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検索結果 1,776 件

  • 熊本県で生育したスギ品種リュウノヒゲの木材の性質

    ジョーンズ トレバー G., 山下 香菜, 平川 泰彦, 池田 元吉, 荒木 博章 森林総合研究所研究報告 23 (1), 13-28, 2024-03-28

    ...他のスギ品種に比べて、木材密度、ヤング率及び晩材率は高く、ミクロフィブリル傾角は小さかった。また、他のスギ品種に比べて、接線方向と半径方向の収縮率は比較的大きかった。地際部を除くと生材の心材含水率は低かった。心材色では明度(L*)と黄色度(b*)が高く、赤色度(a*)が中程度であった。これら木材性質の個体間変動は小さく、樹幹内変動は全個体で類似していた。...

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  • 自由空間法における移動反射板を用いたミリ波帯材料定数の測定法

    荒井 郁男, 富澤 良行, 渡邊 一世, 亀井 利久, 平澤 一浩, 藤原 滝男 電子情報通信学会論文誌B 通信 J107-B (3), 253-260, 2024-03-01

    ...することは重要である.本論文ではミリ波帯における材料定数を測定可能な自由空間法として,直線的に移動する反射板の反射信号から移動に伴う受信信号の位相変化及び振幅を検出することにより試料の透過係数を求め材料定数を算出する方法を提案する.本測定法はベクトルネットワークアナライザ(VNA)を使用せず,かつ測定前の校正が不要であるので,材料定数を迅速に測定することができる.76GHz帯における測定例としてアクリル...

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  • 回転ボックスジャンプトレーニングが大学柔道選手における内股の動作時間に及ぼす影響

    濵口 和人, 田中 光, 小澤 雄二, 鈴木 智晴, 出口 達也, 前田 明 スポーツパフォーマンス研究 16 (0), 72-79, 2024

    ...RBJ 群」)6 名,ボックスジャンプトレーニング群(以下,「BJ 群」)6 名,トレーニングを行わない群(以下,「CON 群」)6 名に区分した.畳の上にプライオボックス(NISHI 社製)を置き,RBJ 群,BJ 群ともに,それぞれのトレーニングを10 回× 3 セット行った.RBJ 群には,ボックスの上に乗る時の腰の回転させる方向を,通常の練習で内股を施す時と同じ方向とし,ボックスの上から畳に降りる...

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  • 感染症対策における消毒薬が医用画像ならびに医療機器に与える影響に関する調査研究

    荒木 隆博, 立石 敏樹, 小林 隆幸, 田浦 将明, 松田 夏枝, 赤木 信裕, 金沢 勉 日本放射線技術学会雑誌 advpub (0), 2024

    ...【方法】CT・マンモグラフィ(mammography: MMG)・一般撮影系において消毒薬の残存が医用画像に及ぼす影響について調査した.各種消毒薬を添付したアクリル円板を各撮影装置にて撮影し,視覚的評価ならびに画像信号値の変化を評価した.また,各メーカに対し医療機器の清拭方法に関するアンケート調査を実施した....

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  • ビスマス含有モノマーのラジカル重合による機能性ネットワークポリマーフィルムの合成

    松村 吉将, 落合 文吾 ネットワークポリマー論文集 44 (6), 286-293, 2023-11-10

    ...しかし,多くのBi–C 結合は不安定であるため,安定にビスマスと有機構造とを複合できる分子設計が必要である。本総合論文では,カルボン酸ビスマス(III)や芳香族ビスムチン構造を安定なビルディングブロックとして活用した例として,メタクリル酸ビスマス(III)およびスチリルビスムチン類のラジカル重合に基づくビスマス含有ネットワークポリマーの合成について紹介する。...

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  • ダイマー反強磁性体を舞台としたトリプロンバンドのトポロジー

    那波 和宏, 佐藤 卓, 田中 秀数 日本物理学会誌 78 (11), 645-650, 2023-11-05

    ...<p>固体の物性を分類する最も普遍的な要素が対称性である.その物性は結晶の持つ対称性の有無やその変化によって理解されてきた.結晶内の電子はその周期性のためにブロッホ波を形成する.波数<i>k</i>を第一ブリルアンゾーンの端から端まで変化させる状況を考える.その変化が十分ゆっくりであれば,バンドの分散に沿って固有状態もゆっくりと変化し元の状態と等価な状態に戻る.しかし,波動関数の位相因子には経路に依存...

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  • 二次元デジタル電気泳動分離のための異種機能性ハイドロゲル集積カートリッジデバイスの開発

    金岡 忠政, 遠藤 達郎, 久本 秀明, 末吉 健志 分析化学 72 (9), 369-375, 2023-09-05

    ...<p>タンパク質混合試料の分離分析法として,一次元目に等電点電気泳動,二次元目にポリアクリルアミドゲル電気泳動を行う二次元電気泳動法が一般的に利用されている.しかしながら,従来法では煩雑な実験操作と長い分析時間を要するほか,多量の試薬を消費する点が課題であった.そこで本研究では,これまでに開発してきたデジタル電気泳動に関する知見を基に,異種機能性ゲルが二次元的に配置・集積された平板型カートリッジデバイス...

    DOI Web Site Web Site 参考文献21件

  • 超高速スピンドル左右ボールネジ駆動工作機械のステップマイクロドリル加工

    金 祥記, 廣垣 俊樹, 青山 栄一 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 92-93, 2023-08-31

    ...<p>ステップ動作は切りくず詰まりを抑制する一方,微小区間での高速往復運動が必要になるため穴品質の悪化が見られる.そこで本研究では左右同軸ボールねじを利用したカウンタバランス機構を有する穴あけ工作機械を提案しカウンタウェイトによりスピンドル部の慣性力を相殺することで工作機械の実稼働中の振動の抑制を目指している.実際に加工した基板の穴位置精度,形状精度を測定し,また加工に使用したドリルの観察をおこなった...

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  • スマート育種ツールの利用に関するワークショップ

    杉本 和彦, 米丸 淳一, 坂井 寛章, 川原 善浩, 鐘ケ江 弘美 育種学研究 25 (1), 60-66, 2023-06-01

    ...及び「民間事業者,地方公設試等の種苗開発を支える育種基盤技術の開発」(略称:DIT)について概要を紹介し,当該プロジェクトの予算で開発を行っている3種の育種ツール,育種情報の集約・解析支援を行う育種情報管理支援システム「BRIMASS」,育種の家系図情報を表示する系譜情報グラフデータベース「Pedigree Finder」及び有用遺伝子の品種間多型情報を整理した有用遺伝子カタログと可視化ツール「アリルグラフ...

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  • 特集 救急対応ドリル-外来から在宅までの60問! 問題:Q1〜Q60

    大國 皓平, 樋口 真司, 山中 克郎, 宗像 慧太, 柴田 恵多, 佐藤 萌子, 西村 勝治, 神野 定男, 湊 しおり, 高橋 平安彦, 原田 芳巳, 伊藤 涼, 友田 義崇, 粟屋 幸一, 堀井 聡, 藤原 英晃, 本多 寛之, 大西 秀樹, 藤原 靖士, 北川 正史, 田 直子, 山田 万里央, 北野 夕佳, 西山 充, 百武 美沙, 鈴木 康平, 田邊 克幸, 原田 亮, 矢野 裕之, 金城 光代, 本村 悠馬, 福岡 秀規, 土肥 栄祐, 石岡 みさき, 田中 厚, 植田 育也, 安達 彩織, 融 衆太, 内原 俊記, 木野村 賢, 長谷川 功, 山野井 友昭, 那須 淳一郎 総合診療 33 (4), 408-428, 2023-04-15

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  • 特集 救急対応ドリル-外来から在宅までの60問! 解答:A1〜A60

    大國 皓平, 樋口 真司, 山中 克郎, 宗像 慧太, 柴田 恵多, 佐藤 萌子, 西村 勝治, 神野 定男, 湊 しおり, 高橋 平安彦, 原田 芳巳, 伊藤 涼, 友田 義崇, 粟屋 幸一, 堀井 聡, 藤原 英晃, 本多 寛之, 大西 秀樹, 藤原 靖士, 北川 正史, 田 直子, 山田 万里央, 北野 夕佳, 西山 充, 百武 美沙, 鈴木 康平, 田邊 克幸, 原田 亮, 矢野 裕之, 金城 光代, 本村 悠馬, 福岡 秀規, 土肥 栄祐, 石岡 みさき, 田中 厚, 植田 育也, 安達 彩織, 融 衆太, 内原 俊記, 木野村 賢, 長谷川 功, 山野井 友昭, 那須 淳一郎 総合診療 33 (4), 430-463, 2023-04-15

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  • ボリビアにおける算数科の授業改善モデルに関する研究

    坂井 武司, 石坂 広樹, 赤井 秀行, 堀場 萌枝, SAKAI Takeshi, ISHIZAKA Hiroki, AKAI Hideyuki, HORIBA Moe 鳴門教育大学国際教育協力研究 16 29-37, 2023-02-01

    ...ボリビアの算数教育の改善に向け,2017 年~2019 年にかけて,国際協力機構(JICA)の草の根プロジェクトが,鳴門教育大学によって実施された.本研究では,同プロジェクト開始前・期間中・終了後におけるボリビアの算数教育の変化とプロジェクトにおける研修の関係を考察し,開発途上国における授業改善モデルを開発することを目的とした.図形に関する副教材(ドリル問題)を開発し,その内容に係る教科内容・教授法...

    DOI 機関リポジトリ

  • 農学における電気泳動

    梶原 英之 電気泳動 67 (2), 77-80, 2023

    ...<p>電気泳動技術は農学分野でも基礎から応用にかけて広い範囲で日常的に使われている.アガロースゲル電気泳動は遺伝子組換えを含む育種研究,アクリルアミドゲル電気泳動は穀物や食品の分析に使われている.しかし,農学がカバーする領域は非常に広く,扱う材料も作物から家畜までとさまざまである.ここでは他の生命科学分野で頻繁に行われるこれらの電気泳動ではなく,いかにも農学ならではといった特徴的な研究例を紹介したい...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 日本の理科と数学の興味ネットワークモデルの推定と経年比較の検証

    本田 真大, 伊藤 崇達, 長沼 祥太郎 日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 671-674, 2023

    ...OECDが公開する日本のPISA調査データを用いて,我が国の理科や数学の興味ネットワークモデルを推定した.また各教科を経年比較し,ネットワーク構造の違いや中心性について検証した.理科の経年比較(2006年と2015年)では,ネットワーク構造に違いが確認されたものの,数学の経年比較(2003年と2012年)では,ネットワーク構造に違いが確認されなかった.理科において,2006年では,科学に関する本を借りることや...

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  • 重症型アルコール性肝炎に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を併発した1例

    久保 公利, 早坂 秀平, 田中 一光, 大北 一郎 道南医学会ジャーナル 6 (1), 62-66, 2023

    ...【既往歴】なし【生活歴】飲酒:焼酎600ml/日、喫煙:20~42歳 5本/日、アレルギー(-)【新型コロナワクチン接種歴】2回【入院時血液検査所見】著明な白血球増加(WBC 12,000/μl)、PT延長(PT 24.8%、PT-INR 2.0)、(直接型優位のビリルビン増加(T-Bil 16.6mg/dl、D-Bil 10.9mg/dl)、AST優位な トランスアミナーゼの上昇(AST 167U...

    DOI 医中誌

  • 極低出生体重児(VLBWI)における直接ビリルビン値の検討

    江頭 智子, 冨野 広通, 荻原 俊, 七條 了宣, 江頭 政和, 水上 朋子, 高柳 俊光 日本周産期・新生児医学会雑誌 59 (3), 317-322, 2023

    ...<p> 極低出生体重児 206例(男児121例,平均在胎週数29.4±3.2週,平均出生体重1, 066±297g)の,直接ビリルビン(direct bilirubin;以下DB)値の各症例における最大値(頂値)の経時的推移と,高DB血症(DBの頂値≧2.0mg/dL)発症に寄与する周産期因子の検討を行った.その結果,DB頂値の日齢は42.2±26.5日,DB頂値の修正週数は35.3±4.0週であった...

    DOI 医中誌

  • TAVI 人工弁漏れ流れモデルでの血栓形成の可視化とその流れ場のCFD解析

    玉川 雅章, Chen Xinlu, Jones James 生体医工学 Annual61 (Abstract), 247_2-247_2, 2023

    ...<p>大動脈弁狭窄症の治療法として経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)が普及しつつあり,弁周囲漏れ流れ(PVL)での血栓形成が指摘されているものの,その詳しい形成機構はわかっていない.著者らは人工弁での逆流をモデル化した形状(TAVI PVLモデル)で,血栓形成の可視化実験を行い,この隙間があることで血栓形成が促進されること,後流となる低せん断速度領域に血栓が形成することを明らかにしているが,せん...

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  • 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う病棟閉鎖時の患者・家族への橋渡し支援

    後藤 桃子 筋ジストロフィー医療研究 8 (2), 31-33, 2023

    ...<p>新型コロナウイルス感染症流行に伴う療養介護病棟面会制限下,閉ざされた空間における患者・家族への橋渡しとなるサポートを試みた.日本筋ジストロフィー協会協力の下,写真を掲載した手紙の郵送,患者から家族への手紙の郵送,オンライン面会,自動ドア・アクリル板越し面会等を多職種協働で実施した.結果として,患者・家族との交流が嬉しいとの声が多く聞かれた.一方,面会時間が少ない,オンライン面会がスムーズにいかない...

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  • トンネル効果が実現する新たなラジカル的脱ハロゲン化機構

    岡村 俊孝 ファルマシア 59 (9), 864-864, 2023

    ...炭素ラジカルは魅力的な反応性を有し,数多くの有機分子合成に利用されている.炭素ラジカルの発生は,有機ハロゲン化合物とスズラジカル(R<sub>3</sub>Sn·)やシリルラジカル(R<sub>3</sub>Si·)によるラジカル的脱ハロゲン化が知られている.これらは,熱力学的効果や遷移状態における極性効果から炭素ラジカル形成に有利な性質を有するが,毒性や経済性に課題がある....

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  • 血管透過性抑制分子Robo4の発現を促進する重症感染症治療薬の開発

    森田 真綾, 米田 安希, 徳納 渚沙, 正木 辰実, 橋本 里菜, 高山 和雄, 吉岡 靖雄, 藤尾 慈, 岡田 欣晃 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-P-H1-, 2023

    ...Robo4プロモーターによりルシフェラーゼを発現する内皮細胞株を用いて、LoPac化合物ライブラリーをスクリーニングした。低分子化合物、リガンド、siRNA等で処理した血管内皮細胞やマウス臓器におけるRobo4発現量を定量的PCRにより解析した。リポ多糖(LPS)投与マウスの生存率を解析し、同マウスの血管透過性をエバンスブルー漏出量により評価した。...

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  • マイクロ流路デバイスとがんオルガノイドを用いた抗がん剤感受性評価システムの開発

    小林 由季, 滝口 創太郎, 川野 竜司, 小祝 敬一郎, 大松 勉, 臼井 達哉, 佐々木 一昭 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P1-113S-, 2023

    ...</p><p> 本研究ではより生体に近い環境で薬剤感受性試験や薬剤による副作用の評価を行うことを目的に、乳がん罹患猫から作製した乳がんオルガノイドをCAD設計・アクリル切削加工により作成したマイクロ流路デバイスに搭載し、動物用抗がん剤であるトセラニブを灌流させ、非灌流時との比較解析を行った。...

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  • 粘膜吸収促進剤の安全性評価の現状と課題

    白 霖, 桂田 剛志, 橘 敬祐, 日下部 哲也, 堤 康央, 近藤 昌夫 レギュラトリーサイエンス学会誌 13 (1), 1-14, 2023

    ...として実用化されている.これまで60年以上にわたり,粘膜透過促進技術が研究され,キレート剤,脂肪酸,毒素断片などを活用した粘膜吸収促進分子が創出されてきた.すでに,これらの一部は吸収促進剤として実用化されており,わが国では,抗生物質の坐剤にカプリン酸,グルカゴンの点鼻剤にドデシルホスホコリン,グルカゴン様ペプチド-1アナログの経口投与製剤にサルカプロザートナトリウムが使用されている.米国では,カプリル...

    DOI Web Site 医中誌

  • 呼吸器疾患事例から考える合成高分子有機粉じんによる肺毒性

    山野 荘太郎, 梅田 ゆみ 産業医学レビュー 36 (2), 78-, 2023

    ...近年、日本で問題となった架橋型アクリル酸系水溶性高分子化合物の呼吸器疾患発症事例、その他のアクリル酸系ポリマーの研究データ、および韓国における加湿器用殺菌剤 PHMG による呼吸器疾患発症事例や、スペインおよびアルジェリアの塗装工場で使用されたAcraminによる呼吸器疾患発症事例について本稿で概説したい。...

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  • アクリル粉体の燃焼と乱れの関係

    花井 宏尚 群馬高専レビュー 42 (0), 79-88, 2023

    The purpose of this study was to investigate the influence of flammable dust flames under an isotropic turbulence field. Polymethyl methacrylate powder which has a spherical shape and narrow size …

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  • デコルマ設定条件の違いによる付加サイクル中の付加体の変形パターンの違い

    野田 篤, Fabien Graveleau, Cesar Witt, Frank Chanier, Bruno Vendeville 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 321-, 2023

    ...<p>プレート沈み込み帯に発達する一般的な付加体は,前縁付加から始まり,底付付加(アンダースラスティング)で終わる付加サイクルの繰り返しによって発達する.この付加サイクルの過程で,付加体の変形が集中する位置は海側から陸側へと移動する(図).この種の周期的な変形パターンは,プレートの沈み込み帯の運動学と力学を理解する上で非常に重要あり,プレート境界の固着域に関連したプレート境界型地震の発生機構とも関連...

    DOI

  • 褐毛和種における<i>BoLA-DRB3</i>遺伝子の多様性解析

    西角 光平, 稲永 敏明, 西 明仁, 米澤 隆弘, 野口 龍生, 鳥居 恭司, 今川 和彦, 小林 朋子 獣医疫学雑誌 26 (2), 108-115, 2022-12-20

    ...また,国内で飼養されている他品種と比較すると,熊本系褐毛和種では感染牛のプロウイルス量が低いとされていることから,当該品種についてはアリルタイプに基づくものとは異なる,別のプロウイルス量制御機構が存在する可能性についても検証していく必要がある。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 安定同位体比解析及びSDS-PAGEによるパスタの原料原産地判別技術の検討

    三浦 雄也, 飯島 賢, 山川 宏人, 中本 悠貴, 原田 義孝, 平尾 栄志, 鈴木 彌生子, 佐藤 里絵 分析化学 71 (12), 645-652, 2022-12-05

    ...パスタについて,軽元素安定同位体比解析による産地判別の可能性を検証した.検証の結果,国産パスタの炭素・窒素同位体比は,カナダ産及びトルコ産に比べて有意に低いことが明らかとなった.カナダ産パスタの酸素同位体比はトルコ産及び国産に比べて有意に低く,炭素,窒素,及び酸素の安定同位体比解析によるパスタの原料原産地判別の可能性が示唆された.また,パスタから抽出したグルテニン画分をドデシル硫酸ナトリウム─ポリアクリルアミドゲル...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • ヤスデ由来のヒドロキシニトリルリアーゼの発見と構造に関する研究

    浅野 泰久 生化学 94 (5), 681-689, 2022-10-25

    ...近年,ヒドロキシニトリルリアーゼ(HNL)の新しい分布,特性,構造などについての報告が急増している.主に植物に分布するHNLは,草食動物や微生物に対する防御機構の一つとして使われ,シアノヒドリンを基質としてシアン化水素(HCN)と対応するアルデヒドまたはケトンに分解する.一方,逆反応によって,プロキラルなアルデヒドに立体選択的にシアン化水素を付加し,重要なキラル中間体である光学活性なシアノヒドリンを...

    DOI Web Site 医中誌

  • 車椅子離床に難渋した重度肥満症例 ─耐荷重135 kgのティルト・リクライニング型車椅子の使用経験─

    栗田 慎也, 藤田 里美, 小磯 寛, 宮崎 亜希子, 中山 玄康 支援工学理学療法学会誌 2 (1), 38-44, 2022-09-30

    ...</p><p>今回、両下肢筋力低下が著明で基本動作能力が全介助状態の高度肥満症例を担当したが、病院内の備品で使用可能な車椅子がなく、近隣の福祉用具専門相談員を通じて耐荷重135 kgかつシート幅45 cmのティルト・リクライニング型車椅子を借りることができた。また、症例の移乗方法は患者の安全な離床と職員の腰痛予防の観点からスライディングボードを使用して行った。...

    DOI 医中誌

  • コーンヘッダを装着した国産汎用コンバインによる子実トウモロコシ収穫の作業性能

    阿部 佳之, 住田 憲俊, 松尾 守展, 小島 陽一郎, 菅野 勉, 赤松 佑紀, 佐々木 梢, 吉田 信代 農作業研究 57 (3), 145-153, 2022-09-20

    ...,栽培条件によっては収穫時期をリールヘッダ利用時よりも10日ほど早められ,台風による倒伏リスクを下げられる効果も期待できる.一方で,今回の試験では,コーンヘッダとリールヘッダいずれの完熟期収穫でも損傷粒や夾雑物の割合が他の穀物に比べて高かったことから,今後は品種選定や脱穀選別方法の検討などの取り組みが考えられる....

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 溶離液グラジエントHPLCによるセルロースエステルの組成不均一性の解析

    川井 忠智, 浮田 静, 島本 周 分析化学 71 (9), 495-500, 2022-09-05

    ...: H<sub>2</sub>O=6 : 1(v/v)から酢酸エチルへの逆相吸脱着機構に基づく溶離液グラジエントを用いた.両サンプル系ともにDS値に応じて置換度分別できた.しかしいずれの系でも,DSの低い試料では,わずかな相分離の影響が観察され,また,高DSの試料で低い保持時間での鋭いピークが観察されるという問題が見られた.定量的置換度分布の決定にはさらなる分離系の検索が必要であるが,この方法は広い...

    DOI Web Site 参考文献36件

  • 火山性荒廃斜面における三日月形治山緑化資材の2年間の植生回復と表面侵食

    小川 泰浩, 上條 隆志, 欒 春陽, 武藤 惠 日本緑化工学会誌 48 (1), 99-102, 2022-08-31

    ...侵食量はToCR設置2年後に2つの区のリルリル間地,ToCRの堆砂エリアにおける侵食ピン長の差から求めた。ToCR区と対照区の植被率と侵食量の有意差を統計検定により求めた。その結果,植被率は設置2年後の夏季から有意差がみられた。侵食量は対照区リルと対照区リル間地,対照区リルとToCR区リル間地に有意差がみられた。</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • クモの糸を人工的に創製

    沼田 圭司 化学と教育 70 (7), 356-359, 2022-07-20

    ...<p>クモの牽引糸は,その強靭な物性から,構造材料など幅広い分野への応用が期待されているが,その形成機構は明らかになっていない。著者らの研究グループでは,牽引糸を構成するシルクタンパク質の分子機構として,シルクタンパク質が液-液相分離を経由し,網目状のマイクロフィブリルを形成することを示した。さらに,マイクロフィブリルが束状に集まった牽引糸と同様の階層構造を再現することに成功した。</p>...

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  • 乳癌術後化学療法中にうっ血性心不全を発症したがん治療関連心機能障害の1例

    藤井 友優, 政田 賢治, 金川 宗寛, 柏原 彩乃, 住元 庸二, 下永 貴司, 木下 晴之, 岡 俊治, 在津 潤一, 倉岡 和矢, 杉野 浩 心臓 54 (7), 814-820, 2022-07-15

    ...などによる化学療法を施行していた.X年3月より労作時の息切れが出現したため当院を受診した.胸部X線画像で心拡大と両側胸水貯留を認め,心臓超音波検査にて化学療法開始前と比較し左室駆出率の低下(59%から40%)を認め,うっ血性心不全の診断で当院に入院した.Heart failure with reduced ejection fraction(HFrEF)に準じた治療を行い,カルベジロール,エナラプリル...

    DOI 医中誌

  • SAXS/WAXS によるアクリルゴム/結晶性フッ素樹脂の相溶性と変形挙動の解明

    大坂 昇, 峰松 祐一, 石原 孝明, 武田 奈津子 SPring-8/SACLA利用研究成果集 10 (3), 271-274, 2022-06-30

    ...我々は結晶性フッ素樹脂であるポリフッ化ビニリデンをアクリルゴムにブレンドし架橋を行うことでアクリルゴムの力学物性が同時的に高弾性率化、高強度化、高靭性化することを見出した。この高性能化機構を理解するためにブレンドゴムの相溶性と延伸時の構造変化を、静置下での小角X線散乱と延伸時の広角X線散乱を用いてそれぞれ詳細に明らかにすることを試みた。...

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  • デジタル分子ふるい電気泳動用キャピラリーデバイスの開発

    末吉 健志, 松田 景太, 遠藤 達郎, 久本 秀明 分析化学 71 (6), 325-331, 2022-06-05

    ...基礎評価を行った.その結果,プレポリマー溶液中アクリルアミド総濃度(%T)と通過・非通過タンパク質の分子量との相関が明らかとなった.また,濃縮効率評価の結果,最大で約180倍の高感度化が確認された.さらに,5, 15, 25%Tポリアクリルアミドゲル連続充填デバイスを用いたデジタル分子ふるい電気泳動によって,分子量が異なるタンパク質の分離と濃縮が同時に達成された.以上の結果から,作製したデバイスを用...

    DOI Web Site Web Site 参考文献31件

  • マングローブ林におけるスキャナー法による細根動態観測

    木原 友美, 小野 賢二, 諏訪 錬平, 渡辺 信, 藤本 潔, 檀浦 正子 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 685-, 2022-05-30

    ...スキャナー法導入にあたっては、観測用アクリルボックスにかかる浮力を錘で抑え、冠水時にボックスが浮上しないようにし、継続的に同一土壌断面を撮影できるようにした。調査は、西表島のオヒルギ及びヤエヤマヒルギ林で行った。1~2か月に1回の頻度で撮影した土壌断面画像を時系列に沿って解析し、根の直径、長さ及び伸長・消失量を求めた。...

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  • 電動ドリルによるトドマツコンテナ苗用植栽穴の穿孔条件

    近藤 佳秀, 渡辺 一郎, 来田 和人 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 138-, 2022-05-30

    ...また、回転数は高いほど良好に穿孔できるが、ドリルの振動で植穴が崩れるなどの支障が生じるため、回転数に上限があることが判った。また、硬度が高いほど送り速度を遅くする必要があることが判った。</p>...

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  • 火山性荒廃地に設置した三日月形緑化資材の2年間の侵食防止効果

    小川 泰浩, 上條 隆志, 武藤 惠 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 555-, 2022-05-30

    ...②侵食量は対照区リルリル間地に、対照区リル間地とToCR区リルに有意差がみられた。③ToCRの堆砂エリアがほぼ満砂するとToCR区のリル間地やリルが堆積傾向となり有意差がみられなくなったと推察した。</p>...

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  • 開発途上国の防災に資する我が国の治山技術の可能性

    岡本 隆, 古市 剛久, 村上 亘, 大丸 裕武, 鈴木 秀典, 平田 泰雅 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 552-, 2022-05-30

    ...</p><p> 調査対象は山間地の道路沿いに限定したが、山地災害の形態はすべり面深度が浅く、斜面長が100m未満の表層崩壊、もしくはガリーやリルが卓越した表面侵食が多くを占めた。これらは全て降雨を誘因とするが、道路開設工事の影響も少なからず受けていると推察された。一帯は灌木林や草地に覆われるが、一部ではトウモロコシ畑としての土地利用も認められた。...

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  • 左右ボールねじカウンタバランス制振機構を有する穴あけ工作機械のロッキング振動モード解析

    野阪 優介, 廣垣 俊樹, 青山 栄一 精密工学会学術講演会講演論文集 2022S (0), 572-573, 2022-03-02

    ...<p>本報では左右ボールネジ駆動によるカウンタバランス制振機構を搭載した穴あけ工作機械を提案し, Y方向の振動および振動モードに着目し,有限要素解析,ハンマリング試験,振動計測実験をおこない,制振機構を工作機械に導入することによる振動低減効果を調査した.その結果,32 Hz付近で発生しているロッキング振動は各重量比,4パターンのテーブル動作で比較をおこなったが,大きさ,および振動の傾向の変化はみられなかった...

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  • 転写因子EVI1とGATA2の発現異常による白血病発症機構の解析

    片山 紗乙莉, 鈴木 未来子 日本小児血液・がん学会雑誌 59 (2), 118-123, 2022

    ...<i>EVI1</i>遺伝子の高発現が認められることが特徴として知られていたが,その異常発現のメカニズムについては長い間わかっていなかった.我々のグループは,大腸菌人工染色体(BAC)クローンを結合する技術を応用して,3q21と3q26との間の逆位アリルを200kbにわたり再現したトランスジェニックマウス(3q21q26-<i>EVI1</i>マウス)を樹立し,3q21側に存在する<i>GATA2<...

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  • ゲームシナリオ・音響効果・背景画像の作成補助を行う自動生成ゲームシステムの構築

    奥山 凌伍, 金刺 智哉, 白川 琉叶, 佐藤 央一, 曽根元 直弥, 廣島 蛍介, 池田 慎太郎, 中井 音緒, 吉田 皓平, 伊豆 梨沙, 田村 遼太, 西浦 心悟, 齊藤 悠仁, 山村 孟, 松川 遥花, 村井 源, 迎山 和司, 田柳 恵美子, 平田 圭二 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 1H4OS17a02-1H4OS17a02, 2022

    ...素材を作成し,展開に合わせて楽曲が変化するシステムを開発した.背景画像生成補助では室内画像でのオブジェクト配置案の自動生成機構を実装した.またこれらのシステムを活用して実際にゲーム作成を行うことで,ゲーム中に含まれる多様な要素の作成が情報技術によって統合的にサポート可能であることを示した....

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  • 高速原子間力顕微鏡が捉えた分子シャペロンがアミロイド線維を解く瞬間

    泉 安彦 ファルマシア 58 (8), 819-819, 2022

    ...と小さなフィブリルの両方が神経毒性を示す.このタンパク質凝集体の毒性効果を打ち消すために,細胞はタンパク質の恒常性の維持に関わる機構を進化させてきた.その1つに,タンパク質分子が正しく折りたたまれる(フォールディング)のを助ける分子シャペロンがある.近年,この分子シャペロンが,アミロイドフィブリルさえも脱凝集できることが示された.本稿では,パーキンソン病関連タンパク質であるα-シヌクレインのフィブリル...

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  • 化学修飾および機械解繊セルロースナノファイバーの細胞影響

    藤田 克英, 小原 佐和枝, 丸 順子, 遠藤 茂寿, 森山 章弘 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-202-, 2022

    ...本発表は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務「非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発/CNF安全性評価手法」の結果から得られた。</p>...

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  • 南鳥島マンガンノジュールのOs同位体層序年代決定とμXRF元素マッピングによる成長ハイエイタスの実態解明

    青柳 颯汰, 大田 隼一郎, 矢野 萌生, 見邨 和英, 浅見 慶志朗, 野崎 達生, 中村 謙太郎, 安川 和孝, 町田 嗣樹, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 163-, 2022

    ...</p><p></p><p>Os同位体比分析は,時間・空間解像度を上げるために直径2mmのタングステンカーバイド製ドリルを用いて2mm間隔でそれぞれ約1mgの粉末試料を削り出し,千葉工業大学次世代海洋資源研究センターに設置されているMC-ICP-MSに気化法を組み合わせて実施した [5,6].またその際,極少量の試料から高精度で同位体比を得るために,イオンカウンターを用いて測定した [6].そして,...

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  • 過去の地震断層におけるひずみ解析:白亜系四万十帯・横浪メランジ

    三谷 陣平, 橋本 善孝 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 364-, 2022

    ...露頭から採取する時に、試料に走向と傾斜の線を引く、その走向の線をめがけて、コアドリルを用いて円柱状にくり抜き、軸方向が2㎝になるように切断し、走向の一方向を下向きにセットし解析を実行する。 帯磁率は、ある一定の外部磁場を与えたときに獲得する磁化強度の比であり、異方性は、磁化許容量である帯磁率の偏りである。...

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  • 通紙装置の基礎技術

    深澤 宏明 紙パ技協誌 76 (9), 834-839, 2022

    ...<br>弊社が日本の製紙業界において長年にわたり蓄積してきたノウハウと熟練技量の結晶である,通紙装置の基礎的な機構を紹介しつつ,それを用いたウェットからリールまでの通紙エンジニアリングを紹介する。...

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  • モガムリズマブ投与患者における重篤な皮膚障害の発症に関連するバイオマーカーの探索研究

    中森 瑞季, 頭金 正博, 片山 早紀, 柴田 侑裕, 楠本 茂, 野坂 生郷, 今泉 芳孝, 末廣 陽子, 宇都宮 與, 上田 龍三, 石田 高司, 石塚 賢治 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 1-C-O02-3-, 2022

    ...患者ゲノムDNAを用いて<i>HLA-A, B, C, DPB1, DQB1, DRB1</i>アリルを同定し、発症群に関連するアリルをFisherの正確検定にて探索した。探索したアリルに加えて患者背景因子を説明変数とした多変量ロジスティック回帰分析を行った。本研究は名古屋市立大学大学院医学研究科及び各参加医療機関での研究倫理委員会の承認を得た。...

    DOI 医中誌

  • 砂層の強度構造が付加体ウェッジの構造に与える影響:X線コンピュータトモグラフィーによる解析

    橘 隆海, 藤内 智士, 山田 泰広 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 361-, 2022

    ...<p>プレートの沈み込み帯に形成される付加体ウェッジは,多数のせん断帯が形成されることが特徴である.せん断帯はウェッジの変形様式や流体の流れを制御しており,その形成機構は極めて重要である.砂箱実験による先行研究では,典型的なウェッジの形状とせん断帯のパターンが報告されている.本研究では,充てん方法や材質を変え初生的な強度構造が異なる砂層を用意し,変形様式のバリエーションについて検討した.付加体ウェッジ...

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  • 解重合可能なネットワークポリマーへの展開を 目指したポリフタルアルデヒドの活用

    林 寛一, 舘 秀樹, 陶山 寛志 ネットワークポリマー論文集 42 (6), 229-235, 2021-11-10

    ...さらに,PPA とアクリル酸ブチル(BA)との共重合により粘着性を有するPPA 共重合体(NaPPAMA-BA)を合成し,光照射に伴う易剥離挙動を確認した。本稿では,これまで報告されてきたPPA とそれらを用いた機能性材料としての応用例をまとめるとともに,著者らが研究している光分解可能なPPA について紹介する。</p>...

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  • 液相法によるハイシリカゼオライトの高耐久化

    伊與木 健太, 大久保 達也, 脇原 徹 ゼオライト 38 (4), 103-109, 2021-10-15

    ...ハイシリカゼオライトに対し,追加のシリル化剤等を使用せずに簡便な液相処理を施すことで,ゼオライト中のシラノール欠陥の数を大幅に減らし高耐久化することに成功した。高耐久化されたゼオライトはこれまでのシリケート系多孔質材料の常識を覆し,1150°Cという高温の水蒸気に曝されても,その結晶化度とミクロ孔容積を保持した。...

    DOI Web Site

  • 有機分子触媒もしくは金属触媒を用いた二酸化炭素変換反応

    眞中 雄一 Journal of the Japan Petroleum Institute 64 (4), 172-177, 2021-07-01

    ...トピックとしては,(1)ヒドロシランによる二酸化炭素のヒドロシリル化反応に活性を示す触媒,中でも特に単純な塩類による触媒反応とギ酸アニオンを触媒とする反応機構,(2)水素と二酸化炭素によるギ酸合成とギ酸の選択的分解による水素製造に活性を示すイリジウム錯体触媒とその反応機構,(3)アンモニウムイオンと二酸化炭素による尿素合成に活性を示す有機塩基触媒とその反応機構,金属触媒による反応,を取り上げた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献33件

  • ブリ類におけるべこ病の初期感染動態

    柳 宗悦, 佐藤 純, 今岡 慶明, 川上 秀昌, 原川 翔伍, 米加田 徹, 中易 千早, 森 広一郎 魚病研究 56 (2), 89-96, 2021-06-15

    <p>海面生簀で飼育されているブリおよびカンパチの体側筋中における<i>Microsporidium seriolae</i>遺伝子とシストの出現状況を調査し,べこ病の初期感染動態を観察した。また,飼育海域海水中の<i>M. seriolae</i>遺伝子量の変化もモニタリングした。その結果,過去にべこ病の発生が確認された海域では,生簀周辺の海水から10<sup>2</sup>~10<sup>3…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献8件

  • NEWS&TOPICS

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2021 (4), 6-7, 2021-04-01

    <p>【研究成果】黄疸の判定、スマホで撮るだけ 生物発光を利用した指示薬を開発</p><p>【イベント】世界を変える好奇心、脳とAIの未来 新展示の先端研究から思いをはせて</p>

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  • 銅アミン溶液を用いた塗装木材の耐候性向上

    伊佐治, 信一 林産試験場報 (548) 1-5, 2021-03

    ...塗装木材の耐候性向上を目的として,屋外用途で主流の溶剤系アルキド樹脂塗料と水性アクリル樹脂塗料に対する銅アミン処理による耐候性向上効果を調べた。銅アミン処理の効果は,塗料によって異なるものの,耐候性能の低い部類に属する含浸形塗料の性能向上に寄与する可能性が示唆された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 黄疸・便色の改善と増悪を繰り返し診断に難渋した胆道閉鎖症の1例

    真子 絢子, 久守 孝司, 石橋 脩一, 上野 悠, 小山 千草, 荒木 亜寿香, 田島 義証 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (1), 27-32, 2021-02-20

    ....本症例では,初診時に貧血(ヘモグロビン値9.7 g/dl)を認め,手術に至るまでの経過中,ヘモグロビン値と血中ビリルビン値はパラレルに連動しながら推移しており,貧血に伴うビリルビン生成低下を減黄としてとらえていたと思われた.胆道閉鎖症の診断過程において,胆道造影および根治手術を考慮する段階で便色や黄疸などの臨床症状の経過が典型例と乖離する場合,血中ヘモグロビン値を含めた総合的な判断が必要と思われた...

    DOI Web Site 医中誌

  • ShearSheet:静電容量タッチパネルに装着可能な透明シートを用いた剪断入力インタフェース

    藤田 和之, 黄 梦婷, 高嶋 和毅, 土田 太一, 真鍋 宏幸, 北村 喜文 情報処理学会論文誌 62 (2), 641-653, 2021-02-15

    ...スマートフォンやタブレット端末等の既存のタッチパネルに装着することで,タッチパネル面に対する剪断力の入力を可能にするユーザインタフェース「ShearSheet」を提案する.本インタフェースは,透明のアクリルシートをタッチパネル上でスライドさせられる機構を備え,このスライドによる変位量を,シートの特定箇所に貼付された導電性物体によりタッチ入力として認識させる.これにより,外部センサを用いずに,従来のタッチ...

    DOI 情報処理学会

  • 内側縦アーチと母趾外転筋厚の関連性について

    清水 圭悟 九州理学療法士学術大会誌 2021 (0), 99-99, 2021

    ...静的な後足部アーチ高は, 後脛骨筋の機能や靭帯での制御が重要なのではないかと考える.先行研究で報告があるように動的支持機構おいてAH は, 足底腱膜と同様に足部の剛性を高めるために重要となってくると考える. 今後の検討して, 後足部回内だけでなく足部全体としてのAH の機能について調査する必要があると考える....

    DOI

  • 流体粘性の違いが橋脚を有する開水路流れに与える影響

    田中 貴幸, 原田 龍希, 大本 照憲 土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_859-I_864, 2021

    ...<p> 河道内における橋脚の存在は局所的な流れを発生させるため,局所的河床洗堀による橋脚の安定性の低下や流木堆積といった災害発生の要因となる恐れがある.また,黄河のような高含砂河川や泥流,豪雨時における微細土砂を多く含む流れの発生等を考慮し,橋脚を有する高濃度流の流動機構を明らかにする必要がある.そこで本研究では,小判型の橋脚を有する開水路流れにおいて,ポリアクリル酸ナトリウム(PSA)水溶液を用いて...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 日本コンピュータ化学会20周年に寄せて

    中井 浩巳 Journal of Computer Chemistry, Japan 20 (2), A26-A40, 2021

    ...<p>日本コンピュータ化学会(SCCJ)は,日本化学プログラム交換機構(JCPE)と化学ソフトウェア学会(CSSJ)が合併して2002年1月1日に設立され,まもなく創立20周年を迎える.この記事では,コンピュータ化学に関連する文献を紹介することにより,SCCJの過去20年間を振り返りる.まず,化学,物理学,工学,材料科学,生化学などの研究分野ごとに文献数を比較する.次に,引用数の多い上位100位の文献...

    DOI Web Site 参考文献117件

  • 南鳥島マンガンノジュールのOs同位体比に基づく高解像度年代決定

    青柳 颯汰, 大田 隼一郎, 浅見 慶志朗, 中村 謙太郎, 安川 和孝, 野崎 達生, 町田 嗣樹, 木村 純一, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 182-, 2021

    ...</p><p> 年代決定に用いる試料は,半割したノジュール試料の表層部分から核のある中心部に向かって約2 mm間隔で,タングステンカーバイドドリルを用いて削り出し,カリアスチューブ逆王水分解法によってOsを抽出した後,MC-ICP-MSを用いてOs同位体比分析を行った.そして,分析によって得られたOs同位体比を海水のOs同位体比変動曲線にフィッティングすることで,年代値を制約した.フィッティングに際...

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  • 樹脂系乾燥促進剤添加無機汚泥の乾燥挙動および乾燥促進効果

    小林 信介, 立花 友麻, 神谷 憲児, 板谷 義紀, 須網 暁, 中川 二彦 廃棄物資源循環学会論文誌 32 (0), 11-19, 2021

    ...実験ではアクリル系樹脂エマルジョンを無機模擬汚泥に 0.8 wt% 添加し,エマルジョンの添加が汚泥の乾燥挙動に与える影響,および乾燥温度や汚泥サイズ等の乾燥条件が乾燥速度に与える影響について評価を行なった。乾燥促進剤の種類により汚泥乾燥挙動は異なるものの,無機汚泥においても少量の乾燥促進剤の添加により汚泥乾燥促進が可能であった。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 可溶性ポリアクリルアミドゲルを用いた新規プロテオミクス戦略

    武森 信曉 電気泳動 65 (2), 63-68, 2021

    ...ゲル内タンパク質はインタクトの状態では回収が困難であり,質量分析に用いるにはゲル内にて酵素消化をおこない,ペプチド断片として回収する必要がある.こうしたゲル内消化は一般に長時間の反応を必要とし,溶液内の消化条件と比べてサンプル損失が生じやすい.本研究ではゲル内消化の問題点を解決するために,<i>N,N'</i>-bis(acryloyl)cystamine (BAC)を架橋剤として調製したポリアクリルアミドゲル...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • リン酸エステル化セルロースナノファイバーの遺伝毒性

    藤田 克英, 小原 佐和枝, 丸 順子, 遠藤 茂寿 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-30-, 2021

    ...本発表は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務「非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発/CNF安全性評価手法」の結果から得られたものである。</p>...

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  • 当院における難治性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注法の予後予測因子の検討

    芳賀 祐規, 齊藤 正明 日本門脈圧亢進症学会雑誌 27 (2), 163-167, 2021

    ...2019年3月までに利尿剤内服後も改善が得られず大量腹水穿刺を要し,主治医が適応と認めた119例にCARTを施行した.内訳は,慢性肝不全が腹水の原因となった肝性腹水症例は39例,癌性腹膜炎を含めた悪性疾患に腹水が起因する癌性腹水症例は80例である.主な合併症は発熱22例,悪心嘔吐8例でいずれも軽度であった.肝性腹水症例は,予後良好群は有意に若年 (57.3±15.6対67.7±10.0歳),血清ビリルビン...

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  • 冒険型パークによる森林利用の新展開

    平野 悠一郎 日本森林学会誌 102 (6), 358-367, 2020-12-01

    ...フォレストアドベンチャーは,森林内の立木のスリルや展望を味わえる高さに支点と足場を作り,安全器具を装着した来訪者がそれらを結ぶワイヤーロープ,板,梯子等を渡ることで楽しむ冒険型パークである。2000年代の導入以降,日本でも31カ所を数えるまでに発展を遂げた。必要面積は1 ha程度で,利用を支える強度の立木があれば展開可能であり,年間万単位が来訪する各パークの収益性は高い。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 光分解性架橋剤からなる架橋樹脂の光分解

    陶山 寛志, 舘 秀樹 ネットワークポリマー論文集 41 (6), 260-264, 2020-11-10

    ...また,オキシムエステル系の光分解性架橋剤もアクリルまたはウレタン樹脂の架橋剤に用いられ,架橋構造の形成と,その光分解が確認された。光分解性架橋剤の架橋構造の形成と分解の物性評価には,UV レオメータが有用であった。</p>...

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  • 急傾斜法面に対応した小型草刈ロボットの開発

    菊地 麗, 奥野 林太郎, 佐藤 達也, 亀井 雅浩 農作業研究 55 (3), 155-162, 2020-09-20

    ...<p>急傾斜法面における人力での刈払い作業は危険を伴い,作業者の負担が大きいことから,急傾斜法面対応の簡便な小型草刈ロボットの開発が求められている.本研究の目的は,急傾斜法面に特化した誘導式小型草刈ロボットを開発し,草刈作業の動作軌跡から作業特性を明らかにすることである.巻き取りリールを用いて機体位置を調整し人力でけん引を行う草刈機であるけん引式小型草刈機と巻き取りリールの代わりに機体の移動に用いる...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • イオン液体の特性をもつオルガノシリカ膜の開発と有機蒸気分離への応用

    廣田 雄一朗 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (5), 248-257, 2020-09-01

    ...<p>本総合論文では,シリル化イオン液体を膜素材としたイオン液体の特性をもつオルガノシリカ膜の透過分離特性,膜構造そして透過機構について紹介する。トルエン/水素,メタノール合成ガス・蒸気,トルエン/メタンおよびメタノール/メタン混合系でのシリル化イオン液体由来オルガノシリカ膜の透過分離能を評価した。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献55件

  • 左右ボールネジカウンターバランス機構を搭載した工作機械の穴あけ動作時の振動特性の考察

    小林 篤史, 廣垣 俊樹, 青山 栄一 精密工学会学術講演会講演論文集 2020A (0), 99-100, 2020-08-20

    ...<p>近年の電子機器の軽薄短小化,多機能化によりマイクロドリル加工技術の高度化が要求されている.そのため,本報では左右ボールネジカウンタバランス制振機構を有する穴あけ工作機械を提案し,本機構を搭載した工作機械の振動特性を解明する.工作機械のテーブルの動作方向(格子状配置穴の加工順)を変化させ,それぞれの振動計測実験の結果を比較するとテーブル動作方法によって工作機械の振動が変化することが明らかとなった...

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  • リル化イオン液体由来オルガノシリカ膜によるトルエン/メタン分離とその透過機構解析

    廣田 雄一朗, 中居 拓斗, 速水 翔平, 佐々木 文也, 西山 憲和 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (4), 213-220, 2020-07-01

    ...これらの結果から,シリル化イオン液体由来オルガノシリカ膜はメタンから芳香族炭化水素を選択的に回収する分離膜として有望な選択肢の一つといえる。同時に,開発した膜の構造と透過分離機構の解明を目的とし,ATR-IR,窒素吸着およびナノパームポロメトリー評価を行った。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献51件

  • 自動化及び測定精度の検証

    磯見 麻衣, 廣内 綾, 伊與田 浩志, 酒井 英樹 日本色彩学会誌 44 (3+), 52-, 2020-07-01

    ...<p>天然由来の建材・食材など平らで均一な測定用試料を作ることが困難な物体の色彩及び光沢を非接触で測定する方法を検討する.これまでに,発表者らは,ドーム型照明と光トラップ(光吸収体),デジタルカメラを用いた非接触方式の二次元色測定装置の開発を行ってきた.ドーム型照明装置は,大きさ261×174 mmの試料台を有した直径690 mmのアクリル製白色ドーム内に光トラップ(光吸収体)を設けている.得られた...

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  • 冒険型パークによる森林利用の新展開:フォレストアドベンチャーを事例に

    平野 悠一郎 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 52-, 2020-05-25

    ...<p>フォレストアドベンチャーは、森林内の樹幹のスリル・展望を味わえる高さに支点と足場を作り、安全器具を装着した利用者がそれらを結ぶワイヤーロープ、板、梯子等を渡ることで楽しむアドベンチャーパークである。1990年代にフランスで登場し、2000年代の導入以降、日本でも30カ所を数えるまでに発展を遂げている。...

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  • 耐雪性スギの材質指標に関する樹幹内半径方向の変動

    宮下 智弘, 渡部 公一, 瀧 誠志郎, 工藤 佳世, 高田 克彦 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 759-, 2020-05-25

    ...耐雪性スギ系統の木材の力学的性質として幹の曲げヤング率や晩材仮道管S<sub>2</sub>層のミクロフィブリル傾角(MFA)が調べられているが、それ以外についてはほとんど調べられていない。そこで本研究では、耐雪性スギから木材試料を採取してこれらを調査した。その結果、仮道管長は髄付近を最小として樹齢とともに増大したが、抵抗性集団と対照集団との間に大きな違いは認められなかった。...

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  • コナラの萌芽更新時における炭素動態

    高梨 聡, 安宅 未央子, 檀浦 正子 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 802-, 2020-05-25

    ...アクリル製のチャンバーを用いて幹から放出される<sup>13</sup>CO<sub>2</sub>を測定し、その後の炭素動態を追跡したところ、翌年の1月ごろまでは幹において呼吸として消費され放出されていること、その後、気温の上昇する4月ごろから再び消費され始め、6月以降は放出されなくなることを観測した。</p>...

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  • 炭素求電子剤を用いた1,3-ブタジエンの触媒的官能基化手法

    岩﨑 孝紀 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (3), 123-132, 2020-05-01

    ...炭素求電子剤としてポリフルオロアレーンを用いた類似の反応により,1,3-ブタジエンへのポリフルオロアリール基の導入が可能である。これらの反応の基質適用範囲および反応機構に関する検討についても併せて述べる。</p>...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献48件

  • 肝外門脈閉塞で形成されたCavernous transformationにより総胆管狭窄をきたした1例

    木村 俊久, 飯田 敦, 五井 孝憲 胆道 34 (1), 103-108, 2020-03-31

    ...と肝内胆管の拡張を認めた.総胆管狭窄の原因として悪性腫瘍は否定的であった.CVTによる総胆管狭窄と診断しEBD(endoscopic biliary drainage)-tubeを留置し血性ビリルビン値は正常化した.EBD-tubeは1年後に脱落したが,以後も肝外胆管の狭窄所見の増悪を認めず,全身状態は良好で診断後6年を経た現在も経過観察中である....

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  • 大腿骨近位部骨折手術時の大腿深動脈損傷予防を目的としたドリルストッパーの使用経験

    手島 鋭, 中川 剛, 中尾 侑貴, 中山 恵介, 伊藤田 慶, 進 悟史, 土持 兼信, 岩﨑 賢優, 中村 哲郎, 土屋 邦喜 整形外科と災害外科 69 (1), 48-50, 2020-03-25

    ...<p>大腿骨近位部骨折に対する骨接合術において,遠位横止め手技での大腿深動脈損傷の報告が散見される.当院では遠位横止め手技の際にドリルストッパーを使用しており,その有用性について検討した.対象は2019年1月から3月までに大腿骨近位部骨折に対してSFNまたはSHSを用いて手術施行した18例で,平均年齢85.6歳で,ドリルストッパー使用は15例,不使用は3例であった.ストッパーによる過度なドリル刺入の...

    DOI Web Site 医中誌

  • 左右ボールネジカウンタバランス制振機構を搭載した高速穴あけ工作機械のテーブル振動特性

    小林 篤史, 廣垣 俊樹, 青山 栄一 精密工学会学術講演会講演論文集 2020S (0), 820-821, 2020-03-01

    ...<p>近年の電子機器の多機能化に伴い,その主要部品であるプリント基板の小型化,回路の高密度化が求められている.そのため,極小径マイクロドリルによるステップ加工がなされているが,ステップ加工では微小区間での高速往復運動が必要となり,スピンドル部の慣性力により振動が生じる.本報では,左右ボールネジ送り駆動によるカウンタバランス制振機構を搭載した工作機械を提案し,そのテーブル動作と振動の関係について述べる...

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  • ニトリルゴム手袋によるアレルギー性接触皮膚炎

    飯島 茂子, 沼田 充, 佐々木 和実 アレルギー 69 (8), 669-677, 2020

    ...<p>【背景】ニトリルゴム手袋によるアレルギー性接触皮膚炎の抗原決定基については,いまだ完全には明らかにされていない.</p><p></p><p>【対象】ニトリルゴム手袋によるアレルギー性接触皮膚炎と診断した36 歳女性.</p><p>【方法】使用していたゴム手袋,ジャパニーズスタンダードアレルゲンおよびその成分,および手袋の化学分析にて検出された物質を用いてパッチテストを行った....

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 不均一系金属触媒によるオレフィンのヒドロシリル化反応

    前田 恭吾, 本倉 健 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (1), 1-9, 2020-01-01

    ...<p>オレフィンのヒドロシリル化反応は1947年に発見され,今日では私たちの生活を支える基幹技術になっている。ヒドロシリル化反応に現在使用されている触媒は均一系Pt錯体触媒であり,再利用可能かつ高活性な不均一系金属触媒の開発が長く望まれてきた。本総説では,ヒドロシリル化反応の基礎的な反応機構と現行の工業利用について概要をまとめるとともに,不均一系金属触媒の最近の研究動向について解説する。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献56件

  • 円形治具を用いた無機系補修材の付着強度試験方法の開発に関する基礎的研究

    加藤 諭, 八木沢 康衛, 川邉 翔平, 緒方 英彦 農業農村工学会論文集 88 (2), I_193-I_201, 2020

    ...<p>現地で行う付着強度試験では,40 mm角形治具を設置し,コンクリートカッタで切込みを行う.しかし,カッタの刃形と治具形状の関係から治具辺長より長く井桁状に切る必要があるため,試験時および試験補修時の作業性,試験補修後の景観性に難点を有する.この解決案として著者らは,円形治具を設置し,コアドリルで切込みを行う試験方法を,現地で行う無機系補修材の付着強度試験方法として提案している.本論では,角形治具...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • ポリアクリル酸ナトリウム水溶液の紫外線照射により生成する ヒドロゲルの架橋構造とレオロジー特性

    土肥 駿介, 松本 章一 ネットワークポリマー論文集 40 (6), 268-277, 2019-11-10

    ...<p>重合度の異なる2 種類のポリアクリル酸ナトリウムの水溶液にラジカル開始剤存在下で紫外線照射して高分子反応を誘起することによってヒドロゲルを作製した。ポリマーの重合度と濃度,開始剤の種類と濃度,紫外線照射時間などがゲルの生成収率と膨潤率に及ぼす影響を明らかにした。開始剤としてペルオキソ二硫酸カリウムあるいはペルオキソ二硫酸アンモニウムを用いると効率よくゲルが得られることが分かった。...

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  • 医原性合併症を起こした鎖骨骨折の一例

    副島 悠, 伊藤田 慶, 中村 哲郎, 中尾 侑貴, 手島 鋭, 中山 恵介, 中川 剛, 進 悟史, 岩崎 賢優, 土屋 邦喜 整形外科と災害外科 68 (3), 495-498, 2019-09-25

    ...【考察】鎖骨の手術は一般的に血管,神経損傷,医原性気胸など様々な合併症があり,部位によってそのリスクは異なる.鎖骨周囲の解剖像を熟知した上で手術に臨む必要がある.また鎖骨骨折は保存治療の良好な成績が報告されており,手術自体を慎重に適応すべきである.ドリリングなどの操作を必要とする手術では鎖骨骨折に限らず,ある一定のリスクを伴うためそのリスクは最小限に抑えるべきである.リスクの軽減に期待してドリルストッパー...

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  • アクリル樹脂の重合過程に発生する密度揺らぎに関する研究

    山本 勝宏, 椋木 一詞 SPring-8/SACLA利用研究成果集 7 (2), 245-249, 2019-08-29

    ...そこで樹脂の性能を高分子のアロイ化に伴う相分離構造の大きさや樹脂の透明性を制御する技術の確立を目指すため、樹脂の硬化過程のその場観察により構造形成機構を理解する。本論文ではメタクリル酸メチル/ポリメタクリル酸メチル/架橋剤混合系の硬化過程を観察したところ重合初期において、大きなスケールの濃度揺らぎが発生した。その後モノマーの硬化が進むにつれ不均一性は解消される方向に進むことが分かった。...

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  • ヒト幹細胞グライコーム:構造解明から社会実装まで

    舘野 浩章 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 31 (181), SJ83-SJ84, 2019-07-25

    ...次に間葉系幹細胞や軟骨前駆細胞の糖鎖構造を調べると、分化する能力が高い細胞ではα2-6シアリル<i>N</i>型糖鎖の割合が高いことがわかった。さらに、ヒト多能性幹細胞を特徴づける新たな細胞表面マーカーとしてHタイプ3(Fucα1-2Galβ1-3GalNAc)を見出した。この糖鎖エピトープは1型膜タンパク質であるポドカリキシン上に発現していた。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • スギの根元曲がりに影響を与える木材形質の検討

    宮下 智弘, 井城 泰一, 瀧 誠志郎, 工藤 佳世, 高田 克彦 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 576-, 2019-05-27

    ...これまでの研究で対象とされている木材形質として、幹のヤング率(平、1990)や晩材仮道管のS2層のミクロフィブリル傾角(Takata et al. 2015; 宮下ら 投稿準備中)が挙げられる。一方、それ以外の木材形質、特に仮道管長や容積密度、ヤング率と関係のある応力波伝播速度などについて抵抗性系統と対照を比較している事例は少なく、これらと根元曲がり抵抗性との関連性は明らかでない。...

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  • ミニライゾトロン法による苗場山ブナ林における細根動態の解析

    野口 享太郎, 壁谷 大介, 藤井 一至, 韓 慶民 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 803-, 2019-05-27

    ...2014年6月から8月にかけて10本のブナ個体を選び、それぞれの根元に透明アクリル管(ミニライゾトロン)を地表面に対し約30-60°の角度で埋設した。設置後の2014年10月から2017年11月の期間、これらのミニライゾトロンの表面に出現する細根を専用のカメラで撮影した。なお、11月中旬から5月中旬までの期間は積雪のため撮影を行わなかった。...

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  • 水界面におけるバイオイナート高分子の凝集状態と熱運動特性

    松野 寿生, 田中 敬二 高分子論文集 76 (3), 185-195, 2019-05-25

    ...<p>高分子のバイオイナート特性の発現機構の理解を目的に,水界面におけるポリ(アクリル酸2-メトキシエチル) (PMEA)の凝集状態および熱運動特性を評価した.PMEAは室温でゴム状のため単独での製膜が困難である.そこでポリマーブレンドにおける表面偏析技術を駆使することで薄膜最外領域に安定なPMEA層を構築した.水界面におけるPMEAの凝集状態は分子量に依らず同様であるのに対し,水の凝集状態はPMEA...

    DOI Web Site Web Site 参考文献46件

  • 原因不明の肝硬変による繰り返す肝性脳症と診断されていた収縮性心膜炎の1例

    森山 周二, 原 正彦, 金子 泰史 日本心臓血管外科学会雑誌 48 (3), 173-178, 2019-05-15

    ...<p>原因不明の肝硬変による繰り返す肝性脳症と診断されていた収縮性心膜炎の1例を経験した.症例は69歳男性.労作時の呼吸苦と下肢の浮腫で来院した.最近1年間で肝性脳症のため3回の入院歴があり,来院時高アンモニア血症,高ビリルビン血症,腎機能低下に加えCT検査で心膜の石灰化と両側胸水を認めた.経胸壁心エコー検査で拡張早期の心室中隔の異常運動と右室の拡張制限を認めた.心臓カテーテル検査で中心静脈圧(36...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 3.2.6 放射線架橋ゲルを母材とするポリマーゲル線量計のLET効果

    廣木 章博, 田口 光正 RADIOISOTOPES 68 (4), 277-283, 2019-04-15

    ...<p>放射線架橋ゲルとメタクリル酸エステルモノマー水溶液から成るポリマーゲル線量計材料に対して,HIMACでヘリウム線(150 MeV/u),炭素線(290 MeV/u),鉄線(500 MeV/u)の照射を行い,ゲル中でのポリマー生成に伴う白濁化への線質の影響を調べた。粒子ビーム照射後のポリマーゲル線量計材料の白濁度合いは,線量率や線エネルギー付与(LET)が高いほど低下した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 抗酸化作用を有したサプリメントの摂取が身体的疲労度及びスポーツパフォーマンスに与える影響

    須藤 明治, 山田 健二, 矢澤 一良 日本補完代替医療学会誌 16 (1), 21-26, 2019-03-31

    ...本研究はサプリメント(以下; V7, 成分; アスタキサンチン,還元型コエンザイムQ10,ロイシン,アルギニン,シトルリン,DHA,クリルオイル)とプラセボ(成分; サラダオイル)を30日間摂取させた時の主観的な疲労度とパフォーマンスレベルを検討した.被験者は体育系大学女子ソフトボール部に所属する19名とした.その結果,V7群におけるPREとPOSTの変化では,脚の疲労度,背中の痛み,肌のシミ,50m...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 樹園地における農地中間管理事業の実態と課題

    椿 真一 農村経済研究 36 (2), 41-52, 2019-02-01

    ...を対象とした農地中間管理事業の活用につなげるための示唆を得た.結果は,①樹園地は農地の評価についてより多くの情報が必要となるため,水田農業地帯と異なり公募の仕組みに乗りにくいこと,②機構から農地を借りるまでに要する期間が長いこと,③農地中間管理事業では放任園の発生を防げないと考えていること,④機構集積協力金のメリットを享受できないことである....

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • 金属上基板への分子修飾グラフェンの転写

    西山 佳祐, 鶴飼 里菜, 丹野 駿, 加藤 優, 田村 和久, 保田 諭, 八木 一三 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2019 (0), 3Bp10S-, 2019

    ...本研究では銅基板に成膜したグラフェンに電気化学的にアリール基を修飾し、その分子修飾グラフェンを他の材料に転写を行った。修飾前後の表面を評価した結果、分子修飾したグラフェンを異種金属基板に対して転写できる可能性が示唆された。</p>...

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  • 徳之島と奄美大島に生息するコウモリ類の生態学的研究,特にリュウキュウテングコウモリ<i>Murina ryukyuana</i>について

    船越 公威, 山下 啓, 北之口 卓志, 田中 広音, 大坪 将平, 大平 理紗, 内原 愛美, 大澤 達也, 渡辺 弘太, 永山 翼, 亘 悠哉, 南 尚志 哺乳類科学 59 (1), 15-36, 2019

    <p>徳之島と奄美大島のコウモリ類について,カスミ網,ハープトラップおよびアカメガシワトラップによる捕獲,洞窟探査,音声録音や発信機装着個体の追跡によって調査し,以下の7種と未同定の種が確認された.(1)リュウキュウテングコウモリ<i>Murina ryukyuana</i>は両島の常緑広葉樹林に生息しているが,体のサイズは徳之島の方が大きかった.本種は日毎にねぐらを変え,発信機装着個体の追跡か…

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  • Al(111)基板上のシリセンの電子構造の研究

    佐藤 祐輔, 深谷 有喜, Cameau Mathis, Kundu Asish Kumar, Chen Chin-Hsuan, Huang Angus, Jeng Horng-Tay, D'angelo Marie, 新部 正人, 松田 巌 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2019 (0), 2P29S-, 2019

    ...<p>新規ハニカム単原子層であるAl(111)上のシリセンに対して、全反射高速陽電子回折及びに角度依存光電子分光を用いて、原子配置と電子構造を調べたところ、Al(111)上のシリセンはbuckling構造由来の2x2の長周期構造を持ち、 2x2周期定義のブリルアンゾーンのM点近傍に、円錐状分散を持つと分かった。 本公演では、Al(111)上のシリセンで観測された円錐状分散の起源を議論する。</p>...

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  • ―電気泳動による翻訳後修飾の解析―タンパク質レチノイル化の機能解析に関する新展開

    高橋 典子, 今井 正彦 電気泳動 63 (2), 35-39, 2019

    ...<p>タンパク質修飾はタンパク質機能の多様化という観点から,遺伝子の転写発現調節やタンパク質の輸送と分解に着目したシグナル伝達機構として注目されている.ビタミンAであるレチナールのオプシン修飾が視覚作用に関わることはよく知られている.一方,レチナールの酸化物であるレチノイン酸(RA)はヒト白血病細胞株HL60の分化誘導剤であり,急性前骨髄球性白血病患者を寛解させる.RAのノンジェノミックな作用機構として...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 架橋型アクリル酸系水溶性ポリマーの肺毒性

    菅野 純, 梅田 ゆみ, 鈴木 正明, 武田 知起, 後藤 裕子, 山野 荘太郎, 平井 繁行, 竹内 哲也, 高橋 祐次 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), S6-4-, 2019

    ...このポリマーは、アクリル酸を直鎖重合し、更に網目状に架橋した巨大分子で、一次粒子はナノ粒子の定義に該当すると考えられる。外観は白い微細粉末である。肺に対する毒性文献情報は確認されていない。吸湿吸水性が高く難分解性で、消化管から吸収されず経口毒性は殆ど無いとされる。...

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  • 生理活性発現のための活性化型構造の提案:Myrocin Gの合成

    溝口 玄樹 ファルマシア 55 (10), 976-976, 2019

    ...<br>Herzonらはmyrocin Cの機能発現において,ジオスフェノール構造を持つ未知の活性化型中間体2(myrocin Gと命名)が関与する機構を提唱している.すなわち,1より生じた2に対し,C環アリルアルコール部位でのS<sub>N</sub>2ʼ型機構による1度目の付加(2→3)と,ジエノン構造によって活性化されたシクロプロパン環の開裂を伴う2度目の付加(3→4)が起きるメカニズムである...

    DOI 医中誌

  • 次世代自動車用高精度アルミダイカスト金型の生産性向上 (深穴ドリル加工への IoT の活用)

    鏑木 哲志, 小宅 勝, 新井 宏章, 牧野 好晃, 黒瀬 雅詞, 久米原 宏之, 松原 雅昭, 鈴木 良祐 産業応用工学会全国大会講演論文集 2019 (0), 15-16, 2019

    ...熟練技能者が金型材であるSKD61相当鋼にドリル加工を行う際、ワークが受ける切削抵抗を測定した。この切削抵抗を閾値として、マシニングセンタによるNC加工における最適加工条件を求めた。本研究により得られた最適加工条件を用いたNC加工により、従来と比較して約30%の加工時間の短縮を図ることが可能となり、本技術の生産性向上への有効性が確認された。...

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  • 北海道南部地方で採集したオオタバコガに対する有効薬剤の検索

    青木 元彦 北日本病害虫研究会報 2018 (69), 125-127, 2018-12-21

    ...<p>北海道南部地方で採集して継代飼育したオオタバコガ幼虫に対して,人工飼料浸漬法により有効薬剤の検索を行った.殺虫剤13系統21薬剤を供試した結果,2~3齢幼虫に対して補正死虫率が79%以上と効果が認められたのは,フルベンジアミド水和剤,クロラントラニリプロール水和剤,エマメクチン安息香酸塩乳剤,レピメクチン乳剤,クロルフェナピル水和剤,フィプロニル水和剤,ピリダリル水和剤であった.これらの薬剤のうち...

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  • 高分解能MALDI-TOF-MSを用いる工業用ポリマー材料の構造解析

    佐藤 浩昭 分析化学 67 (10), 589-597, 2018-10-05

    ...<p>マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析法(MALDI-TOF-MS)の発展は目覚ましく,最近では質量数千であれば精密質量から元素組成を明らかにすることも可能になった.著者らは,この高分解能質量分析技術を用いて,ポリマー工業材料の化学構造や組成を解析する技術の開発を行ってきた.まず,ラジカル重合で合成した共重合ポリマーであるポリ(メタクリル酸メチル-<i>co</i>-メタクリル...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • 水を持ち運ぶ化学

    甲野 裕之 化学と教育 66 (8), 394-397, 2018-08-20

    ...ここではポリアクリル酸系SAPの吸水・保水機構について構造的側面から説明したのち,木質の主成分であるセルロースを原料に用いたSAP合成方法と吸水特性,さらにはその生分解性について紹介する。</p>...

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  • CRFP穴あけ加工機および加工プロセスの開発

    尾嶌 裕隆, 青柳 晃汰, 宇野 倫和, 周 立波, 清水 淳, 小貫 哲平 精密工学会学術講演会講演論文集 2018A (0), 211-211, 2018-08-20

    ...<p>CFRP材料で主となる穴あけ加工では,ドリルによる切削加工が行われているが,バリやデラミネーションが発生しやすく,加工精度や工具寿命の問題がある.そこで本研究では定圧・定送りを両立したハイブリッド送り機構を用いた研削加工による穴あけ加工技術を開発し,精度の高いCFRP加工の実現を目指す.ハイブリッド送り機構を用いた加工機を用い,切削および研削工具で実際に加工した結果について報告する.</p>...

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  • スギの根元曲がり抵抗性に対する木材強度の影響

    宮下 智弘, 瀧 誠志郎, 高田 克彦 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 600-, 2018-05-28

    ...著者らはこれらの形質のうち、ヤング率に影響する晩材仮道管のS2層のミクロフィブリル傾角(MFA)に注目し、抵抗性品種である出羽の雪1号、2号のMFAは特に幼齢期において優れていることを報告している(Takata et al. 2015)。しかし、この報告では抵抗性品種および対照となる非抵抗性品種の供試系統数がそれぞれ2系統と少なく、この傾向が他の系統でも共通したものであるかは明らかではない。...

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  • DTBS基保護がもたらす立体選択的グリコシル化反応

    今村 彰宏 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 30 (174), J65-J76, 2018-05-25

    ...その特徴は、環状シリル系保護基の一つであるdi-<i>tert</i>-butylsilylene(DTBS)基によって糖環構造の柔軟性が制約された糖供与体を用いる点にある。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献41件

  • 遷移金属錯体触媒を活用するギ酸エステルまたはホルムアミドを原料としたカルボニル化合物の合成反応

    藤原 哲晶, 辻 康之 Journal of the Japan Petroleum Institute 61 (1), 1-9, 2018-01-01

    ...また,ギ酸エステルを用いたパラジウム触媒による臭化アリール類のエステル化反応についても紹介する。銅触媒を用いた例として,ギ酸エステルをカルボニル源とした1,2-ジエン(アレン)のボラホルミル化反応およびシラホルミル化反応を取り上げる。いずれの反応においても,反応最適化,基質適用範囲ならびに反応機構について述べる。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献35件

  • 絵画修復の化学(国内における最近の事例)

    早川 典子 Oleoscience 18 (10), 483-489, 2018

    ...近年の研究では,この化学的性質と生成機構について明らかにし,この結果に基づいて古糊様多糖の調製に成功した。一方,第二次大戦後にポリビニルアルコールやアクリル樹脂などの合成樹脂が剥落止め材料として日本絵画の修復に広く使用されていた。これらのうちいくつかの事例において,PVAが劣化し,絵画上から除去不可能な状態に変質している場合がある。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • PIVを用いた漏水中の管路流れの可視化および計測

    浅田 洋平, 木村 匡臣, 安瀬地 一作, 飯田 俊彰, 久保 成隆 可視化情報学会論文集 38 (9), 36-44, 2018

    ...しかしながら,これらの方法は管径や管内圧力の大小によって適用の限界があり,また,漏水中の管路流れの本質を解明し,その特性を考慮した上で開発されていないのが現状である.そこで,新たな漏水検知法の開発を目指し,粒子画像流速測定法(PIV)を用いて,漏水中の管路において特に漏水の影響が大きいと考えられる漏水部下流側の流れを可視化し,計測を行った.計測には透明なアクリル管を用いて,漏水量を一定にしながら異なる...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 農業副産物を活用した有用脂質の生産

    高桑 直也 Oleoscience 18 (3), 113-120, 2018

    ...リンゴ搾汁残渣,ビートパルプおよびビートトップには,グルコシルセラミド,ステリルグルコシドおよびα- リノレン酸が高濃度含まれていた。また,ビートモラセス,チーズホエーおよび廃グリセリンを原料とした有用脂質の微生物生産についても検討し,食用・燃料用双方で活用可能なトリグリセリド生産性酵母等を見出した。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 偏向コーナーキューブD-CCRを用いた高指向性を有するプロジェクションスクリーン

    大寺 亮介, カランタル カリル, 若生 一広, 内田 龍男 映像情報メディア学会誌 72 (10), J160-J167, 2018

    <p>個人用,小規模会議でのプロジェクタ投影や自動車のピラーへの投影用途などに,指向性投影スクリーンを考案・開発した.スクリーン指向特性は,プロジェクタの方向から<i>θ<sub>view</sub></i>ずれた方向を中心とし,±<i>Δθ<sub>view</sub></i>拡散反射させるものである.例えば自動車ピラーに応用すれば,運転者から少しずれた位置にプロジェクタを設置することによって…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • CVコンドライトのCAIに見られる核合成起源Sr同位体異常

    明星 邦弘, 横山 哲也, 若木 重行, 杉浦 直治 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 254-, 2018

    ...<p>本研究では、複数のCVコンドライトから複数の岩石学的タイプを示すCAI3種類を選択、マイクロドリルを用いてサンプリングし、TIMSを用いた高精度Sr同位体測定及びLA-ICP-MSによる微量元素濃度測定を行った。全てのCAIサンプルはSr同位体異常を示し、タイプごとに異なる異常の度合いを示した。...

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  • 酸化/親電子ストレスによる新生タンパク質成熟機構制御

    上原 孝 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), S10-5-, 2018

    ...</p><p> 私たちはこれまでに,一酸化窒素,活性酸素種,メチル水銀などの親電子性化合物がこのCys残基に結合し,酵素活性を消失させることを見出してきた.これにより,小胞体内では新生タンパク質成熟機構が阻害されることで未成熟変性タンパク質が蓄積し,小胞体ストレスが惹起されることがわかった....

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  • ウシ分娩時胎盤節における主要組織適合遺伝子複合体クラス1(BoLA-1)発現

    泰原 大治, 古山 敬祐, 作本 亮介, 小林 祐子, 平山 博樹 日本繁殖生物学会 講演要旨集 111 (0), P-47-P-47, 2018

    ...【結果】BoLA-1は個体間の多型性が非常に高いにも関わらず,解析した遺伝子は全個体でmRNAが検出されたことから,本研究で用いたプライマーセットは複数のBoLA-1アリルを増幅したと考えられた。母胎盤組織において,誘起分娩に比較してSPのN*03701発現量が有意に高く,N*01201もBETおよびTABETに比較してSPの発現が有意に高かった。...

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  • マルファン症候群モデルブタの病態発現制御

    武藤 智之, 梅山 一大, 内倉 鮎子, 岡本 一駿, 徳山 雄紀, 中野 和明, 松成 ひとみ, 渡邊 將人, 長屋 昌樹, 長嶋 比呂志 日本繁殖生物学会 講演要旨集 111 (0), OR1-15-OR1-15, 2018

    ...<p>【目的】常染色体優性遺伝病であるマルファン症候群の発症機構の1つにハプロ不全があり,その発症有無及び重篤度の違いは正常アリルのfibrillin-1遺伝子(<i>FBN1</i>)発現量と関係していると考えられている。...

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  • 耳石酸素安定同位体比の高解像度分析によるマイワシの魚群識別と群形成時期の推定

    青野 智哉, 大内 翔, 尾田 昌紀, 安田 十也, 南條 暢聡, 高橋 素光, 西田 梢, 坂井 三郎, 石村 豊穂 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 277-, 2018

    ...<p>本研究では日本海産マイワシを研究対象に,高精度マイクロドリルシステム(Geomill326)と微量炭酸塩安定同位体比分析システム(MICAL3c)を活用し,耳石のδ<sup>18</sup>Oから高解像度での経験水温履歴復元を試みた.試料は2015年に鳥取沖(隠岐周辺)・長崎(地先)・富山湾の3海域で採取された個体を用い,①産地による水温履歴の違いの有無を検証し,②同一魚群中の個体毎の水温履歴...

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  • 三次元角柱粗度を有する開水路流れにおいて高濃度土砂が抵抗特性および流動機構に与える影響

    大本 照憲, 西 将吾 土木学会論文集B1(水工学) 74 (4), I_697-I_702, 2018

    ...高濃度土砂流は大量のシルトや粘土を浮遊状態で含むことから非ニュートン流体特性を示すが,高濃度土砂が完全発達乱流に与える影響については十分明らかにされていない.本研究では三次元角柱粗度を有する開水路流れにおいて高濃度土砂が抵抗特性および流動機構に与える影響を検討した.流れの計測では模擬流体としてカオリン土砂流と類似の粘性特性を有するポリアクリル酸ソーダ(PSA)溶液を用い,流速の計測には粒子画像流速計測法...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 胆石イレウスに対し単孔式腹腔鏡下イレウス解除術を施行した1例

    桑野 紘治, 二渡 信江, 大越 悠史, 坂本 友見子, 旗手 和彦, 石井 健一郎, 金澤 秀紀, 金田 悟郎 日本外科系連合学会誌 43 (6), 1071-1077, 2018

    ...となった.イレウス管造影にて小腸内に約5cm大の透亮像を認めた.過去に胆囊炎の既往があり,CTにてpneumobiliaを認めたことから,胆石による腸閉塞と判断した.3日後にイレウス管造影するも透亮像は移動しておらず,嵌頓が疑われたため手術の方針となった.単孔式腹腔鏡下に手術を施行し,嵌頓した腸管を体外に引き出し,小腸切開切石術および小腸部分切除術を施行した.異物は最大径58mmであり,分析結果よりビリルビン...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 胃静脈瘤に対するヒストアクリルによる内視鏡的塞栓療法の手技(奥義)

    岩瀬 弘明 日本門脈圧亢進症学会雑誌 24 (2), 142-148, 2018

    ...<p>孤立性胃静脈瘤の多くは一本の血管で構築されているためヒストアクリルの内視鏡的局注により容易に完全塞栓が可能である.リピオドー<sup>®</sup>1対1混合液により血液との重合体形成時間を延長し,X線透視により局注範囲が確認できる.最も重要な手技は確実な胃静脈瘤穿刺である.ヒストアクリルとリピオドール混合液局注の奥義は50%ブドウ糖溶液を使用して素早く穿刺針から静脈瘤内に押し出し血管内に不完全...

    DOI Web Site 医中誌

  • 幻想的な光の世界をつくる透明スクリーン

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2017 (12), 7-11, 2017-12-01

    ...その「常識」を覆し、透明なガラスやアクリル板をスクリーンへと進化させる光学材料が東京工業大学物質理工学院の戸木田雅利准教授、渡辺順次名誉教授らのプロジェクトから生まれた。既に製品化され、空間演出や電子看板、自動車用ヘッドアップディスプレイなど用途の拡大が期待される。...

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  • 植物由来の新素材で循環型社会をめざす

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2017 (12), 3-6, 2017-12-01

    植物由来のバイオマス材料として、注目を集めるセルロースナノファイバー。幅わずか3ナノ(10億分の1)メートルと極細の繊維は、軽く、強いだけなく、環境にも優しい。触媒反応 による植物繊維の分離に成功し、応用への道をひらいたのが、東京大学大学院農学生命科学研究科の磯貝明教授だ。

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  • 生活習慣病予防に資するポリフェノールの食品機能学的研究

    芦田, 均 日本栄養・食糧学会誌 : Nippon eiyō shokuryō gakkaishi = Journal of Japanese Society of Nutrition and Food Science 70 (5), 213-223, 2017-10

    ...本稿では,フラボノイドによる薬物代謝系調節作用機構と肥満・高血糖予防作用機構について,われわれの知見を中心に解説する。薬物代謝系調節作用機構の鍵分子であるアリール炭化水素受容体(AhR)に対して,フラボノイドは,そのサブクラスの構造に依存した抑制効果を示す。特に,フラボンとフラボノールは,AhRのアンタゴニストとして作用することで,化学発がん物質による薬物代謝酵素の発現誘導を抑制する。...

    日本農学文献記事索引

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