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検索結果 7,653 件

  • 不安の文脈で考えるHPVワクチン副反応騒動とこれから

    柳生 一自 小児の精神と神経 64 (1), 49-56, 2024-04-01

    ...2013年4月に子宮頸がん予防ワクチン(以下,HPVワクチン)が小学6年から高校1年生までの女子に定期接種化された.しかし,同時期より接種後の疼痛,けいれん,運動障害,記憶障害など「多様な症状」がメディアに多く紹介され,同年6月厚生労働省が「積極的な接種勧奨の差し控え」を宣言し,接種率は激減した.厚生労働省での議論を経て,2022年4月積極的な接種勧奨が再開されたが,わが国の接種者数は増加しているものの...

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  • 水耕栽培によるベンサミアナタバコの基礎的な栽培方法の検討

    村上 輝, 佐藤 勝, 鹿島 光司, 武山 真弓 J107-C (4), 135-136, 2024-04-01

    ...ベンサミアナタバコは近年提案されている植物由来のタンパク質からワクチンをつくるという手法に適した植物であるとして注目されている.我々は,この植物の安定供給に向けた栽培条件の検討を行うとともに,電気照射がもたらす生育変化について調査した....

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  • ヒトパピローマウイルス(HPV)感染と子宮頸がん

    小川 千加子 小児の精神と神経 64 (1), 42-48, 2024-04-01

    ...日本では子宮頸がんに年間約1万人が罹患,約3千人が死亡している.罹患の若年化によりピークは30代で,多くの若い女性が命や妊孕能を失ったり,治療の後遺症を抱えている.子宮頸がんは一次予防(ワクチン)と二次予防(がん検診)が可能で,予防による撲滅が可能ながんである.多くは性交によるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が原因であるため,HPVワクチンは理にかなった方法である.HPVワクチンは小6~高1...

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  • キャッチアップ接種開始後の非医療系女子大学生の子宮頸がんワクチン接種 に関する知識と意識の現状

    菅野 美侑 関西福祉大学研究紀要 27 19-26, 2024-03-31

    ...ワクチンについては,「子宮頸がんワクチンは3 回の接種が必要である」が最も多かった.子宮頸がんワクチン接種の理由では,「親に勧められた」が最も多く,未接種・接種中止の理由では「副作用が怖い」が最も多かった.子宮頸がんワクチンの3 回接種が終了していない73 名のうち,接種を希望する者は46 名(63.0%)で,理由は「子宮頸がんになりたくない・怖い」が最も多かった.一方,接種を希望しない者は27 名...

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  • 新型コロナワクチン接種における本人の同意取得に困難が伴う事例に関するアンケート調査

    高橋 晃 青森大学付属総合研究所紀要 25 (2), 1-6, 2024-03-31

    ...【目的】新型コロナワクチン接種の際,認知症等で意思確認が困難な事例の有無及び意思確認ができない方に不利益が生じないための対策を検討することを目的とする.【方法】東北6県の県庁所在地にある610施設を対象とした.【結果】本人からの同意取得が難しく,施設に困難な状況が生じている.結果として,接種できなかった方も存在する....

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  • COVID-19ワクチン接種に続発した自己免疫性溶血性貧血

    林 泰儀, 村上 武志, 中島 詩織, 中野 裕史, 今井 唯, 内田 智之, 井上 盛浩, 萩原 政夫 感染症学雑誌 98 (2), 146-150, 2024-03-20

    <p>A 72-year-old woman was diagnosed as having diffuse large B-cell lymphoma (DLBCL) in 2017 and showed complete remission (CR) in response to six courses of R-CHOP therapy. In April 2021, when she …

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  • 小児の新型コロナウイルス感染症の疫学とワクチン

    岡田 賢司 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 65-70, 2024-03-20

    ...<p>世界保健機関(WHO)は新型コロナワクチンの接種推奨を2023年3月28日に更新した.その中で,健康小児(生後6か月~17歳)に対するワクチン接種は優先順位が低いとして,国ごとの状況を加味した上で小児へのワクチンの必要性について検討することを奨めている....

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  • わが国の新型コロナウイルス感染症対策と社会

    江﨑 治朗 IATSS Review(国際交通安全学会誌) 48 (3), 152-160, 2024-02-29

    ...また、ワクチンと治療薬が開発されるまでの間は、社会経済活動再開の時期と方法が模索された。こうした経緯を振り返り、今後の感染症対策の体制を知ることは、パンデミックに強い社会を考える上で重要である。本稿では、これまでの対策と2023(令和5)年に発足した内閣感染症危機管理統括庁等の新体制を紹介する。</p>...

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  • 新型コロナウイルスワクチン試験の実施での問題点と課題

    江藤 隆, 原中 美環, 和泉 憲知, 古庄 弘宜, 田渕 友香, 岸本 祐子, 山田 阿可子, 坂田 祐子, 龍 恵理香, 永水 美里, 金光 沙津紀, 入江 伸 臨床薬理 55 (1), 35-38, 2024-01-31

    <p>In December 2019, a pneumonia epidemic was first reported in Wuhan, China. Soon after, its causal virus, a novel coronavirus or SARS‒CoV‒2, spread worldwide. The WHO officially declared the …

    DOI Web Site 参考文献2件

  • ダニ媒介脳炎,新型コロナウイルス感染症の最前線

    西條 政幸 ファルマシア 60 (1), 11-15, 2024

    ...方を検討する必要がある.COVID-19の神経症状は,原因ウイルスSARS-CoV-2感染に伴う全身性反応による間接的病態またはSARS-CoV-2が中枢神経組織で増殖することによる直接的機序,あるいは,その両方の機序に基づいて引き起こされる.COVID-19ワクチン接種によりその発症リスクが低減される....

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  • 免疫抑制下における感染制御—腎移植におけるウイルス感染管理を中心に—

    藤枝 幹也, 石塚 喜世伸, 三浦 健一郎, 服部 元史 日本小児腎臓病学会雑誌 37 (0), 25-32, 2024

    ...<p>免疫抑制下における感染について,特にウイルス感染制御に関して説明する.本稿では,免疫抑制薬を投与されている小児期発症腎疾患の患者,特に,腎移植前後の患者を中心に述べる.ウイルスとしてはサイトメガロウイルス(CMV),BKウイルス(BKV),Epstein-Barrウイルス(EBV)による感染症のモニタリングと治療について,加えて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策についてもワクチン...

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  • 令和5年9月,11月承認分

    新薬紹介委員会 ファルマシア 60 (4), 326-327, 2024

    本稿では既に「承認薬の一覧」に掲載された新有効成分含有医薬品など新規性の高い医薬品について,各販売会社から提供していただいた情報を一般名,市販製剤名,販売会社名,有効成分または本質および化学構造,効能・効果を一覧として掲載しています.<br>今回は,59巻12号,60巻2号「承認薬の一覧」に掲載した当該医薬品について,表解しています.<br>なお,「新薬のプロフィル」欄においても詳解しますので,…

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  • 令和5年9月承認分

    新薬紹介委員会 ファルマシア 60 (2), 139-141, 2024

    本稿では既に「承認薬の一覧」に掲載された新有効成分含有医薬品など新規性の高い医薬品について,各販売会社から提供していただいた情報を一般名,市販製剤名,販売会社名,有効成分または本質および化学構造,効能・効果を一覧として掲載しています.<br>今回は,59巻12号「承認薬の一覧」に掲載した当該医薬品について,表解しています.<br>なお,「新薬のプロフィル」欄においても詳解しますので,そちらも併せ…

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  • SARS-CoV-2パパイン様プロテアーゼに対する共有結合性阻害薬の開発

    小早川 拓也 ファルマシア 60 (3), 235-235, 2024

    ...新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,一本鎖(+)鎖RNAウイルスSARS-CoV-2を原因とし,肺炎や発熱等を引き起こす疾患である.現在までに,ワクチンや治療薬が開発されている一方で,3年半以上経った今もなお,感染が終息したとは言えない....

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  • 聖マリアンナ医科大学東横病院のCOVID-19に対する取組み

    古畑 智久, 阿部 征子, 松田 梨那 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S267-S271, 2024

    ...その後,ウイルス検査,発熱外来,後方搬送の受け入れ,ワクチン接種など徐々にCOVID-19診療の役割を担うようになり,2021年4月には神奈川県内のCOVID-19病床の逼迫状態を鑑み軽症・中等症Iに限って,COVID-19陽性患者の診療を行うこととした。病院機能の変化に応じてCOVID-19対策本部の組織を適時改変して,COVID-19感染拡大への対応を行ってきた。</p>...

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  • LNPのナノ構造はエンドソーム脱出とRNAの細胞質への送達を制御する

    爲本 雄太 ファルマシア 60 (4), 343-343, 2024

    ...核酸医薬の治療標的への送達にはドラッグデリバリーシステム(DDS)が必須であり,核酸医薬のDDSキャリアとして脂質ナノ粒子(LNP)が汎用されている.SARS-CoV-2に対するmRNAワクチンの送達にもLNPが用いられており,LNPの有用性が改めて認識された.LNPの使命は,核酸医薬を無事に目的地まで送り届けることである.そのために,細胞内で加水分解されるpH応答性脂質を含むLNPが開発され,脂質組成...

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  • MR neurographyで正中神経の神経束にくびれを同定した神経痛性筋萎縮症の1例

    川添 僚也, 森島 亮, 中田 安浩, 菅谷 慶三, 清水 俊夫, 高橋 一司 臨床神経学 64 (1), 39-44, 2024

    ...<p>症例は37歳女性.インフルエンザワクチン接種1か月後に,右上肢激痛と脱力を来した.徒手筋力テストでは,母指指節間関節屈曲2・示指遠位指節間関節屈曲5・手関節屈曲4・前腕回内(肘屈曲)3で,神経痛性筋萎縮症とくに前骨間神経症候群と診断した.臨床所見から,円回内筋・撓側手根屈筋への分枝より近位での正中神経の障害が予測された.神経エコーでは明らかな異常を認めず,MR neurographyで肘関節より...

    DOI Web Site PubMed 参考文献22件

  • COVID-19パンデミック禍における地域薬局薬剤師の取組とその役割

    湧井 宣行 ファルマシア 60 (2), 133-137, 2024

    この度我々が直面したCOVID-19パンデミックは、公衆衛生に対する薬剤師の役割の重要性を再認識させる大きな契機となった。エビデンスに基づいた予防・治療法の情報提供や正確な医薬品の供給を通じて、薬剤師は地域住民の健康を支え、守る役割を果たした。COVID-19パンデミック禍の中での活動を基に薬剤師について改めて考えてみると、日本の薬剤師法第1条が示すように、薬剤師は公衆衛生の維持・向上において不…

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  • STEAM教育のきざし

    サイエンスポータル編集部 サイエンスウィンドウ 17 (4), n/a-, 2024

    ...養成目指す</p> <p>CHAPTER 03 中学生が自由な発想で考える「放射線」や「災害」の現場で働くロボット</p> <p>CHAPTER 04 社会課題解決への主体的な学び教科を超えた知を育む</p> <p>COLUMN 校外にも学びはたくさん 宇宙と私たちの暮らし</p> <p>COLUMN 一家に1枚 アプリやトランプにも広がる「元素周期表」</p> <p>COLUMN ミニ知識 ワクチン...

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  • 最近12年間に東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科において検出された肺炎球菌の薬剤感受性の現状

    北谷 栞, 角田 梨紗子, 香取 幸夫 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 4 (1), 15-21, 2024

    ...<p>はじめに:近年,肺炎球菌の薬剤感受性の低下や,肺炎球菌ワクチン導入に伴う血清型の置換が問題になっている。今回我々は,当科で最近12年間に検出された肺炎球菌の薬剤感受性の現状に関する検討を行った。</p><p>方法:2010年2月から2022年9月までの12年間に,東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科の培養検査で検出された肺炎球菌の薬剤感受性と患者の臨床的特徴に関して,後方視的な検討を行った。...

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  • 新型コロナワクチンワクチンセンターの活動について

    高野 知憲, 國島 広之 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S129-S134, 2024

    ...リウマチ・膠原病・アレルギー内科のサポートを得て,500件を超えるワクチンの接種を行うことができた。今後も,継続的にワクチン接種を提供し社会への貢献を目指したい。</p>...

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  • 後方支援(薬剤部の立場から)

    竹内 萌, 前田 幹広, 坂上 逸孝 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S149-S151, 2024

    ...さらに,職員対象のワクチン接種が始まると,すべてのワクチンの調製作業を薬剤部で行い,正確かつ効率的に運用した。新型コロナウイルス治療薬についても,感染症科と相談して院内の使用ガイドラインを作成し,処方支援及び調剤払出を行った。...

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  • 新型コロナウイルス感染症後外来における上咽頭擦過療法の治療介入

    齋藤 善光, 岩武 桜子, 赤羽 邦彬, 多村 悠紀, 山田 善宥, 小森 学 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S185-S191, 2024

    ...<p>新型コロナウイルス感染症は2019年12月に報告され,全世界に猛威を振るったが,ワクチンを含めた予防や感染対策,治療法の解明により,本邦では5類感染症へ移行され通常診療での対応が可能となった。今後も感染者数の増減を繰り返す事は想定されリスクを伴う状況に変化はないが,同時に問題となるのが,罹患後のコロナ後遺症である。...

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  • 東横病院感染管理班としてのCOVID-19対応の歴史について

    長田 尚彦, 竹村 美歩 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S273-S278, 2024

    ...2021年1月からは下り搬送の入院病棟での受け入れ,同年2月からは新型コロナワクチン接種,さらに,COVID-19院内発生の患者の管理など少しずつではあったが対応を拡大することができた。これまでの当院のCOVID-19対応の過程を簡単に報告する。</p>...

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  • 人免疫グロブリン製剤の国内外における使用状況

    長島 和希, 山口 照英 ファルマシア 60 (4), 320-324, 2024

    ヒト血漿に由来する人免疫グロブリン(IgG)を有効成分とするIgG製剤は、その多種多様な作用機序により免疫系の疾患を中心に重要な医薬品となっている。本セミナーでは、IgG製剤の特徴や作用機序、国内外の使用状況等について説明する。

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  • ウイルス感染と神経症状

    柳 雄介 ファルマシア 60 (1), 1-1, 2024

    ...ウイルス感染による神経症状の分子病態の解明は、新たな薬剤やワクチンによる治療法の開発につながることが期待される。...

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  • 予防接種とワクチン〜新型コロナを中心に

    中野 貴司 口腔・咽頭科 37 (1), 9-15, 2024

    ...予防接種とは,ワクチンを用いて行われる感染症を予防するための手段である.ワクチンの種類(モダリティ)は,これまで生ワクチンと不活化ワクチンに大きく分類されていたが,COVID-19を予防するワクチンとしてmRNAワクチンやウイルスベクターワクチンが広く使われるようになった.パンデミックが始まって1年を経過した頃,海外そして日本でCOVID-19ワクチンの接種が始まり,初回免疫を済ませて一定期間が経過...

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  • 過敏反応と肝機能障害の発現頻度調査による血液透析患者へのレムデシビル常用量適用に関する評価

    三宅 瑞穂, 古久保 拓, 吉田 拓弥, 田中 梨惠, 小田 智子, 橋本 湖澄, 藤田 千佳, 和泉 智, 岡﨑 久宜, 乗峯 京子, 庄司 繁市, 山川 智之 日本腎臓病薬物療法学会誌 13 (1), 13-21, 2024

    ...患者背景は、72 [29-97] 歳、男性113名(68.9%)、SARS-CoV-2ワクチン未接種22名(13.4%)であった。対象は2021年5月から2022年11月に入院時に軽度から中等度のCOVID-19に罹患していた。RDVは初日に200mg負荷後、以降は連日100mg投与した(透析日の場合は透析後に投与)。投与期間中の過敏反応および肝機能障害の発現状況を調査した。...

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  • COVID-19感染自宅療養中に糖尿病性ケトアシドーシスをきたした1例

    山屋 百合奈, 平山 一郎, 冨永 善照 日本救急医学会関東地方会雑誌 44 (4), 375-378, 2023-12-28

    ...<p>【背景】新型コロナウイルス感染症 (以下, COVID-19) は, ワクチン接種により重症化が抑えられている。COVID-19に罹患した糖尿病の既往のある患者には注意が必要である。今回われわれは, COVID-19感染自宅療養中に独歩で当院を受診し, 重度diabetic ketoacidosis (以下, DKA) の診断に至った患者を経験した。【症例】既往に糖尿病がある20歳代の男性。...

    DOI 医中誌

  • 新型コロナウイルスワクチン接種後を含め計8回の反復を認めた両側反復性顔面神経麻痺症例

    堀 由希子, 増井 智基, 鈴木 宏明, 工 穣 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (12), 1313-1317, 2023-12-20

    ...<p> 顔面神経麻痺の症例のうち両側反復性顔面神経麻痺は0.3~0.5%と報告されている. 8回の麻痺を反復し, いずれも感冒や発熱, 新型コロナワクチン接種後に発症した両側反復性顔面神経麻痺の1症例を当院で経験したので報告する. 反復しやすい素因として, 免疫的な脆弱性による HSV-1 再活性化の他にウイルス感染による自己免疫による神経障害が背景にある可能性も考えられた....

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 新興再興感染症と血液製剤の安全性

    古田 里佳 日本輸血細胞治療学会誌 69 (6), 617-623, 2023-12-20

    ...<p>新型コロナウイルスの大流行は世界に大被害をもたらしたが,輸血感染症を引き起こさなかった.このパンデミックがこれまでの新興再興感染症と大きく異なっていた点は感染力の強さや変異の速さというウイルス学的側面に加えて,宿主である人間側の科学技術力であった.病原体の高感度検査法は迅速に開発・製品化され,ワクチンや抗ウイルス薬も目を見張る開発スピードで利用可能となった.今回の状況から,今後のパンデミックにおいても...

    DOI Web Site 参考文献31件

  • 日本の海産養殖魚で発生した新血清型<i>Lactococcus garvieae</i>感染症

    南 隆之, 吉田 照豊, 西木 一生 魚病研究 58 (4), 146-152, 2023-12-15

    ...また,Ⅰ型およびⅡ型の混合ワクチンを接種したカンパチにおいて,今回分離した菌株に対する感染防御効果は認められなかった。一方,今回分離した菌株のホルマリン不活化ワクチンは,同菌株の感染に対して高い防御効果が確認された。以上の結果から,今回分離された従来のⅠ型およびⅡ型診断用抗血清に凝集せず,Ⅰ型およびⅡ型ワクチンの効果がない菌株を<i>L. garvieae</i>Ⅲ型と呼称することを提案する。...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • RNA創薬を加速する薬物送達システム 汎用性の高い脂質材料・製剤技術を開発

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (12), 8-11, 2023-12-01

    ...<p>今年のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった新型コロナウイルス感染症のワクチン。その基盤技術であるRNA創薬への注目が高まっている。臨床応用に寄与する薬学研究では、創薬だけではなく、標的とする細胞に薬物を効率的に送り届ける「 Drug Delivery Systemシステム (DDS、薬物送達システム)」も重要だ。...

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  • ついに登場 RSウイルスワクチン

    T. ハエル 日経サイエンス 53 (12), 86-90, 2023-12

    多くの人にとって,RS(呼吸器合胞体)ウイルス感染症は煩わしい風邪にすぎない。だが,乳幼児や高齢者,免疫不全の人には重大な危険をもたらす。

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  • 第31回日本健康教育学会学術大会概要報告

    中村 正和, 川畑 輝子, 阪本 康子 日本健康教育学会誌 31 (4), 221-225, 2023-11-30

    ...</p><p>一般演題については,口演63題,ラウンドテーブル10題の計73演題の発表があった.口演63題の中から5演題が学会長賞を受賞した.共催セミナーは,ワクチン接種をテーマとしたイブニングセミナー,ナッジやICTの活用に関するランチョンセミナーが開催され,活気あふれる2日間となった....

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  • 新型コロナウイルス感染症に急性小脳炎を合併した小児の一例

    野原 千広, 本井 宏尚, 伊波 勇輝, 尾髙 真生, 渡辺 好宏, 志賀 健太郎, 伊藤 秀一 横浜医学 74 (4), 571-576, 2023-11-15

    ...中枢神経合併症を発症することが知られている.今回,COVID-19を契機に頭部MRI画像異常を有する急性小脳炎を発症し,メチルプレドニゾロンパルス療法を施行して良好な経過を呈した症例を経験したため報告する.症例は14歳女児,基礎疾患としてPRRT2遺伝子変異に伴うinfantile convulsions with choreoathetosis,知的発達症を認めた.COVID-19罹患前に新型コロナワクチン...

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  • 呼吸器材料より分離された<i>Streptococcus pneumoniae</i>の肺炎球菌ワクチン導入前後の血清型および薬剤感受性の比較

    鞠子 文香, 小倉 直也, 千島 里佳, 髙橋 敏宏, 武井 理美, 脇田 満, 田部 陽子, 中村 文子 医学検査 72 (4), 499-505, 2023-10-25

    ...本研究は,その侵入門戸となり得る呼吸器材料に限定して,本菌の血清型と薬剤感受性をワクチン導入前後で比較した。2007年から2009年をワクチン導入前,2016年から2018年をワクチン導入後とし,それぞれ375株と150株について解析した。その結果,沈降13価結合型ワクチンに含まれる19型,14型,9型は顕著な減少が認められたが,23価ポリサッカライドワクチンに含まれる型は変化がなかった。...

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  • 4.高齢者の帯状疱疹

    磯貝 善蔵 日本老年医学会雑誌 60 (4), 359-363, 2023-10-25

    ...<p>帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化によって発症する.典型例では片側の神経支配領域に一致した部位に,疼痛を伴った小水疱を呈する.近年は抗原検査も保険適用となり,診断の補助に利用できる.重症度や発症部位特異的な合併症を確実に見極め,腎機能や脱水を考慮した診療を過不足なくおこなうことが実地診療上重要である.また,近年ワクチンによる発症予防が可能になってきた.</p>...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • SARS-CoV-2mRNAワクチン接種後の血清抗体価に関連する背景因子の検討

    米村 圭祐 日本環境感染学会誌 38 (5), 235-240, 2023-09-25

    ...では,I-II期抗体価に影響を与える因子には,年齢,血液型,基礎疾患,花粉症,ワクチン後副反応,運動習慣,間食習慣,他のワクチンでの不応性があり,このうち花粉症,ワクチン後副反応,他のワクチンでの不応性はIII期抗体価でも関連性がみられた.多変量解析では,I-II期抗体価に影響を与える因子は,年齢,血液型,発熱,間食習慣,他のワクチンでの不応性であり,III期抗体価に影響を与える因子は,性別,花粉症...

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  • 余命の価値

    宮本, 守 経済系:関東学院大学経済経営学会研究論集 288 83-96, 2023-09

    ...新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるコロナ病床不足,人工呼吸器などの医療機器不足,および発生当初のワクチン不足といった現実は,「希少な医療資源をだれに優先配分すべきか?」という切実な問題をわれわれに突き付けた。さらに,そのことはわれわれに年齢別のいのちの価値あるいは余命の価値をあらためて意識させることになった。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 日本脳炎ワクチン接種後に発症した難治な睡眠関連過運動発作を呈するてんかんの一例

    クー ウイミン, 平田 雅之, 山本 暁大, 押野 悟, 貴島 晴彦 臨床神経生理学 51 (4), 157-160, 2023-08-01

    ...<p>症例は日本脳炎ワクチン接種後に難治な睡眠関連過運動発作を呈するてんかんを発症した20歳代の男性である。てんかん外科的治療を検討するにあたって, てんかん原性領域の推定に難渋し, 脳磁図の解析より比較的に有用な所見が得られたので, 報告する。</p>...

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