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検索結果 1,619 件

  • 東日本大震災の被災地における災害危険区域内での復興過程の実態に関する研究

    杉山 和之, 高見沢 実, 野原 卓, 尹 莊植 都市計画論文集 59 (1), 8-16, 2024-04-25

    ...災害危険区域に指定されつつも重要な地域として復興を進めている南三陸町、大船渡市を対象に、主にヒアリング調査と文献調査から区域内の復興にあたり発生した問題と各自治体がとった対応を変遷として整理し、分析した。結果として、被災直後においては移転要望、現地再建の要望等が問題として発生しており、危険区域の指定内容の工夫、独自の補助事業の導入等により対応していた。...

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  • フランスにおけるカキの大量斃死と三陸産種ガキのフランスへの輸出を契機とした,水産学分野における日仏交流

    小池 康之, 小松 輝久 La mer 61 (3-4), 107-127, 2024-03-27

    ...2011 年3 月11 日,三陸沖で大津波が発生し, 養殖施設が壊滅的な被害を受けた。その直後,仏日海洋学会,フランスの牡蠣養殖業者,その他のフランスの団 体から,三陸のカキ養殖業者によるカキ稚貝提供のお礼として,彼らを支援したいと日仏海洋学会に連絡があっ た。これらの団体と日仏海洋学会は,三陸の県水産試験場や県漁協に顕微鏡やプランクトンネットなど,カキの 種苗採集に不可欠な機材を寄贈した。...

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  • 一括型地域交付金が地域運営組織及びコミュニティに果たす役割

    前田 洋介, 池口 明子, 貝沼 良風, 崎田 誠志郎, 穂積 謙吾, 松井 歩, 横山 貴史 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 213-, 2024

    ...</p><p><b>III 研究対象</b></p><p> 陸前高田市は,三陸海岸に面する,人口18,262人(2020年国勢調査),面積231.9㎢の,岩手県南部の自治体である.2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は,同市に甚大な被害を及ぼした.同市の地域運営組織や一括型地域交付金は災害からの復興とも関わりがある....

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  • 神楽の継承と近隣神楽団との関係性に関する研究

    吉野 裕 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 290-, 2024

    ...</p><p></p><p><b>2.法印神楽の団体・神楽師間の交流とその影響</b></p><p><b>事例1 北上町女川法印神楽保存会・本吉法印神楽保存会</b></p><p> 昭和期以降,女川法印神楽保存会は近隣の本吉法印神楽保存会と連携し,南三陸町・石巻市の祭礼で法印神楽を奉納してきた。...

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  • 2011年東日本大震災で起きた津波火災の発生メカニズムについて

    榎本 祐嗣, 山辺 典昭, 杉浦 繁貴, 近藤 斎 自然災害科学 42 (3), 197-212, 2023-11-30

    ...2011東北沖地震発生から数十分たって,三陸沿岸各地を黒い津波が襲い,火災が発生,甚大な火災害にいたった。この火災害に関して,さまざまな調査研究が報告されたものの,津波火災の発生の根本的原因については不分明なままである。そこで本研究は名取市閖上7 丁目および気仙沼市鹿折地区で起きた津波火災の原因解明に資する証言・記録や映像などの情報の時系列を整理し検討を行った。...

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  • 災害公営住宅に関する入居意向の推移及び入居の実態とその変化の要因

    米野 史健 都市計画論文集 58 (3), 1195-1202, 2023-10-25

    ...宮城県南三陸町の意向調査の分析より次のようなことが明らかとなった。1)個々の被災者の意向は調査のたびに変化するものであり、調査と調査の間で30%の世帯の入居意向は変化している。2)小規模な無職の世帯の場合に途中で意向が変化しやすい状況がみられる。</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 志津川湾におけるコクガンの行動圏と環境利用

    嶋田 哲郎, 山田 由美, 杉野目 斉, 澤 祐介, 土方 直哉, 時田 賢一, 佐藤 賢二, 鈴木 卓也, 本多 正樹, 太齋 彰浩, 阿部 拓三 日本鳥学会誌 72 (2), 211-222, 2023-10-24

    <p>志津川湾におけるコクガン<i>Branta bernicla</i>の行動圏と環境利用を解明するため,2019/20年と2020/21年の2越冬期に,コクガンにGPSロガーを装着して追跡を行い,固定カーネル法(95%および50%の行動圏を推定)を用いたコクガンの日中,夜間の行動圏,環境利用を明らかにした.行動圏の面積をみると,コクガン7個体で個体差がみられたものの,日中では95%行動圏で平…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 東北地方太平洋沿岸における歴史津波の評価をめぐって

    蝦名,裕一 第2回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集 138-145, 2023-09-25

    本報告では、東北地方太平洋沿岸で発生した歴史地震津波、特に1454年享徳地震津波と1611年慶長奥州地震津波について、現在における歴史学、地質学、考古学の知見から総合的な評価を試みたものである。現在確認されている史料によれば、近年その存在が確認された享徳地震津波であるが、その規模については史料から明確な情報が得られず、不明とするしかない。慶長奥州地震津波については、これを特定できる津波堆積物が岩…

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 三陸海岸~仙台湾地域の古津波履歴に関する地質学的調査の現状と課題

    菅原,大助, 石澤,尭史 第2回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集 146-149, 2023-09-25

    この論文では、既往文献に基づき、青森県から福島県にかけての太平洋沿岸における津波堆積物の分布と年代を整理した。歴史時代については、1611年慶長奥州地震津波・1454年享徳地震津波・869年貞観地震津波を、先史時代については弥生時代の津波を主な検討対象とした。その上で、津波堆積物を広域で対比し、津波発生源を推定するにあたっての課題を検討した。

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 宮城県気仙沼市沿岸部における2011 年地震および津波から10 年間の海岸植物の消長

    中村 華子 日本緑化工学会誌 49 (1), 95-98, 2023-08-31

    <p>2011年の地震による地盤沈下,津波により海岸線が後退,洗掘され,それとともに多くの砂浜や海岸林,海岸植物群落も消失した。時間の経過とともに地盤高が上昇し,砂礫が堆積してくると,海岸植物の定着,群落の拡大が確認されるとともに種数も増加した。一方,その後同じ立地環境では復旧工事等による人工的な改変をうけて再度,多くの植物群落が消失した。気仙沼市波路上地区における10年間の海岸植物の定着,消失…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 岩手県三陸海岸のウミウの繁殖分布と営巣数

    田部田 勉, 高橋 雅雄 山階鳥類学雑誌 55 (1), 13-21, 2023-06-30

    <p>The breeding distribution and the number of active nests of the Japanese Cormorant <i>Phalacrocorax capillatus</i> were examined throughout the Sanriku coast of Iwate Prefecture during the 2021 …

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 震災復興のディスコース分析

    清宮 徹 組織科学 56 (3), 63-78, 2023-03-20

    ...<p> 本研究は東日本大震災の被災地におけるディスコースを分析し,復興過程におけるアイデンティティの形成・変化がどのように相互扶助や協力関係を推進したか考察する.南三陸町をフィールドとして2013年から5年間の現地調査を実施し,被災地において喪失,感謝,利他的というディスコースが明確化された.これらディスコースの動態的連動がアイデンティティ・ ワークに関係し,その遂行性の視点から復興を推進するプロセス...

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  • ジオパークが構築する2008年岩手・宮城内陸地震アーカイブ

    鈴木 比奈子, 長尾 隼, 原田 拓也, 佐藤 英和 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 193-, 2023

    ...</p><p>【参考文献】</p><p>1)鈴木(2021)過去の自然災害記録に見る災害アーカイブの展望―三陸沿岸の津波災害に関する事例を中心に―,地学雑誌130,177-196.</p><p>2)内山・廣内(2021)災害デジタルアーカイブを活用した災害伝承の場づくり,2021年度日本地理学会秋季学術大会予稿集,P012....

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  • 東北太平洋岸南部・真野川低地における完新世の堆積環境と地殻変動傾向

    丹羽 雄一, 須貝 俊彦 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 36-, 2023

    ...東北地方太平洋沖地震以降には, 東北地方太平洋岸北部(三陸海岸)における沖積層研究に基づいて,完新世における三陸海岸北部の相対的隆起,および中~南部の沈降傾向が(例えば,丹羽ほか,2014; Niwa and Sugai, 2020),海成段丘の判読・編年に基づいて,最近10万年間の隆起傾向が確実に認定できるのは三陸海岸最北部(八戸~久慈)のみであることが(宮内ほか,2013;宮崎・石村,2018)...

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  • 三陸町地域食材を活用した課題解決型学習による地域連携の取り組み

    近堂 知子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 150-, 2023

    ...<p>【目的】南三陸町はホヤの生産量が日本一である。しかし,東日本大震災による原発事故の海洋汚染を疑われ,主たる輸出国であった韓国への輸出が停止し,現在もその状況が続いている。南三陸町歌津中学校では,課題解決型学習として,ホヤの国内消費拡大を目指し,ホヤレシピを考案し地元関係者に提供する「1日レストラン」を開催することになり,本学4年生がそのサポートを行った。...

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  • 原風景と風土の再構築に向けて

    熊谷 圭知 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 76-, 2023

    ...気仙川が作り出した沖積低地の上に市街地が展開し,三陸海岸では珍しい長大な砂浜に連なる松林(高田松原)は,県内外から海水浴客を集める観光地でもあった....

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  • 昭和8年三陸津波後に計画された宮城県の津波対策における海岸堤防の位置づけ

    西脇 千瀬, 奥村 誠, 平野 勝也 土木学会論文集D3(土木計画学) 78 (5), I_327-I_335, 2023

    ...<p>昭和8(1933)年の三陸津波後,国や研究者から複数の津波対策の提案がなされ,宮城県でも高台移転と,防波堤や海岸堤防等の対策が立案されたが,一部の対策だけが実施された.本研究では,宮城県において計画された海岸堤防の設置について,沿岸部では多くの被災地がありながら,設置の対象とされた地域が限定的であったことから,対象となった地域の共通性を分析し,津波による被害状況や高台移転の実施,開発計画,当時...

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  • いのちめぐるまち南三陸

    山下 晋司 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2023 (0), C17-, 2023

    ...本発表では、2011年に起きた東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町の震災復興の過程の事例を検討しながら、レジリエントな社会モデルのあり方を考える。...

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  • [招待講演]微小地震の震源メカニズム解に基づく日本列島内陸部のストレスマップ

    内出 崇彦, 椎名 高裕, 今西 和俊 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 116-, 2023

    ...北上高地では、南部は南北圧縮、北部は東西圧縮となっているが、その境界が三陸海岸におけるリアス海岸の有無によく対応しているように見える。これらの空間的な対応を生み出したメカニズムはまだ不明である。2011年東北地方太平洋沖地震による影響も見積もった。同地震の前後の期間でそれぞれ応力インバージョン解析を行った。...

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  • 地震性混濁流の発生を決めるもの:地震動による表層堆積物再懸濁と堆積物強度強化

    池原 研, 宇佐見 和子, 金松 敏也 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 239-, 2023

    ...三陸沖の下部陸側斜面の平坦面であるmid-slope terraceでは地震性タービダイトの累重が報告されているが、そのタービダイトを形成した地震動は、三陸北部沖では0.6G以上(Ikehara et al., 2023)、三陸中部沖では0.4–0.5G以上(Usami et al., 2019)とされ、地理的な違いがあるように見える。...

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  • 沈み込み帯での熱分解起源のメタンと水素の生成,排出,移動

    鈴木 德行, 小池 恒太郎, 亀田 純, 木村 学 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 243-, 2023

    ...一方,東北日本の阿武隈沖~三陸沖の沈み込み帯はメタンハイドレートの空白域となっており,その他のメタン活動もほとんど認められていない。今回は,海洋プレートの沈み込みに伴って生成する熱分解起源メタン・水素の排出(一次移動)とその後の二次移動に焦点をあて,沈み込み帯の特徴とメタン活動との係わりについて検討する。 ...

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  • 日本海溝北部アウターライズから陸側斜面にかけての反射法地震探査

    中村 恭之, 野 徹雄, 三浦 亮, 藤江 剛, 三浦 誠一, 小平 秀一, 鶴 哲郎, 朴 進午 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 426-, 2023

    ...また、 この海域の陸側斜面海溝軸近傍は明治三陸地震、沈み込む前の太平プレート上は昭和三陸地震の震源・津波波源域とされている。近年の研究からは、沈み込むプレート上の堆積層厚さや折れ曲がり断層の発達様式が日本海溝中部と北部では異なっていることも示唆されている(Nakamura et al. in revision)。...

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  • 自然災害伝承碑データとその分析事例

    研川 英征, 宮下 妙香, 山中 崇希, 森 今日子, 大田 寛之 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 94-, 2023

    ...</p><p></p><p>3.災害毎の地理的分布</p><p>自然災害伝承碑データの災害名に着目しマッピングすると,災害毎にその地理的分布を見ることができる.明治三陸地震,昭和三陸地震及び東日本大震災では太平洋岸の同じ地域で繰り返し災害が発生していること,関東大震災では東京や神奈川だけでなく伊豆半島や房総半島のほか内陸の山梨県や埼玉県まで広域に分布していることが分かる....

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  • 三陸のデジタル人類学

    菅原 裕輝 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2023 (0), C19-, 2023

    ...近年、東日本大震災の被災地である宮城県南三陸地域において、移住者が中心となったオンライン上で様々な活動が行われてきている。本研究の目的は、南三陸の復興に関するオンライン上のグラスルーツな活動について、デジタル人類学の観点から質的かつ量的な側面を捉えたエスノグラフィを書き、南三陸の復興を巡るデジタルパブリックの様態を記述・分析することである。...

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  • 持続可能な養殖漁業と国際エコラベルに関する文化人類学的考察

    内尾 太一 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2023 (0), C18-, 2023

    ...2011年の東日本大震災で被災した宮城県南三陸町において、大津波がもたらした地域の養殖漁業の大転換と、それを後押しした水産エコラベル国際認証制度の働きを、ローカルとグローバルが織りなす災害レジリエンスの現れと捉える。そして震災以降の南三陸町で、従来の漁師的な欲望(誰よりも早く漁に出て、誰よりも多く獲る)を抑制して、何が非競争的で環境保全的な漁業を継続させているのか、その要因をフィールドから探る。...

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  • 2022年トンガ火山性津波における山田湾を対象とした養殖施設の漂流シミュレーション

    鴫原 良典, 田中 健登, 山本 阿子, Anawat SUPPASRI, 高川 智博, 佐々木 大輔, 今村 文彦 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...<p> 2022年トンガ火山性津波によって生じた養殖施設の被害過程を明らかにするため,現地調査により三陸沿岸域での被害実態を把握するとともに,山田湾を対象とした養殖施設の漂流シミュレーションを実施した.山田湾内に来襲した津波は湾内で押し引きを繰り返し,養殖施設はこの流れに付随しながら往復運動していた.また,津波水位と流速の分布から,両者が特に大きくなる箇所や傾向について明らかにした.津波と養殖施設の...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献7件

  • 白亜紀古日本陸弧–海溝系の岩石分布の連続性と前弧堆積盆の広域層序対比

    安藤 寿男 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 320-, 2023

    ...東北日本の前弧の白亜系は北海道以北を除くと散点的にしか陸上露出していないが,東北地方の太平洋沖合 (三陸沖〜鹿島沖) 海底下には,幅数十km以上の範囲にわたって前弧堆積盆の厚い白亜系が南北に連続的に広がっていると推定されている (馬場, 2017)....

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  • レジリエントな社会モデルの構築

    関谷 雄一 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2023 (0), C00_02-, 2023

    ...本分科会では、この研究活動の成果として、宮城県の 南三陸をフィールドに調査を続けてきた山下晋司、内尾 太一そして菅原裕輝が、それぞれのフィールドに向けた 射程に沿って分析してきた内容を報告する。また関谷雄 一は、福島県をフィールドに主として「ふくしま」の人々 による新しい地域づくり注目して分析した内容を報告 する。...

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  • (エントリー)広田湾における2011年東北沖地震津波による津波堆積物の砂粒鉱物組成特徴

    渡邊 聡士, 坂本 泉, 横山 由香 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 345-, 2023

    ...<p>2011年3月11日三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震(Mw.9.0)が発生した.それに伴う津波により,東北地方太平洋沖沿岸域に甚大な被害を受けた.東北地方の湾内浅海域から,この津波による津波堆積物が確認され,岩手県広田湾ではその起源が周辺海岸砂と津波前の海底堆積物にある可能性が推察された(横山他,2021).本発表では,砂粒鉱物組成を用いて津波堆積物の起源を明らかにするため,津波堆積物,...

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  • 三陸町における復興事業に伴う地形改変量の推計

    杉本 賢二 都市防災研究論文集 9 37-41, 2022-11

    ...南三陸町を対象とした推計の結果, 増加量は65.1万㎥, 減少量は25.6万㎥となり, 39.5万㎥が純増であると算出された. これは, 他地域での空港埋め立て事業や露天掘りと比べ改変強度が小さいものの, 面積や変化量が大きいことから, 広範で大規模な人為的地形改変が行われたといえる....

    DOI 機関リポジトリ

  • 尾瀬ヶ原湿原で採集されたミジンコ属(Daphnia)について

    占部 城太郎, 大槻 朝, 牧野 渡, 福原 晴夫 低温科学 80 403-408, 2022-03-31

    ...された.この配列をさまざまなDaphnia種と比較したところ,D. dentiferaの塩基配列に最も近いことがわかった.さらに,近隣地域で採集された個体との分子系統関係を調べたところ,近隣の栃木や福島の池沼で採集されたD. dentifera個体とクレードを形成した.この結果から,尾瀬ヶ原で採集された個体はD. dentiferaであり,尾瀬を含む南東北のD. dentifera個体群と北東北や三陸...

    DOI HANDLE Web Site

  • ゲーミフィケーションを考慮したスタディツーリズム支援システムの提案

    山田, 雄大, 佐々木, 淳 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 925-926, 2022-02-17

    ...本研究では,東日本大震災の復興をめざし,北岩手・三陸地域の魅力発信による観光客数の増加を期すため,休日だけでなく平日にも旅行ができるスタディツーリズム(学びを含む観光)に着目し,それを支援するためのシステムを開発した.システム設計においては,文献調査やフィールド調査を行い,学習項目として, 震災, 歴史文化,産業,自然環境,食文化のテーマを設定した.また,システムの継続利用を促すため,ゲーミフィケーション...

    情報処理学会

  • 小学校児童の自然遊びの現状と経験と短期宿泊型野外体験が環境意識の変化に及ぼす効果

    遠藤 秀平, 山本 清龍 日本森林学会誌 104 (1), 10-17, 2022-02-01

    <p>本研究では,小学校児童(以降,児童)の遊びの現状,経験と短期宿泊型野外体験が児童の環境意識の変化に及ぼす効果を明らかにすること,それらの関係性,因果関係に着目した上で短期宿泊型の野外体験の効果的な推進にむけた可能性と課題を考察すること,の2点を目的とした。研究方法としては,野外体験の実施直前,直後,実施から1カ月後の計3回にわたり一斉配布回収式アンケート調査を行い,環境意識の変化の把握を行…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 昭和 8 年三陸津波後の津波対策予算化の影響要因

    西脇 千瀬, 奥村 誠, 平野 勝也 土木学会論文集D3(土木計画学) 77 (5), I_359-I_373, 2022

    ...<p>昭和 8(1933)年の三陸津波後,国や研究者から現代の考え方と共通するような,複数の対策を組み合わせた総合的な津波対策の提案がなされた.そのうち最も推奨された住宅の高台移転は,被災後間もなく多くの地域で実施されたのに対して,その他の対策は予算化までに時間がかかり,限定的な実施にとどまった.本研究では,地元新聞記事,宮城県及び国の公文書等を用いて,高台移転とそれ以外の対策が予算化される経緯を追...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • [13] みんなでつくる みんなでつかう 災害アーカイブ:資料の収集・活用・運用

    荒川 宏, 小山 真紀, 伊藤 三枝子, 平岡 祐子, 中村 貫志, 柴山 明寛, 井上 透, 千葉 久美子 デジタルアーカイブ学会誌 6 (s2), s56-s57, 2022

    <p>災害アーカイブは、データの蓄積と活用が期待される機能・役割であり、それを実現するための継続的な運用が重要となる。しかしながら、データの蓄積についてはできていても、活用が難しかったり、サービスの継続が難しいなどの課題がある。そこで著者らは、どうすればデータの蓄積、活用、運用を継続的に実施できるか、に着目した実践研究を続けてきている。これまで、データの蓄積と活用として、地域の防災ワークショップ…

    DOI 研究データあり 参考文献1件

  • 道東沖における2021年夏から秋の流動場・水塊構造の特異性と赤潮との関係

    東 博紀, 中田 聡史 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_823-I_828, 2022

    ...<p> 2021年秋に発生した道東沖の大規模赤潮の原因究明に向けて,本研究では夏から秋の物理環境に着目し,クラスター解析と数値トレーサ実験を通じて,過去21年間における2021年の流動場の特異性と赤潮との関連性を議論した.クラスター解析より,2021年の海面高度は,2012年と類似性があるものの,三陸沖の発達した暖水渦に特異性が検出された.数値トレーサ実験では,この暖水渦が道東沖まで強く張り出したことで...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 白老における津波に関するアイヌ民族の口承:17世紀の巨大津波の解明に向けて

    シン ウォンジ, 八幡 巴絵 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 139-, 2022

    ...の起源に関するいくつか口承においては,共通して巨大津波による集落全滅の内容が含まれており,津波の生存者とその後の移住者に関する具体的な情報を提示する伝承もある.それによると,津波の後,日高地方からウトカンベツ川に移住したのは1620年のことであり,17世紀に白老周辺を襲った巨大津波の波源は1611年の慶長三陸地震である可能性が高い....

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  • 高橋脚,長支間を有するPC箱桁橋の張出し施工─思惟花笑み大橋─

    リニャン カルロス, 松永 英哲, 浦野 真次, 宮田 佳和 コンクリート工学 60 (6), 533-538, 2022

    ...2011年3月11日の東日本大震災により大きな被害を受けた三陸沿岸地域の仙台~八戸間を縦貫する復興道路(延長359 km)にある橋梁であり,現在,国道45号線で供用中の思惟大橋(鋼製アーチ橋)に平行して建設された。建設地点は急峻なV字型の谷間であり,高橋脚・長径間を有するPCラーメン構造が採用され,移動作業車を用いた張出し架設工法による施工を行った。...

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  • 東日本大震災の復興とフードツーリズムの観光資源

    高田 剛司 日本観光研究学会全国大会学術論文集 37 (0), 351-354, 2022

    ...三陸沿岸域の特徴を踏まえると、この地ならではのフードツーリズムを展開するにあたって、①リアス式海岸としてのアピール、②食の生産・提供に関する移住者等の活動への着目、③関係人口であるボランティア経験者への働きかけといった視点を持つことが重要である。...

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  • 津波による底泥の輸送に関する水理実験と数値計算による検討

    神保 壮平, 山中 悠資, 下園 武範 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_181-I_186, 2022

    ...<p> 2011年に発生した東北地方太平洋沖地震津波は,三陸海岸などの一部地域にて底泥を大量に巻き込んで堤内地に氾濫し,人的・物的被害を増幅させた可能性が指摘されている.しかし,黒い津波と通称されるこの現象の特性や発生メカニズムに関する検討は未だ不十分である.本研究では水槽実験と数値計算に基づき黒い津波の基礎的な知見を得ることを目的として研究を行った.水槽実験では水面下にシルトからなる泥を敷いた状態...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 白亜紀古日本陸弧−海溝系の連続性と前弧堆積盆の地質分布からみた関東地域の位置付け

    安藤 寿男 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 1-, 2022

    ...</p><p> 一方,三陸沖から鹿島沖にかけての東北日本の太平洋海底下の白亜系〜古第三系は,基礎物理探査や基礎試錐によって広域に厚く分布することが判明している.公表されたものは多くないが,馬場(2017)では,日高沖〜棚倉構造線南方延長域にいたる前弧域で,白亜系〜古第三系暁新統(Cr),始新統〜漸新統下部(P2),漸新統上部〜中新統下部(P1)の震探層序ユニットが識別され,三陸沖堆積盆ではP2,P1...

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  • 下部三畳系大沢層の堆積場と酸化還元環境の復元:頻発する洪水流がもたらす沿岸域の貧酸素化メカニズム

    石㟢 美乃, 椎野 勇太 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 382-, 2022

    ...下部三畳系大沢層は,岩相と産出する化石に基づいて堆積場が貧酸素環境であったことが知られており,前期三畳紀の生物の適応環境を考えるのに適している.しかしその堆積環境は,外側陸棚から深い海底扇状地まで多様な解釈がなされ,いまだ共通見解に至っていない(例えばKawakami and Kawamura 2002).そこで本研究は,前期三畳紀に認められる生物の適応放散様式を理解することを目指して,宮城県本吉郡南三陸町歌津舘崎地域...

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  • 再帰ロジットを援用した復興都市計画のパレートフロンティア分析

    増田 慧樹, 羽藤 英二, 小関 玲奈, 飯塚 卓哉 交通工学論文集 8 (1), 11-20, 2022-01-01

    ...<p>次の災害に備えるにあたり,過去の復興都市計画の定量評価が重要である.その際,空間整備コストと避難完了人数のトレードオフを考慮する必要がある.本研究では,道路整備コストを最小化し避難完了人数を最大化するネットワークの容量構成パターンを求める,避難ネットワークデザイン問題を定式化する.また定式化において,避難スケジューリングの再現に適した再帰ロジットモデルを用いる.これを三陸沿岸に適用し,実際の人口分布...

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  • 宮城県のギンザケ養殖業経営体における経営の存続

    穂積 謙吾 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 156-, 2022

    ...</b><b>はじめに</b> 水産物の安定供給に向けて期待が寄せられている養殖業は,1990年代後半より停滞傾向にある.産業の全体的な動向を理解するうえでは個別主体への注目が重要であるが(大呂 2014),養殖経営の変化やその背景にある取組みを通時的に明らかにした研究は少ない.そこで本研究では,宮城県(南三陸町・石巻市・女川町)のギンザケ養殖を事例に,養殖業経営体の生産・出荷の取組みに注目しながら...

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  • 海洋環境に根ざした三陸の漁業と水産資源

    後藤 友明 日本食生活学会誌 32 (4), 155-162, 2022

    <p> Sanriku is one of the most active fishing regions exploiting various fish living in warm and cold waters because of its location consisting of rias coast facing the Kuroshio-Oyashio transition …

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 被災者の生活と健康への影響からみた効果的な薬物療法のケア

    今井 芳枝 看護薬理学カンファレンス 2022.2 (0), S2-2-, 2022

    ...<p>東日本大震災では、日本の観測史上最大のマグニチュード 9.0 の地震が三陸沖で発生し、その後の大津波は東北から関東の太平洋沿岸地域に壊滅的な被 害を与え、3 万人近い死者・行方不明者を出した。...

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  • 日本海溝海側斜面における間隙水の同位体組成と流体循環

    鹿児島 渉悟, 朴 進午, 山野 誠, 佐野 有司 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 68-, 2022

    ...本研究では、日本海溝海側斜面における流体の起源・循環およびその時間変動を調査するため、2020年から2022年にかけて白鳳丸航海を通じて三陸沖海域の断層近傍で堆積物・海水試料を採取した。本発表では、得られた同位体データを基にして日本海溝海側における流体の起源と循環について議論する。</p>...

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  • 凝灰岩のアパタイト微量元素組成の層序学的・文化地質学的研究への利用

    髙嶋 礼詩 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 104-, 2022

    ...西南日本の南海トラフで掘削された深海コア(DSDP Site 297, ODP Site 808c,IODP Site C0011, 0012)には中新世中期の年代を示す区間,東北地方三陸沖の深海コア(ODP Site 1150, 1151)には中新世後期の区間に多くの火山灰層が挟まる.現在,Site 297およびSite 808cからは熊野カルデラ由来の火山灰層がアパタイト微量元素組成により発見することができたが...

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  • <sub>奈良大仏建立に使われた鉱物資源とジオパーク</sub>

    佃 栄吉 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 224-, 2022

    ...ちなみに涌谷町の北東にある三陸ジオパークに属する宮城県気仙沼市北部の鹿折金山で1904年に重さ2.25㎏、含有率 83%の「モンスターゴールド」が発見され、同年開催の米国セントルイス万国博覧会に出品され、青銅メダルを受賞している。...

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  • 三陸女川湾における水系分布とその季節変動,特に河川系水について

    五味 泰史, 高橋 大介, 遠藤 宜成 海の研究 30 (6), 277-293, 2021-12-15

    ...<p>三陸女川湾において,2000 年4 月から2017 年2 月の間に実施されたモニタリング調査により得られたデータを用いて,水系分布とその季節変動について調べた。本研究では,女川湾の海水をHanawa and Mitsudera(1987)で定義された6 つの水系および沿岸水(岸近くには存在するが,その沖合には存在しない海水)のいずれかに分類した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献28件

  • 東日本大震災の被災地における商業店舗の再建動向に関する研究

    伊藤 みのり, 苅谷 智大, 姥浦 道生 都市計画論文集 56 (3), 1429-1435, 2021-10-25

    ...宮城県石巻市、女川町、南三陸町を対象に調査を行った結果、また、石巻市街地部で移転再建した店舗へのアンケート・ヒアリング調査結果から、移転再建した店舗の数は、そのエリアの被害が大きくなるほど増すこと、移転に際しては選択肢の少ない中で早急かつ費用負担の少ない方法での移転再開を望んでいたこと、震災前から抱える営業面での課題解決をも目的としていることが明らかになった。...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献2件

  • 明治期における棄児・幼弱者たちの処遇と救済の実態

    大杉, 由香 環境創造 27 53-86, 2021-03-22

    ...それ故に近代日本ではキリスト教系団体を中心に私的な施設福祉が孤児院をはじめ、児童救済を軸に展開され始めたが、そこには明治三陸海嘯等の災害、経済不況、日露戦争等が影響していた。ただ施設福祉の多くは大都市近辺に集中する傾向があったため、そのことで遺児等は出身地からこれらの地域へと移動を余儀なくされることとなった。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 鉄道マニア向け情報発信・共有システムの開発と評価

    本田, 蒼, 佐々木, 淳 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 327-328, 2021-03-04

    ...近年,地方鉄道では,道路交通網の発達や沿線地域の人口減少,さらにコロナ禍の影響により利用者が激減している.本研究では,地方鉄道の利用者増加を目的とし,鉄道マニアに着目し,地方鉄道の魅力を鉄道マニアから全国に発信するシステムの実現を目指している.今回は,岩手県の三陸鉄道をフィールドとし,スマートフォン利用者を対象とした情報発信・共有システムの開発を行った.本システムでは,三陸鉄道乗客が三陸鉄道の各駅や...

    情報処理学会

  • 震災復興過程における防災--東日本大震災三陸津波被災地を中心に

    室井, 研二 地域創生学研究 (4) 1-27, 2021-03

    東日本大震災後の防災対策の指針では避難対策、土地利用規制、構造物対策を組み合わせた「総合的防災」の理念が掲げられた。しかし実際には各々の防災間には齟齬が生じ、特に避難対策のためのローカルな条件整備が軽視される傾向がみられた。以上の分析を踏まえ、本来の意味でのレジリエンス向上のためには「総合的防災」の理念をローカルでボトムアップの視点から捉え直す必要性を主張した。

    機関リポジトリ

  • オオタカ人工代替巣設置の考え方と繁殖利用の経緯 ―岩手県沿岸部の事例―

    石原 隆史, 小坂 秀樹, 林 直也, 佐野峯 勉, 髙田 雪風, 由井 正敏 応用生態工学 23 (2), 331-340, 2021-02-28

    <p>本報告は東日本大震災の復興道路建設に伴う自主的な環境影響評価により,対象事業実施区域内にオオタカの営巣が確認され,人工巣による営巣地の誘導が保全措置として実施されたため,人工巣の検討・実施の経緯を詳しく紹介し,今後のオオタカの保全措置の参考となることを目指したものである.当初の人工巣は,対象事業実施区域から可能な限り遠方に設置して誘導を試みたが,設置から 2 …

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 陸前高田市広田湾から確認された浅海域の津波堆積物の堆積学的特徴と分布

    横山 由香, 坂本 泉, 髙清水 康博, 清水 賀之 堆積学研究 79 (2), 47-69, 2021-02-16

    ...<p>三陸海岸南部に位置する広田湾底で実施した音波探査,コア試料採取,および試料分析から2011年津波とA.D. 869年貞観津波による堆積物を同定し,それらの空間分布と堆積学的特徴を明らかにした.広田湾底堆積物は,上位から砂層および泥層で構成され,両者は明瞭な不連続面で区分され,上位の砂層が2011年津波堆積物と同定された.その結果,2011年津波堆積物は,(1)下位層と明瞭な侵食面で区分される,...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献29件

  • 漁業集落に生きる婦人会メンバーによる行動力とその源泉

    坂口 奈央 社会学研究 105 (0), 33-60, 2021-02-15

    ...三陸沿岸の漁業集落の特徴を念頭に、主たる漁業形態という外部環境と彼女たちの日常は密接に連動し、生計維持のためには女性同士の共助が必要不可欠だった。こうした背景から、現在も婦人会活動が活発に行われていたのである。</p>...

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  • 浜で生きる、地域に生きる

    吉野 馨子 社会学研究 105 (0), 1-31, 2021-02-15

    <p> 浜/地域で生きることについて、宮城県雄勝町A浜での暮らしのなりたちとその変化から考えた。漁場は豊かながら港に恵まれなかったA浜では、磯での小漁からの漁獲物の加工・行商と、船員になることが主要な現金稼得手段となった。その傍ら食料確保のための農業生産も活発で、塩害に強い作物の模索から特産品もうまれた。山からは薪、建材、船材が利用され生業は複合的であった。浜での暮らしの生命線である磯の管理と船…

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  • 災害デジタルアーカイブを活用した災害伝承の場づくり

    内山 琴絵, 廣内 大助 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 95-, 2021

    ...</p><p>鈴木比奈子(2021)過去の自然災害記録に見る災害アーカイブの展望——三陸沿岸の津波災害に関する事例を中心に. 地学雑誌130-2: 177-196.</p><p>田村俊和・岩船昌起(2021)ローカルな災害記録——そこに書き残されていること,書き残しておきたいこと. 地学雑誌130-2: 153-176.</p>...

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  • 津波は引き波も怖い:JAEA東海再処理施設の津波対策の改善

    石渡 明 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 173-, 2021

    ...宮城県気仙沼市の浸水高は大川沿いで最高6.98m、鹿折川沿いで最高9.17mだったが(同書)、その記録DVDを見ると、押し波と引き波はどちらも10km/h程度の速さだったように見え、南三陸町志津川の津波(最高浸水高17.51m(同書))はそれより速かったように見える(東北放送, 2011「東日本大震災の記録~3.11宮城~」)。...

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  • 漁礁ブロックを用いた藻場再生の取組み

    北辻 政文 農業農村工学会誌 89 (11), 861-864,a2, 2021

    ...<p>東北地方の太平洋岸(三陸)は,世界三大漁場に数えられるほどの豊かな漁業資源を有しているが,近年,海藻がなくなる「磯やけ」が発生し,漁業関係者は浅場生態系の環境変化と漁獲高への影響を危惧している。...

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  • 海洋堆積物に残存する環境DNAを用いた魚類相把握の試み

    白垣 友寛, 井上 拓, 福田 秀樹, 潮 雅之, 日下 美樹, 岡野 孝哉, 高巣 裕之 水環境学会誌 44 (4), 79-84, 2021

    ...この結果は, 三陸沿岸域で行われた目視あるいは曳網による先行研究の観測結果と整合的であった。このことは, 本研究において得られた結果が, 震災後の魚類相の変遷過程を復元している可能性を裏付けるとともに, 環境DNAによる魚類相のメタバーコーディング解析を海洋堆積物試料に適用できる可能性を支持するものであると考えられる。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • 三陸地域の津波被災遺構―解体と保存の10年

    高木 秀雄 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 086-, 2021

    ...<p><b>目的</b>:2011年3月11日の東日本大震災から10年が経過した.本発表では,筆者が取材した経験のある三陸ジオパークおよび南三陸地域の津波被災遺構について,解体と保存の経緯を振り返るとともに,改めてそれらの重要性を指摘したい....

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  • 島弧会合部,天草地域の始新世~中新世テクトニクス

    牛丸 健太郎, 山路 敦 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 090-, 2021

    ...中期中新世に広く島弧直交方向の伸張場にあった可能性がある.また,火成活動時の天草は琉球弧に属していたという示唆があるが(山元, 1991),当時の天草の応力は西南日本と同一である(Ushimaru & Yamaji, in prep.).つまり,中新世までの天草は,琉球弧北端ではなく,西南日本西端として考えた方が良さそうである.天草の褶曲は,設楽地域の漸新世のナップ形成(長谷川ほか, 2019)や三陸沖...

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  • 岩手県の沿岸地域における復旧・復興の取組み

    佐々木 毅 農業農村工学会誌 89 (7), 485-488,a1, 2021

    ...<p>平成23年3月11日に発生した三陸沖を震源とする地震により,岩手県沿岸部で最大震度6弱,県内全域で震度4以上を観測するとともに,地震により発生した津波は,沿岸市町村に壊滅的な被害をもたらした。発災から10年の歳月が経過し,未曽有の被害を受けた本県の農地および農業用施設の復旧工事は無事完了し,各地で営農が再開され,農村地域の活気が戻りつつある。...

    DOI

  • 大川小津波訴訟判決の意義

    村山 良之, 小田 隆史 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 59-, 2021

    ...1933年昭和三陸津波もここには到達せず,1960年チリ地震津波についても不明と,この地図には記されている。しかし,想定地震よりもはるかに大規模な東北地方太平洋沖地震による津波は,大川小校舎2階の屋根に達し,釜谷を壊滅させた。...

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  • レジリエンス概念を導入した災害地理学の展開

    矢ケ﨑 太洋 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 75-, 2021

    ...筆者は,災害研究におけるレジリエンスの概念を紹介しつつ,それを東日本大震災の事例に適用することで,三陸沿岸地域と津波災害との関係性を論じてきた。レジリエンスは自然災害と地域社会との時系列的な関係性を扱う動態的な概念であり,災害リスク論や防災教育と統合することで,災害地理学の体系化に貢献できると考える。...

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  • 津波により高所移転した集落の「低地居住」要因の検証

    熊谷 誠, 南 正昭 季刊地理学 73 (2), 77-93, 2021

    ...<p>釜石市唐丹町本郷は,三陸の津波常襲地にあって,昭和三陸津波後の高所移転集落として知られる。かつて山口弥一郎は,元の集落位置へ戻る「原地復帰」への懸念を指摘したが,「原地」には防潮堤建設等により居住はできなくなっていた。一方で,昭和津波浸水域を含む「低地」への居住が拡大していた。東日本大震災では,高所移転地では浸水被害を免れた一方で,「低地」は壊滅的な被害を受けた。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 被引用文献4件

  • 石灰質ナノ化石群集に基づく北西太平洋海域の前期更新世表層海水温の復元

    桑野 太輔, 亀尾 浩司, 久保田 好美, 宇都宮 正志, 万徳 佳菜子, 岡田 誠 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 096-, 2021

    ...., 2015).特に,房総半島から三陸沖に位置する黒潮と親潮の境界付近では,表層海水温が大きく変化するため (Locarnini et al., 2013),地質記録からこれらを復元することで,過去の黒潮・親潮の変動を理解することが可能である.これまで,北西太平洋海域では,多くの古海洋学的な研究が進められてきたが(e.g., Yamamoto et al., 2005; Sagawa et al....

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  • 高温低酸素気流によるそば粉の加熱殺菌

    森川 卓哉, 伊藤 綾香, 三浦 靖 日本食品保蔵科学会誌 47 (1), 27-35, 2021

    <p> We investigated a heat sterilization method for powdered foods such as buckwheat (soba) flour and used a low-oxygen gas heat sterilizer to extend the quality retention period of raw buckwheat …

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 三陸鉄道旧山田線区間における沿線住民のマイレール意識に関する研究

    濱本 徹, 屋井 鉄雄 土木学会論文集D3(土木計画学) 76 (5), I_1331-I_1339, 2021

    ...<p>東日本大震災により運休したJR山田線の宮古~釜石の区間は2019年3月に三陸鉄道に移管された上で復旧した.しかし今後も2019年10月の台風19号のように災害に襲われる可能性があり,さらに沿線人口が減少する中で鉄路を維持するためには三陸鉄道や自治体の努力だけでなく沿線住民がマイレール意識を持ち,鉄道を支える必要がある.そこで本研究ではまず三陸鉄道の将来の経営状況の推定,三陸鉄道に関する報道の分析...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 三陸海岸における後期更新世から完新世の地殻変動の再検討

    丹羽 雄一, 石村 大輔 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 28-, 2021

    ...本発表では,発表者らが2011年地震以降に三陸海岸で実施した地形・地質研究を中心に紹介し,三陸海岸の新たな地殻変動像を述べる。</p><p></p><p>文献:池田ほか(2012) 地質学雑誌,118,294-312. Kato (1983) Tectonophysics, 97, 183-200. Ozawa et al. (2011) Nature, 475, 373-377.</p>...

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  • 東北近海におけるマサバ漁場形成と水温変動の関係

    奥西 武, 横内 克巳, 長谷川 大介, 田中 雄大, 瀬藤 聡, 由上 龍嗣, 黒田 寛, 渡邉 一功, 髙須賀 明典 水産海洋研究 84 (4), 271-284, 2020-11-15

    ...(高)水温になり,この影響を受けて春季から秋季にかけて三陸における漁場は相対的に南部(北部)に形成される.この結果は,漁期が開始されるまでの海洋条件がマサバの主要漁場海域を予測するよい指標となることを示している....

    DOI

  • 東北近海におけるマサバ漁場形成と水温変動の関係

    奥西, 武, 横内, 克巳, 長谷川, 大介, 田中, 雄大, 瀬藤, 聡, 由上, 龍嗣, 黒田, 寛, 渡邉, 一功, 高須賀, 明典 水産海洋研究 84 (4), 271-284, 2020-11

    ...例えば,春季に親潮前線が南偏(北偏)した場合,春季の三陸南部は低(高)水温になり,この影響を受けて春季から秋季にかけて三陸における漁場は相対的に南部(北部)に形成される。この結果は,漁期が開始されるまでの海洋条件がマサバの主要漁場海域を予測するよい指標となることを示している。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 三陸の漁師に生じたエラコ皮膚炎を伴う納豆による遅発性アナフィラキシーの1例

    花田 美穂, 中川 倫代, 濱端 明美, 三宅 裕志, 天野 博雄 日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌 3 (3), 443-450, 2020-10-30

    ...<p> 42歳男, 三陸の漁師。2014年エラコの巣に腕を接触し, 以降, エラコを扱うと顔, 上肢に掻痒を伴う皮疹が生じた。2015年, 2016年に, 全身の蕁麻疹, 嘔気, 呼吸苦, 意識レベル低下を伴う原因不明のアナフィラキシー (An) を生じ, 精査目的に当科を受診した。帰宅後, 納豆を自己判断で摂食し11時間後にAnが出現した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 国立公園化による地域環境ガバナンスの変遷

    吉川, 紀愛, 山本, 信次, 高田, 乃倫予 岩手大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Iwate University Forests (51) 1-13, 2020-06

    ...本研究では,三陸復興国立公園種差海岸区域を対象に,かつて形成されていた「国の名勝」という保護制度を軸とした地域環境ガバナンスが国立公園化という制度的な変化に伴いどう変化したかを2010年時と2018年時の管理の実態を現場レベルの管理行為と意思決定システムの変遷の両面から明らかにし比較した。現場レベルの管理行為はその実質的な担い手に変化はなかったが行政機関による委託業務が増加していた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 遺伝的適地適木を目指した宮城県産スギ精英樹と在来系統の地域性評価

    小沼 拓矢, 内山 憲太郎, 河部 恭子, 陶山 佳久 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 454-, 2020-05-25

    ...</p><p> 本研究では、全国の天然スギ20集団151個体を比較対象として、1)宮城県林業技術総合センターの宮城県産スギ精英樹クローン36個体と、2)宮城県南三陸町の古い植栽社寺林や造林地7集団51個体をそれぞれ集団遺伝学的に解析し、地域系統を判定した。分析方法には、次世代シーケンサーを用いたゲノム縮約解析であるMIG-seq法を用いた。...

    DOI

  • 三陸沿岸におけるタヌキメバル<i>Sebastes zonatus</i> の年齢,成長および成熟特性

    後藤 友明, 髙梨 愛梨 水産海洋研究 84 (2), 100-109, 2020-05-25

    <p>2008年から2018年に岩手県南部沖で行った底延縄調査で採集された1,485個体(標準体長78–359 mm)に基づいて,タヌキメバルの年齢,体長–体重関係,年齢–体長関係を推定した.体長–体重関係は,雌雄で異なるアロメトリー式で表された.耳石薄片の観察から耳石縁辺の輪紋形成周期を推定したところ,不透明帯は5–10月にかけて年1回形成されることが示された.得られたタヌキメバルの年齢は1–…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 児童館で実施される小学生向け防災教育の概念化の試み

    佐藤 公治, 木村 玲欧, 幾島 浩恵, 澤野 次郎, 宮崎 賢哉, 小野 裕子, 橋本 雄太 地域安全学会論文集 36 (0), 91-100, 2020-03-27

    <p>This study categorized the disaster management education programs at the children's center in Kamitonda Town, Wakayama Prefecture, developed a model based on analyses, and suggested a …

    DOI Web Site

  • 仙台湾におけるマガレイの資源量推定

    岡村, 悠梨子, 鈴木, 貢治 宮城県水産研究報告 (20) 1-7, 2020-03

    ...原発事故の影響で常磐海域では試験操業が続いている一方で,宮城県の漁船稼働隻数は震災前と同程度まで復旧しており,今後は三陸南部海域から常磐海域を合わせて資源に対する漁獲の影響を調べる必要がある。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 三陸鉄道利用者のための旅行計画作成支援システム

    下屋敷, 敬祐, 佐々木, 淳 第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 653-654, 2020-02-20

    ...岩手県の地方鉄道である三陸鉄道は,平成31年3月に久慈駅-盛駅間が全線開通し,乗客数が増加傾向である.今後は,さらに多くの観光客を三陸沿岸地域の観光スポットに誘引することが期待されている.本研究では,三陸沿岸地域の観光スポットに対して,知名度,訪問経験・希望の観点からアンケート調査を行った.次に,アンケートの分析結果から,各観光スポットに対する「魅力度」を算出する方法と,個人観光旅行者の要望に合わせた...

    情報処理学会

  • ITを活用した感謝フィードバックによる資源循環促進の検証

    日室, 聡仁, 笹鹿, 祐司, 江島, 直也, 福井, 知宏, 河又, 恒久, 後藤, 晶 第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 227-228, 2020-02-20

    ...宮城県南三陸町では資源循環の一環として地域の生ごみをバイオガス施設で電気や液肥に変換し地域内で再利用している。昨年度、我々は資源循環をより活発化し環境問題に貢献することを目的に「生ごみの回収量および生ごみの分別精度の向上」を課題に設定し、感謝フィードバックによって課題が解決できるのかを検証、課題を解決できる可能性があることを確認した。...

    情報処理学会

  • 住家への津波被害を免れた人々における東日本大震災からの「復興」

    山﨑 真帆 日本災害復興学会論文集 15 (0), 179-191, 2020

    ...具体的には、東日本大震災による代表的な被災自治体である宮城県本吉郡南三陸町において、住家に津波被害を受けていない人々に着目し、彼らが、同町において復興事業が展開される過程をどのように経験してきたのか、あるいは、彼らにとって、「復興」はいったいどのようなものであったのか、といった点について明らかにしていく。...

    DOI

  • 明治三陸津波・昭和三陸津波後の高台移転

    岡村 健太郎 日本災害復興学会論文集 15 (0), 139-150, 2020

    ...本研究では、明治三陸津波および昭和三陸津波後における各種報告書における用語を分析することで、明治三陸津波後においては「復旧」に類する様々な用語が昭和三陸津波後においては「復旧」に統一されたこと、また明治三陸津波後における「善後」から昭和三陸津波後における「復興」へ移行したことを確認した。...

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  • 復興過程における「被災者」の自己認識に関する一考察

    山﨑 真帆 日本災害復興学会論文集 16 (0), 24-36, 2020

    ...最後に、代表的な津波被災自治体である宮城県本吉郡南三陸町における住民の語りから、「被災の中心」にあるような人々が、町の復興という観点において「周辺」化していくダイナミクスの把握を試みた。...

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  • 地域活動の継続に関する個人及びグループ要因からの検討

    野﨑 瑞樹, 伊波 和恵, 萩原 裕子, 本間 萌, 野村 豊子 日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要 34 (0), 19-28, 2020

    本研究は、アメリカの大学でサービス・ラーニングに従事するコーディネーターへのインタビュー記録をデータとして検討したものである。コーディネーターによる学生指導への関与を明らかにするために、コーディネーターによるリフレクションとトレーニングにおいて、どのような手法を用いているか、何に重きを置いているかについて 8 …

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  • 東日本大震災の被災地における祭礼文化の継承と現況

    吉野 裕 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 172-, 2020

    ...東日本大震災前、両団体は南三陸町・石巻市内の16カ所で法印神楽を奉納しており、その活動範囲は東西・南北ともに約20kmの広域に及んだ。だが、被災後は6カ所で①高齢化と人口流出による過疎化の影響で人手が不足し、祭礼の準備すらままならない、②地域経済が疲弊し、住民たちが祭典費用を捻出できない状態が続いており、法印神楽の奉納を中止している。...

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  • Google Earth Projectを活用した高大連携の地形学習の教材開発

    熊原 康博, 番匠谷 省吾, 岩佐 佳哉 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 51-, 2020

    ...カルデラ</b>(阿蘇山,箱根山,姶良カルデラなど);<b>穿入蛇行と環流丘陵</b><sup>*</sup>(日高川,大井川);<b>先行谷</b><sup>*</sup>(吉野川,最上川など);<b>裾礁</b>(池間島,石垣島);<b>堡礁</b>(ボラボラ島など);<b>環礁</b>(モルディブ);<b>隆起環礁</b>(南大東島);<b>卓礁</b>(沖ノ鳥島);<b>リアス海岸</b>(三陸海岸志摩半島...

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  • 子どもたちは震災をどのように乗り越え、生きて来たのか

    佐藤 公治, 木村 玲欧, 大友 章司, 伊藤 大輔, 吉田 堅一, 江崎 健治, 高瀬 杏, 小笠原 卓哉 災害情報 18 (2), 199-209, 2020

    <p>本研究は、NHK神戸放送局が実施した量的ランダム社会調査の結果を分析した。実施時期は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から25年を迎えた2019年11月である。調査対象者は、大きな心理的影響を被っていると想像される震災当時に小・中学生であった子どもである。調査は、震災からの25年間が、子どもたちの心理状況や成長にどのような影響を与えたのかを明らかにすることを目的とし、内容は、…

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  • 地域鉄道のアトラクション化

    安 ウンビョル 観光学評論 8 (1), 15-26, 2020

    ...最後に、このような列車を含むその観光への取り組みがメディアを介してより広い範囲での観客からまなざしが向けられる側面について、三陸鉄道と『あまちゃん』を事例にして考察する。情報メディアが遍在する環境の中で地域鉄道のアトラクション化は、また、このように自己の衰退に言及することによって成立する観光には、現代社会の諸現象に通底する再帰性の特徴を見つけることができる。...

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  • 2002年地震本部の見解に信頼性はあったのか

    吉田 至孝 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (3), 153-157, 2020

    ...<p> 刑事裁判において,三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価が,東京電力福島第一原発を襲った東北地方太平洋沖地震津波を予見できたかが争われ,東京地方裁判所は無罪の判決を言い渡した。裁判官は,地震本部の長期評価は具体的な根拠を示さず,そのため専門家,実務家,内閣府によって疑問が示され,客観的に信頼性,具体性があったと認めるには合理的な疑いが残るとした。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • サービス・ラーニングコーディネーターの リフレクションとトレーニングへの 関与に関する事例研究

    馬場 洸志 日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要 34 (0), 29-42, 2020

    ...三陸地域で長年回想法を用いた活動をしているグループの研修・実践時に質問紙調査及びグループインタビュー調査を行った。質問紙はコミュニティ感覚、世代間交流意識、各世代との交流頻度、回想法実践に関する項目、実践の自己評価について分析した。メンバーは70歳代で約40年この地域に居住していた。年齢とコミュニティ感覚、居住年数と世代間交流意識の相関が高く、まち・地域に対する意識が高かった。...

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  • ダークツーリズムに関する日本語書籍にみる自然災害被災地の扱い

    松岡 農 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 122-, 2020

    ...</p><p></p><p>3.ダークツーリズムの対象</p><p></p><p> 調査の結果,書籍8誌はいずれも誌面の80%を人為的由来の場所に割き,うち4誌は自然由来の場所を扱っていないことが明らかになった(図1).人為的由来の場所では,「戦争・虐殺」が4誌で半数以上を占めた一方で「差別・人権」や「公害」も一定の割合を占めた.自然由来の具体的な場所としては,三宅島や三陸海岸北部,バンダアチェ(インドネシア...

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  • 復興事業下での津波後に再生した湿生植物の保全対策

    神宮字 寛, 金子 是久, 朱宮 丈晴, 亀山 章 農業農村工学会誌 88 (2), 119-122,a1, 2020

    ...筆者らは,農地・道路の復旧事業により消失する恐れのあった宮城県南三陸町の湿生植物群落の土壌シードバンクを耕作放棄地に移植する保全対策を行った。その結果,ミズアオイ,ミズオオバコ,シャジクモといった絶滅危惧種を再生させることができた。耕作放棄地を利用して一年生草本の生育場として維持していくためには,代かきという撹乱を継続することが必要であることが示唆された。...

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  • 震災復興過程における防災--東日本大震災三陸津波被災地を中心に

    室井 研二 地域創生学研究 (4) 1-27, 2020

    東日本大震災後の防災対策の指針では避難対策、土地利用規制、構造物対策を組み合わせた「総合的防災」の理念が掲げられた。しかし実際には各々の防災間には齟齬が生じ、特に避難対策のためのローカルな条件整備が軽視される傾向がみられた。以上の分析を踏まえ、本来の意味でのレジリエンス向上のためには「総合的防災」の理念をローカルでボトムアップの視点から捉え直す必要性を主張した。

    機関リポジトリ

  • イサダからの水溶性残渣液の亜臨界処理と噴霧乾燥によるエビ風味調味粉末の調製

    安達 修二, FERMIN JIMENEZ Jose Antonio, ARIYANTO Hermawan Dwi, 宮川 弥生, 吉井 英文 日本食品工学会誌 20 (4), 137-141, 2019-12-15

    ...<p>早春に三陸沿岸で漁獲されるイサダ(学名ツノナシオキアミ,別名アミエビ)は,資源量が豊富な小型のアミ類であるが,内在性の酵素活性が強く,漁獲後短時間で品質が低下するので,食品としての利用は限定的であり,大半は釣りの撒き餌や養殖魚の餌として利用されている[1-3].しかし,イサダはエイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸,脂肪燃焼効果をもつ8-ヒドロキシエイコサペンタエン酸[5]を多く含有するため...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献11件

  • イサダからの水溶性残渣液の亜臨界処理と噴霧乾燥によるエビ風味調味粉末の調製

    安達 修二, Fermin Jimenez J.A., Ariyanto H.D., 宮川 弥生, 吉井 英文 日本食品工学会誌 = Japan journal of food engineering 20 (4), 137-143, 2019-12

    ...早春に三陸沿岸で漁獲されるイサダは,資源量が豊富な小型のアミ類であるが,内在性の酵素活性が強く,漁獲後短時間で品質が低下するので,食品としての利用は限定的であり,大半は釣りの撒き餌や養殖魚の餌として利用されている。しかし,イサダはエイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸,脂肪燃焼効果をもつ8-ヒドロキシエイコサペンタエン酸を多く含有するため,脂溶性成分はサプリメントなどへの利用が期待されている。...

    日本農学文献記事索引

  • 津波常習地域における長期間の建物立地変化

    饗庭 伸 都市計画論文集 54 (3), 1139-1144, 2019-10-25

    ...<p>本研究は津波常習地域である岩手県大船渡市三陸町綾里地区を対象として、以下の3点を明らかにする。まず、昭和三陸大津波から東日本大震災までの長期間に、地区の建物立地がどのように変化したのかを明らかにする。第二に、こういった長期の建物変化に影響を与えた要因を、インフラストラクチャーの整備状況に着目して考察する。...

    DOI Web Site

  • 過去の津波災害移転集落における東日本大震災後の復興経過に関する研究

    秋元 康大, 浅野 純一郎 都市計画論文集 54 (3), 1131-1138, 2019-10-25

    ...<p>本研究は、三陸地域をはじめとする津波常襲地域で行われた過去の計画的な復興計画により構成された集落が、今日にどう引き継がれてきたのかを、過去の移転事業から東日本大震災までの移転事業地周辺における空間変容と、今次津波による被害及びその後の復興による空間整備との関係性について明らかにすることを目的とする。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • イサダからの水溶性残渣液の亜臨界条件下での処理によるエビ風味をもつ調味料の調製

    安達 修二, 宮川 弥生, 吉井 英文 日本食品工学会誌 20 (3), 123-128, 2019-09-15

    ...<p>イサダ(学名ツノナシオキアミ,別名アミエビ)は早春に三陸沿岸で漁獲される,資源量が豊富な小型のアミ類である[1,2].イサダは内在性の強い酵素活性をもつため,漁獲後短時間で品質が低下する[1,3].したがって,食品への利用は限られており,大半は釣りの撒き餌や養殖魚の餌として利用されている[3].一方,イサダはエイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸に加え,脂肪燃焼効果をもつ8-ヒドロキシエイコサペンタエン...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献11件

  • イサダからの水溶性残渣液の凍結融解法による濃縮

    安達 修二, 宮川 弥生, 吉井 英文 日本食品工学会誌 20 (3), 115-119, 2019-09-15

    ...<p>イサダ(学名ツノナシオキアミ,別名アミエビ)は2月~4月頃に三陸沿岸で漁獲される小型のアミ類で資源量は豊富である.しかし,内在性酵素により漁獲後短時間で品質が低下するため,食品への利用は限定的で,大半は釣りの撒き餌や養殖魚の餌として利用されている.一方,イサダはエイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸などの機能性脂質に加え,脂肪燃焼効果をもつ8-ヒドロキシエイコサペンタエン酸を多く含有する[5...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 遅発性に十二指腸穿孔を生じ複数回の手術を要した外傷性膵十二指腸損傷の1例

    佐藤 明史, 市川 宏文, 初貝 和明, 乙供 茂, 福富 俊明, 梶原 大輝, 原田 哲嗣 日本消化器外科学会雑誌 52 (9), 504-512, 2019-09-01

    <p>外傷性膵十二指腸損傷において膵頭十二指腸切除(pancreaticoduodenectomy;以下,PDと略記)が必要となる症例は,重篤な全身状態を呈することが多く,複数回の手術が必要となることも少なくない.症例は39歳の男性で,大型ミキサーにはさまれ,胸腹部に多発外傷を負い当院へ救急搬送された.当初はdamage control …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献13件

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