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検索結果 716 件

  • 東日本大震災被災地に住む女性の被災体験

    及川 裕子, 日比野 直子, 滝沢 隆, 常盤 洋子 日本健康医学会雑誌 32 (3), 368-377, 2023-10-01

    <p>東日本大震災被災地に住む6名の女性を対象にして,2018年8月に震災直後から7年間の被災体験から復興期のメンタルヘルスを含む健康支援について明らかにすることを目的とした半構成的面接調査を行った。面接の録音内容を逐語録とし,質的データ分析法を用いて解析した結果,逐語録から抽出した180のコードを,«震災を経験して残る罪悪感と喪失感»,«甚大な津波被害に対する憤り»,«時間ともに風化していく震…

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  • 国立大学病院の一般病棟に勤務する短時間勤務看護師の専門職的自律性に関連する要因の探索

    多久和 有加, 宮田 千春 日本医療・病院管理学会誌 60 (1), 13-20, 2023-01-31

    <p>【目的】国立大学病院の一般病棟に勤務する短時間勤務看護師の専門職的自律性に関連する要因を明らかにする。</p><p>【方法】全国の国立大学病院の一般病棟に勤務している20~40歳代の短時間勤務看護師を対象とし,無記名自記式質問紙調査を実施した。「看護の専門職的自律性尺度」を使用し,個人属性,自尊感情との関連を分析した。</p><p>【結果】短時間勤務看護師274人を分析の対象とした。短時間…

    DOI Web Site 医中誌

  • 短時間勤務看護師の働く上での原動力

    多久和 有加, 前田 貴彦, 中西 貴美子 日本看護科学会誌 43 (0), 644-653, 2023

    <p><b>目的:</b>育児のために短時間正職員制度を利用している看護師が,働く上で,どのようなものが就業継続を可能としている原動力になっているかを明らかにする.</p><p><b>方法:</b>東海圏内の200床以上の病院に勤務している短時間勤務看護師11名を対象とし,半構造的面接を実施し,質的帰納的に分析した.</p><p><b>結果:</b>短時間勤務看護師の働く上での原動力として,【短…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • ウェアラブルナースコールにおける手のジェスチャー入力に関する基礎的検討

    山下 咲衣子, 髙橋 一誠, 三善 将也, 市川 陽子, 横山 清子 人間工学 58 (5), 232-236, 2022-10-15

    <p>本研究では,手の動き(以後ジェスチャーとする)を入力とするウェアラブルナースコール開発に際し,その誤伝達を抑制するため,患者の日常動作時の手の動きと重なりにくいジェスチャー候補を見出すことを目的とする.まず,Webアンケートから入院患者の入院中の日常生活で頻出する動作(以後日常動作とする)を明らかにした.次に,その頻出する日常動作を健常な高齢者が演じた際に,複数想定したウェアラブルナースコ…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 人工呼吸器装着場面における熟練看護師の観察の特徴

    岡根 利津, 長谷川 智之, 大平 肇子, 小松 美砂, 斎藤 真, 横山 清子 人間工学 58 (4), 186-194, 2022-08-15

    <p>本研究は,人工呼吸器装着場面において,熟練看護師が患者の状況把握のために選択的に取り込んでいる視覚情報について明らかにすることを目的とする.実験は,集中治療領域の部署に所属する新人看護師(以下,新人群)8名と熟練看護師(以下,熟練群)8名を対象とし,人工呼吸器を装着した模擬患者で再現した安静時と状態変化時の2場面の動画を観察した.解析は,画像上に7つの注視領域を設定し,各領域における注視時…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 暑熱環境下の作業に用いる着心地に配慮した冷却フィールドウエアの開発

    松岡 敏生, 大西 範和, 増田 智恵 デサントスポーツ科学 43 (0), 43-54, 2022-06-20

    <p>我々は,農業ハウスでの利用を想定した冷却服の開発に取り組んでいる.本研究では,人工気候室内にWBGTが31℃の暑熱環境下を再現し,6名の被験者に4つの着衣条件で30分間の模擬的な農作業を行わせ,冷却服が衣服内気候や体温等の生体信号,作業負担などの主観評価に及ぼす影響を検討した.その結果,以下の結論を得た.(1)鼓膜温は,標準的な着衣,保冷剤を用いた冷却服では30分の作業で0 …

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  • 運動後のリカバリーにおけるアイシングの有効な適用方法の検討

    山根 基, 大西 範和 デサントスポーツ科学 42 (0), 204-213, 2022-06-20

    <p>本研究では,約10℃と比較的高い約20℃を保つよう試作した相転移型の定温材を用いて皮膚を冷却し,皮膚温の推移を観察することによりこれらの定温剤が目標とした温度を維持できるか否かを検討した.また,この定温剤の冷却効果が筋運動による熱産生の亢進や皮下脂肪の厚みなどの影響を受けるか否かについて検討することを目的とした.</p><p> 大学生27名 (男性15名,女性12名) に非利き腕 …

    DOI Web Site 医中誌

  • 高齢者への腰背部温罨法 (丸山式) の安全性とその影響要因の検討

    山口 真弥, 宍戸 穂, 杉村 直孝, 安田 佳永, 丸山 朱美, 宮永 喜美子, 鈴木 美幸, 菱沼 典子, 矢野 理香 日本看護技術学会誌 21 (0), 6-14, 2022-04-20

    <p> 本研究の目的は, 高齢者を対象に, 腰背部温罨法 (丸山式) の安全性を皮膚温および皮膚状態の経時的変化より追加検証し, 安全性に影響する要因を検討することである. 調査方法は, 準実験研究デザインとし, 高齢者20名の腰背部に対して, 乾熱刺激を伴う温罨法 (丸山式) を20分間実施した. その結果, 低温熱傷などの有害事象は発生せず, 皮膚深部温度は38℃未満で推移した. …

    DOI 医中誌

  • エラータ:介護入浴向け泡シャワー装置で放射したソープ泡の層が洗身時の皮膚血流量と体温に及ぼす影響

    大西 範和, 松島 至俊, 西濵 里英, HUANG Yawen, 長谷川 智之, 大平 肇子, 小松 美砂, 近藤 晃一, 坂本 直久, 松岡 敏生, 斎藤 真 人間工学 58 (2), 100-100, 2022-04-15

    <p>「人間工学」Vol.57, No.4(2021), pp.194-202, 介護入浴向け泡シャワー装置で放射したソープ泡の層が洗身時の皮膚血流量と体温に及ぼす影響(大西範和,松島至俊,西濵里英,Yawen HUANG,長谷川智之,大平肇子,小松美砂,近藤晃一,坂本直久,松岡敏生,斎藤 真)において誤りがありました.<br> 以下の通り訂正します.<br><br> …

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  • 太陽光利用型植物工場の作業負担と作業速度に及ぼす暑熱環境の影響

    磯山 陽介, 北村 八祥, 松岡 敏生, 平生 祐一郎, 大西 範和 農作業研究 57 (1), 3-11, 2022-03-20

    <p>太陽光利用型植物工場の労働安全衛生に関わる課題の一つとして,夏期にハウス内が高温多湿化することによる暑熱リスクがある.植物工場三重実証拠点における過去の環境計測値から,暑さ指数である温室内のWBGT推定値を算出したところ, 7月から9月以外は概ね20℃から25℃であるが,夏期においては最大で35℃程度となっていた.そこで,本研究は,トマト栽培の農作業従事者である健常な成人男性3名を被験者と…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 熟練看護師が実践する大腿骨頚部骨折を発症した超高齢者への周手術期の看護

    米川 さや香, 小松 美砂, 前田 貴彦, 浦野 茂 日本看護科学会誌 42 (0), 540-548, 2022

    <p><b>目的:</b>熟練看護師が実践する大腿骨頚部骨折を発症した超高齢者への周手術期の看護を明らかにする.</p><p><b>方法:</b>熟練看護師12名に半構成的面接を行い,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した.</p><p><b>結果:</b>熟練看護師は超高齢者にとって【安心して入院生活を過ごすための意図的な関わり】【身体機能の低下を防ぐための意図的な関わり】…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 地域包括ケア病棟看護師が高齢者に対して実践している退院支援の自己評価と関連要因

    竹村 和誠, 小松 美砂, 小池 敦 日本地域看護学会誌 25 (3), 4-11, 2022

    <p><b>目的:</b>地域包括ケア病棟看護師が高齢者に対して実践している退院支援の状況を自己評価から明らかにし,関連する個人的要因や職場環境要因を明確化することを目的とした.</p><p><b>方法:</b>東海北陸厚生局管内の地域包括ケア病棟を有する47施設に所属する看護師968人を対象に,病棟看護師の退院支援実践自己評価尺度(DPWN)を用いて無記名自記式質問紙調査を実施した.</p><…

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  • 装着型シミュレータを用いた術後看護のロールプレイによる学習効果

    玉田 章, 関根 由紀, 脇坂 浩, 長谷川 智之 日本看護学教育学会誌 32 (2-2), 151-162, 2022

    <p>〔目的〕開発した装着型シミュレータを用いて学生を模擬患者とした術後看護のロールプレイによる学習効果および、装着型シミュレータの外観が学習に及ぼす影響について検討した。</p><p>〔方法〕ロールプレイを体験した8名の学生を対象に半構造的面接による質的記述的研究を行った。</p><p>〔結果〕ロールプレイの学習効果としては、【術後患者に施される治療の具体的理解】、【初回離床援助の難しさや留意…

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  • チーム・オレンジを一緒に立ち上げよう

    篠原 真咲 神経治療学 39 (4), 675-679, 2022

    <p>On June 18, 2019, the Ministerial Council on the Promotion of Policies for Dementia Care was held. At the meeting, a discussion was held on the draft Framework for Promoting Dementia Care. In …

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  • 災害支援検討委員会活動報告

    松岡 千代, 勝沼 志保里, 千田 睦美, 波多野 祐子, 濱吉 美穂, 廣川 陽子, 六角 僚子, 加藤 真紀, 坂本 祐子, 日向 園惠, 山本 恵子 老年看護学 27 (1), 94-97, 2022

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  • 外国人技能実習生の健康問題と対処行動に関わる質的事例研究

    清水 真由美 日本健康医学会雑誌 30 (3), 341-350, 2021-10-08

    <p>外国人技能実習生の来日後の健康問題と対処行動を明らかにするために,6名の外国人技能実習生に半構造化インタビューを実施した。逐語録を作成し,研究参加者が経験した特徴的な健康問題と対処行動について,事例ごとにまとめた。さらに,すべての事例について,インタビューガイドの項目ごとに,質的帰納的に分析し,各項目の特徴を示した。特徴的な健康問題は,食欲不振・体重減少,寒冷じんましん,凍瘡(しもやけ),…

    DOI Web Site 医中誌

  • 介護入浴向け泡シャワー装置で放射したソープ泡の層が洗身時の皮膚血流量と体温に及ぼす影響

    大西 範和, 松島 至俊, 西濵 里英, HUANG Yawen, 長谷川 智之, 大平 肇子, 小松 美砂, 近藤 晃一, 坂本 直久, 松岡 敏生, 斎藤 真 人間工学 57 (4), 194-202, 2021-08-15

    <p>健康な成人男性14名を対象に,シャワー浴中のソープ泡の断熱効果を評価した.被験者は,環境温25℃に設定した人工気候室内で椅座位安静を保った.40℃に調節した500 mlの洗浄液を用いて,介護入浴向け泡シャワー装置で作ったソープ泡(Foam)と,泡立てない同じ洗浄液(Control)を,被験者の全身の皮膚表面に塗布して5分間維持し,その後40℃の温湯で洗い流した.実験中,鼓膜温,皮膚温,皮膚…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献28件

  • 成人急性看護総合実習におけるルーブリック評価表導入による利点と課題

    関根 由紀, 長谷川 智之, 脇坂 浩, 玉田 章 日本看護学教育学会誌 30 (3), 89-100, 2021-03-01

    <p><b>要旨: </b></p><p>〔目的〕成人急性看護総合実習に導入したルーブリック評価表の利点と課題を明らかすることである。</p><p>〔方法〕成人急性看護総合実習を履修した看護学部4年生12名を対象に質的記述的研究を行った。</p><p>〔結果〕成人急性看護総合実習においてルーブリック評価表導入の利点は、【到達目標を把握し実習に臨む】、【ルーブリックを活用し学びを深める】、【明確な…

    DOI Web Site 医中誌

  • 訪問看護サービス利用者とその家族が捉えた看護小規模多機能型居宅介護の認識

    日比野 直子 日本健康医学会雑誌 29 (4), 457-461, 2021-01-28

    <p>本研究目的は,看護小規模多機能型居宅介護(看多機)のサービス運用に挑戦する訪問看護ステーションが,在宅療養者とその家族に対し,看多機についての認識を問う聞き取り調査を行い,サービスの運用開始について課題抽出することである。聞き取り調査の対象は,愛知県内に既存する医療機関を併設しない1事業者である訪問看護ステーションの訪問看護サービス利用者とその家族6組である。主な聞き取り項目は,「訪問看護…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 「排便パターン分類フローチャート」の臨床での有用性

    菱沼 典子, 加藤木 真史, 野月 千春, 酒井 礼子, 丸山 朱美, 平澤 ちよみ, 久賀 久美子, 秋山 雅代, 加藤 京里, 縄 秀志, 田中 美智子, 矢野 理香, 栗田 愛, 塚越 みどり 日本看護技術学会誌 20 (0), 68-78, 2021

    <p> 本研究の目的は, 筆者らが開発した「排便パターン分類フローチャート (加藤木ら, 2020)」の, 臨床における有用性を検証することである. 本フローチャートは便の形状, 回数, 排便日数を指標として, 2週間の排便状況から排便パターンを分類するものである. 自由意思で参加した急性症状がない通院・入院中の患者52名からの, 63件の排便記録を分析対象とした. 収集した排便記録について, …

    DOI 医中誌

  • 医療的ケアを必要とする重症心身障がい児の父親が在宅での新たな生活を作り上げる過程

    上杉 佑也, 前田 貴彦 日本小児看護学会誌 30 (0), 17-25, 2021

    <p> 本研究は、医療的ケアを必要とする重症心身障がい児の父親が在宅での新たな生活を作り上げる過程を明らかにすることを目的とした。父親9名に半構成的面接を行い、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した。父親は【新たな生活への戸惑い】が生じ、【目の前のことで精一杯な日々の暮らし】を送りながら負担感の強い《右往左往する生活》を過ごしていた。母親に子どもの養育を頼る中で、自身も子ども…

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  • 日本の急性期病院における看護技術の普及に関わる組織的要因

    早瀬 良, 大久保 暢子, 佐々木 杏子, 角濱 春美, 沼田 祐子, 三上 れつ, 菱沼 典子 日本看護技術学会誌 20 (0), 79-88, 2021

    <p> 本研究の目的は我が国の急性期病院において根拠ある看護技術の普及に関わる組織的要因とその具体的内容を明らかにすることであった. 根拠ある看護技術が普及している施設に勤務している8施設28名の看護師を対象とし, 半構成的面接調査を実施した. 結果, 根拠ある看護技術の普及に関わる組織的要因について, 237コードの意味内容から27サブカテゴリーに分類し, 5カテゴリー …

    DOI 医中誌

  • 急性期病院における認知症高齢者への看護に対する困難感尺度の開発

    田端 真, 小松 美砂 老年看護学 26 (1), 59-68, 2021

    <p> 目的:急性期病院における認知症高齢者への看護に対する困難感の因子構造を明らかにし,困難感を測定する尺度の作成および尺度の信頼性と妥当性を検証する.</p><p> 方法:文献検討に基づく質問項目32項目を自己作成し,急性期病院の看護師1,731人を対象に質問紙調査を行い,尺度の項目の選定と信頼性および妥当性の検証を行った.</p><p> …

    DOI Web Site 医中誌

  • 医療的ケアが必要な在宅療養児を育てる母親の育児ストレスの内容

    宮﨑 つた子, 川瀬 浩子, 木村 めぐみ 日本重症心身障害学会誌 46 (1), 77-85, 2021

    在宅で医療的ケア児を育てる母親の育児ストレスの内容を明らかにすることを目的に、母親7名に半構成的面接を実施し、質的帰納的分析を行った。母親の育児ストレスは118コードから67の要約コード、20サブカテゴリーが得られ、母親の疲労、母親の孤独、足りないサービスへの不満、サービス利用に伴う負担、サポートの実態への不満、子どもへの申し訳ない想い、将来への不安の7つのカテゴリーが抽出された。育児ストレスの…

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  • 手浴の効果に関する文献レビュー

    菅原 啓太 日本看護技術学会誌 19 (0), 33-42, 2020-08-20

     本研究の目的は, 国内外の手浴に関する2019年2月までに発表された文献において, どのような研究デザインや手浴方法が用いられているのかを整理するとともに, 手浴が心身へ及ぼす効果を明らかにすることである. PubMed, CINAHL Plus With full text, Cochrane Library, 医学中央雑誌, CiNiiにて文献検索を行った結果, …

    DOI 医中誌

  • フローチャートを用いた排便パターンの分類精度の評価 ―模擬排便記録を用いた調査から―

    加藤木 真史, 細野 恵子, 久賀 久美子, 丸山 朱美, 秋山 雅代, 加藤 京里, 吉良 いずみ, 酒井 礼子, 田中 美智子, 塚越 みどり, 縄 秀志, 野月 千春, 菱沼 典子, 平澤 ちよみ, 南山 祥子, 矢野 理香 日本看護技術学会誌 19 (0), 1-13, 2020-04-20

     本研究の目的は, 筆者らが作成した排便に関する看護援助の必要性をアセスメントするフローチャートVer. 2 (吉良ら 2016) を用いた排便パターンの分類結果をもとに, より活用しやすい排便記録と, 分類精度の高いフローチャートに改訂することであった. <br>  2週間の排便記録用紙に排便日数, 便の硬さの情報が記載された6種類の模擬排便記録を作成し, …

    DOI 医中誌

  • 臨床現場で活用可能な方法で行う食前の手浴が生体に及ぼす効果

    菅原 啓太 日本看護技術学会誌 19 (0), 140-145, 2020

     食事摂取を促すケアとして, 手浴が活用できるかを検討するために, 本研究では, 臨床現場で活用可能な方法で行う食前の手浴が生体に及ぼす効果を, 自律神経活動, 心拍数, 血圧の指標を用いて明らかにすることを目的とした. 被験者は, 健康な男性19名 (21.9±3.6歳)とし, 実験群 (11名) と対照群 (8名) に順次割り付けを行った. 手浴は, 40℃の温湯に両手を浸漬した後, …

    DOI 医中誌

  • 維持血液透析見合わせにおける高齢者の思いに添った意思決定支援

    小川 真依, 小松 美砂, 前田 貴彦, 浦野 茂 日本看護科学会誌 40 (0), 511-519, 2020

    <p><b>目的:</b>維持血液透析見合わせにおける高齢者の思いに添った意思決定支援の内容を明らかにする.</p><p><b>方法:</b>透析看護認定看護師13名に半構造化面接を行い,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した.</p><p><b>結果:</b>透析看護認定看護師は【透析治療や予後に関わる高齢者の価値観や固有の状況の把握】をし,【高齢者の価値観や固有の状況に応…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 骨リモデリングと血液凝固系・凝固制御系のクロストーク

    秋田 展幸, 吉田 格之進, 鈴木 宏冶, 林 辰弥 日本血栓止血学会誌 31 (3), 316-324, 2020

    <p>骨リモデリングは,骨芽細胞と破骨細胞が相互に密接に関わる制御システムである.骨では,骨芽細胞による骨形成と破骨細胞による骨吸収が恒常的に行われており,この機能的に相反する性質を持つ細胞のバランスによって骨のホメオスタシスが保たれている.骨の基質蛋白質の一つであるオステオカルシンの合成にはビタミンKが必要とされる.同様に,血液凝固因子や凝固制御因子の一部についても,それらの蛋白質の翻訳後の修…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献36件

  • 術前がん患者の反すう傾向と抑うつ・ソーシャルサポートとの関係に関する研究

    近藤 三由希, 大川 明子 日本看護科学会誌 40 (0), 457-464, 2020

    <p><b>目的:</b>術前がん患者の反すう傾向と抑うつ,ソーシャルサポートとの関係を明らかにする.</p><p><b>方法:</b>A県がん診療拠点病院で,呼吸器・消化器外科の24~64歳の術前患者を対象に,反すうに関する尺度,ソーシャルサポート尺度,抑うつ(CES-D)と個人属性からなる自記式質問紙を用いた横断的調査を実施した.</p><p><b>結果:</b>101名が研究に参加した(回…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • People-Centered Careパートナーシップ(PCCP)-16尺度の開発

    髙橋 恵子, 朝澤 恭子, 有森 直子, 亀井 智子, 麻原 きよみ, 大森 純子, 新福 洋子, 菱沼 典子, 田代 順子 日本看護科学会誌 40 (0), 620-628, 2020

    <p><b>目的:</b>健康課題に共に取り組む市民と保健医療専門職(専門職)とのPeople-Centered Care(PCC)パートナーシップ-16尺度を開発し,信頼性と妥当性を検討した.</p><p><b>方法:</b>PCCパートナーシップ尺度原案37項目を用いて市民と専門職を対象に調査し,内容妥当性の検討後,天井効果とI-T相関分析,主成分分析および確認的因子分析により,8因子構造の…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 身体負担の少ない沐浴槽の最適な高さに関する研究

    松井 真弓, 村本 淳子, 長谷川 智之, 犬飼 さゆり, 斎藤 真, 三澤 哲夫 人間工学 55 (6), 239-246, 2019-12-15

    <p>本研究は,術者への身体負担の最も少ない沐浴槽の高さについて明らかにすることを目的に,2段階の実験を実施した.第1実験では,術者の主観的評価による作業のしやすい沐浴槽の高さ,すなわち調整高と人体計測値の関係を検証した.調整高と人体計測値間には強い正の相関を認め(<i>p</i><0.01),身長から調整高を推算するための一次回帰式が得られた.調整高は身長の平均57.7%に相当し,肘頭高よりも…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献4件

  • パーソン・センタード・ケアを基盤とした認知症高齢者に対する転倒予防プログラムのケアスタッフに対する介入効果

    鈴木 みずえ, 松井 陽子, 大鷹 悦子, 市川 智恵子, 阿部 邦彦, 古田 良江, 内藤 智義, 加藤 真由美, 谷口 好美, 平松 知子, 丸岡 直子, 小林 小百合, 六角 僚子, 関 由香里, 泉 キヨ子, 金森 雅夫 日本老年医学会雑誌 56 (4), 487-497, 2019-10-25

    <p><b>目的:</b>本研究の目的は,パーソン・センタード・ケアを基盤とした視点から認知症高齢者の転倒の特徴を踏まえて開発した転倒予防プログラムの介護老人保健施設のケアスタッフに対する介入効果を明らかにすることである.<b>方法:</b>2016年5月~2017年1月まで介護老人保健施設で介入群・コントロール群を設定し,認知症高齢者に対する転倒予防プログラムを介入群に実施し,ケアスタッフは研…

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献21件

  • 20代の精神障害者の子を持つ親が参加する若手家族会の意義

    井倉 一政, 牛塲 裕治, 児玉 豊彦 日本プライマリ・ケア連合学会誌 42 (2), 110-116, 2019-06-20

    <p><b>目的:</b>20代の子どもを持つ親で構成される精神障害者の若手家族会において,参加家族にとっての家族会の意義を明らかにする.</p><p><b>方法:</b>若手家族会に参加している親に半構造化インタビューを行い,質的帰納的分類法でカテゴリーを抽出した.</p><p><b>結果:</b>5人の親の同意が得られ,【語り合うことが可能となる場】【楽しく気持ちが楽になる場】【他家族とつな…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 高齢者の皮膚における腰背部温罨法の安全性の検証

    安田 佳永, 山口 真弥, 杉村 直孝, 丸山 朱美, 宮永 喜美子, 鈴木 美幸, 河嶋 亜衣, 平舘 ありさ, 菱沼 典子, 矢野 理香 日本看護技術学会誌 18 (0), 69-77, 2019

     本研究の目的は, 高齢者の皮膚において腰背部温罨法を実施することの安全性を, 皮膚状態および皮膚温の経時的変化から検証することである. 調査方法は, クロスオーバーデザインとし, 健康サークルに所属する高齢者8名 (平均年齢73.0±3.5歳) の腰背部において, 60℃に統一した湯で温めた2枚のタオルをビニール袋に入れた温タオル貼用 (群) と, …

    DOI 医中誌

  • 看護技術の実態調査-研究成果との隔たり

    菱沼 典子, 大久保 暢子, 加藤木 真史, 佐居 由美, 伊東 美奈子, 大橋 久美子, 蜂ヶ崎 令子 日本看護技術学会誌 18 (0), 123-132, 2019

     目的: 看護技術研究の成果が実践や教育に活かされているかどうかを検討する目的で, 言い伝えや経験知に基づく看護技術の使用の実態を調査した. 方法: 看護協会等の研修会に参加した看護実践家と看護教員計476人を対象に, 研究により①確立されている技術, ②確立には至っていない技術, ③疑問が呈されている技術・手技について, 自記式質問紙調査を行った. 結果: 458部を回収 …

    DOI 医中誌

  • P-10-08 医療的ケアが必要な在宅療養児を育てる母親の育児ストレスに関する研究

    宮﨑 つた子, 川瀨 浩子, 上杉 佑也, 木村 めぐみ 日本重症心身障害学会誌 44 (2), 461-461, 2019

    目的 近年、小児の医療技術の進歩や在宅医療の推進で、医療依存度の高い子どもの在宅移行が進んでいる。本研究では、医療的ケアが必要な在宅療養児を育てる母親の育児ストレスを明らかにする。 方法 インタビューガイドを用いた半構成的面接を行った。面接回数は1人1〜2回、時間は1回60分程度とした。分析方法は、録音した音声データすべてから逐語録を作成し、母親の育児ストレスを表している部分を抽出し、質的記述的…

    DOI 医中誌

  • P-10-07 医療的ケアが必要な子どもの養育者の日常生活の現状に関する研究

    仲野 里美, 宮崎 つた子, 村田 博昭 日本重症心身障害学会誌 44 (2), 460-460, 2019

    目的 在宅で医療的ケアを必要とする子どもの養育者は、様々な思いで生活をしている。本研究では、在宅で医療的ケアを必要とする子どもの養育者の疲労やストレスを明らかにして、日常生活の支援のあり方を探る。 方法 対象は、在宅において医療的ケアが必要な子どもを養育している養育者13名。2016年4月〜2017年3月にかけて質問紙を用いた面接法を行った。調査項目は、基本属性、子どもの年齢、子どもの医療的ケア…

    DOI 医中誌

  • 標準言語性対連合学習検査 (S-PA) の妥当性に関する検討

    足立 耕平, 伊集院 睦雄, 大槻 美佳, 小池 敦, 石合 純夫 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 38 (4), 414-421, 2018-12-31

    <p>  本研究では標準言語性対連合学習検査 (S-PA) の標準化に際して収集したデータをもとに, S-PA の正答数と他の神経心理学的検査の成績との関連を分析し, S-PA の併存的妥当性について検討を行った。 S-PA 開発の際に収集した健常者データ 758 名分, および脳損傷例データ 48 名分を分析対象とした。 S-PA との関連をみる他の検査として健常者データに関しては, …

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 呼気筋訓練による健康成人女子の換気機能と呼吸筋力への影響

    中村 真弓, 玉田 章 日本看護研究学会雑誌 41 (5), 5_891-5_898, 2018-12-20

    健康成人女子に器具を用いた呼気筋訓練を行い,呼吸筋力と換気機能から術後無気肺予防としての有効性を検討した。訓練は吸気と呼気で1回,10回を1セットで1日に4セットを14日間継続した。FEV<sub>1</sub>(forced expiratory volume in one second),FEV<sub>1</sub>%(forced expiratory volume in one …

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  • 保健所管内で取り組んだ看護職間連携のための研修会の事業評価

    井倉 一政, 多次 淳一郎, 前山 和子 東海公衆衛生雑誌 6 (1), 45-50, 2018-07-07

    <p><b>目的</b> 保健所管内(人口約21万人,高齢化率28.1%)における保健医療福祉の各分野の看護職間の連携の実態を踏まえて「看護職間連携のための研修会」と「多職種交流のための研修会」に取り組んだ。本研究ではその活動を報告することを目的とした。</p><p><b>方法</b> 研修会の参加者に対して無記名自記式質問紙調査を行った。質問紙調査の項目は,所属,看護職の経験年数,職種,研修会…

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  • 術後無気肺予防の援助に関する研究

    玉田 章, 谷口 栞, 林 辰弥 Journal of Japan Academy of Critical Care Nursing 14 (0), 67-76, 2018-03-01

    <p> 深呼吸訓練の換気機能・呼吸筋力・呼吸抵抗に及ぼす効果について明らかにし,術後無気肺予防への有効性を検証した.18歳から22歳の健康女子を対象に,深呼吸訓練を行わない対照群(13名),深呼吸訓練を行う実験群(15名)の2群に分け,実験群は深呼吸を1セットにつき10回,1日4セットを10日間行った.両群ともに実験開始前と10日目に換気機能・呼吸筋力・呼吸抵抗を測定した.<br> …

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  • 当事者研究におけるファシリテーター・当事者の実践——共成員性とカテゴリー対を中心に——

    中村 和生, 浦野 茂, 水川 喜文 保健医療社会学論集 28 (2), 65-75, 2018-01-31

    <p>本稿は、当事者研究、すなわち日常生活を送っていくにあたり何らかの苦労や困難を持つ人々による自分たち自身を対象とした共同研究(我々のデータでは、精神障害を持つ人々のグループセッション)という実践を主題とする。そして、このグループセッションという相互行為において、ある者が当事者をする中でファシリテーターを担っていることに注目し、このことの意義ならびに、そのような担い手によるいくつかのやり方を解…

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  • ミクロ・ポリティクスとしての当事者研究

    浦野  茂 フォーラム現代社会学 17 (0), 202-215, 2018

    <p>生活のなかにおける障害をどのように記述し説明するかという課題は、認識上の課題であると同時に、それが障害をめぐる社会関係の一部をなしているがゆえに道徳的な課題である。したがって、その記述と説明をどのように組織するかという課題は、社会学者以前に社会成員の課題である。</p><p>本稿はこうした視点のもとに、ある精神障害者を対象とした当事者研究会における相互行為を検討する。そこでは、感情的なトラ…

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  • 在宅で医療的ケアが必要な障害児を育てる母親の蓄積的疲労の特徴

    宮﨑 つた子, 木村 めぐみ 日本重症心身障害学会誌 43 (3), 425-432, 2018

    本研究の目的は、医療的ケアが必要な障害児を育てる母親の事例を通して、母親の蓄積的疲労の変化とその特徴を明らかにすることである。2015年6月から2016年2月の間、対象の属性、養育・環境要因、蓄積的疲労徴候インデックス(以下、CFSI)、自由記載を約2か月毎に質問紙を用いて調査を行った。対象は、医療的ケアが必要な障害児の母親6名で、年齢は37.50±6.51歳、就労ありが3名、就労なしが3名であ…

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  • 在宅において医療的ケアが必要な児をもつ養育者の困難に関する文献研究

    鈴木 沙織, 宮﨑 つた子 日本重症心身障害学会誌 43 (3), 525-530, 2018

    在宅において医療的ケアが必要な児をもつ養育者の困難に関する文献研究を行った。検索の手順は医学中央雑誌Web版Version5を用い、1996~2015年の国内医療系雑誌を中心に「家族/母/親」「子ども」「小児」「医療的ケア」「小児在宅」「NICU退院後」「育児」の7つのキーワードで検索を行い、そのうち原著論文で、在宅での困難の具体的内容が記載された29文献を研究対象とした。論文の内容を概観し、研…

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  • 日本の看護におけるイノベーションの概念分析

    沼田 祐子, 角濱 春美, 大久保 暢子, 早瀬 良, 佐々木 杏子, 三上 れつ, 菱沼 典子 日本看護技術学会誌 17 (0), 95-103, 2018

    根拠のある新しい看護技術の普及は看護にとって喫緊の課題である. この課題に対し, イノベーションという言葉がしばしば用いられるが, その意味するところはあいまいである. そこで本研究は, 根拠のある新しい看護技術の普及戦略モデルを構築するために, 現在の日本の看護における「イノベーション」の概念を明らかにすることを目的とした. 研究方法はRodgers (2000) の概念分析の手法を用い, …

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  • 一般病棟の看護師が実施している認知症高齢者の痛みのアセスメント

    港 美由紀, 小松 美砂 老年看護学 23 (1), 85-93, 2018

    <p> 本研究は一般病棟の看護師が実際に行っているアセスメントの内容を明らかにすることを目的とした.一般病棟の看護師7人に半構成的面接を行った結果,8カテゴリーと30サブカテゴリーが抽出された.看護師は【認知症高齢者の表情や言動の変化の把握】【認知症高齢者の身体状況の変化の把握】【認知症高齢者の日常生活活動の変化の把握】【認知症特有の行動症状の有無や程度の把握】といった本人の状態に着目しアセスメ…

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  • 嚥下体操のアドヒアランスにおける遺伝寄与率:双生児研究

    山之内 理紗, 大村 佳代子, 田中 健太郎, 尾形 宗士郎, 田中 晴佳, 大阪大学 ツインリサーチグループ, 神出 計 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 21 (3), 173-180, 2017-12-31

    <p>【目的】高齢者の嚥下障害は肺炎の主な原因の一つであり,その予防のために嚥下体操が普及している.本研究では,嚥下体操の実施時期別に,そのアドヒアランスの遺伝・環境要因の寄与率を算出する.さらに,具体的な実施困難理由を自由記述から明らかにする.</p><p>【方法】対象者は20 歳以上の成人双生児とした.嚥下体操は,上半身のストレッチと,舌筋力の運動を促すパタカラ発声を実施した.介入は2 …

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  • 実践の記述としての「当事者」の概念分析

    喜多 加実代, 浦野 茂 社会学年報 46 (0), 3-15, 2017-12-26

     当事者についての研究が隆盛する一方,当事者概念の誤解や拡張使用が懸念され,その概念の精錬の必要性も言われている.これに対し,本稿では,当事者の概念分析を提案する.本稿で言及する概念分析とは,ウィトゲンシュタインやライルの影響の下にウィンチが提唱し,エスノメソドロジーやハッキングが発展的に継承したものである.「当事者」と成員カテゴリーの複数の結びつき方を簡単に示した後に,2つの異なる事例について…

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  • 児童福祉審議会専門部会の機能について

    清水 將之, 西口 裕 児童青年精神医学とその近接領域 58 (4), 561-566, 2017-08-01

    <p>1998年4月に施行された改正児童福祉法において,児童相談所が判断に難渋した事例や諸種(医学,法学など)専門知識を必要とする事例に遭遇した時,相談を受けて助言する機能を児童福祉審議会が担うことになった。各自治体は,法律改正を受けて審議会の下に部会を設け,様々な名称のもと運営している。筆者は,三重県がこの部会を開設する当初から18年に亘り関与してきた。児童精神科医として,その歩みと活動内容を…

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  • メンタルヘルスリテラシーの向上を目指した精神保健プログラムを受講した中学生の意識に関する研究

    宮越 裕治, 井倉 一政, 松川 真葵, 大越 扶貴 東海公衆衛生雑誌 5 (1), 63-68, 2017-07-15

    <p><b>目的</b> 精神保健プログラムを用いた集団指導を行い、介入を受けた中学生の意識を明らかにすることによって、今後より良いプログラムにしていくための基礎資料とすることを目的とした。</p><p><b>方法</b> 公立中学2年生186人に対して、精神保健プログラムを実施した。実施後ホームルームにて、無記名自記式質問紙を用いた調査を行った。調査内容は、「性別」、「プログラムを受講しての意…

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  • B保健所管内における看護職連携の推進に向けた活動の実態と課題

    多次 淳一郎, 井倉 一政, 前山 和子 東海公衆衛生雑誌 5 (1), 96-101, 2017-07-15

    <p><b>目的</b> 保健所管内における保健医療福祉各分野に従事する看護職間の連携の実態と課題を明らかにすることを通じて,連携体制構築に向けた実践活動に活かせる知見を得る。</p><p><b>方法</b> A県B保健所管内(人口約21万人,高齢化率29.9%)の保健医療福祉施設に従事する管理職の立場にある看護職12名を対象に,管内での看護職連携の現状と課題についてグループインタビューを実施し…

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  • 地域ケア会議を想定した多職種による仮想事例検討会での住まいの見取り図活用効果

    工藤 恵子, 鈴木 晃, 浦橋 久美子, 大越 扶貴, 阪東 美智子, 髙橋 郁子, 猪股 久美 日本公衆衛生雑誌 64 (9), 556-566, 2017

    <p><b>目的</b> 事例検討会における住まいの見取り図(観察あるいは聞き取りによって得られた住まい方についての情報が住宅平面図に記載されたスケッチ,以下,見取り図)の活用効果を明らかにするために,多職種による地域ケア会議を想定した仮想事例(本研究用に作成した事例)を用いた事例検討会を実施した。</p><p><b>方法</b> …

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 急性疾患で入院中の患児ときょうだいとの面会が母親にもたらす効果

    平田 研人, 前田 貴彦 日本小児看護学会誌 26 (0), 59-64, 2017

    <p> 本研究は、入院中の患児ときょうだいとの面会が母親にもたらす効果はどのようなものであると付添い中の母親自身が認識しているのかを明らかにすることを目的とした。A県内の小児病棟を有する1施設に、急性疾患で入院中の1歳以上の患児に付き添い、患児に2~5歳のきょうだいをもつ母親で、入院から1週間以内にきょうだいの面会があった者7名に対し、半構成的面接を実施した。入院中の患児ときょうだいとの面会が母…

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  • 大都市における一人暮らし高齢者の外出による社会参加の頻度と関連要因

    多次 淳一郎, 北岡 英子, 渡部 月子, 別所 遊子 東海公衆衛生雑誌 4 (1), 103-109, 2016-07-16

    <p><b>目的</b>:大都市に暮らす1人暮らし高齢者の日常生活圏域内での社会参加を目的とした外出頻度とその関連要因を明らかにすること。</p><p><b>方法</b>:首都圏のA市(人口368.9万人)で開催されている,高齢者を対象とした食事会に参加した一人暮らし高齢者を対象に,食事会の場で無記名自記式質問紙調査を実施した。調査項目は国際生活機能分類(ICF)の構成概念を枠組みとして【健康状…

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  • 困りごとに対する周囲の人的サポートと中学生QOLの関連

    井倉 一政, 宮﨑 つた子 東海公衆衛生雑誌 4 (1), 86-93, 2016-07-16

    <p><b>目的</b> 本研究は,中学生の相談できる人の有無がQOLに与える影響を検討することを目的とした。</p><p><b>方法</b> 地方都市部の公立中学校の1年生から3年生を対象とした。調査内容は,「学年」,「性別」,「現在治療している病気があるか」,「人の気持ちを大切にできる人になりたいか」,「いじめはどんな理由があってもいけないと思うか」,「今困っていることがあるか」,「困ったと…

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  • 在宅支援者のアセスメント ・ ツールとしての見取り図の有効性に関する検討

    鈴木 晃, 工藤 恵子, 浦橋 久美子, 大越 扶貴, 阪東 美智子, 髙橋 郁子, 猪股 久美 リハビリテーション連携科学 17 (1), 12-19, 2016-06-30

    <p>非言語情報媒体の一つである見取り図のこれまでの活用事例を概観し, 在宅支援に関わる実務者が在宅生活のニーズを把握する上でのアセスメント・ツールとして活用することの効果について, 予備的に検討した. 建築計画学の分野では, 住まい方調査として住宅平面図に家具や部屋の用途を描き込んだものが使われてきた. またこれまで在宅支援のアセスメントや, …

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  • 当事者研究の社会的秩序について

    浦野 茂 保健医療社会学論集 27 (1), 18-27, 2016

    <p>本稿の目的は、北海道浦河郡の「べてるの家」で始まり、近年急速に普及している当事者研究について、これを相互行為の組織方法という観点から検討することである。最初に、精神障害や発達障害にともなう困難の経験をその障害をもつ人びと自身が共同で研究するという営為に含まれている課題について明らかにする。そのうえでこの課題に対していかなる実践的な対処方法がありうるのか、筆者の観察してきた事例にもとづいて考…

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  • 看護師の職務満足度が高い施設の看護部長に共通する管理方針

    灘波 浩子, 若林 たけ子, 小池 敦 日本医療マネジメント学会雑誌 16 (1), 28-33, 2015-05-01

    <p> 看護師の職務満足度が高い施設の看護部長がどのような看護管理方針を持っているのかを調査し、職務満足度が高い施設の看護部長に共通する看護管理上の因子を明らかにすることを目的とした。A県内で看護師の職務満足度が高い病院の看護部長5名を対象とし、看護部長としての看護管理方針について半構成的面接を行い、質的帰納的に分析した。結果、看護師の職務満足度が高い施設の看護部長に共通する管理方針として、【看…

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  • ストレス対処に関する日本人女性の文化的特性について

    畑下 博世, 鈴木 ひとみ, Arnault Denise Saint, 川井 八重, 軸丸 清子, 河田 志帆, 井倉 一政 日本地域看護学会誌 18 (2-3Comb-No), 13-22, 2015

    本研究の目的は,日本人女性がストレスを受けたときに経験する心身の苦痛・苦悩に対処し,解決を導くための社会関係と探索行動を明らかにし,日本人女性の健康に影響する文化的特性について考察し,看護介入への示唆を検討することである.日本人女性12人を対象に半構成的インタビューを実施し,分析的エスノグラフィーの手法を用いて分析した.その結果,社会関係は,【バランスのとれない家族の形】【根強く影響を受ける親子…

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  • 地域の感染症対策における保健師の活動実態と研修ニーズ

    脇坂 浩, 橋本 寿久, 清水 宣明 日本環境感染学会誌 30 (2), 140-147, 2015

      保健師は地域における感染症発生の際,専門的知識をもって感染症対策を担う必要がある.本研究では感染症対策担当の保健師(都道府県庁47ヵ所・市区型保健所100ヵ所)を対象に,感染症対策活動の実態と苦慮している業務及び研修経験とニーズについて質問紙調査を行った.回収率は147名中54名(36.7%)であった.医療監視及び教育機関における感染症対策においては,都道府県庁よりも市区型保健所による活動が…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • ADAS-COG-Jの認定

    林 洋一, 小池 敦, 竹内 具子, 杉下 守弘 認知神経科学 17 (2), 107-107, 2015

    DOI

  • 看護師長としての望ましい行動 : 看護師長の知覚を通して

    森山 美香, 舟島 なをみ, 中山 登志子 看護教育学研究 24 (1), 57-68, 2015

    本研究の目的は、看護師長が知覚する看護師長としての望ましい行動を明らかにし、その特徴を考察することである。全国の病院347施設のうち、研究協力に承諾の得られた132施設に就業する看護師長1,221名を対象とする調査を行った。測定用具には、看護師長としての望ましい行動を問う自由回答式質問を含む質問紙と対象者の特性を問う質問紙を用いた。回収された質問紙は、615部(回収率50.4%)であった。あのよ…

    DOI 医中誌

  • 老人保健施設の看護師による認知症高齢者のための転倒予防看護質指標の実態とその関連要因

    鈴木 みずえ, 丸岡 直子, 加藤 真由美, 平松 知子, 谷口 好美, 小林 小百合, 岡本 恵里, 水谷 信子, 泉 キヨ子, 髙原 昭, 赤井 信太郎, 住若 智子, 古田 良江 日本転倒予防学会誌 2 (1), 9-18, 2015

    本研究の目的は全国の老人保健福祉施設における看護師の認知症高齢者のための転倒予防看護質指標の自己評価の実態と看護師の年齢,看護師経験,高齢者看護経験,認知症高齢者に対する意識との関係を明らかにすることである。2013 年10 月に厚生労働省のホームページに掲載されている老人保健施設3,780 施設から1/2 …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

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