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検索結果 201 件

  • Majorana-fermion origin of the planar thermal Hall effect in the Kitaev magnet α-RuCl₃

    今村, 薫平, 末次, 祥大, 水上, 雄太, 吉田, 悠生, 橋本, 顕一郎, 大塚, 健一, 笠原, 裕一, 栗田, 伸之, 田中, 秀数, Noh, Pureum, 那須, 譲治, Moon, Eun-Gook, 松田, 祐司, 芝内, 孝禎 Science Advances 10 (11), 2024-03

    The field-induced quantum-disordered state of layered honeycomb magnet α-RuCl₃ is a prime candidate for Kitaev spin liquids hosting Majorana fermions and non-Abelian anyons. Recent observations of …

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  • <sup>48</sup>Caの極稀崩壊を探せ!—微弱放射線検出のための検出システム高度化—

    飯田 崇史 RADIOISOTOPES 73 (2), 129-137, 2023-07-15

    ...電荷を持たないニュートリノは,粒子と反粒子を転換することのできるマヨラナ粒子である可能性がある。ニュートリノのマヨラナ性を検証するためには,ニュートリノを放出しない二重ベータ崩壊探索と呼ばれる極稀な現象を観測する必要がある。我々は,CaF<sub>2</sub>シンチレータを用いたCANDLES実験によって,<sup>48</sup>Caの二重ベータ崩壊を探索している。...

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  • トポロジカル超伝導とその周辺

    佐藤 昌利 物性若手夏の学校テキスト 1 (0), 31-49, 2023

    ...更に超伝導体特有の電子・正孔対称性によって、それらの状態がマヨラナフェルミオンとなること、またそれにより超伝導渦の統計性が単純なボース統計やフェルミ統計でなく、交換操作で新しい状態となる非可換エニオン統計となることを指摘した。この発見は、超伝導体がトポロジカル相として、量子ホール効果以外の特徴をもつことを見出したものであり、現在も広く興 味を持って研究が進められている。...

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  • ニュートリノの原子核レスポンス――二重ベータ崩壊と超新星ニュートリノの解明に向けて

    江尻 宏泰 日本物理学会誌 76 (7), 426-434, 2021-07-05

    ...<p>ニュートリノは,電子と同じ軽い素粒子で,電荷がなく「弱い力」が作用する.ニュートリノの基本的な性質や反応には,</p><p>・ニュートリノ(粒子)も反ニュートリノ(反粒子)も中性の粒子だが,ニュートリノは,粒子と反粒子が同じマヨラナ粒子か,あるいは別のディラック粒子か,</p><p>・ニュートリノ振動の観測から,ニュートリノには質量があることがわかったが,どのくらいの質量があるのか,</p><...

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  • 強磁性近傍のトポロジカル超伝導体――UTe<sub>2</sub>とUCoGeの理論予測

    石塚 淳, 大同 暁人, 栁瀬 陽一 日本物理学会誌 76 (5), 289-294, 2021-05-05

    ...</p><p>最近,以前に増して,スピン三重項超伝導に注目が集まっている.その理由は,スピン三重項超伝導体がトポロジカル超伝導の有力な候補となることにある.トポロジカル超伝導とは,準粒子の波動関数が幾何学的に非自明な構造をもつ超伝導体のことを指す.その特異な性質として,欠陥,渦糸中心,表面などにおいてマヨラナ準粒子が現れることが示されている.素粒子物理学において未発見とされるマヨラナ粒子が物質において...

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  • 近藤絶縁体の量子振動と中性フェルミオン励起

    佐藤 雄貴, 笠原 裕一, 伊賀 文俊, 松田 祐司 日本物理学会誌 76 (2), 87-92, 2021-02-05

    ...</p><p>これらの近藤絶縁体の示す絶縁体とも金属とも区別することができない奇妙な電子状態に関してこれまで,エキシトン機構,複合エキシトン機構,マヨラナ機構,非エルミート型ランダウレベル形成機構,等の様々な理論的提案がなされているが,未だに理解されていない.またこれらの物質は,バルク部分は絶縁体であるが,表面においてはトポロジーにより保護された金属的な表面状態が存在することも明らかになり,トポロジカル...

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  • マヨラナ束縛状態を示唆するゼロエネルギー状態の観測

    町田 理, 花栗 哲郎 日本物理学会誌 75 (9), 570-575, 2020-09-05

    ...<p>マヨラナ粒子はそれ自身が反粒子であるという特異な性質をもった,電荷が中性の粒子である.1937年にエットレ・マヨラナによって導入されたこの粒子は,その提案から80年以上たった今でも,素粒子として存在する証拠が見つかっていない未知の粒子である.しかし,最近になって,固体中でマヨラナ粒子の特徴をもった準粒子(マヨラナ準粒子)が出現し得ることが理論的に提唱され,物質科学の分野で,マヨラナ準粒子の実現...

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  • 高次トポロジカル絶縁体の物理――角に出現する新奇なギャップレス状態

    江澤 雅彦 日本物理学会誌 75 (5), 289-294, 2020-05-05

    ...</p><p>高次トポロジカル絶縁体のヒンジ状態はビスマスの単結晶で実験的に観測されている.また,鉄系超伝導体において高次トポロジカル超伝導を示唆するヘリカル・マヨラナ・ヒンジ状態が報告されている.この他,音響系,マイクロ波導波路,LC電気回路など人工トポロジカル系でも対応する現象が観測されている.電気回路ではトポロジカル相転移を容易に実現でき,インピーダンス共鳴によって実測可能である.さらに回路に...

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  • 原子からニュートリノを引き出せるか――コヒーレンスの新奇な応用

    田中 実, 笹尾 登, 吉村 太彦 日本物理学会誌 74 (8), 548-553, 2019-08-05

    ...</p><p>ニュートリノが従う方程式も2つの可能性がある.中性粒子のニュートリノは,電子のようにディラック方程式に従うディラックフェルミオンであってもよいが,マヨラナ方程式に従うマヨラナフェルミオンの可能性もある.ニュートリノ振動確率はディラックでもマヨラナでも同じであり,振動実験では2つの可能性を区別することはできない....

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  • Majorana quantization and half-integer thermal quantum Hall effect in a Kitaev spin liquid

    笠原, 裕一, 大西, 隆史, 水上, 雄太, 馬, 斯嘯, 杉井, かおり, 栗田, 伸之, 田中, 秀数, 那須, 譲治, 求, 幸年, 芝内, 孝禎, 松田, 祐司, Matsuda, Y. Nature 559 (7713), 227-231, 2018-07-11

    The quantum Hall effect in two-dimensional electron gases involves the flow of topologically protected dissipationless charge currents along the edges of a sample. Integer or fractional electrical …

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  • 多端子系のジョセフソン接合が示すトポロジカル物性

    横山 知大 日本物理学会誌 72 (6), 402-407, 2017-06-05

    ...</p><p>トポロジカル物性は物質科学分野だけではなく,半導体ナノ構造・メゾスコピック系でも着目されている.例えば,擬1次元の半導体ナノワイヤ中に近接効果によってs波超伝導相関が染み出した系において,その超伝導領域の端に形成されるマヨラナ準粒子はトポロジカル相のエッジ状態として理解されている....

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  • 超流動<sup>3</sup>Heにおけるトポロジーと対称性の協奏

    水島 健 日本物理学会誌 72 (1), 28-33, 2017

    ...」に起源を持つ.この臨界磁場は自発的な対称性の破れと同時にトポロジカル相転移が起こる奇妙な量子相転移点であり,さらに,そこでは表面マヨラナ粒子が有限の質量を獲得する.本稿では,この新奇量子相転移の詳細に加え,このトポロジカル相に現れる表面マヨラナ粒子の磁場応答とその背後にある離散対称性との不可分な関係性を明らかにする....

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  • トポロジカル超伝導体における表面リフシッツ転移

    山影 相 表面科学学術講演会要旨集 37 (0), 247-, 2017

    ...トポロジカル超伝導体は,その表面にマヨラナ粒子が現れるため,興味深い現象が現れる可能性がある.一方,常伝導状態においても同様の系があり,トポロジカル絶縁体と呼ばれている.その表面にはディラック電子が現れるが,トポロジカル絶縁体がトポロジカル超伝導になると,表面ディラック電子と表面マヨラナ粒子が混成しリフシッツ転移を起こす.これは表面敏感な輸送現象に異常を与える....

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  • 蜂巣格子上 Kitaev-Heisenberg模型の摂動クラスター展開による磁気励起の解析

    山田 拓人, 鈴木 隆史, 菅 誠一郎 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2085-2085, 2017

    ...本研究では、キタエフスピン液体相近傍の磁気励起にマヨラナ励起由来の特徴が現れるかを議論するため、蜂巣格子キタエフハイゼンベルク模型の磁気励起を摂動クラスター展開で調べる。そして、これまで我々が得た動的構造因子の計算結果や実験結果と比較し、キタエフスピン液体相近傍の励起の特徴を議論する。</p>...

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  • 多重縮退したトポロジカル表面状態の安定性と指数定理

    池谷 聡, 浅野 泰寛 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1325-1325, 2017

    <p>ノードを持つ超伝導体の表面には多重縮退したゼロエネルギー状態が存在する。この表面状態は並進対称性が有ることを前提として定義されたトポロジカル不変量によって特徴付けられている。従って、表面に乱れがあるような現実的な状況においてゼロエネルギー状態が存在するかどうかは不明瞭であった。本研究では、表面が乱れている場合でも、ある指数と同じ数だけのゼロエネルギー状態が存在し得ることを明らかにする。また…

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  • XYZスピン鎖におけるマヨラナ・フェルミオン II

    杉本 貴則, Jafari Seyed Akbar, 大津 光巧, 遠山 貴己 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3005-3005, 2017

    ...<p>前回の発表に引き続き、XYZスピン鎖におけるマヨラナ粒子のゼロ・エネルギー状態に関する発表を行う。同系では、磁化は良い量子数ではないため、代わりにスピン位相の積で定義される3つのZ2数で、系の状態を記述する。我々は、行列積変分法を用い、このZ2数に関連した量子相転移を解析したので、この結果について議論する。</p>...

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  • Bi2212上に成長したBi超薄膜の高分解能ARPES

    嶋村 奈津美, 中田 優樹, 山田 敬子, 相馬 清吾, 菅原 克明, 佐藤 宇史, 高橋 隆 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1527-1527, 2017

    ...<p>今回我々は、超伝導近接効果によるトポロジカル超伝導の実現とそのような系において存在が理論予測されているマヨラナ型準粒子バンドの観測を目的として、銅酸化物高温超伝導体Bi2212上にスピン軌道相互作用が大きく二次元トポロジカル絶縁体とも理論予測されているBi超薄膜を作製し、その電子構造を高分解能ARPESにより決定した。講演では、Bi超薄膜における超伝導近接効果について詳細に議論する。</p>...

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  • マヨラナ粒子の非可換統計ダイナミクス

    宮崎 俊輔, 水島 健, 鶴田 篤史, 藤本 聡 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1375-1375, 2017

    ...<p>トポロジカル超伝導体の端や超伝導渦の中に現れるマヨラナ粒子は、電子と正孔の等しい重ね合わせにより作り出される準粒子である。マヨラナ粒子はその非局在性から攪乱に強く、また、フェルミオンでもボゾンでもない新しい量子統計「非可換統計」に従うため、量子計算に応用される事が期待されている。...

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  • 交流電場下での磁束渦糸の集団励起

    堤 康雅 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1635-1635, 2017

    ...また、カイラルp波超伝導体の磁束渦糸中に束縛されたマヨラナ粒子と集団励起の関係についても議論する予定である。</p>...

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  • Lepton number violation by heavy Majorana neutrino in B decays

    淺賀 岳彦, 石田 裕之 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 22-22, 2017

    ...<p>シーソー機構によりニュートリノの質量起源を説明する場合、理論に重いマヨラナニュートリノが予言される。この新粒子により標準模型にはないレプトン数を破る反応が生じる。本講演では、荷電B中間子のレプトン数を破る崩壊過程を考え、将来実験による探索感度を提示する。</p>...

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  • Kitaevスピン液体候補物質α-RuCl<sub>3</sub>における熱Hall効果測定

    大西 隆史, 杉井 かおり, 下澤 雅明, 常盤 欣文, 栗田 伸之, 田中 秀数, 山下 穣, 芝内 孝禎, 松田 祐司 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1909-1909, 2017

    ...このKitaev模型においては,実空間の結合軸方向に依存した相互作用により,基底状態は量子スピン液体状態となるとされており,1/2スピンの分数化に由来するマヨラナ励起が予想されている。そこで我々は,Kitaev候補物質である${\alpha}$-RuCl_3_における熱Hall効果測定を行った。その結果,常磁性相において熱ホール効果を観測した。本講演ではこの結果について詳しく述べる。</p>...

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  • Novel Phenomena in Arrays of Majorana Modes with Supersymmetry

    Huang Zhao, 島崎 信二, 新田 宗土 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1329-1329, 2017

    <p>In particle physics, supersymmetry (SUSY) transforms two basic classes of elementary particles: fermions which have a half-integer spin and bosons which have an integer spin. Recently it has been …

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  • UPt<sub>3</sub>における非共型トポロジカル超伝導

    柳瀬 陽一, 塩崎 謙 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1327-1327, 2017

    <p>重い電子系超伝導体UPt3における非共型トポロジカル超伝導に関する最近の成果を報告する。UPt3 の結晶空間群はP63mmcであり、グライド対称性とらせん対称性を有する非共型な結晶構造である。そしてE2u既約表現に属するスピン三重項超伝導が有力視されている。この系においては非共型対称性に守られたバルクトポロジカル不変量が非自明であり、それに伴うトポロジカル表面状態が現れることを議論する。<…

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  • 48Caのニュートリノレス二重ベータ崩壊に対する大規模殻模型解析

    岩田 順敬, 清水 則孝, 大塚 孝治, 宇都野 穣, Men\'endez, J., 本間 道雄, 阿部 喬 Physical Review Letters 116 (11), 112502_1-112502_6, 2016-03

    ...ニュートリノレス二重ベータ崩壊は、ニュートリノがマヨラナ粒子であることを示す決定的な証拠となるが、未だその観測に成功していない。その核行列要素を理論的に正確に与えられれば、実験に大きな制約を与えることになるが、核構造模型による不定性が大きいというのが現状である。...

    機関リポジトリ

  • 超伝導電極-InAsナノワイヤ量子ドットにおけるショット・ノイズ測定

    高瀬 恵子, 芦川 耶眞登, 章 国強, 舘野 功太, 佐々木 智, 岡崎 雄馬 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1154-1154, 2016

    ...<p>超伝導電極-InAsナノワイヤ複合素子では、マヨラナ粒子、Andreev 束縛状態など多彩な物理現象が観測されている。本研究では超伝導電極-InAsナノワイヤ量子ドットを作製しショットノイズを測定した。ゼロ磁場では電子数が奇数の時にファノファクターが2以上のSuper-Poissonianノイズ、偶数のときにはファノファクターが1のPoissonianノイズを観測した。...

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  • 蜂の巣格子上のスピンSキタエフ模型と比熱ピーク

    鈴木 隆史, 山地 洋平 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2640-2640, 2016

    ...<p>蜂の巣格子上S=1/2キタエフ模型の比熱の温度依存性には、マヨラナ粒子生成に伴うダブルピーク構造が現れることが知られている。一方古典スピン系のキタエフ模型ではキタエフスピン液体相は現れず、比熱の温度依存性にもダブルピーク構造が現れない。本講演ではスピンの大きさSを変えた場合の比熱の温度依存性を数値厳密対角化法で調べ、モンテカルロ法で計算した古典スピン系の結果と比較した。...

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  • Mg<sub>x</sub>Zn<sub>1-x</sub>O/ZnOヘテロ構造を用いた二次元電子系/超伝導接合

    小塚 裕介, 阪口 敦史, Aswin V., Falson J., Maryenko D., 打田 正輝, 塚崎 敦, 川崎 雅司 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1039-1039, 2016

    ...<p>量子ホール状態と超伝導の界面には非可換統計を示すマヨラナ粒子が発現すると理論的に予測されている。しかしながら、超伝導体と高移動度二次元電子系の良質な界面の作製が困難であるため、ほとんど実験例がない。本研究ではZnOの二次元電子系を用いて、量子ホール状態と超伝導の接合を作製し、その電気特性よりクーパー対の注入を行った。結果として、クーパー対の注入がアンドレーフ反射により確認できた。...

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  • InAsナノワイヤー/Pb三端子接合における量子輸送特性

    馬場 翔二, Juenger C., Baumgartner A., Nygard J., Shoenenberger C., 樽茶 清悟 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1078-1078, 2016

    ...<p>半導体/超伝導体微細接合は近年、クーパー対の分離やマヨラナ粒子の観測を目的とした様々な研究の対象となっている。本研究ではInAsナノワイヤーに超伝導体であるPb端子を3つ近接させて接合させた試料について発表する。中央の端子を設置し、左右の端子に独立にバイアス電圧をかけながら微分電導度を測定したところ、クーパー対の分離に起因すると思われる正の相関がみられた。...

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  • 高絶縁性トポロジカル絶縁体上に形成したPb薄膜のSTM/STS

    岩谷 克也, 松岡 賢佑, 名坂 成昭, 町田 理, 幸坂 祐生, 花栗 哲郎, 笹川 崇男 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1120-1120, 2016

    ...<p>従来超伝導体とトポロジカル絶縁体からなるヘテロ構造表面はボルテックコア内のマヨラナ束縛状態などトポロジカル超伝導発現の舞台として精力的に研究されている。本研究では近年報告された理想的なトポロジカル絶縁体SnドーBi_1.1_Sb_0.9_Te_2_Sを基板とし、その上に蒸着したPb薄膜表面における超伝導状態を走査型トンネル顕微鏡を用いて調べる。...

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  • XYZスピン鎖におけるマヨラナ・フェルミオン

    杉本 貴則, Jafari Seyed Akbar, 遠山 貴己 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2634-2634, 2016

    ...この系では、マヨラナ粒子数が有限になる可能性が指摘されているので、本講演では、この関係性について議論する。</p>...

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  • Al-InAs量子井戸ヘテロ構造から作製した超伝導接合の輸送特性

    松尾 貞茂, 馬場 翔司, 上田 健人, 鎌田 大, 館野 瑞樹, Lee Joon Sue, Shojaei Borzoyeh, Palmstrom Chris, 樽茶 清悟 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1061-1061, 2016

    ...<p>近年、半導体ナノ細線中の磁場誘起ヘリカル状態をはじめとしたトポロジカル物質と超伝導体との接合系において、マヨラナ粒子の実現と非可換統計の実証を目指した研究が活発に行われている。ナノ細線を用いたマヨラナ粒子の実現には非常に高品質な超伝導接合、およびスピン軌道相互作用を持つ一次元電子系が必要であり、これらの制御を行うことがマヨラナ粒子の実現に向けて大きな課題となっている。...

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  • キタエフ量子スピン液体の"気液"相転移(最近の研究から)

    那須 譲治, 宇田川 将文, 求 幸年 日本物理学会誌 70 (10), 776-781, 2015-10-05

    ...からキタエフ模型が示す量子スピン液体状態に着目し,その熱力学的性質を解明した.これまで,量子スピン液体の理論的研究は,主に三角格子などの幾何学的フラストレーションを有する格子上の強相関電子模型に対して行われてきたが,そこでは負符号問題のために従来の量子モンテカルロ法が適用できず,系統的な研究は困難であった.こうした事情は幾何学的なフラストレーションのないキタエフ模型の場合にも現れる.そこで我々は,マヨラナフェルミオン...

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  • ドープしたトポロジカル絶縁体における超伝導とマヨラナ粒子(最近の研究から)

    山影 相, 矢田 圭司, 佐藤 昌利, 田仲 由喜夫 日本物理学会誌 70 (5), 356-361, 2015-05-05

    ...粒子として振る舞い,しかもフェルミ統計でもボーズ統計でもなく,非可換統計に従う.すなわち,トポロジカル超伝導体の表面における2つのマヨラナ粒子は,その位置を交換するだけで始状態と直交する状態へ変化する.この性質から,トポロジカル超伝導体は量子演算の舞台としても興味を集めている系である.しかしながら,トポロジカル超伝導を実現する物質は少なく,更なる物質探索がこの分野の発展に不可欠である.2009年以降...

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  • 超伝導体におけるマヨラナフェルミオン (解説)

    佐藤 昌利 日本物理学会誌 69 (5), 297-306, 2014-05-05

    ...1937年,Majorana(マヨラナ)によって,電気的に中性な素粒子を記述する新しいフェルミオンが導入された.のちにマヨラナフェルミオンと命名されたそのフェルミオンは,複素数の場で表される通常のディラックフェルミオンと異なり,実数の場で表すことができ,そのため自分自身が反粒子であるという特徴をもつ.ニュートリノがマヨラナフェルミオンであると期待されているが現時点では直接的な実験的証拠は見つかっていない...

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  • トポロジカル絶縁体入門

    安藤 陽一 応用物理 81 (12), 1020-1023, 2012-12-10

    ...<p>トポロジカル絶縁体は,バルクにはエネルギーギャップをもつ絶縁体だが表面が必ず金属になるという,新しい種類の固体物質である.その表面には特殊なスピン偏極をもった質量ゼロのディラック電子が存在し,無散逸のスピン流や反局在効果などの特徴を示す.またその表面に超伝導を誘起すると,トポロジカル量子計算の量子ビットとなるマヨラナ粒子が現れると予想されている.これらの特徴は全く新しい原理に基づく情報処理デバイス...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • p波超流動体の量子渦に潜むマヨラナ型準粒子(最近の研究から)

    水島 健, 市岡 優典, 町田 一成 日本物理学会誌 64 (11), 836-840, 2009-11-05

    ...量子渦とは超流動秩序変数の位相欠陥であり,そのまわりに束縛された低エネルギー準粒子励起を伴う.p波超流動体ではその内部自由度を反映して秩序変数の非自明な位相構造が生み出される.この結果として,零エネルギーを持つ準粒子状態が存在し,その準粒子はマヨラナ型として振舞う.本稿では,極低温原子気体系に焦点を当てて,このマヨラナ型準粒子の存在及びその安定性について微視的理論の計算結果をもとに紹介する....

    DOI Web Site 参考文献15件

  • ニュートリノの質量と素粒子論

    柳田 勉 日本物理学会誌 58 (5), 323-326, 2003

    We give a brief review on the seesaw mechanism in a grand unified theory which predicts small neutrino masses. In the seesaw mechanism the lepton-number conservation is broken and neutrinos have …

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  • SO(2,1) Covariant IIB Superalgebra

    初田 真知子 素粒子論研究 100 (4), D23-D24, 2000

    ...この代数は、SO(9,1)およびSO(2,1)回転生成子に加えて、SO(2,1)ベクトル"運動量演算子"、マヨラナ・スピノル"超対称荷電"、ラリタ・シュウィンガー場である中心荷電から作られる。この部分群である"SO(2)×ローレンツ群"を同一視した商群を考え、具体的な座標を導入してNS/NS(ヌヴ・シュワルツ)とR/R (ラモンド)2階テンソルの表現を構成した。...

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  • 二重ベータ崩壊 : ニュートリノはディラック型かマヨラナ型か

    土井 勝, 小谷 恒之, 西浦 宏幸, 高杉 英一 日本物理学会誌 38 (6), 450-457, 1983

    ニュートリノ (中性微子) は荷電がなく, 弱い相互作用しか行わない粒子で, 質量がゼロと考えられてきた. しかし, 1970年代後半になって, ハドロンとレプトンとの統一的理解を目指す試みが推進されるにつれて, ニュートリノは電子質量の10<SUP>-4</SUP>程度かそれ以下の質量を持つのではないか, 粒子と反粒子の区別があるのか, (V-A) …

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  • 重いフェルミオンのフレーバー非保存過程に於ける効果

    林 青司 素粒子論研究 66 (2), 157-176, 1982

    ...この表式による遷移確率の理論値を実験値と比較する事により,未解決の問題:tクォーク質量の大きさ,ニュートリノ質量のタイプ(マヨラナ or ディラック),左右対称性の自発的破れの程度(M_<WR>の大きさ)等,に対し重要な手がかりが得られる事を示す。...

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