検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 123 件

  • 1 / 1

  • 外切開法による甲状腺手術の際の合併症とその対策

    松尾 美央子 頭頸部外科 33 (2), 121-124, 2023

    ...甲状腺を手術する時のポイントとして,1)反回神経麻痺が発生しにくい Berry靭帯周囲の操作方法,2)上喉頭神経外枝麻痺を低減できる上極の処理方法,3) エナジーデバイスの使用による術後血腫対策が挙げられる。また,甲状腺組織の全摘出が必要な際に,副甲状腺機能を温存できる甲状腺準全摘術は有用な選択肢となる。以上のような合併症への対策をまじえ,経頸部切開法による甲状腺手術手技について述べる。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 甲状腺全摘の基本術式

    篠原 尚吾 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (11), 1542-1546, 2022-11-20

    ...の後枝経由の血流を温存する, ④ D1 郭清は右側では反回神経の浅層と深層で分けて考え, 分割してでも徹底切除を心掛ける, ⑤ 上喉頭神経外枝や反回神経の探索に, 術中神経モニタリングが有用である, などを挙げた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 末梢の電気・磁気刺激を用いた摂食嚥下障害の治療

    加賀谷 斉, 小川 真央 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (9), 918-925, 2022-09-18

    ...<p>摂食嚥下障害に対して用いられている末梢の電気刺激療法,磁気刺激療法としては,神経筋電気刺激,咽頭電気刺激,感覚神経電気刺激,末梢磁気刺激がある.神経筋電気刺激は既に多くの報告があり,メタ解析からエビデンスも得られている.咽頭電気刺激は欧州を中心に発展し多国間での大規模多施設共同研究も多いが,まだ一定の見解は得られていない.感覚神経電気刺激は上喉頭神経を干渉波を用いて刺激する手法であり本邦で開発...

    DOI Web Site 参考文献44件

  • 干渉波刺激装置が健常成人の咀嚼嚥下運動に与える影響の検討

    飯泉 嘉基, 伊原 良明, 小池 丈司, 田下 雄一, 林 皓太, 髙橋 浩二 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 26 (2), 121-127, 2022-08-31

    ...</p><p>【結語】本研究の結果,IFCS により自発嚥下回数とグルコース溶出量に有意な増加を認めた.このことから,上喉頭神経に対するIFCS を行うことで,嚥下機能の向上に加え,咀嚼機能に対して影響を有する可能性が示唆された.</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 声帯麻痺

    松島 康二 日本気管食道科学会会報 72 (2), 80-83, 2021-04-10

    ...特に咽頭収縮筋と筋に沿って走行している上喉頭神経外枝は,声帯麻痺を生じた喉頭の発声に補助的そして代償的な働きをしているため可能な限り温存が望ましい。甲状軟骨形成術I型を行うにあたり軟骨開窓の位置が一番重要なポイントであり,内方移動の調節はGRBAS尺度のS1程度が好ましい。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 嚥下誘発にかかわる咽喉頭感覚の分子生理学

    井上 誠 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 58 (1), 11-18, 2021-01-18

    ...<p>嚥下運動誘発には脳幹延髄の神経回路を介する反射性のものと随意性嚥下を含む中枢性のものがある.前者の主たる受容野は,上喉頭神経で支配される下咽頭から上喉頭領域であり,多くの刺激やそれに応答する受容体が関連していると考えられている.その中で最もよく知られているのは,C線維や一部のAδ線維に発現する温度感受性受容体transient receptor potential(TRP)チャネルである.ことに...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献35件

  • やました甲状腺病院における甲状腺右葉切除D1郭清の基本手技

    佐藤 伸也, 山下 弘幸 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 38 (2), 102-106, 2021

    <p>今回,甲状腺外科の基本的手技である甲状腺右葉切除D1郭清について詳述した。基本的な手術手順は著者が研修医になりたての25年前と大きな変化はない。しかし,甲状腺外科のこの25年間の変化として,①超音波凝固切開装置などのエナジーデバイスの発達,②術中神経モニタリングの使用,③創縁保護材料の使用,④絹糸から吸収糸への移行,⑤術中迅速副甲状腺ホルモン測定の導入,⑥吸入麻酔から静脈麻酔への移行,⑦内…

    DOI Web Site 医中誌

  • 甲状腺全摘術,中央区域リンパ節郭清術の基本的な手術手技

    松津 賢一, 杉野 公則, 伊藤 公一 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 38 (2), 96-101, 2021

    ...手術の目的は腫瘍の完全切除だが,同時に,近接する上喉頭神経外枝や反回神経,副甲状腺を機能的に温存し,合併症の発生を低く抑えることが求められる。また,甲状腺は頸部臓器であることから,整容性と術後の愁訴に対する配慮も必要とされる。本稿では一連の手術操作を分解し,各パートにおける手技のポイントや注意点について解説する。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 甲状腺癌の外科治療

    宮 章博, 宮内 昭 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 38 (2), 92-95, 2021

    ...特に重要なポイントとしては,反回神経,上喉頭神経外枝と副甲状腺への対応がある。1)術中神経モニタリング装置(NIM)の導入後は,全症例で反回神経のみならず上喉頭神経外枝を確認し温存に努めている。この結果,上喉頭神経外枝の認識率が大幅に向上し,音声障害が減少した。2)副甲状腺機能温存のために,上副甲状腺は下甲状腺動脈のみならず,上甲状腺動脈の血流も保つようにする。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 喉頭全摘術に対するアニマルラボトレーニングの有用性

    岡田 拓朗, 岡本 伊作, 佐藤 宏樹, 近藤 貴仁, 清水 顕, 塚原 清彰 日本気管食道科学会会報 71 (6), 391-396, 2020-12-10

    ...評価項目は,舌骨の同定,甲状軟骨の同定,咽頭収縮筋の同定と切断,上喉頭神経の同定と切断,術中気管切開と挿管チューブの交換,咽頭粘膜の温存と喉頭全摘,咽頭縫合,永久気管孔作成の8項目である。卒後10年目以下と11年目以上で比較検討した。卒後10年目以下は39名,11年目以上は17名であった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 術中神経モニタリングを用いた上喉頭神経外枝温存のこつ

    舛岡 裕雄, 宮内 昭 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 37 (3), 182-186, 2020

    ...上喉頭神経外枝の走行経路とその術中神経モニタリング方法について精通すること,および反回神経と同様に神経を意識した精細な手術手技により,安全確実に上喉頭神経外枝を温存できる。今後甲状腺手術を受けられる患者の声をできるだけ術前と変わりないようにするために,是非とも上喉頭神経外枝を温存する手技を習得していただきたいと考える。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 自律神経反射による甲状腺機能の調節

    堀田 晴美, 飯村 佳織, 鈴木 はる江 自律神経 56 (3), 132-137, 2019

    ...<p>甲状腺には,交感神経と副交感神経(上喉頭神経:SLN)の節後線維が分布するが,甲状腺から分泌される種々の代謝調節ホルモンの分泌にどのように寄与するか,よくわかっていなかった.最近我々は,麻酔ラットの甲状腺静脈血を採取しながら頸部交感神経幹やSLNを電気刺激する実験により,甲状腺からのホルモン分泌が,交感神経と副交感神経の遠心性線維によって拮抗的で迅速な調節を受けること,またSLN中の有髄求心性線維...

    DOI 医中誌

  • 内視鏡下甲状腺手術(VANS法)

    野村 研一郎 頭頸部外科 29 (1), 1-5, 2019

    ...内視鏡下手術の一番の利点はもちろん頸部に創部が残らない整容面であるが,それ以外にも上喉頭神経外枝,上副甲状腺の同定温存など直視下の頸部切開手術では曖昧になりがちな手技も内視鏡下の視野では確実に行うことが可能であり,手術の質の向上にもつながると考えている。本総説では,内視鏡下甲状腺手術の保険収載までの経緯と当科でのVANS法の手術手順について主に述べる。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献6件

  • 腹部に投射する迷走神経背側核ニューロンの上喉頭神経刺激によるc-fos発現

    柳原 衞, 小橋 基 形態・機能 18 (1), 31-39, 2019

    ...あらかじめ胃壁にFGを注入し上喉頭神経を電気刺激したラットの延髄切片を用い、抗c-fosおよび抗FG抗体の酵素抗体法による二重免疫染色を行った。この標本でも、迷走神経背側運動核内にc-fos免疫陽性細胞とFGによる二重標識細胞が観察された。さらに、胃壁にFGを注入したラットの上喉頭神経を電気刺激し、延髄切片の蛍光免疫染色をおこなった。...

    DOI 医中誌

  • 超高齢社会における高齢者音声・嚥下障害への対応

    平野 滋, 杉山 庸一郎, 金子 真美 日本耳鼻咽喉科学会会報 121 (10), 1235-1239, 2018-10-20

    ...咽喉頭の知覚維持は嚥下機能の維持に極めて重要であり, 近年, 上喉頭神経内枝および咽頭粘膜の干渉波電気刺激が知覚維持に有効であることが解ってきた. 臨床的には干渉波刺激を行うと嚥下回数が増加することが示され, 除脳非動化動物を用いた実験では, 干渉波刺激により嚥下惹起までの時間が短縮すると同時に, 脳幹における嚥下関連ニューロンの活動が促通されることが示された....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献13件

  • 一側輪状甲状筋麻痺に対する甲状軟骨形成術Ⅳ型の効果

    李 庸學, 安達 一雄, 井口 貴史, 松原 尚子, 梅﨑 俊郎 耳鼻と臨床 64 (3), 108-113, 2018-05-20

    <p>甲状軟骨形成術Ⅳ型は、外科的に輪状軟骨と甲状軟骨を接近させることで声帯の緊張を高め、話声位のピッチを上昇させる術式である。今回われわれは、高音が出せないという主訴の患者に対し、喉頭ストロボスコピーおよび喉頭筋電図検査を施行し、一側輪状甲状筋麻痺と診断し、甲状軟骨形成術Ⅳ型を施行した。術後、話声位、声域ともに改善し、最低音は維持した。高音発声、ピッチ調節においては、輪状甲状筋のみではなく、甲…

    DOI 医中誌

  • 舌骨付着筋の筋断裂を伴った舌骨骨折の 1 例 −嚥下機能の検討−

    西山 和郎, 澤津橋 基広, 梅﨑 俊郎 耳鼻と臨床 62 (4), 128-135, 2016-07-20

    ...これに加えて、本症例の経験から、舌骨骨折に舌骨上下筋群の損傷断裂を認める症例には、早期の筋断裂の修復と舌骨の位置整復が重要であると同時に、その修復の際に、上喉頭神経内枝の温存に留意することが必要であると考えられた。...

    DOI 医中誌

  • Transoral Videolaryngoscopic Surgery における咽喉頭内腔からの解剖

    冨藤 雅之, 山下 拓, 荒木 幸仁, 塩谷 彰浩 口腔・咽頭科 29 (1), 63-69, 2016

    ...中咽頭レベルにおいては咽頭の筋組織, 顔面動脈, 舌動脈の走行について解説し, 喉頭下咽頭レベルにおいては骨, 軟骨の見え方, 筋組織, 上喉頭動脈, 総頸動脈, 上喉頭神経, 反回神経の走行について解説を行った....

    DOI 医中誌

  • 咽頭・喉頭感覚が関与する生理・薬理作用

    高辻 華子, 高橋 功次朗, 北川 純一 日本薬理学雑誌 145 (6), 278-282, 2015

    ...咽頭・喉頭領域の感覚神経(舌咽神経咽頭枝や上喉頭神経)は,舌領域を支配する味覚神経(鼓索神経や舌咽神経舌枝)と異なる生理学的特徴をもっている.咽頭・喉頭領域の感覚神経は舌領域の味覚神経に比べ,味刺激(4基本味)に対して神経応答性は低いが,水やアルコール刺激に高い興奮性を示す.また,長鎖脂肪酸やうま味も咽頭・喉頭領域の感覚神経を興奮させる.このような舌の味覚神経とは異なる咽頭・喉頭領域の感覚応答特性が...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献10件

  • めまいを合併した気管圧迫濾胞癌の1 手術例

    野津 長, 芦田 泰之, 松井 泰樹, 吉田 学 松江市立病院医学雑誌 18 (1), 47-52, 2014

    ...で右総頚動脈は右外側に偏位し,腫瘍は上甲状腺動脈の血流を受けて染まっていた.プランマー病も考慮しTc シンチを行ったが,腫瘍部位は欠損状態であった.穿刺吸引細胞診ではclass Ⅲで良悪の判定は不能であった.臨床的には悪性腫瘍が考えられたため手術を決定した.手術は前頚部に小さい皮膚切開を置き,正中で甲状腺に到達した.気管は極端に左側偏位していた.左葉より切除を開始し全摘術を施行した.両側反回神経と上喉頭神経...

    DOI 医中誌

  • 6. のどごしについての生理学的考察(<総説特集>味覚(うま味)と口腔保健:より健康な生活を目指して)

    北川 純一, 高辻 華子, 高橋 功次朗, 真貝 富夫 日本味と匂学会誌 20 (2), 143-149, 2013

    ...本稿では、これまでの研究によって明らかにされた咽頭および喉頭領域を支配する神経(舌咽神経咽頭枝と上喉頭神経)の味覚応答特性ついて紹介するとともに、近年、盛んに研究されているTRPチャネルファミリーとのどごし感覚の関連性を検討する。さらに、健康的な生活を過ごすために大切な摂食(嚥下)機能に対する咽頭・喉頭領域からの求心性情報の役割について考察する。...

    DOI Web Site

  • 頸部に発生した上喉頭神経鞘腫の1例

    嶋根 俊和, 徳留 卓俊, 下鑪 裕子, 中村 泰介, 川口 顕一郎, 小倉 千佳, 藤居 直和, 五味渕 寛, 小林 斉, 三邉 武幸 頭頸部外科 23 (1), 87-91, 2013

    ...今回われわれは,術前に迷走神経由来と推測し手術を行ったが,実際は上喉頭神経由来の神経鞘腫であった症例を経験した。頸部神経鞘腫の中でも上喉頭神経由来の報告は少なく,さらに術中に由来神経を確認し,術後の神経脱落症状をきたすことなく被膜間摘出術を施行した症例は極めてまれであるため報告する。...

    DOI 医中誌 被引用文献5件 参考文献18件

  • 甲状腺・副甲状腺手術における術中神経モニタリング

    杉谷 巌 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 30 (3), 197-200, 2013

    ...反回神経喉頭外分枝から声帯運動枝を同定する場合や非反回下喉頭神経の分岐部同定,上喉頭神経外枝(EBSLN)の確認温存などに役立つうえ,反回神経麻痺の部位や原因を特定しうることで,手術手技向上につながる可能性もある。最近では,手術中に迷走神経を持続的に刺激する方法が報告されており,IONM反応が低下する瞬間をとらえることにより,反回神経損傷の危険を察知し,術後麻痺の危険を回避できるという。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 輪状軟骨圧迫が誘発した迷走神経反射による心静止の1例

    小寺 厚志, 上妻 精二, 宮崎 直樹, 中山 雄二朗, 瀧 賢一郎, 江崎 公明 日本臨床麻酔学会誌 31 (7), 990-995, 2011

    ...術後癒着性イレウスに対するイレウス解除術が予定された.プロポフォールとフェンタニルによる全身麻酔導入中に,誤嚥予防目的で輪状軟骨圧迫を行ったが,直後より心拍数が低下し心静止となった.胸骨圧迫を行うために,輪状軟骨圧迫を解除したところ心拍は再開した.以後,循環動態が安定したために手術を継続した.プロポフォールとフェンタニルにより交感神経系が抑制され,相対的に副交感神経系が優位な状態では,輪状軟骨圧迫による上喉頭神経外枝...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献16件

  • 中咽頭前壁癌再発症例に対する舌根喉頭蓋合併切除  ‐術後の形態機能回復を目指した切除再建‐

    上薗 健一, 江島 正義, 田浦 正彦, 福島 淳一, 益田 宗幸 頭頸部癌 37 (3), 411-416, 2011

    ...1.咽頭・喉頭の運動・知覚神経である上喉頭神経・反回神経・咽頭神経叢などを極力温存する。2.健側の舌骨と付着筋群を温存する。3.残存した甲状軟骨,舌骨を用いて喉頭挙上を行う。4.遊離腹直筋皮弁によるbulkyな組織で,本来の形態に近い舌根から喉頭蓋のふくらみを再建する。5.長期的な移植組織の委縮による合併症の予防のため頸神経ワナと腹直筋皮弁の肋間神経を吻合する。...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献13件

  • 甲状腺乳頭癌に対する甲状腺切除手術

    杉谷 巌 頭頸部外科 15 (1), 49-54, 2005

    ...とくに甲状腺全摘術の場合には,反回神経や上喉頭神経外枝の損傷に注意するばかりでなく,副甲状腺(上皮小体)機能を確実に温存するテクニックが重要となる。また,頸部の手術では整容的配慮も重要である。...

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • 輪状咽頭筋切断術と上喉頭神経切断術が有効であった頚部外傷によるえん下障害の1例

    渡辺 尚彦, 渡瀬 文貴, 徳丸 岳志, 奥野 敬一郎, 調所 廣之 日本気管食道科学会会報 54 (4), 307-312, 2003

    ...頸の動作による痛みも両側の上喉頭神経部に一致することから,外傷による咽頭神経叢の障害が迷走神経の機能異常を引き起こしている病態を考え,2002年5月13日両側上喉頭神経内枝切断術と輪状咽頭筋切断術を施行した。術後第1病日より,頸部痛は消失した。嚥下も徐々に改善した。術後2週間での食道透視では食道入口部の十分な筋弛緩が得られている。術後1カ月で患者は固形物が嚥下できるようになった。...

    DOI 参考文献5件

  • 喉頭ファイバーを用いた喉頭感覚検査による嚥下障害評価

    佐藤 新介, 藤島 一郎, 薛 克良, 片桐 伯真, 稲生 綾, 水間 正澄 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 6 (2), 158-166, 2002-12-30

    ...<p>嚥下障害患者100名に対し喉頭ファイバースコープ検査(以下ファイバー)を施行し,ゼリーの残留量,唾液梨状窩貯留,唾液喉頭流入及び喉頭の感覚を評価した.喉頭の感覚の評価法としてファイバー先端を喉頭蓋喉頭面の中央部(上喉頭神経領域)に接触させ,患者から得られたファイバー接触時の主観的感覚及びその反応(以下,喉頭感覚)を,「感覚なし又は微かに判る」の感覚不良群,「はっきり判る又は嚥下反射や逃避反応を...

    DOI 医中誌 被引用文献2件

  • 咽喉頭のえん下誘発神経に関する研究

    北川 純一, 真貝 富夫, 高橋 義弘, 山田 好秋 日本顎口腔機能学会雑誌 7 (1), 47-52, 2001

    It is well known that mechanical stimulation of the pharyngeal areas innervated by the glossopharyngeal nerve (GPN) or the laryngeal areas innervated by the superior laryngeal nerve (SLN) readily …

    DOI 機関リポジトリ HANDLE 被引用文献2件 参考文献13件

  • 喉頭せつ開術を要した喉頭内神経鞘腫の1例

    野々山 勉, 藤田 健一郎, 朝日 ゆかり, 原田 輝彦, 間島 雄一 日本気管食道科学会会報 52 (4), 341-345, 2001

    ...また喉頭の神経鞘腫ではほとんどの症例が上喉頭神経内枝から発生するとされているが,本症例では術後右声帯麻痺をきたしたことより,喉頭内反回神経分枝より発生した可能性もあると考えられた。...

    DOI 参考文献4件

  • 舌全摘例における喉頭保存の限界

    小村 健, 鈴木 晴彦, 竹内 洋介, 原田 浩之, 前田 顕之, 嶋田 文之 頭頸部腫瘍 27 (1), 49-54, 2001

    Total glossectomy is the most mutilating of all surgical procedures performed on the head and neck. Because of the anatomic and physiologic intricacies of the tongue, this technique involves a …

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献16件

  • ネコ延髄における喉頭反射弓のFos免疫反応

    福永 博之 耳鼻と臨床 47 (1), 22-31, 2001

    ...上喉頭神経内枝電気刺激により反射性声門閉鎖を誘発し、この際活動した細胞をFos免疫染色で染色した。さらに甲状披裂筋の運動ニューロンをコレラトキシンにより免疫染色して二重染色を施行し、孤束核と疑核間の下部延髄における喉頭反射弓を検討した。Fos陽性細胞は主に孤束核、網様体、疑核で観察された。...

    DOI 医中誌

  • 喉頭神経鞘腫の1例

    篠 昭男, 吉原 俊雄, 石井 哲夫 耳鼻と臨床 46 (4), 308-311, 2000

    喉頭に発生する良性腫瘍のうちでも神経原生のものは比較的少ない。今回われわれは喉頭神経鞘腫の1例を経験した。症例は39歳男性で主訴は咽喉頭異常感であった。初診時、咽頭ファイバーにて左披裂部から披裂喉頭蓋襞にかけて広基性で表面平滑な嚢胞様腫瘤が認められた。CTにて左披裂部を中心に喉頭蓋から梨状陥凹にかけて1.5×1.5×2.5cmの腫瘤が認められ、全身麻酔下に喉頭微細手術にて経口的に腫瘍を切除した。…

    DOI 医中誌

  • 神経機序からみたえん下とその病態

    進 武幹 音声言語医学 41 (4), 320-329, 2000

    New findings of morphological and physiological investigations into neural control of swallowing and swallowing disorders are described.<BR>In cats and humans, free nerve endings and taste buds were …

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献37件

  • 咽喉頭の味覚応答性 : のど越しの味

    真貝 富夫 日本味と匂学会誌 6 (1), 33-40, 1999

    ...咽喉頭の味覚情報を担う上喉頭神経と舌咽神経咽頭枝は水の刺激に対して高い応答性を示すという特徴がある。この両神経が顕著なのど越しの感覚を誘起するビール、炭酸水、吟醸酒などに対して特徴的な応答パターンを示すという最近の知見を紹介し、「のど越し」との対応について述べた。...

    DOI 被引用文献6件 参考文献22件

  • 気道反射における喉頭の機能, 調節機構

    野中 聡, 榎本 啓一, 浅野 目充, 高橋 竜二, 海野 徳二 Koutou (THE LARYNX JAPAN) 10 (2), 118-123, 1998

    The glottis closes during not only cough reflex but also sneezing. It indicates that the activity of laryngeal motor neurons within the nucleus ambiguus is influenced by both the superior laryngeal …

    DOI

  • 気管内挿管チューブのカフ上部への間欠的洗浄による循環動態の変化

    柴山 健三, 盛田 麻己子, 天野 瑞枝, 伊藤 小百合, 足立 はるゑ, 渡辺 トシ子 Journal of Japan Academy of Nursing Science 18 (3), 37-44, 1998

    ...だが, 上気道洗浄する上気道の知覚は, 迷走神経 (上喉頭神経) と舌咽神経に支配されているため, 上気道洗浄による刺激によって循環系への影響が大きいことが考えられる. したがって, 上気道洗浄が安全な看護技術であるかどうかを確認するため, 上気道洗浄による循環系への影響を検証する研究を試みた....

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 甲状腺手術時の反回神経および上喉頭神経の保存について

    三井 雅夫, 越智 健太郎, 中島 博昭, 金子 卓爾, 木下 裕継, 宮本 康裕, 大塚 崇志, 大橋 徹, 加藤 功 日本気管食道科学会会報 48 (6), 458-462, 1997

    Damage to the recurrent laryngeal nerve (RLN) or the external branch of the superior laryngeal nerve (ebSLN) remains a leading complication during thyroid or parathyroid surgery. A method for the …

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献13件

  • 甲状腺腺葉峡切除,気管周囲郭清術のポイント

    鹿野 真人, 小川 洋, 長谷川 博, 渡邉 睦, 大石 剛資, 桑畑 直史, 鈴木 茂憲, 大谷 巌 頭頸部腫瘍 23 (3), 519-525, 1997

    A technical point in total thyroid lobectomy and paratracheal dissection for thyroid cancer is the preservasion of the recurrent laryngeal nerve and the external branch of the superior laryngeal …

    DOI 医中誌 参考文献20件

  • 甲状腺腫亜摘・全摘術

    冨田 吉信, 竹下 宗徳 頭頸部腫瘍 23 (3), 526-529, 1997

    Between March 1972 and March 1996 we experienced 510 thyroid operation for the thyroid cancer. 152 cases were perfomed subtotal and total thyroidecotmy. We described three points in operating …

    DOI

  • 咳反射に伴なう声門閉鎖筋の興奮性の変化

    片田 彰博, 榎本 啓一, 小林 吉史, 野中 聡, 海野 徳ニ, 坂本 尚志 日本気管食道科学会会報 47 (3), 340-345, 1996

    Changes in the laryngeal reflex were estimated after the cough reflex induced by repetitive stimulation (30 Hz) to the internal branch of the superior laryngeal nerve (iSLN) in ketamine-anesthetized …

    DOI 被引用文献1件

  • ネコ迷走神経咽頭枝求心線維の起源と末梢および中枢の分布について

    宮崎 純二 耳鼻と臨床 42 (3), 252-260, 1996

    ...ネコを用いて舌咽神経, 上喉頭神経, 迷走神経咽頭枝の3枝のうち2枝を切断し残り1枝を温存した実験群および正常群の咽頭粘膜上皮内において, 免疫組織化学的に神経線維の分布を調べた. その結果, 喉頭蓋中央より吻側の咽頭粘膜上皮は舌咽神経によつて, それより尾側の咽頭粘膜上皮は上喉頭神経によつて支配され, さらに中咽頭部上皮は迷走神経咽頭枝によつて支配されていることが示された....

    DOI 医中誌

  • 喉頭求心性入力がネコ誘発発声に及ぼす影響

    柴 啓介, 吉田 耕, 今野 昭義 Koutou (THE LARYNX JAPAN) 7 (2), 124-132, 1995

    The purpose of the present study is to elucidate the functional roles of the laryngeal afferent inputs in controlling vocalization. Vocalization was induced by the electrical stimulation of the …

    DOI 医中誌 参考文献41件

  • 喉頭アレルギーの症状発現における神経機序

    前山 忠嗣, 南 仁成, 宮崎 純二, 高木 誠治, 進 武幹 耳鼻と臨床 41 (5Supplement2), 852-859, 1995

    ...上喉頭神経の求心性衝撃は喉頭粘膜のヒスタミン刺激により増加した. 喉頭アレルギーではSP免疫反応陽性の上皮内神経繊維がヒスタミンに反応し, 求心性衝撃を発生し, さらに神経原性炎症を惹起するものと思われる....

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 喉頭防御反射における知覚受容のメカニズム

    渡邉 宏, 梅崎 俊郎, 江崎 秀夫, 大谷 信二, 高木 誠治, 松瀬 敏章, 前山 忠嗣, 松尾 博道, 進 武幹 Koutou (THE LARYNX JAPAN) 5 (2), 112-120, 1993

    The embryological function of the larynx is to serve as a protective reflex excecutor. Regarding this reflex glottic closure, the ascending input system from the peripheral laryngeal mucosa to the …

    DOI

  • ネコ喉頭感覚系におけるガレン吻合の役割について

    三橋 敏雄, 持田 晃, 伊藤 宏文, 遊座 潤, 金子 敏郎 Koutou (THE LARYNX JAPAN) 4 (1), 1-6, 1992

    We have reported that the activity of the mechanoreceptors against vibration in the subglottic mucosa enhances reflexive contraction of the contralateral thyroarytenoid muscle (TA) primarily via the …

    DOI

  • 上喉頭神経刺激による脳幹誘発反応-文献的考察-

    山下 利幸, 山口 幹夫, 立花 文寿, 谷口 雅彦, 兼竹 博之, 小池 靖夫 Koutou (THE LARYNX JAPAN) 3 (1), 1-3, 1991

    Sensory stimuli to the larynx evoke a laryngeal adductor reflex mediated by the brain stem via superior and recurrent laryngeal nerve. There are some reports that abnormal laryngeal reflex results …

    DOI

  • 実験的鼻閉塞における上気道筋の反射活動に関する研究

    神沼 修, 局 博一, Matias Job Manaet, 西村 亮平, 菅野 茂 The Journal of Veterinary Medical Science 53 (1), 93-99, 1991

    Reflex responses of the upper airway muscles during experimental nasal and tracheal occlusions were studied in 21 anesthetized dogs breathing through the nose or a tracheostomy (tracheal cannula). …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件

  • 上喉頭神経刺激によるヒトの脳幹誘発反応

    山下 利幸 Koutou (THE LARYNX JAPAN) 2 (2), 130-135, 1990

    A pair of stainless steel electrodes were directly attached to the right internal branch of the superior laryngeal nerve (SLN) of a patient, on an occasion of total laryngectomy under general …

    DOI

  • ネコ上喉頭神経知覚線維の中枢投射に関する研究

    梅崎 俊郎, 松瀬 敏章, 松田 知愛, 進 武幹 耳鼻と臨床 36 (5Supplement5), 929-934, 1990

    ...上喉頭神経知覚線維は, 下咽頭および声門上の喉頭粘膜を支配していると考えられているが, その中枢投射に関しては不明な点が多い. そこで, 本研究では上喉頭神経求心線維の孤束核内投射および最終的な大脳皮質への投射に関して, ネコを用いて電気生理学的ならびに組織学的な研究を行つた. 組織学的にはWGA-HRPを上喉頭神経中枢端より取り込ませ, 求心線維を順行性に標識した....

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • ウサギ副神経延髄根の起始核-逆行性細胞標識法による研究

    北村 清一郎, 大久保 丞二, 西口 隆彦, 尾形 公應, 陳 凱莉, 堺 章 歯科基礎医学会雑誌 28 (1), 19-27, 1986-02-20

    ...また, 上喉頭神経領域の疑核最吻側1/4には輪状甲状筋支配のXr起始細胞が存在する。疑核中央1/2には甲状披裂筋と後輪状披裂筋の両運動神経細胞が存在するが, 軸索は, 前者ではXIr, 後者ではXrを経由する。すなわち, XIrは下喉頭神経を経て声門閉鎖筋を支配し, 起始核は鰍の尾側よりにみとめられる。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • 反射性嚥下動作時における口蓋帆挙筋の収縮様式の検討

    古澤 清文, 古郷 幹彦, 西尾 順太郎, 井上 一男, 浜村 康司, 山岡 稔, 松矢 篤三, 宮崎 正 Journal of Japanese Cleft Palate Association 11 (1), 47-56, 1986

    ...嚥下運動時の口蓋帆挙筋の収縮様式を解明する目的で, 上喉頭神経内枝に電気刺激を与えることにより, 反射性嚥下動作を誘発し, その時の口蓋帆挙筋の等尺性収縮を記録, 分析するとともに, 筋電図活動と対比観察した....

    DOI 医中誌

  • 誤嚥のメカニズムに関する基礎的研究

    森川 郁郎 耳鼻と臨床 31 (2Supplement1), 315-329, 1985

    The laryngeal protective reflex during deglutition is one of the most important functions of the larynx, in addition to phonation and respiration. Clinicaly, aspiration occurs in the lesion of the …

    DOI

  • 呼吸作用薬のがいそう反射に及ぼす影響

    柳浦 才三, 北川 晴美, 細川 友和, 三澤 美和 日本薬理学雑誌 80 (1), 51-59, 1982

    In order to understand the relationship between the cough and respiratory centers in the brain stem, we investigated the effects of respiratory stimulants, pentylenetetrazol (PTZ) and nikethamide …

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 上喉頭神経ブロックの経験

    平川 勝洋, 杉本 嘉朗 耳鼻と臨床 25 (3), 811-815, 1979

    Patients suspected of having neuralgia of the superior laryngeal nerve were treated by nerve block. The block was performed using the technique originated by Hoffman, using 1% lidocaine as the …

    DOI 医中誌

  • 頸部気管平滑筋の神経支配

    今野 昭義 日本耳鼻咽喉科学会会報 79 (7), 725-732, 1976

    The efferent pathway of reflexive change of tracheal muscular tonus seen on stimulation of the nasal and laryngeal mucosa was investigated in the cervical trachea of the dog.<br>A sort of mechanical …

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 上喉頭神経痛症例

    佐藤 意生, 隈上 秀伯 耳鼻と臨床 21 (3), 466-469, 1975

    A patient with idiopathic neuralgia of the superior laryngeal nerve was cured by alcohol injection of the nerve. In this case, a biopsied segment of the nerve showed normal findings by the …

    DOI 医中誌

  • 上喉頭神経内枝の再生

    佐藤 意生 日本耳鼻咽喉科学会会報 77 (3zokan), 38-38, 1974

    ...研究目的:この研究は犬の上喉頭神経内枝を切断し,その直後に神経鞘縫合を施したに,この神経の再生するまでの期間および再生の状態を知るために行われた....

    DOI DOI DOI ほか3件

  • 声門の防禦反射に対する薬物の影響

    斎藤 誠次 日本耳鼻咽喉科学会会報 73 (11), 1798-1807, 1970

    ...ネンブタール30mg/kgで麻酔しFláxédilで非動化させ調節呼吸を行いマイクロスコープを使用し上喉頭神経内枝と同側の反回神経を丁寧に露出し前者に刺激電極を置き後者に誘導電極を置き中枢経由でreflex responseをとり出した. このreflex responseのAmplitude, latencyを指標とし薬物がどの様な影響を及ぼすかを検した....

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 上喉頭神経に関する手術解剖学的研究

    広戸 幾一郎, 平野 実, 豊住 頼一, 高瀬 文武, 高瀬 晴朗, 矢武 良規 日本耳鼻咽喉科学会会報 68 (12), 1605-1608, 1965

    Damage to the superior laryngeal nerve has been scarcely mentioned in thyroid surgery, though much emphasis is placed on the preservation of the recurrent laryngeal nerve. In the present paper …

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 上喉頭神経痛の一治験例

    上村 卓也, 中西 宜子, 荒牧 元, 徳永 恵美子 耳鼻と臨床 10 (4), 261-263, 1964

    Es wird tuber einen 73 jährigen Patienten berichtet, der die ätiologisch nicht fassbare, typische Neuralgie des N. laryngeus cranialis akquiriert hat, und damit die Diagnose auf die primäre …

    DOI 医中誌

  • 猫喉頭の神経分布に関する組織学的研究

    畠山 俊策 Archivum histologicum japonicum 19 (3), 369-389, 1960

    The r. internus of the n. laryngeus superior comiug into the cat's larynx runs through the canal found in the lateral mid-part of the thyroid cartilage and then divides into the ascending and the …

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 嚥下障害患者に対する干渉電流型低周波治療器の 嚥下機能に関わる反射の改善効果

    青木 健太

    ...IFC がターゲットとする上喉頭神経内枝は舌根や喉頭蓋、喉頭粘膜の感覚機能を司っており、過去の報告から、本研究で有意な改善を認めた咽頭反射と咳嗽反射は閾値の設定に差はあるものの様々な原因で相関して動いているといわれている。IFC 刺激が咽頭反射への感覚向上に関与した可能性が高いと考えられる。一方で、嚥下機能評価にて、刺激群はすべての項目で有意な改善を認めた。...

    機関リポジトリ

  • 1 / 1
ページトップへ