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検索結果 1,685 件

  • 熱力学平衡物性に基づく新しい半回分式超臨界抽出モデルの開発

    大田 昌樹, 卜部 真聖, 野村 幸一郎, 平賀 佑也, 渡邉 賢, 猪股 宏 日本食品科学工学会誌 70 (9), 443-450, 2023-09-15

    <p>本研究では, 熱力学物性に基づく新しい抽出モデルを開発することができた. このモデルは, Henry型の分配係数のほか, Langmuir式などの吸着等温式を許容することができるモデルであり, 理論予測が難しい物質移動係数や拡散係数などの速度論パラメータを介さない点で利便性が高いものである. また, ここで構築した数理モデルは, 超臨界CO<sub>2</sub>純溶媒に限らず, …

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  • 助溶媒添加系における超臨界二酸化炭素中の固体溶質の溶解度推算モデルの開発

    桒原 歩大, 森谷 茉由, 大田 昌樹, 猪股 宏 化学工学論文集 49 (3), 45-50, 2023-05-20

    <p>今回,助溶媒添加系における超臨界二酸化炭素中の固体溶質の溶解度推算モデルを開発した.まず,助溶媒として,エタノール,メタノール,アセトン,酢酸エチル各種を用いた24の有機溶質に対する計960の溶解度データを集積し,溶解度の相関モデルを開発した.この開発には,以前に著者らが構築した超臨界二酸化炭素純溶媒中の固体溶質の溶解度推算モデルであるpredictive Dimensionless …

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  • インフラ分野のDX推進のための取組み

    東川 佳広, 山田 正浩, 太田 辰夫, 竹田 晃 i-Constructionの推進に関するシンポジウム講演概要集 2023 (0), 153-156, 2023

    ...りんかい日産建設は、朝日地区航路(-12m)において、浚渫工・土砂投入工及び雑工の施工を担当した. 浚渫土砂は、他事業工事の土砂投入場所を共有していたことで土砂受入れ期間に制約があったため、効率 的な浚渫と長距離土砂運搬作業における安全作業が求められた. 本稿では、ICT技術の融合による「施工の効率化」を図った事例について報告するものである....

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  • 大口径テーパー杭の載荷試験による押込み抵抗力の特性調査

    新谷 聡, 末政 直晃, 水谷 崇亮, 西村 真二 土木学会論文集 79 (7), n/a-, 2023

    <p> 最近の港湾の基礎構造物では,大口径の鋼管杭が採用されているが,これには先端抵抗力の設計において閉塞の状況が影響を及ぼすため不確実性が高いという課題がある.そこで,鋼管杭に代わり杭先端から杭頭に向かい拡径する形状のテーパー杭に着目した.テーパー杭は,打込み過程において地盤を押し拡げ,周面摩擦力を増加させる効果が報告されている.しかしながら,大口径テーパー杭に関してはこれまで充分な知見がない…

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  • 都が東京駅と臨海部結ぶ地下鉄計画を公表

    日経コンストラクション = Nikkei construction (789) 32-, 2022-12

    プロジェクト 東京都が都心と臨海部を結ぶ新たな地下鉄の事業計画案を公表した(資料1)。東京駅から東京ビッグサイト付近までの延長約6.1kmの区間に7つの駅を新設。超高層住宅や商業施設の建設が進む臨海部の交通需要に対応する。2040年までの開業を目指す。

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  • 基準線の誤りでケーソンに27cmのずれ

    日経コンストラクション = Nikkei construction (782) 22-, 2022-05

    ...トラブル りんかい日産建設が施工した茨城港常陸那珂港区(茨城県ひたちなか市)の岸壁のケーソンが、本来の位置から海側に27.1cmずれていたことが分かった。ケーソンの据え付け位置を調整するための基準線の設定を誤ったことが原因だ。工事を発注した国土交通…...

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  • 超臨界水素の強制対流熱伝達現象の解析的評価

    海野 峻太郎, 塩津 正博, 白井 康之, 大矢 輝, 川崎 理香子, 松本 郁哉 低温工学 57 (4), 254-260, 2022

    <p>The computational fluid dynamics (CFD) analysis was carried out on the experimental results of measuring heat transfer from the inside of a vertical pipe of 6 mm inner diameter and 100 mm length …

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  • 東京臨海部実証実験による合流支援情報提供システム(DAY1 システム)の検証

    中川 敏正, 関谷 浩孝, 中田 諒, 花守 輝明, 藤村 亮太 交通工学論文集 8 (1), 39-48, 2022-01-01

    <p>合流支援情報提供システム(DAY1 システム)を構築し、首都高速道路空港西料金所における実証実験(東京臨海部実証実験)を通じて、システムの有効性の検証を行った。具体的には、合流部への到達計算時刻とカメラ計測した実際の到達時刻を比較し、誤差を算出した。また、システムの遅延時間を路側機の時刻ログ情報をもとに算出した。その結果、到達計算時刻の誤差は約 2 …

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  • <論文>映画興行と映倫改組 --太陽族映画問題をめぐって--

    今井 瞳良 人文學報 116 69-83, 2021-03-31

    本稿は山本明コレクションの興行に関わる資料によって, 映倫改組をめぐる興行界の動きを明らかにすることを目的としている。1956年に立て続けに公開された「太陽族映画」によって映画規制の動きが活性化するが, 映倫が第三者機関として再編されたことによって, 「検閲」の復活は回避された。太陽族映画は映倫による「成人向」指定を受けていたにもかかわらず, …

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  • 超臨界二酸化炭素–水混合溶媒を用いたイチゴ葉からの抗酸化性成分抽出

    池谷 佳朗, 荒巻 志月, 佐藤 剛史, 伊藤 直次 化学工学論文集 47 (1), 1-6, 2021-01-20

    <p>イチゴは主に可食部の花托と葉部からなる植物である.イチゴ葉は花托収穫後に廃棄されるものの,抗酸化性成分やフェノール類などの有用成分を含んでいる.これらの有用成分を,環境負荷が小さく無害な溶媒で抽出回収できれば,イチゴ全体を有効利用できる可能性が広がる.本研究では,人体に無害である溶媒の利用を意図して,極性が小さいCO<sub>2</sub>と極性物質の水からなる超臨界CO<sub>2</s…

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  • 堤防の越水に対する破砕貝殻を用いた侵食・吸出し抑制に関する基礎的検討

    大埜 明日香, 小林 薫, 大和田 繁, 釜土 則幸, 安原 一哉 土木学会論文集B3(海洋開発) 77 (2), I_373-I_378, 2021

    <p> 近年,短時間大雨と共に堤防決壊も増加しており,堤防決壊要因の約9割を越水が占める.今後も,水災害の頻発化・激甚化が予想され,堤防決壊までの時間を延ばす「粘り強い堤防」の必要性が高まっている.堤防の危機管理型ハード対策は,天端をアスファルト舗装等で,裏法尻をコンクリートブロック(以下,保護ブロック)等で保護する対策である.この対策には,越水に伴う裏法面の保護ブロック未被覆部分の侵食や,各保…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 超臨界二酸化炭素の圧力差を利用した木材の効率的なアセチル化処理

    松永 正弘, 小林 正彦, 神林 徹, 石川 敦子 森林総合研究所研究報告 20 (1), 29-35, 2021

    本研究では、試片寸法が100mm (L) × 20mm (R) × 20mm (T) のスギ (<i>Cryptomeria japonica</i> D. Don) 心材試片について、超臨界二酸化炭素を用いてアセチル化処理し、繊維方向における質量増加率(WPG)の分布状態を測定した。アセチル化処理には連結された2つの反応容器を用い、一方の反応容器には垂直に固定された全乾試片と少量の無水酢酸を入…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • 超臨界(水熱・亜臨界)水を用いたバイオマス転換に関する研究紹介

    渡邉 賢 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 99 (6), 672-680, 2020-11-20

    <p>本稿ではまず,石炭とバイオマスの技術開発動向の類似性を指摘した上で,バイオマス転換技術開発の方向性を述べる。その後,バイオマス転換に対する超臨界(水熱・亜臨界)水に関して説明を加える。ここで,超臨界水は臨界点を超えた状態の水を指すが,ここでは水熱条件,亜臨界水,そして超臨界水という,沸点以上の高温高圧条件の水全体を対象とするため,表記を『超臨界(水熱・亜臨界)水』として,特にイオン積の挙動…

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  • 炭素鋼ワッペン試験片を用いた臨海コンビナート工場敷地内の大気腐食調査

    井上 博之, 松村 浩行, 小森 一夫, 小野 雅史, 朝倉 亮 Zairyo‐to‐Kankyo 69 (6), 175-179, 2020-06-10

    <p>ワッペン試験片を用いて臨海コンビナート工場敷地内の大気腐食傾向を調査した.調査の工場内に150枚の炭素鋼製の試験片を設置し,1年間の大気暴露を行った.海岸に近い場所では,海岸線からの距離の対数に応じて試験片の腐食速度が減少する傾向があった.また,冷却塔周辺などの高湿度雰囲気の場所では試験片の腐食が促進された.ワッペン式試験片を用いた暴露試験法は,工場内での環境の腐食性の傾向を評価する手法と…

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  • HFO-1234ze(Z)の臨界定数の測定

    田中 勝之 日本冷凍空調学会論文集 37 (1), 67-, 2020-03-31

    <p><tt>高温出力型ヒートポンプ用冷媒あるいはオーガニックランキンサイクル用作動流体の候補となりうる.,cis-1,3,3,3-tetrafluoropropene(HFO-1234ze(Z))の臨界定数(臨界密度,臨界温度,臨界圧力)を目視法により測定した.はじめに,臨界密度を決定するために,複数の任意の密度で超臨界域から降温したときに現れるメニスカスの挙動を観察し,メニスカスの位置が変わ…

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  • 超臨界CO<sub>2</sub>を溶媒とした分散系構築のための界面活性剤

    鷺坂 将伸 色材協会誌 93 (3), 78-83, 2020-03-20

    <p>超臨界CO<sub>2</sub>は,無毒,不燃性,環境適合性,低コスト,豊富に存在するといったCO<sub>2</sub>のメリットに,超臨界流体の特性(溶解能力の可変性,高い物質輸送特性,低表面張力など)を併せもつグリーンソルベントであり,超臨界CO<sub>2</sub>を利用した化学工業プロセスが開発されるようになっている。ただし,超臨界CO<sub>2</sub>は,高分子や不揮…

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  • ヘリウム4の通常液体と超臨界流体への経路積分的アプローチ

    衣川 健一 アンサンブル 22 (1), 14-21, 2020-01-31

    <p><tt>経路積分セントロイド分子動力学計算によって,ヘリウム4の通常液体の輸送係数の計算と超臨界流体の物性解明の2つのテーマの研究を行った.</tt>2.2 K <tt>以上の通常液体に対して輸送係数を計算したところ,熱伝導率,ずり粘性係数の実測の再現性は良好であった.一方,ヘリウム4の超臨界流体については,古典超臨界流体と同様に</tt>Widom <tt>線,</tt>Frenkel …

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  • 超臨界流体の構造・機能から量子ドットLEDへ

    齋藤 健一 応用物理 89 (1), 13-19, 2020-01-10

    <p>超臨界流体は,気体と液体の中間の密度を広範にチューニングできる媒体である.そして,誘電・熱・輸送物性を自由にデザインできる.本稿では,分光測定(光散乱,テラヘルツ吸収,ラマン散乱)による超臨界流体の構造の研究,超臨界流体中でのレーザーアブレーションによる機能性ナノ材料の作製,それらを用いたSi量子ドットLEDや薄膜太陽電池材料を紹介する.</p>

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  • 基礎から分かる未臨界

    山根 祐一 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (1), 42-46, 2020

    <p> 核燃料物質を取り扱う施設特有のリスクに対して「安全」を保つための考え方や技術が「臨界安全」である。臨界安全において第一に重要なことは未臨界を保つことであり,その要点は未臨界である条件を明白にしてそれを守ることにある。そのために中性子の漏れや吸収の効果を利用して臨界安全管理を行う。今後の課題の一つとして,事故時の未臨界条件を明らかにするために,不均一な体系の物質分布の計算モデルの検討が期待…

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  • 基礎から分かる未臨界

    田代 祥一 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (4), 225-229, 2020

    <p> 原子炉の未臨界度を常時監視すれば,想定外の臨界到達を未然に防止でき,原子力の安全性向上につながる。そこで,炉心シミュレーション技術と反応度計技術の二つの既存の技術を組み合わせることで,動力炉(とくにBWR)に適用しうる未臨界度の常時監視技術の開発を行った。第7回では上記の監視技術について,周辺技術と共に紹介する。</p>

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  • 超臨界二酸化炭素中でアセチル化処理したスギ材の耐朽性評価

    松永 正弘, 松永 浩史, 石川 敦子, 小林 正彦, 神林 徹, 片岡 厚 木材保存 46 (1), 20-29, 2020

    本研究では超臨界二酸化炭素中でアセチル化処理した木材の耐朽性を評価した。実験試料は土中埋設試験にはスギ(<i>Cryptomeria japonica</i> D. Don)心材試片を,室内強制腐朽試験にはスギ辺材試片を用いた。試片を全乾状態にして,120°C/10~12MPa の超臨界二酸化炭素中でアセチル化処理を8時間行った。そして,アセチル化処理試片を国内二箇所の試験地に埋設し,5年間の質…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 基礎から分かる未臨界

    林 大和, 加納 慎也, 和田 怜志 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (2), 89-93, 2020

    <p> 福島第一原子力発電所において計画されている燃料デブリの取り出し作業においては,燃料デブリの臨界近接を監視する計画としている。本稿では,燃料デブリ取り出し作業における臨界近接監視の考え方と技術開発の状況を説明する。</p>

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  • 斜面浅層部に設けた貝殻層による盛土の豪雨時安定性に関する基礎的研究

    小林 薫, 大埜 明日香, 小谷野 陽平, 浅野 太我, 釜土 則幸, 大和田 繁, 安原 一哉 土木学会論文集B3(海洋開発) 76 (2), I_1001-I_1006, 2020

    <p> 地盤内への降雨浸透を制御する技術の1つとして,上層に細粒な土,下層に粗粒な土を敷設した層状のキャピラリーバリア(以下,CBと記す)地盤がある.CB地盤は,地盤深部への降雨等の浸透遮断機能を有し,この層状地盤に傾斜を付けることで排水機能も発揮する.また,CB地盤を構成する粗粒な土の代替材として,破砕した貝殻が利用できることが報告されている.本研究は,多発する豪雨時でも盛土の安定性を確保させ…

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  • 基礎から分かる未臨界

    山本 俊弘 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (5), 285-289, 2020

    <p> 原子炉を臨界にする臨界実験と未臨界度での実験とは本質的に異なる。そして未臨界実験の活用方法も臨界実験とは自ずと変わってくる。未臨界実験を活用し原子炉物理や臨界安全にどのように役立てるのかについて述べる。</p>

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  • 準結晶における強相関効果の発見――数学を具現化する物質で見つかった非従来型量子臨界現象

    佐藤 憲昭, 出口 和彦, 井村 敬一郎 日本物理学会誌 74 (11), 774-779, 2019-11-05

    <p>準結晶の原子配列は周期性とは異なる並進秩序を持ち,高次元の「超空間」からの射影として記述される.このような魅力的な概念を包含する準結晶とはどのようなものであり,そこを舞台として発現する物性とは如何なるものであろうか.</p><p>1970年代,ブラックホールの研究で有名なロジャー・ペンローズは,2種類の図形(タイル)があれば平面を充填できることに気づいた.この2次元タイリング(ペンローズ・…

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  • 超臨界乾燥とキトサンエアロゲルの開発

    竹下 覚 ゼオライト 36 (4), 99-105, 2019-10-15

    超臨界乾燥とは,液相とも気相とも界面をもたない超臨界相を経由して湿潤なゲルを乾燥させる方法であり,ゲル内部の骨格や微細構造に影響を与えることなく,溶媒だけ空気に置き換えた多孔体(エアロゲル)を得られる手法として知られている。シリカ,アルミナなどの無機酸化物エアロゲルが長らく研究の主流であったが,近年では,有機物・無機物問わず多様なエアロゲルが開発されている。本稿では,典型的な超臨界乾燥法を解説し…

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  • リーマンゼータ関数の臨界領域内等差数列における値の分布 (解析的整数論とその周辺)

    Ade Irma Suriajaya (Chacha) 数理解析研究所講究録 2131 150-158, 2019-10

    リーマンゼータ関数ζ(s)の非自明な零点は全て臨界領域0 < Re(s) < 1にあるが、実際は全て臨界線Re(s) = 1/2上にあると予想されている(リーマン予想と通称)。ζ(s)は臨界領域の右半分1/2 < Re(s) < 1において普遍性を持ち、その値分布は複素平面内で稠密である。普遍性は臨界線の反対側では成立しないが、値分布の稠密さはそうであると限らない。リーマン予想が成り立てば、ζ(…

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  • 超臨界水熱合成法によるSrフェライト粒子の合成

    板垣 陽地, 三宅 英雄, 飯田 勝康, 田口 仁, 杉本 諭, 阿尻 雅文, 中平 敦 粉体および粉末冶金 66 (8), 395-399, 2019-08-15

    <p>Sr ferrite nanoparticles were synthesized by supercritical hydrothermal synthesis. The precursor as a raw material was prepared by neutralizing a solution of iron nitrate (III) and strontium …

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  • 有機スピン液体物質における量子臨界現象とスピン–格子デカップリング現象の発見

    磯野 貴之, 宇治 進也 日本物理学会誌 74 (7), 483-488, 2019-07-05

    <p>1973年にアンダーソンによって,「量子スピン液体」と呼ばれる磁性体の新奇な磁気状態の存在が予言された.通常の磁性体では,磁性イオンに局在した電子スピンの間に働く交換相互作用によって,温度を下げていけば強磁性や反強磁性などの古典的な秩序が形成される.これに対して,交換相互作用によるエネルギー利得を同時に満足できない競合関係(スピンフラストレーション)が支配的になると,大きな量子揺らぎによっ…

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  • 葛西臨海公園の護岸におけるウラギク(<i>Aster tripolium</i> L.)の 分布規定要因の検討

    三島 らすな, Tim GARDINER, 倉本 宣 日本緑化工学会誌 45 (1), 196-199, 2019-05-31

    <p>ウラギクは塩性湿地に生育するキク科の植物で,東京都においては絶滅危惧IB 類に指定されている。本研究では,東京都立葛西臨海公園の護岸を対象に,ウラギクの分布規定要因を明らかにすることを目的とした。護岸の測量調査と植生調査の結果,当護岸には満潮時に塩分の含まれた水に浸ることがあるエリアと,普段水に浸ることがないエリアが存在し,ウラギクはどちらにも生育していた。ウラギク個体が存在する箇所には基…

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  • 排気処理プロセスの加熱処理が活性炭の超臨界CO<sub>2</sub>再生に与える影響

    伊藤 康孝, 宇敷 育男, 佐藤 善之, 猪股 宏 化学工学論文集 45 (3), 133-139, 2019-05-20

    <p>本研究では,半導体製造実プロセスでの排気処理装置において逐次加熱処理されながら利用されている活性炭を想定して,その加熱処理温度が活性炭の超臨界二酸化炭素(ScCO<sub>2</sub>)再生に与える影響について検討した.実験は,当該プロセスでの主要な溶剤であるプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)をあらかじめ…

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  • 過渡安定度問題における臨界条件について

    餘利野 直人, Emil Popov, 由良 典久, 六箱 凌佑, 中村 優希, 佐々木 豊, 造賀 芳文, 杉山 弘幸 電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) 139 (5), 349-355, 2019-05-01

    <p>This paper investigates a critical condition of transient stability that holds on critical trajectory at the stability boundary. While the conventional BCU theory states that critical trajectory …

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  • 土石流が形成した臨海沖積低地の地下水流動経路

    宮地 修一, 長谷川 修一, 野々村 敦子 応用地質 60 (1), 2-11, 2019-04-10

    <p>地下水流動経路を適切に評価することは,効果的な地下水資源の開発や維持管理,安全で経済的な建設工事の実施,土壌・地下水汚染対策の面で非常に重要である.本研究では,地形・ボーリング・地下水位および水質等の水理地質データを総合的に解析することによって,海岸砂洲の地下にある透水性の高い明褐色の礫を含む砂礫層が土石流によって形成された可能性があることを明らかにした.そしてこの砂礫層が,沿岸部の砂層を…

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  • 小学校の臨海学校(遠泳)における実践報告

    豊田, 誠一郎, 坂本, 将基, 小澤, 雄二, 齋藤, 和也, 井福, 裕俊, 中川, 保敬 熊本大学教育実践研究 36 133-137, 2019-02-15

    熊本大学教育学部附属小学校では,例年,熊本県立あしきた青少年の家にて,5年生児童を対象として300mの遠泳を中心とした臨海学校を行っている.その意義は,平成29年告示の小学校学習指導要領解説特別活動編1)でも示されている.なお,この行事は,50年以上の歴史を誇り全国でも稀にみる試みであり,遠泳を中心とした二泊三日の臨海学校を通して,テーマである「自主,自立,鍛錬,協力」の精神を育むことを目的とし…

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  • コーヒー残渣からの超臨界二酸化炭素抽出および酵素による脂肪酸エステルの生成

    近藤 満, マナル ヒラストゥメガス 化学工学論文集 45 (1), 16-21, 2019-01-20

    <p>近年,化石資源の代替エネルギーとして植物系バイオマスに注目が集まっている.しかし,人口が増加しているなか,植物系バイオマスの利用には新たな食糧問題が生じる恐れがある.そのため,食糧との競合がない廃棄物であるコーヒー残渣に注目した.本研究では,超臨界二酸化炭素を用いて,コーヒー残渣からの有用成分抽出におけるエントレーナ効果の探索および酵素を用いた脂肪酸エステルの生成について検討を行った.超臨…

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 排気処理用活性炭の超臨界二酸化炭素を用いた再生の検討

    伊藤 康孝, 宇敷 育男, 佐藤 善之, 猪股 宏 化学工学論文集 45 (1), 29-34, 2019-01-20

    <p>半導体製造プロセスの排気処理装置で使用された活性炭について,超臨界二酸化炭素(ScCO<sub>2</sub>)を用いた洗浄再生の検討を行った.洗浄再生実験は,温度80°C, 圧力20 MPa, 洗浄時間6 hのScCO<sub>2</sub>条件下にて実施した.その結果,排気処理装置での使用期間が短い活性炭についてはScCO<sub>2</sub>により再生できたが,使用期間が長い活性炭…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献6件

  • 四国地方の主要臨海平野における上部更新統および完新統の対比

    川村 教一, 西山 賢一 地質学雑誌 125 (1), 87-105, 2019-01-15

    <p>筆者らは,四国の主要海岸平野の地下に発達する更新統および完新統の岩相層序,指標テフラ,放射性炭素年代測定値をレビューし,平野の形成過程についての最新の知見をまとめ,課題の抽出を行った.徳島平野では,更新世の北島層と更新世末~完新世の徳島層は,東四国における標準的な層序を提示できる可能性が高い.讃岐平野のうち坂出低地と高松低地は,広域テフラと対比可能な複数の火山灰層が見つかっており,北四国に…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献7件

  • 基礎から分かる未臨界

    西原 健司, 千葉 豪 日本原子力学会誌ATOMOΣ 61 (11), 783-787, 2019

    <p> 未臨界炉は一般に外部中性子源を伴い核分裂によって中性子を増倍させており,その増倍の度合いが問題となる。第2回では,臨界炉で用いられる実効増倍率は増倍を正しく表さない理由や,実効増倍率を用いて実用的に増倍を記述する方法を解説する。</p>

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 基礎から分かる未臨界

    遠藤 知弘, 辻本 和文, 山本 章夫 日本原子力学会誌ATOMOΣ 61 (10), 734-738, 2019

    <p> 臨界管理や原子炉の運転等において,体系の中性子実効増倍率は最も基本的な概念の一つである。実効増倍率が1のときを臨界,1未満のときを未臨界と呼ぶことは良く知られているが,実は両者は大きく異なる状態である。本連載講座では,核燃料サイクル施設の臨界安全,原子炉施設の臨界管理や福島第一原子力発電所のデブリ取り出し等で重要となる未臨界状態について,臨界状態の原子炉との違い,炉物理的な特徴,未臨界状…

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  • 基礎から分かる未臨界

    遠藤 知弘, 左近 敦士 日本原子力学会誌ATOMOΣ 61 (12), 857-862, 2019

    <p> 原子炉物理学分野において,これまでに提案されてきた未臨界度測定手法について解説し,既存手法の課題を述べる。未臨界度測定法は,静的手法,動的手法,炉雑音解析手法に分類される。各手法にはそれぞれ利点・欠点があるため,対象とする測定体系や状況に応じて適切な測定手法を選定したり,組み合わせて使用したりすることが重要である。</p>

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  • 綿布の反応分散染料を用いた超臨界流体染色条件の探索

    廣垣 和正, 小泉 佳子, 平田 豊章, 田畑 功, 堀 照夫, El-TAWEEL Fathy, ELMAATY Abou Tarek Journal of Textile Engineering 64 (6), 157-161, 2018-12-15

    <p>In order to apply the supercritical fluid dyeing system to cotton fabrics, we investigated the dyeing condition of cotton fabric with reactive disperse dye under supercritical carbon dioxide …

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  • 超臨界エンタングルメントを示すスピン系と素粒子論

    杉野 文彦 日本物理学会誌 73 (12), 859-863, 2018-12-05

    <p>量子もつれ(エンタングルメント)は量子力学においてよく現れる現象で,古典力学では説明できない相関を与える.これは量子力学において状態の重ね合わせができることに由来している.有名な例はアインシュタイン,ポドルスキー,ローゼン(EPR)のパラドックスの説明に使われる,スピン↑,↓を取りうる2粒子<i>A</i>,<i>B</i>の状態|ψ〉=(|↑〉<i><sub>A</sub></i> …

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  • 開園40 年の東京港臨海部海上公園における緑地管理の差異が土壌理化学性に及ぼす影響

    前田 健蔵, 戸田 浩人, 崔 東壽 日本緑化工学会誌 44 (1), 27-32, 2018-08-31

    <p>開園後約40 年経過した東京港海上公園の6 公園の公園林土壌を対象に,有機物除去作業と来園者の利用状況を踏まえた緑地管理の差異が土壌理化学性に及ぼす影響を調査した。有機物を放置し,一般の来園者の立ち入りを禁止することで人為的な影響力を排除した緑地管理下の土壌では,他の緑地管理下の土壌と比べて,容積重と固相が小さく,炭素および窒素濃度が高い傾向にあった。また海上公園は他の都市緑地土壌に比べて…

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  • 乳製品副産物からの極性脂質に関する超臨界流体抽出とモデル解析による溶解度の推定

    大田 昌樹, 小田 絵里佳, 片岡 駿友, 佐藤 善之, 猪股 宏 日本食品科学工学会誌 65 (5), 251-258, 2018-05-15

    <p>本研究では,経口物質に対して安心安全な製造法である超臨界流体を用いて,乳製品副産物に含まれる機能性成分であるphosphatidylcholineとsphingomyelinの効率的分画を目的としてこれら成分の溶解度推定を検討した.まず既往の実験データのある,バターオイルからのtriacylglycerolにおける超臨界CO<sub>2</sub>中の溶解度と比較を行った結果,本研究で推定…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献12件

  • 金属チェッカーボードフィルムの臨界電磁応答とそのテラヘルツ波応用

    中田 陽介, 浦出 芳郎, 高野 恵介 応用物理 87 (3), 187-192, 2018-03-10

    <p>金属薄膜を格子状に加工した金属チェッカーボード構造は,接点の接続状態を非接続から接続状態に遷移させることで,電磁応答の意味で「絶縁体‐金属転移」を示す.本稿では,理想的に点接触する金属チェッカーボード構造がこの遷移の特異点であることを示す.次に,接点に抵抗を導入したチェッカーボード構造が非接続・接続状態の中間として示す奇妙な周波数無依存の電磁波透過特性を議論する.最後に,金属チェッカーボー…

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  • 潤滑油膜に対するディーゼル噴霧衝突挙動のモデリング

    溝渕 直人, 神戸 浩揮, 松村 恵理子, 北村 高明, 渡邊 哲也, 大坪 康彦 自動車技術会論文集 49 (2), 175-180, 2018

    エンジン筒内で噴射された燃料がシリンダライナ上のオイル油膜に衝突し,付着することは燃費や摺動性に多大な影響を及ぼす.本研究では,拡大レンズ系を使用し高解像度でオイル油膜に衝突する噴霧液滴の挙動を計測した.そして,付着・跳ね返り挙動が記述可能である臨界ウェーバ数を算出した.

    DOI DOI Web Site ほか1件

  • 亜臨界・超臨界流体を用いた食品関連物質の抽出ならびに微粒子化

    後藤 元信 日本食品工学会誌 19 (1), 1-8, 2018

    <p>コーヒーの脱カフェインやビールのホップの抽出など超臨界流体は食品関連物質に適用されている.ここでは亜臨界・超臨界流体の基礎的特性を概説する.超臨界流体中への溶質の溶解度は分離プロセスにおいてもっとも重要な要素である.固体原料からの超臨界二酸化炭素による抽出プロセスについて説明する.脂質や精油の分離のように液体混合物の分画も重要な分野である.近年,天然物の抽出プロセスにおいて亜臨界水も適用さ…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献19件

  • 大規模避難シミュレーションによる臨海都市部の津波避難リスク分析と低減方策の検討

    牧野嶋 文泰, 大石 裕介, 今村 文彦, 古村 孝志 土木学会論文集B2(海岸工学) 74 (2), I_409-I_414, 2018

    約34万人の避難者を対象とした臨海都市部の津波避難行動リスクを,スーパーコンピュータを用いた津波避難行動解析に基づき分析した.避難者個々人の動きを詳細にモデル化した大規模シミュレーションによって,都市部の避難路での混雑による避難の遅れや,避難場所での混雑といった潜在的な避難リスクを明らかにし,津波浸水予測情報に基づく避難行動の制御を行うことで混雑状況が大きく改善することを確認した.避難の制御によ…

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  • 超臨界二酸化炭素中で熱処理した木材の耐朽性評価

    松永 正弘, 松永 浩史, 石川 敦子, 小林 正彦, 神林 徹, 片岡 厚, 木口 実 木材保存 44 (6), 357-366, 2018

    本研究では超臨界二酸化炭素中で熱処理した木材の耐朽性を評価した。実験試料は土中埋設試験にはスギ心材試片を,室内強制腐朽試験にはスギ辺材試片を用いた。試片を全乾または含水率11%に調整し,超臨界二酸化炭素中で熱処理を行った。そして,熱処理試片を二箇所の試験地に埋設し,5年間の質量変化を測定した。その結果,処理温度と処理時の含水率が高い熱処理試片ほど,腐朽による質量減少率は小さくなった。この結果から…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 第4世代原子炉の開発動向

    山路 哲史 日本原子力学会誌ATOMOΣ 60 (5), 284-288, 2018

    <p> 超臨界圧軽水冷却炉はプラントシステムの大幅な簡素化・小型化と発電効率の向上により,現行軽水炉の改良では到達できない高い経済性を達成する第四世代の軽水炉である。同一のプラントシステムで熱中性子炉から高速炉まで柔軟な設計対応が可能であり,小型炉の設計も可能である。これまでの国内外の研究開発により,プラント概念,炉心伝熱流動基礎データ,燃料被覆管や断熱材の高温腐食データ,水化学と腐食生成物移行…

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  • プレート式熱交換器における臨界圧近傍高圧冷媒の凝縮熱伝達

    宮田 一司, 柳原 俊太郎, 谷口 隆寛, 森 英夫, 濱本 芳徳, 梅沢 修一, 杉田 勝彦 日本冷凍空調学会論文集 34 (4), 443-, 2017-12-31

    <p><tt>高温熱を供給する産業用ヒートポンプの開発を目的として,臨界圧近傍を含む高圧亜臨界圧(換算圧力</tt>0.54<tt>~</tt>0.97<tt>)におけるシェブロン形プレート式熱交換器(</tt>PHE<tt>)内の冷媒</tt>HFO1234ze(E) <tt>の凝縮熱伝達に関する実験を行った.得られた熱伝達率のデータに基づいて,圧力および流量の影響を含め,</tt>PHE …

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  • 1,1,1,2,2,4,5,5,5-nonafluoro-4-(trifluoromethyl)-3-pentanoneの臨界定数の測定

    田中 勝之 熱物性 31 (2), 66-71, 2017

    <p>エネルギーの有効利用の手段となる中低温熱源を用いるオーガニックランキンサイクルあるいは高温出力型ヒートポンプ用の作動流体として期待される1,1,1,2,2,4,5,5,5-nonfluoro-4-(trifluoromethyl)-3-pentanoneの臨界定数すなわち臨界密度,臨界温度,臨界圧力を目視法により測定した.臨界密度を求めるために582~639kg·m<sup>-3</sup…

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  • SU(N)ハイゼンベルグモデルにおける脱閉じ込め量子臨界現象

    原田 健自 アンサンブル 18 (1), 17-23, 2017

    臨界現象の標準的なランダウ・ギンツブルグ・ウィルソンパラダイムに属さない新しいタイプの量子臨界現象である脱閉じ込め量子臨界現象が,量子格子モデルに存在するのかについて,大規模な量子モンテカルロシミュ レーションを用いた最近の研究を紹介する.

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  • 定在波型熱音響エンジンの適応定常発振制御に基づく臨界温度比推定

    櫻井 一晃, 小林 泰秀, 中田 匠, 山田 昇 日本音響学会誌 73 (2), 93-99, 2017

    <p>熱音響システムにおいて,自励発振が生じる最小の温度比である臨界温度比を計測することはシステムの評価や改善設計を行う上で重要である。臨界温度比を実験的に推定する研究が行われているが,臨界温度比前後の全領域で同一の測定手法を適用し,臨界温度比を議論した研究は行われていない。本研究では定在波型熱音響エンジンにおいて,各温度比で管内圧力が一定となるよう音源で強制加振を行う定常発振制御系を提案する。…

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  • 超臨界水酸化反応を利用したふぐ有毒部位のその場処理法の検討

    松本 栄祐, 秋月 信, 大島 義人 化学工学論文集 43 (6), 373-378, 2017

    <p>超臨界水酸化反応は,有機物を完全閉鎖系で高速に分解可能な反応として知られ,その特長を活かし,小型装置による廃棄物の原点処理への利用が期待される.本研究では,超臨界水酸化反応を利用したふぐ有毒部位の原点処理に着目した.調理の現場にてふぐ有毒部位中のテトロドトキシンの分解と廃棄物の減容化を同時に達成することで,管理,輸送,不適切処理に関わる諸リスクの低減を簡便に可能とする画期的なその場処理法の…

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • 超臨界水重質油改質プロセスに向けた水+重質油系相平衡の予測法の開発

    寺谷 彰悟, 大田 昌樹, 佐藤 善之, 猪股 宏 Journal of the Japan Petroleum Institute 60 (1), 26-33, 2017-01-01

    <p>水と重質油の2成分系において既往の高温高圧相平衡データに基づき,汎用型状態方程式であるPeng-Robinson状態方程式(PR式)を用いて気液および液液平衡の相関および推算手法の構築を検討した。既往の研究より入手可能な石油系炭化水素は比較的低分子量であったため,これらと水のモデル2成分系の相平衡データをまず相関した後,得られた二つのフィッティングパラメーターの考察に基づき外挿適用性を考慮…

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  • ナノ細孔における水の固液臨界現象と相図

    甲賀 研一郎, 望月 建爾 アンサンブル 19 (1), 8-13, 2017

    <p>ナノ細孔内を満たす水はバルクでは見られない固体構造を有し,それらの固体が関与する相変化は一次相転移と連続的変化の二つのモードをとる場合がある.通常,二種類の相変化の差異が消える条件が臨界点であるが,もしそうであれば,ナノ細孔内物質にはバルク系では確認されていない固液臨界点が存在することになる.分子シミュレーションにより相転移および臨界点の存在を厳密に証明することは困難であるが,ナノチューブ…

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  • 超・亜臨界流体技術によるリグニンの分解

    南 英治, 坂 志朗 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 96 (3), 351-357, 2017

    <p>Supercritical and subcritical fluids have received an attention as environmentally benign reaction fields for the conversion of lignocellulosics into useful chemicals and fuels so as to mitigate …

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  • シールド工事における硫化水素対策の技術

    川又 養市 におい・かおり環境学会誌 47 (3), 182-188, 2016-05-25

    <p>シールド工事等において,対象地層が有機分を多く含む条件下では,高濃度の硫化水素ガスやメタンガスを賦存している場合がある.このような施工条件では,シールドの排土方法を排泥管による坑内密閉泥水流体輸送とし,坑内での硫化水素ガス発生を防止するとともに,泥水開放部に存在するガス化した硫化水素の除去や臭気対策を含めた安全性を確保することが求められる.本稿は,泥水を対象とした硫化水素対策としては,前例…

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  • 2成分系混合作動流体 R 245fa + R 134a 系の熱力学的性質の測定

    東 之弘 日本冷凍空調学会論文集 33 (1), 73-79, 2016

    <tt>オーガニックランキンサイクル用作動媒体として期待されている2成分系混合作動流体</tt>R 245fa +R 134a <tt>系の熱力学的性質である気液共存曲線および臨界点を,</tt>90.00, 70.00, 50.00, 30.00, 20.00 mass%R 245fa <tt>の5組成について測定した.気液共存曲線は,密封された圧力容器内の試料のメニスカスの消滅を,直接肉眼で…

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  • ミナミメダカの臨界遊泳速度に関する実験

    清水 秀成, 泉 完, 東 信行, 丸居 篤, 矢田谷 健一 農業農村工学会論文集 84 (2), II_11-II_18, 2016

    農業水路の生息場環境の改善や生態系に配慮した水路設計において,メダカの生息を考慮するため,メダカの遊泳能力を明らかにすることを目的とする.屋内に設置した循環式の小型の長方形断面水路を用いてミナミメダカの臨界遊泳速度を計測した.水路には断面平均流速2~36cm・s<sup>-1</sup>の範囲で通水し,標準体長1.3~2.8cm(平均2.1cm,104個体)のメダカを供試,遊泳させた.その結果,…

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  • 大規模水害による臨海大都市空間の浸水特性に関する研究

    森 翔大, 重松 孝昌 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_1645-I_1650, 2016

    近年,気候変動による台風や降雨の規模の増大により,水災害による被災リスクが増大すること,および,想定を上回る水災害の発生が示唆されていることから,高潮や河川洪水による大規模水害を想定する必要がある.また,都市における水害の被災過程を高精度に予測するためには,地下空間などの都市構造を考慮した浸水解析が必要となる.そこで,本研究では高潮や河川洪水による地上・地下空間同時氾濫災害を解析可能な数値モデル…

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  • 亜臨界水処理を組み込んだ濃縮余剰汚泥の二段式超高温・高温嫌気性消化法の開発

    水野 忠雄, 菊池 保宏, 津野 洋, 日高 平, 西村 文武 土木学会論文集G(環境) 72 (7), III_125-III_133, 2016

    濃縮余剰汚泥のメタン転換率や嫌気性消化効率の向上を目的として,亜臨界水処理を組み込んだ超高温・高温二段式嫌気性消化法の適用について検討した.まず回分式実験を行い,180℃,1MPaによる60分間の亜臨界水処理により,濃縮余剰汚泥のCOD<sub>Cr</sub>可溶化率が50%に達し,タンパク質は60から70%,全糖も70%が溶解することがわかった.可溶化と酸生成が促進された結果,続くメタン発酵…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献5件

  • 紅茶の亜臨界水抽出による品質の向上

    横田 正, 河合 智也, 木戸 康嗣, 高橋 しほり, 宮下 知也, 衛藤 英男 Studies in Science and Technology 5 (2), 231-234, 2016

    紅茶は世界中で飲料される嗜好飲料の一つである。著者らは、緑茶の亜臨界水抽出物が、高濃度カテキン含有でありながら苦渋味を抑制し飲みやすい飲料となったことや、低品質烏龍茶の亜臨界水抽出物は、香気成分が増加し高品質化に適していることを報告した。そこで、紅茶を亜臨界水抽出することにより、香気成分などをはじめとした多くの成分を抽出することができ、新たな飲料の開発に繋がると考え、紅茶の熱水抽出物と亜臨界水抽…

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  • (Ti,Ta)または(Ti,Ga)を添加したNb3Snの上部臨界磁界及び臨界電流密度特性

    田邊 裕也, 木内 勝, 小田部 荘司, 松下 照男, 文殊 義之, 水田 泰次, 太刀川 恭治, 長村 光造 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2016 (0), 354-354, 2016

    Nb3Snは国際熱核融合実験炉:ITER計画におけるトロイダルコイル作製材料であり、金属超伝導体の中でも特に高磁界特性が優れた特性を持つ。このNb3Sn線材作製には様々な手法があるが、特に優れた高磁界特性が得られるのがブロンズ法である。そこで本研究では、さらなる高特性を有する材料開発のために、Nb3Sn用ブロンズ(組成:Cu-15Sn-0.3Ti)にTa(+0.5mass%)またはGa(+0.5…

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  • 微細組織制御による超伝導膜の臨界電流特性制御

    一瀬 中, 三浦 峻, 杉原 和樹, 鶴田 彰宏, 一野 祐亮, 吉田 隆, 淡路 智, 松本 要 日本金属学会誌 80 (7), 420-427, 2016

     BaMO<sub>3</sub> (M=Hf, Sn)-doped Sm<sub>1+x</sub>Ba<sub>2−x</sub>Cu<sub>3</sub>O<sub>y</sub> (x=0, 0.04) superconducting films were fabricated by pulsed-laser deposition (PLD). It is known that …

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  • 超臨界水中でのコロイド科学

    出口 茂 Oleoscience 16 (2), 81-88, 2016

    <p>気/液臨界点(臨界温度:374℃,臨界圧力:22.1 MPa)近傍では,水は常温・常圧下とは著しく異なる性質を示す。例えば,常温・常圧下では80前後の水の比誘電率は,400℃,25 MPaでは2と,炭化水素に匹敵する値にまで低下する。その結果,水と炭化水素は自由に相溶するようになり,逆に無機塩の溶解度は著しく減少するまで低下する。そのような極限環境では,コロイド粒子の分散安定性も大きく異な…

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  • 臨界安全国際会議ICNC2015

    名内 泰志, 竹澤 宏樹, 外池 幸太郎 日本原子力学会誌ATOMOΣ 58 (4), 247-252, 2016

    <p> 臨界安全国際会議ICNC2015が2015年9月に米国で開催された。冒頭の全体会合では,臨界安全を確実に実施しつつ進歩させるために,人材育成や知識継承が目下の課題であることが強調された。本報告では,解析コード・核データ,臨界安全管理実務,標準・評価手法整備,使用済燃料の臨界安全,不確かさ・感度解析,臨界実験,臨界事故評価,専門家育成,及び核分裂性物質の保管・輸送・処分の9つの口頭発表セッ…

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  • 2成分系混合作動流体 R 245fa + R 134a 系の熱力学的性質の測定

    東 之弘, 赤坂 亮 日本冷凍空調学会論文集 33 (1), 81-92, 2016

    <tt>オーガニックランキンサイクル用作動媒体として期待されている2成分系混合作動流体</tt>R 245fa +R 134a <tt>系の</tt><i>PρTx </i><tt>性質を,</tt>90, 70, 50, 30, 20 mass% R 245fa <tt>の5組成について,等容法を利用した測定装置を使って測定した.また,</tt><i>PρTx …

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  • 愛知県知多市臨海工業地帯企業緑地におけるカメラトラップ法による哺乳類調査

    藤井 太一, 川本 宏和, 白子 智康, 上野 薫, 南 基泰 日本緑化工学会誌 42 (2), 320-329, 2016

    愛知県知多半島臨海工業地帯の JXエネルギー (株) 知多製造所,中部電力 (株) 知多火力発電所,出光興産 (株) 愛知製油所及び東邦ガス (株) 知多緑浜工場の企業緑地内に合計 32台の自動撮影カメラを設置し,2011年~2014年の期間カメラトラップ法を用いて哺乳類相を調査した。累計カメラ稼働日数 23,495日,動物,人及び車両を撮影した有効撮影枚数は 26,892枚となり,中型哺乳類 …

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  • 岩手県大槌町臨海地域における複合災害発生を考慮した避難支援マップの作成

    柳川 竜一, 岩間 俊二, 麦倉 哲 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_1579-I_1584, 2016

    「地域住民の体験や教訓」に「既往の大災害」と「未曾有の複合災害」を考慮した「具体的な避難行動計画の策定」に寄与するため,大槌町臨海地域での数値モデルを活用した津波挙動解明とヒアリング調査結果を活用した津波避難行動のGIS分析を行った.シミュレーション結果から,大槌町で既往最大となった東日本大震災津波の浸水範囲や遡上域の地域特性を明らかにした.避難行動調査からは,住民の津波に対する認識の甘さや指定…

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  • プラスチック、ポリプロピレンの亜臨界水抽出より得られた植物伸長促進物質

    横田 正, 川口 佳佑, 鈴木 俊佑, 鈴木 貴博, 宮下 知也, 森田 明雄, 衛藤 英男 Studies in Science and Technology 5 (1), 105-108, 2016

    近年、環境保全などの観点から、廃プラスチックなどの有効利用が進められている。廃プラスチックを亜臨界水抽出することで、多くの有用成分が抽出することが考えられる。今回、廃プラスチックの亜臨界水抽出物のレタス種子に対する根伸長試験を行った。その結果、プラスチックのポリプロピレンの亜臨界水抽出物に根伸長効果が認められた。活性物質は、3-(3-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオン酸であり、この化…

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  • 《描写論》の臨界点

    服部 徹也 日本近代文学 94 (0), 1-16, 2016

    <p>漱石は『文学論』出版に際し、草稿『文学論ノート』、東京帝国大学講義に見られる描写論を増補している。本稿はこの描写論に作品世界への没入体験である「幻惑」が密接に関わることを示した。またこの描写論の理論的課題が視覚性の問題であることを論証し、漱石がこの課題に小説『草枕』でも取り組んでいたことを示した。漱石の描写論は視覚性の問題を探究してはいるが、『草枕』のような作品を読む際に生じる視覚性とイメ…

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  • 超臨界CO<sub>2</sub>環境下での13%Cr鋼の腐食挙動

    橋爪 修司 Zairyo‐to‐Kankyo 65 (9), 369-371, 2016

    <p>超臨界CO<sub>2</sub>環境下での13%Cr鋼の腐食挙動の検討結果を中心に,ステンレス鋼の既往の検討結果をまとめた.13%Cr鋼の腐食度に与える超臨界CO<sub>2</sub>の影響はガスCO<sub>2</sub>と同等または小さくなった.圧力20MPa以上の超臨界CO<sub>2</sub>の場合は孔食を発生させやすかった.超臨界CO<sub>2</sub>に45kPa …

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  • 超臨界二酸化炭素雰囲気下で製造された熱処理木材の評価

    松永 正弘, 片岡 厚, 松永 浩史, 石川 敦子, 小林 正彦, 木口 実 木材学会誌 62 (1), 1-8, 2016

    本研究では超臨界二酸化炭素を用いた新規熱処理法について検討を行った。実験にはスギ心材試片を用いた。試片を三種類の異なる含水率(0%,11%,17%)に調整し,超臨界二酸化炭素中で熱処理を行った。その結果,処理温度と試片含水率が高くなるに従って熱処理試片の質量減少率と抗膨潤能(ASE)は増加し,ASEは最大で約70%に達した。対照的に,平衡含水率(EMC)は処理温度と試片含水率が高くなるに従って低…

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  • REBCO 高温超伝導線材の開発

    塩原 融, 中岡 晃一, 和泉 輝郎, 加藤 丈晴 日本金属学会誌 80 (7), 406-419, 2016

     Since the discovery of the YBCO superconductor, many efforts have been made to develop useful superconductive wire and tape for many electrical power applications. Especially, the second generation …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献125件

  • 臨海部中高層市街地の街路における周辺物的特性が地上付近の気温分布に与える影響

    佐々木 優, 横山 真, 松尾 薫, 田中 貴宏, 佐土原 聡 都市計画論文集 50 (3), 494-500, 2015-10-25

    本研究では、横浜市沿岸部に位置する2つの中高層市街地を対象に、気温の同時多点長期実測調査を行い、気温分布の形成要因について、市街地形態に着目して分析を行った。その結果、得られた主な知見を以下に記す。(1)対象地の海風の1日の吹き方には、パターンA「終日南西方向からの海風が吹く日」、パターンB「海陸風循環が見られる日」、パターンC「南西方向からの海風が吹かない日」の3パターンが存在する。(2)東風…

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  • To be, or not to be : 吸収状態をめぐる非平衡臨界現象の物理学 (解説)

    竹内 一将 日本物理学会誌 70 (8), 599-607, 2015-08-05

    To be, or not to be, that is the question. -ハムレットに登場するこの有名な台詞は,父の仇討という後戻りできない選択に葛藤するハムレットの苦悩を描いたものである.ここまで複雑な状況は珍しいかもしれないが,後戻りができない変化というものは,自然現象においても様々な場面で起こりうる.例えば,近年よく耳にする生物種の絶滅危惧問題は,ひとたび絶滅してしまえば,そ…

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