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検索結果 2,271 件

  • カムランドによる地球ニュートリノ観測でひもとく地球熱史

    川田 七海 日本物理学会誌 79 (3), 117-122, 2024-03-05

    ...<p>地球が地殻–マントル–コアの三層構造を持つことは19世紀に始まった地震波観測で明らかになった.地球化学は地球の材料と考えられるコンドライト隕石や地表での岩石サンプルの組成から地殻とマントルの平均組成を推定している.しかし,地球深部物質と同等の岩石サンプルを得るのは特に困難で,どのような種類の隕石が地球を作ったかも未確定なため,地球化学による組成推定には本質的な不定性がある....

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  • 進行病期マントル細胞リンパ腫と結核性胸水の同時発症

    大野 仁嗣, 阿部 教行, 前川 ふみよ, 林田 雅彦, 岸森 千幸, 福塚 勝弘, 稲尾 崇, 小谷 槙一, 住吉 真治 Tenri Medical Bulletin 26 (2), 99-109, 2023-12-25

    ...<p> 症例は70代後半の男性,病期IV のマントル細胞リンパ腫と左優位の胸水を同時発症した.リンパ節生検では,中型細胞がびまん性に増殖し,免疫染色では,腫瘍細胞はCD5,CD20,CD79a,BCL2,サイクリンD1,SOX11 陽性,CD3,CD10陰性であった.染色体・FISH検査で t(11;14)(q13;q32)/<i>IGH</...

    DOI Web Site Web Site 参考文献19件

  • 中新世の日本海拡大に伴う東北日本前弧域火山活動

    山元 孝広, 山﨑 誠子 地質学雑誌 129 (1), 165-177, 2023-03-16

    ...<p>茨城県城里町塩子に分布するアルミナに乏しく,鉄に富む無斑晶状安山岩の貫入岩から,新たに16.40±0.10 MaのK‒Ar年代値を得た.また微量成分組成とSr‒Nd同位体比から,この火山岩が近傍の元古沢玄武岩に近い組成の苦鉄質マグマの結晶分化で生成された残液マグマ起源であることを明らかにし,元古沢玄武岩については日本海拡大時の高温アセノスフェアの注入により溶融した島弧リソスフェア性マントルに由来...

    DOI Web Site 研究データあり 参考文献47件

  • 新規超硬アンビルを使用した超高圧高温下での超音波測定技術開発

    肥後 祐司 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (1), 91-94, 2023-02-28

    ...下部マントルに相当する超高圧高温条件下での安定的な弾性波速度測定を実現するべく、高圧セル、X線光学系、測定システムの改良を行った。本実験では特に発生圧力の高効率化を目指し、2段アンビルに高硬度の超硬合金を使用し、圧力媒体・ガスケットの設計や加工法の改良を行った。...

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  • マントル細胞リンパ腫再発による腸重積に対し,腹腔鏡下回盲部切除術を施行した1例

    寺田 剛, 稲村 幸雄, 齋藤 尚子, 穐山 竣, 延廣 征典, 森 千浩, 上畑 恭平, 武澤 衛, 森川 彰貴 日本腹部救急医学会雑誌 43 (1), 89-92, 2023-01-31

    ...<p>マントル細胞リンパ腫(mantle cell lymphoma:以下,MCL)は予後不良で,完全寛解後も再発し,腸重積を引き起こすことがある。患者は83歳男性で,2年5ヵ月前にMCLと診断され,bendamustineとrituximabの併用化学療法による完全寛解後,経過観察されていた。今回,嘔吐を主訴に受診した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 多発転移の一部として気管気管支転移を認めたマントル細胞リンパ腫

    北村 直也, 田邊 慶太郎, 明元 佑司, 嶋田 喜文, 尾嶋 紀洋, 本間 崇浩, 野口 映, 土谷 智史 気管支学 45 (1), 59-65, 2023-01-25

    ...</b>びまん性大細胞型B細胞リンパ腫などの悪性リンパ腫が気管気管支に転移することが知られており,その進展形式はびまん性粘膜下浸潤を呈することが多い.一方,マントル細胞リンパ腫(mantle cell lymphoma:MCL)が気管気管支に転移し,孤立性結節の所見を呈するのは稀である.<b>症例....

    DOI 医中誌

  • 星間起源のアミノ酸とその前駆体の小天体内部における安定性

    池田 伊吹, 癸生川 陽子, 小林 憲正, 依田 功 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 121-, 2023

    ...分子雲を構成する星間塵の核の周りに水や一酸化炭素などの分子が凍結したアイスマントルへ宇宙線などが照射することで、アミノ酸などが生成したと考えられる。先行研究から分子雲を模擬した実験では、高分子アミノ酸前駆体が非生物的に生成することが示された。...

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  • 第一原理計算による溶融鉄と珪酸塩メルト間のHfとWの分配と地球の<sup>182</sup>W同位体進化

    鈴木 勝彦, 土屋 卓久 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 160-, 2023

    ...その結果,初期マントルは高いW同位体比,金属核は同位体比が低いと考えられている。その後,低いW同位体比を持ったlate veneerによって,マントルのW同位体比は下がり,現在の上部マントルの値になったと考えられている。本研究では,室内実験では困難な高温高圧条件下での第一原理自由エネルギー計算を用いて,珪酸塩メルトと溶融鉄の間のHf-Wの分配を調べた。...

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  • 我々は本当に分析したいサンプルを分析しているのだろうか?超苦鉄質天然岩石を例として

    森下 知晃, 西尾 郁也, 田村 明弘, 板野 敬太 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 169-, 2023

    ...<p>超苦鉄質岩石(カンラン岩や輝岩類)は、地球のマントル由来と考えられたり、初生的メルトからの早期結晶集積岩として考えられることなどから、いずれの場合においても、地球のマントルの状態を知るための重要な物質科学試料として取り扱われている。我々は直接マントルから試料を得ることができていないため、実質的には地表に露出する超苦鉄質岩石類の分析を行っている。...

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  • 地球深部の希ガスに関する諸問題について

    兼岡 一郎 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 163-, 2023

    ...また<sup>3</sup>Heのような始源的同位体の相対存在度も異なっていて地球進化とも関連していると考えられているが、従来は地球内部では地殻やマントルなどのケイ酸塩などがその主要な保存相とされてきた。...

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  • 青森県下北半島,恐山火山を構成する第四紀火山岩類のマグマ変遷

    丸山 哲弥, 折橋 裕二, 佐々木 実, 新正 裕尚, 淺原 良浩 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 226-, 2023

    ...である.山体はカルデラ湖である宇曽利湖とその周囲を囲む外輪山,カルデラ北岸の溶岩円頂丘群からなる(富樫,1977).本研究では恐山全域を網羅するように各活動ステージの火山岩を計130試料採取し,岩石記載および全岩の主・微量成分分析(ホウ素を含む)を行った.本報では小林・水上 (2012)の火山活動史に基づき,恐山のマグマ変遷史について若干の考察を行った.Ba/Nb vs B/Nb図において,恐山直下のマントルウェッジ...

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  • 構造欠陥・化学的特徴を用いたペリドットの産地鑑別

    三浦 真, Mike Jollands, Aaron Palke, Ziyin Sun, Wim Vertriest, 桂田 祐介 宝石学会(日本)講演会要旨 45 (0), 12-12, 2023

    ...</p><p>かんらん石は地球のマントルを構成する主要な鉱物であり、主に玄武岩中にマントル捕獲岩・捕獲結晶として見られ世界各地で産出する比較的ありふれた鉱物である。しかしスカルン鉱床や超マフィック岩体中の熱水鉱床から産出するペリドットは比較的大きな結晶で産出し、緑色が濃く、品質もよい事から重宝されている。エジプト、ミャンマー、パキスタン、ノルウェー産のペリドットがこの変成岩・熱水鉱床起源にあたる。...

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  • マントル捕獲岩からプルーム成分を抽出する試み

    山本 順司, Kurz Mark 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 164-, 2023

    ...島における盾状火山形成期の溶岩に見られるような特徴も確認できた.この結果は,オアフ島直下のリソスフェアマントルにプルーム由来のマグマが染み込んだ様子を示していると思われ,海洋島玄武岩中のマントル捕獲岩は,地表物質の汚染を受けていないプルーム由来マグマを我々に運んでくれる保管容器として機能すると言える....

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  • 強親鉄性元素の挙動に見る前弧領域火成活動の証拠 :北海道神居古潭帯岩内岳の例

    森 英寿, 石川 晃, 小木曽 哲, 横山 哲也, 秋澤 紀克 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 171-, 2023

    ...本研究のOs-Irが枯渇するパターンは、他の沈み込み帯に関連したマントルでも報告されており、前弧域における火成活動との関連性が指摘されている。このことを踏まえ、Os-Irの枯渇から示唆される沈み込み帯前弧域での火成活動が、岩内岳かんらん岩の高度な枯渇の原因であると推測する。...

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  • Busulfanを含む造血幹細胞移植前処置中に生じた重度精神障害

    井本 直人, 藤原 慎二, 渡邉 実紀, 鈴木 祐太朗, 川口 拓哉, 伊藤 理恵, 堺 寿保, 倉橋 信悟 臨床血液 64 (11), 1415-1420, 2023

    ...マントル細胞リンパ腫の中枢神経再発に対し,thiotepa(TT)/BUを前処置とした自家末梢血幹細胞移植を予定した。Day−4のBU 4日目の投与後より幻覚を訴え,翌日に幻覚悪化とせん妄で身体抑制を要し,day−2のTT投与は中止した。Day−1以降症状は改善した。本症例は2例とも65歳以上で,BU最終投与後1~2日で精神症状は悪化した。...

    DOI Web Site PubMed

  • 南半球の海洋堆積物に記録された白亜紀-古第三紀境界のオスミウム同位体比変動とその化学層序学的意義

    黒田 潤一郎, 太田 映, 石川 晃, 鈴木 勝彦, Tejada Maria L.G., 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 98-, 2023

    ...洪水玄武岩体の噴火によっても地球温暖化が引き起こされたことが判明している.洪水玄武岩と天体衝突により,K-Pg境界イベントは複雑かつ科学的興味に満ちた研究対象となってきた.私たちは,南半球中・高緯度を中心とした世界各地の海洋底で掘削回収された堆積物中のK-Pg境界の層準について,高解像度で放射性起源オスミウムOs同位体組成と白金族元素組成を分析するプロジェクトを進めている.Os同位体比は,地球外物質とマントル...

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  • Lotus Colors 社による照射ダイヤモンドの特徴及び比較研究

    阿依 アヒマディ 宝石学会(日本)講演会要旨 45 (0), 17-17, 2023

    ...</p><p>高温高圧法は、地球深部のマントルの自然条件を正確に模倣した処理プロセスであり、この手法により天然ダイヤモンド内に含まれる微量元素が高温高圧によって解放され、自然な原色である無色、黄色、緑色、オレンジなどが現れます。当社は、この照射と HPHT 法を組み合わせ、 baby pink, rose pink, purple のようなダイヤモンドを数量限定で作れるように成功しています。...

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  • 下部マントル条件下でのカリウムに富むケイ酸塩への希ガスの取り込みの探索

    飯塚 理子, Fischer Rebecca, Gu Jesse, Dong Junjie, Sheehan Jack, Mardaru Darius, Chariton Stella, Prakapenka Vitali 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 130-, 2023

    ...このミッシングキセノン問題を解決し、キセノンを地球内部に保持しうる鉱物種を特定するべく、本研究では、下部マントル最下部まで安定に存在するカリウムに富むケイ酸塩KAlSi<sub>3</sub>O<sub>8</sub>への希ガス(特にXeとAr)取り込みの可能性を実験的に探索した。...

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  • 原始地球におけるGeo-Reactorの成立性に関する中性子工学的解析

    大川 友悠馬, 高木 直行 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 159-, 2023

    ...そこで本研究では、惑星分化直後のD” Layerにおける高温高圧下で、Uとマントル物質の混合系について臨界性を解析した。検討した混合物は鉄、ポストペロブスカイト、D” Layerにおける一般的な組成の三種類とした。数値解析には中性子・光子輸送計算モンテカルロコードMVPを用いた。...

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  • 顕生代コマチアイトから制約するマントルの強親鉄性元素組成進化

    井原 悠太, 石川 晃, 横山 哲也, 清水 健二 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 166-, 2023

    ...<p>マントルの化学進化史を考えるうえで、太古代や原生代はマントル試料に乏しいことから、コマチアイトのように、マントルの部分溶融度が高い火山岩の組成に注目されてきた。マントル中の強親鉄性元素組成がどのように変化してきたのかは明らかになっていない。コマチアイトのPt濃度が時代とともに増加していることから、マントル中の強親鉄性元素濃度が上昇しているという説がある。...

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  • 海洋リソスフェアの熱化学状態~プチスポットカンラン岩捕獲岩からの制約~

    秋澤 紀克, 石川 晃, 丹羽 佑果, Alard Olivier, Gréau Yoann, 平野 直人, 町田 嗣樹 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 167-, 2023

    <p>海洋域で採取されるカンラン岩は海洋リソスフェア構成物質のアナログであり、その熱化学状態を明らかにすることができる有用な研究対象となる。我々は、東北沖にあるプチスポットを対象に2度の航海(YK20-14S、YK21-07S)を実施し、スピネルカンラン岩と共にザクロ石カンラン岩を採取することに成功した。本研究では、それらを報告すると共に解析結果を用いた海洋リソスフェアの熱化学状態復元を試みる。…

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  • FOZO-HIMUから推定したリサイクル年代に関する考察

    下田 玄, 小木曽 哲 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 158-, 2023

    <p>本研究では、FOZOとHIMUに分類されるOIBを用いて海洋地殻のリサイクル年代を見積もる。本研究では、Ndモデル年代とPb-Pbモデル年代を組み合わせることで、単一のOIB同位体組成から、リサイクル年代を計算することが可能になった。これにより、ホットスポット毎にリサイクル年代を見積もった。求められたリサイクル年代は、220万年の周期を示す。発表では、得られた年代の周期性について議論する。…

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  • 古原生代の堆積物リサイクリングから発生したLOMU型含水アセノスフェリックマントル

    Dey Bidisha, 柴田 知之, 芳川 雅子 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 161-, 2023

    ...岩石学的研究から、初生マグマ は含水アセノスフェリックマントルで生成されたことがわかった。これまでの研究では、西南日本のアルカリ玄武岩の起源は、停滞した太平洋プレートに由来する含水アセノスフェリックマントル(1.8 GPa以上)であるとされてきた。しかし、このモデルでは東松浦玄武岩の LOMU型同位体比を説明できない。...

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  • メタマテリアルを用いたアンテナ間の相互結合抑制

    道下 尚文 電子情報通信学会論文誌B 通信 J105-B (11), 852-861, 2022-11-01

    ...を用いた三つの手法による効果を検討した.その結果,マントルクロークを用いると,アンテナ間距離が0.1波長に近接しても,相互結合を抑制でき,アンテナの放射パターンはほぼ変わらないことを明らかにした....

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  • 北部フォッサマグナの上部新生界堆積盆地-発達史と発生メカニズム-

    矢野 孝雄, 小坂 共栄, 高橋 康 地球科学 76 (4), 161-178, 2022-10-25

    ...<p>北部フォッサマグナの上部新生界堆積盆地は海底火山岩類(層厚 > 5km)の噴出をともなって 16.5~15.5Ma に発生し,それまでの陸域が漸深海海盆に転化した.この厚い火山岩類の噴出は,当時の下部地殻~上部マントルに厖大な厚さの部分溶融帯が存在していたことを示唆する.このような場では,上載重力荷重が,部分溶融帯から大量のマグマを絞りだし,湧昇させたと推測される.その結果,絞りだされたマグマ...

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  • 鉱物から探る地球内部

    大谷 栄治 地学雑誌 131 (2), 179-192, 2022-04-25

    <p> Various phase transitions occur in the Earth's interior. They cause discontinuities in seismic velocity and density profiles. The 410 km and 660 km discontinuities are explained by the …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献60件

  • 火山ガラスとメルト包有物の揮発性物質からみた地球内部水循環

    清水 健二 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 123-, 2022

    ...<p>地球内部における水循環により、マントル化学組成の不均質性や元素の濃集や散逸、マグマの発生などが促進される。いわば、流体の挙動が地球内部のダイナミクスを支配していると言っても過言ではない。通常、地球内部流体の挙動に制約を与えるために、鉛などの火山岩中の親水性の微量元素量や同位体比を用いた研究を行なわれるが、本発表では我々が水をはじめとする揮発性物質そのものを扱った研究を紹介する。</p>...

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  • 北米南西部およびアフリカ北西部の大陸下マントルにおける希ガス同位体組成

    深川 雅央, 角野 浩史, Nick Dygert, 福島 菜奈絵 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 126-, 2022

    ...<p>マントル対流から隔離され、島弧火成活動などに伴うメタソマティズムも受けている為、地球化学的なリザーバーとして他のリザーバーと異なることが期待されるSCLM(大陸下のリソスフェリックマントル)の希ガス同位体組成は不明な点が多い。南米パタゴニアや南アルプスフィネロのSCLM試料について、MORB(中央海嶺玄武岩)と比較して核破砕反応起源成分の寄与が強く見られるNe同位体組成が報告された。...

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  • 液体鉄ー熔融ケイ酸塩間における元素分配の第一原理計算

    土屋 卓久 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 25-, 2022

    ...これを用い、地球の主要な熱源であるカリウム、始原物質であるヘリウム、主要な揮発性物質である水や炭素、中心核中に存在する軽元素の候補と考えられている硫黄、核-マントル相互作用の検出において重要となるタングステン、ハフニウムなど、様々な元素の分配特性を調べている。本発表では、最新の計算結果を含め、これらについて紹介する。</p>...

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  • 太平洋の遠洋性粘土に見られる地球化学的バリエーションとそのグローバル物質循環における重要性

    見邨 和英, 中村 謙太郎, 安川 和孝, 町田 嗣樹, 大田 隼一郎, 藤永 公一郎, 加藤 泰浩 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 55-, 2022

    ...<p>海溝で沈み込む海底堆積物は,大陸地殻やマントルの化学組成に大きな影響を与えることが知られている.近年,陸から遠く離れた大水深の環境で堆積する遠洋性粘土の化学組成に大きなバリエーションがあることが明らかになりつつある.しかし,従来の沈み込み帯の研究では,遠洋性粘土は他の堆積物種と比べて重要視されてこなかった.講演者らは、伊豆・小笠原海溝沈み込み帯に位置するODP Site 1149 の遠洋性粘土層...

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  • 西太平洋海域におけるプチスポット火山群の地球化学的特徴

    三國 和音, 平野 直人, 町田 嗣樹, 角野 浩史, 秋澤 紀克, 田村 明弘, 森下 知晃, 加藤 泰浩 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 61-, 2022

    ...本研究では、太平洋プレート最古部直下の上部マントルの化学的特徴を明らかにすることを目的に、マリアナ海溝に沈み込む太平洋プレート西部に噴出したプチスポット火山群について主要、微量元素組成分析、Sr、Nd、Pb同位体組成分析およびAr-Ar年代測定を行った。...

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  • プチスポット溶岩と中央海嶺玄武岩の希ガス・CO2組成の比較

    小長谷 智哉, 角野 浩史, 平野 直人, 町田 嗣樹 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 60-, 2022

    ...NeとArの同位体比はMORBマントルの値の範囲内であった.またプチスポットマグマの希ガス元素比はHeを除きMORBマグマとほぼ一致した.このため,太平洋プレート西端下マントルのNe, Ar同位体組成と希ガス元素組成は中央海嶺下マントルと類似する可能性が高い.さらにCO2/22Ne-20Ne/22Ne組成がMORBに一致したことから,プチスポットマグマのCO2/Ne比はMORBマグマと同等だと考えられる...

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  • (招待講演)単一火山におけるマグマ多様性とその成因:千島弧南部・利尻火山での例

    谷内 元, 栗谷 豪, 中川 光弘 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 125-, 2022

    ...その結果、CA系列安山岩はマントル由来未分化マグマと地殻由来珪長質マグマの混合、TH系列安山岩は未分化マグマからの同化分別結晶作用を経てそれぞれ分化したことが示された。さらに、3タイプの初生マグマ含水量を推定したところ、CA系列安山岩、TH系列安山岩、低Na/K玄武岩のそれぞれで約5, 3, 2 wt.%と相違があることが明らかとなった。...

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  • 美濃帯犬山セクションの層状チャートに貫入する塩基性岩脈の意義

    新保 陽輔, 平野 直人, 秋澤 紀克, 角野 浩史 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 126-, 2022

    ...., 2009),美濃・丹波帯では高マグネシア安山岩も点在している(木村・貴治,1993).犬山地域の塩基性岩脈の成因として,沈み込んだプレートから放出された水によるソリダス低下や海嶺沈み込みによるマントルの高温環境が示唆される....

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  • 大島半島北部夜久野オフィオライトにおける大深度ボーリングコアの岩相層序と帯磁率

    和田 伸也, 木村 皐史, 大山 隆弘, 鈴木 茂之, 岩森 暁如, 大塚 良治, 大野 顕大, 小割 啓史, 木村 一成, 柳田 誠 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 338-, 2022

    ...<p><b>はじめに:</b>夜久野オフィオライトは,岡山県の井原地域から福井県の大島半島にわたって分布する,上部地殻からマントルまでの層序を保った,古生代後期の複合火成岩体である[1].オフィオライト最下部のマントルかんらん岩は,大島半島の南部と東端部に,大島岩体,待ちの山岩体として分布する[1].2014 - 2018年,大島半島北部の大飯発電所敷地内において実施された深度1000 mを超えるボーリング...

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  • 周期的背弧拡大のメカニズム

    石井 和彦, ウォリス サイモン 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 54-, 2022

    ...</p><p> これらの結果は,①海洋プレートの沈み込みを駆動するスラブの負の浮力のほか,②低粘性かつ低密度のマントルウェッジの存在と③スラブとマントル遷移層との相互作用に伴う島弧リソスフェアの応力状態の変化が,周期的背弧拡大に重要な役割を果たすことを示している。...

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  • 韓国の錦山地域における古原生代花崗片麻岩のジルコン・モナズ石の地質年代学的・地球化学的な研究

    岩水 健一郎, 姜 志勲, 堀江 憲路, 外田 智千, 竹原 真美, 早坂 康隆, 大藤 茂 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 369-, 2022

    ...ジルコンからはコア・マントル・リムが確認された。コアからは約2.5 Gaのマグマ固結年代が得られた。マントル(Th/U比 < 0.1)からはディスコーダントなデータが得られ、コンコーディア曲線との交点は約1.89 Gaと174 ± 74 Ma(共に変成年代)となった。ただ、マントルは波動累帯構造を示すため、火成ジルコンの可能性がある。...

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  • 第一原理計算による溶融鉄-溶融ケイ酸塩間のHf-W分配と182W同位体の初期進化

    鈴木 勝彦, 土屋 卓久 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 118-, 2022

    ...したがって、マントルがいつ、どのようにして現在の状態になったかについては、まだ大きな議論がある。我々が得たデータを含めて、3.5〜3.0Gaの間に、正のμ182W値をもつ始原マントルに負のμ182W値をもつ地球外物質が断続的に混合し、一部の領域が現在のマントルのμ182W値を持っていた可能性があることが示された。</p>...

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  • EM-1成分に富むプレート内玄武岩の元素組成と比較したプチスポット玄武岩の特徴

    新保 陽輔, 平野 直人 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 70-, 2022

    ...<p>プチスポット玄武岩は海洋島玄武岩(OIB)に分類され、EM-1組成のマントル端成分の影響を強く受けている。ホットスポット玄武岩を含めたEM-1組成OIBの微量元素組成には地域差があり、その比較はマントルの不均一、ならびにプチスポット火山のマグマ生成条件を探る手がかりとなるため、EM-1を示すOIBの全岩微量元素組成データを集め主成分分析を行った。...

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  • 海洋リソスフェアの温度構造:マントル捕獲岩研究からの視点

    石川 晃, 藤田 遼, 丹羽 佑果, 秋澤 紀克 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 71-, 2022

    ...<p>海洋リソスフェアの温度構造推定は、海底調査により計測された熱流量,水深,震源分布,地震波速度構造などの地球物理観測データを整合的に説明する理論モデルを基に発展してきたが,地質学的試料を用いたモデル検証はあまり進んでいない.われわれはこのような現状を打破することを主眼に,太平洋域に産するマントル捕獲岩の再検討を精力的に進めてきた。...

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  • 遠洋性堆積物の続成過程における水の起源

    水野 瞳, 山口 飛鳥, 井尻 暁, 佐野 貴司 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 233-, 2022

    ...Activation Laboratories Ltd.のデータから計算された流体のδ18O値は天水、高知コアセンターで測定したデータから計算された流体のδ18O値は海洋地殻やマントルウェッジ由来の、深部からの水が起源であると考えられる。このため、差異が生じた理由を検討し、流体の起源を制約するために微量元素の分析を行う予定である。...

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  • 地球内部での水と炭素循環の転換点

    片山 郁夫 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 17-, 2022

    ...近年の地球物理観測では,海溝付近のプレートが折れ曲がるアウターライズ領域において,引張場での断層形成により海水がマントルまで浸透している証拠が数多く報告されている(e.g., Grevemeyer et al. 2018)。マントルと炭素が高い親和性をもつことから,そのような断層沿いでは炭酸マグネシウムの形成など海水中の炭素がマントルへ固定化されると予想される。...

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  • 深部スロー地震が発生する地質環境: 三波川変成帯の例

    小山 雪乃丞, ウォリス サイモン, 永冶 方敬 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 27-, 2022

    ...</p><p> 西南日本三波川帯では沈み込んだ海洋地殻由来の片岩類とマントルウェッジ由来の蛇紋岩が隣接し、沈み込みプレート境界が保存されたまま露出している。また深部スロー地震が活発な西南日本沈み込み帯の熱モデリングによる推定温度構造は、岩石学的に決定した三波川帯形成時の沈み込み帯温度構造と酷似し、深部スロー地震現象に伴う変形の記録が期待される。...

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  • スラブ起源物質によるマントルウェッジの多様な交代作用 :北海道神居古潭帯の蛇紋岩からの検討

    高見澤 駿, 市山 祐司, 山崎 秀策, 田村 明弘, 森下 知晃 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 31-, 2022

    ...<p>沈み込み帯は水を始めとする地球表層の物質をマントルへ供給する主要な経路である.スラブ中の間隙水や含水鉱物を起源とするスラブ脱水流体には流体移動元素が含まれ,マントルウェッジに様々な交代作用を引き起こす.造山帯に定置した高圧変成岩を伴うマントル岩は過去の沈み込み帯のスラブ-マントルウェッジ境界に由来し,浅部マントルにおける交代作用の諸過程を検討する上で格好の研究対象であると考えられる.本研究は北海道神居古潭帯...

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  • 東南極リュツォ・ホルム湾西部,ベルナバネの地質と変成作用

    中野 伸彦, 馬場 壮太郎, 加々島 慎一 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 45-, 2022

    ...</p><p> これらのベルナバネの構成岩類は,下部地殻(もしくは上部マントル)から表層までの様々な深度を起源とする原岩が,高圧グラニュライト相程度の変成作用を被ったことをしめしている.また,周囲の露岩域と同様にピーク条件から等温・減圧する変成履歴が想定される.ザクロ石−珪線石−黒雲母片麻岩およびザクロ石−直方輝石−黒雲母片麻岩からの予察的なEPMA分析により,基質部に580–520 Maをしめすモナズ...

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  • グリーンランド西部の超苦鉄質岩中の流体包有物の希ガス分析から探る太古代マントルの交代作用

    福島 菜奈絵, 角野 浩史, 森下 知晃, Juan Miguel Guotana, 西尾 郁也, 谷 健一郎, Pedro Waterton, Kristoffer Szilas, 沢田 輝 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 127-, 2022

    ...<p>地球形成初期のマントルの交代作用が起きた環境の推定を目的とし、グリーンランド西部の太古代の超苦鉄質岩中の流体包有物の希ガス分析をおこなった。試料はISB(Isua Supracrustal Belt)のダナイト及び近隣のUjaragssuit nunãt地域に産するクロミタイトである。いずれの試料も複雑な変成・変質履歴をもつことが先行研究や薄片観察より伺える。...

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  • クック諸島産マントル捕獲岩から推定する太平洋プレートの熱化学構造

    秋澤 紀克, 大嶋 ちひろ, 石川 晃, 角野 浩史, 小澤 一仁, 佐藤 侑人, 浜田 盛久 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 128-, 2022

    <p>本研究では,深さ30−60kmのリソスフェア由来であるスピネルカンラン岩に加えて,〜70 km以深に由来するザクロ石カンラン岩捕獲岩を産する稀有なクック諸島のアイツタキ島とラロトンガ島を対象として解析を実施した.その結果,約1億年の年齢をもつ太平洋プレート下部(約2.0 GPa)は,冷却する,海嶺下で枯渇したハルツバーガイトから成り,最下部(約2.3-2.7 …

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  • M<SUB>g</SUB>SiO<SUB>3</SUB>ガラスとC<SUB>a</SUB>SiO<SUB>3</SUB>ガラスの異なる高圧構造変化

    近藤 望, 河野 義生, 大平 格, Rostislay Hrubiak, 尾原 幸治, 新田 清文, 関沢 央輝 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 26-, 2022

    ...本研究では、上部マントル浅部におけるケイ酸塩メルトの主要成分である輝石の端成分、MgSiO3とCaSiO3組成に着目し、MgSiO3ガラスとCaSiO3ガラスの約5 GPaまでの高圧構造変化を、X線動径分布関数測定により明らかにした。</p>...

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  • 日本海溝海側斜面における間隙水の同位体組成と流体循環

    鹿児島 渉悟, 朴 進午, 山野 誠, 佐野 有司 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 68-, 2022

    ...流体の起源を推定する上で、化学的に不活性でマントル起源物質の混入に敏感な3He等は有用なトレーサとなる。Park et al. (2021, Sci. Rep.)は日本海溝海側斜面における間隙水中の3He/4He比を観測し、その空間分布などを基に、当該地域でモホ面を横切るような流体循環が存在する可能性を示した。...

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  • (招待講演)古海洋Os同位体記録から読み取る古環境情報

    松本 廣直 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 100-, 2022

    ...海洋のオスミウム同位体比は大陸からの高い同位体比(~1–1.5)を持つOsとマントル・宇宙由来の低い同位体比(~0.1)を持つOsのバランスで決定されている(Levasseur et al., 1999)。海洋でのOsの滞留時間は数万年ほどで海洋循環のタイムスケールよりも長い。そのため、海水のOs同位体比は海域によらずほぼ一定で、現在の海洋では~1と比較的高い値をとっている。...

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  • 阿蘇カルデラから170 km離れた山口市徳地におけるAso-4火砕流堆積物の発見

    辻 智大, 太田 岳洋, 藤原 尚起, 中田 英二, 潮田 雅司, 中村 千怜 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 194-, 2022

    ...cm程度で互層ないしレンズ状に混在して堆積している.各層の内部には葉理が認められる.上位の層が下位の層を侵食する侵食基底面がいずれの層にも認められ,下位の層をレンズ状ブロックとして含んでいることがある.橙色の層は軽石由来の風化粒子に富み,優黒色の層は鉱物に富む.砂サイズの粒子を主体としており,軽石の最大粒径は1 cmである.Aso-4の最下部には層厚2~3 cmで連続性の良い層が認められる.この層はマントルベッド...

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  • 放射光micro-XANES分光法による三波川変成帯エクロジャイト相岩体の温度圧力構造再評価

    伊藤 泰輔, ウォリス サイモン, 高橋 嘉夫, 遠藤 俊祐, 小暮 敏博, 淺原 良浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 37-, 2022

    ...<p>沈み込み帯深部から地表へ上昇した高圧変成岩の岩石学的解析から導かれる温度圧力条件は、プレート収束域の地殻下部-上部マントル深度における岩石のレオロジーや化学反応の諸性質の本質的理解に欠かすことができない。...

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  • 関東地域の地殻・マントル構造の特徴

    佐藤 比呂志, 阿部 進, 松原 誠, 石山 達也, 加藤 直子, 蔵下 英司, 岩崎 貴哉, 平田 直 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 4-, 2022

    ...ここでは、地殻・マントル構造の概要と、それらの構造を生み出したテクトニックな要因について述べる。フィリピン海プレートの上面形状: 通常プレート境界面は固着しており、地震活動のみでプレート境界を推定することは難しい。このため、深部反射法地震探査や稠密自然地震観測によるレシーバー関数解析などの解析方法を取り入れて、プレートのイメージングにつとめた。...

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  • 福岡県北西部における日本海拡大後の火山活動

    佐藤 大介 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 67-, 2022

    ...</p><p> 3)更新世(1 Ma):更新世の火山岩は,玄界島北方に露出する岩礁で,黒瀬と呼ばれる.岩礁全体がアルカリ玄武岩からなり,K–Ar年代として1.13 Maが得られている(宇都ほか,1993).捕獲岩を多量に含み,マントルかんらん岩〜グラニュライトまでの各種が捕獲されている(例えば,Arai et al., 2001)....

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  • 変成作用に関する境界、そのスケール問題

    辻森 樹 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 16-, 2022

    ...しかし、蛇紋岩を直接年代測定できないため、前弧域マントルウェッジ深部がどの程度のタイムスケールで滞留できるのか分かっていない。前弧域マントルウェッジ深部で形成する特殊な高圧変成岩としてひすい輝石岩が存在する。最近著者らの研究チームは前弧域マントルウェッジ深部で形成するひすい輝石岩を見直すことで前弧域マントルウェッジ深部の静的な状態のタイムスケールの束縛に取り組んでいる。...

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  • 横浪アンバーから復元した前期白亜紀の海水Os同位体組成

    藤永 公一郎, 矢野 萌生, 安川 和孝, 中村 謙太郎, 大田 隼一郎, 桑原 佑典, 中山 健, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 164-, 2022

    ...は<sup>187</sup>Reがβ-壊変によって<sup>187</sup>Osになることを利用した系列であり,Osに比べてReが液相に分配されやすいため,年代効果によりOs同位体比 (<sup>187</sup>Os/<sup>188</sup>Os) は広い変動幅を持つ.そのため,大陸地殻フラックス (<sup>187</sup>Os/<sup>188</sup>Os = ~ 1.4) とマントル...

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  • サンカルロスオリビン多結晶体の脆性塑性遷移領域におけるレオロジーと海洋プレートの断層強度プロファイル

    岡崎 啓史 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 234-, 2022

    <p>プレートテクトニクスのダイナミクスはかんらん岩中のカンラン石の変形特性により支配されていると考えられている。カンラン石の結晶塑性変形の構成則である流動則は、様々な条件により決定されている。その一方で、多くの巨大地震が発生する地震発生域の下限域のような、岩石の破壊・摩擦と結晶塑性変形が混在する領域の変形特性についてはよくわかっていない。本発表では日本海溝周辺の深部アウターライズ地震発生域に相…

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  • プチスポットパイプを活用してのモホール計画――海洋マントル掘削の新たな提案

    石井 輝秋, 金子 誠, 平野 直人, 町田 嗣樹, 秋澤 紀克 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 291-, 2022

    ...<p>マントルに至る地球深部の物質科学的研究には,構成物質であるマントル橄欖岩をはじめとする岩石・鉱物の入手が不可欠である.陸上ではダイアトリュームを伴う火山の母岩及び捕獲岩・捕獲結晶が研究に供されてきた.たとえば,島弧地殻をもつ日本列島では,アルカリ玄武岩マグマ活動による火山岩中の捕獲岩が,大陸地殻を持つアフリカ大陸ではキンバーライトマグマ活動による火山岩中の捕獲岩が研究対象として活用されてきた....

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  • スロベニア・ポホリェ山地に産する藍晶石エクロジャイトのプログレード変成作用の解読

    西 玄偉, 田口 知樹, 小林 記之 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 298-, 2022

    ...これは、ざくろ石マントルで石英が観察されない事実と矛盾しない。最後に、ざくろ石リムの包有物共生(Zo + Ky + Ts + Chl + Ms + Qz + Omp)は基質でも一部観察される。ざくろ石リムに取り込まれた包有物の量は、コアやマントルと比べ減少している。また、リム部ではMg十字石が認められないが、放射状亀裂を伴う多結晶質石英(コース石仮像)は観察される。...

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  • 太古代超苦鉄質岩から産するジルコンの示す岩体変質履歴

    沢田 輝, 森下 知晃, 谷 健一郎 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 283-, 2022

    ...このことは、超苦鉄質岩中ジルコンは火成活動やマントル進化の解読に使うには不利であるが、変質履歴の解読には有用であることを示唆する。</p><p></p><p>参考文献</p><p>[1] D'Andres et al. (2019). Geochimica et Cosmochimica Acta, 262, 31-59.</p><p>[2] Santosh et al. (2020)....

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  • マントルー地殻境界におけるマグネシウムとシリカの相対的移動度

    岡本 敦, 吉田 一貴, 大柳 良介 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 307-, 2022

    ...<p>海洋リソスフェア、または沈み込み帯において最も大きな物質的な境界の1つは地殻とマントルの境界である。地殻はシリカに富み、マントルはマグネシウムに富むために、水流体が存在する場合には大きな物質移動を伴った反応、すなわち交代作用が起こる。...

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  • イタリア南部の後期三畳紀ノーリアン/レーティアン境界における強親鉄性元素およびオスミウム同位体比変動

    佐藤 峰南, 石川 晃, 冨松 由希, 尾上 哲治, Rigo Manuel 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 89-, 2022

    ...</p><p> 分析結果は,下部層から上部層にかけて砕屑成分の供給源となる後背地の化学組成に大きな変動がないことを示しているが,ノーリアン/レーティアン境界より約4 m下位の層準にオスミウム,イリジウム,白金の異常濃集が認められた(前後層準のおよそ100倍).また,クロムおよびイリジウム濃度に着目すると,セクション全体ではCr/Ir比は大陸地殻やマントル物質のCr/Ir比と同程度の高い値(~10<sup...

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  • マントル細胞リンパ腫の治療後に別系統のB細胞型リンパ腫が発生した犬の1例

    児玉 恵子, 児玉 和仁 日本獣医がん学会雑誌 10 (2), 19-24, 2021-12-31

    ...脾臓摘出術が実施され、マントル細胞リンパ腫(MCL)と診断された。第511病日、体表リンパ節が腫大しB-cellリンパ腫と診断された。遺伝子シークエンス解析により、脾臓のMCLとリンパ節のリンパ腫は異なり、それぞれ独立して発生したことが明らかになった。このことから、同じリンパ節の悪性腫瘍にも関わらず、脾臓に限局したMCLは脾摘単独で良好に治療可能であると考えられる。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • 北陸地方における日本海拡大期火成活動の時空変遷:

    山田 来樹, 髙橋 俊郎 地質学雑誌 127 (9), 507-525, 2021-09-15

    ...む流紋岩質火砕流が噴出した.その後,多様な化学組成をもつ玄武岩~安山岩が前期中新世に北陸地方の全域で大量に噴出した.この火成活動に続いて前期~中期中新世には大量の流紋岩が噴出し,北陸地方は急速な沈降を開始した.この日本海拡大に関連した活発な火成活動は,西南日本弧の時計回り回転の終了にあたる16 Ma頃に急速に減退した.これら火成岩類を形成したマグマは,日本海拡大時にアセノスフェア貫入の影響を受けたマントルウェッジ...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献72件

  • マントル掘削でのみ解明される地球科学問題

    森下 知晃, 藤江 剛, 平内 健一, 片山 郁夫, 纐纈 佑衣, 黒田 潤一郎, 岡本 敦, 小野 重明, 道林 克禎, 諸野 祐樹, 山本 伸次 地学雑誌 130 (4), 483-506, 2021-08-25

    <p> In the 1950s, the aim of the original mantle drilling projects was to obtain oceanic mantle samples in order to address the unanswered question of what constitutes the Earth's mantle. However, …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献184件

  • 海惑星の将来を考える

    巽 好幸, 末永 伸明, 吉岡 祥一, 金子 克哉 地学雑誌 130 (4), 585-597, 2021-08-25

    <p> Water circulation, along with plate subduction, is considered based on the stabilities of hydrous phases and pressure–temperature profiles of the sinking oceanic plate. Water in a rather hot …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献57件

  • Erratum:マントルの圧力-温度-変形-時間経路の解読:

    秋澤 紀克, 小澤 一仁, 芳川 雅子 地質学雑誌 127 (8), 504-504, 2021-08-15

    <p>127巻5号(2021年5月号)掲載の秋澤ほか論文(p.269–291)において,以下の通り誤字がありましたので,訂正いたします.<br> (著者一同)<br> 275ページ 右段33行目<br> (誤)包有物は含水かんらん石が脱水することで形成したとされる<br> (正)包有物は含水かんらん石が<u>脱水素</u>することで形成したとされる</p>

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  • 2020年度最優秀発表賞受賞論文 還元型原始地球大気の流体力学的散逸

    吉田 辰哉, 倉本 圭 日本惑星科学会誌遊星人 30 (2), 52-63, 2021-06-25

    ...<p>近年の宇宙化学的研究により,地球マントル物質の同位体組成は始原的隕⽯の中で最も還元的なエンスタタイトコンドライトに酷似していることが⽰されている.このことは形成期の地球に,⾦属鉄の還元作⽤によってH<sub>2</sub>やCH<sub>4</sub>に富む還元型原始大気が形成されたことを強く⽰唆する.これまで富⽔素原始大気は流体力学的散逸によって速やかに失われたとみられてきたが,これは放射活性分子種...

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  • マントルの圧力-温度-変形-時間経路の解読:

    秋澤 紀克, 小澤 一仁, 芳川 雅子 地質学雑誌 127 (5), 269-291, 2021-05-15

    ...<p>地球表面に露出しているかんらん岩は,過去においてマントルに存在していた物質であり,マントル物質の化石である.かんらん岩が経験した圧力-温度-変形史(P-T-d-t経路)を復元することができれば,どのようにマントルが地球内部で運動し,それに伴いどのように温度変化と変形が進行したのかを明らかにすることができる.そのP-T-d-t経路を,かんらん岩の地表への上昇による“化石化”の時点から連続的かつできるだけ...

    DOI Web Site Web Site 参考文献61件

  • [論文] ストロンチウム同位体分析による漆の産地同定

    吉田, 邦夫, 佐藤, 正教, 中井, 俊⼀ 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 225 99-134, 2021-03-31

    ...日本列島は,起源や年代が異なる岩石が混ざっているが,平均すると,より古い時代にマントルから分化した中国大陸の岩石より若い年代をもち,⁸⁷Sr/⁸⁶Srの値は小さくなる。中国渡来の漆があれば,識別可能である。また,漆液・ウルシに含まれるSr同位体比は,土壌の交換性Srの同位体比を反映している。...

    機関リポジトリ

  • 希ガス同位体から制約するカムチャッカ半島Sredinny Rangeの火成活動の起源

    深川 雅央, 角野 浩史, Anna O. Volynets, Yuri Taran, Tatyana Churikova, Maria Pevzner 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 121-, 2021

    ...一部の試料は破砕でMORBの範囲より低いヘリウム同位体比を示したが、マントルウェッジにスラブ流体起源の低いヘリウム同位体比を有するHeが付加されている可能性が考えられる。同様に一部の試料は破砕でMORBの範囲より高いヘリウム同位体比を示したが、溶融で100 Ra以上の更に高いヘリウム同位体比が示し、宇宙線照射によると考えられる。</p>...

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  • 沈み込む太平洋プレートの改変とプチスポット火山活動による北日本収束境界への影響

    平野 直人 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 177-, 2021

    ...<p>海洋プレートは、中央海嶺、トランスフォーム断層崖、オフィオライトなどの岩石学的研究に基づき、枯渇マントルと海洋地殻、そして遠洋性堆積物といった教科書的な層序が想定されている。しかし沈み込むプレートの海溝手前の凸屈曲場(アウターライズ)ではプチスポット火山が発生することが近年各地で報告されている。...

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  • 愛媛県東温市のアルカリ玄武岩岩脈の岩石学的特徴と貫入年代

    嶋田 梨花, 遠藤 俊祐 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 210-, 2021

    ...</p><p></p><p><b>岩石記載 </b>石基は完晶質で,長石,単斜輝石,黒雲母,シリカ鉱物,チタン磁鉄鉱,炭酸塩からなる.長石は長さ1 mm以下の短冊形で顕著な累帯を示し,コアは斜長石(An<sub>76</sub>Ab<sub>23</sub>Or<sub>1</sub>~An<sub>44</sub>Ab<sub>49</sub>Or<sub>7</sub>),マントルはアノーソクレース...

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  • 四国中央部三波川帯の南北横断線に沿ったフェンジャイトの酸素・水素同位体比バリエーション

    辻森 樹, 原田 浩伸, 板谷 徹丸, パストルガラン ダニエル, アルバレスバレロ アントニオ 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 223-, 2021

    ...しかしながら、スラブ由来元素のマントルへの影響を追跡する場合、連続的な同位体比分別が期待できるような同位体があったとしても、スラブ内部でのバリエーションが明らかでないために、スラブを代表する値は曖昧である。マントル深部へ沈んで行くスラブ全体の安定同位体比がどの程度の幅を持つのか?それは地表に露出した高圧変成岩を解析することで把握可能であろうか?...

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  • 銚子地域に産する高マグネシア安山岩と古銅輝石安山岩の記載岩石学的検討

    柴野 暉崇, 髙橋 俊郎, 大木 淳一, 岩本 直哉 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 202-, 2021

    ...<p><b>はじめに</b></p><p> 千葉県銚子地域は,前期中新世に前弧域で噴出した高マグネシア安山岩(HMA)が分布する.銚子HMAの成因は,前期中新世の日本海拡大に先駆ける高温のアセノスフェリックマントルの注入による沈み込むスラブの部分融解に関連すると考えられている[1].しかし,鉱物化学組成を含めた詳細な岩石記載はなされておらず,マグマ組成進化過程は明らかになっていない.よって,本研究では...

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  • 隠岐諸島に産する後期新生代火山岩類の起源マントルの地球化学的変遷

    相澤 正隆, 新城 竜一, 岡村 聡, 平井 康裕 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 059-, 2021

    ...</p><p>本研究では,隠岐諸島に分布する後期漸新世以降の火山岩類について岩石学的検討を行い,日本海拡大の直前に活動していた火山岩の起源マントル,日本海拡大を引き起こしたアセノスフェアマントル,および日本海拡大後のアルカリ岩類の起源マントルの地球化学的組成の時間変化について考察した。...

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  • 愛媛県滑川地域・三波川帯のローソン石を含む石灰珪質片岩の成因

    栗原 那知, 遠藤 俊祐 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 226-, 2021

    ...</p><p></p><p><b>考察</b> 滑川地域は四国中央部の汗見川・白髪山地域と同様に,スラブと前弧地殻-マントル境界の三重会合点付近がよく保存された地域といえる.蛇紋岩は四国中央部のように変成かんらん石がみられないことから,前弧マントル先端部が保存されていると考えられる.このような形成場は,滑川地域が現世の西南日本の深部スロー地震発生域の地質学的描像を考察するうえで重要なフィールドであることを...

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  • 花崗岩類・苦鉄質岩類のSr同位体比初生値から見た日本列島の地殻物質形成

    中島 隆 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 066-, 2021

    ...当時のアジア大陸東縁の地下には長期の沈み込みに起因するサブアーク型リソスフェリックマントルが存在した可能性がある。 </p><p>一方、古第三紀の花崗岩類のSrIは0.704~ 0.7052で、隣接し一部重複して分布する白亜紀花崗岩類との間には有意の差があり、この間で初期のリフト活動などによるマグマソースの変換があったと推定される(Imaoka et al., 2011)。...

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  • 地震波速度温度計による東北本州弧地殻の温度構造:高精度な熱構造の解明に向けて

    石川 正弘 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 078-, 2021

    ...</p><p> 上部マントルの代表的な構成岩石はかんらん岩であり、上部マントルの地震波速度は大局的には温度構造を反映すると考えられる。一方、島弧地殻の場合、マントルと比較して地殻は構成岩石が多様かつ不均質であり、地震波速度は岩石種と温度に大きく影響されるために、地震波速度から地殻内の温度構造を見積もることが容易ではない。...

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  • 東北沖プチスポット火山領域を対象としたYK20-14S/YK21-07S次航海レポート

    秋澤 紀克, 平野 直人, 町田 嗣樹, 石川 晃, 下田 玄, 安川 和孝, 松崎 賢史, 田村 千織, 金子 純二, 乗船者 一同 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 103-, 2021

    ...そのため、プチスポットマグマが地表に運んでくるマントルのカケラであるマントル捕獲岩は、地球深部マントルの化学組成や流動様式に加えて熱状態に関する情報を引き出すのに適した研究対象であると言える。しかし、プチスポットで採取されるマントル捕獲岩はサイズが最も大きいもので数cm程度しかなく、採取される量も少ないため研究を遂行する上で非常に困難な状況であった。...

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  • スラブマントル条件下におけるアンチゴライト蛇紋岩の変形促進脱水反応

    奥出 桜子, 清水 以知子, 緒方 夢顕 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 122-, 2021

    ...本研究でみられたような断層変形による反応促進により、実際のスラブマントル中でもこのような脱水軟化が起きている可能性がある。やや深発地震のメカニズムとしては、蛇紋岩の脱水反応と変形により、周囲のカンラン岩に破壊が生じることが考えられる。</p>...

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  • スロー地震の地質学的痕跡

    氏家 恒太郎, 西山 直毅, フランク マディソン, 山下 穂, 森 康, 最首 花恵, 重松 紀生, 永冶 方敬 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 026-, 2021

    ...ヘリウム同位体及び希ガス分析に基づくと、このクラックシール脈をもたらした流体は主として蛇紋岩化したマントルを起源としており、微動は深部からの流体移動によりもたらされたことが示唆される(Nishiyama et al., 2020)。...

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  • 超高圧シュードタキライト

    西山 忠男 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 119-, 2021

    ...<p>地震断層の化石として知られるシュードタキライトは,地殻下部の岩石や上部マントルのカンラン岩から知られている.これまで知られている最も高圧下で形成されたシュードタキライトは,ノルウェー西海岸のエクロガイト中のもので,その圧力は1.9 GPaとされている.今回われわれは,九州西端の西彼杵変成岩から,ナノダイヤモンド集合体を含む超高圧シュードタキライト(黒色シュードタキライト様脈)を発見したので,その...

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  • 早池峰-宮守超マフィック岩体の蛇紋岩組織の解読

    水上 知行, 小川 史洋 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 205-, 2021

    ...マントル中を移動する流体の痕跡は天然のかんらん岩の蛇紋岩化作用として残されており、流体の移動経路、分布、そして反応について直接的な情報が期待される。 </p><p> 南部北上帯の早池峰-宮守超マフィック複合岩体は、岩石学及び地球化学の研究から島弧下のマントルウェッジの断片であることが示されている(Ozawa, 1988; Yoshikawa and Ozawa, 2007)。...

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  • 高間隙流体圧下での古マントルウェッジ蛇紋岩体の破壊作用と深部スロー地震発生サイクルとの関連性

    平内 健一, 永田 有里奈, 大柳 良介, 岡本 敦, 道林 克禎 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 032-, 2021

    ...<p>深部低周波微動とスロースリップが同期して発生するepisodic tremor and slip(以下、ETS)の一部は前弧マントルウェッジ先端(深さ約30 km)付近において発生し、異常間隙水圧下での剪断すべりに起因する(例えば、Obara, 2011)。したがって、浅部マントルウェッジ蛇紋岩体の流体および変形プロセスを調べることは、ETSの発生機構の理解を理解する上で重要である。...

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  • 高圧型変成岩中のざくろ石の反応動力学と粒径依存成長

    宮崎 一博 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 079-, 2021

    ...<p>変成反応動力学の決定は,地殻-マントル内部における流体の生成・移動・吸収とこれらと不可分な岩石組織の時間発展を予測するために必要である.さらに,流体の生成・移動・吸収は,沈み込み帯造山帯の構造進化を制御している.本研究では,沈み込み帯造山帯深部で形成された高圧型変成コンプレックス泥質片岩中のざくろ石を用いて反応動力学を推定した.ざくろ石は緑泥石などの含水鉱物が脱水して生じる代表的脱水反応生成物...

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  • マントル由来の火山岩から見る揮発性元素のマントル循環

    羽生 毅 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 114-, 2021

    ...マントルに存在する揮発性元素の起源と量について理解するためには、マントル由来の火山岩である大洋中央海嶺玄武岩や海洋島玄武岩に含まれる揮発性元素の分析がカギとなる。これまでに行われてきた水、二酸化炭素、塩素、フッ素等の揮発性元素に関する研究を概観すると、水はスラブが沈み込む時の脱水作用の影響を受けているものの、フッ素や塩素の一部は地球表層からマントル深部へ運搬されていることが示唆される。...

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  • 深部マントルでの部分融解、地球深部での水の循環と海水量の安定性

    唐戸 俊一郎 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 111-, 2021

    ...また、地球物理、地球化学的研究でマントル遷移層にはその上下に比べ多量の水があることが推定されている。地球物理学的な研究によるとマントルでは全マントル規模での対流が起こっているらしい。全マントル規模での対流を仮定してマントル内での水の分布や海水量の安定性を統一的に説明するモデルを提出する。鍵になるのはマントル遷移層の上下で起こるらしい部分融解である。...

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  • オマーンオフィオライト初期島弧火山岩類のSr-Nd-Pb同位体システマティクス

    石川 剛志, 永石 一弥, 金山 恭子, 北村 啓太朗, 若木 重行, 草野 有紀, 海野 進 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 130-, 2021

    ...<p>オマーンオフィオライトの火山岩層には、初期島弧の火成活動を特徴づけるボニナイトが含まれることが明らかにされており、それらの火山岩類の地球化学的特徴は、沈み込み最初期におけるスラブ―マントル相互作用を理解するための重要な鍵である。本研究では、ボニナイト、および先行して噴出した初期島弧ソレアイトについて、Sr-Nd-Pb同位体比の測定を行った。...

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  • グリーンランドIsuaの太古代かんらん岩の希ガス分析から探る初期マントルの交代作用

    福島 菜奈絵, 角野 浩史, 森下 知晃, Juan Miguel Guotana, 西尾 郁也, 谷 健一郎, Pedro Waterton, Kristoffer Szilas 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 120-, 2021

    ...一試料を用いた予察的な分析で得られた希ガス同位体比からは放射壊変に由来する希ガスが大量に含まれていることが明らかとなっており、もとのマントルおよび 蛇紋岩化に寄与した流体の情報を引き出すには至っていない。今後は、かんらん石やスピネルといった鉱物ごとに分離した上でまず破砕法を実施することで、岩石が保持する地球初期のマントルの希ガス同位体比の解明を目指す。</p>...

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  • 浅部ウェッジマントルのアンチゴライトの変形メカニズムとカップリング深度

    永冶 方敬, ウォリス サイモン 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 121-, 2021

    ...この深度では、ウェッジマントルに主にアンチゴライトからなる蛇紋岩が存在していると考えられている。そのため、ウェッジマントルにおけるアンチゴライトの変形メカニズムを明らかにすることは、1) 沈み込み帯の浅部含水マントル領域のレオロジー特性の解明、2) 熱モデリングによって予想されるプレート間固着深度の物質学的な理解につながると考えられる。...

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  • スロー地震の活動様式とその地質学的背景

    小原 一成 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 017-, 2021

    ...このような深さ依存の系統的遷移性は、脆性延性の不均質性や粘性の温度依存性を考慮したモデルで説明可能である一方、長期的SSEとETSというすべり現象の急変は、上盤地質構造における大陸性下部地殻とマントルウェッジの違いによるとも考えられる。</p><p></p><p>【房総SSEのテクトニクス】 スロー地震の構造地質学的解釈は、房総SSEについてなされている。...

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  • 蛇紋岩の滑石化交代作用に関連したスロースリップ

    森 康, 氏家 恒太郎, 西山 忠男, 重野 未来, 野呂 和也 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 031-, 2021

    ...沈み込みプレート境界ではスラブ由来の岩石とウェッジマントル由来の岩石が混合されてメランジュを形成していると考えられる(Bebout and Penniston-Dorland, 2016)。このことから、短期的スロースリップイベントの痕跡は青色片岩相からエクロジャイト相で形成されたメランジュ中の剪断帯として記録されていると予想される。...

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  • 佐賀県,神埼地域に産する苦鉄質変成岩類の原岩の推定

    田中 湧朔, 大和田 正明 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 212-, 2021

    ...角閃岩Iは顕著なネマトブラスティック組織を示し,主にホルンブレンドと斜長石から構成され,少量の石英を含む.ホルンブレンドは顕著な累帯構造を示し,コアで淡緑色,マントルで緑褐色,そしてリムでまた淡緑色へと変化する.石灰珪質部には,それらの鉱物に加えて単斜輝石や緑簾石,そしてカルサイトが共存する.副成分鉱物としてイルメナイトとチタン石そしてアパタイトを含む.角閃岩IIは角閃岩Iに比べて粗粒で,鉱物の配列...

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  • 変成岩の体積変化に基づく沈み込み境界におけるシリカ移動の定量化

    副島 祥吾, ウォリス サイモン 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 030-, 2021

    ...また、地震学的観測によってウェッジマントルの底部に沿ったアンチゴライトに富む領域の存在の可能性が示唆されている。しかしそのアンチゴライト領域のマントルウェッジにおける存在量の推定値は、全ての沈み込み帯において20vol.%以下という推定[2]から地域によっては100vol.%に達する場合もある[3]という推定まで幅広く、これまでの地震学的観測のみでは十分制約されていない。...

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  • 蛇紋岩の結晶多形識別を目的とした顕微ラマン分光分析

    鹿島 有人, 浦島 周平, 由井 宏治 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 82-, 2021

    ...計測する顕微ラマン分光法を用いて蛇紋石の多形を明確に決定することを目的とした.様々なラマン活性振動モードの中で,結晶構造によって変化するフィロケイ酸シートに由来する2つの振動モードを基準とした結晶多形識別が可能であることを見いだした.顕微鏡ラマン分光法は、大きな単結晶もサンプルの前処理も必要としない非破壊法であるため,小さく(<1 mm),壊れやすい,希少,不均一なサンプルに適用できる.本研究は,マントル...

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  • 高精度クロムーチタン安定同位体分析法から探る地球材料物質の不均質性の痕跡

    日比谷 由紀, 飯塚 毅, 鈴木 勝彦, 米田 成一, 山下 勝行 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 116-, 2021

    ...<p>近年の研究から、地球を形成した始原的な物質の痕跡が深部マントルに保存されており、それらの同位体化学的特徴が上部マントルとは異なることが明らかになってきた。しかし、これら始原的な物質がどの種類の惑星物質に対応するのか、いつ原始地球に集積したのかは、未だに明らかになっていない。...

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  • 砕屑性ジルコンと年代学のレビュー: 地球史における地質構造発達および大陸成長の視点から

    沢田 輝 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 036-, 2021

    ...約34億年前以前は海洋性島弧のような細長く年代多様性の少ない大陸地殻が主体で, それらのマントルへの消失も活発であった. このような未熟な大陸地殻が衝突・合体を繰り返し, 32億年前頃には数百~数千kmスケールの萌芽的大陸が現れ, さらに23億年頃には現代の大陸に匹敵する10,000 kmスケールの大陸が現れたと考察される....

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  • 北海道 渡島大島北方海域から採取されたはんれい岩捕獲岩の記載岩石学的性質

    針金 由美子, 石塚 治, コンウェイ クリストファー, 下田 玄, 前野 深, KH-20-7航海 乗船者一同 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 058-, 2021

    ...二宮・荒井(1992, 火山)で報告された複合捕獲岩であるharzburgiteは東北日本弧下の上部マントル由来と考えられているが、他の超塩基性岩・塩基性岩捕獲岩は渡島大島火山の玄武岩質マグマだまりからの結晶分化作用に由来すると考えられている(Yamamoto, 1984, 北海道大学理学部紀要)。...

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  • 日本列島の地殻内部の温度構造と脆性塑性境界深度

    石川 正弘 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 234-, 2021

    ...</p><p>地殻内部の温度構造は、マントルからの熱伝導と地殻内部の熱伝導と熱生成によって規制されているであろう。本発表では北海道南西部から九州にいたる日本列島の地殻内部の温度構造を推定し、マントルからの熱伝導、地殻内部の熱拡散、メルト・流体による熱移流、放射壊変熱が各地域でどのように温度構造に影響を及ぼしているのかについて議論を行う。</p>...

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  • 紀伊半島の瀬戸内火山岩類の活動時期について

    新正 裕尚, 和田 穣隆, 折橋 裕二 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 092-, 2021

    ...したマントルウェッジの高温状況と拡大直後の四国海盆スラブの沈み込みのもとで海溝寄り地域での広範な火成活動が引き起こされたものと考えられる....

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  • マントル細胞リンパ腫の化学療法治療中に眼窩内転移により圧迫性視神経症をきたした1例

    眞弓 京, 浅田 洋輔, 横山 利幸 神経眼科 37 (3), 311-316, 2020-09-25

    ...<p> 76歳,男性.初診5か月前にマントル細胞リンパ腫と診断され化学療法施行するも奏効しなかった.左上眼瞼腫脹を主訴に初診.左上眼瞼に2 cmの腫瘤,眼球運動障害と高眼圧を認めた.眼瞼腫瘍生検術を施行し,病理診断検査の結果マントル細胞リンパ腫の転移の診断となる.経過中に上眼瞼腫瘍の急速な増大と対光反射減弱を認め眼窩への浸潤が予測された.画像検査にて数日で腫瘍は上眼瞼から眼窩に波及し,圧迫性視神経症...

    DOI 医中誌

  • マイクロビームX線回折によるカンラン岩中の白金族元素含有微小相の鉱物学的同定の試み

    小木曽 哲, 秋澤 紀克, 三宅 亮, 上椙 真之 SPring-8/SACLA利用研究成果集 8 (2), 278-281, 2020-08-21

    カンラン岩に含まれる 1 µm 大の白金族元素含有硫化物粒子を、マイクロビームX線回折によって鉱物学的に同定することを試みた。X線 CT による三次元撮像で対象粒子の位置を把握しつつ、硫化物粒子にマイクロビームの焦点をあててX線回折パターンを取得した。しかし、得られた回折ピークは、ホストである単斜輝石に由来するもののみであった。実験後、分析箇所を集束イオンビーム装置で切り出し透過型電子顕微鏡で観…

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  • 地球の比重層構造を体感する教材の改良

    山本 順司, 徳永 彩未, 朝日 啓泰, 小田嶋 元哉, 阿部 太郎 地学教育 72 (4), 115-128, 2020-04-30

    ...<p>地球を構成する岩石圏(核・マントル・地殻),水圏,大気圏は比重に規制されて成層している.この比重層構造の成り立ちへの理解に資する新規円筒教材が最近開発されたが,水銀が使用されているため教育現場における利用に難があった.そこで本研究では,当該教材の水銀を粉末状ステンレスで代替する改良を施した.この改良措置の効果をアンケート調査により評価したところ,有用度は高いままであり低下は認められなかった.しかし...

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  • 外科的治療が奏効したCastleman病の1例

    牧角 倫之介, 上田 和典, 白石 恵子, 古川 克郎 日本呼吸器外科学会雑誌 34 (1), 62-66, 2020-01-15

    ...<p>症例は73歳女性.全身倦怠感の精査で高γグロブリン血症とIL-6高値を伴う多発性リンパ節腫大を指摘された.多中心性Castleman病が疑われステロイド治療が行われるも病状は悪化した.診断および病勢コントロールを目的に,最も腫大していた右上縦隔リンパ節を胸腔鏡下に摘出したところ,上記症状は改善した.病理組織学的所見では,リンパ濾胞には血管の増生や樹状細胞が目立ち,マントル層のリンパ球は同心円状...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • HIMU-FOZO-PREMAの成因と沈み込むスラブの温度・圧力経路の関連

    下田 玄, 小木曽 哲 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 130-, 2020

    ...<p>本研究では、頻度分布を考慮に入れたマントル端成分の成因を理解するために、海洋地殻の主要構成物質であるMORBの化学組成の多様性や沈み込み帯での脱水量の違いを考慮に入れた地球化学的モデリングを行った。その結果、HIMUの成因は、沈み込むスラブが極めて限定された温度圧力経路を取るときのみ再現でき、リサイクルの時間は15億年程度必要であることが分かった。</p>...

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  • びまん性大細胞型B細胞リンパ腫への形質転換をきたしたCD5陽性節性濾胞辺縁帯リンパ腫

    小池 隆, 入山 規良, 中川 優, 高橋 宏通, 濱田 高志, 内野 慶人, 三浦 勝浩, 八田 善弘, 中山 智祥, 武井 正美 臨床血液 61 (3), 245-250, 2020

    ...<p>節性濾胞辺縁帯リンパ腫(nodal marginal zone lymphoma, NMZL)はリンパ節腫脹を主とする節性B細胞リンパ腫で,リンパ腫細胞がマントル帯の外側に増殖する疾患である。一般的に予後は良好とされているが,今回我々は治療抵抗性のCD5陽性NMZLを経験した。症例は67歳女性,全身のリンパ節腫脹をきたし,リンパ節生検でCD5陽性NMZLの診断となった。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 慢性リンパ性白血病の経過中に発症したマントル細胞リンパ腫

    佐賀 智之, 石原 敏道, 伊藤 真理子, 鹿野 哲, 金川 実千代 臨床血液 61 (3), 251-256, 2020

    ...我々は,CLLの経過中に発症したマントル細胞リンパ腫(MCL)を経験した。72歳男性。CLLの診断で16年前から経過観察されていた。2年前に自己免疫性溶血性貧血を合併し,rituximab+prednisoloneで軽快した。今回,発熱,腹部膨満感,倦怠感を訴え,LDH上昇を伴うリンパ球増加と脾腫の進行を認め,RSが疑われた。...

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  • 自然ガンマ線検層による海底熱水鉱床探査:掘削ビット通過検層方式の適用

    北田 数也, 真田 佳典, 山田 泰広, 野崎 達生, 熊谷 英憲, 丸田 将弘, 佐藤 寛 物理探査 73 (0), 33-41, 2020

    <p>地球深部探査船「ちきゅう」による掘削航海(CK16-05航海)において,陸上地熱探査用メモリー式検層ツールを用いた掘削ビット通過検層方式の自然ガンマ線検層を新たに適用することにより,掘削調査における物理検層のさらなる低コスト化・高効率化を試みた。本目的を達成するため,事前に実施したCK16-01航海での経験に基づき検層ツールの強度および船上作業方法を再検討し,検層ツールへの振動・衝撃対策を…

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  • ICP-MSを用いたカンラン石中の微量元素の定量分析

    小坂 由紀子, 加藤 丈典, 道林 克禎, 纐纈 佑衣, 淺原 良浩 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 131-, 2020

    ...<p> マントルの微量元素の化学的特徴を明らかにすることは、沈み込みや火成活動などにともなうマントル―地殻相互作用を理解する上で重要である。様々な同位体比データを元にマントル対流様式について様々なモデルが提案されているが、未だ統一的な見解に至っておらず、マントルの不均質性やその要因を理解する上で、新たな切り口が必要である。...

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  • 月隕石Northwest Africa 4734の局所U-Pb年代分析

    松本 匡能, 寺田 健太郎, 宮原 正明, 大谷 栄治, 小澤 信, Keywook Yi, Shinae Lee 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 95-, 2020

    ...<p> 月の海は、部分溶融したマントル物質を起源とする玄武岩であり、放射年代測定によって月の火成史が制約される。 Northwest Africa(NWA) 4734は月の海を起源とするlow-Ti玄武岩質隕石で、放射年代測定により30Gaに結晶化したと推定されている。またNWA 4734は結晶化後に40GPa以上の衝撃圧力を経験したが、この二次変成を受けた年代は明らかにされていない。...

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  • ロシア極東シホテアリン地域における深部流体の上昇

    中村 仁美, 岩森 光, 森川 徳敏, Natalia Kharitonova, Georgy Chelnokov, Ivan Bragin 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 139-, 2020

    ...が火山域を超えて大陸のどこまで及ぶかを把握し,上昇プロセスを理解することを目指している.深部に由来する流体の分布を把握するため,ロシア極東地域において,主に深部に由来する可能性のある泉源に絞って,2018年6月に調査を行ない,採水した流体中に溶存する希ガスについて,その濃度と同位体比を求めた.これらの結果に基づき,本発表ではコンパイルを含めて,この地域のヘリウム同位体比の分布を明らかにすることで,マントル...

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  • さまざまな地質条件で発見される超還元性鉱物

    鍵 裕之, Konstantin D. Litasov, Tatyana B. Bekker 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 129-, 2020

    ...今後は高温高圧実験を行い、これらの超還元性鉱物がマントル条件で生成するかを検討する必要があるだろう。</p>...

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