、アカンボウは母親と常に同じパーティで遊動しなければならず、母親のいる場所から遠く離れることができないという身体的な影響が考えられる。...

    DOI

  • マハレ山塊国立公園に生息する野生チンパンジーの枯れ枝営巣性アリ採食行動の性年齢クラスによる違い

    布施 未恵子 霊長類研究 Supplement 28 (0), 6-, 2012

    マハレに生息する野生チンパンジー(<i>Pan troglodytes schweinfurthii</i>)は,2歳になると授乳とともに堅いものを食べ始めることが明らかになっている.道具使用など特別な技術を伴う採食行動も,2歳ごろからみられるようになることが明らかになっている.ただし,モッピングという方法でオオアリを食べる行動はそれよりも若い年齢で観察されている.道具を使用せずに昆虫類を捕食す…

    DOI

  • 野生チンパンジーの遊びの社会的ネットワーク分析

    島田 将喜 霊長類研究 Supplement 28 (0), 30-, 2012

    ...<br>方法<br>タンザニアマハレ山塊国立公園のMグループのチンパンジーを対象に約二ヶ月間、デジタルビデオカメラを用いて社会的遊びを記録した。一分単位の観察ユニット(OU)を設け、そのOU内にある個体が別の個体に遊び行動を向けたかどうかによりOUの社会的遊びの有無を定義した。...

    DOI

  • 野生チンパンジーの休息姿勢

    座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 27 (0), 71-71, 2011

    ...調査はタンザニア、マハレ山塊国立公園にて、2010年12月から2011年1月までおこなった。調査は夜間と昼間におこなった。夜間調査は、チンパンジーがベッドを作成した後、そのベッドを見下ろせる丘に赤外線投光器および赤外線ビデオカメラを設置し、撮影をおこなった。そしてこのビデオを用い、休息姿勢(座位、仰臥位、腹臥位、左側臥位、右側臥位)、体動を記録した。...

    DOI

  • 野生チンパンジーの遊びの集まりにおける社会性

    島田 将喜 霊長類研究 Supplement 27 (0), 13-13, 2011

    ...【目的と方法】<br> 野生チンパンジーが社会的遊びの際に形成する集まりの特徴を明らかにするために、2010年10月から11月までの約1カ月間、タンザニア・マハレ山塊国立公園に生息するマハレM集団のチンパンジーを対象とするフィールド調査を実施した。...

    DOI

  • 長期政権を築いたチンパンジーの繁殖成功

    井上 英治, 井上-村山 美穂, 高崎 浩幸, 西田 利貞 霊長類研究 Supplement 25 (0), 50-50, 2009

    ...タンザニア,マハレ山塊国立公園の第1位オスの在位期間は平均5年強であるが,M集団のNTは,1979-91年,1992-95年の計15年間第1位オスであった。在位期間が長いと残した子供の総数も多いと考えられる。そこで,NTの繁殖成功を解明するため,父子判定を行なった。1995年以前に採取されたNTを含む21頭のワッジおよび毛からDNA抽出を行ない,マイクロサテライト8領域の遺伝子型を決定した。...

    DOI

  • マハレの中大型哺乳類の生息密度の経年変化2

    五百部 裕, 座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 25 (0), 89-89, 2009

    ...第一発表者は,2002年度にタンザニア共和国マハレ山塊国立公園で行った現地調査で収集した資料を,それまで公表されていた資料(Uehara and Ihobe, 1998; Uehara 2003など)と比較して,チンパンジーの狩猟対象である中大型哺乳類の生息密度の経年変化について,「マハレの中大型哺乳類の生息密度の経年変化」と題して2004年度の本学会大会において発表した。...

    DOI

  • チンパンジーが作成するベッドの構造の母子間比較

    座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 25 (0), 87-87, 2009

    ...調査はタンザニア,マハレ山塊国立公園に生息するM集団のチンパンジーを対象に,2008年11月から12月にかけておこなった。調査対象として1組の母子(子は7歳のコドモオス)を選び,それぞれのベッドについて,上から順に,積み重なった枝をはずし,どのような加工がされているか記録した(調査したベッド数:母(N=3),子(N=5))。...

    DOI

  • マハレ山塊国立公園におけるエコツーリズムがチンパンジーの健康状態に及ぼす影響

    藤田 志歩, 座馬 耕一郎, 花村 俊吉, 中村 美知夫, 清野(布施) 未恵子, 坂巻 哲也, 郡山 尚紀, 島田 将喜, 稲葉 あぐみ, 伊藤 詞子, 松阪 崇久, 西田 利貞 霊長類研究 Supplement 25 (0), 31-31, 2009

    ...調査は2006年10月から2009年2月までタンザニア・マハレ山塊国立公園において行った。調査員および調査助手がチンパンジーの健康状態および観光客の人数を可能な限り毎日記録した。<br> 健康状態は,栄養状態,被毛・皮膚,糞便の性状(下痢・軟便),糞便の色,食欲,動き・歩行,咳,くしゃみ,鼻水,呼吸,外傷の各項目について,異常の有無を記録した。...

    DOI

  • DNA解析からみた野生チンパンジーにおける雌の移籍と移入雌間の血縁関係

    井上 英治, 井上-村山 美穂, Vigilant Linda, 西田 利貞 霊長類研究 Supplement 24 (0), 65-65, 2008

    ...本研究では、タンザニア、マハレ山塊国立公園に生息している野生チンパンジー(<i>Pan troglodytes schweinfurthii</i>)を対象に遺伝解析を行ない、近隣の集団との交流状況、および移入雌間の血縁関係の解明を試みた。まず、遺伝交流を明らかにするために、M集団および近隣の集団を対象に、ミトコンドリアDNAの調節領域約450塩基の配列を決定した。...

    DOI

  • マハレに生息する野生チンパンジーの枯れ枝内アリ採食行動

    清野(布施) 未恵子 霊長類研究 Supplement 24 (0), 51-51, 2008

    ...マハレ山塊国立公園に生息する野生チンパンジーは、果実などの植物だけでなく、アリやシロアリなどの昆虫類も食べることが知られている(Nishida & Uehara 1983)。アリは地下から樹上、様々な樹種のあらゆる部位に分布しているが、チンパンジーが好んで食べるアリは限られている。...

    DOI

  • チンパンジーのベッドの崩壊速度とベッド樹の特性

    座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 24 (0), 104-104, 2008

    ...調査はタンザニア、マハレ山塊国立公園において2006年10月から2007年5月まで、野生チンパンジーM集団を対象におこなった。ベッドの崩壊速度調査は、ベッド作成日から約1週間おきに観察した。また、ベッドを作成した樹種の枝を採取し、1mの枝についている葉の数、大きさ、小枝の数、葉が枝からはずれるときの引っ張り強度を調べた。...

    DOI

  • 野生チンパンジーの雄の繁殖成功と集団の血縁構造

    井上 英治, 井上-村山 美穂, ビジラント リンダ, 竹中 修, 西田 利貞 霊長類研究 Supplement 23 (0), 10-10, 2007

    ...タンザニア、マハレ山塊国立公園のM集団54頭の非侵襲的試料を用いて、マイクロサテライト8領域の遺伝子型を決定した。それをもとに、1999年から2005年に生まれた11頭の子供の父子判定を行なった。また、血縁解析ソフトを用い、2003年8月時点で集団に在籍しかつ遺伝子型を決定した50頭(9歳以上雄:12頭、9歳以上雌:19頭、子供:19頭)の血縁度推定を行なった。...

    DOI

  • 人付け過程におけるチンパンジーの人への反応:タンザニア、マハレ山塊国立公園

    坂巻 哲也, 中村 美知夫, 伊藤 詞子, 座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 23 (0), 84-84, 2007

    タンザニアのマハレでは、1965年以来、隣接するK集団とM集団が継続調査されてきた。K集団は80年代に消滅したが、90年代後半には、そのかつての遊動域に他集団のチンパンジーが確認されるようになってきた。チンパンジーの集団間関係と行動の多様性研究は、チンパンジーとヒトの進化研究に重要であることから、発表者らは、2005年にこのチンパンジーの調査と人付けを本格的に開始した。対象のチンパンジー集団は、…

    DOI

  • マハレのチンパンジーにおける病気の流行について

    西田 利貞, 藤本 麻里子, 藤田 志歩, 花村 俊吉, 井上 英治, 伊藤 詞子, 清野 未恵子, 松阪 崇久, 中村 美知夫, 西江 仁徳, 坂巻 哲也, 島田 将喜, 座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 23 (0), 26-26, 2007

    ...タンザニアのマハレ山塊国立公園では、研究者はチンパンジーの行動観察の過程で気づいた病気の兆候を アドリブ法で記録してきた。風邪、目疣、腹の腫瘍、白癬、甲状腺腫、などがある。最後に観察されたとき病気と診断された個体がその後行方不明になった場合を病死と仮定すると、病気による死亡率は40%を超える。...

    DOI

  • チンパンジーのベッドの構造

    座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 23 (0), 80-80, 2007

    ...調査は2006年10月から2007年2月まで、タンザニア、マハレ山塊国立公園でおこなった。ベッド(N=30、うちベッド作成個体が識別されたものN=25)に積み重なった枝を上から順に、枝の長さと状態(切り取られている、折られている、ゆるやかに曲げられている)を調べた。...

    DOI

  • マハレのチンパンジー、Miyako集団(Y集団)の予備調査報告:隣接するM集団との行動比較

    坂巻 哲也, 中村 美知夫, 伊藤 詞子, 松谷 光絵, 西田 利貞 霊長類研究 Supplement 22 (0), 83-83, 2006

    ...チンパンジーの地域個体群内における行動的多様性と集団間関係の調査を目的に、タンザニア、マハレ山塊国立公園で調査が継続されているM集団の、北に生息するチンパンジーの人づけに本格的に着手した。マハレでは1965年にチンパンジーの調査が始まって以来、M集団とその北に隣接するK集団の2集団のチンパンジーが調査されてきたが、その後K集団が消滅して以来、M集団以外の調査はほとんどおこなわれてこなかった。...

    DOI

  • マハレ公園におけるチンパンジー観光の現状

    西田 利貞 霊長類研究 Supplement 22 (0), 49-49, 2006

    ...タンザニアのマハレ山塊国立公園で、1人の観光業者がチンパンジーウォッチングを対象に営業を始めたのは1990年頃である。当初、旅行者数は1日に数人で、年間100人にも満たなかった。しかし、現在は公園当局を含め4つの業者が営業しており、旅客数も500人を越えている。...

    DOI

  • 野生チンパンジーにおけるαオスのリスク:αから陥落したオスの動向

    井上 英治 霊長類研究 Supplement 22 (0), 81-81, 2006

    ...タンザニア、マハレ山塊国立公園にて、2004年10月から2005年9月までMグループを観察した。2004年10月時点で、FNはαオスから陥落しており、Mグループの遊動域内を遊動していた。調査中、調査助手や他の研究者を含め、FNを観察できた日は、たったの45日であった。個体追跡した日は23日で、そのうち19日で他の個体と出会った。雌とのみ出会った日は一日のみで、多くの場合で雄と出会った。...

    DOI

  • チンパンジーの外部寄生虫除去行動

    座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 22 (0), 78-78, 2006

    ...本発表ではタンザニア、マハレ山塊国立公園の野生チンパンジーM集団の除去的行動の特徴と、実際にシラミ卵を口を用いて除去した一事例を報告する。1999年8月から2000年6月にかけてオトナ11頭を対象におこなった調査では、社会的毛づくろいの除去的行動のうち90%以上が口を用いていたのに対し、自己毛づくろいでは約50%だった。...

    DOI

  • 野生チンパンジーのパント・フート・コーラス行動

    島田 将喜 霊長類研究 Supplement 21 (0), 30-30, 2005

    ...<br>  本研究では、タンザニア・マハレ山塊国立公園で2001年度に実施した、個体追跡法により収集されたオスメス8個体づつのデータをもとに、追跡個体と他個体のPHが同時に発声されるコーラスに特に注目し、コーラス・パートナー間の社会関係やそれが生じる社会的状況を定量的・定性的に分析することで、複雑なコーラス現象の説明を試みた。...

    DOI

  • チンパンジーの服従的挨拶、パントグラントは何故に大声となるか?

    坂巻 哲也 霊長類研究 Supplement 21 (0), 66-66, 2005

    ...調査は、1999∼2000年の約1年間、タンザニアのマハレ山塊国立公園のチンパンジーを対象におこない、オトナメスがオトナオスと出会う場面のパントグラントを調べた。その結果、メスが複数のオスと出会う場面では、メスはすべてのオスにパントグラントを発するのではなく、その相手は主にアルファオスだった。また、パントグラントが起こる出会いは、一日の遊動生活の中で、休息後の移動時に頻繁だった。...

    DOI

  • チンパンジーの回転遊び-ピルエットについて

    西田 利貞 霊長類研究 Supplement 21 (0), 44-44, 2005

    ...タンザニアのマハレ山塊国立公園で、チンパンジーの遊び行動を観察した。哺乳類の遊びは、通常「移動・回転遊び」、「物体遊び」、「社会的遊び」に分けられる。...

    DOI

  • 毛づくろい行動の種間比較

    座馬 耕一郎 霊長類研究 Supplement 21 (0), 65-65, 2005

    ...ニホンザル(9ペア、1997年10月、京都市、嵐山モンキーパークいわたやま)、チンパンジー(6ペア、1999年8-10月、2004年6月、タンザニア、マハレ山塊国立公園)、ヒト(2ペア、2000年7月、タンザニア、カトゥンビ)がおこなった他個体への毛づくろいをビデオに記録し、両手を用いたかき分けの動作を分析した。...

    DOI

  • マハレの中大型哺乳類の生息密度の経年変化

    五百部 裕, 上原 重男 霊長類研究 Supplement 20 (0), 83-83, 2004

    ...(目的)タンザニア、マハレ山塊国立公園において、チンパンジーの狩猟対象である中大型哺乳類の生息密度の経年変化を明らかにし、チンパンジー狩猟が哺乳類に与える影響を考察した。<BR>(方法)人づけされているチンパンジーM集団の遊動域内において、1995~2002年の間に4回にわたりルートセンサスを行い、8種の中大型哺乳類の生息密度に関する資料を同一の方法によって収集した。...

    DOI

  • 1 / 1
ページトップへ